JP2017175269A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像信号の輝度レベルによってディスプレイの色温度が変化しないようにする画像処理システム、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供する。【解決手段】画像処理システム1は、画像信号を入力する入力部21と、輝度値毎に所定の値を記憶する記憶部23と、画像信号に対して、画素毎に、画素の輝度値に対応する所定の値を乗算して画像信号を補正する色温度補正部22と、補正した画像信号を出力する出力部24とを備え、所定の値は、出力した画像信号が画像として表示される際の色温度を所定の範囲に収める補正をするゲイン値である。【選択図】図1

Description

本発明は画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
入力された画像をディスプレイで忠実に再現するための画像処理装置が開発されている。例えば、特許文献1には、映像の明暗部分の明暗の程度に応じて、当該部分の階調特性を独立で調整する画像処理装置が記載されている。
特開平7−203246号公報
従来、各種のディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイにおいて、画面の色温度が画像信号の輝度レベルによって変化することが知られていたが、その変化を抑える対策は行われていなかった。なお、色温度とは、ある光源が発している光の色を定量的な数値で表現する尺度(単位)を意味する。
例えば、明るい画面で綺麗に見えていた肌色が、暗い画面になると青白く見えることがあり、テレビ局などのドラマ制作者側で設定した色彩効果が、ユーザ側のディスプレイの特性により十分に発揮できないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、画像信号の輝度レベルによってディスプレイの色温度が変化しないようにすることができる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、画像信号を入力する入力部と、輝度値毎に所定の値を記憶する記憶部と、前記画像信号に対して、画素毎に、前記画素の輝度値に対応する前記所定の値を乗算して前記画像信号を補正する色温度補正部と、前記補正した画像信号を出力する出力部とを備え、前記所定の値は、出力される画像信号が画像として表示される際の色温度を所定の範囲に収める補正をするゲイン値であることを特徴とする画像処理装置を提供する。
また、本発明は、画像信号を入力するステップと、輝度値毎に所定の値を記憶するステップと、前記画像信号に対して、画素毎に、前記画素の輝度値に対応する前記所定の値を乗算して前記画像信号を補正するステップと、前記補正した画像信号を出力するステップとを有し、前記所定の値は、出力される画像信号が画像として表示される際の色温度を所定の範囲に収める補正をするゲイン値であることを特徴とする画像処理方法を提供する。
また、本発明は、画像信号を入力するステップと、輝度値毎に所定の値を記憶するステップと、前記画像信号に対して、画素毎に、前記画素の輝度値に対応する前記所定の値を乗算して前記画像信号を補正するステップと、前記補正した画像信号を出力するステップとをコンピュータに実行させ、前記所定の値は、出力される画像信号が画像として表示される際の色温度を所定の範囲に収める補正をするゲイン値であることを特徴とする画像処理プログラムを提供する。
本発明により、画像信号の輝度レベルによってディスプレイの色温度が変化しないようにする画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することができる。
実施の形態1に係る画像処理システム1の概略構成を示す図である。 実施の形態1に係るゲインを説明するための図である。 実施の形態1に係る画像表示装置30のガンマ特性を示す図である。 実施の形態1に係る画像表示装置30の色温度特性を示す図である。 実施の形態1に係る補正部22による補正前後のRGB値を示す図である。 実施の形態1に係る別の画像処理システム2の概略構成を示す図である。 実施の形態2に係る画像処理システム3の概略構成を示す図である。
