JP2017167673A - カード情報生成プログラム、カード情報生成方法、及びカード情報生成装置 - Google Patents

カード情報生成プログラム、カード情報生成方法、及びカード情報生成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、訪れた場所でクレジットカードを利用することにより訪れた場所に結びつくサービスを提供することを目的とする。【解決手段】上記課題は、第1カードを特定するカードIDを受信し、利用ログ情報からカードIDで特定されるカードを利用した店舗の識別子を取得し、店舗データベースから店舗の識別子を用いて店舗の所在地を取得し、店舗の所在地に基づいて、デザインデータベースから第2カードに印刷する候補デザインを取得して、受信したカードIDと取得した候補デザインとを対応付けて候補テーブルに格納し、第1カードの利用者端末に、候補テーブルの候補デザインから第2カードのデザインを選択する選択画面を表示させ、選択されたデザインを含む第2カードを発行する情報を生成する処理をコンピュータに行わせるカード情報生成プログラムにより達成される。【選択図】図1

Description

本発明は、カード情報生成プログラム、カード情報生成方法、及びカード情報生成装置に関する。
生活用品の購入から娯楽関連まで種々の支払が容易であるという利便性から、現金に代わって種々のカードが利用されている。従来から、審査により発行されるクレジットカード、前払いで購入するプリペイドカード等が利用されている。また、近年では、前払いで購入しクレジットカードの利便性を備えたプリペイド型クレジットカードが普及しつつある。
カードにプレミア感を持たせるために、購入時に利用者が選択したデザインをプリペイドカード上にプリントし発行する技術等が知られている。
特開平4−47488号公報
上述した技術は、利用者の好みのデザインを選択する技術であり、デザインの価値によってプリペイドカードに対する利用者の満足度を実現するものである。したがって、利用者の購買意欲は、購入するプリペイドカードに向けられるものであり、クレジットカードの利用を促進するには十分ではない。
したがって、1つの側面では、本発明は、訪れた場所でクレジットカードを利用することにより訪れた場所に結びつくサービスを提供することを目的とする。
一態様によれば、第1カードに対応する第2カードを発行する情報を生成するカード情報生成プログラムであって、前記第1カードを特定するカードIDを受信し、カードを利用した店舗の識別子を含む利用ログ情報から前記カードIDで特定される店舗の識別子を取得し、店舗の識別子に対応づけて該店舗の所在地を格納する店舗データベースから、取得した前記店舗の識別子を用いて該店舗の所在地を取得し、前記店舗の所在地に基づいて、デザイン毎に該デザインを有効にする所在地の範囲を対応付けたデザインデータベースから、前記第2カードに印刷する候補デザインを取得して、受信した前記カードIDと取得した該候補デザインとを対応付けて候補テーブルに格納し、前記第1カードの利用者端末に、前記候補テーブルから該第1カードの前記カードIDに対応付けられた1以上の前記候補デザインから、前記第2カードのデザインを選択する選択画面を表示させ、選択された前記デザインを含む第2カードを発行する情報を生成する処理をコンピュータに行わせるカード情報生成プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するための手段として、カード情報生成方法、及び、カード情報生成装置とすることもできる。
訪れた場所に結びつくサービスを提供することにより、当該サービスを目当てとする訪問先でのカード利用を促進する。
第1実施例におけるシステムの構成例を示す図である。 各装置のハードウェア構成を示す図である。 カード管理DBのデータ構成例を示す図である。 加盟店DBのデータ構成例を示す図である。 利用ログDBのデータ構成例を示す図である。 観光地デザインDBのデータ構成例を示す図である。 候補図テーブルのデータ構成例を示す図である。 第1実施例における処理シーケンスを説明するための図である。 第1実施例における利用管理処理を説明するためのフローチャート図である。 第1実施例におけるデザイン選択処理を説明するためのフローチャート図である。 第1実施例における候補デザイン収集処理を説明するためのフローチャート図である。 第1実施例における利用者通知処理を説明するためのフローチャート図である。 第1実施例におけるカード作成依頼処理を説明するためのフローチャート図である。 案内メールの本文例を示す図である。 デザイン選択画面の例を示す図である。 更新後のカードの例を示す図である。 第2実施例におけるシステムの構成例を示す図である。 第2実施例における処理シーケンスを説明するための図である。 第2実施例におけるサーバで行われるデザイン蓄積処理を説明するための図である。 第2実施例における利用管理処理を説明するためのフローチャート図である。 第2実施例におけるデザイン選択処理を説明するためのフローチャート図である。 第2実施例における利用者通知処理を説明するためのフローチャート図である。 第2実施例におけるカード作成依頼処理を説明するためのフローチャート図である。 第3実施例におけるシステムの構成例を示す図である。 第3実施例における処理シーケンスを説明するための図である。 プリペイドカードDBのデータ構成例を示す図である。 第3実施例におけるサーバで行われるデザイン蓄積処理を説明するための図である。 第3実施例におけるデザイン通知処理を説明するためのフローチャート図である。 第3実施例におけるデザイン選択画面の例を示す図である。 第3実施例におけるデザイン選択画面の例を示す図である。 第3実施例におけるプリペイドカードの例を示す図である。 第3実施例におけるデザイン選択画面の例を示す図である。 複数のデザインが選択され印刷されたカードの例を示す図である。 観光地デザインDBの他のデータ構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。現在、日本国内で発行されている種々のカードは、主には、日本国内に居住する利用者を対象として発行されている。近年、日本へ多くの外国人が観光等で来訪するようになり、外国人による消費に大きな期待が寄せられている。
このような状況において、カード会社等では、比較的容易に購入できるプリペイド型クレジットカードを外国人にも購入して貰うことで、日本国内でのカード発行の市場を拡大したいという要望がある。
特に、2020年開催のオリンピックに向け、入国される外国人にカード契約を促すため、「この場所に来た」、「有名なものを見た」等の、外国人利用者にとってより記憶に残るカードにすることが望まれている。
以下に説明する第1〜第3実施例では、日本国内での支払い履歴に基づき、支払のあった場所に係る画像をカードに印刷可能とする。また、本実施例は、外国人来訪者に限定されない。日本国内の居住者を含む。
先ず、第1実施例を説明する。第1実施例では、カード利用時の可否はカード会社で行い、サーバがカード更新時に利用者にデザインの選択サービスを行う。
図1は、第1実施例におけるシステムの構成例を示す図である。図1に示すシステム1001は、カード利用管理装置100と、カードに印刷するデザインの選択サービスを提供するサーバ200と、カードを保持する1以上の利用者の利用者端末300と、複数の加盟店端末400とを有し、ネットワーク2を介して通信が行われる。
カード利用管理装置100は、カード会社1のサーバ装置であり、利用者に発行した各カードに係るデータ管理を行う利用管理部140を有する。利用管理部140は、コンピュータプログラムによって実現される。
第1実施例において、利用管理部140は、サーバ200からのカード作成依頼を受信する。カード会社1は、利用管理部140が受信したカード作成依頼に含まれるデザインを、カード作成依頼で指定されたカードに印刷して、利用期限を更新したカードを作成する。
カード利用管理装置100は、更に、カード管理DB132、加盟店DB134、利用ログDB136等を有する。カード利用管理装置100は、サーバ200と、加盟店端末400と、ネットワーク2を介して通信を行う。
第1実施例におけるサーバ200は、利用者端末300からのデザイン選択の要求に応じて、所持するカードに印刷するデザインの選択サービスを提供する。サーバ200は、カードの利用期限までの更新期間に、利用者へカード更新時のデザイン選択の案内を送信し、利用者端末300からのデザイン選択の要求を受信することで、デザインの選択サービスを開始する。サーバ200は、更に、観光地デザインDB232、候補テーブル234等を有する。
サーバ200は、カード利用管理装置100との通信により、カード利用管理装置100からカードの更新時期、また、カードが利用されたカード会社1の加盟店の住所等の情報を取得する。
サーバ200は、利用者端末300からのデザイン選択の要求に応じて、利用者がカードを利用した加盟店の住所に対応するデザイン(画像)を選択可能に、利用者端末300に提供する。サーバ200は、利用者端末300から受信したデザインを特定する情報で、カード利用管理装置100へカード作成依頼を行う。
利用者端末300は、利用者によって利用される、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯端末等の情報処理端末であり、ブラウザ340を有する。利用者は、利用者端末300から、サーバ200に接続し、デザインの選択サービスを受ける。
利用者は、利用者端末300のブラウザ340に表示されたデザインのうち1以上のデザインを選択することで、選択したデザインが印刷され、利用期限が更新されたカードがカード会社1から送付される。
加盟店端末400は、カード会社の加盟する店舗A、B等に設置されたPOS(point of sale system)端末等であり、カードでの精算を可能とするカード精算部40pを有する。
図2は、各装置のハードウェア構成を示す図である。図2において、カード利用管理装置100は、コンピュータによって制御される情報処理装置であって、CPU(Central Processing Unit)111と、主記憶装置112と、補助記憶装置113と、入力装置114と、表示装置115と、通信I/F(インターフェース)117と、ドライブ装置118とを有し、バスB1に接続される。
