JP2017173237A - 電子時計および電子時計の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】1秒間の第1レベルの信号幅の合計値が同じであり、信号波形パターンが異なる2種類の信号を、簡単に判定できる電子時計および電子時計の制御方法の提供。
【解決手段】電子時計は、標準電波を受信する受信部と、受信した信号の1秒間の第1レベル信号の信号幅の合計値を算出する算出部と、コード判定部とを備え、信号は第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードと第2コードを含み、コード判定部は、算出部で算出された合計値が、第1コードまたは第2コードにおける第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定し、同じである場合には、1秒間において第2コードの信号波形パターンに応じて設定された判定期間において、第2レベル信号が所定時間継続したか否かを判定し、所定時間継続していないと判定した場合には第1コードを受信したと判定する。
【選択図】図1
【解決手段】電子時計は、標準電波を受信する受信部と、受信した信号の1秒間の第1レベル信号の信号幅の合計値を算出する算出部と、コード判定部とを備え、信号は第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードと第2コードを含み、コード判定部は、算出部で算出された合計値が、第1コードまたは第2コードにおける第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定し、同じである場合には、1秒間において第2コードの信号波形パターンに応じて設定された判定期間において、第2レベル信号が所定時間継続したか否かを判定し、所定時間継続していないと判定した場合には第1コードを受信したと判定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子時計および電子時計の制御方法に係り、1秒の信号に2つのビットデータを組み合わせた情報を送信する標準電波を受信する電子時計および電子時計の制御方法に関する。
一般的な標準電波は、1秒毎の信号として、「0」、「1」、「P」又は「M」の3種類の信号を送信している。これに対し、イギリスの標準電波「MSF」は、1秒の信号にbitAおよびbitBの2種類のビットデータを有している。このため、「MSF」では、2つのビットの4種類の組み合わせと、マーカーとの計5種類の信号波形パターンを、1秒毎の信号として送信している。なお、2つのbitAおよびbitBの組み合わせは、「00」、「01」、「10」、「11」の4種類である。
このMSFのタイムコードを判定できるように、1秒間にA〜Eまで5つのレベル判定期間を予め設定しておき、各判定期間で信号レベルがHレベルであるか、Lレベルであるかを検出し、この5つの判定期間におけるHレベル、Lレベルの組み合わせによって、前記5種類の信号波形パターンを判定する方法が提案されている(特許文献1参照)。
このMSFのタイムコードを判定できるように、1秒間にA〜Eまで5つのレベル判定期間を予め設定しておき、各判定期間で信号レベルがHレベルであるか、Lレベルであるかを検出し、この5つの判定期間におけるHレベル、Lレベルの組み合わせによって、前記5種類の信号波形パターンを判定する方法が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、前記特許文献1では、5つのレベル判定期間で信号レベルを判定し、さらに、その判定結果の組み合わせによって、タイムコードを判定しているため、処理が煩雑であった。
このため、秒同期タイミングでLレベルからHレベルに立ち上がる場合に、1秒間でのHレベル信号幅の合計値でタイムコードを判定するというシンプルな判定方法の採用が検討された。
しかしながら、「MSF」では、2つの100msのHレベル信号が、100msのLレベル信号を挟んで送信されるbitA=0、bitB=1の信号と、200msのHレベル信号が送信されるbitA=1、bitB=0の信号とは、共にHレベル信号幅の合計値が200msとなって区別できないという課題がある。
このため、秒同期タイミングでLレベルからHレベルに立ち上がる場合に、1秒間でのHレベル信号幅の合計値でタイムコードを判定するというシンプルな判定方法の採用が検討された。
しかしながら、「MSF」では、2つの100msのHレベル信号が、100msのLレベル信号を挟んで送信されるbitA=0、bitB=1の信号と、200msのHレベル信号が送信されるbitA=1、bitB=0の信号とは、共にHレベル信号幅の合計値が200msとなって区別できないという課題がある。
このような課題は、第1レベル(例えばHレベル)と、第2レベル(例えばLレベル)とで変化する信号でタイムコードを送信する標準電波において、「MSF」と同様に、1秒間の第1レベルの信号幅の合計値が同じであり、信号波形パターンが異なる2種類の信号が含まれる標準電波において共通する課題である。
本発明の目的は、1秒間の第1レベルの信号幅の合計値が同じであり、信号波形パターンが異なる2種類の信号を、簡単に判定できる電子時計および電子時計の制御方法を提供することにある。
本発明の電子時計は、1秒間に第1レベル信号と第2レベル信号とを含み、前記第1レベル信号と前記第2レベル信号との組み合わせで前記1秒間に2種類のビットデータを含む信号を送信する標準電波を受信する受信部と、前記受信部で受信した前記信号の1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値を算出する算出部と、前記信号のコードを判定するコード判定部とを備え、前記信号は、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードを含み、前記第1コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、前記第2コードは、1秒間に前記第1レベル信号を2つ送信するコードであり、前記コード判定部は、前記算出部で算出された合計値が、前記第1コードまたは前記第2コードにおける前記第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定し、同じであると判定した場合には、1秒間において前記第2コードの信号波形パターンに応じて設定された判定期間において、前記第2レベル信号が所定時間継続したか否かを判定し、前記所定時間継続していないと判定した場合には、前記第1コードを受信したと判定することを特徴とする。
本発明によれば、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードの2種類のコードを含む標準電波を受信してコードを判定する際に、第2コードの信号波形パターンに応じて設定された判定期間において、第2レベル信号が所定時間継続していない場合には、第1コードを受信したと判定している。このため、コード判定部は、第1レベル信号の信号幅の合計値と、前記判定期間において第2レベル信号が所定時間継続しているか否かを検出することで、第1コードであるかを判定できるため、判定処理を簡単に行うことができる。
なお、第2レベル信号が所定時間継続している場合には、第2コードを受信したと判定してもよいし、その1秒間の信号の信号位置(0〜59秒のいずれかの位置)に応じて、コードを判定してもよい。
なお、第2レベル信号が所定時間継続している場合には、第2コードを受信したと判定してもよいし、その1秒間の信号の信号位置(0〜59秒のいずれかの位置)に応じて、コードを判定してもよい。
本発明の電子時計は、1秒間に第1レベル信号と第2レベル信号とを含み、前記第1レベル信号と前記第2レベル信号との組み合わせで前記1秒間に2種類のビットデータを含む信号を送信する標準電波を受信する受信部と、前記受信部で受信した前記信号の1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値を算出する算出部と、前記信号のコードを判定するコード判定部とを備え、前記信号は、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードを含み、前記第1コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、前記第2コードは、1秒間に前記第1レベル信号を2つ送信するコードであり、前記コード判定部は、判定対象の1秒間の信号が、60秒間の信号で構成されるフレームにおいて、何秒目の信号であるかを示す信号位置を検出し、前記算出部で算出された合計値が、前記第1コードまたは前記第2コードにおける前記第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定し、同じであると判定した場合には、前記信号位置に基づいて、前記第1コードおよび前記第2コードを判定することを特徴とする。
本発明によれば、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードの2種類のコードを含む標準電波を受信してコードを判定する際に、判定対象の1秒間の信号の信号位置(0〜59秒のいずれかの位置)に応じて、第1コードおよび第2コードを判定することができる。たとえば、第1コードの可能性がない信号位置であれば、第2コードと判定し、第2コードの可能性がない信号位置であれば、第1コードと判定すればよい。
このため、コード判定部は、第1レベル信号の信号幅の合計値と、前記信号位置とを検出することで、第1コードであるか第2コードであるかを判定できるため、判定処理を簡単に行うことができる。
このため、コード判定部は、第1レベル信号の信号幅の合計値と、前記信号位置とを検出することで、第1コードであるか第2コードであるかを判定できるため、判定処理を簡単に行うことができる。
