JP2017172707A - トルク変動吸収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 捩り角度が減少するときに大きなヒステリシスが発生している状態でゼロトルクをまたぐのを防ぐことのできるトルク変動吸収装置を提供する。【解決手段】 トルク変動吸収装置1において、スラスト部材11は、サイドプレート3、4と一体回転する。コントロールプレート14は、ハブ部材8と一体回転でき、スラスト部材11に対して相対的に回動可能である。コントロールプレート14には、第1摩擦部22が形成され、スラスト部材11には、第1摩擦部22に接触する第2摩擦部23が形成される。第2摩擦部23は、小径部24と、大径部25と、小径部24と大径部25を連絡する連絡部26を有する。第1摩擦部22は、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度がゼロであるときに、小径部24と接触する位置に配置されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、トルク変動を吸収するトルク変動吸収装置に関する。
従来から、エンジンと変速機との間に配置され、エンジンと変速機との間に生じるトルク変動を吸収する車両用のトルク変動吸収装置が用いられている。車両用のトルク変動吸収装置では、小さなトルク変動(運転時に生じる連続的な低トルク変動)を減衰する機能とともに、大きなトルク変動(エンジンの始動時や停止時に生じる過大なトルク変動)を吸収する機能が要求される。
そこで従来、小ヒステリシスを発生させる第1のヒステリシス機構と、大ヒステリシスを発生させる第2のヒステリシス機構を備えたトルク変動吸収装置が提案されている。例えば、従来のトルク変動吸収装置では、第1のヒステリシス機構が、サイドプレートとハブの間に介装されており、サイドプレート側またはハブ側に低摩擦部材を付勢することにより小ヒステリシスを発生させ、第2のヒステリシス機構が、サイドプレート側またはハブ側に高摩擦部材を付勢することにより大ヒステリシスを発生させている(特許文献1参照)。
低摩擦部材は、コントロールプレートによって支持されており、コントロールプレートは、ハブのフランジ部の貫通孔に挿入されたストッパピンによって支持されている。この場合、貫通孔には遊び(ガタ)が設けられており、これにより、第1のヒステリシス機構の回動許容区間が設定されている。
低摩擦部材は高摩擦部材より摩擦係数が低いため、周方向の捩りが生じると、遊び(ガタ)で設定された区間(回動許容区間)において、第2のヒステリシス機構が作動するより先に、第1のヒステリシス機構が作動して小ヒステリシスが発生する。周方向の捩りが大きくなると、捩り角度の大きさがガタ角度を超えるため、第1のヒステリシス機構に加えて、第2のヒステリシス機構が作動し、小ヒステリシスに大ヒステリシスを加えた大きなヒステリシスが発生する。
特開2007−218347号公報
近年、燃費や環境問題の観点から、エンジン始動直後に触媒暖気や暖気要求等により駆動力を発生しない状態でエンジンが自立運転状態(暖気状態)になるような設計が採用されることがある。そのような場合、クランキングからエンジン始動してトルクゼロ近傍とする一連の動作が行われる。しかしながら、従来のトルク変動吸収装置では、エンジン始動からトルクゼロ近傍へ移行するときには、捩り角度の大きさがガタ角度を超えて、大きなヒステリシスが発生した状態となっている。その後、捩り角度が減少する場合に、大きなヒステリシスが発生している状態でゼロトルクをまたぐ(トルクの値が正から負に変化する)と、動力経路上でギヤがフリーとなり歯打ち音が発生する原因となるため、それを防止するための更なる開発が望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、捩り角度が減少するときに大きなヒステリシスが発生している状態でゼロトルクをまたぐのを防ぐことのできるトルク変動吸収装置を提供することを目的とする。
本発明のトルク変動吸収装置は、所定の回転軸を中心として入力部材と一体回転するディスク部材と、前記ディスク部材を両側から挟んで保持し、前記ディスク部材と一体回転する一対のサイドプレートと、前記サイドプレートに設けられた窓部に収容され、前記サイドプレートから伝達されるトルク変動を吸収するダンパ部材と、前記一対のサイドプレートの間に収納され、前記回転軸を中心として出力部材と一体回転するハブ部材と、前記サイドプレートと前記ハブ部材との間において前記サイドプレートと一体回転するように前記サイドプレートに取り付けられるスラスト部材と、前記サイドプレートと前記ハブ部材との間において前記ハブ部材と一体回転できるように前記ハブ部材に取り付けられ、前記スラスト部材に対して相対回動可能であるコントロールプレートと、を備え、前記コントロールプレートには、前記スラスト部材の側に第1摩擦部が形成され、前記スラスト部材には、前記コントロールプレートの側に前記第1摩擦部に接触する第2摩擦部が形成され、前記第2摩擦部は、第1の平均半径を有する小径部と、前記第1の平均半径より大きい第2の平均半径を有する大径部と、前記小径部と前記大径部を連絡する連絡部を有し、前記第1摩擦部は、前記スラスト部材に対する前記コントロールプレートの捩り角度がゼロであるときに、前記小径部と接触する位置に配置されている。
