JP2017172777A - エアばね構造 - Google Patents

エアばね構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2017172777A
JP2017172777A JP2016062592A JP2016062592A JP2017172777A JP 2017172777 A JP2017172777 A JP 2017172777A JP 2016062592 A JP2016062592 A JP 2016062592A JP 2016062592 A JP2016062592 A JP 2016062592A JP 2017172777 A JP2017172777 A JP 2017172777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
communication hole
cylinder
chamber
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016062592A
Other languages
English (en)
Inventor
吉田 耕二郎
Kojiro Yoshida
耕二郎 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Corp filed Critical Showa Corp
Priority to JP2016062592A priority Critical patent/JP2017172777A/ja
Priority to US15/411,222 priority patent/US10081408B2/en
Priority to EP17152956.3A priority patent/EP3228530B1/en
Publication of JP2017172777A publication Critical patent/JP2017172777A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K25/00Axle suspensions
    • B62K25/04Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
    • B62K25/06Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms
    • B62K25/08Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms for front wheel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/02Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum
    • F16F9/0209Telescopic
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/02Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum
    • F16F9/0209Telescopic
    • F16F9/0218Mono-tubular units
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/34Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
    • F16F9/346Throttling passages in the form of slots arranged in cylinder walls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K25/00Axle suspensions
    • B62K25/04Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
    • B62K2025/044Suspensions with automatic adjustment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2201/00Springs used in cycle frames or parts thereof
    • B62K2201/08Fluid springs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

【課題】シリンダ内に画成される第1端室及び第2端室における内圧を簡素な構成により均一化する。【解決手段】エアばね構造は、シリンダ(21)の周面に形成された第1連通孔(9)と、第1連通孔(9)の車軸側の周面に形成された第2連通孔(9)とを有し、ピストン(23)は、シリンダ(21)の内周面に当接してインナー室(50)とバランス室(70)とを区切る摺動部(23E)を有し、摺動部(23E)の軸方向の長さは、第1連通孔(9)と第2連通孔(9)との間の軸方向の長さよりも短く、連通部材(8)は、第1連通孔(9)及び第2連通孔(9)を通ってインナー室(50)とバランス室(70)とを連通させるために形成された連通路(8A)を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、エアばね構造に関し、特に、二輪車の前輪側に架装されてその前輪に入力される路面振動を吸収するフロントフォークに設けられるエアばね構造に関する。
第1端が閉塞端とされるシリンダと、このシリンダの第2端を介してこのシリンダ内に先端側が出没可能に挿通されるロッドと、上記のシリンダ内に摺動可能に収装されると共に上記のロッドの先端部に保持されるピストンと、このピストンによって上記のシリンダ内に画成される第1端室及び第2端室を有し、この第1端室及び第2端室がそれぞれエアばねを有してなるエアばね構造が従来技術として知られている(特許文献1及び特許文献2)。
