JP2017171235A - 車載空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】快適性を向上させる車載空調システムを提供する。【解決手段】設定温度に基づいて車輌の車室内へ送り出す空気の温度を調整する空調装置、及び前記車輌に対応する携帯機を含む車載空調システムであって、前記携帯機は、車室内温度の変化のパターンを設定した設定情報を記憶してある記憶部と、前記設定情報を無線通信により送信する送信部とを備え、前記空調装置は、前記携帯機から送信された前記設定情報を受信する受信部と、前記設定情報にて設定されている変化のパターンに基づき前記空気の温度を調整する調整部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車室空間の快適性を更に向上させる車載空調システムに関する。
車輌の訴求力を向上させる1つの要素として、走行中でも同乗者が寛ぐことができ、特別な空間と感じさせるような空間とするため、インテリア及び音響等の多様な機能の充実化が図られている。車室内外を換気し、車室内温度を調整する空調機能もその1つである。
特許文献1には、車室内に送り出される空気の温度を視覚的に表し、冷房/暖房の切り替えの誤操作を防止し、使用者が空調の状況を認知できる車載空調システムが開示されている。
特開2001−199227号公報
車室空間の快適性を更に向上させるためには、各時点で車室内に送り出される空気の温度が認知できるのみならず、実際に車室内の温度が変化していくかが乗員に応じて適切に調整される制御が望まれる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、快適性を向上させる車載空調システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る車載空調システムは、設定温度に基づいて車輌の車室内へ送り出す空気の温度を調整する空調装置、及び前記車輌に対応する携帯機を含む車載空調システムであって、前記携帯機は、車室内温度の変化のパターンを設定した設定情報を記憶してある記憶部と、前記設定情報を無線通信により送信する送信部とを備え、前記空調装置は、前記携帯機から送信された前記設定情報を受信する受信部と、前記設定情報にて設定されている変化のパターンに基づき前記空気の温度を調整する調整部とを備える。
なお本願は、このような特徴的な各構成部を有した装置を含む車載空調システムとして実現することができるだけでなく、かかる特徴的なステップを含む空調方法、又はかかる特徴的なステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとして実現することができる。また、車載空調システムの一部又は全部を実現する空調装置として実現したり、車載空調システムの一部又は全部を含むその他のシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、車輌の使用者毎の嗜好に合わせた空調が実現されるから快適性が更に向上される。
実施の形態1における車載空調システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1におけるイルミネーションの例を示す模式図である。 設定情報の内容例を示す説明図である。 実施の形態1における設定情報の送受信の手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1における空調制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1における設定情報の送受信の手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2における携帯機の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態2における情報の処理手順の一例を示すフローチャートである。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一態様に係る車載空調システムは、設定温度に基づいて車輌の車室内へ送り出す空気の温度を調整する空調装置、及び前記車輌に対応する携帯機を含む車載空調システムであって、前記携帯機は、車室内温度の変化のパターンを設定した設定情報を記憶してある記憶部と、前記設定情報を無線通信により送信する送信部とを備え、前記空調装置は、前記携帯機から送信された前記設定情報を受信する受信部と、前記設定情報にて設定されている変化のパターンに基づき前記空気の温度を調整する調整部とを備える。