本発明の電子時計は、1秒間に第1レベル信号と第2レベル信号とを含み、前記第1レベル信号と前記第2レベル信号との組み合わせで前記1秒間に2種類のビットデータを含む信号を送信する標準電波を受信する受信部と、前記受信部で受信した前記信号の1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値を算出する算出部と、前記信号のコードを判定するコード判定部とを備え、前記信号は、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードと、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が前記第1コードおよび前記第2コードの1/2である第3コードとを含み、前記第1コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、前記第2コードは、1秒間に前記第1レベル信号を2つ送信するコードであり、前記第3コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、前記コード判定部は、判定対象の1秒間の信号が、60秒間の信号で構成されるフレームにおいて、何秒目の信号であるかを示す信号位置を検出し、前記算出部で算出された合計値が、前記第1コードまたは前記第2コードにおける前記第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定し、同じであると判定した場合であり、前記信号位置が前記第2コードを含む可能性がない場合は、1秒間において前記第2コードの信号波形パターンに応じて設定された判定期間において、前記第2レベル信号が所定時間継続したか否かを判定し、前記所定時間継続したと判定した場合には、前記第3コードを受信したと判定し、前記所定時間継続していないと判定した場合には、前記第1コードを受信したと判定することを特徴とする。
本発明によれば、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードと、第1レベル信号の信号幅が第1コードの半分の第3コードとの3種類のコードを含む標準電波を受信してコードを判定する際に、信号位置が第2コードを含む可能性がない場合は、第2コードの信号波形パターンに応じて設定された判定期間において、第2レベル信号が所定時間継続していない場合は第1コードを受信したと判定し、所定時間継続している場合は第3コードを受信したと判定する。
このため、コード判定部は、第1レベル信号の信号幅の合計値と、前記判定期間において第2レベル信号が所定時間継続しているか否かと、信号位置とを検出することで、第1コードであるか、第3コードであるかを判定できるため、判定処理を簡単に行うことができる。特に、第2コードの可能性がない信号位置では、ノイズが影響した可能性を考慮して第3コードと判定できるので、精度の高いコード判定を行うことができる。
このため、コード判定部は、第1レベル信号の信号幅の合計値と、前記判定期間において第2レベル信号が所定時間継続しているか否かと、信号位置とを検出することで、第1コードであるか、第3コードであるかを判定できるため、判定処理を簡単に行うことができる。特に、第2コードの可能性がない信号位置では、ノイズが影響した可能性を考慮して第3コードと判定できるので、精度の高いコード判定を行うことができる。
本発明の電子時計の制御方法は、1秒間に第1レベル信号と第2レベル信号とを含み、前記第1レベル信号と前記第2レベル信号との組み合わせで前記1秒間に2種類のビットデータを含む信号を送信する標準電波を受信する受信部を備える電子時計の制御方法であって、前記信号は、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードを含み、前記第1コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、前記第2コードは、1秒間に前記第1レベル信号を2つ送信するコードであり、前記受信部で受信した前記信号の1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値を算出するステップと、前記算出された合計値が、前記第1コードまたは前記第2コードにおける前記第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定するステップと、同じであると判定した場合に、1秒間において前記第2コードの信号波形パターンに応じて設定された判定期間において、前記第2レベル信号が所定時間継続したか否かを判定するステップと、前記所定時間継続していないと判定した場合には、前記第1コードを受信したと判定するステップとを有することを特徴とする。
本発明の電子時計の制御方法は、1秒間に第1レベル信号と第2レベル信号とを含み、前記第1レベル信号と前記第2レベル信号との組み合わせで前記1秒間に2種類のビットデータを含む信号を送信する標準電波を受信する受信部を備える電子時計の制御方法であって、前記信号は、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードを含み、前記第1コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、前記第2コードは、1秒間に前記第1レベル信号を2つ送信するコードであり、前記受信部で受信した前記信号の1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値を算出するステップと、判定対象の1秒間の信号が、60秒間の信号で構成されるフレームにおいて、何秒目の信号であるかを示す信号位置を検出するステップと、前記算出された合計値が、前記第1コードまたは前記第2コードにおける前記第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定するステップと、同じであると判定した場合には、前記信号位置に基づいて、前記第1コードおよび前記第2コードを判定するステップとを有することを特徴とする。
本発明の電子時計の制御方法は、1秒間に第1レベル信号と第2レベル信号とを含み、前記第1レベル信号と前記第2レベル信号との組み合わせで前記1秒間に2種類のビットデータを含む信号を送信する標準電波を受信する受信部を有する電子時計の制御方法であって、前記信号は、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードと、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が前記第1コードおよび前記第2コードの1/2である第3コードとを含み、前記第1コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、前記第2コードは、1秒間に前記第1レベル信号を2つ送信するコードであり、前記第3コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、前記受信部で受信した前記信号の1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値を算出するステップと、判定対象の1秒間の信号が、60秒間の信号で構成されるフレームにおいて、何秒目の信号であるかを示す信号位置を検出するステップと、前記算出された合計値が、前記第1コードまたは前記第2コードにおける前記第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定するステップと、同じであると判定した場合であり、前記信号位置が前記第2コードを含む可能性がない場合は、1秒間において前記第2コードの信号波形パターンに応じて設定された判定期間において、前記第2レベル信号が所定時間継続したか否かを判定するステップと、前記所定時間継続したと判定した場合には、前記第3コードを受信したと判定するステップと、前記所定時間継続していないと判定した場合には、前記第1コードを受信したと判定するステップとを有することを特徴とする。
これらの各電子時計の制御方法によれば、前記電子時計と同じ作用効果を奏することができる。
これらの各電子時計の制御方法によれば、前記電子時計と同じ作用効果を奏することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔電子時計の構成〕
図1は、電子時計1の内部構成を示すブロック図である。
電子時計1は、イギリスの標準電波MSFを受信可能な電波修正時計であり、時刻を表示する時刻表示部2と、アンテナ4を用いて時刻情報を含む電波を受信する受信部5と、基準信号を出力する基準信号源となる発振回路6および分周回路7と、装置全体の動作を制御する制御手段10とを備えている。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔電子時計の構成〕
図1は、電子時計1の内部構成を示すブロック図である。
電子時計1は、イギリスの標準電波MSFを受信可能な電波修正時計であり、時刻を表示する時刻表示部2と、アンテナ4を用いて時刻情報を含む電波を受信する受信部5と、基準信号を出力する基準信号源となる発振回路6および分周回路7と、装置全体の動作を制御する制御手段10とを備えている。
時刻表示部2は、アナログ式時計で用いられる一般的な指針と、日や曜日を印刷した表示車(日車、曜車)等と、これらを駆動するモーターや輪列等で構成されている。具体的には、図示を略すが、文字板と、指針である時針、分針、秒針と、日付や曜日を表示する日車、曜車等のカレンダー車を備えている。
なお、日車、曜車は、両方設けてもよいし、いずれか一方のみを設けてもよいし、両方とも設けなくてもよい。これらは各時計のデザインなどを考慮して設定される。
さらに、モーターとしては、ステップモーターが一般的であるが、圧電アクチュエーターなどの指針を運針可能な各種の駆動機構を用いてもよい。
なお、時刻表示部2としては、指針やカレンダー車を備えるものに限らず、液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの表示装置で構成されるものでもよい。
なお、日車、曜車は、両方設けてもよいし、いずれか一方のみを設けてもよいし、両方とも設けなくてもよい。これらは各時計のデザインなどを考慮して設定される。
さらに、モーターとしては、ステップモーターが一般的であるが、圧電アクチュエーターなどの指針を運針可能な各種の駆動機構を用いてもよい。
なお、時刻表示部2としては、指針やカレンダー車を備えるものに限らず、液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの表示装置で構成されるものでもよい。
アンテナ4は、標準電波を受信可能なバーアンテナなど、電子時計1に組み込む可能な一般的なアンテナである。
受信部5は、アンテナ4に接続された一般的な標準電波の受信回路と同じ構成であり、同調コンデンサなどにて構成された図示しない同調回路とを備えている。
受信部5は、アンテナ4に接続された一般的な標準電波の受信回路と同じ構成であり、同調コンデンサなどにて構成された図示しない同調回路とを備えている。
受信部5は、図示は省略するが、増幅回路、バンドパスフィルタ、復調回路、デコード回路などを備え、受信した長波標準電波を二値化してTCO(Time Code Out:タイムコード出力)信号として、制御手段10に出力する。
