JP2017229041A - 無線装置、基地局および端末装置 - Google Patents

無線装置、基地局および端末装置 Download PDF

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昇 長谷川
武 功刀
Takeshi Kunugi
武 功刀
一成 小林
Kazunari Kobayashi
一成 小林
訓 上田
Satoshi Ueda
訓 上田
良夫 三浦
Yoshio Miura
良夫 三浦
勝行 増田
Katsuyuki Masuda
勝行 増田
優也 村上
Yuya Murakami
優也 村上
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Takeshi Yonekura
健 米倉
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Yoshiro Tamura
嘉郎 田村
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Abstract

【課題】ある端末装置から送信された緊急性を要する情報を、他の端末装置に低遅延で伝達する。【解決手段】RRH20は、抽出部231と、緊急情報処理部233と、挿入部232と、送信部221とを有する。抽出部231は、端末装置から受信した信号に含まれるリソースブロックのうち、緊急情報の送信用に予め割り当てられているリソースブロックを抽出する。緊急情報処理部233は、抽出部231によって抽出されたリソースブロックに緊急情報が含まれている場合に、抽出部231によって抽出されたリソースブロックに含まれている緊急情報を含む報知情報を作成する。挿入部232は、緊急情報処理部233によって作成された緊急情報を含む報知情報を、緊急情報の報知用に予め割り当てられているリソースブロックに挿入する。【選択図】図3

Description

本発明は、無線装置、基地局および端末装置に関する。
近年、車の自動運転のために、車に各種センサを設け、センサで取得された情報を基に車の運転をアシストするアシスト機能が提案されている。アシスト機能には、例えば、自動ブレーキシステムなどがある。また、センサで取得された運行情報などの各車の情報を無線通信網を経由して、データサーバに集約し、運転をアシストするための情報を各車にフィードバックして運転に役立てる技術が提案されている。運転をアシストするための情報には、例えば、走行中の道路の渋滞情報や工事情報などがある。
また、GPS(Global Positioning System)信号や地図情報に基づいて目的地のルートを選定し、選定したルートの走行中に、自動ブレーキだけでなく、ハンドル操作やアクセル動作についても、車載センサからの情報を基に制御できるようになってきている。このように、車単体での自律的な自動運転の実現に向けての研究開発が進められている。しかし、1台の車が効率的な完全自動運転を行うためには、単体の車で収集できる各種センサの情報だけでなく、他の車や周囲の交通状況などの情報を含めた解析と判断を行うことが好ましい。車車間通信や路車間通信については多くの通信方法が提案されているが、完全自動運転には情報の共有とその情報の車へのフィードバックのために多数の車に対する情報共有の通信リアルタイム化が望まれる。
従来、無線通信システムに属するある端末装置からの情報を他の端末装置との間で共有して活用する場合、一般的には、専用のデータサーバにデータが集められ、そこから各端末装置へ情報が配信される。また、他の情報共有方法としては、無線通信システムのネットワークを使用せず、端末装置間の1対1の直接通信を繰り返して、端末装置間における同報配信を実現する方法がある。
国際公開第2015/046155号 特開2015−50529号公報
ところで、データサーバを経由して複数の端末装置間で情報を共有する場合、通信ネットワーク内の複数の機器を経由するため、伝送遅延が大きくなる。そのため、データサーバ経由で他の車の端末装置から発信された情報を用いた場合には、車の自動運転の性能を向上させることは困難である。また、端末装置間の1対1の直接通信では通信範囲が狭いため、離れた車に情報を伝達させるには、1対1の直接通信を繰り返すことになり、伝送遅延が大きくなる。そのため、端末装置間の1対1の直接通信を用いた場合でも、自動運転の性能を向上させることは困難である。このように、データサーバを経由する場合や、1対1の直接通信を繰り返す場合には、車の自動運転に用いられる情報のように緊急性を要する情報を低遅延で伝達することが困難である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、ある端末装置から送信された緊急性を要する情報を、他の端末装置に低遅延で伝達することができる無線装置、基地局および端末装置を提供することを目的とする。
本願の開示する無線装置、基地局および端末装置の一つの態様において、無線装置は、抽出部と、緊急情報処理部と、挿入部とを有する。抽出部は、端末装置から受信した信号に含まれるリソースブロックのうち、緊急情報の送信用に予め割り当てられているリソースブロックを抽出する。緊急情報処理部は、抽出部によって抽出されたリソースブロックに緊急情報が含まれている場合に、抽出部によって抽出されたリソースブロックに含まれている緊急情報を含む報知情報を作成する。挿入部は、緊急情報処理部によって作成された緊急情報を含む報知情報を、緊急情報の報知用に予め割り当てられているリソースブロックに挿入する。
本願の開示する無線装置、基地局および端末装置の一つの態様によれば、ある端末装置から送信された緊急性を要する情報を、他の端末装置に低遅延で伝達することができる。
図1は、無線通信システムの一例を示す図である。 図2は、BBU(Base Band Unit)の一例を示すブロック図である。 図3は、RRH(Remote Radio Head)の一例を示すブロック図である。 図4は、上りリンクにおける物理チャネルの配置の一例を示す図である。 図5は、予約領域の詳細な一例を示す図である。 図6は、緊急情報の一例を示す図である。 図7は、下りリンクにおける物理チャネルの配置の一例を示す図である。 図8は、端末装置の一例を示すブロック図である。 図9は、無線通信システムの処理の一例を示すシーケンス図である。 図10は、緊急情報の送信時における端末装置の処理の一例を示すシーケンス図である。 図11は、緊急情報の受信時における端末装置の処理の一例を示すシーケンス図である。 図12は、緊急情報が衝突した場合の無線通信システムの処理の一例を示すシーケンス図である。 図13は、BBUのハードウェアの一例を示す図である。 図14は、RRHのハードウェアの一例を示す図である。 図15は、端末装置のハードウェアの一例を示す図である。
以下に、本願の開示する無線装置、基地局および端末装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する無線装置、基地局および端末装置が限定されるものではない。
[無線通信システム1の構成]
