JP2017171521A - 水素供給システム、及び、脱水素化物回収方法 - Google Patents

水素供給システム、及び、脱水素化物回収方法 Download PDF

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Abstract

【課題】水素ステーションにおいて、有機ハイドライドの供給/脱水素化物の回収を適切に進めつつ、揮発成分の大気中への拡散を抑制する。【解決手段】水素供給システムは、有機ハイドライドを貯蔵するための第1の貯蔵タンクと、第1の貯蔵タンクに貯蔵されていた有機ハイドライドから脱水素反応により発生した脱水素化物を貯蔵するための第2の貯蔵タンクと、が設けられ、有機ハイドライドから脱水素反応により発生した水素を、燃料として水素を使用する車両に供給するための水素ステーションと、液体の脱水素化物及び液体の有機ハイドライドを貯留して輸送することが可能な輸送用タンクが設けられた輸送手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、水素供給システム、及び、脱水素化物回収方法に関する。
MCH(メチルシクロヘキサン)/TOL(トルエン)系による有機ハイドライド流通を想定した場合、有機ハイドライドによるFCV(燃料電池自動車)向け水素供給では、製造所等においてTOLなどの脱水素化物を水素化し、MCHなどの水素化物の形で貯蔵してステーションに出荷し、水素ステーションにおいて有機ハイドライドであるMCHなどを脱水素することで水素を製造し、副生するTOLなどの脱水素化物を貯蔵して製造所まで回収し、再度製造所等で水素化物に転換する。
一方、現状の自動車燃料輸送は、製造所等からステーションへのガソリン輸送のみであり、前述のように脱水素化物/有機ハイドライドの形で循環して流通することが行われていない。
ここで、例えば、特許文献1には、有機ハイドライドの供給と回収を実現するためのシステムが提案されている。
しかし、この特許文献1に記載の従来技術では、水素ステーション及び有機ハイドライド製造所における、具体的な有機ハイドライドの輸送手段の輸送用タンクと貯蔵タンクとの間の供給・回収についての開示は無い。
特開2009−156352号公報
既述のような水素ステーションにおける脱水素化物の回収では、タンク内容物の揮発成分が大気中に拡散することを抑制するため、各工程で共通した蒸気回収機構による対策をしなければならない。
そして、既存のタンクローリーは、タンク室上部からガソリン等を充填するトップローディング方式が一般的だが、タンク上部マンホールはローダー配管径よりも大きく、タンク室内の蒸気を確実に回収することが難しい。
また、トップローディング法では、ローダー等の設備設置が必要となるが、設置場所が必要となるため水素ステーションの立地制約になる懸念が大きい。
また、タンク内の溶存水素を窒素等の不活性ガスでパージする場合には、大量の不活性ガスを用意しなければならないとともに、パージした後のキャリア蒸気や水素を含むガスの処理が必要になる。
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、水素ステーションにおいて、有機ハイドライドの供給/脱水素化物の回収を適切に進めつつ、揮発成分の大気中への拡散を抑制することが可能な水素供給システム、及び、脱水素化物回収方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る水素供給システムは、
有機ハイドライドの水素の化学的結合及び分離を利用して水素を供給する水素供給システムであって、
前記有機ハイドライドを貯蔵するための第1の貯蔵タンクと、前記第1の貯蔵タンクに貯蔵されていた有機ハイドライドから脱水素反応により発生した脱水素化物を貯蔵するための第2の貯蔵タンクと、が設けられ、前記有機ハイドライドから脱水素反応により発生した水素を、燃料として水素を使用する車両に供給するための水素ステーションと、
液体の脱水素化物及び液体の有機ハイドライドを貯留して輸送することが可能な輸送用タンクが設けられた輸送手段と、を備え、
前記水素ステーションにおいて、前記輸送手段の前記輸送用タンク内の蒸気を前記第2の貯蔵タンクに回収しつつ、前記第2の貯蔵タンク内から液体の脱水素化物を前記輸送用タンク内に充填する
