JP2017172758A - 緩衝体 - Google Patents

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Kenji Sakurai
謙二 櫻井
孝 宇佐美
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孝 宇佐美
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Abstract

【課題】衝撃吸収能力の低下を抑制しつつ、衝撃を受けた際の打音の抑制を図った緩衝体を提供する。【解決手段】外周面が蛇腹状のポリウレタン製の緩衝体本体100と、緩衝体本体100における外周面側の複数の環状の谷部120のうちの少なくとも1箇所に装着される剛体からなる剛体リング200と、を備え、複数の環状の谷部120のうち剛体リング200が装着される谷部120には、谷部120の底を介して両側の壁面に、それぞれ剛体リング200の表面に向かって突出する突起121a,121bが設けられていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、ショックアブソーバに用いられる緩衝体に関する。
自動車のサスペンションにはショックアブソーバが設けられている。そして、このショックアブソーバには、衝撃を吸収するための緩衝体として、リバウンドストッパ及びバンプストッパが設けられている。前者は車体が宙に浮いた際の衝撃を吸収するために設けられており、後者は車体が沈み込む際の衝撃を吸収するために設けられている。
一般的に、緩衝体はポリウレタン製の環状部材により構成される。しかしながら、例えば、ポリウレタン製のリバウンドストッパの場合には、リバウンドシートとシリンダとの間の微小隙間にリバウンドストッパの一部が噛みこまれてしまうことが問題になることがある。これは、リバウンドストッパが圧縮される際に、その先端の一部が大きく変形してしまい、微小隙間に入り込んでしまうことが原因である。そこで、樹脂や金属などの剛体を装着することで、ポリウレタン製のリバウンドストッパの一部の剛性を高める技術が知られている。図8を参照して、従来例に係る緩衝体について説明する。図8は従来例に係る緩衝体の模式的断面図である。
従来例に係る緩衝体500は、ポリウレタン製の緩衝体本体510と、剛体リング520とから構成される。緩衝体本体510の外周面は蛇腹状となっている。そして、この外周面側の谷部に剛体リング520が装着されている。なお、図示の例においては、4か所に環状の谷部が設けられており、これら複数の谷部のうちの両端側の谷部にそれぞれ剛体リング520が装着されている。以上のように構成される緩衝体500により、部分的に剛性が高まるため、衝撃を受けて緩衝体500が圧縮する際に、緩衝体本体510のうち剛体リング520が装着されている付近が大きく変形してしまうことが抑制される。
しかしながら、剛体リング520により緩衝体本体510の剛性を高めると、衝撃を吸収するという本来の機能を低下してしまい、また、衝撃を受けた際の打音が大きくなってしまう問題もある。
特開2003−194135号公報
本発明の目的は、衝撃吸収能力の低下を抑制しつつ、衝撃を受けた際の打音の抑制を図った緩衝体を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の緩衝体は、
ショックアブソーバに用いられ、2部材によって圧縮されることにより衝撃を吸収する環状の緩衝体において、
外周面が蛇腹状のポリウレタン製の緩衝体本体と、
前記緩衝体本体における外周面側の複数の環状の谷部のうちの少なくとも1箇所に装着
される剛体からなる剛体リングと、
を備え、
前記複数の環状の谷部のうち前記剛体リングが装着される谷部には、該谷部の底を介して両側の壁面に、それぞれ前記剛体リングの表面に向かって突出する突起が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ポリウレタン製の緩衝体本体に剛体リングが装着されるため、剛体リングを装着した付近の剛性が高まり、緩衝体本体の一部が大きく変形してしまうことを抑制することができる。また、緩衝体本体における剛体リングが装着される谷部には、該谷部の底を介して両側の壁面に、それぞれ剛体リングの表面に向かって突出する突起が設けられている構成を採用している。従って、部分的に剛性が高くなり過ぎてしまうことを抑制することができるので、衝撃吸収能力の低下を抑制することができる。また、緩衝体本体が衝撃を受けて圧縮し始める際に、緩衝体本体側の突起が衝撃力を吸収するため、打音を抑制することができる。
前記2部材によって圧縮されていない状態において、前記両側の側面にそれぞれ設けられた突起の先端は前記剛体リングに接触しているとよい。
これにより、剛体リングの姿勢が安定するだけでなく、緩衝体本体が衝撃を受けた際に、突起が剛体リングに衝突することもないため、より一層打音を抑制することができる。
以上説明したように、本発明によれば、衝撃吸収能力の低下を抑制しつつ、衝撃を受けた際の打音の抑制を図ることができる。
