JP2017180138A - プランジャポンプ - Google Patents

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雄弥 大金
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Abstract

【課題】プランジャポンプにおいて、プランジャポンプの燃料室内に設けられたダンパの支持部材がボディに衝突することによる作動時の騒音を低減する。【解決手段】燃料が貯留される燃料室を形成する燃料室形成部材と、上記燃料室に内設されると共に上記燃料の圧力変動を抑制するダンパと、上記ダンパを挟持する上側支持部材及び下側支持部材3cとを備えるプランジャポンプであって、上記下側支持部材3cにスリット3c1が形成されることにより縮径可能とされ、上記下側支持部材3cを縮径状態で保持する保持部を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、プランジャポンプに関するものである。
自動車用エンジンの燃料噴射装置に燃料を予圧して供給するため、プランジャポンプが用いられている。このようなプランジャポンプは、ボディ内部で燃料の圧力変動が発生するため、圧力変動を抑制するダンパを燃料が貯留される燃料室に設けることがある。例えば、特許文献1には、ダンパ部材が上側支持部材と下側支持部材とによって収容室(燃料室)内に挟持されている構成が開示されている。このような上側支持部材と下側支持部材とは、上側支持部材に設けられたクリップ部によって固定されている。また、この上側支持部材に固定された下側支持部材は、収容室(燃料室)の嵌合凹部に嵌合されることにより固定されている。
特開2011−99426号公報
しかしながら、下側支持部材は、製造時の形状誤差により、ボディに固定されないことがある。下側支持部材が嵌合穴に嵌合されていないと、プランジャポンプの作動時に、下側支持部材及び上側支持部材が移動し、下側支持部材及び上側支持部材が収容室(燃料室)の内壁に衝突することにより、騒音の原因となる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、プランジャポンプにおいて、プランジャポンプの燃料室内に設けられたダンパの支持部材がボディに衝突することによる作動時の騒音を低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の手段として、燃料が貯留される燃料室を形成する燃料室形成部材と、上記燃料室に内設されると共に上記燃料の圧力変動を抑制するダンパと、上記ダンパを挟持する下側支持部材及び上側支持部材とを備えるプランジャポンプであって、上記下側支持部材にスリットが形成されることにより縮径可能とされ、上記下側支持部材を縮径状態で保持する保持部を有する、という構成を採用する。
第2の手段として、上記第1の手段において、上記保持部は、上記燃料室の内壁に形成された凹部である、という構成を採用する。
第3の手段として、上記第1の手段において、上記保持部は、上記燃料室の内壁から突出した突起部である、という構成を採用する。
第4の手段として、上記第1〜第3のいずれかの手段において、上記下側支持部材は、周方向に複数分割されている、という構成を採用する。
第5の手段として、上記第1〜第4のいずれかの手段において、上記上側支持部材を上記下側支持部材方向に押圧した状態で保持する弾性部材を有するという構成を採用する。
本発明によれば、下側支持部材にスリットが形成されているため、下側支持部材が縮径可能である。ゆえに、下側支持部材は、保持部に対して縮径状態で保持可能とされる。これにより、下側支持部材やボディの形状誤差に拘わらずに、下側支持部材の復元力により下側支持部材を保持部に固定することができる。したがって、下側支持部材が保持部においてずれることがなく、上側支持部材及び下側支持部材がボディに衝突することによる騒音を低減することができる。