この際、長波標準電波は、振幅変調で変調した信号を送信するため、振幅が大きい期間と小さい期間とがある。受信部5は、この振幅の変化に応じて、受信信号の信号レベルを、ハイレベル(Hレベル)、ローレベル(Lレベル)に二値化してTCOとして出力する。この際、受信部5の回路構成によって、振幅が大きい場合に、受信信号をHレベルとして出力する場合と、Lレベルとして出力する場合とがある。このため、受信信号は、1秒間に第1レベルから第2レベルに変化するが、第1レベルがHレベルの場合とLレベルの場合とがあり、第2レベルは第1レベルとは異なるレベルとなる。本実施形態の受信部5は、1秒の開始位置(秒同期タイミング)で、LレベルからHレベルに立ち上がるTCO信号を出力するため、第1レベルがHレベルであり、第2レベルがLレベルに設定されている。
この際、長波標準電波は、振幅変調で変調した信号を送信するため、振幅が大きい期間と小さい期間とがある。受信部5は、この振幅の変化に応じて、受信信号の信号レベルを、ハイレベル(Hレベル)、ローレベル(Lレベル)に二値化してTCOとして出力する。この際、受信部5の回路構成によって、振幅が大きい場合に、受信信号をHレベルとして出力する場合と、Lレベルとして出力する場合とがある。このため、受信信号は、1秒間に第1レベルから第2レベルに変化するが、第1レベルがHレベルの場合とLレベルの場合とがあり、第2レベルは第1レベルとは異なるレベルとなる。本実施形態の受信部5は、1秒の開始位置(秒同期タイミング)で、LレベルからHレベルに立ち上がるTCO信号を出力するため、第1レベルがHレベルであり、第2レベルがLレベルに設定されている。
受信部5は、制御手段10で制御され、同調回路で設定された周波数の長波標準電波をアンテナ4で受信するように構成されている。
なお、標準電波の周波数は、受信する標準電波の種類に応じて設定される。本実施形態の電子時計1は、少なくともイギリスの標準電波「MSF」を受信するため、60kHzの標準電波を受信可能に設定されている。なお、電子時計1は、MSF以外の標準電波を受信可能に構成されており、受信する標準電波の種類に応じて周波数が設定される。
例えば、受信部5は、受信する標準電波が日本の標準電波「JJY」であれば40kHzまたは60kHzに設定し、アメリカ合衆国の標準電波「WWVB」であれば60kHzに設定し、ドイツの標準電波「DCF77」であれば77.5kHzに設定し、中国の標準電波「BPC」であれば68.5kHzに設定する。
この標準電波の選択は、ユーザーが手動操作で行っても良いし、電子時計1が周波数等を自動的に切り替えて、自動選択できるようにしてもよい。
なお、標準電波の周波数は、受信する標準電波の種類に応じて設定される。本実施形態の電子時計1は、少なくともイギリスの標準電波「MSF」を受信するため、60kHzの標準電波を受信可能に設定されている。なお、電子時計1は、MSF以外の標準電波を受信可能に構成されており、受信する標準電波の種類に応じて周波数が設定される。
例えば、受信部5は、受信する標準電波が日本の標準電波「JJY」であれば40kHzまたは60kHzに設定し、アメリカ合衆国の標準電波「WWVB」であれば60kHzに設定し、ドイツの標準電波「DCF77」であれば77.5kHzに設定し、中国の標準電波「BPC」であれば68.5kHzに設定する。
この標準電波の選択は、ユーザーが手動操作で行っても良いし、電子時計1が周波数等を自動的に切り替えて、自動選択できるようにしてもよい。
[イギリスの標準電波MSF]
ここで、イギリスの標準電波「MSF」について説明する。
MSFは、図2に示すように、bitAとbitBとの4種類の組み合わせと、マーカーとを区別するために、5つの信号波形パターンの信号を1秒毎に送信する。本実施形態では、各信号は1秒の先頭(秒同期タイミング)でLレベル(第2レベル)からHレベル(第1レベル)に立ち上がり、Hレベル信号(第1レベル信号)の信号幅等がそれぞれ異なる5つの信号波形パターンの信号である。
「bitA=0、bitB=0」の場合、1秒の先頭(0ms)から100msまでがHレベル信号とされ、残りの900msはLレベル信号である。すなわち、Hレベル信号幅は100msである。
「bitA=0、bitB=1」の場合、1秒の先頭から100msがHレベル信号であり、次の100msがLレベル信号であり、さらに次の100msがHレベル信号であり、残りの700msはLレベル信号である。すなわち、1秒間に2つのHレベル信号が送信され、Hレベル信号幅の合計値は200msである。
「bitA=1、bitB=0」の場合、1秒の先頭から200msがHレベル信号であり、残りの800msはLレベル信号である。すなわち、Hレベル信号幅は200msである。
「bitA=1、bitB=1」の場合、1秒の先頭から300msがHレベル信号であり、残りの700msはLレベル信号である。すなわち、Hレベル信号幅は300msである。
「マーカー」の場合、1秒の先頭から500msがHレベル信号であり、残りの500msはLレベル信号である。すなわち、Hレベル信号幅は500msである。
ここで、イギリスの標準電波「MSF」について説明する。
MSFは、図2に示すように、bitAとbitBとの4種類の組み合わせと、マーカーとを区別するために、5つの信号波形パターンの信号を1秒毎に送信する。本実施形態では、各信号は1秒の先頭(秒同期タイミング)でLレベル(第2レベル)からHレベル(第1レベル)に立ち上がり、Hレベル信号(第1レベル信号)の信号幅等がそれぞれ異なる5つの信号波形パターンの信号である。
「bitA=0、bitB=0」の場合、1秒の先頭(0ms)から100msまでがHレベル信号とされ、残りの900msはLレベル信号である。すなわち、Hレベル信号幅は100msである。
「bitA=0、bitB=1」の場合、1秒の先頭から100msがHレベル信号であり、次の100msがLレベル信号であり、さらに次の100msがHレベル信号であり、残りの700msはLレベル信号である。すなわち、1秒間に2つのHレベル信号が送信され、Hレベル信号幅の合計値は200msである。
「bitA=1、bitB=0」の場合、1秒の先頭から200msがHレベル信号であり、残りの800msはLレベル信号である。すなわち、Hレベル信号幅は200msである。
「bitA=1、bitB=1」の場合、1秒の先頭から300msがHレベル信号であり、残りの700msはLレベル信号である。すなわち、Hレベル信号幅は300msである。
「マーカー」の場合、1秒の先頭から500msがHレベル信号であり、残りの500msはLレベル信号である。すなわち、Hレベル信号幅は500msである。
ここで、「bitA=0、bitB=1」と、「bitA=1、bitB=0」とは、信号波形パターンは異なるが、Hレベル信号幅の合計値は200msで同一である。「bitA=1、bitB=0」は、1秒間に1つの第1レベル信号を送信し、「bitA=0、bitB=1」は2つの第1レベル信号を送信する。このため、本実施形態では、「bitA=1、bitB=0」が第1コードに相当し、「bitA=0、bitB=1」が第2コードに相当する。
また、「bitA=0、bitB=0」は、1秒間に1つの第1レベル信号を送信し、そのHレベル信号幅は100msであり、第1コードおよび第2コードのHレベル信号幅の1/2である。したがって、「bitA=0、bitB=0」が第3コードに相当する。
また、「bitA=0、bitB=0」は、1秒間に1つの第1レベル信号を送信し、そのHレベル信号幅は100msであり、第1コードおよび第2コードのHレベル信号幅の1/2である。したがって、「bitA=0、bitB=0」が第3コードに相当する。
図3に示すように、イギリスの標準電波(MSF)のタイムコードフォーマットは、1秒毎に1種類の信号(信号波形パターン)が送信され、60秒で1フレームとして構成されている。MSFにおいて、0秒はマーカー、1秒から16秒のbitAは将来変更される可能性はあるが現時点では「0」に設定され、bitBはDに設定される。Dは、DUT1(世界時の一つであるUT1と、協定世界時UTCとの差)のデータを示し、通常の時刻修正などには利用されないデータである。
17秒から51秒のbitAは、YY(年)、MM(月)、DM(日)、DW(曜)、H(時)、M(分)を示すデータであり、これらから時刻情報を取得できる。17秒から51秒のbitBは、将来変更される可能性はあるが現時点では「0」に設定され、時刻情報の取得には利用されない。
53秒から58秒のbitAは「1」に設定され、bitBはCH(サマータイムへの切り替え予告ビット)、P(パリティ)、ST(サマータイムビット)を示すデータである。
52秒と59秒のデータは、bitA,bitBとも「0」である。
17秒から51秒のbitAは、YY(年)、MM(月)、DM(日)、DW(曜)、H(時)、M(分)を示すデータであり、これらから時刻情報を取得できる。17秒から51秒のbitBは、将来変更される可能性はあるが現時点では「0」に設定され、時刻情報の取得には利用されない。
53秒から58秒のbitAは「1」に設定され、bitBはCH(サマータイムへの切り替え予告ビット)、P(パリティ)、ST(サマータイムビット)を示すデータである。
52秒と59秒のデータは、bitA,bitBとも「0」である。
図1に示すように、発振回路6は、例えば水晶振動子などの図示しない基準信号源を備え、この基準信号源を高周波発振させ、この高周波発振により発生する発振信号を分周回路7に出力する。
分周回路7は、発振回路6から出力される発振信号を受信して分周する。この分周回路7は、所定の基準信号、例えば1Hzのパルス信号を、制御手段10に出力する。
分周回路7は、発振回路6から出力される発振信号を受信して分周する。この分周回路7は、所定の基準信号、例えば1Hzのパルス信号を、制御手段10に出力する。
[制御手段の構成]
制御手段10は、例えばIC(Integrated Circuit)や各種電気部品などが搭載された回路によって構成され、電子時計1の計時および時刻修正を実施するものである。
制御手段10は、図1に示すように、記憶部11と、検出部12と、コード判定部13と、算出部14と、時刻情報取得部16と、計時部17とを備えている。
制御手段10は、例えばIC(Integrated Circuit)や各種電気部品などが搭載された回路によって構成され、電子時計1の計時および時刻修正を実施するものである。
制御手段10は、図1に示すように、記憶部11と、検出部12と、コード判定部13と、算出部14と、時刻情報取得部16と、計時部17とを備えている。
記憶部11は、受信部5から出力される受信信号(TCO信号)を記憶する。
検出部12は、受信部5に記憶された受信信号を所定のサンプリング周期でサンプリングする。本実施形態では、サンプリング周波数を128Hzとしているので、サンプリング周期は、1000ms/128=約7.8ms(ミリ秒)である。
