JP2017173245A - 電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置 - Google Patents

電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】サービスプラグの断接状態を判定するスイッチ回路に断接故障等が発生している場合であっても、的確に断接判定を実施できる電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置を提供する。【解決手段】スイッチ回路6の断線故障に起因して、サービスプラグ3が接続されているにも拘わらずスイッチ回路6に基づき切断判定が下されている場合、バッテリ2P側に設けた強制漏電回路11Pにより発生させた漏電がバッテリN側の漏電検出回路10で検出されると、実際にはサービスプラグ3が接続されていると見なしてスイッチ回路6に基づく切断判定を接続判定に訂正すると共に、スイッチ回路6の故障判定を下す。【選択図】図1

Description

本発明は、電気自動車やハイブリッド車両等(以下、電動車両と総称する)におけるサービスプラグの断接判定装置に関する。
この種の電動車両には走行モータの電源である駆動バッテリが搭載されており、ディーラ等での保守点検を安全に実施するために駆動バッテリにはサービスプラグが備えられている。例えばサービスプラグは多数のセルを直列接続した駆動バッテリの中央に介装され、電動車両の保守点検の際にはサービスプラグを抜き取り(以下、切断と表現する)、駆動バッテリを電気的に分断して高電圧回路を開くことで作業の安全確保を図っている。
保守点検に際したサービスプラグの切断は、電動車両のキースイッチのOFF状態のとき、即ち駆動バッテリとモータ等の電気負荷側との間のメインコンタクタが切断された状態で行われるが、誤ってON状態でサービスプラグが切断されることがある。このような場合、例えば走行モータに接続されているノイズ除去用の平滑コンデンサが放電されて駆動バッテリとの間に電圧差を生じ、サービスプラグが嵌め込まれたとき(以下、接続という)の突入電流で生じるアークによってサービスプラグの接点が溶着するという問題がある。このようなトラブルを防止するために、キースイッチがON状態でサービスプラグが切断されたときに、メインコンタクタを強制切断する対策が講じられている。
図6はこのような従来技術のサービスプラグの断接判定装置が適用された電動車両の高電圧回路を示す電気回路図である。
図示しない電動車両に搭載された高電圧回路101には駆動バッテリ2が備えられ、駆動バッテリ2はバッテリ2Nとバッテリ2Pとに区分されて、その間にサービスプラグ3が介装されている。バッテリ2N及びバッテリ2Pはそれぞれメインコンタクタ4を介して図示しない電気負荷側と接続され、車両の図示しないキースイッチのON・OFF操作に応じてメインコンタクタ4が接続・切断される。サービスプラグ3には、上記のような駆動バッテリ2を分断するための高圧スイッチ3aと連動するように低圧スイッチ3bが設けられ、サービスプラグ3の接続時(高圧スイッチ3aの接続時)には低圧スイッチ3bも接続され、サービスプラグ3の切断時(高圧スイッチ3aの切断時)には低圧スイッチ3bも切断されるようになっている。
サービスプラグ3の低圧スイッチ3bにはバッテリモニタユニット5(以下、BMUという)が接続され、その断接状態がBMU5に入力されるようになっている。BMU5にはキースイッチのON・OFF状態も入力されており、キースイッチがON状態でサービスプラグ3が切断されると、BMU5がメインコンタクタ4を強制切断し、その後のサービスプラグ3の接続時に生じる突入電流による溶着を防止している。
ところが、BMU5と低圧スイッチ3bとを接続する電気回路(以下、スイッチ回路6という)に故障が生じると、サービスプラグ3の断接状態をBMU5側が正しく判定できなくなる。図2はBMU5とスイッチ回路6との構成を示す電気回路図である。BMU5は電源回路7及びHi-Lo検出回路8を備えており、電源回路7によりスイッチ回路6の接続線6aを介して低圧スイッチ3bに電圧を印加し、その電圧をHi-Lo検出回路8に入力している。このため、Hi-Lo検出回路8で電圧が検出されたときには低圧スイッチ3b(ひいてはサービスプラグ3)の接続と判定でき、電圧が検出されないときには低圧スイッチ3bの切断と判定できる。
ところが、スイッチ回路6の接続線6aが断線すると、低圧スイッチ3bの接続時にも低圧スイッチ3bの切断と判定されてしまう。換言すると、実際に低圧スイッチ3bが切断されているのか、スイッチ回路6が断線故障しているのかの判別がつかない。従って、上記したサービスプラグ3の接続状態においても切断と誤判定され、メインコンタクタ4の強制切断が実行されてしまうという不具合が生じる。