本発明の一実施形態に係るプランジャポンプの断面図である。 本発明の一実施形態における下側支持部材の斜視図である。 本発明に係るプランジャポンプの変形例における下側支持部材を示す斜視図である。 本発明に係るプランジャポンプの変形例における突起部の配置を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るプランジャポンプの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。図1は、本実施形態に係るプランジャポンプ1の断面図である。
本実施形態に係るプランジャポンプ1は、低圧燃料ポンプに接続され、低圧燃料ポンプから供給される燃料を昇圧し、燃料噴射装置に供給する装置である。このプランジャポンプ1は、図1に示すように、ボディ2と、ダンパ部3と、電磁弁4と、吐出弁5と、吐出部材6と、プランジャ機構7と、バックポンピング室形成部材8等を備えている。
ボディ2は、中心軸線Lを中心とした略円筒状の金属部材であり、中心部に加圧室Kが中心軸線L上に形成されている。このボディ2は、中心軸線Lに直交する平面として上面部2aを有している。このようなボディ2には、加圧室Kを挟んで対向するように電磁弁4と、吐出部材6とが取り付けられている。また、ボディ2の内部には、上面部2aから電磁弁4との取り付け位置に向けて供給流路Rfが形成され、また、加圧室Kを挟んで対向するように燃料吸入流路Riと燃料吐出流路Roとが形成されている。さらに、ボディ2の内部には、後述するバックポンピング室Bから中心軸線Lに沿うように2本の連通流路Rbが形成されている。また、ボディ2には、上面部2aに円形の嵌合凹部2bが形成されており、この嵌合凹部2bを上方から覆って固定されたカバー部材2c(燃料室形成部材)を有している。嵌合凹部2bは、下側支持部材3cを保持する部位であり、本発明における保持部に相当する。
カバー部材2cは、ボディ2に対して固定された略半球状の部材である。カバー部材2cの縁部は、縁部が溶接されることによりボディ2と密着状態で固定されている。このカバー部材2cと、上面部2aとの間に、燃料室Fが形成されている。燃料室Fは、低圧燃料ポンプ等からプランジャポンプ1に供給された燃料を一時的に貯留される空間であり、不図示の燃料流入部材及び加圧室Kと接続されている。この燃料室Fは、不図示の燃料流入部材と接続されており、この燃料流入部材を介して低圧燃料ポンプ等から燃料が流入される。また、燃料室Fには、ダンパ部3が内設されている。
ダンパ部3は、ダンパ3aと、上側支持部材3bと、下側支持部材3cと、弾性部材3dとにより構成されている。ダンパ3aは、燃料室Fの中心部に配置されており、燃料の圧力変動を抑制するダイアフラム式のパルセーションダンパである。このダンパ3aは、2枚のダイアフラムを有している。このようなダンパ3aは、2枚のダイアフラム間の距離が、燃料室F内の燃料圧力の変動により近づいたり離れたりすることにより、燃料室Fの容積を変化させ、燃料の圧力変動を抑制する。なお、ダンパ3aは、本実施形態においてはダイアフラム式としているが、ダイアフラム式パルセーションダンパに限るものではない。
上側支持部材3bは、円筒形部材であり、カバー部材2c側の端部が縮径されている。これにより、上側支持部材3bには、中心軸線Lに直交する円形の平面である被押圧面3b1が形成されている。上側支持部材3bは、被押圧面3b1において弾性部材3dと当接する。また、上側支持部材3bは、下側支持部材3cと固定するための固定部(不図示)を有している。さらに、上側支持部材3bは、燃料をダンパ3a側に流入させるための流入開口3b2が周面部に等間隔に複数形成されている。このような上側支持部材3bは、燃料室F内においてダンパ3aの上側に配置されており、弾性部材3dにより、下方(下側支持部材3c方向)に押圧状態で保持されている。