図1は、無線通信システム1の一例を示す図である。本実施例における無線通信システム1は、EPC(Evolved Packet Core)3、通信網4、データサーバ5、および基地局6を有する。基地局6は、BBU10および複数のRRH20a〜20bを有する。基地局6は、例えばLTE(Long Term Evolution)等の通信規格に基づいて、音声通信やデータ通信のサービスを提供する。BBU10は、EPC3を介して、インターネット等の通信網4に接続されている。複数のRRH20a〜20bのそれぞれは、光ファイバ等のケーブルを介してBBU10に接続されている。
なお、以下では、複数のRRH20a〜20bのそれぞれを区別することなく総称する場合に単にRRH20と記載する。また、図1では、EPC3に1つの基地局6が接続されているが、EPC3には、2つ以上の基地局6が接続されていてもよい。また、図1では、1つのBBU10に2つのRRH20が接続されているが、1つのBBU10には、1つのRRH20が接続されていてもよく、3つ以上のRRH20が接続されていてもよい。BBU10は、無線制御装置の一例であり、それぞれのRRH20は、無線装置の一例である。
EPC3は、コアネットワークにおけるBBU10との間のインターフェイスの役割を担う。また、EPC3は、通信網4に接続されており、通信網4を介してデータサーバ5と通信を行う。EPC3は、例えば、MME(Mobility Management Entity)、S−GW(Serving Gateway)、P−GW(Packet Data Network Gateway)、およびPCRF(Policy and Charging Rules Function)等を有する。
RRH20aは、セル内に存在する車2a〜2dに搭載された端末装置30との間で、無線通信を行う。RRH20bは、セル内に存在する車2e〜2fに搭載された端末装置30との間で無線通信を行う。なお、以下では、車2a〜2fのそれぞれを区別することなく総称する場合に単に車2と記載する。また、それぞれのRRH20のセル内に存在する車2の台数は、図1に示した台数に限られない。
BBU10は、それぞれのRRH20を介して、RRH20のセル内の車2に搭載された端末装置30と通信を行うと共に、EPC3および通信網4を介してデータサーバ5と通信を行う。なお、BBU10は、EPC3を介して、あるいは、BBU10内も設けられた基地局間通信インターフェイスを介して、他のBBU10と通信を行ってもよい。
それぞれの車2には、端末装置30が搭載されている。車2に搭載された端末装置30は、RRH20のセル内において、該RRH20と無線通信を行い、該RRH20を介してBBU10と通信を行う。そして、端末装置30は、BBU10を介して、他の端末装置30やデータサーバ5と通信を行う。
ここで、セル内の車2(例えば車2a)に搭載された端末装置30は、車2の自律制御に用いられる情報等の緊急性を要する情報(以下、緊急情報と記載する)の発生を検出した場合、該情報を他の車2(例えば車2b〜2d)の端末装置30へ伝達する。例えば、通信網4に接続されたデータサーバ5を経由して緊急情報が伝達される場合、EPC3および通信網4内で伝送遅延や伝送時間の揺らぎが発生する。また、1対1の直接通信の繰り返しにより緊急情報が伝達される場合、例えば車2aの端末装置30から送信された緊急情報は、車2bおよび2cに搭載された端末装置30によってそれぞれ転送され、車2dの端末装置30に届く。この場合、2回の転送に伴う遅延が発生する。
これに対し、本実施例では、RRH20が、セル内の車2の端末装置30から送信された緊急情報を検出し、検出された緊急情報を、RRH20内で下りリンクの送信信号に載せ替えて、セル内の各車2の端末装置30へ報知する。これにより、セル内の車2の端末装置30から送信された緊急情報は、1回の転送で、セル内の全ての車2の端末装置30に伝達される。従って、本実施例のRRH20は、ある端末装置30から送信された緊急性を要する情報を、他の端末装置30に低遅延で伝達することができる。
また、本実施例のRRH20は、例えばLTE等の通信規格に基づく音声通信やデータ通信のサービスを提供するために広いエリアに分散配置されているRRHに機能追加することにより実現することが可能である。そのため、本実施例のRRH20を用いれば、緊急情報の低遅延伝送のために専用の基地局を改めて配置するよりも、より低コストで広いエリアに、緊急情報の低遅延伝送サービスを提供することが可能となる。
[BBU10]
図2は、BBU10の一例を示すブロック図である。本実施例におけるBBU10は、例えば図2に示すように、RRHインターフェイス部11、通信制御部12、およびネットワークインターフェイス部13を有する。
RRHインターフェイス部11は、各RRH20との間で有線通信を行うためのインターフェイスである。RRHインターフェイス部11は、例えばCPRI(Common Public Radio Interface)等の通信規格に基づく光信号を用いて、光ファイバ等のケーブルを介して各RRH20と通信を行う。ネットワークインターフェイス部13は、EPC3との間で有線通信を行うためのインターフェイスである。
通信制御部12は、呼制御部120およびプロトコル管理部121を有する。呼制御部120は、予め設定された呼設定を用いて、端末装置30との間の通信に用いる通信リソースの制御などの無線通信や音声通信に関する呼処理全般の制御を行う。例えば、呼制御部120は、各RRH20を介して端末装置30との間で、レイヤ1〜レイヤ3の処理を行う。レイヤ1の処理としては、例えば、端末装置30から受信した信号の復調や復号、端末装置30へ送信する信号の符号化や変調、リソースブロックのマッピング等がある。また、レイヤ2の処理としては、例えば、再送制御、データ圧縮等がある。また、レイヤ3の処理としては、例えば、端末装置30のハンドオーバに関する処理、端末装置30からのメジャメントレポートに関する処理、RRC(Radio Resource Control)コネクション管理等がある。
呼制御部120は、RRHインターフェイス部11を介して端末装置30から送信された信号に対して、レイヤ1〜レイヤ3の処理を行い、処理後の信号をネットワークインターフェイス部13へ出力する。また、呼制御部120は、EPC3を介して、データサーバ5や他のBBU10等から送信された信号に対して、レイヤ1〜レイヤ3の処理を行い、処理後の信号をRRHインターフェイス部11へ出力する。
また、呼制御部120は、RRH20毎に、RRH20のセル内の端末装置30の情報を管理する。そして、呼制御部120は、RRH20毎に、上りリンクにおいて緊急情報の送信用に予め割り当てられた複数のリソースブロックのそれぞれを、RRH20のセル内のそれぞれの端末装置30に割り当てる。リソースブロックとは、時間帯および周波数帯の組合せ毎に特定される無線リソースである。本実施例では、上りリンクのサブフレーム毎に、緊急情報の送信用の複数のリソースブロックが予め割り当てられている。
呼制御部120は、各サブフレームにおいて、RRH20毎に、RRH20のセル内の端末装置30が緊急情報の送信用に使用するリソースブロックを、同一のリソースブロックに割り当てられる端末装置30の数が少なくなるように各端末装置30に割り当てる。これにより、複数の端末装置30によって緊急情報の送信に同一のリソースブロックが用いられることを抑制することができる。リソースブロックの割り当てに関する情報は、下りリンクにおける制御チャネルを用いて各端末装置30に通知される。