このエアばね構造では、上記のシリンダの内周面における上記のピストンの摺動領域内にシリンダの内圧をリセットする再設定手段としての通路又は環状溝が設けられると共に、この通路又は環状溝に上記のピストンが照準されるときに上記の第1端室と上記の第2端室との連通が許容されて、この第1端室及び第2端室における内圧が均一化される。
特許第4557531号 特許第5180153号
しかしながら、上述のような従来技術は、第1端室及び第2端室における内圧を均一化するために、細長いシリンダの開口端より奥の内周面に通路又は溝を形成する必要がある。このため、シリンダの製造及び構成が複雑になるという問題がある。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シリンダ内に画成される第1端室及び第2端室における内圧を簡素な構成により均一化することができるエアばね構造を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るエアばね構造は、第1端が閉塞端とされるシリンダと、前記シリンダの第2端から前記シリンダに軸方向に挿入されるロッドと、前記ロッドに保持されて前記シリンダの内周面を摺動するピストンと、前記シリンダの外周面に設けられた連通部材とを備え、前記シリンダは、前記ピストンの第1端側にエアばねとして形成される第1端室と、前記ピストンの第2端側にエアばねとして形成される第2端室の少なくとも一部と、前記シリンダの周面に形成された第1連通孔と、前記第1連通孔の前記第2端側の前記周面に形成された第2連通孔とを有し、前記ピストンは、前記シリンダの内周面に当接して前記第1端室と前記第2端室とを区切る摺動部を有し、前記摺動部の軸方向の長さは、前記第1連通孔と前記第2連通孔との間の軸方向の長さよりも短く、前記連通部材は、前記第1連通孔及び前記第2連通孔を通って前記第1端室と前記第2端室とを連通させるために形成された連通路を有することを特徴とする。
本発明は、シリンダ内に画成される第1端室及び第2端室における内圧をシリンダ外部の簡素な構成により均一化することができるという効果を奏する。
(a)は、実施形態1に係るフロントフォークを搭載した自動二輪車の構成を示す図である。また、(b)は、フロントフォークの構成を示す図である。 フロントフォークに設けられた第1フォーク脚の断面図であり、(a)は圧縮状態の断面図であり、(b)は伸長状態の断面図である。 図2(b)に示す第1フォーク脚に設けられたピストン周辺の拡大断面図である。 図3に示すピストン周辺の要部の拡大断面図である。 上記第1フォーク脚に設けられた連通部材を内側から見た部分斜視図である。 上記連通部材が取り付けられたシリンダを内側から見た部分斜視図である。 実施形態1に係る第1フォーク脚の上記シリンダに形成された連通孔と上記連通部材に形成された連通路との関係を説明するための模式図である。 実施形態1に係る第1フォーク脚のエア反力特性を示すグラフである。 実施形態2に係る第1フォーク脚の連通部材が取り付けられたシリンダを内側から見た部分斜視図である。 実施形態2に係る第1フォーク脚の上記シリンダに形成された連通孔と上記連通部材に形成された連通路との関係を説明するための模式図である。 比較例に係るフロントフォークのエア反力特性を示すグラフである。
(実施形態1)
(1−1.フロントフォーク4の全体構成)
図1(a)は、実施形態1に係るフロントフォーク4を搭載した自動二輪車1の構成を示す図である。また、(b)は、フロントフォーク4の構成を示す図である。
図1(a)に示す自動二輪車1は、車体2と、車体2の前方に配される車軸に取り付けられた前輪14Aと、車体2の後方に配される車軸に取り付けられた後輪14Bと、車体2と後輪14Bとを接続するリヤサスペンション3と、車体2と前輪14Aとを接続するフロントフォーク4と、自動二輪車1を操舵するためのハンドル5とを備えている。
フロントフォーク4は、例えば二輪車や三輪車等の車体2に前輪14Aを連結し、衝撃を緩衝するとともにハンドル5の操舵を前輪14Aに伝達する。本実施形態では、フロントフォーク4は、図1(b)に示すように、第1フォーク脚11Aと、第2フォーク脚11Bと、第1ブラケット12Aと、第2ブラケット12Bと、ステアリングシャフト13とを備えている。
第1フォーク脚11A及び第2フォーク脚11Bは、前輪14Aを挟んで対向するように前輪14Aの左右に配置され、車軸14Sを介して前輪14Aを回転可能に支持する。また、第1フォーク脚11A及び第2フォーク脚11Bは、軸方向に伸縮可能に構成されている。なお、本実施形態において、以下の説明では、第1フォーク脚11Aの長手方向を「軸方向」と呼ぶ。
第1フォーク脚11Aは、エアばねを内蔵している。なお、本実施形態では第1フォーク脚11Aは減衰機構を備えていない。第1フォーク脚11Aの詳細については後述する。
第2フォーク脚11Bは、オイルダンパなどの減衰機構を内蔵している。ただし、第2フォーク脚11Bの構成はこれに限らず、例えば、第1フォーク脚11Aと同様の構成であってもよい。
第1ブラケット12A及び第2ブラケット12Bは、第1フォーク脚11Aと第2フォーク脚11Bとを接続している。ステアリングシャフト13は、両端が第1ブラケット12A及び第2ブラケット12Bにそれぞれ固定されており、このステアリングシャフト13が車体2に連結されることでフロントフォーク4が車体2に操舵(回転)可能に接続されている。
(1−2.第1フォーク脚11Aの構成)
(1−2−1.基本構成)
図2は、フロントフォーク4に設けられた第1フォーク脚11Aの断面図であり、(a)は圧縮状態の断面図であり、(b)は伸長状態の断面図である。
図2に示すように、第1フォーク脚11Aは、車軸側固定部6と、車体側閉塞部材7と、アウターチューブ15と、インナーチューブ16と、シリンダ21と、ロッド22と、ピストン23と、ロッドガイド36と、複数のエアばね室(インナー室50(第1端室)、アウター室60、バランス室70(第2端室))とを備えている。
第1フォーク脚11Aは、例えば、車軸側固定部6が自動二輪車の車軸側に連結されるとともに、第1フォーク脚11Aの車体側が自動二輪車のフレーム等に連結され、ロッド22が車軸側固定部6に、シリンダ21が車体側閉塞部材7に固定されることによって、ロッド22が下方に位置してシリンダ21が上方に位置されるフロントフォーク4を構成する。