図2は、本実施形態における下側支持部材3cの斜視図である。この図に示すように、下側支持部材3cは、細長な板材を円形に加工することによって形成された略円環状の部材であり、両端が隙間を空けて対向配置されることにより形成されるスリット3c1を有している。この下側支持部材3cは、外力が作用していない状態での直径が嵌合凹部2bの直径よりも大きく設定されており、スリット3c1の幅を縮小させることにより、縮径可能とされている。下側支持部材3cは、ボディ2の嵌合凹部2bの内縁に沿って燃料室Fに配置されており、縮径状態で保持されている。これにより、下側支持部材3cは、拡径方向に復元力がはたらき、嵌合凹部2bに当接状態で固定される。なお、嵌合凹部2bに嵌合された状態において、スリット3c1の幅はわずかであり、スリット3c1よりダンパ3a側に流入する燃料は少ない。また、下側支持部材3cは、燃料をダンパ3a側に流通させるための流入開口3c2が周面部に形成されている。このような下側支持部材3cは、ダンパ3aの下側に配置されている。上側支持部材3b及び下側支持部材3cは、弾性部材3dを介してカバー部材2cと、ボディ2とで挟まれることにより、ダンパ3aを上下方向から挟持し、燃料室F内に固定している。
弾性部材3dは、カバー部材2cに固定されると共に上側支持部材3bの被押圧面3b1に当接している円環状の部材である。この弾性部材3dを介して、下側支持部材3cの上に配置された上側支持部材3bを押圧した状態でカバー部材2cをボディ2に固定することにより、上側支持部材3bを下側支持部材3cに押し付けた状態で保持している。
電磁弁4は、駆動部4a、弁座4b、弁体4c及びコネクタ4d等を備え、駆動部4aによって、弁座4bに対する弁体4cの位置を可変することにより燃料吸入流路Riと加圧室Kとの連通/遮断を切り替える制御弁である。この電磁弁4は、弁座4b及び弁体4c等からなる開閉部が燃料吸入流路Ri内に設けられており、弁体4cが弁座4bに当接することにより燃料吸入流路Riと加圧室Kとを遮断する一方、弁体4cが弁座4bから離間することにより燃料吸入流路Riと加圧室Kとを連通させる。また、コネクタ4dは、駆動部4aと接続されており、例えばECU(Engine Control Unit)へと接続される端子である。駆動部4aは、このコネクタ4dを介してECUと接続され、ECUの指示に基づいて動作する。
吐出弁5は、弁座5a及び弁体5b等を備え、加圧室Kの燃料圧力と吐出部材6内の燃料圧力との差圧に応じて開閉する逆止弁である。すなわち、この吐出弁5は、燃料吐出流路Ro内に設けられており、加圧室Kの燃料圧力が吐出部材6内の燃料圧力よりも高くなると、弁体5bが弁座5aから離間して加圧室Kと燃料吐出流路Roとを連通させる。また、この吐出弁5は、加圧室Kの燃料圧力が吐出部材6内の燃料圧力よりも低くなると、弁体5bが弁座5aに当接して加圧室Kと燃料吐出流路Roとを遮断する。吐出部材6は、ボディ2に取り付けられた管状部材であり、燃料吐出流路Roに連通する。
プランジャ機構7は、バレル7a、プランジャ7b、保持部材7c及び戻しバネ7d等を備えている。バレル7aは、ボディ2内に中心軸線Lと同軸上に収容された略円筒状の金属部材である。このバレル7aは、加圧室Kに連通する円柱状の空洞を形成し、加圧室Kの下方に位置する。
プランジャ7bは、先端部が加圧室Kに臨む状態でバレル7a内に収容される棒状部材であり、加圧室Kに対して前進/後退する。すなわち、このプランジャ7bの周面は、バレル7aに対して軸線方向(上下方向)に摺動する摺動面である。この摺動面とバレル7aとの間には所定のクリアランス(隙間)が設けられ、また当該隙間には潤滑油が存在する。プランジャ機構7では、上記隙間及び潤滑油の存在によって、バレル7aとプランジャ7bとの摺動を可能にしている。なお、この潤滑油は、燃料の一部である。また、このようなプランジャ7bは、不図示のエンジンの内部に一部が挿入されている。プランジャ7bは、エンジンに設けられたカムシャフトのカムと当接しており、カムシャフトの回転運動がカムにより伝達されることにより駆動している。