ことを特徴とする水素供給システム。
前記水素供給システムにおいて、
前記輸送手段の前記輸送用タンク内の蒸気を前記第2の貯蔵タンクに第1の配管を介して回収しつつ、前記第2の貯蔵タンクT2内から第2の配管を介して液体の脱水素化物を前記輸送用タンク内に充填する
ことを特徴とする。
前記水素供給システムにおいて、
前記輸送用タンク内の蒸気の前記第2の貯蔵タンクへの回収と、前記第2の貯蔵タンク内の液体の脱水素化物の前記輸送用タンク内への充填とが、同時に実行される
ことを特徴とする。
前記水素供給システムにおいて、
前記水素ステーションにおいて、前記第1の貯蔵タンク内の蒸気を前記輸送用タンクに回収しつつ、前記輸送用タンク内から液体の有機ハイドライドを前記第1の貯蔵タンク内に充填する
ことを特徴とする。
前記水素供給システムにおいて、
前記第1の貯蔵タンク内の蒸気の前記前記輸送用タンクへの回収と、前記前記輸送用タンク内の液体の有機ハイドライドの前記第1の貯蔵タンク内への充填とが、同時に実行される
ことを特徴とする。
前記水素供給システムにおいて、
前記輸送手段は、前記輸送用タンクを備えたタンクローリーであることを特徴とする。
前記水素供給システムにおいて、
前記水素ステーションに設けられた前記第1の貯蔵タンクは地下に配置された第1の地下タンクであり、かつ、前記第2の貯蔵タンクは地下に配置された第2の地下タンクである
ことを特徴とする。
前記水素供給システムにおいて、
ボトムローディング法により、前記輸送用タンク内から液体の有機ハイドライドを前記第1の貯蔵タンク内に充填し、
ボトムローディング法により、前記第2の貯蔵タンク内から液体の脱水素化物を前記輸送用タンク内に充填する
ことを特徴とする。
前記水素供給システムにおいて、
前記第2の貯蔵タンク内から液体の脱水素化物を前記輸送用タンク内に充填するための回収用ポンプが設けられていることを特徴とする。
前記水素供給システムにおいて、
前記有機ハイドライドは、メチルシクロヘキサンであり、
前記脱水素化物は、トルエンであることを特徴とする。
前記水素供給システムにおいて、
前記第1の貯蔵タンクは、前記第1の貯蔵タンク内と前記第1の貯蔵タンク外の前記輸送手段が位置する領域との間を連通し、前記第1の貯蔵タンク内の蒸気を必要に応じて前記第1の貯蔵タンク外の前記輸送手段が位置する領域に排出可能な第1の通気管が設けられ、
前記第2の貯蔵タンクは、前記第2の貯蔵タンク内と前記第2の貯蔵タンク外の前記輸送手段が位置する領域との間を連通し、前記第2の貯蔵タンク内の蒸気を必要に応じて前記第2の貯蔵タンク外の前記輸送手段が位置する領域に排出可能な第2の通気管が設けられている
ことを特徴とする。
前記水素供給システムにおいて、
1台の前記タンクローリーにより、液体の有機ハイドライドを有機ハイドライド製造所の第3の貯蔵タンクから前記水素ステーションの前記第1の貯蔵タンクに輸送し、且つ、液体の脱水素化物を前記水素ステーションの前記第2の貯蔵タンクから前記有機ハイドライド製造所の第4の貯蔵タンクに輸送する
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る脱水素化物回収方法は、
有機ハイドライドの水素の化学的結合及び分離を利用して水素を供給する水素供給システムであって、前記有機ハイドライドを貯蔵するための第1の貯蔵タンクと、前記第1の貯蔵タンクに貯蔵されていた有機ハイドライドから脱水素反応により発生した脱水素化物を貯蔵するための第2の貯蔵タンクと、が設けられ、前記有機ハイドライドから脱水素反応により発生した水素を、燃料として水素を使用する車両に供給するための水素ステーションと、液体の脱水素化物及び液体の有機ハイドライドを貯留して輸送することが可能な輸送用タンクが設けられた輸送手段と、を備えた水素供給システムの脱水素化物回収方法であって、
前記水素ステーションにおいて、前記輸送手段の前記輸送用タンク内の蒸気を前記第2の貯蔵タンクに回収しつつ、前記第2の貯蔵タンク内から液体の脱水素化物を前記輸送用タンク内に充填する
ことを特徴とする。
