JP2017167356A - 光ファイバ付きフェルール、及び光ファイバ付きフェルールの製造方法 - Google Patents

光ファイバ付きフェルール、及び光ファイバ付きフェルールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】伝送損失を抑制可能な光ファイバ付きフェルールを提供する。【解決手段】光ファイバ付きフェルールは、光ファイバ3を挿入させたファイバ穴12と、ファイバ穴12の開口面14Aと開口面14Aと対向する対向面14Bとを有する接着剤充填部14と、を備える。光ファイバ3は第1接着剤5Aによってファイバ穴12に固定されている。光ファイバ3の端面が対向面14Bに近接させた状態で、第1接着剤5Aよりも柔らかい第2接着剤5Bが接着剤充填部14に充填されている。【選択図】図3

Description

本発明は、光ファイバ付きフェルール、及び光ファイバ付きフェルールの製造方法に関する。
光ファイバの端部を保持するフェルールとして、接着剤を充填するための開口が設けられた接着剤充填部を備え、接着剤充填部に接着剤を充填して光ファイバを固定させるようにしたものが知られている。特許文献1には、フェルールの接着剤充填部の内壁に光ファイバの端面を突き当てた状態で、接着剤充填部に接着剤を充填硬化させることが開示されている。
特許第5564344号公報
接着剤充填部に接着剤を充填して硬化させた後、高温・高湿などの環境変化によってフェルールが変形すると、ファイバの端面が接着剤充填部の内壁の突き当て面から剥離し、この結果、伝送損失の増加するおそれがある。
本発明の幾つかの実施形態は、伝送損失を抑制可能な光ファイバ付きフェルールを提供することを目的とする。
本発明の幾つかの実施形態は、
光ファイバを挿入させたファイバ穴と、
前記ファイバ穴の開口面と、前記開口面と対向する対向面とを有する接着剤充填部と
を備え、
前記光ファイバは第1接着剤によって前記ファイバ穴に固定されており、
前記光ファイバの端面を前記対向面に近接させた状態で、前記第1接着剤よりも柔らかい第2接着剤が前記接着剤充填部に充填されている
ことを特徴とする光ファイバ付きフェルールである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明の幾つかの実施形態によれば、伝送損失を抑制することができる。
図1A及び図1Bは、第1実施形態のフェルール1の全体斜視図である。 図2は、第1実施形態のフェルール1の切断斜視図である。 図3Aは、本実施形態のファイバ付きフェルールの断面図である。図3Bは、比較例の断面図である。 図4は、ファイバ付きフェルール1の製造方法(組み立て手順)のフロー図である。 図5Aは、第1実施形態の第1変形例のフェルール1の切断斜視図である。図5Bは、第1実施形態の第1変形例のフェルール1の全体斜視図である。 図6A及び図6Bは、第1実施形態の第2変形例のフェルール1の全体斜視図である。 図7Aは、第1実施形態の第2変形例のフェルール1の断面図である。図7Bは、第1実施形態の第2変形例のファイバ付きフェルール1の断面図である。 図8は、第1実施形態のフェルール1を用いた光コネクタの概略断面図である。 図9は、第2実施形態のフェルール1の概略断面図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
光ファイバを挿入させたファイバ穴と、前記ファイバ穴の開口面と前記開口面と対向する対向面とを有する接着剤充填部とを備え、前記光ファイバは第1接着剤によって前記ファイバ穴に固定されており、前記光ファイバの端面を前記対向面に近接させた状態で、前記第1接着剤よりも柔らかい第2接着剤が前記接着剤充填部に充填されていることを特徴とする光ファイバ付きフェルールが明らかとなる。このような光ファイバ付きフェルールによれば、伝送損失を抑制することができる。
前記第2接着剤は、ショア硬度Dが50以下であることが望ましい。これにより、所定の環境変化時に光ファイバの損失増加量を0.3dB以下に抑えることができる。
前記第1接着剤は、前記第2接着剤よりも前記光ファイバとの屈折率の差が大きいことが望ましい。また、前記第1接着剤は、前記第2接着剤よりも光透過性が低いことが望ましい。
前記接着剤充填部の深さは、フェルール本体部の厚さの半分以上であることが望ましい。このような場合に特に有効である。
フェルールの端面に対して凹んだ凹所と、前記凹所に形成され、前記光ファイバ穴に対応して配置されたレンズ部とを備えることが望ましい。これにより、光ファイバ端面同士の物理的な接触を無くし、耐久性を高めることができる。
前記接着剤充填部に通気口が形成されていることが望ましい。これにより、第2接着剤を充填する時に接着剤充填部に気泡が形成されにくくなる。
前記接着剤充填部の底に開口部が形成されており、前記接着剤充填部がフェルールを貫通していることが望ましい。これにより、フェルールの変形を抑制できる。
前記接着剤充填部の底に形成された前記開口部の大きさは、前記第2接着剤の表面張力の働きにより前記第2接着剤が漏洩しない程度の大きさであることが望ましい。これにより、第2接着剤の漏洩を抑制できる。
(1)光ファイバを挿入させるファイバ穴と、前記ファイバ穴の開口面と前記開口面と対向する対向面とを有する接着剤充填部とを備えたフェルールを準備すること、(2)第1接着剤によって前記光ファイバを前記ファイバ穴に固定すること、及び(3)前記光ファイバの端面を前記対向面に近接させた状態で、前記第1接着剤よりも柔らかい第2接着剤を前記接着剤充填部に充填することを行う光ファイバ付きフェルールの製造方法が明らかとなる。このような製造方法によれば、伝送損失を抑制することができる。