本発明の一態様では、携帯機に記憶されている温度変化のパターンを示す情報に基づき、車載空調装置にて空調制御が行なわれる。携帯機に対応付けることにより使用者個々の嗜好に合わせた空調を実現することが可能となる。
(2)本発明の一態様に係る車載空調システムは、前記設定情報は、車室内温度の変化の緩急又は勾配を示す情報である。
本発明の一態様では、車室内温度の変化の緩急又は勾配が設定される。車室内温度の変化を急速とするか緩速とするか、又はその変化の勾配の設定が可能である。
(3)本発明の一態様に係る車載空調システムは、前記空調装置は、温度変化のパターンの設定を受け付ける受付部と、該受付部にて受け付けた設定に対応する設定情報を前記携帯機へ送信する送信部とを更に備え、前記携帯機は、前記送信部から送信された前記設定情報で前記記憶部に記憶されている設定情報を書き換える。
本発明の一態様では、空調装置側で行なわれた設定に基づく設定情報が携帯機へ送信され記憶される。携帯機にて操作手段を有さなくとも車載空調装置側の既存の操作手段を使用して設定を変更することが可能である。
(4)本発明の一態様に係る車載空調システムは、前記携帯機の送信部は、前記車輌のドアの開錠に係る信号と共に前記設定情報を送信し、前記空調装置の送信部は、前記車輌のドアの施錠に係る信号が車輌にて受信された際に送信する。
本発明の一態様では、車輌のドアの開錠/施錠に係る信号の送受信時に設定情報が共に送受信される。車輌に使用者が乗る前に情報を送受信することが可能である。なお本発明では設定情報の送受信はこれに限らず、リモートスタート時であってもよいし、Wi-Fi 又はBluetooth(登録商標)のペアリング時等であってもよい。
(5)本発明の一態様に係る車載空調システムは、前記携帯機は、温度センサを更に備え、前記設定情報と共に前記温度センサで測定された外気温度の情報を前記送信部により送信し、前記空調装置は、前記設定情報と共に前記外気温度の情報を前記受信部により受信し、前記調整部は、前記温度センサにて検知される温度と、前記設定情報にて設定されている変化のパターンに基づく前記外気温度から前記設定温度までの変化とを比較して前記空気の温度を調整する。
本発明の一態様では、携帯機を所持する使用者がいる場所の温度が測定され、測定された温度の情報が車載空調装置に送信されるから、車室内ではなく使用者が居る場所の温度を基準とした空調制御を行なうこと可能となる。
(6)本発明の一態様に係る車載空調システムは、前記携帯機を複数含み、前記空調装置は、複数の前記携帯機夫々を識別する情報に対応付けて異なる設定情報を記憶する記憶部と、前記携帯機から車輌のドアの開錠に係る信号が受信された際に前記携帯機を識別する情報を前記受信部により受信し、対応する設定情報を前記記憶部から読み出す読出部とを備える。
本発明の一態様では、異なる携帯機毎に設定情報が予め空調装置側に記憶されており、携帯機を識別する情報から対応する設定情報を読み出して空調制御が実行される。携帯機の記憶容量を節約しつつ、使用者毎に異なるきめ細やかな空調制御が実現可能である。
(7)本発明の一態様に係る車載空調方法は、設定温度に基づいて車輌の車室内へ送り出す空気の温度を調整する空調装置と、前記車輌に対応する携帯機との間で情報を送受信する車載空調方法であって、前記携帯機は、車室内温度の変化のパターンを設定した設定情報を記憶しておき、前記設定情報を無線通信により前記空調装置へ送信し、前記空調装置は、前記携帯機から送信された前記設定情報を受信し、前記設定情報にて設定されている変化のパターンに基づき前記空気の温度を調整する。
本発明の一態様にあっては上述の態様(1)同様に、携帯機に記憶されている温度変化のパターンを示す情報に基づき、車載空調装置にて空調制御が行なわれる。携帯機に対応付けることにより使用者個々の嗜好に合わせた空調を実現することが可能となる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る車載空調システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における車載空調システムの構成を示すブロック図である。実施の形態1における車載空調システム100は、車輌Vの使用者が携帯所持する携帯機1と、車輌Vに搭載されるBCM(Body Control Module )ユニット2及びHVAC(Heating, Ventilating, and Air Conditioning)システム300を含む。車輌Vに搭載されているBCMユニット2及びHVACシステム300は、車内ネットワーク4により接続されている。