本発明に係る水素供給システムは、水素ステーションにおいて、有機ハイドライドの供給/脱水素化物の回収を適切に進めつつ、揮発成分の大気中への拡散を抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る水素供給システム100の構成の一例を示す図である。 図2は、メチルシクロヘキサンから脱水素化により水素を発生させるための構成の一例を示す図である。 図3は、有機ハイドライドがメチルシクロヘキサンであり、脱水素化物がトルエンである場合における、化学反応式を示す図である。 図4は、図1に示す水素供給システム100の有機ハイドライド製造所HGにおける移送手段Pの有機ハイドライドMCHの荷積時の状態の一例を示す図である。 図5は、図1に示す水素供給システム100の水素ステーションSSにおける移送手段Pの有機ハイドライドMCHの供給時の状態の一例を示す図である。 図6は、図1に示す水素供給システム100の水素ステーションSSにおける移送手段Pの脱水素化物TOLの回収時の状態の一例を示す図である。 図7は、図1に示す水素供給システム100の有機ハイドライド製造所HGにおける移送手段Pの脱水素化物TOLの荷卸時の状態の一例を示す図である。 図8は、図1に示す水素供給システム100による水素供給方法の一例を示すフロー図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る水素供給システム100の構成の一例を示す図である。また、図2は、メチルシクロヘキサンから脱水素化により水素を発生させるための構成の一例を示す図である。また、図3は、有機ハイドライドがメチルシクロヘキサンであり、脱水素化物がトルエンである場合における、化学反応式を示す図である。
図1に示す水素供給システム100は、有機ハイドライドの水素の化学的結合及び分離を利用して水素を供給するようになっている。有機ハイドライドは、不飽和結合を有する有機化合物の水素化物であり、脱水素触媒を用いて、水素と脱水素化物(不飽和結合を有する有機化合物)とを含む脱水素反応物に分解することができる。有機ハイドライドは、ガソリンなどと同様に液体燃料としてローリーなどによって輸送可能という観点から、常温常圧下で液体状のものが好ましい。本実施形態では、有機ハイドライドは、MCH(メチルシクロヘキサン)を用いて説明するが、これに限られない。なお、不飽和結合を有する有機化合物とは、二重結合あるいは三重結合を分子内に一つ以上有し、常温常圧下で液状である有機化合物である。二重結合としては、炭素−炭素二重結合(C=C)、炭素−窒素二重結合(C=N)、炭素−酸素二重結合(C=O)、窒素−酸素二重結合(N=O)が例示される。三重結合としては、炭素−炭素三重結合、炭素−窒素三重結合が例示される。不飽和結合を有する有機化合物としては、貯蔵性および輸送性の観点から、常温常圧下で液体状の有機化合物であることが好ましい。
不飽和結合を有する有機化合物としては、例えばオレフィン類、ジエン類、アセチレン類、ベンゼン、炭素鎖置換芳香族類、へテロ置換芳香族類、多環芳香族類、シフ塩基類、ヘテロ芳香族類、ヘテロ5員環化合物類、キノン類、ケトン類などが挙げられる。オレフィン類としては、エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン、ノネン、デセン、ウンデセン、ドデセンなどが挙げられる。ジエン類としては、アレン、ブタジエン、ペンタジエン、ヘキサジエン、へブタジエン、オクタジエン、ピペリレン,イソプレンなどが挙げられる。アセチレン類としては、アセチレン、プロピン、ビニルアセチレンなどが挙げられる。炭素鎖置換芳香族類としては、アルキル置換芳香族類などが挙げられる。アルキル置換芳香族類としては、トルエン、キシレン、トリメチルベンゼン、エチルベンゼン、クメン、安息香酸などが挙げられる。へテロ置換芳香族類としては、アニソール、ジメトキシベンゼン、フェノール、アニリン、N、N−ジメチルアニリンなどが挙げられる。多環芳香族類としては、ナフタレン、メチルナフタレン、アントラセン、テトラセン、フェナントレン、テトラリン、アズレンなどが挙げられる。シフ塩基類としては、2-aza-hept-1-en-1-yl-cyclohexaneなどが挙げられる。ヘテロ芳香族類としては、ピリジン、ピリミジン、キノリン、イソキノリンなどが挙げられる。ヘテロ5員環化合物類としては、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾールなどが挙げられる。キノン類としては、ベンゾキノン、ナフトキノンなどが挙げられる。ケトン類としては、アセトン、メチルエチルケトンなどが挙げられる。