前記光ファイバの端面を前記対向面に近接させた状態で、第1接着剤によって前記光ファイバを前記ファイバ穴に固定した後、前記第2接着剤を前記接着剤充填部に充填することが望ましい。これにより、第2接着剤を接着剤充填部に充填する作業が容易になる。
===第1実施形態===
<構成>
図1A及び図1Bは、第1実施形態のフェルール1の全体斜視図である。図2は、第1実施形態のフェルール1の切断斜視図である。
以下の説明では、図に示すように各方向を定義する。すなわち、光ファイバ穴12の方向を「前後方向」とし、フェルール1の接続端面10Aの側を「前」とし、逆側を「後」とする。また、フェルール1の厚み方向を「上下方向」とし、接着剤充填部14に接着剤(屈折率整合剤)を充填する開口の側を「上」とし、逆側を「下」とする。また、前後方向及び上下方向に垂直な方向を「左右方向」とする。なお、フェルール1の幅方向が「左右方向」となり、2つのガイドピン穴11の並ぶ方向が「左右方向」となる。また、複数の光ファイバ穴12の並び方向が「左右方向」となる。すなわち、フェルール1に取り付けられる光ファイバテープ(図8の符号4参照)を構成する複数の光ファイバ3の並び方向が「左右方向」となる。この左右方向において、後から前を見たときの右側を「右」とし、逆側を「左」とする。
まず、第1実施形態のフェルール1と、通常のMTフェルール(JIS C5981に規定された光コネクタ)との異なる点について説明する。
通常のMTフェルールでは、フェルール端面から光ファイバ端面が露出している。そして、フェルール端面同士を突き当てて、光ファイバ端面を物理的に接続することによって、光ファイバ同士を光接続することになる。
これに対し、第1実施形態のフェルール1では、光ファイバ端面はフェルール端面10Aから露出していない。第1実施形態のフェルール1では、フェルール端面10Aの凹所15にレンズ部16が配置されており、レンズ部16から光信号が入出力されることになる。つまり、本実施形態のフェルール1では、光ファイバ端面同士の物理的な接触がない。このため、着脱を繰り返しても劣化せず耐久性が高い。
フェルール1は、光信号を伝送する光ファイバ3(図3A参照)の端部を保持する部材である。フェルール1の本体部10の前側の端面10A(フェルール端面10A)は、相手方のフェルールと接続する接続端面となる。本体部10の後側には、本体部10の外周面から外側に突出した鍔部10Bが形成されている。フェルール端面10Aを含む本体部10及び鍔部10Bは、光信号を透過可能な樹脂(例えば透明樹脂)により一体成型されている。この本体部10の内部において、複数の光ファイバ3の端部が保持されることになる。
本体部10は、ガイドピン穴11、光ファイバ穴12、ブーツ穴13、接着剤充填部14、凹所15、レンズ部16及び光透過部18を有する。
ガイドピン穴11は、ガイドピン(図8の符号22参照)を挿入するための穴である。ガイドピン穴11にガイドピンを挿入することによって、フェルール1同士が位置合わせされることになる。ガイドピン穴11は、前後方向に本体部10を貫通しており、フェルール端面10Aには2つのガイドピン穴11が開口している。2つのガイドピン穴11は、複数の光ファイバ穴12を左右から挟むように、左右方向に間隔をあけて形成されている。2つのガイドピン穴11の間には、光ファイバ穴12の他に、ブーツ穴13、凹所15、レンズ部16及び光透過部18も配置されている。
光ファイバ穴12は、光ファイバ3を挿入するための穴である。また、光ファイバ穴12は、光ファイバ3を位置決めするための穴でもある。光ファイバ穴12は、ブーツ穴13と接着剤充填部14との間を貫通している。光ファイバ穴12には、光ファイバ心線から被覆を除去した裸ファイバが挿入されることになる。また、光ファイバ穴12は前後方向に平行であり、複数の光ファイバ穴12は左右方向に並んで配置されている。つまり、互いに平行な複数の光ファイバ穴12が左右方向に並んでいる。各光ファイバ穴12は、それぞれテーパ部12Aとファイバ固定部12Bとを有している。
テーパ部12Aは、光ファイバ穴12の後端部分に設けられており、後側ほど広がるようなテーパ形状となっている。このようなテーパ部12Aを設けることにより、光ファイバ3を光ファイバ穴12に挿入しやすくなる。
ファイバ固定部12Bは、テーパ部12Aよりも前側に設けられており、光ファイバ3の径とほぼ同じ大きさ(直径)になっている。これにより、光ファイバ穴12に挿入された光ファイバ3を位置決めすることができる。
ブーツ穴13は、フェルール1の後側の端面に設けられている。ブーツ穴13は、光ファイバ3に取り付けられたブーツ(図3Aの符号26参照)を収容及び固定するための穴である。
接着剤充填部14は、接着剤を充填するための空洞部である。接着剤充填部14は、左右方向に長い(複数の光ファイバ穴12及びレンズ部16が左右方向に並ぶ長さよりも長い)空洞となっている。接着剤充填部14は、フェルール1の本体部10の上面に開口している。接着剤充填部14の開口も、フェルール1の本体部10の上面において、左右方向に細長い(複数の光ファイバ穴12及びレンズ部16が左右方向に並ぶ長さよりも長い)開口となっている。なお、本実施形態では、接着剤充填部14には、屈折率整合剤としても機能する光学接着剤(第2接着剤5B)が充填されることになる(後述)。
接着剤充填部14は、光ファイバ穴開口面14Aと、突き当て面14Bとを有する。