図1は本発明の実施例に係る緩衝体の平面図である。 図2は本発明の実施例に係る緩衝体の模式的断面図である。 図3は本発明の実施例に係る緩衝体本体の模式的断面図である。 図4は本発明の実施例に係る緩衝体の使用時の状態を示す模式的断面図である。 図5は緩衝体における撓み量と荷重との関係を示すグラフである。 図6は本発明の変形例1に係る緩衝体本体の模式的断面図である。 図7は本発明の変形例2に係る緩衝体本体の模式的断面図である。 図8は従来例に係る緩衝体の模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1〜図7を参照して、本発明の実施例に係る緩衝体について説明する。本実施例に係る緩衝体は、ショックアブソーバに用いられる。すなわち、自動車のサスペンションにはショックアブソーバが設けられている。そして、このショックアブソーバには、衝撃を吸収するための緩衝体として、リバウンドストッパ及びバンプストッパが設けられている。前者は車体が宙に浮いた際の衝撃を吸収するために設けられており、後者は車体が沈み込む際の衝撃を吸収するために設けられている。本実施例においては、緩衝体がリバウンドストッパの場合について説明する。
<緩衝体の構成>
特に、図1〜図4を参照して、本発明の実施例に係る緩衝体(リバウンドストッパ)の構成について説明する。図1は本発明の実施例に係る緩衝体の平面図である。図2は本発明の実施例に係る緩衝体の模式的断面図である。なお、図2は図1中のAA断面図である。図3は本発明の実施例に係る緩衝体本体の模式的断面図である。なお、図3は図2中の緩衝体本体のBB断面に相当する図である。図4は本発明の実施例に係る緩衝体の使用時の状態を示す模式的断面図である。
本実施例に係る緩衝体10は、自動車のサスペンションに備えられたショックアブソーバに設けられる。すなわち、図4に示すように、環状の緩衝体10は、サスペンションを構成するシリンダ400内で往復移動可能に設けられたロッド(ピストンロッド)300の外周に装着される。また、緩衝体10は、その一端側がロッド300に設けられたリバウンドシート310に対向し、かつその他端側がシリンダ400の内周に設けられたロッドガイド410に対向するように配置される。なお、ロッドガイド410は、ロッド300の軸受として機能する。以下の説明において、「一端側」は、緩衝体10に対してリバウンドシート310が設けられている側(図2,4において下側)を意味する。また、「他端側」は、緩衝体10に対してロッドガイド410が設けられている側(図2,4において上側)を意味する。
通常状態においては、緩衝体10の一端側はリバウンドシート310に当接し、その他端側とロッドガイド410との間には隙間が空いた状態となっている。そして、車体が宙に浮いた状態になると、ロッド300が図4中上方向(矢印P方向)に移動する。つまり、リバウンドシート310がロッドガイド410に向かう方向にロッド300が移動する。そして、ロッド300の移動量が一定値を超えると、緩衝体10の他端側がロッドガイド410に衝突する。これにより、緩衝体10は、リバウンドシート310とロッドガイド410によって圧縮され、衝撃を吸収する。つまり、緩衝体10は、2部材としてのリバウンドシート310とロッドガイド410によって圧縮されることにより衝撃を吸収する。
本実施例に係る緩衝体10は、緩衝体本体100と剛体リング200とから構成される。緩衝体本体100の素材としては、比較的剛性が高く、耐久性に優れた材料であるポリウレタンが採用されている。この緩衝体本体100は、略円筒状の部材により構成されており、その筒内にロッド300が挿通される。そして、この緩衝体本体100の外周面は蛇腹状となっている。すなわち、緩衝体本体100の外周面は、複数(本実施例では5つ)の環状の山部110と複数(本実施例では4つ)の環状の谷部120が交互に形成されている。
そして、剛体リング200は、硬質の樹脂材や金属などの剛体により構成されている。従って、剛体リング200は、緩衝体本体100よりも剛性が高い。この剛体リング200は、緩衝体本体100における外周面側の複数の環状の谷部120のうちの少なくとも1箇所に装着される。本実施例においては、4つの谷部120のうち、緩衝体本体100の両端側の2つの谷部120に、それぞれ剛体リング200が装着されている。
また、緩衝体本体100において、複数の環状の谷部120のうち剛体リング200が装着される谷部120には、谷部120の底を介して両側の壁面に、それぞれ剛体リング200の表面に向かって突出する突起121a,121bが設けられている。ここで、緩衝体10がリバウンドシート310とロッドガイド410によって圧縮されていない状態において、上記の突起121a,121bの先端は剛体リング200に接触するように構成されている。また、本実施例においては、突起121a,121bを先端から見た形状
は円形である(図3参照)。そして、これらの突起121a,121bは周方向に間隔を空けて複数(本実施例では8個)設けられている。
<緩衝体の動作説明>
