JP2017167444A

JP2017167444A - 液晶表示装置

Info

Publication number: JP2017167444A
Application number: JP2016054598A
Authority: JP
Inventors: 幸太牧野; Kota Makino
Original assignee: Nippon Seiki Co Ltd
Current assignee: Nippon Seiki Co Ltd
Priority date: 2016-03-18
Filing date: 2016-03-18
Publication date: 2017-09-21

Abstract

【課題】静電気による誤表示を防止することができ、且つ、安価に製造することが可能な液晶表示装置を提供する。【解決手段】液晶セル３１は、一対の透光性基板３１ｃに液晶３１ｄを封入したものである。前側偏光部材３２は、液晶セル３１の前面に貼着される。後側偏光部材３３は、液晶セル３１の後面に貼着される。導電部材７０は、前側偏光部材３２と後側偏光部材３３を導通させる。導電部材は、金属箔７１及び導電性粘着層７２からなる導電性粘着テープ７０である。【選択図】図３

Description

本発明は、液晶表示装置に関するものである。

従来より、液晶表示装置が種々提案されており、例えば特許文献１に開示されている。斯かる液晶表示装置は、ＩＴＯ（Indium Tin-Oxide）からなる透明電極膜にて液晶表示パネルを覆うと共に、その透明電極膜を回路基板のグランドパターンに接続させ、液晶表示パネル全体を同電位にすることによって、静電気による誤表示を防止するものである。

特開２０１１−１３３５９４号公報

しかしながら、液晶表示パネルを透明導電膜で覆うと共に、その透明電極膜を接地させるために、液晶表示装置の製造コストが高くなるという問題を有していた。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、静電気による誤表示を防止することができ、且つ、安価に製造することが可能な液晶表示装置を提供するものである。

本発明は、一対の透光性基板３１ｃに液晶３１ｄを封入した液晶セル３１と、前記液晶セル３１の前面に貼着された前側偏光部材３２と、前記液晶セル３１の後面に貼着された後側偏光部材３３と、前記前側偏光部材３２と前記後側偏光部材３３を導通させる導電部材７０と、を備えたものである。

また、本発明は、前記導電部材は、金属箔７１及び導電性粘着層７２からなる導電性粘着テープ７０である。

液晶表示セルの前面と後面を同電位にすることで、静電気による誤表示を防止することができる。

本発明の実施形態を示す正面図。同上実施形態を示す断面図。同上実施形態を示す液晶表示パネルの正面図。同上実施形態を示すブロック図。同上実施形態を示す要部拡大断面図。

以下、添付図面に基づいて、本発明を車両用表示装置に適用した一実施形態を説明する。車両用表示装置は、指針式計器１０，回路基板２０，液晶表示パネル３０，保護パネル部材４０，インナーケース５０，ハウジング６０を備えている。

指針式計器１０はエンジンの回転数を表示する回転計である。指針式計器１０は、文字板１１，指針１２，ステッピングモータ１３を有している。文字板１１は、指標部１１ａを有している。ステッピングモータ１３は、回路基板２０の後面に搭載されている。指針１２はステッピングモータ１３の回動軸に圧入保持されており、指針１２はステッピングモータ１３により回動され、文字板１１の指標部１１ａを指示する。文字板１１及び指針１２は、回路基板２０に搭載された発光素子２３にて照明される。

回路基板２０は、ガラスエポキシ樹脂からなる基材に銅箔からなる配線パターンを形成したものであり、ステッピングモータ１３及び発光素子２２，２３が搭載されている。回路基板２０，インナーケース５０は、ハウジング６０に収納され、回路基板２０はハウジング６０の下ケース６２に固定されている。

液晶表示パネル３０は、可撓性配線部材３５にて回路基板２０に電気的に接続される。液晶表示パネル３０は、回路基板２０に搭載された発光素子２２によって透過照明される。液晶表示パネル３０は所定の表示セグメントを有しており、液晶表示パネル３０には車両速度がデジタル表示される。

