JP2017178713A - ガラス基板の製造方法、及び、ガラス基板の製造装置 - Google Patents

ガラス基板の製造方法、及び、ガラス基板の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】熔融ガラスの清澄工程において、酸素濃度計に揮発物が析出しても、熔融ガラスに揮発物が混入することを抑制することができるガラス基板の製造方法等を提供する。【手段】白金製または白金合金製からなる清澄管に、熔融ガラスを加熱しながら上流側から下流側へと流し、熔融ガラス中の気泡を、熔融ガラスの界面と清澄管の内壁とによって囲まれる気相空間に向けて放出させる清澄工程を有し、清澄管は、気相空間に存在する白金を含む気体を清澄管の外部へと導く通気管と、熔融ガラスの界面より上方、かつ、通気管の上端より下方に設けられる受け部と、を有し、通気管は、偏円形状からなる水平断面を有し、気体を取り込んで計測するための計測管が偏円の一辺に設けられ、計測管に接続され、気体の酸素濃度を計測する酸素濃度計を有し、受け部は、通気管に析出して落下してきた白金を受け止める。【選択図】図4

Description

本発明は、ガラス基板の製造方法、及び、ガラス基板の製造装置に関する。
一般的に、ガラス基板の製造方法は、ガラス原料を加熱して熔融ガラスを生成する熔融工程と、熔融ガラスからガラス基板を成形する成形工程とを有する。ガラス基板の製造方法は、さらに、熔融工程と成形工程との間に、熔融ガラスに含まれる微小な泡を除去する清澄工程を含む。清澄工程では、SnO、As等の清澄剤が配合された熔融ガラスを高温の清澄管に通過させることで、清澄剤の酸化還元反応によって熔融ガラス中の泡が除去される。具体的には、最初に、熔融ガラスの温度を上げて清澄剤を機能させることで、熔融ガラスに含まれる泡を、清澄管内の熔融ガラスの液面に浮上させて除去する。次に、熔融ガラスの温度を下げて、熔融ガラスに残留している微小な泡を、熔融ガラスに吸収させて除去する。熔融ガラスが通過する清澄管は、上側の内壁面と熔融ガラスの液面との間に、気相空間を有する。気相空間は、清澄管に接続された通気管(排出管)を介して、清澄管の外部空間である外気と連通しており、熔融ガラスから放出されたガスが外部空間に排出される。
高温の熔融ガラスから高品質のガラス基板を量産するためには、ガラス基板の欠陥の要因となる異物が熔融ガラスに混入しないことが望ましい。そのため、熔融ガラスに接触する部材の内壁は、その部材に接触する熔融ガラスの温度、および、要求されるガラス基板の品質等に応じて、適切な材料で構成される必要がある。熔融ガラスに接触する部材の内壁には、通常、白金族金属が用いられる。
清澄剤を用いるガラス基板の製造方法では、清澄管の内壁は、高温の熔融ガラスと接触している。このとき清澄剤は、昇温により還元反応を起こして酸素を放出する。一方、熔融ガラス中に含まれる気体成分を含む泡は、清澄剤の還元反応によって生じた酸素を吸収する。酸素を吸収して成長した泡は、熔融ガラスの液面に浮上し、破泡して消滅する。また、長期間に亘る清澄管の使用によって、清澄管の内壁から白金族金属が徐々に揮発する。この揮発物は、熔融ガラス中の泡と共に、清澄管の気相空間および通気管を介して外気に排出される。しかし、白金族金属の揮発物は、外気に排出される過程で温度が低下して、過飽和状態になる。そのため、清澄管および通気管の内壁には、凝固した揮発物(白金異物)が析出しやすいという問題がある。特許文献1には、気相空間の酸素濃度を計測することにより、酸素を吸収して成長する泡の量を予測し、白金異物の析出を予測する方法が開示されている。
国際公開2015/099143号公報
