JP2017170081A - ブラシ - Google Patents
ブラシ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017170081A JP2017170081A JP2016062875A JP2016062875A JP2017170081A JP 2017170081 A JP2017170081 A JP 2017170081A JP 2016062875 A JP2016062875 A JP 2016062875A JP 2016062875 A JP2016062875 A JP 2016062875A JP 2017170081 A JP2017170081 A JP 2017170081A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- shaft
- axial direction
- urging
- biasing member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Brushes (AREA)
Abstract
【課題】 一つのブラシで種々のワークに対応でき、ブラシの交換回数を低減することができると共に、精度の良い仕上げ加工等を実現することができるブラシを提供すること。
【解決手段】 ブラシ1は、回転軸となるシャフト2と、シャフト2の軸方向に所定ピッチで螺旋状に巻き付けられ、且つ、シャフト2の軸方向に伸縮自在に配設されたブラシ部3と、シャフトにおけるブラシ部3の軸方向両端部にそれぞれ配置され、ブラシ部3の端部がそれぞれ固定されると共に、シャフト2の軸方向に対して相対移動可能に設けられた一対のストッパ部4と、シャフト2の軸方向端部付近に配置され、ブラシ部3の軸方向長さが短くなる方向にストッパ部4を付勢する付勢部材としての圧縮コイルバネ6と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 ブラシ1は、回転軸となるシャフト2と、シャフト2の軸方向に所定ピッチで螺旋状に巻き付けられ、且つ、シャフト2の軸方向に伸縮自在に配設されたブラシ部3と、シャフトにおけるブラシ部3の軸方向両端部にそれぞれ配置され、ブラシ部3の端部がそれぞれ固定されると共に、シャフト2の軸方向に対して相対移動可能に設けられた一対のストッパ部4と、シャフト2の軸方向端部付近に配置され、ブラシ部3の軸方向長さが短くなる方向にストッパ部4を付勢する付勢部材としての圧縮コイルバネ6と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、一つのブラシで種々のワークに対応でき、ブラシの交換回数を低減することができると共に、精度の良い仕上げ加工等を実現することができるブラシに関し、また、熟練者でなくても手動式のブラシの押圧力を容易に一定にすることができ、手指の疲労度を軽減することができるブラシに関するものである。
従来より、自動車部品等のワークを研削、研磨、洗浄等する場合に、そのワークの形状や種類等に応じて、ロールブラシやカップブラシ等、電動式の種々のブラシが使用されている。このような従来のロールブラシの一例として、例えば、特許文献1に係るものが提供されている。
このロールブラシは、ブラシ材の基部を樋状チャンネルに保持させて成るチャンネルブラシを、ロールに螺旋巻きして形成して成るロールブラシにおいて、チャンネルブラシの両端にブラシ材を植装しない空チャンネル部を延設し、該空チャンネル部をチャンネルブラシの巻端においてロールに巻き付け溶接したことを特徴とするものである。
このロールブラシは、ブラシ材の基部を樋状チャンネルに保持させて成るチャンネルブラシを、ロールに螺旋巻きして形成して成るロールブラシにおいて、チャンネルブラシの両端にブラシ材を植装しない空チャンネル部を延設し、該空チャンネル部をチャンネルブラシの巻端においてロールに巻き付け溶接したことを特徴とするものである。
このような従来のロールブラシにおいて、ワークの研削量や研磨量は、例えば、ブラシをワークに当接させる際の押圧力を調整することにより設定されていた。このブラシの押圧力は、ブラシ毛素材の種類を変更したり、ブラシの毛量や毛丈を適宜変更することによって設定されていた。また、ワークの加工範囲は、ブラシの当接範囲、すなわちブラシのサイズによって決まるため、加工範囲に応じてサイズの異なるブラシに交換することで対応していた。
