JP2017172831A - 吸着器 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱歪を低減し、製品寿命を確保することができる吸着器を提供する。
【解決手段】吸着器1は、熱媒体が内部を流通する熱媒体管10と、熱媒体管10が貫通する板状に構成されていると共に、熱媒体管10の両端に接合された一対のヘッダプレート20、30と、を備えている。そして、各ヘッダプレート20、30は、各熱媒体管10が貫通可能な複数の貫通孔21、31と、貫通孔21の縁が穴フランジ加工(バーリング加工)されたバーリング部と、を有している。バーリング部は、熱媒体管10が当該熱媒体管10の長手方向に伸びたときに、熱媒体管10の長手方向に変形しやすくなっている。このため、バーリング部によって長手方向における熱媒体管10の変形を吸収することができ、ひいては吸着器1の各接合部分に発生する熱歪を緩和することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体の吸着・脱離を行う吸着材を備えた吸着器に関する。
従来より、円筒状のシェルと、直径が互いに異なっている複数の円筒状のスクリーンと、を備えた吸着器が、例えば特許文献1で提案されている。具体的に、各スクリーンはシェルの内部に同心配置されていると共に、シェルに固定されている。また、各スクリーンの間には環状空間が構成されている。そして、各環状空間は、吸着材によって満たされている。
特開2000−218124号公報
ここで、上記従来の技術では、吸着器における加熱と冷却との温度差が比較的小さく、加熱と冷却との切替時間も比較的長いという形態で利用される。このため、加熱と冷却との切替サイクルの回数が少ないため、吸着器の構成部品の膨張及び収縮は非常に小さく、シェルとスクリーンとの固定部分に掛かる熱歪は問題にならなかった。
しかしながら、近年、吸着器の小型化及び高性能化を図るため、加熱と冷却との切り替えサイクルが短くなっている。このため、吸着器を構成する各部品が膨張と収縮とを短いサイクルで繰り返すことになる。したがって、吸着器を構成する各部品の接合部分に熱歪が発生してしまうという問題がある。この熱歪により、吸着器の製品寿命が低下してしまう。
本発明は上記点に鑑み、熱歪を低減し、製品寿命を確保することができる吸着器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、熱媒体が内部を流通する熱媒体管(10)を備えている。また、熱媒体管が貫通する板状に構成されていると共に、熱媒体管の両端に接合された一対のヘッダプレート(20、30)を備えている。
さらに、 熱媒体によって冷却されることで熱媒体管外部の気相状態の冷媒を吸着する一方、加熱されることで吸着した冷媒を脱離する吸着材と、熱媒体管と吸着材との間で熱の授受を行う伝熱部材と、を有し、熱媒体管の周囲に配置された吸着層(40)を備えている。ヘッダプレートが接合されると共に、内部に熱媒体管及び吸着層を収容した中空筒状の筐体(50)を備えている。
そして、熱媒体管、ヘッダプレート、及び筐体のいずれかに、熱媒体管の長手方向における当該熱媒体管の変形を吸収する変形吸収部(12、20、22、30、23、51d)が設けられている。
これによると、加熱と冷却との温度差によって長手方向に伸縮しやすい熱媒体管の変形が変形吸収部によって吸収される。このため、熱媒体管の伸縮に伴って熱媒体管とヘッダプレートとの接合部分やヘッダプレートと筐体との接合部分に発生する熱歪を低減することができる。したがって、吸着器の製品寿命を確保することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る吸着器の断面図である。 貫通孔に設けられたバーリング部を示した断面図である。 (a)はバーリング部が設けられていない水準1を示した図であり、(b)はバーリング部が設けられた水準2を示した図である。 図3に示された水準1、2について熱歪の強度解析の結果を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る吸着器の一部断面図である。 第2実施形態に係る水準3、4について熱歪の強度解析の結果を示した図である。 本発明の第3実施形態に係る熱媒体管の一部断面図である。 第3実施形態に係る水準5、6について熱歪の強度解析の結果を示した図である。 本発明の第4実施形態に係る吸着器の一部断面図である。 第4実施形態に係る水準7、8について熱歪の強度解析の結果を示した図である。 本発明の第5実施形態に係る吸着器の一部断面図である。 第5実施形態に係る水準9、10について熱歪の強度解析の結果を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る吸着器は、例えば吸着式冷凍機に適用される。
図1に示されるように、吸着器1は、熱媒体管10、一対のヘッダプレート20、30、吸着層40、及び筐体50を備えて構成されている。
熱媒体管10は、熱媒体が内部を流通する管である。熱媒体管10は、吸着器1に複数備えられている。
