JP2017181834A - 多原色表示装置およびテレビジョン受像機 - Google Patents

多原色表示装置およびテレビジョン受像機 Download PDF

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悠一 吉田
冨沢 一成
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Abstract

【課題】比較的簡単な回路構成で輝度解像度(無彩色の解像度)を向上させ得る多原色表示装置を提供する。
【解決手段】多原色表示装置は、多原色表示パネルと、信号変換回路とを備える。各画素を構成する4つ以上のサブ画素は、第1入力画素に対応付けられる第1サブ画素群S1と、第2入力画素に対応付けられる第2サブ画素群S2とに振り分けられる。信号変換回路は、第1、第2入力画素に対応する入力画像信号を平均化して平均化信号を得る平均化部と、平均化信号を多原色化する多原色化部と、多原色化された平均化信号から複数の色成分を抽出する色成分抽出部と、第1、第2入力画素に対応する入力画像信号から第1、第2の白成分を抽出する白成分抽出部とを有する。信号変換回路は、複数の色成分に対し、第1の白成分と第2の白成分との比を用いた重み付けを行うことによって、多原色画像信号を生成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、多原色表示装置に関する。また、本発明は、多原色表示装置を備えたテレビジョン受像機にも関する。
近年、8Kディスプレイやスマートフォンに代表されるような、高解像度の表示パネル(高精細パネル)が一般的となってきている。また、その一方で、スーパーハイビジョンの規格化により、表示パネルの広色域化(色再現範囲の拡大)が望まれている。
広色域化を実現するための技術の1つとして、表示に用いる原色の数を4つ以上に増やす手法が提案されている。本願明細書では、4つ以上の原色を用いて表示を行う表示装置を「多原色表示装置」と称する。また、三原色を用いて表示を行う従来の一般的な表示装置を「三原色表示装置」と称する。
例えば、特許文献1には、赤、緑、青、黄、シアンを表示する5つのサブ画素によって1つの画素が構成された液晶表示装置や、赤、緑、青、黄、シアン、マゼンタを表示する6つのサブ画素によって1つの画素が構成された液晶表示装置が開示されている。表示装置の色再現範囲は、色度図上では、表示に用いられる原色に対応した点(つまり各原色の色度)を頂点とする多角形によって表わされるので、表示に用いる原色の数を増やすことによって、色再現範囲を広くして物体色(自然界に存在する様々な物体の色)をほぼ網羅することができる。
国際公開第2006/018926号 特許第5044656号公報
しかしながら、多原色表示装置で、三原色表示装置と同等の解像度を有する画像を表示するためには、画面サイズが同一の場合、デバイス構造の細密化が必要となり、生産コストが増加してしまう。これは、多原色表示装置では1画素あたりのサブ画素の数が3から4以上に増加するので、同一画面サイズで同一画素数を実現するためには、三原色表示装置と比べてサブ画素のサイズを小さくしなくてはならないからである。具体的には、表示に用いる原色の数をm(m≧4)とすると、サブ画素のサイズを3/mにしなくてはならない。例えば、6つの原色を用いて表示を行う多原色表示装置では、サブ画素のサイズを1/2(=3/6)にする必要がある。
一方、三原色表示装置用の表示パネルのカラーフィルタを、多原色表示装置用のカラーフィルタに変更することにより、比較的簡単に多原色表示装置を得ることができる。この場合、サブ画素のサイズはそのままであるので、生産コストが大きく増加することはない。ただし、表示解像度は、表示パネルの本来の解像度よりも低下する。例えば、1画素が6つのサブ画素から構成される多原色表示装置では、三原色表示装置における2画素に対応する領域を1画素として用いることになるので、総画素数が1/2となってしまう。勿論、もともとの表示パネルが高精細パネルであれば、このような解像度の低下をある程度感じにくくできるものの、本来の解像度から低下してしまうことには変わりがない。
解像度を向上させる手法として、各サブ画素を1つの画素と見なして駆動する技術(「サブ画素レンダリング」と呼ばれる)も多く提案されてはいるが、ある画素の各サブ画素の輝度(階調レベル)を決定する際に一般的には周辺画素の情報(フィルタ処理の場合、例えば着目している画素の周辺の3×3画素分や5×5画素分の情報)を参照するので、回路が複雑化してしまう。特に、画面を複数の領域に分割してそれぞれ別の回路で駆動する場合には、それらの領域の繋ぎ目(境界)をまたぐような複雑な処理を行う必要があり、回路がいっそう複雑化してしまう。
特許文献2には、多原色化に伴う解像度の低下を抑制する手法として、各画素を構成する複数のサブ画素を、それぞれが白を表示することができる第1のサブセットおよび第2のサブセットに振り分け、それぞれのサブセットを単位とした表示を行う技術が開示されている。しかしながら、この技術は、白表示を前提としており、有彩色の表示(例えば、赤や黄の単色表示)には対応していない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的簡単な回路構成で輝度解像度(無彩色の解像度)を向上させ得る多原色表示装置を提供することにある。
本発明の実施形態による多原色表示装置は、それぞれが4つ以上のサブ画素から構成される複数の画素を有する多原色表示パネルと、三原色に対応した入力画像信号を、4つ以上の原色に対応した多原色画像信号に変換する信号変換回路と、を備えた多原色表示装置であって、前記複数の画素の総数によって規定される表示解像度よりも高い解像度を有する入力画像における互いに隣接した2つの画素を、第1入力画素および第2入力画素と呼ぶとすると、前記4つ以上のサブ画素は、前記第1入力画素に対応付けられる第1サブ画素群と、前記第2入力画素に対応付けられる第2サブ画素群とに振り分けられ、前記信号変換回路は、前記第1入力画素に対応する入力画像信号および前記第2入力画素に対応する入力画像信号を平均化して平均化信号を得る平均化部と、前記平均化信号を多原色化する多原色化部と、多原色化された前記平均化信号から複数の色成分を抽出する色成分抽出部と、前記第1入力画素に対応する入力画像信号から第1の白成分を抽出するとともに前記第2入力画素に対応する入力画像信号から第2の白成分を抽出する白成分抽出部と、を有し、前記信号変換回路は、前記複数の色成分に対し、前記第1の白成分と前記第2の白成分との比を用いた重み付けを行うことによって、多原色画像信号を生成する。
ある実施形態において、前記信号変換回路による前記重み付けは、前記複数の色成分のそれぞれに対し、前記第1の白成分および前記第2の白成分のうちのいずれかに前記4つ以上のサブ画素のそれぞれについて予め定められた係数を乗じたものを加算することによって行われる。
ある実施形態において、前記第1サブ画素群に含まれる複数のサブ画素と、前記第1サブ画素群に含まれない少なくとも1つのサブ画素とが、前記第1入力画素に対応する表示に寄与する。
ある実施形態において、前記第2サブ画素群に含まれる複数のサブ画素と、前記第2サブ画素群に含まれない少なくとも1つのサブ画素とが、前記第2入力画素に対応する表示に寄与する。
