JP2017173468A - 画像投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度補正駆動時のピント変動の視認性を低減し、高品位の投射像を投影することが可能な画像投射装置を提供すること。【解決手段】画像を投射する画像投射装置であって、温度を検出する温度検出手段と、入力画像または内部生成信号を元に、表示画像をメモリ上に格納し、フレームバッファを形成するタイミングを決定するフレームバッファ更新周期決定手段と、前記フレームバッファ更新周期を複数のサブフレーム期間に分割するサブフレーム分割手段と、前記サブフレーム期間の一部または全部において、当該フレームバッファに記録されている前期表示画像の輝度よりも輝度が低い画像を投射するサブフレーム挿入投射手段と、前記輝度が低い画像を投射している状態で、前記温度検出手段により検出された温度の変化に応じて、前記フォーカス素子を移動させる制御手段と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、液晶プロジェクタなどの画像投射装置に係り、特にフォーカス制御機能を有する画像投射装置に関する。
特許文献1は、複数の温度検出手段による検出結果に基づいてフォーカスレンズの位置を制御しピントずれを補正するプロジェクタを開示している。
従来から、黒挿入と呼ばれる手法によって動画ぼけを改善する手法が知られている。黒挿入とは、液晶パネル等のホールド型表示デバイスを使用した表示装置において、サブフレーム期間に「黒を挿入」する手法である。サブフレーム期間とは1フレーム期間を複数に分割した期間のことである。
「黒を挿入」する方法としては、例えば、
・階調レベル0や低階調レベルの画像を液晶パネルに表示する方法(特許文献2)、
・プリズムの回転によって投射光を遮断する方法(特許文献3)、
・光源の消灯(点滅)によって投射光を遮断する方法(特許文献4)、
などがある。
特開2007−298571号公報 特開2009−223076号公報 特許第4111074号公報 特開2011−221500号公報
従来は、画像を投射した状態で、温度変化に伴うピントずれを補正するためにフォーカスレンズを移動していた。この結果、フォーカスレンズの移動に伴う投射画像のピント変動が視認できてしまうおそれがあった。特に補正量(デフォーカス量)が大きい場合はピント変動量が大きく、視聴者が不快に感じるので好ましくない。
そこで、本発明は、ピント変動の視認性を低減し、高品位の投射像を投影することが可能な画像投射装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る画像投射装置は、
光軸方向に移動可能なフォーカス素子を含む投射光学系を通して画像を投射する画像投射装置であって、
温度を検出する温度検出手段と、
入力画像または内部生成信号を元に、表示画像をメモリ上に格納し、フレームバッファを形成するタイミングを決定するフレームバッファ更新周期決定手段と、
前記フレームバッファ更新周期を複数のサブフレーム期間に分割するサブフレーム分割手段と、
前記サブフレーム期間の一部または全部において、当該フレームバッファに記録されている前期表示画像の輝度よりも輝度が低い画像を投射するサブフレーム挿入投射手段と、
前記輝度が低い画像を投射している状態で、前記温度検出手段により検出された温度の変化に応じて、前記フォーカス素子を移動させる制御手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、ピント変動の視認性を低減し、高品位の投射像を投影することが可能な画像投射装置の提供を実現できる。
実施例1及び実施例2におけるプロジェクタのブロック図 基準位置更新処理のフロー 一次式を用いた場合の温度とレンズ位置補正量の関係 二次式を用いた場合の温度とレンズ位置補正量の関係 LUTの例 温度補正駆動のフロー 黒挿入の概念図 実施例3におけるプロジェクタのブロック図
以下、本発明の実施例を、添付図面を参照して説明する。
図1は実施例1のプロジェクタ101のブロック図である。
