JP2017171483A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置において、記録媒体の搬送速度の検出精度を向上させること。【解決手段】画像形成装置では、記録紙についての、1枚目の撮像画像と2枚目の撮像画像とが処理されて、当該記録紙の移動量が算出される。1枚目の撮像画像のうち記録紙に対応する部分が、画像ST1として示されている。2枚目の撮像画像のうち記録紙に対応する部分が、画像ST2として示されている。画像形成装置は、1枚目の撮像画像および2枚目の撮像画像について、双方の撮像画像において記録紙に対応する領域を検出対象領域として特定する。そして、画像形成装置は、検出対象領域を、処理対象として、記録紙の移動量を算出する。【選択図】図7

Description

本開示は、画像形成装置およびその制御方法に関し、特に、記録媒体の搬送速度を画像形成装置およびその制御方法に関する。
従来、MFP(Multi-Functional Peripheral)等の画像形成装置は、用紙等の記録媒体に画像を形成する。画像形成装置の中には、搬送経路を撮像する撮像素子を含み、当該撮像素子によって撮像された画像から記録媒体の搬送速度を特定するものがある。たとえば、特開2010−134190号公報(特許文献1)は、ある記録媒体について撮像された2以上の画像のそれぞれをフーリエ変換を用いて処理することにより、記録媒体の搬送速度を特定する技術を開示している。
特開2011−93242号公報(特許文献2)、特開2011−95162号公報(特許文献3)、および、特開2011−96091号公報(特許文献4)には、搬送中の記録媒体についての少なくとも2つの異なるタイミングでの撮像画像におけるパターンマッチングによって、搬送速度を特定する技術が開示されている。
このうち、特許文献2のプリンターでは、第1のタイミングでの撮像画像から第1画像データが生成され、第1のタイミングの後の第2のタイミングでの撮像画像から第2画像データが生成され、さらに、第1のタイミングの後であって第2のタイミングの後の第3のタイミングでの撮像画像から第3画像データが生成される。当該プリンターは、第1画像データからテンプレートパターンを切り出し、第2画像データの中でテンプレートパターンと相関が大きい領域をサーチすることによって、物体の移動状態を求め、さらに、第3の画像データの解析結果を用いてテンプレートパターンを切り出す位置を変更する。
特許文献3のプリンターは、第1画像データおよび第2画像データを解析することにより、第1画像データが取得されたタイミングから第2画像データが取得されたタイミングまでの、第1画像データ内のテンプレート領域についての移動量および移動方向を取得し、さらに、当該移動量および移動方向に基づいて、テンプレートパターンを切り出す位置を設定する。
特開2010−134190号公報 特開2011−93242号公報 特開2011−95162号公報 特開2011−96091号公報
特許文献1等のプリンターにおいて、2以上の撮像画像において、オーバーラップ領域(2以上の撮像画像のうち記録媒体の同じ部分に対応する領域)以外の領域は、搬送速度の検出において外乱として作用し得る。解析対象においてオーバーラップ領域の割合を増加させることによって、搬送速度の検出精度が向上し得る。
本開示は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、画像形成装置において、記録媒体の搬送速度の検出精度を向上させることである。
本開示のある局面に従うと、記録媒体を搬送するための搬送部と、第1のタイミング、および、第1のタイミングとは異なる第2のタイミングにおいて、搬送部による記録媒体の搬送経路の撮像画像を生成するための撮像部と、搬送部による記録媒体の搬送速度を特定する情報を記憶するための記憶部と、記憶部に記憶された情報に基づいて、第1のタイミングの撮像画像および第2のタイミングの撮像画像のいずれか一方においていずれか他方における記録媒体に対応しない領域に対応する部分を除外部分として特定するように構成された情報処理部を備え、情報処理部は、第1のタイミングの撮像画像と第2のタイミングの撮像画像のうち、除外部分以外の部分を用いて、第1のタイミングと第2のタイミングの間の記録媒体の移動量を算出するように構成されている、画像形成装置が提供される。
好ましくは、情報処理部は、第1のタイミングの撮像画像と第2のタイミングの撮像画像のうち、除外部分以外の部分を、離散フーリエ変換後に波数成分を比較することによって、移動量を算出するように構成されている。
好ましくは、情報処理部は、さらに撮像部における受光素子のサイズに基づいて、除外部分を特定するように構成されている。
好ましくは、記憶部に記憶された情報は、搬送部による記録媒体の搬送速度の目標値に関連付けられた速度変動値と、温度、湿度、および、記録媒体の種類の中の少なくとも1種類に関連付けられた補正値とを含み、情報処理部は、目標値を取得し、取得された目標値に関連付けられた速度変動値と、第1のタイミングと第2のタイミングの間隔とに基づいて、除外部分に対する第1の補正値を算出し、温度、湿度、および、記録媒体の種類の中の少なくとも1種類の値を取得し、記憶部において記憶されている補正値のうち、取得された値に関連付けられている補正値である第2の補正値を取得し、除外部分を第1の補正値および第2の補正値を用いて補正するように構成されている。
好ましくは、情報処理部は、温度、湿度、および、記録媒体の種類の中の少なくとも1種類の値、または、目標値が、変更された場合に、除外部分を特定するように構成されている。
好ましくは、第1のタイミングと第2のタイミングは、目標値が低いほど当該第1のタイミングと当該第2のタイミングの間隔が長くなるように設定される。
好ましくは、第1のタイミングと第2のタイミングの間隔は、撮像部におけるサンプリング周期である。
本開示の他の局面に従うと、第1のタイミング、および、第1のタイミングとは異なる第2のタイミングにおいて、記録媒体を搬送するための搬送経路を撮像するステップと、記憶部に記憶された記録媒体の搬送速度を特定する情報に基づいて、第1のタイミングの撮像画像および第2のタイミングの撮像画像のいずれか一方において他方における記録媒体に対応しない部分に対応する部分を除外部分を特定するステップと、第1のタイミングの撮像画像と第2のタイミングの撮像画像における除外部分以外の部分とを用いて、第1のタイミングと第2のタイミングの間の記録媒体の移動量を算出するステップとを備える、画像形成装置の制御方法が提供される。