光ファイバ穴開口面14Aは、接着剤充填部14の後側の内壁である。光ファイバ穴開口面14Aには、複数の光ファイバ穴12が左右方向に並んで開口している。
突き当て面14Bは、接着剤充填部14の前側の内壁であり、光ファイバ穴開口面14Aと対向する対向面である。突き当て面14Bは、光ファイバ穴開口面14Aにおける光ファイバ穴12の開口と対向しており、光ファイバ3の端面を突き当てる面となる。
凹所15は、フェルール端面10Aに対して凹んだ部位である。凹所15は、フェルール端面10Aにおいて2つのガイドピン穴11の間に設けられている。凹所15は、複数の光ファイバ穴12に対応するように左右方向に細長い長方形状になっている。
レンズ部16は、凹所15の底面(後側の面)に設けられている。レンズ部16は、複数の光ファイバ3(言い換えると、複数の光ファイバ穴12)にそれぞれ対応して配置されており、レンズ部16を介して光信号が入出力されることになる。レンズ部16は、例えばコリメートレンズとして機能するように形成されている。レンズ部16によって径の拡大された光信号を入出力することによって、光路中のゴミなどの影響を軽減させることができ、光信号の伝送損失を抑制できる。
光透過部18は、フェルール端面10A(詳しくは、フェルール端面10Aの凹所15のレンズ部16)と接着剤充填部14の突き当て面14Bとの間で光信号を透過させる部位(光路が形成される部位)である。なお、本実施形態の本体部10は、光信号を透過させる樹脂によって一体成型されているが、少なくとも光路が形成される部位(光透過部18)が光信号を透過可能であればよく、これ以外の部位は別の材料(光信号を透過しない材料)で構成されていてもよい。
<接着剤について>
図3Aは、本実施形態のファイバ付きフェルールの断面図である。図3Bは、比較例の断面図である。
ブーツ26には接着剤充填部26Aが設けられている(図3A及び図3Bの点線参照)。ブーツ26の接着剤充填部26Aには硬化型の接着剤(例えば紫外線硬化型接着剤や熱硬化型接着剤など)が充填される。接着剤充填部26Aに充填される接着剤(第1接着剤5A)は、光ファイバ穴12に挿通させた光ファイバ3を光ファイバ穴12に固定するための接着剤である。第1接着剤5Aが充填されることによって、第1接着剤5Aが、ブーツ26と光ファイバ3との間や、ブーツ26とフェルール1(ブーツ穴13の内壁面)との間や、光ファイバ穴12と光ファイバ3との間などに浸透する。浸透した第1接着剤5Aを硬化させることによって、これらの部材が第1接着剤5Aで固定され、光ファイバ3が光ファイバ穴12に固定され、これにより光ファイバ3がフェルール1に対して固定される。なお、光ファイバ3は、光ファイバ穴12に接着されることによって光ファイバ穴12(フェルール1)に直接的に固定されてもよいし、ブーツ26がフェルール1に接着されるとともに光ファイバ3がブーツ26に接着されることによって光ファイバ穴12(フェルール1)に間接的に固定されてもよい。この結果、光ファイバ3がフェルール1から引っ張られても、光ファイバ3をフェルール1に引き留めることができる。言い換えると、第1接着剤5Aは、光ファイバ3をフェルール1に引き留めるのに十分な機械的特性を有する。このため、第1接着剤5Aは、硬化すると比較的硬い接着剤である。
フェルール1には、既に説明したように、接着剤充填部14が設けられている。接着剤充填部14に接着剤が充填されることによって、光ファイバ穴開口面14Aから突出した光ファイバ3の端部の周囲に接着剤が充填されるとともに、接着剤が光ファイバ3の端面と突き当て面14Bとの隙間に浸透する。光ファイバ3の端面と突き当て面14Bとの隙間に屈折率整合剤として機能する接着剤が入り込むことによって、光信号の伝送損失が抑制される。このように、接着剤充填部14に充填される接着剤は、屈折率整合剤としての光学的特性を有する光学接着剤である。
接着剤充填部14には硬化型の接着剤(例えば紫外線硬化型接着剤や熱硬化型接着剤など)が充填される。接着剤充填部14がフェルール1の上面に開口している場合、硬化した接着剤が収縮すると、フェルール1の上側(接着剤充填部14の開口側)では光ファイバ開口面14Aと突き当て面14Bとが近接するようにフェルール1が変形するが、フェルール1の底壁があるためにフェルール1の下側ではフェルール1は変形せず、この結果、図3Bの点線に示すようにフェルール1が反るように変形してしまう。なお、接着剤の収縮が生じる原因として、例えば高温・高湿な環境や、接着剤の硬化などが挙げられる。このようなフェルール1の変形は、接着剤充填部14が深くなるほど起こりやすくなる。具体的には、接着剤充填部14の深さ(上下方向の寸法)がフェルール1の本体部10の厚さ(上下方向の寸法)の半分以上の場合、図3Bに示すフェルール1の変形が起こりやすくなる。
比較例では、図3Bに示すように、フェルール1の接着剤充填部14に充填する接着剤は、ブーツ26の接着剤充填部26Aに充填したのと同じ第1接着剤5Aである。この第1接着剤5Aは、既に説明した通り、光ファイバ3をフェルール1に引き留めるのに十分な強度の接着剤であり、硬化すると比較的硬い接着剤である。このため、図3Bの点線に示すようにフェルール1が反るように変形すると、光ファイバ3の端面が突き当て面14Bから剥離し、この結果、光ファイバ3の端面と突き当て面14Bとの間に剥離層(空気層)が形成され、伝送損失が増加するおそれがある。なお、通常のMTフェルール(JIS C5981に規定された光コネクタ)では、光ファイバ端面はフェルール端面から露出しており、本実施形態のように光ファイバ端面が接着剤充填部14の内壁(突き当て面14B)に突き当てられていないため、仮に接着剤充填部14の接着剤が収縮してフェルールが反るように変形しても、光ファイバ端面と突き当て面14Bとの剥離という問題は生じない。このため、光ファイバ端面の剥離という課題は、比較例や本実施形態のように光ファイバ端面を接着剤充填部14の内壁(突き当て面14B)に突き当てた構造に特有の課題となる。