特に、図4を参照して、本実施例に係る緩衝体10の動作について説明する。上記の通り、リバウンドシート310がロッドガイド410に向かう方向にロッド300が移動し、ロッド300の移動量が一定値を超えると、緩衝体10(より具体的には、緩衝体本体100)の他端側がロッドガイド410に衝突する。これにより、緩衝体10における緩衝体本体100は、リバウンドシート310とロッドガイド410によって圧縮され、衝撃を吸収する。このとき、打音(衝突音)も抑制される。
<本実施例に係る緩衝体の優れた点>
本実施例に係る緩衝体10によれば、ポリウレタン製の緩衝体本体100に剛体リング200が装着されるため、剛体リング200を装着した付近の剛性が高まり、緩衝体本体100の一部が大きく変形してしまうことを抑制することができる。これにより、例えば、上述したリバウンドシート310とシリンダ400との間の微小隙間に、緩衝体本体100の一部がはみ出してしまうことを抑制することができる。従って、緩衝体本体100が損傷してしまうことを抑制することができる。
また、本実施例においては、緩衝体本体100における剛体リング200が装着される谷部120には、谷部120の底を介して両側の壁面に、それぞれ剛体リング200の表面に向かって突出する突起121a,121bが設けられている。従って、剛体リング200が装着されている付近の剛性が部分的に高くなり過ぎてしまうことを抑制することができる。従って、緩衝体本体100による衝撃吸収能力の低下を抑制することができる。また、緩衝体本体100が衝撃を受けて圧縮し始める際に、緩衝体本体100側の突起121a,121bが衝撃力を吸収するため、打音を抑制することができる。
更に、本実施例においては、緩衝体(より具体的には緩衝体本体100)が圧縮されていない状態において、突起121a,121bの先端は剛体リング200に接触している構成を採用している。これにより、剛体リング200の姿勢が安定するだけでなく、緩衝体本体100が衝撃を受けた際に、突起121a,121bが剛体リング200に衝突することもないため、より一層打音を抑制することができる。
ここで、図5を参照して、本実施例に係る緩衝体10の優れた点について、更に説明する。図5は緩衝体における撓み量と荷重(衝撃により緩衝体が受ける荷重)との関係を示すグラフである。図5において、曲線Xは本実施例に係る緩衝体10についてのグラフである。また、曲線Yはポリウレタン単体の緩衝体(本実施例に係る緩衝体本体100のみに相当)についてのグラフである。曲線Zは図8に示す従来例に係る緩衝体500についてのグラフである。
緩衝体においては、ある荷重に対する撓み量が大きい程、変形量が大きくなり、耐久性は低くなる。この観点から、ポリウレタン単体の場合に比べて、本実施例に係る緩衝体10は耐久性が優れていることが分かる。また、緩衝体においては、撓み始めの時点で荷重が大きい程、打音(衝撃音)が大きくなってしまう。この観点から、従来例に係る緩衝体500に比べて、本実施例に係る緩衝体10は打音を抑制することができることが分かる。
(その他)
上記実施例においては、突起121a,121bを先端から見た形状が円形の場合を示した。しかしながら、本発明においては、緩衝体本体に設ける突起の形状は特に限定され
るものではない。例えば、図6に示す変形例1のように、突起122を先端から見た形状が、一方向に直線状に伸びる突起122を採用することもできる。また、図7に示す変形例2のように、突起123を先端から見た形状が、円環状の突起123を採用することもできる。また、上記実施例においては、剛体リングを2か所に配置する場合の構成を示した。しかしながら、剛体リングの配置個数及び配置か所については、使用環境等に応じて、適宜設定すればよい。
更に、上記実施例においては、緩衝体がリバウンドストッパとして適用された場合を示した。しかしながら、本発明における緩衝体はバンプストッパとして適用することも可能である。
10 緩衝体
100 緩衝体本体
110 山部
120 谷部
121a,121b 突起
122 突起
123 突起
200 剛体リング
300 ロッド
310 リバウンドシート
400 シリンダ
410 ロッドガイド

Claims (2)

  1. ショックアブソーバに用いられ、2部材によって圧縮されることにより衝撃を吸収する環状の緩衝体において、
    外周面が蛇腹状のポリウレタン製の緩衝体本体と、
    前記緩衝体本体における外周面側の複数の環状の谷部のうちの少なくとも1箇所に装着される剛体からなる剛体リングと、
    を備え、
    前記複数の環状の谷部のうち前記剛体リングが装着される谷部には、該谷部の底を介して両側の壁面に、それぞれ前記剛体リングの表面に向かって突出する突起が設けられていることを特徴とする緩衝体。
  2. 前記2部材によって圧縮されていない状態において、前記両側の側面にそれぞれ設けられた突起の先端は前記剛体リングに接触していることを特徴とする請求項1に記載の緩衝体。
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