本開示によれば、画像形成装置は、第1のタイミングの撮像画像と第2のタイミングの撮像画像のうち、除外部分以外の部分を用いて、第1のタイミングと第2のタイミングの間の記録媒体の移動量を算出する。
本開示の画像形成装置の一実施の形態である画像形成装置1の外観を示す図である。 画像形成装置1の内部構成を模式的に示す図である。 画像形成装置1のハードウェア構成を示す図である。 移動量検出部800の構成を示す図である。 記録紙P2表面に対するレーザー光の照射および検出を説明するための図である。 信号処理ユニット808の構成の具体例を示す図である。 撮像画像において処理対象から除外される部分を模式的に示す図である。 撮像画像において処理対象から除外される部分を模式的に示す図である。 画像形成装置1における記録紙P2の2種類の搬送速度のそれぞれについて想定される、搬送速度の変動量を示す図である。 移動方向の後端側の検出対象領域の端部の変更を説明するための図である。 画像形成装置1において、記録紙P2の搬送速度の制御のために実行される処理のフローチャートである。 図11の処理の変形例のフローチャートである。 変形例(4)を説明するための図である。 図11の処理の他の変形例のフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、画像形成装置の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
<1.画像形成装置の概略的な構成>
図1は、本開示の画像形成装置の一実施の形態である画像形成装置1の外観を示す図である。図2は、画像形成装置1の内部構成を模式的に示す図である。
図1および図2に示されるように、画像形成装置1は、原稿P1から画像を読み取る画像読取部3と、画像が形成される記録紙(記録媒体)P2を収納する給紙トレイ4と、給紙トレイ4から給紙された記録紙P2にトナー画像を転写する転写部5と、転写部5で転写されたトナー画像を記録紙P2に定着させる定着部6と、定着部6で定着されて画像が形成された記録紙P2が排紙される排紙トレイ7と、画像形成装置1への操作を受け付ける操作パネル9と、を含む。画像形成装置1の装置本体2では、上部に、画像読取部3が設けられ、下部に、転写部5が設けられる。
画像形成装置1では、排紙トレイ7が、転写部5および定着部6で画像記録されて排紙された記録紙P2を受けるために、転写部5の上側に設けられる。給紙トレイ4が、転写部5の下側に設けられる。給紙トレイ4は、装置本体2に対して挿抜可能である。画像形成装置1では、給紙トレイ4に収納された記録紙P2が装置本体2内部に給紙される。記録紙P2は、上方へと搬送されることによって、給紙トレイ4の上部に配置された転写部5に送られ、転写部5で画像を転写される。定着部6は、記録紙P2に転写された画像を定着する。記録紙P2は、定着部6で処理された後、排紙トレイ7に排紙される。排紙トレイ7は、画像読取部3と転写部5との間の空間(凹みスペース)に設けられている。
画像読取部3は、原稿P1からの画像を読み取るスキャナー部31と、スキャナー部31の上部に設けられるとともにスキャナー部31に原稿P1を1枚ずつ搬送させる自動原稿搬送部(ADF:Auto Document Feeder)32とを含む。装置本体2の正面側(前面側)には、操作パネル9が設けられる。ユーザーは、操作パネル9の表示画面等を見ながらキー操作をすることで、画像形成装置1の各種機能の中から選択した機能について設定操作をしたり、画像形成装置1に作業実行を指示したりできる。
図2を参照して、装置本体2の内部構造について説明する。画像読取部3のスキャナー部31は、上面側にプラテンガラス(不図示)を有する原稿台33と、原稿P1に対して光を照射する光源部34と、原稿P1からの反射光を画像データに光電変換するイメージセンサー35と、反射光をイメージセンサー35上に結像させる結像レンズ36と、原稿P1からの反射光を順次反射させて結像レンズ36に入射させるミラー群37とを含む。光源部34、イメージセンサー35、結像レンズ36およびミラー群37は、原稿台33の内部に設けられる。光源部34およびミラー群37は、原稿台33に対して左右方向に移動可能に構成される。
スキャナー部31の上面側には、ADF32が、設けられる。ADF32は、原稿台33に対して開閉可能であり、原稿載置トレイ38と原稿排出トレイ39とを備えている。ADF32は、原稿台33のプラテンガラス(不図示)上の原稿P1に覆い被さることによって、原稿P1をプラテンガラス(不図示)に密着させることができる。
画像読取部3において、原稿台33のプラテンガラス(不図示)上の原稿P1を読み取る場合、右方向(副走査方向)に移動する光源部34から原稿P1に、光が照射される。原稿P1から反射した反射光は、光源部34と同じく右方向に移動するミラー群37で順次反射されて結像レンズ36に入射し、イメージセンサー35上に結像される。イメージセンサー35は、入射光の強さに応じて画素毎に光電変換を実行して、原稿P1の画像に対応した画像信号(RGB信号)を生成する。
一方、イメージセンサー35が原稿載置トレイ38に載置された原稿P1を読み取る場合、当該原稿P1は、複数のローラー等で構成される原稿搬送機構40によって読取位置に搬送される。スキャナー部31の光源部34およびミラー群37は、原稿台33内部の所定位置に固定される。光源部34により原稿P1の読取位置部分に光が照射され、その反射光がスキャナー部31のミラー群37および結像レンズ36を介してイメージセンサー35上に結像される。その後、イメージセンサー35が、当該反射光を、原稿P1の画像に対応した画像信号(RGB信号)に変換する。その後、原稿P1は原稿排出トレイ39に排出される。
トナー画像を記録紙P2に転写する転写部5は、Y(Yellow)、M(Magenta)、C(Cyan)、K(Key tone)各色のトナー画像を生成する作像部51と、作像部51それぞれの下方に設けられた露光部52と、水平方向に並んだ各色の作像部51と当接することで作像部51から各色のトナー画像が転写される中間転写ベルト53と、作像部51と中間転写ベルト53を挟持するように各色の作像部51それぞれに対して上側に対向する位置に設けられた一次転写ローラー54と、中間転写ベルト53を回動させる駆動ローラー55と、駆動ローラー55の回転が中間転写ベルト53を通じて伝達することで回転する従動ローラー56と、中間転写ベルト53を挟んで駆動ローラー55と対向する位置に設置される二次転写ローラー57と、中間転写ベルト53を挟んで従動ローラー56と対向する位置に設置されるクリーナー部58とを、含む。
