JP2017175217A - 基地局装置、端末装置、移動体通信システム及び移動体通信システムの制御方法 - Google Patents

基地局装置、端末装置、移動体通信システム及び移動体通信システムの制御方法 Download PDF

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一成 小林
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Abstract

【課題】自動運転の性能を向上させる基地局装置、端末装置、移動体通信システム及び移動体通信システムの制御方法を提供する。【解決手段】基地局装置10は、端末装置と自装置との間の接続確立のための信号を端末装置から受けて前記接続確立のための一連の処理を実行する。受信部111は、端末装置から送信された前記接続確立のための信号を受信する。緊急情報処理部123は、受信部111が受信した接続確立のための信号に所定情報が格納されている場合、所定情報を取得する。送信部112は、緊急情報処理部123により取得された所定情報を含む報知信号を端末装置以外の他の端末装置へ送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、基地局装置、端末装置、移動体通信システム及び移動体通信システムの制御方法に関する。
近年、車の自動運転のために、車に各種センサを付けて、センサで取得した情報を基に車の運転をアシストするアシスト機能が提案されている。アシスト機能には、例えば、自動ブレーキシステムなどがある。また、センサで取得した運行情報などの各車の情報を移動体通信網を経由して、データサーバに集約し、運転をアシストするための情報を車にフィードバックして運転の手助けに役立てる技術が提案されている。運転をアシストするための情報には、例えば、運行中の道の渋滞情報や工事情報などがある。
また、行き先登録を行うことで、GPS(Global Positioning System)やアクセル動作についても、車載された各種センサからの情報を基にコントロールできるようになってきており、車単体での自律的な自動運転の実現に向けての研究開発が進められている。ただし、1台の車が効率的な完全自動運転をするためには、単体の車で収集できる各センサの情報だけでなく、他の車や周囲の交通状況などの情報を含めた解析と判断を行うことが好ましい。車車間通信や路車間通信については多くの通信方法が提案されているが、完全自動運転には情報の共有とその情報の車へのフィードバックのために多数の車両に対する情報共有の通信リアルタイム化が望まれる。
従来、移動体通信システムに属するある端末装置からの情報を他の端末装置との間で共有して活用する場合、一般的に専用のデータベースサーバへデータを集め、そこから各端末装置へ情報が配信される。また、他の情報共有方法として、移動体通信システムのネットワークを使用せず、端末装置間の1対1の直接通信を繰り返して、端末装置間における同報を実現する方法がある。
さらに、基地局装置からブロードキャストで送信された情報を受信した端末装置が、受信した情報を他の端末装置へ転送する従来技術がある。
国際公開第2015/046155号
しかしながら、従来のデータサーバ経由による通信では、複雑なネットワーク経路での遅延が発生し、自動運転の性能を向上させることは困難である。また、車車間通信により情報を同報する通信では、複数台の車を経由するために離れた車への通知には時間がかかるため遅延が発生し、自動運転の性能を向上させることは困難である。
また、基地局装置からブロードキャストで送信された情報を他の端末装置へ転送する従来技術であっても、ブロードキャストによる遅延及び車車間通信を繰り返すことによる遅延の発生のおそれは存在するため、自動運転の性能を向上させることは困難である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、自動運転の性能を向上させる基地局装置、端末装置、移動体通信システム及び移動体通信システムの制御方法を提供することを目的とする。
本願の開示する基地局装置、端末装置、移動体通信システム及び移動体通信システムの制御方法の一つの態様において、基地局装置は、端末装置と自装置との間の接続確立のための信号を前記端末装置から受けて前記接続確立のための一連の処理を実行する。そして、基地局装置は、以下の各部を備える。受信部は、前記端末装置から送信された前記接続確立のための信号を受信する。取得部は、前記受信部が受信した前記接続確立のための信号に所定情報が格納されている場合、前記所定情報を取得する。送信部は、前記取得部により取得された前記所定情報を含む報知信号を前記端末装置以外の他の端末装置へ送信する。
本願の開示する基地局装置、端末装置、移動体通信システム及び移動体通信システムの制御方法の一つの態様によれば、自動運転の性能を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、移動体通信システムの概略構成図である。 図2は、基地局装置のブロック図である。 図3は、報知情報の内容の一例を示す図である。 図4は、RRC connection requestのフォーマットの一例を示す図である。 図5は、RRC connection rejectのフォーマットの一例を示す図である。 図6は、端末装置のブロック図である。 図7は、実施例に係る移動体通信システムによる緊急情報の報知処理の概略を表すシーケンス図である。 図8は、緊急情報の報知における基地局装置の処理の詳細を表すシーケンス図である。 図9は、緊急情報の報知における端末装置の処理の詳細を表すシーケンス図である。 図10は、基地局装置のハードウェア構成図である。 図11は、端末装置のハードウェア構成図である。
以下に、本願の開示する基地局装置、端末装置、移動体通信システム及び移動体通信システムの制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する基地局装置、端末装置、移動体通信システム及び移動体通信システムの制御方法が限定されるものではない。
