JP2017173527A - 空中映像表示装置 - Google Patents

空中映像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017173527A
JP2017173527A JP2016058865A JP2016058865A JP2017173527A JP 2017173527 A JP2017173527 A JP 2017173527A JP 2016058865 A JP2016058865 A JP 2016058865A JP 2016058865 A JP2016058865 A JP 2016058865A JP 2017173527 A JP2017173527 A JP 2017173527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main surface
display device
reflective element
joint
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016058865A
Other languages
English (en)
Inventor
将也 木下
Masaya Kinoshita
将也 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016058865A priority Critical patent/JP2017173527A/ja
Publication of JP2017173527A publication Critical patent/JP2017173527A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Abstract

【課題】単位反射素子同士を繋ぎ合わせるタイリングによって製造された結像素子を用いた場合にも、高品位の空中映像を表示させることができる空中映像表示装置を提供する。【解決手段】空中映像表示装置は、物体が配置される物体配置領域と、当該物体の実像を結像させる結像素子1とを備える。結像素子1は、物体配置領域側である第1主面1a側に配置された第1反射素子10と、物体の実像側である第2主面1b側に配置された第2反射素子20とを含み、第1反射素子10は、複数の単位反射素子と、これらを繋ぎ合わせる継ぎ目部13とを含む。継ぎ目部13のうち、第1反射素子10に含まれる反射体と交差するように延びる交差継ぎ目部13aが傾斜して設けられ、これにより交差継ぎ目部13aの第1主面1a側の端部13a1が第2主面1b側の端部13a2よりも第1主面1aと平行な方向において物体配置領域からより遠くに配置される。【選択図】図11

Description

本発明は、空中映像を表示可能にする空中映像表示装置に関し、特に、一方の主面側の空間位置に配置された物体の実像を他方の主面側の空間位置において結像させる結像素子を備えてなる空中映像表示装置に関する。
従来、空中映像表示装置に用いられる結像素子として、一般に2面コーナーリフレクタアレイ素子と称される素子が用いられている。2面コーナーリフレクタアレイ素子としては、複数の反射体が主面と直交する方向に透明体を介して積層されてなる平板状の反射素子を2つ使用し、これら2つの反射素子を互いの積層方向が直交するように厚み方向に重ね合わされてなるものが利用される場合がある。
この種の2面コーナーリフレクタアレイ素子においては、一般にタイリングと称される技術を用いて2つの反射素子のそれぞれが大型化されることで大面積化される場合が多い。このタイリングとは、複数の小型の単位反射素子を面状に並べて配置し、これらの端部同士を相互に繋ぎ合わせることによって1つの大型の複合反射素子とする技術である。
一方、上述した構成とは異なる構成の2面コーナーリフレクタアレイ素子として、外表面が反射面にて構成された四角柱状の突出部が平板状の基部の一方の主面上にアレイ状に配列されてなる結像素子が知られている。この種の2面コーナーリフレクタアレイ素子においても、上述したタイリングが行なわれることで大面積化される場合が多い。
上述したタイリングの詳細が具体的に開示された文献としては、たとえば特開2011−90117号公報(特許文献1)や特開2013−101230号公報(特許文献2)、特開2013−167670号公報(特許文献3)、特開2013−88556号公報(特許文献4)等がある。
特開2011−90117号公報 特開2013−101230号公報 特開2013−167670号公報 特開2013−88556号公報
上述したタイリングを行なう場合においては、単位反射素子同士をどのように繋ぎ合わせるかが重要になる。通常、これら単位反射素子同士は、透光性の接着剤によって繋ぎ合わされる場合が多いが、その場合には、これら単位反射素子同士を繋ぎ合わせる継ぎ目部において不要な反射が発生し易く、これが空中映像の画像品位に劣化を生じさせることになりかねない。
ここで、上記特許文献4には、外表面が反射面にて構成された四角柱状の突出部が平板状の基部の一方の主面上にアレイ状に配列されてなる結像素子において、単位反射素子の各々に含まれる平板状の基部同士を繋ぎ合わせる継ぎ目部が、基部の主面の法線方向に対して傾斜するように構成されたものが開示されている。当該特許文献4においては、このように構成することにより、結像素子の外観上、これら継ぎ目部が目立たなくなる効果が得られると記載されている。
しかしながら、複数の反射体が主面と直交する方向に透明体を介して積層されてなる平板状の2つの反射素子を互いの積層方向が直交するように厚み方向において重ね合わされてなる結像素子において、これら2つの反射素子の各々における単位反射素子同士の継ぎ目部に上記特許文献4に開示される如くの繋ぎ合わせ方法を適用した場合には、その傾斜のさせ方如何によって、当該継ぎ目部を傾斜させなかった場合よりも、継ぎ目部において発生する迷光が増加してしまう場合がある。
この迷光の発生は、本来結像されるべき位置ではない位置に物体の実像を結像させてしまうことで空中映像にノイズを発生させる原因となるばかりでなく、本来当該継ぎ目部を経由して結像されるべき位置に達する光の量が減少してしまうことで空中映像の輝度に低下を生じさせてしまう原因となる。したがって、この点を何ら考慮しなかった場合には、結像される空中映像の画像品位に大幅な劣化が生じてしまうことになる。
したがって、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、単位反射素子同士を繋ぎ合わせるタイリングによって製造された結像素子を用いた場合にも、高品位の空中映像を表示させることができる空中映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に基づく空中映像表示装置は、空中映像のもととなる物体が配置される物体配置領域と、上記物体配置領域に配置された物体の実像を空中映像として結像させる結像素子とを備えている。上記結像素子は、厚み方向において相対して位置する第1主面および第2主面を有し、上記第1主面が上記物体配置領域側を向くように配置されることにより、上記第2主面側の空間位置において物体の実像を結像する。上記結像素子は、上記第1主面側に配置された平板状の第1反射素子と、上記第2主面側に配置された平板状の第2反射素子とを含んでいる。上記第1反射素子は、上記厚み方向に直交する第1方向に沿って並ぶように互いに平行に配置された複数の第1反射体と、上記複数の第1反射体のうちの隣り合う第1反射体間を充填する複数の第1透明体とを有している。上記第2反射素子は、上記厚み方向および上記第1方向の双方に直交する第2方向に沿って並ぶように互いに平行に配置された複数の第2反射体と、上記複数の第2反射体のうちの隣り合う第2反射体間を充填する複数の第2透明体とを有している。上記第1反射素子は、面状に並べて配置された平板状の複数の単位反射素子と、当該複数の単位反射素子の端部同士を繋ぎ合わせる透光性の継ぎ目部とを含む複合反射素子にて構成されている。上記第1反射素子に含まれる上記継ぎ目部のうち、上記複数の第1反射体と交差するように上記第1方向に沿って延びる継ぎ目部である交差継ぎ目部は、当該交差継ぎ目部の上記第1主面側に位置する端部が当該交差継ぎ目部の上記第2主面側に位置する端部よりも上記第1主面と平行な方向において上記物体配置領域からより遠くに配置されることとなるように、上記第1主面の法線方向に対して傾斜して設けられている。