作像部51は、中間転写ベルト53の外周面と当接する感光体ドラム61と、感光体ドラム61の外周面をコロナ放電により帯電させる帯電器62と、攪拌して帯電させたトナーを感光体ドラム61の外周面に付着させる現像器63と、トナー画像を中間転写ベルト53に転写した後に感光体ドラム61の外周面に残留するトナーを除去するクリーナー部64と、を含む。このとき、感光体ドラム61は、中間転写ベルト53を挟んで、一次転写ローラー54と対向する位置に設置されるとともに、図2における時計回りの方向に回転する。感光体ドラム61の周囲には、一次転写ローラー54、クリーナー部64、帯電器62、および現像器63が、感光体ドラム61の回転方向に沿って、順番に配置されている。
中間転写ベルト53は、例えば導電性を有する無端状のベルト部材から構成される。中間転写ベルト53は、駆動ローラー55および従動ローラー56に緩みの無い状態で巻き掛けられることで、駆動ローラー55の回転に従って、図2の反時計回りの方向に回動する。中間転写ベルト53の周囲には、中間転写ベルト53の回転方向に沿って、二次転写ローラー57、クリーナー部58、YMCK各色の作像部51それぞれが順番に配置されている。
定着部6は、記録紙P2に転写されたトナー画像を定着させる。定着部6は、記録紙P2上のトナー画像を定着させるために加熱するハロゲンランプなどを備えた加熱ローラー59と、記録紙P2を加熱ローラー59と共に挟持して記録紙P2を加圧する加圧ローラー60とを含む。加熱ローラー59は、電磁誘導によりその表面に渦電流を生じさせることによって、当該加熱ローラー59の表面を加熱されるものであってもよい。
記録紙P2を搬送させる搬送装置は、給紙トレイ4に収納された記録紙P2を最上層から給紙路R1に繰り出す繰り出しローラー81と、繰り出された記録紙P2を給紙路R1に更に送り出す給紙ローラー対82と、給紙ローラー対82により給紙された記録紙P2を主搬送路R0で縦搬送させる搬送ローラー対83と、主搬送路R0における搬送ローラー対83の下流側に配置されて記録紙P2を転写部5に向かって搬送させるタイミングローラー対84と、を含む。主搬送路R0は、画像形成(印刷)の工程にある記録紙P2の主な搬送経路である。給紙路R1は、給紙トレイ4毎に設けられる。各給紙路R1は、主搬送路R0に合流する。給紙路R1は、搬送経路の一例である。
各給紙トレイ4内の記録紙P2は、対応する繰り出しローラー81の回転駆動によって、最上層のものから1枚ずつ、給紙路R1に送り出された後、給紙ローラー対82により主搬送路R0に向けて送り出される。主搬送路R0では、給紙ローラー対82から搬送された記録紙P2が、搬送ローラー対83の回転駆動により、転写部5手前に配置されたタイミングローラー対84に向けて搬送される。タイミングローラー対84は、転写部5でトナー画像を記録紙P2に正常に転写させるため、転写部5でのトナー画像の形成タイミングに同期させて、記録紙P2を転写部5へ搬送する。すなわち、搬送ローラー対83で記録紙をタイミングローラー対84まで搬送すると、タイミングローラー対84を停止した状態とすることで記録紙P2が弛んでループを形成させ、そのループにより用紙スキューを補正してから二次転写ローラー57に搬送される。
主搬送路R0には、搬送ローラー対83の上方(搬送方向下流側)に、搬送ローラー対83により縦搬送された記録紙P2を検出するための搬送センサー(移動量検出部)85が設置される。タイミングローラー対84の下方(搬送方向上流側)には、タイミングローラー対84手前に到達した記録紙P2の先端を検出するためのタイミング前センサー(記録紙検出部)86が設置される。搬送センサー85およびタイミング前センサー86それぞれの検出信号に基づき、主搬送路R0における用紙搬送およびループ制御が実行される。
主搬送路R0の最下流となる終端部分には、印刷済の記録紙P2を排出する排紙ローラー対91が配置される。印刷済の記録紙P2は、排紙ローラー対91の回転駆動によって排紙トレイ7に排出される。主搬送路R0において、排紙ローラー対91の下方(搬送方向上流側)には、記録紙P2の後端を検出する排紙センサー90が配置されている。これにより、排紙センサー90が記録紙P2の後端を検出することによって、記録紙P2が排紙ローラー対91から排紙トレイ7に正常に排出されたことが確認され得る。
<2.画像形成装置のハードウェア構成>
図3は、画像形成装置1のハードウェア構成を示す図である。画像形成装置1は、図3に示す構成の本体制御部10を含む。本体制御部10は、画像形成装置1を構成する各部を制御する。これにより、画像形成装置1における各種の動作(記録紙P2への印字動作、および、原稿P1からの画像読取動作、など)が実行される。
本体制御部10は、各種演算処理や制御を実行するCPU(Central Processing Unit)101と、制御プログラムなどを記憶するROM(Read Only Memory)102と、演算データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)103と、転写部5で形成させるトナー画像の基となる画像データを生成する画像処理部104と、画像処理部104で得られた画像データを一時的に記憶する画像メモリ105と、画像形成装置1を構成する各部との間で信号の送受信を行う入出力インターフェース106と、シリアルインターフェース107と、を含む。
操作パネル9が受け付けた操作に応じた信号を受信すると、CPU101は、操作パネル9で受け付けた操作に対応する動作を識別する。同様に、本体制御部10は、入出力インターフェース106により、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク110を介して外部端末などから送信される信号を受信すると、外部端末で指定された動作を識別する。これにより、CPU101は、操作パネル9または外部端末を介して指定された動作に基づく制御プログラムをROM102から読み出し、該制御プログラムに基づいてCPU101が動作する。
CPU101は、ROM102から読み出した制御プログラムに基づき、画像読取部3、露光部52、転写部5、定着部6、および給紙装置8のそれぞれを駆動制御する画像読取制御部113、露光制御部114、転写制御部115、定着制御部116、および搬送制御部118のそれぞれに信号を出力する。従って、画像形成装置1は、本体制御部10から、画像読取制御部113、転写制御部115、および定着制御部116それぞれに信号が与えられることにより、指定された動作に応じて、画像読取部3、露光部52、転写部5、および定着部6のそれぞれを駆動させる。画像形成装置1は、本体制御部10から搬送制御部118に信号が与えられることで、搬送装置における繰り出しローラー81、およびローラー対82〜84,90を回転駆動させる。