しかし、通気管の内部は、外気と連通しているため温度が低下しやすく、白金異物は、通気管の内壁に特に析出しやすい。白金異物は、時間の経過に伴って成長すると、清澄管および通気管の内壁から自重により剥がれて、清澄管内の熔融ガラスに落下する可能性がある。また、通気管の内壁に析出した白金異物を除去する際に、白金異物が清澄管内の熔融ガラスに落下してしまう可能性がある。特に、酸素を取り込んで酸素濃度を計測するための酸素濃度計に白金異物が析出し、落下するおそれがある。そして、熔融ガラスに白金異物が混入すると、高品質のガラス基板を量産することが困難になる。
そこで、本発明は、熔融ガラスの清澄工程において、酸素濃度計に揮発物が析出しても、熔融ガラスに揮発物が混入することを抑制することができるガラス基板の製造方法、及び、ガラス基板の製造装置を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様は、ガラス基板の製造方法であって、
白金製または白金合金製からなる清澄管に、熔融ガラスを加熱しながら上流側から下流側へと流し、前記熔融ガラス中の気泡を、前記熔融ガラスの界面と前記清澄管の内壁とによって囲まれる気相空間に向けて放出させる清澄工程を有し、
前記清澄管は、前記気相空間に存在する白金を含む気体を前記清澄管の外部へと導く通気管と、前記熔融ガラスの界面より上方、かつ、前記通気管の上端より下方に設けられる受け部と、を有し、
前記通気管は、偏円形状からなる水平断面を有し、前記気体を取り込んで計測するための計測管が前記偏円の一辺に設けられ、
前記計測管に接続され、前記気体の酸素濃度を計測する酸素濃度計を有し、
前記受け部は、前記通気管に析出して落下してきた前記白金を受け止める、
ことを特徴とする。
前記計測管は、前記白金の析出が抑制されるよう加熱される、ことが好ましい。
前記受け部は、前記受け部の底面と前記清澄管の内管面とが平坦になるよう設けられる、ことが好ましい。
本発明の第二の態様は、ガラス基板の製造装置であって、
白金製または白金合金製からなり、熔融ガラスを加熱しながら上流側から下流側へと流し、前記熔融ガラス中の気泡を、前記熔融ガラスの界面と内壁とによって囲まれる気相空間に向けて放出させる清澄管を有し、
前記清澄管は、前記気相空間に存在する白金を含む気体を前記清澄管の外部へと導く通気管と、前記熔融ガラスの界面より上方、かつ、前記通気管の上端より下方に設けられる受け部と、を有し、
前記通気管は、偏円形状からなる水平断面を有し、前記気体を取り込んで計測するための計測管が前記偏円の一辺に設けられ、
前記計測管に接続され、前記気体の酸素濃度を計測する酸素濃度計を有し、
前記受け部は、前記通気管に析出して落下してきた前記白金を受け止める、
ことを特徴とする。
上述の態様のガラス基板の製造方法及びガラス基板の製造装置によれば、本発明は、熔融ガラスの清澄工程において、酸素濃度計に揮発物が析出しても、熔融ガラスに揮発物が混入することを抑制することができる。
本実施形態の製造方法のフローを示す図である。 ガラス基板の製造装置の概略図である。 図2に示す清澄管の概略図である。 通気管を有する清澄管の長手方向における鉛直断面図である。 図4に示される矢印Aの方向に沿って見た通気管の外観図である。
以下、本発明のガラス基板の製造方法について説明する。
(ガラス基板の製造方法の全体概要)
図1は、本実施形態のガラス基板の製造方法の工程の一例を示す図である。ガラス基板の製造方法は、熔解工程(ST1)、清澄工程(ST2)、均質化工程(ST3)、供給工程(ST4)、成形工程(ST5)、徐冷工程(ST6)、および、切断工程(ST7)を主に有する。この他に、研削工程、研磨工程、洗浄工程、検査工程、梱包工程等を有してもよい。製造されたガラス基板は、必要に応じて梱包工程で積層され、納入先の業者に搬送される。
熔解工程(ST1)では、ガラス原料を加熱することにより熔融ガラスを作る。