携帯機1は車輌Vの使用者が所持する所謂FOB型の電子キーであり、車輌ドアの開錠/施錠、又は、車輌Vのエンジン若しくは駆動用バッテリシステムの始動を可能とするための無線信号を送受信する機能を有する。携帯機1は、制御部10、記憶部11、送信部12、受信部13及び操作部14を備える。
制御部10は、例えば1若しくは複数のCPU(Central Processing Unit)又はマルチコアCPUを用い、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インタフェース、タイマ等を有するマイクロコントローラである。制御部10は内蔵ROMに記憶されている制御プログラムを実行することにより各構成部の動作を制御する。
記憶部11は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。記憶部11は、携帯機1自身を識別するための携帯機識別子、対応する車輌Vの車両識別子、及び、認証用の固有鍵を記憶しており、更に後述する設定情報110を記憶している。
送信部12は、制御部10から入力する信号を、搬送波を用いて変調して送信アンテナから無線信号を送信する回路である。例えば搬送波の周波数帯としてRF帯を使用する。
受信部13は、アンテナにてLF帯(又はVLF帯)の信号を受信して復調し、制御部10へ出力する回路である。
操作部14は、携帯機1の表面に設けられた1又は複数のボタンである。ボタンが押下されると操作部14は制御部10へ通知する。ボタンは車輌ドアの開錠/施錠を指示するためのドアロックボタンを含み、更にはエンジン若しくは駆動用バッテリシステムの始動及び空調の作動を夫々指示するためのリモートスタートボタンを含んでもよい。
BCMユニット2は、ドアロックの施錠/開錠の制御、及び車内外灯器類等、ボディ系のアクチュエータの制御を統合的に行なう装置である。BCMユニット2は制御部20、受信部21、送信部22及び車内通信部23を備える。
制御部20は、例えば1若しくは複数のCPU又はマルチコアCPUを用い、ROM、RAM、入出力インタフェース、タイマ等を有するマイクロコントローラである。制御部20は、ドアロック等のアクチュエータ群(図示せず)と接続されており、予めROMに記憶してある制御プログラムに基づき、アクチュエータ群の動作制御を行なう。また制御部20は、車内通信部23を介して車輌Vのエンジン又は駆動用バッテリの制御システムとも情報の送受信を行なう。
受信部21は、携帯機1の送信部12と対応する受信アンテナ及び復調器を含むモジュールを用いる。受信部21が用いる周波数帯域は、RF帯である。携帯機1の送信部12と対応するのであればこの周波数帯に限定されないことは勿論である。
送信部22は、携帯機1の受信部13と対応する送信アンテナ及び変調器を含むモジュールを用いる。送信部22が用いる周波数帯域は、LF帯である。携帯機1の受信部13と対応するのであればこの周波数帯に限定されないことは勿論である。
車内通信部23は、CAN(Controller Area Network)トランシーバ、LIN(Local Interconnect Network)トランシーバ又はEthernet(登録商標)ネットワークカード等の所定の通信プロトコルに対応する通信デバイスを用い、車内ネットワーク4と接続されている。車内通信部23は、制御部20の通信コントローラの機能に基づき所定の通信プロトコルに基づいて車内ネットワーク4を介した情報の送受信を実現する。
HVACシステム300は、車輌Vにおける冷房及び暖房を含む空調、並びに換気を制御するシステムである。HVACシステム300は、HVACユニット3、操作パネル5、温度センサ36、イルミネーション37、並びに、ブロア、ヒータ、及びコンプレッサ、並びにそれらの駆動部を含むHVACに係る制御対象群38を含む。HVACシステム300は、HVACユニット3が操作パネル5及び温度センサ36にて入力した信号に基づき、制御対象群38を制御し、快適な車室となるように気温調整、及び換気を行なう。
操作パネル5は、インストルメントパネルに設けられ、換気のオン/オフ、空調のオン/オフ、暖房/冷房の切り替え、空調オン時の設定温度を受け付けるボタンスイッチ及びロータリースイッチ等のスイッチを複数備えている。また操作パネル5は、表示部を有し、HVACユニット3からの制御によって設定温度又は車室内温度を数字又は色、画像による表示が可能である。
温度センサ36は、車外の周辺気温を測定するセンサと、車室内の気温を測定するセンサとを含む。