プロジェクタ101は、入力画像信号に応じてパネル107(光変調素子)により変調された光(すなわち画像)を、投射レンズ110を介して投射像としてスクリーン等の被投射面に投射する画像投射装置である。プロジェクタ101は、制御部102、操作部103、映像信号入力部104、画像処理部105、ランプ106、パネル107、パネル駆動部108、温度センサ109、投射レンズ110、レンズ位置検知部111、モーター112を有する。
制御部102は、操作部103からの入力に従って装置各部を制御するように、マイクロコンピュータから構成されている制御手段である。制御部102は、サブフレーム挿入切り替え部113を有する。
サブフレーム挿入切り替え部113は操作部103からの操作により、サブフレーム挿入が入か切かを設定する、サブフレーム挿入切り替え手段として機能する。サブフレーム挿入切り替え部113が入状態では、後述するサブフレーム生成部114によって、サブフレーム画像が生成され、サブフレームとして挿入される。サブフレーム挿入切り替え部113が切状態では、後述するサブフレーム生成部114によるサブフレーム生成が実施されない。この場合、全てのサブフレームにおいて同様の画像が投射されるようになる。
操作部103はユーザーからの各種操作を受け付ける不図示のスイッチ、ボタン、リモコン受光部などから構成される。
映像信号入力部104は単一または複数の映像信号を受信する。
画像処理部105は、映像信号入力部104からの入力映像信号に対して各種画像処理や同期タイミングの変更を行い、パネル駆動部108へ処理された出力映像信号を出力する。また、画像処理部105では、入力映像信号の有無に関わらず、内部で生成する画像を、出力映像信号として出力することもできる。画像処理部105では、入力映像信号や内部で生成する画像を、メモリ上に格納し、フレームバッファを形成する。フレームバッファは、所定の周期で更新される。その周期のことをフレームバッファ更新周期と呼ぶ。画像処理部105はこの周期を決定する、フレームバッファ更新周期決定手段として機能する。
画像処理部105は、入力映像の垂直同期信号や、内部生成タイミングを元に、フレームバッファ更新周期を決定する。例えば、入力映像信号の垂直同期信号周波数が60Hzであれば、フレームバッファ更新周期も60Hzとすることができる。また、パネル駆動部108がパネル107を駆動させる周期(パネル駆動周波数)からフレームバッファ更新周期を決定しても良い。例えば、パネル駆動周波数が120Hzであれば、120/2=60Hzとする。ここで、120Hzの1/2の周波数としたのは、後述するサブフレーム生成部でサブフレームを挿入できる余裕を確保するためである。画像処理部105はサブフレーム生成部114を有する。
サブフレーム生成部114は、フレームバッファ更新周期の1周期を複数のサブフレーム期間に分割する、サブフレーム分割手段として機能する。例えば、フレームバッファ更新周期が60Hzの場合、その1周期は1/60秒となる。それを2分割すれば、1サブフレーム期間を1/120秒(120Hz)とすることができる。
サブフレーム生成部114は、サブフレーム期間の一部または全部において、当該フレームバッファに記録されている表示画像の輝度よりも低い画像を出力映像信号として出力する、サブフレーム挿入投射手段としても機能する。例えば、前記のように、サブフレーム期間が1/120秒であったとする。フレームバッファ更新直後から1/120秒の間は、フレームバッファの画像を出力映像信号とする。この時、当然のごとく、当該フレームバッファに記録されている表示画像の輝度と、出力映像信号の輝度とは略等しい。次の、1/120秒の間は、黒画像(輝度レベル0)を出力映像信号とする。この時、当該フレームバッファに記録されている表示画像の輝度よりも、出力映像信号の輝度の方が低くなる。
図7にその様子を示した。図7のフレームバッファ更新信号はフレームバッファ更新周期で立ち上がる信号である。フレームバッファ更新信号が立ち上がるタイミングでフレームバッファ(図7中フレームバッファ画像で図示)が更新される。図7のサブフレーム更新信号の立ち上がりタイミングは、サブフレーム生成部114がサブフレーム期間の開始時に立ち上がる信号である。