上記本発明に基づく空中映像表示装置にあっては、上記第1反射素子に含まれる上記交差継ぎ目部と上記第1主面の法線とが成す角度が、当該交差継ぎ目部の延びる方向である上記第1方向において一定であることが好ましい。
上記本発明に基づく空中映像表示装置にあっては、上記第1反射素子に含まれる上記交差継ぎ目部と上記第1主面の法線とが成す角度のうちの小さい方の角度が、60[°]未満であることが好ましい。
上記本発明に基づく空中映像表示装置にあっては、上記第1反射素子に含まれる上記交差継ぎ目部の上記第2方向における大きさである幅が、30[μm]以下であることが好ましい。
上記本発明に基づく空中映像表示装置にあっては、上記第1反射素子に含まれる上記継ぎ目部のうち、上記複数の第1反射体と並行するように上記第2方向に沿って延びる継ぎ目部である非交差継ぎ目部が、上記第1主面に対して垂直に設けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく空中映像表示装置にあっては、上記第2反射素子が、面状に並べて配置された平板状の複数の単位反射素子と、当該複数の単位反射素子の端部同士を繋ぎ合わせる透光性の継ぎ目部とを含む複合反射素子にて構成されていてもよい。その場合には、上記第2反射素子に含まれる上記継ぎ目部のうち、上記複数の第2反射体と交差するように上記第2方向に沿って延びる継ぎ目部である交差継ぎ目部が、当該交差継ぎ目部の上記第2主面側に位置する端部が当該交差継ぎ目部の上記第1主面側に位置する端部よりも上記第2主面と平行な方向において上記物体配置領域からより近くに配置されることとなるように、上記第2主面の法線方向に対して傾斜して設けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく空中映像表示装置にあっては、上記第2反射素子に含まれる上記交差継ぎ目部と上記第2主面の法線とが成す角度が、当該交差継ぎ目部の延びる方向である上記第2方向において一定であることが好ましい。
上記本発明に基づく空中映像表示装置にあっては、上記第2反射素子に含まれる上記交差継ぎ目部と上記第2主面の法線とが成す角度のうちの小さい方の角度が、60[°]未満であることが好ましい。
上記本発明に基づく空中映像表示装置にあっては、上記第2反射素子に含まれる上記交差継ぎ目部の上記第1方向における大きさである幅が、30[μm]以下であることが好ましい。
上記本発明に基づく空中映像表示装置にあっては、上記第2反射素子に含まれる上記継ぎ目部のうち、上記複数の第2反射体と並行するように上記第1方向に沿って延びる継ぎ目部である非交差継ぎ目部が、上記第2主面に対して垂直に設けられていることが好ましい。
本発明によれば、単位反射素子同士を繋ぎ合わせるタイリングによって製造された結像素子を用いた場合にも、高品位の空中映像を表示させることができる空中映像表示装置を提供することができる。
本発明の実施の形態における空中映像表示装置の概略図である。 図1に示す空中映像表示装置の模式平面図である。 図1に示す結像素子の模式断面図である。 図1に示す結像素子の要部の分解斜視図である。 図1に示す第1反射素子の模式平面図および模式断面図である。 図1に示す第1反射素子の分解図である。 図1に示す第2反射素子の模式平面図および模式断面図である。 図1に示す第2反射素子の分解図である。 交差継ぎ目部における繋ぎ合わせ態様を示した模式図である。 非交差継ぎ目部における繋ぎ合わせ態様を示した模式図である。 図1に示す結像素子の第1反射素子の交差継ぎ目部を含む模式断面図および拡大模式断面図である。 図1に示す結像素子の第2反射素子の交差継ぎ目部を含む模式断面図および拡大模式断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態における空中映像表示装置の概略図である。また、図2は、図1に示す空中映像表示装置の模式平面図である。まず、これら図1および図2を参照して、本実施の形態における空中映像表示装置100の概略的な構成について説明する。
図1および図2に示すように、空中映像表示装置100は、結像素子1(一般に「2面コーナーリフレクタアレイ素子」または「マイクロミラーアレイ素子」と称される)と、物体配置領域2とを備えている。
結像素子1は、全体として略平板状の形状を有しており、第1反射素子10と、第2反射素子20と、透光性接着層30とを備えている。第1反射素子10は、物体配置領域2側に配置されており、第2反射素子20は、第1反射素子10から見て物体配置領域2が位置する側とは反対側に配置されている。透光性接着層30は、重ねて配置された第1反射素子10と第2反射素子20との間に位置しており、これら第1反射素子10と第2反射素子20とを接合している。
結像素子1は、物体配置領域2側に位置する第1主面1aと、当該第1主面1aとは反対側に位置する第2主面1bとを含んでいる。ここで、第1主面1aは、第1反射素子10の後述する外側主面10aによって構成されており、第2主面1bは、第2反射素子20の後述する外側主面20aによって構成されている。
物体配置領域2は、結像素子1によって結像される実像である空中映像のもととなる物体200が配置される領域である。当該物体配置領域2は、たとえば物体200を載置するステージによって規定されていてもよいし、ステージ等を用いず固定的に物体200を配置する場合には、当該物体200を支持する支持部材等によって規定されていてもよい。
図3は、図1に示す結像素子の図2中に示すIII−III線に沿った模式断面図であり、図4は、図1に示す結像素子の要部の分解斜視図である。図5(A)は、図1に示す第1反射素子の模式平面図であり、図5(B)および図5(C)は、それぞれ図1に示す第1反射素子の図5(A)中に示すVB−VB線およびVC−VC線に沿った模式断面図である。図6は、図1に示す第1反射素子の分解図である。図7(A)は、図1に示す第2反射素子の模式平面図であり、図7(B)および図7(C)は、それぞれ図1に示す第2反射素子の図7(A)中に示すVIIB−VIIB線およびVIIC−VIIC線に沿った模式断面図である。図8は、図1に示す第2反射素子の分解図である。なお、図5(A)および図7(A)においては、第1反射素子10および第2反射素子20と上述した物体配置領域2の相対的な位置関係を表わすために、当該物体配置領域2についても併せてこれを図示している。次に、これら図3ないし図8および前述した図2を参照して、本実施の形態における空中映像表示装置100に具備された結像素子1の詳細な構成について説明する。
図2ないし図5に示すように、第1反射素子10は、厚み方向において相対して位置する外側主面10aおよび内側主面10bを有する平板状の部材からなり、厚み方向に沿って見た場合に正方形形状を有している。
