JP2017168267A - 導電部材、及び、導電部材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】導電性に優れるだけでなく、接合強度にも優れる導電部材、及び、導電部材の製造方法を提供することを課題とする。【解決手段】本発明に係る導電部材10は、6000系のアルミニウム合金からなる第一部材1と、1000系のアルミニウムからなる第二部材2と、第一部材1と第二部材2とが重なる部分において、第一部材1を貫通するように形成されるとともに、第二部材2の内部まで連続して形成される溶接部3と、を備える。また、本発明に係る導電部材10の製造方法は、6000系のアルミニウム合金からなる第一部材1と、1000系のアルミニウムからなる第二部材2と、が重なる部分に、第一部材1側からレーザ又は電子ビームを照射し、第一部材1を貫通し、第二部材2の内部まで連続する溶接部3を形成させる接合工程、を含む。【選択図】図1
Description
本発明は、導電部材、及び、導電部材の製造方法に関するものである。
近年、電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車等が、実際に市場に投入され、自動車市場を牽引している。
このような自動車には、リチウムイオン電池等のセルが搭載されており、各セルを電気的に接続するにあたり、バスバー(bus−bar)と呼ばれる導電部材が使用されている。そして、現在、この導電部材として、導電性の高い銅製又は銅合金製のものを用いるのが一般的である。
このような自動車には、リチウムイオン電池等のセルが搭載されており、各セルを電気的に接続するにあたり、バスバー(bus−bar)と呼ばれる導電部材が使用されている。そして、現在、この導電部材として、導電性の高い銅製又は銅合金製のものを用いるのが一般的である。
しかしながら、近年、自動車の燃費性能を向上させるために、自動車の軽量化、そして、自動車に搭載される部材の軽量化が求められている。
このような事情を勘案し、銅よりも軽量であるアルミニウム又はアルミニウム合金(以下、適宜「アルミニウム材」という)からなる導電部材の創出が検討されている。
このような事情を勘案し、銅よりも軽量であるアルミニウム又はアルミニウム合金(以下、適宜「アルミニウム材」という)からなる導電部材の創出が検討されている。
ここで、導電部材にアルミニウム材を適用するにあたり、成分組成の異なる異種のアルミニウム材について接合した状態での使用が要求される場合がある。
このような場合を想定し、異種のアルミニウム材を接合した導電部材に関する技術が提案されている。
このような場合を想定し、異種のアルミニウム材を接合した導電部材に関する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、電子部品の外部端子に接続される複数の端子部が1000系アルミニウムからなり、これらの端子部間を連繋する本体部が6000系アルミニウム合金からなり、前記端子部と本体部とが摩擦攪拌接合されて一体化してなることを特徴とするバスバーが開示されている。
特許文献1に係る技術は、異種のアルミニウム材を接合する方法として、摩擦撹拌接合を採用している。しかしながら、この摩擦撹拌接合は、接合部分において導電性の低下が認められている。よって、特許文献1に係る技術は、導電部材としての重要な指標の一つである導電性について改善の余地が存在する。
また、特許文献1に係る技術のような異種のアルミニウム材を接合する技術に対しては、当然、優れた接合強度が要求される。
そこで、本発明は、導電性に優れるだけでなく、接合強度にも優れる導電部材、及び、導電部材の製造方法を提供することを課題とする。
すなわち、本発明に係る導電部材は、6000系のアルミニウム合金からなる第一部材と、1000系のアルミニウムからなる第二部材と、前記第一部材と前記第二部材とが重なる部分において、前記第一部材を貫通するように形成されるとともに、前記第二部材の内部まで連続して形成される溶接部と、を備える。
このように、本発明に係る導電部材は、第一部材と第二部材との重なる部分に溶接部を備えることから、当該溶接部において、導電性が低下してしまうおそれはなく、導電部材全体として優れた導電性を発揮することができる。