この構成によれば、コントロールプレートがスラスト部材に対して相対回動するときに、コントロールプレートの第1摩擦部とスラスト部材の第2摩擦部によりヒステリシスが発生する。この場合、スラスト部材に対するコントロールプレートの捩り角度がゼロであるときに、第1摩擦部が小径部と接触しており、捩り角度が大きくなると、第1摩擦部は小径部に連絡している連絡部と接触し、さらに捩り角度が大きくなると、第1摩擦部は連絡部に連絡している大径部と接触する。そして、第1摩擦部が大径部と接触している状態から捩り角度が小さくなると、第1摩擦部は大径部に連絡している連絡部と接触し、さらに捩り角度が小さくなり捩り角度がゼロに近づくと、第1摩擦部は連絡部に連絡している小径部と接触する。一般に、捩り角度が減少するときにゼロトルクをまたぐ(トルクの値が正から負に変化する)のは、捩り角度がゼロに近づいたときである。また、発生するヒステリシスの大きさは、摩擦部の平均半径に依存するが、小径部の平均半径(第1の平均半径)は大径部の平均半径(第2の平均半径)より小さいので、小径部により発生するヒステリシスは大径部により発生するヒステリシスより小さい。そのため、捩り角度が減少する場合に、小さなヒステリシスが発生した状態でゼロトルクをまたぐ(トルクの値が正から負に変化する)ことになる。したがって、捩り角度が減少する場合に、従来のように大きなヒステリシスが発生している状態でゼロトルクをまたぐ(トルクの値が正から負に変化する)のを防ぐことができ、動力伝達経路上でギヤがフリーとなり歯打ち音が発生するのを防ぐことができる。
また、本発明のトルク変動吸収装置では、前記連絡部の平均半径は、前記小径部の前記第1の平均半径より大きく、前記大径部の前記第2の平均半径より小さくてもよい。
この構成によれば、連絡部により発生するヒステリシスを、小径部により発生するヒステリシスより大きく、大径部により発生するヒステリシスより小さくすることができる。したがって、小さなヒステリシス(小径部により発生するヒステリシス)から中間のヒステリシス(連絡部により発生するヒステリシス)を経て大きなヒステリシス(大径部により発生するヒステリシス)へ移行するように、ヒステリシスカーブを設計することができる。
また、本発明のトルク変動吸収装置では、前記連絡部の平均半径は、前記スラスト部材に対する前記コントロールプレートの捩り角度が大きいほど、大きくなってもよい。
この構成によれば、スラスト部材に対するコントロールプレートの捩り角度が大きいほど、連絡部により発生するヒステリシスが大きくなるように設計することができる。したがって、連絡部により発生するヒステリシスが徐々に大きくなるように、ヒステリシスカーブを設計することができる。
また、本発明のトルク変動吸収装置では、前記コントロールプレートは、前記ハブ部材との間に、前記第1摩擦部と前記小径部により発生するヒステリシスより小さいヒステリシスを発生させる摩擦部材を備えてもよい。
この構成によれば、摩擦部材により、第1摩擦部と第2摩擦部の小径部により発生するヒステリシスより小さいヒステリシス(微小ヒステリシス)が発生する。この場合、少なくとも、摩擦部材により発生するヒステリシス(微小ヒステリシス)と、小径部により発生するヒステリシス(小ヒステリシス)と、大径部により発生するヒステリシス(小ヒステリシス)という3つの異なるヒステリシスを発生させることができる。これにより、従来のように2つのヒステリシスを発生させる場合に比べて、ヒステリシスカーブを設計するときの自由度が高くなる。
本発明によれば、捩り角度が減少するときに大きなヒステリシスが発生している状態でゼロトルクをまたぐのを防ぐことができる。
本発明の実施の形態におけるトルク変動吸収装置の構成を説明する断面図である。 本発明の実施の形態におけるトルク変動吸収装置の構成を説明する分解斜視図である。 本発明の実施の形態における第1摩擦部と第2摩擦部の説明図である。 本発明の実施の形態におけるトルク変動吸収装置の動作(第1摩擦部と小径部が接触した状態)の説明図である。 本発明の実施の形態におけるトルク変動吸収装置の動作(第1摩擦部と連絡部が接触した状態)の説明図である。 本発明の実施の形態におけるトルク変動吸収装置の動作(第1摩擦部と大径部が接触した状態)の説明図である。 本発明の実施の形態におけるトルク変動吸収装置のヒステリシス特性図である。