図2ないし図6に示すように、第1反射素子10は、複数の単位反射素子を繋ぎ合わせた複合反射素子にて構成されており、本実施の形態においては、特に図6に示すように、平面視正方形形状の1つの単位反射素子10Aと、平面視直角二等辺三角形形状の4つの単位反射素子10B1〜10B4とを含んでいる。単位反射素子10A,10B1〜10B4の各々は、いずれも略平板状の形状を有しており、単位反射素子10B1〜10B4が、単位反射素子10Aを取り囲むように面状に配置されている。
第1反射素子10は、上述した単位反射素子10A,10B1〜10B4と、これら単位反射素子10A,10B1〜10B4の間に位置する平面視正方形形状の継ぎ目部13とを有しており、単位反射素子10A,10B1〜10B4のうちの隣り合う単位反射素子同士の端部が上記継ぎ目部13を介して接合されることにより、全体として大型化された複合反射素子として形成されている。なお、継ぎ目部13の詳細については後述する。
第1反射素子10を構成する単位反射素子10A,10B1〜10B4の各々は、複数の第1反射体11と複数の第1透明体12とによって構成されている。単位反射素子10A,10B1〜10B4の各々を構成するこれら複数の第1反射体11と複数の第1透明体12とは、上記厚み方向に直交する第1方向(図中に示すX方向)において交互に積層されている。
すなわち、単位反射素子10A,10B1〜10B4における複数の第1反射体11と複数の第1透明体12との積層方向は、第1反射素子10において第1反射体11および第1透明体12が全体として連続性を有することとなるように、いずれも同一の方向を向くように配置されている。これにより、第1反射素子10においては、その全域において、複数の第1反射体11と複数の第1透明体12とが、上記第1方向において交互に積層されて位置することになる。なお、図2においては、第1反射体11を破線にて示している。
単位反射素子10A,10B1〜10B4の各々の内部に位置する第1反射体11は、一対の反射膜11a(図12(B)参照)と、これら一対の反射膜11aの間に位置する接着層11b(図12(B)参照)とを含んでいる。一対の反射膜11aと接着層11bとは、上記第1方向に沿って並んで配置されており、一対の反射膜11aは、接着層11bの両側面に直接接することで接合されている。
複数の第1反射体11は、互いに平行に配置されており、その各々は、上記厚み方向および上記第1方向の双方に直交する第2方向(図中に示すY方向)に沿って延在している。複数の第1透明体12は、隣り合う第1反射体11間を充填するように互いに平行に配置されており、その各々は、上記第2方向に沿って延在している。
一対の反射膜11aは、たとえばアルミニウムまたは銀等の金属にて構成されており、接着層11bは、たとえばエポキシ系の接着剤の硬化物にて構成されている。また、第1透明体12は、たとえばガラスまたは透明樹脂にて構成されている。
個々の反射膜11aの上記第1方向における大きさである幅は、たとえば50[nm]以上200[nm]以下程度であり、個々の接着層11bの上記第1方向における大きさである幅は、たとえば5[μm]以上30[μm]以下程度である。したがって、個々の第1反射体11の上記第1方向における大きさである幅は、おおよそ個々の接着層11bの幅と同じになる。また、個々の第1透明体12の上記第1方向における大きさである幅は、たとえば300[μm]以上2000[μm]以下程度である。
ここで、複数の第1反射体11の各々および複数の第1透明体12の各々の延在方向(すなわち上記第2方向)に直交する断面形状は、矩形状である(図5(C)等参照)。これにより、複数の第1反射体11および複数の第1透明体12が、上記第1方向において互いに密着して配置されることにより、第1反射素子10は、上述したような平板状の形状を有している。
なお、第1反射素子10の厚みは、たとえば900[μm]以上6000[μm]以下程度である。また、単位反射素子10Aの厚み方向と直交する一辺の長さは、10[cm]以上50[cm]以下程度である。そのため、単位反射素子10A,10B1〜10B4がタイリングされてなる本実施の形態における第1反射素子10の厚み方向と直交する一辺の長さは、たとえばおおよそ14[cm]以上70[cm]以下程度である。
上記構成を有することにより、第1反射素子10は、その内部に複数の反射面を有することになる。当該複数の反射面の各々は、隣接する第1透明体12に面する部分の第1反射体11の表面(すなわち、上述した反射膜11aの第1透明体12に面する部分の表面)にて構成されており、これにより個々の第1反射体11につき、互いに反対方向を向く2つの反射面が形成されることになる。
図2ないし図4および図7に示すように、第2反射素子20は、厚み方向において相対して位置する外側主面20aおよび内側主面20bを有する平板状の部材からなり、第1反射素子10と同じ厚みでかつ厚み方向に沿って見た場合に第1反射素子10と同じ大きさの正方形形状を有している。
図2ないし図4、図7および図8に示すように、第2反射素子20は、複数の単位反射素子を繋ぎ合わせた複合反射素子にて構成されており、本実施の形態においては、特に図8に示すように、平面視正方形形状の1つの単位反射素子20Aと、平面視直角二等辺三角形形状の4つの単位反射素子20B1〜20B4とを含んでいる。単位反射素子20A,20B1〜20B4の各々は、いずれも略平板状の形状を有しており、単位反射素子20B1〜20B4が、単位反射素子20Aを取り囲むように面状に配置されている。
第2反射素子20は、上述した単位反射素子20A,20B1〜20B4と、これら単位反射素子20A,20B1〜20B4の間に位置する平面視正方形形状の継ぎ目部23とを有しており、単位反射素子20A,20B1〜20B4のうちの隣り合う単位反射素子同士の端部が上記継ぎ目部23を介して接合されることにより、全体として大型化された複合反射素子として形成されている。なお、継ぎ目部23の詳細については後述する。
第2反射素子20を構成する単位反射素子20A,20B1〜20B4の各々は、複数の第2反射体21と複数の第2透明体22とによって構成されている。単位反射素子20A,20B1〜20B4の各々を構成するこれら複数の第2反射体21と複数の第2透明体22とは、上記第2方向(図中に示すY方向)において交互に積層されている。
すなわち、単位反射素子20A,20B1〜20B4における複数の第2反射体21と複数の第2透明体22との積層方向は、第2反射素子20において第2反射体21および第2透明体22が全体として連続性を有することとなるように、いずれも同一の方向を向くように配置されている。これにより、第2反射素子20においては、その全域において、複数の第2反射体21と複数の第2透明体22とが、上記第2方向において交互に積層されて位置することになる。
単位反射素子20A,20B1〜20B4の各々の内部に位置する第2反射体21は、一対の反射膜21a(図11(B)参照)と、これら一対の反射膜21aの間に位置する接着層21b(図11(B)参照)とを含んでいる。一対の反射膜21aと接着層21bとは、上記第2方向に沿って並んで配置されており、一対の反射膜21aは、接着層21bの両側面に直接接することで接合されている。
複数の第2反射体21は、互いに平行に配置されており、その各々は、上記第1方向(図中に示すX方向)に沿って延在している。複数の第2透明体22は、隣り合う第2反射体21間を充填するように互いに平行に配置されており、その各々は、上記第1方向に沿って延在している。
一対の反射膜21aは、たとえばアルミニウムまたは銀等の金属にて構成されており、接着層21bは、たとえばエポキシ系の接着剤の硬化物にて構成されている。また、第2透明体22は、たとえばガラスまたは透明樹脂にて構成されている。