また、本発明に係る導電部材は、溶接部が、第一部材を貫通するように形成されるとともに、第二部材の内部まで連続して形成されていることから、溶接部は第一部材と第二部材とが十分に撹拌され成分の分布に偏りのない状態になっている。さらに、溶接部の成分組成は、第一部材の成分組成に近くなっている。その結果、本発明に係る導電部材は、優れた接合強度を発揮することができる。
また、本発明に係る導電部材は、溶接部が、第一部材を貫通するように形成されるとともに、第二部材の内部まで連続して形成されていることから、溶接部は第一部材と第二部材とが十分に撹拌され成分の分布に偏りのない状態になっている。さらに、溶接部の成分組成は、第一部材の成分組成に近くなっている。その結果、本発明に係る導電部材は、優れた接合強度を発揮することができる。
また、本発明に係る導電部材は、第一部材と第二部材との重なる部分に溶接部が形成されているという簡易な構成であるため、強度が要求される箇所に第一部材を配置し、導電性が特に要求される箇所や加工性が要求される箇所に第二部材を配置するといったように設計することができる。つまり、本発明に係る導電部材は、導電部材に対するニーズに合わせて自在に設計し対応させることが可能である。
本発明に係る導電部材は、前記第一部材、及び、前記第二部材の少なくとも一方の表面にめっき層を備えていてもよい。
このように、本発明に係る導電部材は、めっき層を備えていても、導電性だけでなく接合強度も優れたものとなる。
このように、本発明に係る導電部材は、めっき層を備えていても、導電性だけでなく接合強度も優れたものとなる。
本発明に係る導電部材の製造方法は、6000系のアルミニウム合金からなる第一部材と、1000系のアルミニウムからなる第二部材と、が重なる部分に、前記第一部材側からレーザ又は電子ビームを照射し、前記第一部材を貫通し、前記第二部材の内部まで連続する溶接部を形成させる接合工程、を含む。
このように、本発明に係る導電部材の製造方法は、第一部材と第二部材との重なる部分に溶接部を形成させることから、当該溶接部において、導電性が低下してしまうおそれのない、優れた導電性を発揮する導電部材を製造することができる。
また、本発明に係る導電部材の製造方法は、第一部材を貫通し、第二部材の内部まで連続する溶接部を形成させることから、溶接部は第一部材と第二部材とが十分に撹拌され成分の分布に偏りのない状態となっている。さらに、溶接部の成分組成は、第一部材の成分組成に近くなっている。その結果、本発明に係る導電部材の製造方法によると、優れた接合強度を発揮する導電部材を製造することができる。
また、本発明に係る導電部材の製造方法は、第一部材を貫通し、第二部材の内部まで連続する溶接部を形成させることから、溶接部は第一部材と第二部材とが十分に撹拌され成分の分布に偏りのない状態となっている。さらに、溶接部の成分組成は、第一部材の成分組成に近くなっている。その結果、本発明に係る導電部材の製造方法によると、優れた接合強度を発揮する導電部材を製造することができる。
なお、特許文献1に係る技術は、摩擦撹拌接合を採用していることから、接合速度が遅いだけでなく、摩擦撹拌接合用の接合ツールの先端部(プローブ)を出し入れする余剰箇所を設ける必要があるため、生産性が悪い。
一方、本発明に係る導電部材の製造方法は、レーザ又は電子ビームを照射することにより溶接部を形成させていることから、摩擦撹拌接合よりも接合速度が速く、また、余剰箇所等も設ける必要がないため、生産性に優れる。
一方、本発明に係る導電部材の製造方法は、レーザ又は電子ビームを照射することにより溶接部を形成させていることから、摩擦撹拌接合よりも接合速度が速く、また、余剰箇所等も設ける必要がないため、生産性に優れる。
本発明に係る導電部材は、所定の溶接部を備えることから、導電性に優れるだけでなく、接合強度にも優れる。
また、本発明に係る導電部材の製造方法は、所定の溶接部を形成させる接合工程を含むことから、導電性に優れるだけでなく、接合強度にも優れる導電部材を製造することができる。
また、本発明に係る導電部材の製造方法は、所定の溶接部を形成させる接合工程を含むことから、導電性に優れるだけでなく、接合強度にも優れる導電部材を製造することができる。