図1は、移動体通信システムの概略構成図である。本実施例に係る移動体通信システム1は、EPC(Evolved Packet Core)3、インターネット4、データサーバ5及び基地局装置10を有する。
EPC3は、コアネットワークにおける基地局装置10との間のインタフェースの役割を担う。EPC3は、例えば、MME(Mobility Management Entity)、S−GW(Serving Gateway)、P−GW(Packet Data Network Gateway)及びPCRF(Policy and Charging Rules Function)を有する。
また、EPC3は、インターネット4に接続される。そして、EPC3は、インターネット4を介してデータサーバ5と通信を行う。
基地局装置10は、無線機10A〜10Cを有する。そして、無線機10A〜10Cの各セルに、端末装置20が搭載された車2が在圏する。例えば、基地局装置10は、無線機10Aを介して無線機10Aのセルに在圏する車2の端末装置20との間でデータの送受信を行う。図1では、1つの基地局装置10を図示したが、実際には、基地局装置10は、複数存在する。
さらに、基地局装置10は、EPC3に接続する。そして、基地局装置10は、EPC3を介してデータサーバ5と通信を行う。また、基地局装置10は、EPC3を介して他の基地局装置10と通信を行う。ここで、基地局装置10は、他の基地局装置10との間を接続する基地局間通信インタフェースを有してもよく、その基地局間通信インタフェースを用いて他の基地局装置10と通信を行ってもよい。
車2は、端末装置20を有する。車2に搭載された端末装置20は、基地局装置10の無線機10A〜10Cのセルの内、在圏するセルを有する無線機を用いて基地局装置10に接続する。そして、端末装置20は、接続した基地局装置10及びEPC3を介して他の端末装置20と通信を行う。
次に、図2を参照して、移動体通信システム1における緊急情報の報知を行う基地局装置10の詳細について説明する。図2は、基地局装置のブロック図である。
図2に示すように、基地局装置10は、無線処理部11、通信制御部12及びネットワークインタフェース部13を有する。
無線処理部11は、端末装置20との間の無線通信におけるインタフェースであり、無線機10A〜10Cにあたる。無線処理部11は、受信部111及び送信部112を有する。ここで、本実施例では、無線機10Aから10Cを、通信制御部12及びネットワークインタフェース部13を備えたシステムから分離して、他の場所に設置したが、これは1つのシステムとして同じ場所に配置されてもよい。
受信部111は、アンテナ14を介して端末装置20から送出された無線信号を受信する。そして、受信部111は、受信した信号に対して復調を行い受信した信号の周波数を変更してベースバンド信号を生成する。さらに、受信部111は、生成したベースバンド信号に対して復号化処理を施す。その後、受信部111は、復号化処理を施したベースバンド信号を呼制御部121へ出力する。
また、受信部111は、無線資源制御接続要求であるRRC connection requestを含む接続要求信号を端末装置20から受信する。そして、受信部111は、受信した接続要求信号からRRC(Radio Resource Control)レイヤを含むL(Layer)3の信号を抽出し、RRC connection requestを取得する。そして、受信部111は、RRC connection requestを呼制御部121へ出力する。
送信部112は、ページングの依頼の入力を呼制御部121から受ける。また、送信部112は、ベースバンド信号の入力を呼制御部121から受ける。次に、送信部112は、取得したベースバンド信号に対して符号化処理を施す。さらに、送信部112は、符号化処理を施したベースバンド信号に対して変調を行い、周波数を変更して無線信号を生成する。その後、送信部112は、ページングを行い、アンテナ14を介して生成した無線信号を宛先の端末装置20へ送信する。
また、緊急情報が通知された場合、送信部112は、RRC connection requestに対する応答として、接続拒否通知であるRRC connection rejectの入力を呼制御部121から受ける。そして、送信部112は、RRC connection rejectを含むL3信号を接続拒否通知信号に組み込む。そして、送信部112は、接続拒否通知信号をRRC connection requestの送信元である端末装置20へ送信することで、RRC connection rejectを通知する。
さらに、送信部112は、緊急情報が組み込まれた報知情報の送信のためのページングの依頼の入力を呼制御部121から受ける。そして、送信部112は、緊急情報が組み込まれた報知情報を含むL3信号を報知信号に組み込む。そして、送信部112は、報知信号を各端末装置20へ送信することで、緊急情報が組み込まれた報知情報を各端末装置20へ送信する。
呼制御部121は、予め設定された呼設定を用いて、端末装置20との間の通信に用いる通信リソースの制御などの無線通信や音声通信に関する呼処理全般の制御を行う。例えば、呼制御部121は、端末装置20のハンドオーバなどの基地局装置10と端末装置20との接続管理を行う。また、呼制御部121は、メジャメントレポートなどのL3メッセージの終端を行う。
呼制御部121は、信号の入力を受信部111から受ける。そして、呼制御部121は、EPC3及び他の基地局装置10へ送る信号をネットワークインタフェース部13へ出力する。また、呼制御部121は、信号の入力をEPC3又は他の基地局装置10から受ける。そして、呼制御部121は、端末装置20へ送信する信号を送信部112へ出力する。
