JP2017169817A - 流路封止部材および血液バッグシステム - Google Patents

流路封止部材および血液バッグシステム Download PDF

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Abstract

【課題】破断し忘れを簡単に確認できる流路封止部材およびそれを有する血液バッグシステムを提供する。【解決手段】チューブ2とチューブ内に設置される破断部材3とからなる流路封止部材1であって、破断部材3は、チューブ2の内面に固定され、両端が開口形成された筒状の固定基部7と、チューブ2と隙間を形成し、固定基部7の下流側の開口端を閉塞する閉塞部5と、固定基部7と閉塞部5との間に形成される薄肉部6と、を有し、閉塞部5は、固定基部7の軸方向に対して、固定基部7から薄肉部6を介して下流側に向かって傾斜して形成され、破断部材3は、予め前記チューブ内の流路を塞ぐように設置され、薄肉部6の破断により流路を開通させる。【選択図】図1

Description

本発明は、血液等の医療用液体の流路を予め塞ぎ、必要に応じて破断操作によって開通させる流路封止部材およびそれを有する血液バッグシステムに関する。
血液バッグシステムにおいては、バッグとチューブの連結に流路封止部材が採用されている。そして、血液バッグシステムにおいては、バッグに連結された流路封止部材を破断することによって、流路を開通させ、閉塞状態にあったバッグやチューブを開通させる。それによって、血液成分が収容された収容バッグから他の保存バッグへ血液成分を移行させたり、薬液バッグから収容バッグに薬液を添加することが行われている。
このような流路封止部材として、特許文献1には、筒状の固定基部と、固定基部の開口端を閉塞する閉塞部と、固定基部と閉塞部との間に形成される破断部と、を備え、予め流路を塞ぐように設置され、破断部の破断により固定基部の開口端が開口し、流路が開通する流路封止部材が記載されている。
また、特許文献2には、胴部と羽根部が薄肉部を介して一体に形成され、予め流路を塞ぐように設置され、薄肉部の破断によって胴部の端部が開口し、流路が開通する流路封止部材が記載されている。
特開2009−125525号公報 特許第3429900号公報
一方、血液成分の移行および薬液の添加等の分離操作を自動で行う分離装置の普及により、流路封止部材の破断操作のし忘れ、具体的には破断部または薄肉部での流路封止部材の折り忘れが問題になってきている。そして、流路封止部材の折り忘れによって、流路が開通しないため、収容バッグあるいは薬液バッグ内の圧力が上昇し、分離装置が圧力異常で停止する等のことが発生する。また、血液成分の移行に先立って行われる収容バッグ内のエアー抜きができないため、収容された血液成分にエアーが混入し、再遠心分離等の追加操作が必要となったり、血液バッグシステムで最終的に製造される血液製剤の品質が低下する等の不具合が生じる。
このような問題を解決するため、流路封止部材の折り忘れを防止する冶具や、圧力変化の有無で流路の開通を検出する機構、自動折り機構等が普及してきている。しかしながら、折り忘れ防止冶具だけでは流路封止部材の折り忘れの可能性はなくならず、圧力変化の検出や自動折り機構は、専用の機器が必要となり、使用できる場面が限られるという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題を解決すべく創案されたもので、その課題は破断し忘れを簡単に確認できる流路封止部材およびそれを有する血液バッグシステムを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明に係る流路封止部材は、可撓性チューブと、前記チューブ内に設置される破断部材とからなる流路封止部材であって、前記破断部材は、前記チューブの内面に固定され、両端が開口形成された筒状の固定基部と、前記チューブと隙間を形成し、前記固定基部の下流側の開口端を閉塞する閉塞部と、前記固定基部と前記閉塞部との間に形成される薄肉部と、を有し、前記閉塞部は、前記固定基部の軸方向に対して、前記固定基部から薄肉部を介して下流側に向かって傾斜して形成され、前記破断部材は、予め前記チューブ内の流路を塞ぐように設置され、前記薄肉部の破断により流路を開通させることを特徴とする。また、本発明に係る流路封止部材は、前記開口端が、前記固定基部の軸方向と直交する面に対して、傾斜するように配置されていることが好ましい。さらに、本発明に係る流路封止部材は、前記チューブが、前記薄肉部の破断により、屈曲形状から直線形状へとすることが可能であることが好ましい。
