JP2017169386A5 - - Google Patents

Claims (12)

1. 複数相の巻線から構成される複数の巻線組（２０１，２０２）を有する回転電機（２００）の、各巻線組への通電をそれぞれ制御する複数の制御装置（１１，２１）を備え、前記複数の制御装置の間で互いに信号の送受信を行う制御システム（１００）であって、
   前記複数の制御装置は、それぞれ、
   前記回転電機の駆動制御前に所定のイニシャルチェックを行うイニシャルチェック部（１８，２８）と、
   前記イニシャルチェックが終了したことを示す終了信号の送受信を行う送受信部（１７，２７）と、
   前記イニシャルチェックの実施後に前記回転電機の駆動制御を行う駆動制御部（１６，２６）と、を備え、
   前記駆動制御部は、自己の前記イニシャルチェックを終了し、且つ、前記複数の制御装置のうちの他の制御装置から前記終了信号を取得した場合、前記回転電機の駆動制御を開始し、
   自己の前記イニシャルチェックを終了し、且つ、前記複数の制御装置のうちの他の制御装置から終了信号を取得しない場合、前記イニシャルチェックにおける所定時点から所定時間の経過後に前記回転電機の駆動制御を開始する、制御システム。
2. 前記駆動制御部は、自己の前記イニシャルチェックを終了し、且つ、前記複数の制御装置のうちの他の制御装置から終了信号を取得しない場合、自己の前記イニシャルチェックの開始から所定時間の経過後に前記回転電機の駆動制御を開始する、請求項１に記載の制御システム。
3. 前記送受信部は、前記イニシャルチェックの開始を指示する信号である開始信号を受信し、
   前記イニシャルチェック部は、前記開始信号を受信することにより前記イニシャルチェックを開始する、請求項１または請求項２に記載の制御システム。
4. 前記送受信部は、前記他の制御装置へ前記イニシャルチェックの開始信号を送信し、
   前記イニシャルチェック部は、前記開始信号を送信し、且つ、前記他の制御装置から送信された開始信号を受信した場合に、前記イニシャルチェックを開始する、請求項３に記載の制御システム。
5. 少なくともひとつの前記制御装置の前記送受信部は、前記イニシャルチェックの開始を指示する信号である開始信号を受信し、
   その制御装置の前記イニシャルチェック部は、前記開始信号を受信することにより前記イニシャルチェックを開始し、
   少なくともひとつの前記制御装置の前記送受信部は、前記他の制御装置へ前記イニシャルチェックの開始信号を送信し、
   その制御装置の前記イニシャルチェック部は、前記開始信号を送信してから予め定められた待機時間の経過後に、前記イニシャルチェックを開始する、請求項１または請求項２に記載の制御システム。
6. 前記駆動制御部は、前記他の制御装置から前記終了信号を取得せず前記回転電機の前記駆動制御を開始した場合、前記他の制御装置から終了信号を取得してから前記駆動制御を開始した場合よりも、その駆動制御部により通電制御が行われる前記巻線組の通電量を大きくする、請求項１〜５のいずれか１項に記載の制御システム。
7. 前記駆動制御部は、自己の前記イニシャルチェックが終了せず前記所定時間が経過した場合、前記駆動制御の開始を禁止する、請求項１〜６のいずれか１項に記載の制御システム。
8. 前記駆動制御部は、前記他の制御装置から前記終了信号を取得せず前記回転電機の前記駆動制御を開始した後に、前記他の制御装置から前記終了信号を取得した場合、その駆動制御部により通電制御が行われる前記巻線組の前記通電量を漸減させ、
   前記他の制御装置の前記駆動制御部は、前記所定時間よりも長い時間が経過した後に前記イニシャルチェックを終了した場合、その駆動制御部により通電制御が行われる前記巻線組の前記通電量を漸増させる、請求項６に記載の制御システム。
9. 前記制御装置の各々へ前記開始信号を送信する信号送信器（１０３）をさらに備える、請求項３に記載の制御システム。
10. 前記開始信号は他の制御システムから送信されるものである、請求項３に記載の制御システム。
11. 前記複数の制御装置には、互いに異なる電源（１４，２４）から電力が供給されるものが含まれる、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の制御システム。
12. 前記複数の制御装置には、互いに異なる電源（１４，２４）から電力が供給されるものが含まれ、
    前記信号送信器は、各電源から前記制御装置への電力の供給が開始された場合に、前記開始信号を送信する、請求項９に記載の制御システム。