JP2017169961A - 自走式空気改質機 - Google Patents

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喜田 真史
Masashi Kida
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【課題】空気中の悪臭成分となる特定の有機化合物を分解すると共に、香料成分を放出して快適な環境を提供することができる自走式空気改質機を提供する。【解決手段】吸込口2a及び吹出口2bが形成される筐体2と、筐体内に配置され、吸込口から吹出口へ連通する空気流路10と、空気流路内に配置され、吸込口から吹出口へ空気を導く送風手段20と、空気流路内に配置され、吸込口から導入された空気中の特定の有機化合物を検知するセンサ31,32と、移動手段4a、4bと、移動手段を制御する制御部90と、を備えた自走式空気改質機10であって、センサよりも吹出口側の空気流路内に配置され、特定の有機化合物の化学反応を促進する触媒41,42を有し、制御部は、センサに基づいて空気中の特定成分の濃度が高い場所へ移動するよう移動手段を制御し、触媒は、特定の有機化合物を原料として香料成分を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、室内の空気清浄等に用いられる自走式空気改質機に関する。
従来、家庭、企業、官公庁などの室内の空気を清浄する自走式空気清浄機が知られている(特許文献1)。この自走式空気清浄機は走行輪を有し、部屋内を移動して吸込口から空気を吸い込み、自身の内部の空気流路に配置されたフィルタにより塵埃を分離し、清浄な空気を排気するものである。また、自走式空気清浄機にイオン発生素子を搭載し、放電により空気中の水分子を電離してイオンを発生し、空気を快適に改質することも行われている。
特開2013-231536号公報
しかしながら、従来の空気清浄機は、単に空気中の塵埃等を除去したり、悪臭成分などを活性炭等の脱臭フィルタで除去したり、触媒で分解するだけである。つまり、単に脱臭するのみであり、悪臭が発生する前の空気の状態に戻るだけであるので、人間が快適に感じる環境を提供するには限界がある。
すなわち、本発明は、空気中の悪臭成分となる特定の有機化合物を分解すると共に、香料成分を放出して快適な環境を提供することができる自走式空気改質機の提供を目的とする。
本発明の自走式空気改質機は、吸込口及び吹出口が形成される筐体と、前記筐体内に配置され、前記吸込口から前記吹出口へ連通する空気流路と、前記空気流路内に配置され、前記吸込口から前記吹出口へ空気を導く送風手段と、前記空気流路内に配置され、前記吸込口から導入された空気中の特定の有機化合物を検知するセンサと、移動手段と、前記移動手段を制御する制御部と、を備えた自走式空気改質機であって、前記センサよりも前記吹出口側の前記空気流路内に配置され、前記特定の有機化合物の化学反応を促進する触媒を有し、前記制御部は、前記センサに基づいて空気中の前記特定の有機化合物の濃度が高い場所へ移動するよう前記移動手段を制御し、前記触媒は、前記特定の有機化合物を原料として香料成分を生成する。
この自走式空気改質機によれば、空気中の悪臭成分等である特定の有機化合物から触媒により香料成分を生成するので、悪臭成分を除去分解するだけでなく、人間が快適に感じる香料成分を放出して快適な環境を提供することができる。
本発明の自走式空気改質機において、前記空気流路は、前記センサよりも前記吹出口側で2つの支流路に分岐し、かつ前記吹出口に向かって合流し、前記空気流路の分岐部に配置され、前記2つの支流路のいずれかのみを前記吸込口と連通させる弁と、空気中の有機化学物質を分解する第2の触媒と、第2の香料成分を収容した香り発生部をさらに備え、前記触媒と前記第2の触媒は、それぞれ第1支流路と第2支流路とに配置され、前記香り発生部は前記第2支流路のうち、前記第2の触媒よりも前記吹出口側に配置され、前記制御部は、前記センサに基づき、空気中の前記特定の有機化合物の濃度が閾値以下の場合に、前記第2支流路のみが前記吸込口と連通するよう前記弁を制御すると共に、前記香り発生部から前記第2の香料成分を前記第2支流路に放出してもよい。
この自走式空気改質機によれば、特定の有機化合物の濃度が十分であれば、上述の香料成分を生成する反応を生じさせることができる。又、特定の有機化合物の濃度が少なくて、香料成分を生成する反応が十分に生じない場合であっても、空気中の有機化学物質を第2の触媒で一律に分解する。これにより、悪臭成分を分解すると共に、悪臭成分を分解後の空気に、香り発生部内の第2の香料成分が放出されるので、同様に快適な環境を提供することができる。