以下、本発明の実施の形態のトルク変動吸収装置について、図面を用いて説明する。本実施の形態では、車両用のトルク変動吸収装置等として用いられるトルク変動吸収装置の場合を例示する。車両用のトルク変動吸収装置は、エンジンと変速機との間に配置され、エンジンと変速機との間に生じるトルク変動を吸収する。
本発明の実施の形態のトルク変動吸収装置の構成を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態のトルク変動吸収装置の構成を説明するための断面図であり、図2は、本実施の形態のトルク変動吸収装置の構成を説明するための分解斜視図である。
図1および図2に示すように、トルク変動吸収装置1は、ディスク部材2と、ディスク部材2を両側(図1における左右両側)から挟んで保持する一対のサイドプレート(第1のサイドプレート3および第2のサイドプレート4)と、第1のサイドプレート3と第2のサイドプレート4にそれぞれ設けられた窓部5に収容されるダンパ部材6を備えている。
ディスク部材2は、入力部材であるフライホイール(図示せず)に締結されており、フライホイールと一体回転するように構成されている。フライホイールは、エンジンの駆動軸を中心に回転する部材である。ディスク部材2は、フライホイールと同軸(すなわち、エンジンの駆動軸と同軸)に回転する。ここでは、エンジンの駆動軸は、所定の回転軸に相当する。
第1のサイドプレート3と第2のサイドプレート4は、リベット7によりディスク部材2に固定されており、ディスク部材2と一体回転するように構成されている。第1のサイドプレート3と第2のサイドプレート4は、ディスク部材2と同軸(フライホイールやエンジンの駆動軸とも同軸)に回転する。
ダンパ部材6は、第1のサイドプレート3および第2のサイドプレート4から伝達されるトルク変動を吸収する機能を備えている。例えば、ダンパ部材6は、コイルスプリングで構成されており、ディスク部材2から第1のサイドプレート3および第2のサイドプレート4に伝達された変動トルクに応じて弾縮することにより、第1のサイドプレート3および第2のサイドプレート4から伝達されるトルク変動を吸収する。
また、図1および図2に示すように、このトルク変動吸収装置1は、第1のサイドプレート3と第2のサイドプレート4の間に収納されるハブ部材8と、第2のサイドプレート4とハブ部材8のフランジ部9との間に皿バネ10を介して取り付けられるスラスト部材11と、スラスト部材11とハブ部材8のフランジ部9との間に皿バネ12と摩擦部材13を介して取り付けられるコントロールプレート14と、第1のサイドプレート3とハブ部材8のフランジ部9との間に取り付けられるブッシュプレート15を備えている。
図2に示すように、ハブ部材8は、ボス部16を有している。ボス部16の内周面は、出力部材である変速機の入力軸(図示せず)にスプライン嵌合しており、ハブ部材8は、変速機の入力軸と一体回転するように構成されている。なお、変速機の入力軸は、エンジンの駆動軸と同軸である。
スラスト部材11は、ハブ部材8のボス部16に嵌合する開口部17を有している。スラスト部材11の開口部17がハブ部材8のボス部16に嵌合した状態で、スラスト部材11はハブ部材8に対して相対回動可能とされている。また、スラスト部材11は、第2のサイドプレート4に固定する(例えば回転不能に係止する)ための固定部18を有している。固定部18が第2のサイドプレート4に固定された状態で、スラスト部材11は第2のサイドプレート4対して回転不能に固定される。このようにして、スラスト部材11は、第1のサイドプレート3および第2のサイドプレート4と一体回転するように構成されている。
コントロールプレート14とブッシュプレート15は、ハブ部材8のボス部16に嵌合する開口部19をそれぞれ有している。コントロールプレート14とブッシュプレート15の開口部19がハブ部材8のボス部16に嵌合した状態で、コントロールプレート14とブッシュプレート15は、ハブ部材8のフランジ部9にストッパピン20で取り付けられている。このストッパピン20により、コントロールプレート14とブッシュプレート15の間の間隔が保持されている。