プロトコル管理部121は、端末装置30との間に接続を確立する場合、端末装置30から受信した信号の内容を判定する。そして、プロトコル管理部121は、判定した信号の内容に応じたプロトコルに従い、信号の生成などの処理を行う。例えば、プロトコル管理部121は、ランダムアクセス手順において、端末装置30から送信された信号に対して、RACH responseやRRC connection setup等の信号を生成し、呼制御部120へ出力する。
[RRH20]
図3は、RRH20の一例を示すブロック図である。RRH20は、例えば図3に示すように、アンテナ21、無線処理部22、通信制御部23、およびBBUインターフェイス部24を有する。BBUインターフェイス部24は、BBU10との間で有線通信を行うためのインターフェイスである。BBUインターフェイス部24は、例えばCPRI等の通信規格に基づく光信号を用いて、光ファイバ等のケーブルを介してBBU10と通信を行う。
無線処理部22は、受信部220および送信部221を有する。受信部220は、アンテナ21を介して端末装置30から送出された無線信号を受信する。そして、受信部220は、受信した信号に対して増幅およびダウンコンバート等の処理を行うことにより、ベースバンドの受信信号を生成する。そして、受信部220は、生成したベースバンドの受信信号を通信制御部23へ出力する。
送信部221は、通信制御部23から出力されたベースバンドの送信信号に対して、アップコンバートおよび増幅等の処理を行うことにより、RF(Radio Frequency)帯の信号を生成する。そして、送信部221は、生成したRF帯の信号をアンテナ21を介して端末装置30へ送信する。
通信制御部23は、プロトコル管理部230および緊急情報処理部233を有する。プロトコル管理部230は、抽出部231および挿入部232を有する。抽出部231は、端末装置30から受信した信号に対してフーリエ変換を実行する。そして、抽出部231は、フーリエ変換が実行された信号に含まれるリソースブロックの中から、緊急情報の送信用に予め割り当てられているリソースブロックを抽出する。そして、抽出部231は、抽出した緊急情報の送信用のリソースブロックを緊急情報処理部233へ出力する。
ここで、端末装置30から送信される上りリンクの物理チャネルについて説明する。図4は、上りリンクにおける物理チャネルの配置の一例を示す図である。上りリンクでは、例えば図4に示すように、1フレームが、時間方向に複数のサブフレームで構成されている。本実施例において、1フレームには、フレーム番号#0〜#9の10個のサブフレームが含まれている。1フレームの長さは、例えば10ミリ秒であり、各サブフレームの長さは、例えば1ミリ秒である。
フレームの中には、例えば図4に示すように、PUCCH、PRACH、SRS、およびPUSCH等のリソースが設けられている。PUCCHは、Physical Uplink Control Channelの略称であり、PRACHは、Physical Random Access Channelの略称であり、SRSは、Sounding Reference Signalの略称であり、PUSCHは、Physical Uplink Shared Channelの略称である。本実施例では、各サブフレームにおいて、PUSCHのリソース内に、端末装置30からの緊急情報の送信に用いられるリソースが予め割り当てられている。端末装置30からの緊急情報の送信用に予め割り当てられたリソースは、図4において、サブフレーム毎に予約領域40として示されている。
それぞれのサブフレーム内の予約領域40の詳細は、例えば図5のようになる。図5は、予約領域40の詳細な一例を示す図である。それぞれのサブフレーム内の予約領域40は、例えば図5に示すように、周波数方向に複数の分割領域41−1〜41−nに分けられている。なお、以下では、複数の分割領域41−1〜41−nのそれぞれを区別することなく総称する場合に単に分割領域41と記載する。
本実施例において、それぞれの分割領域41は、時間方向に数個のシンボル分の時間を有し、周波数方向に数個のサブキャリア分の周波数帯域を有する無線リソースである。本実施例では、それぞれのサブフレーム内において、同一の時間帯の分割領域41が、周波数方向に複数割り当てられるが、他の例として、周波数方向および時間方向のそれぞれに分割領域41が複数割り当てられてもよい。それぞれの分割領域41は、リソースブロックの一例である。
それぞれの分割領域41は、緊急情報の送信用に、RRH20のセル内のそれぞれの端末装置30に割り当てられる。それぞれの分割領域41には、例えば図6に示すような情報を含む緊急情報のデータが格納される。図6は、緊急情報の一例を示す図である。本実施例において、緊急情報には、例えば図6に示すように、「通知種別」、「状態」、「車の移動状態」、「発生位置」、および「発生時刻」等の情報が含まれる。「通知種別」は、例えば、急ブレーキ、急加速、急ハンドル操作、ドライバーの居眠り検出、意図的ではないエンジンストップ、高速道路上での停止、などの種別を示す情報である。「状態」は、例えば、「通知種別」に対応する種別の程度を示す情報である。「車の移動状態」は、緊急情報が発生した時の車の移動状態を示す情報である。「発生位置」は、緊急情報が発生した時の車の位置を示す情報である。「発生時刻」は、緊急情報が発生した時刻である。
本実施例において、緊急情報におけるそれぞれの項目のデータサイズは、多くとも合計で20byte程度である。従って、本実施例において、それぞれの分割領域41としては、少なくとも20byte程度のデータを格納可能な大きさのリソースがPUSCHのリソースの中に確保される。
図3に戻って説明を続ける。緊急情報処理部233は、抽出部231から出力されたそれぞれのリソースブロックに対して、リソースブロック内に緊急情報が含まれているか否かを判定する。緊急情報が含まれている場合、緊急情報処理部233は、リソースブロック毎に、緊急情報を含む報知情報を作成する。そして、緊急情報処理部233は、作成された報知情報を挿入部232へ出力する。なお、複数の端末装置30が同一のリソースブロックを用いて緊急情報を送信した場合、データの衝突によりリソースブロック内のデータが壊れる。そのため、緊急情報処理部233は、該リソースブロック内のデータの復号に失敗する。リソースブロック内のデータの復号に失敗した場合も、緊急情報処理部233は、リソースブロック内に緊急情報が含まれていないと判定する。
挿入部232は、緊急情報処理部233によって作成された緊急情報を含む報知情報を、緊急情報の報知用に予め割り当てられているリソースブロックに挿入する。このとき、挿入部232は、抽出部231によって抽出されたリソースブロックに含まれている緊急情報を含む報知情報を、最も早く報知される報知用のリソースブロックに挿入する。そして、抽出部231は、緊急情報の報知用のリソースブロックに緊急情報が挿入された信号に、フーリエ逆変換を施す。そして、挿入部232は、フーリエ逆変換が実行された後の信号を、送信部221へ出力する。挿入部232から出力された信号は、送信部221によってセル内の端末装置30へ送信される。
