JP2017180881A - 微粉炭供給システム及びその運転方法並びに石炭ガス化発電設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】微粉炭搬送用の加圧ガスの再利用が可能な微粉炭供給システム及びにその運転方法並びに石炭ガス化発電設備を提供する。【解決手段】微粉炭供給システムは、第1微粉炭供給ホッパと、前記第1微粉炭供給ホッパに接続された加圧ガス回収ラインと、前記加圧ガス回収ラインに設けられ、前記第1微粉炭供給ホッパから回収された前記加圧ガス中の微粉炭を除去するための加圧フィルタと、を備え、前記加圧ガス回収ラインは、前記加圧フィルタの下流側に位置し、前記第1微粉炭供給ホッパから回収された前記加圧ガスを貯留するためのバッファタンク、又は、前記第1微粉炭供給ホッパに対して並列に設けられた第2微粉炭供給ホッパの少なくとも一方に接続されている。【選択図】 図2

Description

本開示は、微粉炭供給システム及びその運転方法並びに石炭ガス化発電設備に関する。
従来、ガス化炉装置として、石炭等の炭素含有固体燃料をガス化炉内に供給し、炭素含有固体燃料を部分燃焼させてガス化することで、可燃性ガスを生成する炭素含有燃料ガス化装置(石炭ガス化装置)が知られている。
炭素含有固体燃料として微粉炭をガス化炉に供給するための供給装置として、例えば特許文献1には、微粉炭が補給された供給ホッパに加圧ガスを導入して、微粉炭をガス化炉へ加圧搬送する微粉炭供給装置が記載されている。
また、特許文献1には、微粉炭を供給ホッパからガス化炉へ加圧搬送した後、微粉炭を再度供給ホッパ内に導入するために供給ホッパから減圧ダクトを介して加圧ガスを排出することが開示されている。微粉炭の大気への放出を防ぐために、減圧ダクトには、加圧下での使用に適したバグフィルタ及びバグフィルタの下流側に位置する流量調節手段が設けられている。供給ホッパから排出された加圧ガスはバグフィルタ及び流量調節手段をこの順に通過し、系外に排出されるようになっている。
米国特許出願公開第2015/0204610号明細書
特許文献1に記載の加圧フィルタを用いることで、供給ホッパからの加圧ガスを高圧状態のままで脱塵することができる。
そこで、加圧フィルタで脱塵された後の加圧ガスを有効に再利用することができれば、微粉炭供給システムの設備コストを低減できる可能性がある。
この点、特許文献1には、加圧フィルタで脱塵された後の加圧ガスを有効に再利用するための具体的な構成は記載されていない。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、微粉炭搬送用の加圧ガスの再利用が可能な微粉炭供給システム及びにその運転方法並びに石炭ガス化発電設備を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る微粉炭供給システムは、
第1微粉炭供給ホッパと、
前記第1微粉炭供給ホッパに接続された加圧ガス回収ラインと、
前記加圧ガス回収ラインに設けられ、前記第1微粉炭供給ホッパから回収された加圧ガス中の微粉炭を除去するための加圧フィルタと、を備え、
前記加圧ガス回収ラインは、
前記加圧フィルタの下流側に位置し、前記第1微粉炭供給ホッパから回収された前記加圧ガスを貯留するためのバッファタンク、又は、前記第1微粉炭供給ホッパに対して並列に設けられた第2微粉炭供給ホッパの少なくとも一方
に接続されている。
上記(1)の構成では、第1微粉炭供給ホッパに接続された加圧ガス回収ラインに加圧フィルタを設けたので、第1微粉炭供給ホッパ内の加圧ガスを、加圧されたままの状態で脱塵して回収することができる。
また、上記(1)の構成では、第1微粉炭供給ホッパから回収されて加圧フィルタで除塵された加圧ガスを、加圧フィルタの下流側に位置するバッファタンク又は第2微粉炭供給ホッパに移送することで、加圧フィルタの下流側に設けられる配管において微粉炭の存在に起因する摩耗を低減しながら、加圧ガスを有効に再利用することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記加圧ガス回収ラインは、前記バッファタンクと前記第2微粉炭供給ホッパとが並列になるように、前記バッファタンク及び前記第2微粉炭供給ホッパの両方に接続されており、
前記微粉炭供給システムは、前記加圧ガス回収ラインに設けられ、前記第1微粉炭供給ホッパからの前記加圧ガスの移送先を、前記バッファタンクと前記第2微粉炭供給ホッパとの間で切り替え可能に構成された切替部をさらに備える。
上記(2)の構成によれば、第1微粉炭供給ホッパからの加圧ガスの移送先を切り替え可能な切替部により、加圧ガスの移送先を、バッファタンクと、第2微粉炭供給ホッパとの間で、必要に応じて切り替えることができ、これにより、加圧フィルタの下流側における配管などの摩耗を抑制しながら、加圧ガスを効果的に再利用することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記加圧ガス回収ラインは、前記バッファタンクに接続されており、
前記バッファタンクに接続され、前記バッファタンクに貯留された前記加圧ガスを加圧ガス使用機器に供給するための供給ラインをさらに備える。
上記(3)の構成によれば、第1微粉炭供給ホッパから回収した加圧ガスをバッファタンクに一旦貯留しておくことで、第1微粉炭供給ホッパからの加圧ガスの排出タイミングと、加圧ガス使用機器の加圧ガスの要求タイミングとがずれていても、加圧ガスを加圧ガス使用機器に適切に供給することができる。これにより、加圧フィルタの下流側の配管などの摩耗を抑制しながら、加圧ガス使用機器にて加圧ガスを有効に再利用することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記加圧ガス使用機器は、前記第1微粉炭供給ホッパ、前記第2微粉炭供給ホッパ、前記加圧ガスのエネルギーを回収するように構成されたエネルギー回収タービン、又は、紛体を流動化させるための流動化ノズルの少なくとも1つを含む。