また、呼制御部121は、RRC connection requestの入力を受信部111から受ける。そして、呼制御部121は、受信した信号がRRC connection requestであることを識別する。受信した信号をRRC connection requestと識別した場合、呼制御部121は、RRC connection requestをプロトコル管理部122へ送信する。
その後、呼制御部121は、RRC connection requestの応答としてRRC connection rejectの入力をプロトコル管理部122から受ける。そして、呼制御部121は、RRC connection rejectを送信部112へ出力する。
また、呼制御部121は、緊急情報とともに報知情報の送信依頼の入力を緊急情報処理部123から受ける。図3は、報知情報の内容の一例を示す図である。本実施例に係る移動体通信システム1では、図3に示すように緊急情報を表すSIB(System Information Block)311が新しく定義される。
呼制御部121は、図3に示すフォーマット301を有する報知情報のMIB311に緊急情報のSIBの存在を示す情報を格納する。さらに、呼制御部121は、SIB312に緊急情報を格納する。このようにして、呼制御部121は、報知情報に緊急情報を組み込む。そして、呼制御部121は、緊急情報が組み込まれた報知情報の送信のためのページングの依頼を送信部112へ出力する。
プロトコル管理部122は、端末装置20との間に接続を確立する場合、端末装置20から受信した信号の内容を判定する。そして、プロトコル管理部122は、判定した信号の内容に応じたプロトコルにしたがい信号の生成などを行う。具体的には、プロトコル管理部122は、端末装置20から送信されたRACH preambleに対して、送信タイミングなどを含むRACH responseを生成し、呼制御部121へ送信する。また、プロトコル管理部122は、RRC connection requestを受信した場合に、接続を許可する場合には、RRC connection setupを呼制御部121へ送信する。その後、プロトコル管理部122は、RRC connection completeを受信して端末装置20との間の接続の確立を完了する。また、接続を拒否する場合、プロトコル管理部122は、RRC connection rejectを呼制御部121へ送信する。
例えば、プロトコル管理部122は、RRC connection requestの入力を呼制御部121から受ける。ここで、RRC connection requestは、例えば、図4に示すフォーマット302で表される。図4は、RRC connection requestのフォーマットの一例を示す図である。図4に示すように、RRC connection requestは、ue(user equipment)−Identityの領域、establishmentCauseの領域及びspareの領域を有する。ue−Identityの領域には、送信元の端末装置20を識別するための仮の番号として、s−TMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity)又はrandomValueが格納される。また、establishmentCauseの領域は、接続要求の理由が格納される領域である。本実施例に係る移動体通信システム1では、接続要求の理由として「緊急情報」という理由が新たに追加される。緊急情報を通知する場合、establishmentCauseの領域には、緊急情報を表す情報が格納される。また、spareの領域には、緊急情報を通知する場合、緊急情報の通知データが格納される。
プロトコル管理部122は、取得したRRC connection requestのestablishmentCauseの領域を確認し、緊急情報を表す情報が格納されているか否かを判定する。緊急情報を表す情報が格納されていなければ、プロトコル管理部122は、通常の処理を実行する。
これに対して、緊急情報を表す情報が格納されている場合、プロトコル管理部122は、RRC connection requestを緊急情報処理部123へ送信する。さらに、プロトコル管理部122は、RRC connection rejectを生成する。
図5は、RRC connection rejectのフォーマットの一例を示す図である。RRC connection rejectは、RRC transaction Identifier、ue−Identity、Rejection cause、Wait time及びRedirection Infoの各領域を有する。RRC transaction Identifierの領域は、トランザクションを一意に識別するための情報を格納する領域である。また、ue−Identityは、RRC connection requestで用いられた値が格納される。また、Rejection causeは、接続拒否の理由が格納される領域である。本実施例に係る移動体通信システム1では、接続拒否の理由として、「緊急情報の受領」という理由が新たに追加される。緊急情報の通知の場合、Rejection causeには、緊急情報を受領したことを示す情報が格納される。また、Wait timeの領域は、次処理までの待ち時間が格納される。また、Redirection Infoの領域は、周波数情報や他のネットワークの情報が格納される。
プロトコル管理部122は、図5に示されるRRC connection rejectのRejection causeの領域に、緊急情報を受領したことを示す情報を格納する。そして、プロトコル管理部122は、生成したRRC connection rejectを呼制御部121へ出力する。このように、プロトコル管理部122は、RRC connection rejectを送信することで、接続シーケンスを終了させ、端末装置20によるRRC connection requestの再送を防止する。