本発明に係る流路封止部材によれば、固定基部から薄肉部を介して傾斜して形成される閉塞部を有する破断部材がチューブ内に設置されているため、破断部材を覆うチューブは、薄肉部の破断前は屈曲した破断部材の形状にそって屈曲形状となる。そして、薄肉部の破断後は、固定基部と閉塞部との結合力が小さくなるため、破断部材の形状保持力よりもチューブの復元力の方が大きくなる。その結果、破断部材を覆うチューブは、直線形状となる。このように、薄肉部の破断前後で、チューブ形状が大きく異なるため、流路封止部材の破断の有無を視認しやすくなる。
本発明に係る血液バッグシステムは、血液を収容する収容バッグと、前記収容バッグに収容された血液から遠心分離によって分離された血液成分の一部を保存する保存バッグと、前記収容バッグに収容された血液から遠心分離よって分離された血液成分の一部に添加する薬液が予め収容された薬液バッグと、一端が第1封止部材を介して前記収容バッグに接続され、他端が前記保存バッグに接続される第1チューブと、一端が前記第1チューブの途中に接続された分岐管に接続され、他端が第2封止部材を介して前記薬液バッグに接続される第2チューブと、を有し、前記第1封止部材および第2封止部材が前記流路封止部材であることを特徴とする。
本発明に係る血液バッグシステムによれば、前記第1封止部材および第2封止部材が前記流路封止部材であることによって、薄肉部の破断前後で、チューブ形状が大きく異なるため、第1封止部材および第2封止部材の破断の有無が視認しやすくなる。
本発明に係る流路封止部材およびそれを有する血液バッグシステムによれば、流路封止部材の破断し忘れを簡単に確認できる。その結果、血液を遠心分離することによって血液製剤を製造する際に、分離装置が停止したり、再遠心分離等の追加操作が必要となったり、製造される血液製剤の品質が低下する等の不具合が生じない。
本発明に係る流路封止部材の構成を示す斜視図である。 図1の流路封止部材を構成するチューブの断面図である。 図2のチューブにおけるX−X線断面図である。 図1の流路封止部材の破断前の状態を示す断面図である。 図1の流路封止部材の破断後の状態を示す断面図である。 図1の流路封止部材を有する血液バッグシステムの構成を示す概略図である。 図6の血液バッグシステムを用いる分離装置の構成を示す概略図である。 図6の血液バッグシステムを用いる遠心分離移送装置の構成の一部を示す概略図である。 図8の遠心分離装置における遠心工程中の血液バッグシステムの状態を示す模式図である。
本発明に係る流路封止部材の実施形態について、図面を参照してに説明する。
図1に示すように、流路封止部材1は、チューブ2と、破断部材3と、を有する。以下、各構成について説明する。なお、本発明において、血液の流入側を上流側、血液の流出側を下流側とする。
チューブ2は、図1〜図3に示すように、破断部材3の外周面を覆う円筒形状のチューブで、その内腔が医療用液体の流路となる。そして、チューブ2は、図4、図5に示すように、その内面には流路を塞ぐように破断部材3が固定されている。そして、チューブ2は、その内面に破断部材3の挿入固定前には軸方向に直線形状を有し、挿入固定後は屈曲形状の破断部材3に沿って変形する。また、チューブ2は、その外面から押圧によって破断部材3を破断可能である必要がある。したがって、チューブ2は、可撓性を有するチューブからなる。チューブ2は、軟質の塩化ビニル樹脂、熱可塑性エラストマ-などの可撓性樹脂材料からなることが好ましい。