保持部材7cは、プランジャ7bの後端部に設けられ、戻しバネ7dの下端部を係止する円板状部材である。戻しバネ7dは、下端部が上記保持部材7cに係合する一方、上端部がボディ2の下部に固定されたコイルバネである。すなわち、戻しバネ7dは、プランジャ7bを下方、つまりプランジャ7bの先端部が加圧室Kから離間する方向(加圧室Kの容積を増大させる方向)に付勢する圧縮バネである。
バックポンピング室形成部材8は、上記燃料吐出後、プランジャ7bが下死点に向かうときに、燃料室Fを介して燃料を加圧室Kに供給するバックポンピング室Bを形成するものである。このバックポンピング室形成部材8は、ボディ2の下部において。中心軸線L上に取り付けられた金属部材である。このバックポンピング室Bは、ボディ2、バックポンピング室形成部材8及びシール部材によって区画形成されている。このバックポンピング室Bは、2本の連通流路Rbを介して、燃料室Fと連通している。
このような本実施形態に係るプランジャポンプ1が駆動されると、電磁弁4及びプランジャ機構7が作動することにより、低圧燃料ポンプから流入部材に供給された低圧燃料が昇圧され、高圧燃料として吐出部材6から高圧配管に吐出される。すなわち、流入部材から取り込まれた低圧燃料は、燃料室Fに流れ込み、さらに供給流路Rfを通じて電磁弁4へと流れ込む。電磁弁4は、駆動部4aへの駆動電流の非通電時に開状態、つまり弁体4cが弁座4bから離間して燃料吸入流路Riと加圧室Kとを連通させる状態となる。したがって、初期段階では、駆動部4aが作動しない状態において燃料吸入流路Riと加圧室Kとは連通状態である。これにより、低圧燃料は、電磁弁4から燃料吸入流路Riを通じて加圧室Kへと流れ込む。
そして、この燃料吸入流路Riと加圧室Kとは連通状態でプランジャ機構7が作動してプランジャ7bが加圧室Kに向かって前進することにより、加圧室Kの容積が徐々に減少して加圧室K内の低圧燃料が緩やかに圧縮(昇圧)される。この緩やかな昇圧過程において、電磁弁4の駆動部4aに駆動電流が通電されると、電磁弁4の弁体4cが弁座4bに当接して燃料吸入流路Riと加圧室Kとが遮断され、この結果として加圧室Kは密室状態となる。ここで、電磁弁4の作動によって燃料吸入流路Riと加圧室Kとが遮断されると、燃料吸入流路Riより上流側の燃料は、供給流路Rfを通じて燃料室Fへと流れ込む。
そして、この密室状態においてプランジャ7bが加圧室Kに向かってさらに前進することにより、加圧室K内の低圧燃料は急激に昇圧されて高圧燃料となる。この急激な昇圧によって加圧室K内の高圧燃料の圧力(燃料圧力)が吐出部材6内の燃料圧力よりも高くなると、吐出弁5の弁体5bが弁座5aから離間して加圧室Kと燃料吐出流路Roとを連通させ、この結果として吐出弁5を経由して吐出部材6に高圧燃料が供給され、以って吐出部材6から高圧配管に高圧燃料が吐出される。
加圧室Kから燃料室F内に流入した燃料は流入部材より流入した燃料より高圧であるため、燃料室F内の圧力が上昇する。これにより、ダイアフラムに圧力がかかり、ダンパ3aの体積が縮小する。したがって、燃料室Fの容積が増加し、この燃料室F内の圧力上昇を吸収する。このとき、上側支持部材3b及び下側支持部材3cが上方から弾性部材3dを介して押圧されており、かつ、下側支持部材3cが嵌合凹部2bに嵌合されていることから、上側支持部材3b及び下側支持部材3cは、燃料室F内で移動することがない。
このような本実施形態に係るプランジャポンプ1によれば、下側支持部材3cはスリット3c1の幅を狭めて縮径状態で嵌合凹部2bに嵌合されている。このため、製造時の形状誤差に拘わらず、下側支持部材3cがボディ2の上面部2aに固定される。したがって、上側支持部材3b及び下側支持部材3cは、カバー部材2cの内壁に衝突する、あるいは、ボディ2の上面部2a上を移動することによる騒音を低減できる。また、下側支持部材3cは、細長の板材に流入開口3c2を形成し、当該板材を円形加工することにより製造されているため、削り出し等の加工を行う必要が無く、製造が容易である。
また、本実施形態に係るプランジャポンプ1によれば、下側支持部材3cが嵌合する保持部として、嵌合凹部2bがボディ2に形成されている。嵌合凹部2bはボディ2の肉厚な上面部2aに形成されることから、ボディ2の加工が容易である。