上記の不飽和結合を有する有機化合物の中でも、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ナフタレン、メチルナフタレン、テトラリンなどは、水素化の前後において非水溶性であり、水と相分離可能であるため、生成物としての回収が非常に容易である点において、アセトン等の水溶性の有機化合物よりも好ましい。また、純粋な化合物を用いても良いし、複数の化合物の混合物を用いても良い。なお、以下では、便宜上、有機ハイドライドを“MCH”と表記する。
この水素供給システム100は、例えば、図1に示すように、水素ステーションSSと、有機ハイドライド製造所HGと、輸送手段Rと、を備える。
水素ステーションSSは、例えば、図1に示すように、有機ハイドライドMCHを貯蔵するための第1の貯蔵タンクT1と、第1の貯蔵タンクT1に貯蔵されていた有機ハイドライドMCHから脱水素反応により発生した脱水素化物(TOL(トルエン))を貯蔵するための第2の貯蔵タンクT2と、が設けられている。なお、以下では、便宜上、脱水素化物を“TOL”と表記する。
ここで、例えば、図2に示すように、水素ステーションSSでは、熱供給器10から供給される熱で、脱水素反応器20により、メチルシクロヘキサンを脱水素化させる。これにより、気体の水素と液体のトルエンが発生する(図3)。そして、図2に示すように、気液分離機30により、液体のトルエンと気体の水素とを分離し、分離した気体の水素を水素精製器40で精製することにより、高濃度の水素が得られる。
この水素ステーションSSは、有機ハイドライドMCHから脱水素反応により発生した水素を、少なくとも燃料として水素を使用する車両(図示せず)に供給するようになっている。
また、有機ハイドライド製造所HGは、例えば、図1に示すように、有機ハイドライドMCHを貯蔵するための第3の貯蔵タンクT3と、脱水素化物TOLを貯蔵するための第4の貯蔵タンクT4と、が設けられている。この有機ハイドライド製造所HGは、第4の貯蔵タンクT4に貯蔵されていた脱水素化物TOLを水素化反応することにより、有機ハイドライドMCHを製造するようになっている。そして、この製造された有機ハイドライドMCHが第3の貯蔵タンクT3に貯蔵される。
また、輸送手段Rは、図1に示すように、液体の脱水素化物TOL及び液体の有機ハイドライドMCHを貯留して輸送することが可能な輸送用タンクRTが備えられている。この輸送手段Rは、例えば、輸送用タンクRTを備えたタンクローリーである。
この輸送手段Rは、液体の有機ハイドライドMCHを有機ハイドライド製造所HGの第3の貯蔵タンクT3から水素ステーションSSの第1の貯蔵タンクT1に輸送する。
さらに、この輸送手段Rは、液体の脱水素化物TOLを水素ステーションSSの第2の貯蔵タンクT2から有機ハイドライド製造所HGの第4の貯蔵タンクT4に輸送する。
なお、図1の例では、輸送手段Rが2つ表記されているが、1つの輸送手段Rで、有機ハイドライドMCHと脱水素化物TOLを輸送するようにしてもよい。すなわち、1台のタンクローリーRにより、液体の有機ハイドライドMCHを有機ハイドライド製造所HGの第3の貯蔵タンクT3から水素ステーションSSの第1の貯蔵タンクT1に輸送し、且つ、液体の脱水素化物TOLを水素ステーションSSの第2の貯蔵タンクT2から有機ハイドライド製造所HGの第4の貯蔵タンクT4に輸送するようにしてもよい。
なお、既述の図3に示すように、脱水素化物であるトルエン及び有機ハイドライドであるメチルシクロヘキサンは、常温・常圧で液体であるため、貯蔵時(輸送時)の取り扱いが容易である。さらに、メチルシクロヘキサンは、エネルギー密度が高いため、一度に大量の輸送が可能である。
さらに、メチルシクロヘキサンとトルエンとは、反応しないため、1台の輸送用タンクRの輸送用タンクRT内を洗浄(パージ)等すること無く、当該1台の輸送手段Rで、連続して、有機ハイドライドMCHと脱水素化物TOLとを輸送することができる。