清澄工程(ST2)では、熔融ガラスが昇温されることにより、熔融ガラス中に含まれる酸素、CO2あるいはSO2を含んだ泡が発生する。この泡が熔融ガラス中に含まれる清澄剤(酸化スズ等)の還元反応により生じた酸素を取り込んで(吸収して)成長し、熔融ガラスの液面に浮上して放出される。その後、清澄工程では、熔融ガラスの温度を低下させることにより、清澄剤の還元反応により得られた還元物質が酸化反応をする。これにより、熔融ガラスに残存する泡中の酸素等のガス成分が熔融ガラス中に再吸収されて、泡が消滅する。清澄剤による酸化反応及び還元反応は、熔融ガラスの温度を制御することにより行われる。
なお、清澄工程は、熔融ガラスに存在する泡を減圧雰囲気で成長させて脱泡させる減圧脱泡方式を用いることもできる。減圧脱泡方式は、清澄剤を用いない点で有効である。しかし、減圧脱泡方式は装置が複雑化及び大型化する。このため、清澄剤を用い、熔融ガラス温度を上昇させる清澄方法を採用することが好ましい。
均質化工程(ST3)では、スターラを用いて熔融ガラスを撹拌することにより、ガラス成分の均質化を行う。これにより、脈理等の原因であるガラスの組成ムラを低減することができる。均質化工程は、後述する撹拌槽において行われる。
供給工程(ST4)では、撹拌された熔融ガラスが成形装置に供給される。
成形工程(ST5)及び徐冷工程(ST6)は、成形装置で行われる。
成形工程(ST5)では、熔融ガラスをシートガラスに成形し、シートガラスの流れを作る。成形には、オーバーフローダウンドロー法が用いられる。
徐冷工程(ST6)では、成形されて流れるシートガラスが所望の厚さになり、内部歪が生じないように、さらに、反りが生じないように冷却される。
切断工程(ST7)では、徐冷後のシートガラスを所定の長さに切断することで、板状のガラス基板を得る。切断されたガラス基板はさらに、所定のサイズに切断され、目標サイズのガラス基板が作られる。
図2は、本実施形態における熔解工程(ST1)〜切断工程(ST8)を行うガラス基板の製造装置の概略図である。ガラス基板の製造装置は、図2に示すように、主に熔解装置100と、成形装置200と、切断装置300と、を有する。熔解装置100は、熔解槽101と、清澄管120と、撹拌槽103と、ガラス供給管104、105、106と、を有する。
図2に示す熔解槽101には、図示されないバーナー等の加熱手段が設けられている。熔解槽には清澄剤が添加されたガラス原料が投入され、熔解工程(ST1)が行われる。熔解槽101で熔融した熔融ガラスは、ガラス供給管104を介して清澄管120に供給される。
清澄管120では、熔融ガラスMGの温度を調整して、清澄剤の酸化還元反応を利用して熔融ガラスの清澄工程(ST2)が行われる。具体的には、清澄管120内の熔融ガラスが昇温されることにより、熔融ガラス中に含まれる酸素、CO2あるいはSO2を含んだ泡が、清澄剤の還元反応により生じた酸素を取り込んで(吸収して)成長し、熔融ガラスの液面に浮上して気相空間に放出される。その後、熔融ガラスの温度を低下させることにより、清澄剤の還元反応により得られた還元物質が酸化反応をする。これにより、熔融ガラスに残存する泡中の酸素等のガス成分が熔融ガラス中に再吸収されて、泡が消滅する。清澄後の熔融ガラスは、ガラス供給管105を介して撹拌槽103に供給される。
撹拌槽103では、撹拌子103aによって熔融ガラスが撹拌されて均質化工程(ST3)が行われる。撹拌槽103で均質化された熔融ガラスは、ガラス供給管106を介して成形装置200に供給される(供給工程ST4)。
成形装置200では、オーバーフローダウンドロー法により、熔融ガラスからシートガラスSGが成形され(成形工程ST5)、徐冷される(徐冷工程ST6)。
切断装置300では、シートガラスSGから切り出された板状のガラス基板が形成される(切断工程ST7)。
(清澄管の構成)
次に、図3、図4を参照して、清澄管120の構成について説明する。図3は、実施の形態の清澄管120の構成を示す概略斜視図であり、図4は、通気管124を有する清澄管120の長手方向における鉛直断面図である。
図3、図4に示すように、清澄管120の長手方向の両端の外周面には、電極121a、121bが設けられており、清澄管120の気相空間120a(図4参照)と接する壁には、通気管124が設けられている。
