JP2017183095A - 固定補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】保持具による発光装置の保持を良好に実現することができる技術を提供する。【解決手段】固定補助具は、発光装置に当接する少なくとも1つの第1当接部と、保持具に当接する少なくとも1つの第2当接部と、上記少なくとも1つの第1当接部と上記少なくとも1つの第2当接部とを連接する少なくとも1つの連接部と、を備える。当該固定補助具は、該固定補助具を用いて上記発光装置を上記保持具に保持される状態としたときに、上記少なくとも1つの第1当接部の上記発光装置の中心軸からの距離と、該第1当接部に上記少なくとも1つの連接部を介して連接された上記少なくとも1つの第2当接部の上記中心軸からの距離と、の差が変化するように弾性変形可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、蛍光管などの発光装置を所定の位置に保持する技術に関する。
蛍光管などの発光装置を所定の位置に取り付けるための機構として、特許文献1に記載されるように、蛍光管の周囲を覆う筒状のジャケットをクリップなどの保持具で保持する機構が用いられている。ジャケットを保持する保持具は、予め支持する対象となるジャケットの直径が設定されており、その設定された範囲のジャケットを保持できる。また、蛍光管の周囲を直接保持する保持具も従来用いられているが、そのような保持具においても、保持する対象となる蛍光管の直径は予め設定されている。
特開平09−269188号公報
近年、発光装置の構造の変化に伴うジャケットの不要化や、小径化された発光装置の使用の拡大が進んでいる。そのため、発光装置の設置位置に既に備えられた保持具に小径化された発光装置を取り付けようとすると、発光装置を適当に支持できないという問題があった。
本発明の目的は、保持具による発光装置の保持を良好に実現することができる技術を提案することである。
本開示の一態様は、柱状の発光装置と、該発光装置の外周を保持する保持具と、の間に配置される固定補助具である。固定補助具は、上記発光装置に当接する少なくとも1つの第1当接部と、上記保持具に当接する少なくとも1つの第2当接部と、上記少なくとも1つの第1当接部と上記少なくとも1つの第2当接部とを連接する少なくとも1つの連接部と、を備える。
そして当該固定補助具は、該固定補助具を用いて上記発光装置を上記保持具に保持される状態としたときに、上記少なくとも1つの第1当接部の上記発光装置の中心軸からの距離と、該第1当接部に上記少なくとも1つの連接部を介して連接された上記少なくとも1つの第2当接部の上記中心軸からの距離と、の差が変化するように弾性変形可能に構成されている。
このような固定補助具であれば、保持具が適切に保持できる大きさと比較して、実際に保持させようとする発光装置やそのジャケットの大きさが小さい場合であっても、それらの大きさの差により生じる間隙を埋めて、適切に保持具に発光装置を保持させることができる。なお上述した大きさとは、発光装置の長さ方向と直交する方向の大きさであって、外観が円柱形の発光装置のように断面が円形である場合は、その円の直径が該当する。
上述した固定補助具は、上記少なくとも1つの第1当接部及び少なくとも1つの上記第2当接部をそれぞれ2つ以上備えており、上記2つ以上の第1当接部及び上記2つ以上の第2当接部が交互に並び全体として環状体を形成するように配置されていてもよい。
このような固定補助具であれば、固定補助具が環状体であるため、発光装置を固定補助具に挿入することで固定補助具を発光装置に取り付けることができる。その場合、固定補助具を発光装置から脱落してしまうことが抑制できる。
また上述した固定補助具において、上記少なくとも1つの連接部は、弾性変形可能な薄板状の部材であり、該連接部が弾性変形することにより、上記少なくとも1つの第1当接部の上記発光装置の中心軸からの距離と、該第1当接部に上記少なくとも1つの連接部を介して連接された上記少なくとも1つの第2当接部の上記中心軸からの距離と、の差が変化するように構成されていてもよい。
このような固定補助具であれば、連接部が弾性変形することによって第1当接部と第2当接部の中心軸からの距離の差を変化させることができる。
また上述した固定補助具において、上記少なくとも1つの第1当接部と、上記少なくとも1つの第2当接部と、は板状の部材であって、上記少なくとも1つの連接部は、上記少なくとも1つの第1当接部と上記少なくとも1つの第2当接部とが対向する位置関係となるように上記少なくとも1つの第1当接部と上記少なくとも1つの第2当接部とを連接するように構成されていてもよい。