ここで、端末装置30へ送信される下りリンクの物理チャネルについて説明する。図7は、下りリンクにおける物理チャネルの配置の一例を示す図である。下りリンクでは、例えば図7に示すように、1フレームが、時間方向に複数のサブフレームで構成されている。本実施例において、1フレームには、フレーム番号#0〜#9の10個のサブフレームが含まれている。1フレームの長さは、例えば10ミリ秒であり、各サブフレームの長さは、例えば1ミリ秒である。
フレームの中には、例えば図7に示すように、PBCH、P−SCH/S−SCH、PDCCH、およびPDSCHのリソースが設けられている。PBCHは、Physical Broadcast Channelの略称であり、P−SCH/S−SCHは、Primary−Synchronization Channel/Secondary−Synchronization Channelの略称である。また、PDCCHは、Physical Downlink Control Channelの略称であり、PDSCHは、Physical Downlink Shared Channelの略称である。
本実施例では、各サブフレームのPDSCHのリソースの中に、セル内の端末装置30への緊急情報の報知に用いられるリソースが予め割り当てられている。複数の端末装置30への緊急情報の報知用に予め割り当てられたリソースは、図7において、サブフレーム毎に予約領域42として示されている。それぞれのサブフレーム内の予約領域42は、例えば図5に示した予約領域40と同様に、周波数方向において、複数の分割領域41−1〜41−nに分けられている。
本実施例において、RRH20のセル内に存在する各端末装置30は、各サブフレームにおいて、予約領域42内の全ての分割領域41を監視している。そのため、挿入部232がいずれかの分割領域41内に緊急情報を格納した場合、セル内の端末装置30は、緊急情報を取得することができる。
なお、RRH20において端末装置30からの信号に含まれるリソースブロックから所定のリソースブロックを識別して抽出する処理や、端末装置30へ送信される信号内の所定のリソースブロックに所定の信号を挿入する処理は、レイヤ1の処理の一つである。つまり、本実施例において、RRH20は、レイヤ1の処理の一つを実行する。
[端末装置30]
図8は、端末装置30の一例を示すブロック図である。本実施例における端末装置30は、該端末装置30が搭載された車2の状態の取得、該車2の動作制御、RRH20への緊急情報の通知、およびRRH20からの緊急情報の取得を行う。端末装置30は、例えば図8に示すように、通信管理部32、車体制御部36、およびアンテナ31を有する。
車体制御部36は、端末装置30が搭載された車2の状態の取得や、該車2の動作制御を行う。車体制御部36は、制御部360およびセンサ部361を有する。
センサ部361は、ブレーキの操作や車2の速度等の車2の動作状態を監視し、車2の動作情報を取得する。そして、センサ部361は、車2の動作情報を制御部360へ出力する。例えば、センサ部361は、ブレーキが操作された時の車2の位置、時刻、進行方向、速度、ブレーキの強さ等の情報を車2の動作情報として制御部360へ出力する。
制御部360は、センサ部361から車2の動作情報が出力された場合に、該動作情報に基づいて車2の自律制御を実行するか否かを判定する。自律制御を実行すると判定した場合、制御部360は、車2の動作情報に応じて車2の各部を制御する自律制御を行う。
例えば、制御部360は、端末装置30が搭載された車2と他の車2との車間の情報および速度情報を含む動作情報をセンサ部361から取得する。そして、制御部360は、車間が所定距離より短く、かつ、速度が所定速度以上の場合に、ブレーキをかける制御を行うことを決定する。そして、制御部360は、ブレーキがかかるようにブレーキに関連する車2の部材を制御する。
さらに、制御部360は、自律制御を実行した場合、自律制御の通知を緊急情報処理部342へ通知する。制御部360は、自律制御の操作情報に、センサ部361から取得した情報を加えて緊急情報処理部342に通知してもよい。
ここで、本実施例では、制御部360は、自律制御を行う都度、緊急情報処理部342に通知を行い緊急情報の通知を開始させるが、自律制御の実行とは別に緊急情報の通知を判定してもよい。例えば、制御部360は、車2の制御結果から緊急情報の通知を行うか否かを判定し、その判定結果に基づいて緊急情報処理部342に緊急情報の通知を行ってもよい。例えば、自律制御により予め決められた強度以上のブレーキを車2にかけた場合、制御部360は、緊急情報の通知を緊急情報処理部342へ通知してもよい。
また、例えば、制御部360は、自律制御の実行とは独立して、取得した車2の動作情報を用いて緊急情報の通知の実行を決定してもよい。例えば、制御部360は、センサ部361から取得した車2の速度が予め決められた速度を超えており、かつ、ブレーキの強さが予め決められたブレーキの強度を超えた場合、緊急情報を緊急情報処理部342に通知してもよい。
さらに、制御部360は、緊急情報処理部342から自律制御の情報が出力された場合、該自律制御の情報に基づいて、車2の各部を制御する。
通信管理部32は、緊急情報の送信および受信を行う。通信管理部32は、無線処理部33、通信制御部34、およびユーザインターフェイス部35を有する。
ユーザインターフェイス部35は、液晶モニタ等の出力装置およびタッチパネル等の入力装置を有する。ユーザインターフェイス部35は、入力装置を介してユーザから入力された情報を通信制御部34へ出力する。また、ユーザインターフェイス部35は、通信制御部34から出力された情報を、出力装置から出力する。
無線処理部33は、RRH20との間の無線通信におけるインターフェイスである。無線処理部33は、受信部330および送信部331を有する。
受信部330は、アンテナ31を介してRRH20から送出された無線信号を受信する。そして、受信部330は、受信した信号に対して増幅およびダウンコンバート等の処理を行うことにより、ベースバンドの受信信号を生成する。そして、受信部330は、生成したベースバンドの受信信号を通信制御部34へ出力する。
送信部331は、通信制御部34から出力されたベースバンドの信号に対して、アップコンバートおよび増幅等の処理を行うことにより、RF帯の信号を生成する。そして、送信部331は、生成したRF帯の信号をアンテナ31を介してRRH20へ送信する。
通信制御部34は、呼制御部340、プロトコル管理部341、および緊急情報処理部342を有する。呼制御部340は、RRH20を介したBBU10との間の通信において、レイヤ1〜レイヤ3の処理を行う。例えば、呼制御部340は、予め設定された呼設定を用いて、RRH20を介してBBU10との間の通信に用いる通信リソースの制御などの無線通信に関する呼処理全般の制御を行う。
また、呼制御部340は、RRH20から受信した信号に含まれるリソースブロックの中から、緊急情報の報知用に予め割り当てられているリソースブロックと、緊急情報以外の自装置宛のデータが格納されたリソースブロックとを抽出する。呼制御部340は、抽出した緊急情報の報知用のリソースブロックを緊急情報処理部342へ出力する。下りリンクにおける緊急情報の報知用のリソースブロックは、例えば図7を用いて説明したように、各サブフレーム内の予約領域42に設けられている。また、呼制御部340は、緊急情報以外の自装置宛のデータが格納されたリソースブロック内のデータに基づいて処理を実行し、実行結果をユーザインターフェイス部35へ出力する。