清澄管120は、例えば、白金又は白金合金等(白金族金属)からなる円筒状の容器であり、長手方向(図3の左右方向)の両端のそれぞれにガラス供給管104,105が接続されている。減圧脱泡に用いられる清澄管には、通常、ガラス供給管は、清澄管の底面をなす清澄管の周面の2箇所から下方に延びるよう清澄管に接続されている。清澄工程(ST2)では、ガラス供給管104から清澄管120内に供給された熔融ガラスMGは、清澄管120内を流れながら清澄が行われ、ガラス供給管105から攪拌槽103に移送される。このとき、清澄管120には、熔融ガラスMGの液面に対して上方の位置に、熔融ガラスMGを除いた空間である気相空間120aが形成される。気相空間12aには、熔融ガラスMG内に生じた気泡が浮上して液面で破泡することで、ガスが放出される。気相空間120aに放出されたガスは、さらに、通気管124を通って清澄管120の外に排出される。
なお、本明細書において、「白金族金属」は、白金族元素からなる金属を意味し、単一の白金族元素からなる金属のみならず白金族元素の合金を含む用語として使用する。ここで、白金族元素とは、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)の6元素を指す。白金族金属は高価ではあるが、融点が高く、熔融ガラスに対する耐食性にも優れている。また、清澄管120が白金族金属から構成されている場合を具体例として説明するが、清澄管120の一部が、耐火物や他の金属などから構成されていてもよい。
清澄管120の長手方向の両端のそれぞれには、清澄管120の表面から外周側に突出した円板状の電極121a、121bが設けられている。電極121a、121bは、電源装置122に接続されている。電極121a、121bの間に電圧が印加されることにより、電極121a、121bの間の清澄管120に電流が流れて、清澄管120が通電加熱される。この通電加熱により、清澄管120の本体の最高温度が例えば、1600℃〜1750℃、より好ましくは1630℃〜1750℃となるように加熱され、ガラス供給管104から供給された熔融ガラスMGの最高温度は、脱泡に適した温度、例えば、1600℃〜1720℃、より好ましくは1620℃〜1720℃に加熱される。通電加熱によって熔融ガラスMGの温度を制御することで、熔融ガラスの粘度を調節し、これにより清澄管120を通過する熔融ガラスMGの流速を調節することができる。
なお、電極121a、121bは、過熱しやすいため、水または空気で冷却される。また、電極121a、121bが設けられる位置は、清澄管120の長手方向の両端でなくてもよく、一方又は両方が清澄管120の両端以外の部分に設けられてもよく、特に限定されない。電極の数は、2つに限定されるものではなく、3つ以上設けられてもよい。
また、電極121a、121bには、図示しない温度計測装置(熱電対等)が設けられていてもよい。温度計測装置は電極121a、121bの温度を計測し、計測した結果を、制御装置123に出力する。
制御装置123は電源装置122が清澄管120に通電させる電流量を制御し、これにより清澄管120を通過する熔融ガラスMGの温度および流速を制御する。制御装置123は、CPU、メモリ等を含むコンピュータである。
通気管124は、清澄管120内の気相空間120aと大気とを接続し、気相空間120a内の気体や意図的に導入される不活性なガスを大気に排出する。通気管124は、清澄管120内の気相空間120aと接する何れかの位置に設けられている。例えば、清澄管120円周方向の頂部に設けられている。熔融ガラスMGを清澄する清澄工程において、熔融ガラスMG中に含まれるCO、N、SO等の気体成分を含む泡は、清澄剤の還元反応によって生じた酸素を吸収する。酸素を吸収して成長した泡は、熔融ガラスMGの界面(液面)に浮上し、破泡して消滅する。消滅した泡に含まれていたガスは、清澄管120内の気相空間120aに放出され、通気管124を経由して外気に排気(排出)される。これにより、白金族金属が酸化されて揮発することを抑制し、揮発した白金族金属が還元されることによる白金族金属の析出量を低減することができる。
