JPWO2007039957A1 - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の表示装置は、複数のサブ画素によって規定される画素を有する。複数のサブ画素は、赤を表示する赤サブ画素と、緑を表示する緑サブ画素と、青を表示する青サブ画素と、黄を表示する黄サブ画素とを有し、画素が白を表示するとき、赤サブ画素の輝度は最高階調に対応する輝度よりも低い。好ましい実施形態では、画素が白を表示するとき、赤サブ画素の輝度は、好ましくは、最高階調に対応する輝度の25%以上96%以下の輝度である。また、画素によって表示される白の色温度は、好ましくは、4200Kよりも大きく、より好ましくは、5000K以上である。

Description

本発明は、4原色を用いて表示を行う表示装置に関する。
カラーテレビ、カラーモニター等のカラー表示装置は、通常、RGB原色(すなわち、赤、緑および青)を加法混色することにより色表現を行っている。カラー表示装置(例えば、液晶表示装置)の各画素は、RGB原色に対応して赤、緑および青サブ画素を有しており、赤、緑および青サブ画素の輝度を所望の輝度に設定することにより、多様な色が表現される。
各サブ画素の輝度は、各サブ画素の最低階調(例えば、階調0)に対応する輝度から最高階調(例えば、階調255)に対応する輝度までの範囲内で変化する。すべてのサブ画素、すなわち、赤、緑および青サブ画素の輝度が最低輝度であるとき、画素によって表示される色は黒である。反対に、すべてのサブ画素の輝度が最高輝度であるとき、画素によって表示される色は白である。
図16は、従来の液晶表示装置における画素を示す模式図である。図16に示すように、1つの画素は、3つのサブ画素(すなわち、赤、緑および青サブ画素)を有している。短冊状の赤、緑および青サブ画素はこの順番にストライプ状に配列されている。赤、緑および青サブ画素は、カラーフィルタ(図示せず)において1つの画素領域に3つのサブ画素領域を形成することによって実現される。
表1は、従来の液晶表示装置において画素によって表示される色のXYZ表色系における値の一例を示している。
Figure 2007039957
表1において、Redは赤サブ画素の輝度を最高輝度にし、緑および青サブ画素の輝度を最低輝度にしたときの画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示している。同様に、Greenは、緑サブ画素の輝度を最高輝度にし、赤および青サブ画素の輝度を最低輝度にしたときの画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示しており、Blueは、青サブ画素の輝度を最高輝度にし、赤および緑サブ画素の輝度を最低輝度にしたときの画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示している。また、Whiteは、赤、緑および青サブ画素の輝度をそれぞれ最高輝度にすることによって表示される白のXYZ表色系における値を示している。
また、表1において、X、Y、Z、x、yおよびzはXYZ表色系におけるX、Y、Z、x、yおよびzを示している。なお、ここで、X、YおよびZは、小数点第2位以下を四捨五入し小数点第1位で示しており、x、yおよびzは、小数点第4位以下を四捨五入し小数点第3位で示している。当業者には明らかであるように、XYZ表色系において、x=X/(X+Y+Z)であり、y=Y/(X+Y+Z)であり、z=Z/(X+Y+Z)である。ここで、xyは色度ともいわれ、また、Yは明度に対応している。なお、表1は、以下の特性を有するバックライト、液晶層およびカラーフィルタを用いた結果である。
図17は、従来の液晶表示装置におけるバックライト(図示せず)から出射された光のスペクトルを示すグラフである。このバックライトは、色度(xy)が(0.31、0.30)の白色光を出射する。図18は、従来の液晶表示装置における液晶層の波長−透過光強度特性を示すグラフである。
図19は、赤、緑および青サブ画素のそれぞれのカラーフィルタの波長特性を示すグラフである。図19において、Redは赤サブ画素のカラーフィルタの波長に対する透過率を示しており、Greenは緑サブ画素のカラーフィルタの波長に対する透過率を示しており、Blueは青サブ画素のカラーフィルタの波長に対する透過率を示している。
図20は、従来の液晶表示装置において白を表示するときの赤、緑および青サブ画素の輝度を示す模式図である。図20のR、GおよびBは、それぞれ、赤、緑および青サブ画素に対応している。白を表示するときの赤、緑および青サブ画素の輝度は最高輝度である。
従来の液晶表示装置における白についてのXはRed、BlueおよびGreenのXの和である。同様に、白についてのYは、Red、BlueおよびGreenのYの和であり、白についてのZはRed、BlueおよびGreenのZの和である。したがって、表1に示すように、白についてのX、Y、Zは、それぞれ、210.5(=94.7+75.8+40.1)、218.5(=48.2+155.7+14.6)、253.8(=3.5+19.1+231.2)となる。このとき、x、y、zは、それぞれ0.308、0.320、0.372となる。従来の液晶表示装置において、色温度は、表1に示すように、6800Kである。
図21は、XYZ表色系色度図を示すグラフである。図21のグラフの横軸および縦軸は、それぞれ、XYZ表色系におけるx、yである。図21のグラフには、スペクトル軌跡および主波長を示しており、スペクトル軌跡内に黒体軌跡の色温度と色度との関係を示している。黒体(完全放射体)の温度を上昇させると、黒体の発する光の色は変化する。このとき黒体の絶対温度T[K]を色温度という。一般に、表示装置における白は色温度によって表される。
従来、上述したような3原色の表示装置が一般的に用いられていたが、近年、4原色を加法混色する表示装置が提案されている。この表示装置では、RGBという3つの色に加えてYeを追加した多原色化を行うことにより、色表現範囲を拡大している(たとえば、特許文献1から3参照)。
特開2001−306023号公報 特表2004−529396号公報 特開2001−209047号公報
例えば、図22は、特許文献1から3に開示された表示装置における画素を示す模式図である。図22に示すように、1つの画素は、4つのサブ画素(赤、緑、青および黄サブ画素)を有しており、各サブ画素はモザイク状に配列されている。
この表示装置のカラーフィルタは、図23に示すような波長特性を示す。図23のRed、GreenおよびBlueは、それぞれ、図19に示したのと同様の、赤、緑および青サブ画素のそれぞれのカラーフィルタの波長に対する透過率を示しており、図23のYellowは黄サブ画素のカラーフィルタの波長に対する透過率を示している。この表示装置が、図17に示したようなスペクトルを有するバックライトを用いており、図18に示したような液晶層の波長−透過光強度特性を有しているとすると、以下に示すような表示が行われる。
表2は、この表示装置において画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示している。
Figure 2007039957
ここで、Yellowは、黄サブ画素の輝度を最高輝度にしたときの画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示している。なお、ここで、4原色の液晶表示装置における赤、緑および青サブ画素は、図16に示した3原色の液晶表示装置における赤、緑および青サブ画素と、面積が3/4倍である点を除いて、同様の構成を有しているので、表2におけるRed、GreenおよびBlueのそれぞれのX、YおよびZの値は、表1の約3/4になっている。この表示装置でも、3原色の表示装置と同様に、白を表示するときすべてのサブ画素の輝度を最高輝度にする。