また、呼制御部340は、ユーザインターフェイス部35を介してユーザから入力された情報に所定の処理を施し、処理後のデータを、緊急情報以外のデータの送信用に自装置に割り当てられたリソースブロックに挿入する。また、呼制御部340は、緊急情報処理部342から緊急情報が出力された場合、該緊急情報を、緊急情報の送信用に自装置に割り当てられたリソースブロックに挿入する。呼制御部340によって緊急情報および緊急情報以外のデータが所定のリソースブロックに挿入された信号は、送信部331へ出力され、送信部331によってRRH20へ送信される。上りリンクにおける緊急情報の送信用のリソースブロックは、例えば図4を用いて説明したように、各サブフレーム内の予約領域40に設けられている。各サブフレームの予約領域40内において、自装置に割り当てられた分割領域41の情報は、RRH20を介してBBU10から通知される。
プロトコル管理部341は、RRH20を介してBBU10との間に接続を確立する場合に、RRH20を介してBBU10から受信した信号の内容を判定する。そして、プロトコル管理部341は、判定した信号の内容に応じたプロトコルに従い、信号の生成などの処理を行う。例えば、プロトコル管理部341は、ランダムアクセス手順において、RACH preambleやRRC connection request等の信号を生成し、呼制御部340へ出力する。
緊急情報処理部342は、自律制御の通知を制御部360から取得する。自律制御の通知には、例えば、急ブレーキをかけた時刻、進行方向、速度、およびブレーキの強度などの情報が含まれている。緊急情報処理部342は、制御部360から取得した自律制御の通知に含まれる情報から緊急情報を生成する。緊急情報処理部342は、生成された緊急情報内に、送信元の端末装置30の識別情報として、自装置の識別情報を含める。そして、緊急情報処理部342は、生成した緊急情報を、緊急情報の送信用に自装置に予め割り当てられているリソースブロックを用いて、基地局6へ送信する。具体的には、緊急情報処理部342は、生成した緊急情報を、呼制御部340へ出力し、呼制御部340は、緊急情報処理部342から出力された緊急情報を、緊急情報の送信用に自装置に割り当てられたリソースブロックに挿入する。呼制御部340によって緊急情報のデータが所定のリソースブロックに挿入された信号は、送信部331へ出力され、送信部331によって基地局6へ送信される。
また、緊急情報処理部342は、緊急情報の報知用のリソースブロックのデータが呼制御部340から出力された場合、リソースブロック毎に、リソースブロックのデータに緊急情報が含まれているか否かを判定する。リソースブロックのデータに緊急情報が含まれている場合、緊急情報処理部342は、緊急情報に含まれている送信元の端末装置30の識別情報を参照して、該緊急情報が自装置から送信された緊急情報であるか否かを判定する。緊急情報が自装置から送信された緊急情報である場合、緊急情報処理部342は、緊急情報を破棄する。一方、緊急情報が自装置から送信された緊急情報ではない場合、緊急情報処理部342は、緊急情報に対応して実行される自律制御を決定する。そして、緊急情報処理部342は、決定した自律制御の情報を制御部360へ出力する。
[無線通信システム1の処理]
次に、図9を参照して、無線通信システム1による緊急情報の配信の流れについて説明する。図9は、無線通信システム1の処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、端末装置30−2が搭載された車2において、自律制御が作動し、緊急情報が送信される(S100)。RRH20の受信部220は、端末装置30−2から受信した信号に増幅やダウンコンバート等の所定の処理を行い、処理後の信号を抽出部231へ出力する(S101)。
抽出部231は、受信部220から出力された信号に含まれるリソースブロックのうち、緊急情報の送信用に割り当てられたリソースブロック(RB)を抽出する(S102)。そして、抽出部231は、抽出した緊急情報の送信用のRBを緊急情報処理部233へ出力する(S103)。
緊急情報処理部233は、抽出部231から出力されたそれぞれのRBに対して、RB内に緊急情報が含まれているか否かを判定する(S104)。いずれのRB内にも緊急情報が含まれていない場合(S104:No)、緊急情報処理部233は、RB内のデータを破棄する。
一方、RB内に緊急情報が含まれている場合(S104:Yes)、緊急情報処理部233は、緊急情報を含む報知情報を作成する。そして、緊急情報処理部233は、作成された報知情報を挿入部232へ出力する(S105)。挿入部232は、緊急情報処理部233によって作成された緊急情報を含む報知情報を、緊急情報の報知用に予め割り当てられたRBに挿入する(S106)。そして、挿入部232は、緊急情報の報知用のRBに緊急情報を含む報知情報が挿入された信号を、送信部221へ出力する(S107)。送信部221は、挿入部232によってRBに緊急情報を含む報知情報が挿入された信号をセル内の端末装置30に報知する(S108)。
端末装置30−1および端末装置30−2は、下りリンクにおいて、緊急情報の報知用のリソースを監視しており、RRH20から報知された緊急情報を取得する(S109、S110)。端末装置30−1は、取得した緊急情報に基づいて車2の自律制御を実行する(S111)。一方、端末装置30−2は、取得した緊急情報に自装置の識別情報が含まれているため、取得した緊急情報に基づく自律制御は行わず、該緊急情報を破棄する(S112)。
[緊急情報の送信時の端末装置30の処理]
図10は、緊急情報の送信時における端末装置30の処理の一例を示すシーケンス図である。
センサ部361は、端末装置30が搭載された車2の動作状態を検知する(S200)。そして、センサ部361は、車2の動作情報を検知情報として制御部360に通知する(S201)。制御部360は、センサ部361から通知された検知情報に基づいて、車2に対する自律制御を実行するか否かを判定する(S202)。自律制御を実行しない場合(S202:No)、端末装置30は、緊急情報の送信の処理を終了する。
一方、自律制御を実行する場合(S202:Yes)、制御部360は、車2に対する自律制御を実行する(S203)。そして、制御部360は、自律制御の通知を緊急情報処理部342へ出力する(S204)。
緊急情報処理部342は、制御部360から出力された自律制御の通知に基づいて、送信元の端末装置30の識別情報を含む緊急情報を生成する(S205)。そして、緊急情報処理部342は、生成した緊急情報を呼制御部340へ出力する(S206)。呼制御部340は、緊急情報処理部342から出力された緊急情報を、緊急情報の送信用に自装置に割り当てられたRBに挿入する(S207)。呼制御部340は、緊急情報が所定のRBに挿入された信号を送信部331へ出力する(S208)。送信部331は、呼制御部340から出力された信号をアンテナ31を介してRRH20へ送信する(S209)。
[緊急情報の受信時の端末装置30の処理]
図11は、緊急情報の受信時における端末装置30の処理の一例を示すシーケンス図である。