ある実施形態において、前記複数の画素のそれぞれを構成する前記4つ以上のサブ画素は、6つのサブ画素である。
ある実施形態において、前記6つのサブ画素は、各画素内で1行6列に配置されており、第1列、第2列および第3列に位置する3つのサブ画素が、前記第1サブ画素群および前記第2サブ画素群の一方に含まれ、第4列、第5列、第6列に位置する3つのサブ画素が、前記第1サブ画素群および前記第2サブ画素群の他方に含まれる。
ある実施形態において、前記6つのサブ画素は、各画素内で2行3列に配置されており、第1行に位置する3つのサブ画素が、前記第1サブ画素群および前記第2サブ画素群の一方に含まれ、第2行に位置する3つのサブ画素が、前記第1サブ画素群および前記第2サブ画素群の他方に含まれる。
ある実施形態において、前記6つのサブ画素は、赤を表示する第1および第2の赤サブ画素と、緑を表示する緑サブ画素と、青を表示する青サブ画素と、シアンを表示するシアンサブ画素と、黄を表示する黄サブ画素であり、前記第1サブ画素群は、前記第1の赤サブ画素、前記緑サブ画素および前記シアンサブ画素を含み、前記第2サブ画素群は、前記第2の赤サブ画素、前記青サブ画素および前記黄サブ画素を含む。
ある実施形態において、前記複数の原色成分は、赤成分、緑成分、青成分、シアン成分、黄成分であり、前記信号変換回路による前記重み付けは、(A)前記赤成分に対する、前記第1の白成分に前記第1の赤サブ画素について予め定められた係数C_R1を乗じたものの加算、(B)前記赤成分に対する、前記第2の白成分に前記第2の赤サブ画素について予め定められた係数C_R2を乗じたものの加算、(C)前記緑成分に対する、前記第1の白成分に前記緑サブ画素について予め定められた係数C_Gを乗じたものの加算、(D)前記青成分に対する、前記第2の白成分に前記青サブ画素について予め定められた係数C_Bを乗じたものの加算、(E)前記シアン成分に対する、前記第1の白成分に前記シアンサブ画素について予め定められた係数C_Cyを乗じたものの加算、および、(F)前記黄成分に対する、前記第2の白成分に前記黄サブ画素について予め定められた係数C_Yeを乗じたものの加算を含む。
ある実施形態において、前記信号変換回路による前記重み付けは、(G)前記青成分に対する、前記第1の白成分に前記青サブ画素について予め定められた係数C_B’を乗じたものの加算、および、(H)前記シアン成分に対する、前記第2の白成分に前記シアンサブ画素について予め定められた係数C_Cy’を乗じたものの加算を含む。
ある実施形態において、前記多原色表示パネルは、互いに対向する一対の基板と、前記一対の基板間に設けられた液晶層とを有する。
本発明の実施形態によるテレビジョン受像機は、上述したいずれかの構成を有する多原色表示装置と、テレビジョン放送を受信し、前記多原色表示装置に画像信号を出力するチューナと、を備える。
本発明の実施形態によると、比較的簡単な回路構成で輝度解像度(無彩色の解像度)を向上させ得る多原色表示装置が提供される。
本発明の実施形態による液晶表示装置(多原色表示装置)100を模式的に示すブロック図である。 液晶表示装置100が備える多原色表示パネル10のサブ画素配列の例を示す図である。 三原色表示装置用の表示パネル810のサブ画素配列を示す図である。 入力画像IMにおいて行方向に沿って互いに隣接した2つの画素IP1およびIP2を示す図である。 液晶表示装置100が備える信号変換回路20を模式的に示すブロック図である。 (a)、(b)、(c)および(d)は、第1入力画素IP1がグレー、第2入力画素IP2が黒の場合について、入力画像信号、平均化信号、5色信号および多原色画像信号が示す階調レベルを示す図である。 (a)、(b)、(c)および(d)は、第1入力画素IP1が黒、第2入力画素IP2がグレーの場合について、入力画像信号、平均化信号、5色信号および多原色画像信号が示す階調レベルを示す図である。 (a)、(b)、(c)および(d)は、第1入力画素IP1および第2入力画素IP2がいずれもグレーの場合について、入力画像信号、平均化信号、5色信号および多原色画像信号が示す階調レベルを示す図である。 (a)、(b)、(c)および(d)は、第1入力画素IP1および第2入力画素IP2がいずれも黄の場合について、入力画像信号、平均化信号、5色信号および多原色画像信号が示す階調レベルを示す図である。 (a)、(b)、(c)および(d)は、第1入力画素IP1が緑、第2入力画素IP2がグレーの場合について、入力画像信号、平均化信号、5色信号および多原色画像信号が示す階調レベルを示す図である。 本発明の実施形態による他の多原色表示装置が備える多原色表示パネル10Aのサブ画素配列を示す図である。 入力画像IMにおいて列方向に沿って互いに隣接した2つの画素IP1およびIP2を示す図である。 本発明の実施形態による他の多原色表示装置が備える多原色表示パネル10Bのサブ画素配列を示す図である。 本発明の実施形態による他の多原色表示装置が備える多原色表示パネル10Cのサブ画素配列を示す図である。 本発明の実施形態による多原色表示装置100を備えたテレビジョン受像機200を模式的に示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお、以下では液晶表示装置を例示するが、本発明は液晶表示装置に限定されるものではなく、有機EL表示装置などの他の表示装置にも好適に用いられる。
(実施形態1)
図1に、本実施形態における液晶表示装置100を示す。液晶表示装置100は、図1に示すように、多原色表示パネル10と、信号変換回路20とを備える。液晶表示装置100は、赤、緑、青、シアンおよび黄の5つの原色を用いて表示を行う多原色表示装置(5原色表示装置)である。
多原色表示パネル10は、液晶表示パネルであり、互いに対向する一対の基板と、一対の基板間に設けられた液晶層とを有する(いずれも不図示)。多原色表示パネル10は、図1には示されていないが、複数の画素を有する。複数の画素は、複数の行および複数の列を含むマトリクス状に配置されている。複数の画素のそれぞれは、6つのサブ画素から構成される。図2に、多原色表示パネル10の具体的な画素構造(サブ画素配列)の例を示す。
図2に示すように、多原色表示パネル10の各画素Pは、6つのサブ画素から構成されている。より具体的には、各画素Pは、赤を表示する第1および第2の赤サブ画素R1およびR2と、緑を表示する緑サブ画素Gと、青を表示する青サブ画素Bと、シアンを表示するシアンサブ画素Cyと、黄を表示する黄サブ画素Yeとから構成されている。各画素P内で、6つのサブ画素は、1行6列に配置されており、ここでは、左側から右側に向かって、第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cy、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Yeおよび青サブ画素Bがこの順で配列されている。
本実施形態のように、各画素Pを構成するサブ画素の個数が3の倍数(ここでは6)であると、三原色表示装置用の表示パネルの転用が容易である。図3に、三原色表示装置用の表示パネル810を示す。表示パネル810の各画素Pは、赤サブ画素R、緑サブ画素Gおよび青サブ画素Bから構成されている。このような表示パネル810のカラーフィルタを、多原色表示装置用のカラーフィルタに変更することにより、大きな設計変更を行うことなく、多原色表示パネル10を得ることができる。また、各画素Pに2つの赤サブ画素(第1の赤サブ画素R1および第2の赤サブ画素R2)が含まれることにより、ほとんどの物体色を容易に色再現範囲に含めることができる。ただし、画素P内のすべてのサブ画素を最高輝度で点灯させた場合、赤みが強くなりすぎるので、D65のような白色点を表示する際には、2つの赤サブ画素R1およびR2の一方を消灯するか、または、2つの赤サブ画素R1およびR2の輝度の合計が、それらを最高輝度で点灯させた場合の輝度の合計の半分となるようにすることが好ましい。