図24は、この表示装置において白を表示するときの赤、緑、青および黄サブ画素の輝度を示す模式図である。図24のR、G、BおよびYeは、それぞれ、赤、緑、青および黄サブ画素に対応している。白を表示するときの赤、緑、青および黄サブ画素の輝度は最高輝度である。
この場合、この表示装置における白についてのXは、Red、Blue、GreenおよびYellowのXの和である。同様に、白についてのYは、Red、Blue、GreenおよびYellowのYの和であり、白についてのZはRed、Blue、GreenおよびYellowのZの和である。
したがって、白についてのX、Y、Zは、それぞれ、321.1(=63.9+51.2+27.1+179.0)、343.3(=32.6+105.1+9.8+195.7)、182.9(=2.4+12.9+156.1+11.6)となる。このとき、x、y、zは、それぞれ、0.379、0.405、0.216となる。この表示装置における色温度は、表2に示すように、4200Kである。ここで、再び図21を参照すると、4原色の表示装置では、3原色の表示装置よりも色温度が低く、黄みを帯びた白が表示されることになる。その結果、4原色の表示装置では表示品位が低下することになる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、色再現範囲が広く、かつ、高い色温度を実現する表示装置を提供することにある。
本発明の表示装置は、複数のサブ画素によって規定される画素を有する表示装置であって、前記複数のサブ画素は、赤を表示する赤サブ画素と、緑を表示する緑サブ画素と、青を表示する青サブ画素と、黄を表示する黄サブ画素とを有し、前記画素が白を表示するとき、前記赤サブ画素の輝度は最高階調に対応する輝度よりも低い。
ある実施形態において、前記赤サブ画素の主波長は597nm以上780nm未満であり、前記緑サブ画素の主波長は488nm以上558nm未満であり、前記青サブ画素の主波長は380nm以上488nm未満であり、前記黄サブ画素の主波長は558nm以上597nm未満である。
ある実施形態において、前記画素が白を表示するとき、前記赤サブ画素の輝度は最高階調に対応する輝度の96%以下の輝度である。
ある実施形態において、前記画素が白を表示するとき、前記赤サブ画素の輝度は最高階調に対応する輝度の25%以上の輝度である。
ある実施形態において、前記画素が白を表示するとき、前記緑サブ画素、青サブ画素および黄サブ画素の輝度はそれぞれの最高階調に対応する輝度である。
ある実施形態において、前記画素によって表示される白の色温度は4200Kよりも大きい。
ある実施形態において、前記画素によって表示される白の色温度は5000K以上である。
本発明の表示装置は、画素を有し、前記画素が赤を表示するための赤サブフレームと、前記画素が緑を表示するための緑サブフレームと、前記画素が青を表示するための青サブフレームと、前記画素が黄を表示するための黄サブフレームとを含むフレームによって表示を行うフィールドシーケンシャル方式の表示装置であって、前記フレームにおいて前記画素が白を表示する場合、前記赤サブフレームにおける前記画素の輝度は最高階調に対応する輝度よりも低い。
本発明の表示装置によれば、輝度の低下を抑制しつつ高い色温度を実現することができる。
本発明による表示装置の第1の実施形態の模式的なブロック図である。 第1の実施形態において多色表示パネルの模式的なブロック図である。 第1の実施形態における画素を示す模式図である。 第1の実施形態において白を表示するときの赤、緑、青および黄サブ画素の輝度を示す模式図である。 第1の実施形態における色温度と輝度との関係を示すグラフである。 第1の実施形態におけるバックライトとそれ自体の色温度を上昇させたバックライトとから出射された光のスペクトルを示すグラフである。 第1の実施形態における色温度と輝度との関係を示すグラフである。 第1の実施形態における画像処理回路の模式的なブロック図である。 第1の実施形態において、赤の階調に対する赤サブ画素の階調の変化を説明するためのグラフである。 (a)〜(f)は、それぞれ、赤(R)、緑(G)、青(B)および黄(Ye)サブ画素の輝度を示す模式図である。 XYZ表色系色度図を示す図である。 本発明による表示装置の第2の実施形態におけるバックライトから出射された光のスペクトルを示すグラフである。 第2の実施形態における色温度と輝度との関係を示すグラフである。 本発明による表示装置の第3の実施形態におけるバックライトから出射された光のスペクトルを示すグラフである。 第3の実施形態における色温度と輝度との関係を示すグラフである。 従来の液晶表示装置における画素を示す模式図である。 従来の液晶表示装置におけるバックライトから出射された光のスペクトルを示すグラフである。 従来の液晶表示装置において液晶層の波長−透過光強度特性を示すグラフである。 従来の液晶表示装置におけるRGBの各カラーフィルタの波長特性を示すグラフである。 従来の液晶表示装置において白を表示するときの赤、緑および青サブ画素の輝度を示す模式図である。 XYZ表色系色度図を示すグラフである。 別の従来の液晶表示装置における画素を示す模式図である。 従来の液晶表示装置におけるRGBYeの各カラーフィルタの波長特性を示すグラフである。 従来の液晶表示装置において白を表示するときの赤、緑、青および黄サブ画素の輝度を示す模式図である。
符号の説明
100 表示装置
200 多色表示パネル
300 画像処理回路
(実施形態1)
以下、図面を参照しながら、本発明による表示装置の第1の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態の表示装置100の模式的なブロック図である。図1に示すように、表示装置100は、多色表示パネル200と、多色表示パネル200に入力する信号を生成する画像処理回路300とを備える。多色表示パネル200は、例えば、液晶パネルである。
本実施形態の表示装置100において、多色表示パネル200は、図2に示すように、表示素子210と、バックライト220とを有する。また、表示素子210は、アクティブマトリクス基板212と、対向基板214と、アクティブマトリクス基板212および対向基板214の間に配置された液晶層216とを有しており、対向基板214にはカラーフィルタ218が設けられている。また、バックライト220の光源にはLEDを用いている。多色表示パネル200は複数の画素を有しており、各画素は、複数のサブ画素によって規定されている。
図3は、表示装置100における画素を示す模式図である。図3に示すように、1つの画素は、4つのサブ画素(赤、緑、青および黄サブ画素)を有しており、各サブ画素は正方形状であり、モザイク状に配列されている。1つの画素における4つのサブ画素は、カラーフィルタ218において1つの画素領域あたり4つの異なるサブ画素領域を形成することによって実現される。
本実施形態の表示装置100において、バックライト220は、図17に示したのと同様のスペクトルの光を出射する。また、表示装置100は、図18に示したのと同様の液晶層の波長−透過光強度特性を有しており、カラーフィルタ218は、図23に示したのと同様の波長特性を有している。
各サブ画素の輝度は、各サブ画素の最低輝度(例えば、最低階調0に対応する輝度)から最高輝度(例えば、最高階調255に対応する輝度)までの範囲内で変化する。本明細書の以下の説明において、各サブ画素の階調が最低階調になるときの各サブ画素の輝度を最低輝度と称し、各サブ画素の階調が最高階調になるときの各サブ画素の輝度を最高輝度と称する。すべてのサブ画素、すなわち、赤、緑、青および黄サブ画素の輝度が最低輝度であるとき、画素によって表示される色は黒である。液晶層216(図2)に印加する電圧を変化させることにより、各サブ画素の輝度(階調)を変化させることができる。表示装置100は、赤、緑、青および黄サブ画素の輝度を任意の輝度に設定することにより、多様な色を表示することができる。
