JP2017173130A - 障害物検知システム及びこれを備えた分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】限られたスペースで障害物の有無を簡単に判定することができる障害物検知システムを備えた分析装置を提供する。
【解決手段】分析位置に配置された試料Sを分析するための試料分析室10と、試料Sを交換位置に配置するための開口21aが形成された筐体21と、試料Sの位置を移動させる試料搬送機構30とを有する試料搬送室20と、光源部61と受光センサ62とを有する光学式感知センサ60と、光源部61からの光の出射期間を制御する光源部制御部51cと、所定領域における障害物の有無を光情報に基づいて判定する判定部51dとを備え、光源部61は、異なる領域に光を出射する複数個の光源61a、61bを有し、障害物の有無を判定する際には、光源部制御部51cにより複数個の光源61a、61bを同時に同期して点滅させる期間を設けるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、障害物の有無を判定する障害物検知システムに関し、また、当該システムを用いて試料を分析位置と交換位置とに移動させるようにした分析装置に関する。
電子線等の粒子線やX線等の電磁波を励起線として試料表面に照射し、そこから放出される種々の粒子やX線を検出して画像化する分析装置として、様々な種類の装置が実用化されている。例えば、電子線マイクロアナライザ(EPMA:「電子線プローブ微小部分析装置」ともいう)は、微小径に集束させた電子線を励起線として試料表面に照射するものである。電子線が照射された試料表面からは試料表面に含まれる元素に特有のエネルギーを有する特性X線が発生するため、この特性X線を検出してそのエネルギー及び強度を分析することにより、試料表面に存在する元素の同定や定量を行うことができる(例えば特許文献1参照)。
図5は、従来のEPMAの要部を示す概略構成図である。なお、地面に水平な一方向をX方向とし、地面に水平でX方向と垂直な方向をY方向とし、X方向とY方向とに垂直な方向をZ方向とする。
EPMA101は、試料表面分析室10と、試料搬送機構30を備える試料搬送室20と、EPMA101全体の制御を行う制御部150とを備える。
試料表面分析室10は、筐体11を備え、筐体11は、内部に電子線を照射する照射手段12と、特性X線による信号を検出する検出手段13とが設置されるとともに、筐体11内は真空ポンプ14と連結されている。
また、筐体11の下面には円形状の開口11aが形成されており、試料Sは、開口11aから挿入されて分析位置に配置されるようになっている。
照射手段12は、例えば電子銃と偏向コイルと対物レンズとを備える。このような照射手段12によれば、電子銃から放出された電子線は、偏向コイルを経て対物レンズによって集束され、分析位置に配置された試料S表面に照射されるようになっている。
検出手段13は、電子線が照射された試料S表面から放出された特性X線による信号を検出するエネルギー分散型の検出器であって、入射したX線のエネルギーに比例したパルス信号を発生する。また、所望の高さのパルス信号を選別する回路としての波高弁別部を備え、これによって選別されたパルス信号のみを計数器で計数する。すなわち、目的とする元素による特性X線に対応するエネルギーを持つパルス信号のみが選別されるように波高弁別部を設定しておき、このパルス信号数を計数することで目的元素の濃度を反映した情報を得るようにしている。
試料搬送室20は、筐体21を備え、筐体21は、内部に試料搬送機構30が設置されるとともに、上面には円形状の開口21aが形成され、試料Sは、開口21aから挿入されて交換位置に配置されるようになっている。
試料搬送機構30は、試料台座31と、試料台座31が一端部に取り付けられたスイングアーム32と、スイングアーム32の他端部に取り付けられたシャフト33と、シャフト33を回転させる回転駆動機構40とを備える。
試料台座31は、水平方向を回転軸31aとしてスイングアーム32の一端部に回転可能に取り付けられ、円形状の試料台座31の上面が常に上方を向くように取り付けられている。また、試料台座31の上面には、試料Sが載置されるとともに、筐体11下面の開口11aより大きい直径を有するゴム製で円環形状のOリング31bが配置される。