サービスプラグの断接状態を判定する技術としては、例えば特許文献1に記載のものを挙げることができる。当該技術では、サービスプラグの接続時に、このサービスプラグを介してテスト信号発生部とテスト信号検出部とが電気的に接続されるように構成し、テスト信号発生部からの信号がテスト信号検出部で受信されたときにはサービスプラグの接続判定を下し、テスト信号検出部で信号が受信されないときにはサービスプラグの切断判定を下している。
2012−55048号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においても、サービスプラグとテスト信号発生部とを接続する接続線、或いはサービスプラグとテスト信号検出部とを接続する接続線の何れかが断線すると、図2の例示の場合と同様に、サービスプラグの接続時にも切断判定が下されてしまう。よって、特許文献1の技術では問題解決にはなり得ず、従来からサービスプラグの断接判定をより的確に実施可能な対策が要望されていた。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、サービスプラグの断接状態を判定するスイッチ回路に断接故障等が発生している場合であっても、的確に断接判定を実施することができる電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置は、駆動バッテリに接続したメインコンタクタの断接に応じて該駆動バッテリを電気負荷側に接続及び切断可能とすると共に、前記駆動バッテリに介装したサービスプラグにより高電圧回路の遮断時には該駆動バッテリを第1バッテリ及び第2バッテリに分断すると共に、前記第1バッテリ側に漏電を検出するための漏電検出手段を接続した電動車両の高電圧回路において、前記サービスプラグの断接状態を判定するプラグ断接判定手段と、前記高電圧回路の第2のバッテリ側の前記サービスプラグから前記メインコンタクタまでの何れかの部位に接続され、強制的に漏電を発生可能な強制漏電手段と、前記プラグ断接判定手段により前記サービスプラグの切断が判定され、且つ前記強制漏電手段により発生された漏電が前記漏電検出手段で検出された場合に、前記プラグ断接判定手段による前記サービスプラグの切断判定を誤りと見なして接続判定に訂正する第1の判定訂正手段と備えたことを特徴とする(請求項1)。
このように構成した電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置によれば、プラグ断接判定手段によりサービスプラグの切断が判定されたにも拘わらず、強制漏電手段により発生された漏電が漏電検出手段で検出された場合には、その漏電はサービスプラグを介して検出されたものである。従って、実際にはサービスプラグが接続されていると見なせ、プラグ断接判定手段による誤った切断判定が正しい接続判定に訂正される。
その他の態様として、前記プラグ断接判定手段により前記サービスプラグの切断が判定されたときに、接続操作に応じた前記メインコンタクタの接続の禁止、及び接続中の前記メインコンタクタの切断の少なくとも一方を実行するコンタクタ強制切断手段と、前記コンタクタ強制切断手段により前記メインコンタクタの接続禁止または切断が実行される際に、前記第1の判定訂正手段により前記プラグ断接判定手段の切断判定が誤りと見なされて接続判定に訂正されると、前記コンタクタ強制切断手段に拘わらず前記メインコンタクタを接続する第1のコンタクタ断接訂正手段とをさらに備えることが好ましい(請求項2)。
このように構成した電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置によれば、プラグ断接判定手段の切断判定が誤りと見なされて接続判定に訂正されると、コンタクタ強制切断手段に拘わらずメインコンタクタが接続され、これにより誤ったコンタクタ強制切断手段によるメインコンタクタの接続禁止や切断が防止される。
その他の態様として、前記第1の判定訂正手段により前記プラグ断接判定手段の切断判定が誤りと見なされて接続判定に訂正されたときに、該プラグ断接判定手段の故障判定を下す第1の故障判定手段をさらに備えることが好ましい(請求項3)。
このように構成した電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置によれば、プラグ断接判定手段の故障を適切に判定可能となる。
その他の態様として、前記プラグ断接判定手段により前記サービスプラグの接続が判定され、且つ前記強制漏電手段により発生された漏電が前記漏電検出手段で検出されない場合に、前記メインコンタクタを一時的に接続することにより、該メインコンタクタよりも前記電気負荷側に接続されているコンデンサを介して前記強制漏電手段と前記漏電検出手段とを電気的に接続するコンタクタ一時接続手段と、前記コンタクタ一時接続手段により前記メインコンタクタが接続された状態で、前記強制漏電手段により発生された漏電が前記漏電検出手段で検出された場合に、前記プラグ断接判定手段による接続判定を誤りと見なして切断判定に訂正する第2の判定訂正手段とをさらに備えることが好ましい(請求項4)。
