JP2017182607A - ポイント交換管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ポイントを付与する付与事業者や、ポイント交換で提携している提携事業者に対する興味や関心を高めることを可能にするポイント交換管理システムを提供する。【解決手段】 電力会社に設置されている電力会社側システム1と、ポイント付与事業者と提携している提携事業者に設置されている提携企業側システム2とを備えている。電力会社側システム1は、ポイントを物品やサービスに交換するためのポイント交換メニューと、提携事業者の物品やサービスにポイントを交換するためのコラボレーションメニューとを選択可能に、顧客のコンピュータ3−1に表示し、コンピュータ3−1によりコラボレーションメニューが選択されると、提携企業側システム2に選択結果を通知すると共に、ポイント交換メニューによるポイントの交換と別の提携事業者のコラボレーションメニューへの加入の両方を不可にする。【選択図】 図1
Description
この発明は、物品等を購入した際に与えられるポイントの交換を管理するポイント交換管理システムに関する。
ポイント(点数)は、物品を購入したときやサービスを利用したときに、物品やサービスを提供する事業者から顧客に与えられる。この後、顧客は、集めたポイントを使うことになる。このとき、顧客が事業者側のシステムを利用して、ポイントを交換する場合がある。
こうしたシステムとして、ポイントを与えるポイント付与事業者(ポイントサービス企業)から付与されたポイントを、ポイントサービス企業のサイトで顧客が商品に交換し、また、他の参画企業のポイントに交換することを可能にするものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、ポイントサービス企業から付与されたポイントを、ポイントサービス企業のホームページで商品に交換すること、あるいは他のパートナー企業のポイントに交換することを可能にするシステムもある(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、先に述べた各システムには次の課題がある。顧客がポイントを使う際には、パソコンや専用の端末を操作し、企業のシステムが提供するホームページ(HP)に顧客がアクセスする。この後、顧客は、集めたポイントの一部または全部を商品などに交換する。つまり、従来の各システムによれば、顧客がポイント交換を思い当たったときだけ、ポイントサービス企業やパートナー企業に対するアクセス等を行うだけである。この結果、参画企業やパートナー企業に対する関心や興味、この企業の地元などに対する関心や興味を高めるまでには至っていない。
この発明の目的は、前記の課題を解決し、ポイントを付与する付与事業者や、ポイント交換で提携している提携事業者に対する興味や関心を高めることを可能にするポイント交換管理システムを提供することにある。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、顧客にポイントを与えるポイント付与事業者に設置されている第1のシステムと、ポイント付与事業者とポイント交換について提携している提携事業者に設置されている第2のシステムと、を備え、前記第1のシステムは、ポイントを物品およびサービスの少なくとも一方に交換するためのポイント交換メニューと、前記提携事業者が提供する物品およびサービスの少なくとも一方にポイントを交換するためのコラボレーションメニューとを選択可能に顧客側パソコンに表示し、前記顧客側パソコンにより前記コラボレーションメニューが選択されると、前記第2のシステムに選択結果を通知すると共に、前記ポイント交換メニューによるポイントの交換および別の提携事業者のコラボレーションメニューへの加入の両方を不可にする、ことを特徴とするポイント交換管理システムである。