イルミネーション37は、車室内を光で装飾する電飾である。実施の形態1においてイルミネーション37は、空調の吹き出し口の縁に設けられた複数の色のLED及びLEDを覆って光を拡散させる拡散体から構成される。図2は、実施の形態1におけるイルミネーション37の例を示す模式図である。図2中、符号8は空調の吹き出し口の枠体を示す。枠体8は吹き出し口の形状(図2では矩形)に合致する形状を有している。また枠体8には横方向にルーバが設けられている。イルミネーション37は枠体の縁部及び各ルーバの縁端に配置されるLEDと、LEDを一体で覆う拡散体とを含む。なおイルミネーション37は操作パネル5内の設定温度の表示部付近に備えられてもよいし、その形態は図2に示す例に限定されない。
図1に戻り各構成部の説明を続ける。HVACユニット3は、制御部30、記憶部31及び通信部32を備える。
制御部30は、例えば1若しくは複数のCPU又はマルチコアCPUを用い、ROM、RAM、入出力インタフェース、タイマ等を有するマイクロコントローラである。制御部30は、入出力インタフェースを介して接続される操作パネル5、温度センサ36から信号を入力し、入出力インタフェースを介して接続されるイルミネーション37及び制御対象群38へ制御信号を出力する。制御部30は、予め内蔵ROMに記憶してある制御プログラムと入力信号に基づいてイルミネーション37及び制御対象群38を制御し、換気及び空調を制御する。
記憶部31は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。記憶部31は、制御部30が処理中に参照する各種データを記憶している。また後述するように、携帯機1から受信した設定情報310を記憶する。
通信部32は、CANトランシーバ、LINトランシーバ又はEthernet(登録商標)ネットワークカード等の所定の通信プロトコルに対応する通信デバイスを用い、車内ネットワーク4と接続されている。通信部32は、制御部30の通信コントローラの機能に基づき所定の通信プロトコルに基づいて車内ネットワーク4を介した情報の送受信を実現する。
携帯機1の記憶部11及びHVACユニット3の記憶部31に記憶される設定情報110,310について説明する。図3は、設定情報110,310の内容例を示す説明図である。設定情報110,310は、暖房時及び冷房時の設定毎に、車室内温度の変化が急速から緩速へ変化するパターン、線形に変化する通常パターン、緩速から急速へ変化するパターンを相互に区別することができるようにしてあり、これらのパターンのいずれかを示す。また設定情報110,310は、温度の変化が完了するまでの所要時間の情報を含んでも。更に温度変化の勾配が含まれてもよい。図3では夫々のパターンをグラフにより示しているが、具体的に設定情報110,310は、急速から緩速への変化か、通常の変化か、緩速から急速への変化か否かを識別する情報であればよく、夫々「0」「1」「2」のような識別情報が対応付けられていてもよい。
また設定情報110,310は、設定温度までに到達するまでの時間幅(例えば60分)と、グラフに対応する曲線を示す関数T(t)として記憶されてもよい。図3の各グラフにおける温度変化の最高値又は最低値は、空調開始時の車室内温度TA 又は目標となる設定温度TT を示している。関数T(t)は、空調開始時(t=0)における温度TA と目標となる設定温度TT とが与えられた場合に、所定の時間毎(例えば5分おき)に目標とすべき温度Taが決まるように、例えば指数関数を用いて設定されてもよい。なおこの場合、HVACユニット3の記憶部31には設定情報310として関数T(t)が各パターンで記憶されており、携帯機1の記憶部11には各パターンを識別する情報「0」「1」「2」が設定情報110として記憶されてもよい。携帯機1の記憶部11に記憶される情報のサイズは可及的に小さくすることで記憶容量を節約することができるためである。
このように構成される車載空調システムにおいて実行される処理についてフローチャートを参照して説明する。図4は、実施の形態1における設定情報110,310の送受信の手順の一例を示すフローチャートである。携帯機1にて、操作部14により車輌Vのドアの開錠ボタンが押下されたことが検知された場合、以下の処理が開始される。
携帯機1の制御部10は、記憶部11に設定情報110が記憶されており、その設定が有効となっているか否かを判断する(ステップS101)。ステップS101にて記憶部11に設定情報110が記憶され、更に設定が有効となっていると判断された場合(S101:YES)、制御部10は、設定情報110を記憶部11から読み出す(ステップS102)。制御部10は、読み出された設定情報110を各識別子及び認証用の固有鍵を含む開錠指示信号と共に送信部12から送信し(ステップS103)、開錠ボタン押下時の処理を終了する。
なおステップS101にて設定情報110が記憶されていない場合、又は、設定が無効化されている場合(説明は後述)には(S101:NO)、制御部10は開錠指示信号のみを送信部12から送信し(ステップS104)、開錠ボタン押下時の処理を終了する。