このように構成した電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置によれば、メインコンタクタの一時的な接続により、電気負荷側のコンデンサを介して強制漏電手段と漏電検出手段とが電気的に接続されるため、この状態で強制漏電手段により発生された漏電が漏電検出手段で検出された場合には、実際にはサービスプラグが切断されていると見なせ、プラグ断接判定手段による誤った接続判定が正しい切断判定に訂正される。
その他の態様として、前記プラグ断接判定手段により前記サービスプラグの切断が判定されたときに、接続操作に応じた前記メインコンタクタの接続の禁止、及び接続中の前記メインコンタクタの切断の少なくとも一方を実行するコンタクタ強制切断手段と、前記第2の判定訂正手段により前記プラグ断接判定手段の接続判定が誤りと見なされて切断判定に訂正されたときに、前記コンタクタ強制切断手段に前記メインコンタクタの接続の禁止または切断を実行させる第2のコンタクタ断接訂正手段とをさらに備えることが好ましい(請求項5)。
このように構成した電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置によれば、プラグ断接判定手段の切断判定が誤りと見なされて接続判定に訂正されると、コンタクタ強制切断手段によりメインコンタクタの接続の禁止や切断が実行され、これによりサービスプラグの溶着等のトラブルが防止される。
その他の態様として、前記第2の判定訂正手段により前記プラグ断接判定手段の切断判定が誤りと見なされて接続判定に訂正されたときに、該プラグ断接判定手段の故障判定を下し、前記プラグ断接判定手段の接続判定が訂正されなかったときに、前記強制漏電手段の故障判定を下す第2の故障判定手段をさらに備えることが好ましい(請求項6)。
このように構成した電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置によれば、プラグ断接判定手段の故障及び強制漏電手段の故障を共に適切に判定可能となる。
本発明の電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置によれば、サービスプラグの断接状態を判定するスイッチ回路に断接故障等が発生している場合であっても、的確に断接判定を実施することができる。
第1実施形態のサービスプラグの断接判定装置が適用された電動車両の高電圧回路を示す電気回路図である。 BMUとスイッチ回路との構成を示す電気回路図である。 車両走行やバッテリ充電の開始時に第1実施形態のBMUにより実行されるメインコンタクタ制御ルーチンのフローチャートである。 第2実施形態のサービスプラグの断接判定装置が適用された電動車両の高電圧回路を示す電気回路図である。 車両走行やバッテリ充電の開始時に第2実施形態のBMUにより実行されるメインコンタクタ制御ルーチンのフローチャートである。 従来技術のサービスプラグの断接判定装置が適用された電動車両の高電圧回路を示す電気回路図である。
以下、本発明を具体化した電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置の一実施形態を説明する。
図1は本実施形態のサービスプラグの断接判定装置が適用された電動車両の高電圧回路を示す電気回路図、図2はBMUとスイッチ回路との構成を示す電気回路図である。
図1に示す本実施形態の電動車両の高電圧回路1は、図6に基づき説明した従来技術の高電圧回路101と基本構成は同一であり、サービスプラグ3の断接判定のために新たな構成が追加されている。また、図2に示すスイッチ回路6の構成は、従来技術の電動車両と同一である。そこで、従来技術のものと同一構成の箇所については同一部材番号を付して概略説明にとどめ、相違点を重点的に述べる。
図1に示すように、高電圧回路1の駆動バッテリ2は、一方のバッテリモジュール2N(第1のバッテリ)と、他方のバッテリモジュール2P(第2のバッテリ)の間の直列回路上にサービスプラグ3が設けられており、これらのバッテリ2N,2Pがそれぞれメインコンタクタ4を介して図示しない走行モータ等の電気負荷側と接続されている。サービスプラグ3の高圧スイッチ3aの切断時には駆動バッテリ2が分断され、この高圧スイッチ3aに連動した低圧スイッチ3bの切換が、図2に示すBMU(バッテリモニタユニット)5のスイッチ回路6により判定される。即ち、BMU5の電源回路7により印加した電圧がHi-Lo検出回路8で検出されたときには低圧スイッチ3b(ひいてはサービスプラグ3)の接続と判定され、電圧が検出されないときには低圧スイッチ3bの切断と判定される。
