JP2016142782A - 画像投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】黒挿入投射が可能かつ、投射画像の安定した撮像が可能な画像投射装置を提供すること。
【解決手段】画像投射装置であって、投射された画像の反射光を検知する光センシング手段と、入力画像または内部生成信号を元に画像をメモリ上に格納し、フレームバッファを形成するタイミングを決定するフレームバッファ更新周期決定手段と、前記フレームバッファ更新周期を複数のサブフレーム期間に分割するサブフレーム分割手段と、前記サブフレーム期間の一部または全部において、当該フレームバッファと異なる画像を投射するサブフレーム挿入有効投射手段と、前記サブフレーム期間の全部において、当該フレームバッファと等しい画像を投射するサブフレーム挿入無効投射手段と、前記光センシング手段を実行する前に、前記サブフレーム挿入無効投射手段による画像投射を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶プロジェクタなどの画像投射装置に係り、特に投射像のセンシング方法に関する。
従来から、黒挿入と呼ばれる手法によって動画ぼけを改善する手法が知られている。黒挿入とは、液晶パネル等のホールド型表示デバイスを使用した表示装置において、サブフレーム期間に「黒を挿入」する手法である。サブフレーム期間とは1フレーム期間を複数に分割した期間のことである。「黒を挿入」する方法としては、例えば、階調レベル0や低階調レベルの画像を液晶パネルに表示する方法があった(特許文献1)。また、投射画像を撮像する方法として、複数の色成分毎に時分割投影された画像を撮像する方法が公開されている(特許文献2)。
特開2009−223076号公報 特開2006−094445号公報
従来は、黒挿入中の投射画像を撮影することが考慮されていなかった。その結果、黒挿入中に投射画像を撮像すると、撮像結果が黒挿入の影響を受けてしまうおそれがあった。例えば、(複数のサブフレームで1フレームを形成しているのに)サブフレームしか撮像されない、撮像毎の輝度が安定しない、急激な階調変動箇所が撮像される、等の影響がある。そのため、このような撮像結果を元にオートフォーカスや台形補正、色補正等を実施すると、誤動作してしまう可能性があった。
そこで、本発明は、黒挿入投射が可能かつ、投射画像の安定した撮像が可能な画像投射装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の画像投射装置は、
投射された画像の反射光を検知する光センシング手段と、
入力画像または内部生成信号を元に、画像をメモリ上に格納し、フレームバッファを形成するタイミングを決定するフレームバッファ更新周期決定手段と、
前記フレームバッファ更新周期を複数のサブフレーム期間に分割するサブフレーム分割手段と、
前記サブフレーム期間の一部または全部において、当該フレームバッファに記録されている画像と異なる画像を投射するサブフレーム挿入有効投射手段と、
前記サブフレーム期間の全部において、当該フレームバッファに記録されている画像と略等しい画像を投射するサブフレーム挿入無効投射手段と、
前記光センシング手段を実行する前に、前記サブフレーム挿入無効投射手段による画像投射を行う制御手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、黒挿入投射が可能かつ、投射画像の安定した撮像が可能な画像投射装置を提供することを例示的な目的とする。
実施例1及び実施例5におけるプロジェクタのブロック図 黒挿入の概念図 オートフォーカス(AF)の処理フロー AF処理の概念図 実施例2におけるプロジェクタのブロック図 オートキーストーン(AK)の処理フロー AK処理の概念図 実施例3及び実施例6におけるプロジェクタのブロック図 オートスクリーンカラー(ASC)の処理フロー ASC処理の概念図 実施例4におけるプロジェクタのブロック図 実施例4におけるオートスクリーンカラー(ASC)の処理フロー 実施例5における電源オン時のAF処理フロー 実施例6における電源オン時のASC処理フロー
以下、本発明の実施例を、添付図面を参照して説明する。
[実施例1]
図1は実施例1のプロジェクタ101のブロック図である。プロジェクタ101は、入力画像信号に応じてパネル107(光変調素子)により変調された光(すなわち画像)を、投射レンズ110を介して投射像としてスクリーン等の被投射面に投射する画像投射装置である。
プロジェクタ101は、制御部102、操作部103、映像信号入力部104、画像処理部105、ランプ106、パネル107、パネル駆動部108、ラインセンサ109、投射レンズ110、レンズ位置検知部111、モーター112を有する。
制御部102は、操作部103からの入力に従って装置各部を制御するように、マイクロコンピュータから構成されている制御手段である。制御部102は、サブフレーム挿入切り替え部113を有する。
サブフレーム挿入切り替え部113は操作部103からの操作により、サブフレーム挿入を入または切に設定する、サブフレーム挿入切り替え手段として機能する。サブフレーム挿入切り替え部113が入状態では、後述するサブフレーム生成部114によって、サブフレーム画像が生成され、サブフレームとして挿入される。
サブフレーム挿入切り替え部113が切状態では、後述するサブフレーム生成部114によるサブフレーム生成が実施されない。この場合、全てのサブフレームにおいて同様の画像が投射されるようになる。
操作部103はユーザーからの各種操作を受け付ける不図示のスイッチ、ボタン、リモコン受光部などから構成される。