図7ではフレームバッファ更新周期の1周期を2分割してサブフレーム期間としている。フレームバッファ更新信号立ち上がりタイミングで、フレームバッファ画像が確定する。図7のフレームバッファ画像701がその様子を示している。フレームバッファ更新信号とサブフレーム更新信号両方の立ち上がりタイミングで、フレームバッファの画像を画像処理部105からのパネル駆動部108へ出力開始する。その結果、パネル107が投射光を変調し、投射画像は図7の702のようになる。
フレームバッファ画像701と投射映像702の輝度は略等しくなる。この状態は次のサブフレーム更新信号の立ち上がりタイミングまで続く。次のサブフレーム更新信号の立ち上がりタイミング(フレームバッファ更新信号は変化無し)で、黒画像を画像処理部105からパネル108へ出力開始する。その結果、パネル107が投射光を変調し、投射画像は図7の703のようになる。フレームバッファ画像701よりも投射画像703の輝度の方が低くなる。これら一連の流れをくり返し実行する。
このように同一フレーム内で、フレームバッファ画像と黒画像を切り替えることによって、動画ぼけを改善する効果を奏する(いわゆる黒挿入)。例外として当該フレームバッファに記録されている表示画像が黒画像(輝度レベル0)の場合は、出力映像信号の輝度と等しくなる。この場合は動画として視認可能な箇所が画像内に存在していないことを意味しており、動画ぼけが発生しえない状況である。
ランプ106は投射光の光源である。ランプ106からの出射光は、色分離、PS変換等を経てパネル107へ到達する。
パネル107は、パネル駆動部108からのタイミング信号や映像信号を受け取り、光の変調パターン形成する、光変調素子として動作する。パネル107は、ランプ106からの光を映像信号入力部104からの入力画像信号に応じて変調する液晶パネルやDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)等の画像表示素子(光変調素子)から構成されている。
パネル駆動部108は、画像処理部105からの出力に基づいてパネル107を駆動させると共にD/A変換や駆動パルスを生成する。
温度センサ109はプロジェクタ101の内部温度や外気温度を検知する、温度検出手段として機能する。温度センサ109により検出された温度を用いて後述する温度ピント補正を行う。温度センサ109の設置位置は、投射レンズ110の近くが望ましいが、温度センサ109の出力値の変動量と投射画像のピント状態の変化量との相関がとれる位置であれば投射レンズ110から離れた位置に設けられてもよい。また、温度センサを複数設けて、それらの検出温度の平均値を温度ピント補正処理に利用してもよい。
投射レンズ110は画像表示素子からの光から投影像を形成する、投射光学系として機能する。投射レンズはフォーカス素子として機能するフォーカスレンズを含む。
モーター112は、投射レンズ110に含まれるフォーカスレンズを、投射レンズ110の光軸方向に移動する駆動力を提供するアクチュエーターである。投射レンズ110に含まれるフォーカスレンズを移動させることによって、投射画像のピント状態を変化させることができる。
レンズ位置検知部111は投射レンズ110に含まれるフォーカスレンズの位置を制御部102へ伝達する。フォーカスレンズの位置は例えば、投射レンズ110のフォーカス環の回転角を検知することで検知できる。フォーカス環の回転角は例えば、パルスエンコーダによるデジタル出力や、可変抵抗器によるアナログ出力によって、レンズ位置検知部111から制御部102へ伝達される。いずれの伝達方法によっても、制御部102内部でフォーカスレンズの位置は、デジタル値に変換される。
次に、制御部102により行われる基準位置更新処理について説明する。
この処理は、制御部102がコンピュータプログラムに従って実行する。ユーザーがプロジェクタ101に対してレンズを駆動させる操作(例えばリモコン操作など)を行った場合、制御部102は基準位置更新処理を実行する。基準位置更新処理のフローを図2に示す。
図2のステップ201では、レンズ駆動を開始する。制御部102はモーター112を制御して、投射レンズ110に含まれるフォーカスレンズの移動を開始する。
ステップ202では、レンズ駆動を停止すべきか否かを判定する。レンズ駆動を停止すべき条件としては、ユーザー操作(例えばリモコン操作)やフォーカスレンズがその移動範囲端へ到達した時などがある。レンズ駆動を停止すべき条件に合致した場合、次のステップ203へ移行する。