CPU111は、主記憶装置112に格納されたプログラムに従ってカード利用管理装置100を制御するプロセッサに相当する。主記憶装置112には、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等が用いられ、CPU111にて実行されるプログラム、CPU111での処理に必要なデータ、CPU111での処理にて得られたデータ等を記憶又は一時保存する。
補助記憶装置113には、HDD(Hard Disk Drive)等が用いられ、各種処理を実行するためのプログラム等のデータを格納する。補助記憶装置113に格納されているプログラムの一部が主記憶装置112にロードされ、CPU11に実行されることによって、各種処理が実現される。主記憶装置112及び補助記憶装置113が記憶部130に相当する。
入力装置114は、マウス、キーボード等を有し、カード会社1の管理者がカード利用管理装置100による処理に必要な各種情報を入力するために用いられる。表示装置115は、CPU111の制御のもとに必要な各種情報を表示する。入力装置114と表示装置115とは、一体化したタッチパネル等によるユーザインタフェースであってもよい。通信I/F17は、有線又は無線などのネットワークを通じて通信を行う。通信I/F117による通信は無線又は有線に限定されるものではない。
カード利用管理装置100によって行われる処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read‐Only Memory)等の記憶媒体19によってカード利用管理装置100に提供される。
ドライブ装置118は、ドライブ装置118にセットされた記憶媒体119(例えば、CD−ROM等)とカード利用管理装置100とのインターフェースを行う。
また、記憶媒体119に、後述される本実施の形態に係る種々の処理を実現するプログラムを格納し、この記憶媒体19に格納されたプログラムは、ドライブ装置118を介してカード利用管理装置100にインストールされる。インストールされたプログラムは、カード利用管理装置100により実行可能となる。
尚、プログラムを格納する記憶媒体119はCD−ROMに限定されず、コンピュータが読み取り可能な、構造(structure)を有する1つ以上の非一時的(non-transitory)な、有形(tangible)な媒体であればよい。コンピュータ読取可能な記憶媒体として、CD−ROMの他に、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリであっても良い
カード利用管理装置100の利用管理部140は、CPU111が対応するプログラムを実行することによって実現される。また、カード管理DB132、加盟店DB134、利用ログDB136等は、記憶部130に記憶される。
サーバ200は、コンピュータによって制御される情報処理装置であって、CPU211と、主記憶装置212と、補助記憶装置213と、入力装置214と、表示装置215と、通信I/F217と、ドライブ装置218とを有し、バスB2に接続される。
サーバ200のデザイン選択部240は、CPU211が対応するプログラムを実行することによって実現される。主記憶装置212と補助記憶装置213とが記憶部230に相当し、観光地デザインDB232、候補テーブル234等を記憶する。各構成部の説明は、カード利用管理装置100と同様であるため、その説明を省略する。
利用者端末300は、コンピュータによって制御されるタブレット型、携帯電話等の情報処理端末であって、CPU311と、メモリ312と、ユーザI/F(インターフェース)316と、通信I/F317とを有し、バスB3に接続される。
ユーザI/F316は、CPU311の制御のもとに必要な各種情報を表示し、また、ユーザによる操作入力を可能とするタッチパネル等に相当する。
CPU311は、メモリ312に記憶されたプログラムを実行することでブラウザ340等の種々の操作可能な種々の画面をユーザI/F316に表示させ、画面上のユーザの操作に応じて、処理を実行する。
利用者端末300のブラウザ340は、既存のプログラムによって実現されればよい。その他の各構成部の説明は、カード利用管理装置100と同様であるため、その説明を省略する。また、利用者端末300は、デスクトップ型、ノートブック型、ラップトップ型等の情報処理端末であっても良く、そのハードウェア構成は、カード利用管理装置100のハードウェア構成と同様であるので、その説明を省略する
加盟店端末400は、コンピュータによってPOS端末として機能する情報処理装置であって、CPU411と、主記憶装置412と、補助記憶装置413と、入力装置414と、表示装置415と、読取装置416と、通信I/F417と、ドライブ装置418とを有し、バスB4に接続される。
加盟店端末400のカード精算部40pは、CPU411が対応するプログラムを実行することによって実現される。主記憶装置412と補助記憶装置413とが記憶部430に相当する。
読取装置416は、プリペイド型クレジットカードを含む種々のカードによる精算を行うための装置であり、カード精算部40pにより制御される。読取装置416によって読み取られたカードID等は、カード精算部40pにより、通信I/F417を介してカード利用管理装置100へカード照会依頼が行われる。
その他の各構成部の説明は、カード利用管理装置100と同様であるため、その説明を省略する。
第1実施例におけるテーブル及びデータベースのデータ構成例について、図3〜図7で説明する。先ず、カード利用管理装置100で管理されるデータベースのデータ構成例について説明する。
図3は、カード管理DBのデータ構成例を示す図である。図3において、カード管理DB132は、カード利用管理装置100の記憶部130に保持され、カードID毎に、利用者情報132a、利用関連情報132b等を記憶し管理するデータベースである。
カードIDは、カード会社1で付与されたカードを一意に特定する番号を示す。利用者情報132aは、利用者住所、利用者氏名、連絡先アドレス等の項目を有し、利用者に関する情報を記憶し管理する。利用者住所は、利用者の住所であり、カードの郵送先の住所を示す。利用者氏名は、利用者のフルネームを示す。連絡先アドレスは、利用者への情報提供に利用する電子メールアドレスを示す。
利用関連情報132bは、利用限度額、累積利用額、利用期限等の項目を有し、カード利用に関する情報を記憶し管理する。利用限度額は、月毎のカードでの支払い限度額を示す。累積利用額は、同月内でカードで支払った金額の累計を示す。利用期限は、カード更新日を示す。
このデータ例では、カードID「9876-5432-1098」に関して、利用者情報132aにおいて、このカードの利用者は「富士太郎」である。また、カードの郵送等の利用者住所は「川崎市中原区上小田中・・・」であり、カードに関する情報提供等の連絡先アドレスは「fujitarou@xxxxx.yyy.zz」であることが示されている。
利用関連情報132bにおいて、カードに設定された利用限度額は「500000」であり、カード発行日から現在までの累積利用額は「12752」であり、利用期限は「2017.3」であることが示されている。
第1実施例において、連絡先アドレスが、サーバ200によって、カード更新時のデザイン選択の案内の送信等に利用される。利用期限は、サーバ200によって、カード更新時のデザイン選択の案内の送信時期の決定に利用される。
図4は、加盟店DBのデータ構成例を示す図である。図4において、加盟店DB134は、カード利用管理装置100の記憶部130に保持され、加盟店毎に、加盟店情報を記憶し管理するデータベースであり、加盟店ID、店名、住所等の項目を有する。
加盟店IDは、加盟店を特定する識別子を示す。店名は、加盟店の店舗の名称を示す。住所は、加盟店の所在地を示す。第1実施例において、加盟店の住所がサーバ200によって参照され、利用者端末300に表示させる候補デザインが、加盟店の住所に基づいて決定される。
このデータ例では、加盟店ID「1001」の店名は「東京みやげ屋」であり、その住所は「東京都中央区・・・」であることを示している。
図5は、利用ログDBのデータ構成例を示す図である。図5において、利用ログDB136は、カード利用管理装置100の記憶部130に保持され、カードID毎に、支払情報を累積して記憶するログデータベースである。カードID毎に、利用日、加盟店ID、商品名、金額等が記憶される。
カードIDは、カード管理DB132に登録済みのカードIDを示す。利用日は、カードが利用された日付を示す。加盟店IDは、利用者がカードを利用した、加盟店DB134に登録されている加盟店の識別子を示す。商品名は、利用者が加盟店DB134で購入した商品の名称を示す。金額は、商品の価格を示す。
このデータ例では、カードID「9876-5432-1098」のカードは、利用日「2016/2/1」に、加盟店ID「1001」で特定される加盟店で、商品名「Tシャツ」の商品が購入され、金額「3500」が支払われたことが示されている。
次に、サーバ200で管理されるテーブル及びデータベースのデータ構成例について説明する。
図6は、観光地デザインDBのデータ構成例を示す図である。図6において、観光地デザインDB232は、サーバ200の記憶部230に予め用意され保持され、各デザインを場所と関連付けて記憶し管理するデータベースである。
観光地デザインDB232は、デザインID、位置、デザイン等の項目を有する。デザインIDは、デザインを特定する識別子を示す。位置は、デザインが関連付けられる場所を特定する。デザインは、写真画像等であり、画像に含まれる被写体を表わす名称がファイル名に含まれて記憶される。
この例では、デザインID「D1」のデザインは「富士.jpg」であり、このファイル名からデザインに富士山を含んでいることを示している。このデザインの位置は、「静岡県富士市・・・」であることを示している。