映像信号入力部104は単一または複数の映像信号を受信する。画像処理部105は、映像信号入力部104からの入力映像信号に対して各種画像処理や同期タイミングの変更を行い、パネル駆動部108へ処理された出力映像信号を出力する。また、画像処理部105では、入力映像信号の有無に関わらず、内部で生成する画像を、出力映像信号として出力することもできる。
画像処理部105では、入力映像信号や内部で生成する画像を、メモリ上に格納し、フレームバッファを形成する。フレームバッファは、所定の周期で更新される。その周期のことをフレームバッファ更新周期と呼ぶ。画像処理部105はこの周期を決定する、フレームバッファ更新周期決定手段として機能する。画像処理部105は、入力映像の垂直同期信号や、内部生成タイミングを元に、フレームバッファ更新周期を決定する。
例えば、入力映像信号の垂直同期信号周波数が60Hzであれば、フレームバッファ更新周期も60Hzとすることができる。また、パネル駆動部108がパネル107を駆動させる周期(パネル駆動周波数)からフレームバッファ更新周期を決定しても良い。例えば、パネル駆動周波数が120Hzであれば、120/2=60Hzとする。ここで、120Hzの1/2の周波数としたのは、後述するサブフレーム生成部でサブフレームを挿入できる余裕を確保するためである。画像処理部105はサブフレーム生成部114を有する。
サブフレーム生成部114は、フレームバッファ更新周期の1周期を複数のサブフレーム期間に分割する、サブフレーム分割手段として機能する。例えば、フレームバッファ更新周期が60Hzの場合、その1周期は1/60秒となる。それを2分割すれば、1サブフレーム期間を1/120秒(120Hz)とすることができる。
サブフレーム生成部114は、サブフレーム期間の一部または全部において、当該フレームバッファに記録されている画像と異なる画像を出力映像信号として出力する、サブフレーム挿入有効投射手段としても機能する。また、サブフレーム生成部114は、サブフレーム期間の全部において、当該フレームバッファに記録されている画像と略等しい画像を出力映像信号として出力する、サブフレーム挿入無効投射手段としても機能する。
例えば、前記のように、サブフレーム期間が1/120秒であったとする。フレームバッファ更新直後から1/120秒の間は、フレームバッファの画像を出力映像信号とする。この時、当然のごとく、当該フレームバッファに記録されている表示画像と、出力映像信号とは略等しい。
次の、1/120秒の間は、黒画像(輝度レベル0)を出力映像信号とする。この時、当該フレームバッファに記録されている表示画像と、出力映像信号とが異なる画像となる。図2にその様子を示した。図2のフレームバッファ更新信号はフレームバッファ更新周期で立ち上がる信号である。フレームバッファ更新信号が立ち上がるタイミングでフレームバッファ(図2中フレームバッファ画像で図示)が更新される。
図2に示すサブフレーム更新信号の立ち上がりタイミングは、サブフレーム生成部114がサブフレーム期間の開始時に立ち上がる信号である。図2ではフレームバッファ更新周期の1周期を2分割してサブフレーム期間としている。フレームバッファ更新信号立ち上がりタイミングで、フレームバッファ画像が確定する。図2のフレームバッファ画像201がその様子を示している。
フレームバッファ更新信号とサブフレーム更新信号両方の立ち上がりタイミングで、フレームバッファの画像を画像処理部105からのパネル駆動部108へ出力開始する。その結果、パネル107が投射光を変調し、投射画像は図2の202のようになる。フレームバッファ画像201と投射映像202は略等しくなる。この状態は次のサブフレーム更新信号の立ち上がりタイミングまで続く。
次のサブフレーム更新信号の立ち上がりタイミング(フレームバッファ更新信号は変化無し)で、黒画像を画像処理部105からパネル108へ出力開始する。その結果、パネル107が投射光を変調し、投射画像は図2の203のようになる。フレームバッファ画像201と投射画像203は異なる画像となる。これら一連の流れを繰り返し実行する。
このように同一フレーム内で、フレームバッファ画像と黒画像を切り替えることによって、動画ぼけを改善する効果を奏する(いわゆる黒挿入)。例外として当該フレームバッファに記録されている表示画像が黒画像(輝度レベル0)の場合は、フレームバッファ画像と投射画像とが略等しくなる。この場合は動画として視認可能な箇所が画像内に存在していないことを意味しており、動画ぼけが発生しえない状況である。
ランプ106は投射光の光源である。ランプ106からの出射光は、色分離、PS変換等を経てパネル107へ到達する。パネル107は、パネル駆動部108からのタイミング信号や映像信号を受け取り、光の変調パターン形成する、光変調素子として動作する。パネル107は、ランプ106からの光を映像信号入力部104からの入力画像信号に応じて変調する液晶パネルやDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)等の画像表示素子(光変調素子)から構成されている。
パネル駆動部108は、画像処理部105からの出力に基づいてパネル107を駆動させると共にD/A変換や駆動パルスを生成する。ラインセンサ109はプロジェクタ101が投射した画像の反射光を検知する、光センシング手段として機能する。
ラインセンサ109前面にはめがねレンズが具備されている。めがねレンズによって入射光が2つに分割される。ラインセンサ109は、その2つに分割された像を撮像する。その結果、2つの1次元画像データが得られる。撮像される2つの像は、投射像までの距離によって位相が異なる。この位相差を利用して、後述するオートフォーカス機能を実現する(位相差方式)。
投射レンズ110は画像表示素子からの光から投影像を形成する、投射光学系として機能する。投射レンズはフォーカス素子として機能するフォーカスレンズを含む。モーター112は、投射レンズ110に含まれるフォーカスレンズを、投射レンズ110の光軸方向に移動する駆動力を提供するアクチュエーターである。投射レンズ110に含まれるフォーカスレンズを移動させることによって、投射画像のピント状態を変化させることができる。
