JP2017178362A - 梱包箱 - Google Patents

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板橋 奈緒
Nao Itabashi
奈緒 板橋
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Abstract

【課題】物品の返送時に、誤って送付用伝票部を返送用伝票部の外側に配置してしまうのを抑えることを目的とする。【解決手段】梱包箱1は、物品を内部に収容し、物品を取り出すための取出口50Aを有する収容器50と、外面に返送用伝票部11を有する第1蓋10と、外面に送付用伝票部21を有する第2蓋20を備える。第1蓋10は、取出口50Aを閉塞する第1状態と、取出口50Aを開放する第2状態とに揺動可能であり、収容器50に固定可能な第1固定部(第1爪12)を有する。第2蓋20は、他の部位よりも破断しやすい脆弱部24を有し、第1蓋10の返送用伝票部11を外側から覆った状態で脆弱部24を介して収容器50に固定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、物品を内部に収容する梱包箱に関する。
従来、トナーカートリッジを収容する梱包箱が知られている(特許文献1参照)。具体的に、梱包箱は、上方に開口した矩形の箱本体と、箱本体の開口を塞ぐ一対の蓋とを備えている。各蓋は、箱本体の開口における対向する縁に揺動可能に設けられ、それぞれ先端部に爪を有し、基端部に爪と係合するスリットを有している。そして、一方の蓋には、送付用の配送伝票部が設けられ、他方の蓋には、返送用の配送伝票部が設けられている。また、送付先や返送先が予め決まっている場合には、各配送伝票部には送付先や返送先の住所等が予め記入されている。
この技術では、メーカからユーザに新品のトナーカートリッジを送付する場合には、メーカ側の人間は、他方の蓋の上に一方の蓋を被せることで、新品のトナーカートリッジを収容した梱包箱をユーザに送付することが可能となっている。また、ユーザが使用済みのトナーカートリッジをメーカに返送する場合には、ユーザは、一方の蓋の上に他方の蓋を被せることで、使用済みのトナーカートリッジを収容した梱包箱をメーカに返送することが可能となっている。
実用新案登録第3145292号公報
しかしながら、従来技術では、ユーザが梱包箱を開梱した後においても、一方の蓋を他方の蓋の上に被せて一方の蓋の爪を他方の蓋のスリットに係合させることができるので、ユーザが誤って送付用の配送伝票部を表に露出させた状態でメーカに誤って返送してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、物品の返送時に、誤って送付用伝票部を返送用伝票部の外側に配置してしまうのを抑えることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る梱包箱は、物品を内部に収容し、前記物品を取り出すための取出口を有する収容器と、外面に返送用伝票部を有する第1蓋と、外面に送付用伝票部を有する第2蓋と、を備える。
前記第1蓋は、前記取出口を閉塞する第1状態と、前記取出口を開放する第2状態とに揺動可能であり、前記収容器に固定可能な第1固定部を有する。
前記第2蓋は、他の部位よりも破断しやすい脆弱部を有し、前記第1蓋の前記返送用伝票部を外側から覆った状態で前記脆弱部を介して前記収容器に固定されている。
この構成によれば、送付用伝票部を有する第2蓋の脆弱部を破断させると、第2蓋の収容器に対する固定が解除され、再度第2蓋を収容器に固定することができなくなるので、物品の返送時に、誤って送付用伝票部を返送用伝票部の外側に配置してしまうのを抑えることができる。
また、前記取出口は、第1端縁と、当該第1端縁に直交する第2端縁と、を有し、前記第1蓋は、前記第1端縁に揺動可能に設けられ、前記第2蓋は、前記第2端縁に揺動可能に設けられていてもよい。
例えば、第1蓋の揺動軸と第2蓋の揺動軸が対向するように配置される構造では、第2蓋の基端部に第1固定部と係合する孔を設ける必要があり、第2蓋の強度が小さくなる。これに対し、前述した構造では、第1蓋の揺動軸と第2蓋の揺動軸が直交することで、第2蓋の基端部に第1固定部と係合する孔を設けることはないので、第2蓋の強度を大きくすることができる。
また、前記第2端縁は、前記第1端縁よりも長くてもよい。
これによれば、第2端縁を第1端縁よりも長くすることで、第2蓋と収容器との結合強度が大きくなるので、新品状態の物品を客先に送付するときにおける梱包箱の強度を大きくすることができる。
また、前記第2蓋は、第1係合孔を有し、前記第1固定部は、前記第1係合孔に係合する第1爪であり、前記第2蓋を介して前記収容器に固定されていてもよい。
これによれば、例えば第1係合孔を有する壁を第2蓋とは別に設ける構造に比べ、梱包箱の構造を簡易化することができる。
また、前記取出口は、前記第1端縁に対向する第3端縁を有し、前記第3端縁には、第3壁が揺動可能に設けられ、前記第3壁は、第1係合孔を有し、前記第1固定部は、前記第1係合孔に係合する第1爪であり、前記第3壁を介して前記収容器に固定されていてもよい。
これによれば、取出口の端縁のうち第1蓋に対向する第3端縁に設けた第3壁の第1係合孔に第1蓋の第1固定部を係合させるので、例えば第2蓋に第1係合孔を設ける構造と比べ、第1蓋に力が加わったときに第1蓋がねじれるのを抑えることができる。
また、前記第1爪は、前記第1係合孔に係合した状態において、前記収容器内に配置される緩衝材から離れていてもよい。
これによれば、返送時に、第1固定部を第1係合孔に差し込みやすい。
また、前記第1爪は、前記第1係合孔を外側から内側に貫通する第1基部と、当該第1基部から延出し、前記第1係合孔の幅よりも大きな幅の第1係合部と、を有していてもよい。
これによれば、第1爪が第1係合孔から外れるのを良好に抑えることができる。
また、前記第2蓋は、前記収容器に固定可能な第2固定部を有し、前記脆弱部は、前記第2固定部と前記送付用伝票部の間を仕切る第1脆弱部を含み、前記第2固定部は、前記第1脆弱部の破断によって前記送付用伝票部から分離可能となっていてもよい。
これによれば、第1脆弱部を破断させると第2固定部が送付用伝票部から分離するので、第2蓋の収容器に対する固定が解除され、第2固定部によって再度第2蓋を収容器に固定することができなくなる。そのため、物品の返送時に、誤って送付用伝票部を返送用伝票部の外側に配置してしまうのを抑えることができる。