以下、本発明に係る導電部材、及び導電部材の製造方法を実施するための形態について、適宜、図を参照して説明する。
[導電部材]
図1に示すように、本実施形態に係る導電部材10は、第一部材1と、第二部材2と、溶接部3と、を備える。
なお、導電部材とは、複数の部材を電気的に接続する電気接続部材であり、例えば、バスバーである。
以下、本実施形態に係る導電部材を構成する各部材を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る導電部材10は、第一部材1と、第二部材2と、溶接部3と、を備える。
なお、導電部材とは、複数の部材を電気的に接続する電気接続部材であり、例えば、バスバーである。
以下、本実施形態に係る導電部材を構成する各部材を詳細に説明する。
(第一部材)
第一部材は、6000系のアルミニウム合金からなる。ここで、6000系のアルミニウム合金とは、JIS H 4000:2014に記載されている合金番号が6000番台のAl−Mg−Si系合金である。
そして、6000系のアルミニウム合金は、導電性に優れるだけでなく、強度にも優れる。
第一部材は、6000系のアルミニウム合金からなる。ここで、6000系のアルミニウム合金とは、JIS H 4000:2014に記載されている合金番号が6000番台のAl−Mg−Si系合金である。
そして、6000系のアルミニウム合金は、導電性に優れるだけでなく、強度にも優れる。
6000系のアルミニウム合金としては、優れた導電性と強度を発揮するとの観点から、合金番号6101のアルミニウム合金が好ましい。詳細には、合金番号6101のアルミニウム合金は、Si:0.30〜0.7質量%、Fe:0.50質量%以下、Cu:0.10質量%以下、Mn:0.03質量%以下、Mg:0.35〜0.8質量%、Cr:0.03質量%以下、Zn:0.10質量%以下、B:0.06質量%以下、残部がAlおよび不可避的不純物からなる。
なお、6000系のアルミニウム合金の調質は特に限定されないものの、例えば、優れた導電性と強度を発揮するとの観点から、T6(JIS H 0001:1998)が好ましい。
なお、6000系のアルミニウム合金の調質は特に限定されないものの、例えば、優れた導電性と強度を発揮するとの観点から、T6(JIS H 0001:1998)が好ましい。
6000系のアルミニウム合金からなる第一部材は、前記のとおり、導電性に優れるだけでなく強度にも優れることから、導電部材の中でも、強度が要求される箇所に適用することができる。
(第二部材)
第二部材は、1000系のアルミニウムからなる。ここで、1000系のアルミニウムとは、JIS H 4000:2014に記載されている合金番号が1000番台の純アルミニウムである。
そして、1000系のアルミニウムは、6000系のアルミニウム合金よりも導電性が良く、導電性に非常に優れるとともに、加工性にも優れる。
第二部材は、1000系のアルミニウムからなる。ここで、1000系のアルミニウムとは、JIS H 4000:2014に記載されている合金番号が1000番台の純アルミニウムである。
そして、1000系のアルミニウムは、6000系のアルミニウム合金よりも導電性が良く、導電性に非常に優れるとともに、加工性にも優れる。
1000系のアルミニウムとしては、優れた導電性と加工性を発揮するとの観点から、合金番号1050のアルミニウムが好ましい。詳細には、合金番号1050のアルミニウムは、Si:0.25質量%以下、Fe:0.40質量%以下、Cu:0.05質量%以下、Mn:0.05質量%以下、Mg:0.05質量%以下、Zn:0.05質量%以下、V:0.05質量%以下、Ti:0.03質量%以下、Al:99.50質量%以上、残部が不可避的不純物からなる。
なお、1000系のアルミニウムの調質は特に限定されないものの、例えば、材料強度向上の観点から、H24(JIS H 0001:1998)が好ましい。
なお、1000系のアルミニウムの調質は特に限定されないものの、例えば、材料強度向上の観点から、H24(JIS H 0001:1998)が好ましい。