ここで、有機ハイドライド製造所HGにおける移送手段Pの有機ハイドライドMCHの荷積時の状態の一例について説明する。図4は、図1に示す水素供給システム100の有機ハイドライド製造所HGにおける移送手段Pの有機ハイドライドMCHの荷積時の状態の一例を示す図である。
図4に示すように、第3の貯蔵タンクT3は、輸送手段Rが移動可能な領域X上(地上)に、配置されている。この第3の貯蔵タンクT3の上部と輸送用タンクRTの上部とは、配管L3bで接続される。さらに、第3の貯蔵タンクT3の下部と輸送用タンクRTの上部とは、配管L3aで接続される。
そして、有機ハイドライド製造所HGは、液体の有機ハイドライドMCHを汲み上げるための荷積用ポンプP3が設けられている。この荷積用ポンプP3は、配管L3aを介して、第3の貯蔵タンクT3内から液体の有機ハイドライドMCHを輸送用タンクRT内に充填するようになっている。
すなわち、図4に示す例では、有機ハイドライド製造所HGにおいて、トップローディング法により、配管L3aを介して、第3の貯蔵タンクT3内から液体の有機ハイドライドMCHを輸送用タンクRT内に充填するようになっている。
そして、図4に示すように、有機ハイドライドMCHの荷積時には、有機ハイドライド製造所HGにおいて、輸送手段Rの輸送用タンクRT内の蒸気(ここでは、有機ハイドライドMCHを含む蒸気)を第3の貯蔵タンクT3に配管L3bを介して回収しつつ、第3の貯蔵タンクT3内から配管L3aを介して液体の有機ハイドライドMCHを輸送用タンクRT内に充填する。
これにより、第3の貯蔵タンクT3の内容物の揮発成分の大気中への拡散が抑制される。
特に、蒸気の回収と有機ハイドライドMCHの充填が同時に実行されることで、第3の貯蔵タンクT3内の圧力の変化が低減され、第3の貯蔵タンクT3の内容物の揮発成分の大気中への拡散が抑制される。
なお、この有機ハイドライド製造所HGにおいて、輸送手段Rの輸送用タンクRT内の蒸気(ここでは、有機ハイドライドMCHを含む蒸気)を有機ハイドライド製造所HG内の蒸気回収装置(図示せず)に回収しつつ、第3の貯蔵タンクT3内から液体の有機ハイドライドMCHを輸送用タンクRT内に充填するようにしてもよい。
次に、水素供給システム100の水素ステーションSSにおける移送手段Pの有機ハイドライドMCHの供給時の状態の一例について説明する。図5は、図1に示す水素供給システム100の水素ステーションSSにおける移送手段Pの有機ハイドライドMCHの供給時の状態の一例を示す図である。なお、この図5において、第2の貯蔵タンクT2に関する構成は省略されている。
図5に示すように、第1の貯蔵タンクT1は、例えば、水素ステーションSSの地下に配置された第1の地下タンクである。この第1の貯蔵タンクT1の上部と輸送用タンクRTの上部とは、配管L1bで接続される。さらに、第1の貯蔵タンクT1の下部と輸送用タンクRTの下部とは、配管L1aで接続される。
すなわち、図5に示す例では、水素ステーションSSにおいて、ボトムローディング法により、配管L1aを介して、輸送用タンクRT内から液体の有機ハイドライドMCHを第1の地下タンク(第1の貯蔵タンクT1)内に充填する(図5)。
そして、図5に示すように、有機ハイドライドMCHの供給時には、水素ステーションSSにおいて、第1の貯蔵タンクT1内の蒸気(ここでは、有機ハイドライドMCHを含む蒸気)を輸送用タンクRTに配管L1bを介して回収しつつ、輸送用タンクRT内から配管L1aを介して液体の有機ハイドライドMCHを第1の貯蔵タンクT1内に充填する。
これにより、第1の貯蔵タンクT1の内容物の揮発成分の大気中への拡散が抑制される。
特に、蒸気の回収と有機ハイドライドMCHの充填が同時に実行されることで、第1の貯蔵タンクT1内の圧力の変化が低減され、第1の貯蔵タンクT1の内容物の揮発成分の大気中への拡散が抑制される。
なお、例えば、図5に示すように、第1の貯蔵タンクT1は、第1の貯蔵タンクT1内と、この第1の貯蔵タンクT1外の輸送手段Rが位置する領域Y(地上)又は蒸気回収装置等(図示せず)との間を連通する第1の通気管D1が設けられている。この第1の通気管D1は、第1の貯蔵タンクT1内の蒸気(ここでは、有機ハイドライドMCHを含む蒸気)を必要に応じて、第1の貯蔵タンクT1外の輸送手段Rが位置する領域Yに排出(蒸気回収装置等に回収)可能になっている。