また、前記取出口は、前記第2端縁に対向する第4端縁を有し、前記第4端縁には、第4壁が揺動可能に設けられ、前記第4壁は、第2係合孔を有し、前記第2固定部は、前記第2係合孔に係合する第2爪の少なくとも一部であり、前記第4壁を介して前記収容器に固定されていてもよい。
これによれば、例えば第1蓋に第2係合孔を設ける構造に比べ、第1蓋の強度を大きくすることができる。
また、前記第2爪は、前記第2係合孔を外側から内側に貫通する第2基部と、当該第2基部から延出し、前記第2係合孔の幅よりも大きな幅の第2係合部と、を有していてもよい。
これによれば、第2爪が第2係合孔から外れるのを良好に抑えることができる。
また、前記脆弱部は、前記送付用伝票部と前記第2端縁との間を仕切る第2脆弱部を含み、前記送付用伝票部は、前記第1脆弱部および前記第2脆弱部の破断によって前記収容器から分離可能となっていてもよい。
これによれば、第1脆弱部および第2脆弱部の破断によって送付用伝票部を収容器から分離することができるので、誤って送付用伝票部を返送用伝票部の外側に配置してしまうのをより抑えることができる。
また、前記第2脆弱部は、前記第2端縁から離れていてもよい。
これによれば、第2脆弱部を破断させたときに、第2端縁に第2蓋の一部が残るので、この残った一部によって第1蓋を裏側から支持することができ、返送時の梱包箱の強度を大きくすることができる。
また、前記収容器から分離された、前記送付用伝票部を含む部分の前記第1端縁に沿った第1方向の長さは、前記取出口の前記第1方向の長さよりも小さくてもよい。
これによれば、分離した送付用伝票部を含む部分を収容箱に入れやすいので、送付用伝票部を含む部分を物品とともに収容箱内に入れて返送することができ、ユーザの手元にごみが残るのを抑えることができる。
また、前記収容器から分離された、前記送付用伝票部を含む部分の前記第2端縁に沿った第2方向の長さは、前記取出口の前記第2方向の長さよりも小さくてもよい。
これによれば、分離した送付用伝票部を含む部分を収容箱に入れやすいので、送付用伝票部を含む部分を物品とともに収容箱内に入れて返送することができ、ユーザの手元にごみが残るのを抑えることができる。
また、前記第1脆弱部および前記第2脆弱部は、一列に並んだ第1の切れ目からなるミシン目を有していてもよい。
これによれば、第1脆弱部および第2脆弱部が、ミシン目を有するので、ユーザが各脆弱部を破断させやすい。
また、前記第2脆弱部は、前記第1脆弱部よりも破断しやすくてもよい。
これによれば、第2脆弱部が第1脆弱部よりも破断しやすいので、ユーザが梱包箱を開梱する際に第1脆弱部を破断させると、そのときの力によって第2脆弱部の一部が破断しやすい。そのため、ユーザに、第2脆弱部を破断させて送付用伝票部を収容器から分離させることを促すことができ、より確実に、返送用伝票部を梱包箱の外面に配置させることができる。
また、前記第2脆弱部は、前記第1の切れ目よりも長い第2の切れ目を有していてもよい。
また、前記第2の切れ目は、前記第2蓋の前記第2端縁に沿った第2方向の中央部に位置し、前記ミシン目は、前記第2の切れ目から前記第2端縁から離れる方向に向けて、前記第2端縁に対して斜めに延びていてもよい。
これによれば、ユーザが梱包箱を開梱する際に第1脆弱部を破断させると、そのときの力によって第2脆弱部のミシン目がより破断しやすくなるので、送付用伝票部を収容器から分離させることをユーザに対してより促すことができる。
また、前記第1脆弱部と前記第2脆弱部は、所定方向に沿って延びていてもよい。
これによれば、送付用伝票部を、所定方向に沿って容易に引き剥がすことができる。
また、前記送付用伝票部を含む部分は、前記所定方向の一端部に、ユーザの指を引っ掛けるための操作用孔を有していてもよい。
これによれば、送付用伝票部を含む部分の一端部にユーザの指を引っ掛けやすいので、送付用伝票部を含む部分を所定方向に沿ってより容易に引き剥がすことができる。
また、前記送付用伝票部を含む部分は、他の部位よりも破断しやすい操作用脆弱部を有し、前記操作用孔は、前記操作用脆弱部の破断によって形成されてもよい。
これによれば、梱包箱の送付時においては、送付用伝票部を含む部分に操作用孔が形成されていないので、梱包箱の見栄えをよくすることができる。
また、前記第1蓋の自由端は、前記操作用孔と重なっていてもよい。
これによれば、ユーザが操作用孔に指を入れる際に、第1蓋が揺動して抵抗になりにくいので、ユーザが容易に操作用孔に指を入れることができる。
また、前記取出口は、前記第1端縁に対向する第3端縁を有し、前記第3端縁には、第3壁が揺動可能に設けられ、前記第3壁の自由端は、前記操作用孔と重なっていてもよい。
これによれば、ユーザが操作用孔に指を入れる際に、第3壁が揺動して抵抗になりにくいので、ユーザが容易に操作用孔に指を入れることができる。
また、前記第2固定部は、前記収容器に接着されていてもよい。
本発明によれば、物品の返送時に、誤って送付用伝票部を返送用伝票部の外側に配置してしまうのを抑えることができる。
第1の実施形態に係る梱包箱であって、ユーザへ送付する前の梱包箱を開放した状態で示す斜視図である。 送付時における梱包箱を示す斜視図である。 梱包箱の開梱後の状態を示す斜視図である。 第1爪および第2爪と、収容器内のトナーカートリッジおよび緩衝材との関係を上から見た図である。 第1爪および第2爪と、収容器内のトナーカートリッジおよび緩衝材との関係を横から見た図である。 返送時において第2蓋を第1蓋よりも先に閉めた状態の梱包箱を示す斜視図である。 返送時における梱包箱を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る梱包箱であって、ユーザへ送付する前の梱包箱を開放した状態で示す斜視図である。 送付時における梱包箱を示す斜視図である。 返送時において第2蓋を第1蓋よりも先に閉めた状態の梱包箱を示す斜視図である。 第3壁を閉じた状態の梱包箱を示す斜視図である。 返送時における梱包箱を示す斜視図である。 第3の実施形態に係る梱包箱であって、ユーザへ送付する前の梱包箱を開放した状態で示す斜視図である。 梱包箱の開梱後の状態を示す斜視図である。 返送時において第4壁および第2壁を閉めた状態の梱包箱を示す斜視図である。 第4の実施形態に係る梱包箱であって、ユーザへ送付する前の梱包箱を開放した状態で示す斜視図である。 第5の実施形態に係る梱包箱であって、ユーザへ送付する前の梱包箱を開放した状態で示す斜視図である。 送付時における梱包箱を示す斜視図である。 送付時における梱包箱の断面図である。 操作用孔を開けたときの第1蓋と第3壁の動きを示す断面図である。 梱包箱の開梱後の状態を示す斜視図である。 返送時において第2壁、第3壁および第4壁を閉めた状態の梱包箱を示す斜視図である。 第6の実施形態に係る梱包箱であって、ユーザへ送付する前の梱包箱を開放した状態で示す斜視図である。