この発明によれば、空気中の悪臭成分となる特定の有機化合物を分解すると共に、香料成分を放出して快適な環境を提供することができる自走式空気改質機が得られる。
本発明の実施形態に係る自走式空気改質機の構成を示す斜視図である。 香料成分を生成するエステル化反応を示す模式図である。 制御部による処理フローを示す図である。
以下、図1を参照し、本発明の実施形態に係る自走式空気改質機について説明する。
図1は自走式空気改質機100の構成を示す斜視図である。
自走式空気改質機100は、4輪を有する車両の形態をなし、略箱型をなして吸込口2a及び吹出口2bが形成される筐体2と、4個の車輪(移動手段)4a、4bと、筐体2内に配置されて吸込口2aから吹出口2bへ連通する空気流路10(11、12)と、空気流路10内に配置されるファン(送風手段)20と、センサ31,32と、触媒41、42と、マイコン等からなる制御部90と、を備える。
さらに、自走式空気改質機100は、空気流路10の分岐部に配置された弁60と、第2の触媒51と、香り発生部52を備える。
4個の車輪(図1では、右側の2つのみ表示)のうち、前輪4aはステアリング機構に取付けられて舵角を与えられ、方向転換を行う。一方、後輪4bは、駆動装置6(図1ではモータ及びバッテリ)に接続されて回転する駆動輪となっている。前輪4aの操舵、及び後輪4bの駆動は制御部90によって制御される。
なお、自走式空気改質機100の前輪4a側を「前方」、後輪4b側を「後方」と称する。
吸込口2aは筐体2の前面に開口し、吹出口2bは筐体2の後方上面に開口している。空気中のゴミ等が空気流路10内に取り込まれることを防止するため、吸込口2aや吹出口2bにフィルタ、網等を取り付けてもよい。
空気流路10は、吸込口2aから後方に向かって筐体2内に延びて弁(電磁弁)60に連通し、さらに弁60から後方に向かって2つの支流路11,12に分岐し、さらに後方で吹出口2bに向かって合流する。各支流路11,12は、筐体2の幅方向に並列して配置されている。
センサ31,32は、吸込口2aと弁60との間の空気流路10に配置されている。このうち、センサ31は、後述するアセトアルデヒド(特許請求の範囲の「特定の有機化合物」に相当、以下、「第1特定成分」という)の有無を検知し、センサ32は、後述するトルエン(特許請求の範囲の「特定の有機化合物」に相当、以下、「第2特定成分」という)の有無を検知する。センサ31,32は、例えば酸化スズ等の酸化物半導体センサからなり、抵抗値の変化が化学物質の種類によって異なることを動作原理としている。そして、酸化スズにPt,Pd等を添加したり、添加元素の量を変えることで、特定の有機化合物(有機化学物質)の有無を検知できる。
触媒41、42は、支流路(第1支流路)11に、触媒41が前側になるように配置されている。後述するように、触媒41、42は、それぞれ第1特定成分、第2特定成分の化学反応を促進する。
なお、本実施形態では、触媒41は、酢酸コバルト又は酢酸マンガンからなり、アセトアルデヒドを酢酸に分解可能である。又、触媒42は、パラジウムとビスマスをシリカに担持してなり、酢酸とトルエンから酢酸ベンジルを生成可能である。
触媒51及び香り発生部52は、支流路(第2支流路)12に、触媒51が前側になるように配置されている。触媒51、42は、空気中の有機化学物質を、上述の特定の有機化合物か否かに関わらず一律に分解する。
なお、本実施形態では、触媒51は、Ptをアルミナに担持してなる。
又、香り発生部52は、開閉する蓋を有する容器をなし、第2の香料成分を収容する。第2の香料成分は、例えば芳香剤を含むゼリー状になっていて、香り発生部52の蓋を開けることにより、第2支流路内に第2の香料成分が放出するようになっている。香料成分及び第2の香料成分とは、香気を持った有機化学物質またはそれらの集合体であり、天然香料と合成香料のいずれでもよい。
次に、図1〜図3を参照し、制御部90による自走式空気改質機100の動作について説明する。
まず、制御部90は、吸込口2aから導入した空気中の第1特定成分(アセトアルデヒド)及び第2特定成分(トルエン)の有無をセンサ31,32で検知する(図3のステップS2)。そして、センサ31,32による検知濃度が高くなる場所へ移動するフィードバック制御を行う(図3のステップS4)。