また、従来より、上記ワークや各種日用品の加工・洗浄に用いられる手動式のブラシも種々提供されている。
しかしながら、ワークの表面が平坦でなく凹凸が多くある場合には、上記ブラシ毛などの素材を変更するだけでは、上記押圧力の調整に限界があり、その素材変更の選択を誤ると、研削量や研磨量の過不足が生じて精度の良い仕上げ加工が困難となっていた。また、ワークの加工範囲が変わるごとに、対応するサイズのブラシに交換する必要があった。そのため、ワークによっては、ブラシの交換回数が増加し、作業工程が多くなって加工効率が低下するという課題があった。従って、一つのブラシで種々のワークに対応でき、ブラシの交換回数を低減することができると共に、精度の良い仕上げ加工等を実現することができるブラシの提供が望まれていた。
また、上記手動式のブラシにあっては、作業者の力加減次第で押圧力が変化しやすいため、対象物の加工量や洗浄量によっては、作業者に熟練度が要求されたり、手指の疲労度も大きくなりがちであった。そのため、熟練者でなくても手動式のブラシの押圧力を容易に一定にすることができると共に、手指の疲労度を軽減することができるブラシの提供が望まれていた。
本発明は、一つのブラシで種々のワークに対応でき、ブラシの交換回数を低減することができると共に、精度の良い仕上げ加工等を実現することができるブラシを提供することを目的とする。
また、本発明は、熟練者でなくても手動式のブラシの押圧力を容易に一定にすることができると共に、手指の疲労度を軽減することができるブラシを提供することを目的とする。
本発明のブラシは、回転軸となるシャフトと、当該シャフトの軸方向に所定ピッチで螺旋状に巻き付けられ、且つ、当該シャフトの軸方向に伸縮自在に配設されたブラシ部と、前記シャフトにおける前記ブラシ部の軸方向両端部にそれぞれ配置され、当該ブラシ部の端部がそれぞれ固定されると共に、少なくとも一方が当該シャフトの軸方向に対して相対移動可能に設けられた一対のストッパ部と、前記シャフトの軸方向端部付近に配置され、前記ブラシ部の軸方向長さが短くなる方向に前記ストッパ部を付勢する付勢部材と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のブラシは、回転軸となるシャフトの先端部に同軸状に固定される台座部と、当該台座部から前記シャフトの軸方向に延びるブラシ部と、を備えるブラシであって、前記ブラシ部と前記台座部との間には、当該ブラシ部を前記軸方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする。
また、本発明のブラシは、回転軸となるシャフトと、当該シャフトの先端部側に同軸状に配置されるブラシ部と、を備えるブラシであって、前記ブラシ部は、当該ブラシ部を前記シャフトの軸方向に付勢する付勢部材を介して当該シャフトに固定されていることを特徴とする。
また、本発明のブラシは、ブラシ毛を有したブラシ部と、当該ブラシ部を保持する保持部と、当該保持部に設けられ、作業者が把持する把持部と、を備えるブラシであって、前記ブラシ部は、当該ブラシ部を前記ブラシ毛の延びる方向に付勢する付勢部材を介して前記保持部に保持されていることを特徴とする。
また、本発明のブラシは、前記発明において、前記付勢部材は、圧縮コイルバネ、皿バネ、板バネ、波ワッシャー、ゴム、コルク、スポンジのうちのいずれか一つ、又はこれらの任意の組み合わせからなることを特徴とする。
本発明によれば、一つのブラシで種々のワークに対応でき、ブラシの交換回数を低減することができると共に、精度の良い仕上げ加工等を実現することができるブラシを提供することができる。
また、本発明によれば、熟練者でなくても手動式のブラシの押圧力を容易に一定にすることができると共に、手指の疲労度を軽減することができるブラシを提供することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係るブラシ1について図1及び図2を参照しながら詳細に説明する。ブラシ1は、ロールブラシである。図1は、本発明の実施の形態1に係るブラシ1を示す正面図であり、(a)は付勢部材による付勢前の状態を示し、(b)付勢部材による付勢後の状態を示している。図2は、ストッパ部4の近傍を示す部分断面図であり、図1(b)に対応するものである。図3は、波ワッシャー8を備えたブラシ1を示す部分正面図である。