[第1の実施形態]
次に、本発明の第1の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、梱包箱1は、消耗品などの物品を内部に収容する収容器50と、第1蓋10と、第2蓋20と、第4壁40とを備える。梱包箱1は、例えばダンボールや厚紙などで構成されている。なお、本実施形態では、物品として、消耗品であるトナーカートリッジ70(図4参照)を例に挙げて説明する。
収容器50は、長方形状の底板部53と、底板部53の各短辺から上方に延びる一対の第1側板部51と、底板部53の各長辺から上方に延びる一対の第2側板部52とを有している。収容器50は、上部に、物品を取り出すための取出口50Aを有している。取出口50Aは、第1端縁E1と、当該第1端縁に直交する第2端縁E2と、第1端縁E1に対向する第3端縁E3と、第2端縁E2に対向する第4端縁E4とを有する。第2端縁E2の長さは、第1端縁E1の長さよりも大きくなっている。
第1蓋10は、取出口50Aと略同じ大きさの長方形状に形成されている。詳しくは、第1蓋10の長手方向の長さ(後述する第1爪12を含めた長さ)は、取出口50Aの長手方向の長さ以下となっている。第1蓋10の短辺は、第1端縁E1に接続されている。第1蓋10は、第1端縁E1を中心にして揺動可能となっている。詳しくは、第1蓋10は、取出口50Aを閉塞する第1状態(図7の状態)と、取出口50Aを開放する第2状態(図1の状態)とに揺動可能となっている。図7に示すように、第1蓋10は、外面に返送用伝票部11を有している。
ここで、返送用伝票部11は、例えばユーザからメーカに対して梱包箱1を返送するための伝票部である。返送用伝票部11には、例えば、お届け先の住所・氏名を記載する欄や依頼主の住所・氏名を記載する欄などが設けられている。そして、返送用伝票部11のお届け先の欄には、例えばメーカの住所・氏名などが予め記載されている。なお、返送用伝票部11は、第1蓋10に貼り付けられた紙の伝票であってもよいし、第1蓋10に印刷によって設けられていてもよい。
図1に戻って、第1蓋10は、第1固定部としての第1爪12を2つ有している。各第1爪12は、第1蓋10の揺動する先端(自由端)に設けられている。各第1爪12は、後述する第2蓋20の各第1係合孔22に係合することで、第2蓋20を介して収容器50に固定可能となっている。
各第1爪12は、第1蓋10の先端から突出する第1基部12Aと、当該第1基部12Aよりも第1蓋10の短手方向において幅広に形成される第1係合部12Bとを有している。第1基部12Aは、第1係合孔22を外側から内側に貫通することが可能な大きさで形成されている。第1係合部12Bは、第1基部12Aよりも短手方向両側に延出している。第1蓋10の短手方向において、第1係合部12Bの幅は、第1係合孔22の幅よりも大きくなっている。これにより、第1係合部12Bは、第1係合孔22よりも外側に突出して、第2蓋20の内面に係合可能となっている。
また、各第1爪12は、各第1係合孔22に係合した状態においては、図4および図5に示すように、収容器50内に配置される緩衝材60から離れている。ここで、緩衝材60は、輸送時における、トナーカートリッジ70に加わる外部からの衝撃を緩和するための部材である。緩衝材は、トナーカートリッジ70の長手方向両端部に嵌め込まれた状態で、梱包箱1内に収容されている。
図1に戻って、第2蓋20は、取出口50Aと略同じ大きさの長方形状に形成されている。第2蓋20の長辺は、第2端縁E2に接続されている。第2蓋20は、第2端縁E2を中心にして揺動可能となっている。詳しくは、第2蓋20は、取出口50Aを閉塞する第3状態(図2の状態)と、取出口50Aを開放する第4状態(図1の状態)とに揺動可能となっている。図2に示すように、第2蓋20は、外面に送付用伝票部21を有している。
ここで、送付用伝票部21は、例えばメーカからユーザに対して梱包箱1を送付するための伝票部である。送付用伝票部21には、例えば、お届け先の住所・氏名を記載する欄や依頼主の住所・氏名を記載する欄などが設けられている。そして、送付用伝票部21の依頼主の欄には、例えばメーカの住所・氏名などが予め記載されている。なお、送付用伝票部21は、第2蓋20に貼り付けられた紙の伝票であってもよいし、第2蓋20に印刷によって設けられていてもよい。
図1に示すように、第2蓋20は、2つの第1係合孔22と、1つの第2爪23と、第2蓋20の他の部位よりも破断しやすい脆弱部24とを有している。各第1係合孔22は、第1蓋10の各第1爪12に係合する孔である。各第1係合孔22は、第2蓋20の長手方向の端部、詳しくは、第1端縁E1とは反対側の端部において、各第1爪12と対応する位置に形成されている。
第2爪23は、第2蓋20の揺動する先端(自由端)の長手方向中央部に設けられている。第2爪23は、後述する第4壁40の第2係合孔43に係合することで、第4壁40を介して収容器50に固定可能となっている。
第2爪23は、第2蓋20の先端から突出する第2基部23Aと、第2固定部としての第2係合部23Bとを有している。第2基部23Aは、第2係合孔43を外側から内側に貫通することが可能な大きさで形成されている。第2係合部23Bは、第2基部23Aよりも長手方向両側に延出している。第2蓋20の長手方向において、第2係合部23Bの幅は、第2係合孔43の幅よりも大きくなっている。これにより、第2係合部23Bは、第2係合孔43よりも外側に突出して、第4壁40の内面に係合可能となっている。
また、第2爪23は、第2係合孔43に係合した状態においては、図4および図5に示すように、収容器50内に配置されるトナーカートリッジ70から離れている。