このように構成された固定補助具では、弾性変形することによって対向する第1当接部と第2当接部の間の距離が変化することとなるため、保持具と発光装置との間隙を埋めて保持具に発光装置を良好に保持させることができる。
また上述した固定補助具において、上記少なくとも1つの第2当接部には、上記保持具に係止して、上記発光装置の長さ方向の少なくとも一方に対する当該固定補助具の上記保持具に対する移動を抑制する係止片が設けられていてもよい。
このように構成された固定補助具であれば、上述した係止片によって、保持具から脱落してしまうことを抑制することができる。
図1Aは第1実施形態の固定補助具の正面図であり、図1Bは上記固定補助具の平面図であり、図1Cは上記固定補助具の底面図であり、図1Dは上記固定補助具の背面図であり、図1Eは図1CのIE−IE断面図である。 図2Aは第1実施形態の固定補助具を用いて発光装置を保持具に取り付けた状態を示す斜視図であり、図2Bは発光装置の中心軸と平行な平面による断面図である。 保持具を示す斜視図である。 第1実施形態の固定補助具と、発光装置と、保持具と、の大きさを比較する図である。 第1実施形態の固定補助具を用いて発光装置を保持具に取り付けた状態を説明する図である。 図6Aは第2実施形態の固定補助具の正面図であり、図6Bは上記固定補助具の左側面図であり、図6Cは上記固定補助具の右側面図であり、図6Dは上記固定補助具の平面図であり、図6Eは上記固定補助具の底面図であり、図6Fは上記固定補助具の背面図であり、図6Gは上記固定補助具の斜視図である。 図7Aは第2実施形態の固定補助具が中心軸側に縮んだ状態の正面図であり、図7Bは上記固定補助具の左側面図であり、図7Cは上記固定補助具の右側面図であり、図7Dは上記固定補助具の平面図であり、図7Eは上記固定補助具の底面図であり、図7Fは上記固定補助具の背面図であり、図7Gは上記固定補助具の斜視図である。 図8Aは第2実施形態の固定補助具を用いて発光装置を保持具に取り付けた状態を示す斜視図であり、図8Bは発光装置の中心軸と平行な平面による断面図である。 図9Aは第2実施形態の固定補助具を発光装置に取り付けた状態を説明する図であり、図9Bは第2実施形態の固定補助具を用いて発光装置を保持具に取り付けた状態を説明する図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.発光装置の取付構造全体の概要]
図1A〜図1Eに示す固定補助具1は、図2A、図2Bに示すような柱状の発光装置3と、該発光装置3の外周を保持する図3に示す保持具5と、の間に配置されて用いられ、発光装置3の保持具5に対する固定を補助するものである。
発光装置3は、光を放出する筐体部分の外観が柱状であればよく、実質的には筐体が管状であってもよい。つまり発光素子や発光機構自体はどのような形状及び構成であってもよい。発光装置3の具体的な例としては、蛍光管やLED照明装置が挙げられる。また図2A、図2Bでは筐体が直線的な柱状である発光装置3を例示しているが、発光装置3は直線的な形状に限定されず、例えば環状であってもよい。
保持具5は、図3に示すように、発光装置3の筐体の外径よりも大きい内径を有する一部が開口5aとして開いた環状の部材である。図3では省略しているが、保持具5は他の設備や装置、壁面などに固定して用いられ、発光装置3をそれらの設備等に取り付けることを可能とするものである。
保持具5は弾性変形可能であり、開口5aを大きく広げた状態で発光装置3を内部に挿入する。以下の説明において、保持具5に発光装置3を保持される状態とすることを、発光装置3を保持具に取り付ける、とも記載する。
本実施形態の保持具5は、その内部の空間が発光装置3の筐体の断面を含みうる大きさ、言い換えると、固定補助具1を用いず保持具5に発光装置3のみを取り付けた場合には隙間が生じる大きさに形成されている。なお、保持具5は上記構成に限定されず、少なくとも弾性変形により開口5aを広げたときに発光装置3が挿入可能であればよい。
[1−2.固定補助具の構成]
固定補助具1は、3つの第1当接部11と、3つの第2当接部13と、6つの連接部15と、を備えており、第1当接部11と第2当接部13が連接部15を介して交互に並び、全体として環状体を形成するように配置されている。以下の説明において、環状体とは、この固定補助具1の全体の形状を意味する。3つの第1当接部11は同じ形状であるため、以下では1つの第1当接部11について説明する。第2当接部13についても同様である。
第1当接部11は、発光装置3に当接する部分である。第1当接部11は、環状体の軸を法線とする平面による断面形状が円弧状である板状の部材であって、その内側面は、発光装置3の筐体部分の表面形状に合わせた曲面となっている。環状体の軸は、発光装置3の軸と同じ方向に伸びる軸であり、本実施形態において、それらは同じ位置に存在する。