高電圧回路1には、漏電検出回路10(漏電検出手段)及び強制漏電回路11が備えられており、これらの回路10,11は[背景技術]では説明しなかったが、従来技術の高電圧回路101にも備えられた既存の回路である。漏電検出回路10は高電圧回路1に発生した漏電を検出する役割を果たし、強制漏電回路11は、漏電検出回路10の故障による誤検出を防止するために高電圧回路1のバッテリ2N側を強制的に漏電させる役割を果たす。なお、本実施形態ではバッテリ2P側にも強制漏電回路を接続しているため、双方の区別のために、部材番号としてバッテリ2N側の強制漏電回路には11Nを付し、バッテリ2P側の強制漏電回路には11Pを付す。
まず漏電検出回路10について述べると、漏電検出回路10の信号発生器12はカップリングコンデンサ13を介してバッテリ2Nに接続されている。信号発生器12で生成された周期的に変動するモニタ信号がカップリングコンデンサ13に入力されると共に、そのモニタ信号がフィルタ14を介して波形検出回路15により検出される。
高電圧回路1のバッテリ2N側に漏電が発生していない場合、モニタ信号の変動周期に同期してカップリングコンデンサ13は充放電を繰り返し、信号発生器12から出力されたモニタ信号の波形がそのまま波形検出回路15により検出される。これに対して高電圧回路1のバッテリ2N側に漏電が発生すると、カップリングコンデンサ13の充放電が妨げられて正常時とは異なる波形のモニタ信号が波形検出回路15で検出される。以上の検出動作を、漏電検出回路10は上位の制御ユニットであるBMU5からの制御信号に基づき実行する。そして、漏電検出回路10は波形検出回路15でのモニタ信号の検出結果を反映した漏電判定信号をBMU5に出力し、この漏電判定信号に基づき、BMU5側で高電圧回路(バッテリ2N側)の漏電の有無が判定される。
一方、強制漏電回路11Nの漏電スイッチ17の一端はバッテリNに接続され、他端は抵抗18を介して接地されている。漏電スイッチ17はBMU5により切換制御されるようになっており、通常時の漏電スイッチ17は切断されている。BMU5からの強制漏電指令に基づき漏電スイッチ17が接続されると、高電圧回路1のバッテリ2N側に漏電が発生する。このようにして高電圧回路1を漏電させた上で、BMU5は漏電検出回路10から漏電有りの漏電判定信号が入力されたときには漏電検出回路10が正常に機能していると判定し、漏電無しの漏電判定信号が入力されたときには漏電検出回路10に異常が生じていると判定する。
ところで[背景技術]で述べたように、電動車両1の保守点検時には、安全確保のためにキースイッチのOFF状態(メインコンタクタ4の切断状態)でサービスプラグ3が切断されるが、誤ってキースイッチのON状態でサービスプラグ3が切断されると、その後のサービスプラグ3の接続時に突入電流による溶着等のトラブルが生じてしまう。そこで、キースイッチがON状態でサービスプラグ3が切断された場合には、BMU5によりメインコンタクタ4を強制切断する対策を講じているが、サービスプラグ3の断接状態を判定するスイッチ回路6に断線故障等が発生すると、サービスプラグ3の接続状態でも切断と誤判定されて無用なメインコンタクタ4の強制切断が実行されてしまう。そして、同様の問題は特許文献1の技術でも発生するため、問題解決にはなり得ない。
このような不具合を鑑みて本発明者は、低圧スイッチ3bとは別の手段によりサービスプラグ3の断接状態を判定することにより、スイッチ回路6に基づくサービスプラグ3の断接判定の信憑性を確認でき、さらに既存の漏電検出回路10を利用すれば、簡単な構成(以下の強制漏電回路11P)の追加によりサービスプラグ3の断接状態を判定可能なことを見出した。
即ち、高電圧回路1のバッテリ2N側に接続された漏電検出回路10に対して、サービスプラグ3を挟んだ反対側に相当するバッテリ2P側で漏電が生じた場合、サービスプラグ3の接続時には漏電検出回路10で漏電を検出可能となり、サービスプラグ3の切断時には漏電検出回路10で漏電を検出不能となる。そこで、図1に示すように、バッテリ2P側にも強制漏電回路11P(強制漏電手段)を設けて強制漏電させた上で、漏電検出回路11Pによる漏電検出に基づきサービスプラグ3を断接判定し、その判定結果と従来からのスイッチ回路6による断接判定との比較に基づき、実際のサービスプラグ3の断接状態を判定している。
なお、この手法を実施するに際し、高電圧回路1側のインピーダンスについては、サービスプラグ3の接続時には低くサービスプラグ3の切断時には高くなっている必要がある。
追加した強制漏電回路11Pの構成は強制漏電回路11Nと同一であるため、その説明は省略する。本実施形態では、バッテリ2Pとメインコンタクタ4との間に強制漏電回路11Pを接続しているが、その接続箇所は、これに限定されるものではなく、漏電検出回路10と強制漏電回路11Pとがサービスプラグ3を介して接続されていれば、サービスプラグ3から前記メインコンタクタ4までの何れかの部位に接続されていればよい。従って、例えばサービスプラグ3とバッテリ2Pとの間に強制漏電回路11Pを接続してもよい。
以下、この知見に基づきBMU5により実行されるサービスプラグ3の断接判定処理について説明する。