車軸側固定部6は、ブラケット32と、ボトムピース33と、ボトムボルト34とを備える。ボトムピース33は、インナーチューブ16の車軸側の開口部を密封するように当該開口部に取付けられる。ブラケット32は、車軸を連結するための連結孔32Bを備えている。
ボトムボルト34にはロッド22の内部空間に連通する圧力調整部65が設けられている。この圧力調整部65により、ロッド22の内部空間から外側への気体の流出を阻止するとともに、ロッド22の内部の気体室22U(第2端室)を介したバランス室70内の気体の圧縮比を調整することができる。
車体側閉塞部材7は、アウターチューブ15及びシリンダ21の車体側の開口部を気密状態に塞ぐキャップ30とボルト部31とにより構成される。第1フォーク脚11Aの車体側は、例えば第1ブラケット12A、第2ブラケット12B及びステアリングシャフト13を介して自動二輪車の車体に連結される。車体側閉塞部材7においては、Oリング等のシール部材61A、61B等により、アウターチューブ15内及びシリンダ21内と外部との気密状態が維持されている。
ボルト部31には、インナー室50内の封入圧を調整するためのインナー室圧力調整部53Aと、アウター室60内の封入圧を調整するためのアウター室圧力調整部53Bとが設けられている。
インナーチューブ16は、円筒状の部材であり、車軸側の開口部が密封された状態となるように車軸側が車軸側固定部6に固定されている。アウターチューブ15も、円筒状の部材であり、車体側の開口部が密封された状態となるように車体側に車体側閉塞部材7が固定されている。インナーチューブ16の車体側の端部は、アウターチューブ15の車軸側の開口部を介してアウターチューブ15内に挿入されている。
アウターチューブ15の車軸開口側の内周面にはシール部材13C、ダストシール13D、及びブッシュ13Bが設けられ、インナーチューブ16の車体開口側の外周面にはブッシュ13Zが設けられている。ブッシュ13Z、13B、シール部材13C及びダストシール13Dを介してインナーチューブ16の外周面とアウターチューブ15の内周面とが気密状態を維持しながら摺動自在に構成されている。
インナーチューブ16とアウターチューブ15とは、インナーチューブ16およびアウターチューブ15の中心軸17に沿って相対的に移動可能に構成されている。車軸側固定部6と車体側閉塞部材7とは、圧側行程では互いに近づく方向に移動し、伸側行程では互いに離れる方向に移動する。
また、第1フォーク脚11Aは、アウターチューブ15及びインナーチューブ16の内側において、インナーチューブ16の筒の内径よりも小径で円筒状に形成されたシリンダ21と、シリンダ21の筒の内径よりも小径で円筒状に形成されたロッド22とをさらに備えている。
ロッド22の車軸側の開口部が密封された状態となるようロッド22の車軸側が車軸側固定部6に固定されるとともに、シリンダ21の車体側の開口部が密封された状態となるようにシリンダ21の車体側が車体側閉塞部材7に固定されている。
シリンダ21は、車軸側シリンダ21Lと車体側シリンダ21Uとが連結されることで形成されている。車軸側シリンダ21Lの車軸側の開口部には、ロッド貫通孔36hを有するロッドガイド36が設けられている。ロッド貫通孔36hの内周面にはブッシュ37が設けられ、ロッド22の外周面RFとブッシュ37の内周面とが摺動可能に構成されている。ロッド22の車体側は、ロッド貫通孔36hを介して、シリンダ21内に挿入されている。
図3は、図2(b)に示す第1フォーク脚11Aに設けられたピストン23周辺の拡大断面図である。図4は、図3に示すピストン23周辺の要部の拡大断面図である。
シリンダ21内に挿入されたロッド22の車体側の端部にはピストン23が設けられている。ピストン23の車軸側とロッドガイド36の車体側との間には、リバウンドスプリング40が設けられている。リバウンドスプリング40は、ロッド22の外周面RFの外側において中心軸17に沿って螺旋状に延伸している。
ピストン23の車軸側には、ロッド22の第1端を挿入するための挿入孔23Cが形成されている。挿入孔23Cを形成する部分の外周面がリバウンドスプリング40の螺旋中央孔の開口部から螺旋中央孔内に入り込むとともに、挿入孔23Cを形成する部分の外周面の車体側には当該外周面より拡怪した面であるばね衝突面23Dが形成されている。リバウンドスプリング40の第1端がばね衝突面23Dに衝突することで一定以上の伸長動作が阻止される。
アウターチューブ15、インナーチューブ16、シリンダ21、ロッド22及びピストン23は、それぞれ中心軸17に対して同軸となるように設けられる。
ピストン23の車体側には、サブタンク連結部23Aが形成されている。サブタンク連結部23Aは、ピストン23の外周面の径よりも小径の筒状部として形成されている。サブタンク38Xは第1端開口かつ第2端閉塞の中空棒状容器により形成される。
ピストン23の内部には、サブタンク38X内の気体室38Uとロッド22の内側の気体室22Uとをバランス室70に連通させるための連通路23Bが形成されている。このように、バランス室70と連通するサブタンク38Xを備えているため、バランス室70の容積を拡大でき、高圧力の状況下でも圧縮比を下げることができる。従って、最伸長時の反力特性が安定化し、操縦安定性を向上させることができる。
(1−2−2 気体室の構成)
図2に示すように、第1フォーク脚11Aの内側は、第1のエアばね室としてのインナー室50と、第2のエアばね室としてのアウター室60と、第3のエアばね室としてのバランス室70とに区画形成されている。そして、図3及び図4に示すように、互いに隣り合うバランス室70とインナー室50とを気密状態に維持するためのリップパッキン71A・71Bと、互いに隣り合うバランス室70とアウター室60とを気密状態に維持するためのリップパッキン73B・73Cとが設けられている。
インナー室50は、車体側閉塞部材7と、ピストン23と、車体側閉塞部材7とピストン23との間のシリンダ21の内周面と、サブタンク38Xの外周面とで囲まれた密封空間により形成される。
アウター室60は、ロッド22の外周面RFと、車軸側固定部6と、インナーチューブ16およびアウターチューブ15の内周面と、車体側閉塞部材7と、シリンダ21の外周面と、ロッドガイド36の車軸側端部とで囲まれた密封空間により形成される。