信号変換回路20は、図1に示すように、3原色(RGB)に対応した入力画像信号(三原色画像信号)を、5つの原色に対応した画像信号(「多原色画像信号」と称する。)に変換する。信号変換回路20から出力された多原色画像信号が多原色表示パネル10に入力され、5つの原色を用いたカラー表示が行われる。信号変換回路20の具体的な構成については後に詳述する。
本願明細書では、特にことわらない限り、多原色表示パネルの複数の画素Pの総数を「表示解像度」と称する。複数の画素Pが行方向にm個、列方向にn個配置されているときの表示解像度は「m×n」と表記される。また、本願明細書では、入力画像の最小表示単位も「画素」と呼び、入力画像の総画素数を「入力画像の解像度」と称する。この場合も、行方向にm個、列方向にn個の画素から構成される入力画像の解像度は「m×n」と表記される。
ここで、入力画像が、表示解像度よりも高い解像度を有する場合を考える。図4に示すように、入力画像IMにおいて行方向に沿って互いに隣接した2つの画素IP1およびIP2を、「第1入力画素」および「第2入力画素」と呼ぶとする。例えば、第1入力画素IP1は、偶数列の画素であり、第2入力画素IP2は、奇数列の画素である。
各画素Pを構成する6つのサブ画素は、図2に示すように、第1入力画素IP1に対応付けられる第1サブ画素群S1と、第2入力画素IP2に対応付けられる第2サブ画素群S2とに振り分けられる。ここでは、第1サブ画素群S1は、第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素Gおよびシアンサブ画素Cyを含み、第2サブ画素群S2は、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Yeおよび青サブ画素Bを含む。
図5に、信号変換回路20の具体的な構成の例を示す。図5に示す例では、信号変換回路20は、平均化部21、多原色化部22、色成分抽出部23および白成分抽出部24を有する。信号変換回路20は、さらに、輝度成分算出部25、輝度階調変換部26およびサブ画素マッピング部27を有する。
平均化部21は、第1入力画素IP1に対応する(つまり偶数列の画素分の)入力画像信号と、第2入力画素IP2に対応する(つまり奇数列の画素分の)入力画像信号とを平均化して平均化信号を得る。
多原色化部22は、平均化信号を多原色化する。ここでは、多原色化部22により、5つの原色に対応した信号(以下では「5色信号」と呼ぶ)が生成される。多原色化の手法については、公知の種々の方法を用いることができ、例えば、特許第4549881号公報に開示されている方法を用いることができる。
輝度成分算出部25は、5色信号から輝度成分を算出する。つまり、階調レベルを示す信号を、輝度レベルを示す信号に変換する。
色成分抽出部23は、輝度レベルを示すように変換された5色信号から、複数の色成分を抽出する。複数の色成分は、表示に用いられる原色に対応する成分であり、本実施形態では、赤成分、緑成分、青成分、シアン成分および黄成分である。これらの色成分は、5色信号から白成分を減算することによって得られる。ここでは、減算に用いる白成分として、後述するように白成分抽出部24によって抽出された2つの白成分の平均を用いる。
白成分抽出部24は、第1入力画素IP1に対応する入力画像信号から白成分(以下では「第1の白成分」と呼ぶ)を抽出するとともに、第2入力画素IP2に対応する入力画像信号から白成分(以下では「第2の白成分」と呼ぶ)を抽出する。
色成分抽出部23によって得られた複数の色成分と、白成分抽出部24によって得られた第1の白成分および第2の白成分とを用いた演算を行うことにより、各サブ画素の輝度レベルを示す信号が得られる。この信号は、所定の係数(係数テーブル28から読み出される)が乗算された白成分(以下では「重み白成分」とも呼ぶ)を、各色成分に加算することによって得られる。ここで用いられる係数は、白色の色温度調整のための係数であり、各サブ画素について予め定められた係数(以下では「調整係数」とも呼ぶ)である。
輝度階調変換部26は、各サブ画素の輝度レベルを示す信号を、階調レベルを示す信号に変換する。変換後の信号は、サブ画素マッピング部27により、それぞれのサブ画素に出力される。
以下、より具体的に説明を行う。なお、以下では、説明の簡単さのために、輝度成分算出部25を経る前の信号についても、輝度レベルを示す形で表わすことがある。
第1入力画素IP1に対応する入力画像信号を(RE, GE, BE)とし、第2入力画素IP2に対応する入力画像信号を(RO, GO, BO)とする。ここで、RE、ROは、赤の階調レベルを示し、GE、GOは、緑の階調レベルを示し、BE、BOは、青の階調レベルを示す。
平均化部21によって得られる平均化信号(r', g', b')は、下記のように表わされる。
r'=(lum(RE)+lum(RO))/2
g'=(lum(GE)+lum(GO))/2
b'=(lum(BE)+lum(BO))/2
また、平均化信号(r, g, b)の白成分w、第1の白成分weおよび第2の白成分woは、下記のように表わされる。
w=MIN(r', g', b')
we=MIN(lum(RE), lum(GE), lum(BE))
wo=MIN(lum(RO), lum(GO), lum(BO))
多原色化部22によって得られる5色信号を(R5, G5, B5, Ye5, Cy5)とすると、赤成分r、緑成分g、青成分b、黄成分yeおよびシアン成分cyは、下記のように表わされる。
r=lum(R5)-w
g=lum(G5)-w
b=lum(B5)-w
ye=lum(Ye5)-w
cy=lum(Cy5)-w
第1サブ画素群S1に含まれる第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素Gおよびシアンサブ画素Cyについての、重み白成分wr1、wgおよびwcyは、下記のように表わされる。ここで、C_R1、C_G、C_Cyは、第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cyについての調整係数である。
wr1=we・C_R1
wg=we・C_G
wcy=we・C_Cy
第2サブ画素群S2に含まれる第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Yeおよび青サブ画素Bについての、重み白成分wr2、wyeおよびwbは、下記のように表わされる。ここで、C_R2、C_Ye、C_Bは、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Ye、青サブ画素Bについての調整係数である。
wr2=we・C_R2
wye=we・C_Ye
wb=we・C_B
