JP2024016306A - 光デバイスおよび光デバイスの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、光デバイスおよび光デバイスの製造方法に関する。
非特許文献1には、光導波路基板と光ファイバとが光学的に結合された光デバイスが開示されている。この光デバイスにおいては、光導波路基板の側面に光ファイバを対向させることで、光導波路基板のコアと光ファイバのコアとを光学的に結合させる。この結合方式を、エッジカップリング(edge coupling)ともいう。
Yohei Saito , et al. "Tapered Self-Written Waveguide between Silicon Photonics Chip and Standard Single-Mode Fiber", Optical Fiber Communication Conference (OFC) 2020 OSA Technical Digest (Optical Society of America, 2020), paper W1A.2
エッジカップリングにおいて、光ファイバと光導波路基板とを光学的に結合させるためには、光導波路基板と光ファイバとの位置合わせを精度よく行うことが求められる。このように位置合わせの要求精度が高いと、位置ずれに伴う光の結合効率の低下や、光デバイスの製造効率の低下につながりやすい。
本発明はこのような事情を考慮してなされ、光ファイバと光導波路基板との位置合わせの要求精度を緩和できる光デバイスあるいは光デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る光デバイスは、コアと、前記コアを囲うとともに前記コアよりも屈折率が低い低屈折率層と、を有する光導波路基板と、ファイバコアと、前記ファイバコアを囲うクラッドと、を有する光ファイバと、前記光ファイバの端面において、前記ファイバコアから突出した光ピンと、を備え、前記光導波路基板の厚さ方向から見た平面視において、前記光ピンと前記コアのそれぞれの少なくとも一部がオーバーラップしている。
上記態様によれば、ファイバコアを伝搬した光は光ピン内に進入し、光ピンから外側に染み出す。平面視において光ピンとコアとがオーバーラップしていることで、光ピンから染み出した光は、コアに結合する。つまり、光ピンを介在させて、ファイバコアとコアとを光学的に結合することができる。この結合方式によれば、ファイバコアとコアとの間である程度の位置ずれが生じても、両者の光学的な結合を維持することができる。したがって、従来のいわゆるエッジカップリングと比較して、要求される位置決めの精度を緩和することが可能となる。
ここで、長手方向において前記光ファイバに近い側の前記コアの端部には、前記コアを伝搬する光のビームスポットサイズを拡大させるスポットサイズコンバータが設けられていてもよい。
また、上記態様の光デバイスは、前記光ピンを囲うとともに、前記光ピンよりも屈折率が低く、空気よりも屈折率が大きい屈折率調整部をさらに備え、前記屈折率調整部は前記光導波路基板に接していてもよい。
また、長手方向において前記光ファイバに近い側の前記コアの端部は、前記光導波路基板の側面から離れて配置され、前記屈折率調整部は、前記平面視において前記コアと重なる第1領域と、前記第1領域よりも前記光ファイバに近い第2領域と、を有し、前記光ピンの屈折率をnp、前記第1領域の屈折率をn1、前記第2領域の屈折率をn2とするとき、np>n1>n2を満足してもよい。
また、前記光ファイバは前記ファイバコアを含む複数のファイバコアを有するマルチコアファイバであり、前記光導波路基板は前記コアを含む複数のコアを有し、前記光ファイバの端面において、それぞれの前記ファイバコアから複数の光ピンが突出し、前記平面視において前記複数の光ピンと前記複数のコアとがそれぞれオーバーラップしてもよい。
本発明の一態様に係る光デバイスの製造方法は、コアと、前記コアを囲うとともに前記コアよりも屈折率が低い低屈折率層と、を有する光導波路基板を用意し、ファイバコアと、前記ファイバコアを囲うクラッドと、を有する光ファイバを用意し、前記光導波路基板の厚さ方向から見た平面視において、前記光導波路基板の上面のうち前記コアとオーバーラップする部分に、光硬化性樹脂を塗布し、前記光ファイバの端面から出射させた硬化光を前記光硬化性樹脂に照射することで、前記光硬化性樹脂を硬化させて、前記端面から突出するとともに前記平面視において前記コアとオーバーラップする光ピンを形成する。