回転駆動機構40は、水平方向を回転軸としてシャフト33を回転させるウォームギア41と、ウォームギア41を回転させるモータ42とを備える。
このような回転駆動機構40によれば、制御部150からの制御信号に基づいてモータ42に電力を供給し、モータ42を順方向や逆方向に回転させることで、試料台座31上面に載置された試料Sを、試料Sを分析するための分析位置と、試料S’と交換するための交換位置とに移動させている。
ここで、上述したEPMA101を用いて試料Sを分析する分析方法について説明すると、まず、測定者は、交換位置に配置された試料台座31上面に試料Sを載置する。次に、測定者が制御部150に制御信号を入力することにより、制御部150はモータ42に電力を供給し、モータ42を順方向に所定数回転させることで、シャフト33(すなわちスイングアーム32)を時計回りに回転させる。その結果、試料Sが、筐体21上面の開口21aを通過して筐体11下面の開口11aから挿入され、筐体11内の分析位置に配置される。このとき、開口11a周辺の筐体11下面にOリング31bが押し当てられることで、筐体11内の気密を得る。その後、測定者は、筐体11内を真空ポンプ14によって真空にする。
そして、制御部150は試料Sを分析する。試料Sの分析が終了すると、筐体11内に大気を導入し真空ポンプ12を停止させた後、制御信号を入力することにより、モータ42へ電力を供給して、モータ42を逆方向に所定数回転させてシャフト33(スイングアーム32)を反時計回りに回転させる。その結果、試料Sが、筐体11下面の開口11aを通過して筐体21上面の開口21aから挿入され、交換位置に試料S’が配置される。このようにして測定者は試料S、S’を交換する。
ところで、試料Sや試料台座31等が筐体21の開口21aから挿入される際に、開口21a付近に測定者の手等が存在していると怪我をすることがある。そのため、EPMA101では、開口21a付近における障害物(測定者の手等)の有無を判定するための光学式感知センサ等が設けられている。
例えば、所定周波数で点滅しながら開口21a付近(所定領域)に光束を出射する光源部と、開口21a付近を通過した光束を検知する受光センサとを備える光学式感知センサが用いられる。そして、受光センサは、制御部150に出力信号を出力し、その出力信号は、光を受光したときには、Lowとなり、光を受光しなかったときには、Highとなるようになっている。これにより、制御部150は、所定周波数に同期した受光センサの応答(出力信号)のみを判定に用いることで、光源部以外の光による誤作動を防止するとともに、筐体21の開口21a付近における障害物の有無を判定している。
特開2008−58159号公報
しかしながら、光源となる1個の赤外線LEDからの光束で開口21a付近の全領域をカバーしようとすると、開口21aから離れた位置に赤外線LEDを設けるためのスペースを確保する必要があり、装置が大型化するという問題が生じる。
一方、複数個の赤外線LED(第一光源、第二光源)を設ける場合には、赤外線LEDの点滅の切り替えに際して、全光源を一度消灯し、その間は受光センサの出力信号を読み取らない時間(受光側で特別な処理が必要な期間)を設けるようにする等、制御部の処理ルーチン中に赤外線LEDの点滅状況に応じた場合分けを導入する必要がある。そのため、有感時間の減少と、制御部の処理ルーチンの煩雑化とが問題となっていた。図6は、受光側で特別な処理を行う場合の光源点滅タイムチャートの一例を示す図である。
そこで、出願人は、限られた装置スペースで障害物の有無を簡単に判定することができる障害物検知システムを備えた分析装置について検討した。まず、限られた装置スペースでの判定を可能とするために、複数個の光源を設けるようにした。次に、光源の点滅の切り替えに際して、全光源を消灯する期間を設けるのではなく、光源を同時に同期して点滅させる期間を設けるようにした。この場合の光源点滅タイムチャートの一例を図3に示す。
これにより、光源を同時に同期して点滅させる期間(第三期間)では、或る領域に障害物があってもLowを示す出力信号が入力されることがあるが、第一光源から光束が通過する第一領域に障害物が存在する場合には、第一光源を点滅させる期間(第一期間)に出力信号Lowが入力されなくなり、第二光源から光束が通過する第二領域に障害物が存在する場合には、第二光源を点滅させる期間(第二期間)に出力信号Lowが入力されなくなる。その結果、制御部では、第一期間及び第二期間、第三期間中に出力信号Lowが入力されない場合には、第一領域と第二領域とを含む所定領域に障害物が存在すると判定できることを見出した。