図1に戻って、脆弱部24は、第1脆弱部24A,24Bと、操作用脆弱部24Cとを含んで構成されている。各脆弱部24A〜24Cは、一列に並んだ複数の第1の切れ目からなるミシン目を有している。ここで、切れ目は、貫通孔であってもよいし、凹部であってもよい。
第1脆弱部24Aは、第2爪23の第2基部23Aを、第2蓋20の長手方向に横切るように、長手方向に沿って形成されている。言い換えると、第1脆弱部24Aは、第2爪23の第2係合部23Bと送付用伝票部21の間を仕切るように形成されている。これにより、第2係合部23Bは、第1脆弱部24Aの破断によって送付用伝票部21から分離可能となっている。
第1脆弱部24Bは、第2蓋20の先端のうち第2爪23に対して長手方向の一方側の位置から第2端縁E2に向けて斜めに延びた後、長手方向に沿って延び、その後第2蓋20の先端に向けて斜めに延びて、第2爪23に対して長手方向の他方側の位置に達するように形成されている。言い換えると、第1脆弱部24Bは、第2爪23の第2基部23Aと送付用伝票部21の間を仕切るように形成されている。これにより、第2爪23は、第1脆弱部24Bの破断によって送付用伝票部21から分離可能となっている。なお、第2蓋20のうち第1脆弱部24Bと第2爪23との間の部分は、梱包箱1の開梱時に、ユーザの指で把持される把持部25となっている。
操作用脆弱部24Cは、第1脆弱部24Bのうち長手方向に沿って延びる部分から第2端縁E2に向けて延びている。操作用脆弱部24Cは、長手方向に間隔を空けて2つ設けられている。各操作用脆弱部24Cは、長手方向において第2爪23の一部と同じ位置となるように配置されている。
第4壁40は、長手方向の長さが取出口50Aの長手方向の長さと略同じで、かつ、短手方向の長さが取出口50Aの短手方向の長さよりも小さい長方形状に形成されている。第4壁40の長辺は、第4端縁E4に接続されている。第4壁40は、第4端縁E4を中心にして揺動可能となっている。第4壁40は、第2蓋20の第2爪23と係合する第2係合孔43を有している。
第2係合孔43は、第4壁40の長手方向中央部に形成されている。また、第2係合孔43は、第4壁40の基端部、つまり第4端縁E4側の端部に形成されている。これにより、第4壁40を収容器50の内側に折り畳んだ状態において、第2係合孔43が上方を向いて第2爪23と係合可能となっている。
次に、メーカの作業者がトナーカートリッジ70を梱包箱1に収容するときの梱包箱1の組立方法について説明する。
図1に示すように、作業者は、収容器50の中にトナーカートリッジ70および緩衝材60(図4参照)を入れた後、第4壁40を収容器50の内側に折り畳む。その後、作業者は、第1蓋10を閉じる。最後に、作業者は、第2蓋20を第1蓋10の上に重なる位置まで閉じた後、第2爪23を第2係合孔43に係合させる。これにより、図2に示すように、第2蓋20が、第1蓋10の返送用伝票部11を外側から覆った状態で脆弱部24を介して収容器50に固定される。また、このように第2蓋20を第1蓋10の上に重ねることで、第2蓋20の外面に設けた送付用伝票部21が梱包箱1の上面に露出する。そのため、作業者は、送付用伝票部21のお届け先の欄に、ユーザの住所・氏名等を記入すれば、そのまま梱包箱1をユーザに郵送することができる。
続いて、メーカから送られてきた梱包箱1をユーザが開梱するときの動作について説明する。
図2に示すように、ユーザは、まず、第2蓋20の2つの操作用脆弱部24Cの間の部分を指で押すことで、各操作用脆弱部24Cと第1脆弱部24Bの一部(各操作用脆弱部24Cの間の部分)を破断させる。これにより、指を第2蓋20の内側に入れることができるので、ユーザは、把持部25を指で挟持して把持部25を上に引っ張ることで、第1脆弱部24A,24Bを破断させることができる。
このように第1脆弱部24A,24Bを破断させると、図3に示すように、把持部25が第2蓋20から分離されるとともに、第2爪23の第2係合部23Bと第2基部23Aの一部とが把持部25から分離される。これにより、第2蓋20は、第2爪23によって第4壁40に固定することができなくなる。その後、ユーザは、第2蓋20、第1蓋10および第4壁40を開いて、収容器50内からトナーカートリッジ70および緩衝材60を取り出す。なお、分離した第2爪23および把持部25は、使用済みのトナーカートリッジとともにメーカに返送すればよいので、梱包箱1の中に入れておくことができる。
最後に、ユーザが使用済みのトナーカートリッジ70を梱包箱1に収容するときの梱包箱1の組立方法について説明する。
図3に示すように、ユーザは、収容器50の中に使用済みのトナーカートリッジ70および緩衝材60を入れた後、開いた状態の第4壁40を収容器50の内側に折り畳む。次いで、ユーザは、図6に示すように、第2蓋20を閉じる。最後に、ユーザは、第1蓋10を第2蓋20の上に重なる位置まで閉じた後、第1爪12を第1係合孔22に係合させる。これにより、図7に示すように、第1蓋10が、第2蓋20の送付用伝票部21を外側から覆った状態で第2蓋20を介して収容器50に固定される。また、このように第1蓋10を第2蓋20の上に重ねることで、第1蓋10の外面に設けた返送用伝票部11が梱包箱1の上面に露出する。そのため、ユーザは、返送用伝票部11の依頼主の欄に、ユーザの住所・氏名等を記入すれば、そのまま梱包箱1をメーカに郵送することができる。
なお、返送時の梱包箱1の組立作業の際に、ユーザが誤って第1蓋10を第2蓋20よりも先に閉じてしまった場合であっても、ユーザは、第2爪23が分離された第2蓋20が収容器50に固定することができない状態であることを即座に気付くことができる。そのため、ユーザは、蓋の閉じる順序を逆にして、返送用伝票部11が設けられる第1蓋10を第2蓋20の外側に確実に配置し直すことができる。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
送付用伝票部21を有する第2蓋20の脆弱部24を破断させると、第2蓋20の収容器50に対する固定が解除され、再度第2蓋20を収容器50に固定することができなくなるので、梱包箱1の返送時に、誤って送付用伝票部21を返送用伝票部11の外側に配置してしまうのを抑えることができる。