上記したようにサービスプラグ3の断接判定は、キースイッチのON状態でのサービスプラグ3の切断(ひいてはその後の接続)に起因するトラブル防止を目的としており、その判定結果に基づきメインコンタクタ4を接続或いは切断している(コンタクタ強制切断手段)。このためサービスプラグ3の断接判定がトラブル防止のために参照される機会は、メインコンタクタ4の接続操作時のみならず、メインコンタクタ4の接続中においても逐次参照される。
より具体的には、車両1の走行開始のためにキースイッチがON操作されたとき、或いは駆動バッテリ2の充電のために車両1の充電コネクタに充電ガンが接続されたときには、それらの操作に対応してメインコンタクタ4が接続されるが、その際にサービスプラグ3の断接状態が参照され、サービスプラグ3の切断状態でのメインコンタクタの接続を未然に防止する。
また、その後のキースイッチがON状態にあるとき或いは充電ガンが接続状態にあるとき(共にメインコンタクタ4が接続中)においても、サービスプラグ3の断接状態が逐次参照され、サービスプラグ3の切断判定が下されると直ちにメインコンタクタ4が切断される。車両1の走行中にサービスプラグ3が切断されることはないが、車両停止状態での保守点検中にサービスプラグ3が切断される可能性はあるため、そのような状況でのトラブル防止を目的とした措置である。
そこで、一例として車両走行やバッテリ充電が開始される際のメインコンタクタ4の断接制御について説明する。
図3は車両走行やバッテリ充電の開始時に本実施形態のBMU5により実行されるメインコンタクタ制御ルーチンのフローチャートを示し、BMU5は当該ルーチンを所定の制御インターバルで実行する。
まずステップS1で、車両1のキースイッチのON操作或いは車両1の充電コネクタへの充電ガンの接続操作が行われると、ステップS2で漏電検出回路10が正常であるか否かを判定し、続くステップS3で高電圧回路1が漏電無しであるか否かを判定する。上記のような高電圧回路1のバッテリ2P側の強制漏電を利用したサービスプラグ3の断接判定を行うには、漏電検出回路10が正常に漏電検出可能であること、及び高電圧回路1が漏電していないことが前提条件として必要なため、その確証をステップS2,3の処理により得ているのである。
より具体的には、ステップS2では強制漏電回路11Nにより高電圧回路1のバッテリ2N側を漏電させた上で、漏電検出回路10で漏電が検出されると正常判定を下し、漏電が検出されない場合には異常判定を下す。またステップS3では、強制漏電回路11N,11Pを共に機能停止させた上で、漏電検出回路10で漏電が検出されなければ高電圧回路1に漏電無しの判定を下し、漏電が検出されると高電圧回路1に漏電有りの判定を下す。
ステップS2,3の何れかでNo(否定)の判定を下したときには、ステップS4に移行して走行禁止処理または充電禁止処理を実行し、その後に一旦ルーチンを終了する。通常時にはステップS1で行われた操作に対応して車両走行やバッテリ充電を可能とすべくメインコンタクタ4を接続するが、ステップS4では、このメインコンタクタ4を切断状態に保つことにより車両走行やバッテリ充電を禁止する。
また、ステップS2,3の何れでもYes(肯定)の判定を下したときには、ステップS5に移行してサービスプラグ3が接続されているか否かを判定する(下表1の1〜3段目の判定処理)。このサービスプラグ3の断接判定が上記した知見による本実施形態の特徴部分であり、以下に述べるように、従来からのスイッチ回路6に基づくサービスプラグ3の断接判定に加えてバッテリ2P側の強制漏電を利用した断接判定が実行される。
そして、サービスプラグ3の切断(下表1の2段目の判定結果)に基づきステップS5でNoの判定を下すと、ステップS4に移行する。従って、メインコンタクタ4は切断状態に保たれ、その後のサービスプラグ3の接続時の突入電流による溶着のトラブルが未然に防止される。またサービスプラグ3の接続(下表1の1,3段目の判定結果)に基づきステップS5でYesの判定を下すと、ステップS6に移行する。ステップS6ではメインコンタクタ4を接続し、続くステップS7で車両走行やバッテリ充電を実施した後にルーチンを終了する。
なお、以上は車両走行やバッテリ充電の開始時のメインコンタクタの断接制御であるが、これとは別のルーチンに基づき、キースイッチのON操作中或いは充電ガンの接続中においても、図3と同様の制御により、サービスプラグ3の断接判定に基づきメインコンタクタ4が接続或いは切断される。このときには、メインコンタクタ4の接続状態でステップS5のサービスプラグ3の断接判定を実施されるが、コンタクタ接続によりバッテリ2N側とバッテリ2P側とのインピーダンス低下が懸念される場合には、一時的にメインコンタクタ4を切断する。
以上のようにメインコンタクタ4の断接制御がBMU5により実行されており、そのステップS5では、下表1に基づきサービスプラグ3の断接判定が実行される。
Figure 2017173245