以下、本発明の実施の形態1に係るブラシ1について図1及び図2を参照しながら詳細に説明する。ブラシ1は、ロールブラシである。図1は、本発明の実施の形態1に係るブラシ1を示す正面図であり、(a)は付勢部材による付勢前の状態を示し、(b)付勢部材による付勢後の状態を示している。図2は、ストッパ部4の近傍を示す部分断面図であり、図1(b)に対応するものである。図3は、波ワッシャー8を備えたブラシ1を示す部分正面図である。
図1及び図2に示すように、ブラシ1は、回転軸となるシャフト2と、シャフト2に設けられたブラシ部3と、一対のストッパ部4と、付勢部5を構成する付勢部材としての圧縮コイルバネ6とを備える。
ブラシ部3は、シャフト2の軸方向に所定ピッチで螺旋状に巻き付けられ、且つ、シャフト2の軸方向に伸縮自在に配設されている。なお、ブラシ部3は、周知・慣用技術によって構成されており、例えば、チャンネル金具を用いて長尺状に構成されたブラシ毛の集合体であり、これを螺旋状に捻ってシャフト2の外周面に巻き付けている。
ブラシ部3は、シャフト2の軸方向に所定ピッチで螺旋状に巻き付けられ、且つ、シャフト2の軸方向に伸縮自在に配設されている。なお、ブラシ部3は、周知・慣用技術によって構成されており、例えば、チャンネル金具を用いて長尺状に構成されたブラシ毛の集合体であり、これを螺旋状に捻ってシャフト2の外周面に巻き付けている。
一対のリング状のストッパ部4は、シャフト2におけるブラシ部3の軸方向両端部にそれぞれ配置され、ブラシ部3の端部がそれぞれ固定されると共に、シャフト2の軸方向に対して相対移動可能(スライド移動可能)に設けられている。
図2に示すように、付勢部5は、圧縮コイルバネ6と、一対のバネ保持部材7とを備え、シャフト2の回転装置(図示せず)によって軸方向にスライド移動するようになっている。圧縮コイルバネ6は、シャフト2の軸方向端部付近に配置され、ブラシ部3の軸方向長さが短くなる方向(図1(a)の矢印で示す方向)にストッパ部4を付勢する。バネ保持部材7は、リング状に構成されると共に、圧縮コイルバネ6の軸方向両端部に配置され、シャフト2に対してスライド移動可能に構成されている。
なお、図3に示すように、ブラシ1は、付勢部材として、圧縮コイルバネ6の代わりに波ワッシャー8を備えてもよい。波ワッシャー8は、付勢の際のストロークを小さくできるため、ワークへの当接範囲が小さい場合に特に有効である。
次に、ブラシ1の使用方法を図1を参照しながら説明する。シャフト2の回転装置(図示せず)により付勢部5を軸方向にスライド移動させることによって、ストッパ部4の付勢とその解除とを行う。すなわち、図1(a)に示すように、圧縮コイルバネ6を圧縮し、ブラシ部3の軸方向長さが短くなる方向に一対のストッパ部4を付勢すると、ブラシ部3は軸方向に縮み、密巻き状態となる。これにより、ワーク(図示せず)に当接する範囲を狭くすることができると共に、ワークへの押圧力を高くすることができる。
一方、図1(b)に示すように、圧縮コイルバネ6の圧縮を解除すると、ブラシ部3は軸方向に伸びて元の位置に復帰するため、巻き間隔(ピッチ)が疎になる。これにより、ワーク(図示せず)に当接する範囲を広くすることができると共に、ワークへの押圧力を全体として低くすることができる。
このように、一つのブラシ1でワークとの当接範囲を容易に変更することができると共に、ワークへの押圧力も容易に変更することができる。
一方、図1(b)に示すように、圧縮コイルバネ6の圧縮を解除すると、ブラシ部3は軸方向に伸びて元の位置に復帰するため、巻き間隔(ピッチ)が疎になる。これにより、ワーク(図示せず)に当接する範囲を広くすることができると共に、ワークへの押圧力を全体として低くすることができる。
このように、一つのブラシ1でワークとの当接範囲を容易に変更することができると共に、ワークへの押圧力も容易に変更することができる。
以上に説明した実施の形態1に係るブラシ1によれば、以下に示す各効果が奏される。実施の形態1に係るブラシ1は、回転軸となるシャフト2と、シャフト2に設けられたブラシ部3と、一対のストッパ部4と、付勢部5を構成する付勢部材としての圧縮コイルバネ6とを備える。
そのため、ブラシ部3の巻き状態の疎密を容易に変化させることができ、ワークに対してブラシ部3による適切な押圧力(過不足のないクッション性)を付与することができる。したがって、一つのブラシ1で種々のワークに対応でき、ブラシ1の交換回数を低減することができると共に、精度の良い仕上げ加工等を実現することができる。