図1に示すように、ハブ部材8のフランジ部9には、ストッパピン20を挿通するピン挿通孔21が設けられており、ストッパピン20の外周面とピン挿通孔21の内周面との間には、ディスク部材2の回動方向にガタツク程度の隙間(いわゆる遊び。ガタともいう)が設けられている。コントロールプレート14とブッシュプレート15は、遊び(ガタ)で設定された区間(回動許容区間)において、ハブ部材8と相対回動できるように構成されている。コントロールプレート14とブッシュプレート15がハブ部材8と相対回動するとき、皿バネ10、12により付勢された摩擦部材13によって小さいヒステリシス(後述する第1摩擦部22と小径部24により発生するヒステリシスより小さいヒステリシス)が発生する。そして、遊び(ガタ)で設定された区間(回動許容区間)を超えると、ストッパピン20の外周面がピン挿通孔21の内周面に当接して、コントロールプレート14とブッシュプレート15は、ハブ部材8と一体回転するように構成されている。ハブ部材8と一体回転するとき、コントロールプレート14とブッシュプレート15は、スラスト部材11に対して相対回動可能である。
コントロールプレート14には、スラスト部材11の側(図1における右側)に第1摩擦部22が形成されており、スラスト部材11には、コントロールプレート14の側(図1における左側)に第1摩擦部22に接触する第2摩擦部23が形成されている。例えば、第1摩擦部22と第2摩擦部23の摩擦係数は同じである。摩擦部材13の摩擦係数は、第1摩擦部22と第2摩擦部23の摩擦係数より小さく設定される。なお、第1摩擦部22の摩擦係数と第2摩擦部23の摩擦係数は異なってもよい。その場合、摩擦部材13の摩擦係数は、第1摩擦部22の摩擦係数と第2摩擦部23の摩擦係数のいずれよりも小さく設定される。図2に示すように、第1摩擦部22は、スラスト部材11の側(図2における上側)に突出するように形成されており、第2摩擦部23は、コントロールプレート14の側(図1における下側)に突出するように形成されている。第1摩擦部22と第2摩擦部23は、皿バネ10、12の弾性力によって互いに接触する向きに付勢されている。以下、図3を参照しながら、第1摩擦部22と第2摩擦部23について詳しく説明する。
図3は、第1摩擦部22と第2摩擦部23の説明図である。図3に示すように、第1摩擦部22の形状は扇形であり、その扇形の円弧の中心(円の中心)は、エンジンの回転軸(所定の回転軸)の軸中心に設定されている。この第1摩擦部22は、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度がゼロであるときに、小径部24と接触する位置に配置されている。
また、図3に示すように、第2摩擦部23は、第1の平均半径rAを有する小径部24と、第1の平均半径より大きい第2の平均半径rCを有する大径部25を有している(図4および図6参照)。小径部24と大径部25の形状はそれぞれ扇形であり、それぞれの扇形の円弧の中心(円の中心)は、エンジンの回転軸(所定の回転軸)の軸中心に設定されている。なお、小径部24の内径rA1は、第1摩擦部22の内径r1より大きく設定されており(図4参照)、大径部25の大径rC2は、第1摩擦部22の大径r2より小さく設定されている(図6参照)。
第2摩擦部23は、小径部24と大径部25を連絡する連絡部26を有している。連絡部26の平均半径rBは、小径部24の平均半径rAより大きく、大径部25の平均半径rCより小さく設定されている(図5参照)。図4に示すように、連絡部26の小径部24側の端部は、第1摩擦部22の端部に対して所定の傾斜角αだけ傾いている。したがって、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度が徐々に大きくなって、第1摩擦部22と連絡部26と接触するようになるときには、第1摩擦部22と連絡部26との接触面積は、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度が大きいほど、徐々に大きくなる。すなわち、連絡部26の平均半径rB(第1摩擦部22と接触している部分の連結部の平均半径rB)は、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度が大きいほど、大きくなるように設定されている。
以上のように構成されたトルク変動吸収装置1について、図面を参照してその動作を説明する。ここでは、エンジン始動からトルクゼロ近傍へ移行する場合、すなわち、捩り角度の大きさが徐々に大きくなり、その後、捩り角度が減少する場合の動作について説明する。
図4〜図6は、本実施の形態のトルク変動吸収装置1の動作の説明図である。図4は、第1摩擦部22と小径部24が接触した状態の説明図である。図4に示すように、エンジンが始動して、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度が小さいときには、第1摩擦部22が小径部24に接触している。このとき、小径部24の平均半径rA(小径部24の第1摩擦部22と接触している部分の平均半径rA)は、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度によらず、一定である。