デザインID「D2」のデザインは「東京タワー.jpg」であり、このファイル名からデザインに東京タワーを含んでいることを示している。このデザインの位置は、「東京都中央区・・・」であることを示している。
デザインID「D3」のデザインは「スカイツリー.jpg」であり、このファイル名からデザインにスカイツリーを含んでいることを示している。このデザインの位置は、「東京都墨田区・・・」であることを示している。
図7は、候補図テーブルのデータ構成例を示す図である。図7において、候補図テーブル234は、サーバ200の記憶部230に保持され、利用期限までの更新期間となったカード毎にカードを利用した場所に基づいて決定した候補デザインを記憶したテーブルである。候補図テーブル234は、カードID、利用日、デザインID等の項目を有する。
カードIDは、利用期限までの更新期間となったカードの番号を示す。利用日は、カードが利用された日付を示す。デザインIDは、カードが利用された場所に関連するデザインを特定する識別子を示す。
カードID「9876-5432-1098」で特定されるカードに対して、利用日「2015/11/1」に利用された時の位置に関連付けられたデザインID「D1」のデザインと、利用日「2015/11/8」に利用された時の位置に関連付けられたデザインID「D2」のデザインと、利用日「2015/11/8」に利用された時の位置に関連付けられたデザインID「D3」のデザインとが、候補デザインとして選択されたことを示している。
図8は、第1実施例における処理シーケンスを説明するための図である。図8において、加盟店は、利用者が提示したカードを、加盟店端末400の読取装置416で読み取って、カード利用管理装置100へカード照会依頼を行う(ステップS1101)。カード照会依頼には、加盟店ID、商品名、利用者のカードID、金額等の情報が含まれる。
カード利用管理装置100では、利用管理部140が、カードID及び利用金額でカード管理DB132を参照し、カードの利用可否を判定し、判定結果を示す利用可否通知を加盟店端末400に送信する(ステップS1102)。利用管理部140は、また、カードID、利用日、加盟店ID、商品名、金額を示す利用ログを利用ログDB136に蓄積して記憶する。
サーバ200のデザイン選択部240は、日毎等の間隔で、カード利用管理装置100へ更新カード取得要求を送信して、利用期限までの更新期間のカードIDを要求する(ステップS1103)。カード利用管理装置100の利用管理部140は、カード管理DB132及び利用ログDB136を参照して、更新カード情報をサーバ200に提供する(ステップS1104)。更新カード情報は、カードID、連絡先アドレス、利用期限、加盟店の住所、利用日等を示す。
サーバ200のデザイン選択部240は、カード利用管理装置100から受信した更新カード情報の加盟店の住所で観光地デザインDB232を参照して候補デザインを決定し、候補図テーブル234に記憶する。また、デザイン選択部240は、更新カード情報の連絡先アドレスへ案内メールを送信する(ステップS1105)。案内メールには、デザインの選択サービスを受けるためのURL(Uniform Resource Locator)を含む。
利用者は、利用者端末300で案内メールを受信し、URLをクリックすることでブラウザ340を起動させ、デザインの選択サービスの画面をユーザI/F316に表示させる。利用者がカードに印刷するデザインを選択すると、選択情報がサーバ200へと送信される(ステップS1106)。選択情報は、利用者が選択したデザインを特定するデザインIDと、カードIDとを指定する。
サーバ200のデザイン選択部240は、利用者端末300から選択情報を受信すると、デザイン指定情報をカード利用管理装置100へ送信する(ステップS1107)。デザイン指定情報は、カードID、デザインデータ、利用日等の情報が含まれる。
カード利用管理装置100では、受信したデザイン指定情報のデザインをカードに印刷して、利用者に郵送する(ステップS1108)。
先ず、カード利用管理装置100の利用管理部140で行われる利用管理処理について説明する。図9は、第1実施例における利用管理処理を説明するためのフローチャート図である。
図9において、カード利用管理装置100では、利用管理部140が、一定の間隔で、利用者がカードを利用した加盟店の加盟店端末400から、カード照会依頼を受信したか否かを判断する(ステップS1201)。カード照会依頼には、加盟店ID、商品名、利用者のカードID、金額等の情報が含まれる。
カード照会依頼を受信していない場合(ステップS1201のNO)、利用管理部140は、更に、サーバ200からデザイン指定情報を受信したか否かを判断する(ステップS1202)。デザイン指定情報を受信していない場合(ステップS1202のNO)、利用管理部140は、ステップS1201へと戻り、上記同様の処理を繰り返す。
デザイン指定情報を受信した場合(ステップS1202のYES)、利用管理部140は、デザイン指定情報からデザインデータを取得して、カード作成指示を出す(ステップS1203)。カード作成指示は、表示装置115に表示されてもよいし、カード利用管理装置100からカードを作成する作成者へ電子メール等によって通知してもよい。
指定されたデザインデータを印刷したカードが作成された通知に応じて、利用管理部140は、カードの利用者へ作成されたカードを郵送する郵送指示を出す(ステップS1204)。その後、利用管理処理は、ステップS1201へと戻り、上述同様の処理を繰り返す。
一方、カード照会依頼を受信した場合(ステップS1201のYES)、利用管理部140は、カード管理DB132から、カード照会依頼で指定されたカードIDで、利用期限、利用限度額、及び累積利用額を取得し、現在日及びカード照会依頼で示された金額に基づいて利用可能を確認する(ステップS1205)。現在日が利用期限前であること、今回の利用金額を累積利用額に換算した値が利用限度以下であることが確認される。
利用管理部140は、利用期限を超えていないかを判断する(ステップS1206)。利用期限を超えている場合、利用管理部140は、加盟店に、利用不可通知を送信し(ステップS1208)、ステップS1201へと戻り、上述同様の処理を繰り返す。
一方、利用限度を超えていない場合、利用管理部140は、利用限度額を超えていないかを判断する(ステップS1207)。利用限度を超えている場合、利用管理部140は、加盟店に、利用不可通知を送信する(ステップS1208)、ステップS1201へと戻り、上述同様の処理を繰り返す。
一方、利用限度を超えていない場合、利用管理部140は、現在の月日と、受信した加盟店IDと、利用者のカードIDと、商品名と、金額とを利用ログDB136に記録し、カード管理DB132の累計利用金額を更新する(ステップS1209)。
その後、利用管理部140は、加盟店に課金終了を示す利用可通知を送信し(ステップS1210)、ステップS1201へと戻り、上述した同様の処理を繰り返す。
次に、サーバ200のデザイン選択部240で行われるデザイン選択処理について説明する。図10は、第1実施例におけるデザイン選択処理を説明するためのフローチャート図である。
図10において、デザイン選択部240は、候補デザイン収集部241によって、候補デザイン収集処理を行い(ステップS1310)、利用者通知部242によって、利用者通知処理を行う(ステップS1330)。また、デザイン選択部240は、カード作成依頼部243によって、カード作成入り処理を行って(ステップS1350)、デザイン選択処理を終了する。
候補デザイン収集部241、利用者通知部242、及びカード作成依頼部243は、デザイン選択部240から呼び出されるサブルーチンとして構成されればよい。
図11は、第1実施例における候補デザイン収集処理を説明するためのフローチャート図である。図11において、サーバ200の候補デザイン収集部241は、更新カード取得要求をカード利用管理装置100に送信して、カード利用管理装置100からカード管理DB132のカードの利用期限までの更新期間のカードIDを示す更新カード情報を受信する(ステップS1311)。更新カード情報は、複数のカードIDを示してもよい。
利用期限までの更新期間は、1カ月等の予め設定された期間である。通常、サーバ200は、複数のカードIDを受信する。カードIDを受信するタイミングは、利用者からデザインの変更依頼を受けたときでもよい。この場合においても、以下同様の処理を行なえばよい。
サーバ200において、候補デザイン収集部241は、受信したカードIDから順に、カード利用管理装置100に問合せて、1以上の加盟店IDを利用ログDB136から取得する(ステップS1312)。
候補デザイン収集部241は、取得した加盟店IDを用いて、カード利用管理装置100に問い合わせることで、加盟店DB134から加盟店の住所を取得する(ステップS1313)。
そして、候補デザイン収集部241は、観光地デザインDB232に取得した住所が1つ以上存在するか否かを判断する(ステップS1314)。候補デザイン収集部241は、取得した各住所で、観光地デザインDB232の位置を前方一致で検索する。観光地デザインDB232に取得した住所のいずれも存在しない場合(ステップS1314のNO)、候補デザイン収集部241は、ステップS1312へと戻り、上述同様の処理を繰り返す。
一方、観光地デザインDB232に取得した住所が1つ以上存在する場合(ステップS1314のYES)、候補デザイン収集部241は、観光地デザインDB232に存在した住所に対応付けられたデザインIDを取得し、該当カードIDと対応づけて候補図テーブル234に追加する(ステップS1315)。
そして、候補デザイン収集部241は、次のカードIDがあるか否かを判断する(ステップS1316)。次のカードIDがある場合(ステップS1316のYES)、候補デザイン収集部241は、ステップS1312へと戻り、上述同様の処理を繰り返す。
一方、次のカードIDがない場合(ステップS1316のNO)、候補デザイン収集部241による候補デザイン収集処理は終了する。そして、利用者通知部242による利用者通知処理が行われる。
図12は、第1実施例における利用者通知処理を説明するためのフローチャート図である。図12において、サーバ200の利用者通知部242は、候補図テーブル234から順に、カードIDを取得する(ステップS1331)。