通気管124は、白金又は白金合金等からなる材料、耐熱レンガ、および、これらの組み合わせ、のいずれかにより構成される。異物が清澄管120内に落下するのを防止する観点からは、通気管124のうち少なくとも清澄管120と接続される部分は、白金又は白金合金等からなる材料で構成されるのが好ましい。より好ましくは、通気管124は、白金又は白金合金からなることが好ましい。なお、通気管124が白金又は白金合金等からなる材料で構成される場合には、通気管124の揮発を防止するために、通気管124の内表面及び外表面の少なくともいずれかに溶射膜を設けることが好ましい。
通気管124が設けられる清澄管120に対する位置は、特に制限されないが、例えば、清澄管120の長手方向中央に設けられる。通気管124は、1つだけ設けられてもよく、2つ以上設けられてもよい。なお、電極が3つ以上設けられる場合は、通気管124は、例えば、長手方向に隣り合って配された2つの電極の間に1つ設けられる。
通気管124には、図4に示すように、通気管124を通過する白金族金属の揮発物(気体)を取り込むための計測管125が設けられ、計測管125から取り込んだ気体の酸素濃度を計測する酸素濃度計126が設けられている。通気管124の水平断面の形状は、例えば、卵型形状、豆型形状、楕円形状等、通気管124内に計測管125を設けられるように、円周の一部が偏った偏円形状からなる。通気管124の水平断面の形状が、四角等の角部を有する形状であると、その角部において気体の流速が乱れやすいので、円形状が好ましい。通気管124の直径が大きいほど、通気管124を通じて気相空間120aが冷却され、白金揮発物が析出しやすくなる。通気管124は、熔融ガラスMGから放出されたガスを、通気管124を通じて外部にできればよく、通気管124の直径は、例えば、200mm以下が好ましく、100mm以下がより好ましい。また、通気管124が長く(高く)なると、通気管124の上部ほど気体が冷却され、また、気流の乱れが発生し、通気管124に白金揮発物が析出しやすくなるため、通気管124の高さは低い方が好ましい。通気管124の直径が200mm以下である場合、通気管124内に計測管125を設けることが困難であり、また、通気管124内に設けられる計測管125によって、外部に排出されるガスの流れが変化して、外部へのガスの排出が抑制されるおそれがある。外部へのガスの排出が抑制されると、気相空間120a内において、白金揮発物が析出しやすくなり、白金揮発物が熔融ガラスMGに混入すると、高品質のガラス基板を量産することが困難になる。このため、通気管124の直径を小さくしつつ、通気管124内に設けられる計測管125によって外部へ排出されるガスの流れを抑制しない、通気管124が必要となる。本実施形態では、通気管124の水平断面の形状を、円周の一部が偏った偏円形状にすることにより、通気管124の直径を小さくしつつ、ガスの流れの抑制を防いでいる。
計測管125は、例えば、通気管124と同様に、白金または白金合金で成形され、計測管125から取り込まれて気体が酸素濃度計126に入るよう酸素濃度計126に接続されている。計測管125は、気体の酸素濃度を計測するできる程度の気体を取り込めればよいため、通気管124の内径及び外径より小さく、例えば、50mm以下に成形されている。図5は、図4に示される矢印Aの方向に沿って見た通気管124の外観図である。図5は、通気管124の長手方向、すなわち、鉛直方向に沿って、上方から下方に向かって通気管124及び計測管125を見た状態を表す。言い換えると、図5は、通気管124から清澄管41の内部を覗いた場合に、どのように見えるかを表す。計測管125は、図5に示すように、円形状の中心Oから離れるように、円周の一部が偏った位置に設けられる。放出されたガスは、図4の矢印に示すように、後述する受け部127の孔を通過して、外部へ排出される。通気管124内を通過するガスの流れ上に、計測管125が存在しないため、計測管125によってガスの流れが抑制されることなく、ガスを排出できる。