受信部330は、アンテナ31を介してRRH20から送出された信号を受信して増幅およびダウンコンバート等の処理を行い、処理後の信号を呼制御部340へ出力する(S300)。呼制御部340は、RRH20から受信した信号に含まれるリソースブロックの中から、緊急情報の報知用に予め割り当てられているRBを抽出する(S301)。そして、呼制御部340は、抽出した緊急情報の報知用のRBを緊急情報処理部342へ出力する(S302)。
緊急情報処理部342は、呼制御部340から出力されたRB内に緊急情報が含まれているか否かを判定する(S303)。緊急情報が含まれていない場合(S303:No)、緊急情報処理部342は、ステップS308に示す処理を実行する。一方、緊急情報が含まれている場合(S303:Yes)、緊急情報処理部342は、緊急情報に含まれている送信元の端末装置30の識別情報を参照して、該緊急情報が自装置から送信された緊急情報であるか否かを判定する(S304)。緊急情報が自装置から送信された緊急情報である場合(S304:Yes)、緊急情報処理部342は、緊急情報を破棄し(S305)、処理を終了する。
一方、緊急情報が自装置から送信された緊急情報ではない場合(S304:No)、緊急情報処理部342は、緊急情報に対応して実行される自律制御を決定する。そして、緊急情報処理部342は、決定した自律制御の情報を制御部360へ出力する(S306)。制御部360は、緊急情報処理部342から通知された自律制御の情報に基づいて、車2の各部を制御する自律制御を実行する(S307)。
次に、緊急情報処理部342は、自装置が送信した緊急情報の中で、報知されていない緊急情報があるか否かを判定する(S308)。報知されていない緊急情報がない場合(S308:No)、緊急情報処理部342は、処理を終了する。
一方、報知されていない緊急情報がある場合(S308:Yes)、緊急情報処理部342は、報知されていない緊急情報を、呼制御部340へ出力する(S309)。呼制御部340は、緊急情報処理部342から出力された緊急情報を、緊急情報の送信用に自装置に割り当てられたRBに挿入する(S310)。呼制御部340は、緊急情報が所定のRBに挿入された信号を送信部331へ出力する(S311)。送信部331は、呼制御部340から出力された信号をアンテナ31を介してRRH20へ送信する(S312)。
[緊急情報が衝突した場合の処理]
図12は、緊急情報が衝突した場合の無線通信システム1の処理の一例を示すシーケンス図である。図12では、複数の車2のそれぞれに搭載された端末装置30−1〜30−3において、端末装置30−2と端末装置30−3とが、同一のリソースブロックを用いて緊急情報を送信した場合を想定している。端末装置30−1〜30−3は、RRH20のセル内に存在している。
まず、端末装置30−2および端末装置30−3は、緊急情報の発生を検出する(S400、S401)。そして、端末装置30−2および端末装置30−3は、上りリンクにおいて緊急情報の送信用に割り当てられた同一のRBを用いて、緊急情報をRRH20へ送信する(S402、S403)。端末装置30−2および端末装置30−3がそれぞれ送信した緊急情報は、同一のRBにおいて衝突し、データが壊れる。そのため、RRH20では、端末装置30−2および端末装置30−3から送信された緊急情報が正しく受信されない。そのため、下りリンクにおける緊急情報の報知用のRBには、端末装置30−2から送信された緊急情報および端末装置30−3から送信された緊急情報のいずれも格納されない(S404)。
端末装置30−2および端末装置30−3は、下りリンクにおける緊急情報の報知用のRBを参照し、自装置から送信された緊急情報が報知されていないことを検出することにより、緊急情報の送信失敗を検出する(S405、S406)。端末装置30−2および端末装置30−3は、それぞれ、緊急情報の送信からランダムな時間が経過した後に緊急情報を再送する。
例えば、端末装置30−3は、ステップS402における緊急情報の送信からランダムな時間Δt1が経過した後に、上りリンクにおいて緊急情報の送信用に割り当てられたRBを用いて緊急情報を再送する(S407)。RRH20は、端末装置30−3から送信された緊急情報を検出する(S408)。そして、RRH20は、検出した緊急情報を、下りリンクにおける緊急情報の報知用のRBに載せ替えて、セル内の端末装置30−1〜30−3に報知する(S409)。
端末装置30−1〜30−3は、下りリンクにおける緊急情報の報知用のRBを参照し、緊急情報を取得する(S410、S411、S412)。端末装置30−1および30−2は、報知された緊急情報が自装置から送信された緊急情報ではないことを検出し、緊急情報に基づいて、それぞれの車2の自律制御を実行する(S413、S414)。一方、端末装置30−3は、報知された緊急情報が自装置から送信された緊急情報であることを検出し、取得した緊急情報を破棄する(S415)。
また、例えば、端末装置30−2は、ステップS403における緊急情報の送信からランダムな時間Δt2が経過した後に、上りリンクにおいて緊急情報の送信用に割り当てられたRBを用いて緊急情報を再送する(S416)。RRH20は、端末装置30−2から送信された緊急情報を検出する(S417)。そして、RRH20は、検出した緊急情報を、下りリンクにおける緊急情報の報知用のRBに載せ替えて、セル内の端末装置30−1〜30−3に報知する(S418)。
端末装置30−1〜30−3は、下りリンクにおける緊急情報の報知用のRBを参照し、緊急情報を取得する(S419、S420、S421)。端末装置30−1および30−3は、報知された緊急情報が自装置から送信された緊急情報ではないことを検出し、緊急情報に基づいて、それぞれの車2の自律制御を実行する(S422、S423)。一方、端末装置30−2は、報知された緊急情報が自装置から送信された緊急情報であることを検出し、取得した緊急情報を破棄する(S424)。
[ハードウェア]
図13は、BBU10のハードウェアの一例を示す図である。BBU10は、例えば図13に示すように、RRHインターフェイス回路100、ネットワークインターフェイス回路101、CPU(Central Processing Unit)102、DSP(Digital Signal Processor)103、およびメモリ104を有する。
CPU102およびDSP103は、バスを介して、RRHインターフェイス回路100、ネットワークインターフェイス回路101、およびメモリ104に接続されている。RRHインターフェイス回路100は、例えば図2に示したRRHインターフェイス部11の機能を実現する。また、ネットワークインターフェイス回路101は、例えば図2に示したネットワークインターフェイス部13の機能を実現する。
メモリ104内には、例えば図2に示した通信制御部12の機能を実現するためのプログラムが格納されている。CPU102は、メモリ104内に格納されたプログラムをメモリ104から読み出して実行することにより、DSP103と協働して、例えば図2に示した通信制御部12の機能、即ち、呼制御部120およびプロトコル管理部121の機能を実現する。