そのため、ブラシ部3の巻き状態の疎密を容易に変化させることができ、ワークに対してブラシ部3による適切な押圧力(過不足のないクッション性)を付与することができる。したがって、一つのブラシ1で種々のワークに対応でき、ブラシ1の交換回数を低減することができると共に、精度の良い仕上げ加工等を実現することができる。
ブラシ1は、付勢部材として、圧縮コイルバネ6を備える。そのため、簡易な構成にてブラシ部3の巻き状態の疎密を容易に変化させることができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。他の実施形態については、主として、実施の形態1とは異なる点を中心に説明し、実施の形態1と同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。他の実施の形態において特に説明しない点は、実施の形態1についての説明が適宜適用又は援用される。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係るブラシ1について図4及び図5を参照しながら説明する。ここでは、カップブラシを例にして説明する。図4は、本発明の実施の形態2に係るブラシ1を示す説明図であり、付勢部材として圧縮コイルバネ6を用いた例を示している。図5は、本発明の実施の形態2に係るブラシ1を示す説明図であり、付勢部材として波ワッシャー8を用いた例を示している。
図4に示すように、ブラシ1は、回転軸となるシャフト2の先端部に同軸状に固定される台座部10と、台座部10からシャフト2の軸方向に延びるブラシ部3と、を備える。ブラシ部3と台座部10との間には、ブラシ部3を上記軸方向に付勢する付勢部材としての圧縮コイルバネ6を備える。台座部10は、有底円筒状に形成され、その内部に圧縮コイルバネ6が配設されている。この圧縮コイルバネ6の一端側は、台座部10に固定され、他端側はブラシ部3に固定されている。
次に、本発明の実施の形態2に係るブラシ1について図4及び図5を参照しながら説明する。ここでは、カップブラシを例にして説明する。図4は、本発明の実施の形態2に係るブラシ1を示す説明図であり、付勢部材として圧縮コイルバネ6を用いた例を示している。図5は、本発明の実施の形態2に係るブラシ1を示す説明図であり、付勢部材として波ワッシャー8を用いた例を示している。
図4に示すように、ブラシ1は、回転軸となるシャフト2の先端部に同軸状に固定される台座部10と、台座部10からシャフト2の軸方向に延びるブラシ部3と、を備える。ブラシ部3と台座部10との間には、ブラシ部3を上記軸方向に付勢する付勢部材としての圧縮コイルバネ6を備える。台座部10は、有底円筒状に形成され、その内部に圧縮コイルバネ6が配設されている。この圧縮コイルバネ6の一端側は、台座部10に固定され、他端側はブラシ部3に固定されている。
また、図5に示すブラシ1は、付勢部材として、上記圧縮コイルバネ6の代わりに波ワッシャー8を用いた構成となっている。波ワッシャー8の一方の面は、台座部10に固定され、他方の面はブラシ部3に固定されている。
次に、ブラシ1の使用方法を図4を参照しながら説明する。シャフト2が回転装置(図示せず)により回転し、ブラシ部3がワーク(図示せず)に押圧されると、圧縮コイルバネ6の付勢力(クッション性)により、凹凸のあるワークに対しても適切な押圧力(過不足のないクッション性)を付与することができる。したがって、一つのブラシ1で種々のワークに対応でき、ブラシ1の交換回数を低減することができると共に、精度の良い仕上げ加工等を実現することができる。
また、図5に示すブラシ1についても、波ワッシャー8の付勢力(クッション性)により、上記と同様の作用を期待できる。
また、図5に示すブラシ1についても、波ワッシャー8の付勢力(クッション性)により、上記と同様の作用を期待できる。
以上のように、実施の形態2のブラシ1によれば、以下に示す効果が奏される。すなわち、実施の形態2のブラシ1は、回転軸となるシャフト2の先端部に同軸状に固定される台座部10と、台座部10からシャフト2の軸方向に延びるブラシ部3と、を備える。ブラシ部3と台座部10との間には、ブラシ部3を上記軸方向に付勢する付勢部材としての圧縮コイルバネ6を備える。そのため、一つのブラシ1で種々のワークに対応でき、ブラシ1の交換回数を低減することができると共に、精度の良い仕上げ加工等を実現することができる。また、付勢部材としての波ワッシャー8を備えたブラシ1(図5参照)も上記と同様の効果を期待できる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係るブラシ1について図6及び図7を参照しながら説明する。図6は、本発明の実施の形態3に係るブラシ1を示す説明図であり、セグメントブラシに付勢部材として皿バネ13を用いた例を示している。なお、セグメントブラシとは、金属線部材、合成樹脂製部材、紙部材等のブラシ毛素材からなり、比較的毛丈の長いブラシである。図7は、本発明の実施の形態3に係るブラシ1を示す説明図であり、筒型ブラシに付勢部材として圧縮コイルバネ6を用いた例を示している。