緊急情報処理部123は、RRC connection requestの入力をプロトコル管理部122から受ける。そして、緊急情報処理部123は、RRC connection requestのspareの領域に格納された通知データで示される緊急情報を取得する。そして、緊急情報処理部123は、取得した緊急情報とともに報知情報の送信依頼を呼制御部121へ送信する。この緊急情報処理部123が、「取得部」の一例にあたる。
次に、図6を参照して、移動体通信システム1における緊急情報の通知及び報知情報の受信を行う端末装置20の詳細について説明する。図6は、端末装置のブロック図である。
端末装置20は、車2の状態の取得、車2の動作制御、基地局装置10への緊急情報の通知及び基地局装置10からの報知情報の取得を行う。端末装置20は、通信管理部21及び車体制御部22を有する。
車体制御部22は、車2の状態の取得や、車2の動作制御を行う。車体制御部22は、制御部204及びセンサ部205を有する。
センサ部205は、ブレーキの操作及び車2の速度といった車2の動作状態を監視し、車の動作情報を取得する。そして、センサ部205は、車2の動作情報を制御部204へ出力する。例えば、センサ部205は、ブレーキをかけた位置、時刻、進行速度、ブレーキの強さなどの情報を車2の動作情報として制御部204へ出力する。
制御部204は、車2の動作情報の入力をセンサ部205から受ける。そして、制御部204は、制御を実行するか否かを判定する。制御を実行すると判定した場合、制御部204は、車2の動作情報に応じて車2の動作を制御する。
例えば、制御部204は、車2の車間の情報及び速度情報の入力をセンサ部205から受ける。そして、制御部204は、車間が所定距離より短く速度が所定速度以上の場合、ブレーキをかける制御を行うことを決定する。そして、制御部204は、ブレーキがかかるように車2を制御する。
さらに、制御部204は、自律制御を実行した場合、自律制御の通知を緊急情報処理部223へ通知する。制御部204は、自律制御の操作情報に加えて、センサ部205から取得した情報を加えてもよい。
ここで、本実施例では、制御部204は、自律制御を行った場合、常に緊急情報処理部223に通知を行い緊急情報の通知を開始したが、自律制御の実行とは別に緊急情報の通知を判定してもよい。例えば、制御部204は、車2の制御結果から緊急情報の通知を行うか否かを判定し、その判定結果により緊急情報処理部223に緊急情報の通知を行ってもよい。例えば、自律制御により予め決められた強度以上のブレーキを車2にかけた場合、制御部204は、緊急情報の通知を緊急情報処理部223へ通知してもよい。
また、例えば、制御部204は、自律制御の実行とは独立して、取得した車2の動作情報を用いて緊急情報の通知の実行を決定してもよい。例えば、制御部204は、センサ部205から取得した進行速度が予め決められた速度を超えており且つブレーキの強さが予め決められたブレーキ強度を超えた場合、緊急情報の通知を緊急情報処理部223に行ってもよい。
さらに、制御部204は、他の端末装置20が送信した緊急情報が組み込まれた報知情報が送られてきた場合、実行する制御の情報の入力を緊急情報処理部223から受ける。そして、制御部204は、指示された制御を車2に対して実行する。
通信管理部21は、緊急情報の送信及び報知情報の受信を行う。通信管理部21は、無線処理部201、通信制御部202及びユーザインタフェース部203を有する。
ユーザインタフェース部203は、タッチパッド機能を備えた液晶画面などを有する。そして、ユーザインタフェース部203は、操作者からの操作による入力を受けて、入力された情報を呼制御部221へ出力する。また、ユーザインタフェース部203は、呼制御部221から入力された情報を、液晶画面などに表示させる。
無線処理部201は、基地局装置10との間の無線通信におけるインタフェースである。無線処理部201は、受信部211及び送信部212を有する。
受信部211は、アンテナ23を介して基地局装置10から送出された無線信号を受信する。そして、受信部211は、受信した信号に対して復調を行い受信した信号の周波数を変更してベースバンド信号を生成する。さらに、受信部211は、生成したベースバンド信号に対して復号化処理を施す。その後、受信部211は、復号化処理を施したベースバンド信号を呼制御部221へ出力する。
また、受信部211は、緊急情報の通知の場合、RACH responseを基地局装置10から受信する。そして、受信部211は、受信したRACH responseを呼制御部221へ出力する。その後、受信部211は、接続の確立を拒否する信号であるRRC connection rejectを基地局装置10から受信する。そして、受信部211は、受信したRRC connection rejectを呼制御部221へ出力する。
また、受信部211は、緊急情報が組み込まれた報知情報を基地局装置10から受信する。そして、受信部211は、受信した報知情報を呼制御部221へ出力する。
送信部212は、ベースバンド信号の入力を呼制御部221から受ける。次に、送信部212は、取得したベースバンド信号に対して符号化処理を施す。さらに、送信部212は、符号化処理を施したベースバンド信号に対して変調を行い、周波数を変更して無線信号を生成する。その後、送信部212は、アンテナ23を介して生成した無線信号を基地局装置10へ送信する。
また、緊急情報が通知された場合、送信部212は、RACH preambleの送信依頼を呼制御部221から受ける。そして、送信部212は、RACH preambleを生成して基地局装置10へ送信する。次に、送信部212は、RRC connection requestの送信依頼の入力を呼制御部221から受ける。そして、送信部212は、取得したRRC connection requestを基地局装置10へ送信する。
呼制御部221は、予め設定された呼設定を用いて、基地局装置10との間の通信に用いる通信リソースの制御などの無線通信に関する呼処理全般の制御を行う。呼制御部221は、基地局装置10から受信した信号の入力を受信部211から受ける。そして、呼制御部221は、受信した信号に処理を施し、ユーザインタフェース部203を用いて操作者に情報を提供する。