個々の反射膜21aの上記第2方向における大きさである幅は、たとえば50[nm]以上200[nm]以下程度であり、個々の接着層21bの上記第2方向における大きさである幅は、たとえば5[μm]以上30[μm]以下程度である。したがって、個々の第2反射体21の上記第2方向における大きさである幅は、おおよそ個々の接着層21bの幅と同じになる。また、個々の第2透明体22の上記第2方向における大きさである幅は、たとえば300[μm]以上2000[μm]以下程度である。
ここで、複数の第2反射体21の各々および複数の第2透明体22の各々の延在方向(すなわち上記第1方向)に直交する断面形状は、矩形状である(図7(C)参照)。これにより、複数の第2反射体21および複数の第2透明体22が、上記第2方向において互いに密着して配置されることにより、第2反射素子20は、上述したような平板状の形状を有している。
上記構成を有することにより、第2反射素子20は、その内部に複数の反射面を有することになる。当該複数の反射面の各々は、隣接する第2透明体22に面する部分の第2反射体21の表面(すなわち、上述した反射膜21aの第2透明体22に面する部分の表面)にて構成されており、これにより個々の第2反射体21につき、互いに反対方向を向く2つの反射面が形成されることになる。
以上において説明した構成の複合反射素子からなる第1反射素子10および第2反射素子20は、たとえば以下の方法によって製作することができる。
まず、平板状の透明部材が複数準備され、それらの両主面にコーティング層が形成される。ここで、透明部材は、上述した第1透明体12または第2透明体22となるものであり、たとえばガラスまたは透明樹脂が好適に利用できる。また、コーティング層は、上述した第1反射体11の一対の反射膜11aまたは第2反射体21の一対の反射膜21aとなるものであり、たとえばアルミニウム膜または銀膜等にて構成される。当該コーティング膜は、たとえばスパッタリング等によって成膜が可能である。
次に、コーティング層によって両主面が覆われてなる透明部材の一方の露出表面(すなわち一方のコーティング層の表面)にたとえばエポキシ系の接着剤が塗布され、当該接着剤が塗布された透明部材に他の透明部材が重ね合わされて接着剤が硬化させられる。これにより、重ね合わされた2枚の透明部材が、貼り合わされることになる。ここで、硬化後の接着剤は、上述した第1反射体11の接着層11bまたは第2反射体21の接着層21bとなるものである。
この貼り合わせ作業が必要回数分だけ繰り返されることにより、コーティング層によって両主面が覆われた複数の透明部材が接着剤を介して積層されてなる積層体ブロックが形成されることになる。
次に、積層体ブロックが、透明部材の積層方向と直交する方向に沿って複数回にわたって順次切断される。その際、積層体ブロックから切り出される部材の外形が平板状となるように薄く切断される。なお、積層体ブロックの切断には、たとえばワイヤーカットが利用できる。
ここで、貼り合わせる複数の透明部材を平面視正方形形状とし、その貼り合わせ方向における長さが、平面視した場合における透明部材の一辺の長さと同じになるまで積層する(すなわち、積層体ブロックが正六面体となるように積層する)ことにより、切り出された平板状の部材の各々も平面視正方形形状になる。そのため、この切り出された平板状の部材をそのまま用いれば、上述した平面視正方形形状の単位反射素子10A,20Aとしてこれを用いることができ、さらにこれを対角線方向に沿って切断して4分割したものを用いれば、上述した平面視二等辺三角形形状の単位反射素子10B1〜10B4,20B1〜20B4としてこれを用いることができる。
次に、切断後において切り出された各部材の切断面が研磨される。これにより、研磨後の各部材が、単位反射素子10A,10B1〜10B4,20A,20B1〜20B4となる。
次に、上記の工程を経て製作された単位反射素子10A,10B1〜10B4が、所定のルールに従って平面状に並べて配置され、さらにこれらの端部同士が繋ぎ合わされる。より具体的には、平面状に並べて配置された単位反射素子10A,10B1〜10B4の端部同士が、透光性の接着剤によって接合される。ここで、透光性の接着剤としては、たとえばエポキシ系の接着剤が利用できる。硬化後の接着剤は、上述した継ぎ目部13となるものである。
また、上記の工程を経て製作された単位反射素子20A,20B1〜20B4が、所定のルールに従って平面状に並べて配置され、さらにこれらの端部同士が繋ぎ合わされる。より具体的には、平面状に並べて配置された単位反射素子20A,20B1〜20B4の端部同士が、透光性の接着剤によって接合される。ここで、透光性の接着剤としては、たとえばエポキシ系の接着剤が利用できる。硬化後の接着剤は、上述した継ぎ目部23となるものである。
以上により、上述した構成の複合反射素子からなる第1反射素子10および第2反射素子20が製作されることになる。なお、第1反射素子10と第2反射素子20とは、結像素子1として組付けられた後において向きこそ違うものの、その構造自体は基本的に同じである。
図3および図4に示すように、第1反射素子10および第2反射素子20は、互いの内側主面10b,20bが対向するように配置されており、これによって厚み方向において重ね合わされている。その結果、上述したように、第1反射素子10の外側主面10aによって結像素子1の第1主面1aが構成されるとともに、第2反射素子20の外側主面20aによって結像素子1の第2主面1bが構成されることになる。
ここで、第1反射素子10と第2反射素子20とは、各々に含まれる第1反射体11と第2反射体21とが互いに直交するように重ね合わされて対向配置されている。これにより、結像素子1の内部において、多数の微小なコーナーリフレクタがアレイ状に配置されることになる。
図3に示すように、第1反射素子10と第2反射素子20とは、厚み方向において距離をもって配置されており、これら第1反射素子10と第2反射素子20との間の空間は、上述した透光性接着層30によって充填されている。この透光性接着層30は、上記空間を充填することにより、第1反射素子10と第2反射素子20とを接合することで固定している。
ここで、透光性接着層30としては、透光性を有するものであればどのような種類の接着剤を用いることもできるが、たとえばエポキシ系の接着剤を利用することができる。好ましくは、透光性接着層30としては、第1反射素子10を構成する第1透明体12の屈折率および第2反射素子20を構成する第2透明体22の屈折率との間の屈折率差が0.02以下となる接着剤を用いる。このようにすれば、透光性接着層30と第1透明体12および第2透明体22との界面において、不要な反射や屈折、散乱等が生じることを抑制することができる。
また、上述した単位反射素子10A,10B1〜10B4および単位反射素子20A,20B1〜20B4の繋ぎ合わせ工程において使用する接着剤としては、透光性を有するものであればどのような種類の接着剤を用いることもできるが、その硬化後の屈折率が、透光性接着層30の屈折率との間で0.02以下の差となるものを用いることが好ましい。このようにすれば、単位反射素子10A,10B1〜10B4,20A,20B1〜20B4の継ぎ目部13,23と、透光性接着層30との界面において、不要な反射や屈折、散乱等が生じることが抑制できる。そのため、特に継ぎ目部13,23の幅を接着層11b,21bよりも大きく構成する場合等において、当該継ぎ目部13,23を通過する光に対する光の乱れを効果的に抑制できることになる。
次に、前述の図1を参照して、本実施の形態における空中映像表示装置100において、空中映像が表示可能になる仕組みについて説明する。
図1に示すように、本実施の形態における空中映像表示装置100を用いて空中映像を表示させるためには、結像素子1の第1主面1a側の空間位置に設けられた物体配置領域2に被投影物としての物体200が配置される。