また、本実施形態のプランジャポンプ1によれば、弾性部材3dがカバー部材2cに固定されており、上側支持部材3bは、この弾性部材3dによって下方に押圧された状態で保持されている。これにより、上側支持部材3b及び下側支持部材3cは、ボディ2の嵌合凹部2bに対して押し付けられた状態となり、嵌合凹部2bにおいて移動することがないため、これによっても騒音を低減することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)図3は、本発明に係るプランジャポンプ1の変形例における下側支持部材3cを示す斜視図である。図3(a)に示す下側支持部材3cは、両端部に設けられた凸形状を組み合わせることにより鉤型に形成されたスリット3c1を有している。このような形状とすることにより、下側支持部材3cは、ねじれ方向に力がかかった場合等に、軸芯に沿う方向において、板材の両端部の位置がずれることがない。
(2)また、図3(b)に示す下側支持部材3cは、平面視円弧状の部材3c3及び部材3c4が円形に配置されることにより構成されている。すなわち、図3(b)の下側支持部材3cは、周方向に複数分割されている。この場合、スリット3c1は、2か所に形成されることとなる。
(3)また、上記実施形態及び上記実施例において、下側支持部材3cに流入開口3c2が形成されているものとしたが、本発明はこれに限定されない。図3(c)に示すように、流入開口3c2を設けず、スリット3c1の幅を広く設定することにより、スリット3c1より燃料を通過させることも可能である。この場合、下側支持部材3cに流入開口3c2を形成する必要が無いため、下側支持部材3cの製造がより容易となる。
(4)また、下側支持部材3cは、流入開口3c2を有し、一端が内側(ダンパ3a側)に折曲されており、縮径状態において両端部が重なるものとしてもよい。この場合、スリット3c1から漏れる燃料の量が少ないため、流入開口3c2のみを介して燃料がダンパ3aと接触する。
(5)図4は、本発明に係るプランジャポンプの変形例における突起部の配置を示す模式図である。上記実施形態においては、保持部として嵌合凹部2bが形成されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。ボディ2の上面部2aから突出した複数の突起部2b1の内側に下側支持部材3cを配置することにより、下側支持部材3cの縮径状態を保持するものとしてもよい。
1…プランジャポンプ、2…ボディ、2b…嵌合凹部、2c…カバー部材(燃料室形成部材)、3…ダンパ部、3a…ダンパ、3b…上側支持部材、3c…下側支持部材、3d…弾性部材、F…燃料室

Claims (5)

  1. 燃料が貯留される燃料室を形成する燃料室形成部材と、前記燃料室に内設されると共に前記燃料の圧力変動を抑制するダンパと、前記ダンパを挟持する上側支持部材及び下側支持部材とを備えるプランジャポンプであって、
    前記下側支持部材にスリットが形成されることにより縮径可能とされ、
    前記下側支持部材を縮径状態で保持する保持部を有する
    ことを特徴とするプランジャポンプ。
  2. 前記保持部は、前記燃料室の内壁に形成された凹部であることを特徴とする請求項1記載のプランジャポンプ。
  3. 前記保持部は、前記燃料室の内壁から突出した突起部であることを特徴とする請求項1記載のプランジャポンプ。
  4. 前記下側支持部材は、周方向に複数分割されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプランジャポンプ。
  5. 前記上側支持部材を前記下側支持部材方向に押圧した状態で保持する弾性部材を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のプランジャポンプ。
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