レンズ位置検知部111は投射レンズ110に含まれるフォーカスレンズの位置を制御部102へ伝達する。フォーカスレンズの位置は例えば、投射レンズ110のフォーカス環の回転角を検知することで検知できる。フォーカス環の回転角は例えば、パルスエンコーダによるデジタル出力や、可変抵抗器によるアナログ出力によって、レンズ位置検知部111から制御部102へ伝達される。いずれの伝達方法によっても、制御部102内部でフォーカスレンズの位置は、デジタル値に変換される。
次に、制御部102により行われるオートフォーカス(以下AF)処理について説明する。この処理は、制御部102がコンピュータプログラムに従って実行する。AF処理のフローを図3に示す。ステップ301ではサブフレーム挿入が入か切かを判定する。
サブフレーム挿入の入切はサブフレーム挿入切り替え部113から取得する。サブフレーム挿入が入の場合は、サブフレーム挿入を無効化するためにステップ302へ移行する。サブフレーム挿入が切の場合は、そのまま投射画像を撮像しても問題無いので、ステップ303へ移行する。
ステップ302では、サブフレーム挿入を無効化する。これは、サブフレーム生成部114をサブフレーム挿入無効投射手段として機能させることで実現させる。つまり、前述したように、サブフレーム生成部114は、サブフレーム期間の全部において、当該フレームバッファに記録されている画像と略等しい画像を出力映像信号として出力する。ステップ303ではAFパターンを投射する。AFパターンは画像としてフレームバッファに作成される。AFパターンとしては、コントラストが高く、エッジがはっきりした画像が望ましい。例えば、投射像の上半分が白(100%出力)、下半分が黒(0%出力)といった画像や、白と黒のラインが交互に表示されるような画像が良い。
ステップ304ではラインセンサ109で投射画像を撮像する。
前述したように、ラインセンサ109の前面にはめがねレンズが具備されているので、位相の異なる2つの像が撮像される。ここで撮像の対象となる投射画像は、ステップ302によって、サブフレーム挿入が無効化されている。よって、ステップ303で投射開始したAFパターンが全てのサブフレーム期間で出力されている。それによって、輝度が安定し、急激な階調変動箇所が撮像されることも無く、安定した撮像が可能となる。
ステップ305ではステップ304で撮像した2つの像の位相差を算出する。ステップ306では、ステップ305で算出した位相差からフォーカス位置を算出する。フォーカス位置は投射画像までの距離で決まる。また、位相差と、投射画像(被写体)までの距離の逆数は比例関係となる(次式)。
(位相差)∝(1/投射画像までの距離)
よって、位相差が決まれば、フォーカス位置も算出することが可能である。位相差とフォーカス位置との対応関係については、既知であるとする。例えば、製造時に2つの距離(近距離と遠距離)における,位相差とフォーカス位置の関係を記憶しておく。ステップ305で算出した位相差でのフォーカス位置は、その2点から線形補完で算出することが可能となる。
ステップ307では、ステップ306で求めたフォーカス位置まで、投射レンズ110内のフォーカスレンズを移動させる。制御部102はモーター112を駆動させ、レンズ位置検知部111の出力を監視する。レンズ位置検知部111の出力が、ステップ306で算出したフォーカス位置まで到達したら、モーター112の駆動を停止させる。ステップ308ではAFパターンの出力を停止する。ステップ309ではサブフレーム挿入が入か切かを判定する。
サブフレーム挿入の入切はサブフレーム挿入切り替え部113から取得する。サブフレーム挿入が入の場合は、サブフレーム挿入を再び有効化するためにステップ310へ移行する。サブフレーム挿入が切の場合は、元々サブフレーム挿入が無効化されている状態のため、そのままAF処理を終了する。ステップ310では、再びサブフレーム挿入を有効化する。これは、サブフレーム生成部114をサブフレーム挿入有効投射手段として機能させることで実現させる。つまり、前述したように、サブフレーム生成部114は、サブフレーム期間の一部または全部において、当該フレームバッファに記録されている画像と異なる画像を出力映像信号として出力する。
次に、図3で示したAF処理のフローを実行した際の、投射画像、サブフレーム挿有効・無効状態、ラインセンサ撮像、レンズ駆動のタイミングを図4で説明する。初期状態は、サブフレーム挿入が入の状態である。サブフレーム挿入は有効化されている状態から開始する。この時投射画像は、入力画像と黒画像を交互に繰り返す、黒挿入を実行している。
AFを開始すると、サブフレーム挿入が無効化され、AFパターン投射が開始される(ステップ301、ステップ302、ステップ303)。この時点でサブフレーム挿入は無効化されているので、全てのサブフレーム期間でAFパターンが投射されている。この状態でラインセンサ109が投射画像を撮像する(ステップ304)。撮像を終了すると、フォーカス位置が算出され(ステップ305、ステップ306)、レンズ駆動が開始される(ステップ307)。レンズ駆動が終了すると、AFパターンを停止し、再びサブフレーム挿入を有効化する(ステップ308、ステップ309、ステップ310)。ここでAFは完了する。この時点で投射画像は、入力画像と黒画像が交互に繰り返される、黒挿入を実行している状態となる。つまり、初期の投射画像の状態に戻る。
このように、サブフレーム挿入を無効化した状態でラインセンサ109の撮像を実施することで、輝度が安定し、急激な階調変動箇所が撮像されることも無く、安定した像が得られる。安定した像が得られることによって、位相差算出(ステップ305)結果が正しく得られる。その結果、AFが誤動作したり、失敗することが無くなる。