物体200から異なる方向に出た光は、結像素子1の第1主面1a(第1反射素子10の外側主面10a)を介して第1反射素子10の内部に侵入し、当該光の進行方向に位置する第1反射体11の反射面によって反射され、第1反射素子10の内側主面10bを介して透光性接着層30に達する。
透光性接着層30を通過した光は、第2反射素子20の内側主面20bを介して第2反射素子20の内部に侵入し、当該光の進行方向に位置する第2反射体21の反射面によって反射され、結像素子1の第2主面1b(第2反射素子20の外側主面20a)を介して結像素子1の外部へと至る。
結像素子1の外部へと出た光は、上述した第1反射素子10および第2反射素子20における再帰反射により、結像素子1が配置された平面を基準とした物体200の対称位置に集光することになり、これによって物体200の実像300が、結像素子1の第2主面1b側の空間位置において結像されることになる。
なお、物体200としてたとえば液晶ディスプレイを配置した場合には、当該液晶ディスプレイに表示される画像が、空中映像として表示されることになる。物体200としては、液晶ディスプレイに当然に限られるものではなく、2次元および3次元の種別を問わず、どのようなものが配置されてもよい。
以下においては、前述の図2ないし図8に加え、後述の図9ないし図12を参照して、本実施の形態における空中映像表示装置100に具備された結像素子1に含まれる上述した継ぎ目部13,23の構成について、より詳細に説明する。
図2ないし図8を参照して、上述したように、本実施の形態における空中映像表示装置100に具備された結像素子1においては、第1反射素子10が、複数の単位反射素子10A,10B1〜10B4を繋ぎ合わせることで製作された複合反射素子にて構成されているとともに、第2反射素子20が、複数の単位反射素子20A,20B1〜20B4を繋ぎ合わせることで製作された複合反射素子にて構成されている。
そのため、図2、図4および図5に示すように、第1反射素子10の所定位置には、その外側主面10aから内側主面10bに達するように、上述した継ぎ目部13が平面視した状態において複数カ所にわたって設けられているとともに、図2、図4および図7に示すように、第2反射素子20の所定位置にも、その外側主面20aから内側主面20bに達するように、上述した継ぎ目部23が平面視した状態において複数カ所にわたって設けられている。
これら継ぎ目部13,23は、上述したようにたとえばエポキシ系の接着剤からなる透光性の部材にて構成されることになるが、何ら手立てを施していない場合には、これら継ぎ目部13,23において不要な反射が発生し易くなり、これが空中映像の画像品位に劣化を生じさせる原因になりかねない。そのため、本実施の形態における空中映像表示装置100においては、この点の改善が図られている。
図4および図5に示すように、第1反射素子10は、上述した継ぎ目部13として、複数の第1反射体11と交差するように第1方向(図中に示すX方向)に沿って延びる2つの交差継ぎ目部13aと、複数の第1反射体11と並行するように第2方向(図中に示すY方向)に沿って延びる2つの非交差継ぎ目部13bとを含んでいる。
2つの交差継ぎ目部13aは、第1反射素子10を平面視した状態において、それぞれ複数の第1反射体11と複数の第1透明体12との双方に直交するように位置している。これら2つの交差継ぎ目部13aのうちの一方は、単位反射素子10Aと単位反射素子10B2とが繋ぎ合わされた部位にて構成されており、より具体的には、単位反射素子10Aの端面14b1と単位反射素子10B2の端面14b2との間に形成された接着層にて構成されている。また、2つの交差継ぎ目部13aのうちの他方は、単位反射素子10Aと単位反射素子10B4とが繋ぎ合わされた部位にて構成されており、より具体的には、単位反射素子10Aの端面14d1と単位反射素子10B4の端面14d2との間に形成された接着層にて構成されている。
2つの非交差継ぎ目部13bは、第1反射素子10を平面視した状態において、それぞれ複数の第1反射体11および複数の第1透明体12と同方向に延びるように位置している。これら2つの非交差継ぎ目部13bのうちの一方は、単位反射素子10Aと単位反射素子10B1とが繋ぎ合わされた部位にて構成されており、より具体的には、単位反射素子10Aの端面14a1と単位反射素子10B1の端面14a2との間に形成された接着層にて構成されている。また、2つの非交差継ぎ目部13bのうちの他方は、単位反射素子10Aと単位反射素子10B3とが繋ぎ合わされた部位にて構成されており、より具体的には、単位反射素子10Aの端面14c1と単位反射素子10B3の端面14c2との間に形成された接着層にて構成されている。
ここで、交差継ぎ目部13aは、第1反射素子10の外側主面10a(すなわち、結像素子1の第1主面1a)に対して傾斜して設けられている。これにより、図5(B)に示すように、当該交差継ぎ目部13aの延びる方向と直交する断面において、交差継ぎ目部13aの外側主面10a側の端部と交差継ぎ目部13aの内側主面10b側の端部とが、Y軸方向においてずれて配置されることになる。
また、非交差継ぎ目部13bは、第1反射素子10の外側主面10a(すなわち、結像素子1の第1主面1a)に対して垂直に設けられている。これにより、図5(C)に示すように、当該非交差継ぎ目部13bの延びる方向と直交する断面において、非交差継ぎ目部13bの外側主面10a側の端部と非交差継ぎ目部13bの内側主面10b側の端部とが、X軸方向において合致して配置されることになる。
図4および図7に示すように、第2反射素子20は、上述した継ぎ目部23として、複数の第2反射体21と交差するように第2方向(図中に示すY方向)に沿って延びる2つの交差継ぎ目部23aと、複数の第2反射体21と並行するように第1方向(図中に示すX方向)に沿って延びる2つの非交差継ぎ目部23bとを含んでいる。
2つの交差継ぎ目部23aは、第2反射素子20を平面視した状態において、それぞれ複数の第2反射体21と複数の第2透明体22との双方に直交するように位置している。これら2つの交差継ぎ目部23aのうちの一方は、単位反射素子20Aと単位反射素子20B1とが繋ぎ合わされた部位にて構成されており、より具体的には、単位反射素子20Aの端面24a1と単位反射素子20B1の端面24a2との間に形成された接着層にて構成されている。また、2つの交差継ぎ目部23aのうちの他方は、単位反射素子20Aと単位反射素子20B3とが繋ぎ合わされた部位にて構成されており、より具体的には、単位反射素子20Aの端面24c1と単位反射素子20B3の端面24c2との間に形成された接着層にて構成されている。
2つの非交差継ぎ目部23bは、第2反射素子20を平面視した状態において、それぞれ複数の第2反射体21および複数の第2透明体22と同方向に延びるように位置している。これら2つの非交差継ぎ目部23bのうちの一方は、単位反射素子20Aと単位反射素子20B2とが繋ぎ合わされた部位にて構成されており、より具体的には、単位反射素子20Aの端面24b1と単位反射素子20B2の端面24b2との間に形成された接着層にて構成されている。また、2つの非交差継ぎ目部23bのうちの他方は、単位反射素子20Aと単位反射素子20B4とが繋ぎ合わされた部位にて構成されており、より具体的には、単位反射素子20Aの端面24d1と単位反射素子20B4の端面24d2との間に形成された接着層にて構成されている。