まず表1中の1段目に示すように、スイッチ回路6に基づきサービスプラグ3の切断判定が下されたにも拘わらず、強制漏電回路11Pの作動時に漏電検出回路10により漏電検出された場合、その漏電はサービスプラグ3を介して検出されたものであり、実際にはサービスプラグ3が接続されていると見なせる。結果としてスイッチ回路6に基づく切断判定は誤りであり、その要因はスイッチ回路6の異常、より詳しくは接続線6aの断線にあると断定できる(第1の故障判定手段)。
従って、キースイッチのON操作時であれば図3のステップS6の処理によりメインコンタクタ4が接続され、既にキースイッチがON状態であればメインコンタクタ4の接続状態が保たれる(第1のコンタクタ断接訂正手段)。
また表1中の2段目に示すように、スイッチ回路6に基づきサービスプラグ3の切断判定が下され、漏電検出回路10で漏電検出されずに実際にサービスプラグ切断と見なせる場合には、スイッチ回路6に基づく切断判定は正しく、スイッチ回路6が正常と断定できる。従って、キースイッチのON操作時であれば図3のステップS4の処理によりメインコンタクタ4の接続が禁止され、既にキースイッチがON状態であればメインコンタクタ4が強制切断され、これにより溶着等のトラブルが防止される。
さらに表1中の3段目に示すように、スイッチ回路6に基づきサービスプラグ3の接続判定が下され、漏電検出回路10で漏電検出されて実際にサービスプラグ接続と見なせる場合には、スイッチ回路6に基づく接続判定は正しく、やはりスイッチ回路6が正常と断定できる。従って、表1中の1段目と同様のメインコンタクタ4の断接制御が実行される。
以上のように本実施形態のサービスプラグ3の故障判定装置によれば、スイッチ回路6の断線故障に起因して、サービスプラグ3が接続されているにも拘わらずスイッチ回路6に基づき切断判定が下されている場合であっても、強制漏電回路11Pにより発生させたバッテリP側の漏電がバッテリN側の漏電検出回路10で検出された場合には、実際にはサービスプラグ3が接続されていると見なしてスイッチ回路6に基づく切断判定を接続判定に訂正すると共に(第1の判定訂正手段)、スイッチ回路6の故障判定を下している。
従って、サービスプラグ3が接続されているとの確証が得られることから、キースイッチのON操作時であればメインコンタクタ4を適切に接続でき、既にキースイッチがON状態であれば、誤判定による無用なメインコンタクタ4の強制切断を防止して接続状態に保つことができる。しかも、スイッチ回路6の故障が接続線6aの断線に起因することも断定できるため、修理等の適切な対処を早期に実施することができる。
ところで、スイッチ回路6及び漏電検出回路10に基づくサービスプラグ3の断接判定には、表1中の4段目に示す組合せもある。この場合には、スイッチ回路6に基づきサービスプラグ3の接続判定が下され、漏電検出回路10で漏電は検出されていない。上記した表1中の1段目とは逆であり、実際にはサービスプラグ3が切断されており、スイッチ回路6に基づく接続判定は誤りである考えられる。その要因はスイッチ回路6の異常、より詳しくは、スイッチ回路6の低圧スイッチ3bとHi-Lo検出回路8の接続線の天絡、或いは高圧スイッチ3aの開固着に起因する低圧スイッチ3bとの同期解除にあると推測される。
しかしながら、この場合には別の要因として強制漏電回路11Pの故障も考えられ、例えば強制漏電回路11Pの断線故障、或いは漏電スイッチ17の開固着にあるとも推測できる。
従って、表1中の4段目に示す組合せの場合には、第1実施形態においては、故障部位がスイッチ回路6にあるのか強制漏電回路11Pにあるのか特定できず、また故障部位を特定不能であるが故に、実際のサービスプラグ3の断接状態も判定できず、これらを判定可能な手法が求められる。
このような要望を鑑みて本発明者は、故障部位の特定のために、メインコンタクタ4よりも電気負荷側に接続されているコンデンサを利用可能なことを見出した。即ち、現状でサービスプラグ3の断接状態は不明であるものの、メインコンタクタ4を接続すれば電気負荷側のコンデンサがサービスプラグ3の代替として機能し、コンデンサを介して強制漏電回路11P側と漏電検出回路10側とが電気的に接続される。
よって、この状態で、強制漏電回路11Pの作動時の漏電検出回路10による漏電検出の有無に応じて故障部位を特定でき、さらに特定した故障部位に基づき実際のサービスプラグ3の断接状態も断定できる。以下、この知見に基づくサービスプラグ3の故障判定装置を第2実施形態として以下に説明する。
[第2実施形態]
図4は本実施形態のサービスプラグ3の断接判定装置が適用された電動車両の高電圧回路1を示す電気回路図である。
基本的な構成は図1に基づき説明した第1実施形態と同様であるが、上記知見に基づき本実施形態ではメインコンタクタ4の電気負荷側にコンデンサ21が追加されている。このコンデンサ21は、漏電検出回路10で用いられるモニタ信号の波形周期に対してバッテリ2N−2P間のインピーダンスが十分に低くなるような特性を有している。但し、例えば走行モータ用として備えられた平滑コンデンサが上記条件を満たす特性である場合には、特にコンデンサ21を追加する必要はない。