例えば、第1蓋の揺動軸と第2蓋の揺動軸が対向するように配置される構造では、第2蓋の基端部に第1蓋の第1爪と係合する孔を設ける必要があり、第2蓋の強度が小さくなる。これに対し、本実施形態の構造では、第1蓋10の揺動軸と第2蓋20の揺動軸が直交することで、第1爪12と係合する第1係合孔22を、第2蓋20の基端部ではない場所に設けることができるので、第2蓋20の強度を大きくすることができる。
第2蓋20が接続される第2端縁E2を第1蓋10が接続される第1端縁E1よりも長くすることで、例えば第2端縁を第1端縁よりも短くする構造に比べ、第2蓋20と収容器50との結合強度が大きくなるので、新品状態のトナーカートリッジ70をユーザに送付するときにおける梱包箱1の強度を大きくすることができる。
第1蓋10の第1爪12が係合する第1係合孔22を第2蓋20に設けたので、例えば第1係合孔を有する壁を第2蓋とは別に設ける構造に比べ、梱包箱1の構造を簡易化することができる。
第1爪12が、第1係合孔22に係合した状態において、収容器50内に配置される緩衝材60から離れているので、返送時において、第1爪12を第1係合孔22に差し込みやすい。
第1爪12が第1係合孔22の幅よりも大きな幅の第1係合部12Bを有しているので、返送時において、第1爪12が第1係合孔22から外れるのを良好に抑えることができる。
第2蓋20の第2爪23が係合する第2係合孔43を第4壁40に設けたので、例えば第1蓋に第2係合孔を設ける構造に比べ、第1蓋10の強度を大きくすることができる。
第2爪23が第2係合孔43の幅よりも大きな幅の第2係合部23Bを有しているので、送付時において、第2爪23が第2係合孔43から外れるのを良好に抑えることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1の実施形態に係る梱包箱1の一部の構造を変更したものであるため、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すように、第2の実施形態に係る梱包箱2は、第2蓋20に前述した2つの第1係合孔22を設けない点と、収容器50の第3端縁E3に新たな第3壁30を設ける点で、第1実施形態とは異なっている。第3壁30は、長手方向の長さが取出口50Aの短手方向の長さと略同じで、かつ、短手方向の長さが取出口50Aの長手方向の長さよりも小さい長方形状に形成されている。第3壁30の長辺は、第3端縁E3に接続されている。第3壁30は、第3端縁E3を中心にして揺動可能となっている。第3壁30は、第1蓋10の2つの第1爪12と係合する2つの第1係合孔32を有している。これにより、第1爪12は、第3壁30を介して収容器50に固定される。
各第1係合孔32は、第3壁30の基端部、つまり第3端縁E3側の端部に形成されている。これにより、第3壁30を収容器50の内側に折り畳んだ状態において、各第1係合孔32が上方を向いて第1爪12と係合可能となっている。
また、この形態では、第2蓋20の長手方向における第3端縁E3側の端縁20Eが、第3端縁E3から離れて配置されている。第2蓋20の長手方向における、第2蓋20の端縁20Eと第3端縁E3との距離は、各第1係合孔32の幅よりも大きくなっている。これにより、返送時において、各第1係合孔32に第2蓋20が重ならないので、各第1爪12を各第1係合孔32に良好に係合させることが可能となっている。
また、この形態では、第1端縁E1から第1係合孔32までの距離が、第1の実施形態における第1係合孔22から第1端縁E1までの距離よりも大きくなっている。そのため、第1蓋10の基端から第1爪12の先端までの長さは、取出口50Aの長手方向の長さよりも大きくなっている。
次に、メーカの作業者がトナーカートリッジ70を梱包箱2に収容するときの梱包箱2の組立方法について説明する。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同じ動作については、適宜省略する。
図8に示すように、作業者は、まず、収容器50の中にトナーカートリッジ70および緩衝材60を入れる。その後、作業者は、第3壁30および第4壁40を収容器50の内側に折り畳む。次いで、作業者は、第1蓋10、第2蓋20の順で順次各蓋10,20を閉じる。この際、第1の実施形態よりも長手方向の長さが大きい第1蓋10の第1爪12を第3壁30に沿って折り曲げるようにして収容する。これにより、図9に示すように、第2蓋20の外面に設けた送付用伝票部21が梱包箱2の上面に露出する。
最後に、ユーザが使用済みのトナーカートリッジ70を梱包箱1に収容するときの梱包箱1の組立方法について説明する。なお、メーカから送られてきた梱包箱2をユーザが開梱するときの動作については、第1実施形態と略同様であるため、説明を省略する。
図10に示すように、ユーザは、まず、収容器50の中に使用済みのトナーカートリッジ70および緩衝材60を入れた後、第4壁40を収容器50の内側に折り畳んで、第2蓋20を閉じる。次に、ユーザは、図11に示すように、第3壁30を閉じる。最後に、ユーザは、第1蓋10を第2蓋20の上に重なる位置まで閉じた後、第1爪12を第3壁30の第1係合孔32に係合させる。これにより、図12に示すように、第1蓋10が、第2蓋20の送付用伝票部21を外側から覆った状態で第3壁30を介して収容器50に固定される。また、このように第1蓋10を第2蓋20の上に重ねることで、第1蓋10の外面に設けた返送用伝票部11が梱包箱1の上面に露出する。
以上、第2の実施形態によれば、取出口50Aの端縁のうち第1蓋10に対向する第3端縁E3に設けた第3壁30の各第1係合孔32に第1蓋10の各第1爪12を係合させるので、例えば第2蓋20に第1係合孔22を設けた第1実施形態の構造と比べ、第1蓋10に力が加わったときに第1蓋10がねじれるのを抑えることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第2の実施形態に係る梱包箱2の一部の構造を変更したものであるため、第2の実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図13に示すように、第3の実施形態に係る梱包箱3は、第2蓋20に新たな第2脆弱部24Dを設ける点で、第2の実施形態とは異なっている。第2脆弱部24Dは、一列に並んだ複数の第1の切れ目からなるミシン目を有している。第2脆弱部24Dは、送付用伝票部21と第2端縁E2との間に位置し、第2蓋20の長手方向の一端から他端まで長手方向に沿って形成されている。言い換えると、第2脆弱部24Dは、送付用伝票部21と第2端縁E2との間を仕切るように形成されている。これにより、第2蓋20における送付用伝票部21を含む部分であるベース部26が、開梱時において、第1脆弱部24A,24Bおよび第2脆弱部24Dの破断によって、図14に示すように、収容器50から分離可能となっている。