1000系のアルミニウムからなる第二部材は、前記のとおり、導電性に非常に優れるとともに加工性にも優れることから、導電部材の中でも、導電性が特に要求される箇所や加工性が要求される箇所に適用することができる。
(第一部材、第二部材:形状と厚さ)
第一部材と第二部材とは、例えば、公知のバスバーのような板状を呈するが、接続対象となるセル等の電気機器の位置関係等を考慮して、自由に成形されていてよい。
第一部材と第二部材との厚さ(図1のt1、t2)については、特に限定されないが、導電部材としての導電性を確保する観点から、0.2mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましい。また、第一部材と第二部材との厚さについては、軽量化を図る観点から、5mm以下が好ましく、3mm以下がより好ましい。
なお、第一部材と第二部材とは、厚さが同じであっても、異なっていてもよい。また、第一部材、第二部材の各部材の中で、異なる厚さの箇所が存在していてもよい。
第一部材と第二部材とは、例えば、公知のバスバーのような板状を呈するが、接続対象となるセル等の電気機器の位置関係等を考慮して、自由に成形されていてよい。
第一部材と第二部材との厚さ(図1のt1、t2)については、特に限定されないが、導電部材としての導電性を確保する観点から、0.2mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましい。また、第一部材と第二部材との厚さについては、軽量化を図る観点から、5mm以下が好ましく、3mm以下がより好ましい。
なお、第一部材と第二部材とは、厚さが同じであっても、異なっていてもよい。また、第一部材、第二部材の各部材の中で、異なる厚さの箇所が存在していてもよい。
(溶接部)
図1に示すように、溶接部3は、第一部材1と第二部材2との重なる部分において、第一部材1を貫通するように形成されるとともに、第二部材2の内部まで連続して形成される。言い換えると、溶接部3は、第一部材1の一端部(上側端面)から他端部(下側端面)、さらには、当該第一部材1の他端部に対向する第二部材2の一端部(上側端面)から第二部材2の内部にわたって連続して形成される。つまり、溶接部3は、第二部材2を貫通するようには形成されておらず、溶接部3の先端部は第二部材2の他端部(下側端面)には到達していない。
なお、溶接部3は、後記のとおり、レーザ溶接又は電子ビーム溶接によって形成させるのが好ましいが、溶接部3を前記のような構成にできるのであれば、その他の溶接方法で形成させてもよい。
図1に示すように、溶接部3は、第一部材1と第二部材2との重なる部分において、第一部材1を貫通するように形成されるとともに、第二部材2の内部まで連続して形成される。言い換えると、溶接部3は、第一部材1の一端部(上側端面)から他端部(下側端面)、さらには、当該第一部材1の他端部に対向する第二部材2の一端部(上側端面)から第二部材2の内部にわたって連続して形成される。つまり、溶接部3は、第二部材2を貫通するようには形成されておらず、溶接部3の先端部は第二部材2の他端部(下側端面)には到達していない。
なお、溶接部3は、後記のとおり、レーザ溶接又は電子ビーム溶接によって形成させるのが好ましいが、溶接部3を前記のような構成にできるのであれば、その他の溶接方法で形成させてもよい。
溶接部3が、第一部材1を貫通するように形成されるとともに、第二部材2の内部まで連続して形成されることから、溶接部3の内部は、第一部材1と第二部材2との成分が十分に撹拌され、成分の分布に偏りのない状態になっている。さらに、溶接部3の成分組成は、第二部材2の成分組成よりも第一部材1の成分組成(強度に優れる6000系のアルミニウム合金の成分組成)に近くなっている。その結果、溶接部3を介した第一部材1と第二部材2との導電性が良好となるだけでなく、優れた接合強度を発揮することができる。
なお、溶接部3が、第一部材1だけでなく第二部材2をも貫通するように形成されていると、割れの発生する可能性が非常に高くなってしまう。
また、溶接部3が、第二部材2を貫通するように形成されるとともに、第一部材1の内部まで連続して形成される場合(本発明の構成とは逆の場合)、溶接部3の内部は、あまり撹拌されずに、成分の分布に偏りが生じてしまう。また、溶接部3の成分組成は、第一部材1の成分組成よりも第二部材2の成分組成(1000系のアルミニウムの成分組成)に近くなってしまう。したがって、この場合の導電部材の接合強度は、良好ではなくなってしまう。