本実施形態では、図3Aに示すように、フェルール1の接着剤充填部14に充填する接着剤は、ブーツ26の接着剤充填部26Aに充填した第1接着剤5Aとは異なる第2接着剤5Bである。第2接着剤5Bは、第1接着剤5Aと比べて柔らかい性質の接着剤である。これにより、第2接着剤5Bは、フェルール1の変形を抑制し、光ファイバ端面と突き当て面14Bとの剥離を抑制する特性を有する。すなわち、第2接着剤5Bが比較的柔らかい性質の接着剤であるため、比較例のような接着剤の収縮によるフェルール1の変形は生じ難いので、伝送損失の増加を抑制できる。また、仮にフェルール1が変形しても、比較的柔らかい第2接着剤5Bが変形することによって、光ファイバ端面と突き当て面14Bとの隙間に屈折率整合剤が入り込んだ状態を保持できるため、伝送損失の増加を抑制できる。このように、本実施形態では、伝送損失の抑制という効果を相乗的に得ることができる。
第2接着剤5Bは、第1接着剤5Aよりも硬度が低い(第1接着剤5Aよりも柔らかい)。具体的には、硬化後の第1接着剤5Aはショア硬度Dが80〜85であるのに対し、硬化後の第2接着剤5Bはショア硬度Dが50以下である。なお、ショア硬度Dが50以下の第2接着剤5Bを用いて製造したファイバ付きフェルール1に対して−40℃、25℃、75℃の順に温度を変化させる環境試験を行い、環境試験中の光ファイバの損失増加量を測定し、損失増加量に基づいて評価を行ったところ、光ファイバテープの複数の光ファイバの損失増加量のうちの最大損失増加量は、比較例では1.0dBであるのに対し、本実施形態では0.3dB以下であることが確認された。なお、比較例では、ほとんどの光ファイバにおいて損失増加量が0.3dBを越えていた。つまり、損失増加量が0.3dB以上の光ファイバを「不良」と評価する場合、比較例ではほぼ全ての光ファイバが「不良」と評価されるのに対し、本実施形態では「不良」と評価される光ファイバが無かった。
ところで、第2接着剤5Bは、フレネル反射の抑制のため、光ファイバ3との屈折率差が小さくなるように調整されている。これに対し、第1接着剤5Aは、第2接着剤5Bのような光学接着剤でなくてもよい。このため、第1接着剤5Aは、第2接着剤5Bよりも光透過性が低くてもよく、また、第2接着剤5Bよりも光ファイバ3との屈折率の差が大きくてもよい。このように、第2接着剤5Bを第1接着剤5Aと異ならせることによって、第1接着剤5A及び第2接着剤5Bの選択の自由度を高めることもできる。なお、屈折率整合剤となる第2接着剤5Bと光ファイバ3との屈折率差は、0.1以内であることが望ましく、0.05以内であることが更に望ましい。一方、第1接着剤5Aは、光ファイバ3との屈折率差が0.1よりも大きくても許容される。
<ファイバ付きフェルール1の製造方法>
図4は、ファイバ付きフェルール1の製造方法(組み立て手順)のフロー図である。
まず、作業者は、本実施形態のフェルール1を準備し(S101)、予めブーツ26を挿入させた光ファイバテープの各光ファイバ3をフェルール1の光ファイバ穴12にそれぞれ挿入するとともに、ブーツ26をフェルール1のブーツ穴13に挿入する(S102)。そして、光ファイバ端面を光ファイバ穴開口面14Aから突出させる。但し、この段階では、光ファイバ端面を接着剤充填部14の突き当て面14Bには突き当てない。これは、光ファイバ3を光ファイバ穴12に通したときに、光ファイバ端面にゴミ等が付着するおそれがあるためである。
次に、作業者は、接着剤充填部14の光ファイバ穴開口面14Aから突出した光ファイバ端面を洗浄する(S103)。例えば、作業者は、接着剤充填部14の開口からエアを吹き付けることによって、光ファイバ端面のゴミを吹き飛ばす。これにより、光ファイバ穴12に挿入したときに付着した光ファイバ端面のゴミを除去することができる。なお、このように光ファイバ端面のゴミを除去するために、接着剤充填部14への第2接着剤5Bの充填は、光ファイバ3の挿入前に予め行うのではなく、光ファイバ3の挿入後に行っている。
作業者は、光ファイバ端面の洗浄後、ブーツ26に対して光ファイバ3(光ファイバテープ)を前側にスライドさせて、光ファイバ端面を接着剤充填部14の突き当て面14Bに突き当てる(S104)。なお、光ファイバ端面を突き当て面14Bに突き当てたとき、光ファイバ端面の全ての領域が突き当て面14Bに接触するわけではない。また、複数の光ファイバ3の長さにばらつきがある場合、或る光ファイバ端面の一部が突き当て面14Bに接しても、別の光ファイバ端面は、突き当て面14Bに近接するものの非接触であることがある。このため、この段階では、光ファイバ端面と突き当て面14Bとの間には空気層が存在する。
次に、作業者は、光ファイバ端面を接着剤充填部14の突き当て面14Bに突き当てた状態(光ファイバ端面を突き当て面14Bに近接させた状態)で、第1接着剤5Aを用いて光ファイバ3をフェルール1に対して固定する(S105)。このとき、作業者は、ブーツ26に設けられた接着剤充填部26A(図3Aの点線参照)に熱硬化性の第1接着剤5Aを充填し、光ファイバ穴12と光ファイバ3との間にまで接着剤を浸透させる。なお、ブーツ26の接着剤充填部26A(図3Aの点線参照)に第1接着剤5Aを充填し、ブーツ26と光ファイバ3との間や、ブーツ26とフェルール1(ブーツ穴13の内壁面)との間などに第1接着剤5Aを浸透させても良い。熱硬化性の第1接着剤5Aを各部に浸透させた後、作業者は、第1接着剤5Aを加熱して硬化させ、これにより光ファイバ3をフェルール1に対して接着固定する。なお、第1接着剤5Aの塗布方法は、接着剤充填部26Aを用いるものに限られるものではない。また、第1接着剤5Aが熱硬化性接着剤でなくても良い。