次に、本発明の実施の形態3に係るブラシ1について図6及び図7を参照しながら説明する。図6は、本発明の実施の形態3に係るブラシ1を示す説明図であり、セグメントブラシに付勢部材として皿バネ13を用いた例を示している。なお、セグメントブラシとは、金属線部材、合成樹脂製部材、紙部材等のブラシ毛素材からなり、比較的毛丈の長いブラシである。図7は、本発明の実施の形態3に係るブラシ1を示す説明図であり、筒型ブラシに付勢部材として圧縮コイルバネ6を用いた例を示している。
図6に示すように、ブラシ1は、回転軸となるシャフト(図示せず)の先端部に同軸状に固定される台座部10と、台座部10から上記シャフトの軸方向に延びるブラシ部3と、ブラシ部3を軸方向に所定ピッチで束ねる結束部材11と、を備える。ブラシ部3と台座部10との間には、ブラシ部3を上記軸方向に付勢する付勢部材としての皿バネ13を備える。台座部10は、有底円筒状に形成され、その内部に複数の皿バネ13が配設されている。結束部材11は、例えば、熱収縮性チューブ等で構成され、ブラシ毛が長さ方向に裂けるのを防止する。結束部材11は、ブラシ毛の消耗に伴って順次除去される。
また、図7に示すブラシ1は、付勢部材として、上記皿バネ13の代わりに圧縮コイルバネ6を用いた構成となっている。圧縮コイルバネ6の一端は、台座部10に固定され、他端はブラシ部3に固定されている。
次に、ブラシ1の使用方法を図6を参照しながら説明する。台座部10が回転装置(図示せず)により回転し、ブラシ部3がワーク(図示せず)に押圧されると、皿バネ13の付勢力(クッション性)により、凹凸のあるワークに対しても適切な押圧力(過不足のないクッション性)を付与することができる。したがって、一つのブラシ1で種々のワークに対応でき、ブラシ1の交換回数を低減することができると共に、精度の良い仕上げ加工等を実現することができる。
また、図7に示すブラシ1についても、圧縮コイルバネ6の付勢力(クッション性)により、上記と同様の作用を期待できる。
また、図7に示すブラシ1についても、圧縮コイルバネ6の付勢力(クッション性)により、上記と同様の作用を期待できる。
以上のように、実施の形態3のブラシ1によれば、以下に示す効果が奏される。すなわち、実施の形態3のブラシ1は、回転軸となるシャフトの先端部に同軸状に固定される台座部10と、台座部10からシャフト2の軸方向に延びるブラシ部3と、を備える。ブラシ部3と台座部10との間には、ブラシ部3を上記軸方向に付勢する付勢部材としての皿バネ13を備える。そのため、一つのブラシ1で種々のワークに対応でき、ブラシ1の交換回数を低減することができると共に、精度の良い仕上げ加工等を実現することができる。また、付勢部材としての圧縮コイルバネ6を備えたブラシ1(図7参照)も上記と同様の効果を期待できる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係るブラシ1について図8及び図9を参照しながら説明する。ここでは、捻りブラシを例にして説明する。図8は、本発明の実施の形態4に係るブラシ1を示す説明図であり、付勢部材として圧縮コイルバネ6を用いた例を示している。図9は、本発明の実施の形態4に係るブラシ1を示す説明図であり、付勢部材として皿バネ13を用いた例を示している。
図8に示すように、ブラシ1は、回転軸となるシャフト2と、シャフト2の先端部側に同軸状に配置されるブラシ部3と、を備える。ブラシ部3は、ブラシ部3をシャフト2の軸方向に付勢する付勢部材としての圧縮コイルバネ6を介して、シャフト2に固定されている。圧縮コイルバネ6は露出しており、その先端部はブラシ部3に固定され、後端部はシャフト2に固定されている。この固定は、例えば、溶接や半田付け等による。