ガスを取り込む計測管125の下端部(先端部)の位置は、気相空間120aに近いほど好ましい。気相空間120aの酸素量を計測して、発生する泡の量を予測し白金揮発物の析出を予測するため、気相空間120aに近い位置からガスを取り込むことにより、より正確な析出予測をすることができる。一方、清澄管120は、通電状態、かつ、高温状態であるため、計測管125と清澄管120とが接触すると、計測管125と清澄管120と接着し、ガスを取り込めなくなるおそれがある。また、計測管125が通電され酸素濃度の計測に不具合が発生するおそれがある。このため、計測管125の下端部から受け部127又は清澄管120までの距離が1mm以上あることが好ましい。
酸素濃度計126は、例えば、ジルコニア式、磁気式、電極式の計測機器から構成される、酸素濃度を計測できる任意の市販の機器である。酸素濃度計126は、計測管125に接続され、計測管125から取り込まれた酸素濃度を計測する。酸素濃度を計測する際、酸素濃度計126は、窒素(N)供給器(図示せず)を制御して、計測管125にNを供給することもできる。計測管125には、アルゴンを供給することもできる。アルゴンは窒素に比べて泡になりにくいため有用である。計測管125内、特に、酸素濃度計126が設けられた付近に、白金族金属の揮発物を含む気体が流入すると、計測誤差が生じやすい。また、計測管125に気体が流入すると、計測管125の入り口付近に、析出物が発生、堆積することにより、計測管125が塞がれて、詰まるおそれがある。このため、酸素濃度を計測する待機状態では、計測管125内にNを充満させて、計測管125内に白金族金属の揮発物を含む気体が流入するのを抑制し、酸素濃度の計測精度を高めている。また、計測管125を析出物によって詰まらせることなく、安定して酸素濃度を計測することができる。そして、酸素濃度計126は、計測管125内の気体を吸引し、この気体の酸素濃度を計測する。なお、計測管125に入れる不活性ガスの量が多いと温度が下がり析出しやすくなるため、不活性ガスの供給量、流量を制限することもできる。
受け部127は、図4に示されるように、熔融ガラスMGの界面(液面)より上方に位置し、かつ、通気管124の内壁面又は清澄管120に取り付けられている。白金族金属の揮発物であるガス(気体)は、通気管124を介して外部に排出されるが、外部に排出される過程で温度が低下して、過飽和状態になる。このため、通気管124の内壁面、計測管125の外壁面に凝固した揮発物が析出しやすく、凝固した揮発物が落下して、熔融ガラスに白金異物が混入する場合がある。受け部127は、通気管124の内壁面、計測管125の外壁面に析出した揮発物が落下した際に、揮発物を受け止めて、揮発物が熔融ガラスMGに混入するのを防ぐことができる。受け部127は、通気管124と同様に、白金または白金合金で成形される。受け部127は、中央領域に孔が形成された略円形の板であり、受け部127の外周形状は、計測管125の水平断面の形状と一致するように形成される。受け部127の外周は、通気管124の内壁面又は清澄管120に接合されている。受け部127の中央領域の孔によって、清澄管120の気相空間120aは、外気と連通している。ガスが通過する受け部127の孔は、略円形状の中心Oの位置と一致するように形成され、受け部127の孔と計測管125との位置が一致しないように、受け部127によって計測管125の断面が覆われている。受け部127の底面(下端面)127aと清澄管120の内壁面120bとの高さ位置が一致するように、つまり、ずれがなく平坦になるように、受け部127が設けられることが好ましい。