利用者通知部242は、候補図テーブル234から、カードIDに対応付けられたデザインIDを取得し(ステップS1332)、観光地デザインDB232から、取得したデザインIDに対応付けられたデザインデータを取得する(ステップS1333)。
また、利用者通知部242は、カード利用者管理装置100に問合せて、カード管理DB132から、カードIDに対応付けられた連絡先アドレスを取得する(ステップS1334)。
利用者通知部242は、取得したデザインデータを用い、候補デザインを選択可能なデザイン選択画面を作成し、作成したデザイン選択画面のURLを含めた案内メールを、取得した連絡先アドレスに送信する(ステップS1335)。
そして、利用者通知部242は、次のカードIDがあるか否かを判断する(ステップS1336)。次のカードIDがある場合(ステップS1336のYES)、利用者通知部242は、ステップS1331へと戻り、上述同様の処理を繰り返す。
一方、次のカードIDがない場合(ステップS1336のNO)、即ち、取得した全てのカードIDについて処理を終了した場合、利用者通知部242は、利用者通知処理を終了する。利用者通知処理が終了すると、カード作成依頼部243によるカード作成依頼処理が行われる。
図13は、第1実施例におけるカード作成依頼処理を説明するためのフローチャート図である。図13において、サーバ200のカード作成依頼部243は、一定間隔毎に、利用者端末300から選択情報を受信したか否かを判断する(ステップS1351)。選択情報には、デザインIDと、カードIDとが指定されている。
選択情報を受信した場合(ステップS1351のYES)、カード作成依頼部243は、受信した選択情報で指定されたデザインIDを用いて、観光地デザインDB232からデザインデータを取得する(ステップS1352)。
そして、カード作成依頼部243は、カード利用管理装置100に、取得したデザインデータと、選択情報で指定されたカードIDとを含むデザイン指定情報を送信する(ステップS1353)。その後、カード作成依頼部243がカード作成依頼を終了することで、デザイン選択処理は終了する。
一方、選択情報を受信していない場合(ステップS1351のNO)、カード作成依頼部243は、カード作成依頼処理を終了し、デザイン選択処理が終了する。
図14は、案内メールの本文例を示す図である。図14に示す案内メール5mは、サーバ200の利用者通知部242から利用者端末300へ送信される電子メールである。
案内メール5mでは、利用者が現在所持しているカードの利用期限が間近であること、カードのデザインを選択できること等のメッセージに加えて、デザインを選択するためのURL5m−2が含まれている。
この例では、「
富士太郎様
○○カードです。
いつもご利用ありがとうございます。現在、お使いのカードの期限が2016/3となっています。新しいカードの発行にあたり、過去に当カードをご利用いただいた場所の図柄を新しいカードのデザインとすることができます。
カードのデザインについては、下のURLにて、ご希望のデザインを選択してください。なお、○月○日までにご連絡のない場合は、以前と同様のデザインとなります。
http://www.card-ga-dezain-dekimasu.com/koushin/
これからも○○カードをよろしくお願いします。」
等の本文が利用者端末300のユーザI/F316に表示される。
利用者は、利用者端末300のユーザI/F316に表示され案内メール5mの本文からURL5m−2をクリックすることで、図15に示すようなページがブラウザ340に表示される。
図15は、デザイン選択画面の例を示す図である。図15に示すデザイン選択画面61gは、サーバ200の利用者通知部242によって作成され、利用者端末300のブラウザ340に表示される画面である。デザイン選択画面61gは、メッセージ表示領域61g−2、デザイン選択領域61g−4、選択するボタン61g−6、選択しないボタン61b−8等を有する。
メッセージ表示領域61g−2は、更新されるカードのデザインの選択が可能である旨を示すメッセージを表示する。メッセージ表示領域61g−2には、
「富士太郎様
カードの更新時期です。過去にあなたがカードを利用した場所に応じたデザインを、新カードのデザインにすることができます。希望するものがあれば選択してください。」
等のメッセージが表示される。
デザイン選択領域61g−4は、利用者がカードを利用した加盟店の場所に関連付られる写真等のデザインを1以上表示し、利用者によるデザイン選択を可能とする領域である。デザイン選択領域61g−4には、チェックボックス、デザイン、所在地等が表示される。利用者は、チェックボックスをチェックすることで、所望するデザインを選択する。
この例では、2つのデザインが表示されている。「静岡県富士市」を所在地とする富士山の画像と、「東京都中央区」を所在地とする東京タワーの画像とが表示されている。
選択するボタン61g−6は、デザイン選択領域61g−4のチェックボックスでチェックしたデザインへ変更して印刷するためのボタンである。選択しないボタン61b−8は、カードのデザインの変更を希望しないことを通知するためのボタンである。
デザイン選択画面61gの他の例として、メッセージ表示領域61g−2に、
「富士太郎様
カードデザイン変更ご希望ですか?
あなたがカードを利用した場所のデザインを新カードのデザインにすることができます。」
等とし、希望するボタンと、希望しないボタンとを表示させ、利用者のボタンの選択によりデザイン変更希望の有無のみを通知できるようにしてもよい。利用者が、デザイン変更を希望した場合、任意のデザインがカードに印刷され、利用者に郵送される。
図16は、更新後のカードの例を示す図である。図16(A)は、更新後も更新前と同一のカード会社1で定めたデザイン(図柄)で作成されたカードの例を示している。図16(B)は、第1実施例により、利用者がカードのデザイン(図柄)を変更して作成されたカードの例を示している。
富士山のデザインがカードに印刷されることで、利用者に専用のデザインが示され、カードにプレミア感を持たせることができる。
次に、第2実施例について説明する。第2実施例では、利用者が加盟店でカード利用時に、サーバ200が候補デザインを蓄積する。加盟店端末400からのカード照会依頼に対して、加盟店端末400とカード会社1のカード利用管理装置100との間で、サーバ200が仲介する。
図17は、第2実施例におけるシステムの構成例を示す図である。図17に示すシステム1002は、カード利用管理装置100と、カードに印刷するデザインの選択サービスを提供するサーバ200と、カードを保持する利用者の利用者端末300と、複数の加盟店端末400とを有し、ネットワーク2を介して通信が行われる。
利用者端末300、及び加盟店端末の構成は、第1実施例と同様であるため、その説明を省略する。カード利用管理装置100は、第1実施例と同様に利用管理部140を有するが、加盟店端末400との通信は、サーバ200を介して行われる点で、第1実施例と異なっている。
第2実施例におけるサーバ200は、利用者端末300からのデザイン選択の要求に応じて、所持するカードに印刷するデザインの選択サービスを提供する。サーバ200は、カード利用管理装置100と加盟店端末400との間を仲介し、加盟店端末400からのカード照会依頼をカード利用管理装置100へと仲介する際に、加盟店の住所に基づいて、候補デザインを取得し、利用されたカードIDに対応付けて候補図テーブル234に蓄積しておく。
サーバ200は、第1実施例と同様にデザイン選択部240を有するが、第1実施例との違いは、デザイン選択部240が候補デザイン収集部241を有さない点である。その一方で、サーバ200は、デザイン蓄積部237を有する。
デザイン蓄積部237は、加盟店の住所をカード利用管理装置100から取得して、観光地デザインDB232の位置を取得した住所で前方一致で検索してデザインIDを取得する。そして、デザイン蓄積部237は、カードIDに対応付けて、利用日とデザインIDとを候補図テーブル234に記憶する。デザイン選択部240の利用者通知部242及びカード作成依頼部243は、第1実施例と同様であるため、その説明を省略する。
カード利用管理装置100、サーバ200、利用者端末300、及び加盟店端末400のハードウェア構成は、第1実施例と同様であるためその説明を省略する。また、テーブル及びデータベースのデータ構成例も第1実施例と同様であるためその説明を省略する。
図18は、第2実施例における処理シーケンスを説明するための図である。図18において、加盟店は、利用者が提示したカードを、加盟店端末400の読取装置416で読み取って、サーバ200へカード照会依頼を行う(ステップS2101)。カード照会依頼には、加盟店ID、商品名、利用者のカードID、金額等の情報が含まれる。
サーバ200では、加盟店端末400からカード照会依頼を受信すると、デザイン蓄積部237が、カード利用管理装置100へカード照会依頼を転送する(ステップS2102)。
カード利用管理装置100では、利用管理部140が、カードID及び利用金額でカード管理DB132を参照し、カードの利用可否を判定し、判定結果を示す利用可否通知をサーバ200へ送信する(ステップS2103)。利用管理部140は、また、カードID、利用日、加盟店ID、商品名、金額を示す利用ログを利用ログDB136に蓄積して記憶する。利用可否通知によって、カードの利用可否と、加盟店の住所とがサーバ200に通知される。
サーバ200にて、利用可否通知を受信すると、デザイン蓄積部237が、利用可否通知を加盟店端末400に転送する(ステップS2104)。また、デザイン蓄積部237は、利用可否通知で示される加盟店の住所で、観光地デザインDB232を参照し、デザインIDを取得すると、候補図テーブル234に、カードIDに対応付けて、利用日とデザインIDとを記憶する。
サーバ200のデザイン選択部240は、日毎等の間隔で、カード利用管理装置100へ更新カード取得要求を送信して、利用期限までの更新期間となったカードのIDを要求する(ステップS2105)。カード利用管理装置100の利用管理部140は、カード管理DB132及び利用ログDB136を参照して、更新カード情報をサーバ200に提供する(ステップS2106)。更新カード情報は、カードID、連絡先アドレス、利用期限、加盟店の住所、利用日等を示す。