ステップ203では、レンズ駆動を停止する。制御部102はモーター112を制御して、投射レンズ110に含まれるフォーカスレンズの移動を停止する。
ステップ204では、温度を取得する。制御部102が温度センサ109から温度値を取得する。
ステップ205では、ステップ204で取得した温度値から、レンズ位置補正量を算出して変数fへ格納する。例えば、温度変化に対してピント変動量が線形の関係であれば、次のような一次式によってレンズ位置補正量を算出する。
f=At×B
ここで、fはレンズ位置補正量、tはステップ204で取得した温度、AとBは設計値や測定値から決定される係数を示している。図3に、一次式を用いた場合の温度とレンズ位置補正量との関係を図示する。図3の横軸は温度、縦軸はレンズ位置補正量を表している。
また、別の例では、温度変化に対するピント変動量の関係が、二次式で良く近似できる場合、次のような式でレンズ位置補正量を算出する。
f=Pt2+Qt+R
ここで、fはレンズ位置補正量、tはステップ204で取得した温度、P、Q、Rは設計値や測定値から決定される係数を示している。図4に、二次式を用いた場合の温度とレンズ位置補正量との関係を図示する。図4の横軸は温度、縦軸はレンズ位置補正量を表している。
さらに、別の例では、温度に対するレンズ位置補正量をテーブル(以下LUT)として保持する。このLUTは温度をキーとしてサーチし、レンズ位置補正量を取得できるように構成する。図5に、LUTの例を示す。図5の例では、ステップ205で取得した温度が26℃の場合、レンズ位置補正量は+2である。
ステップ206では、ステップ205で算出したレンズ位置補正量fを記録する。ここで記憶した値が基準補正量となる。
ステップ207では、現在のレンズ位置を基準レンズ位置として記録する。現在のレンズ位置は制御部102がレンズ位置検知部111から取得する。基準補正量と基準レンズ位置は、図2に示した基準位置更新処理が実施される度に上書きされて更新される。基準位置更新処理はユーザーがレンズを駆動させる動作を行う度に実行されるので、その度に基準補正量と基準レンズ位置が更新されることとなる。
次に、制御部102により行われる温度補正駆動について説明する。この処理は、制御部102がコンピュータプログラムに従って実行する。
温度補正駆動のフローを図6に示す。
ステップ601では、温度補正駆動のタイミングが否かを判定する。例えば、1秒ごとであるとか、60秒ごとであるとかを、設計値としてあらかじめ決定しておく。温度補正駆動のタイミングである場合は次のステップ602へ移行する。温度補正駆動のタイミングでなければ、温度補正駆動のタイミングになるまでループして待機する。
ステップ602では、温度を取得する。制御部102が温度センサ109から温度値を取得する。
ステップ603では、ステップ602で取得した温度値から、レンズ位置補正量を算出して変数f1へ格納する。レンズ位置補正量の算出方法は、前記基準位置更新処理のステップ205におけるレンズ位置補正量の算出方法と同様の方法を使用する。
ステップ604では、基準補正量更新処理(図2)のステップ206で記憶した基準補正量を取得し、変数f0へ格納する。
ステップ605では、現在のフォーカス位置を取得する。制御部102がレンズ位置検知部111から取得する。
ステップ606では、基準フォーカス位置を取得する。基準フォーカス位置はステップ207で記録した値である。
ステップ607では、レンズ駆動量として変数dへ値を格納する。変数dは次の式で算出される。
d=p0+(f1−f0)−p1
ステップ608では、dの絶対値が最小補正駆動量より大きいかどうかを判定する。ここでは、フォーカス素子を移動させる量が所定値(最小補正駆動量)を超えた場合のみ、フォーカス素子を移動させるための判定を行う。最小補正駆動量は設計時に決定する。この判定によって、温度補正駆動でレンズ位置が発振してしまうのを防止できる。変数dの絶対値が最小補正駆動量以上の場合、ステップ609へ移行する。変数dの絶対値が最小補正駆動量未満の場合は何もせずフローを終了する。ただし、温度補正駆動処理は制御部102が継続的に行うので、本フローが終了した後、温度補正駆動フローが再び最初から実行される。