ここで、交差継ぎ目部23aは、第2反射素子20の外側主面20a(すなわち、結像素子1の第2主面1b)に対して傾斜して設けられている。これにより、図7(C)に示すように、当該交差継ぎ目部23aの延びる方向と直交する断面において、交差継ぎ目部23aの外側主面20a側の端部と交差継ぎ目部23aの内側主面20b側の端部とが、X軸方向においてずれて配置されることになる。
また、非交差継ぎ目部23bは、第2反射素子20の外側主面20a(すなわち、結像素子1の第2主面1b)に対して垂直に設けられている。これにより、図7(B)に示すように、当該非交差継ぎ目部23bの延びる方向と直交する断面において、非交差継ぎ目部23bの外側主面20a側の端部と非交差継ぎ目部23bの内側主面20b側の端部とが、Y軸方向において合致して配置されることになる。
ここで、図9および図10は、それぞれ交差継ぎ目部および非交差継ぎ目部における繋ぎ合わせ態様を示した模式図である。なお、図9は、結像素子1に含まれる複数の交差継ぎ目部13a,23aのうち、単位反射素子10Aと単位反射素子10B2との繋ぎ合わせ部を代表して表わした図であるが、他の交差継ぎ目部13a,23aについてもこれに準じた繋ぎ合わせ態様とされる。また、図10は、結像素子1に含まれる複数の非交差継ぎ目部13b,23bのうち、単位反射素子10Aと単位反射素子10B1との繋ぎ合わせ部を代表して表わした図であるが、他の非交差継ぎ目部13b,23bについてもこれに準じた繋ぎ合わせ態様とされる。
図9に示すように、上述した傾斜した形状を有する交差継ぎ目部13aは、単位反射素子10B2に繋ぎ合わされる単位反射素子10Aの端面14b1と、単位反射素子10Aに繋ぎ合わされる単位反射素子10B2の端面14b2とを、それぞれ傾斜面にて構成することで実現できる。
すなわち、単位反射素子10Aの端面14b1は、当該端面14b1を含む単位反射素子10Aの端部のうち、内側主面10b側の部分が迫り出した形状となるように構成されており、単位反射素子10B2の端面14b2は、当該端面14b2を含む単位反射素子10B2の端部のうち、外側主面10a側の部分(すなわち内側主面10b側とは反対側の部分)が迫り出した形状となるように構成されている。
そして、これら単位反射素子10Aの端面14b1と単位反射素子10B2の端面14b2とが、厚み方向と直交する方向において所定の大きさの隙間をもって配置され、当該隙間を充填するように接着層が設けられることにより、上述した傾斜した形状を有する交差継ぎ目部13aが形成されることになる。
一方、図10に示すように、上述した非傾斜形状を有する非交差継ぎ目部13bは、単位反射素子10B1に繋ぎ合わされる単位反射素子10Aの端面14a1と、単位反射素子10Aに繋ぎ合わされる単位反射素子10B1の端面14a2とを、それぞれ厚み方向と平行な非傾斜面にて構成することで実現できる。
すなわち、単位反射素子10Aの端面14a1は、当該単位反射素子10Aに含まれる第1反射体11と平行となるように構成されており、単位反射素子10B1の端面14a2も、当該単位反射素子10B1に含まれる第1反射体11と平行となるように構成されている。
そして、これら単位反射素子10Aの端面14a1と単位反射素子10B1の端面14a2とが、厚み方向と直交する方向において所定の大きさの隙間をもって配置され、当該隙間を充填するように接着層が設けられることにより、上述した非傾斜形状を有する非交差継ぎ目部13bが形成されることになる。
ここで、上述した傾斜した形状を有する交差継ぎ目部13a,23aの傾斜方向は、結像すべき物体200から当該交差継ぎ目部13a,23aに至る光の光路との関係で決定することが重要であり、これを正しく設定しなかった場合には、結像される空中映像としての実像300の画像品位の向上に繋がらない。以下、図11および図12を参照して、この点について詳細に説明する。
図11(A)は、図1に示す結像素子の第1反射素子の交差継ぎ目部を含む図2中に示すXIA−XIA線に沿った模式断面図であり、図11(B)は、図11(A)中に示す領域XIBの拡大図である。また、図12(A)は、図1に示す結像素子の第2反射素子の交差継ぎ目部を含む図2中に示すXIIA−XIIA線に沿った模式断面図であり、図12(B)は、図12(A)中に示す領域XIIBの拡大図である。
図11に示すように、本実施の形態における空中映像表示装置100においては、結像素子1に含まれる第1反射素子10の2つの交差継ぎ目部13aが、いずれも上述したように、結像素子1の第1主面1aの法線方向に対して傾斜して設けられている。ここで、交差継ぎ目部13aの第1主面1a側(すなわち、第1反射素子10の外側主面10a側)に位置する端部13a1は、交差継ぎ目部13aの第2主面1b側(すなわち、第1反射素子10の内側主面10b側)に位置する端部13a2よりも、第1主面1aと平行な方向において物体配置領域2(図2参照)からより遠くに配置されている。
このように構成することにより、物体配置領域2に配置された物体200から出た光のうち、交差継ぎ目部13aに達する光が、当該交差継ぎ目部13aに対して十分に小さい入射角をもって入射することになる。すなわち、当該構成を採用することにより、交差継ぎ目部13aを非交差継ぎ目部13bと同様に第1主面1aに対して垂直に設けた場合に比べ、より小さい入射角をもって入射することになるため、全反射を含む反射が起こり難い状態となる。
そのため、交差継ぎ目部13aにおける光の損失が大幅に軽減できることになり、結像される空中映像の輝度が低下してしまうことが抑制できるとともに、迷光が発生することで空中映像にノイズが生じてしまうことも効果的に抑制することができる。
ここで、交差継ぎ目部13aと第1主面1aの法線とが成す角度は、当該交差継ぎ目部13aの延びる方向である第1方向(図2に示すX方向)において一定であることが好ましく、また、交差継ぎ目部13aと第1主面1aの法線とが成す角度のうちの小さい方の角度θ1は、60[°]未満であることが好ましい。上記角度θ1を60°よりも大きくした場合には、単位反射素子に鋭角の角部が形成されることになるため、当該部分においてチッピングが発生し易く、空中映像の欠陥の原因となるおそれが生じる。
また、交差継ぎ目部13aの上記第2方向(図2に示すY方向)における大きさである幅W1は、30[μm]以下であることが好ましい。このように構成することにより、交差継ぎ目部13aを十分に小さくすることができるため、当該交差継ぎ目部13aが存在することによって空中映像に品位の劣化が生じることが大幅に抑制できることになる。
なお、結像素子1に含まれる第1反射素子10の2つの非交差継ぎ目部13bについては、上述したように第1主面1aに対して垂直に設けることが好ましい。このように構成した場合には、図12(B)に示されるように、当該非交差継ぎ目部13bが、これに隣接する単位反射素子の端面に設けられた反射膜11aによって挟み込まれることになるため、これら反射膜11aの第1透明体12に面する表面が反射面として機能することにより、空中映像に品位の劣化を及ぼすことがなくなる。
図12に示すように、本実施の形態における空中映像表示装置100においては、結像素子1に含まれる第2反射素子20の2つの交差継ぎ目部23aが、いずれも上述したように、結像素子1の第2主面1bの法線方向に対して傾斜して設けられている。ここで、交差継ぎ目部23aの第2主面1b側(すなわち、第2反射素子20の外側主面20a側)に位置する端部23a1は、交差継ぎ目部23aの第1主面1a側(すなわち、第2反射素子20の内側主面20b側)に位置する端部23a2よりも、第2主面1bと平行な方向において物体配置領域2(図2参照)からより近くに配置されている。