図4は、本実施形態の表示装置100において、白を表示するときの赤、緑、青および黄サブ画素の輝度を示す模式図である。図4のR、G、BおよびYeは、それぞれ、赤、緑、青および黄サブ画素に対応している。なお、図4のグラフにおける棒の長さは輝度に対応しているが、赤、緑、青および黄サブ画素の輝度の絶対値を示すものではなく、それぞれ、最高輝度に対する割合を示している。本明細書において、最高輝度に対する割合が同じ場合を出力レベル(輝度レベル)が同じと称する。本実施形態の表示装置100では、画素が白を表示するとき、緑、青および黄サブ画素の輝度は最高輝度に設定されており、赤サブ画素の輝度は最高輝度よりも低い輝度に設定されている。これにより、表示装置100において高い色温度が実現される。
以下、画素が白を表示するとき、赤サブ画素の輝度を最高輝度よりも低い輝度にする場合の詳細を説明する。まず、赤サブ画素の輝度を最低輝度にする場合を説明する。
表3は、本実施形態の表示装置100において画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示す。
Figure 2007039957
表3において、Redは赤サブ画素の輝度を最高輝度にし、緑、青および黄サブ画素の輝度を最低輝度にしたときの画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示している。同様に、GreenおよびBlueは、それぞれ、緑および青サブ画素の輝度を最高輝度にし、他のサブ画素の輝度を最低輝度にしたときの画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示している。また、Yellowは黄サブ画素の輝度を最高輝度にし、他のサブ画素の輝度を最低輝度にしたときの画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示している。Whiteは、赤、緑、青および黄サブ画素によって表示される白のXYZ表色系における値を示す。
また、表3のX、Y、Z、x、yおよびzはXYZ表色系におけるX、Y、Z、x、yおよびzを示している。当業者には明らかであるように、XYZ表色系において、x=X/(X+Y+Z)であり、y=Y/(X+Y+Z)であり、z=Z/(X+Y+Z)である。ここで、xyは色度ともいわれ、また、Yは明度に対応している。
表2を参照して説明したように、従来の4原色の表示装置では、画素が白を表示するとき、赤、青、緑および黄サブ画素のぞれぞれの輝度は最高輝度であり、この表示装置における白についてのX、YおよびZは、それぞれ、Red、Green、BlueおよびYellowのX、YおよびZの和である。これに対して、本実施形態の表示装置100では、白を表示するときの赤サブ画素の輝度は最低輝度であり、緑、青および黄サブ画素の輝度は最高輝度である。
そのため、本実施形態の表示装置100における白についてのXは、Redを除いたBlue、GreenおよびYellowのXの和である。同様に、白についてのYは、Redを除いたBlue、GreenおよびYellowのYの和であり、白についてのZは、Redを除いたBlue、GreenおよびYellowのZの和である。したがって、本実施形態の表示装置100における白についてのX、Y、Zは、それぞれ、257.2(=51.2+27.1+179.0)、310.7(=105.1+9.8+195.7)、180.6(=12.9+156.1+11.6)となる。また、このとき、x、y、zは、それぞれ0.344、0.415、0.241となる。本実施形態の表示装置100において、色温度は、表3に示すように、5200Kである。したがって、本実施形態の表示装置100によれば、表2を参照して説明した従来の4原色の表示装置における色温度(4200K)よりも高い色温度を実現することができる。
なお、白を表示するときの赤サブ画素の輝度は最低輝度でなくてもよい。以下に、表4、5および6を参照して、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度の25、50、75%に設定する場合を説明する。
表4は、本実施形態の表示装置100において画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示す。ここでは、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度の25%に設定している。
Figure 2007039957
白を表示するとき、赤サブ画素の輝度は赤サブ画素の最高輝度の25%であり、また、緑、青および黄サブ画素の輝度は最高輝度である。そのため、本実施形態の表示装置100における白についてのXは、RedのXの25%、Blue、GreenおよびYellowのXの和である。同様に、白についてのYは、RedのYの25%、Blue、GreenおよびYellowのYの和であり、白についてのZは、RedのZの25%、Blue、GreenおよびYellowのZの和である。したがって、本実施形態の表示装置100における白についてのX、Y、Zは、それぞれ、273.1(=(63.9×0.25)+51.2+27.1+179.0)、318.8(=(32.6×0.25)+105.1+9.8+195.7)、181.2(=(2.4×0.25)+12.9+156.1+11.6)となる。このとき、x、y、zは、それぞれ0.353、0.412、0.234となる。この場合、色温度は、表4に示すように、4900Kである。
表5は、本実施形態の表示装置100において画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示す。ここでは、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度の50%に設定している。
Figure 2007039957
白を表示するとき、赤サブ画素の輝度は赤サブ画素の最高輝度の50%であり、また、緑、青および黄サブ画素の輝度は最高輝度であるので、本実施形態の表示装置100における白についてのX、YおよびZは、それぞれ、RedのX、YおよびZの50%、Green、BlueおよびYellowのX、YおよびZの和である。したがって、白についてのX、Y、Zは、それぞれ、289.1(=(63.9×0.5)+51.2+27.1+179.0)、327.0(=(32.6×0.5)+105.1+9.8+195.7)、181.7(=(2.4×0.5)+12.9+156.1+11.6)となる。このとき、x、y、zは、それぞれ、0.362、0.410、0.228となる。この場合、色温度は、表5に示すように、4600Kである。
表6は、本実施形態の表示装置100において画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示す。ここでは、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度の75%に設定している。
Figure 2007039957
白を表示するとき、赤サブ画素の輝度は赤サブ画素の最高輝度の75%であり、また、緑、青および黄サブ画素の輝度は最高輝度であるので、本実施形態の表示装置100における白についてのX、YおよびZは、それぞれ、RedのX、YおよびZの75%、Green、BlueおよびYellowのX、YおよびZの和である。したがって、白についてのX、Y、Zは、それぞれ、305.1(=(63.9×0.75)+51.2+27.1+179.0)、335.1(=(32.6×0.75)+105.1+9.8+195.7)、182.3(=(2.4×0.75)+12.9+156.1+11.6)となる。このとき、x、y、zは、それぞれ、0.371、0.407、0.222となる。この場合、色温度は、表6に示すように、4400Kである。
表4、5および6を参照して説明したように、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度の25、50および75%のいずれに設定しても、表2を参照して説明した従来の4原色の表示装置における色温度(4200K)よりも高い色温度を実現することができる。なお、白を表示するときの赤サブ画素の輝度が低いほど、高い色温度を実現することができる。