図5は、第1摩擦部22と連絡部26が接触した状態の説明図である。図5に示すように、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度が大きくなると、第1摩擦部22が徐々に連絡部26に接触するようになる。このとき、連絡部26の平均半径rB(連絡部26の第1摩擦部22と接触している部分の平均半径rB)は、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度が大きいほど、大きくなる。
図6は、第1摩擦部22と大径部25が接触した状態の説明図である。図6に示すように、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度がさらに大きくなると、第1摩擦部22が大径部25に接触する。このとき、大径部25の平均半径rC(大径部25の第1摩擦部22と接触している部分の平均半径rC)は、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度によらず、一定である。
その後、エンジン始動が完了してトルクゼロ近傍へ移行し、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度が小さくなると、再び第1摩擦部22は徐々に連絡部26に接触するようになる(図5参照)。そして、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度がさらに小さくなると、第1摩擦部22が小径部24に接触する(図4参照)。
図7は、本実施の形態のトルク変動吸収装置1のヒステリシス特性図である。本実施の形態において第1摩擦部22と第2摩擦部23とにより発生するヒステリシスの大きさは、第1摩擦部22と第2摩擦部23の平均半径(第1摩擦部22と第2摩擦部23の接触している部分の平均半径)に依存する。
図7に示すように、エンジンが始動して、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度が小さい区間(図7における「区間A」)では、皿バネ10、12により付勢された第1摩擦部22と第2摩擦部23によって、小径部24の平均半径rA(第1摩擦部22と接触している小径部24の部分の平均半径rA)に応じた小さいヒステリシス(小ヒステリシス)が発生する。このとき、摩擦部材13によって小さいヒステリシス(小ヒステリシスより小さいヒステリシス。微小ヒステリシス)も発生する。したがって、全体としては、小ヒステリシスに微小ヒステリシスを加えたヒステリシスが発生する。この「区間A」の長さは、小径部24の終端部の角度θAによって定められる(図3参照)。
スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度が大きくなる区間(図7における「区間B」)では、第1摩擦部22と第2摩擦部23によって、連絡部26の平均半径rB(第1摩擦部22と接触している連絡部26の部分の平均半径rB)に応じたヒステリシスが発生する。このヒステリシスは、小ヒステリシスより大きいヒステリシス(中ヒステリシス)である。中ヒステリシスは、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度が大きくなるほど、大きくなる。このときも、摩擦部材13によって小さいヒステリシス(微小ヒステリシス)が発生する。したがって、全体としては、中ヒステリシスに微小ヒステリシスを加えたヒステリシスが発生する。この「区間B」の長さは、小径部24の終端部と大径部25の始端部との間の角度θBによって定められる(図3参照)。また、この「区間B」におけるヒステリシスの傾きは、小径部24の終端部に対する連絡部26の傾きαによって定められる(図4参照)。
スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度がさらに大きく区間(図7における「区間C」)では、第1摩擦部22と第2摩擦部23によって、大径部25の平均半径rC(第1摩擦部22と接触している大径部25の部分の平均半径rC)に応じた大きいヒステリシス(大ヒステリシス)が発生する。このときも、摩擦部材13によって小さいヒステリシス(微小ヒステリシス)が発生する。したがって、全体としては、大ヒステリシスに微小ヒステリシスを加えたヒステリシスが発生する。この「区間C」の長さは、大径部25の終端部の角度θCによって定められる(図5参照)。