また、呼制御部221は、RRC connection requestの送信依頼の入力をプロトコル管理部222から受ける。そして、呼制御部221は、端末装置20の状態を判定する。端末装置20が通信可能な場合、呼制御部221は、無線の接続シーケンスを実施する。具体的には、呼制御部221は、RACH preambleの送信依頼を送信部212へ送信する。その後、呼制御部221は、RACH responseを送信部212から受信すると、RRC connection requestの送信依頼を送信部212へ出力する。
その後、呼制御部221は、RRC connection requestの応答としてRRC connection rejectの入力を受信部211から受ける。そして、呼制御部221は、RRC connection rejectのRejection causeを確認し、緊急情報の受領が完了したことを把握する。そして、呼制御部221は、緊急情報の通知のための接続シーケンスを終了する。
また、呼制御部221は、緊急情報が組み込まれた報知情報の入力を受信部211からうける。そして、呼制御部221は、取得した報知情報をプロトコル管理部222へ出力する。
プロトコル管理部222は、緊急情報の送信依頼を緊急情報処理部223から受ける。この時、プロトコル管理部222は、緊急情報として通知する通知データの入力も緊急情報処理部223から受ける。
そして、プロトコル管理部222は、RRC connection requestを生成する。具体的には、プロトコル管理部222は、図4に示すRRC connection requestにおけるestablishmentCauseの領域に緊急情報を表す情報を格納する。さらに、プロトコル管理部222は、図4に示すRRC connection requestにおけるspareに緊急情報の通知データを格納する。その後、プロトコル管理部222は、生成したRRC connection requestを呼制御部221へ送信する。
また、プロトコル管理部222は、緊急情報が組み込まれた報知情報の入力を呼制御部221から受ける。そして、プロトコル管理部222は、取得した報知情報の中の図3に示すMIB311を確認し、緊急情報が格納されたSIB312があるか否かを判定する。
緊急情報が格納されたSIB312がある場合、プロトコル管理部222は、その緊急情報が自己が搭載された端末装置20から送信されたものか否かを判定する。その緊急情報が、自己が搭載された端末装置20から送信されたものの場合、プロトコル管理部222は、緊急情報の取得に関する処理を終了する。一方、その緊急情報の送信元が他の端末装置20の場合、プロトコル管理部222は、取得した報知情報の図3に示すSIB312から通知データを取得する。そして、プロトコル管理部222は、取り出した通知データを緊急情報処理部223へ出力する。
緊急情報処理部223は、自律制御の通知を制御部204から取得する。自律制御の通知には、例えば、急ブレーキをかけた時刻、進行方向、進行速度及びブレーキの強度などが格納される。そして、緊急情報処理部223は、取得した自律制御の通知から緊急情報として通知する通知データを生成する。その後、緊急情報処理部223は、通知データとともに緊急情報の送信依頼をプロトコル管理部222へ出力する。
また、緊急情報処理部223は、緊急情報である通知データの入力を呼制御部221から受ける。そして、緊急情報処理部223は、取得した通知データから実行する制御を決定する。そして、緊急情報処理部223は、実行する制御を制御部204に通知する。この緊急情報が、「所定情報」の一例にあたる。また、この緊急情報処理部223が、「信号送信部」の一例にあたる。
次に、図7を参照して、移動体通信システム1による緊急情報の報知処理の流れの概略について説明する。図7は、実施例に係る移動体通信システムによる緊急情報の報知処理の概略を表すシーケンス図である。ここでは、端末装置20として端末装置20A〜20Cがあり、その中の端末装置20Cが緊急情報を発行する場合で説明する。図7では、縦軸の上部に示した名称がその縦軸に対応する動作主体にあたり、縦軸は下に向かうにしたがい時間の経過を表す。
端末装置20Cが搭載された車2においては、自律制御が作動する(ステップS1)。
端末装置20Cは、RACH preambleを基地局装置10へ送信する(ステップS2)。
基地局装置10は、RACH preambleを端末装置20Cから受信する。そして、基地局装置10は、RACH responseを端末装置20Cへ送信する(ステップS3)。
端末装置20Cは、RACH responseを基地局装置10から受信する。そして、端末装置20Cは、RRC connection requestのestablishmentCauseの領域に緊急情報を表す情報を設定する。さらに、端末装置20Cは、RRC connection requestのspareの領域に緊急情報の通知データを格納する(ステップS4)。
そして、端末装置20Cは、RRC connection requestを基地局装置10へ送信する(ステップS5)。
基地局装置10は、RRC connection requestを端末装置20Cから受信する。そして、基地局装置10は、受信したRRC connection requestから緊急情報を取得する(ステップS6)。
次に、基地局装置10は、RRC connection rejectのRejection causeの領域に拒否理由として緊急情報の受領を示す情報を設定する(ステップS7)。
そして、基地局装置10は、RRC connection rejectを端末装置20Cへ送信する(ステップS8)。端末装置20Cは、RRC connection rejectを基地局装置10から受信し、接続シーケンスを終了する。
さらに、基地局装置10は、報知情報に緊急情報を組み込む(ステップS9)。そして、基地局装置10は、緊急情報が組み込まれた報知情報を自己のセル内に在圏する端末装置20A〜20Cへ送信する(ステップS10)。