このときBCMユニット2では、受信部21にて開錠指示信号を受信すると(ステップS201)、制御部20は受信した情報を一時記憶し(ステップS202)、認証処理を行なう(ステップS203)。制御部20は認証に成功したか否かを判断し(ステップS204)、成功したと判断された場合(S204:YES)、ドアロックを開錠させるべく各アクチュエータを制御する(ステップS205)。そして制御部20は、一時記憶した情報に設定情報110が含まれているか否かを判断する(ステップ206)。設定情報110が含まれていると判断された場合(S206:YES)、制御部20は設定情報110を車内通信部23からHVACユニット3へ送信し(ステップS207)、BCMユニット2における開錠時の処理を終了する。
ステップS204にて失敗したと判断された場合(S204:NO)、及びステップS206にて設定情報110が含まれていないと判断された場合(S206:NO)、制御部20はそのままBCMユニット2における開錠時の処理を終了する。
そしてHVACユニット3では通信部32にて設定情報110を受信し(ステップS301)、記憶部31に設定情報310として記憶し(ステップS302)、処理を終了する。
次に、上述の処理によって送受信された設定情報110,310を使用した空調制御に係る手順を説明する。図5は、実施の形態1における空調制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。HVACユニット3の制御部30は、車輌Vがスタート状態(イグニッションスイッチ又は駆動バッテリシステムがオン)である状態で操作パネル5により、空調がオンとなった場合に以下の処理を開始し、空調がオフとされた場合に処理を終了する。
HVACユニット3の制御部30は、温度センサ36にて車室内の温度を測定し(ステップS401)、目標とする設定温度を取得し(ステップS402)、測定された車室内温度と設定温度との差分を算出する(ステップS403)。設定温度は操作パネル5により選択された温度又は記憶部31に保持されている前回の設定温度とする。
制御部30は、記憶部31に設定情報310が記憶されているか否かにより、既存の温度変化設定(プリセット)ありか否かを判断する(ステップS404)。ステップS404にて設定ありと判断された場合(S404:YES)、制御部30は、記憶部31に記憶してある設定情報310を読み出し(ステップS405)、読み出した設定情報310に基づき、温度変化のパターンに対応する目標到達時点までの複数の時点における目標温度Ta,通常温度Tbを特定する(ステップS406)。なおステップS406においてより具体的には、制御部30はまず、ステップS401で測定した車室内温度を空調開始時の車室内温度TA とし、ステップS402で取得した目標となる設定温度TT とする。制御部30は、設定情報310から特定される温度変化のパターンを、設定温度TT までに到達するまでの所定時間経過毎の目標温度Taを具体的な数値として展開して内部メモリに一時記憶する。
ステップS404にて設定なしと判断された場合(S404:NO)、制御部30は、温度変化設定を受け付け、設定情報310に記憶し(ステップS407)、処理をステップS406へ進める。ステップS407において制御部30は、図3で示した温度変化のパターンのリストを操作パネル5の表示部に表示させ、いずれかの選択を受け付けることで実現する。また既に設定情報310が存在している場合もパターンのリストを表示させ、現在設定されているパターンを強調表示し、他のパターンへの変更を受け付けるようにしてもよい。操作パネル5に表示させることで、設定されている温度変化のパターン内容を使用者が認知できる。なおステップS407において制御部30は、温度変化設定の無効(通常)/有効の選択を受け付けるようにしてもよい。
ステップS407にて温度変化設定を受け付けなかった場合、又は無効化された場合には、ステップS406以降の処理では、通常パターン(線形変化)での制御が行なわれる。
次に制御部30は、特定された目標温度Ta,通常パターンにおける温度Tbに基づいて空調制御を行なう。まず制御部30は、温度センサ36からその時点における車室内温度を測定する(ステップS408)。制御部30は、ステップS408で測定された温度がステップS402で取得した設定温度と所定の誤差の範囲内で等しいか否かを判断する(ステップS409)。
ステップS409にて等しくないと判断された場合(S409:NO)、制御部30は設定温度TT に基づき、送風温度を決定する(ステップS410)。このとき制御部30は、ステップS403でと算出した差分も加味して送風温度を決定してもよい。