そして、検出部12は、各サンプリングタイミング(約7.8ms間隔)で信号レベルを検出し、受信信号が第2レベルから第1レベルに変化したタイミングを確認し、その変化タイミングが1秒間隔となるタイミングを検出して秒同期を確立し、1秒の信号の開始位置を検出する。
検出部12は、受信部5に記憶された受信信号を所定のサンプリング周期でサンプリングする。本実施形態では、サンプリング周波数を128Hzとしているので、サンプリング周期は、1000ms/128=約7.8ms(ミリ秒)である。
そして、検出部12は、各サンプリングタイミング(約7.8ms間隔)で信号レベルを検出し、受信信号が第2レベルから第1レベルに変化したタイミングを確認し、その変化タイミングが1秒間隔となるタイミングを検出して秒同期を確立し、1秒の信号の開始位置を検出する。
コード判定部13は、検出部12での各サンプリング時の信号レベルや、秒同期タイミングなどの受信信号の情報を取得し、これらの情報を利用して受信信号の1秒毎の信号波形パターンを判定し、bitA,bitBのデータを取得する。コード判定部13における判定方法は、後述する。
算出部14は、コード判定部13からサンプリング時の信号レベルを取得し、以下の2つの条件に該当するサンプリング数をそれぞれカウントするHレベル信号カウンターと、Lレベル信号カウンターとを備える。
算出部14は、コード判定部13からサンプリング時の信号レベルを取得し、以下の2つの条件に該当するサンプリング数をそれぞれカウントするHレベル信号カウンターと、Lレベル信号カウンターとを備える。
Hレベル信号カウンター(第1レベル信号カウンター)は、1秒間の信号において、Hレベル(第1レベル)であったサンプリング数をカウントするものである。このカウント数Nが、1秒間におけるHレベル信号(第1レベル信号)の信号幅の合計値となる。合計値は、1秒間における総てのHレベル信号の幅寸法であるため、合計値(カウント数N)を総幅とも言う。
Lレベル信号カウンターは、1秒間の信号において、予め設定された判定期間内に、Lレベル信号(第2レベル信号)が連続して検出されたサンプリング数をカウントするものである。このカウント数Mが、前記判定期間内におけるLレベル信号(第2レベル信号)が継続している所定時間Tとなる。
コード判定部13は、算出部14で算出されたHレベル信号の信号幅、判定期間内におけるLレベル信号の信号幅(所定時間T)、60秒間の信号で構成されるフレームにおいて、1〜59秒のどの位置の信号かを示す信号位置に基づいて、各1秒間の信号のビットデータ(コード)を判定する。
なお、信号位置は、図3に示すマーカー位置(0秒位置)を検出することで、検出できる。
なお、信号位置は、図3に示すマーカー位置(0秒位置)を検出することで、検出できる。
時刻情報取得部16は、前記コード判定部13で判定(デコード)されたコードからタイムコード(時刻情報)を取得する。すなわち、標準電波では、1周期、60秒(60ビット)のタイムコードによって時刻情報を表しているので、時刻情報取得部16は60ビット分のコードを取得することで時刻情報を得ている。
また、時刻情報取得部16は、取得した時刻情報が正しい時刻であるかを、次の2つの条件の一方に該当するかで判定している。
第1の条件は、受信した時刻情報が、計時部17で計時されている計時時刻と一致するかを判定する。
第2の条件は、受信した時刻情報同士を対比し、各時刻情報がそれらの受信間隔分だけ異なり、その受信間隔分を調整すれば、時刻データが一致するものが所定個あるかで判定する。例えば、時刻情報は60秒間隔で送信されるため、連続して7分間時刻情報を受信したとすれば、各時刻情報は、受信した順に1分ずつ異なる時刻になるはずである。従って、各受信時刻情報に、このような受信タイミングの相違分を調整して一致するか否かを判定する。
時刻情報取得部16は、上記2つの条件のいずれか一方に該当すれば、正しい時刻情報を取得できたと判断して、計時部17にその時刻情報を出力する。
また、時刻情報取得部16は、取得した時刻情報が正しい時刻であるかを、次の2つの条件の一方に該当するかで判定している。
第1の条件は、受信した時刻情報が、計時部17で計時されている計時時刻と一致するかを判定する。
第2の条件は、受信した時刻情報同士を対比し、各時刻情報がそれらの受信間隔分だけ異なり、その受信間隔分を調整すれば、時刻データが一致するものが所定個あるかで判定する。例えば、時刻情報は60秒間隔で送信されるため、連続して7分間時刻情報を受信したとすれば、各時刻情報は、受信した順に1分ずつ異なる時刻になるはずである。従って、各受信時刻情報に、このような受信タイミングの相違分を調整して一致するか否かを判定する。
時刻情報取得部16は、上記2つの条件のいずれか一方に該当すれば、正しい時刻情報を取得できたと判断して、計時部17にその時刻情報を出力する。
計時部17は、発振回路6および分周回路7を介して入力される基準クロック(1Hz)に基づいて計時するとともに、前記時刻情報取得部16から受信時刻情報が入力されると、計時時刻(内部時刻データ)を受信時刻情報に修正して時刻合わせを行うように構成されている。
時刻表示部2は、計時部17で計時された時刻を表示する。例えば、指針を有するアナログ表示式時計であれば、モーターを制御して各指針の運針を制御して、受信時刻を指示させる。また、液晶パネル等を用いたデジタル表示式時計であれば、その表示装置を用いて時刻を表示させる。
[電子時計の受信動作]
次に、上記のような電子時計1における、標準電波の受信処理動作について、図4、5のフローチャートに基づいて説明する。なお、図4,5においては、Hレベル信号をH信号と略し、Lレベル信号をL信号と略している。
電子時計1の制御手段10は、定期的な受信時刻になった場合や、ボタン等の外部操作部材の操作によって強制受信操作が行われた場合に、受信部5を作動し、アンテナ4を介して標準電波の受信を開始する(S1)。
制御手段10は、受信局が「MSF」に設定されているかを確認する(S2)。このため、制御手段10は、例えば外部操作部材の手動操作で受信局が「MSF」に設定されて受信制御が開始された場合や、受信局を自動的に変更して受信可能な局を選択する自動受信処理において、「MSF」が自動選択された場合に、S2で「YES」と判定する。
制御手段10は、S2で「NO」と判定した場合は、「MSF」以外の他局の受信処理制御に移行する(S100)。
次に、上記のような電子時計1における、標準電波の受信処理動作について、図4、5のフローチャートに基づいて説明する。なお、図4,5においては、Hレベル信号をH信号と略し、Lレベル信号をL信号と略している。
電子時計1の制御手段10は、定期的な受信時刻になった場合や、ボタン等の外部操作部材の操作によって強制受信操作が行われた場合に、受信部5を作動し、アンテナ4を介して標準電波の受信を開始する(S1)。
制御手段10は、受信局が「MSF」に設定されているかを確認する(S2)。このため、制御手段10は、例えば外部操作部材の手動操作で受信局が「MSF」に設定されて受信制御が開始された場合や、受信局を自動的に変更して受信可能な局を選択する自動受信処理において、「MSF」が自動選択された場合に、S2で「YES」と判定する。
制御手段10は、S2で「NO」と判定した場合は、「MSF」以外の他局の受信処理制御に移行する(S100)。
制御手段10は、S2で「YES」と判定した場合は、秒開始位置取得処理(秒同期処理)を実行する(S3)。
検出部12は、秒開始位置取得処理(S3)が実行されると、記憶部11に記憶された受信信号を、例えば128Hzでサンプリングし、信号レベルがLレベル(第2レベル)からHレベル(第1レベル)に変化する立ち上がりタイミングを検出し、この立ち上がりタイミングの間隔が、1秒間隔(例えば1秒±62.5ms)であれば、そのタイミングを秒開始位置と判定して取得する。
検出部12は、秒開始位置取得処理(S3)が実行されると、記憶部11に記憶された受信信号を、例えば128Hzでサンプリングし、信号レベルがLレベル(第2レベル)からHレベル(第1レベル)に変化する立ち上がりタイミングを検出し、この立ち上がりタイミングの間隔が、1秒間隔(例えば1秒±62.5ms)であれば、そのタイミングを秒開始位置と判定して取得する。
次に、制御手段10のコード判定部13は、時刻データの開始位置を取得する(S4)。図3に示すように、MSFでは、0秒位置にマーカーが送信されるため、Hレベル信号幅が500msの信号を検出することで、時刻データの開始位置を取得できる。
Hレベル信号の信号幅は、サンプリングでHレベルが連続して検出された回数で検出できる。例えば、128Hzでサンプリングした場合、1000ms/128=7.8125ms間隔で信号レベルが検出される。したがって、算出部14は、記憶部11に記憶されたTCO信号を128Hzでサンプリングし、連続してHレベル信号を検出したサンプリング数を算出して、コード判定部13に出力する。コード判定部13は、前記サンプリング数が、500msとなる64回を中心に設定された範囲(例えば、61回以上、67回以下の範囲)内の場合に、マーカー、つまり時刻データの開始位置を取得する。これにより、以下の信号の判定処理では、判定対象の信号位置、つまり1〜59秒までのどの秒の信号を判定しているのかを、コード判定部13は検出できる。
Hレベル信号の信号幅は、サンプリングでHレベルが連続して検出された回数で検出できる。例えば、128Hzでサンプリングした場合、1000ms/128=7.8125ms間隔で信号レベルが検出される。したがって、算出部14は、記憶部11に記憶されたTCO信号を128Hzでサンプリングし、連続してHレベル信号を検出したサンプリング数を算出して、コード判定部13に出力する。コード判定部13は、前記サンプリング数が、500msとなる64回を中心に設定された範囲(例えば、61回以上、67回以下の範囲)内の場合に、マーカー、つまり時刻データの開始位置を取得する。これにより、以下の信号の判定処理では、判定対象の信号位置、つまり1〜59秒までのどの秒の信号を判定しているのかを、コード判定部13は検出できる。
コード判定部13は、時刻データの開始位置が取得されると、1秒毎の信号波形パターンから各ビットのデータを判定する。以下、1〜16秒の信号を処理している場合と、17〜52秒または59秒の信号を処理している場合と、53〜58秒の信号を処理している場合とに分けて説明する。
図3に示すように、1〜16秒の信号は、bitA=0に設定されている信号であるため、共通した方法で判定できる。また、17〜52秒および59秒の信号は、bitB=0に設定されている信号であるため、共通した方法で判定できる。53〜58秒の信号は、bitA=1に設定されている信号であるため、共通した方法で判定できる。