その後、エンジン始動が完了してトルクゼロ近傍へ移行し、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度が減少し始める区間(図7における区間「D」)では、ストッパピン20の外周面がピン挿通孔21の反対側の内周面に当接するまでの間、すなわち、回動許容区間において、コントロールプレート14とブッシュプレート15が、ハブ部材8に対して相対的に回動する。この間、第1摩擦部22と第2摩擦部23によってヒステリシスが発生するよりも先に、摩擦部材13によって小さいヒステリシス(微小ヒステリシス)が発生する。摩擦部材13の摩擦係数が、第1摩擦部22と第2摩擦部23の摩擦係数より小さいためである。
スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度がさらに減少した区間(図7における区間「E」)では、ストッパピン20の外周面がピン挿通孔21の反対側の内周面に当接し、コントロールプレート14とブッシュプレート15は、ハブ部材8と一体回転するようになる。したがって、第1摩擦部22と第2摩擦部23によって、大径部25の平均半径rC(第1摩擦部22と接触している大径部25の部分の平均半径rC)に応じた大きいヒステリシス(大ヒステリシス)が発生する。このときも、摩擦部材13によって小さいヒステリシス(微小ヒステリシス)が発生する。したがって、全体としては、大ヒステリシスに微小ヒステリシスを加えたヒステリシスが発生する。
スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度がさらに減少した区間(図7における区間「F」)では、第1摩擦部22と第2摩擦部23によって、連絡部26の平均半径rB(第1摩擦部22と接触している連絡部26の部分の平均半径rB)に応じたヒステリシス(中ヒステリシス)が発生する。中ヒステリシスは、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度が小さくなるほど、小さくなる。このときも、摩擦部材13によって小さいヒステリシス(微小ヒステリシス)が発生する。したがって、全体としては、中ヒステリシスに微小ヒステリシスを加えたヒステリシスが発生する。
スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度がさらに減少した区間(図7における区間「G」)では、第1摩擦部22と第2摩擦部23によって、小径部24の平均半径rA(第1摩擦部22と接触している小径部24の部分の平均半径rA)に応じた小さいヒステリシス(小ヒステリシス)が発生する。このときも、摩擦部材13によって小さいヒステリシス(微小ヒステリシス)が発生する。したがって、全体としては、小ヒステリシスに微小ヒステリシスを加えたヒステリシスが発生する。
このような本実施の形態のトルク変動吸収装置1によれば、コントロールプレート14がスラスト部材11に対して相対回動するときに、コントロールプレート14の第1摩擦部22とスラスト部材11の第2摩擦部23によりヒステリシスが発生する。この場合、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度がゼロであるときに、第1摩擦部22が小径部24と接触しており(図4参照)、捩り角度が大きくなると、第1摩擦部22は小径部24に連絡している連絡部26と接触し(図5参照)、さらに捩り角度が大きくなると、第1摩擦部22は連絡部26に連絡している大径部25と接触する(図6参照)。そして、第1摩擦部22が大径部25と接触している状態から捩り角度が小さくなると、第1摩擦部22は大径部25に連絡している連絡部26と接触し(図5参照)、さらに捩り角度が小さくなり捩り角度がゼロに近づくと、第1摩擦部22は連絡部26に連絡している小径部24と接触する(図4参照)。
一般に、捩り角度が減少するときにゼロトルクをまたぐ(トルクの値が正から負に変化する)のは、捩り角度がゼロに近づいたときである。また、発生するヒステリシスの大きさは、摩擦部の平均半径に依存するが、小径部24の平均半径(第1の平均半径)は大径部25の平均半径(第2の平均半径)より小さいので、小径部24により発生するヒステリシスは大径部25により発生するヒステリシスより小さい。そのため、捩り角度が減少する場合に、小さなヒステリシスが発生した状態でゼロトルクをまたぐ(トルクの値が正から負に変化する)ことになる(図7参照)。したがって、捩り角度が減少する場合に、従来のように大きなヒステリシスが発生している状態でゼロトルクをまたぐ(トルクの値が正から負に変化する)のを防ぐことができ、動力伝達経路上でギヤがフリーとなり歯打ち音が発生するのを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、連絡部26により発生するヒステリシスを、小径部24により発生するヒステリシスより大きく、大径部25により発生するヒステリシスより小さくすることができる。したがって、小さなヒステリシス(小径部24により発生するヒステリシス)から中間のヒステリシス(連絡部26により発生するヒステリシス)を経て大きなヒステリシス(大径部25により発生するヒステリシス)へ移行するように、ヒステリシスカーブを設計することができる。