次に制御部30は、設定されている温度変化のパターンが通常パターン(線形)であるか否かを判断する(ステップS411)。通常パターンでないと判断された場合(S411:NO)、制御部30は、その時点における目標温度Taと通常パターンにおける温度Tbとの差分dTを求め(ステップS412)、差分dTがゼロ(極小)に等しいか否かを判断する(ステップS413)。
ステップS413にてゼロに等しいと判断された場合(S413:YES)、制御部30は、送風温度はステップS410で決定したもので維持する(ステップS414)。制御部30は、送風温度に応じた色でイルミネーション37から光を出力させ(ステップS415)、所定時間待機した後、処理をステップS408へ戻す。
ステップS415において制御部30は、例えば送風温度が高い程光が暖色(赤)、低い程寒色(青から白)となるようにイルミネーション37を制御する。さらに、送風量に応じて光の強度を制御することが好ましい。送風量が多いほど光の強度が強く制御されることで、使用者はHVACシステム300によりどのような制御が行なわれているかをイルミネーション37から認識することが容易になる。
ステップS411にて通常パターンであると判断された場合(S411:YES)、制御部30は処理をステップS414へ進める。
ステップS413にて差分dTがゼロに等しくないと判断された場合(S413:NO)、制御部30は、差分dTが正(dT>0)であるか否かを判断する(ステップS416)。
ステップS416にて差分dTが正であると判断された場合(S416:YES)、制御部30は送風温度を上昇させ(ステップS417)、処理をステップS415へ進める。つまりステップS416にて、目標温度Taの方が通常パターンにおける温度Tbよりも高いと判断された場合、暖房時であればより急速に暖める温度変化設定であるためにより高い温度の空気が送り出される。冷房時であれば、目標温度Taの方が通常パターンにおける温度Tbよりも高いと判断された場合は、より緩やかに冷却する温度変化設定であるから、通常の冷却時よりも温めの空気が送り出される。
ステップS416にて差分dTが正でない、即ち負であると判断された場合(S416:NO)、制御部30は送風温度を下降させ(ステップS418)、処理をステップS415へ進める。つまりステップS418にて通常パターンにおける温度Tbの方が目標温度Taよりも高いと判断された場合、暖房時であれば緩やかに暖める温度変化設定であるから低めの温度の空気が送り出される。冷房時であれば、通常パターンにおける温度Tbの方が目標温度Taよりも高いと判断された場合、急速に冷却する温度変化設定であるから通常の冷却時よりも冷たい空気が送り出される。
ステップS409にて測定された温度がステップS402で取得した設定温度と所定の誤差の範囲内で等しいと判断された場合(S409:YES)、制御部30は送風を停止させ(ステップS419)、処理をステップS408へ戻す。制御部30は、操作パネル5にて空調がオフとされるまでステップS408〜S419の処理を繰り返す。
このようにして、携帯機1にて記憶されていた温度変化設定に基づき、空調制御が実行される。温度変化設定の設定情報110を携帯機1にて記憶しておくことで、異なる使用者が車輌Vに乗る場合であっても、各使用者の嗜好に対応する温度変化によって実際に車室内の温度が変化するように適切な調整が実現される。
次に、図5のフローチャートに示した処理手順のうち、操作パネル5にて設定が受け付けられた場合、又は設定が変更された場合の設定情報310を携帯機1へ保存するために行なわれる処理手順について説明する。図6は、実施の形態1における設定情報110,310の送受信の手順の一例を示すフローチャートである。図6のフローチャートに示す処理手順は、携帯機1にて、操作部14により車輌Vのドアの施錠ボタンが押下されたことが検知された場合、以下の処理が開始される。
携帯機1の制御部10は、施錠指示信号を送信部12から送信する(ステップS105)。
BCMユニット2では受信部21にて施錠指示信号を受信すると(ステップS211)、制御部20は受信された施錠指示信号に基づき認証処理を行なう(ステップS212)。制御部20は、ステップS212にて認証に成功したか否かを判断し(ステップS213)、認証に成功したと判断された場合(S213:YES)、ドアロックを施錠させるべく各アクチュエータを制御する(ステップS214)。そして制御部20は、設定情報310の送信依頼を車内通信部23からHVACユニット3へ向けて送信する(ステップS215)。
HVACユニット3では通信部32により送信依頼を受信すると(S303)、制御部30がこれを検知して設定情報310を記憶部31から読み出し(ステップS304)、設定情報310をBCMユニット2へ送信し(ステップS305)、施錠時の処理を終了する。