次に、作業者は、第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填し、第2接着剤5Bを硬化させる(S106)。接着剤充填部14に第2接着剤5Bが充填されることによって、第2接着剤5Bが光ファイバ3の端面と突き当て面14Bとの隙間に浸透する。なお、第2接着剤5Bの毛管現象によって、光ファイバ端面と突き当て面14Bとの間に第2接着剤5Bが浸透することになるため、光ファイバ端面と突き当て面14Bとの間に気泡は残りにくい。熱硬化性の第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填した後、作業者は、第2接着剤5Bを加熱して硬化させる。なお、第2接着剤5Bは、熱硬化性接着剤でなくても良く、例えば紫外線硬化型接着剤でも良い。
接着剤充填部14に充填した第2接着剤5Bの硬化完了により、本実施形態のファイバ付きフェルール1が完成することになる。
上記のファイバ付きフェルール1の製造方法によれば、作業者は、S105で光ファイバ3をフェルール1に仮固定した後に、S106において第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填し、第2接着剤5Bを硬化させる作業を行うことになる。このため、第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填する作業や、第2接着剤5Bを硬化させる作業が容易になる。これに対し、仮にS106の作業時に光ファイバ3がフェルール1に未固定だとすると、光ファイバ端面を突き当て面14Bに突き当てた状態(光ファイバ端面を突き当て面14Bに近接させた状態)を保持しながら第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填する作業が難しくなる。
また、上記のファイバ付きフェルール1の製造方法によれば、作業者は、S105で第1接着剤5Aを硬化させた後に、S106において第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填するため、第1接着剤5Aと第2接着剤5Bが混ざり合ってしまうことを防止できる。仮に第1接着剤5A及び第2接着剤5Bを同時に充填してしまうと、第1接着剤5A及び第2接着剤5Bが光ファイバ穴12に浸透して混ざり合ってしまい、この結果、光ファイバ3と光ファイバ穴12との接着強度が低下するおそれがある。
また、上記のファイバ付きフェルール1の製造方法によれば、第1接着剤5Aよりも柔らかい第2接着剤5Bが接着剤充填部14に充填されている。これにより、第2接着剤5Bの硬化によるフェルール1の変形を抑制できるため、伝送損失を抑制できる。また、仮にフェルール1が変形しても、比較的柔らかい第2接着剤5Bが変形することによって、光ファイバ端面と突き当て面14Bとの隙間に第2接着剤5Bが入り込んだ状態を保持できるため、伝送損失の増加を抑制できる。したがって、伝送損失の抑制という効果を相乗的に得ることができる。
<変形例>
接着剤充填部14に第2接着剤5Bを充填するとき(S106)、複数の光ファイバ3の端面が突き当て面14Bに突き当てられた状態であるため、接着剤充填部14の内部で複数の光ファイバ3が障壁となり、複数の光ファイバ3の上部に第2接着剤5Bが溜まりやすくなる。この結果、複数の光ファイバ3の上部に溜まった第2接着剤5Bが接着剤充填部14を塞いでしまい、第2接着剤5Bが接着剤充填部14の下側まで届き難くなるとともに、接着剤充填部14の底に気泡が形成されるおそれがある。そこで、接着剤充填部14の底面からフェルール1の下面までの間に通気口を形成しても良い。
図5Aは、第1実施形態の第1変形例のフェルール1の切断斜視図である。図5Bは、第1実施形態の第1変形例のフェルール1の全体斜視図である。
この第1変形例のフェルール1では、接着剤充填部14の底に通気口14Cが形成されている。第2接着剤5Bは接着剤充填部14の開口から漏洩しない程度の物性を備えているため、通気口14Cの開口を接着剤充填部14の上側の開口よりも小さくすれば、第2接着剤5Bは、通気口14Cから漏洩しない。なお、接着剤充填部14の底面に通気口14Cを設けた場合には、接着剤充填部14の底に気泡が形成されにくくなるとともに、接着剤充填部14に第2接着剤5Bを充填する作業時間を短縮化できるという効果も得られる。
なお、図5A及び図5Bに示す変形例では、複数の小さな通気口14Cが左右方向に並んで配置されているが、通気口14Cは1つでも良いし、左右方向に細長い開口にしても良い。また、通気口14Cは、フェルール1の下面から開口するのではなく、フェルール1の側面(左右方向の側面)から開口するに形成されてもよい。
図6A及び図6Bは、第1実施形態の第2変形例のフェルール1の全体斜視図である。図7Aは、第1実施形態の第2変形例のフェルール1の断面図である。図7Bは、第1実施形態の第2変形例のファイバ付きフェルール1の断面図である。