すなわち、本発明の障害物検知システムは、所定周波数で点滅しながら所定領域に光を出射する光源部と、前記所定領域を通過した光情報を検知する受光センサとを有する光学式感知センサと、前記光源部から光を出射する期間を制御する光源部制御部と、前記光情報に基づいて、前記所定領域における障害物の有無を判定する判定部とを備える障害物検知システムであって、前記光源部は、異なる領域に光を出射する複数個の光源を有し、前記光源部制御部は、前記障害物の有無を判定する際には、複数個の光源を同時に同期して点滅させる期間を設けるようにしている。
ここで、「所定周波数」とは、設計者や測定者等によって決められる任意の周波数であり、例えば38kHz等となる。
また、「所定領域」とは、設計者等によって決められる任意の領域であり、例えば開口付近等となる。
以上のように、本発明の障害物検知システムによれば、光源の点滅の切り替え時において全く障害物の有無を判定することができない時間をなくすことができる。また、光源の点滅状況に応じた場合分けを導入する必要がなく、常に同じ処理ルーチンを行えばよいため、制御部の処理ルーチンが簡素になる。
(他の課題を解決するための手段および効果)
また、本発明の分析装置は、分析位置に配置された試料を分析するための試料分析室と、前記試料が交換位置に配置されるための開口が形成された筐体と、前記筐体内に配置され、前記試料を分析位置と交換位置とに移動させる試料搬送機構とを有する試料搬送室と、所定周波数で点滅しながら所定領域に光を出射する光源部と、前記所定領域を通過した光情報を検知する受光センサとを有する光学式感知センサと、前記光源部から光を出射する期間を制御する光源部制御部と、前記光情報に基づいて、前記所定領域における障害物の有無を判定する判定部とを備える分析装置であって、前記光源部は、異なる領域に光を出射する複数個の光源を有し、前記光源部制御部は、前記障害物の有無を判定する際には、複数個の光源を同時に同期して点滅させる期間を設けるようにしている。
このような本発明の分析装置によれば、光源の点滅の切り替え時において全く障害物の有無を判定することができない時間をなくすことができ、また、光源の点滅状況に応じた場合分けを導入する必要がなく、常に同じ処理ルーチンを行えばよいため、制御部の処理ルーチンが簡素になる。
さらに、本発明の分析装置において、前記光源部は、第一領域に光を出射する第一光源と、第二領域に光を出射する第二光源とを有し、前記光源部制御部は、前記障害物の有無を判定する際には、前記第一光源のみを前記所定周波数で点滅させる第一期間と、前記第二光源のみを前記所定周波数で点滅させる第二期間と、前記第一光源及び前記第二光源を前記所定周波数で点滅させる第三期間とに切り替えるようにしてもよい。
本発明に係る分析装置の一例であるEPMAの要部の概略構成を示す図。 図1のEPMAにおける試料搬送室の開口付近を示す拡大平面図。 光源を同時に同期させる場合の光源点滅タイムチャートの一例を示す図。 光源部の回路の一例を示す図。 従来のEPMAの要部を示す概略構成図。 受光側で特別な処理を行う場合の光源点滅タイムチャートの一例を示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれる。
本発明に係る障害物検知システムを備えた分析装置の構成例として、EPMAを例にして図1にその要部の概略構成図を示す。また、図2は、図1のEPMAにおける試料搬送室の開口付近を拡大して示す平面図である。なお、上述したEPMA101と同様のものについては、同じ符号を付すことにより説明を省略する。
EPMA1は、試料表面分析室10と、試料搬送機構30を備える試料搬送室20と、EPMA1全体の制御を行う制御部50と、光学式感知センサ60とを備える。
光学式感知センサ60は、光源部61と、11個のセンサ62a〜62kからなる受光センサ62とを備える。また、光源部61は、第一赤外線LED(第一光源)61aと、第二赤外線LED(第二光源)61bと、CLK61cと、第一スイッチ61dと、第二スイッチ61eとを備える。
第一光源となる第一赤外線LED61aは、開口21aの右側上方に配置されている。また、第一赤外線LED61aは、波長940nmの光束をX方向に出射することが可能となっており、これにより、第一赤外線LED61aは、開口21a付近の一部領域となる第一領域に光束を出射することになる。