また、本実施の形態では、スラスト部材11に対するコントロールプレート14の捩り角度が大きいほど、連絡部26により発生するヒステリシスが大きくなるように設計することができる。したがって、連絡部26により発生するヒステリシスが徐々に大きくなるように、ヒステリシスカーブを設計することができる。
また、本実施の形態では、摩擦部材13により、微量ヒステリシス(第1摩擦部22と小径部24により発生するヒステリシスより小さいヒステリシス)が発生する。この場合、少なくとも、摩擦部材13により発生するヒステリシス(微小ヒステリシス)と、小径部24により発生するヒステリシス(小ヒステリシス)と、大径部25により発生するヒステリシス(小ヒステリシス)という3つの異なるヒステリシスを発生させることができる。これにより、従来のように2つのヒステリシスを発生させる場合に比べて、ヒステリシスカーブを設計するときの自由度が高くなる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
例えば、微小ヒステリシスを発生させるための摩擦部材13は、必ずしも必要ではない。つまり、第1摩擦部22と第2摩擦部23によってヒステリシス(小ヒステリシス、中ヒステリシス、大ヒステリシス)を発生させる構成としてもよい。また、以上の例では、第2摩擦部23が小径部24と大径部25という2段階の径部を有する構成とされていたが、例えば、小径部・中径部・大径部という3段階の径部を有する構成でもよく、あるいは、3段階以上の多段階の径部を有する構成としてもよい。
以上のように、本発明にかかるトルク変動吸収装置は、捩り角度が減少するときに大きなヒステリシスが発生している状態でゼロトルクをまたぐのを防ぐことができるという効果を有し、車両用のトルク変動吸収装置等として有用である。
1 トルク変動吸収装置
2 ディスク部材
3 第1のサイドプレート
4 第2のサイドプレート
5 窓部
6 ダンパ部材
7 リベット
8 ハブ部材
9 フランジ部
10 皿バネ
11 スラスト部材
12 皿バネ
13 摩擦部材
14 コントロールプレート
15 ブッシュプレート
16 ボス部
17 開口部
18 固定部
19 開口部
20 ストッパピン
21 ピン挿通孔
22 第1摩擦部
23 第2摩擦部
24 小径部
25 大径部
26 連絡部

Claims (4)

  1. 所定の回転軸を中心として入力部材と一体回転するディスク部材と、
    前記ディスク部材を両側から挟んで保持し、前記ディスク部材と一体回転する一対のサイドプレートと、
    前記サイドプレートに設けられた窓部に収容され、前記サイドプレートから伝達されるトルク変動を吸収するダンパ部材と、
    前記一対のサイドプレートの間に収納され、前記回転軸を中心として出力部材と一体回転するハブ部材と、
    前記サイドプレートと前記ハブ部材との間において前記サイドプレートと一体回転するように前記サイドプレートに取り付けられるスラスト部材と、
    前記サイドプレートと前記ハブ部材との間において前記ハブ部材と一体回転できるように前記ハブ部材に取り付けられ、前記スラスト部材に対して相対回動可能であるコントロールプレートと、
    を備え、
    前記コントロールプレートには、前記スラスト部材の側に第1摩擦部が形成され、
    前記スラスト部材には、前記コントロールプレートの側に前記第1摩擦部に接触する第2摩擦部が形成され、
    前記第2摩擦部は、第1の平均半径を有する小径部と、前記第1の平均半径より大きい第2の平均半径を有する大径部と、前記小径部と前記大径部を連絡する連絡部を有し、
    前記第1摩擦部は、前記スラスト部材に対する前記コントロールプレートの捩り角度がゼロであるときに、前記小径部と接触する位置に配置されている、トルク変動吸収装置。
  2. 前記連絡部の平均半径は、前記小径部の前記第1の平均半径より大きく、前記大径部の前記第2の平均半径より小さい、請求項1に記載のトルク変動吸収装置。
  3. 前記連絡部の平均半径は、前記スラスト部材に対する前記コントロールプレートの捩り角度が大きいほど、大きくなる、請求項2に記載のトルク変動吸収装置。
  4. 前記コントロールプレートは、前記ハブ部材との間に、前記第1摩擦部と前記小径部により発生するヒステリシスより小さいヒステリシスを発生させる摩擦部材を備える、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のトルク変動吸収装置。
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