この第2変形例では、接着剤充填部14の底に下側開口部14Dが形成されている。下側開口部14Dは、フェルール1の本体部10の下面に開口する部位である。下側開口部14Dは、フェルール1の本体部10の下面において、左右方向に細長い長方形状に開口している。このため、第2変形例の接着剤充填部14は、上下方向(フェルール1の厚さ方向)にフェルール1を貫通している。第2接着剤5Bの表面張力の働きによって、下側開口部14Dの開口から下側に第2接着剤5Bが漏洩することは防止されている。言い換えると、下側開口部14Dの大きさは、第2接着剤5Bの表面張力の働きによって第2接着剤5Bが下側開口部14Dの下側に漏洩しない程度の大きさである。
既に説明したように、比較例(図3B参照)のように接着剤充填部14が上側のみに開口している場合、接着剤充填部14に充填された接着剤が収縮すると、開口しているフェルール1の上側では光ファイバ開口面14Aと突き当て面14Bとが近接するようにフェルール1が変形するが、フェルール1の底壁があるためにフェルール1の下側ではフェルール1は変形せず、この結果、図3Bの点線に示すようにフェルール1が反るように変形してしまう。
これに対し、第2変形例では、フェルール1の下面において下側開口部14Dが開口しており、下側開口部14Dにはフェルール1の底壁が設けられていない。このため、第2変形例では、第2接着剤5Bの収縮力によってフェルール1の上側において光ファイバ開口面14Aと突き当て面14Bとが近接するようにフェルール1が変形したとき、下側開口部14Dにおいても、光ファイバ開口面14Aと突き当て面14Bとが近接するように変形可能である。したがって、第2変形例では、仮に接着剤充填部14の第2接着剤5Bが収縮しても、フェルール1の上部と下部の両方に第2接着剤5Bの収縮力が作用するため、フェルール1の反るような変形を更に抑制できる。また、第2変形例では、フェルール1の反るような変形を抑制できるため、光ファイバ端面と突き当て面14Bとの剥離が更に生じにくくなり、光信号の伝送損失を更に抑制できる。
図6Bに示す第2変形例では、下側開口部14Dの左右方向の幅(下側開口部14Dの左側の内壁と右側の内壁との間隔)は、左右方向に並ぶ複数のファイバ穴12の列幅(最左端の光ファイバ穴12と最右端の光ファイバ穴12との間隔:光ファイバ穴列幅)よりも広く設定されている。これにより、接着剤充填部14に充填された第2接着剤5Bが収縮するときに、各光ファイバ3の上部と下部の両側でフェルール1に接着剤5の収縮力が作用するため、フェルール1の反るような変形を抑制できる。但し、下側開口部14Dの左右方向の幅が、光ファイバ穴列幅の半分以上であれば、フェルール1の変形を抑制する効果が得られる。
<光コネクタ>
図8は、第1実施形態のフェルール1を用いた光コネクタの概略断面図である。図に示すように、本実施形態のフェルール1は、光コネクタのハウジング20に収容して用いることができる。
ハウジング20は、フェルール1を後退可能に収容する部材である。ハウジング20の内部空間には突出部20Aが形成されており、この突出部20Aとフェルール1の鍔部10Bとが係合した状態で、スプリング24の反発力によってフェルール1が前側に付勢されている。
フェルール1の2つのガイドピン穴11にはガイドピン22が挿入されており、このガイドピン22により、相手側の光コネクタのフェルール1との位置決めが行われることになる。また、フェルール1のブーツ穴13には、ブーツ26が挿入されている。ブーツ26は、断面が略矩形の筒状の部材であり、光ファイバテープ4の複数の光ファイバ3がそれぞれ前後方向に貫通している。ブーツ26の左右方向及び上下方向の寸法は、ブーツ穴13の寸法とほぼ同じであり、ブーツ26はブーツ穴13に嵌合している。
===第2実施形態===
第2実施形態のフェルール1は、反射部19を有しており、反射部19を介して光信号を伝達する。
図9は、第2実施形態のフェルール1の概略断面図である。
第2実施形態のフェルール1は、ホルダ(不図示)を介して光電変換モジュール30上に固定されている。例えばフェルール1の下面に位置決めピン(不図示)が形成されており、光電変換モジュール30の上面に接着固定されたホルダ(不図示)の位置決め穴(不図示)に位置決めピンを嵌合させることによって、フェルール1が光電変換モジュール30に対して位置決めされている。光電変換モジュール30の光素子32としては、半導体レーザ等の発光素子、あるいは、フォトダイオード等の受光素子が挙げられる。
第2実施形態のフェルール1の本体部10は、第1実施形態の本体部10と同様に、光信号を透過させる樹脂により一体成型されている。第2実施形態では、本体部10の下面がフェルール端面10Aとなっている。フェルール1は、左右方向(紙面に垂直方向)に並ぶ複数の光ファイバ穴12と、接着剤充填部14とを有している。接着剤充填部14には、光ファイバ穴開口面14Aと、光ファイバ穴12の開口と対向する突き当て面14B(光ファイバ穴開口面14Aと対向する対向面)が設けられている。また、本体部10において接着剤充填部14の突き当て面14Bよりも前側の部位が光透過部18となっており、光透過部18には、反射部19が設けられている。反射部19は、上側ほど後側に傾斜した傾斜面になっている。
反射部19は、光素子32が発光素子である場合には、フェルール端面10Aに入射する光を光ファイバ3の端面に向けて反射する(上下方向に平行な光を前後方向に平行な光に変換する)。光素子32が受光素子である場合には、反射部19は、光ファイバ3の端面から出射する光を、光素子32に向けて反射する(前後方向に平行な光を上下方向に平行な光に変換する)。このように、反射部19は、光路を変換するために光(光信号)を反射する。