BCMユニット2の制御部20は、車内通信部23にて設定情報310を受信するとこれを送信部22から転送し(ステップS216)、施錠時の処理を終了する。
携帯機1では、送信された設定情報310を受信部13により受信すると(ステップS106)、記憶部11の設定情報110に書き換えて記憶し(ステップS107)、施錠時の処理を終了する。
ステップS213にて認証が失敗したと判断された場合(S213:NO)、ステップS214〜S216の処理は行なわれずに処理が終了する。したがってこの場合、携帯機1におけるステップS105及びS106の処理も、HVACユニット3におけるステップS303〜S305の処理も行なわれない。
このようにして、設定情報110に対する操作のインタフェースを有さない携帯機1における設定情報110の内容を、車輌Vの操作パネル5を介して変更することが可能である。
このように携帯機1に設定情報110を記憶しておき、HVACユニット3へ送信してこれを使用する構成により、異なる運転者、同乗者が乗る場合、各自異なる携帯機1を所持させることで、異なる携帯機1毎に異なる設定の温度変化による空調が実現できる。これにより、運転者及び同乗者(使用者)により快適な車室内空間が提供される。この場合更に、異なる携帯機1毎に、外気温、時間帯等の情報と、操作パネル5にて受け付けた設定とを組み合わせた学習を行ない、その学習を携帯機1毎に設定情報110,310に記録することでよりきめ細やかな制御も可能となる。
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2における携帯機1の内部構成を示すブロック図である。実施の形態2における車載空調システム100の構成は、携帯機1の構成及び詳細な処理が異なる以外は実施の形態1と同様である。したがって、実施の形態2における車載空調システム100の構成の内、実施の形態1と共通する構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態2における携帯機1は、制御部10、記憶部11、送信部12、受信部13及び操作部14を備えるほか、更に周辺温度を測定する温度センサ15を備える。制御部10は温度センサ15から適宜、携帯機1周辺の温度を取得することができる。
実施の形態2では携帯機1の温度センサ15にて測定された外気温度を、空調制御開始時の車室内温度に代替して扱う(図5のステップS401にて携帯機1で測定された外気温度を用いる)。
携帯機1の温度センサ15にて測定された外気温度を空調制御に用いるための送受信処理についてフローチャートを参照して説明する。図8は、実施の形態2における情報の処理手順の一例を示すフローチャートである。携帯機1の操作部14により車輌Vのドアの開錠ボタンが押下されたことが検知された場合、以下の処理が開始される。なお図8のフローチャートに示す処理手順の内、実施の形態1の図4のフローチャートに示した処理手順と共通する処理には同一のステップ番号を付して詳細な説明は省略する。
携帯機1の制御部10はまず、温度センサ15にて測定を実施し(ステップS111)、そして記憶部11に設定情報110が記憶されており、その設定が有効となっているか否かを判断する(S101)。そして設定情報110が記憶されており、設定が有効であると判断された場合には(S101:YES)、制御部10はステップS102で読み出した設定情報と共に、測定された温度の情報を開錠指示信号と共にBCMユニット2へ送信し(ステップS113)、開錠時の処理を終了する。
BCMユニット2では、ステップS206にて一時記憶した情報に設定情報110が含まれていると判断された場合には(S206:YES)、設定情報110と共に一時記憶されてある温度の情報を車内通信部23からHVACユニット3へ送信し(ステップS217)、開錠時の処理を終了する。
そしてHVACユニット3では、設定情報110と共に温度の情報を受信し(ステップS311)、設定情報110を記憶部31に設定情報310として記憶すると共に、受信した温度の情報も外気温度として記憶し(ステップS312)、施錠時の処理を終了する。
このように、携帯機1に温度センサ15を設けてこれを空調制御に用いることで、冬期は外気が冷たい場合には車室内をより急速に温め、夏期は外気が暑い場合には車室内をより急速に冷却するなど使用者の快適度の向上を図る。車輌Vが車庫内、屋内駐車場内に停められている場合、車室内温度を基準とするよりも、携帯機1を所持する使用者がいる場所の温度を基準とすることで、より快適度が向上することが期待される。