次に、水素供給システム100の水素ステーションSSにおける移送手段Pの脱水素化物TOLの回収時の状態の一例について説明する。図6は、図1に示す水素供給システム100の水素ステーションSSにおける移送手段Pの脱水素化物TOLの回収時の状態の一例を示す図である。なお、この図6において、第1の貯蔵タンクT1に関する構成は省略されている。
図6に示すように、第2の貯蔵タンクT2は、例えば、水素ステーションSSの地下に配置された第2の地下タンクである。この第2の貯蔵タンクT2の上部と輸送用タンクRTの上部とは、配管L2aで接続される。さらに、第2の貯蔵タンクT2の下部と輸送用タンクRTの下部とは、配管L2bで接続される。
さらに、水素ステーションSSは、液体の脱水素化物TOLを汲み上げるための回収用ポンプP2が設けられている。この回収用ポンプP2は、配管L2bを介して、第2の貯蔵タンク(第2の地下タンク)T2内から液体の脱水素化物TOLを輸送用タンクRT内に充填する。
すなわち、図6に示す例では、水素ステーションSSにおいて、ボトムローディング法により、配管L2bを介して、第2の地下タンク(第2の貯蔵タンクT2)内から液体の脱水素化物TOLを輸送用タンクRT内に充填する。
そして、図6に示すように、脱水素化物TOLの回収時には、水素ステーションSSにおいて、輸送手段Rの輸送用タンクRT内の蒸気(ここでは、脱水素化物TOLを含む蒸気)を第2の貯蔵タンクT2に配管L2aを介して回収しつつ、第2の貯蔵タンクT2内から配管L2bを介して液体の脱水素化物TOLを輸送用タンクRT内に充填する。
これにより、第2の貯蔵タンクT2の内容物の揮発成分の大気中への拡散が抑制される。
特に、蒸気の回収と脱水素化物TOLの充填が同時に実行されることで、第2の貯蔵タンクT2内の圧力の変化が低減され、第2の貯蔵タンクT2の内容物の揮発成分の大気中への拡散が抑制される。
なお、例えば、図6に示すように、第2の貯蔵タンクT2は、第2の貯蔵タンクT2内と、この第2の貯蔵タンクT2外の輸送手段Rが位置する領域Y(地上)又は蒸気回収装置等(図示せず)との間を連通する第2の通気管D2が設けられている。この第2の通気管D2は、第2の貯蔵タンクT2内の蒸気(ここでは、有機ハイドライドMCHを含む蒸気)を必要に応じて、第2の貯蔵タンクT2外の輸送手段Rが位置する領域Yに排出(蒸気回収装置等に回収)可能になっている。
次に、水素供給システム100の有機ハイドライド製造所HGにおける移送手段Pの脱水素化物TOLの荷卸時の状態の一例について説明する。図7は、図1に示す水素供給システム100の有機ハイドライド製造所HGにおける移送手段Pの脱水素化物TOLの荷卸時の状態の一例を示す図である。
図7に示すように、第4の貯蔵タンクT4は、輸送手段Rが移動可能な領域X上(地上)に、配置されている。この第4の貯蔵タンクT4の上部と輸送用タンクRTの上部とは、配管L4bで接続される。さらに、第4の貯蔵タンクT4の下部と輸送用タンクRTの下部とは、配管L4aで接続される。
そして、有機ハイドライド製造所HGは、液体の脱水素化物TOLを汲み上げるための荷卸用ポンプP4が設けられている。この荷卸用ポンプP4は、配管L4aを介して、輸送手段Rの輸送用タンクRT内から液体の脱水素化物TOLを第4の貯蔵タンクT4内に充填するようになっている。
すなわち、図7に示す例では、有機ハイドライド製造所HGにおいて、ボトムローディング法により、配管L4aを介して、輸送手段Rの輸送用タンクRT内から液体の脱水素化物TOLを第4の貯蔵タンクT4内に充填するようになっている。
そして、図7に示すように、脱水素化物TOLの荷卸時には、有機ハイドライド製造所HGにおいて、第4の貯蔵タンクT4内の蒸気(ここでは、脱水素化物TOLを含む蒸気)を輸送手段Rの輸送用タンクRTに配管L4bを介して回収しつつ、輸送手段Rの輸送用タンクRT内から配管L4aを介して液体の脱水素化物TOLを第4の貯蔵タンクT4内に充填する。
これにより、第4の貯蔵タンクT4の内容物の揮発成分の大気中への拡散が抑制される。
特に、蒸気の回収と脱水素化物TOLの充填が同時に実行されることで、第4の貯蔵タンクT4内の圧力の変化が低減され、第4の貯蔵タンクT4の内容物の揮発成分の大気中への拡散が抑制される。