第二光源となる第二赤外線LED61bは、開口21aの右側上方かつ第一赤外線LED61aからY方向に所定距離離隔した位置に配置されている。また、第二赤外線LED61bは、波長940nmの光束をX方向に出射することが可能となっており、これにより、第二赤外線LED61bは、開口21a付近の残りの一部領域を含む第二領域に光束を出射することになる。
そして、第一赤外線LED61aと第二赤外線LED61bとは、制御部50からの制御信号が入力されることで、例えば38kHz、Duty比50%(所定周波数)で点滅しながら光束を出射することが可能となっている。
受光センサ62は、第一赤外線LED61aからの光束と第二赤外線LED61bからの光束との両方の光束を受光するように、開口21aの左側上方に配置され、Y方向に並べられた11個のセンサ62a〜62kを有している。そして、11個の受光センサ62a〜62kは、制御部50に出力信号をそれぞれ出力し、その出力信号は、赤外線を受光したときにはLowとなり、赤外線を受光しなかったときにはHighとなるようになっている。
制御部50は、CPU51と入力装置52とを備える。また、CPU51が処理する機能をブロック化して説明すると、照射手段12及び検出手段13を制御する分析部51aと、試料搬送機構30を制御する試料搬送機構制御部51bと、光源部61を制御する光源部制御部51cと、障害物の有無を判定する判定部51dとを有する。
光源部制御部51cは、試料Sを交換位置に配置するための制御信号が入力されると、図3に示すように、第一赤外線LED61aのみを所定周波数で点滅させる第一期間と、第二赤外線LED61bのみを所定周波数で点滅させる第二期間と、第一赤外線LED61a及び第二赤外線LED61bを所定周波数で同時に同期して点滅させる第三期間との内のいずれかの期間に切り替える制御を行う。
図4は、光源部制御部51cが点滅制御する光源部61の回路図の一例を示す図である。CLK61cは、38kHz(所定周波数)でONとOFFと繰り返す。第一スイッチ61dは、第一期間と第三期間とでONとなり第二期間でOFFとなり、一方、第二スイッチ61eは、第二期間と第三期間とでONとなり第一期間でOFFとなる。
これにより、試料Sを交換位置に配置するための制御信号が入力されると、まず、第一赤外線LED61aが38kHzで点滅する。そして、所定時間(第一期間)経過後に第二赤外線LED61bが38kHzで点滅して、第三期間経過後に第一赤外線LED61aが消灯する。そして、所定時間(第二期間)経過後に第一赤外線LED61aが38kHzで点滅して、第三期間経過後に第二赤外線LED61bが消灯する。このようにして、第一期間と第三期間と第二期間と第三期間とを繰り返す。つまり、第一赤外線LED61aと第二赤外線LED61bとの両方を消灯する期間(全く障害物の有無を判定できない時間)は設けない。
判定部51dは、受光センサ62の11個のセンサ62a〜62kから出力される出力信号に基づいて、開口21a付近(所定領域)における障害物の有無を判定する制御を行う。例えば、38kHz(所定周波数)で出力信号Lowが入力されなければ、開口21a付近に障害物が存在すると判定し、試料搬送機構制御部51bに対する制御信号の出力を中止する。一方、38kHz(所定周波数)で出力信号Lowが入力されていると、開口21a付近には障害物が存在しないと判定し、試料Sを交換位置に配置するための制御信号を試料搬送機構制御部51bに出力する。
ここで、上述したEPMA1を用いて試料Sを分析する分析方法について説明すると、まず、測定者は、交換位置に配置された試料台座31上面に試料Sを載置する。次に、測定者が試料搬送機構制御部51bに制御信号を入力することにより、試料搬送機構制御部51bはモータ42に電力を供給して順方向に所定数回転させることで、シャフト33(スイングアーム32)を時計回りに回転させる。その結果、試料Sが、筐体21上面の開口21aを通過して筐体11下面の開口11aから挿入され、筐体11内の分析位置に配置される。このとき、開口11a周辺の筐体11下面にOリング31bが押し当てられることで、筐体11内の気密を得る。その後、測定者は、筐体11内を真空ポンプ14によって真空引きにする。