画像形成装置1は、記録紙の移動量(または、搬送速度)を検出するための移動量検出部800をさらに含む。CPU101は、シリアルインターフェース107を介して、移動量検出部800に接続されている。移動量検出部800の詳細な構成については、図4を参照して後述する。
<3.画像形成装置の印刷動作>
次に、画像形成装置1による印刷動作について、以下に説明する。画像形成装置1は、操作パネル9または外部端末によって、印刷動作を行うように指示を受けると、本体制御部10において、CPU101が印刷動作のための制御プログラムをROM102から読み出して、印刷動作のための制御動作を開始する。まず、CPU101は、搬送制御部118を通じて、搬送装置を駆動制御することで、給紙トレイ4から最上層の記録紙P2を繰り出して、主搬送路R0へ送り出す。
CPU101は、主搬送路R1へ送り出された記録紙P2へトナー画像を転写すべく、露光制御部114および転写制御部115に制御信号を与え、露光部52および転写部5を駆動制御する。このとき、CPU101は、画像読取制御部113を通じて画像読取部3で原稿P1より読み取られた画像信号、または、入出力インターフェース106を通じて外部端末より受信した画像信号を、画像処理部103に与える。
これにより、画像処理部103では、与えられた画像信号に基づいて、Y、M、C、K各色のトナー画像を形成するための画像データを生成し、画像メモリ105に記憶させる。画像メモリ105に記憶されたY、M、C、K各色の画像データは、CPU101より読み出されて、露光制御部114に与えられる。従って、露光制御部114が、Y、M、C、K各色の画像データに基づいて、露光部52内の発光素子(不図示)を駆動させることで、Y、M、C、K各色の感光体ドラム61に静電潜像を形成する。即ち、転写制御部115が転写部5を駆動させるため、Y、M、C、K各色の作像部51において、帯電器62によって帯電させた感光体ドラム61の表面に露光部52からレーザー光が照射され、Y、M、C、K各色の画像に対応した静電潜像が形成される。
この静電潜像が形成された感光体ドラム61の表面に、現像器63で帯電したトナーが移り、第1の像担持体となる感光体ドラム61にトナー画像が形成される。そして、感光体ドラム61の表面に担持されたトナー画像が、中間転写ベルト53と接触する際、一次転写ローラー54の静電気力によって、中間転写ベルト53に転写されるため、第2の像担持体となる中間転写ベルト53の表面に、Y、M、C、K各色が重なったトナー画像が形成される。一方、トナー画像を中間転写ベルト53に転写した感光体ドラム61に残った未転写トナーは、クリーナー部64にて掻き取られ、感光体ドラム61上から取り除かれる。
主搬送路R0に搬送された記録紙P2は、その先端がタイミング前センサー86で検出されると、その検出結果が転写制御部115に与えられるため、記録紙P2がタイミングローラー対84に到達したことを、転写制御部115が認識する。転写制御部115は、中間転写ベルト53にトナー画像が転写されるタイミングに合わせて、タイミングローラー対84を動作させる。このとき、中間転写ベルト53に転写されたトナー画像は、駆動ローラー55および従動ローラー56によって中間転写ベルト53が回転することで、二次転写ローラー57と当接する転写位置まで移動し、主搬送路R0上の転写位置まで搬送される記録紙P2に転写される。トナー画像を記録紙P2に転写した中間転写ベルト53に残った未転写トナーは、クリーナー部58にて掻き取られ、中間転写ベルト53上から取り除かれる。
二次転写ローラー57との当接位置でトナー画像が転写された記録紙P2は、加熱ローラー59および加圧ローラー60による定着部6に搬送される。このとき、CPU101は、定着部6に搬送される記録紙P2上のトナー画像を定着させるべく、定着制御部116を通じて定着部6を駆動制御する(STEP123)。即ち、定着制御部116が、加熱ローラー59および加圧ローラー60の回転動作を制御すると同時に、加熱ローラー59の加熱動作を制御する。
これにより、未定着トナー像を載せた記録紙P2は、定着部6の定着ニップ部を通過する際に、加熱ローラー59による加熱および加圧ローラー60による加圧が施されて、未定着トナー像が紙面に定着される。そして、トナー像定着後(片面印刷後)の記録紙P2は、排紙ローラー対91まで搬送されると、排紙ローラー対91により排紙トレイ7に排出される。このとき、排紙センサー90で記録紙P2の後端を検出し、その検出結果が本体制御部10に与えられる。これにより、本体制御部10は、排紙トレイ7に正常に記録紙P2が排出されたことを確認する。
<4.移動量検出部の構成>
画像形成装置1は、図3に示されるように、搬送経路における記録紙P2の搬送速度等を検出するための移動量検出部800をさらに含む。本体制御部10のCPU101は、移動量検出部800の検出出力に基づいて搬送速度等の搬送態様を特定し、特定された態様に基づいて搬送制御部118による搬送の態様を制御する。図4は、移動量検出部800の構成を示す図である。
図4に示されるように、移動量検出部800は、記録紙P2に対して光を照射する発光部801と、記録紙P2からの反射光を電気信号に光電変換する受光部802とを含む。移動量検出部800は、発光部801の動作を制御するための制御部810を含む。制御部810は、受光部802から出力される電気信号を受信し、CPU101へと出力する。CPU101は、受光部802から入力された信号を処理することにより、記録紙P2の搬送速度等を検出し得る。受光部802におけるサンプリング周期は、たとえば1msである。
発光部801は、搬送経路中の記録紙P2から所定距離(例えば、5〜10mm)および所定の角度をもって設置され、内蔵する光源803からの光を、レンズ804を介して記録紙P2上に照射する。受光部802は、搬送経路中の記録紙P2から所定距離(例:7〜12mm)の距離を置いて配置されており、内蔵されているイメージセンサー805が記録紙P2と略平行となるように配置され、記録紙P2表面からの反射光をレンズ806を介してイメージセンサー805で受光する。
図5は、記録紙P2表面に対するレーザー光の照射および検出を説明するための図である。記録紙P2表面上において、発光部801からの光が照射される領域の内側に、受光部802のイメージセンサー805に結像される像の対象となる領域が形成される。