また、この例では、第1サブ画素群S1による表示の色度を調整するために、第2サブ画素群S2に含まれる青サブ画素Bを補助的に点灯させる。また、第2サブ画素群S2による表示の色度を調整するために、第1サブ画素群S1に含まれるシアンサブ画素Cyを補助的に点灯させる。以下では、このような補助的な点灯に相当する輝度の加算量を、「アシスト成分」と呼ぶ。青のアシスト成分wbeおよびシアンのアシスト成分wcyoは、下記のように表わされる。ここで、C_B’、C_Cy’は、青サブ画素Bおよびシアンサブ画素Cyについて予め定められた係数(以下では「アシスト係数」とも呼ぶ)であり、C_B、C_Cyとは異なる。
wbe=we・C_B'
wcyo=we・C_Cy'
第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cy、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Yeおよび青サブ画素Bの輝度レベルを示す多原色画像信号(r1total, gtotal, cytotal, r2total, yetotal, btotal)は、下記のように表わされる。
r1total=r+wr1
gtotal=g+wg
cytotal=cy+wcy+wcyo
r2total=r+wr2
yetotal=ye+wye
btotal=b+wb+wbe
このように、本実施形態では、各色成分に対し、調整係数が乗算された第1の白成分または第2の白成分が加算される。具体的には、第1サブ画素群S1に含まれるサブ画素に対応する色成分に対しては、第1の白成分に、それらのサブ画素についての調整係数が乗算されたものが加算され、第2サブ画素群S2に含まれるサブ画素に対応する色成分に対しては、第2の白成分に、それらのサブ画素についての調整係数が乗算されたものが加算される。そのため、第1サブ画素群S1のサブ画素に対応する色成分に対する加算量は、第1の白成分が大きくなるほど多くなり、第2サブ画素群S2のサブ画素に対応する色成分に対する加算量は、第2の白成分が大きくなるほど多くなる。従って、信号変換回路20は、複数の色成分に対し、第1の白成分と第2の白成分との比を用いた重み付けを行うことによって、多原色画像信号を生成しているといえる。本実施形態では、この重み付けを、各色成分に対し、第1の白成分および第2の白成分のうちのいずれかに各サブ画素についての調整係数を乗じたものを加算することによって行っている。
本実施形態では、信号変換回路20による重み付けは、具体的には、以下の(A)〜(H)を含んでいる。
(A)赤成分に対する、第1の白成分に第1の赤サブ画素R1についての調整係数C_R1を乗じたものの加算、
(B)赤成分に対する、第2の白成分に第2の赤サブ画素R2についての調整係数C_R2を乗じたものの加算、
(C)緑成分に対する、第1の白成分に緑サブ画素Gについての調整係数C_Gを乗じたものの加算、
(D)青成分に対する、第2の白成分に青サブ画素Bについての調整係数C_Bを乗じたものの加算、
(E)シアン成分に対する、第1の白成分にシアンサブ画素Cyについての調整係数C_Cyを乗じたものの加算、
(F)黄成分に対する、第2の白成分に黄サブ画素Yeについての調整係数C_Yeを乗じたものの加算、
(G)青成分に対する、第1の白成分に青サブ画素Bについてのアシスト係数C_B'を乗じたものの加算、
(H)シアン成分に対する、第2の白成分にシアンサブ画素Cyについてのアシスト係数C_Cy'を乗じたものの加算。
続いて、以下の5つの場合(1)〜(5)を例として、信号変換回路20による信号変換をさらに詳細に説明する。以下では、256階調表示(0階調〜255階調)の場合を例として説明を行う。多原色表示パネル10の各サブ画素の(つまり各サブ画素によって表示される原色の)色度(x, y)およびY値は、表1に示す通りである。
Figure 2017181834
また、第1サブ画素群S1および第2サブ画素群S2のそれぞれについての目標白色点の色度(第1の赤サブ画素R1および第2の赤サブ画素R2の一方と、他のすべてのサブ画素とを全点灯させたときの色度である)は、表2に示す通りである。さらに、目標白色点に一致するような調整を行ったときの各サブ画素の階調レベルは、表3に示す通りである。また、目標白色点に一致するような調整を行ったときの、第1サブ画素群S1のサブ画素(第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素Gおよびシアンサブ画素Cy)および補助的に点灯する青サブ画素Bの輝度レベルは、表4に示す通りであり、第2サブ画素群S2のサブ画素(第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Yeおよび青サブ画素B)および補助的に点灯するシアンサブ画素Cyの輝度レベルは、表5に示す通りである。表4および表5に示す輝度レベルが、各サブ画素についての調整係数およびアシスト係数となる。つまり、表4および表5に示す例の場合、第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cy、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Ye、青サブ画素Bについての調整係数C_R1、C_G、C_Cy、C_R2、C_Ye、C_Bは、それぞれ1、1、0.2、0、0.74、0.42となる。また、青サブ画素B、シアンサブ画素Cyについてのアシスト係数C_B’、C_Cy’は、それぞれ0.44、0.62となる。
Figure 2017181834
Figure 2017181834
Figure 2017181834
Figure 2017181834
[(1)第1入力画素IP1がグレー、第2入力画素IP2が黒の場合]
入力画像信号(RE, GE, BE)、(RO, GO, BO)が示す階調レベルを、図6(a)および表6に示す。図6(a)および表6に示すように、第1入力画素IP1は、200階調のグレー(中間調の無彩色)であり、第2入力画素IP2は、黒(0階調の無彩色)である。
Figure 2017181834
平均化信号(r', g', b')が示す階調レベルを、図6(b)および表7に示す。図6(b)および表7に示すように、平均化信号(r', g', b')が示す赤、緑、青の階調レベルは、それぞれ146である。
Figure 2017181834
5色信号(R5, G5, B5, Ye5, Cy5)が示す階調レベルを、図6(c)および表8に示す。図6(c)および表8に示すように、5色信号(R5, G5, B5, Ye5, Cy5)が示す赤、緑、青、黄、シアンの階調レベルは、それぞれ146である。
Figure 2017181834
多原色画像信号(r1total, gtotal, cytotal, r2total, yetotal, btotal)が示す階調レベル(つまり第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cy、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Ye、青サブ画素Bの階調レベル)を、図6(d)および表9に示す。図6(d)および表9に示すように、第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cy、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Ye、青サブ画素Bの階調レベルは、それぞれ200、200、96、0、0、138である。