図3に示すように、1〜16秒の信号は、bitA=0に設定されている信号であるため、共通した方法で判定できる。また、17〜52秒および59秒の信号は、bitB=0に設定されている信号であるため、共通した方法で判定できる。53〜58秒の信号は、bitA=1に設定されている信号であるため、共通した方法で判定できる。
[1〜16秒の信号判定]
まず、1〜16秒の信号を判定している場合の処理について説明する。
コード判定部13は、まず、処理対象のデータが時刻データの17〜52秒または59秒であるかを判定する(S5)。
1〜16秒目の信号を処理する場合、コード判定部13は、S5で「NO」と判定し、図5に示すように、さらに、処理対象のデータが時刻データの53〜58秒であるかを判定し(S6)、S6で「NO」と判定する。
まず、1〜16秒の信号を判定している場合の処理について説明する。
コード判定部13は、まず、処理対象のデータが時刻データの17〜52秒または59秒であるかを判定する(S5)。
1〜16秒目の信号を処理する場合、コード判定部13は、S5で「NO」と判定し、図5に示すように、さらに、処理対象のデータが時刻データの53〜58秒であるかを判定し(S6)、S6で「NO」と判定する。
次に、コード判定部13は、処理対象のデータが時刻データの1〜16秒であるかを判定し(S7)、S7で「YES」と判定する。
次に、コード判定部13は、算出部14によって算出されるHレベル信号の総幅(カウント数N)が200msであるか否かを判定する(S8)。
コード判定部13は、算出部14から出力された前記カウント数Nが、予め設定された第1判定範囲内であった場合に、Hレベル信号の総幅が200msと判定する。第1判定範囲は、例えば、サンプリング回数が23回(23×1000/128=約180ms)以上、29回(約227ms)以下などであるが、第1判定範囲は適宜設定すればよい。
コード判定部13は、前記Nが前記第1判定範囲内であれば、S8で「YES」と判定し、第1判定範囲外であれば、S8で「NO」と判定する。
次に、コード判定部13は、算出部14によって算出されるHレベル信号の総幅(カウント数N)が200msであるか否かを判定する(S8)。
コード判定部13は、算出部14から出力された前記カウント数Nが、予め設定された第1判定範囲内であった場合に、Hレベル信号の総幅が200msと判定する。第1判定範囲は、例えば、サンプリング回数が23回(23×1000/128=約180ms)以上、29回(約227ms)以下などであるが、第1判定範囲は適宜設定すればよい。
コード判定部13は、前記Nが前記第1判定範囲内であれば、S8で「YES」と判定し、第1判定範囲外であれば、S8で「NO」と判定する。
コード判定部13は、S8で「YES」と判定した場合は、判定対象の1秒の信号を、bitA=0、bitB=1と判定する(S9)。すなわち、図2に示すように、MSFにおいて、Hレベル信号の総幅が200msとなるのは、bitA=0、bitB=1の場合と、bitA=1、bitB=0の場合の2種類である。
一方、S8で判定する対象は、1〜16秒の信号であり、この期間は図3に示すように、bitA=0に固定されている。したがって、前記2種類の信号のうち、bitA=0、bitB=1を受信していると判定できる。
一方、S8で判定する対象は、1〜16秒の信号であり、この期間は図3に示すように、bitA=0に固定されている。したがって、前記2種類の信号のうち、bitA=0、bitB=1を受信していると判定できる。
コード判定部13は、S8で「NO」と判定した場合は、前記Hレベル信号の総幅が100msであるか否かを判定する(S10)。S10においても、コード判定部13は、前記カウント数Nが100msを判定するための第2判定範囲内であるか否かで判定する。第2判定範囲は、例えば、サンプリング回数が10回以上、15回以下などに設定すればよい。
コード判定部13は、S10で「YES」と判定した場合は、判定対象の1秒の信号を、bitA=0、bitB=0と判定する(S11)。すなわち、図2に示すように、MSFにおいて、Hレベル信号の総幅が100msとなるのは、bitA=0、bitB=0の場合のみである。また、S10で判定する対象は、1〜16秒の信号であり、この期間は図3に示すように、bitA=0に固定されており、bitA=0、bitB=0の信号も含まれる。したがって、S10で「YES」と判定した場合は、bitA=0、bitB=0を受信していると判定できる。
コード判定部13は、S10で「YES」と判定した場合は、判定対象の1秒の信号を、bitA=0、bitB=0と判定する(S11)。すなわち、図2に示すように、MSFにおいて、Hレベル信号の総幅が100msとなるのは、bitA=0、bitB=0の場合のみである。また、S10で判定する対象は、1〜16秒の信号であり、この期間は図3に示すように、bitA=0に固定されており、bitA=0、bitB=0の信号も含まれる。したがって、S10で「YES」と判定した場合は、bitA=0、bitB=0を受信していると判定できる。
コード判定部13は、S7で「NO」と判定した場合は、0秒位置のマーカーを判定しているはずであるため、前記Hレベル信号の総幅が500msであるか否かを判定する(S12)。S12での判定方法は、前述したように、カウント数Nが、61回以上、67回以下であるか否かで判定できる。
コード判定部13は、S12で「YES」と判定した場合は、判定対象の1秒の信号を「マーカー」と判定する(S13)。
コード判定部13は、S12で「NO」と判定した場合は、マーカーである0秒の条件に該当しないため、ノイズなどの影響を受けたものと判定し、エラーデータ判定を行う(S14)。
同様に、コード判定部13は、S10で「NO」と判定した場合も、bitA=0という1〜16秒の信号の条件に該当しないため、ノイズなどの影響を受けたものと判定し、エラーデータ判定を行う(S14)。
S9、S11、S13、S14のいずれかの処理が行われると、図4に戻り、制御手段10の時刻情報取得部16は、コード判定部13で判定されたコード(データ)を取得するデータ取得処理(S20)を行う。
コード判定部13は、S12で「YES」と判定した場合は、判定対象の1秒の信号を「マーカー」と判定する(S13)。
コード判定部13は、S12で「NO」と判定した場合は、マーカーである0秒の条件に該当しないため、ノイズなどの影響を受けたものと判定し、エラーデータ判定を行う(S14)。
同様に、コード判定部13は、S10で「NO」と判定した場合も、bitA=0という1〜16秒の信号の条件に該当しないため、ノイズなどの影響を受けたものと判定し、エラーデータ判定を行う(S14)。
S9、S11、S13、S14のいずれかの処理が行われると、図4に戻り、制御手段10の時刻情報取得部16は、コード判定部13で判定されたコード(データ)を取得するデータ取得処理(S20)を行う。
次に、時刻情報取得部16は、全データが取得されたかを判定し(S21)、S21で「NO」であれば、受信開始から設定時間(例えば7分)が経過してタイムアウトになったか否かを判定する(S22)。S22で「NO」と判定された場合、S5に戻って処理を継続する。
1〜16秒の信号を判定している間は、上記の処理が繰り返されて各秒のビットデータを判定される。
1〜16秒の信号を判定している間は、上記の処理が繰り返されて各秒のビットデータを判定される。
[17〜52秒・59秒の信号判定]
次に、17〜52秒・59秒の信号を判定している場合の処理について説明する。
17〜52・59秒目の信号を処理する場合、コード判定部13は、S5で「YES」と判定する。
次に、コード判定部13は、S8と同様に、算出部14で算出されるHレベル信号の総幅が200msであるか否かを判定する(S31)。
コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が200msであった場合、S31で「YES」と判定する。
次に、17〜52秒・59秒の信号を判定している場合の処理について説明する。
17〜52・59秒目の信号を処理する場合、コード判定部13は、S5で「YES」と判定する。
次に、コード判定部13は、S8と同様に、算出部14で算出されるHレベル信号の総幅が200msであるか否かを判定する(S31)。
コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が200msであった場合、S31で「YES」と判定する。
コード判定部13は、S31で「YES」と判定した場合は、Lレベル信号の判定処理を行い、予め設定された判定期間内で所定時間T以上、Lレベル信号が連続したかを判定する(S32)。
Lレベル信号の判定処理(S32)は、Hレベル信号の総幅が200msとなる、bitA=0、bitB=1の場合と、bitA=1、bitB=0の場合とを区別するための処理であり、bitA=0、bitB=1の場合に、100msのHレベル信号間に存在する100msのLレベル信号を検出する判定処理である。
したがって、判定期間は、1秒間において第2コード(bitA=0、bitB=1)の信号波形パターンに応じて設定された期間である。具体的には、第2コードの100msのLレベル信号を検出できる開始位置であればよく、例えば、秒同期タイミング(1秒の開始時点)から62.5msの位置(128Hzのサンプリングで8個目の位置)から、218.75msの位置(28個目の位置)等に設定すれば良い。また、所定時間Tは、ノイズによる一時的なLレベルではなく、前記100msのLレベル信号であることを検出できる時間に設定すればよく、例えば50msである。
なお、単に62.5msの位置以降でLレベル信号が所定時間T以上連続したことを条件とすると、bitA=1、bitB=0の場合も、200msのHレベル信号の期間後は、Lレベル信号の期間が800ms続くため、その部分で50ms以上のLレベル信号の連続状態を検出し、S32で「YES」と誤判定する。このため、S32では、判定期間を設定して判定している。
Lレベル信号の判定処理(S32)は、Hレベル信号の総幅が200msとなる、bitA=0、bitB=1の場合と、bitA=1、bitB=0の場合とを区別するための処理であり、bitA=0、bitB=1の場合に、100msのHレベル信号間に存在する100msのLレベル信号を検出する判定処理である。
したがって、判定期間は、1秒間において第2コード(bitA=0、bitB=1)の信号波形パターンに応じて設定された期間である。具体的には、第2コードの100msのLレベル信号を検出できる開始位置であればよく、例えば、秒同期タイミング(1秒の開始時点)から62.5msの位置(128Hzのサンプリングで8個目の位置)から、218.75msの位置(28個目の位置)等に設定すれば良い。また、所定時間Tは、ノイズによる一時的なLレベルではなく、前記100msのLレベル信号であることを検出できる時間に設定すればよく、例えば50msである。