図14は、RRH20のハードウェアの一例を示す図である。RRH20は、例えば図14に示すように、RF回路200、BBUインターフェイス回路201、CPU202、DSP203、メモリ204、およびアンテナ21を有する。
CPU202およびDSP203は、バスを介して、RF回路200、BBUインターフェイス回路201、およびメモリ204に接続されている。RF回路200は、例えば図3に示した無線処理部22の機能を実現する。また、BBUインターフェイス回路201は、例えば図3に示したBBUインターフェイス部24の機能を実現する。
メモリ204内には、例えば図3に示した通信制御部23の機能を実現するためのプログラムが格納されている。CPU202は、メモリ204内に格納されたプログラムをメモリ204から読み出して実行することで、メモリ204と協働して、例えば図3に示した通信制御部23の機能、即ち、抽出部231、挿入部232、および緊急情報処理部233の機能を実現する。
図15は、端末装置30のハードウェアの一例を示す図である。端末装置30は、例えば図15に示すように、通信装置300、車体制御装置305、およびアンテナ31を有する。通信装置300は、例えば図8に示した通信管理部32の機能を実現する。また、車体制御装置305は、例えば図8に示した車体制御部36の機能を実現する。
通信装置300は、例えば図15に示すように、RF回路301、ユーザインターフェイス回路302、CPU303、およびメモリ304を有する。RF回路301は、例えば図8に示した無線処理部33の機能、即ち、受信部330および送信部331の機能を実現する。ユーザインターフェイス回路302は、例えばタッチパネル等の入力装置や液晶モニタ等の出力装置であり、例えば図8に示したユーザインターフェイス部35の機能を実現する。
メモリ304内には、例えば図8に示した通信制御部34の機能を実現するためのプログラムが格納されている。CPU303は、メモリ304内に格納されたプログラムをメモリ304から読み出して実行することにより、例えば図8に示した通信制御部34の機能、即ち、呼制御部340、プロトコル管理部341、および緊急情報処理部342の機能を実現する。
車体制御装置305は、例えば図15に示すように、センサ306、車体インターフェイス回路307、CPU308、およびメモリ309を有する。センサ306は、例えば、速度センサ、距離センサ、およびGPSセンサ等を含む。センサ306は、例えば図8に示したセンサ部361の機能を実現する。車体インターフェイス回路307は、CPU308と車2内の各部を接続するためのインターフェイスである。
メモリ309内には、例えば図8に示した制御部360の機能を実現するためのプログラムが格納されている。CPU308は、メモリ309内に格納されたプログラムをメモリ309から読み出して実行することにより、例えば図8に示した制御部360の機能を実現する。
[実施例の効果]
上述したように、本実施例のRRH20は、抽出部231と、緊急情報処理部233と、挿入部232とを有する。抽出部231は、端末装置30から受信した信号に含まれるリソースブロックのうち、緊急情報の送信用に予め割り当てられているリソースブロックを抽出する。緊急情報処理部233は、抽出部231によって抽出されたリソースブロックに緊急情報が含まれているか否かを判定する。緊急情報処理部233は、抽出部231によって抽出されたリソースブロックに緊急情報が含まれている場合に、抽出部231によって抽出されたリソースブロックに含まれている緊急情報を含む報知情報を作成する。挿入部232は、緊急情報処理部233によって作成された緊急情報を含む報知情報を、緊急情報の報知用に予め割り当てられているリソースブロックに挿入する。これにより、RRH20は、ある端末装置30から送信された緊急性を要する情報を、他の端末装置30に低遅延で伝達することができる。
例えば、車2が時速40kmで走行する場合、その車2は1秒間に約11m進む。そこで、時速40kmで走行中の複数の車2の前後の車間が、例えば3〜5mであれば、自律制御により衝突を回避するためには500ms以下の反応速度が求められる。車2に搭載された端末装置30がインターネット等の通信網4を介してデータサーバ5との間で通信を行う場合、一般的に秒単位に近いオーダーでレスポンスが返ってくることが考えられる。さらに、通信網4内で輻輳が発生した場合にはその遅延時間は変動し、短時間のレスポンスを保証することは困難である。そのため、データサーバ5を経由して情報を報知する場合、上述した条件では自律制御による衝突の回避は困難である。
さらに、車2に搭載されたセンサによる動作検出に基づく自律制御には、100ミリ秒オーダーの時間がかかることが考えられる。ここで、本実施例に係る無線通信システム1によれば、無線区間における報知情報の送信周期はサブフレーム単位(例えば1ミリ秒単位)で行われる。そのため、RRH20は、RRH20による信号の載せ替えの処理の時間を加えても数十ミリ秒オーダーで他の端末装置30へ情報を報知することができる。そのため、本実施例に係る無線通信システム1における報知情報の送信周期に、上述した自律制御による100ミリ秒オーダーの処理時間が加わっても、上述した反応速度内に十分収まる。また、緊急情報はRRH20で折り返されるため、通信網4内の輻輳などによる遅延要因が存在せず、遅延時間の揺らぎもないため、確実に短時間で情報を報知することができ、信頼性の高い自動運転を実現することができる。
また、上記した実施例において、端末装置30からの緊急情報の送信用には、同一の時間帯において、異なる周波数帯域の複数のリソースブロックが予め割り当てられている。また、緊急情報の報知用には、同一の時間帯において、異なる周波数帯域の複数のリソースブロックが予め割り当てられている。これにより、複数の端末装置30によって短期間に送信された緊急情報が衝突することを抑制することができる。
また、上記した実施例において、挿入部232は、抽出部231が抽出したリソースブロックに緊急情報が含まれている場合、抽出部231が抽出したリソースブロックに含まれている緊急情報を含む報知情報を、最も早く報知される報知用のリソースブロックに挿入する。これにより、RRH20は、ある端末装置30から送信された緊急性を要する情報を、他の端末装置30により低遅延で伝達することができる。
また、上記した実施例において、各サブフレームには、時間帯および周波数帯の組合せ毎に、端末装置30からの緊急情報の送信用に複数のリソースブロックが予め割り当てられている。また、BBU10は、各サブフレームにおいて、RRH20の圏内にあるそれぞれの端末装置30に割り当てられる緊急情報の送信用のリソースブロックを、同一のリソースブロックを使用する端末装置30が少なくなるよう各端末装置30に割り当てる。これにより、複数の端末装置30によって短期間に送信された緊急情報が衝突することを抑制することができる。
[その他]
なお、開示の技術は、上記した実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記した実施例では、緊急情報として、車2の自律制御に用いられる情報を例に説明したが、開示の技術はこれに限られない。例えば、ある端末装置30から送信された情報に基づいて、複数の他の端末装置30が、短時間に処理を行うシステムに用いられる情報であれば、車2の自律制御に用いられる情報でなくてもよい。