また、溶接部3が、第二部材2を貫通するように形成されるとともに、第一部材1の内部まで連続して形成される場合(本発明の構成とは逆の場合)、溶接部3の内部は、あまり撹拌されずに、成分の分布に偏りが生じてしまう。また、溶接部3の成分組成は、第一部材1の成分組成よりも第二部材2の成分組成(1000系のアルミニウムの成分組成)に近くなってしまう。したがって、この場合の導電部材の接合強度は、良好ではなくなってしまう。
(溶接部の溶込み深さ)
図1に示す第二部材2内における溶接部3の溶込み深さ(t3)については、接合強度をより確実に確保する観点から、第二部材2の厚み(t2)の20%以上が好ましく、30%以上がより好ましい。
また、第二部材2内における溶接部3の溶込み深さ(t3)は、溶接部3が第二部材2を貫通してしまうことによる割れの発生を抑制する観点から、第二部材2の板厚の90%以下とすることが好ましく、60%以下とすることがより好ましい。
図1に示す第二部材2内における溶接部3の溶込み深さ(t3)については、接合強度をより確実に確保する観点から、第二部材2の厚み(t2)の20%以上が好ましく、30%以上がより好ましい。
また、第二部材2内における溶接部3の溶込み深さ(t3)は、溶接部3が第二部材2を貫通してしまうことによる割れの発生を抑制する観点から、第二部材2の板厚の90%以下とすることが好ましく、60%以下とすることがより好ましい。
なお、図1では、溶接部3は、第一部材1表面に対して垂直に形成されているが、第一部材1表面に対して傾斜するように形成されていてもよい。
(めっき層)
めっき層が、第一部材、及び、第二部材の少なくとも一方の表面に形成されていてもよい。このめっき層については、電気抵抗値があまり高くないものであれば特に限定されないが、例えば、各部材の耐食性を良くするために、Niめっき、Ni−Snめっき(Ni下地Snめっき)を使用することができる。
めっき層が、第一部材、及び、第二部材の少なくとも一方の表面に形成されていてもよい。このめっき層については、電気抵抗値があまり高くないものであれば特に限定されないが、例えば、各部材の耐食性を良くするために、Niめっき、Ni−Snめっき(Ni下地Snめっき)を使用することができる。
次に、本発明に係る導電部材の製造方法について説明する。
[導電部材の製造方法]
本実施形態に係る導電部材の製造方法は、第一部材と第二部材とが重なる部分に、第一部材側からレーザ又は電子ビームを照射し、第一部材を貫通し、第二部材の内部まで連続する溶接部を形成させる接合工程、を含む。
また、本実施形態に係る導電部材の製造方法は、第一部材、及び、第二部材の少なくとも一方の表面にめっき層を形成させるめっき工程を含んでいてもよい。
[導電部材の製造方法]
本実施形態に係る導電部材の製造方法は、第一部材と第二部材とが重なる部分に、第一部材側からレーザ又は電子ビームを照射し、第一部材を貫通し、第二部材の内部まで連続する溶接部を形成させる接合工程、を含む。
また、本実施形態に係る導電部材の製造方法は、第一部材、及び、第二部材の少なくとも一方の表面にめっき層を形成させるめっき工程を含んでいてもよい。
(接合工程)
接合工程は、第一部材と第二部材とが重なる部分に、第一部材側からレーザ又は電子ビームを照射して、両部材を接合する工程である。
つまり、接合方法は、レーザを照射して接合するレーザ溶接であっても、電子ビームを照射して接合する電子ビーム溶接であってもよい。また、レーザ溶接については、ファイバーレーザ溶接、ディスクレーザ溶接、半導体レーザ溶接、炭酸ガスレーザ溶接、YAGレーザ溶接のいずれであってもよい。
接合工程は、第一部材と第二部材とが重なる部分に、第一部材側からレーザ又は電子ビームを照射して、両部材を接合する工程である。
つまり、接合方法は、レーザを照射して接合するレーザ溶接であっても、電子ビームを照射して接合する電子ビーム溶接であってもよい。また、レーザ溶接については、ファイバーレーザ溶接、ディスクレーザ溶接、半導体レーザ溶接、炭酸ガスレーザ溶接、YAGレーザ溶接のいずれであってもよい。