また、チューブ2は、図2、図3に示すように、その内面に突出する複数のリブ4を有する。これらのリブ4は、破断部材3の破断によってチューブ2内の流路が開通した際、破断部材3の一部である閉塞部5が下流側に流されるのを防止する機能を有する。さらに、チューブ2は、屈曲形状の破断部材3に沿って変形しやすくするために、破断部材3の屈曲部である薄肉部6に相当する位置のチューブ肉厚を薄肉にすることが好ましい。
破断部材3は、図4、図5に示すように、固定基部7と、閉塞部5と、固定基部7と閉塞部5との間に形成された薄肉部6と、を有し、一体となっていることが好ましい。また、破断部材3は、チューブ外面側から押圧によって薄肉部6が容易に破断可能なように、硬質樹脂からなることが好ましい。
固定基部7は、内部に流路が形成されて両端が開口する筒状体であって、下流側に向かって細径となるように傾斜面8が形成された円錐台形状を有することが好ましい。そして、固定基部7は、チューブ2の内面に液密に固定されている。また、固定基部7は、その開口端9が、固定基部7の軸方向と直交する面に対して、傾斜するように配置されていることが好ましい。それによって、薄肉部6の破断後の医療用液体の下流側への流路が確保できる。なお、固定基部7の形状としては、上記円錐形状に限定されるものではなく、多角錐形状であっても良い。
閉塞部5は、固定基部7の下流側の開口端9を閉塞する端面10を有する棒状体であって、チューブ2の内面と隙間を形成するように、薄肉部6を介して固定基部7に結合されている。また、閉塞部5は、図1に示すように、その正面側および背面側に傾斜面11を形成することによって、その中央部から下流側の端部に向かって扁平形状に形成されている。さらに、閉塞部5は、下流側の端部の両側に凸部12が隙間13を開けて形成されている。そして、閉塞部5に傾斜面11および隙間13が形成されていることによって、破断部材3の破断によって開通された流路内での血液の流れをよりスムーズにすることが可能となる。
薄肉部6は、固定基部7と閉塞部5との間に形成され、破断部材3の破断操作、具体的には固定基部7から閉塞部5を折る操作によって、破断する部位である。そして、薄肉部6の破断によって、閉塞部5によって閉塞されていた固定基部7の開口端9が開口し、チューブ内での流路が開通する。薄肉部6の肉厚は、0.1〜0.5mmであることが好ましい。肉厚が0.1mm未満であると、破断部材3の製造時に薄肉部6が破断する恐れがあり、また、製造が困難であるため、好ましくない。また、肉厚が0.5mmを超えると、薄肉部6の破断に大きな力が必要となり、実用的でないため、好ましくない。
破断部材3においては、閉塞部5は、固定基部7の軸方向に対して、固定基部7から薄肉部6を介して下流側に向かって傾斜して形成されている。そして、閉塞部5の軸方向の傾斜角度は、固定基部7の軸方向に対して15〜75度であることが好ましく、30〜60度であることがさらに好ましい。傾斜角度が15度未満であると、薄肉部6の破断に大きな力が必要となり、実用的でないため、好ましくない。傾斜角度が75度を超えると、破断部材3の製造時に薄肉部6が破断する恐れがあり、また、製造が困難であるため、好ましくない。
流路封止部材1においては、チューブ2は、薄肉部6の破断前は破断部材3の形状に沿って軸方向に屈曲した形状となり、薄肉部6の破断後はチューブ2の復元力によって軸方向に直線形状となる。このように、薄肉部6の破断前後でチューブ2の形状が大きく異なるため、流路封止部材1の破断の有無を視認しやすくなる。
次に、本発明に係る血液バッグシステムについて、図面を参照して説明する。
図6に示すように、血液バッグシステム21は、収容バッグ22と、保存バッグ23と、薬液バッグ24と、第1チューブ25と、第2チューブ26と、第1封止部材27と、第2封止部材28と、を有する。以下、各構成について説明する。
収容バッグ22、保存バッグ23、薬液バッグ24は、ポリ塩化ビニル等の軟質樹脂製のシート材を重ね、その周縁を融着または接着し、袋状に構成されたバッグである。
収容バッグ22は、その端部に軟質樹脂製の採液チューブ29が接続され、採液チューブ29を介して血液が採取されるバッグである。ここで、血液は、全血、または、全血から白血球、血小板等の不要物を除去した血液である。また、収容バッグ22は、収容された血液を遠心分離することによって得られる血液成分の一部、例えば濃厚赤血球等を保存するバッグである。保存バッグ23は、遠心分離することによって得られる血液成分の一部、例えば血漿等を保存するバッグである。薬液バッグ24は、遠心分離することによって得られる血液成分の一部に添加する薬液M、例えば赤血球保存液、血小板保存液等を予め収容するバッグである。