光源803は、記録紙P2に、当該記録紙P2の表面に対して角度θ2(たとえば、45°)のレーザー光を照射する。イメージセンサー805は、記録紙P2表面から、当該記録紙P2表面に対して角度θ1(たとえば、90°)の反射光を受光する。イメージセンサーは、たとえば2次元センサーによって実現されるが、1次元センサー等の他の種類のイメージセンサーによって実現されてもよい。
移動量検出部800がLED方式センサーによって実現される場合、発光部801が光源803として発光ダイオード(LED)を内蔵し、記録紙P2表面の凹凸等による光の明暗パターンを受光部802が受光する。受光部802では、レンズ806を介して、イメージセンサー805表面上に、明暗パターンが結像される。イメージセンサー805が、結像した明暗パターンに基づく電気信号(画像信号)を、検出信号として出力する。明暗パターンは、記録紙P2表面に描かれた文字あるいは模様に限らず、通常の白い紙にも存在する表面の凹凸、紙繊維のパターン、漉きむら等によっても形成される。
イメージセンサー805は、光電変換素子を具備した画素をマトリクス状に配置して構成されている。検出周期は、例えば、100μ秒に設定されている。イメージセンサー805の検出周期は、用紙の種類等に対応させて適宜変更可能であり、例えば、最大80μ秒程度まで変更され得る。イメージセンサー805の画素数は、たとえば、900画素(30×30:1画素=1/800インチ)である。イメージセンサー805における光学変換素子の配列は、マトリクス状である必要はなく、「30×120」等の長方形の配列であってもよい。
記録紙P2からの反射光は、正反射成分と散乱反射成分に分類可能である。このことから、発光部801による光の記録紙P2に対する照射方向を、記録紙P2の法線方向に対して入射角θ2だけ傾斜させるとともに、受光部802による受光方向を記録紙P2の法線方向に一致させることで、受光部802が、散乱反射成分を受光することができる。
制御部810は、AD(Analogue Digital)コンバーター807と、信号処理ユニット808とを含む。ADコンバーター807は、たとえば、プロセッサーが予め定められたプログラムを実行することによって実現される。信号処理ユニット808は、たとえば、プロセッサーが予め定められたプログラムを実行することによって実現される。ADコンバーター807は、イメージセンサーによる光電変換によって生成されたアナログ信号を、デジタル信号へと変換する。信号処理ユニット808は、異なるタイミングのそれぞれで撮像された記録紙P2の画像について、ADコンバーター807によって生成されたデジタル信号を処理することにより、記録紙P2の移動距離を算出する。
図6は、信号処理ユニット808の構成の具体例を示す図である。図6に示されるように、信号処理ユニット808は、たとえば、ADコンバーター807によって生成されたデジタル信号を、離散フーリエ変換ユニット808Aで、離散フーリエ変換によって各波数成分に分解する。その後、信号処理ユニット808は、規格化処理ユニット808Bで、各波数成分を規格化する。その後、信号処理ユニット808は、位相差演算モジュール808Cで、規格化後の波数成分の波形に予め定められた演算を施すことにより、移動前に撮像された画像と移動後に撮像された画像の位相差を導出する。その後、信号処理ユニット808は、逆フーリエ変換モジュール808Dで、導出された位相差を逆フーリエ変換によって実空間データに変換することにより、記録紙P2の移動距離を算出する。
信号処理ユニット808において、離散フーリエ変換ユニット808A、規格化処理ユニット808B、位相差演算モジュール808C、および、逆フーリエ変換モジュール808Dのそれぞれは、専用の回路で実現されてもよいし、プログラムモジュールによって実現されてもよい。
<5.移動量の検出における画像処理の対象>
画像形成装置1において、信号処理ユニット808は、記録紙P2についての、異なるタイミングで撮像された2以上の画像のデータを処理することにより、当該記録紙P2の移動量を検出する。信号処理ユニット808は、2以上の撮像画像において、予め定められた条件に従って、一部の部分を処理対象から除外する。図7および図8は、撮像画像において処理対象から除外される部分を模式的に示す図である。図7に示された例では、記録紙P2についての2枚の撮像画像から、当該記録紙P2の移動量が検出される。
図7では、1枚目の撮像画像のうち記録紙P2に対応する部分が、画像ST1として示されている。2枚目の撮像画像のうち記録紙P2に対応する部分が、画像ST2として示されている。2枚目の撮像画像は、1枚目の撮像画像より後に撮像されたものである。図7には、さらに、矢印D1として、記録紙P2の移動方向(記録紙P2の搬送方向)が示されている。画像ST2が撮像されたときの記録紙P2は、搬送装置によって搬送されることにより、矢印D1によって示される方向に沿って移動する。これに応じて、画像ST2は、画像ST1に対して、矢印D1によって示された方向に沿って移動している。
図7では、線L1,L2,L3によって、矢印D1によって示される方向における3つの位置が示されている。線L1は、画像ST1の先端の位置を示す。線L2は、画像ST2の後端の位置を示す。線L3は、画像ST1の後端の位置を示す。
図7においてハッチングを付された領域AR1は、画像ST2の後端よりも、矢印D1によって示される方向とは反対側に位置する。領域AR1は、撮像画像において、1枚目の撮像画像が撮された時点では記録紙P2が存在していたが、2枚目の撮像画像が撮影された時点では記録紙P2が存在していない領域に対応する。
さらに、図7において、線L1よりも移動方向について前方の位置には、撮像画像において、2枚目の撮像画像が撮された時点では記録紙P2が存在しているが、1枚目の撮像画像が撮影された時点では記録紙P2が存在していない領域に対応する。
したがって、信号処理ユニット808は、記録紙P2の移動量の算出のために、画像ST1と画像ST2のそれぞれにおいて、図7において「検出対象領域」として示された範囲の画像データを、図6等を参照して説明された処理を実行する。「検出対象領域」は、線L2から線L1までの範囲を表わす。
図8を参照して、移動量の算出において除外される領域について、さらに詳細に説明する。図8では、図7の画像ST2が実線で示され、図7の画像ST1が破線で示されている。線LX1および線LX2は、記録紙P2の搬送速度において想定される揺れによって想定される、画像ST1の端部の位置である。
図9は、画像形成装置1における記録紙P2の2種類の搬送速度のそれぞれについて想定される、搬送速度の変動量を示す図である。図9において、目標速度V1は、画像形成装置1における搬送速度の設定値の一例である。目標速度V2は、画像形成装置1における搬送速度の設定値の他の例である。