ステップ609では、サブフレーム挿入が入か切かを判定する。サブフレーム挿入の入切はサブフレーム挿入切り替え部113から取得する。サブフレーム挿入が入の場合はステップ610へ移行する。サブフレーム挿入が切の場合はステップ611へ移行する。
ステップ610では、低輝度サブフレーム挿入が開始されたか否かを判定する。低輝度サブフレーム挿入が開始されたか否かは、サブフレーム生成部114から取得する。図7で説明すると、図中フレームバッファ更新信号変化無しかつ、図中サブフレーム更新信号立ち上がりのタイミングが、低輝度サブフレーム挿入開始を意味する。低輝度サブフレーム挿入開始を検知した場合はステップ611へ移行する。低輝度サブフレーム挿入開始をできるまで待機(ループ)する。
ステップ611では、変数dで指定された量だけレンズを移動させる。制御部102はモーター112を制御して投射レンズ110内のフォーカスレンズ移動を開始させる。フォーカスレンズの移動方向、すなわちモーター112の回転方向は、dの正負によって変化する。同時に制御部102はレンズ位置検知部111からの出力の監視を開始し、現在のレンズ位置pnを随時取得する。
|pn−p1|が|d|を超えた場合、レンズ駆動を停止する。
ここまでで、温度補正駆動は終了する。
しかし前述したように、温度補正駆動処理は制御部102が継続的に行うものである。よって、本フローが終了した後、温度補正駆動フローが再び最初から実行される。図7の704で図示したレンズ駆動信号が変化する箇所は、ステップ611の開始から終了までを図示しており、フォーカスレンズが移動している時間である。
ステップ610によって、低輝度サブフレーム挿入が開始されるか否かの判定がなされる。そのため、図7で図示したように、必ず703のような低輝度画像投影中に704で図示するフォーカスレンズの移動が実施される。低輝度画像投影中にフォーカスレンズの移動が実施されるので、ピント変動の視認性を低減し、高品位の投射像を投影することが可能となる。
実施例2では実施例1との相違点のみを説明する。相違点の無き点は実施例1と共通である。
図1は実施例2のプロジェクタ101のブロック図である。
実施例2における画像処理部105は、フレームバッファ更新周期に同期して、制御部102へ信号を出力する。
図7中のフレームバッファ更新信号が、制御部102へ通知される信号の例である。サブフレーム生成部114はサブフレーム更新信号を制御部102へ通知する。フレームバッファ更新信号が立ち上がりに同期して、サブフレーム更新信号も立ち上がる。その後、サブフレーム更新期間後に、サブフレーム更新信号が立ち上がる。サブフレーム分割数だけサブフレーム更新信号の立ち上がりが通知された後、再びフレームバッファ更新信号の立ち上がりに同期して、サブフレーム更新信号が立ち上がる。この一連の流れをくり返す。図7にその様子を示した。
図7では、フレームバッファ更新周期の1周期が2分割されてサブフレーム更新信号が出力されている。実施例1では、サブフレーム生成部114がサブフレーム挿入投射手段としても機能していた。しかし、実施例2においては、サブフレーム生成部114はその機能を持たない。すなわち、画像処理部105からパネル駆動部108への出力映像は、常にフレームバッファ画像と略等しい。
実施例2におけるランプ106と制御部102はサブフレーム挿入投射手段のとして機能する。制御部102は、画像処理部105及びサブフレーム生成部114から通知されたフレームバッファ更新信号及びサブフレーム更新信号を元に、ランプ106の明滅を制御する。
制御部102は投射光源制御手段として機能する。図7にその様子を示した。
制御部102は、フレームバッファ更新信号とサブフレーム更新信号両方の立ち上がりタイミングで、ランプ106を点灯または高出力モードに設定する。その結果、投射画像は図7の702のように視認できる。この状態は次のサブフレーム更新信号の立ち上がりタイミングまで続く。制御部102は、次のサブフレーム更新信号の立ち上がりタイミング(フレームバッファ更新信号は変化無し)で、ランプ106を消灯または低出力モードに設定する。その結果、投射画像は図7の703のように視認できない(または視認しにくい)状態となる。これら一連の流れをくり返し実行する。
このように同一フレーム内で、ランプの明滅を制御することによって、動画ぼけを改善する効果を奏する(いわゆる黒挿入)。