上記(4)の構成によれば、第1微粉炭供給ホッパから回収した加圧ガスを加圧ガス使用機器において種々の目的で有効活用することができる。例えば、加圧ガス使用機器が第1微粉炭供給ホッパ又は第2微粉炭供給ホッパである場合、第1微粉炭供給ホッパの再加圧又は第2微粉炭供給ホッパの加圧のために、第1微粉炭供給ホッパから回収した加圧ガスを利用できる。また、加圧ガス使用機器がエネルギー回収タービンである場合、第1微粉炭供給ホッパから回収した加圧ガスの圧力エネルギーを回収することができる。さらに、加圧ガス使用機器が流動化ノズルの場合、流動化ノズルから加圧ガスを噴出させることで、例えば、石炭ガス化発電設備のチャービンからチャー供給ホッパにチャーを導くためのシュート部やチャー供給ホッパ底部に設けられた目皿の閉塞を抑制できる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(4)の何れかの構成において、
前記加圧ガス回収ラインは、前記第1微粉炭供給ホッパへの微粉炭の受け入れ前に、前記第1微粉炭供給ホッパ内の前記加圧ガスを回収するように構成され、
前記第2微粉炭供給ホッパは、該第2微粉炭供給ホッパへの微粉炭の受け入れ後に、前記第1微粉炭供給ホッパから回収した前記加圧ガスが導入されるように構成される。
上記(5)の構成によれば、第1微粉炭供給ホッパと第2微粉炭供給ホッパとの間の配管の摩耗を抑制しながら、第1微粉炭供給ホッパから回収した加圧ガスを第2微粉炭供給ホッパの加圧のために利用することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(5)の何れかの構成において、
前記第1微粉炭供給ホッパ又は前記第2微粉炭供給ホッパの少なくとも一方は、ガス化炉に微粉炭を供給するように構成される。
上記(6)の構成では、第1微粉炭供給ホッパに接続された加圧ガス回収ラインに加圧フィルタを設けたので、第1微粉炭供給ホッパ内の加圧ガスを、加圧されたままの状態で脱塵して回収することができる。
また、上記(6)の構成では、第1微粉炭供給ホッパから回収されて加圧フィルタで除塵された加圧ガスを、加圧フィルタの下流側に位置するバッファタンク又は第2微粉炭供給ホッパに移送することで、加圧フィルタの下流側に設けられる配管において微粉炭の存在に起因する摩耗を低減しながら、加圧ガスを有効に再利用することができる。
(7)本発明の少なくとも一実施形態に係る石炭ガス化発電設備は、
上記(1)〜(6)の何れかに記載の微粉炭供給システムと、
前記微粉炭供給システムにより供給される微粉炭をガス化するためのガス化炉と、
を備える。
上記(7)の構成では、第1微粉炭供給ホッパに接続された加圧ガス回収ラインに加圧フィルタを設けたので、第1微粉炭供給ホッパ内の加圧ガスを、加圧されたままの状態で脱塵して回収することができる。
また、上記(7)の構成では、第1微粉炭供給ホッパから回収されて加圧フィルタで除塵された加圧ガスを、加圧フィルタの下流側に位置するバッファタンク又は第2微粉炭供給ホッパに移送することで、加圧フィルタの下流側に設けられる配管において微粉炭の存在に起因する摩耗を低減しながら、加圧ガスを有効に再利用することができる。
(8)本発明の少なくとも一実施形態に係る微粉炭供給システムの運転方法は、
第1微粉炭供給ホッパと、前記第1微粉炭供給ホッパに接続された加圧ガス回収ラインと、前記加圧ガス回収ラインに設けられた加圧フィルタと、を備える微粉炭供給システムの運転方法であって、
前記第1微粉炭供給ホッパ内の加圧ガスを前記加圧ガス回収ラインを通して回収するステップと、
回収された前記加圧ガス中の微粉炭を前記加圧フィルタで除去するステップと、
前記第1微粉炭供給ホッパから回収された前記加圧ガスを貯留するためのバッファタンク、又は、前記第1微粉炭供給ホッパに対して並列に設けられた第2微粉炭供給ホッパの少なくとも一方に、前記加圧フィルタを通過後の前記加圧ガスを前記加圧ガス回収ラインを介して導く導入ステップと、
を備える。
上記(8)の方法では、第1微粉炭供給ホッパに接続された加圧ガス回収ラインに加圧フィルタを設けたので、第1微粉炭供給ホッパ内の加圧ガスを、加圧されたままの状態で脱塵して回収することができる。
また、上記(8)の方法では、第1微粉炭供給ホッパから回収されて加圧フィルタで除塵された加圧ガスを、バッファタンク又は第2微粉炭供給ホッパに移送することで、加圧フィルタの下流側に設けられる配管において微粉炭の存在に起因する摩耗を低減しながら、加圧ガスを有効に再利用することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(8)の方法において、
前記バッファタンク及び前記第2微粉炭供給ホッパは、前記加圧フィルタの下流側において前記加圧ガス回収ラインに並列に接続されており、
前記第1微粉炭供給ホッパからの前記加圧ガスの移送先を、前記バッファタンクと前記第2微粉炭供給ホッパとの間で切り替えるステップをさらに備える。
上記(9)の方法によれば、加圧ガスの移送先をバッファタンクと第2微粉炭供給ホッパとの間で必要に応じて切り替えることができ、これにより、加圧フィルタの下流側における配管などの摩耗を抑制しながら、加圧ガスを効果的に再利用することができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(8)又は(9)の方法において、
前記導入ステップでは、前記バッファタンクに前記加圧ガスを導入し、
前記バッファタンクに貯留された前記加圧ガスを、前記バッファタンクに接続された供給ラインを介して加圧ガス使用機器に供給するステップをさらに備える。
上記(10)の方法によれば、第1微粉炭供給ホッパから回収した加圧ガスをバッファタンクに一旦貯留しておくことで、第1微粉炭供給ホッパからの加圧ガスの排出タイミングと、加圧ガス使用機器の加圧ガスの要求タイミングとがずれていても、加圧ガスを加圧ガス使用機器に適切に供給することができる。これにより、加圧フィルタの下流側の配管などの摩耗を抑制しながら、加圧ガス使用機器にて加圧ガスを有効に再利用することができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(10)の方法において、