[実施例2]
実施例2では実施例1との相違点のみを説明する。相違点の無き点は実施例1と共通である。図5は実施例2のプロジェクタ501のブロック図である。画像処理部505は、映像信号入力部104からの入力映像信号に対して各種画像処理や同期タイミングの変更を行い、パネル駆動部108へ処理された出力映像信号を出力する。また、画像処理部505では、入力映像信号の有無に関わらず、内部で生成する画像を、出力映像信号として出力することもできる。
画像処理部505では、入力映像信号や内部で生成する画像を、メモリ上に格納し、フレームバッファを形成する。フレームバッファは、所定の周期で更新される。その周期のことをフレームバッファ更新周期と呼ぶ。画像処理部505はこの周期を決定する、フレームバッファ更新周期決定手段として機能する。画像処理部505は、入力映像の垂直同期信号や、内部生成タイミングを元に、フレームバッファ更新周期を決定する。台形補正部515は画像処理部505に含まれる。
台形補正部515は投射画像の台形補正(いわゆるキーストーン補正)を実行する。台形補正部515への入力としては、プロジェクタ501の傾きを表す角度情報であったり、投射画像の各角の位置を示す4点であったりする。イメージセンサ509はプロジェクタ501が投射した画像の反射光を検知する、外部光センサとして機能する。イメージセンサ509は2次元画像を撮像することができる。イメージセンサ509はプロジェクタ501の外部にあり、プロジェクタ501と通信できる。通信手段は、ケーブル接続及び無線通信で行う。
イメージセンサ509はプロジェクタ501の投射画像の全体を撮像できるように設置されている。制御部102はイメージセンサ509へセンシング開始タイミングを通知する、光センシング開始通知手段として機能する。センシング開始タイミングについては、後述するオートキーストーン(以下AK)処理の中で説明する。イメージセンサ509は光センシング開始通知を受信すると、投射画像の撮像を開始する。
撮像が完了すると、イメージセンサ509は、光センシング終了を制御部102へ通知する。制御部102はその光センシング終了通知を受信する、光センシング終了通知受信手段として機能する。光センシング終了通知とほぼ同時に、撮像した結果(2次元画像)は通信手段によって、イメージセンサ109から制御部102へ転送される。
次に、本実施例の制御部102により行われるオートキーストーン(AK)処理について説明する。この処理は、制御部102がコンピュータプログラムに従って実行する。AK処理のフローを図6に示す。
ステップ601ではサブフレーム挿入が入か切かを判定する。サブフレーム挿入の入切はサブフレーム挿入切り替え部113から取得する。サブフレーム挿入が入の場合は、サブフレーム挿入を無効化するためにステップ602へ移行する。サブフレーム挿入が切の場合は、そのまま投射画像を撮像しても問題無いので、ステップ603へ移行する。ステップ602では、サブフレーム挿入を無効化する。
これは、サブフレーム生成部114をサブフレーム挿入無効投射手段として機能させることで実現させる。つまり、前述したように、サブフレーム生成部114は、サブフレーム期間の全部において、当該フレームバッファに記録されている画像と略等しい画像を出力映像信号として出力する。ステップ603では台形補正を停止する。
制御部102が画像処理部505を介して台形補正部515の補正処理を停止させる。ステップ604では台形補正パターンを投射する。台形補正パターンはフレームバッファに画像として作成される。台形補正パターンとしては、投射画像の四隅の角が、画像処理によって検知しやすい画像が望ましい。例えば、四辺と対角線のみ白(100%出力)のラインが描画され、他の領域は黒(0%出力)とした画像や、全白のラスター画像、四隅にマーカーを配した画像などを台形補正パターンとして使用する。
ステップ605ではイメージセンサ509で投射画像を撮像する。制御部102は通信手段を用いて、イメージセンサ509へ光センシング開始を通知する。光センシング開始通知を受信したイメージセンサ509は投射画像の撮像を開始する。
ここで撮像の対象となる投射画像は、ステップ602によって、サブフレーム挿入が無効化されている。ステップ604で投射開始した台形補正パターンが全てのサブフレーム期間で出力されている。それによって、輝度が安定し、急激な階調変動箇所が撮像されることも無く、安定した撮像が可能となる。
イメージセンサ509は撮像が完了すると、通信手段を用いて光センシング終了を制御部102へ通知する。撮像した結果(2次元画像)は、通信手段を介して制御部102へ転送される。ステップ605では、受信した撮像結果を画像処理して、コーナー検出する。コーナー検出によって得られた4点を頂点とする四角形が、台形補正をしない状態で投射した時のスクリーン上での投射形状となる。ステップ607では、ステップ605で検出した4点から補正4コーナー、すなわち補正形状を算出する。例えば、ステップ606で検出した4点の位置関係から、線分長、角度を求め、幾何学的に補正形状を決定する方法がある。
ステップ608では、ステップ607で算出した4コーナーを台形補正部515に設定し、台形補正を開始する。ステップ609では台形補正パターンの出力を停止する。
ステップ610ではサブフレーム挿入が入か切かを判定する。サブフレーム挿入の入切はサブフレーム挿入切り替え部113から取得する。サブフレーム挿入が入の場合は、サブフレーム挿入を再び有効化するためにステップ611へ移行する。
サブフレーム挿入が切の場合は、元々サブフレーム挿入が無効化されている状態のため、そのままAK処理を終了する。ステップ611では、再びサブフレーム挿入を有効化する。これは、サブフレーム生成部114をサブフレーム挿入有効投射手段として機能させることで実現させる。つまり、前述したように、サブフレーム生成部114は、サブフレーム期間の一部または全部において、当該フレームバッファに記録されている画像と異なる画像を出力映像信号として出力する。