バランス室70は、ピストン23と、ロッドガイド36と、ピストン23とロッドガイド36との間のシリンダ21の内周面とで囲まれた空間により形成される。
ロッド22の内側の気体室22Uは、ピストン23に形成された連絡路23Bを介してバランス室70と連通しており、ロッド22は、バランス室70内の圧縮比調整用の気体室22Uを形成するサブタンク22Xとして機能する。
また、サブタンク38Xは、ピストン23に形成された連絡路23Bを介してバランス室70に連通していると共に、ロッド22の気体室22Uに連通しており、バランス室70内の圧縮比調整用の気体室38Uを形成する。
(1−2−3.シリンダ21、連通部材8に関連する構成)
図5は、第1フォーク脚11Aに設けられた連通部材8を内側から見た部分斜視図である。図6は、連通部材8が取り付けられたシリンダ21を内側から見た部分斜視図である。
図3〜図6を参照すると、シリンダ21の車軸側の外周面に、円筒状の連通部材8が設けられている。シリンダ21の外周面に対して連通部材8の内周面が摺動し、連通部材8の内周面には、凹部である連通路8Aが形成されている。そのため、シリンダ21の外周面と連通路8Aの内周面との間に気体が通る空間が形成される。
連通部材8の連通路8Aが位置するシリンダ21の周面には、複数の連通孔9a〜9dが長さL1の間隔を空けて軸方向に沿って形成されている。連通路8Aの軸方向の長さは、複数の連通孔9a〜9dのうちの2つの連通孔を互いに連通させることができる長さであればよい。
ピストン23は、シリンダ21の内周面に当接してインナー室50とバランス室70とを区切る摺動部23Eを有している。
図4に示すように、摺動部23Eの軸方向の長さJ1は、軸方向に沿って隣り合う二つの連通孔、例えば、連通孔9b(第1連通孔)と連通孔9c(第2連通孔)との間の長さL1よりも短い。具体的には、摺動部23Eの軸方向の長さJ1は、図4に示す隣り合う二つの連通孔9b・9cのうちの上側の連通孔9bの下端と下側の連通孔9cの上端との間の長さよりも短いことが好ましい。但し、上記摺動部23Eの軸方向の長さJ1は、上記隣り合う二つの連通孔9b・9cのうちの上側の連通孔9bの上端と下側の連通孔9cの下端との間の長さよりも短ければよい。
図7は、実施形態1に係る第1フォーク脚11Aのシリンダ21に形成された複数個の連通孔9a〜9dと連通部材8に形成された連通路8Aとの関係を説明するための模式図である。
4個の連通孔9a〜9dが軸方向に沿って長さL1の間隔を空けて配置される例を挙げて説明する。図7に示すように、シリンダ21の周面において最も車体側に連通孔9a(第1連通孔)が形成される。そして、連通孔9aの車軸側に長さL1の間隔を空けて車体側から2番目の連通孔9b(第2連通孔)が形成される。連通孔9bの車軸側に長さL1の間隔を空けて車体側から3番目の連通孔9c(第3連通孔)が形成される。連通孔9cの車軸側に長さL1の間隔を空けて車体側から4番目の連通孔9dが形成される。
すなわち、シリンダ21の周面において、シリンダ21の軸方向に沿って4つの連通孔9a〜9dが、互いに長さL1の間隔を空けて形成されている。
前記長さL1とは、シリンダ21の長軸を座標軸とした場合の当該座標軸によって示される2点間の距離であり、連通孔9a〜9dの一部の位置が周方向にのみ変位したとしても前記長さL1は変化しない。
図4及び図7に示すように、連通部材8の連通路8Aが、連通孔9a及び9bと重畳する領域D1に位置するように連通部材8をシリンダ21に取り付けると、ピストン23の摺動部23Eが領域D1内の2個の連通孔9a及び9bの間に位置するときに、2個の連通孔9a及び9bと、連通路8Aとを通ってインナー室50とバランス室70との連通が許容されて、インナー室50とバランス室70との内圧が均一化される。領域D1の範囲外に位置する2個の連通孔9c及び9dは、連通部材8の内周面8B(密閉面)により密閉される。
また、連通路8Aが領域D2に位置するように連通部材8をシリンダ21に対して軸方向にずらして取り付けると、ピストン23の摺動部23Eが領域D2内の2個の連通孔9b及び9cの間に位置するときに、連通孔9b、連通路8A及び連通孔9cを通ってインナー室50とバランス室70との連通が許容される。
さらに、連通路8Aが領域D3に位置するように連通部材8をシリンダ21に対して軸方向にずらして取り付けると、ピストン23の摺動部23Eが領域D3内の2個の連通孔9c及び9dの間に位置するときに、連通孔9c、連通路8A及び連通孔9dを通ってインナー室50とバランス室70との連通が許容される。
このように、シリンダ21の周面に連通孔9a〜9dを形成することにより、インナー室50とバランス室70との連通を許容して、インナー室50とバランス室70との内圧を均一化したので、従来技術のように、内圧を均一化するためにシリンダの内周面に溝を形成する必要がなくなる。この結果、インナー室50とバランス室70との内圧を簡素な構成により均一化することができるエアばね構造を実現できる。
また、インナー室50とバランス室70とを連通させる連通孔9a〜9dのうちの二つを軸方向に可変できるように連通部材8を構成したので、連通部材8の軸方向の位置を選択することにより、インナー室50とバランス室70とのエア反力特性を所望のエア反力特性に調整することができる。
(1−3.第1フォーク脚11Aの動作)
第1フォーク脚11Aは、車体が衝撃を受けることに伴い、インナーチューブ16とアウターチューブ15とが互いに近づく方向に動作する圧縮動作(圧側行程)、および、インナーチューブ16とアウターチューブ15とが互いに離れる方向に動作する伸長動作(伸側行程)を行い、前記衝撃を緩衝する。
圧側行程においては、インナー室50およびアウター室60の容積が小さくなってインナー室50内及びアウター室60内の気体が圧縮されることにより、インナーチューブ16とアウターチューブ15とが互いに離れる方向に付勢する反力が発生する。