図5は車両走行やバッテリ充電の開始時に本実施形態のBMUにより実行されるメインコンタクタ制御ルーチンのフローチャートを示す。
図3に示す第1実施形態のルーチンとの相違は、ステップS11〜13の処理を追加したことにあるため、相違点を重点的に述べる。
BMU5は、サービスプラグ3の接続に基づきステップS3でYesの判定を下すと、ステップS11に移行する。ステップS11では表1中の4段目の組合せが成立したか否か、即ち、故障部位がスイッチ回路6にあるのか強制漏電回路11Pにあるのか特定不能であり、且つ実際のサービスプラグ3の断接状態が判定不能であるか否かを判定する。判定がNo場合にはステップS5でサービスプラグ3が接続されているか否かを判定し、NoのときにはステップS4でメインコンタクタ4を切断状態に保ち、判定がYesのときにはステップS6でメインコンタクタ4を接続する。
また、ステップS11の判定がYesのときにはステップS12でメインコンタクタ4を接続する(コンタクタ一時接続手段)。なお、メインコンタクタ4の動作確認は予め別の手段により実施され、ステップS12では確実にメインコンタクタ4が接続されているものとする。そして、電気負荷側の電位が安定するまで待機した後、続くステップS13で下表2に基づき、サービスプラグ3が接続されているか否かを判定する。ステップS13の判定がNoのときにはステップS4でメインコンタクタ4を切断し、判定がYesのときにはステップS6でメインコンタクタ4を接続し、その後にルーチンを終了する。
以下、ステップS13の処理によるサービスプラグ3の断接判定について説明する。
Figure 2017173245
まず、表1中の4段目の組合せが前提であるため、スイッチ回路6に基づきサービスプラグ3の接続判定が下されている。そして、表2の1段目に示すように、強制漏電回路11Pの作動時に漏電検出回路10により漏電検出された場合、強制漏電回路11Pは正常に機能してバッテリP側に漏電を発生させており、その漏電がバッテリN側の漏電検出回路10で検出されたものと見なせる。結果としてスイッチ回路6に基づく接続判定は誤りであり、その要因はスイッチ回路6の異常、より詳しくは、スイッチ回路6の低圧スイッチ3bとHi-Lo検出回路8の接続線の天絡、或いは高圧スイッチ3aの開固着に起因する低圧スイッチ3bとの同期解除にあると断定できる(第2の故障判定手段)。また、スイッチ回路6の異常判定に基づき実際のサービスプラグ3は切断されているものと見なし、その接続判定を切断判定に訂正している(第2の判定訂正手段)。
従って、キースイッチのON操作時であれば、図5のステップS12でメインコンタクタ4は一時的に接続されるものの、その後にステップS4の処理により切断されるため実質的には接続が禁止される。また、既にキースイッチがON状態であればメインコンタクタ4が切断され、これにより溶着等のトラブルが防止される(第2のコンタクタ断接訂正手段)。
また、表2の2段目に示すように、強制漏電回路11Pの作動時に漏電検出回路10により漏電検出されなかった場合、強制漏電回路11Pが正常に機能せずにバッテリP側に漏電が発生していないものと見なせる。結果として漏電検出回路10で漏電が検出されなかった要因は、強制漏電回路11Pの異常、より詳しくは強制漏電回路11Pの断線故障、或いは漏電スイッチ17の開固着にあると断定できる(第2の故障判定手段)。そして、このとき同時にスイッチ回路6も異常を発生している場合もあり得るが、このような2重故障の可能性は低いため、スイッチ回路6は正常であり、その接続判定も正しいと判断している。
従って、キースイッチのON操作時であれば図5のステップS6の処理によりメインコンタクタ4が接続され、既にキースイッチがON状態であればメインコンタクタ4の接続状態が保たれる。
以上のように本実施形態のサービスプラグ3の故障判定装置によれば、スイッチ回路6に基づきサービスプラグ3の接続判定が下され、漏電検出回路10で漏電が検出されず(ステップS11がYes)、その要因がスイッチ回路6の異常にあるか、強制漏電回路11Pの異常にあるか判定不能な場合に、メインコンタクタ4を接続して電気負荷側のコンデンサ21を介して強制漏電回路11P側と漏電検出回路10側とを電気的に接続した上で(ステップS12)、漏電検出回路10での漏電検出の有無に基づき故障部位の特定、及び実際のサービスプラグ3の断接状態を判定している(ステップS13)。
従って、このような状況でもサービスプラグ3の断接状態に確証が得られることから、メインコンタクタ4を適切に断接制御することができる。しかも、また、故障部位がスイッチ回路6にあるか強制漏電回路11Pにあるかを断定できるため、修理等の適切な対処をより適切に実施することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、漏電検出回路10の正常判定のために強制漏電回路11Nを用いたが、他の手段により代替可能な場合には、強制漏電回路11Nを省略してもよい。また、スイッチ回路6、漏電検出回路10及び強制漏電回路11N,11Pの構成についても、上記実施形態に限定されるものではなく任意に変更可能である。