そのため、開梱時において、ユーザが、第1脆弱部24A,24Bおよび第2脆弱部24Dを破断させて送付用伝票部21を収容器50から分離することができるので、誤って送付用伝票部21を返送用伝票部11の外側に配置してしまうのをより抑えることが可能となっている。
収容器50から分離されたベース部26の短手方向(第1端縁E1に沿った第1方向)の長さは、取出口50Aの短手方向の長さよりも小さくなっている。また、収容器50から分離されたベース部26の長手方向(第2端縁E2に沿った第2方向)の長さは、取出口50Aの長手方向の長さよりも小さくなっている。
これにより、分離したベース部26を収容器50に入れやすいので、ベース部26をトナーカートリッジ70とともに収容器50内に入れて返送することができ、ユーザの手元にごみが残るのを抑えることが可能となっている。
図13に示すように、第2脆弱部24Dは、第2端縁E2から離れている。そのため、第2脆弱部24Dを破断させたときには、図14に示すように、第2端縁E2に第2蓋20の一部が第2壁27として残る。これにより、図15に示すように、返送時において、収容器50に残った第2壁27によって第1蓋10を裏側から支持することができるので、返送時の梱包箱3の強度を大きくすることが可能となっている。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第3の実施形態に係る梱包箱3の一部の構造を変更したものであるため、第3の実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図16に示すように、第4の実施形態に係る梱包箱4は、第2蓋20に、第3の実施形態とは異なる構成の第2脆弱部24Eを有している。第2脆弱部24Eは、第1脆弱部24A,24Bよりも破断しやすくなるように構成されている。
詳しくは、第2脆弱部24Eは、ミシン目Mを構成する複数の第1の切れ目C1と、第1の切れ目C1よりも長い第2の切れ目C2とを有している。第2の切れ目C2は、第2蓋20の長手方向(第2端縁E2に沿った第2方向)の中央部に位置し、ミシン目Mは、第2の切れ目C2の両端から第2端縁E2から離れる方向に向けて、第2端縁E2に対して斜めに延びている。詳しくは、第2の切れ目C2の一端に配置されるミシン目Mは、第2の切れ目C2の一端から第2蓋20の長手方向の一端まで形成されている。また、第2の切れ目C2の他端に配置されるミシン目Mは、第2の切れ目C2の他端から第2蓋20の長手方向の他端まで形成されている。
この形態によれば、ユーザが梱包箱4を開梱する際に第1脆弱部24A,24Bを破断させると、そのときの力によって第2脆弱部24Eのミシン目Mが破断しやすい。そのため、ユーザに、第2脆弱部24Eを破断させて送付用伝票部21を収容器50から分離させることを促すことができ、より確実に、返送用伝票部11を梱包箱4の外面に配置させることができる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第3の実施形態に係る梱包箱3の一部の構造を変更したものであるため、第3の実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図17に示すように、第5の実施形態に係る梱包箱5は、第2蓋20と第4壁40との固定部分の構造や第3壁30の大きさが第3の実施形態とは異なっている。また、梱包箱5は、第3の実施形態とは異なる構成の第1脆弱部24Fおよび操作用脆弱部24Gを有している。
第2蓋20は、自由端に第2爪23を3つ有している。第2爪23は、第3の実施形態と比べ、第1脆弱部24Aが形成されない点だけで異なり、その他の構造は同様となっている。第4壁40は、3つの第2爪23に係合する3つの第2係合孔43を有している。
第1脆弱部24Fは、一列に並んだ複数の第1の切れ目からなるミシン目を有している。第1脆弱部24Fは、各第2爪23と送付用伝票部21との間において、第2蓋20の長手方向の一端から他端まで長手方向(所定方向)に沿って形成されている。これにより、第1脆弱部24Fと第2脆弱部24Dは、ともに長手方向に沿って延びている。
第1蓋10の2つの第1爪12は、梱包箱5を組み立てた状態において、第1脆弱部24Fと第2脆弱部24Dとの間に位置している。また、第3壁30の2つの第1係合孔32も、梱包箱5を組み立てた状態において、第1脆弱部24Fと第2脆弱部24Dとの間に位置している。
第1蓋10の第4端縁E4側の端縁10Eは、第4端縁E4から離れている。詳しくは、第1蓋10の短手方向における端縁10Eから第4端縁E4までの距離は、第4壁40の第2係合孔43の短手方向の幅よりも大きくなっている。
第1脆弱部24Fと第2脆弱部24Dとの間に配置されるベース部28は、送付用伝票部21を含んでいる。ベース部28は、長手方向の一端部に、他の部位よりも破断しやすい操作用脆弱部24Gを有している。
操作用脆弱部24Gは、複数の第1の切れ目からなるミシン目を有している。操作用脆弱部24Gは、第2蓋20の長手方向の一端側が開口するU形状に形成されている。これにより、操作用脆弱部24Gで囲まれた部分にユーザの指を押し込むと、図20に示すように、操作用脆弱部24Gが破断して、ユーザの指を引っ掛けるための操作用孔28Aが、第2蓋20の長手方向の一端部に形成されるようになっている。
なお、操作用脆弱部24Gから第1脆弱部24Fまでの距離または操作用脆弱部24Gから第2脆弱部24Dまでの距離は、短ければ短いほどよい。例えば、操作用脆弱部24Gから第1脆弱部24Fまでの距離は、第2蓋20の短手方向における操作用脆弱部24Gの長さよりも短くすることができる。また、操作用脆弱部24Gから第1脆弱部24Fまでの距離と、操作用脆弱部24Gから第2脆弱部24Dまでの距離とを同じ大きさとしてもよい。
図19に示すように、梱包箱5の送付時において、第1蓋10の自由端は、第2蓋20のうち操作用脆弱部24Gで囲まれた部分、つまり操作用孔28Aが形成される部分と重なっている。また、第3壁30の自由端も、第2蓋20のうち操作用脆弱部24Gで囲まれた部分、つまり操作用孔28Aが形成される部分と重なっている。