Figure 2017181834
また、このとき、第1サブ画素群S1と、補助的に点灯する青サブ画素Bとによって表示されるグレーの色度(x, y)およびY値は、表10に示す通りである。表10からわかるように、目標白色点と同じ色度が実現されている。
Figure 2017181834
[(2)第1入力画素IP1が黒、第2入力画素IP2がグレーの場合]
入力画像信号(RE, GE, BE)、(RO, GO, BO)が示す階調レベルを、図7(a)および表11に示す。図7(a)および表11に示すように、第1入力画素IP1は、黒(0階調の無彩色)であり、第2入力画素IP2は、200階調のグレー(中間調の無彩色)である。
Figure 2017181834
平均化信号(r', g', b')が示す階調レベルを、図7(b)および表12に示す。図7(b)および表12に示すように、平均化信号(r', g', b')が示す赤、緑、青の階調レベルは、それぞれ146である。
Figure 2017181834
5色信号(R5, G5, B5, Ye5, Cy5)が示す階調レベルを、図7(c)および表13に示す。図7(c)および表13に示すように、5色信号(R5, G5, B5, Ye5, Cy5)が示す赤、緑、青、黄、シアンの階調レベルは、それぞれ146である。
Figure 2017181834
多原色画像信号(r1total, gtotal, cytotal, r2total, yetotal, btotal)が示す階調レベル(つまり第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cy、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Ye、青サブ画素Bの階調レベル)を、図7(d)および表14に示す。図7(d)および表14に示すように、第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cy、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Ye、青サブ画素Bの階調レベルは、それぞれ0、0、161、0、174、135である。
Figure 2017181834
また、このとき、第2サブ画素群S2と、補助的に点灯するシアンサブ画素Cyとによって表示されるグレーの色度(x, y)およびY値は、表15に示す通りである。表15からわかるように、目標白色点と同じ色度が実現されている。
Figure 2017181834
(1)、(2)の場合からわかるように、第1入力画素IP1および第2入力画素IP2の一方がグレー(あるいは白)で、他方が黒である場合、既に説明したように、複数の色成分に対し、第1の白成分と第2の白成分との比を用いた重み付けを行って多原色画像信号を生成することにより、解像度を維持することができる。
[(3)第1入力画素IP1、第2入力画素IP2がいずれもグレーの場合]
入力画像信号(RE, GE, BE)、(RO, GO, BO)が示す階調レベルを、図8(a)および表16に示す。図8(a)および表16に示すように、第1入力画素IP1は、200階調のグレー(中間調の無彩色)であり、第2入力画素IP2も、200階調のグレー(中間調の無彩色)である。
Figure 2017181834
平均化信号(r', g', b')が示す階調レベルを、図8(b)および表17に示す。図8(b)および表17に示すように、平均化信号(r', g', b')が示す赤、緑、青の階調レベルは、それぞれ200である。
Figure 2017181834
5色信号(R5, G5, B5, Ye5, Cy5)が示す階調レベルを、図8(c)および表18に示す。図8(c)および表18に示すように、5色信号(R5, G5, B5, Ye5, Cy5)が示す赤、緑、青、黄、シアンの階調レベルは、それぞれ200である。
Figure 2017181834
多原色画像信号(r1total, gtotal, cytotal, r2total, yetotal, btotal)が示す階調レベル(つまり第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cy、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Ye、青サブ画素Bの階調レベル)を、図8(d)および表19に示す。図8(d)および表19に示すように、第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cy、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Ye、青サブ画素Bの階調レベルは、それぞれ200、200、182、0、174、186である。
Figure 2017181834
また、このとき、第1サブ画素群S1および第2サブ画素群S2によって表示されるグレーの色度(x, y)およびY値は、表20に示す通りである。表20からわかるように、目標白色点と同じ色度が実現されている。
Figure 2017181834
(3)の場合からわかるように、第1入力画素IP1および第2入力画素IP2の両方がグレー(あるいは白)の場合、それぞれがグレー(あるいは白)を表示するようにマッピングが行われる。この場合も、複数の色成分に対し、第1の白成分と第2の白成分との比を用いた重み付け((A)〜(H)の演算)を行っていることに変わりはない。なお、ここでは、第1の赤サブ画素R1のみが点灯するように、調整係数C_R1、C_R2が設定されているが、第1の赤サブ画素R1と第2の赤サブ画素R2とに輝度が分配されるように調整係数C_R1、C_R2が設定されていてもよい。
[(4)第1、第2入力画素IP1、IP2がいずれも黄の場合]
入力画像信号(RE, GE, BE)、(RO, GO, BO)が示す階調レベルを、図9(a)および表21に示す。図9(a)および表21に示すように、第1入力画素IP1および第2入力画素IP2は、200階調の黄(200階調の赤および200階調の緑の混色による黄)である。
Figure 2017181834
平均化信号(r', g', b')が示す階調レベルを、図9(b)および表22に示す。図9(b)および表22に示すように、平均化信号(r', g', b')が示す赤、緑、青の階調レベルは、それぞれ200、200、0である。
Figure 2017181834
5色信号(R5, G5, B5, Ye5, Cy5)が示す階調レベルを、図9(c)および表23に示す。図9(c)および表23に示すように、5色信号(R5, G5, B5, Ye5, Cy5)が示す赤、緑、青、黄、シアンの階調レベルは、それぞれ200、200、0、200、0である。
Figure 2017181834
多原色画像信号(r1total, gtotal, cytotal, r2total, yetotal, btotal)が示す階調レベル(つまり第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cy、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Ye、青サブ画素Bの階調レベル)を、図9(d)および表24に示す。図9(d)および表24に示すように、第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cy、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Ye、青サブ画素Bの階調レベルは、それぞれ200、200、0、200、200、0である。