ヘッダプレート20、30は、熱媒体管10が貫通する板状に構成されていると共に、熱媒体管10の両端に固定されたものである。このため、各ヘッダプレート20、30は、各熱媒体管10が貫通可能な複数の貫通孔21、31を有している。
また、図2に示されるように、ヘッダプレート20は、バーリング部22を有している。バーリング部22は、貫通孔21の縁が穴フランジ加工(バーリング加工)された縁立て部である。バーリング部22は、熱媒体管10の延設方向に縁立てされている。これは、熱媒体管10が、当該熱媒体管10の長手方向に伸びたときに、熱媒体管10の応力を吸収しやすくするためである。
なお、図2では、1本の熱媒体管10の一方の端部に対応した貫通孔21のバーリング部22が示されているが、バーリング部22は全ての貫通孔21、31に設けられている。
図1に示された吸着層40は、図示しない吸着材及び伝熱部材を有している。吸着材は、被吸着媒体である冷媒を吸着・脱着するものである。被吸着媒体は、例えば水やアルコールである。具体的には、吸着材は、熱媒体によって冷却されることで熱媒体管10外部の気相状態の冷媒を吸着する一方、加熱されることで吸着した冷媒を脱離する。吸着材は、例えばシリカゲルやゼオライト、活性炭等である。
伝熱部材は、熱媒体管10と吸着材との間で熱の授受を行うものであり、ステンレスやアルミニウム、銅等の熱伝導性に優れる金属材料によって板状に構成されている。伝熱部材は、いわゆるフィンである。伝熱部材は、熱媒体管10の外表面に所定のピッチで等間隔に金属接合されている。伝熱部材の配置方向は、熱媒体管10に流れる熱媒体の流れ方向と平行になっている。吸着材は、隣り合う伝熱部材の間に充填されている。
そして、吸着層40は、各熱媒体管10の周囲に配置されていると共に、熱媒体管10に接触した状態で熱媒体管10と一体化されている。
筐体50は、本体部51、上流側タンク52、及び下流側タンク53を有している。本体部51は、中空筒状の部品であり、上流側タンク52及び下流側タンク53は有底筒状の部品である。筐体50は、例えば円筒状、楕円筒状、矩形筒状等に構成されている。
そして、本体部51の一方の開口端部に一方のヘッダプレート20が接合されていると共に、本体部51の他方の開口端部に他方のヘッダプレート30が接合されている。これにより、本体部51は、内部に熱媒体管10及び吸着層40を収容している。
本体部51の内部空間は真空になっている。つまり、一対のヘッダプレート20、30は、筐体50の中空部分を封止する役割も果たしている。
本体部51は、流入パイプ51a及び流出パイプ51bを有している。流入パイプ51aは、本体部51の一部に接続されていると共に、吸着式冷凍機を循環する冷媒を筐体50の内部空間に導入するためのパイプである。流出パイプ51bは、本体部51のうち流入パイプ51aとは反対側の位置に接続されていると共に、冷媒を吸着式冷凍機の流路に戻すためのパイプである。
上流側タンク52は、一方のヘッダプレート20に接合されている。これにより、上流側タンク52は、吸着式冷凍機を循環する循環水が流入する空間部を構成している。また、下流側タンク53は、他方のヘッダプレート30に接合されている。これにより、下流側タンク53は、熱媒体管10を通過した循環水が流入する空間部を構成する部品である。下流側タンク53に流入した冷媒は再び吸着式冷凍機の流路に戻る。
以上が、本実施形態に係る吸着器1の全体構成である。熱媒体管10、ヘッダプレート20、30、及び筐体50は、熱伝導性に優れたステンレスや銅、アルミニウム等の金属材料によって構成されている。また、熱媒体管10、ヘッダプレート20、30、及び筐体50は、互いに接触する部分がろう付けやはんだ付け、溶接等によって金属接合されている。
上記の構成の吸着器は吸着式冷凍機の一部として動作する。例えば被吸着媒体である水蒸気が流入パイプ51aを介して筐体50の本体部51に導入される。そして、低温熱媒体である冷水が上流側タンク52を介して熱媒体管10を流通する場合、吸着層40の吸着材は蒸気冷媒を吸着する。一方、高温熱媒体である温水が熱媒体管10を流通する場合、吸着層40の吸着材は冷媒を脱離する。このように、吸着器1は、冷水が流れる際の吸着工程と、温水が流れる際の脱離工程と、を繰り返す。
次に、各ヘッダプレート20、30に設けられたバーリング部22の作用効果について説明する。まず、冷水から切り替わって温水が熱媒体管10に流れる際、熱媒体管10は冷水と温水との温度差によって熱膨張し、長手方向に伸びる。これにより、熱媒体管10とヘッダプレート20、30との接合部分や、ヘッダプレート20、30と筐体50との接合部分に熱媒体管10の伸びに起因した熱歪(応力)が発生する。各接合部分は互いの動きを拘束する部位であるので、高い応力が発生する。
しかしながら、熱媒体管10はバーリング部22を介して各ヘッダプレート20、30に接合されているので、バーリング部22が熱媒体管10の長手方向に変形しやすくなっている。すなわち、バーリング部22が長手方向における熱媒体管10、各ヘッダプレート20、30、及び筐体50の変形を吸収する。これにより、吸着器1の各接合部分、特に熱媒体管10とヘッダプレート20、30との接合部分に発生する熱歪が緩和される。