前記供給ラインを介して前記加圧ガスが供給される前記加圧ガス使用機器は、前記第1微粉炭供給ホッパ、前記第2微粉炭供給ホッパ、前記加圧ガスのエネルギーを回収するように構成されたエネルギー回収タービン、又は、紛体を流動化させるための流動化ノズルの少なくとも1つを含む。
上記(11)の方法によれば、第1微粉炭供給ホッパから回収した加圧ガスを加圧ガス使用機器において種々の目的で有効活用することができる。例えば、加圧ガス使用機器が第1微粉炭供給ホッパ又は第2微粉炭供給ホッパである場合、第1微粉炭供給ホッパの再加圧又は第2微粉炭供給ホッパの加圧のために、第1微粉炭供給ホッパから回収した加圧ガスを利用できる。また、加圧ガス使用機器がエネルギー回収タービンである場合、第1微粉炭供給ホッパから回収した加圧ガスの圧力エネルギーを回収することができる。さらに、加圧ガス使用機器が流動化ノズルの場合、流動化ノズルから加圧ガスを噴出させることで、例えば、石炭ガス化発電設備のチャービンからチャー供給ホッパにチャーを導くためのシュート部やチャー供給ホッパ底部に設けられた目皿の閉塞を抑制できる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(8)〜(11)の何れかの方法は、
前記第2微粉炭供給ホッパ内に微粉炭を受け入れるステップと、
前記微粉炭を前記第2微粉炭供給ホッパに受け入れた後、前記加圧ガス回収ラインを通して回収した前記第1微粉炭供給ホッパ内の前記加圧ガスを前記第2微粉炭供給ホッパに導入するステップと、
前記第2微粉炭供給ホッパに前記加圧ガスを導入した後、前記第2微粉炭供給ホッパ内の前記微粉炭を供給対象機器に供給するステップと、
をさらに備える。
上記(12)の方法によれば、第1微粉炭供給ホッパと第2微粉炭供給ホッパとの間の配管の摩耗を抑制しながら、第1微粉炭供給ホッパから回収した加圧ガスを第2微粉炭供給ホッパの加圧のために利用することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、微粉炭搬送用の加圧ガスの再利用が可能な微粉炭供給システム及びにその運転方法並びに石炭ガス化発電設備が提供される。
一実施形態に係る石炭ガス化発電設備の概略構成図である。 一実施形態に係る微粉炭供給システムの概略を示す構成図である。 一実施形態に係る微粉炭供給システムの概略を示す構成図である。 一実施形態に係る微粉炭供給システムの概略を示す構成図である。 一実施形態に係る微粉炭供給システムの概略を示す構成図である。 一実施形態に係る微粉炭供給システムの概略を示す構成図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
まず、一実施形態に係る微粉炭供給システムが適用される石炭ガス化発電設備について図1を参照して説明する。図1は、一実施形態に係る石炭ガス化発電設備の概略構成図である。なお、図1に示す石炭ガス化発電設備は、石炭含有固体燃料から生成されるガスを燃料としてコンバインドサイクル発電を行う石炭ガス化複合発電設備である。
図1に示す石炭ガス化複合発電設備(IGCC:Integrated Coal Gasification Combined Cycle)10は、空気を酸化剤として用いており、ガス化炉装置14において、燃料から生成ガスを生成する空気燃焼方式を採用している。そして、石炭ガス化複合発電設備10は、ガス化炉装置14で生成した生成ガスを、ガス精製装置16で精製して燃料ガスとした後、ガスタービン設備17に供給して発電を行っている。すなわち、実施形態1の石炭ガス化複合発電設備10は、空気燃焼方式(空気吹き)の発電設備となっている。ガス化炉装置14に供給する燃料としては、例えば、石炭等の炭素含有固体燃料が用いられる。
石炭ガス化複合発電設備(ガス化複合発電設備)10は、図1に示すように、微粉炭製造装置11と、微粉炭供給システム30と、ガス化炉装置(ガス化炉)14と、チャー回収装置15と、ガス精製装置16と、ガスタービン設備17と、蒸気タービン設備18と、発電機19と、排熱回収ボイラ(HRSG:Heat Recovery Steam Generator)20とを有している。
微粉炭製造装置11では、石炭バンカ1から供給される原料石炭が粉砕機2で粉砕されることにより、微粉炭が製造される。製造された微粉炭は、乾燥用ガスによりバグフィルタ(サイクロン)2へ搬送され、バグフィルタ3では乾燥用ガス等のガス成分と微粉炭とが分離される。バグフィルタ3で分離された微粉炭は、微粉炭ビン4に一旦貯留され、微粉炭供給システム30を介してガス化炉装置14へ供給される。
微粉炭供給システム30では、微粉炭ビン4に貯留された微粉炭が1以上の微粉炭供給ホッパ21に補給される。微粉炭供給ホッパ21内に補給された微粉炭は、後述する空気分離装置42から供給される搬送用イナートガスとしての窒素ガスによって加圧されて、ガス化炉装置14へ向けて供給される。イナートガスとは、酸素含有率が約5体積%以下の不活性ガスであり、窒素ガスや二酸化炭素ガスやアルゴンガスなどが代表例であるが、必ずしも約5%以下に制限されるものではない。
ガス化炉装置14は、微粉炭製造装置11で製造された微粉炭が供給されると共に、チャー回収装置15で回収されたチャー(石炭の未反応分と灰分)が戻されて再利用可能に供給されている。
また、ガス化炉装置14には、ガスタービン設備17(圧縮機61)からの圧縮空気供給ライン41が接続されており、ガスタービン設備17で圧縮された圧縮空気の一部がガス化炉装置14に供給可能となっている。空気分離装置42は、大気中の空気から窒素と酸素を分離生成するものであり、第1窒素供給ライン43によって空気分離装置42とガス化炉装置14とが接続されている。また、第1窒素供給ライン43から分岐する第2窒素供給ライン45もガス化炉装置14に接続されており、この第2窒素供給ライン45には、チャー回収装置15からのチャー戻しライン46が接続されている。更に、空気分離装置42は、酸素供給ライン47によって、圧縮空気供給ライン41と接続されている。そして、空気分離装置42によって分離された窒素は、第1窒素供給ライン43及び第2窒素供給ライン45を流通することで、石炭やチャーの搬送用ガスとして利用される。また、空気分離装置42によって分離された酸素は、酸素供給ライン47及び圧縮空気供給ライン41を流通することで、ガス化炉装置14において酸化剤として利用される。