第1チューブ25、第2チューブ26は、軟質樹脂製のチューブから構成されるものである。第1チューブ25は、一端が第1封止部材27を介して収容バッグ22に接続され、他端が保存バッグ23に接続されもので、収容バッグ22から保存バッグ23に血漿等を移送するチューブである。第2チューブ26は、一端が第1チューブ25の途中に接続された軟質樹脂製の分岐管30に接続され、他端が第2封止部材28を介して薬液バッグ24に接続されるもので、薬液バッグ24から収容バッグ22に赤血球保存液等を移送するチューブである。なお、赤血球保存液等の薬液は、第2チューブ26、分岐管30および第1チューブ25の上流部および第1封止部材27を介して、収容バッグ22の濃厚赤血球等に添加される。
第1封止部材27および第2封止部材28は、脆弱部を破断することによって流路が開通するように構成されたもので、本発明に係る流路封止部材1(図1参照)が用いられる。
それによって、血液バッグシステム21においては、流路封止部材、すなわち第1封止部材27および第2封止部材28の破断の有無が視認しやすくなる。
本発明に係る血液バッグシステム21は、前記構成に加え、特開2013−203659号公報に記載されているように、採液チューブ29の上流側に、ドナーから血液を採取する血液採取部としての採血針、初流血バッグ、採血バッグ等、採取した血液から不要物を除去する前処理部としての血液処理フィルター等を有するものでもよい。
次に、本発明に係る流路封止部材および血液バッグシステムの使用方法について、図面を参照して説明する。血液バッグシシテムの構成については図6を参照する。
まず、遠心分離によって分離された血液成分を自動的にバッグに移送する分離装置に用いる場合について説明する。
図7に示すように、分離装置41は、収容バッグ22が第1押圧部43で加圧制御されるように設置される第1設置室42と、薬液バッグ24が第2押圧部45で加圧制御されるように設置される第2設置室44と、保存バッグ23が設置される第3設置室46と、収容バッグ22、保存バッグ23、薬液バッグ24の各バッグ間を連結する第1チューブ25、第2チューブ26をそれぞれ独立に閉鎖/開通させる第1〜第3クランプ47〜49と、を有する。
分離装置41では、以下の(1)〜(4)を自動的に行うことにより、収容バッグ22に濃厚赤血球製剤、保存バッグ23に血漿製剤が製造される。
(1)採血後の血液バッグシステム21に遠心操作を施した後、収容バッグ22を第1設置室42に、保存バッグ23を第3設置室46に、薬液バッグ24を第2設置室44にセットする。このとき、第1、第2封止部材27、28が破断されて直線形状であることを確認して、収容バッグ22および薬液バッグ24を設置する。第1、第2封止部材27、28の破断の有無を形状で容易に確認できるため、これ以降の分離操作における不具合を未然に防止できる。なお、収容バッグ22においては、採取した血液が3層に分離し、上層にエアー層、中層に血漿層、下層に濃厚赤血球層が分離している。
(2)第1クランプ47が閉状態、第2、第3クランプ48、49が開状態で、収容バッグ22が第1押圧部43で押圧され、上層のエアーが薬液バッグ24に移送される。図示しない光センサー等で血漿層との界面が検出されると、第1押圧部43の押圧が停止する。
(3)第2クランプ48が閉状態、第1、第3クランプ47、49が開状態となり、第1押圧部43による押圧が再開され、収容バッグ22から中層の血漿が保存バッグ23に移送される。図示しない光センサー等で濃厚赤血球層との界面が検出されると、第1押圧部43の押圧が停止する。
(4)第1クランプ47が閉状態、第2、第3クランプ48、49が開状態となり、薬液バッグ24が第2押圧部45で押圧され、薬液バッグ24の薬液(赤血球保存液)Mが収容バッグ22に残存している濃厚赤血球層に移送される。