以下、図面を参照して各実施の形態に係る画像処理システム及び画像処理方法について説明する。
なお、本明細書の用語「画像」には、静止画像及び動画像が含まれる。
(実施の形態1)
本実施の形態1に係る画像処理システムは、外部機器と画像表示装置との間に新たに画像表示装置の色温度を補正する画像処理装置を追加して、画像表示装置での色温度が画像信号の各輝度レベルで変化しないようにするものである。
まず、本実施の形態1に係る画像処理装置について説明する。
図1は、画像処理システム1の概略構成を示す図である。
画像処理システム1は、外部機器10、画像処理装置20、画像表示装置30などを備えている。
外部機器10は、テレビジョン放送を受信するチューナ11を備えた外部機器である。外部機器10は、チューナ11を用いてテレビジョン放送信号を受信し、復号等の所定の処理を行った上で、その信号を画像信号として画像処理装置20に出力する。なお、外部機器10は、チューナを備えた外部機器である必要はなく、例えば、DVDレコーダやBDレコーダであってもよい。
画像処理装置20は、入力された画像信号に対して、ガンマ補正及び色温度補正を行い、補正後の画像信号を画像表示装置30に出力する。このために、画像処理装置20は、入力部21、補正部22、ゲイン記憶部23、出力部24などを備えている。画像処理装置20は、例えばコンバータとして、画像処理装置単体で構成されている。また、画像表示装置30又は外部機器10に画像処理装置20の構成を含むことで、画像表示装置30又は外部機器10と一体として構成されてもよい。
入力部21は、外部機器10から出力された画像信号を受けて、補正部22に出力する。
補正部22は、ゲイン記憶部23に記憶したゲイン値を参照して、画像信号の画素毎にガンマ補正及び色温度補正を行い、出力部24に出力する。なお、補正部22は、例えばCPUである。
ゲイン記憶部23は、ガンマ補正及び色温度補正のためのゲイン値を、RGB毎に、画像信号の輝度値毎に記憶している。当該ゲイン値は画像表示装置30の色温度の特性及び目標色温度に対応して設定されており、目標色温度は、例えば、5000〜6000K、6000〜7000Kなどとする。なお、ゲイン記録部23は、例えばメモリーである。
出力部24は、補正した画像信号を画像表示装置30に出力する。
なお、画像処理装置20の動作の詳細については、後述する。
画像表示装置30は、例えば、液晶ディスプレイ装置である。画像表示装置30も従来技術のもので良く、ガンマ特性がγ=2.2の理想的なガンマ曲線に近づくように、画像表示装置30は内部で折れ線近似によるガンマ補正(γ補正)を行っている。ここで、ガンマ特性とは、入力された画像信号に対して出力される画像信号の輝度値(階調)の応答特性を意味する。また、ガンマ曲線とは、入力信号の輝度値に対する出力信号の輝度値を表した曲線である。
なお、画像処理装置20が実現する各構成要素は、例えば、コンピュータである画像処理装置20が備える演算装置(図示せず)の制御によって、プログラムを実行させることによって実現できる。より具体的には、画像処理装置20は、記憶部(図示せず)に格納されたプログラムを主記憶装置(図示せず)にロードし、演算装置の制御によってプログラムを実行して実現する。また、各構成要素は、プログラムによるソフトウェアで実現することに限ることなく、ハードウェア、ファームウェア及びソフトウェアのうちのいずれかの組み合わせ等により実現しても良い。
上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。
また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によって画像処理装置20に供給されても良い。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路又は無線通信路を介して、プログラムを画像処理装置20に供給できる。
次に、本実施の形態1に係る画像処理装置20の動作、すなわち、画像処理方法について説明する。