端末装置20A〜20Cは、緊急情報が組み込まれた報知情報を受信する。そして、端末装置20A〜20Cは、受信した報知情報から緊急情報を取得する(ステップS11〜S13)。
端末装置20A及び20Bは、緊急情報を基に制御を決定し、自律制御をそれぞれが搭載された車2に対して実行する(ステップS14〜S15)。一方、端末装置20Cは、緊急情報の送信元であるので、自律制御を行わずに処理を終了する。
次に、図8を参照して、緊急情報の報知における基地局装置10の処理の詳細について説明する。図8は、緊急情報の報知における基地局装置の処理の詳細を表すシーケンス図である。ここでは、端末装置20Dが緊急情報を発信する端末装置20であり、端末装置20Eが端末装置20Dを含む基地局装置10のセルに在圏する全ての端末装置20である場合で説明する。
端末装置20Dは、RRC connection requestを基地局装置10の無線処理部11に送信する(ステップS101)。
無線処理部11は、RRC connection requestを端末装置20Dから受信する。そして、無線処理部11は、接続要求信号からRRC connection requestからL3信号を抽出する(ステップS102)。
次に、無線処理部11は、RRC connection requestから抽出したL3信号を呼制御部121へ出力する(ステップS103)。
呼制御部121は、RRC connection requestから抽出したL3信号の入力を無線処理部11から受ける。そして、呼制御部121は、受信したL3信号がRRC connection requestであると識別する(ステップS104)。
そして、呼制御部121は、RRC connection requestから抽出したL3信号をプロトコル管理部122へ出力する(ステップS105)。
プロトコル管理部122は、RRC connection requestから抽出したL3信号の入力を呼制御部121から受ける。そして、プロトコル管理部122は、establishmentCauseに設定された情報から、接続理由が緊急情報か否かを判定する(ステップS106)。
接続理由が緊急情報でない場合(ステップS106:否定)、プロトコル管理部122は、接続シーケンスの通常処理を実施する(ステップS107)。
これに対して、接続理由が緊急情報の場合(ステップS106:肯定)、プロトコル管理部122は、RRC connection requestから抽出したL3信号を緊急情報処理部123へ出力する(ステップS108)。
さらに、プロトコル管理部122は、拒否理由を緊急情報の受領としたRRC connection rejectを生成し、呼制御部121へ出力する(ステップS109)。
呼制御部121は、RRC connection rejectをプロトコル管理部122から受信する。そして、呼制御部121は、RRC connection rejectの送信を無線処理部11に依頼する(ステップS110)。
無線処理部11は、RRC connection rejectの送信依頼を呼制御部121から受ける。そして、無線処理部11は、RRC connection rejectであるL3信号を組み込んで、RRC connection rejectを通知する信号を生成する(ステップS111)。
次に、無線処理部11は、RRC connection rejectを通知する信号を端末装置20Dへ送信する(ステップS112)。端末装置20Dは、RRC connection rejectを通知する信号を無線処理部11から受信する。これにより、端末装置20Dは、接続シーケンスを終了する。
また、緊急情報処理部123は、RRC connection requestから抽出したL3信号の入力をプロトコル管理部122から受ける。そして、緊急情報処理部123は、取得したL3信号から緊急情報を取得する(ステップS113)。
次に、緊急情報処理部123は、取得した緊急情報とともに報知情報の送信依頼をプロトコル管理部122へ出力する(ステップS114)。
プロトコル管理部122は、緊急情報とともに報知情報の送信依頼の入力を緊急情報処理部123から受ける。そして、プロトコル管理部122は、報知情報のMIBに緊急情報の存在を示す情報を登録し、さらに、緊急情報の内容を表すSIBに格納することで、報知情報に緊急情報を組み込む(ステップS115)。
次に、プロトコル管理部122は、緊急情報を組み込んだ報知情報を呼制御部121を経由して無線処理部11へ出力するとともに、ページングを依頼する(ステップS116)。
無線処理部11は、緊急情報を組み込んだ報知情報とともにページングの依頼を呼制御部121から受ける。そして、無線処理部11は、報知情報であるL3信号を組み込んで報知情報を通知するための信号を生成する(ステップS117)。
次に、無線処理部11は、ページングを行い、生成した報知情報を通知するための信号を基地局装置10の管理下の端末装置20Eへ送信する(ステップS118)。端末装置20Eは、報知情報を通知するための信号を受信する。そして、端末装置20Eは緊急情報を取得する。
次に、図9を参照して、緊急情報の報知における端末装置20の処理の詳細について説明する。図9は、緊急情報の報知における端末装置の処理の詳細を表すシーケンス図である。
センサ部205は、車2の動作状態を検知する(ステップS201)。そして、センサ部205は、車2の動作情報を制御部204へ出力する(ステップS202)。
制御部204は、車2の動作情報の入力をセンサ部205から受ける。そして、制御部204は、取得した動作情報から車2に対する自律制御を実行するか否かを判定する(ステップS203)。自律制御を実行しない場合(ステップS203:否定)、端末装置20は、緊急情報の報知の処理を終了する(ステップS204)。
これに対して、自律制御を実行する場合(ステップS203:肯定)、制御部204は、車2に対する制御を実施する(ステップS205)。次に、制御部204は、自律制御の通知を緊急情報処理部223へ出力する(ステップS206)。