次に、制御部90は、第1特定成分及び第2特定成分の濃度がそれぞれ所定の閾値を超えたか否かを判定する(図3のステップS6)。ステップS6の処理は、例えばステップS4で最も濃度が高くなったと判断した場所で所定時間待機してから行うことができる。
ステップS6で「Yes」であれば、制御部90は、弁60を第1支流路11側に開く(図3のステップS8)。弁60を第1支流路11側に開くとは、第1支流路11と吸込口2aとを連通させ、吸込口2aから導入した空気が第1支流路11のみに流れるようにすることである。
すると、図1に示すように、空気Aは第1支流路11内でまず触媒41と接触した後、触媒42と接触し、ファン20により吹出口2bから外部に吹き出す。
この時、図2に示すように、空気中の第1特定成分(アセトアルデヒド)が触媒41で酸化されて酢酸に変化する。一方、空気中の第2特定成分(トルエン)は触媒41と反応せずに素通りする。このようにして、酢酸とトルエンが触媒42に接触すると、トルエンのエステル化反応が生じて酢酸ベンジルが生成する。酢酸ベンジルは桃の香りを持つ香料成分であり、このようにして生成した香料成分C(図1参照)が空気中に放出されるので、快適な環境を提供することができる。
一方、ステップS6で「No」であれば、制御部90は、弁60を第2支流路12側に開き(図3のステップS10)、さらに香り発生部52の蓋を開く(同ステップS12)。ステップS6で「No」の場合とは、第1特定成分と第2特定成分の少なくとも一方の濃度が所定の閾値以下であり、上記した図2のエステル化反応(香料成分を生成する反応)が十分に生じない場合である。
すると、図1に示すように、空気Bは第2支流路12で触媒51と接触した後、香り発生部52を経て、ファン20により吹出口2bから外部に吹き出す。
この時、空気中の有機化学物質を、上述の特定の有機化合物か否かに関わらず一律に分解するので、悪臭成分を分解する。さらに、悪臭成分を分解後の空気に、香り発生部52内の第2の香料成分Dが放出されるので、快適な環境を提供することができる。
以後、終了指示(図3のステップS14)があるまで、ステップS2に戻って処理を繰り返す。
本発明は上記した実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
移動手段としては、車輪の他、無限軌道、回転翼や固定翼を持つ飛行体とすることができる。
香料成分を生成する反応は、上記エステル化反応に限られず、1つの触媒で反応するものも含む。
2 筐体
2a 吸込口
2b 吹出口
4a、4b 移動手段
10(11、12) 空気流路
11 第1支流路
12 第2支流路
20 ファン(送風手段)
31,32 センサ
41,42 触媒
51 第2の触媒
52 香り発生部
60 弁
90 制御部
100 自走式空気改質機

Claims (2)

  1. 吸込口及び吹出口が形成される筐体と、
    前記筐体内に配置され、前記吸込口から前記吹出口へ連通する空気流路と、
    前記空気流路内に配置され、前記吸込口から前記吹出口へ空気を導く送風手段と、
    前記空気流路内に配置され、前記吸込口から導入された空気中の特定の有機化合物を検知するセンサと、
    移動手段と、
    前記移動手段を制御する制御部と、を備えた自走式空気改質機であって、
    前記センサよりも前記吹出口側の前記空気流路内に配置され、前記特定の有機化合物の化学反応を促進する触媒を有し、
    前記制御部は、前記センサに基づいて空気中の前記特定成分の濃度が高い場所へ移動するよう前記移動手段を制御し、
    前記触媒は、前記特定の有機化合物を原料として香料成分を生成する自走式空気改質機。
  2. 前記空気流路は、前記センサよりも前記吹出口側で2つの支流路に分岐し、かつ前記吹出口に向かって合流し、
    前記空気流路の分岐部に配置され、前記2つの支流路のいずれかのみを前記吸込口と連通させる弁と、
    空気中の有機化学物質を分解する第2の触媒と、
    第2の香料成分を収容した香り発生部をさらに備え、
    前記触媒と前記第2の触媒は、それぞれ第1支流路と第2支流路とに配置され、
    前記香り発生部は前記第2支流路のうち、前記第2の触媒よりも前記吹出口側に配置され、
    前記制御部は、前記センサに基づき、空気中の前記特定の有機化合物の濃度が閾値以下の場合に、前記第2支流路のみが前記吸込口と連通するよう前記弁を制御すると共に、前記香り発生部から前記第2の香料成分を前記第2支流路に放出する請求項1記載の自走式空気改質機。
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