図9のグラフの横軸は、時間Tを示す。図9のグラフには、目標速度V1の下での、実際の搬送速度の時間変化の一例が、線LV1で示されている。速度変動Vd1は、目標速度V1での、実際の速度の変動量を表わす。図9のグラフでは、さらに、目標速度V2の下での、実際の搬送速度の時間変化の一例が、線LV2で示されている。速度変動Vd2は、目標速度V2での、実際の速度の変動量を表わす。
画像形成装置1の搬送装置では、線LV1および線LV2によって示されるように、実際に記録紙P2が搬送される速度は、時間の変化に応じて変動する。速度変動Vd1の値が速度変動Vd1の値よりも大きい。つまり、搬送速度の変動量は、搬送速度の設定値が大きいほど、大きくなる。
図8に戻って、搬送速度の変動を考慮すると、撮像画像において記録紙P2に対応することが想定される位置は変動し得る。図8の線LX1および線LX2は、搬送速度の変動に従った、画像ST1の先端の位置を表わす。線LX1は、搬送速度が想定される範囲内で最大になったときの、先端の位置を示す。線LX2は、搬送速度が想定される範囲内で最小になったときの、先端の位置を示す。
信号処理ユニット808は、搬送速度の変動を考慮して、検出対象領域を特定してもよい。つまり、信号処理ユニット808は、まず、図7を参照して説明されたように、搬送速度の設定値に基づいて、1枚目の画像と2枚目の画像のそれぞれにおいて、双方に記録紙P2が含まれることが想定される領域を、検出対象領域として特定する。その後、信号処理ユニット808は、図8および図9を参照して説明されたように、当該検出対象領域を、搬送速度の設定値に対応する変動量(図9の速度変動Vd1,Vd2)を用いて補正する。これにより、移動方向の先端側において、検出対象領域の端部が、線L1から線LX1へと変更される。線LX1と線L1の距離は、たとえば、搬送速度に関連付けられている変動量Vdと、第1のタイミングから第2のタイミングまでの時間の長さTdとを用いて、以下の式(1)に従って算出される。
[線LX1と線L1の距離]=(Vd×Td)÷2 …(1)
同様に、移動方向の後端側において、検出対象領域の端部も、搬送速度に関連付けられている変動量に応じて変更され得る。図10は、移動方向の後端側の検出対象領域の端部の変更を説明するための図である。
図10に示されるように、線L2で示される後端側の検出対象領域の端部は、線LY1から線LY2まで変動し得る。信号処理ユニット808は、移動方向の後端側において、検出対象領域の端部を、線LY2へと変更し得る。線L2と線LY2の距離は、たとえば、搬送速度に関連付けられている変動量Vdと、第1のタイミングから第2のタイミングまでの時間の長さTdとを用いて、以下の式(2)に従って算出される。
[線L2と線LY2の距離]=(Vd×Td)÷2 …(2)
信号処理ユニット808は、メモリーを備えていてもよい。搬送速度に関連付けられている変動量は、当該メモリーに格納されてもよい。メモリーには、2種類以上の搬送速度のそれぞれに関連付けられた、2種類以上の変動量が格納されていてもよい。
図9を参照して説明されたように、変動量は、搬送速度の目標速度の変化に応じて変化し得る。したがって、検出対象領域の端部の補正量は、搬送速度に応じて変化し得る。
以上説明されたように、信号処理ユニット808は、撮像画像の処理(図6等)において、検出対象領域として特定された領域以外の領域を、処理対象から除外する。これにより、記録紙P2に対応しない可能性が高い領域が、処理対象から除外される。したがって、信号処理ユニット808の処理速度が向上され、移動量の検出精度が向上し得る。
<6.処理の流れ>
図11は、画像形成装置1において、記録紙P2の搬送速度の制御のために実行される処理のフローチャートである。当該フローチャートは、たとえば、制御部810、信号処理ユニット808、および、CPU101が所与のプログラムを実行することによって実現される。以下の説明における制御部810による制御と信号処理ユニット808による制御は、同一のプロセッサーによって実行されてもよいし、別々のプロセッサーによって実行されてもよい。
図11を参照して、ステップS10で、制御部810は、画像形成装置1において指定されている画像形成モードを特定し、これにより、システム速度(搬送速度の設定値、等)を取得する。画像形成モードは、たとえば操作パネル9に対する入力によって指定される。その後、制御はステップS20へ進む。
ステップS20で、制御部810は、設定速度(搬送速度の設定値)と予定速度変動量から、N枚目の撮像画像とN+1枚目の撮像画像の検出対象領域(図7等)を特定する。その後、制御はステップS30へ進む。
ステップS30で、CPU101は、転写部5および定着部6等を駆動することにより、プリント動作(画像形成動作)を実行する。その後、制御はステップS40へ進む。
ステップS40で、制御部810は、記録紙P2について、N枚目の画像を撮像する。その後、制御はステップS50へ進む。
ステップS50で、信号処理ユニット808は、N枚目の撮像画像から、移動前の画像として、検出対象領域を切り出す。その後、制御はステップS60へ進む。
ステップS60で、信号処理ユニット808は、ステップS50で切り出した画像に対して、離散フーリエ変換の処理を施し、上記したフィルター値で高域を除去することによって規格化処理を実行する。その後、制御はステップS70へ進む。
ステップS70で、制御部810は、記録紙P2について、N+1枚目の画像を撮像する。その後、制御はステップS80へ進む。
ステップS80で、信号処理ユニット808は、N+1枚目の撮像画像から、移動後の画像として、検出対象領域を切り出す。その後、制御はステップS90へ進む。
ステップS90で、信号処理ユニット808は、ステップS80で切り出した画像に対して、離散フーリエ変換の処理を施し、上記したフィルター値で高域を除去することによって規格化処理を実行する。その後、制御はステップS100へ進む。
ステップS100で、信号処理ユニット808は、ステップS60で規格化されたデータとステップS90で規格化されたデータの各波数の位相差を演算する。その後、制御はステップS110へ進む。
ステップS110で、信号処理ユニット808は、ステップS100で導出された位相差データに、逆離散フーリエ変換を行なう。その後、制御はステップS120へ進む。
ステップS120で、信号処理ユニット808は、各波数の位相差の実空間データ和を求め、波数個数で割り算することにより、移動距離を算出する。当該移動距離は、N枚目の画像が撮像されてからN+1枚目の画像が撮像されるまでの、搬送装置によって搬送される記録紙P2の移動距離である。その後、制御はステップS130へ進む。