緊急情報処理部223は、自律制御の通知を制御部204から受ける。そして、緊急情報処理部223は、緊急情報を生成する(ステップS207)。その後、緊急情報処理部223は、生成した緊急情報の送信依頼をプロトコル管理部222へ出力する(ステップS208)。
プロトコル管理部222は、緊急情報の送信依頼を緊急情報処理部223から受ける。そして、プロトコル管理部222は、緊急情報の通知を接続理由とし、緊急情報の通知データが格納されたRRC connection requestを生成する(ステップS209)。次に、プロトコル管理部222は、生成したRRC connection requestの送信依頼を呼制御部221へ出力する(ステップS210)。
呼制御部221は、RRC connection requestの送信依頼をプロトコル管理部222から受ける。そして、呼制御部221は、端末装置20の状態を判定して、無線の接続シーケンスを実施する(ステップS211)。これにより、呼制御部221と無線処理部201との間で、RACH preamble及びRACH responseの処理が行われる(ステップS212)。
その後、呼制御部221は、RRC connection requestの送信依頼を無線処理部201へ出力する(ステップS213)。
無線処理部201は、RRC connection requestの送信依頼を呼制御部221から受ける。そして、無線処理部201は、RRC connection requestを基地局装置10へ送信する(ステップS214)。
(ハードウェア構成)
次に、図10を参照して、基地局装置10のハードウェア構成について説明する。図10は、基地局装置のハードウェア構成図である。
基地局装置10は、図10に示すように、RF回路91、CPU(Central Processing Unit)92、DSP(Digital Signal Processor)93、メモリ94及びネットワークインタフェース95を有する。
CPU92及びDPS93は、RF回路91、メモリ94及びネットワークインタフェース95にバスで接続され、さらに、互いにバスで接続される。ネットワークインタフェース95は、図2に例示したネットワークインタフェース部13の機能を実現する。
メモリ94には、図2に示す、無線処理部11及び通信制御部12の機能を実現するためのプログラムを含む各種プログラムを格納する。
RF回路91及びDSP93は、例えば、図2に例示した無線処理部11の機能を実現する。例えば、RF回路91は、端末装置20から送信された無線信号を受信する。そして、DSP93は、メモリ94に格納された各種プログラムを読み出して実行することで、符号化及び復号化などの信号処理を実行する。
CPU92は、メモリ94に格納された各種プログラムを読み出して実行することで、例えば、図2に例示した通信制御部12の機能を実現する。
次に、図11を参照して、端末装置20のハードウェア構成について説明する。図11は、端末装置のハードウェア構成図である。
端末装置20は、例えば、通信装置901及び車体制御装置902という2つの装置を有する。通信装置901は、例えば、図6に示す通信管理部21の機能を実現する。また、車体制御装置902は、例えば、図6に示す車体制御部22の機能を実現する。
通信制御装置901は、RF回路911、CPU912、メモリ913及びモニタ914を有する。モニタ914は、図6に例示したユーザインタフェース部203の機能を実現する。
メモリ913は、図6に例示した、無線処理部201、通信制御部202の機能を実現するためのプログラムを含む各種プログラムを格納する。
CPU912は、メモリ913に格納された各種プログラムを読み出して実行することで、RF回路911とともに図6に例示した無線処理部201及び通信制御部202の機能を実現する。
車体制御装置902は、センサ921、CPU922及びメモリ923を有する。センサ921は、速度センサ、距離センサ及びGPSなどを含む。センサ921は、図6に例示したセンサ部205の機能を実現する。
メモリ923は、図6に例示した制御部204の機能を実現するためのプログラムを含む各種プログラムを格納する。
CPU922は、メモリ923に格納された各種プログラムを読み出して実行することで、車2の制御などの制御部204の機能を実現する。
ここで、以上の説明では、より迅速に情報の報知を行うために、RRC connection request及びRRC connection rejectを用いたが、時間の経過が許容できる範囲であれば、これ以外の信号を緊急情報の通知に用いてもよい。例えば、RRC connection request以降には、RRC connection setupが基地局装置10から端末装置20へ送信され、その後、RRC connection completeが端末装置20から基地局装置10へ送信される。さらに、それ以降は、基地局装置10と端末装置20とは接続状態となる。
そこで、例えば、端末装置20は、RRC connection completeを用いて緊急情報の通知を行ってもよい。さらに、接続後であれば、端末装置20は、UL INFORMATION TRANSFER信号に緊急情報を載せることができる。ここで、RRC connection request以降の接続を確立するまでの処理が、「接続確立のための一連の処理」の一例にあたり、この処理に用いられる信号が、「接続確立のための信号」の一例にあたる。
以上に説明したように、本実施例に係る移動体通信システムは、1つの端末装置から発信された情報を、基地局装置が受信し配下の端末装置へ受信した情報を報知する。このように、端末装置から発信された情報を基地局装置から折り返して他の端末装置へ報知することで、データサーバを経由する場合に比べてネットワークの遅延を抑えることができ、また、車車間通信を繰り返すことによる遅延を抑えることができる。したがって、本実施例に係る移動体通信システムにより、迅速な情報共有を図ることができ、自動運転の性能を向上させることができる。