レーザ溶接、電子ビーム溶接の溶接速度、出力、スポット径等の条件は、第一部材を貫通し、第二部材の内部まで連続する溶接部を形成させることができるよう、両部材の厚さ、成分組成等を考慮して、適宜、設定すればよい。
(めっき工程)
めっき工程は、第一部材、及び、第二部材の少なくとも一方の表面にめっき層を形成させる工程である。そして、めっき工程でのめっき処理は、公知の方法で実施すればよい。
また、めっき工程は、通常、接合工程の前に実施されるが、接合工程の後に実施してもよい。
めっき工程は、第一部材、及び、第二部材の少なくとも一方の表面にめっき層を形成させる工程である。そして、めっき工程でのめっき処理は、公知の方法で実施すればよい。
また、めっき工程は、通常、接合工程の前に実施されるが、接合工程の後に実施してもよい。
本発明に係る導電部材の製造方法は、以上説明したとおりであるが、本発明を行うにあたり、前記各工程に悪影響を与えない範囲において、前記各工程の間あるいは前後に、他の工程を含めてもよい。例えば、接合工程の前後に、第一部材や第二部材を所定の大きさに裁断する裁断工程や、所定の形状に加工(曲げ加工、穴抜き加工等)する加工工程を含めてもよい。
なお、第一部材と第二部材とは、公知の板材の製造方法によって製造すればよい。
なお、第一部材と第二部材とは、公知の板材の製造方法によって製造すればよい。
また、前記各工程において、明示していない条件については、従来公知の条件を用いればよく、前記各工程での処理によって得られる効果を奏する限りにおいて、その条件を適宜変更できることは言うまでもない。
次に、本発明に係る導電部材、及び、導電部材の製造方法について、本発明の要件を満たす実施例と本発明の要件を満たさない比較例とを比較して具体的に説明する。
[供試材の作製]
まず、合金番号6101−T6のアルミニウム合金からなる板材(厚さ:0.8mm)と、合金番号1050−H24のアルミニウムからなる板材(厚さ:0.8mm、表1では「1050」と示す)と、を用意した。
なお、合金番号6101−T6のアルミニウム合金からなる板材としては、めっき無しのもの(表1では「6101」と示す)、Niめっき(Ni厚さ:0.7μm)を施したもの(表1では「6101/Ni」と示す)、Ni−Snめっき(下地Ni厚さ:0.7μm、Sn厚さ1.54μm)を施したもの(表1では「6101/Ni−Sn」と示す)の3種を用意した。
まず、合金番号6101−T6のアルミニウム合金からなる板材(厚さ:0.8mm)と、合金番号1050−H24のアルミニウムからなる板材(厚さ:0.8mm、表1では「1050」と示す)と、を用意した。
なお、合金番号6101−T6のアルミニウム合金からなる板材としては、めっき無しのもの(表1では「6101」と示す)、Niめっき(Ni厚さ:0.7μm)を施したもの(表1では「6101/Ni」と示す)、Ni−Snめっき(下地Ni厚さ:0.7μm、Sn厚さ1.54μm)を施したもの(表1では「6101/Ni−Sn」と示す)の3種を用意した。
表1に示す組み合わせで2枚の板材(上板材、下板材)を重ね、上板材側からレーザ溶接を施すことにより、供試材を作製した。
詳細には、断面観察試験用の供試材は、図2に示すように、100mm×50mmの2枚の板材を全体が重なるように重ねて合わせて、レーザ溶接によって、長さが80mmの3つの溶接部を形成することにより作製した。
一方、引張試験用の供試材は、図3に示すように、25mm×100mmの2枚の板材を一部(25mm×25mm)が重なるように重ね合わせて、レーザ溶接によって、供試材の重ね部分中央に長さが20mmの溶接部を形成することにより作製した。
なお、全ての供試材の溶接部は、上板材を貫通するように形成されるとともに、下板材の内部(下板材の上側端面から約0.3mm)まで連続して形成されていた。
詳細には、断面観察試験用の供試材は、図2に示すように、100mm×50mmの2枚の板材を全体が重なるように重ねて合わせて、レーザ溶接によって、長さが80mmの3つの溶接部を形成することにより作製した。
一方、引張試験用の供試材は、図3に示すように、25mm×100mmの2枚の板材を一部(25mm×25mm)が重なるように重ね合わせて、レーザ溶接によって、供試材の重ね部分中央に長さが20mmの溶接部を形成することにより作製した。