請求項1の発明は、第1のシステムと第2のシステムとを備えている。第1のシステムは、顧客にポイントを与えるポイント付与事業者に設置されている。第2のシステムは、ポイント付与事業者とポイント交換について提携している提携事業者に設置されている。そして、第1のシステムは、ポイントを物品およびサービスの少なくとも一方に交換するためのポイント交換メニューと、提携事業者が提供する物品およびサービスの少なくとも一方にポイントを交換するためのコラボレーションメニューとを選択可能に顧客側パソコンに表示する。この後、顧客側パソコンによりコラボレーションメニューが選択されると、第2のシステムに選択結果を通知すると共に、ポイント交換メニューによるポイントの交換および別の提携事業者のコラボレーションメニューへの加入の両方を不可にする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のポイント交換管理システムにおいて、前記第1のシステムは、前記コラボレーションメニューが選択された後から所定期間、前記ポイント交換メニューによるポイントの交換および別のコラボレーションメニューへの加入の両方を不可にする、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のポイント交換管理システムにおいて、前記第2のシステムは、前記第1のシステムから、前記コラボレーションメニューの選択の通知を受けた後で、ポイント交換についての通知を受け取ると、この交換されるポイントに対応する特典を前記顧客に付与する、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、提携事業者のコラボレーションメニューが選択されると、通常のポイント交換メニューによるポイントの交換と、別の提携事業者のコラボレーションメニューへの加入とを不可にする。この結果、顧客は、例えば貯まったポイントを調べる場合やポイントを商品に交換する場合には、選択した提携事業者のコラボレーションメニューを必ず利用することになるので、この提携事業者に対する興味や関心を高めることを可能にする。
請求項2の発明によれば、所定期間が過ぎれば、ポイント交換メニューによるポイントの交換と、別の提携事業者のコラボレーションメニューへの加入とを可能にする。
請求項3の発明によれば、コラボレーションメニューが選択された後で、ポイント交換についての通知を受け取ると、交換されるポイントに対して特典が顧客に付与される。この結果、提携事業者のコラボレーションメニューが選択される可能性を高くすることが可能である。
次に、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。この実施の形態では、ポイント付与事業者が電力会社である場合を例として説明する。つまり、電気の供給を受ける顧客である需要家に対して、使用電力量や電気料金に応じて電力会社がポイントを付与するが、この実施の形態では電気料金に応じてポイントを付与する場合を例としている。この実施の形態によるポイント交換管理システムを図1に示す。このポイント交換管理システムは、電力会社側システム1と、提携企業側システム2とで構成され、需要家側コンピュータ3−1〜3−Nによって利用される。各システム1、2と、コンピュータ3−1〜3−NとはインターネットNWで互いに通信可能に接続されている。
電力会社側システム1は、電力会社に設置されて、各種のデータの管理やポイントの付与等を行う。このために、電力会社側システム1は、図2に示すように、管理サーバ11、データベースサーバ(DBサーバ)12、Webサーバ13、端末14および通信インターフェース(通信IF)15とを備えている。
端末14は、電力会社の担当者によって操作されるコンピュータである。この操作によって、例えば新規の需要家に関する情報が入力される。通信インターフェース15は、Webサーバ13とインターネットNWとを安全に接続するためのものである。
データベースサーバ12は、電力会社に関する各種の情報を記憶している。具体的には、データベースサーバ12は、電力会社から電気の供給を受けている需要家の中で、Webサービスを利用している需要家の一覧を需要家情報に記憶している。Webサービスは、インターネットを利用して各種の手続等を行うサービスである。Webサービスを利用している需要家情報の一例を図3に示す。この需要家情報には、需要家を電力会社側で識別して管理するための識別情報と、この識別情報に対応する需要家の氏名とが記録されている。また、需要家情報には、電力会社のホームページからログインするための、需要家のID(IDentification)とパスワードとが記録されている。また、需要家情報には、需要家の住所等が記録されている。さらに、需要家情報には、需要家によって選択されたコラボレーションメニューと、その申込み日とが記録されている。コラボレーションメニューについては後述する。こうした情報は、各需要家について需要家情報に記録されている。
また、データベースサーバ12は、Webサービスを利用している需要家が使用した電力量を、使用電力量情報に記憶している。この使用電力量情報の一例を図4に示す。この使用電力量情報には、需要家が使用した使用電力量と、その電気料金とが各月毎に記録されている。図4の使用電力量情報では、1年分の使用電力量が記録されている。データベースサーバ12は、管理サーバ11から当月の使用電力量や電気料金を受け取ると、これらを使用電力量情報に反映して使用電力量情報を更新する。