次に、図6で示したAK処理のフローを実行した際の、投射画像、サブフレーム挿入有効・無効状態、イメージセンサ撮像、台形補正のタイミングを図7で説明する。初期状態は、サブフレーム挿入が入の状態である。サブフレーム挿入は有効化されている状態から開始する。この時投射画像は、入力画像と黒画像を交互に繰り返す、黒挿入を実行している。AKを開始すると、サブフレーム挿入が無効化される(ステップ601、ステップ602)。そして、台形補正が停止され、台形補正パターン投射が開始される(ステップ603、ステップ604)。この時点でサブフレーム挿入は無効化されているので、全てのサブフレーム期間で台形補正パターンが投射されている。この状態でイメージセンサ509が投射画像を撮像する(ステップ605)。
撮像を終了すると、コーナー検出(ステップ606)、補正点算出(608)が実行され、台形補正部515にその結果が設定される(ステップ608)。台形補正部515への設定が完了すると、台形パターンを停止し(ステップ609)、再びサブフレーム挿入を有効化する(ステップ610、ステップ611)。ここでAKは完了する。この時点で投射画像は、入力画像と黒画像が交互に繰り返される、黒挿入を実行している状態となる。つまり、初期の投射画像の状態に戻る。
このように、サブフレーム挿入を無効化した状態でイメージセンサ509の撮像を実施することで、輝度が安定し、急激な階調変動箇所が撮像されることも無く、安定した像が得られる。安定した像が得られることによって、コーナー検出(ステップ606)結果が正しく,精度良く得られる。その結果、AKが誤動作したり、失敗することが無くなる。
[実施例3]
実施例3では実施例1との相違点のみを説明する。相違点の無き点は実施例1と共通である。図8は、実施例3のプロジェクタ801のブロック図である。画像処理部805は、映像信号入力部104からの入力映像信号に対して各種画像処理や同期タイミングの変更を行い、パネル駆動部108へ処理された出力映像信号を出力する。また、画像処理部805では、入力映像信号の有無に関わらず、内部で生成する画像を、出力映像信号として出力することもできる。
画像処理部805では、入力映像信号や内部で生成する画像を、メモリ上に格納し、フレームバッファを形成する。フレームバッファは、所定の周期で更新される。その周期のことをフレームバッファ更新周期と呼ぶ。画像処理部805はこの周期を決定する、フレームバッファ更新周期決定手段として機能する。画像処理部805は、入力映像の垂直同期信号や、内部生成タイミングを元に、フレームバッファ更新周期を決定する。画像処理部805はVsync信号生成部816を有する。
Vsync信号生成部816は、フレームバッファ更新周期の1周期を複数のサブフレーム期間に分割する、サブフレーム分割手段として機能する。また、Vsync信号生成部816は、同期信号出力手段としても機能する。同期信号とは、サブフレーム期間の周期で変化する信号である。例えば、フレームバッファ更新周期の1周期を2分割した場合、最初のサブフレーム期間はハイ出力にする。次のサブフレーム期間はロー出力にする。出力した信号は液晶シャッター818に入力される。さらに、Vsync信号生成部816は同期信号出力を停止することができ、同期信号出力停止手段としても機能する。
同期信号出力を停止した状態とは、同期信号出力をハイまたはロー出力で固定することを意味する。ハイ出力かロー出力のどちらで固定するかは、後述する液晶シャッター818の設定による。液晶シャッター818が光を透過する状態で固定されるように、同期信号出力を固定しなければならない。例えば、液晶シャッター818は同期信号がハイ出力の時に光を透過する状態になるとすれば、同期信号出力をハイ出力で固定する。
制御部102は、同期信号出力切り替え部813を有する。同期信号出力切り替え部813は操作部103からの操作により、同期信号出力を入または切に設定する、同期信号出力切り替え手段として機能する。同期信号出力切り替え部813が入状態では、Vsync信号生成部816から同期信号が出力される。
一方、同期信号出力切り替え部813が切状態では、Vsync信号生成部816から同期信号が出力されない。液晶シャッター818は、プロジェクタ801の外部、投射レンズ110の前面に設置される。
液晶シャッター818はVsync信号生成部から受信した同期信号に同期して、光を透過する状態と、遮断する状態を交互に繰り返す。例えば、ハイ信号が入力されれば光を透過する状態、ロー信号が入力されれば光を遮断する状態とすることができる。光が透過する状態であれば、プロジェクタ801の投射光がスクリーンまで到達し、投射画像が視認可能な状態となる。一方、光が遮断されている状態では、プロジェクタ801の投射光がスクリーンまで到達しないので、投射画像を視認することはできない。
液晶シャッター818に入力される同期信号は、Vsync信号生成部816が生成しており、同期信号を出力している状態では,サブフレーム期間の周期で信号が変化する。すると,液晶シャッター818はサブフレーム期間毎に、光を透過する状態と遮断する状態を繰り返す。これは、すなわち黒挿入を実施している状態となる。壁色補正部817は画像処理部805に含まれる。壁色補正部817は投射画像の各色のゲインを操作し、色つきのスクリーン(壁面)に投影している状態であっても、正しい色の見え方になるように補正処理を実行する。
光センサ809はプロジェクタ801が投射した画像の反射光を検知する、光センシング手段として機能する。光センサ809は0次元画像すなわち一点を撮像することができる。ただし、光センサ809の前面には色フィルター(例えばR、G、B3色)が具備されている。それによって、カラー情報を持つ一点を撮像することができる(光電変換素子が色フィルター毎に1つずつ存在し,それらが光センサを構成しているとする)。