なお、全ての供試材の溶接部は、上板材を貫通するように形成されるとともに、下板材の内部(下板材の上側端面から約0.3mm)まで連続して形成されていた。
レーザ溶接は、IPG Photonics社製「YLS−6000−S4」を用いて、レーザスポット径:φ0.3mm、溶接速度:20m/min、レーザ出力:2.0kW、前進角:10°、という条件で実施した。
[評価試験]
(断面観察)
図2に示す断面観察試験用の供試材1〜7の断面(幅方向と平行な方向に切断した供試材の断面)を、電解エッチングによって前処理した後に、光学顕微鏡を用いて溶接ビードの断面形状を確認した。
なお、供試材1〜7の断面のうち、供試材2、3、5、6の溶接部の断面の画像については、図4に示す。
(断面観察)
図2に示す断面観察試験用の供試材1〜7の断面(幅方向と平行な方向に切断した供試材の断面)を、電解エッチングによって前処理した後に、光学顕微鏡を用いて溶接ビードの断面形状を確認した。
なお、供試材1〜7の断面のうち、供試材2、3、5、6の溶接部の断面の画像については、図4に示す。
(引張試験)
図3に示す引張試験用の供試材1〜7を、長手方向の端部から夫々37.5mmの部分をチャッキングし、室温にて引張試験を実施し、最大引張荷重を測定した。なお、クロスヘッド速度は10mm/分で、試験片が破断するまで一定の速度で行った。
図3に示す引張試験用の供試材1〜7を、長手方向の端部から夫々37.5mmの部分をチャッキングし、室温にて引張試験を実施し、最大引張荷重を測定した。なお、クロスヘッド速度は10mm/分で、試験片が破断するまで一定の速度で行った。
[結果の検討]
供試材4、5、6については、上板材(第一部材)が6000系のアルミニウム合金であり、下板材(第二部材)が1000系のアルミニウムであったことから、表2及び図5に示すとおり、優れた接合強度を発揮するという結果となった。そして、供試材4、5、6は、引張試験において、溶接部ではなく板材部分で破断したことからも、溶接部において非常に強固に接合されていたことがわかった。
供試材4、5、6については、上板材(第一部材)が6000系のアルミニウム合金であり、下板材(第二部材)が1000系のアルミニウムであったことから、表2及び図5に示すとおり、優れた接合強度を発揮するという結果となった。そして、供試材4、5、6は、引張試験において、溶接部ではなく板材部分で破断したことからも、溶接部において非常に強固に接合されていたことがわかった。
なお、図4の画像を確認すると明らかなように、供試材5、6の溶接部は、濃いめっきの色が溶接部全体に広がっていることから、上板材の6000系のアルミニウム合金と下板材の1000系のアルミニウムとが十分に撹拌され偏りのない状態になっていることが確認できた。
加えて、供試材4、5、6の溶接部は、強度の優れる上板材の6000系のアルミニウム合金の分量が多くなっていた。
以上の理由により、供試材4、5、6は、最大引張荷重の値が大きくなり、接合強度に優れるという評価となったと考える。
加えて、供試材4、5、6の溶接部は、強度の優れる上板材の6000系のアルミニウム合金の分量が多くなっていた。
以上の理由により、供試材4、5、6は、最大引張荷重の値が大きくなり、接合強度に優れるという評価となったと考える。
一方、供試材1、2、3については、上板材(第一部材)が1000系のアルミニウムであり、下板材(第二部材)が6000系のアルミニウム合金であったことから、表2及び図5に示すとおり、接合強度が低いという結果となった。そして、供試材1、2、3は、引張試験において、溶接部で破断したことからも、溶接部において強固には接合されていなかったことがわかった。
なお、図4の画像を確認すると明らかなように、供試材2、3の溶接部は、濃いめっきの色が溶接部の下側部分に留まってしまっていることから、上板材の1000系のアルミニウムと下板材の6000系のアルミニウム合金とが十分には撹拌されておらず偏りのある状態になっていることが確認できた。
加えて、供試材1、2、3の溶接部は、強度はあまり優れない上板材の1000系のアルミニウムの分量が多くなっていた。