また、データベースサーバ12は、Webサービスを利用している需要家に付与されたポイントに関連するポイント情報を記憶している。このポイント情報の一例を図5に示す。このポイント情報は需要家のID毎に記録されている。例えば、需要家が複数の契約を行っている場合でも、その需要家のIDによって複数契約分のポイントを一括して管理する。図5のポイント情報には、需要家のIDに応じて、需要家の氏名、各月毎の電気料金、この料金に付与されたポイント、累積したポイントが記録されている。データベースサーバ12は、当月の使用電力量情報を更新する際に、管理サーバ11から当月の電気料金に応じたポイントを受け取ると、これらをポイント情報に反映してポイント情報を更新する。
さらに、データベースサーバ12は、需要家のポイント履歴を記憶している。このポイント履歴の一例を図6に示す。このポイント履歴には、需要家のIDおよび氏名に応じて、ポイントに変化が発生した日付、発生の内容、ポイントの取得や利用等が記録されている。さらに、ポイント履歴には、変化したポイントや合計のポイントが記録されている。
Webサーバ13は、電力会社に関係する各種の画面をコンピュータ3−1〜3−Nに表示するようにする。その中の1つに、ポイントサービスに関する画面がある。ポイントサービスを利用するために、Webサーバ13はログインページを表示する。以下では、需要家のコンピュータ3−1〜3−Nに表示するページについて述べている。Webサーバ13が表示するログインページの一例を図7に示す。ログインページには、IDの入力欄A1とパスワードの入力欄A2とがある。ログインページの入力欄A1にIDが入力され、入力欄A2にパスワードが入力され、さらに、ログインページのボタンB1がクリックされると、Webサーバ13は、問合せ通知を管理サーバ11に送信する。このとき、Webサーバ13は、問合せ通知に対して、ログインページに入力されたIDとパスワードを付加する。
この後、Webサーバ13は管理サーバ11から検証結果を受け取る。そして、検証結果が適正であると、Webサーバ13はマイページを表示する。Webサーバ13が表示するマイページの一例を図8に示す。このマイページにより、Webサーバ13は当月の電気料金や現在のポイントなどを表示する。マイページのボタンB11がクリックされると、Webサーバ13は紹介ページを表示する。Webサーバ13が表示する紹介ページの一例を図9に示す。Webサーバ13は、この紹介ページにより、電力会社が提供するポイント交換サービスとコラボレーションメニューとについて表示する。
Webサーバ13は、マイページのポイント交換サービスでは、ポイントの貯め方や使い方について表示している。Webサーバ13は、例えばポイントの使い方では、ポイントで交換ができる地元企業の商品メニューなどを、ポイント交換メニューとして表示している。需要家がこれらを見る場合には、ボタンB21やボタンB22が操作される。さらに、コラボレーションメニューについては、Webサーバ13はサービス開始を表示している。そして、ボタンB23がクリックされると、Webサーバ13は、コラボレーションメニュー紹介ページを表示する。Webサーバ13が表示するコラボレーションメニュー紹介ページの一例を図10に示す。Webサーバ13は、コラボレーションメニュー紹介ページでは、提携企業のコラボレーションメニューについて詳しい説明を表示している。
ここで、コラボレーションメニューとポイント交換メニューとについて説明する。ポイント交換メニューは、需要家の電気料金や使用電力量などに応じて貯まったポイントについて、例えばポイントで交換できる商品やサービスを表すものである。ポイント交換メニューには、地元企業が生産・加工した食品や、地元企業の商品券、生活雑貨などへの交換がある。そして、ポイント交換メニューで地元企業の商品を需要家に試してもらい、需要家が気に入った場合には、商品の販売ページから購入できるようにして、地元企業の活性化を図る。また、ポイント交換メニューには、例えば電力会社の営業地域で活動する公共団体などへの寄付がある。
一方、コラボレーションメニューは、電力会社が提携した企業が提供する商品やサービスを表すものである。コラボレーションメニューの提携企業は、例えばスーパーマーケット、銀行、家電販売会社など各種類ある。需要家は、その中から、1つの提携企業のコラボレーションメニューだけを選択可能である。選択したコラボレーションメニューは、所定期間、例えば1年間有効となり、その期間中は他のコラボレーションメニューを選択することはできず、通常のポイント交換メニューに変更することもできない。