以下、図5を参照して、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を最高輝度よりも低い輝度にすることによって色温度を上昇させる利点を説明する。図5は、本実施形態の表示装置100における色温度と輝度との関係を示すグラフである。図5のグラフにおいて、横軸は色温度を示し、縦軸は白を表示するときの輝度を示している。
図5のEは、本実施形態の表示装置100において、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度よりも低い輝度に設定した結果を示している。表3から表6を参照して説明したように、赤サブ画素の輝度を低くするほど、色温度を上昇させることができる。
なお、色温度の上昇は、上述したように、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を低下させる手法だけでなく、別の手法によっても実現される。例えば、バックライトのLEDを変更することにより、色温度を上昇させることができる。本実施形態の表示装置100では、図6のBL1に示したスペクトルの光を出射するバックライト220を用いているが、このバックライトを図6のBL2に示すように青に相当する波長の強度が大きいスペクトルの光を出射するバックライトに変更すると、色温度を上昇させることができる。このようにバックライトを変更することにより色温度を上昇させたときの結果を図5のX1に示す。なお、図6に示すように、BL2では、出射光のうち青に相当する波長の光の強度が大きいので、BL2のスペクトルを示すバックライト自体の色温度は、本実施形態の表示装置100におけるバックライト220自体の色温度よりも高い。なお、本明細書において、特にバックライトの色温度と言及しない限り、色温度は、表示装置における色温度を意味する。
また、別の手法として、白を表示するときの黄サブ画素の輝度を最高輝度よりも低い輝度にすることにより、色温度を上昇させることができる。表示装置100における画素は、図16に示した場合の画素と比べて黄サブ画素が追加されており、すべてのサブ画素の輝度を最高輝度にすると黄を帯びた白が表示されることから、白を表示するときの黄サブ画素の輝度を最高輝度よりも低い輝度にすることにより、色温度を上昇させることができる。この結果を図5のX2に示す。
あるいは、さらに別の手法として、表示モードの光学条件を変更することにより、色温度を上昇させることができる。具体的には、青サブ画素の透過率を上昇させるようにセル厚を小さくしてリタデーションを小さくすると、青に相当する波長の光の強度が大きくなり、色温度が上昇する。この結果を図5のX3に示す。
以上のように、色温度を上昇させるだけなら、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を最高輝度よりも低い輝度にする手法以外にも他の手法がある。しかしながら、図5のEとX1、X2およびX3との比較から理解されるように、図5のX1、X2およびX3に対応する別の手法と比べて、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を最高輝度よりも低い輝度に設定する手法によれば、輝度の低下を防ぎつつ色温度を上昇させることができる。
バックライトを変更する場合、輝度が大きく低下するのは、図6のBL2のほうが図6のBL1よりも人の眼の視感度が高い黄の波長の光の強度が低いからである。
また、白を表示するときの黄サブ画素の輝度を最高輝度よりも低い輝度にする場合、輝度が大きく低下するのは以下のように考えられる。すべてのサブ画素の輝度を最高輝度にするときと比べて、図5のEでは赤サブ画素の輝度を低下させているのに対して、図5のX2では黄サブ画素の輝度を低下させている。このとき、すべてのサブ画素の輝度を最高輝度にしたときの画素全体の輝度に対して黄サブ画素が寄与する割合は赤サブ画素が寄与する割合よりも大きいので、黄サブ画素の階調の低下によって生じる画素全体の輝度の低下は、赤サブ画素の階調の低下によって生じる画素全体の輝度の低下よりも大きい。
また、表示モードの光学条件を変更する場合、輝度が大きく低下するのは、青サブ画素の透過率を上昇させるようにセル厚を小さくしてリタデーションを小さくすると、青に相当する波長以外の波長の透過率が悪くなり、その結果、画素全体の透過率が低下するからである。
以上のように、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度よりも低い輝度に設定することにより、白を表示するときの画素の輝度が大きく低下することを防ぎつつ色温度を上昇させることができる。
図7は、本実施形態の表示装置100における色温度と輝度との関係を示すグラフである。図7のグラフにおいて、A1は、上述した表3に対応しており、本実施形態の表示装置100において、白を表示するときの赤サブ画素の輝度が最低輝度であるときの結果を示している。A2、A3およびA4は、それぞれ、上述した表4、5および6に対応しており、白を表示するときの赤サブ画素の輝度が最高輝度の25、50および75%であるときの結果を示している。
色温度が上昇するほど輝度は低くなっているが、これは、色温度を上昇させるために赤サブ画素の輝度を低くするほど、画素全体の輝度も低くなるからである。なお、図7の破線は、図5のX1に対応しており、バックライトを変更する場合の色温度および輝度の変化を示している。
本実施形態の表示装置100では、画像処理回路300(図1)は、テレビジョン信号に基づいて多色表示パネル200に入力するための信号を生成してもよい。テレビジョン信号はRGBの映像信号であるので、テレビジョン信号を多色表示パネル200に適合させるために、画像処理回路300は、RGBの映像信号を多色表示信号に変換する。
図8は、本実施形態の表示装置100における画像処理回路300の模式的なブロック図である。
画像処理回路300は、RGB信号からXYZ信号を生成するマトリクス演算部310と、XYZ信号から(x、y)信号と明度に対応するY値を示すY値信号とを分離して生成する分離部320と、(x、y)信号から(r、g、b、ye)信号を生成する変換回路330と、(r、g、b、ye)信号およびY値信号に基づいて(R、G、B、Ye)信号を生成する合成部340とを有する。
RGB信号のR、GおよびBは、3原色で表示を行うときの赤、緑および青の階調を示している。マトリクス演算部310は、RGB信号に基づいてXYZ信号を生成する。マトリクス演算部310では、赤、緑および青の階調に基づいて赤、緑および青サブ画素の輝度を計算し、この赤、緑および青サブ画素の輝度を用いて所定の換算式を計算することによって得られたXYZを示すXYZ信号が生成される。
分離部320は、XYZ信号に示されたXYZから所定の換算式を用いてxおよびyを計算し、xおよびyを示す(x、y)信号を変換回路330に出力する。分離部320は、また、XYZのうちのYを示すY値信号を生成し、Y値信号を合成部340に出力する。Y値は明度に対応している。xおよびyによって色の色相および彩度が特定される。
変換回路330は、ルックアップテーブルを参照して(x、y)信号に基づいて(r、g、b、ye)信号を生成する。(r、g、b、ye)信号に示される(r、g、b、ye)は、赤、緑、青および黄サブ画素の輝度の割合を示している。変換回路330では、r、g、bおよびyeのそれぞれのルックアップテーブルが用意されており、xおよびyの値に基づいて、r、g、bおよびyeの値がそれぞれ決定される。なお、(r、g、b、ye)によって色の色相および彩度が特定されるが、(r、g、b、ye)によって特定される彩度はxおよびyによって特定される彩度よりも高く表現することがある。本表示装置100は、従来の表示装置には表現できない彩度の色の表現を可能にすることもできる装置である。また、ルックアップテーブルは、例えば、シンクロナス・ダイナミック・ラム(SDRAM)などのRAM、およびリード・オンリ・メモリ(ROM)を用いて構成することができる。