受け部127の底面127aと清澄管120の内壁面120bとの間で高さにずれがあると、外部に排出されるガスの気流の乱れが生じ、この位置に白金揮発物が析出するおそれがある。また、受け部127と清澄管120(又は通気管124)との接触面から破断するおそれがある。このため、受け部127の底面127aと清澄管120の内壁面120bとの高さ位置が一致し、平坦になるように、受け部127を設けることにより、白金揮発物の析出及び破断を抑制することができる。通気管124を流れる気体の流速が遅くなると、その位置で濃度が高くなり、揮発物が析出しやすい。このため、流速変化が起きないように、受け部127の孔と計測管125との位置が一致しないように、受け部127を設けることにより、白金揮発物の析出及び破断を抑制することができる。
通気管124及び計測管125の上方(気相空間120aから離れる方向)には、通気管124及び計測管125の温度が低下しないように所定の温度範囲内に保たれるよう、保温部材、加熱装置を設けることができる。通気管124は、清澄管120の気相空間120aと外部とを接続し、気相空間120aの気体や意図的に導入される不活性なガスを外部に排出する。このため、清澄管120からの距離が遠くなるほど、通気管124及び計測管125の温度は低下していく。白金又は白金合金等を含む揮発成分が、周りに比べ温度の低い部分に触れると、揮発成分の飽和蒸気圧の温度依存性に従って揮発成分が析出(凝集)し易くなる。このため、通気管124を上昇していく気体の温度低下を抑制する保温部材、加熱装置を設けることが好ましい。
このように、白金揮発物が析出しやすい計測管125を、偏円形状の断面を有する通気管124の偏円の一辺に設けることにより、通気管124を通じて外部に排出されるガスの流れが抑制されるのを防ぐことができる。また、計測管125を覆うように受け部127を設けることにより、計測管125に白金揮発物が析出した場合であっても、析出物が熔融ガラスMGに混入することを抑制することができる。
本実施形態のガラス基板の製造方法によって製造されるガラス基板には、歪点や徐冷点が高く良好な寸法安定性を有する無アルカリのボロアルミノシリケートガラスあるいはアルカリ微量含有ガラスが用いられる。
本実施形態が適用されるガラス基板は、例えば以下の組成を含む無アルカリガラスからなる。
SiO:55−80質量%
Al:8−20質量%
:0−18質量%
RO 0〜17モル%(ROはMgO、CaO、SrO及びBaOの合量)、
R’2O 0〜2モル%(R’2OはLi2O、Na2O及びK2Oの合量)。
SiOは60〜75質量%、さらには、63〜72質量%であることが、熱収縮率を小さくするという観点から好ましい。
ROのうち、MgOが0〜10質量%、CaOが0〜10質量%、SrOが0〜10質量%、BaOが0〜10質量%であることが好ましい。
また、SiO2、Al23、B23、及びROを少なくとも含み、モル比((2×SiO)+Al23)/((2×B23)+RO)は4.5以上であるガラスであってもよい。また、MgO、CaO、SrO、及びBaOの少なくともいずれか含み、モル比(BaO+SrO)/ROは0.1以上であることが好ましい。
また、質量%表示のB23の含有率の2倍と質量%表示のROの含有率の合計は、30質量%以下、好ましくは10〜30質量%であることが好ましい。
さらに、熔融ガラス中で価数変動する金属の酸化物(酸化スズ、酸化鉄)を合計で0.05〜1.5質量%含んでいることが好ましい。
AS23、Sb23、PbOを実質的に含まないことが好ましいが、これらを任意に含んでいてもよい。
また、ガラス中で価数変動する金属の酸化物(酸化スズ、酸化鉄)を合計で0.05〜1.5質量%含み、As、Sb及びPbOを実質的に含まないということは必須ではなく任意である。