次に、メーカの作業者がトナーカートリッジ70を梱包箱5に収容するときの梱包箱5の組立方法について説明する。
図17に示すように、作業者は、まず、収容器50の中にトナーカートリッジ70および緩衝材60を入れた後、第4壁40を収容器50の内側に折り畳む。その後、作業者は、第1蓋10および第3壁30を閉じる。最後に、作業者は、第2蓋20を第1蓋10の上に重なる位置まで閉じた後、第2爪23を第2係合孔43に係合させる。これにより、図18に示すように、第2蓋20が、第1蓋10の返送用伝票部11を外側から覆った状態で収容器50に固定され、送付用伝票部21が梱包箱1の上面に露出する。
続いて、メーカから送られてきた梱包箱5をユーザが開梱するときの動作について説明する。
図19および図20に示すように、ユーザは、まず、第2蓋20の操作用脆弱部24Gで囲まれた部分を指で押すことで、操作用脆弱部24Gを破断させ、ベース部28の一端部に操作用孔28Aを形成する。この際、第1蓋10の自由端と第3壁30の自由端が、操作用脆弱部24Gで囲まれた部分と重なっていることで、指を押し込む際に第1蓋10や第3壁30が揺動して抵抗になりにくいので、ユーザが容易に操作用孔28Aに指を入れることができる。
操作用孔28Aの形成後、ユーザは、当該操作用孔28Aに指を引っ掛けて、ベース部28を引っ張ることで、図21に示すように、第1脆弱部24Fと第2脆弱部24Dとを破断させる。この際、第1脆弱部24Fと第2脆弱部24Dとが、ともに所定方向、つまり第2蓋20の長手方向に沿って延びているので、ユーザは、ベース部28を長手方向に沿って容易に引き剥がすことができる。なお、ベース部28を引き剥がした後の、第2蓋20の先端部29は、各第2爪23とともに、第4壁40に引っ掛かった状態となっている。このように第4壁40に引っ掛かった先端部29は、そのままにしておいてもよいし、各第2爪23をはさみ等で切ったり、無理やり引きちぎったりすることで、収容器50から分離させてもよい。
最後に、ユーザが使用済みのトナーカートリッジ70を梱包箱5に収容するときの梱包箱5の組立方法について説明する。
図22に示すように、ユーザは、まず、収容器50の中に使用済みのトナーカートリッジ70および緩衝材60を入れて、ベース部28が引き剥がされた後の第2蓋20の基端部である第2壁27と第4壁40とを収容器50の内側に折り畳む。その後、ユーザは、第3壁30を閉じる。これにより、第3壁30が、第2壁27と第4壁40とによって裏側から支持される。
最後に、ユーザは、第1蓋10を閉じて、第1爪12を第1係合孔22に係合させる。これにより、第1蓋10の外面に設けた返送用伝票部11が梱包箱5の上面に露出する。この際、第1蓋10は、第2壁27、第4壁40および第3壁30によって裏側から支持される。
以上、第5の実施形態によれば、前述した効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
操作用孔28Aが操作用脆弱部24Gの破断によって形成されるため、図18に示すように、梱包箱5の送付時においては、第2蓋20に操作用孔28Aが形成されていないので、梱包箱5の見栄えをよくすることができる。
なお、第5の実施形態では、第2蓋20を3つの第2爪23で収容器50に固定したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図23に示すように、第2蓋20の自由端に、第2固定部としての接着部20Aを設け、この接着部20Aを、収容器50に接着剤や両面テープ等によって接着して固定してもよい。これによれば、第5の実施形態で設けた第4壁40が不要となるので、梱包箱6のコストを削減することができる。
前記各実施形態では、物品として消耗品であるトナーカートリッジ70を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。梱包箱内に入れる物品は、どのようなものであってもよい。
前記各実施形態では、第1固定部として第1爪12を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。第1固定部は、例えば接着剤や両面テープ等によって収容器に接着される部分として構成されていてもよい。なお、両面テープによって第1固定部を収容器に固定する場合には、梱包箱のユーザへの送付前の組立時において、両面テープの片面を予め第1固定部に貼っておくとよい。これによれば、返送時において、ユーザが両面テープの剥離紙を剥がすだけで、簡単に第1固定部を収容器に固定させることができる。
第1爪12や第2爪23の形状は、前記実施形態に限定されず、任意に設定することができる。また、第1爪12または第2爪23は、少なくとも1つ設ければよい。
第4の実施形態(図16)では、第2脆弱部24Eを、ミシン目Mを構成する複数の第1の切れ目C1と、第1の切れ目C1よりも長い第2の切れ目C2とを有する構造とすることで、第1脆弱部24A,24Bよりも破断しやすくしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1脆弱部を、複数の第1の切れ目からなるミシン目で構成し、第2脆弱部を、第1の切れ目よりも長い、複数の第2の切れ目からなるミシン目で構成してもよい。
第5の実施形態(図17)では、操作用脆弱部24Gの破断によって操作用孔28Aが形成されるように構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、梱包箱をユーザへ送付する前の状態において、操作用孔を第2蓋に予め形成しておいてもよい。
第1の実施形態(図1)では、2つの第1脆弱部24A,24Bを第2蓋20に設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1の実施形態において、2つの第1脆弱部24A,24Bのうちいずれか一方のみを第2蓋20に設けてもよい。つまり、例えば第2爪23に、第1脆弱部24Aが形成されていなくてもよい。
1 梱包箱
10 第1蓋
11 返送用伝票部
12 第1爪
20 第2蓋
21 送付用伝票部
24 脆弱部
50 収容器
50A 取出口

Claims (24)

  1. 物品を内部に収容し、前記物品を取り出すための取出口を有する収容器と、