なお、有機ハイドライド製造所HGにおいて、第4の貯蔵タンクT4内の蒸気(ここでは、脱水素化物TOLを含む蒸気)を有機ハイドライド製造所HG内の蒸気回収装置(図示せず)に回収しつつ、輸送手段Rの輸送用タンクRT内から液体の脱水素化物TOLを第4の貯蔵タンクT4内に充填するようにしてもよい。
さらに、上記蒸気回収装置に代えて、第4の貯蔵タンクT4内の蒸気(ここでは、脱水素化物TOLを含む蒸気)を有機ハイドライド製造所HG内のフレアスタックや熱交換器に供給するようにしてもよい。
ここで、以上のような構成、機能を有する水素供給システム100による水素供給方法の一例について説明する。
図8は、図1に示す水素供給システム100による水素供給方法の一例を示すフロー図である。
図8に示すように、先ず、有機ハイドライド製造所HGにおいて、輸送手段Rの輸送用タンクRT内の蒸気(ここでは、有機ハイドライドMCHを含む蒸気)を第3の貯蔵タンクT3に回収しつつ、第3の貯蔵タンクT3内から液体の有機ハイドライドMCHを輸送用タンクRT内に充填する(ステップS1)。
次に、輸送手段Rは、液体の有機ハイドライドMCHを有機ハイドライド製造所HGから水素ステーションSSに輸送する(ステップS2)。
次に、水素ステーションSSにおいて、第1の貯蔵タンクT1内の蒸気(ここでは、有機ハイドライドMCHを含む蒸気)を輸送用タンクRTに回収しつつ、輸送用タンクRT内から液体の有機ハイドライドMCHを第1の貯蔵タンクT1内に充填する(ステップS3)。
次に、水素ステーションSSにおいて、輸送手段Rの輸送用タンクRT内の蒸気(ここでは、脱水素化物TOLを含む蒸気)を第2の貯蔵タンクT2に回収しつつ、第2の貯蔵タンクT2内から配管L2bを介して液体の脱水素化物TOLを輸送用タンクRT内に充填する。
次に、輸送手段Rは、液体の脱水素化物TOLを水素ステーションSSから有機ハイドライド製造所HGに輸送する(ステップS5)。
次に、有機ハイドライド製造所HGにおいて、第4の貯蔵タンクT4内の蒸気(ここでは、脱水素化物TOLを含む蒸気)を輸送手段Rの輸送用タンクRTに回収しつつ、輸送手段Rの輸送用タンクRT内から液体の脱水素化物TOLを第4の貯蔵タンクT4内に充填する。
以降、同様のステップが繰り返されることで、有機ハイドライドMCHと脱水素化物TOLを循環させて、有機ハイドライドMCHを媒体として水素が順次供給されることになる。
以上のように、本実施形態に係る水素供給システム100によれば、有機ハイドライド/脱水素化物の回収を適切に進めつつ、揮発成分の大気中への拡散を抑制することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 水素供給システム
SS 水素ステーション
HG 有機ハイドライド製造所
R 輸送手段
T1 第1の貯蔵タンク
T2 第2の貯蔵タンク
T3 第3の貯蔵タンク
T4 第4の貯蔵タンク
RT 輸送用貯蔵タンク
10 熱供給器
20 脱水素反応器
30 気液分離機
40 水素精製器

Claims (13)

  1. 有機ハイドライドの水素の化学的結合及び分離を利用して水素を供給する水素供給システムであって、
    前記有機ハイドライドを貯蔵するための第1の貯蔵タンクと、前記第1の貯蔵タンクに貯蔵されていた有機ハイドライドから脱水素反応により発生した脱水素化物を貯蔵するための第2の貯蔵タンクと、が設けられ、前記有機ハイドライドから脱水素反応により発生した水素を、燃料として水素を使用する車両に供給するための水素ステーションと、
    液体の脱水素化物及び液体の有機ハイドライドを貯留して輸送することが可能な輸送用タンクが設けられた輸送手段と、を備え、
    前記水素ステーションにおいて、前記輸送手段の前記輸送用タンク内の蒸気を前記第2の貯蔵タンクに回収しつつ、前記第2の貯蔵タンク内から液体の脱水素化物を前記輸送用タンク内に充填する
    ことを特徴とする水素供給システム。
  2. 前記輸送手段の前記輸送用タンク内の蒸気を前記第2の貯蔵タンクに第1の配管を介して回収しつつ、前記第2の貯蔵タンクT2内から第2の配管を介して液体の脱水素化物を前記輸送用タンク内に充填する
    ことを特徴とする請求項1に記載の水素供給システム。