前述したように、補正部22は、ゲイン記憶部23に記憶したゲイン値を用いて、画像信号のガンマ補正及び色温度補正を行う。より具体的には、補正部22は、画像信号の各画素のRGBの成分に対する各成分のレベルを示す値(R値、G値、B値)に、当該画素の輝度値に対応するゲイン値(Rゲイン値Rgain、Gゲイン値Ggain、Bゲイン値Bgain)を乗算して、画像信号のガンマ補正及び色温度補正を行う。このために、ゲイン記憶部23はRGB毎に、画像信号の輝度値毎にゲイン値gainを記憶している。なお、当該画素の輝度値とは、各画素のRGB成分全体としての輝度値を指す。
図2は、本実施の形態1に係るゲインを説明するための図である。グラフの横軸は輝度値(0〜255階調)を示し、縦軸はゲイン値を示す。グラフ化に際し、見やすくするためにゲイン値及びその変化量を若干強調して示している。
図2(a)は本実施の形態1に係るガンマ補正及び色温度補正を1回の乗算で実現するためのゲイン値Rgain、Ggain、Bgainを示し、図2(b)は本実施の形態1に係るガンマ補正だけを行うためのゲイン値gainγを示し、図2(c)は本実施の形態1に係る色温度補正だけを行うためのゲイン値RgainC、GgainC、BgainCを示す。なお、ガンマ補正だけを行うためのゲイン値gainγは、RGBで共通である。また、図2(c)に示すGgainCは1で一定であるが、これは、G成分を基準にすることで、画素の輝度値に大きな影響を与えることなく、色温度補正を行うためである。
図2からも分かるように、ガンマ補正及び色温度補正のゲイン値gainは、ガンマ補正のためのゲイン値gainγと、色温度補正のためのゲイン値gainCとを乗算した結果の値である。
ここで、ガンマ補正のためのゲイン値gainγ及び色温度補正のためのゲイン値gainCについて説明する。
図3は、本実施の形態1に係る画像表示装置30のガンマ特性を示す図である。横軸は入力信号の輝度値を示し、縦軸は出力信号の輝度値を示す。
前述したように、画像表示装置30はその内部で折れ線近似(図3の太破線)によるガンマ補正を行っているが、折れ線近似の変換精度によってはγ=2.2の理想的なガンマ曲線(図3の太実線)との間に誤差eが生じてしまう。そこで、画像信号の輝度値にゲイン値gainγを乗算することで誤差eを補正できるようにする。
例えば、入力信号の輝度値がAのときに、理想的なガンマ曲線による出力信号の輝度値が50で、折れ線近似による出力信号の輝度値が55になるのであれば、入力信号の輝度値Aのときのゲイン値gainγを50/55=0.91に設定する。つまり、ゲイン値gainγは、輝度値毎に設定されており、画面表示装置30のガンマ特性及びガンマ補正によって定まる出力信号の輝度値を、ガンマ特性が2.2であるガンマ曲線によって定まる輝度値に補正するゲイン値である。
また、このような誤差eは、画像表示装置30に用いる、例えば、液晶ディスプレイ装置の個体毎に異なるが、本実施の形態1では、液晶ディスプレイ装置の機種毎に、また、入力信号の輝度値毎に誤差eの平均値を求め、機種毎に、図2(b)に示したようなゲイン値gainγを設定する。このとき、色彩輝度計などを用いて液晶ディスプレイ装置の個体毎のガンマ特性を測定し、誤差eを算出する。
図4は、本実施の形態1に係る画像表示装置30の色温度特性を示す図である。横軸は入力信号の輝度値を示し、縦軸は色温度を示す。
補正前の色温度特性(近似値、図4の実線)は、入力信号の輝度値が小さいときは色温度が大きく、入力信号の輝度値が大きいときは色温度が小さくなっている。このために、上述したように、明るい画面で綺麗に見えていた肌色が、暗い画面になると青白く見えてしまう。
そこで、入力信号の輝度値に対して色温度(図4の破線)が所定の範囲、例えば、目標色温度の5000〜6000Kに入るように、画像信号を補正する。なお、画像表示装置30の色温度は画像表示装置30に入力される輝度信号によって変化するが、その変化量は画像表示装置30によって異なる。そのため、画像表示装置30の色温度の特性及び目標色温度に基づき、色温度補正のためのゲイン値gainCを設定する
具体的には、入力信号の輝度値が小さいときに、入力信号のRGB値に対して、色温度補正後のR値が大きくなりまたB値が小さくなるように、図2(c)のように、色温度補正のためのゲイン値gainCを設定する。
このとき、輝度値(Y)とRGB値との変換式(1)を用いて、色温度補正前後で輝度値(Y)が変化しないように、色温度補正後のR値、B値及びそのための色温度補正のゲイン値RgainC、BgainCを設定する。