なお、実施例2におけるランプは、短期間(例えばサブフレーム期間の1/120秒)の明滅に耐えうるランプである必要がある。例えば固体光源を使用したランプであることが望ましい。
実施例2では、ステップ610での低輝度サブフレーム挿入が開始されたか否かの判定を、制御部102が行う。制御部102は画像処理部105及びサブフレーム生成部114から通知されたフレームバッファ更新信号及びサブフレーム更新信号を元に判定する。制御部102は、サブフレーム更新信号のみの立ち上がり(フレームバッファ更新信号は変化無し)で、低輝度サブフレーム挿入開始と判定する。これは前記ランプ106の消灯または低出力モードに設定するタイミングと同期する。そのため、図7で図示したように、必ず703のように投射画像が視認できない(または視認しにくい)状態で704に図示するフォーカスレンズの移動が実施される。投射画像が視認できない(視認しにくい)状態でフォーカスレンズの移動が実施されるので、ピント変動も視認されず、高品位の投射像を投影することが可能となる。
実施例3では実施例1との相違点のみを説明する。相違点の無き点は実施例1と共通である。
図8は実施例3のプロジェクタ801のブロック図である。
実施例3における画像処理部105は、フレームバッファ更新周期に同期して、制御部102へ信号を出力する。
図7中のフレームバッファ更新信号が、制御部102へ通知される信号の例である。サブフレーム生成部114はサブフレーム更新信号を制御部102へ通知する。フレームバッファ更新信号が立ち上がりに同期して、サブフレーム更新信号も立ち上がる。その後、サブフレーム更新期間後に、サブフレーム更新信号が立ち上がる。サブフレーム分割数だけサブフレーム更新信号の立ち上がりが通知された後、再びフレームバッファ更新信号の立ち上がりに同期して、サブフレーム更新信号が立ち上がる。この一連の流れをくり返す。図7にその様子を示した。
図7では、フレームバッファ更新周期の1周期が2分割されてサブフレーム更新信号が出力されている。実施例1では、サブフレーム生成部114がサブフレーム挿入投射手段としても機能していた。しかし、実施例3においては、サブフレーム生成部114はその機能を持たない。すなわち、画像処理部105からパネル駆動部108への出力映像は、常にフレームバッファ画像と略等しい。
シャッターホイール815は、ランプ106からの発せられた投射光が投射レンズ110を通過することを遮断する、投射光遮断手段として機能する。実施例3におけるシャッターホイール815と制御部102はサブフレーム挿入投射手段のとして機能する。制御部102は、画像処理部105及びサブフレーム生成部114から通知されたフレームバッファ更新信号及びサブフレーム更新信号を元に、シャッターホイールの開閉状態を制御する。図7にその様子を示した。
制御部102は、フレームバッファ更新信号とサブフレーム更新信号両方の立ち上がりタイミングで、シャッターホイール815を開状態まで回転させる。その結果、投射画像は図7の702のように視認できる。この状態は次のサブフレーム更新信号の立ち上がりタイミングまで続く。制御部102は、次のサブフレーム更新信号の立ち上がりタイミング(フレームバッファ更新信号は変化無し)で、シャッターホイール815を閉状態まで回転させる。その結果、投射画像は図7の703のように視認できない状態となる。これら一連の流れをくり返し実行する。
このように同一フレーム内で、シャッターホイール815の開閉を制御することによって、動画ぼけを改善する効果を奏する(いわゆる黒挿入)。
実施例3では、ステップ610での低輝度サブフレーム挿入が開始されたか否かの判定を、制御部102が行う。制御部102は画像処理部105及びサブフレーム生成部114から通知されたフレームバッファ更新信号及びサブフレーム更新信号を元に判定する。制御部102は、サブフレーム更新信号のみの立ち上がり(フレームバッファ更新信号は変化無し)で、低輝度サブフレーム挿入開始と判定する。これは前記シャッターホイール815を閉状態まで回転させるタイミングと同期する。そのため、図7で図示したように、必ず703のように投射画像が視認できない状態で704に図示するフォーカスレンズの移動が実施される。投射画像が視認できない状態でフォーカスレンズの移動が実施されるので、ピント変動も視認されず、高品位の投射像を投影することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