こうしたコラボレーションメニューでは、追加特典が与えられる。例えば、ポイントや品物などの追加特典が付与される。付与される特典は、例えばスーパーマーケットでは、ポイントを電子マネーや商品券に交換することができる。銀行では、銀行独自のポイントへの交換の他に、ポイント交換時に増量ポイントが銀行から付与される。
こうしたコラボレーションメニュー紹介ページの表示を見た需要家により、ポイント交換先の企業のボタンB31やボタン32がクリックされると、Webサーバ13は、該当する企業のコラボレーションメニューの申し込みをするための申込みページを表示する。Webサーバ13が表示する申込みページの一例を図11に示す。Webサーバ13は、この申込みページで、コラボレーションメニューの確認内容などを表示する。ボタンB41がクリックされると、Webサーバ13は、需要家のID、パスワード、コラボレーションメニューの名称などが付加された申込み通知を管理サーバ11に送る。この後、Webサーバ13は、管理サーバ11から申込み終了通知を受け取ると、申込みが終了したことを申込みページに表示する。
申込みが終了した後、ログインページのログインボタンB1がクリックされると、Webサーバ13は、問合せ通知を管理サーバ11に送信する。この後、Webサーバ13は管理サーバ11から検証結果を受け取る。そして、検証結果が適正であり、コラボレーションメニューの加入があり、かつ、申込み日から所定の期間内であると、Webサーバ13は、
a.別のコラボレーションメニューへの変更の手続
b.ポイントサービスによるポイント交換のための手続
の両方を不可にする。
a.別のコラボレーションメニューへの変更の手続
b.ポイントサービスによるポイント交換のための手続
の両方を不可にする。
例えば、申し込みが終了した後、需要家がポイントサービスを利用する場合、Webサーバ13は、ポイント交換トップページを表示する。このポイント交換トップページの一例を図12に示す。Webサーバ13は、ポイント交換トップページで現在のポイントなどを表示する。また、Webサーバ13は、ポイント交換トップページの中で、履歴確認用のボタンB51を表示する。さらに、Webサーバ13は、ポイント交換トップページの中で、ポイントを貯めるための情報、ポイントを使うための情報や、コラボレーションメニューについての情報を見るためのボタンB52、B53、B54を表示する。
例えば、ポイントを使うためのボタンB53がクリックされると、Webサーバ13は、カテゴリー一覧ページを表示する。このカテゴリー一覧ページの一例を図13に示す。Webサーバ13は、ポイントで交換できる商品についてのカテゴリーの一覧を表示し、商品のカテゴリーを詳しく見るためのボタンB61〜B62を表示する。これらのボタンB61〜B62の中の1つがクリックされると、Webサーバ13は、該当する商品のカテゴリーを商品一覧ページで表示する。この商品一覧ページの一例を図14に示す。Webサーバ13は、図14では、選択されたカテゴリーに該当する各商品を表示し、さらに、各商品に関する情報を示し、また、交換するための情報を見るために、ボタンB71〜B72を表示する。ここで、特定のボタンがクリックされると、Webサーバ13は、管理サーバ11から既に受け取っている検証結果を参照する。
この後、Webサーバ13は、検証結果が適正であり、かつ、コラボレーションメニューの加入が無ければ、図示を省略するが、商品交換のための手続のページを順に表示していく。
一方、Webサーバ13は、検証結果が適正であり、かつ、コラボレーションメニューの加入があると、メッセージ表示ページを表示する。このメッセージ表示ページの一例を図15に示す。Webサーバ13は、メッセージ表示ページで、商品の交換ができないことを需要家に知らせる。これにより、商品交換の手続が終了する。そして、Webサーバ13は、ボタンB81が操作されると、例えばポイント交換トップページを再度表示する。
同じように、ポイント交換トップページでボタンB54がクリックされ、需要家が既にコラボレーションメニューに加入している場合、別のコラボレーションメニューへの加入ができないことを需要家に知らせる。これにより、コラボレーションメニューの加入の手続が終了する。