Y = 0.299R + 0.587G + 0.114B ・・・式(1)
図5は、本実施の形態1に係る補正部22による補正前後のRGB値を示す図である。
画像処理装置20は、図5に示す補正後のRGB値を画像表示装置30に出力することで、画像表示装置30において、ガンマ特性及び色温度の特性が改善され、入力された画像をディスプレイでより忠実に再現することができる。
なお、本実施の形態1に係る画像処理装置20又は画像処理方法では、ゲイン記憶部23がガンマ補正及び色温度補正を行うためのゲイン値gainを記憶し、補正部22が当該ゲイン値gainを用いてガンマ補正及び色温度補正を行ったが、目標色温度毎にゲイン値gainを記憶し、ユーザなどが目標色温度に応じてゲイン値gainを選択して、補正部22がガンマ補正及び色温度補正を行っても良い。
また、本実施の形態1に係る画像処理装置20又は画像処理方法では、各画素の輝度値が各画素のRGB成分全体としての輝度値を指すものとしていたが、各画素の輝度値がR成分、B成分、G成分それぞれの輝度値を指すものであってもよい。もしくは、R成分、B成分、G成分のいずれかの輝度値を各画素の輝度値としてもよい。
また、本実施の形態1に係る画像処理装置20又は画像処理方法では、ゲイン記憶部23が輝度値毎のゲイン値gainを記憶し、補正部22が入力した画像信号の画素毎に、そのRGB値に、当該画素の輝度値に対応するゲイン値gainを乗算して、画号信号を補正したが、画像処理装置20又は画像処理方法がゲイン記憶部23に代えて図5に示したような補正前後のRGB値を登録したLUT(Look Up Table)を記憶するLUT記憶部を備え、補正部22が、RGB値にゲイン値gainを乗算する代わりに、LUTを参照して補正前のRGB値を補正後のRGB値に変換するようにしても良い。これにより、乗算するための回路構成を省略することができ、画像処理装置20の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態1に係る画像処理装置20又は画像処理方法では、補正部22がゲイン値Gainを用いてガンマ補正及び色温度補正を行ったが、補正部22をガンマ補正部と色温度補正部とに分離して、ゲイン記憶部23もガンマ補正のためのゲイン値gainγ及び色温度補正のためのゲイン値gainCを記憶するようにして、ガンマ補正部がゲイン値gainγを用いてガンマ補正を行い、色温度補正部がゲイン値gainCを用いて色温度補正を行っても良い。
図6は、本実施の形態1に係る別の画像処理システム2の概略構成を示す図である。
画像処理システム2は、画像処理装置20に代えて、画像処理装置120を備えている。また、画像処理装置120は、入力部21、ガンマ補正部、色温度補正部123、LUT記憶部124、出力部24などを備えている。入力部21、出力部24は画像処理装置20に係るものと同様であっても良い。
ガンマ補正部122は、入力された画像信号に対して、LUT記憶部124に記憶したガンマ補正のためのLUTγを参照して、ガンマ補正を行う。色温度補正部123は、入力された画像信号に対して、LUT記憶部124に記憶した色温度補正のためのLUTcR、LUTcG、LUTcBを参照して、色温度補正を行う。つまり、LUT記憶部124には、上述したゲイン値gainγ、RgainC、GgainC、BgainCの代わりに、LUTγ、LUTcR、LUTcG、LUTcBが格納されており、ガンマ補正部122及び色温度補正部123は、入力された補正前の画像信号を、ガンマ補正及び色温度補正後の画像信号に変換する。
画像処理装置120は、LUTγ、LUTcを参照して、ガンマ補正部122、色温度補正部123がそれぞれ補正を行うことで、各補正の自由度を大きくし、また、処理速度を大きくすることができる。
このように、本実施の形態1に係る画像処理システム1、2は、外部機器10と画像表示装置30との間に新たに画像信号の色温度を補正する画像処理装置20、120を追加して、画像表示装置30での色温度が画像信号の各輝度レベルで変化しないようにし、入力された画像を画像表示装置30で忠実に再現できるようにするものである。