101 プロジェクタ、102 制御部、103 操作部、104 映像信号入力部、
105 画像処理部、106 ランプ、107 パネル、108 パネル駆動部、
109 温度センサ、110 投射レンズ、111 レンズ位置検知部、
112 モーター、113 サブフレーム挿入切り替え部、
114 サブフレーム生成部、201 レンズ駆動開始処理、
202 レンズ駆動停止判定、203 レンズ駆動停止処理、204 温度取得処理、
205 レンズ位置補正量を算出処理、206 基準補正量記録処理、
207 基準レンズ位置記録処理、601 温度補正駆動のタイミング判定、
602 温度取得処理、603 レンズ位置補正量を算出処理、
604 基準補正量を取得処理、605 現在フォーカス位置を取得処理、
606 基準フォーカス位置を取得処理、607 フォーカス移動量の算出処理、
608 最小補正駆動量判定、609 サブフレーム挿入が入切判定、
610 サブフレーム挿入開始タイミング判定、611 フォーカス移動処理、
801 プロジェクタ、815 シャッターホイール

Claims (6)

  1. 光軸方向に移動可能なフォーカス素子を含む投射光学系を通して画像を投射する画像投射装置であって、
    温度を検出する温度検出手段と、
    入力画像または内部生成信号を元に、表示画像をメモリ上に格納し、フレームバッファを形成するタイミングを決定するフレームバッファ更新周期決定手段と、
    前記フレームバッファ更新周期を複数のサブフレーム期間に分割するサブフレーム分割手段と、
    前記サブフレーム期間の一部または全部において、当該フレームバッファに記録されている前期表示画像の輝度よりも輝度が低い画像を投射するサブフレーム挿入投射手段と、
    前記輝度が低い画像を投射している状態で、前記温度検出手段により検出された温度の変化に応じて、前記フォーカス素子を移動させる制御手段と、
    を有することを特徴とする画像投射装置。
  2. 投射光を変調する光変調素子を有し、
    前記サブフレーム挿入投射手段は、前記光変調素子が投射光を変調させることによって、前記輝度が低い画像を投射することを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  3. 投射光が透過する状態と遮断される状態とを切り替える投射光遮断手段を有し、
    前記サブフレーム挿入投射手段は、前記投射光遮断手段が投射光を遮断することによって、前記輝度が低い画像を投射することを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  4. 投射光源が点灯している状態と消灯または減光している状態とを切り替える投射光源制御手段を有し、
    前記サブフレーム挿入投射手段は、前記投射光源制御手段が投射光を消灯または減光することによって、前記輝度が低い画像を投射することを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  5. 前記制御手段は、前記フォーカス素子を移動させる量が所定値を超えた場合のみ、
    前記フォーカス素子を移動させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の画像投射装置。
  6. サブフレーム挿入の入か切かを切り替えるサブフレーム挿入切り替え手段と、
    前記制御手段は、前記サブフレーム挿入切り替え手段が切の場合は、任意のタイミングで前記温度検出手段により検出された温度の変化に応じて、前記フォーカス素子を移動させ、
    前記サブフレーム挿入切り替え手段が入の場合は、前記輝度が低い画像を投射している状態で、前記温度検出手段により検出された温度の変化に応じて、前記フォーカス素子を移動させることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の画像投射装置。
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