商品の交換やコラボレーションメニューでポイントが使用されると、Webサーバ13は、管理サーバ11に対して、ポイント交換通知を送る。このとき、Webサーバ13は、ポイント交換通知に対して、商品やコラボレーションメニューに交換したポイント数や、需要家のIDなどを付加する。この後、交換終了通知を管理サーバ11から受け取ると、Webサーバ13は、ポイント交換が終了したことを表示し、現在のポイントの表示などを変更する。
管理サーバ11は、電力会社に関する各種の管理を行う。具体的には、管理サーバ11は、端末14やインターネットNWを経て、Webサービスを利用している需要家の電力量計(図示を省略)が示す、当月の使用電力量を受け取ると、この需要家の契約内容に応じた電気料金を算出する。この後、管理サーバ11は、該当する需要家について、データベースサーバ12が記憶している使用電力量情報に対して新たな使用電力量と電気料金とを反映して、使用電力量情報を更新する。
管理サーバ11は、データベースサーバ12の使用電力量情報を更新する際に、電気料金に応じた付与ポイントを算出する。この後、管理サーバ11は、Webサービスを利用している需要家であって該当する需要家について、算出した電気料金と付与ポイントとにより、データベースサーバ12のポイント情報を更新する。
管理サーバ11は、Webサーバ13から問合せ通知を受け取ると、この問合せ通知に付加されているIDとパスワードとを取り出す。この後、管理サーバ11は、IDとパスワードとが適正であるかどうかを、データベースサーバ12の需要家情報を参照して検証する。また、管理サーバ11は、需要家情報を参照してコラボレーションメニューの加入があるかどうか、さらに、申込み日から所定の期間内かどうかを調べる。そして、管理サーバ11は、IDとパスワードとが適正であるかどうかの検証結果を、Webサーバ13に通知する。このとき、コラボレーションメニューの加入があり、かつ、申込み日から所定の期間内であると、管理サーバ11は、検証結果に対してコラボレーションメニュー加入を付加する。
管理サーバ11は、Webサーバ13から申込み通知を受け取ると、申込み通知のIDにより、データベースサーバ12の需要家情報を参照し、該当する需要家の情報を変更する。先の図3に示す需要家情報の場合、管理サーバ11は、該当する需要家について、加入するコラボレーションメニューの名称や申込み日を反映して需要家情報を更新する。この後、管理サーバ11は、登録が終了したこと表す申込み終了通知をWebサーバ13に送る。また、管理サーバ11は、提携企業側システム2に対して、IDや名前などの需要家情報を付加して申込み通知を送り、提携企業に対してコラボレーションメニューの新規加入を知らせる。
管理サーバ11は、Webサーバ13からポイント交換通知を受け取ると、ポイント交換通知に付加されているIDにより、データベースサーバ12の該当する需要家のポイント履歴情報を読み出し、ポイント交換通知に付加されている、交換されたポイント数などを反映して、ポイント履歴情報を更新する。また、コラボレーションメニューにポイントが交換された場合、管理サーバ11は、提携企業側システム2に対してポイント交換通知を送信し、ポイント交換が発生したことを提携企業に知らせる。この後、管理サーバ11は、Webサーバ13に対してポイント交換の終了を表す交換終了通知を送る。
提携企業側システム2は、電力会社のポイントの取り扱いについて提携を行う提携企業に設置されている。提携企業側システム2は、電力会社に設置されている電力会社側システム1と同じような構成である。そして、提携企業側システム2は、電力会社側システム1の管理サーバ11から申込み通知を受信すると、電力会社の需要家情報と同じようにして、あらかじめ作成されている登録者情報に対して、申込み通知に付加されているIDや申込者の氏名などを記録し、登録者情報を更新する。
また、提携企業側システム2は、電力会社側システム1からポイント交換通知を受信すると、ポイント交換通知に付加されているIDにより、登録者情報の中から該当する登録者を読み出し、ポイント交換通知に付加されている、交換されたポイントを反映する。さらに、ポイント交換時に、提携企業側システム2は、提携企業独自の特典を与えて、登録者情報を更新する。また、提携企業が提供する商品やサービスを利用した場合には、登録者情報の中から該当する登録者を読み出し、使用したポイント数を反映して、登録者情報を更新する。提携企業側システム2は、こうした登録者情報の該当する需要家の情報については、電力会社のホームページを経由して、需要家のコンピュータ3−1から参照可能にしている。