変換回路330は、(r、g、b、ye)を示す(r、g、b、ye)信号を合成部340に出力する。合成部340は、(r、g、b、ye)信号およびY値信号に基づいて(R、G、B、Ye)信号を生成する。(R、G、B、Ye)信号におけるR、G、BおよびYeは、各サブ画素の輝度(階調)を示している。合成部340は、(R、G、B、Ye)信号を多色表示パネル200に出力する。
多色表示パネル200は、各サブ画素の輝度(階調)が(R、G、B、Ye)信号に示されたR、G、BおよびYeとなるようにサブ画素の輝度(階調)を制御する。以上のように、本実施形態の表示装置100によれば、入力信号がRGBの3原色映像信号であっても、より広い色表現範囲で表示を行うことができる。また、本画像処理回路300の処理方法は、一例にすぎず、他の方法で(R、G、B、Ye)信号を作成してもよい。
なお、上述した説明では、白を表示する場合を説明したが、表示装置100は、実際には、多様な色を表示することが要求されており、例えば、赤サブ画素の輝度を最高輝度に近い輝度に設定した上で、他のサブ画素(緑、青および黄サブ画素)の輝度をある輝度に設定することで、ピンク、オレンジといった赤系統の色を表示することができる。
以下、図9および図10を参照して、画素によって表示される色が黒から赤の色相における最明色を経て白に変化する場合の赤サブ画素の階調の変化を説明する。
図9は、黒から赤を経て白へ至る赤の階調に対する赤サブ画素の階調の変化を説明するためのグラフである。横軸は、画像処理回路300に入力される信号によって示された色の階調を示しており、縦軸は、画像処理回路300から多色表示パネル200に出力される信号に示された赤サブ画素の階調を示している。
なお、赤の階調が上昇するほど、画素によって表示される色の明度は上昇する。赤の階調は、画素が黒を表示するとき、最低階調であり、画素が白を表示するとき、最高階調である。一方、赤サブ画素の階調が上昇するほど、赤の彩度は上昇する。
図10(a)〜(f)は、それぞれ、赤、緑、青および黄サブ画素の輝度を示す模式図である。図10(a)〜(f)のそれぞれにおいて、R、G、BおよびYeは、それぞれ、赤、緑、青および黄サブ画素に対応している。なお、図10のグラフにおける棒の長さは輝度に対応しているが、赤、緑、青および黄サブ画素の輝度の絶対値を示すものではなく、最高輝度に対する割合を示している。
まず、参考のために、従来の表示装置における階調の変化を説明する。図9のP1は、従来の表示装置における赤の階調に対する赤サブ画素の階調の変化を示している。
画素によって表示される色が黒のとき、赤の階調は最低階調であり、赤サブ画素の階調も最低階調である。赤の階調が最低階調から上昇するにつれて、赤サブ画素の階調も上昇する。
図10(a)に示すように、赤サブ画素の輝度が最高輝度となり(すなわち、赤サブ画素の階調は最高階調となり)、緑、青および黄サブ画素の輝度は最低輝度となると、画素によって表示される色は赤の色相における彩度がL*a*b*表色系において最も高くなる。この場合、画素によって表示される色を赤の色相における最明色という。
次いで、赤サブ画素の輝度(階調)を最高輝度(最高階調)に保持したまま、赤サブ画素以外のサブ画素の輝度(階調)を最低輝度(最低階調)から増加させる。赤サブ画素以外のサブ画素の輝度(階調)を増加させると、赤の彩度は低下するが、赤の階調(すなわち、画素によって表示される色の明度)は増加する。
この場合、図10(b)に示すように、赤サブ画素の輝度を最高輝度に保持したまま緑、青および黄サブ画素の輝度を増加させると、画素によって表示される色は、最明色よりも明度の高い色になる。なお、ここでは、緑、青および黄サブ画素の出力レベル(輝度レベル)は同じである。
また、図10(c)に示すように、赤サブ画素の輝度を最高輝度に保持したまま緑、青および黄サブ画素の輝度をさらに増加させると、画素によって表示される色は、より高い明度の赤になる。また、ここでも、緑、青および黄サブ画素の出力レベル(輝度レベル)は同じである。
このとき、図10(b)および図10(c)に示すように、赤サブ画素の輝度のうち、緑、青および黄サブ画素と同じ出力レベルの部分を「白成分」と、残りの部分を「赤成分」と考えることができる。図10(b)では、赤成分は白成分よりも多く、表示される色の彩度が比較的高いのに対して、図10(c)では、赤成分は白成分よりも少なく、表示される色の彩度は比較的低い。
全てのサブ画素、すなわち、赤、緑、青および黄サブ画素の輝度(階調)が最高輝度(最高階調)になると、図24を参照して上述したように、画素は白を表示する。ただし、この場合の白は、黄みを帯びた白である。
次いで、本実施形態の表示装置100における階調の変化を説明する。図9のM1からM5は、表示装置100における赤の階調に対する赤サブ画素の階調の変化を示している。本実施形態の表示装置100において各サブ画素の輝度の変化は、赤の階調が最明色に対応する階調になるまで、従来の表示装置と同様である。
図9のM1からM5のいずれも、白を表示するときの赤サブ画素の階調が最高階調よりも低い階調である点が共通している。このとき、図10(d)に示すように、赤サブ画素の輝度は最高輝度よりも低い輝度であり、緑、青および黄サブ画素の輝度は最高輝度である。
しかしながら、図9のM1からM5は、赤サブ画素の階調の変化の大きさおよび/または変化の仕方の点で異なる。なお、以下の説明において、白を表示するときの赤サブ画素の階調を所定の階調と称することがある。また、赤サブ画素の階調が所定の階調であるときの赤サブ画素の輝度を所定の輝度と称することがある。
なお、図9のM1、M2およびM3では、白を表示するとき、赤サブ画素の輝度を最高輝度のおよそ50%に設定している。同様に、図9のM4では、赤サブ画素の輝度を最高輝度のおよそ25%に設定しており、図9のM5では、赤サブ画素の輝度を最高輝度のおよそ10%に設定している。
図9のM1では、赤の階調の上昇に伴い赤サブ画素の階調を最高階調から所定の階調まで線形的に変化させている。この場合、赤の階調の変化に応じて赤サブ画素の階調を線形的に変化させればよいので、画像処理回路300の変換回路330(図8)を容易に構成することができる。例えば、赤サブ画素の出力レベルの減少量は白成分の相関量として簡単な関数で決定される。
また、図9のM2では、赤の階調が上昇するほど赤サブ画素の階調の減少の程度が大きくなるように赤サブ画素の階調を最高階調から所定の階調まで変化させている。また、図9のM3では、赤の階調がある階調になるまで赤サブ画素の階調を最高階調に保持し、赤の階調がある階調を越えてから、赤サブ画素の階調を最高階調から所定の階調まで変化させている。なお、図9のM2およびM3のように出力レベルを非線形的に変化させることにより、より明度が高くかつより彩度の高い赤の領域の色を再現することが可能となる。
図9のM1からM3のいずれにおいても、赤サブ画素の階調は、赤の色相における色表現範囲がポインターガマット(Pointer Gamut)を囲むように変化することが好ましい。ポインターガマットは、自然界に存在する物体の物体色の色域であり、自然界に存在する物体の物体色の彩度および明度の最大範囲を示している。
図9のM4では、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を最高輝度のおよそ10%に設定しており、赤の階調の上昇に伴い赤サブ画素の階調を最高階調から所定の階調まで線形的に変化させている。図9のM5では、赤の階調の上昇に伴い赤サブ画素の階調を最高階調から所定の階調までステップ状に変化させている。