また、伸側行程においては、ピストン23とロッドガイド36とが互いに近づく方向に移動するため、リバウンドエアばね室であるバランス室70の容積が小さくなってバランス室70内における気体が圧縮される。このとき、バランス室70およびバランス室70と連通しているロッド22によるサブタンク22X内およびシリンダ21内のサブタンク38X内に密封されている気体がエアばねとして作用し、フロントフォーク4を圧縮させる方向の反力が発生する。
圧側行程の初期において、ピストン23の摺動部23Eが、シリンダ21に取り付けられた連通部材8の連通路8Aに対向する2個の連通孔の間に位置するときに、上記2個の連通孔及び連通路8Aを通ってインナー室50とバランス室70との連通が許容されて、インナー室50とバランス室70との内圧が均一化される。
伸側行程の終期において、摺動部23Eが連通部材8の連通路8Aに対向する2個の連通孔の間に位置するときも同様である。
(1−4.第1フォーク脚11Aのエア反力特性)
図11は、比較例に係るフロントフォークのエア反力特性を示すグラフである。横軸はストロークを示し、縦軸はエアばねによる反力を示す。ストロークS1はフロントフォークの伸長状態に対応し、ストロークS2は圧縮状態に対応する。
インナー室50及びバランス室70における内圧を均一化するために、従来技術のようにシリンダの内周面に溝を形成する構造とし、インナー室50エアの封入圧を高くすると、曲線C2に示すように、ストロークS1からストロークS3までの圧縮動作の初期荷重が、エアの封入圧を高くする前の状態(曲線C1)と比較して上昇してしまうという問題がある。
図8は、実施形態1に係る第1フォーク脚11Aのエア反力特性を示すグラフである。縦軸はエアばねによる反力を示す。ストロークS1はフロントフォークの伸長状態に対応し、ストロークS2は圧縮状態に対応する。
連通孔9a〜9dを有するシリンダ21、連通路8Aが形成された連通部材8が設けられた実施形態1に係る第1フォーク脚11Aでは、インナー室50のエアの封入圧を高くした場合に、連通部材8の位置を調節することにより、曲線C3に示されるように、ストロークS1からストロークS3までの圧縮動作の初期荷重の上昇を、図11で前述した曲線C2よりも抑制することができる。このように、第1フォーク脚11Aでは、連通部材8の位置を調節することにより、任意の荷重特性を選択することができる。
(1−5.第1フォーク脚11Aの効果)
実施形態1、及び後述する実施形態2にかかるエアばね構造は、第1端が閉塞端とされるシリンダ21・21Aと、シリンダ21・21Aの第2端からシリンダ21・21Aに軸方向に挿入されるロッド22と、ロッド22に保持されてシリンダ21・21Aの内周面を摺動するピストン23と、シリンダ21・21Aの外周面に設けられた連通部材8とを備え、シリンダ21・21Aは、ピストン23の第1端側にエアばねとして形成されるインナー室50と、ピストン23の第2端側にエアばねとして形成されるバランス室70と、シリンダ21・21Aの周面に形成された第1連通孔9aと、連通孔9aの第2端側の周面に形成された第2連通孔9bとを有し、ピストン23は、シリンダ21・21Aの内周面に当接してインナー室50とバランス室70とを区切る摺動部23Eを有し、摺動部23Eの軸方向の長さは、第1及び第2連通孔9a・9b間の軸方向の長さよりも短く、連通部材8は、第1及び第2連通孔9a・9bを通ってインナー室50とバランス室70とを連通させるために形成された連通路8Aを有する。
これにより、圧縮動作の初期において、ピストン23の摺動部23Eが、シリンダ21・21Aに取り付けられた連通部材8の連通路8Aに対向する第1及び第2連通孔9a・9bの間に位置するときに、第1及び第2連通孔9a・9b及び連通路8Aを通ってインナー室50とバランス室70との連通が許容されて、インナー室50とバランス室70との内圧が均一化される。このため、従来技術のようにシリンダの内周面に通路又は溝を形成する必要が無くなり、シリンダ21・21Aの周面に第1及び第2連通孔9a・9bを形成し、シリンダ21・21Aの外周面に連通部材8を設けるという簡素な構成により、シリンダ21・21A内に画成されるインナー室50とバランス室70とにおける内圧を均一化することができる。
また、筒状の連通部材8をその軸の周りに回転させることで第1及び第2連通孔9a・9bと連通路8Aとの位相をずらせることができ、インナー室50とバランス室70との連通を遮断することもできるので、インナー室50とバランス室70との連通・遮断の切り替えが容易にできる。
連通部材8を円筒状ではなく、管状に形成し、その両端を第1及び第2連通孔9a・9bにそれぞれ接続するだけでも実施でき、同様の効果を奏する。
また、エアばね構造は、シリンダ21・21Aが、第2連通孔9bの第2端側の周面に形成された第3連通孔9cをさらに有し、摺動部23Eの軸方向の長さは、第2連通孔9bと第3連通孔9cとの間の軸方向の長さよりも短く、連通路8Aは、第1連通孔9aから第3連通孔9cのうちの二つを互いに連通させる。
これにより、第1連通孔9aから第3連通孔9cのうちの二つを通ってインナー室50とバランス室70とを連通路8Aが連通させるように、連通部材8の軸方向の位置を選択することができる。このため、インナー室50とバランス室70とのエア反力特性を所望のエア反力特性に調整することができる。
エアばね構造の連通部材8は、連通路8Aが、第1連通孔9a及び第2連通孔9bを通ってインナー室50とバランス室70とを連通させるときに、第3連通孔9cを密閉する内周面8Bを有する。
これにより、連通路8Aを通ってインナー室50とバランス室70とを連通させる第1連通孔9a及び第2連通孔9b以外の第3連通孔9cからのエアの漏れを防止することができる。
エアばね構造は、バランス室70と連通する気体室22Uがロッド22の内部にさらに形成される。
これにより、バランス室70が拡張され、伸長動作においてフロントフォーク4を圧縮させる方向の所望のエア反力特性を実現することができる。
(実施形態2)
(2−1.シリンダ21Aに関連する構成)
図9は、実施形態2に係る第1フォーク脚11Aの連通部材8が取り付けられたシリンダ21Aを内側から見た部分斜視図である。図10は、実施形態2に係る第1フォーク脚11Aの上記シリンダ21Aに形成された連通孔9a〜9gと連通部材8に形成された連通路8Aとの関係を説明するための模式図である。図6を参照して前述した構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素の詳細な説明は繰り返さない。