Figure 2017181834
また、このとき、第1サブ画素群S1および第2サブ画素群S2によって表示される黄の色度(x, y)およびY値は、表25に示す通りである。
Figure 2017181834
(4)の場合からわかるように、第1入力画素IP1および第2入力画素IP2の両方が白成分を含まない有彩色である場合、色成分がそのままマッピングされる。この場合も、(A)〜(H)の演算が行われることに変わりはない(ただし白成分がないために、結果的には色成分への加算が行われない)。
[(5)第1入力画素IP1が緑、第2入力画素IP2がグレーの場合]
入力画像信号(RE, GE, BE)、(RO, GO, BO)が示す階調レベルを、図10(a)および表26に示す。図10(a)および表26に示すように、第1入力画素IP1は、200階調の緑であり、第2入力画素IP2は、200階調のグレーである。
Figure 2017181834
平均化信号(r', g', b')が示す階調レベルを、図10(b)および表27に示す。図10(b)および表27に示すように、平均化信号(r', g', b')が示す赤、緑、青の階調レベルは、それぞれ139、200、139である。
Figure 2017181834
5色信号(R5, G5, B5, Ye5, Cy5)が示す階調レベルを、図10(c)および表28に示す。図10(c)および表28に示すように、5色信号(R5, G5, B5, Ye5, Cy5)が示す赤、緑、青、黄、シアンの階調レベルは、それぞれ139、200、139、139、139である。
Figure 2017181834
多原色画像信号(r1total, gtotal, cytotal, r2total, yetotal, btotal)が示す階調レベル(つまり第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cy、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Ye、青サブ画素Bの階調レベル)を、図10(d)および表29に示す。図10(d)および表29に示すように、第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素G、シアンサブ画素Cy、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Ye、青サブ画素Bの階調レベルは、それぞれ71、106、177、60、201、141である。
Figure 2017181834
(5)の場合にも、各色成分に対し、(A)〜(H)の演算が行われることに変わりはない。
上述したように、本実施形態における多原色表示装置100では、信号変換回路20が、平均化部21、多原色化部22、色成分抽出部23および白成分抽出部24を有しており、色成分抽出部23によって抽出された複数の色成分に対し、白成分抽出部24によって抽出された第1の白成分と第2の白成分との比を用いた重み付けを行うことによって、多原色画像信号を生成する。これにより、表示解像度よりも高い解像度を有する入力画像についても、輝度解像度(いわば無彩色の解像度)を維持することができる。
本実施形態では、平均化部21は、互いに隣接する2つの入力画素(第1入力画素IP1および第2入力画素IP2)に対応する入力画像信号を平均化して平均化信号を得る。つまり、入力画像のある画素に着目したとき、参照されるのは、その画素に隣接する1つの画素の情報のみである。そのため、演算に用いられる画素情報が少なく、コストアップの要因となるメモリ等を増設する必要がない。そのため、比較的簡単な回路構成で輝度解像度の向上を実現できる。
また、本実施形態では、フィルタ(ローパスフィルタやハイパスフィルタ)を用いた画像処理も必要ではない。1枚の表示パネルを複数に分割(例えば4分割)して信号処理を行う場合のような、回路を並列的に用いる構成において、フィルタを用いた画像処理を行うと、端点処理用にメモリを用意する必要があるが、本実施形態によれば、そのようなメモリも必要ではない。さらに、本実施形態によれば、無彩色の入力画像信号だけでなく、有彩色の入力画像信号が入力されても問題がない(つまり有彩色の表示にも対応できる)。
また、本実施形態では、第1入力画素IP1に対応する表示には、第1サブ画素群S1に含まれるサブ画素である第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素Gおよびシアンサブ画素Cyと、第1サブ画素群S1に含まれないサブ画素である青サブ画素Bとが、寄与する。つまり、第1サブ画素群S1による表示を行う際に、補助的に青サブ画素Bが点灯する。言い換えると、第1サブ画素群S1は、青サブ画素Bから輝度を借りる。このように、第1サブ画素群S1が、第2サブ画素群S2のサブ画素から輝度を借りることにより、第1サブ画素群S1によって表示される白(またはグレー)の色度を、目標白色点の色度に一致させる(あるいは近付ける)ことができる。
同様に、第2入力画素IP2に対応する表示には、第2サブ画素群S2に含まれるサブ画素である第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Yeおよび青サブ画素Bと、第2サブ画素群S2に含まれないサブ画素であるシアンサブ画素Cyとが、寄与する。つまり、第2サブ画素群S2による表示を行う際に、補助的にシアンサブ画素Cyが点灯する。言い換えると、第2サブ画素群S2は、シアンサブ画素Cyから輝度を借りる。このように、第2サブ画素群S2が、第1サブ画素群S1のサブ画素から輝度を借りることにより、第2サブ画素群S2によって表示される白(またはグレー)の色度を、目標白色点の色度に一致させる(あるいは近付ける)ことができる。
なお、第1サブ画素群S1および第2サブ画素群S2のそれぞれは、必ずしも自身に含まれないサブ画素から輝度を借りる必要はない。多原色表示パネル10の仕様(各サブ画素によって表示される原色の色度)によっては、第1サブ画素群S1および/または第2サブ画素群S2が、輝度を借りることなく、目標白色点に十分近い(あるいは一致する)色度の白(グレー)を表示できることがある。つまり、信号変換回路20による重み付けは、上述した(G)および(H)の一方または両方を含んでいなくてもよい。
信号変換回路20が備えている構成要素は、ハードウェアによって実現できるほか、これらの一部または全部をソフトウェアによって実現することもできる。これらの構成要素をソフトウェアによって実現する場合、コンピュータを用いて構成してもよく、このコンピュータは、各種プログラムを実行するためのCPU(Central Processing Unit)や、それらのプログラムを実行するためのワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)などを備えるものである。そして各構成要素の機能を実現するためのプログラムをコンピュータにおいて実行し、このコンピュータを各構成要素として動作させる。