なお、単に62.5msの位置以降でLレベル信号が所定時間T以上連続したことを条件とすると、bitA=1、bitB=0の場合も、200msのHレベル信号の期間後は、Lレベル信号の期間が800ms続くため、その部分で50ms以上のLレベル信号の連続状態を検出し、S32で「YES」と誤判定する。このため、S32では、判定期間を設定して判定している。
コード判定部13は、S32で「YES」と判定した場合は、判定対象の1秒の信号を、bitA=0、bitB=0と判定する(S33)。すなわち、図3に示すように、MSFにおいて、17〜52・59秒の信号は、bitB=0に設定されているため、信号パターンとしては、bitA=0、bitB=0か、bitA=1、bitB=0のいずれかである。
そして、bitA=1、bitB=0の場合、Hレベル信号が秒同期タイミングから200ms継続するため、S32では「NO」と判定されるはずである。したがって、S32で「YES」と判定した場合は、Hレベル信号の総幅が100msであるbitA=0、bitB=0の信号にノイズなどが影響して総幅を200msと判定した可能性が高いため、コード判定部13は、bitA=0、bitB=0と判定する。
一方、コード判定部13は、S32で「NO」と判定した場合は、bitA=1、bitB=0と判定する(S34)。
そして、bitA=1、bitB=0の場合、Hレベル信号が秒同期タイミングから200ms継続するため、S32では「NO」と判定されるはずである。したがって、S32で「YES」と判定した場合は、Hレベル信号の総幅が100msであるbitA=0、bitB=0の信号にノイズなどが影響して総幅を200msと判定した可能性が高いため、コード判定部13は、bitA=0、bitB=0と判定する。
一方、コード判定部13は、S32で「NO」と判定した場合は、bitA=1、bitB=0と判定する(S34)。
また、コード判定部13は、S31で「NO」と判定した場合は、算出部14によって算出されるHレベル信号の総幅が100msであるか否かを判定する(S35)。
コード判定部13は、S35で「YES」と判定した場合は、判定対象の1秒の信号を、bitA=0、bitB=0と判定する(S36)。
コード判定部13は、S35で「YES」と判定した場合は、判定対象の1秒の信号を、bitA=0、bitB=0と判定する(S36)。
コード判定部13は、S35で「NO」と判定した場合は、bitB=0という17〜52・59秒の信号の条件に該当しないため、ノイズなどの影響を受けたものと判定し、エラーデータ判定を行う(S37)。
S33、S34、S36、S37のいずれかの処理が行われると、1〜16秒の処理と同じく、時刻情報取得部16は、S20以下の処理を行い、S22で「NO」と判定した場合は、再度S5に戻って処理を継続する。
17〜52・59秒の信号を判定している間は、上記の処理が繰り返されて各秒のビットデータを判定される。
S33、S34、S36、S37のいずれかの処理が行われると、1〜16秒の処理と同じく、時刻情報取得部16は、S20以下の処理を行い、S22で「NO」と判定した場合は、再度S5に戻って処理を継続する。
17〜52・59秒の信号を判定している間は、上記の処理が繰り返されて各秒のビットデータを判定される。
[53〜58秒の信号判定]
次に、53〜58秒の信号を判定している場合の処理について説明する。
53〜58秒目の信号を処理する場合、コード判定部13は、S5で「NO」と判定し、図5に示すS6で「YES」と判定する。
次に、コード判定部13は、算出部14によって算出されるHレベル信号の総幅が200msであるか否かを判定する(S41)。
次に、53〜58秒の信号を判定している場合の処理について説明する。
53〜58秒目の信号を処理する場合、コード判定部13は、S5で「NO」と判定し、図5に示すS6で「YES」と判定する。
次に、コード判定部13は、算出部14によって算出されるHレベル信号の総幅が200msであるか否かを判定する(S41)。
コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が200msであった場合、S41で「YES」と判定する。
コード判定部13は、S41で「YES」と判定した場合は、判定対象の1秒の信号を、bitA=1、bitB=0と判定する(S42)。すなわち、図3に示すように、bitA=1に設定される53〜58秒において、Hレベル信号の総幅が200msとなるのは、bitA=1、bitB=0に限定されるためである。
コード判定部13は、S41で「YES」と判定した場合は、判定対象の1秒の信号を、bitA=1、bitB=0と判定する(S42)。すなわち、図3に示すように、bitA=1に設定される53〜58秒において、Hレベル信号の総幅が200msとなるのは、bitA=1、bitB=0に限定されるためである。
コード判定部13は、S41で「NO」と判定した場合は、算出部14によって算出されるHレベル信号の総幅が300msであるか否かを判定する(S43)。S43においても、コード判定部13は、カウント数Nが300msを判定するための第3判定範囲内であるか否かで判定する。第3判定範囲は、例えば、サンプリング回数が36回以上、41回以下などに設定すればよい。
図2に示すように、MSFにおいて、Hレベル信号の総幅が300msとなるのは、bitA=1、bitB=1の場合のみであるため、コード判定部13は、S43で「YES」と判定した場合は、判定対象の1秒の信号を、bitA=1、bitB=1と判定する(S44)。
図2に示すように、MSFにおいて、Hレベル信号の総幅が300msとなるのは、bitA=1、bitB=1の場合のみであるため、コード判定部13は、S43で「YES」と判定した場合は、判定対象の1秒の信号を、bitA=1、bitB=1と判定する(S44)。
コード判定部13は、S43で「NO」と判定した場合は、bitA=1という53〜58秒の信号の条件に該当しないため、ノイズなどの影響を受けたものと判定し、エラーデータ判定を行う(S45)。
S42、S44、S45のいずれかの処理が行われると、時刻情報取得部16は、前述の各処理と同じく、データ取得処理(S20)以降の処理を行う。
S42、S44、S45のいずれかの処理が行われると、時刻情報取得部16は、前述の各処理と同じく、データ取得処理(S20)以降の処理を行う。
すなわち、時刻情報取得部16は、コード判定部13から判定されたコードを取得する(S20)。そして、時刻情報取得部16は、全データが取得されたかを判定し(S21)、S21で「NO」であれば、タイムアウトであるかを判定する(S22)。
S21では、時刻情報取得部16は、前述した取得した時刻情報が正しい時刻であるかを判定できるデータを取得し、正しい時刻情報を取得できた場合に「YES」と判定し、その他の場合は「NO」と判定する。したがって、受信した時刻情報を計時時刻と比較する場合には、少なくとも60秒分のコードが取得でき、そのコードから得られた時刻情報が計時時刻と一致した場合に、時刻情報取得部16はS21で「YES」と判定する。
同様に、3分間の受信時刻情報の整合性によって正しい時刻情報を判定する場合には、少なくとも3分間のコードが取得でき、そのコードから得られた時刻情報が互いに整合する場合に、時刻情報取得部16はS21で「YES」と判定する。
S21では、時刻情報取得部16は、前述した取得した時刻情報が正しい時刻であるかを判定できるデータを取得し、正しい時刻情報を取得できた場合に「YES」と判定し、その他の場合は「NO」と判定する。したがって、受信した時刻情報を計時時刻と比較する場合には、少なくとも60秒分のコードが取得でき、そのコードから得られた時刻情報が計時時刻と一致した場合に、時刻情報取得部16はS21で「YES」と判定する。
同様に、3分間の受信時刻情報の整合性によって正しい時刻情報を判定する場合には、少なくとも3分間のコードが取得でき、そのコードから得られた時刻情報が互いに整合する場合に、時刻情報取得部16はS21で「YES」と判定する。
制御手段10は、S21で「YES」と判定すると、受信処理を終了する(S23)。また、この場合は、正しい時刻情報を取得できたことになるため、時刻情報取得部16は取得した時刻情報を計時部17に出力し、計時部17はその時刻情報で内部時刻を修正する。このため、時刻表示部2で表示される時刻も受信時刻に更新される。
一方、S21で「NO」と判定され、S22で「YES」と判定された場合、制御手段10は、タイムアウトによって受信処理を終了する(S23)。
これは、受信開始からタイムアウト時間が経過しても、正しい時刻情報を受信できない場合には、電波強度が弱かったり、電波を受信できない場合であると予測され、それ以上、受信処理を継続しても無駄に電力を消費するだけであるため、処理を終了するものである。従って、S22で「Yes」と判定されて受信を終了した場合は、時刻情報取得部16は受信時刻を計時部17に出力することはなく、計時部17も計時時刻の修正は行わない。
これは、受信開始からタイムアウト時間が経過しても、正しい時刻情報を受信できない場合には、電波強度が弱かったり、電波を受信できない場合であると予測され、それ以上、受信処理を継続しても無駄に電力を消費するだけであるため、処理を終了するものである。従って、S22で「Yes」と判定されて受信を終了した場合は、時刻情報取得部16は受信時刻を計時部17に出力することはなく、計時部17も計時時刻の修正は行わない。
このような本実施形態によれば、次の作用効果を奏することができる。
(1)コード判定部13は、算出部14で算出したHレベル信号の総幅と、コード判定対象の秒(ビット)の信号位置(1〜59秒のいずれであるか)と、判定期間においてLレベル信号が所定時間T継続したかの情報とで、1つの秒に2つのビット情報を組み合わせた4種類の信号波形パターンを、容易にかつ正確に判別することができる。
特に、Hレベル信号幅が200msで共通する第1コードおよび第2コードを、信号位置やLレベル信号の継続時間Tで判定しているので、容易にかつ正確に判別できる。特に、第2コードの可能性がない信号位置では、ノイズが影響した可能性を考慮して第3コードと判定しているので、精度の高いコード判定を行うことができる。
したがって、ノイズなどの影響で正しいコード判定が行えない場合には、正しくエラー判定を行うことができ、誤った時刻情報を取得することもないため、正しい時刻に修正することができる。
(1)コード判定部13は、算出部14で算出したHレベル信号の総幅と、コード判定対象の秒(ビット)の信号位置(1〜59秒のいずれであるか)と、判定期間においてLレベル信号が所定時間T継続したかの情報とで、1つの秒に2つのビット情報を組み合わせた4種類の信号波形パターンを、容易にかつ正確に判別することができる。