サーバ200のデザイン選択部240は、カード利用管理装置100から受信した更新カード情報の加盟店の住所で観光地デザインDB232を参照して候補デザインを決定し、候補図テーブル234に記憶する。また、デザイン選択部240は、更新カード情報の連絡先アドレスへ案内メールを送信する(ステップS2107)。案内メールには、デザインの選択サービスを受けるためのURL(Uniform Resource Locator)を含む。
利用者は、利用者端末300で案内メールを受信し、URLをクリックすることでブラウザ340を起動させ、デザインの選択サービスの画面をユーザI/F316に表示させる。利用者がカードに印刷するデザインを選択すると、選択情報がサーバ200へと送信される(ステップS2108)。選択情報は、利用者が選択したデザインを特定するデザインIDと、カードIDとを指定する。
サーバ200のデザイン選択部240は、利用者端末300から選択情報を受信すると、デザイン指定情報をカード利用管理装置100へ送信する(ステップS2109)。デザイン指定情報は、カードID、デザインデータ、利用日等の情報が含まれる。
カード利用管理装置100では、受信したデザイン指定情報のデザインをカードに印刷して、利用者に郵送する(ステップS2110)。
先ず、サーバ200のデザイン蓄積部237によるデザイン蓄積処理について説明する。図19は、第2実施例におけるサーバで行われるデザイン蓄積処理を説明するための図である。
図19において、サーバ200では、デザイン蓄積部237が、一定の間隔で、利用者がカードを利用した加盟店の加盟店端末400から、カード照会依頼を受信したか否かを判断する(ステップS2201)。カード照会依頼には、加盟店ID、商品名、利用者のカードID、金額等の情報が含まれる。
カード照会依頼を受信していない場合(ステップS2201のNO)、デザイン蓄積部237は、ステップS1201へと戻り、上記同様の処理を繰り返す。
デザイン蓄積部237は、カード照会依頼をカード利用管理装置100に送信し(ステップS2203)、カード利用管理装置100からの利用可否通知により、カードの利用可情報と、加盟店の住所とを受信したか否かを判断する(ステップS2204)。
利用可情報と、加盟店の住所とを受信しなかった場合(ステップS2204のNO)、デザイン蓄積部237は、カードの利用不可情報を受信したか否かを判断する(ステップS2205)。カードの利用不可情報を受信しなかった場合(ステップS2205のNO)、デザイン蓄積部237は、ステップS2204へと戻り、上記同様の処理を繰り返す。
一方、カードの利用不可情報を受信した場合(ステップS2206のYES)、デザイン蓄積部237は、加盟店端末に、利用不可通知を送信し(ステップS2206)、ステップS2201へと戻り、上述同様の処理を行う。
一方、カードの利用可情報と、加盟店の住所とを受信した場合(ステップS2204のYES)、デザイン蓄積部237は、課金終了を示す利用可通知を送信する(ステップS2207)。課金終了により利用可であったことが示される。
そして、デザイン蓄積部237は、受信した加盟店の住所で、観光地デザインDB232の位置を検索し、加盟店の住所が存在するか否かを判断する(ステップS2208)。加盟店の住所が存在しない場合(ステップS2208のNO)、デザイン蓄積部237は、ステップS2201へと戻り、上述した同様の処理を繰り返す。
一方、加盟店の住所が存在する場合(ステップS2208のYES)、デザイン蓄積部237は、検索したレコードからデザインIDを取得し、該当カードIDと対応付けて、候補図テーブル234に追加する(ステップS2209)。そして、デザイン蓄積部237は、ステップS2201へと戻り、上述した同様の処理を繰り返す。
次に、カード会社1のカード利用管理装置100の利用管理部140による利用管理処理について説明する。
図20は、第2実施例における利用管理処理を説明するためのフローチャート図である。図20において、利用管理部140は、サーバ200からカード照会依頼を受信したか否かを判断する(ステップS2301)。
サーバ200からカード照会依頼を受信した場合(ステップS2301のYES)、利用管理部140は、カード管理DB132から、カード照会依頼で指定されたカードIDで、利用期限、利用限度額、及び累積利用額を取得し、現在日、今回の利用金額(カード照会依頼で示される金額)と比較する(ステップS2302)。現在日が利用期限を超えていないこと、今回の利用金額を累積利用額に換算した値が利用限度以下であることが確認される。
利用管理部140は、利用期限を超えていないかを判断する(ステップS2303)。利用期限を超えている場合(ステップS2303のNO)、利用管理部140は、サーバ200に利用不可通知を送信し(ステップS2305)、ステップS2301へと戻り、上述同様の処理を繰り返す。
一方、利用期限を超えていない場合(ステップS2303のYES)、利用管理部140は、限度額を超えていないかを判断する(ステップS2304)。限度額を超えている場合(ステップS2304のNO)、利用管理部140は、サーバ200に利用不可通知を送信し(ステップS2305)、ステップS2301へと戻り、上述同様の処理を繰り返す。
一方、限度額を超えていない場合(ステップS2304のYES)、利用管理部140は、現在の月日と、受信した加盟店IDと、利用者のカードIDと、商品名と、利用金額とを利用ログDB136に記録し、カード管理DB132の利用者のカードIDのレコードの累計利用額を更新する(ステップS2306)。
利用管理部140は、受信した加盟店IDを用いて、加盟店DB134から加盟店の住所を取得する(ステップS2307)。そして、利用管理部140は、サーバ200に、利用可通知と、加盟店の住所とを送信し(ステップS2308)、ステップS2301へと戻り、上述した同様の処理を繰り返す。
一方、サーバからカード照会依頼を受信していない場合(ステップS2301のNO)、利用管理部140は、サーバから、利用期限までの更新期間のカードのIDを要求する更新カード取得要求を受信したか否かを判断する(ステップS2309)。
更新カード取得要求を受信した場合(ステップS2309のYES)、利用管理部140は、カード管理DB132を参照して、利用期限までの更新期間のカードIDを取得する(ステップS2310)。通常、複数のカードIDを取得する。
そして、利用管理部140は、取得したカードIDをサーバ200に送信する(ステップS2311)。取得した1又は複数のカードIDを示す更新カード情報がサーバ200へ送信される。その後、利用管理部140は、ステップS2301へと戻り、上述した同様の処理を繰り返す。
一方、更新カード取得要求を受信していない場合(ステップS2309のNO)、利用管理部140は、サーバから、デザイン指定情報を受信したか否かを判断する(ステップS2312)。
デザイン指定情報を受信した場合(ステップS2312のYES)、利用管理部140は、デザイン指定情報に含まれるデザインデータでカードを作成するカード作成指示を出す(ステップS2313)。カード作成指示は、表示装置115に表示されてもよいし、カード利用管理装置100からカードを作成する作成者へ電子メール等によって通知してもよい。
指定されたデザインデータを印刷したカードが作成された通知に応じて、利用管理部140は、カードの利用者へ作成されたカードを郵送する郵送指示を出す(ステップS2314)。その後、利用管理処理は、ステップS2301へと戻り、上述同様の処理を繰り返す。
次に、サーバ200のデザイン選択部240で行われるデザイン選択処理について説明する。図21は、第2実施例におけるデザイン選択処理を説明するためのフローチャート図である。
図21において、デザイン選択部240は、利用者通知部242によって、利用者通知処理を行う(ステップS2330)。また、デザイン選択部240は、カード作成依頼部243によって、カード作成依頼処理を行って(ステップS2350)、デザイン選択処理を終了する。
第1実施例と同様に、利用者通知部242、及びカード作成依頼部243は、デザイン選択部240から呼び出されるサブルーチンとして構成されればよい。
図22は、第2実施例における利用者通知処理を説明するためのフローチャート図である。図22において、サーバ200の利用者通知部242は、更新カード取得要求をカード利用管理装置100に送信する(ステップS2331)。
そして、利用者通知部242は、更新カード情報を受信したか否かを判断する(ステップS2332)。更新カード情報を受信していない場合(ステップS2332のNO)、利用者通知部242は、ステップS2332を繰り返す。
更新カード情報を受信した場合(ステップS2332のYES)、利用者通知部242は、更新カード情報からカードIDを1つ取得し(ステップS2333)、取得したカードIDが候補図テーブル234に存在するか否かを判断する(ステップS2334)。カードIDが存在しない場合(ステップS2334のNO)、利用者通知部242は、ステップS2338へ進む。
一方、カードIDが存在する(ステップS2334のYES)、利用者通知部242は、候補図テーブル234から、カードIDに対応付けられたデザインIDを取得し、観光地デザインDB232から取得しデザインIDに対応付けられたデザインを候補デザインとして取得する(ステップS2335)。
また、利用者通知部242は、カード利用管理装置100に問合せて、カード管理DB132から、カードIDに対応付けられた連絡先アドレスを取得する(ステップS2336)。
そして、利用者通知部242は、候補デザインを選択できるデザイン選択画面を作成し、デザイン選択画面61g(図15)のURLを含めた案内メール5m(図14)を取得した連絡先アドレスに送信する(ステップS2337)。
その後、利用者通知部242は、更新カード情報に次のカードIDがあるか否かを判断する(ステップS2338)。次のカードIDがある場合(ステップS2338のYES)、利用者通知部242は、ステップS2333へと戻り、上述した同様の処理を繰り返す。