図9のM4のように、白を表示するときの赤サブ画素の輝度が最高輝度の25%未満であると、白を表示するとき、図10(e)に示すように、赤サブ画素の輝度は、緑、青および黄サブ画素の輝度と比べてかなり低い。この場合、ピンク、オレンジといった赤系統の色を表示するとき、図10(f)に示すように、緑、青および黄サブ画素の輝度を赤サブ画素の所定の輝度よりもさらに低くすることにより、赤成分を形成することができ、それにより、明るい赤を表示することができる。しかしながら、画素によって表示される色の輝度は、各サブ画素の輝度の合計であるので、所定の輝度が低いと、画素全体の輝度が低くなってしまう。また、この場合、図10(b)に示したように、赤成分を大きくできない。したがって、所定の輝度が低いと、明度および彩度の高い赤(すなわち、淡い赤)を表示することができない。
したがって、図9のM1〜M3に示すように、所定の輝度は最高輝度の25%以上100%未満、例えば、96%以下であることが好ましい。最高輝度の96%の輝度は、階調数が64である場合の63階調目の輝度に相当し、階調数が256である場合の251階調目の輝度に相当する。
また、図9のM5のように、赤サブ画素の階調をステップ状に変化させる場合、その段差部分では、赤の階調が1つ変化すると、赤サブ画素の階調が大きく変化することになり、色トビが生じる。したがって、図9のM1〜M3に示すように、赤サブ画素の階調(輝度)は最高階調(輝度)から所定の階調(輝度)まで連続的に変化することが好ましい。
図9のH1は、比較例の表示装置において、画素によって表示される色の階調を最低階調から最高階調まで変化させる場合における赤サブ画素の階調の変化を示している。図9のM1〜M5とH1との比較から明らかであるように、図9のH1では、赤の色相における最明色において、赤サブ画素の階調を最高階調よりも低い階調にしているので、この場合、広い色表現範囲で色を表示することができない。
図11は、XYZ表色系色度図を示すグラフである。図11には、スペクトル軌跡および主波長を示している。本明細書では、XYZ表色系色度図において、主波長が597nm以上780nm未満のサブ画素を赤サブ画素と称し、主波長が488nm以上558nm未満のサブ画素を緑サブ画素と称し、主波長が380nm以上488nm未満のサブ画素を青サブ画素と称し、主波長が558nm以上597nm未満のサブ画素を黄サブ画素と称する。このような主波長と色相との関係は、例えば、Kelly, K.L.(1943) Color designations of lights: J. Opt. Soc. Am. 33, 627に記載されている。
本実施形態の表示装置100によれば、従来の液晶表示装置の構成を大きく変更することなく、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を最高輝度よりも低い輝度にすることにより、輝度の低下を抑えつつ色温度を上昇させることができる。
なお、上述した説明では、カラーフィルタ218は対向基板214に設けられていたが、カラーフィルタ218はアクティブマトリクス基板212に設けられてもよい。
また、上述した説明では、サブ画素はモザイク状に配列されていたが、本実施形態はこれに限定されない。各サブ画素は、赤、緑、青および黄サブ画素は短冊状の形状を有しており、ストライプ状に配列されていてもよい。
また、上述した説明では、白を表示するときに最高輝度よりも低い輝度に設定したのは赤サブ画素のみであったが、本実施形態はこれに限定されない。赤サブ画素だけでなく他のサブ画素の輝度を最高輝度よりも低い輝度に設定してもよい。例えば、白を表示するとき、赤サブ画素だけでなく黄サブ画素および緑サブ画素の輝度を最高輝度より低い輝度に設定してもよい。このように白を表示するときに3つのサブ画素の輝度を最高輝度よりも低い輝度にすることで、カラーバランスを取ることができ、表示全体で自然な色表現が可能となる。
(実施形態2)
上述した実施形態1の表示装置では、従来の液晶表示装置と同様のバックライト220を用いたが、本発明の表示装置はこれに限定されない。
以下、図面を参照して、本発明による表示装置の第2の実施形態を説明する。本実施形態の表示装置100は、バックライト220がスペクトルの異なる光を出射する点を除いて、図1、図2および図8を参照して説明した実施形態1の表示装置と同様の構成を有しており、冗長さを避けるために、重複する説明を省略する。
図12は、本実施形態の表示装置100におけるバックライト220から出射された光のスペクトルを示すグラフである。本実施形態の表示装置100におけるバックライト220は、実施形態1の表示装置におけるバックライトよりも、青に対応する波長の強度が大きく、緑から赤に対応する波長の強度が小さい光を出射し、その色度(xy)は(0.28、0.25)である。このバックライト220の色温度は、実施形態1の表示装置におけるバックライトよりも色温度が高い。なお、表示装置100は、実施形態1の表示装置と同様の液晶層の波長−透過光強度特性を有しており、カラーフィルタ218も、実施形態1の表示装置と同様の波長特性を有している。
表7は、本実施形態の表示装置100において画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示す。
Figure 2007039957
本実施形態の表示装置100におけるバックライト220は、実施形態1の表示装置におけるバックライトと異なるため、表7に示したX、YおよびZは、表3〜表6に示したX、YおよびZとは異なっている。なお、カラーフィルタ218および液晶層216は実施形態1の表示装置と同様のカラーフィルタおよび液晶層を用いているため、表7と表3〜表6との比較から理解されるように、本実施形態の表示装置100におけるx、yおよびzは実施形態1の表示装置におけるx、yおよびzとほとんど同じである。本実施形態の表示装置100は実施形態1の表示装置と同様に動作する。
ここで、白を表示するときの赤サブ画素の輝度は最低輝度であるので、本実施形態の表示装置100における白についてのXは、Redを除いたBlue、GreenおよびYellowのXの和である。同様に、白についてのYは、Redを除いたBlue、GreenおよびYellowのYの和であり、白についてのZは、Redを除いたBlue、GreenおよびYellowのZの和である。したがって、本実施形態の表示装置100における白についてのX、Y、Zは、230.2(=43.6+34.7+151.9)、267.7(=90.1+11.4+166.2)、226.4(=13.6+199.6+13.1)となる。
このとき、表示装置100における色温度は、表7に示すように6100Kである。したがって、本実施形態の表示装置100によれば、表3を参照して説明した実施形態1の表示装置における色温度(5200K)よりもさらに高い色温度を実現することができる。これは、表示装置100におけるバックライト220は、実施形態1の表示装置におけるバックライトよりも、青に対応する波長の強度が大きく、緑から赤に対応する波長の強度が小さい光を出射するからである。
なお、白を表示するときの赤サブ画素の輝度は最低輝度でなくてもよい。以下に、表8、9および10を参照して、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度の25、50、75%に設定する場合を説明する。
表8は、本実施形態の表示装置100において画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示す。ここでは、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度の25%に設定している。
Figure 2007039957
ここで、白を表示するときの赤サブ画素の輝度は赤サブ画素の最高輝度の25%であるので、本実施形態の表示装置100における白についてのX、YおよびZは、それぞれ、RedのX、YおよびZの25%、Green、BlueおよびYellowのX、YおよびZの和である。この場合、色温度は、表8に示すように、5700Kである。
表9は、本実施形態の表示装置100において画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示す。ここでは、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度の50%に設定している。