本実施形態で製造されるガラス基板は、フラットパネルディスプレイ用ガラス基板を含むディスプレイ用ガラス基板に好適である。IGZO(インジウム、ガリウム、亜鉛、酸素)等の酸化物半導体を使用した酸化物半導体ディスプレイ用ガラス基板及びLTPS(低温度ポリシリコン)半導体を使用したLTPSディスプレイ用ガラス基板に好適である。また、本実施形態で製造されるガラス基板は、アルカリ金属酸化物の含有量が極めて少ないことが求められる液晶ディスプレイ用ガラス基板に好適である。また、有機ELディスプレイ用ガラス基板にも好適である。言い換えると、本実施形態のガラス基板の製造方法は、ディスプレイ用ガラス基板の製造に好適であり、特に、液晶ディスプレイ用ガラス基板の製造に好適である。その他、携帯端末機器などのディスプレイや筐体用のカバーガラス、タッチパネル板、太陽電池のガラス基板やカバーガラスとしても用いることができる。特に、ポリシリコンTFTを用いた液晶ディスプレイ用ガラス基板に好適である。
また、本実施形態で製造されるガラス基板は、カバーガラス、磁気ディスク用ガラス、太陽電池用ガラス基板などにも適用することが可能である。
以上、本発明のガラス基板の製造方法及びガラス基板の製造装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
100 熔解装置
101 熔解槽
103 撹拌槽
103a 撹拌子
104、105、106 ガラス供給管
120 清澄管
120a 気相空間
121a、121b 電極
122 電源装置
123 制御装置
124 通気管
125 計測管
126 酸素濃度計
200 成形装置
300 切断装置
MG 熔融ガラス
SG シートガラス

Claims (4)

  1. 白金製または白金合金製からなる清澄管に、熔融ガラスを加熱しながら上流側から下流側へと流し、前記熔融ガラス中の気泡を、前記熔融ガラスの界面と前記清澄管の内壁とによって囲まれる気相空間に向けて放出させる清澄工程を有し、
    前記清澄管は、前記気相空間に存在する白金を含む気体を前記清澄管の外部へと導く通気管と、前記熔融ガラスの界面より上方、かつ、前記通気管の上端より下方に設けられる受け部と、を有し、
    前記通気管は、偏円形状からなる水平断面を有し、前記気体を取り込んで計測するための計測管が前記偏円の一辺に設けられ、
    前記計測管に接続され、前記気体の酸素濃度を計測する酸素濃度計を有し、
    前記受け部は、前記通気管に析出して落下してきた前記白金を受け止める、
    ことを特徴とするガラス基板の製造方法。
  2. 前記計測管は、前記白金の析出が抑制されるよう加熱される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のガラス基板の製造方法。
  3. 前記受け部は、前記受け部の底面と前記清澄管の内管面とが平坦になるよう設けられる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス基板の製造方法。
  4. 白金製または白金合金製からなり、熔融ガラスを加熱しながら上流側から下流側へと流し、前記熔融ガラス中の気泡を、前記熔融ガラスの界面と内壁とによって囲まれる気相空間に向けて放出させる清澄管を有し、
    前記清澄管は、前記気相空間に存在する白金を含む気体を前記清澄管の外部へと導く通気管と、前記熔融ガラスの界面より上方、かつ、前記通気管の上端より下方に設けられる受け部と、を有し、
    前記通気管は、偏円形状からなる水平断面を有し、前記気体を取り込んで計測するための計測管が前記偏円の一辺に設けられ、
    前記計測管に接続され、前記気体の酸素濃度を計測する酸素濃度計を有し、
    前記受け部は、前記通気管に析出して落下してきた前記白金を受け止める、
    ことを特徴とするガラス基板の製造装置。
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