保護パネル部材４０は、透光性基板４１の後面に遮光部４４を印刷形成したものである。透光性基板４１は、平板形状の透光性樹脂からなるものである。透光性基板４１の後面には遮光部４４が形成されており、この遮光部４４は、文字板１１及び指針１２を透視する円形の窓部４４ａと、液晶表示パネル３０の画面を透視する矩形の窓部４４ｂとを有している。保護パネル部材４０は、上ケース６１にインサート成形されている。

インナーケース５０は、白色の樹脂からなるものであり、ハウジング６０に収容されている。インナーケース５０の後面には、回路基板２０が保持される。ハウジング６０は、黒色の樹脂からなるものであり、上ケース６１と下ケース６２とを備えている。上ケース６１は、図示しない弾性係止片によって、下ケース６２に係止されている。

図４は、車両用表示装置の電気的構成を示すブロック図である。マイコン８０は、ＣＰＵ８１，不揮発性メモリ８２，揮発性メモリ８３を有している。不揮発性メモリ８２は、例えばフラッシュメモリからなるものであり、揮発性メモリ８３は、例えばＳＤＲＡＭ（Synchronous Dynamic Random Access Memory）からなるものである。

速度センサ９１は、車両速度を検出し、マイコン８０に速度データを出力する。回転センサ９２は、エンジンの回転数を検出し、マイコン８０に回転数データを出力する。マイコン８０は、不揮発性メモリ８２に格納されている所定のプログラムに基づいて、ステッピングモータ１３，液晶表示パネル３０，発光素子２２，２３を駆動する。

次に、図５に基づいて、液晶表示パネル３０及び導電性粘着テープ７０について詳述する。液晶表示パネル３０は、液晶セル３１に前側偏光部材３２及び後側偏光部材３３を貼着したセグメント型ＬＣＤパネルからなるものである。前側偏光部材３２は、液晶セル３１の前面に貼着されている。後側偏光部材３３は、液晶セル３１の後面に貼着されている。液晶セル３１は、透明電極膜３１ａ及び配光膜３１ｂが形成された一対の透光性基板３１ｃに液晶３１ｄを封入したものである。

前側偏光部材３２と後側偏光部材３３は、導電性粘着テープ７０にて導通されている。導電性粘着テープ７０は、金属からなる金属箔７１及び導電性粘着層７２を有しており、前側偏光部材３２と、液晶セル３１の側端面と、後側偏光部材３３とに当接している。導電粘着テープ７０は、後述する窓部４４ｂから視認できない領域で、液晶表示パネル３０の上辺，右辺，左辺，下辺の少なくとも１個所に設けられれば良いが、複数個所に設けることが望ましい。

本発明は、一対の透光性基板３１ｃに液晶３１ｄを封入した液晶セル３１と、前記液晶セル３１の前面に貼着された前側偏光部材３２と、前記液晶セル３１の後面に貼着された後側偏光部材３３と、前記前側偏光部材３２と前記後側偏光部材３３を導通させる導電性粘着テープ（導電部材）７０と、を備えたものであり、前側偏光部材３２及び後側偏光部材３３を介して、液晶表示パネル３０の２枚の透光性基板３１ｃが導電性粘着テープ（導電部材）７０で導通されるため、静電気による誤表示を防止できる。且つ、従来技術のように、液晶表示パネルを透明導電膜で覆う必要が無く、比較的安価な導電部材を用いることができるため、安価に製造することができる。

なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本実施形態の導電部材は、導電性粘着テープ７０であったが、金属金具等であっても良い。また、本実施形態では、液晶表示パネル３０が可撓性配線部材３５にて回路基板２０に接続するものであったが、液晶表示パネル３０を金属端子にて回路基板に接続しても良い。

３０液晶表示パネル
３１液晶セル
３１ｃ透光性基板
３１ｄ液晶
３２前側偏光部材
３３後側偏光部材
７０導電性粘着テープ（導電部材）
７１金属箔
７２導電性粘着層

Claims

一対の透光性基板に液晶を封入した液晶セルと、前記液晶セルの前面に貼着された前側偏光部材と、前記液晶セルの後面に貼着された後側偏光部材と、前記前側偏光部材と前記後側偏光部材を導通させる導電部材と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
前記導電部材は、金属箔及び導電性粘着層からなる導電性粘着テープであることを特徴とする請求項１に記載の液晶表示装置。