特に、Hレベル信号幅が200msで共通する第1コードおよび第2コードを、信号位置やLレベル信号の継続時間Tで判定しているので、容易にかつ正確に判別できる。特に、第2コードの可能性がない信号位置では、ノイズが影響した可能性を考慮して第3コードと判定しているので、精度の高いコード判定を行うことができる。
したがって、ノイズなどの影響で正しいコード判定が行えない場合には、正しくエラー判定を行うことができ、誤った時刻情報を取得することもないため、正しい時刻に修正することができる。
(2)また、算出部14は、Hレベル信号の総幅と、判定期間におけるLレベル信号の継続時間とを算出すればよいため、サンプリング時のレベル判定と、HレベルやLレベルのカウントのみの処理でよく、複雑な演算処理が不要である。このため、電子時計1に組み込まれる省電力のCPUでも処理が可能である。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態は、S5で信号位置が17〜52・59秒位置であるか否かを判定してから、Hレベル信号の総幅が200msであるか否かの判定処理(S21)を行っていたが、第2実施形態は、逆に、Hレベル信号の総幅が200msであるか否かの判定処理(S21)を行ってから、信号位置が17〜52・59秒位置であるか否かの判定処理(S5)を実行するものである。
したがって、第2実施形態は、図6,7のフローチャートに基づいて判定処理を説明する。なお、図6,7において、第1実施形態の図4,5のフローチャートと同じ処理には同一符号を付して説明を簡略する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態は、S5で信号位置が17〜52・59秒位置であるか否かを判定してから、Hレベル信号の総幅が200msであるか否かの判定処理(S21)を行っていたが、第2実施形態は、逆に、Hレベル信号の総幅が200msであるか否かの判定処理(S21)を行ってから、信号位置が17〜52・59秒位置であるか否かの判定処理(S5)を実行するものである。
したがって、第2実施形態は、図6,7のフローチャートに基づいて判定処理を説明する。なお、図6,7において、第1実施形態の図4,5のフローチャートと同じ処理には同一符号を付して説明を簡略する。
第2実施形態においても、制御手段10は、S1〜S4までの処理を行い、次に、コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が200msであるか否かを判定する(S31)。
コード判定部13は、S31で「YES」と判定すると、処理対象のデータが時刻データの17〜52・59秒位置であるか否かを判定し(S5)、S5で「YES」の場合は、Lレベル信号が判定期間で所定時間T以上継続したか否かを判定する(S32)。
コード判定部13は、第1実施形態と同じくS32で「YES」の場合は、bitA=0、bitB=0と判定し(S33)、「NO」の場合は、bitA=1、bitB=0と判定する(S34)。
コード判定部13は、S31で「YES」と判定すると、処理対象のデータが時刻データの17〜52・59秒位置であるか否かを判定し(S5)、S5で「YES」の場合は、Lレベル信号が判定期間で所定時間T以上継続したか否かを判定する(S32)。
コード判定部13は、第1実施形態と同じくS32で「YES」の場合は、bitA=0、bitB=0と判定し(S33)、「NO」の場合は、bitA=1、bitB=0と判定する(S34)。
S5で「NO」の場合、コード判定部13は、処理対象のデータが時刻データの53〜58秒であるかを判定し(S6)、S6で「YES」の場合は、bitA=1、bitB=0と判定し(S42)、「NO」の場合、つまり処理対象のデータが時刻データの1〜16秒の場合は、bitA=0、bitB=1と判定する(S9)。
S31で「NO」の場合、図7に示すように、コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が300msであるか否かを判定し(S43)、S43で「YES」の場合は、bitA=1、bitB=1と判定する(S44)。
S43で「NO」の場合、コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が100msであるか否かを判定し(S10)、S10で「YES」の場合は、bitA=0、bitB=0と判定する(S11)。
S10で「NO」の場合、コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が500msであるか否かを判定し(S12)、S12で「YES」の場合は、「マーカー」と判定し(S13)、S12で「NO」の場合は、エラーデータ判定を行う(S14)。
S43で「NO」の場合、コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が100msであるか否かを判定し(S10)、S10で「YES」の場合は、bitA=0、bitB=0と判定する(S11)。
S10で「NO」の場合、コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が500msであるか否かを判定し(S12)、S12で「YES」の場合は、「マーカー」と判定し(S13)、S12で「NO」の場合は、エラーデータ判定を行う(S14)。
これらのコード判定処理が終わると、図6に示すように、時刻情報取得部16は、第1実施形態と同じS20〜S23の処理を行う。
このような第2実施形態においても、第1実施形態と同じ作用効果を奏することができる。
このような第2実施形態においても、第1実施形態と同じ作用効果を奏することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第1、2実施形態は、処理対象のデータの秒位置を判定条件に含めていたが、第3実施形態では含めていないものである。
したがって、第3実施形態は、図8のフローチャートに基づいて判定処理を説明する。なお、図8において、第1,2実施形態と同じ処理には同一符号を付して説明を簡略する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第1、2実施形態は、処理対象のデータの秒位置を判定条件に含めていたが、第3実施形態では含めていないものである。
したがって、第3実施形態は、図8のフローチャートに基づいて判定処理を説明する。なお、図8において、第1,2実施形態と同じ処理には同一符号を付して説明を簡略する。
第3実施形態においても、制御手段10は、S1〜S4までの処理を行い、次に、コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が200msであるか否かを判定する(S31)。
コード判定部13は、S31で「YES」と判定すると、Lレベル信号が判定期間で所定時間T以上継続したか否かを判定する(S32)。
コード判定部13は、S32で「YES」の場合は、bitA=0、bitB=1と判定し(S9)、「NO」の場合は、bitA=1、bitB=0と判定する(S34)。
コード判定部13は、S31で「YES」と判定すると、Lレベル信号が判定期間で所定時間T以上継続したか否かを判定する(S32)。
コード判定部13は、S32で「YES」の場合は、bitA=0、bitB=1と判定し(S9)、「NO」の場合は、bitA=1、bitB=0と判定する(S34)。
S31で「NO」の場合、コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が300msであるか否かを判定し(S43)、S43で「YES」の場合は、bitA=1、bitB=1と判定する(S44)。
S43で「NO」の場合、コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が100msであるか否かを判定し(S10)、S10で「YES」の場合は、bitA=0、bitB=0と判定する(S11)。
S10で「NO」の場合、コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が500msであるか否かを判定し(S12)、S12で「YES」の場合は、「マーカー」と判定し(S13)、S12で「NO」の場合は、エラーデータ判定を行う(S14)。
S43で「NO」の場合、コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が100msであるか否かを判定し(S10)、S10で「YES」の場合は、bitA=0、bitB=0と判定する(S11)。
S10で「NO」の場合、コード判定部13は、Hレベル信号の総幅が500msであるか否かを判定し(S12)、S12で「YES」の場合は、「マーカー」と判定し(S13)、S12で「NO」の場合は、エラーデータ判定を行う(S14)。
これらのコード判定処理が終わると、図8に示すように、時刻情報取得部16は、第1実施形態と同じS20〜S23の処理を行う。
このような第3実施形態においても、第1、2実施形態と同じ作用効果を奏することができる。
また、第3実施形態では、信号位置を条件としていないので、第1,2実施形態に比べて、コード判定処理をさらに簡単に行うことができる。
また、第3実施形態では、信号位置を条件としていないので、第1,2実施形態に比べて、コード判定処理をさらに簡単に行うことができる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良などは、本発明に含まれるものである。
例えば、本発明の受信対象となる標準電波は、イギリスの標準電波「MSF」に限定されない。要するに、1秒間にbitA,bitBの2つのビットデータを含み、前記実施形態の第1コード、第2コードのように、第1レベル信号幅の合計値が同一である2つのコードを含む標準電波であればよい。
例えば、本発明の受信対象となる標準電波は、イギリスの標準電波「MSF」に限定されない。要するに、1秒間にbitA,bitBの2つのビットデータを含み、前記実施形態の第1コード、第2コードのように、第1レベル信号幅の合計値が同一である2つのコードを含む標準電波であればよい。
また、コード判定処理における信号位置の条件や、第2レベル信号が継続しているかを判定するための判定期間や、所定時間Tの値は、前記実施形態の具体例に限定されず、1秒間の信号波形パターンの特徴に応じて設定すればよい。
また、第1レベル信号幅の検出方法は、サンプリング回数をカウントする方法に限定されず、タイマーなどを用いて時間を計測してもよい。
また、第1レベル信号幅の検出方法は、サンプリング回数をカウントする方法に限定されず、タイマーなどを用いて時間を計測してもよい。