第1当接部11には、環状体の軸方向の一方の端部に、環状体の中心から離れる方向、即ち外方向に突出する第1係止片21が形成されている。
なお図4に示されるように、固定補助具1に荷重が加えられない状態において、3つの第1当接部11は、発光装置3の外周面に沿った位置となるように構成されている。
第2当接部13は、保持具5に当接する部分である。第2当接部13は、環状体の軸を法線とする平面による断面形状が円弧状である板状の部材であって、その外側面は、保持具5の内側面の形状に合わせた曲面となっている。第2当接部13には、上述した軸方向の他方の端部に、環状体の中心から離れる方向に突出する第2係止片23が形成されている。つまり、第1係止片21と第2係止片23とは軸方向の反対側の端部に形成されている。
なお図4に示されるように、固定補助具1に荷重が加えられない状態において、3つの第2当接部13は、保持具5の内部には収まらず干渉する位置となるように構成されている。
また図4に示されるように、第1当接部11が相対的に環状体の中央に近い位置に配置され、第2当接部13が環状体の中央から離れた位置に配置される。
また図1Eなどに示されるように、第1係止片21の第1当接部11からの突出量のほうが、第2係止片23の第2当接部13からの突出量よりも大きい。
連接部15は、第1当接部11と第2当接部13とを連接する部分であって、弾性変形可能な薄板状の部材である。連接部15の環状体の軸と直交する平面の断面は、図1B、図1Cに示されるように、L字型になっている。より具体的には、第1当接部11の端部から第1当接部11に沿って拡がる部分と、第2当接部13の端部から第2当接部13と直交する方向に拡がる部分と、が略直角に交わっている。
[1−3.発光装置の取り付け]
図2Aに示すように、固定補助具1は、発光装置3と、保持具5と、の間に配置される。取り付けの手順は特に制限されないが、例えば、発光装置3の外側に固定補助具1を取り付け、その状態で保持具5の開口5aを開いて内部に差し込むことで取り付けることができる。
図2Bに示すように、発光装置3を保持具5に取り付けた状態において、第1当接部11は発光装置3に接触しており、第2当接部13は保持具5に接触している。また第1係止片21及び第2係止片23はいずれも保持具5の側面に係止している。第1係止片21と第2係止片23は、いずれも固定補助具1の保持具5に対する移動を抑制するが、移動を抑制する方向は互いに反対方向である。よって、固定補助具1は保持具5に対する移動が抑制される。
なお発光装置3の内部の具体的な形状については、図示を省略している。
発光装置3の中心軸の法線方向に関して、第1当接部11は、中心軸に向かって発光装置3に当接する一方、保持具5には当接せず、また、第2当接部13は、中心軸から離れる方向に向かって保持具5に当接する一方、発光装置3には当接しない。
次に、固定補助具1の第1当接部11と第2当接部13の位置の変化を説明する。図5に示されるように、保持具5の内部に固定補助具1が挿入された場合には、第2当接部13が保持具5の内側面に接触し、環状体の軸側、つまり発光装置3の中心軸側に押圧される。その荷重は連接部15を介して第1当接部11にも伝わるが、第1当接部11は発光装置3の外周面と当接するため、発光装置3の外周面よりも中心軸側に移動することはない。つまり、中心軸から第1当接部11までの距離L1は発光装置3の取り付け前後で大きく変化しない。
ここで、連接部15は弾性変形可能であるため、保持具5から受ける荷重によって連接部15が弾性変形し、第2当接部13が中心軸側に移動する。つまり、中心軸から第2当接部13までの距離L2は発光装置3の取り付け前後で相対的に大きく縮小する。
即ち、固定補助具1を用いて発光装置3を保持具5に保持される状態としたときには、連接部15が弾性変形することにより、第1当接部11の発光装置3の中心軸からの距離と、その第1当接部11に連接部15を介して連接された第2当接部13の中心軸からの距離と、の差が変化する。
[1−4.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)固定補助具1を発光装置3の外周に取り付けると、第1当接部11が発光装置3の外周面に沿った位置となり、第2当接部13は発光装置3の外周面から離れた位置となる。そしてその固定補助具1を取り付けた発光装置3を保持具5に取り付けると、第2当接部13が保持具5の内周面に接触する。このとき、第1当接部11と第2当接部13の中心軸からの距離が変化することから、第2当接部13と保持具5が良好に接触し、その結果、保持具5に発光装置3を良好に保持させることができる。