実施の形態1及び2では、携帯機1から設定情報110が送信される構成とした。しかしながら、携帯機1からは識別子及び認証用の固有鍵が送信されるのみであってもよい。この場合、HVACユニット3の記憶部31に、異なる携帯機1の識別情報夫々に対応付けて設定情報を記憶しておき、BCMユニット2にて携帯機1を識別して認証した場合に携帯機1の識別情報をHVACユニット3へ送信し、HVACユニット3が対応する設定情報を読み出して制御に用いる。この場合、携帯機1との連携によって使用者毎に異なる温度変化設定での空調制御が実現でき、更に携帯機1の記憶部11の記憶容量を節約することも可能である。
また実施の形態1及び2における携帯機1は、FOB型の電子キーに限られず、BCMユニット2と無線通信が可能であって、記憶部を有していれば所謂スマートフォン等の携帯型の通信装置であってもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 携帯機
10 制御部
11 記憶部
110 設定情報
12 送信部
13 受信部
14 操作部
15 温度センサ
2 BCMユニット
20 制御部
21 受信部
22 送信部
23 車内通信部
300 HVACシステム
3 HVACユニット(空調装置)
30 制御部
31 記憶部
310 設定情報
32 通信部
36 温度センサ
37 イルミネーション
38 制御対象群
4 車内ネットワーク
5 操作パネル

Claims (6)

  1. 設定温度に基づいて車輌の車室内へ送り出す空気の温度を調整する空調装置、及び前記車輌に対応する携帯機を含む車載空調システムであって、
    前記携帯機は、
    車室内温度の変化のパターンを設定した設定情報を記憶してある記憶部と、
    前記設定情報を無線通信により送信する送信部と
    を備え、
    前記空調装置は、
    前記携帯機から送信された前記設定情報を受信する受信部と、
    前記設定情報にて設定されている変化のパターンに基づき前記空気の温度を調整する調整部と
    を備えることを特徴とする車載空調システム。
  2. 前記設定情報は、車室内温度の変化の緩急又は勾配を示す情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載空調システム。
  3. 前記空調装置は、
    温度変化のパターンの設定を受け付ける受付部と、
    該受付部にて受け付けた設定に対応する設定情報を前記携帯機へ送信する送信部と
    を更に備え、
    前記携帯機は、前記送信部から送信された前記設定情報で前記記憶部に記憶されている設定情報を書き換える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車載空調システム。
  4. 前記携帯機の送信部は、前記車輌のドアの開錠に係る信号と共に前記設定情報を送信し、
    前記空調装置の送信部は、前記車輌のドアの施錠に係る信号が車輌にて受信された際に送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の車載空調システム。
  5. 前記携帯機は、
    温度センサを更に備え、
    前記設定情報と共に前記温度センサで測定された外気温度の情報を前記送信部により送信し、
    前記空調装置は、
    前記設定情報と共に前記外気温度の情報を前記受信部により受信し、
    前記調整部は、
    前記温度センサにて検知される温度と、前記設定情報にて設定されている変化のパターンに基づく前記外気温度から前記設定温度までの変化とを比較して前記空気の温度を調整する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の車載空調システム。
  6. 前記携帯機を複数含み、
    前記空調装置は、
    複数の前記携帯機夫々を識別する情報に対応付けて異なる設定情報を記憶する記憶部と、
    前記携帯機から車輌のドアの開錠に係る信号が受信された際に前記携帯機を識別する情報を前記受信部により受信し、対応する設定情報を前記記憶部から読み出す読出部と
    を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の車載空調システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020200999A (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 東日本旅客鉄道株式会社 空調装置の制御システム

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