シリンダ21Aの周面に4個の連通孔9a〜9dが長さL1の間隔を空けて軸方向に沿って形成されている。シリンダ21Aの周面には、さらに、3個の連通孔9e〜9gが連通孔9a〜9dから周方向に離れた位置で長さL1の間隔を空けて軸方向に沿って形成されている。連通孔9eは軸方向において連通孔9aと連通孔9bとの間に配置されている。より厳密に表現すれば、軸方向に沿った座標軸によって示される連通孔9eの座標は、前記座標軸によって示される連通孔9aの座標と連通孔9bの座標との間に位置している。同様に、連通孔9fは軸方向において連通孔9bと連通孔9cとの間に配置されている。連通孔9gは軸方向において連通孔9cと連通孔9dとの間に配置されている。
連通路8Aが、図10に示す領域D1に位置するように連通部材8をシリンダ21Aに取り付けると、ピストン23の摺動部23Eが領域D1内の2個の連通孔9a及び9bの間に位置するときに、上記2個の連通孔9a及び9b及び連通路8Aを通ってインナー室50とバランス室70との連通が許容されて、インナー室50とバランス室70との内圧が均一化される。領域D1の範囲外に位置する5個の連通孔9c〜9gは、連通部材8の内周面8B(密閉面)により密閉される。
実施形態2にかかる連通部材8は、シリンダ21に対して軸方向にずらすとともに、周方向にずらして取り付けることが可能なように構成されている。
そして、連通路8Aが領域D4に位置するように連通部材8をシリンダ21Aに対して周方向及び軸方向にずらして取り付けると、ピストン23の摺動部23Eが領域D4内の2個の連通孔9e及び9fの間に位置するときに、上記2個の連通孔9e及び9f及び連通路8Aを通ってインナー室50とバランス室70との連通が許容される。領域D4の範囲外に位置する5個の連通孔9a〜d、連通孔9gは、連通部材8の内周面8B(密閉面)により密閉される。
領域D1内の車体側の連通孔9aと領域D4内の車体側の連通孔9eと間の軸方向に沿った長さL2は、領域D1内の2個の連通孔9a及び9b間の長さL1よりも短い。このため、例えば、領域D1と領域D4との間でエア反力特性を調整すると、領域D1と領域D2との間で調整するよりも、よりきめ細かくエア反力特性を調整することができる。
(2−2.シリンダ21Aに関連する効果)
エアばね構造のシリンダ21Aは、第2連通孔9bの第2端側の周面に形成された第3連通孔9c・9dと、第第3連通孔9c・9dから周方向に離れた位置に形成された第4連通孔9eと、第4連通孔9eの第2端側の周面に形成された第5連通孔9f・9gとをさらに有し、シリンダ21Aは、連通孔9a及び9bの組、連通孔9b及び9cの組、連通孔9c及び9dの組、連通孔9e及び9fの組、連通孔9f及び9gの組を有し、前記複数の連通孔の組は、シリンダ21Aの軸方向および周方向において互いに異なった位置に形成されている。
これにより、よりきめ細かくエア反力特性を調整することができる。
エアばね構造の連通部材8は、連通路8Aが、連通孔9a及び9bの組、連通孔9b及び9cの組、連通孔9c及び9dの組、連通孔9e及び9fの組、連通孔9f及び9gの組のうちの一つに含まれる複数の連通孔を互いに連通させるときに、前記複数の連通孔の組のうちの他の一つに含まれる連通孔のそれぞれを密閉する内周面8Bを有する。
これにより、連通路8Aを通ってインナー室50とバランス室70とを連通させる連通孔9a及び連通孔9b以外の連通孔からのエアの漏れを防止することができる。
(実施形態3)
(連通孔の配置の変更例)
図7に示したように、4つの連通孔9a〜9dがシリンダ21の長軸に沿って完全に一列に整列している必要は必ずしもない。連通孔9a〜9dの一部の位置がわずかに周方向にずれていた場合でも、連通部材8の連通路8Aによって、連通孔9a〜9dのうちの2つが連通されるのであれば問題ない。
また、図11に示した7つの連通孔9a〜9gの配置についても、連通孔9a〜9d及び連通孔9e〜9gがシリンダ21Aの長軸に沿って完全に一列に整列している必要は必ずしもない。
また、連通部材8の連通路8Aの長軸についても、シリンダ21、21Aの長軸に平行になるように形成されている必要はなく、連通路8Aは、複数の連通孔のうちの2つが互いに連通するように形成されていればよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
3 リヤサスペンション
4 フロントフォーク
8 連通部材
8A 連通路
8B 内周面(密閉面)
9a〜9g 連通孔(第1連通孔、第2連通孔、第3連通孔、第4連通孔、第5連通孔)
11A 第1フォーク脚
11B 第2フォーク脚
12A 第1ブラケット
12B 第2ブラケット
13 ステアリングシャフト
15 アウターチューブ
16 インナーチューブ
21 シリンダ
22 ロッド
22U 気体室(第2端室)
23 ピストン
23E 摺動部
50 インナー室(第1端室)
60 アウター室
70 バランス室(第2端室)

Claims (6)

  1. 第1端が閉塞端とされるシリンダと、
    前記シリンダの第2端から前記シリンダに軸方向に挿入されるロッドと、
    前記ロッドに保持されて前記シリンダの内周面を摺動するピストンと、
    前記シリンダの外周面に設けられた連通部材とを備え、
    前記シリンダは、
    前記ピストンの第1端側にエアばねとして形成される第1端室と、
    前記ピストンの第2端側にエアばねとして形成される第2端室の少なくとも一部と、
    前記シリンダの周面に形成された第1連通孔と、
    前記第1連通孔の前記第2端側の前記周面に形成された第2連通孔とを有し、
    前記ピストンは、前記シリンダの内周面に当接して前記第1端室と前記第2端室とを区切る摺動部を有し、
    前記摺動部の軸方向の長さは、前記第1連通孔と前記第2連通孔との間の軸方向の長さよりも短く、
    前記連通部材は、前記第1連通孔及び前記第2連通孔を通って前記第1端室と前記第2端室とを連通させるために形成された連通路を有することを特徴とするエアばね構造。
  2. 前記シリンダが、前記第2連通孔の前記第2端側の前記周面に形成された第3連通孔をさらに有し、