さらに、図1に示す制御手段10の各構成は、各種論理素子などのハードウェアで構成してもよいし、CPU(中央処理装置)、メモリー(記憶装置)などを電子時計1内に設け、所定のプログラムをCPUで実行することで前記各構成を実現してもよい。
1…電子時計、2…時刻表示部、4…アンテナ、5…受信部、6…発振回路、7…分周回路、10…制御手段、11…記憶部、12…検出部、13…コード判定部、14…算出部、16…時刻情報取得部、17…計時部。
Claims (6)
- 1秒間に第1レベル信号と第2レベル信号とを含み、前記第1レベル信号と前記第2レベル信号との組み合わせで前記1秒間に2種類のビットデータを含む信号を送信する標準電波を受信する受信部と、
前記受信部で受信した前記信号の1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値を算出する算出部と、
前記信号のコードを判定するコード判定部とを備え、
前記信号は、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードを含み、
前記第1コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、
前記第2コードは、1秒間に前記第1レベル信号を2つ送信するコードであり、
前記コード判定部は、
前記算出部で算出された合計値が、前記第1コードまたは前記第2コードにおける前記第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定し、
同じであると判定した場合には、1秒間において前記第2コードの信号波形パターンに応じて設定された判定期間において、前記第2レベル信号が所定時間継続したか否かを判定し、
前記所定時間継続していないと判定した場合には、前記第1コードを受信したと判定する
ことを特徴とする電子時計。 - 1秒間に第1レベル信号と第2レベル信号とを含み、前記第1レベル信号と前記第2レベル信号との組み合わせで前記1秒間に2種類のビットデータを含む信号を送信する標準電波を受信する受信部と、
前記受信部で受信した前記信号の1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値を算出する算出部と、
前記信号のコードを判定するコード判定部とを備え、
前記信号は、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードを含み、
前記第1コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、
前記第2コードは、1秒間に前記第1レベル信号を2つ送信するコードであり、
前記コード判定部は、
判定対象の1秒間の信号が、60秒間の信号で構成されるフレームにおいて、何秒目の信号であるかを示す信号位置を検出し、
前記算出部で算出された合計値が、前記第1コードまたは前記第2コードにおける前記第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定し、
同じであると判定した場合には、前記信号位置に基づいて、前記第1コードおよび前記第2コードを判定する
ことを特徴とする電子時計。 - 1秒間に第1レベル信号と第2レベル信号とを含み、前記第1レベル信号と前記第2レベル信号との組み合わせで前記1秒間に2種類のビットデータを含む信号を送信する標準電波を受信する受信部と、
前記受信部で受信した前記信号の1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値を算出する算出部と、
前記信号のコードを判定するコード判定部とを備え、
前記信号は、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードと、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が前記第1コードおよび前記第2コードの1/2である第3コードとを含み、
前記第1コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、
前記第2コードは、1秒間に前記第1レベル信号を2つ送信するコードであり、
前記第3コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、
前記コード判定部は、
判定対象の1秒間の信号が、60秒間の信号で構成されるフレームにおいて、何秒目の信号であるかを示す信号位置を検出し、
前記算出部で算出された合計値が、前記第1コードまたは前記第2コードにおける前記第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定し、
同じであると判定した場合であり、前記信号位置が前記第2コードを含む可能性がない場合は、1秒間において前記第2コードの信号波形パターンに応じて設定された判定期間において、前記第2レベル信号が所定時間継続したか否かを判定し、
前記所定時間継続したと判定した場合には、前記第3コードを受信したと判定し、
前記所定時間継続していないと判定した場合には、前記第1コードを受信したと判定する
ことを特徴とする電子時計。 - 1秒間に第1レベル信号と第2レベル信号とを含み、前記第1レベル信号と前記第2レベル信号との組み合わせで前記1秒間に2種類のビットデータを含む信号を送信する標準電波を受信する受信部を備える電子時計の制御方法であって、
前記信号は、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードを含み、
前記第1コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、
前記第2コードは、1秒間に前記第1レベル信号を2つ送信するコードであり、
前記受信部で受信した前記信号の1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値を算出するステップと、
前記算出された合計値が、前記第1コードまたは前記第2コードにおける前記第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定するステップと、
同じであると判定した場合に、1秒間において前記第2コードの信号波形パターンに応じて設定された判定期間において、前記第2レベル信号が所定時間継続したか否かを判定するステップと、
前記所定時間継続していないと判定した場合には、前記第1コードを受信したと判定するステップとを有する
ことを特徴とする電子時計の制御方法。 - 1秒間に第1レベル信号と第2レベル信号とを含み、前記第1レベル信号と前記第2レベル信号との組み合わせで前記1秒間に2種類のビットデータを含む信号を送信する標準電波を受信する受信部を備える電子時計の制御方法であって、
前記信号は、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードを含み、
前記第1コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、
前記第2コードは、1秒間に前記第1レベル信号を2つ送信するコードであり、
前記受信部で受信した前記信号の1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値を算出するステップと、
判定対象の1秒間の信号が、60秒間の信号で構成されるフレームにおいて、何秒目の信号であるかを示す信号位置を検出するステップと、
前記算出された合計値が、前記第1コードまたは前記第2コードにおける前記第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定するステップと、
同じであると判定した場合には、前記信号位置に基づいて、前記第1コードおよび前記第2コードを判定するステップとを有する
ことを特徴とする電子時計の制御方法。 - 1秒間に第1レベル信号と第2レベル信号とを含み、前記第1レベル信号と前記第2レベル信号との組み合わせで前記1秒間に2種類のビットデータを含む信号を送信する標準電波を受信する受信部を有する電子時計の制御方法であって、
前記信号は、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が等しい第1コードおよび第2コードと、1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値が前記第1コードおよび前記第2コードの1/2である第3コードとを含み、
前記第1コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、
前記第2コードは、1秒間に前記第1レベル信号を2つ送信するコードであり、
前記第3コードは、1秒間に前記第1レベル信号を1つ送信するコードであり、
前記受信部で受信した前記信号の1秒間の前記第1レベル信号の信号幅の合計値を算出するステップと、
判定対象の1秒間の信号が、60秒間の信号で構成されるフレームにおいて、何秒目の信号であるかを示す信号位置を検出するステップと、
前記算出された合計値が、前記第1コードまたは前記第2コードにおける前記第1レベル信号の信号幅の合計値と同じであるか否かを判定するステップと、
同じであると判定した場合であり、前記信号位置が前記第2コードを含む可能性がない場合は、1秒間において前記第2コードの信号波形パターンに応じて設定された判定期間において、前記第2レベル信号が所定時間継続したか否かを判定するステップと、
前記所定時間継続したと判定した場合には、前記第3コードを受信したと判定するステップと、
前記所定時間継続していないと判定した場合には、前記第1コードを受信したと判定するステップとを有する
ことを特徴とする電子時計の制御方法。
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DE112018001834T5 (de) | 2017-09-08 | 2020-01-16 | Komatsu Ltd. | Bau-Leitungs-Vorrichtung und Bau-Leitungs-Verfahren |
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DE112018001834T5 (de) | 2017-09-08 | 2020-01-16 | Komatsu Ltd. | Bau-Leitungs-Vorrichtung und Bau-Leitungs-Verfahren |
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