ステップS130で、信号処理ユニット808は、ステップS120で算出した移動距離を搬送速度の実測値(速度データ)へと変換し、当該速度データを画像形成装置1の本体制御基板に実装されたCPU101へ転送する。速度データは、たとえば、ステップS120で算出された移動距離を、N枚目の画像が撮像された時刻からN+1枚目の画像が撮像された時刻までの時間で割ることによって導出される。その後、制御はステップS140へ進む。
ステップS140で、CPU101は、信号処理ユニット808から受信した速度データに基づいて、搬送装置の動作を調整する。CPU101は、たとえば、速度データと搬送速度の設定値との差を導出し、当該差を解消するように搬送装置の制御を変更する。その後、制御はステップS150へ進む。
ステップS150で、CPU101は、画像形成装置1におけるプリント動作が終了させてよいかどうかを判断する。CPU101は、たとえば、既に予定されていた枚数の記録紙P2のプリントが終了しているかどうかを判断し、当該枚数の記録紙P2のプリントが終了していると判断すると、プリント動作を終了させてもよいと判断する。
CPU101は、プリント動作を終了させてもよいと判断すると、図11の処理を終了する。一方、CPU101は、まだプリント動作を終了させてはいけないと判断すると、ステップS160へ制御を進める。
ステップS160で、CPU101は、プリント動作が終了した記録紙P2の枚数を1加算更新する。その後、制御はステップS40へ進む。
<7.実施の形態のまとめ>
以上説明された第1の実施の形態の画像形成装置1では、搬送装置は、記録媒体を搬送するための搬送部の一例である。
受光部802は、第1のタイミング、および、第1のタイミングとは異なる第2のタイミングにおいて、搬送経路の撮像画像を生成するための撮像部の一例である。
信号処理ユニット808に設けられたメモリーは、搬送部による記録媒体の搬送速度を特定する情報を記憶するための記憶部の一例である。記憶される情報の一例は、搬送速度に関連付けられた変動量(速度変動Ld1,Ld2等)である。
制御部810は、記憶部に記憶された情報に基づいて第1のタイミングの撮像画像および第2のタイミングの撮像画像のいずれか一方においていずれか他方における記録媒体に対応しない領域に対応する部分を除外部分として特定するように構成された情報処理部の一例である。制御部810は、信号処理ユニット808を含む。
制御部810の信号処理ユニット808は、第1のタイミングの撮像画像と第2のタイミングの撮像画像のうち、除外部分以外の部分を用いて、第1のタイミングと第2のタイミングの間の記録媒体の移動量を算出するように構成されている。
<8.変形例(1)>
画像形成装置1では、プリント動作の実行中に搬送速度の設定値が変更された場合には、検出対象領域が変更され得る。図12は、図11の処理の変形例のフローチャートである。
図12の処理では、図11の処理と比較して、ステップS10の制御の後、ステップS12の制御が実行され、その後、制御はステップS20へ進む。
ステップS12で、移動量検出部800は、搬送情報に応じて搬送速度の設定値と予定速度変動量を切り替える。搬送情報とは、たとえば、画像形成装置1において設定される印刷モードである。移動量検出部800は、メモリーを含み、当該メモリーには、印刷モードに関連付けられた搬送速度が格納されている。その後、制御はステップS20へ進む。
ステップS20で、移動量検出部800は、ステップS12で切り替えられた後の設定速度(搬送速度の設定値)と予定速度変動量から、N枚目の撮像画像とN+1枚目の撮像画像の検出対象領域(図7等)を特定する。その後、制御はステップS30へ進む。
図12の処理では、図11の処理と比較して、さらに、ステップS160の制御の後、ステップS170の制御が実行される。
ステップS170で、移動量検出部800は、画像形成装置1における搬送情報に変化がないかどうかを判断する。移動量検出部800は、たとえば、ステップS12の制御の後、印刷モードの設定に変更がない場合、搬送情報に変化がないと判断して、ステップS40へ制御を戻す。移動量検出部800は、たとえば、ステップS12の制御の後、印刷モードの設定に変更があった場合に、搬送情報に変化があったと判断して、ステップS180へ制御を進める。
ステップS180で、移動量検出部800は、搬送情報に応じて搬送速度の設定値と予定速度変動量を切り替える。その後、制御はステップS190へ進む。
ステップS190で、移動量検出部800は、ステップS180で切り替えられた後の搬送速度の設定値と予定速度変動量に基づいて、検出対象領域を設定する。その後、制御はステップS40へ進む。
<9.変形例(2)>
検出対象領域は、目標速度(図9の目標速度V1,V2等)に関連付けられている速度変動量に基づいて補正され得る。検出対象領域は、また、画像形成装置1の内部の温度、画像形成装置1の内部の湿度、および/または、記録紙P2の紙の種類に応じて補正されてもよい。
画像形成装置1の内部の温度に応じて、記録紙P2の搬送速度が変更され得る。画像形成装置1の内部の湿度に応じて、記録紙P2と搬送ローラーとの摩擦が変更し得、これにより、記録紙P2の搬送速度が変更され得る。
搬送速度が上昇する場合には、たとえば、検出対象領域が広がるように、当該検出対象領域は補正される。搬送速度が減少する場合には、たとえば、検出対象領域が狭まるように、当該検出対象領域は補正される。移動量検出部800のメモリーには、たとえば、2種類以上の温度のそれぞれに関連付けられた、検出対象領域の補正値が格納される。移動量検出部800のメモリーには、たとえば、2種類以上の湿度のそれぞれに関連付けられた、検出対象領域の補正値が格納される。移動量検出部800のメモリーには、たとえば、2以上の紙の種類のそれぞれに関連付けられた、検出対象領域の補正値が格納される。移動量検出部800は、当該補正値を利用して、検出対象領域を補正する。
<10.変形例(3)>
検出対象領域は、さらに、イメージセンサー805の受光素子のサイズに応じて補正されてもよい。
たとえば、搬送速度の設定値に基づいて1枚目の画像(図7)に含まれるが2枚目の画像(図7)には含まれないと判断された部分であっても、1枚目の画像と2枚目の画像の双方に含まれると判断された部分と同じ受光素子によって検出される部分は、検出対象領域に含められるように、検出対象領域は補正され得る。
<11.変形例(4)>