以上がポイント交換管理システムの構成である。次に、このポイント交換管理システムの作用について説明する。Webサービスを利用している需要家については、管理サーバ11は、当月の使用電力量を受け取ると、この需要家の電気料金を算出する。この後、管理サーバ11は、データベースサーバ12が記憶している使用電力量情報に対して、新たな使用電力量と電気料金とを反映して、この需要家の使用電力量情報を更新する。
また、管理サーバ11は、データベースサーバ12の使用電力量情報を更新する際に、電気料金に応じた付与ポイントを算出する。この後、管理サーバ11は、Webサービスを利用している需要家であって該当する需要家について、算出した電気料金と付与ポイントとにより、データベースサーバ12のポイント情報を更新する。
需要家がポイントを使う場合には、例えばコンピュータ3−1を操作して、電力会社のログインページからログインする。ログインが終了すると、Webサーバ13は、コンピュータ3−1にマイページを表示する。この後、需要家がコンピュータ3−1を操作して紹介ページに進むと、Webサーバ13はコンピュータ3−1にポイントサービスやコラボレーションメニューの説明を表示する。ポイントサービスによるポイント交換メニューは、一般的なものであり、ポイントを利用して交換することができる商品やサービスの一覧である。コラボレーションメニューに関心のある需要家がコンピュータ3−1を操作し、さらにコラボレーションメニュー紹介ページに進むと、Webサーバ13は電力会社と提携している各提携企業のコラボレーションメニューを表示する。
提携企業のコラボレーションメニューには、提携企業独自の特典も表示され、需要家の関心を引くようにしている。例えば、提携企業がスーパーであれば、交換したポイントに対して割り増しのポイントを付与し、スーパーでより多くの買い物が出来るようにする。
需要家が提携企業のコラボレーションメニューに加入する場合には、Webサーバ13はコンピュータ3−1に申込みページを表示し、需要家が申し込み用のボタンB41をクリックすると、Webサーバ13は、管理サーバ11に対して申込み通知を送る。これにより、管理サーバ11は需要家情報を更新して、需要家の申込みを終了する。さらに、管理サーバ11は、提携企業側システム2に対して申込み通知を送り、提携企業に対してコラボレーションメニューの新規加入を知らせる。
以後、需要家がコンピュータ3−1を使用してログインページからログインすると、Webサーバ13は問合せ通知を管理サーバ11に送る。管理サーバ11は、問合せ通知を受け取ると、IDとパスワードとが適正であるかどうかを、データベースサーバ12の需要家情報を参照して検証する。さらに、管理サーバ11は、需要家情報を参照してコラボレーションメニューの加入があるかどうかを調べる。そして、管理サーバ11は、IDとパスワードとが適正であるかどうかの検証結果を、Webサーバ13に通知する。このとき、コラボレーションメニューの加入があると、管理サーバ11は、検証結果に対してコラボレーションメニュー加入を付加して、Webサーバ13に送る。Webサーバ13は、管理サーバ11から検証結果を受け取り、検証結果が適正であり、コラボレーションメニューの加入があり、かつ、申込み日から所定期間内であると、
a.別のコラボレーションメニューへの変更の手続
b.ポイントサービスによるポイント交換のための手続
の両方を不可する。
a.別のコラボレーションメニューへの変更の手続
b.ポイントサービスによるポイント交換のための手続
の両方を不可する。
これにより、需要家のコンピュータ3−1は、別のコラボレーションメニューへの変更のための手続と、ポイントサービスによるポイント交換のための手続ができない状態で、電力会社のホームページを見ることになる。もちろん、提携企業のホームページについては、こうした制限が無く、需要家はコンピュータ3−1で閲覧することができる。
なお、コラボレーションメニューの加入があり、かつ、解約可能な期間中に、需要家のコンピュータ3−1による解約の手続が無ければ、管理サーバ11は検証結果に対して自動更新手続をしたことを示す自動更新の通知を付加する。これにより、Webサーバ13は、コラボレーションメニューについて自動更新手続が終了していることを表示する。また、解約可能な期間中に需要家のコンピュータ3−1による解約の手続があると、管理サーバ11は検証結果に対して、解約手続をしたことを示す通知を付加する。これにより、Webサーバ13は、コラボレーションメニューの解約手続が終了していることを表示する。