Figure 2007039957
ここで、白を表示するときの赤サブ画素の輝度は赤サブ画素の最高輝度の50%であるので、本実施形態の表示装置100における白についてのX、YおよびZは、それぞれ、RedのX、YおよびZの50%、Green、BlueおよびYellowのX、YおよびZの和である。この場合、色温度は、表9に示すように、5400Kである。
表10は、本実施形態の表示装置100において画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示す。ここでは、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度の75%に設定している。
Figure 2007039957
ここで、白を表示するときの赤サブ画素の輝度は赤サブ画素の最高輝度の75%であるので、本実施形態の表示装置100における白についてのX、YおよびZは、それぞれ、RedのX、YおよびZの75%、Green、BlueおよびYellowのX、YおよびZの和である。この場合、色温度は、表10に示すように、5000Kである。
図13は、本実施形態の表示装置100における色温度と輝度との関係を示すグラフである。図13のグラフにおいて、B1は、上述した表7に対応しており、本実施形態の表示装置100において、白を表示するときの赤サブ画素の輝度が最低輝度であるときの結果を示している。また、B2、B3およびB4は、それぞれ、上述した表8、9および10に対応しており、白を表示するときの赤サブ画素の輝度が最高輝度の25、50および75%であるときの結果を示している。このように、白を表示するときの赤サブ画素の輝度が低いほど、高い色温度を実現することができる。
図13のグラフには、また、参考のために、図7を参照して説明した実施形態1の表示装置の結果A1〜A4を示している。また、図7に示したグラフと同様に、図13のグラフにおいても、破線で、バックライトを変更することにより色温度を上昇させる場合の色温度および輝度の変化を示している。バックライトのみの変更によって色温度を上昇させる場合には輝度が大きく低下するのに対して、本実施形態の表示装置100では、バックライト220自体の色温度を上昇させるとともに、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度よりも低い輝度に設定しているので、輝度の低下を抑制しつつより高い色温度を実現することができる。
(実施形態3)
以下、図面を参照して、本発明による表示装置の第3の実施形態を説明する。
本実施形態の表示装置100は、バックライト220がスペクトルの異なる光を出射する点を除いて、図1、図2および図8を参照して説明した実施形態1および2の表示装置と同様の構成を有しており、冗長さを避けるために、重複する説明を省略する。
図14は、本実施形態の表示装置100におけるバックライト220から出射された光のスペクトルを示すグラフである。本実施形態の表示装置100におけるバックライト220は、実施形態2の表示装置におけるバックライトよりも、青に対応する波長の強度がさらに大きく、緑から赤に対応する波長成分の強度がさらに小さい光を出射し、その色度(xy)は(0.25、0.22)である。なお、表示装置100は、実施形態1の表示装置と同様の液晶層の波長−透過光強度特性を有しており、カラーフィルタ218も、実施形態1の表示装置と同様の波長特性を有している。
表11は、本実施形態の表示装置100において画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示す。
Figure 2007039957
本実施形態の表示装置100におけるバックライト220は、実施形態1および2の表示装置におけるバックライトと異なるため、表11に示したX、YおよびZは、表3〜表6および表7〜10に示したX、YおよびZとは異なっている。なお、カラーフィルタ218および液晶層216は実施形態1および2の表示装置と同様のカラーフィルタ液晶層を用いているため、表11と表3〜表6との比較および表11と表7〜表10との比較から理解されるように、本実施形態の表示装置100におけるx、yおよびzは実施形態1および2の表示装置におけるx、yおよびzとほとんど同じである。本実施形態の表示装置100は実施形態1および2の表示装置と同様に動作する。
ここで、白を表示するときの赤サブ画素の輝度は最低輝度であるので、本実施形態の表示装置100における白についてのX、YおよびZは、それぞれ、Redを除いたGreen、BlueおよびYellowのX、YおよびZの和、すなわち、208.4(=37.6+40.7+130.1)、233.0(=78.0+12.6+142.4)、262.8(=14.2+234.2+14.3)となる。
このとき、表示装置100における色温度は、表11に示すように、7500Kである。したがって、本実施形態の表示装置100によれば、表7を参照して説明した実施形態2の表示装置における色温度(6100K)よりもさらに高い色温度を実現することができる。これは、本実施形態の表示装置100におけるバックライト220は、実施形態2の表示装置におけるバックライトよりも、青に対応する波長の強度が大きく、緑から赤に対応する波長の強度が小さい光を出射するからである。
また、白を表示するときの赤サブ画素の階調は最低階調でなくてもよい。以下に、表12、13および14を参照して、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度の25、50、75%に設定する場合を説明する。
表12は、本実施形態の表示装置100において画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示す。ここでは、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度の25%に設定している。
Figure 2007039957
ここで、白を表示するときの赤サブ画素の輝度は赤サブ画素の最高輝度の25%であるので、本実施形態の表示装置100における白についてのX、YおよびZは、それぞれ、RedのX、YおよびZの25%、Green、BlueおよびYellowのX、YおよびZの和である。この場合、色温度は、表12に示すように、7000Kである。
表13は、本実施形態の表示装置100において画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示す。ここでは、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度の50%に設定している。
Figure 2007039957
ここで、白を表示するときの赤サブ画素の輝度は赤サブ画素の最高輝度の50%であるので、本実施形態の表示装置100における白についてのX、YおよびZは、それぞれ、RedのX、YおよびZの50%、Green、BlueおよびYellowのX、YおよびZの和である。この場合、色温度は、表13に示すように、6500Kである。
表14は、本実施形態の表示装置100において画素によって表示される色のXYZ表色系における値を示す。ここでは、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度の75%に設定している。
Figure 2007039957
ここで、白を表示するときの赤サブ画素の輝度は赤サブ画素の最高輝度の75%であるので、本実施形態の表示装置100における白についてのX、YおよびZは、それぞれ、RedのX、YおよびZの75%、Green、BlueおよびYellowのX、YおよびZの和である。この場合、色温度は、表14に示すように、6100Kである。