ガス化炉装置14は、例えば、2段噴流床形式のガス化炉を有している。ガス化炉装置14は、内部に供給された石炭(微粉炭)およびチャーを酸化剤(空気、酸素)により部分燃焼させることでガス化させ可燃性ガスを生成する。なお、ガス化炉装置14は、微粉炭に混入した異物(スラグ)を除去する異物除去装置48が設けられている。そして、このガス化炉装置14には、チャー回収装置15に向けて可燃性ガスを供給するガス生成ライン49が接続されており、チャーを含む可燃性ガスが排出可能となっている。この場合、ガス生成ライン49にシンガスクーラ(不図示)を設けることで、可燃性ガスを所定温度まで冷却してからチャー回収装置15に供給してもよい。
チャー回収装置15は、集塵装置51と、チャービン54と、チャー供給ホッパ52とを有している。この場合、集塵装置51は、1つまたは複数のサイクロンやポーラスフィルタにより構成され、ガス化炉装置14で生成された可燃性ガスに含有するチャーを分離することができる。そして、チャーが分離された可燃性ガスは、ガス排出ライン53を通してガス精製装置16に送られる。チャービン54及びチャー供給ホッパ52は、集塵装置51で可燃性ガスから分離されたチャーを貯留するものである。なお、チャービン54は、集塵装置51とチャー供給ホッパ52との間に設けられており、このチャービン54には複数のチャー供給ホッパ52が接続されている。そして、チャー供給ホッパ52からのチャー戻しライン46が第2窒素供給ライン45に接続されている。
ガス精製装置16は、チャー回収装置15によりチャーが分離された可燃性ガスに対して、硫黄化合物や窒素化合物などの不純物を取り除くことで、ガス精製を行うものである。そして、ガス精製装置16は、可燃性ガスを精製して燃料ガスを製造し、これをガスタービン設備17に供給する。なお、チャーが分離された可燃性ガス中にはまだ硫黄分(HSなど)が含まれているため、このガス精製装置16では、アミン吸収液によって硫黄分を除去回収して、有効利用する。
ガスタービン設備17は、圧縮機61、燃焼器62、タービン63を有しており、圧縮機61とタービン63とは、回転軸64により連結されている。燃焼器62には、圧縮機61からの圧縮空気供給ライン65が接続されると共に、ガス精製装置16からの燃料ガス供給ライン66が接続され、また、タービン63に向かつて延びる燃焼ガス供給ライン67が接続されている。また、ガスタービン設備17は、圧縮機61からガス化炉装置14に延びる圧縮空気供給ライン41が設けられており、中途部に昇圧機68が設けられている。従って、燃焼器62では、圧縮機61から供給された圧縮空気の一部とガス精製装置16から供給された燃料ガスの少なくとも一部とを混合して燃焼させることで燃焼ガスを発生させ、発生させた燃焼ガスをタービンへ向けて供給する。そして、タービン63は、供給された燃焼ガスにより回転軸64を回転駆動させることで発電機19を回転駆動させる。
蒸気タービン設備18は、ガスタービン設備17の回転軸64に連結されるタービン69を有しており、発電機19は、この回転軸64の基端部に連結されている。排熱回収ボイラ20は、ガスタービン設備17(タービン63)からの排ガスライン70が接続されており、給水と排ガスとの間で熱交換を行うことで、蒸気を生成するものである。そして、排熱回収ボイラ20は、蒸気タービン設備18のタービン69との間に蒸気供給ライン71が設けられると共に蒸気回収ライン72が設けられ、蒸気回収ライン72に復水器73が設けられている。また、排熱回収ボイラ20で生成する蒸気には、ガス化炉装置14においてシンガスクーラで生成ガスと熱交換して生成された蒸気を排熱回収ボイラ20で更に熱交換したもの含んでもよい。従って、蒸気タービン設備18では、排熱回収ボイラ20から供給された蒸気によりタービン69が回転駆動し、回転軸64を回転駆動させることで発電機19を回転駆動させる。
そして、排熱回収ボイラ20の出口から煙突75までには、ガス浄化装置74を備えている。
ここで、本実施形態の石炭ガス化複合発電設備10の作動について説明する。
図1に示す石炭ガス化複合発電設備10において、微粉炭製造装置11に原炭(石炭)が供給されると、石炭は、粉砕機2において細かい粒子状に粉砕されることで微粉炭となる。微粉炭製造装置11で製造された微粉炭は、空気分離装置42から供給される窒素を搬送ガスとして、微粉炭供給システム30を介してガス化炉装置14に供給される。また、後述するチャー回収装置15で回収されたチャーが、空気分離装置42から供給される窒素により第2窒素供給ライン45を流通してガス化炉装置14に供給される。更に、後述するガスタービン設備17から抽気された圧縮空気が昇圧機68で昇圧された後、空気分離装置42から供給される酸素と共に圧縮空気供給ライン41を通してガス化炉装置14に供給される。
ガス化炉装置14では、供給された微粉炭及びチャーが圧縮空気(酸素)により燃焼し、微粉炭及びチャーがガス化することで、可燃性ガス(生成ガス)を生成する。そして、この可燃性ガスは、ガス化炉装置14からガス生成ライン49を通って排出され、チャー回収装置15に送られる。
このチャー回収装置15にて、可燃性ガスは、まず、集塵装置51に供給されることで、可燃性ガスに含まれる微粒のチャーが分離される。そして、チャーが分離された可燃性ガスは、ガス排出ライン53を通してガス精製装置16に送られる。一方、可燃性ガスから分離した微粒チャーは、チャービン54及びチャー供給ホッパ52に堆積され、チャー戻しライン46を通ってガス化炉装置14に戻されてリサイクルされる。