第2実施形態においても、第1接着剤5Aによって光ファイバ3が光ファイバ穴12に固定されており、接着剤充填部14には、第1接着剤5Aよりも柔らかい第2接着剤5Bが充填されている。例えば、第2実施形態においても、硬化後の第1接着剤5Aはショア硬度Dが80〜85であるのに対し、硬化後の第2接着剤5Bはショア硬度Dが50以下である。これにより、フェルール1の変形を抑制できるため、伝送損失の増加を抑制できる。また、仮にフェルール1が変形しても、比較的柔らかい第2接着剤5Bが変形することによって、光ファイバ端面と突き当て面14Bとの隙間に屈折率整合剤が入り込んだ状態を保持できるため、伝送損失の増加を抑制できる。このように、第2実施形態においても、伝送損失の抑制という効果を相乗的に得ることができる。
また、第2実施形態においても、第1接着剤5Aは、第2接着剤5Bのような光学接着剤でなくてもよい。このため、第1接着剤5Aは、第2接着剤5Bよりも光透過性が低くてもよく、また、第2接着剤5Bよりも光ファイバ3との屈折率の差が大きくてもよい。
なお、第2実施形態においても、接着剤充填部14に通気口を形成してもよい。また、第2実施形態においても、接着剤充填部14の底に下側開口部を形成して、接着剤充填部14がフェルール1を上下方向に貫通してもよい。
また、第2実施形態においても、光ファイバ付きフェルール1を製造するとき、作業者は、第1接着剤5Aによって光ファイバ3をフェルール1に仮固定した後に(S105参照)、第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填し、第2接着剤5Bを硬化させることが望ましい。これにより、第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填する作業や、第2接着剤5Bを硬化させる作業が容易になる。
===小括===
上記の幾つかの実施形態の光ファイバ付きフェルールは、光ファイバ3を挿入させた光ファイバ穴12(ファイバ穴)と、光ファイバ穴開口面14A及び突き当て面14B(光ファイバ穴の開口面と対向する対向面)を有する接着剤充填部14とを備えている。そして、上記の幾つかの実施形態では、光ファイバ3は第1接着剤5Aによって光ファイバ穴12に固定されているとともに、光ファイバ端面を突き当て面14Bに近接させた状態(突き当てた状態)で、第1接着剤5Aよりも柔らかい第2接着剤5Bが接着剤充填部14に充填されている。これにより、フェルール1の変形を抑制できるため、また、仮にフェルール1が変形しても、光ファイバ端面と突き当て面14Bとの隙間に屈折率整合剤が入り込んだ状態を保持できるため、伝送損失の抑制という効果を相乗的に得ることができる。
また、上記の幾つかの実施形態では、第2接着剤5Bは、ショア硬度Dが50以下である。これにより、所定の環境変化時に光ファイバの損失増加量を0.3dB以下に抑えることができる。
また、上記の幾つかの実施形態では、第1接着剤5Aは、第2接着剤5Bよりも光ファイバ3との屈折率差が大きく、第2接着剤5Bよりも光透過性が低い。このため、第1接着剤5A及び第2接着剤5Bを同じ接着剤にする場合と比べて、第1接着剤5A及び第2接着剤5Bの選択の自由度を高めることができる。
また、上記の幾つかの実施形態では、接着剤充填部14の深さは、フェルール1の本体部10の厚さの半分以上である。フェルール1がこのような形状の場合、接着剤充填部14に充填した接着剤の収縮によってフェルール1が反るように変形しやすくなるため(図3B)、上記の幾つかの実施形態のように第1接着剤5Aよりも柔らかい第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填することが特に有利になる。
また、上記の幾つかの実施形態では、フェルール1は、フェルール端面10Aに対して凹んだ凹所15と、凹所に形成され光ファイバ穴12に対応して配置されたレンズ部16とを備えている。これにより、光ファイバ端面同士の物理的な接触を無くし、耐久性を高めることができる。
また、上記の幾つかの実施形態では、接着剤充填部14に通気口14Cが形成されている。これにより、接着剤充填部14に第2接着剤5Bを充填したときに接着剤充填部14の底に気泡が形成されにくくなる。
また、上記の幾つかの実施形態では、接着剤充填部14の底に下側開口部14D(開口部)が形成されており、接着剤充填部14がフェルール1を貫通している。これにより、フェルール1の反るような変形を更に抑制できる。なお、この場合、下側開口部14Dの大きさは、第2接着剤5Bの表面張力の働きによって第2接着剤5Bが下側開口部14Dの下側に漏洩しない程度の大きさであることが望ましい。これにより、第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填したときに、第2接着剤5Bが下側開口部14Dから漏洩することを抑制できる。
上記の幾つかの実施形態における光ファイバ付きフェルールの製造方法では、光ファイバ3を挿入させる光ファイバ穴12(ファイバ穴)と、光ファイバ穴開口面14A及び突き当て面14B(光ファイバ穴の開口面と対向する対向面)を有する接着剤充填部14とを備えたフェルールを準備する工程S101と、第1接着剤5Aによって光ファイバ3を光ファイバ穴12に固定する工程S105と、光ファイバ端面を突き当て面14Bに近接させた状態(突き当てた状態)で、第1接着剤5Aよりも柔らかい第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填する工程S106が行われている。これにより、フェルール1の変形を抑制できるため、また、仮にフェルール1が変形しても、光ファイバ端面と突き当て面14Bとの隙間に屈折率整合剤が入り込んだ状態を保持できるため、伝送損失の抑制という効果を相乗的に得ることができる。