そして、制御部50は試料Sを分析する。試料Sの分析が終了すると、筐体11内に大気を導入して真空ポンプ14を停止させた後に、光源部制御部51cは第一期間と第三期間と第二期間と第三期間とを繰り返す制御を行う。そして、判定部51dは、受光センサ62の11個のセンサ62a〜62kから出力される出力信号に基づいて、38kHz(所定周波数)で出力信号Lowが入力されていると、開口21a付近に障害物が存在しないと判定し、試料搬送機構制御部51bに制御信号を出力する。
判定部51dからの制御信号が入力された試料搬送機構制御部51bは、モータ42に電力を供給して、モータ42を逆方向に所定数回転させてシャフト33(スイングアーム32)を反時計回りに回転させる。その結果、試料Sが、筐体11下面の開口11aを通過して筐体21上面の開口21aから挿入され、交換位置に試料S’が配置される。このようにして測定者は試料S、S’を交換する。
以上のように、本発明の障害物検知システムを備えたEPMA1によれば、光源部61の点滅の切り替え時において全く障害物の有無を判定することができない時間をなくすことができ、また、光源部61の点滅状況に応じた場合分けを導入する必要がなく、常に同じ処理ルーチンを行えばよいため、制御部50の処理ルーチンを簡素にすることができる。
<他の実施形態>
(1)上述した実施形態では、本発明をEPMA1に適用した場合の構成を示したが、これに代えて、試料を分析位置と交換位置とに移動させる分析装置等としてもよい。
(2)上述したEPMA1において、光源部61は、第一赤外線LED(第一光源)61aと第二赤外線LED(第二光源)61bとの2個の光源を有する構成を示したが、3個以上の光源を有する構成としてもよい。また、受光センサ62は11個(62a〜62k)のセンサを有する構成を示したが、10個以下もしくは12個以上のセンサを有する構成としてもよい。
本発明は、試料を分析位置と交換位置とに移動させる構成の分析装置等に利用することができる。
1 EPMA(分析装置)
10 試料表面分析室
20 試料搬送室
21 筐体
21a 開口
30 試料搬送機構
51c 光源部制御部
51d 判定部
60 光学式感知センサ
61 光源部
61a 第一赤外線LED(光源)
61b 第二赤外線LED(光源)
62 受光センサ
S 試料

Claims (3)

  1. 所定周波数で点滅しながら所定領域に光を出射する光源部と、前記所定領域を通過した光情報を検知する受光センサとを有する光学式感知センサと、
    前記光源部から光を出射する期間を制御する光源部制御部と、
    前記光情報に基づいて、前記所定領域における障害物の有無を判定する判定部とを備える障害物検知システムであって、
    前記光源部は、異なる領域に光を出射する複数個の光源を有し、
    前記光源部制御部は、前記障害物の有無を判定する際には、複数個の光源を同時に同期して点滅させる期間を設けることを特徴とする障害物検知システム。
  2. 分析位置に配置された試料を分析するための試料分析室と、
    前記試料が交換位置に配置されるための開口が形成された筐体と、前記筐体内に配置され、前記試料を分析位置と交換位置とに移動させる試料搬送機構とを有する試料搬送室と、
    所定周波数で点滅しながら所定領域に光を出射する光源部と、前記所定領域を通過した光情報を検知する受光センサとを有する光学式感知センサと、
    前記光源部から光を出射する期間を制御する光源部制御部と、
    前記光情報に基づいて、前記所定領域における障害物の有無を判定する判定部とを備える分析装置であって、
    前記光源部は、異なる領域に光を出射する複数個の光源を有し、
    前記光源部制御部は、前記障害物の有無を判定する際には、複数個の光源を同時に同期して点滅させる期間を設けることを特徴とする分析装置。
  3. 前記光源部は、第一領域に光を出射する第一光源と、第二領域に光を出射する第二光源とを有し、
    前記光源部制御部は、前記障害物の有無を判定する際には、前記第一光源のみを前記所定周波数で点滅させる第一期間と、前記第二光源のみを前記所定周波数で点滅させる第二期間と、前記第一光源及び前記第二光源を前記所定周波数で点滅させる第三期間とに切り替えることを特徴とする請求項2に記載の分析装置。
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