    前記摺動部の軸方向の長さは、前記第2連通孔と前記第3連通孔との間の軸方向の長さよりも短く、
    前記連通路は、前記第1連通孔から第3連通孔のうちの二つを互いに連通させることを特徴とする請求項1に記載のエアばね構造。
  3. 前記連通部材は、前記連通路が、前記第1連通孔及び前記第2連通孔を通って前記第1端室と前記第2端室とを連通させるときに、前記第3連通孔を密閉する密閉面を有する請求項2に記載のエアばね構造。
  4. 前記シリンダは、前記第2連通孔の前記第2端側の前記周面に形成された第3連通孔と、前記第3連通孔から周方向に離れた位置に形成された第4連通孔と、前記第4連通孔の前記第2端側の前記周面に形成された第5連通孔とをさらに有し、
    前記第1連通孔から前記第5連通孔までのうちの二つを含む連通孔の組を複数有し、
    前記複数の連通孔の組は、前記シリンダの軸方向および周方向において互いに異なった位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアばね構造。
  5. 前記連通部材は、前記連通路が、前記複数の連通孔の組のうちの一つに含まれる複数の連通孔を互いに連通させるときに、前記複数の連通孔の組のうちの他の一つに含まれる連通孔のそれぞれを密閉する密閉面を有することを特徴とする請求項4に記載のエアばね構造。
  6. 前記第2端室の一部が前記ロッドの内部にさらに形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のエアばね構造。
JP2016062592A 2016-03-25 2016-03-25 エアばね構造 Pending JP2017172777A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016062592A JP2017172777A (ja) 2016-03-25 2016-03-25 エアばね構造
US15/411,222 US10081408B2 (en) 2016-03-25 2017-01-20 Air spring structure
EP17152956.3A EP3228530B1 (en) 2016-03-25 2017-01-25 Air spring structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016062592A JP2017172777A (ja) 2016-03-25 2016-03-25 エアばね構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017172777A true JP2017172777A (ja) 2017-09-28

Family

ID=57914753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016062592A Pending JP2017172777A (ja) 2016-03-25 2016-03-25 エアばね構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10081408B2 (ja)
EP (1) EP3228530B1 (ja)
JP (1) JP2017172777A (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10300760B1 (en) 2015-03-18 2019-05-28 Apple Inc. Fully-actuated suspension system
JP6462470B2 (ja) * 2015-04-20 2019-01-30 Kybモーターサイクルサスペンション株式会社 フロントフォーク
JP6487759B2 (ja) * 2015-04-20 2019-03-20 Kybモーターサイクルサスペンション株式会社 フロントフォーク
US11358431B2 (en) 2017-05-08 2022-06-14 Apple Inc. Active suspension system
US10899340B1 (en) 2017-06-21 2021-01-26 Apple Inc. Vehicle with automated subsystems
US11173766B1 (en) 2017-09-07 2021-11-16 Apple Inc. Suspension system with locking structure
US11285773B1 (en) 2018-09-12 2022-03-29 Apple Inc. Control system
US11634167B1 (en) 2018-09-14 2023-04-25 Apple Inc. Transmitting axial and rotational movement to a hub
US11345209B1 (en) 2019-06-03 2022-05-31 Apple Inc. Suspension systems
US11648811B2 (en) * 2019-07-10 2023-05-16 Arnott T&P Holding, Llc Adjustable gas spring system
US11179991B1 (en) 2019-09-23 2021-11-23 Apple Inc. Suspension systems
US11938922B1 (en) 2019-09-23 2024-03-26 Apple Inc. Motion control system
US11300172B2 (en) 2020-01-29 2022-04-12 Lockheed Martin Corporation Load limiting breakaway device
US11718137B2 (en) * 2020-02-27 2023-08-08 Fox Factory, Inc. Shock assembly with automatically adjustable ride height
US11707961B1 (en) 2020-04-28 2023-07-25 Apple Inc. Actuator with reinforcing structure for torsion resistance