次に、本発明の実施の形態4に係るブラシ1について図8及び図9を参照しながら説明する。ここでは、捻りブラシを例にして説明する。図8は、本発明の実施の形態4に係るブラシ1を示す説明図であり、付勢部材として圧縮コイルバネ6を用いた例を示している。図9は、本発明の実施の形態4に係るブラシ1を示す説明図であり、付勢部材として皿バネ13を用いた例を示している。
図8に示すように、ブラシ1は、回転軸となるシャフト2と、シャフト2の先端部側に同軸状に配置されるブラシ部3と、を備える。ブラシ部3は、ブラシ部3をシャフト2の軸方向に付勢する付勢部材としての圧縮コイルバネ6を介して、シャフト2に固定されている。圧縮コイルバネ6は露出しており、その先端部はブラシ部3に固定され、後端部はシャフト2に固定されている。この固定は、例えば、溶接や半田付け等による。
また、図9に示すブラシ1は、付勢部材として、上記圧縮コイルバネ6の代わりに複数の皿バネ13を用いている。皿バネ13は、パイプ状のシャフト2の内部に配設され、固定されている。ブラシ部3の軸部3aの基端部が皿バネ13と連結されている。
次に、ブラシ1の使用方法を図8を参照しながら説明する。シャフト2が回転装置(図示せず)により回転し、ブラシ部3がワーク(図示せず)に押圧されると、圧縮コイルバネ6の付勢力(クッション性)により、凹凸のあるワークに対しても適切な押圧力(過不足のないクッション性)を付与することができる。したがって、一つのブラシ1で種々のワークに対応でき、ブラシ1の交換回数を低減することができると共に、精度の良い仕上げ加工等を実現することができる。
また、図9に示すブラシ1についても、皿バネ13の付勢力(クッション性)により、上記と同様の作用を期待できる。
また、図9に示すブラシ1についても、皿バネ13の付勢力(クッション性)により、上記と同様の作用を期待できる。
以上のように、実施の形態4のブラシ1によれば、以下に示す効果が奏される。すなわち、実施の形態4のブラシ1は、回転軸となるシャフト2と、シャフト2の先端部側に同軸状に配置されるブラシ部3と、を備える。ブラシ部3は、ブラシ部3をシャフト2の軸方向に付勢する付勢部材としての圧縮コイルバネ6を介してシャフト2に固定されている。そのため、一つのブラシ1で種々のワークに対応でき、ブラシ1の交換回数を低減することができると共に、精度の良い仕上げ加工等を実現することができる。また、付勢部材としての皿バネ13を備えたブラシ1(図9参照)も上記と同様の効果を期待できる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5に係るブラシ1について図10〜図12を参照しながら説明する。本実施の形態5においては、例えば、運動靴、食器、ガス器具等の日用品や床等の洗浄に使用される手動式のブラシを例にして説明する。図10〜図12は、本発明の実施の形態5に係る手動式のブラシ1を示す説明図である。
図10〜図12に示すように、ブラシ1は、ブラシ毛を有したブラシ部3と、ブラシ部3を保持する保持部15と、この保持部15に設けられ、作業者が把持する把持部20と、を備える。ブラシ部3は、ブラシ部3を上記ブラシ毛の延びる方向に付勢する付勢部材としての皿バネ13を介して保持部15に保持されている。この皿バネ13は、一対設けられている(一方の皿バネ13は図示せず)。また、図12に示すように、ブラシ部3から上方に延びる軸17は、保持部15によって支持されている。
次に、本発明の実施の形態5に係るブラシ1について図10〜図12を参照しながら説明する。本実施の形態5においては、例えば、運動靴、食器、ガス器具等の日用品や床等の洗浄に使用される手動式のブラシを例にして説明する。図10〜図12は、本発明の実施の形態5に係る手動式のブラシ1を示す説明図である。
図10〜図12に示すように、ブラシ1は、ブラシ毛を有したブラシ部3と、ブラシ部3を保持する保持部15と、この保持部15に設けられ、作業者が把持する把持部20と、を備える。ブラシ部3は、ブラシ部3を上記ブラシ毛の延びる方向に付勢する付勢部材としての皿バネ13を介して保持部15に保持されている。この皿バネ13は、一対設けられている(一方の皿バネ13は図示せず)。また、図12に示すように、ブラシ部3から上方に延びる軸17は、保持部15によって支持されている。
このように構成されたブラシ1を使用すると、付勢部材のクッション性により、作業者の力加減の変動が吸収される。そのため、作業熟練者でなくても対象物への押圧力を一定にすることができる。また、押圧力を一定にできるため、過度に力を加えることも減り、手指の疲労度も軽減される。