以後、需要家は獲得したポイントを調べる場合や、ポイントをコラボレーションメニューに変換するなどの場合には、電力会社のホームページを閲覧する。また、コラボレーションメニューで変換したポイントを確認する場合や、このポイントを使うなどの場合には、提携企業のホームページを閲覧することになる。
こうして、この実施の形態によれば、提携企業のコラボレーションメニューが選択されると、所定期間、通常のポイント交換の手続と、別の提携企業のコラボレーションメニューの加入の手続との両方を不可にする。つまり、需要家は、ポイントをコラボレーションメニューに交換するときや、コラボレーションメニューに交換したポイントを使うときには、電力会社のホームページや、提携事業者のホームページを見ることになるので、電力会社に対する興味や関心を高めると共に、この提携企業に対する興味や関心を高めることを可能にする。また、この提携企業が地元の特産品などを生産している場合には、地元に関する興味や関心を高めることを可能にする。
(実施の形態2)
この実施の形態では、コラボレーションメニューへのポイント交換を次のようにしている。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。
この実施の形態では、コラボレーションメニューへのポイント交換を次のようにしている。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。
この実施の形態では、管理サーバ11は、データベースサーバ12のポイント情報の中の累積ポイントを、定期的に調べる。このとき、ポイント情報の累積ポイントが、あらかじめ設定されているポイントより多いと、管理サーバ11は、所定ポイントをコラボレーションメニューへのポイント交換とする。なお、所定ポイントを設定する際には、需要家がコンピュータ3−1からWebサーバ13を経て管理サーバ11に送るようにしてもよい。
この後、管理サーバ11は、データベースサーバ12のポイント履歴情報を読み出し、所定ポイントを反映して、ポイント履歴情報を更新する。また、管理サーバ11は、提携企業側システム2に対して、ポイント交換通知を送信する。この後、管理サーバ11は、Webサーバ13に対してポイント交換の終了を表す交換終了通知を送る。例えば、Webサーバ13は、所定ポイントをコラボレーションメニューへのポイント交換としたことをマイページに表示する。
こうして、この実施の形態によれば、コラボレーションメニューへのポイント交換を自動的に行うので、コンピュータを操作する需要家の手間を軽くすることを可能にする。
1 電力会社側システム(第1のシステム)
11 管理サーバ
12 データベースサーバ
13 Webサーバ
14 端末
15 通信インターフェース
2 提携企業側システム(第2のシステム)
3−1〜3−N コンピュータ
11 管理サーバ
12 データベースサーバ
13 Webサーバ
14 端末
15 通信インターフェース
2 提携企業側システム(第2のシステム)
3−1〜3−N コンピュータ
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、使用電力量および電気料金の一方を基に顧客にポイントを与えるポイント付与事業者に設置されている第1のシステムと、前記ポイント付与事業者とポイント交換について提携している提携事業者に設置されている第2のシステムと、を備え、前記第1のシステムと、前記第2のシステムと、前記顧客のコンピュータとはインターネットで互いに通信可能に接続され、前記第1のシステムは、前記顧客の情報を顧客情報として記憶すると共に、前記顧客に付与したポイントの累積を含む情報をポイント情報として記憶し、前記顧客のコンピュータからのログイン後に紹介ページの表示に進むと、前記ポイント情報に記憶されているポイントを、前記ポイント付与事業者が提供する物品およびサービスの少なくとも一方に交換するためのポイント交換メニューと、前記ポイント情報に記憶されているポイントを前記提携事業者が提供する物品およびサービスの少なくとも一方に交換するためのコラボレーションメニューとを選択可能に前記顧客のコンピュータに表示し、前記顧客のコンピュータから前記コラボレーションメニューの申込みがある場合、該提携事業者の第2のシステムにコラボレーションメニューの申込みを通知すると共に、申込みをされた前記コラボレーションメニューと申込み日とを含む情報を前記顧客情報に記憶し、この後、前記第1のシステムは、前記顧客情報に基づき、前記コラボレーションメニューの申込みが既にあり、かつ申込み日から所定期間内である場合、前記顧客のコンピュータから該コラボレーションメニューによるポイント交換の操作があると、該手続のページを前記顧客のコンピュータに表示して該手続を可能にし、別のコラボレーションメニューへの変更および前記ポイント交換メニューによるポイント交換の手続を不可とする、ことを特徴とするポイント交換管理システムである。