このように構成することにより、物体配置領域2に配置された物体200から出た光のうち、交差継ぎ目部23aに達する光が、当該交差継ぎ目部23aに対して十分に小さい入射角をもって入射することになる。すなわち、当該構成を採用することにより、交差継ぎ目部23aを非交差継ぎ目部23bと同様に第2主面1bに対して垂直に設けた場合に比べ、より小さい入射角をもって入射することになるため、全反射を含む反射が起こり難い状態となる。
そのため、交差継ぎ目部23aにおける光の損失が大幅に軽減できることになり、結像される空中映像の輝度が低下してしまうことが抑制できるとともに、迷光が発生することで空中映像にノイズが生じてしまうことも効果的に抑制することができる。
ここで、交差継ぎ目部23aと第2主面1bの法線とが成す角度は、当該交差継ぎ目部23aの延びる方向である第2方向(図2に示すY方向)において一定であることが好ましく、また、交差継ぎ目部23aと第2主面1bの法線とが成す角度のうちの小さい方の角度θ2は、60[°]未満であることが好ましい。上記角度θ2を60°よりも大きくした場合には、単位反射素子に鋭角の角部が形成されることになるため、当該部分においてチッピングが発生し易く、空中映像の欠陥の原因となるおそれが生じる。
また、交差継ぎ目部23aの上記第1方向(図2に示すX方向)における大きさである幅W2は、30[μm]以下であることが好ましい。このように構成することにより、交差継ぎ目部23aを十分に小さくすることができるため、当該交差継ぎ目部23aが存在することによって空中映像に品位の劣化が生じることが大幅に抑制できることになる。
なお、結像素子1に含まれる第2反射素子20の2つの非交差継ぎ目部23bについては、上述したように第2主面1bに対して垂直に設けることが好ましい。このように構成した場合には、図11(B)に示されるように、当該非交差継ぎ目部23bが、これに隣接する単位反射素子の端面に設けられた反射膜21aによって挟み込まれることになるため、これら反射膜21aの第2透明体22に面する表面が反射面として機能することにより、空中映像に品位の劣化を及ぼすことがなくなる。
以上において説明したように、本実施の形態における空中映像表示装置100とすることにより、結像素子1に含まれる交差継ぎ目部13a,23aにおいて不要な反射が発生し難くなり、これに伴って空中映像の画像品位が劣化してしまうことが効果的に抑制できる。したがって、当該空中映像表示装置100とすることにより、単位反射素子同士を繋ぎ合わせるタイリングによって結像素子を大型化した場合にも、高品位の空中映像を表示させることが可能になる。
また、上記構成の空中映像表示装置100とした場合には、結像素子1に含まれる交差継ぎ目部13a,23aをそれぞれ第1主面1aおよび第2主面1bに対して垂直に設けた場合に比べ、単位反射素子同士の接合面積が増大することにもなるため、これら継ぎ目部13a,23aの接合強度が向上し、結果として従来に比して機械的強度に優れた結像素子とすることができる副次的な効果も得られることになる。
なお、本発明者は、上述した実施の形態において示した如くの構成を有する空中映像表示装置を試作し、これによって高品位の空中映像が表示可能になるか、実際にその確認を行なった。
当該試作に際しては、第1透明体および第2透明体としてホウケイ酸ガラス(屈折率1.52)を用い、第1反射体および第2反射体を構成する反射膜としてアルミニウム膜を用いた。平面視正方形形状の単位反射素子としては、厚みの狙い値が1.5[mm]で、一辺の大きさが250[mm]のものを製作することとし、反射面のピッチは、狙い値で500[μm]とした。また、平面視直角二等辺三角形形状の単位反射素子としては、厚みの狙い値が1.5[mm]で、斜辺の大きさが250[mm]のものを製作することとし、反射面のピッチは、狙い値で500[μm]とした。なお、反射膜の幅は、おおよそ100[nm]程度とした。
反射膜同士を接合する接着剤、単位反射素子同士を接合する接着剤、および、第1反射素子と第2反射素子とを接合する接着剤には、エポキシ系の接着剤(屈折率1.51)を用いた。なお、第1反射素子と第2反射素子とを接合する接着剤の厚み(すなわち、上述した透光性接着層の厚み)は、その狙い値を100[μm]とした。
ここで、結像素子の厚み方向(当該厚み方向は、結像素子の第1主面の法線方向および第2主面の法線方向にそれぞれ合致している)と上述した交差継ぎ目部とが成す角度のうちの小さい方の角度は、45[°]とし、上述した非交差継ぎ目部については、結像素子の厚み方向と平行(すなわち、結像素子の第1主面の法線方向および第2主面の法線方向と垂直)となるように構成した。なお、これら交差継ぎ目部および非交差継ぎ目部の幅は、いずれも20[μm]とした。
上記条件に基づいて試作を行ない、実際に物体の実像を結像させることで空中映像を表示させたところ、従来のものに比べ、結像される空中映像の輝度が低下してしまうことが抑制できるとともに、迷光が発生することで空中映像にノイズが生じてしまうことも効果的に抑制できることが確認された。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 結像素子、1a 第1主面、1b 第2主面、2 物体配置領域、10 第1反射素子、10A,10B1〜10B4 単位反射素子、10a 外側主面、10b 内側主面、11 第1反射体、11a 反射膜、11b 接着層、12 第1透明体、13 継ぎ目部、13a 交差継ぎ目部、13a1,13a2 端部、13b 非交差継ぎ目部、14a1〜14d1,14a2〜14d2 端面、20 第2反射素子、20A,20B1〜20B4 単位反射素子、20a 外側主面、20b 内側主面、21 第2反射体、21a 反射膜、21b 接着層、22 第2透明体、23a 交差継ぎ目部、23a1,23a2 端部、23b 非交差継ぎ目部、24a1〜24d1,24a2〜24d2 端面、30 透光性接着層、100 空中映像表示装置、200 物体、300 実像。

Claims (10)

  1. 空中映像のもととなる物体が配置される物体配置領域と、
    前記物体配置領域に配置された物体の実像を空中映像として結像させる結像素子とを備えた空中映像表示装置であって、
    前記結像素子は、厚み方向において相対して位置する第1主面および第2主面を有し、前記第1主面が前記物体配置領域側を向くように配置されることにより、前記第2主面側の空間位置において物体の実像を結像し、
    前記結像素子は、前記第1主面側に配置された平板状の第1反射素子と、前記第2主面側に配置された平板状の第2反射素子とを含み、
    前記第1反射素子は、前記厚み方向に直交する第1方向に沿って並ぶように互いに平行に配置された複数の第1反射体と、前記複数の第1反射体のうちの隣り合う第1反射体間を充填する複数の第1透明体とを有し、
    前記第2反射素子は、前記厚み方向および前記第1方向の双方に直交する第2方向に沿って並ぶように互いに平行に配置された複数の第2反射体と、前記複数の第2反射体のうちの隣り合う第2反射体間を充填する複数の第2透明体とを有し、
    前記第1反射素子は、面状に並べて配置された平板状の複数の単位反射素子と、当該複数の単位反射素子の端部同士を繋ぎ合わせる透光性の継ぎ目部とを含む複合反射素子からなり、
    前記第1反射素子に含まれる前記継ぎ目部のうち、前記複数の第1反射体と交差するように前記第1方向に沿って延びる継ぎ目部である交差継ぎ目部が、当該交差継ぎ目部の前記第1主面側に位置する端部が当該交差継ぎ目部の前記第2主面側に位置する端部よりも前記第1主面と平行な方向において前記物体配置領域からより遠くに配置されることとなるように、前記第1主面の法線方向に対して傾斜して設けられている、空中映像表示装置。
  2. 前記第1反射素子に含まれる前記交差継ぎ目部と前記第1主面の法線とが成す角度が、当該交差継ぎ目部の延びる方向である前記第1方向において一定である、請求項1に記載の空中映像表示装置。