  3. 前記輸送用タンク内の蒸気の前記第2の貯蔵タンクへの回収と、前記第2の貯蔵タンク内の液体の脱水素化物の前記輸送用タンク内への充填とが、同時に実行される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の水素供給システム。
  4. 前記水素ステーションにおいて、前記第1の貯蔵タンク内の蒸気を前記輸送用タンクに回収しつつ、前記輸送用タンク内から液体の有機ハイドライドを前記第1の貯蔵タンク内に充填する
    ことを特徴とする請求項3に記載の水素供給システム。
  5. 前記第1の貯蔵タンク内の蒸気の前記前記輸送用タンクへの回収と、前記前記輸送用タンク内の液体の有機ハイドライドの前記第1の貯蔵タンク内への充填とが、同時に実行される
    ことを特徴とする請求項4に記載の水素供給システム。
  6. 前記輸送手段は、前記輸送用タンクを備えたタンクローリーであることを特徴とする請求項5に記載の水素供給システム。
  7. 前記水素ステーションに設けられた前記第1の貯蔵タンクは地下に配置された第1の地下タンクであり、かつ、前記第2の貯蔵タンクは地下に配置された第2の地下タンクである
    ことを特徴とする請求項3ないし6のいずれか一項に記載の水素供給システム。
  8. 前記水素ステーションにおいて、
    ボトムローディング法により、前記輸送用タンク内から液体の有機ハイドライドを前記第1の貯蔵タンク内に充填し、
    ボトムローディング法により、前記第2の貯蔵タンク内から液体の脱水素化物を前記輸送用タンク内に充填する
    ことを特徴とする請求項7に記載の水素供給システム。
  9. 前記水素ステーションは、
    前記第2の貯蔵タンク内から液体の脱水素化物を前記輸送用タンク内に充填するための回収用ポンプが設けられていることを特徴とする請求項8に記載の水素供給システム。
  10. 前記有機ハイドライドは、メチルシクロヘキサンであり、
    前記脱水素化物は、トルエンであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の水素供給システム。
  11. 前記第1の貯蔵タンクは、前記第1の貯蔵タンク内と前記第1の貯蔵タンク外の前記輸送手段が位置する領域との間を連通し、前記第1の貯蔵タンク内の蒸気を必要に応じて前記第1の貯蔵タンク外の前記輸送手段が位置する領域に排出可能な第1の通気管が設けられ、
    前記第2の貯蔵タンクは、前記第2の貯蔵タンク内と前記第2の貯蔵タンク外の前記輸送手段が位置する領域との間を連通し、前記第2の貯蔵タンク内の蒸気を必要に応じて前記第2の貯蔵タンク外の前記輸送手段が位置する領域に排出可能な第2の通気管が設けられている
    ことを特徴とする請求項7に記載の水素供給システム。
  12. 1台の前記タンクローリーにより、液体の有機ハイドライドを有機ハイドライド製造所の第3の貯蔵タンクから前記水素ステーションの前記第1の貯蔵タンクに輸送し、且つ、液体の脱水素化物を前記水素ステーションの前記第2の貯蔵タンクから前記有機ハイドライド製造所の第4の貯蔵タンクに輸送する
    ことを特徴とする請求項6に記載の水素供給システム。
  13. 有機ハイドライドの水素の化学的結合及び分離を利用して水素を供給する水素供給システムであって、前記有機ハイドライドを貯蔵するための第1の貯蔵タンクと、前記第1の貯蔵タンクに貯蔵されていた有機ハイドライドから脱水素反応により発生した脱水素化物を貯蔵するための第2の貯蔵タンクと、が設けられ、前記有機ハイドライドから脱水素反応により発生した水素を、燃料として水素を使用する車両に供給するための水素ステーションと、液体の脱水素化物及び液体の有機ハイドライドを貯留して輸送することが可能な輸送用タンクが設けられた輸送手段と、を備えた水素供給システムの脱水素化物回収方法であって、
    前記水素ステーションにおいて、前記輸送手段の前記輸送用タンク内の蒸気を前記第2の貯蔵タンクに回収しつつ、前記第2の貯蔵タンク内から液体の脱水素化物を前記輸送用タンク内に充填する
    ことを特徴とする脱水素化物回収方法。
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