(1b)固定補助具1は環状体であるため、固定補助具1を発光装置3に取り付けたときに3から脱落しにくい。よって、発光装置3を保持具5に差し込む操作を簡便なものとすることができる。
(1c)固定補助具1では第1当接部11と第2当接部13とが交互に分散して配置されているため、発光装置3の偏りを抑制し、発光装置3の中心軸を保持具5の中央に配置することができる。
(1d)固定補助具1は、第1係止片21と第2係止片23とにより、保持具5から脱落してしまうことを抑制することができる。第1当接部11は第2当接部13よりも保持具5から距離が離れているが、第1係止片21が第2係止片23よりも突出量が大きく構成されているため、保持具5にしっかりと係止することができる。
[1−5.変形例]
第1当接部11及び第2当接部13は、いずれも少なくとも1つ設けられていればよく、その数は特に限定されない。また、第1当接部11及び第2当接部13は交互に設けられていなくともよい。なお、第1当接部11及び第2当接部13が2つ以上設けられていることで、上述した(1c)の効果を十分に奏することができる。
また、第1当接部11及び第2当接部13は曲面形状でなくともよい。例えば発光装置3や保持具5と当接する部分が平面形状であってもよいし、荷重が加えられたときに変形して発光装置3や保持具5の表面形状に適合するように構成されていてもよい。
固定補助具1は環状形状でなくともよく、また、一部が開いた環状形状であってもよい。少なくとも、発光装置3の周囲に沿って配置できるように構成されていればよい。
また、固定補助具1の3つの第1当接部11は、発光装置3の外周面に沿った位置となる構成を例示したが、3つの第1当接部11が上記実施形態よりも互いに接近している構成や、互いに離れている構成であってもよい。前者の構成の場合は、環状体に発光装置3を挿入するときに第1当接部11同士の間隔が開くように弾性変形する。また後者の構成の場合は、保持具5に発光装置3を取り付けると保持具5により第2当接部13が軸側に押圧され、それにより第1当接部11も軸側に移動し、発光装置3と当接する。
[2.第2実施形態]
第2実施形態の固定補助具51は、第1実施形態の固定補助具1と同様に、発光装置3及び保持具5に対して使用することができる。
[2−1.固定補助具の構成]
固定補助具51は、図6A〜図6Gに示されるように、3つの第1部品55と、2つの第2部品57と、が交互に配置されて、全体として、一部が開放された環状体の形状を為すものである。
第1部品55は、環状体の内側に位置する内側壁61と、環状体の外側に位置する外側壁62と、内側壁61と外側壁62とが対向する位置関係となるように内側壁61と外側壁62とを連接する屈曲部63と、を備える。なお内側壁61が第1当接部に相当し、外側壁62が第2当接部に相当し、屈曲部63が連接部に相当する。
第2部品57は、環状体の内側に位置する内側壁65と、環状体の外側に位置する外側壁66と、内側壁65と外側壁66とが対向する位置関係となるように内側壁65と外側壁66とを連接する屈曲部67と、を備える。なお内側壁65が第1当接部に相当し、外側壁66が第2当接部に相当し、屈曲部67が連接部に相当する。
なお第1部品55と第2部品57は、環状体の軸方向に関して対称形であるため、代表して第1部品55について説明する。
内側壁61は、発光装置3に当接する部分であって、発光装置3の筐体部分の表面形状に合わせた曲面を有する板状の部材である。内側壁61は、環状体の軸方向の一方の端部において、屈曲部63を介して外側壁62と連接している。第1部品55は折り曲げた板のような形状となっており、板バネのように、内側壁61と外側壁62との距離が変化するように弾性変形する。また上述した一方の端部における周方向の端部には、隣接する57の内側壁65と連接するための薄板状の接続部69が設けられている。上述したように第1部品55と第2部品57は環状体の軸方向に関して対称形であるため、接続部69は軸方向に沿って長さを有するものとなる。
外側壁62は、保持具5に当接する部分であって、保持具5の内側壁面の形状に合わせた曲面を有する板状の部材である。外側壁62は、上述した軸方向の他方の端部に、環状体の中心軸から離れる方向に突出する係止片71が形成されている。外側壁66も同様に、係止片73が形成されている。
固定補助具51は、その環状体の外周から中心方向に向かって荷重を受けると、図7A〜図7Gに示されるように、第1部品55と第2部品57との距離が縮まり、環状体の内部の空間が縮小する。なお図示しないが、第1部品55と第2部品57との距離を広げることも可能であり、その場合は環状体の内部の空間が拡大する。
[2−2.発光装置の取り付け]