    外面に返送用伝票部を有する第1蓋と、
    外面に送付用伝票部を有する第2蓋と、を備え、
    前記第1蓋は、前記取出口を閉塞する第1状態と、前記取出口を開放する第2状態とに揺動可能であり、前記収容器に固定可能な第1固定部を有し、
    前記第2蓋は、他の部位よりも破断しやすい脆弱部を有し、前記第1蓋の前記返送用伝票部を外側から覆った状態で前記脆弱部を介して前記収容器に固定されていることを特徴とする梱包箱。
  2. 前記取出口は、第1端縁と、当該第1端縁に直交する第2端縁と、を有し、
    前記第1蓋は、前記第1端縁に揺動可能に設けられ、
    前記第2蓋は、前記第2端縁に揺動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。
  3. 前記第2端縁は、前記第1端縁よりも長いことを特徴とする請求項2に記載の梱包箱。
  4. 前記第2蓋は、第1係合孔を有し、
    前記第1固定部は、前記第1係合孔に係合する第1爪であり、前記第2蓋を介して前記収容器に固定されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の梱包箱。
  5. 前記取出口は、前記第1端縁に対向する第3端縁を有し、
    前記第3端縁には、第3壁が揺動可能に設けられ、
    前記第3壁は、第1係合孔を有し、
    前記第1固定部は、前記第1係合孔に係合する第1爪であり、前記第3壁を介して前記収容器に固定されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の梱包箱。
  6. 前記第1爪は、前記第1係合孔に係合した状態において、前記収容器内に配置される緩衝材から離れていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の梱包箱。
  7. 前記第1爪は、前記第1係合孔を外側から内側に貫通する第1基部と、当該第1基部から延出し、前記第1係合孔の幅よりも大きな幅の第1係合部と、を有することを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の梱包箱。
  8. 前記第2蓋は、前記収容器に固定可能な第2固定部を有し、
    前記脆弱部は、前記第2固定部と前記送付用伝票部の間を仕切る第1脆弱部を含み、
    前記第2固定部は、前記第1脆弱部の破断によって前記送付用伝票部から分離可能となっていることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の梱包箱。
  9. 前記取出口は、前記第2端縁に対向する第4端縁を有し、
    前記第4端縁には、第4壁が揺動可能に設けられ、
    前記第4壁は、第2係合孔を有し、
    前記第2固定部は、前記第2係合孔に係合する第2爪の少なくとも一部であり、前記第4壁を介して前記収容器に固定されることを特徴とする請求項8に記載の梱包箱。
  10. 前記第2爪は、前記第2係合孔を外側から内側に貫通する第2基部と、当該第2基部から延出し、前記第2係合孔の幅よりも大きな幅の第2係合部と、を有することを特徴とする請求項9に記載の梱包箱。
  11. 前記脆弱部は、前記送付用伝票部と前記第2端縁との間を仕切る第2脆弱部を含み、
    前記送付用伝票部は、前記第1脆弱部および前記第2脆弱部の破断によって前記収容器から分離可能となっていることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の梱包箱。
  12. 前記第2脆弱部は、前記第2端縁から離れていることを特徴とする請求項11に記載の梱包箱。
  13. 前記収容器から分離された、前記送付用伝票部を含む部分の前記第1端縁に沿った第1方向の長さは、前記取出口の前記第1方向の長さよりも小さいことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の梱包箱。
  14. 前記収容器から分離された、前記送付用伝票部を含む部分の前記第2端縁に沿った第2方向の長さは、前記取出口の前記第2方向の長さよりも小さいことを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の梱包箱。
  15. 前記第1脆弱部および前記第2脆弱部は、一列に並んだ第1の切れ目からなるミシン目を有することを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか1項に記載の梱包箱。
  16. 前記第2脆弱部は、前記第1脆弱部よりも破断しやすいことを特徴とする請求項15に記載の梱包箱。
  17. 前記第2脆弱部は、前記第1の切れ目よりも長い第2の切れ目を有することを特徴とする請求項16に記載の梱包箱。
  18. 前記第2の切れ目は、前記第2蓋の前記第2端縁に沿った第2方向の中央部に位置し、
    前記ミシン目は、前記第2の切れ目から前記第2端縁から離れる方向に向けて、前記第2端縁に対して斜めに延びていることを特徴とする請求項17に記載の梱包箱。
  19. 前記第1脆弱部と前記第2脆弱部は、所定方向に沿って延びることを特徴とする請求項11から請求項18のいずれか1項に記載の梱包箱。
  20. 前記送付用伝票部を含む部分は、前記所定方向の一端部に、ユーザの指を引っ掛けるための操作用孔を有することを特徴とする請求項19に記載の梱包箱。
  21. 前記送付用伝票部を含む部分は、他の部位よりも破断しやすい操作用脆弱部を有し、
    前記操作用孔は、前記操作用脆弱部の破断によって形成されることを特徴とする請求項20に記載の梱包箱。
  22. 前記第1蓋の自由端は、前記操作用孔と重なっていることを特徴とする請求項20または請求項21に記載の梱包箱。
  23. 前記取出口は、前記第1端縁に対向する第3端縁を有し、
    前記第3端縁には、第3壁が揺動可能に設けられ、
    前記第3壁の自由端は、前記操作用孔と重なっていることを特徴とする請求項20から請求項22のいずれか1項に記載の梱包箱。
  24. 前記第2固定部は、前記収容器に接着されていることを特徴とする請求項11から請求項23のいずれか1項に記載の梱包箱。
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