移動量検出部800は、第1のタイミングと第2のタイミングを設定し得る。第1のタイミングと第2のタイミングの時間間隔は、搬送速度に応じて変更され得る。たとえば、搬送速度が遅いほど、第1のタイミングと第2のタイミングの時間間隔が長くされ得る。第1のタイミングと第2のタイミングの時間間隔の変更は、たとえば、移動量検出部800におけるサンプリング周期の変更によって実現され得る。より具体的には、記録紙P2の各領域が、第2のタイミングの撮像画像では、第1のタイミングの撮像画像が検出された受光素子とは異なる受光素子によって検出されるように(同じ受光素子では検出されないように)、上記時間間隔が調整され得る。
図13は、変形例(4)を説明するための図である。図13では、領域C1,C2,C3のそれぞれが、互いに異なる受光素子に対応する。第1の時間間隔では、第1の画像中のピクセルP1が、第2の画像ではピクセルP2まで移動する。ピクセルP1とピクセルP2は、同じ受光素子に対応する領域C1に含まれる。第2の時間間隔では、第1の画像中のピクセルP1は、第2の画像でピクセルP3まで移動する。ピクセルP1とピクセルP3は、互いに異なる受光素子に対応する領域(領域C1,領域C2)に含まれる。変形例(4)では、第1のタイミングと第2のタイミングの時間間隔として、第1の時間間隔ではなく第2の時間間隔が設定されてもよい。
<12.変形例(5)>
変形例(5)の画像形成装置1では、サンプリング周期ごとに、検出対象領域が設定される。図14は、図11の処理の他の変形例のフローチャートである。図14に示されるように、ステップS160でプリント動作が終了した記録紙P2の枚数を1加算更新された後、ステップS162へ制御が進められる。
ステップS162で、移動量検出部800は、最新のサンプリング周期についてステップS120で得られた速度に基づいて、検出対象領域を再設定する。その後、制御はステップS40へ進む。
今回開示された各実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
1 画像形成装置、101 CPU、800 移動量検出部、805 イメージセンサー、808 信号処理ユニット。

Claims (8)

  1. 記録媒体を搬送するための搬送部と、
    第1のタイミング、および、前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミングにおいて、前記搬送部による記録媒体の搬送経路の撮像画像を生成するための撮像部と、
    前記搬送部による記録媒体の搬送速度を特定する情報を記憶するための記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて、前記第1のタイミングの撮像画像および前記第2のタイミングの撮像画像のいずれか一方においていずれか他方における記録媒体に対応しない領域に対応する部分を除外部分として特定するように構成された情報処理部を備え、
    前記情報処理部は、前記第1のタイミングの撮像画像と前記第2のタイミングの撮像画像のうち、前記除外部分以外の部分を用いて、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングの間の記録媒体の移動量を算出するように構成されている、画像形成装置。
  2. 前記情報処理部は、前記第1のタイミングの撮像画像と前記第2のタイミングの撮像画像のうち、前記除外部分以外の部分を、離散フーリエ変換後に波数成分を比較することによって、前記移動量を算出するように構成されている、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記情報処理部は、さらに前記撮像部における受光素子のサイズに基づいて、前記除外部分を特定するように構成されている、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶部に記憶された前記情報は、前記搬送部による記録媒体の搬送速度の目標値に関連付けられた速度変動値と、温度、湿度、および、記録媒体の種類の中の少なくとも1種類に関連付けられた補正値とを含み、
    前記情報処理部は、
    前記目標値を取得し、
    取得された前記目標値に関連付けられた速度変動値と、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングの間隔とに基づいて、前記除外部分に対する第1の補正値を算出し、
    温度、湿度、および、記録媒体の種類の中の少なくとも1種類の値を取得し、
    前記記憶部において記憶されている補正値のうち、取得された前記値に関連付けられている補正値である第2の補正値を取得し、
    前記除外部分を前記第1の補正値および前記第2の補正値を用いて補正するように構成されている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記情報処理部は、温度、湿度、および、記録媒体の種類の中の少なくとも1種類の値、または、前記目標値が、変更された場合に、前記除外部分を特定するように構成されている、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1のタイミングと前記第2のタイミングは、前記目標値が低いほど当該第1のタイミングと当該第2のタイミングの間隔が長くなるように設定される、請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1のタイミングと前記第2のタイミングの間隔は、前記撮像部におけるサンプリング周期である、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 第1のタイミング、および、前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミングにおいて、記録媒体を搬送するための搬送経路を撮像するステップと、
    記憶部に記憶された記録媒体の搬送速度を特定する情報に基づいて、前記第1のタイミングの撮像画像および前記第2のタイミングの撮像画像のいずれか一方において他方における記録媒体に対応しない部分に対応する部分を除外部分を特定するステップと、
    前記第1のタイミングの撮像画像と前記第2のタイミングの撮像画像における前記除外部分以外の部分とを用いて、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングの間の記録媒体の移動量を算出するステップとを備える、画像形成装置の制御方法。
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