図8Aに示すように、固定補助具51は、発光装置3と、保持具5と、の間に配置される。取り付けの手順は特に制限されないが、例えば、発光装置3の外側に固定補助具51を取り付け、その状態で保持具5の開口を開いて内部に差し込むことができる。
図8Bに示すように、発光装置3を保持具5に取り付けた状態において、内側壁61は発光装置3に接触しており、外側壁62は保持具5に接触している。図示しないが、内側壁65及び外側壁66も同様である。また係止片71及び係止片73は保持具5の側面に互いに反対側から係止しているため、固定補助具1は保持具5に対する移動が抑制される。
なお、発光装置3の中心軸の法線方向に関して、内側壁61及び内側壁65は発光装置3の中心軸に向かって発光装置3に当接する一方、保持具5には当接せず、また、外側壁62及び外側壁66は発光装置3の中心軸から離れる方向に向かって保持具5に当接する一方、発光装置3には当接しない。
次に、固定補助具51の第1部品55の形状変化を説明する。図9Aに示されるように、発光装置3の外周に第1部品55が取り付けられたとき、内側壁61が発光装置3に当接する。図9Bに示されるように、保持具5の内部に固定補助具51が挿入された場合には、外側壁62が保持具5の内側面に接触し、環状体の軸側、つまり発光装置3の中心軸側に押圧される。内側壁61と外側壁62の間の距離は弾性変形により変化するため、外側壁62が発光装置3に接近するように弾性変形する。
即ち、固定補助具51を用いて発光装置3を保持具5に取り付けたときには、第1部品55及び第2部品57が弾性変形することにより、内側壁61及び内側壁65の発光装置3の中心軸からの距離と、その内側壁61及び内側壁65に屈曲部63又は屈曲部67を介して連接された外側壁62及び外側壁66の中心軸からの距離と、の差が変化する。
[2−3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(2a)固定補助具51を発光装置3の外周に取り付けると、発光装置3の外周面に内側壁61及び内側壁65が当接し、外側壁62及び外側壁66は発光装置3の外周面から離れた位置となる。そしてその固定補助具51を取り付けた発光装置3を保持具5に挿入すると、外側壁62及び外側壁66が保持具5の内周面に接触する。このとき、内側壁61と外側壁62、及び、内側壁65と及び外側壁66が弾性変形することで、中心軸から各内側壁までの距離と中心軸から各外側壁までの距離との差が変化することから、外側壁62及び外側壁66と保持具5が良好に接触し、その結果、保持具5に発光装置3を良好に保持させることができる。
(2b)固定補助具51は一部が開いた環状体であるため、発光装置3を保持具5に取り付ける際に予め発光装置3に通しておく必要がない。よって、発光装置3の長さが大きい場合や発光装置3が環状体である場合に都合がよい。
(2c)固定補助具51は、係止片71と係止片73により、保持具5から脱落してしまうことを抑制することができる。
[2−4.変形例]
第1部品55及び第2部品57の数は特に限定されない。但し少なくともそれぞれ1つ以上有することで、係止片71及び係止片73により保持具5に対して軸方向の両側への脱落を抑制することができる。
また上記実施形態では、内側壁61と外側壁62、及び内側壁65と外側壁66は、それぞれ対向するように配置される構成を例示した。上記実施形態にて示したように、ここでいう対向とは、それらの向かい合う主たる面同士が完全に平行であるものに限定されず、主たる面同士が角度を有していてもよい。また、発光装置3と保持具5の間に配置された状態で、上記角度が小さくなり、主たる面同士が平行に近づくように構成されていてもよい。
また固定補助具51のうち、内側壁61及び内側壁65は、接続部69を介して分離されておらず、一体として形成されていてもよい。つまり、上記実施形態では合計5つの内側壁61及び内側壁65にて発光装置3と当接する構成を例示したが、それらの一部又は全部が接続部69により分離されずに一体である構成であってもよい。また外側壁62及び外側壁66も同様に、それらの一部又は全部が接続部69により分離されずに一体である構成であってもよい。
[3.その他の実施形態]
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
(3a)固定補助具は、複数の部材で形成されていてもよい。例えば発光装置3と当接する第1当接部及び保持具5と当接する第2当接部に相対的に弾性の低い部材を用い、第1当接部と第2当接部とをスプリングやエラストマーを用いて連接するように構成されていてもよい。