制御部102はイメージセンサ509へセンシング開始タイミングを通知する、光センシング開始通知手段として機能する。センシング開始タイミングについては、後述するオートキーストーン(以下AK)処理の中で説明する。イメージセンサ509は光センシング開始通知を受信すると、投射画像の撮像を開始する。撮像が完了すると、イメージセンサ509は、光センシング終了を制御部102へ通知する。制御部102はその光センシング終了通知を受信する、光センシング終了通知受信手段として機能する。光センシング終了通知とほぼ同時に、撮像した結果(2次元画像)は通信手段によって、イメージセンサ509から制御部102へ転送される。
次に、本実施例の制御部102により行われるオートスクリーンカラー(以下ASC)処理について説明する。この処理は、制御部102がコンピュータプログラムに従って実行する。ASC処理のフローを図9に示す。ステップ901では同期信号出力が入か切かを判定する。同期信号出力の入切は同期信号出力切り替え部813から取得する。同期信号出力が入の場合は、同期信号出力を停止するためにステップ902へ移行する。同期信号出力が切の場合は、そのまま投射画像を撮像しても問題無いので、ステップ903へ移行する。
ステップ902では、同期信号出力を停止する。これは、Vsync信号生成部816の同期信号出力停止手段により、同期信号出力を停止することで実現させる。結果,液晶シャッター818は光を透過する状態で固定される。ステップ903では壁色補正を停止する。制御部102が画像処理部805を介して壁色補正部817の補正処理を停止させる。ステップ904では全白(R、G、B100%出力)を投射する。ステップ905では光センサ809で投射画像を撮像する。
ここで撮像の対象となる投射画像は、ステップ902によって、同期信号出力が停止されているので、黒挿入が実施されていない状態である。よって、輝度が安定し、確実に全白(R、G、B100%)の投影画像を撮像できるので、安定した撮像が可能となる。光センサ809は撮像が完了すると、RGB各色の測光値が取得できる。ステップ906では、ステップ905で測光した結果を元に、壁色補正を行うためのゲイン値を算出する。ゲイン値は、例えば、理想となる白色のRGBの比率をあらかじめ記録しておく。そして、測光結果のRGBの比率が、理想の白色の比率と等しくなるようなゲイン値を算出することで求めることができる。
ステップ907では、ステップ904で全白投射を停止する。ステップ908では、ステップ906で算出したゲイン値を壁色補正部817に設定し、壁色補正を開始する。ステップ909では同期信号出力が入か切かを判定する。同期信号出力の入切は同期信号出力切り替え部813から取得する。同期信号出力が入の場合は、同期信号出力を再び開始するためにステップ910へ移行する。同期信号出力が切の場合は、元々同期信号出力が停止されている状態のため、そのままASC処理を終了する。
ステップ910では、再び同期信号出力を開始する。これは、Vsync信号生成部816の同期信号出力手段により、同期信号出力を開始することで実現させる。結果、液晶シャッター818はVsync信号生成部から受信した同期信号に同期して、光を透過する状態と、遮断する状態を交互に繰り返す。つまり、黒挿入を実施している状態になる。
次に、図9で示したASC処理のフローを実行した際の、投射画像、同期信号出力、液晶シャッターの状態、光センサ測光、壁色補正のタイミングを図10で説明する。
初期状態は、同期信号出力が入の状態である。同期信号は出力されている状態から開始する。この時、プロジェクタ801は常に入力画像を投射している。しかし、液晶シャッターは同期信号の変化を受けて、投射光を透過する状態と、遮断する状態を交互に繰り返している。その結果スクリーンへの投射画像は、入力画像と黒画像を交互に繰り返す、黒挿入処理が為されている。
ASCを開始すると、同期信号出力が停止される(ステップ901、ステップ902)。そして、プロジェクタ801から全白投射が開始される。(ステップ903、ステップ904)。この時点で同期信号出力は停止しているので、液晶シャッター818は光を透過する状態で固定されている。つまり、プロジェクタ801からの投射光が遮断される期間は存在しないので、全てのサブフレーム期間で全白画像が投射されている。この状態で光センサ809が投射画像を測光する(ステップ905)。
測光を終了すると、ゲイン値を算出し(ステップ906)、全白投射停止(ステップ907)、壁色補正部817へゲイン値の設定、壁色補正の開始(ステップ908)が実行される。そして、再び同期信号出力を開始する(ステップ909、ステップ910)。ここでASCは完了する。この時点で投射画像は、入力画像と黒画像が交互に繰り返される、黒挿入を実行している状態となる。つまり、初期の投射画像の状態に戻る。
このように、同期信号出力を停止した状態で光センサ909での測光を実施することで、輝度が安定し、確実に全白(R、G、B100%)の投影画像を撮像できるので、安定した測光が可能となる。その結果、ASCが誤動作したり、失敗することが無くなる。
[実施例4]
実施例4では実施例3との相違点のみを説明する。相違点の無き点は実施例3と共通である。
図11は、実施例4のプロジェクタ1101のブロック図である。光センサ1109はプロジェクタ1101が投射した画像の反射光を検知する、外部光センサとして機能する。光センサ1109は0次元画像すなわち一点を撮像することができる。ただし、光センサ1109の前面には色フィルター(例えばR、G、B3色)が具備されている。それによって、カラー情報を持つ一点を撮像することができる(光電変換素子が色フィルター毎に1つずつ存在し,それらが光センサを構成しているとする)。