以上、説明したように、本実施の形態1に係る画像処理装置20は、画像信号を入力する入力部21と、輝度値毎に所定の値を記憶する記憶部23と、画像信号に対して、画素毎に、画素の輝度値に対応する所定の値を乗算して画像信号を補正する色温度補正部22と、補正した画像信号を出力する出力部24とを備え、所定の値は、出力した画像信号が画像として表示される際の色温度を所定の範囲に収める補正をするゲイン値であるものである。
また、本実施の形態1に係る画像処理装置20は、ゲイン値は、画像信号のRGB成分のうち、R成分のレベルを示す値を補正するRゲイン値及びB成分のレベルを示す値を補正するBゲイン値であり、色温度補正部22は、画像信号のR成分のレベルを示す値及びB成分のレベルを示す値に対して、画素の輝度値に対応するRゲイン値、Bゲイン値をそれぞれ乗算して画像信号を補正することも可能である。
また、本実施の形態1に係る画像処理装置20は、画像信号を入力する入力部21と、
輝度値毎に所定の値を記憶する記憶部124と、画像信号の各画素のRGB成分のレベルを示す値を、画素の輝度値に対応する所定の値に変換して画像信号を補正する色温度補正部123と、補正した画像信号を出力する出力部24とを備え、所定の値は、出力した画像信号が画像として表示される際の色温度を所定の範囲に収めるRGB成分のレベルを示す値であるものである。
また、本実施の形態1に係る画像処理装置20は、ガンマ補正部22を更に備え、記憶部23は、輝度値毎に、出力した画像信号を表示する画像表示装置30の特性によって定まる画像信号の輝度値を所定の輝度値に補正するガンマゲイン値を記憶し、ガンマ補正部22は、画像信号又は補正した画像信号の各画素の輝度値に、画素の輝度値に対応するガンマゲイン値を乗算することも可能である。
また、本発明の画像処理方法は、画像信号を入力するステップと、輝度値毎に所定の値を記憶するステップと、画像信号に対して、画素毎に、画素の輝度値に対応する所定の値を乗算して画像信号を補正するステップと、補正した画像信号を出力するステップとを有し、所定の値は、出力した画像信号が画像として表示される際の色温度を所定の範囲に収める補正をするゲイン値であるものである。
また、本発明の画像処理プログラムは、画像信号を入力するステップと、輝度値毎に所定の値を記憶するステップと、画像信号に対して、画素毎に、画素の輝度値に対応する所定の値を乗算して画像信号を補正するステップと、補正した画像信号を出力するステップとをコンピュータに実行させ、所定の値は、出力した画像信号が画像として表示される際の色温度を所定の範囲に収める補正をするゲイン値であるものである。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る画像処理装置20では、ゲイン記憶部23が目標色温度に対応するゲイン値gainをRGB毎、輝度値毎に記憶していたが、本実施の形態2に係る画像処理装置では、画像表示装置の特性及び画像表示装置周辺の環境に対応させてゲイン値gainを変えて、入力された画像を画像表示装置で、より忠実に再現できるようにするものである。
つまり、画像表示装置の特性とは、画像処理装置の出力先である画像表示装置毎に異なる色温度の特性又は輝度の特性、また、画像表示装置が同一であったとしても、経年により変化した画像表示装置の色温度の特性又は輝度の特性である。画像表示装置周辺の環境とは、画像表示装置に対する周辺の明るさ(輝度等)である。
図7は、本実施の形態2に係る画像処理システム3の概略構成を示す図である。
画像処理システム3は、外部機器10、画像処理装置220、画像表示装置30、操作部250、センサ261、262などを備えている。外部機器10、画像表示装置30は、実施の形態1に係る画像処理システム1のものと同様であって良い。
画像処理装置220は、入力部21、補正部222、LUT記憶部223、LUT選択部224、出力部24などを備えている。入力部21、出力部24は、実施の形態1に係る画像処理装置20のものと同様であって良い。
補正部222は、LUT記憶部223に記憶したLUTを参照して、入力部21から入力した画像信号のRGB値をガンマ補正及び色温度補正の後のRGB値に変換し、変換した(つまり、補正した)信号を出力部24に出力する。