チャー回収装置15によりチャーが分離された可燃性ガスは、ガス精製装置16にて、硫黄化合物や窒素化合物などの不純物が取り除かれてガス精製され、燃料ガスが製造される。圧縮機61が圧縮空気を生成して燃焼器62に供給する。この燃焼器62は、圧縮機61から供給される圧縮空気と、ガス精製装置16から供給される燃料ガスとを混合し、燃焼することで燃焼ガスを生成する。この燃焼ガスによりタービン63を回転駆動することで、回転軸64を介して圧縮機61及び発電機19を回転駆動する。このようにして、ガスタービン設備17は発電を行うことができる。
そして、排熱回収ボイラ20は、ガスタービン設備17におけるタービン63から排出された排気ガスと給水とで熱交換を行うことにより蒸気を生成し、この生成した蒸気を蒸気タービン設備18に供給する。蒸気タービン設備18では、排熱回収ボイラ20から供給された蒸気によりタービン69を回転駆動することで、回転軸64を介して発電機19を回転駆動し、発電を行うことができる。
なお、ガスタービン設備17と蒸気タービン設備18は同一軸として1つの発電機19を回転駆動しなくてもよく、別の軸として複数の発電機を回転駆動しても良い。
その後、ガス浄化装置74では排熱回収ボイラ20から排出された排気ガスの有害物質が除去され、浄化された排ガスが煙突75から大気へ放出される。
次に、図2〜図6を参照して、幾つかの実施形態に係る微粉炭供給システム30についてより詳細に説明する。図2〜図6は、それぞれ、一実施形態に係る微粉炭供給システムの概略を示す構成図である。なお、図2〜図6に示す微粉炭供給システム30は、上述したように、石炭ガス化複合発電設備10のガス化炉装置(ガス化炉)14に微粉炭を供給するように構成されている。
幾つかの実施形態では、図2〜図6に示すように、微粉炭供給システム30は、第1微粉炭供給ホッパ22(微粉炭供給ホッパ21)と、第1微粉炭供給ホッパ22に接続された加圧ガス回収ライン26と、加圧ガス回収ライン26に設けられた加圧フィルタ28と、を備える。
加圧フィルタ28は、高圧(例えば5MPa程度)下で使用可能なフィルタであり、第1微粉炭供給ホッパ22から回収された加圧ガス中の微粉炭を除去するように構成されている。加圧フィルタ28は高圧化で使用可能であるため、常圧で用いられるフィルタに比べ、同物質量のガスを処理するために必要なフィルタ面積が小さい。このため、常圧フィルタを用いる場合に比べ、微粉炭供給システム30を小型化することができる。
幾つかの実施形態において、微粉炭供給システム30は、第2微粉炭供給ホッパ24(微粉炭供給ホッパ21)を含む。第2微粉炭供給ホッパ24は、微粉炭供給システム30において第1微粉炭供給ホッパ22に対して並列に設けられている。例えば、図2〜図4に示すように、第1微粉炭供給ホッパ22と第2微粉炭供給ホッパ24とは、微粉炭ビン4から微粉炭が供給される供給ライン5に対して並列に設けられているとともに、ガス化炉装置14に微粉炭を供給するための供給ライン43aに対して並列に設けられている。
また、幾つかの実施形態では、微粉炭供給システム30は、例えば図3〜図6に示すように、第1微粉炭供給ホッパ22から加圧ガス回収ライン26を介して回収された加圧ガスを貯留するためのバッファタンク32を含む。
図2〜図6に示す実施形態において、加圧ガス回収ライン26は、加圧フィルタ28下流側に位置するバッファタンク32又は第2微粉炭供給ホッパ24の少なくとも一方に接続されている。これにより、第1微粉炭供給ホッパ22から回収されて加圧フィルタ28で除塵された加圧ガスを、バッファタンク32又は第2微粉炭供給ホッパ24の少なくとも一方に導くことができる。
例えば、図2及び図4に示す実施形態では、加圧ガス回収ライン26は、加圧フィルタ28の下流側に位置し、第1微粉炭供給ホッパ22に対して並列に設けられた第2微粉炭供給ホッパ24に接続されている。これにより、第1微粉炭供給ホッパ22から回収されて加圧フィルタ28で除塵された加圧ガスを、第2微粉炭供給ホッパ24に導くことができる。
また、図3〜図6に示す実施形態では、加圧ガス回収ライン26は、加圧フィルタ28の下流に位置するバッファタンク32に接続されている。これにより、第1微粉炭供給ホッパ22から回収されて加圧フィルタ28で除塵された加圧ガスを、バッファタンク32に導くことができる。
上述の構成を有する微粉炭供給システム30では、第1微粉炭供給ホッパ22から回収されて加圧フィルタ28で除塵された加圧ガスを、加圧フィルタ28の下流側に位置するバッファタンク32又は第2微粉炭供給ホッパ24に移送することができる。これにより、加圧フィルタ28の下流側に設けられる配管において微粉炭の存在に起因する摩耗を低減しながら、加圧ガスを有効に再利用することができる。
幾つかの実施形態では、図4に示すように、加圧ガス回収ライン26は、バッファタンク32と第2微粉炭供給ホッパ24とが並列になるように、バッファタンク32及び第2微粉炭供給ホッパ24の両方に接続されている。
そして、加圧ガス回収ライン26には、第1微粉炭供給ホッパ22からの加圧ガスの移送先を、バッファタンク32と第2微粉炭供給ホッパ24との間で切り替え可能に構成された切替部34をさらに備える。図4に示す実施形態においては、切替部34は、加圧ガス回収ライン26において加圧フィルタ28とバッファタンク32との間に設けられた開閉弁34aと、加圧ガス回収ライン26において加圧フィルタ28と第2微粉炭供給ホッパ24との間に設けられた開閉弁34bと、を含む。
このように設けられた切替部34(図4に示す例では開閉弁34a及び34b)を適切に開閉制御することにより、第1微粉炭供給ホッパ22から回収された加圧ガスの移送先を、バッファタンク32と第2微粉炭供給ホッパ24との間で、必要に応じて切り替えることができる。これにより、加圧フィルタ28の下流側における配管などの摩耗を抑制しながら、加圧ガスを効果的に再利用することができる。
なお、切替部34として、加圧ガス回収ライン26において加圧フィルタ28よりも下流側に三方弁等の方向切替弁を設け、これを用いて第1微粉炭供給ホッパ22からの加圧ガスの移送先をバッファタンク32と第2微粉炭供給ホッパ24との間で切り替えるようにしてもよい。