また、上記した実施例では、端末装置30から送信された緊急情報をRRH20で折り返すことにより、RRH20のセル内の複数の端末装置30に短時間で情報を伝達するが、開示の技術はこれに限られない。例えば、端末装置30から送信された緊急情報をRRH20で折り返すことに加えて、該情報をBBU10を経由して他のRRH20へ転送してもよい。これにより、あるRRH20のセル内に位置する端末装置30から送信された緊急情報は、他のRRH20のセル内に位置する端末装置30へも伝達される。これにより、ある端末装置30から送信された緊急情報を、より広域の端末装置30に伝達することができる。
また、上記した実施例では、車2による自動制御の実行を緊急情報の発生トリガーの一例として説明したが、開示の技術はこれに限られない。自動制御の実行以外にも、例えば、人為的に行われた過度のブレーキ操作をセンサ306が検出したこと等をトリガーとして、各車2の端末装置30によって緊急情報が基地局6へ送信されてもよい。
また、例えば、端末装置30から送信された緊急情報をRRH20で折り返すことに加えて、該緊急情報をデータサーバ5を経由して他のBBU10に接続された各RRH20へ転送し、各RRH20のセル内に位置する端末装置30に伝達してもよい。これにより、ある端末装置30から送信された緊急情報は、該端末装置30から遠く離れた他の端末装置30にも伝達される。緊急情報の送信元の端末装置30から遠く離れた位置にある端末装置30では、緊急情報に基づいて短時間に制御を行う必要性は低い。しかし、このような端末装置30は、緊急情報の内容に応じて、緊急情報の発生位置を迂回するルートを選択する等、伝達された緊急情報を車2の走行に活用することができる。
また、上記した実施例では、BBU10が、RRH20のセル内に位置する各端末装置30に対して、上りリンクにおける緊急情報の送信用のリソースブロックの割り当てを行うが、開示の技術はこれに限られない。例えば、各端末装置30は、自装置に割り当てられた識別情報等に基づいて、上りリンクにおける緊急情報の送信用のリソースブロックの中で、自装置が緊急情報の送信に用いるリソースブロックを、ランダムに選択してもよい。これにより、BBU10の処理負荷が軽減される。
1 無線通信システム
2 車
3 EPC
4 通信網
5 データサーバ
6 基地局
10 BBU
11 RRHインターフェイス部
12 通信制御部
120 呼制御部
121 プロトコル管理部
13 ネットワークインターフェイス部
20 RRH
21 アンテナ
22 無線処理部
220 受信部
221 送信部
23 通信制御部
230 プロトコル管理部
231 抽出部
232 挿入部
233 緊急情報処理部
24 BBUインターフェイス部
30 端末装置
31 アンテナ
32 通信管理部
33 無線処理部
330 受信部
331 送信部
34 通信制御部
340 呼制御部
341 プロトコル管理部
342 緊急情報処理部
35 ユーザインターフェイス部
36 車体制御部
360 制御部
361 センサ部
40 予約領域
41 分割領域
42 予約領域

Claims (8)

  1. 無線装置と無線制御装置とを有する基地局に用いられる無線装置において、
    端末装置から受信した信号に含まれるリソースブロックのうち、緊急情報の送信用に予め割り当てられているリソースブロックを抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出されたリソースブロックに前記緊急情報が含まれている場合に、前記抽出部によって抽出されたリソースブロックに含まれている前記緊急情報を含む報知情報を作成する緊急情報処理部と、
    前記緊急情報処理部によって作成された前記緊急情報を含む報知情報を、前記緊急情報の報知用に予め割り当てられているリソースブロックに挿入する挿入部と
    を有することを特徴とする無線装置。
  2. 前記端末装置からの前記緊急情報の送信用には、同一の時間帯において、異なる周波数帯域の複数のリソースブロックが予め割り当てられており、
    前記緊急情報の報知用には、同一の時間帯において、異なる周波数帯域の複数のリソースブロックが予め割り当てられていることを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記挿入部は、
    前記抽出部によって抽出されたリソースブロックに前記緊急情報が含まれている場合に、前記抽出部によって抽出されたリソースブロックに含まれている前記緊急情報を含む報知情報を、最も早く報知される報知用のリソースブロックに挿入することを特徴とする請求項1または2に記載の無線装置。
  4. 無線装置と無線制御装置とを有する基地局において、
    前記無線装置は、
    端末装置から受信した信号に含まれるリソースブロックのうち、緊急情報の送信に予め割り当てられているリソースブロックを抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出されたリソースブロックに前記緊急情報が含まれている場合に、前記抽出部によって抽出されたリソースブロックに含まれている前記緊急情報を含む報知情報を作成する緊急情報処理部と、
    前記緊急情報処理部によって作成された前記緊急情報を含む報知情報を、前記緊急情報の報知用に予め割り当てられているリソースブロックに挿入する挿入部と
    を有することを特徴とする基地局。
  5. 各サブフレームには、時間帯および周波数帯の組合せ毎に、前記端末装置からの前記緊急情報の送信用に複数のリソースブロックが予め割り当てられており、
    前記無線制御装置は、
    各サブフレームにおいて、前記無線装置の圏内にあるそれぞれの端末装置が前記緊急情報の送信用に使用するリソースブロックを、同一のリソースブロックに割り当てられる端末装置の数が少なくなるようにそれぞれの前記無線装置に割り当てることを特徴とする請求項4に記載の基地局。
  6. 前記端末装置からの前記緊急情報の送信用には、同一の時間帯において、異なる周波数帯域の複数のリソースブロックが予め割り当てられており、
    前記緊急情報の報知用には、同一の時間帯において、異なる周波数帯域の複数のリソースブロックが予め割り当てられていることを特徴とする請求項4または5に記載の基地局。
  7. 前記挿入部は、
    前記抽出部によって抽出されたリソースブロックに前記緊急情報が含まれている場合に、前記抽出部によって抽出されたリソースブロックに含まれている前記緊急情報を含む報知情報を、最も早く報知される報知用のリソースブロックに挿入することを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の基地局。
  8. 基地局と通信する端末装置において、
    緊急情報が発生した場合に、緊急情報の送信用に自装置に予め割り当てられているリソースブロックを用いて、前記緊急情報を前記基地局へ送信し、前記基地局から、前記緊急情報の報知用に予め割り当てられているリソースブロックに挿入された前記緊急情報を受信した場合に、当該緊急情報を出力する緊急情報処理部を有することを特徴とする端末装置。
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