また、プログラムは、記録媒体からコンピュータに供給されてもよく、あるいは、通信ネットワークを介してコンピュータに供給されてもよい。記録媒体は、コンピュータと分離可能に構成されてもよく、コンピュータに組み込むようになっていてもよい。この記録媒体は、記録したプログラムコードをコンピュータが直接読み取ることができるようにコンピュータに装着されるものであっても、外部記憶装置としてコンピュータに接続されたプログラム読取装置を介して読み取ることができるように装着されるものであってもよい。記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープなどのテープ:フレキシブルディスク/ハードディスク等の磁気ディスク、MO、MD等の光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、CD−R等の光ディスクを含むディスク:ICカード(メモリカードを含む)、光カード等のカード:あるいは、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等の半導体メモリなどを用いることができる。また、通信ネットワークを介してプログラムを供給する場合、プログラムは、そのプログラムコードが電子的な伝送で具現化された搬送波あるいはデータ信号の形態をとってもよい。
(実施形態2)
実施形態1の多原色表示装置100では、各画素Pを構成する6つのサブ画素は、各画素P内で1行6列に配置されており、第1列、第2列および第3列に位置する3つのサブ画素が、第1サブ画素群S1および第2サブ画素群S2の一方に含まれ、第4列、第5列、第6列に位置する3つのサブ画素が、第1サブ画素群S1および第2サブ画素群S2の他方に含まれる。本発明の実施形態による多原色表示装置のサブ画素配列は、実施形態1の配列に限定されるものではない。
図11に、本実施形態の多原色表示装置が備える多原色表示パネル10Aの画素構造(サブ画素配列)を示す。図11に示すように、各画素Pは、第1、第2の赤サブ画素R1、R2、緑サブ画素G、青サブ画素B、シアンサブ画素Cyおよび黄サブ画素Yeの6つのサブ画素から構成されている。各画素P内で、6つのサブ画素は、2行3列に配置されている。ここでは、第1行において左側から右側に向かって、第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素Gおよびシアンサブ画素Cyがこの順で配列されており、第2行において左側から右側に向かって第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Yeおよび青サブ画素Bがこの順で配列されている。
ここでも、入力画像が、表示解像度よりも高い解像度を有する場合を考える。図12に示すように、入力画像IMにおいて列方向に沿って互いに隣接した2つの画素IP1およびIP2を、「第1入力画素」および「第2入力画素」と呼ぶとする。例えば、第1入力画素IP1は、偶数行の画素であり、第2入力画素IP2は、奇数行の画素である。
各画素Pを構成する6つのサブ画素は、図11に示すように、第1入力画素IP1に対応付けられる第1サブ画素群S1と、第2入力画素IP2に対応付けられる第2サブ画素群S2とに振り分けられる。ここでは、第1サブ画素群S1は、第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素Gおよびシアンサブ画素Cyを含み、第2サブ画素群S2は、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Yeおよび青サブ画素Bを含む。つまり、画素P内で第1行に位置する3つのサブ画素が、第1サブ画素群S1に含まれ、第2行に位置する3つのサブ画素が、第2サブ画素群S2に含まれる。
本実施形態においても、信号変換回路20が実施形態1と同様の信号変換を行うことにより、輝度解像度を維持することができる。本実施形態では、第1入力画素IP1および第2入力画素IP2が列方向に沿って(つまり垂直走査方向に沿って)隣接しているので、第1入力画素IP1に対応する入力画像信号を一時的に格納するためのメモリ(ラインメモリ)が設けられるものの、既に説明したように、フィルタ等は必要ないので、メモリの増設は最小限とすることができる。
なお、図11に例示した構成では、各画素Pにおけるサブ画素の配列が同じであるが、互いに隣接する2つの画素P同士で、サブ画素の配列が異なってもよい。
図13に、本実施形態の多原色表示装置が備える他の多原色表示パネル10Bの画素構造(サブ画素配列)を示す。図13に示す例では、互いに隣接する2つの画素P1およびP2同士で、サブ画素の配列が異なっている。
具体的には、一方の画素P1では、第1行に第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素Gおよびシアンサブ画素Cyが配列され、第2行に第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Yeおよび青サブ画素Bが配列されている。これに対し、他方の画素P2では、第1行に第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Yeおよび青サブ画素Bが配列され、第2行に第1の赤サブ画素R1、緑サブ画素Gおよびシアンサブ画素Cyが配列されている。
図13に示す配列を用いる場合でも、図11に示す配列を用いる場合と同様の効果を得ることができる。
(実施形態3)
各画素Pを構成するサブ画素の組み合わせは、実施形態1および2で例示したものに限定されない。図14に、本実施形態の多原色表示装置が備える多原色表示パネル10Cの画素構造(サブ画素配列)を示す。図14に示すように、各画素Pは、赤を表示する赤サブ画素R、緑を表示する緑サブ画素G、青を表示する青サブ画素B、シアンを表示するシアンサブ画素Cy、マゼンタを表示するマゼンタサブ画素Mおよび黄を表示する黄サブ画素Yeから構成されている。そのため、本実施形態の多原色表示装置は、赤、緑、青、シアン、マゼンタ、黄の6つの原色を用いて表示を行う多原色表示装置(6原色表示装置)である。
各画素P内で、6つのサブ画素は、1行6列に配置されており、ここでは、左側から右側に向かって、赤サブ画素R、緑サブ画素G、青サブ画素B、シアンサブ画素Cy、マゼンタサブ画素Mおよび黄サブ画素Yeがこの順で配列されている。
各画素Pを構成する6つのサブ画素は、図14に示すように、第1サブ画素群S1と、第2サブ画素群S2とに振り分けられる。第1サブ画素群S1は、赤サブ画素R、緑サブ画素Gおよび青サブ画素Bを含み、第2サブ画素群S2は、シアンサブ画素Cy、マゼンタサブ画素Mおよび黄サブ画素Yeを含む。
本実施形態においても、信号変換回路20が実施形態1と同様の信号変換を行うことにより、輝度解像度を維持することができる。
(その他の実施形態)
各画素Pを構成するサブ画素の個数は、実施形態1〜3で例示した6に限定されない。各画素Pは、4つ以上のサブ画素から構成されていればよい。各画素Pは、5つのサブ画素から構成されてもよい。例えば、各サブ画素Pが、赤サブ画素R、緑サブ画素G、青サブ画素B、シアンサブ画素Cyおよび黄サブ画素Yeから構成される場合、赤、緑、青、シアンおよび黄の5つの原色を用いて表示が行われる。また、各画素Pは、4つのサブ画素から構成されてもよい。例えば、各サブ画素Pが、赤サブ画素R、緑サブ画素G、青サブ画素Bおよび黄サブ画素Yeから構成される場合、赤、緑、青および黄の4つの原色を用いて表示が行われる。