次に、遠心操作行いながら血液成分のバッグへの移送を自動的に行う遠心分離移送装置に用いる場合について説明する。
図8に示すように、遠心分離移送装置51は、複数のユニット53に区画された遠心ドラム52を有し、各ユニット53には、収容バッグ22が挿入される第1バッグポケット54と、保存バッグ23および薬液バッグ24が挿入される第2バッグポケット55と、第1バッグポケット54の側面側から回転径方向に進退可能な押圧部56と、バッグ間を連結する第1、第2チューブ25、26をそれぞれ独立に閉鎖/開通させる第1、第2クランプ57、58と、を有する。
遠心分離移送装置51では、採血後の血液バッグシステムをユニットにセットする際、第1、第2封止部材27、28が破断されて直線形状であることを確認して、収容バッグ22を第1バッグポケット54に設置し、薬液バッグ24および保存バッグ23を第2バッグポケット55に設置する。特に、薬液バッグ24は、第2封止部材28が破断されていない屈曲形状であると、ポケット幅の狭い第2バッグポケットの壁面に第2封止部材28が引っ掛かり、第2バッグポケット55に設置することができない。このように、第1、第2封止部材27、28の破断の有無を形状で容易に確認できるため、これ以降の分離操作における不具合を未然に防止できる。
次に、図9に示すように、遠心分離移送装置51では、遠心ドラム52を回転させて、収容バッグ22に遠心力を負荷すると、収容バッグ22内の血液は、比重差によって回転半径方向の外側から濃厚赤血球層R、血漿層P、エアー層Aの順に分離される。そして、遠心ドラム52を回転させながら、第1、第2クランプ57、58および押圧部56を制御して、前記(2)〜(4)と同様な操作を自動的に行うことにより、収容バッグ22に濃厚赤血球製剤、保存バッグ23に血漿製剤が製造される。
1 流路封止部材
2 チューブ
3 破断部材
7 固定基部
9 開口端
5 閉塞部
6 薄肉部
22 収容バッグ
23 保存バッグ
24 薬液バッグ
25 第1チューブ
26 第2チューブ
27 第1封止部材
28 第2封止部材

Claims (4)

  1. 可撓性チューブと、前記チューブ内に設置される破断部材とからなる流路封止部材であって、
    前記破断部材は、
    前記チューブの内面に固定され、両端が開口形成された筒状の固定基部と、
    前記チューブと隙間を形成し、前記固定基部の下流側の開口端を閉塞する閉塞部と、
    前記固定基部と前記閉塞部との間に形成される薄肉部と、を有し、
    前記閉塞部は、前記固定基部の軸方向に対して、前記固定基部から薄肉部を介して下流側に向かって傾斜して形成され、
    前記破断部材は、予め前記チューブ内の流路を塞ぐように設置され、前記薄肉部の破断により流路を開通させる
    ことを特徴とする流路封止部材。
  2. 前記開口端は、前記固定基部の軸方向と直交する面に対して、傾斜するように配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の流路封止部材。
  3. 前記チューブは、前記薄肉部の破断により、屈曲形状から直線形状へとすることが可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の流路封止部材。
  4. 血液を収容する収容バッグと、
    前記収容バッグに収容された血液から遠心分離によって分離された血液成分の一部を保存する保存バッグと、
    前記収容バッグに収容された血液から遠心分離よって分離された血液成分の一部に添加する薬液が予め収容された薬液バッグと、
    一端が第1封止部材を介して前記収容バッグに接続され、他端が前記保存バッグに接続される第1チューブと、
    一端が前記第1チューブの途中に接続された分岐管に接続され、他端が第2封止部材を介して前記薬液バッグに接続される第2チューブと、を有し、
    前記第1封止部材および第2封止部材が請求項1ないし請求項3に記載の流路封止部材であることを特徴とする血液バッグシステム。
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