発明者らは、図3(a)に示された水準1と、図3(b)に示された水準2と、の熱歪の強度解析を実施した。水準1は各ヘッダプレート20、30にバーリング部22が設けられていない構成であり、水準2は各ヘッダプレート20、30にバーリング部22が設けられた構成である。
図4の解析結果に示されるように、バーリング部22が設けられた水準2は、水準1に対して熱歪(応力)が半減することがわかった。これは、熱媒体管10の伸縮をバーリング部22によって吸収することができたからである。
このように、各ヘッダプレート20、30にバーリング部22を設けているので、熱媒体管10の伸縮に伴って熱媒体管10、各ヘッダプレート20、30、及び筐体50の各接合部分に発生する熱歪を低減することができる。
ここで、各接合部分に発生する熱歪に対する吸着器1の製品寿命を確保するためには、吸着器1を構成する各部品の板厚を大きくして製品強度を向上させることも可能である。しかし、重量が上がり、冷水と温水との切替時に必要な熱容量が増加するため、成績係数(COP)が低下する。なお、成績係数とは、冷凍機の場合、入力熱量に対する出力の冷凍能力を意味する。
一方、本実施形態では、バーリング部22によって各接合部分に発生する熱歪が緩和される。したがって、熱容量を増加させることなく、すなわち吸着器1を構成する各部品の板厚を大きくすることなく、吸着器1の製品寿命を確保することができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、バーリング部22が特許請求の範囲の「変形吸収部」に対応する。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図5に示されるように、各熱媒体管10のうち最も筐体50の本体部51側の熱媒体管10と本体部51の内壁面51cとの最短距離が、各熱媒体管10のピッチ以上の距離になるように、各熱媒体管10が各ヘッダプレート20、30に接合されている。つまり、複数の熱媒体管10の熱媒体管群11が本体部51の内壁面51cから離されている。
発明者らは、第1実施形態と同様に、上記の距離関係を満たさない構成の水準3と、上記の距離関係を満たす構成の水準4と、の熱歪の強度解析を実施した。そして、図6の解析結果に示されるように、上記の距離関係を満たす水準4は、水準3に対して熱歪が約3分の1も減少した。
これは、各ヘッダプレート20、30のうち熱媒体管群11と本体部51の内壁面51cとの間のリング状の部分が熱媒体管10の伸縮に追従して変形するからである。したがって、各ヘッダプレート20、30と各熱媒体管10との接合部分に掛かる熱歪を緩和させることができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、各ヘッダプレート20、30のうち熱媒体管群11と本体部51の内壁面51cとの間のリング状の部分が特許請求の範囲の「変形吸収部」に対応する。また、図5では、各ヘッダプレート20、30にバーリング部22が設けられた構成が示されているが、バーリング部22は設けられていなくても良い。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。図7に示されるように、熱媒体管10は、当該熱媒体管10の一部が長手方向に伸縮可能な蛇腹形状に形成された蛇腹部12を有している。
蛇腹部12は、熱媒体管10のうちの一対のヘッダプレート20、30の間に設けられている。蛇腹部12は、1本の熱媒体管10において1カ所だけ設けられていても良いし、複数カ所設けられていても良い。
発明者らは、上記各実施形態と同様に、熱媒体管10が蛇腹部12を有していない構成の水準5と、熱媒体管10が蛇腹部12を有する構成の水準6と、の熱歪の強度解析を実施した。そして、図8の解析結果に示されるように、蛇腹部12が設けられた構成の水準6は、水準5に対して熱歪が約3分の1も減少した。
これは、熱媒体管10の伸縮が蛇腹部12によって吸収されるからである。このため、熱媒体管10の伸縮が各ヘッダプレート20、30に伝わりにくくなる。したがって、各接合部分に掛かる熱歪を緩和させることができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、蛇腹部12が特許請求の範囲の「変形吸収部」に対応する。また、各ヘッダプレート20、30にバーリング部22が設けられていても良い。
(第4実施形態)
本実施形態では、第1〜第3実施形態と異なる部分について説明する。図9に示されるように、筐体50の本体部51は、当該本体部51一部が熱媒体管10の長手方向に伸縮可能な蛇腹形状に形成された蛇腹部51dを有している。
発明者らは、上記各実施形態と同様に、本体部51が蛇腹部51dを有していない構成の水準7と、本体部51が蛇腹部51dを有する構成の水準8と、の熱歪の強度解析を実施した。そして、図10の解析結果に示されるように、蛇腹部51dが設けられた構成の水準8は、水準7に対して熱歪が約3分の1も減少した。