LUT記憶部223は、画像表示装置30の各種の状態に対応するために、複数のLUTを記憶している。LUT選択部240は、操作部250でのユーザの指示を入力信号として受けることによって、又は、センサ261、262でのセンシングの結果を入力信号として受けることによって、LUT記憶部223において、補正部122で用いるLUTを選択する。
操作部250は、例えば、画像処理装置220と接続可能であるパーソナルコンピュータや、数値を直接入力するキーボードなどであるがこれらに限らない。要するに、画像表示装置30の特性(色温度の特性、輝度の特性など)に基づく指示などをユーザが入力できるものであればよい。ユーザが操作部250において、例えば、画像表示装置30の色温度の特性を入力したときに、LUT選択部240は、入力された色温度の特性に合ったLUTを選択する。これにより、画像表示装置30の特性の変化に対応させてゲイン値gainを変えることが可能となる。
センサ261は、例えば、時間を計測するタイマーである。センサ261は、画像表示装置30が備える液晶モニタの稼働時間を所定の間隔(年単位、月単位など)で計測する。液晶モニタの稼働時間が所定の時間経過したときには、経年により画像表示装置30の色温度の特性又は輝度の特性が変化したとして、LUT選択部224が、変化した特性に適したガンマ補正又は色温度補正のLUTを自動的に選択して、補正部222に供給するようにする。
センサ262は、例えば、輝度を計測できる輝度計である。センサ262は、画像表示装置30の周辺の輝度値を計測する。計測された輝度値が所定の範囲を超えて変化した場合には、例えば、使用環境が屋内から屋外に変化として、LUT選択部240が、変化した使用環境に適した目標色温度のLUTを自動的に選択して、補正部222に供給するようにする。これにより、画像表示装置30周辺の環境に対応させてゲイン値gainを変えることが可能となる。
このように、本実施の形態2に係る画像処理装置220又は画像処理方法は、LUT選択部224などを追加して、画像表示装置30の特性及び画像表示装置30周辺の環境などにより、色温度の特性、輝度の特性、目標色温度が変わっても、適切にLUTを選択して、入力された画像を画像表示装置30で忠実に再現できるようにするものである。
なお、本実施の形態2に係る画像処理装置220又は画像処理方法では、LUT記憶部223が大型化しないように、画像表示装置30の液晶パネルのバックライトのLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)の輝度や色調のランクを揃えた上で、そのランクに応じたLUTをLUT記憶部223に記憶してもよい。これにより、所定の範囲のLEDのランクに応じた所定数のLUTを用意し、操作部250からの指示に応じてその所定数のLUTから適切なLUTを選択することができ、予め記憶させるLUTを少なくして、LUT記憶部223を小型化することが可能となる。
また、本実施の形態2に係る画像処理システム3では、センサ261、センサ262及び操作部250を画像処理装置220又は画像表示装置30とは別体とする構成としたが、センサ261、センサ262、操作部250は、画像処理装置220又は画像表示装置30と一体にする構成にしてもよい。例えば、画像表示装置30がセンサ261、センサ262を一体として備え、画像処理装置220が操作部250を一体として備える構成にしてもよい。但し、これに限定する趣旨でなく、一体とする構成の組み合わせは適宜変更可能である。
以上、説明したように、本実施の形態2に係る画像処理装置220は、出力した画像信号を表示する画像表示装置30の特性の変化又は画像表示装置30周辺の環境の変化を計測するセンサ261、262と、センサ261、262の計測結果に基づいて、記憶部223に記憶された所定の値を選択する選択部224とを更に備えることも可能である。
また、本実施の形態2に係る画像処理装置220は、出力部24は、輝度又色調のランクが同一である複数のLEDを用いた液晶パネルを有する画像表示装置30に補正した画像信号を出力し、記憶部223は、ランク毎に作成された所定の値を記憶し、色温度補正部222は、ランクに対応する所定の値を乗算して画像信号を補正することも可能である。
1、2、3 画像処理システム
10 外部機器
20、120、220 画像処理装置
21 入力部
22、222 補正部
23 ゲイン記憶部
24 出力部