以上の理由により、供試材1、2、3は、最大引張荷重の値がそれほど大きくなく、接合強度は優れないという評価となったと考える。
加えて、供試材1、2、3の溶接部は、強度はあまり優れない上板材の1000系のアルミニウムの分量が多くなっていた。
以上の理由により、供試材1、2、3は、最大引張荷重の値がそれほど大きくなく、接合強度は優れないという評価となったと考える。
また、本発明の要件を満たす供試材4、5、6は、溶接割れもなく、溶接ビード形状も良好であった。加えて、表2及び図5に示すとおり、供試材4、5、6の最大引張荷重の値に差があまりないことから、接合強度に対して、めっきの有無やめっきの種類はほとんど影響を与えないことが確認できた。
なお、本発明の要件を満たす供試材4、5、6は、溶接部を介して上板材(第一部材)と下板材(第二部材)とを溶接していることから、導電性の低下は考えられず、優れた導電性を発揮することは明白である。
なお、本発明の要件を満たす供試材4、5、6は、溶接部を介して上板材(第一部材)と下板材(第二部材)とを溶接していることから、導電性の低下は考えられず、優れた導電性を発揮することは明白である。
参考例として、上板材(第一部材)と下板材(第二部材)とが6000系のアルミニウム合金である供試材7を挙げたが、この供試材7では、導電性や加工性が要求される部分に1000系のアルミニウムを適用するといった対応は不可能である。
以上の結果より、本発明の要件を満たす導電部材は、導電性に優れるだけでなく、接合強度にも優れることがわかった。
1 第一部材
2 第二部材
3 溶接部
10 導電部材
2 第二部材
3 溶接部
10 導電部材
Claims (3)
- 6000系のアルミニウム合金からなる第一部材と、
1000系のアルミニウムからなる第二部材と、
前記第一部材と前記第二部材とが重なる部分において、前記第一部材を貫通するように形成されるとともに、前記第二部材の内部まで連続して形成される溶接部と、
を備えることを特徴とする導電部材。 - 前記第一部材、及び、前記第二部材の少なくとも一方の表面にめっき層を備えることを特徴とする請求項1に記載の導電部材。
- 6000系のアルミニウム合金からなる第一部材と、1000系のアルミニウムからなる第二部材と、が重なる部分に、前記第一部材側からレーザ又は電子ビームを照射し、前記第一部材を貫通し、前記第二部材の内部まで連続する溶接部を形成させる接合工程、を含むことを特徴とする導電部材の製造方法。
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JP2016051391A JP2017168267A (ja) | 2016-03-15 | 2016-03-15 | 導電部材、及び、導電部材の製造方法 |
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ID=59914032
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---|---|---|---|---|
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EP4135119A1 (en) * | 2021-08-06 | 2023-02-15 | Yazaki Corporation | Bus bar |
EP3993945A4 (en) * | 2019-07-05 | 2023-08-02 | Cracon AS | PROCESS OF COMBINING A STACK OF THICK PLATES ONTO AN INTEGRAL WHOLE BY LASER WELDING |
JP7454095B1 (ja) | 2022-09-30 | 2024-03-21 | ジョジアン ジンコ ソーラー カンパニー リミテッド | 光起電力モジュール及び光起電力モジュールの製造方法 |
-
2016
- 2016-03-15 JP JP2016051391A patent/JP2017168267A/ja active Pending
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