また、上記の幾つかの実施形態では、光ファイバ端面を突き当て面14Dに近接させた状態(突き当てた状態)で、第1接着剤5Aによって光ファイバ3を光ファイバ穴12に固定した後(S105)、第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填する作業が行われる。これにより、第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填する作業が容易になる。なお、光ファイバ3がフェルール1に未固定な状態で第2接着剤5Bを接着剤充填部14に充填してもよい。この場合、第2接着剤5Bの充填作業が難しくなるが、伝送損失の抑制という効果は得ることができる。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
1 フェルール、3 光ファイバ、4 光ファイバテープ、
5A 第1接着剤、5B 第2接着剤、
10 本体部、10A フェルール端面、10B 鍔部、
11 ガイドピン穴、12 光ファイバ穴、
12A テーパ部、12B ファイバ固定部、
13 ブーツ穴、14 接着剤充填部、
14A 光ファイバ開口面、14B 突き当て面、
14C 通気口、14D 下部開口部、
15 凹所、16レンズ部、
18 光透過部、19 反射部、
20 ハウジング、20A 突出部、
22 ガイドピン、
24 スプリング、26 ブーツ、
30 光電変換モジュール、32 光素子

Claims (11)

  1. 光ファイバを挿入させたファイバ穴と、
    前記ファイバ穴の開口面と、前記開口面と対向する対向面とを有する接着剤充填部と
    を備え、
    前記光ファイバは第1接着剤によって前記ファイバ穴に固定されており、
    前記光ファイバの端面を前記対向面に近接させた状態で、前記第1接着剤よりも柔らかい第2接着剤が前記接着剤充填部に充填されている
    ことを特徴とする光ファイバ付きフェルール。
  2. 請求項1に記載の光ファイバ付きフェルールであって、
    前記第2接着剤は、ショア硬度Dが50以下であることを特徴とする光ファイバ付きフェルール。
  3. 請求項1又は2に記載の光ファイバ付きフェルールであって、
    前記第1接着剤は、前記第2接着剤よりも前記光ファイバとの屈折率の差が大きいことを特徴とする光ファイバ付きフェルール。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の光ファイバ付きフェルールであって、
    前記第1接着剤は、前記第2接着剤よりも光透過性が低いことを特徴とする光ファイバ付きフェルール。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光ファイバ付きフェルールであって、
    前記接着剤充填部の深さは、フェルール本体部の厚さの半分以上である
    ことを特徴とする光ファイバ付きフェルール。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の光ファイバ付きフェルールであって、
    フェルールの端面に対して凹んだ凹所と、
    前記凹所に形成され、前記光ファイバ穴に対応して配置されたレンズ部と
    を備えることを特徴とする光ファイバ付きフェルール。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の光ファイバ付きフェルールであって、
    前記接着剤充填部に通気口が形成されていることを特徴とする光ファイバ付きフェルール。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の光ファイバ付きフェルールであって、
    前記接着剤充填部の底に開口部が形成されており、前記接着剤充填部がフェルールを貫通していることを特徴とする光ファイバ付きフェルール。
  9. 請求項8に記載の光ファイバ付きフェルールであって、
    前記接着剤充填部の底に形成された前記開口部の大きさは、前記第2接着剤の表面張力の働きにより前記第2接着剤が漏洩しない程度の大きさであることを特徴とする光ファイバ付きフェルール。
  10. (1)光ファイバを挿入させるファイバ穴と、
    前記ファイバ穴の開口面と、前記開口面と対向する対向面とを有する接着剤充填部と
    を備えたフェルールを準備すること、
    (2)第1接着剤によって前記光ファイバを前記ファイバ穴に固定すること、及び
    (3)前記光ファイバの端面を前記対向面に近接させた状態で、前記第1接着剤よりも柔らかい第2接着剤を前記接着剤充填部に充填すること
    を行う光ファイバ付きフェルールの製造方法。
  11. 請求項10に記載の光ファイバ付きフェルールの製造方法であって、
    前記光ファイバの端面を前記対向面に近接させた状態で、第1接着剤によって前記光ファイバを前記ファイバ穴に固定した後、
    前記第2接着剤を前記接着剤充填部に充填する
    ことを特徴とする光ファイバ付きフェルールの製造方法。
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