(テレビジョン受像機)
本発明の実施形態による多原色表示装置100は、テレビジョン受像機の表示部として好適に用いられる。図15に、多原色表示装置100を備えたテレビジョン受像機200を示す。
テレビジョン受像機200は、図15に示すように、多原色表示装置100と、チューナ110とを備える。チューナ110は、テレビジョン放送を受信し、多原色表示装置100に画像信号(テレビジョン信号)を出力する。より具体的には、チューナ110は、アンテナ(不図示)で受信した受信波(高周波信号)の中から所望のチャンネルの信号を抜き出して中間周波信号に変換し、この中間周波数信号を検波することによってテレビジョン信号を取り出す。
本発明の実施形態によると、比較的簡単な回路構成で輝度解像度(無彩色の解像度)を向上させ得る多原色表示装置が提供される。
本発明の実施形態による多原色表示装置は、テレビジョン受像機をはじめとする種々の電子機器に好適に用いられる。
10、10A、10B、10C 多原色表示パネル
20 信号変換回路
21 平均化部
22 多原色化部
23 色成分抽出部
24 白成分抽出部
25 輝度成分算出部
26 輝度階調変換部
27 サブ画素マッピング部
28 係数テーブル
100 多原色表示装置(液晶表示装置)
110 チューナ
200 テレビジョン受像機
P 画素
S1 第1サブ画素群
S2 第2サブ画素群
IM 入力画像
IP1 第1入力画素
IP2 第2入力画素
R 赤サブ画素
R1 第1の赤サブ画素
R2 第2の赤サブ画素
G 緑サブ画素
B 青サブ画素
Cy シアンサブ画素
M マゼンタサブ画素
Ye 黄サブ画素

Claims (12)

  1. それぞれが4つ以上のサブ画素から構成される複数の画素を有する多原色表示パネルと、
    三原色に対応した入力画像信号を、4つ以上の原色に対応した多原色画像信号に変換する信号変換回路と、を備えた多原色表示装置であって、
    前記複数の画素の総数によって規定される表示解像度よりも高い解像度を有する入力画像における互いに隣接した2つの画素を、第1入力画素および第2入力画素と呼ぶとすると、前記4つ以上のサブ画素は、前記第1入力画素に対応付けられる第1サブ画素群と、前記第2入力画素に対応付けられる第2サブ画素群とに振り分けられ、
    前記信号変換回路は、
    前記第1入力画素に対応する入力画像信号および前記第2入力画素に対応する入力画像信号を平均化して平均化信号を得る平均化部と、
    前記平均化信号を多原色化する多原色化部と、
    多原色化された前記平均化信号から複数の色成分を抽出する色成分抽出部と、
    前記第1入力画素に対応する入力画像信号から第1の白成分を抽出するとともに前記第2入力画素に対応する入力画像信号から第2の白成分を抽出する白成分抽出部と、を有し、
    前記信号変換回路は、前記複数の色成分に対し、前記第1の白成分と前記第2の白成分との比を用いた重み付けを行うことによって、多原色画像信号を生成する、多原色表示装置。
  2. 前記信号変換回路による前記重み付けは、
    前記複数の色成分のそれぞれに対し、前記第1の白成分および前記第2の白成分のうちのいずれかに前記4つ以上のサブ画素のそれぞれについて予め定められた係数を乗じたものを加算することによって行われる請求項1に記載の多原色表示装置。
  3. 前記第1サブ画素群に含まれる複数のサブ画素と、前記第1サブ画素群に含まれない少なくとも1つのサブ画素とが、前記第1入力画素に対応する表示に寄与する請求項1または2に記載の多原色表示装置。
  4. 前記第2サブ画素群に含まれる複数のサブ画素と、前記第2サブ画素群に含まれない少なくとも1つのサブ画素とが、前記第2入力画素に対応する表示に寄与する請求項1から3のいずれかに記載の多原色表示装置。
  5. 前記複数の画素のそれぞれを構成する前記4つ以上のサブ画素は、6つのサブ画素である請求項1から4のいずれかに記載の多原色表示装置。
  6. 前記6つのサブ画素は、各画素内で1行6列に配置されており、
    第1列、第2列および第3列に位置する3つのサブ画素が、前記第1サブ画素群および前記第2サブ画素群の一方に含まれ、第4列、第5列、第6列に位置する3つのサブ画素が、前記第1サブ画素群および前記第2サブ画素群の他方に含まれる請求項5に記載の多原色表示装置。
  7. 前記6つのサブ画素は、各画素内で2行3列に配置されており、
    第1行に位置する3つのサブ画素が、前記第1サブ画素群および前記第2サブ画素群の一方に含まれ、第2行に位置する3つのサブ画素が、前記第1サブ画素群および前記第2サブ画素群の他方に含まれる請求項5に記載の多原色表示装置。
  8. 前記6つのサブ画素は、赤を表示する第1および第2の赤サブ画素と、緑を表示する緑サブ画素と、青を表示する青サブ画素と、シアンを表示するシアンサブ画素と、黄を表示する黄サブ画素であり、
    前記第1サブ画素群は、前記第1の赤サブ画素、前記緑サブ画素および前記シアンサブ画素を含み、
    前記第2サブ画素群は、前記第2の赤サブ画素、前記青サブ画素および前記黄サブ画素を含む請求項5から7のいずれかに記載の多原色表示装置。
  9. 前記複数の原色成分は、赤成分、緑成分、青成分、シアン成分、黄成分であり、
    前記信号変換回路による前記重み付けは、
    (A)前記赤成分に対する、前記第1の白成分に前記第1の赤サブ画素について予め定められた係数C_R1を乗じたものの加算、
    (B)前記赤成分に対する、前記第2の白成分に前記第2の赤サブ画素について予め定められた係数C_R2を乗じたものの加算、
    (C)前記緑成分に対する、前記第1の白成分に前記緑サブ画素について予め定められた係数C_Gを乗じたものの加算、
    (D)前記青成分に対する、前記第2の白成分に前記青サブ画素について予め定められた係数C_Bを乗じたものの加算、
    (E)前記シアン成分に対する、前記第1の白成分に前記シアンサブ画素について予め定められた係数C_Cyを乗じたものの加算、および、
    (F)前記黄成分に対する、前記第2の白成分に前記黄サブ画素について予め定められた係数C_Yeを乗じたものの加算、
    を含む請求項8に記載の多原色表示装置。
  10. 前記信号変換回路による前記重み付けは、
    (G)前記青成分に対する、前記第1の白成分に前記青サブ画素について予め定められた係数C_B’を乗じたものの加算、および、
    (H)前記シアン成分に対する、前記第2の白成分に前記シアンサブ画素について予め定められた係数C_Cy’を乗じたものの加算、
    を含む請求項9に記載の多原色表示装置。
  11. 前記多原色表示パネルは、互いに対向する一対の基板と、前記一対の基板間に設けられた液晶層とを有する請求項1から10のいずれかに記載の多原色表示装置。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の多原色表示装置と、
    テレビジョン放送を受信し、前記多原色表示装置に画像信号を出力するチューナと、
    を備えたテレビジョン受像機。
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