以上のように、実施の形態5に係るブラシ1によれば、以下に示す効果が奏される。すなわち、実施の形態5に係るブラシ1は、ブラシ毛を有したブラシ部3と、ブラシ部3を保持する保持部15と、この保持部15に設けられ、作業者が把持する把持部20と、を備える。ブラシ部3は、ブラシ部3を上記ブラシ毛の延びる方向に付勢する付勢部材としての皿バネ13を介して保持部15に保持されている。そのため、熟練者でなくても手動式のブラシ1の押圧力を容易に一定にすることができると共に、手指の疲労度を軽減することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施の形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、前記実施の形態1に係るブラシ1においては、2つのストッパ部4がシャフト2の軸方向に対して相対移動可能に設けられるものとして説明したが、これに制限されず、いずれか一方のストッパ部4がシャフト2の軸方向に対して相対移動可能に設けられてもよい。これにより、ブラシ1の構成を更に簡素化することができる。
また、前記実施の形態1〜5に係るブラシ1においては、付勢部材として圧縮コイルバネ6、波ワッシャー8、皿バネ13を用いるものとして説明したが、これに制限されない。例えば、付勢部材として、圧縮コイルバネ6、皿バネ13、板バネ、波ワッシャー8、ゴム、コルク、スポンジのうちのいずれか一つ、又はこれらの任意の組み合わせからなるものを用いることもできる。これにより、ワークに適した付勢部材を選択することができ、種々のワークに適応することができる。
また、前記実施の形態に係るブラシ1においては、付勢部材を備えるブラシとして、ロールブラシ、カップブラシ、セグメントブラシ、筒型ブラシ、捻りブラシ等を例にして説明したが、これに限定されず、例えば、傘型・平型ブラシ、捻りブラシ、トリバリ治具等、その他の電動式のブラシや手動式のブラシに本発明を適用してもよい。この場合も上記実施の形態で奏した効果と同様の効果を期待できる。
1 ブラシ
2 シャフト
3 ブラシ部
4 ストッパ部
5 付勢部
6 圧縮コイルバネ(付勢部材)
7 バネ保持部材
8 波ワッシャー(付勢部材)
10 台座部
13 皿バネ(付勢部材)
15 保持部
2 シャフト
3 ブラシ部
4 ストッパ部
5 付勢部
6 圧縮コイルバネ(付勢部材)
7 バネ保持部材
8 波ワッシャー(付勢部材)
10 台座部
13 皿バネ(付勢部材)
15 保持部
Claims (5)
- 回転軸となるシャフトと、当該シャフトの軸方向に所定ピッチで螺旋状に巻き付けられ、且つ、当該シャフトの軸方向に伸縮自在に配設されたブラシ部と、前記シャフトにおける前記ブラシ部の軸方向両端部にそれぞれ配置され、当該ブラシ部の端部がそれぞれ固定されると共に、少なくとも一方が当該シャフトの軸方向に対して相対移動可能に設けられた一対のストッパ部と、前記シャフトの軸方向端部付近に配置され、前記ブラシ部の軸方向長さが短くなる方向に前記ストッパ部を付勢する付勢部材と、
を備えることを特徴とするブラシ。 - 回転軸となるシャフトの先端部に同軸状に固定される台座部と、当該台座部から前記シャフトの軸方向に延びるブラシ部と、を備えるブラシであって、
前記ブラシ部と前記台座部との間には、当該ブラシ部を前記軸方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とするブラシ。 - 回転軸となるシャフトと、当該シャフトの先端部側に同軸状に配置されるブラシ部と、を備えるブラシであって、
前記ブラシ部は、当該ブラシ部を前記シャフトの軸方向に付勢する付勢部材を介して当該シャフトに固定されていることを特徴とするブラシ。 - ブラシ毛を有したブラシ部と、当該ブラシ部を保持する保持部と、当該保持部に設けられ、作業者が把持する把持部と、を備えるブラシであって、
前記ブラシ部は、当該ブラシ部を前記ブラシ毛の延びる方向に付勢する付勢部材を介して前記保持部に保持されていることを特徴とするブラシ。 - 前記付勢部材は、圧縮コイルバネ、皿バネ、板バネ、波ワッシャー、ゴム、コルク、スポンジのうちのいずれか一つ、又はこれらの任意の組み合わせからなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016062875A JP2017170081A (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016062875A JP2017170081A (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | ブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017170081A true JP2017170081A (ja) | 2017-09-28 |