1 高電圧回路
2 駆動バッテリ
2N 第1バッテリ
2P 第2バッテリ
3 サービスプラグ
4 メインコンタクタ
5 BMU
(第1の判定訂正手段、第2の判定訂正手段、コンタクタ強制切断手段、
コンタクタ一時接続手段、第1のコンタクタ断接訂正手段、
第2のコンタクタ断接訂正手段、第1の故障判定手段、第2の故障判定手段)
6 スイッチ回路(プラグ断接判定手段)
10 漏電検出回路(漏電検出手段)
11P 強制漏電回路(強制漏電手段)

Claims (6)

  1. 駆動バッテリに接続したメインコンタクタの断接に応じて該駆動バッテリを電気負荷側に接続及び切断可能とすると共に、前記駆動バッテリに介装したサービスプラグにより高電圧回路の遮断時には該駆動バッテリを第1バッテリ及び第2バッテリに分断すると共に、前記第1バッテリ側に漏電を検出するための漏電検出手段を接続した電動車両の高電圧回路において、
    前記サービスプラグの断接状態を判定するプラグ断接判定手段と、
    前記高電圧回路の第2のバッテリ側の前記サービスプラグから前記メインコンタクタまでの何れかの部位に接続され、強制的に漏電を発生可能な強制漏電手段と、
    前記プラグ断接判定手段により前記サービスプラグの切断が判定され、且つ前記強制漏電手段により発生された漏電が前記漏電検出手段で検出された場合に、前記プラグ断接判定手段による前記サービスプラグの切断判定を誤りと見なして接続判定に訂正する第1の判定訂正手段と
    を備えたことを特徴とする電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置。
  2. 前記プラグ断接判定手段により前記サービスプラグの切断が判定されたときに、接続操作に応じた前記メインコンタクタの接続の禁止、及び接続中の前記メインコンタクタの切断の少なくとも一方を実行するコンタクタ強制切断手段と、
    前記コンタクタ強制切断手段により前記メインコンタクタの接続禁止または切断が実行される際に、前記第1の判定訂正手段により前記プラグ断接判定手段の切断判定が誤りと見なされて接続判定に訂正されると、前記コンタクタ強制切断手段に拘わらず前記メインコンタクタを接続する第1のコンタクタ断接訂正手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置。
  3. 前記第1の判定訂正手段により前記プラグ断接判定手段の切断判定が誤りと見なされて接続判定に訂正されたときに、該プラグ断接判定手段の故障判定を下す第1の故障判定手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置。
  4. 前記プラグ断接判定手段により前記サービスプラグの接続が判定され、且つ前記強制漏電手段により発生された漏電が前記漏電検出手段で検出されない場合に、前記メインコンタクタを一時的に接続することにより、該メインコンタクタよりも前記電気負荷側に接続されているコンデンサを介して前記強制漏電手段と前記漏電検出手段とを電気的に接続するコンタクタ一時接続手段と、
    前記コンタクタ一時接続手段により前記メインコンタクタが接続された状態で、前記強制漏電手段により発生された漏電が前記漏電検出手段で検出された場合に、前記プラグ断接判定手段による接続判定を誤りと見なして切断判定に訂正する第2の判定訂正手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置。
  5. 前記プラグ断接判定手段により前記サービスプラグの切断が判定されたときに、接続操作に応じた前記メインコンタクタの接続の禁止、及び接続中の前記メインコンタクタの切断の少なくとも一方を実行するコンタクタ強制切断手段と、
    前記第2の判定訂正手段により前記プラグ断接判定手段の接続判定が誤りと見なされて切断判定に訂正されたときに、前記コンタクタ強制切断手段に前記メインコンタクタの接続の禁止または切断を実行させる第2のコンタクタ断接訂正手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項4に記載の電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置。
  6. 前記第2の判定訂正手段により前記プラグ断接判定手段の切断判定が誤りと見なされて接続判定に訂正されたときに、該プラグ断接判定手段の故障判定を下し、前記プラグ断接判定手段の接続判定が訂正されなかったときに、前記強制漏電手段の故障判定を下す第2の故障判定手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の電動車両におけるサービスプラグの断接判定装置。
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