(3b)第1実施形態では複数の第1当接部11及び第2当接部13を有する固定補助具1を例示し、第2実施形態では複数の第1部品55及び第2部品57を有する固定補助具51を例示した。しかしながら、発光装置3及び保持具5に当接する部分の数は特に限定されず、例えばそれぞれ1つであってもよい。
(3c)上記各実施形態では、略環状の保持具5に対して発光装置3を取り付ける構成を例示したが、保持具の形状は、発光装置の外周を保持可能であれば特に限定されない。例えば、保持具は、半割した2つの環状体を有し、ネジ等の固定部材により環状体として固定される構成であってもよい。
(3d)発光装置は、柱状の部材であれば、その外観形状は特に限定されない。但し、発光装置は、長尺状であって、長さ方向に一定の断面形状を有しているもの、特に断面形状が円形であるものであれば、発光装置への固定補助具の取り付けの制限がなく都合がよい。なお、発光装置の断面形状が円形以外である場合、中心軸はその断面における重心の位置とすればよい。
また、発光装置は、周囲を覆うジャケット等の被覆部材を有していてもよい。その場合、発光装置に当接する第1当接部は、被覆部材と当接するように構成されていればよい。
(3e)上記各実施形態では、係止片として、第1係止片21、第2係止片23、係止片71、係止片73を有する構成を例示した。しかしながら、係止片の配置及びその数は特に限定されない。例えば、軸方向のいずれか一方にのみ係止片が設けられていてもよい。また、固定補助具が係止片を有していない構成であってもよい。
(3f)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(3g)上述した固定補助具の他にも、当該固定補助具と、発光装置及び保持具の少なくともいずれか一方と、を含む固定機構、固定方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…固定補助具、3…発光装置、5…保持具、5a…開口、11…第1当接部、13…第2当接部、15…連接部、21…第1係止片、23…第2係止片、51…固定補助具、55…第1部品、57…第2部品、61…内側壁、62…外側壁、63…屈曲部、65…内側壁、66…外側壁、67…屈曲部、69…接続部、71…係止片、73…係止片

Claims (5)

  1. 柱状の発光装置と、該発光装置の外周を保持する保持具と、の間に配置される固定補助具であって、
    前記発光装置に当接する少なくとも1つの第1当接部と、
    前記保持具に当接する少なくとも1つの第2当接部と、
    前記少なくとも1つの第1当接部と前記少なくとも1つの第2当接部とを連接する少なくとも1つの連接部と、を備え、
    当該固定補助具を用いて前記発光装置を前記保持具に保持される状態としたときに、前記少なくとも1つの第1当接部の前記発光装置の中心軸からの距離と、該第1当接部に前記少なくとも1つの連接部を介して連接された前記少なくとも1つの第2当接部の前記中心軸からの距離と、の差が変化するように弾性変形可能に構成されている、固定補助具。
  2. 請求項1に記載の固定補助具であって、
    当該固定補助具は、前記少なくとも1つの第1当接部及び前記少なくとも1つの第2当接部をそれぞれ2つ以上備えており、前記2つ以上の第1当接部及び前記2つ以上の第2当接部が交互に並び全体として環状体を形成するように配置されている、固定補助具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の固定補助具であって、
    前記少なくとも1つの連接部は、弾性変形可能な薄板状の部材であり、該連接部が弾性変形することにより、前記少なくとも1つの第1当接部の前記発光装置の中心軸からの距離と、該第1当接部に前記少なくとも1つの連接部を介して連接された前記少なくとも1つの第2当接部の前記中心軸からの距離と、の差が変化する、固定補助具。
  4. 請求項1に記載の固定補助具であって、
    前記少なくとも1つの第1当接部と、前記少なくとも1つの第2当接部と、は板状の部材であって、
    前記少なくとも1つの連接部は、前記少なくとも1つの第1当接部と前記少なくとも1つの第2当接部とが対向する位置関係となるように前記少なくとも1つの第1当接部と前記少なくとも1つの第2当接部とを連接する、固定補助具。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の固定補助具であって、
    前記少なくとも1つの第2当接部には、前記保持具に係止して、前記発光装置の長さ方向の少なくとも一方に対する当該固定補助具の前記保持具に対する移動を抑制する係止片が設けられている、固定補助具。
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