幾つかの実施形態では、図3〜図6に示すように、加圧ガス回収ライン26は、バッファタンク32に接続されているとともに、バッファタンク32には、バッファタンク32に貯留された加圧ガスを加圧ガス使用機器(後述)に供給するための供給ライン36が接続されている。
第1微粉炭供給ホッパ22から回収した加圧ガスをバッファタンク32に一旦貯留しておくことで、第1微粉炭供給ホッパ22からの加圧ガスの排出タイミングと、加圧ガス使用機器の加圧ガスの要求タイミングとがずれていても、加圧ガスを加圧ガス使用機器に適切に供給することができる。これにより、加圧フィルタ28の下流側の配管などの摩耗を抑制しながら、加圧ガス使用機器にて加圧ガスを有効に再利用することができる。
図3及び図4に示す例示的な実施形態では、バッファタンク32と、上述の加圧ガス使用機器としての第1微粉炭供給ホッパ22及び第2微粉炭供給ホッパ24とが、それぞれ供給ライン36により接続されている。そして、バッファタンク32に貯留された加圧ガスが第1微粉炭供給ホッパ22及び第2微粉炭供給ホッパ24に供給可能になっている。
この場合、第1微粉炭供給ホッパ22の再加圧又は第2微粉炭供給ホッパ24の加圧のために、第1微粉炭供給ホッパ22から回収した加圧ガスを利用できる。
図5に示す例示的な実施形態では、バッファタンク32と、上述の加圧ガス使用機器としてのエネルギー回収タービン38とが供給ライン36により接続されており、バッファタンク32に貯留された加圧ガスがエネルギー回収タービン38に供給可能になっている。なお、図5に示す例では、供給弁37cを開放することにより、バッファタンク32に貯留された加圧ガスがエネルギー回収タービン38に供給されるようになっている。
この場合、第1微粉炭供給ホッパ22から回収した加圧ガスの圧力エネルギーを回収して有効利用することができる。
エネルギー回収タービン38にて回収されたエネルギーは、例えば、石炭ガス化複合発電設備10(石炭ガス化発電設備)において、発電機19に接続される回転軸64の回転数の調整に利用してもよい。
図6に示す例示的な実施形態では、石炭ガス化複合発電設備10(石炭ガス化発電設備)(図1参照)のチャー回収装置15において、チャービン54からチャー供給ホッパ52にチャーを導くためのシュート39に流動化ノズル(不図示)が設けられている。そして、バッファタンク32と、上述の加圧ガス使用機器としての該流動化ノズルとが供給ライン36により接続されており、バッファタンク32に貯留された加圧ガスが流動化ノズルに供給可能になっている。なお、図6に示す例では、供給弁37dを開放することにより、バッファタンク32に貯留された加圧ガスが流動化ノズルに供給されるようになっている。
この場合、バッファタンク32に貯留された加圧ガスを流動化ノズルから噴出させることで、チャービン54からチャー供給ホッパ52にチャーを導くためのシュート39に設けられた目皿の閉塞を抑制できる。
幾つかの実施形態では、流動化ノズルがチャー供給ホッパ52の底部に設けられており、バッファタンク32に貯留された加圧ガスが流動化ノズルに供給されるようになっていてもよい。この場合、加圧ガスを流動化ノズルから噴出させることで、チャー供給ホッパ52の底部に設けられた目皿の閉塞を抑制することができる。
ここで、上述の構成を有する微粉炭供給システム30(例えば図2〜図6に示す微粉炭供給システム30)を用いてガス化炉装置(ガス化炉)14に微粉炭を供給するための運転方法について説明する。
一実施形態では、まず、大気開放弁13を開放して第1微粉炭供給ホッパ22内の圧力を大気圧にした状態で、微粉炭ビン4から第1微粉炭供給ホッパ22内に微粉炭を受け入れる。
次に、大気開放弁13を閉止するとともに加圧ガス供給弁33を開放し、加圧タンク31から加圧ガスを第1微粉炭供給ホッパ22内に供給し、第1微粉炭供給ホッパ22内の圧力を規定圧力(ガス化炉よりも高い圧力)に上昇させて、微粉炭をガス化炉装置(ガス化炉)14へ搬送する。なお、加圧タンク31には、空気分離装置42からの窒素ガスが高圧の状態で貯蔵されている。
第1微粉炭供給ホッパ22からガス化炉装置(ガス化炉)14への微粉炭の供給が終了したら、加圧ガス供給弁33を閉止するとともに、加圧ガス回収ライン26に設けられた加圧ガス回収弁27を開放し、第1微粉炭供給ホッパ22内の加圧ガスを、加圧ガス回収ライン26を介して回収する。この際、加圧ガス回収ライン26に設けられた加圧フィルタ28を通して、加圧ガス中の微粉炭を除去する。
そして、加圧フィルタ28を通過して除塵された加圧ガスを、加圧ガス回収ライン26を介して、バッファタンク32又は第2微粉炭供給ホッパ24へ導く。
第1微粉炭供給ホッパ22内の圧力と、加圧ガスが導かれたバッファタンク32又は第2微粉炭供給ホッパ24内の圧力が同等(均圧)になったら、加圧ガス回収弁27を閉止するとともに、大気開放弁13を開放して、第1微粉炭供給ホッパ22内の圧力を大気圧まで減圧させる。なお、大気開放弁13は、加圧フィルタ28の下流側において加圧ガス回収ライン26から分岐する大気開放ライン12に設けられている。
第1微粉炭供給ホッパ22内の圧力が大気圧まで減圧すれば、再度微粉炭ビン4から微粉炭を受け入れる(補給する)ことができる。すなわち、第1微粉炭供給ホッパ22への微粉炭の受け入れ前に、第1微粉炭供給ホッパ22内の加圧ガスを、加圧ガス回収ライン26を介して回収する。
幾つかの実施形態では、第1微粉炭供給ホッパ22と並列に設けられた第2微粉炭供給ホッパ24を含む微粉炭供給システム30(例えば図2、図3及び図4に示す微粉炭供給システム30)の運転方法において、第1微粉炭供給ホッパ22から回収された加圧ガスを第2微粉炭供給ホッパに導入することにより第2微粉炭供給ホッパを加圧して、この圧力を利用して、第2微粉炭供給ホッパから、供給対象機器(例えば、ガス化炉装置(ガス化炉)14)に供給するようにしてもよい。すなわち、第2微粉炭供給ホッパ24への微粉炭の受け入れ後に、第1微粉炭供給ホッパ22から回収した加圧ガスが第2微粉炭供給ホッパ24へ導入されるようにしてもよい。