一方、次のカードIDがない場合(ステップS2338のNO)、利用者通知部242は、利用者通知処理を終了する。利用者通知処理が終了すると、カード作成依頼部243によるカード作成依頼処理が行われる。
図23は、第2実施例におけるカード作成依頼処理を説明するためのフローチャート図である。図23において、サーバ200のカード作成依頼部243は、一定間隔毎に、利用者端末300から選択情報を受信したか否かを判断する(ステップS2351)。選択情報には、デザインIDと、カードIDとが指定されている。
選択情報を受信した場合(ステップS2351のYES)、カード作成依頼部243は、受信した選択情報で指定されたデザインIDを用いて、観光地デザインDB232からデザインデータを取得する(ステップS2352)。
そして、カード作成依頼部243は、カード利用管理装置100に、取得したデザインデータと、選択情報で指定されたカードIDとを含むデザイン指定情報を送信する(ステップS2353)。その後、カード作成依頼部243がカード作成依頼を終了することで、デザイン選択処理は終了する。
一方、選択情報を受信していない場合(ステップS2351のNO)、カード作成依頼部243は、カード作成依頼処理を終了し、デザイン選択処理が終了する。
以下に、第3実施例について説明する。第3実施例では、利用者は、クレジットカードでプリペイドカードを購入し、プリペイドカードのデザインを変更する。プリペイドカードに印刷するデザインは、クレジットカードの利用ログに基づいて自動的に選択された候補デザインから選択される。
図24は、第3実施例におけるシステムの構成例を示す図である。図24に示すシステム1003は、カード利用管理装置100と、プリペイドカードに印刷するデザインの選択サービスを提供するサーバ200と、利用者の利用者端末300とを有し、ネットワーク2を介して通信が行われる。
利用者端末300は携帯端末等であり、ハードウェア構成は、第1実施例と同様であるため、その説明を省略する。カード利用管理装置100は、第1実施例と同様に利用管理部140を有するが、第3実施例では、サーバ200から候補デザインを取得して、利用者端末300と通信する点において、第1実施例及び第2実施例と異なっている。
カード利用管理装置100は、第1実施例及び第2実施例のカード管理DB132、加盟店DB134、及び利用ログDB136に加えて、プリペイドカードDB138を有する。プリペイドカードDB138のデータ構成例については、図26で詳述する。
第3実施例では、カード利用管理装置100の利用管理部140が、ネットワーク2を介して利用者端末300からの、利用者のクレジットカードでの支払によるプリペイドカードの購入を受け付ける。購入時に、利用者のクレジットカードの利用ログから判明するクレジットカードを利用した加盟店の住所に基づいて、利用者が訪れた場所に関連するデザインの選択を可能とする。
第3実施例におけるサーバ200は、利用者端末300と通信することはなく、カード利用管理装置100からの候補デザイン取得要求に応じて、候補デザインを提供するデザイン通知部250を有する。
デザイン通知部250は、利用者がクレジットカードを利用した加盟店の住所に基づいて、利用者が訪れた場所に関連するデザインを観光地デザインDB232から検索して候補デザインを取得し、カード利用管理装置100に提供する。
図25は、第3実施例における処理シーケンスを説明するための図である。図25において、利用者は、ネットワーク2を介して、利用者端末300からカード利用管理装置100へとプリペイドカードの購入依頼を行う(ステップS3101)。
カード利用管理装置100は、プリペイドカードの購入依頼に応じて、利用者端末30にプリペイドカード選択画面を表示させる(ステップS3102)。
利用者は、利用者端末300に表示されたプリペイドカード選択画面からプリペイドカードの種別を選択し、プリペイドカードの購入に利用するクレジットカードIDを入力して、購入を選択する。利用者の購入の選択に応じて、プリペイドカードの購入情報がカード利用管理装置100へ送信される(ステップS3103)。プリペイドカードの購入情報には、プリペイドカードの種別、プリペイドカードID、クレジットカードID等の情報が含まれる。
購入情報を受信すると、カード利用管理装置100は、候補デザイン取得要求をサーバ200に送信する(ステップS3104)。カード利用管理装置100は、クレジットカードIDで利用ログDB136を検索して1又は複数の加盟店IDを取得し、取得した各加盟店IDで加盟店DB134を検索して加盟店の住所を取得する。カード利用管理装置100は、1又は複数の加盟店の住所を含む候補デザイン取得要求をサーバ200に送信する。
候補デザイン取得要求を受信すると、サーバ200は、候補デザイン取得要求の加盟店の各住所に対応するデザインデータを候補デザインと、デザインIDとを含む候補デザイン情報をカード利用管理装置100へ送信する(ステップS3105)。サーバ200は、候補デザイン取得要求で指定される加盟店の各住所で観光地デザインDBを検索して、デザインデータを取得する。取得したデザインデータが、候補デザインとなる。
候補デザインを受信すると、カード利用管理装置100は、カード管理DB132を用いて、利用者端末300から受信したプリペイドカードの購入情報のクレジットカードIDのカードの利用可否を判定した結果を示す利用可否情報を利用者端末300に送信する(ステップS3106)。利用可否情報が利用不可を示す場合、その旨のメッセージが利用者端末300に表示される。
利用可否情報が利用可能の場合、カード利用管理装置100は、利用者端末300にデザイン選択画面を表示させる(ステップS3107)。利用者は、利用者端末300に表示されたデザイン選択画面に表示された候補デザインから所望のデザインを選択すると、利用者端末300から選択情報が送信される(ステップS3108)。選択情報には、利用者が選択したデザインのID、及び、プリペイドカード選択画面で入力したクレジットカードのIDが含まれる
カード利用管理装置100では、選択情報を受信すると、選択情報で指定されたデザインIDによって特定されたデザインデータでプリペイドカードが作成されると、利用者へ郵送される(ステップ3109)。
図26は、プリペイドカードDBのデータ構成例を示す図である。図26において、プリペイドカードDB138は、プリペイドカード毎に、種別と、金額とを記憶し管理するデータベースであり、プリペイドカードID、購入対象コンテンツ、金額等の項目を有する。
プリペイドカードIDは、発行したプリペイドカードを特定する一意の番号を示す。購入対象コンテンツは、プリペイドカードの用途を示し種別に相当する。「音楽」は、音楽の購入に利用されることを示し、「ゲーム」はゲームの購入に利用されることを示す。
先ず、カード利用管理装置100の利用管理部140による利用管理処理について説明する。図27は、第3実施例におけるサーバで行われるデザイン蓄積処理を説明するための図である。
図27において、カード利用管理装置100の利用管理部140は、プリペイドカードの購入依頼を利用者端末300から受信したか否かを判断する(ステップS3201)。プリペイドカードの購入依頼を受信していない場合(ステップS3201のNO)、利用管理部140は、一定の間隔でステップS3201を繰り返す。
一方、プリペイドカードの購入依頼を受信した場合(ステップS3201のYES)、利用管理部140は、プリペイドカードDB138から、種別を取得し、選択画面を作成して(ステップS3202)、利用者端末300に送信する(ステップS3203)。
利用管理部140は、利用者端末300からプリペイドカードの購入情報を受信したか否かを判断する(ステップS3204)。プリペイドカードの購入情報を受信していない場合(ステップS3204のNO)、利用管理部140は、一定の間隔でステップS3204を繰り返す。
一方、プリペイドカードの購入情報を受信した場合(ステップS3204のYES)、利用管理部140は、カード管理DB132から、プリペイドカードの購入情報で指定されるクレジットカードIDで、利用期限、利用限度額、及び累積利用額を取得し、現在日、今回の利用金額(プリペイドカードの購入情報で示される金額)と比較する(ステップS3205)。現在日が利用期限を超えていないこと、今回の利用金額を累積利用額に換算した値が利用限度以下であることが確認される。
利用管理部140は、利用期限を超えていないかを判断する(ステップS3206)。利用期限を超えている場合(ステップS3206のNO)、利用管理部140は、サーバ200に利用不可通知を送信し(ステップS3208)、ステップS3201へと戻り、上述同様の処理を繰り返す。
一方、利用期限を超えていない場合(ステップS3206のYES)、利用管理部140は、限度額を超えていないかを判断する(ステップS3207)。限度額を超えている場合(ステップS3207のNO)、利用管理部140は、利用者端末300に利用不可通知を送信し(ステップS3208)、ステップS3201へと戻り、上述同様の処理を繰り返す。
一方、限度額を超えていない場合(ステップS3207のYES)、利用管理部140は、利用ログDB136から、クレジットカードを利用した加盟店IDを取得する(ステップS3209)。利用管理部140は、利用ログDB136において、購入依頼で指定されるクレジットカードのIDに対応付けられた加盟店IDを取得し、加盟店DB134から取得した加盟店IDに対応付けられた住所を取得する。複数の加盟店の住所が取得されてもよい。
利用管理部140は、加盟店の住所を示す候補デザイン取得要求をサーバ200に送信する(ステップS3210)。その後、サーバ200から候補デザイン情報を受信したか否かを判断する(ステップS3211)。候補デザイン情報を受信していない場合(ステップS3211のNO)、利用管理部140は、利用者端末300に、デザイン選択画面及びクレジットカードの利用可通知を送信する(ステップS3212)。
そして、利用管理部140は、利用者端末300から選択情報を受信したか否かを判断する(ステップS3213)。選択情報を受信していない場合(ステップS3213のNO)、利用管理部140は、ステップS3213を一定の間隔で行う。