これは、熱媒体管10の伸縮に伴う熱歪が各ヘッダプレート20、30を介して本体部51に伝わると共に、蛇腹部51dの変形によって吸収されるからである。したがって、各接合部分に掛かる熱歪を緩和させることができる。
上記では、蛇腹部51dは本体部51に設けられていたが、上流側タンク52または下流側タンク53に設けられていても良いし、本体部51、上流側タンク52、及び下流側タンク53の全てに設けられていても良い。
なお、図9では、各ヘッダプレート20、30にバーリング部22が設けられた構成が示されているが、バーリング部22は設けられていなくても良い。また、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、蛇腹部51dが特許請求の範囲の「変形吸収部」に対応する。
(第5実施形態)
本実施形態では、第1〜第4実施形態と異なる部分について説明する。図11に示されるように、ヘッダプレート20は、バネ部23を有している。バネ部23は、ヘッダプレート20のうち複数の熱媒体管10を囲む位置に輪状に設けられている。また、バネ部23は、当該輪状の径方向に波形状に形成されていることにより熱媒体管10の長手方向に伸縮可能になっている。
なお、バネ部23は、各ヘッダプレート20、30のうち複数の熱媒体管10の1つを囲む位置に輪状に設けられていても良い。また、バネ部23はヘッダプレート20だけでなくヘッダプレート30に設けられていても良いし、各ヘッダプレート20、30の両方に設けられていても良い。
発明者らは、上記各実施形態と同様に、各ヘッダプレート20、30がバネ部23を有していない構成の水準9と、各ヘッダプレート20、30がバネ部23を有する構成の水準10と、の熱歪の強度解析を実施した。そして、図12の解析結果に示されるように、バネ部23が設けられた構成の水準10は、水準9に対して熱歪が減少した。
これは、熱媒体管10の伸縮に伴う熱歪が各ヘッダプレート20、30のうちバネ部23によって囲まれた部分に伝わると共に、バネ部23の変形によって吸収される。したがって、各接合部分に掛かる熱歪を緩和させることができる。
ここで、バネ部23は波形状に限られない。各ヘッダプレート20、30のうちバネ部23で囲まれた部分とバネ部23の外側の部分とが、バネ部23を介して熱媒体管10の長手方向に相対的に移動可能になるように、バネ部23が構成されていれば良い。
なお、図11では、各ヘッダプレート20、30にバーリング部22が設けられた構成が示されているが、バーリング部22は設けられていなくても良い。また、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、バネ部23が特許請求の範囲の「変形吸収部」に対応する。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された吸着器1の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、上記各実施形態で示された内容を適宜組み合わせても良い。
10 熱媒体管
12、51d 蛇腹部
20、30 ヘッダプレート
22 バーリング部
23 バネ部
40 吸着層
50 筐体

Claims (4)

  1. 熱媒体が内部を流通する熱媒体管(10)と、
    前記熱媒体管が貫通する板状に構成されていると共に、前記熱媒体管の両端に接合された一対のヘッダプレート(20、30)と、
    前記熱媒体によって冷却されることで前記熱媒体管外部の気相状態の冷媒を吸着する一方、加熱されることで吸着した前記冷媒を脱離する吸着材と、前記熱媒体管と前記吸着材との間で熱の授受を行う伝熱部材と、を有し、前記熱媒体管の周囲に配置された吸着層(40)と、
    前記ヘッダプレートが接合されると共に、内部に前記熱媒体管及び前記吸着層を収容した中空筒状の筐体(50)と、
    を備え、
    前記熱媒体管、前記ヘッダプレート、及び前記筐体のいずれかに、前記熱媒体管の長手方向における当該熱媒体管の変形を吸収する変形吸収部(12、20、22、30、23、51d)が設けられている吸着器。
  2. 前記変形吸収部は、前記熱媒体管に設けられていると共に、前記熱媒体管の一部が前記長手方向に伸縮可能な蛇腹形状に形成されている請求項1に記載の吸着器。
  3. 前記変形吸収部は、前記筐体に設けられていると共に、前記筐体の一部が前記長手方向に伸縮可能な蛇腹形状に形成されている請求項1または2に記載の吸着器。
  4. 前記熱媒体管は、複数備えられており、
    前記変形吸収部は、前記ヘッダプレートのうち前記複数の熱媒体管の1つもしくは複数を囲む位置に輪状に設けられており、さらに、当該輪状の径方向に波形状に形成されていることにより前記長手方向に伸縮可能になっている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の吸着器。
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