Family
ID=59969849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016062875A Pending JP2017170081A (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017170081A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190044843A (ko) * | 2017-10-23 | 2019-05-02 | 유용섭 | 계단 청소솔 모듈 및 이를 구비하는 계단 청소 장치 |
-
2016
- 2016-03-25 JP JP2016062875A patent/JP2017170081A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190044843A (ko) * | 2017-10-23 | 2019-05-02 | 유용섭 | 계단 청소솔 모듈 및 이를 구비하는 계단 청소 장치 |
KR102012090B1 (ko) * | 2017-10-23 | 2019-08-19 | 유용섭 | 계단 청소솔 모듈 및 이를 구비하는 계단 청소 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101346078B (zh) | 针状刷毛及其制造方法 | |
KR20110114567A (ko) | 연삭 및 이와 유사한 공정을 위한 휴대용 기계장치 | |
JP2017170081A (ja) | ブラシ | |
WO2018226768A1 (en) | Rotary brush | |
US1391221A (en) | Brushing or polishing apparatus | |
CN108430265B (zh) | 用于机械地削尖刷毛的方法和磨削设备 | |
US2174385A (en) | Surfacing apparatus | |
JP5316786B2 (ja) | ブラシ装置 | |
CN208961706U (zh) | 一种打磨管件用砂带磨床 | |
CN204621739U (zh) | 砂光机 | |
JP6744465B1 (ja) | 工具ホルダクリーナー | |
JP2007038328A (ja) | 研磨ブラシおよび研磨ブラシ装置 | |
CN204108839U (zh) | 一种珩磨油石修整夹具 | |
CN217071902U (zh) | 一种管道连接件除锈用设备 | |
JP2011152594A (ja) | 金属リングの研削加工方法 | |
JP2020049443A (ja) | ハンドブラシ | |
JP2010089187A (ja) | カップ型ブラシ | |
JP3141853U (ja) | 研磨具及びこの研磨具を用いた研磨装置 | |
JP7283974B2 (ja) | 化粧用器具 | |
JP2013220510A (ja) | 曲面研磨方法および研磨装置 | |
JP5852596B2 (ja) | 研削装置及び研削方法 | |
WO2016002537A1 (ja) | 研磨装置 | |
CN214162520U (zh) | 一种固定套 | |
JP2016221580A (ja) | ブラシ | |
JP4140841B2 (ja) | ゴムローラの研磨装置及び該研磨装置を用いたゴムローラの研磨方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190322 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200206 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200805 |