図15は、本実施形態の表示装置100における色温度と輝度との関係を示すグラフである。図15のグラフにおいて、C1は、上述した表11に対応しており、本実施形態の表示装置100において、白を表示するときの赤サブ画素の輝度が最低輝度であるときの結果を示している。また、C2、C3およびC4は、それぞれ、上述した表12、13および14に対応しており、白を表示するときの赤サブ画素の輝度が最高輝度の25、50および75%であるときの結果を示している。このように、白を表示するときの赤サブ画素の輝度が低いほど、高い色温度を実現することができる。
図15のグラフには、また、参考のために、図7を参照して説明した実施形態1の表示装置の結果A1〜A4および図13を参照して説明した実施形態2の表示装置の結果B1〜B4を示している。また、図7および図13に示したグラフと同様に、図15のグラフにおいても、破線で、バックライトを変更することにより色温度を上昇させる場合の色温度および輝度の変化を示している。バックライトのみの変更によって色温度を上昇させる場合には輝度が大きく低下するのに対して、本実施形態の表示装置100では、バックライト220自体の色温度を上昇させるとともに、白を表示するときの赤サブ画素の輝度を赤サブ画素の最高輝度よりも低い輝度に設定しているので、輝度の低下を抑制しつつより高い色温度を実現することができる。
なお、色温度は5000K以上であることが好ましい。また、色温度は5500K以上であることがさらに好ましい。これにより、黄を帯びていない自然な色調の白表示が可能となる。
また、上述した実施形態1〜3の表示装置100では、各画素が複数のサブ画素を有する場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明による表示装置は、フィールドシーケンシャル方式で駆動されてもよい。フィールドシーケンシャル方式では、1フレームを各原色に対応した複数のサブフレームで構成することによって、カラー表示が行われる。フレームは、画素が赤を表示するための赤サブフレームと、画素が緑を表示するための緑サブフレームと、画素が青を表示するための青サブフレームと、画素が黄を表示するための黄サブフレームとを含んでおり、あるフレームにおいて画素が白を表示する場合、図4などに示したように赤サブフレームにおける画素の輝度を最高階調に対応する輝度よりも低くすることにより、同様の効果を得ることができる。この場合、多色表示パネル200は、赤、緑、青および黄の4つの光源を有しており、1フィールド内において各光源は順番に点灯する。光源は、蛍光管であってもLEDであってもよい。
また、上述した実施形態1〜3の表示装置100では、多色表示パネルとして液晶パネルを説明してきたが、本実施形態はこれに限定されない。多色表示パネルは、CRT、プラズマ表示パネル(PDP)、SED表示パネル、液晶プロジェクタなどの多色表示が可能な任意の表示装置であってもよい。
なお、上述した実施形態1〜3の表示装置100の画像処理回路300が備えている構成要素は、ハードウェアによって実現できるほか、これらの一部または全部をソフトウェアによって実現することもできる。これらの構成要素をソフトウェアによって実現する場合、コンピュータを用いて構成してもよく、このコンピュータは、各種プログラムを実行するためのCPU(central processing unit)や、それらのプログラムを実行するためのワークエリアとして機能するRAM(random access memory)などを備えるものである。そして各構成要素の機能を実現するためのプログラムをコンピュータにおいて実行し、このコンピュータを各構成要素として動作させる。
また、プログラムは、記録媒体からコンピュータに供給されてもよく、あるいは、通信ネットワークを介してコンピュータに供給されてもよい。記録媒体は、コンピュータと分離可能に構成されてもよく、コンピュータに組み込むようになっていてもよい。この記録媒体は、記録したプログラムコードをコンピュータが直接読み取ることができるようにコンピュータに装着されるものであっても、外部記憶装置としてコンピュータに接続されたプログラム読取装置を介して読み取ることができるように装着されるものであってもよい。記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープなどのテープ:フレキシブルディスク/ハードディスク等の磁気ディスク、MO、MD等の光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、CD―R等の光ディスクを含むディスク:ICカード(メモリカードを含む)、光カード等のカード:あるいは、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等の半導体メモリなどを用いることができる。また、通信ネットワークを介してプログラムを供給する場合、プログラムは、そのプログラムコードが電子的な伝送で具現化された搬送波あるいはデータ信号の形態をとる。
本発明による表示装置は、例えば、パソコンのモニター、液晶テレビ、液晶プロジェクタ、携帯電話の表示パネルなどに好適に用いることができる。特に、携帯電話の表示パネルなど小型の表示装置に適用することが好ましい。一般的に、携帯電話、デジタルカメラ、ノートPCなどのモバイル機器はバッテリーで動作される場合が多く、電源の確保に制約がある。そのようなモバイル機器の表示装置では、画素が小さく、それにより、開口率も小さい。そのため小型の表示装置ほど輝度効率が低くなる傾向があるが、本発明の表示装置によれば、赤(R)、緑(G)および青(B)に輝度効率の高い黄(Ye)を追加することで、表示装置の輝度効率を高めることができる。さらに彩度の高い黄(Ye)を用いることによって色再現範囲を損なうことなく輝度効率を高めることができる。

Claims (8)

  1. 複数のサブ画素によって規定される画素を有する表示装置であって、
    前記複数のサブ画素は、赤を表示する赤サブ画素と、緑を表示する緑サブ画素と、青を表示する青サブ画素と、黄を表示する黄サブ画素とを有し、
    前記画素が白を表示するとき、前記赤サブ画素の輝度は最高階調に対応する輝度よりも低い、表示装置。
  2. 前記赤サブ画素の主波長は597nm以上780nm未満であり、前記緑サブ画素の主波長は488nm以上558nm未満であり、前記青サブ画素の主波長は380nm以上488nm未満であり、前記黄サブ画素の主波長は558nm以上597nm未満である、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記画素が白を表示するとき、前記赤サブ画素の輝度は最高階調に対応する輝度の96%以下の輝度である、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記画素が白を表示するとき、前記赤サブ画素の輝度は最高階調に対応する輝度の25%以上の輝度である、請求項1から3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 前記画素が白を表示するとき、前記緑サブ画素、青サブ画素および黄サブ画素の輝度はそれぞれの最高階調に対応する輝度である、請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記画素によって表示される白の色温度は4200Kよりも大きい、請求項1から5のいずれかに記載の表示装置。
  7. 前記画素によって表示される白の色温度は5000K以上である、請求項6に記載の表示装置。
  8. 画素を有し、
    前記画素が赤を表示するための赤サブフレームと、前記画素が緑を表示するための緑サブフレームと、前記画素が青を表示するための青サブフレームと、前記画素が黄を表示するための黄サブフレームとを含むフレームによって表示を行うフィールドシーケンシャル方式の表示装置であって、
    前記フレームにおいて前記画素が白を表示する場合、前記赤サブフレームにおける前記画素の輝度は最高階調に対応する輝度よりも低い、表示装置。
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