より具体的には、第2微粉炭供給ホッパ24の内部と連通する大気開放ライン12’に設けられた大気開放弁13’を開放して第2微粉炭供給ホッパ24内の圧力を大気圧にした状態で、微粉炭ビン4から第2微粉炭供給ホッパ24内に微粉炭を受け入れる。
次に、大気開放弁13’を閉止するとともに加圧ガス回収弁27を開放し、上述のようにして第1微粉炭供給ホッパ22から加圧ガス回収ライン26を通して回収された加圧ガスを、第2微粉炭供給ホッパ24に導入する。
この際、例えば図2又は図4に示すように、加圧ガス回収ライン26に第2微粉炭供給ホッパ24が接続されている微粉炭供給システム30においては、第1微粉炭供給ホッパ22から回収された加圧ガスを、加圧ガス回収ライン26を介して直接第2微粉炭供給ホッパ24に導入するようにしてもよい。
あるいは、例えば図3又は図4に示すように、加圧ガス回収ライン26にバッファタンク32が接続されているとともに、バッファタンク32と第2微粉炭供給ホッパ24とが供給ライン36を介して接続されている微粉炭供給システム30においては、第1微粉炭供給ホッパ22から加圧ガス回収ライン26を介して回収されてバッファタンク32に貯留された加圧ガスを、供給弁37bを開放することにより、供給ライン36を介して第2微粉炭供給ホッパに導入するようにしてもよい。
このようにして第2微粉炭供給ホッパ24に加圧ガスを導入した後、第2微粉炭供給ホッパ24内の微粉炭を、供給対象機器であるガス化炉装置(ガス化炉)14に供給する。
なお、通常、第1微粉炭供給ホッパ22からガス化炉装置(ガス化炉)14に微粉炭を供給した後の第1微粉炭供給ホッパ22内の加圧ガスの全てを第2微粉炭供給ホッパ24に移送することはできない。このため、第1微粉炭供給ホッパ22から回収して第2微粉炭供給ホッパ24に導入された加圧ガスのみでは、第2微粉炭供給ホッパ24からガス化炉装置(ガス化炉)14に微粉炭を供給するために必要な圧力を十分に得られない場合が通常である。このような場合、バッファタンク32又は第1微粉炭供給ホッパ22から第2微粉炭供給ホッパ24に加圧ガスを導入し、バッファタンク32又は第1微粉炭供給ホッパ22と第2微粉炭供給ホッパ24との圧力が同等(均圧)になったら、加圧ガス回収弁27又は供給弁37bを閉止するとともに、加圧ガス供給弁33’を開放し、より高圧の加圧ガスを加圧タンク31から第2微粉炭供給ホッパ24に導入するようにしてもよい。これにより、第2微粉炭供給ホッパ24の内部を規定圧力(ガス化炉よりも高い圧力)に上昇させて、第2微粉炭供給ホッパ24内の微粉炭をガス化炉装置(ガス化炉)14に供給するようにしてもよい。
上述の方法によれば、第1微粉炭供給ホッパ22と第2微粉炭供給ホッパ24との間の配管の摩耗を抑制しながら、第1微粉炭供給ホッパ22から回収した加圧ガスを第2微粉炭供給ホッパ24の加圧のために利用することができる。
なお、図3及び図4に示すように、供給ライン36を介してバッファタンク32と第1微粉炭供給ホッパ22とが接続されている場合、供給ライン36に設けられた供給弁37aを開放することで、バッファタンク32に貯留された加圧ガスを第1微粉炭供給ホッパ22に導くことができる。これにより、第1微粉炭供給ホッパ22から回収した加圧ガスを、第1微粉炭供給ホッパ22の再加圧に利用することができる。
また、図示しないが、第1微粉炭供給ホッパ22と同様に、第2微粉炭供給ホッパ24にも加圧ガス回収ライン及び加圧フィルタを設けて、第2微粉炭供給ホッパ24内の加圧ガスを回収するようにしてもよい。そして、第2微粉炭供給ホッパ24から回収されるとともに加圧フィルタで脱塵された加圧ガスを、バッファタンク32又は第1微粉炭供給ホッパ22に導入するようにしてもよい。
この場合、第1微粉炭供給ホッパ22と第2微粉炭供給ホッパ24との間の配管の摩耗を抑制しながら、第1微粉炭供給ホッパ22及び第2微粉炭供給ホッパ24から回収した加圧ガスを、第1微粉炭供給ホッパ22及び第2微粉炭供給ホッパの加圧のために相互利用することができ、加圧ガスを有効に再利用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、上記実施形態では、石炭ガス化複合発電設備10の微粉炭供給システム30を例に挙げて説明したが、石炭ガス化複合発電設備10以外のプラント、例えば、石炭含有燃料を燃料とするガスタービンあるいは蒸気タービンを用いた火力発電プラントに適用される微粉炭供給システム30であってもよい。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 石炭バンカ
2 粉砕機
3 バグフィルタ
4 微粉炭ビン
5 供給ライン
10 石炭ガス化複合発電設備
11 微粉炭製造装置
12,12’ 大気開放ライン
13,13' 大気開放弁
14 ガス化炉装置
15 チャー回収装置
16 ガス精製装置
17 ガスタービン設備
18 蒸気タービン設備
19 発電機
20 排熱回収ボイラ
21 微粉炭供給ホッパ
22 第1微粉炭供給ホッパ
24 第2微粉炭供給ホッパ
26 加圧ガス回収ライン
27 加圧ガス回収弁
28 加圧フィルタ
30 微粉炭供給システム
31 加圧タンク
32 バッファタンク
33,33' 加圧ガス供給弁
34 切替部
34a,34b 開閉弁
36 供給ライン
37a〜37d 供給弁
38 エネルギー回収タービン
39 シュート
41 圧縮空気供給ライン
42 空気分離装置
43 第1窒素供給ライン
43a 供給ライン
45 第2窒素供給ライン
46 チャー戻しライン
47 酸素供給ライン
48 異物除去装置
49 ガス生成ライン
51 集塵装置
52 チャー供給ホッパ
53 ガス排出ライン
54 チャービン
61 圧縮機
62 燃焼器
63 タービン
64 回転軸
65 圧縮空気供給ライン
66 燃料ガス供給ライン
67 燃焼ガス供給ライン
68 昇圧機
69 タービン
70 排ガスライン
71 蒸気供給ライン
72 蒸気回収ライン