選択情報を受信した場合(ステップS3213のYES)、利用管理部140は、現在の月日と、利用者のクレジットカードIDと、利用金額と、プリペイドカードの種別を利用ログDB136に記録し、カード管理DB132の累計利用額を更新する(ステップS3214)。プリペイドカードの種別は、利用ログDB136の商品名に記録されればよい。
そして、利用管理部140は、選択情報で指定されたデザインでプリペイドカードを作成するカード作成指示を出す(ステップS3215)。カード作成指示は、表示装置115に表示されてもよいし、カード利用管理装置100からカードを作成する作成者へ電子メール等によって通知してもよい。
指定されたデザインデータを印刷したカードが作成された通知に応じて、利用管理部140は、プリペイドカードを購入した利用者に、作成されたカードを郵送する郵送指示を出す(ステップS3216)。そして、利用管理部140は、利用管理処理を終了する。
図27では、プリペイドカード購入以外の商品購入時の利用ログの蓄積については、第1実施例及び第2実施例と同様であるため、その説明を省略する。
次に、サーバ200のデザイン通知部250で行われるデザイン通知処理について説明する。図28は、第3実施例におけるデザイン通知処理を説明するためのフローチャート図である。
図28において、デザイン通知部250は、カード利用管理装置100から、候補デザイン取得要求を受信したか否かを判断する(ステップS3301)。候補デザイン取得要求は、1以上の加盟店の住所を含む。候補デザイン取得要求を受信していない場合(ステップS3301のNO)、デザイン通知部250は、一定の間隔で、ステップS3301を繰り返す。
一方、候補デザイン取得要求を受信している場合(ステップS3301のYES)、デザイン通知部250は、候補デザイン取得要求の各住所で観光地デザインDB232を検索し、加盟店の住所が位置となるデザインIDとデザインデータとを取得する(ステップS3302)。
そして、デザイン通知部250は、カード利用管理装置100に候補デザイン情報を送信する(ステップS3303)。候補デザイン情報は、1以上の候補デザインを含む。候補デザイン毎に、デザインID、デザインデータ、プリペイドカードの種別、購入金額等が存在する。
カード利用管理装置100の利用管理部140は、候補デザイン情報に含まれるデザインIDとデザインデータとを用いて、後述する図30に示すようなデザイン選択画面63gを作成し、利用者端末300に表示させる。
以下に、第3実施例における画面例を示す。先ず、プリペイドカード選択画面について説明する。図29は、第3実施例におけるデザイン選択画面の例を示す図である。
図29に示すプリペイド選択画面63gは、利用者端末300からのプリペイドカードの購入依頼に応じて、カード利用管理装置100によって作成され、利用者端末300のブラウザ340に表示される画面である。プリペイド選択画面63gは、メッセージ表示領域63g−2、カード選択領域63g−4、入力領域63g−6、購入ボタン63g−8等を有する。
メッセージ表示領域63g−2は、デザインを選択できるプリペイドカード(デザインプリペイドカード)の購入が可能である旨を示すメッセージを表示する。メッセージ表示領域63g−2には、
「富士太郎様
以下のデザインプリペイドカードが販売中です。購入したいカードを選択し、購入ボタンを押しててください。本カードは、クレジットカードでのご購入の際に、クレジットカード利用地でのデザインが選択できます。」
等のメッセーカード選択領域63g−4が表示される。
カード選択領域63g−4は、購入可能なプリペイドカードの種別を選択する領域である。図29では、5000円の音楽カードと、10000円のゲームカードから選択できる例を示している。
入力領域63g−6は、プリペイドカードを購入するためのクレジットカードIDの入力領域である。購入ボタン63g−8は、カード選択領域63g−4で選択したプリペイドカードを、入力領域63g−6で特定したクレジットカードで購入するためのボタンである。購入ボタン63g−8の押下により、プリペイドカードの購入情報が、利用者端末300からカード利用管理装置100へと送信される。
図30は、第3実施例におけるデザイン選択画面の例を示す図である。図30に示すデザイン選択画面64gは、カード利用管理装置100によって作成され、利用者端末300のブラウザ340に表示される画面である。デザイン選択画面64gは、メッセージ表示領域64g−2、デザイン選択領域64g−4、選択ボタン64g−6等を有する。
メッセージ表示領域64g−2は、更新されるカードのデザインの選択が可能である旨を示すメッセージを表示する。メッセージ表示領域64g−2には、
「富士太郎様
過去にあなたがカードを利用した場所の風景を、今回、購入されたプリペイドカードの図柄にすることができます。希望するものがあれば選択してください。」
等のメッセージが表示される。
デザイン選択領域64g−4は、利用者がカードを利用した加盟店の場所に関連付られる写真等のデザインを1以上表示し、利用者によるデザイン選択を可能とする領域である。デザイン選択領域64g−4には、チェックボックス、デザイン、所在地等が表示される。利用者は、チェックボックスをチェックすることで、所望するデザインを選択する。
この例では、2つのデザインが表示されている。「静岡県富士市」を所在地とする富士山の画像と、「東京都中央区」を所在地とする東京タワーの画像とが表示されている。
選択ボタン64g−6は、デザイン選択領域64g−4のチェックボックスでチェックしたデザインでプリペイドカードを作成するためのボタンである。利用者が、デザイン選択領域64g−4から「日本 東京タワー」のデザインを選択すると、図31に示すようなプリペイドカードが利用者へ郵送される。
図31は、第3実施例におけるプリペイドカードの例を示す図である。図13において、プリペイドカードには、利用者がデザイン選択画面64gで選択した「日本 東京タワー」のデザインが印刷されている。
利用者が訪れた実際の場所に関連する風景等のデザインがプリペイドカードに印刷されることで、プリペイドカードに利用者の思い出を示したプレミア感を持たせることができる。
上述では、デザインを1つ選択するためのデザイン選択画面について説明したが、カードに印刷する複数のデザインを選択できるデザイン選択画面について説明する。
図32は、各実施例におけるデザイン選択画面の例を示す図である。図30に示すデザイン選択画面67gは、カード利用管理装置100によって作成され、利用者端末300のブラウザ340に表示される画面である。デザイン選択画面67gは、メッセージ表示領域67g−2、デザイン選択領域67g−4、一枚選択ボタン67g−6、複数選択ボタン67g−7、デザイン変更無しボタン67g−8等を有する。
メッセージ表示領域67g−2は、更新されるカードのデザインの選択が可能である旨を示すメッセージを表示する。メッセージ表示領域67g−2には、
「富士太郎様
過去にあなたがカードを利用した場所の風景を、カードの図柄にすることができます。希望するものがあれば選択してください。」
等のメッセージが表示される。
デザイン選択領域67g−4は、利用者がカードを利用した加盟店の場所に関連付られる写真等のデザインを1以上表示し、利用者によるデザイン選択を可能とする領域である。デザイン選択領域67g−4には、チェックボックス、デザイン、所在地等が表示される。利用者は、チェックボックスをチェックすることで、所望するデザインを選択する。
この例では、2つのデザインが表示されている。「日本 富士」を所在地とする富士山の画像と、「日本 東京タワー」を所在地とする東京タワーの画像とが表示されている。また、夫々には、日付「2015/11/1」、「2015/11/8」が付加されている。利用者は、どの順に訪問したのかを知ることができる。
一枚選択ボタン67g−6は、デザイン選択領域67g−4のチェックボックスでチェックした1つのデザインへの変更を行うためのボタンである。一枚選択ボタン67g−6は、1つのデザインをカードに印刷する場合に押下されるボタンである。
複数選択ボタン67g−7は、デザイン選択領域67g−4のチェックボックスでチェックした2以上のデザインへの変更を行うためのボタンである。この例では、2つのデザインにチェックがなされているため、カードに「日本 富士」と「日本 東京タワー」のデザインが印刷される。
デザイン変更無しボタン67g−8は、カードのデザインの変更を希望しないことを通知するためのボタンである。
図33は、複数のデザインが選択され印刷されたカードの例を示す図である。図33において、利用者が選択した複数のデザインが印刷されたカードの例を示している。カードは、クレジットカード、プリペイドカード等である。
日付を付加して日付順に複数のデザインを印刷することで、印刷されたデザインがより思い出となり、利用者専用にデザインされたカードとなり、プレミア感を持たせることができる。
次に、第1実施例から第3実施例において、例えば、観光地の風景をデザインとする場合、利用者が訪問した時期に対応した風景であることが好ましい。富士山に夏に音連れた場合には、夏の富士の画像等がよく、冬に訪れた場合には、冬の富士の画像等の方が、利用者が実際に見た風景により近いものとなる。
利用者がカードを利用した日付に対応する季節の風景を示すデザインデータを取得できるようにするための、観光地デザインDBの他のデータ構成例を、以下に示す。
図34は、観光地デザインDBの他のデータ構成例を示す図である。図34において、観光地デザインDB232−4は、図6の観光地デザインDB232の項目に加えて、季節、イベント等の項目を有する。季節、イベント以外の項目の説明は省略する。
季節は、四季により情景が異なるデザインの場合、春(3−5)、夏(6−8)、秋(9−11)、及び冬(12−2)のいずれかを示す。また、季節は、祭りなどの地域に特有なイベントのデザインの場合、祭りが実施される月日を示す。
加盟店の住所に加えて、利用日時で、観光地デザインDB232−4を検索することで、クレジットカードを利用した時期に対応したデザインを候補デザインとして取得することができる。