  3. 前記第1反射素子に含まれる前記交差継ぎ目部と前記第1主面の法線とが成す角度のうちの小さい方の角度が、60[°]未満である、請求項1または2に記載の空中映像表示装置。
  4. 前記第1反射素子に含まれる前記交差継ぎ目部の前記第2方向における大きさである幅が、30[μm]以下である、請求項1から3のいずれかに記載の空中映像表示装置。
  5. 前記第1反射素子に含まれる前記継ぎ目部のうち、前記複数の第1反射体と並行するように前記第2方向に沿って延びる継ぎ目部である非交差継ぎ目部が、前記第1主面に対して垂直に設けられている、請求項1から4のいずれかに記載の空中映像表示装置。
  6. 前記第2反射素子が、面状に並べて配置された平板状の複数の単位反射素子と、当該複数の単位反射素子の端部同士を繋ぎ合わせる透光性の継ぎ目部とを含む複合反射素子からなり、
    前記第2反射素子に含まれる前記継ぎ目部のうち、前記複数の第2反射体と交差するように前記第2方向に沿って延びる継ぎ目部である交差継ぎ目部が、当該交差継ぎ目部の前記第2主面側に位置する端部が当該交差継ぎ目部の前記第1主面側に位置する端部よりも前記第2主面と平行な方向において前記物体配置領域からより近くに配置されることとなるように、前記第2主面の法線方向に対して傾斜して設けられている、請求項1から5のいずれかに記載の空中映像表示装置。
  7. 前記第2反射素子に含まれる前記交差継ぎ目部と前記第2主面の法線とが成す角度が、当該交差継ぎ目部の延びる方向である前記第2方向において一定である、請求項6に記載の空中映像表示装置。
  8. 前記第2反射素子に含まれる前記交差継ぎ目部と前記第2主面の法線とが成す角度のうちの小さい方の角度が、60[°]未満である、請求項6または7に記載の空中映像表示装置。
  9. 前記第2反射素子に含まれる前記交差継ぎ目部の前記第1方向における大きさである幅が、30[μm]以下である、請求項6から8のいずれかに記載の空中映像表示装置。
  10. 前記第2反射素子に含まれる前記継ぎ目部のうち、前記複数の第2反射体と並行するように前記第1方向に沿って延びる継ぎ目部である非交差継ぎ目部が、前記第2主面に対して垂直に設けられている、請求項6から9のいずれかに記載の空中映像表示装置。
JP2016058865A 2016-03-23 2016-03-23 空中映像表示装置 Pending JP2017173527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016058865A JP2017173527A (ja) 2016-03-23 2016-03-23 空中映像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016058865A JP2017173527A (ja) 2016-03-23 2016-03-23 空中映像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017173527A true JP2017173527A (ja) 2017-09-28

Family

ID=59971044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016058865A Pending JP2017173527A (ja) 2016-03-23 2016-03-23 空中映像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017173527A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI721448B (zh) * 2018-06-12 2021-03-11 日商凸版印刷股份有限公司 空中顯示裝置
CN112946914A (zh) * 2021-02-23 2021-06-11 荆门市探梦科技有限公司 一种带张角透射式几何全息屏及其应用
WO2021230698A1 (ko) * 2020-05-15 2021-11-18 삼성전자 주식회사 반사 구조체, 이를 포함하는 반사 구조체 어레이, 및 플로팅 이미지 표시 장치
JP2022521948A (ja) * 2019-05-21 2022-04-13 安徽省東超科技有限公司 光学レンズ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI721448B (zh) * 2018-06-12 2021-03-11 日商凸版印刷股份有限公司 空中顯示裝置
JP2022521948A (ja) * 2019-05-21 2022-04-13 安徽省東超科技有限公司 光学レンズ
JP7224483B2 (ja) 2019-05-21 2023-02-17 安徽省東超科技有限公司 光学レンズ
WO2021230698A1 (ko) * 2020-05-15 2021-11-18 삼성전자 주식회사 반사 구조체, 이를 포함하는 반사 구조체 어레이, 및 플로팅 이미지 표시 장치
CN112946914A (zh) * 2021-02-23 2021-06-11 荆门市探梦科技有限公司 一种带张角透射式几何全息屏及其应用
CN112946914B (zh) * 2021-02-23 2024-04-02 荆门市探梦科技有限公司 一种带张角透射式几何全息屏及其应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012133403A1 (ja) 反射型結像素子、反射型結像素子の製造方法、および光学システム
JP2017173527A (ja) 空中映像表示装置
JP6104904B2 (ja) 反射型面対称結像素子の製造方法、反射型面対称結像素子、前記反射型面対称結像素子を備えた空間映像表示装置
JP6165206B2 (ja) 光制御パネルの製造方法、光制御パネル、光学結像装置、及び、空中映像形成システム
JP2013076847A (ja) 虚像表示装置
JP5904437B2 (ja) 空間映像表示装置
WO2016178424A1 (ja) 結像光学素子の製造方法、結像光学素子の製造装置、ミラーシートおよび結像光学素子
JP6654446B2 (ja) 空中映像表示デバイスおよび空中映像表示装置
US10139719B2 (en) Aerial image display device
WO2014024677A1 (ja) 倍率変更型光学結像装置及びその製造方法
JP2016180785A (ja) 反射型空中結像素子及びその製造方法
WO2017175671A1 (ja) 結像素子
CN107167918B (zh) 平面对称成像光学板
WO2016132984A1 (ja) 光学素子、それを用いた反射型空中結像素子及びこれらの製造方法
JP6394829B2 (ja) 結像素子
JP6569463B2 (ja) 結像光学素子の製造方法
JP5904436B2 (ja) 大型の反射型面対称結像素子の製造方法
WO2013061619A1 (ja) 光学結像装置
JP2014222260A (ja) 光学素子、表示装置、および光学素子の製造方法
TW201518784A (zh) 顯示裝置、其光學元件以及光學元件之製作方法
JP6372630B2 (ja) 結像素子およびその製造方法
JP2017194535A (ja) 結像素子の製造方法
JP2018165743A (ja) 導光装置および表示装置
WO2012046296A1 (ja) 空間映像表示装置
JPWO2016203894A1 (ja) 結像光学素子の製造方法