30 画像表示装置
122 ガンマ補正部
123 色温度補正部
124、223 LUT記憶部
224 LUT選択部
250 操作部
261、262 センサ

Claims (8)

  1. 画像信号を入力する入力部と、
    輝度値毎に所定の値を記憶する記憶部と、
    前記画像信号に対して、画素毎に、前記画素の輝度値に対応する前記所定の値を乗算して前記画像信号を補正する色温度補正部と、
    前記補正した画像信号を出力する出力部とを備え、
    前記所定の値は、前記出力した画像信号が画像として表示される際の色温度を所定の範囲に収める補正をするゲイン値である
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ゲイン値は、前記画像信号のRGB成分のうち、R成分のレベルを示す値を補正するRゲイン値及びB成分のレベルを示す値を補正するBゲイン値であり、
    前記色温度補正部は、前記画像信号のR成分のレベルを示す値及びB成分のレベルを示す値に対して、前記画素の輝度値に対応する前記Rゲイン値、Bゲイン値をそれぞれ乗算して前記画像信号を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像信号を入力する入力部と、
    輝度値毎に所定の値を記憶する記憶部と、
    前記画像信号の各画素のRGB成分のレベルを示す値を、前記画素の輝度値に対応する前記所定の値に変換して前記画像信号を補正する色温度補正部と、
    前記補正した画像信号を出力する出力部とを備え、
    前記所定の値は、前記出力した画像信号が画像として表示される際の色温度を所定の範囲に収めるRGB成分のレベルを示す値であることを特徴とする画像処理装置。
  4. ガンマ補正部を更に備え、
    前記記憶部は、輝度値毎に、前記出力した画像信号を表示する画像表示装置の特性によって定まる画像信号の輝度値を所定の輝度値に補正するガンマゲイン値を記憶し、
    前記ガンマ補正部は、前記画像信号又は前記補正した画像信号の各画素の輝度値に、前記画素の輝度値に対応する前記ガンマゲイン値を乗算する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記出力した画像信号を表示する画像表示装置の特性の変化又は前記画像表示装置周辺の環境の変化を計測するセンサと、
    前記センサの計測結果に基づいて、前記記憶部に記憶された前記所定の値を選択する選択部と
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記出力部は、輝度又色調のランクが同一である複数のLEDを用いた液晶パネルを有する画像表示装置に前記補正した画像信号を出力し、
    前記記憶部は、前記ランク毎に作成された前記所定の値を記憶し、
    前記色温度補正部は、前記ランクに対応する前記所定の値を乗算して前記画像信号を補正する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 画像信号を入力するステップと、
    輝度値毎に所定の値を記憶するステップと、
    前記画像信号に対して、画素毎に、前記画素の輝度値に対応する前記所定の値を乗算して前記画像信号を補正するステップと、
    前記補正した画像信号を出力するステップとを有し、
    前記所定の値は、前記出力した画像信号が画像として表示される際の色温度を所定の範囲に収める補正をするゲイン値である
    ことを特徴とする画像処理方法。
  8. 画像信号を入力するステップと、
    輝度値毎に所定の値を記憶するステップと、
    前記画像信号に対して、画素毎に、前記画素の輝度値に対応する前記所定の値を乗算して前記画像信号を補正するステップと、
    前記補正した画像信号を出力するステップとをコンピュータに実行させ、
    前記所定の値は、前記出力した画像信号が画像として表示される際の色温度を所定の範囲に収める補正をするゲイン値である
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
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