光センサ1109はプロジェクタ1101の外部にあり、プロジェクタ1101と通信できる。通信手段は、ケーブル接続及び無線通信で行う。制御部102はイメージセンサ1109へセンシング開始タイミングを通知する、光センシング開始通知手段として機能する。センシング開始タイミングについては、後述するオートスクリーンカラー(ASC)処理の中で説明する。
光センサ1109は光センシング開始通知を受信すると、投射画像の測光を開始する。測光が完了すると、光センサ1109は、光センシング終了を制御部102へ通知する。制御部102はその光センシング終了通知を受信する、光センシング終了通知受信手段として機能する。光センシング終了通知とほぼ同時に、測光した結果は通信手段によって、光センサ1109から制御部102へ転送される。
次に、本実施例の制御部102により行われるオートスクリーンカラー(ASC)処理について説明する。この処理は、制御部102がコンピュータプログラムに従って実行する。ASC処理のフローを図12に示す。なお、図12中で図9と同様の記号のステップは実施例3で説明した処理と同様であるので、説明を省略する。
ステップ1205では光センサ1209で投射画像を撮像する。制御部102は通信手段を用いて、光センサ1209へ光センシング開始を通知する。光センシング開始通知を受信した光センサ1209は投射画像の撮像を開始する。ここで撮像の対象となる投射画像は、ステップ902によって、同期信号出力が停止されているので、黒挿入が実施されていない状態である。よって、輝度が安定し、確実に全白(R、G、B100%)の投影画像を撮像できるので、安定した撮像が可能となる。光センサ1209は撮像が完了すると、通信手段を用いて光センシング終了を制御部102へ通知する。測光した結果は、通信手段を介して制御部102へ転送される。
このように、外部に設置した光センサ1109であっても,同期信号出力を停止した状態で測光を実施することで、輝度が安定し、確実に全白(R、G、B100%)の投影画像を撮像できるので、安定した測光が可能となる。その結果、ASCが誤動作したり、失敗することが無くなる。
[実施例5]
実施例5では実施例1との相違点のみを説明する。相違点の無き点は実施例1と共通である。
図1は実施例5のプロジェクタ101のブロック図である。プロジェクタ101は操作部103からの入力によって電源オンする。電源オン時にプロジェクタ101は自動的にオートフォーカス(AF)処理を実行する。電源オン時に、制御部102により行われるAF処理について説明する。この処理は、制御部102がコンピュータプログラムに従って実行する。
電源オンのフローを図13に示す。なお、図13中で図3と同様の記号のステップは実施例1で説明した処理と同様であるので、説明を省略する。ステップ1302では、サブフレーム挿入を無効化した状態で画像処理部105及びサブフレーム生成部114を起動する。すると、サブフレーム生成部114はサブフレーム挿入無効投射手段として機能する状態で起動することができる。よって、電源オン時から、サブフレーム生成部114は、サブフレーム期間の全部において、当該フレームバッファに記録されている画像と略等しい画像を出力映像信号として出力する。
サブフレーム挿入を無効化した状態で画像処理部105及びサブフレーム生成部114を起動することで、電源オン時の自動AF処理を実行した際にも、安定した像が得られる。さらに、その後ステップ309でサブフレーム挿入切り替え部113の設定を元にサブフレーム生成を開始または停止のままにすることで、黒挿入動作を開始できる。
このように、電源オン時の自動AF処理と、電源オン後の黒挿入実行とが共存できる。
[実施例6]
実施例6では実施例3との相違点のみを説明する。相違点の無き点は実施例3と共通である。
図8は実施例6のプロジェクタ801のブロック図である。プロジェクタ101は操作部103からの入力によって電源オンする。電源オン時にプロジェクタ801は自動的にオートスクリーンカラー(ASC)処理を実行する。電源オン時に、制御部102により行われるAF処理について説明する。この処理は、制御部102がコンピュータプログラムに従って実行する。
電源オンのフローを図14に示す。なお、図14中で図9と同様の記号のステップは実施例3で説明した処理と同様であるので、説明を省略する。ステップ1402では、同期信号出力を停止した状態で画像処理部805及びVsync信号生成部816を起動する。同期信号出力が停止された状態なので、液晶シャッター818は光を透過する状態で固定される。
同期信号出力を停止した状態で画像処理部805及びVsync信号生成部サブフレーム生成部816を起動することで、電源オン時の自動ASC処理を実行した際にも、安定した測光ができる。さらに、その後ステップ909で、同期信号出力切り替え部813の設定を元に同期信号出力を開始または停止のままにすることで、黒挿入動作を開始できる。このように、電源オン時の自動ASC処理と、電源オン後の黒挿入実行とが共存できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
101 プロジェクタ、102 制御部、103 操作部、104 映像信号入力部、
105 画像処理部、106 ランプ、107 パネル、108 パネル駆動部、
109 ラインセンサ、110 投射レンズ、111 レンズ位置検知部、
112 モーター、113 サブフレーム挿入切り替え部、114 サブフレーム生成部

Claims (10)

  1. 画像投射装置であって、
    投射された画像の反射光を検知する光センシング手段と、
    入力画像または内部生成信号を元に、画像をメモリ上に格納し、フレームバッファを形成するタイミングを決定するフレームバッファ更新周期決定手段と、
    前記フレームバッファ更新周期を複数のサブフレーム期間に分割するサブフレーム分割手段と、