上述したように、利用者が観光地でクレジットカードを利用した場合に、自らが出かけた観光地をデザインしたクレジットカード又はプリペイドカードに更新することができ、利用者が所有するカードにプレミア感を持たせることができる。
第1実施例から第3実施例は、クレジットカードの更新時に、利用者が利用した観光地のデザインに変更するようにしてもよい。
また、利用者端末300に提供される種々の画面は、日本語に限定されない。利用者の言語を選択可能とし画面表示すればよい。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、主々の変形や変更が可能である。
以上の第1〜第3実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1カードに対応する第2カードを発行する情報を生成するカード情報生成プログラムであって、
前記第1カードを特定するカードIDを受信し、
カードを利用した店舗の識別子を含む利用ログ情報から前記カードIDで特定される店舗の識別子を取得し、
店舗の識別子に対応づけて該店舗の所在地を格納する店舗データベースから、取得した前記店舗の識別子を用いて該店舗の所在地を取得し、
前記店舗の所在地に基づいて、デザイン毎に該デザインを有効にする所在地の範囲を対応付けたデザインデータベースから、前記第2カードに印刷する候補デザインを取得して、受信した前記カードIDと取得した該候補デザインとを対応付けて候補テーブルに格納し、
前記第1カードの利用者端末に、前記候補テーブルから該第1カードの前記カードIDに対応付けられた1以上の前記候補デザインから、前記第2カードのデザインを選択する選択画面を表示させ、
選択された前記デザインを含む第2カードを発行する情報を生成する
処理をコンピュータに行わせるカード情報生成プログラム。
(付記2)
前記第2カードは、前記第1カードを再発行するカード、または、前記第1カードの支払いにより購入するカードである付記1記載のカード情報生成プログラム。
(付記3)
前記コンピュータに、
前記カードIDと前記第1カードを利用した利用日とを受信させ、
前記選択画面に、受信した前記利用日の順に前記候補デザインを該利用日と共に表示させることを特徴とする付記1又は2記載のカード情報生成プログラム。
(付記4)
前記デザインデータベースは、同じ所在地に対して、時期毎のデザインを対応付け、
前記コンピュータに、
前記店舗の所在地と、該店舗で前記第1カードを利用した利用日とに基づいて、前記デザインデータベースから、該店舗の所在地と該利用日とに対応する前記候補デザインを取得して、受信した前記カードIDと取得した該候補デザインとを対応付けて前記候補テーブルに格納させることを特徴とする付記3記載のカード情報生成プログラム。
(付記5)
前記第1カードは、クレジットカードであり、
前記第2カードは、クレジットカードで購入されるプリペイドカードであることを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項記載のカード情報生成プログラム。
(付記6)
第1カードに対応する第2カードを発行する情報を生成するカード情報生成方法であって、
前記第1カードを特定するカードIDを受信し、
カードを利用した店舗の識別子を含む利用ログ情報から前記カードIDで特定される店舗の識別子を取得し、
店舗の識別子に対応づけて該店舗の所在地を格納する店舗データベースから、取得した前記店舗の識別子を用いて該店舗の所在地を取得し、
前記店舗の所在地に基づいて、デザイン毎に該デザインを有効にする所在地の範囲を対応付けたデザインデータベースから、前記第2カードに印刷する候補デザインを取得して、受信した前記カードIDと取得した該候補デザインとを対応付けて候補テーブルに格納し、
前記第1カードの利用者端末に、前記候補テーブルから該第1カードの前記カードIDに対応付けられた1以上の前記候補デザインから、前記第2カードのデザインを選択する選択画面を表示させ、
選択された前記デザインを含む第2カードを発行する情報を生成する
処理をコンピュータが行うカード情報生成方法。
(付記7)
第1カードに対応する第2カードを発行する情報を生成するカード情報生成装置であって、
前記第1カードを特定するカードIDを受信し、カードを利用した店舗の識別子を含む利用ログ情報から前記カードIDで特定される店舗の識別子を取得し、店舗の識別子に対応づけて該店舗の所在地を格納する店舗データベースから、取得した前記店舗の識別子を用いて該店舗の所在地を取得する取得部と、
前記店舗の所在地に基づいて、デザイン毎に該デザインを有効にする所在地の範囲を対応付けたデザインデータベースから、前記第2カードに印刷する候補デザインを取得して、受信した前記カードIDと取得した該候補デザインとを対応付けて候補テーブルに格納する候補取得部と、
前記第1カードの利用者端末に、前記候補テーブルから該第1カードの前記カードIDに対応付けられた1以上の前記候補デザインから、前記第2カードのデザインを選択する選択画面を表示させる表示部と
選択された前記デザインを含む第2カードを発行する情報を生成する発行情報生成部と
を有するカード情報生成装置。
1 カード会社
2 ネットワーク
100 カード利用管理装置
132 カード管理DB
134 加盟店DB
136 利用ログDB
138 プリペイドカードDB
140 利用管理部
200 サーバ
232 観光地デザインDB
234 候補図テーブル
240 デザイン選択部
241 候補デザイン収集部
242 利用者通知部
243 カード作成依頼部
250 デザイン通知部
300 利用者端末
340 ブラウザ
400 加盟店端末
40p カード精算部

Claims (6)

  1. 第1カードに対応する第2カードを発行する情報を生成するカード情報生成プログラムであって、
    前記第1カードを特定するカードIDを受信し、
    カードを利用した店舗の識別子を含む利用ログ情報から前記カードIDで特定される店舗の識別子を取得し、
    店舗の識別子に対応づけて該店舗の所在地を格納する店舗データベースから、取得した前記店舗の識別子を用いて該店舗の所在地を取得し、
    前記店舗の所在地に基づいて、デザイン毎に該デザインを有効にする所在地の範囲を対応付けたデザインデータベースから、前記第2カードに印刷する候補デザインを取得して、受信した前記カードIDと取得した該候補デザインとを対応付けて候補テーブルに格納し、
    前記第1カードの利用者端末に、前記候補テーブルから該第1カードの前記カードIDに対応付けられた1以上の前記候補デザインから、前記第2カードのデザインを選択する選択画面を表示させ、
    選択された前記デザインを含む第2カードを発行する情報を生成する
    処理をコンピュータに行わせるカード情報生成プログラム。
  2. 前記第2カードは、前記第1カードを再発行するカード、または、前記第1カードの支払いにより購入するカードである請求項1記載のカード情報生成プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記カードIDと前記第1カードを利用した利用日とを受信させ、
    前記選択画面に、受信した前記利用日の順に前記候補デザインを該利用日と共に表示させることを特徴とする請求項1又は2記載のカード情報生成プログラム。
  4. 前記デザインデータベースは、同じ所在地に対して、時期毎のデザインを対応付け、
    前記コンピュータに、
    前記店舗の所在地と、該店舗で前記第1カードを利用した利用日とに基づいて、前記デザインデータベースから、該店舗の所在地と該利用日とに対応する前記候補デザインを取得して、受信した前記カードIDと取得した該候補デザインとを対応付けて前記候補テーブルに格納させることを特徴とする請求項3記載のカード情報生成プログラム。
  5. 第1カードに対応する第2カードを発行する情報を生成するカード情報生成方法であって、
    前記第1カードを特定するカードIDを受信し、
    カードを利用した店舗の識別子を含む利用ログ情報から前記カードIDで特定される店舗の識別子を取得し、
    店舗の識別子に対応づけて該店舗の所在地を格納する店舗データベースから、取得した前記店舗の識別子を用いて該店舗の所在地を取得し、
    前記店舗の所在地に基づいて、デザイン毎に該デザインを有効にする所在地の範囲を対応付けたデザインデータベースから、前記第2カードに印刷する候補デザインを取得して、受信した前記カードIDと取得した該候補デザインとを対応付けて候補テーブルに格納し、
    前記第1カードの利用者端末に、前記候補テーブルから該第1カードの前記カードIDに対応付けられた1以上の前記候補デザインから、前記第2カードのデザインを選択する選択画面を表示させ、
    選択された前記デザインを含む第2カードを発行する情報を生成する
    処理をコンピュータが行うカード情報生成方法。
  6. 第1カードに対応する第2カードを発行する情報を生成するカード情報生成装置であって、
    前記第1カードを特定するカードIDを受信し、カードを利用した店舗の識別子を含む利用ログ情報から前記カードIDで特定される店舗の識別子を取得し、店舗の識別子に対応づけて該店舗の所在地を格納する店舗データベースから、取得した前記店舗の識別子を用いて該店舗の所在地を取得する取得部と、
    前記店舗の所在地に基づいて、デザイン毎に該デザインを有効にする所在地の範囲を対応付けたデザインデータベースから、前記第2カードに印刷する候補デザインを取得して、受信した前記カードIDと取得した該候補デザインとを対応付けて候補テーブルに格納する候補取得部と、
    前記第1カードの利用者端末に、前記候補テーブルから該第1カードの前記カードIDに対応付けられた1以上の前記候補デザインから、前記第2カードのデザインを選択する選択画面を表示させる表示部と
    選択された前記デザインを含む第2カードを発行する情報を生成する発行情報生成部と
    を有するカード情報生成装置。
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