73 復水器
74 ガス浄化装置
75 煙突

Claims (12)

  1. 第1微粉炭供給ホッパと、
    前記第1微粉炭供給ホッパに接続された加圧ガス回収ラインと、
    前記加圧ガス回収ラインに設けられ、前記第1微粉炭供給ホッパから回収された加圧ガス中の微粉炭を除去するための加圧フィルタと、を備え、
    前記加圧ガス回収ラインは、
    前記加圧フィルタの下流側に位置し、前記第1微粉炭供給ホッパから回収された前記加圧ガスを貯留するためのバッファタンク、又は、前記第1微粉炭供給ホッパに対して並列に設けられた第2微粉炭供給ホッパの少なくとも一方
    に接続されていることを特徴とする微粉炭供給システム。
  2. 前記加圧ガス回収ラインは、前記バッファタンクと前記第2微粉炭供給ホッパとが並列になるように、前記バッファタンク及び前記第2微粉炭供給ホッパの両方に接続されており、
    前記微粉炭供給システムは、前記加圧ガス回収ラインに設けられ、前記第1微粉炭供給ホッパからの前記加圧ガスの移送先を、前記バッファタンクと前記第2微粉炭供給ホッパとの間で切り替え可能に構成された切替部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の微粉炭供給システム。
  3. 前記加圧ガス回収ラインは、前記バッファタンクに接続されており、
    前記バッファタンクに接続され、前記バッファタンクに貯留された前記加圧ガスを加圧ガス使用機器に供給するための供給ラインをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の微粉炭供給システム。
  4. 前記加圧ガス使用機器は、前記第1微粉炭供給ホッパ、前記第2微粉炭供給ホッパ、前記加圧ガスのエネルギーを回収するように構成されたエネルギー回収タービン、又は、紛体を流動化させるための流動化ノズルの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3に記載の微粉炭供給システム。
  5. 前記加圧ガス回収ラインは、前記第1微粉炭供給ホッパへの微粉炭の受け入れ前に、前記第1微粉炭供給ホッパ内の前記加圧ガスを回収するように構成され、
    前記第2微粉炭供給ホッパは、該第2微粉炭供給ホッパへの微粉炭の受け入れ後に、前記第1微粉炭供給ホッパから回収した前記加圧ガスが導入されるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の微粉炭供給システム。
  6. 前記第1微粉炭供給ホッパ及び前記第2微粉炭供給ホッパは、ガス化炉に前記微粉炭を供給するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の微粉炭供給システム。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の微粉炭供給システムと、
    前記微粉炭供給システムにより供給される微粉炭をガス化して燃料ガスを生成するためのガス化炉と、
    前記ガス化炉からの前記燃料ガスを燃料として駆動されるガスタービンと、
    を備えることを特徴とする石炭ガス化発電設備。
  8. 第1微粉炭供給ホッパと、前記第1微粉炭供給ホッパに接続された加圧ガス回収ラインと、前記加圧ガス回収ラインに設けられた加圧フィルタと、を備える微粉炭供給システムの運転方法であって、
    前記第1微粉炭供給ホッパ内の加圧ガスを前記加圧ガス回収ラインを通して回収するステップと、
    回収された前記加圧ガス中の微粉炭を前記加圧フィルタで除去するステップと、
    前記第1微粉炭供給ホッパから回収された前記加圧ガスを貯留するためのバッファタンク、又は、前記第1微粉炭供給ホッパに対して並列に設けられた第2微粉炭供給ホッパの少なくとも一方に、前記加圧フィルタを通過後の前記加圧ガスを前記加圧ガス回収ラインを介して導く導入ステップと、
    を備えることを特徴とする微粉炭供給システムの運転方法。
  9. 前記バッファタンク及び前記第2微粉炭供給ホッパは、前記加圧フィルタの下流側において前記加圧ガス回収ラインに並列に接続されており、
    前記第1微粉炭供給ホッパからの前記加圧ガスの移送先を、前記バッファタンクと前記第2微粉炭供給ホッパとの間で切り替えるステップをさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の微粉炭供給システムの運転方法。
  10. 前記導入ステップでは、前記バッファタンクに前記加圧ガスを導入し、
    前記バッファタンクに貯留された前記加圧ガスを、前記バッファタンクに接続された供給ラインを介して加圧ガス使用機器に供給するステップをさらに備えることを特徴とする請求項8又は9に記載の微粉炭供給システムの運転方法。
  11. 前記供給ラインを介して前記加圧ガスが供給される前記加圧ガス使用機器は、前記第1微粉炭供給ホッパ、前記第2微粉炭供給ホッパ、前記加圧ガスのエネルギーを回収するように構成されたエネルギー回収タービン、又は、紛体を流動化させるための流動化ノズルの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項10に記載の微粉炭供給システムの運転方法。
  12. 前記第2微粉炭供給ホッパ内に微粉炭を受け入れるステップと、
    前記微粉炭を前記第2微粉炭供給ホッパに受け入れた後、前記加圧ガス回収ラインを通して回収した前記第1微粉炭供給ホッパ内の前記加圧ガスを前記第2微粉炭供給ホッパに導入するステップと、
    前記第2微粉炭供給ホッパに前記加圧ガスを導入した後、前記第2微粉炭供給ホッパ内の前記微粉炭を供給対象機器に供給するステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項8乃至11の何れか一項に記載の微粉炭供給システムの運転方法。
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