    前記サブフレーム期間の一部または全部において、当該フレームバッファに記録されている画像と異なる画像を投射するサブフレーム挿入有効投射手段と、
    前記サブフレーム期間の全部において、当該フレームバッファに記録されている画像と等しい画像を投射するサブフレーム挿入無効投射手段と、
    前記光センシング手段を実行する前に、前記サブフレーム挿入無効投射手段による画像投射を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする画像投射装置。
  2. サブフレーム挿入の入か切かを切り替えるサブフレーム挿入切り替え手段と、
    前記サブフレーム挿入切り替え手段が入の場合は、前記光センシング手段を実行した後に、前記サブフレーム挿入有効投射手段による画像投射を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  3. 画像投射装置であって、
    投射された画像の反射光を検知する光センシング手段と、
    少なくとも前記画像の1フレームに同期した信号を出力する同期信号出力手段と、
    前記同期信号出力を停止する同期信号出力停止手段と、
    前記光センシング手段を実行する前に、前記同期信号出力停止手段によって前記同期信号出力を停止する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像投射装置。
  4. 前記同期信号出力の入か切かを切り替える同期信号出力切り替え手段と、
    前記同期信号出力切り替え手段が入の場合は、前記光センシング手段を実行した後に、前記同期信号出力手段よって前記同期信号を出力する制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の画像投射装置。
  5. 画像投射装置であって、
    投射光または、投射された画像の反射光をセンシングする外部光センサに対して、センシングを開始しても良いことを通知する光センシング開始通知手段と、
    入力画像または内部生成信号を元に、表示画像をメモリ上に格納し、フレームバッファを形成するタイミングを決定するフレームバッファ更新周期決定手段と、
    前記フレームバッファ更新周期を複数のサブフレーム期間に分割するサブフレーム分割手段と、
    前記サブフレーム期間の一部または全部において、当該フレームバッファに記録されている前期表示画像と異なる画像を投射するサブフレーム挿入有効投射手段と、
    前記サブフレーム期間の全部において、前記入力画像または前記内部生成画像を投射するサブフレーム挿入無効投射手段と、
    前記光センシング開始通知手段によって前記開始通知を通知する前に、前記サブフレーム挿入無効化手段による画像投射を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする画像投射装置。
  6. サブフレーム挿入の入か切かを切り替えるサブフレーム挿入切り替え手段と、
    前記外部光センサからセンシングの終了通知を受信する光センシング終了通知受信手段と、
    前記サブフレーム挿入切り替え手段が入の場合は、前記光センシング終了通知受信手段によって前記終了通知を受信した後に、前記サブフレーム挿入有効化手段による画像投射を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項5に記載の画像投射装置。
  7. 画像投射装置であって、
    投射光または、投射された画像の反射光をセンシングする外部光センサに対して、センシングを開始しても良いことを通知する光センシング開始通知手段と、
    少なくとも前記画像の1フレームに同期した信号を出力する同期信号出力手段と、
    前記同期信号出力を停止する同期信号出力停止手段と、
    前記光センシング開始通知手段によって前記開始通知を通知する前に、前記同期信号出力停止手段によって前記同期信号出力を停止する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像投射装置。
  8. 前記同期信号出力の入か切かを切り替える同期信号出力切り替え手段と、
    前記外部光センサからセンシングの終了通知を受信する光センシング終了通知受信手段と、
    前記同期信号出力切り替え手段が入の場合は、前記光センシング終了通知受信手段によって前記終了通知を受信した後に、前記同期信号出力手段よって前記同期信号を出力する制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項7に記載の画像投射装置。
  9. 画像を投射した直後は前記サブフレーム挿入無効投射手段による画像投射を行い、投射された前記画像の反射光をセンシングした後、前記サブフレーム挿入有効投射手段による画像投射を行う制御手段を有することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項5、請求項6の何れか一項に記載の画像投射装置。
  10. 画像を投射した直後は前記同期信号出力停止手段によって同期信号が停止された状態で画像投射を行い、投射された前記画像の反射光をセンシングした後、前記同期信号出力手段によって同期信号を出力する制御手段を有することを特徴とする請求項3、請求項4、請求項7、請求項8の何れか一項に記載の画像投射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108600719A (zh) * 2018-05-21 2018-09-28 苏州佳世达光电有限公司 一种投影装置及其实时感测环境光亮度的方法
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