請求項1の発明は、第1のシステムと第2のシステムとを備えている。第1のシステムは、顧客にポイントを与えるポイント付与事業者に設置されている。第2のシステムは、ポイント付与事業者とポイント交換について提携している提携事業者に設置されている。そして、第1のシステムは、ポイントを物品およびサービスの少なくとも一方に交換するためのポイント交換メニューと、提携事業者が提供する物品およびサービスの少なくとも一方にポイントを交換するためのコラボレーションメニューとを顧客側のコンピュータに表示する。この後、顧客側のコンピュータによりコラボレーションメニューの申込みがあると、第2のシステムに申込み結果を通知すると共に、ポイント交換メニューによるポイントの交換および別の提携事業者のコラボレーションメニューへの加入の両方を不可にする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のポイント交換管理システムにおいて、前記第1のシステムは、前記顧客のポイント情報を定期的に調べ、あらかじめ設定されているポイントより多いと、所定ポイントを前記コラボレーションメニューへのポイント交換とし、この後、前記提携事業者の第2のシステムにポイント交換を通知する、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のポイント交換管理システムにおいて、前記第2のシステムは、前記第1のシステムから、前記コラボレーションメニューの申込みの通知を受けた後で、ポイント交換についての通知を受け取ると、この交換されるポイントに対応する特典を前記顧客に付与する、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、提携事業者のコラボレーションメニューの申込みがあると、通常のポイント交換メニューによるポイントの交換と、別の提携事業者のコラボレーションメニューへの加入とを不可にする。この結果、顧客は、例えば貯まったポイントを調べる場合やポイントを商品に交換する場合には、申込んだ提携事業者のコラボレーションメニューを必ず利用することになるので、この提携事業者に対する興味や関心を高めることを可能にする。
請求項2の発明によれば、コラボレーションメニューへのポイント交換を自動的に行うので、コンピュータを操作する顧客の手間を軽くすることを可能にする。
請求項3の発明によれば、コラボレーションメニューの申込みの通知を受けた後で、ポイント交換についての通知を受け取ると、交換されるポイントに対して特典が顧客に付与される。この結果、提携事業者のコラボレーションメニューが選択される可能性を高くすることが可能である。
Claims (3)
- 顧客にポイントを与えるポイント付与事業者に設置されている第1のシステムと、
ポイント付与事業者とポイント交換について提携している提携事業者に設置されている第2のシステムと、
を備え、前記第1のシステムは、
ポイントを物品およびサービスの少なくとも一方に交換するためのポイント交換メニューと、前記提携事業者が提供する物品およびサービスの少なくとも一方にポイントを交換するためのコラボレーションメニューとを選択可能に顧客側パソコンに表示し、
前記顧客側パソコンにより前記コラボレーションメニューが選択されると、前記第2のシステムに選択結果を通知すると共に、前記ポイント交換メニューによるポイントの交換および別の提携事業者のコラボレーションメニューへの加入の両方を不可にする、
ことを特徴とするポイント交換管理システム。 - 前記第1のシステムは、前記コラボレーションメニューが選択された後から所定期間、前記ポイント交換メニューによるポイントの交換および別のコラボレーションメニューへの加入の両方を不可にする、
ことを特徴とする請求項1に記載のポイント交換管理システム。 - 前記第2のシステムは、前記第1のシステムから、前記コラボレーションメニューの選択の通知を受けた後で、ポイント交換についての通知を受け取ると、この交換されるポイントに対応する特典を前記顧客に付与する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のポイント交換管理システム。
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