例えば、自動車が時速40kmで走行する場合、その車は1秒で約11m進む。そこで、時速40kmで走行中の車の車間が、例えば3〜5mであれば、自律制御により衝突を回避するには500ms以下の反応速度が求められる。一般的に、基地局装置よりも遠いインターネット上に存在するデータサーバとの間で通信を行う場合、秒単位に近いオーダーでレスポンスが返ってくることが考えられる。さらに、ネットワークの輻輳が発生した場合にはその遅延時間は流動的であり、短時間のレスポンスを保証することは困難である。そのため、データサーバとの通信を介して情報を報知する場合、上述した条件では自律制御による衝突の回避は困難である。
さらに、車載センサによる動作検出に基づく自律制御には、100msのオーダーの時間がかかることが考えられる。ここで、本実施例に係る移動体通信システムによれば、緊急情報の報知にかかる時間は、情報通知のための無線区間の信号の通信の実行は1msで行えることから、基地局装置による信号の載せ替えの処理の時間を加えても数10msのオーダーで他の端末装置へ情報を報知することができる。そこで、本実施例に係る移動体通信システムにおける情報の報知時間に、上述した自律制御による100msのオーダーの経過時間が加わっても、上述した反応速度内に十分収まる。また、輻輳などによる遅延要因が存在せず、遅延時間の揺らぎが無いので、確実に短時間で情報を報知することができ、信頼性を有する自動運転を実現することができる。
1 移動通信システム
2 車
3 EPC
4 インターネット
5 データサーバ
10 基地局装置
10A〜10C 無線機
11 無線処理部
12 通信制御部
13 ネットワークインタフェース部
20 端末装置
21 通信管理部
22 車体制御部
111 受信部
112 送信部
121 呼制御部
122 プロトコル管理部
123 緊急情報処理部
201 無線処理部
202 通信制御部
203 ユーザインタフェース部
204 制御部
205 センサ部
211 受信部
212 送信部
221 呼制御部
222 プロトコル管理部
223 緊急情報処理部

Claims (8)

  1. 端末装置と自装置との間の接続確立のための信号を前記端末装置から受けて前記接続確立のための一連の処理を実行する基地局装置であって、
    前記端末装置から送信された前記接続確立のための信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記接続確立のための信号に所定情報が格納されている場合、前記所定情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記所定情報を含む報知信号を少なくとも前記端末装置以外の他の端末装置へ送信する送信部と
    を備えたことを特徴とする基地局装置。
  2. 前記受信部は、無線資源制御接続要求を含む前記接続確立のための信号を受信し、
    前記取得部は、前記無線資源制御接続要求に前記所定情報が格納されている場合、前記所定情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記送信部は、前記所定情報が前記無線資源制御接続要求に格納されている場合、接続の確立を拒否する信号を前記端末装置へ送信することを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記送信部は、前記報知信号に前記所定情報とともに前記所定情報の有無を示す通知情報を格納することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の基地局装置。
  5. 前記送信部は、前記報知信号を前記端末装置にも送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の基地局装置。
  6. 自装置と基地局装置との間の接続確立のための信号を前記基地局装置へ送り前記接続確立のための一連の処理を実行する端末装置であって、
    所定の事象の発生を検知した場合、前記接続確立のための信号に所定情報を格納して前記基地局装置へ送信する信号送信部
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  7. 接続確立のための信号を互いに送受信し前記接続確立のための一連の処理を実行する端末装置及び基地局装置であって、
    前記端末装置は、
    所定の事象の発生を検知した場合、前記接続確立のための信号に所定情報を格納して前記基地局装置へ送信する信号送信部を備え、
    前記基地局装置は、
    前記端末装置から送信された前記接続確立のための信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記接続確立のための信号に前記所定情報が格納されている場合、前記所定情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記所定情報を含む報知信号を少なくとも前記端末装置以外の他の端末装置へ送信する送信部とを備えた
    ことを特徴とする移動体通信システム。
  8. 接続確立のための信号を互いに送受信し前記接続確立のための一連の処理を実行する端末装置及び基地局装置とを備えた移動体通信システムの制御方法であって、
    前記端末装置に、所定の事象の発生を検知した場合、前記接続確立のための信号に所定情報を格納して前記基地局装置へ送信させ、
    前記基地局装置に、前記端末装置から送信された前記接続確立のための信号を受信させ、
    前記基地局装置に、受信した前記接続確立のための信号に前記所定情報が格納されている場合、前記所定情報を取得させ、
    前記基地局装置に、取得した前記所定情報を含む報知信号を少なくとも前記端末装置以外の他の端末装置へ送信させる
    ことを特徴とする移動体通信システムの制御方法。
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