US11828339B1 (en) 2020-07-07 2023-11-28 Apple Inc. Vibration control system
EP4319998A1 (en) 2021-06-07 2024-02-14 Apple Inc. Mass damper system

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2806770B1 (fr) * 2000-03-24 2002-08-23 Jean Perret Ets Amortisseur hydraulique avec reglage du type d'amortissement
DE10028586C2 (de) * 2000-06-14 2002-04-11 Weforma Gmbh Stoßdämpfer
US6648109B2 (en) * 2001-09-13 2003-11-18 Meritor Heavy Vehicle Technology, Llc Adjustable shock absorber
US6883650B2 (en) 2002-11-15 2005-04-26 Arvinmeritor Technology, Llc. Adjustable shock absorber
SE525944C2 (sv) 2002-11-21 2005-05-31 Oehlins Racing Ab Gasfjäder för fordon, t ex motorcykel, och ventil för sådan gasfjäder
US6966412B2 (en) * 2003-02-24 2005-11-22 Arctic Cat Inc. Position-sensitive shock absorber
US6974002B2 (en) * 2003-03-20 2005-12-13 Ace Controls, Inc. Adjustable shock absorber
US7191877B2 (en) 2004-11-08 2007-03-20 Thyssenkrupp Bilstein Of America, Inc. Fluid flow regulation of a vehicle shock absorber/damper
JP5180153B2 (ja) 2009-06-23 2013-04-10 カヤバ工業株式会社 エアバネ構造
EP2607116A1 (en) 2011-12-19 2013-06-26 Fiat Group Automobiles S.p.A. Motor-vehicle with a rear shock-absorber having a differentiated effect, for controlling the vehicle attitude during braking, and control method used therein
US9133902B2 (en) * 2013-01-22 2015-09-15 Kyntec Corporation Shock absorber with variable damping profile
JP2015169322A (ja) 2014-03-11 2015-09-28 北陸電機製造株式会社 シリンダー式多段速度制御装置
JP6259722B2 (ja) * 2014-06-17 2018-01-10 株式会社コガネイ ショックアブソーバ

Also Published As

Publication number Publication date
EP3228530B1 (en) 2021-04-07
US20170274959A1 (en) 2017-09-28
US10081408B2 (en) 2018-09-25
EP3228530A1 (en) 2017-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017172777A (ja) エアばね構造
USRE44609E1 (en) Shock absorber assembly
TWI568947B (zh) Buffers and suspension devices
JP6595831B2 (ja) サスペンション装置およびアキュムレータ
JP2010223303A (ja) 油圧緩衝器
JP6198601B2 (ja) 緩衝器
WO2016052214A1 (ja) サスペンション装置
JP6121888B2 (ja) 懸架装置および懸架システム
JP2013242016A (ja) 懸架装置
JP6088388B2 (ja) 懸架装置
US10144482B2 (en) Shock absorber
JP2015021505A (ja) 緩衝器
JP2015197153A (ja) 油圧緩衝器
JP2014199062A (ja) フロントフォーク及びフロントフォークの製造方法
JP2015105737A (ja) 緩衝器
JP2015047978A (ja) サスペンション装置
JP2008298247A (ja) 緩衝器
JP2014190359A (ja) 緩衝器
JP4477991B2 (ja) 車両用の油圧緩衝器
WO2019065132A1 (ja) 緩衝器
JP2017180731A (ja) フロントフォーク
JP2017180763A (ja) 懸架装置および懸架システム
BRPI0902679A2 (pt) conjunto amortecedor multi-ajustável para garfo telescópico ou similares
JP2015187474A (ja) 油圧緩衝器
JP2013231492A (ja) 車両用緩衝器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190723

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191009

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200204