上記態様の製造方法によれば、上述の通り、要求される位置決めの精度を緩和した光デバイスを提供できる。さらに、光ピンと光導波路基板との間の間隔を容易に小さくすることができる。したがって、コアとファイバコアとの光の結合効率を高めることができる。
上記態様の製造方法において、前記硬化光とともに測定光を前記端面から出射させ、前記コアを伝搬した前記測定光のパワーをモニタしてもよい。
本発明の上記態様によれば、光ファイバと光導波路基板との位置合わせの要求精度を緩和可能な光デバイスあるいは光デバイスの製造方法を提供できる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態の光デバイスについて図面に基づいて説明する。
図1Aに示すように、光デバイス1は、光導波路基板10と、光ファイバ20と、を備えている。光導波路基板10は低屈折率層11およびコア12を有する。光ファイバ20はファイバコア21およびクラッド22を有する。光デバイス1は、ファイバコア21とコア12とを光学的に結合するように構成されている。このため、例えば光ファイバ20を伝搬した光を光導波路基板10に導入させたり、光導波路基板10を伝搬した光を光ファイバ20に導入させたりすることができる。
以下、第1実施形態の光デバイスについて図面に基づいて説明する。
図1Aに示すように、光デバイス1は、光導波路基板10と、光ファイバ20と、を備えている。光導波路基板10は低屈折率層11およびコア12を有する。光ファイバ20はファイバコア21およびクラッド22を有する。光デバイス1は、ファイバコア21とコア12とを光学的に結合するように構成されている。このため、例えば光ファイバ20を伝搬した光を光導波路基板10に導入させたり、光導波路基板10を伝搬した光を光ファイバ20に導入させたりすることができる。
(方向定義)
本明細書では、コア12またはファイバコア21の長手方向を「長手方向X」といい、光導波路基板10の厚さ方向を「厚さ方向Z」あるいは上下方向という。また、長手方向Xおよび厚さ方向Zの双方に直交する方向を直交方向Yという。厚さ方向Zから見ることを「平面視」という。長手方向Xにおける光導波路基板10側(+X側)を基板側といい、その反対側(-X側)をファイバ側という。厚さ方向Zにおける一方側(+Z側)を上方といい、その反対側(-Z側)を下方という。長手方向Xに直交する断面(すなわち、直交方向Yおよび厚さ方向Zに沿う断面)を横断面という。
図1Bは、図1Aに示す光デバイス1の平面図である。図1Aは、図1Bに示す光デバイス1についての、長手方向Xおよび厚さ方向Zに沿う断面図である。
本明細書では、コア12またはファイバコア21の長手方向を「長手方向X」といい、光導波路基板10の厚さ方向を「厚さ方向Z」あるいは上下方向という。また、長手方向Xおよび厚さ方向Zの双方に直交する方向を直交方向Yという。厚さ方向Zから見ることを「平面視」という。長手方向Xにおける光導波路基板10側(+X側)を基板側といい、その反対側(-X側)をファイバ側という。厚さ方向Zにおける一方側(+Z側)を上方といい、その反対側(-Z側)を下方という。長手方向Xに直交する断面(すなわち、直交方向Yおよび厚さ方向Zに沿う断面)を横断面という。
図1Bは、図1Aに示す光デバイス1の平面図である。図1Aは、図1Bに示す光デバイス1についての、長手方向Xおよび厚さ方向Zに沿う断面図である。
光導波路基板10は、長手方向Xおよび直交方向Yに延びる板状である。光導波路基板10は、低屈折率層11およびコア12以外の層を有してもよい。コア12は、光導波路基板10の上面(後述の光ピン23と対向する面)の近傍に位置し、低屈折率層11内に埋設されている。コア12と光導波路基板10の上面との間の間隔(コア12より上方に位置する低屈折率層11の厚み)は、例えば1~3μmである。このように、コア12よりも上方に位置する低屈折率層11の厚さを小さくすることで、光ピン23とコア12とをより効率よく光学的に結合させることができる。あるいは、コア12のうち平面視において光ピン23と重なる部分の上方に低屈折率層11を設けず、コア12を露出させてもよい。
低屈折率層11は、コア12よりも屈折率が小さい材質により形成されている。このため、光導波路基板10は、平面視においてコア12と光ピン23とが重複していない部分において、コア12内に光を閉じ込めることができる。コア12のファイバ側の端部は、光導波路基板10の側面10a(-X側の端面)から離れた位置に配置されている。これにより、コア12をファイバ側に向けて伝搬した光が、側面10aから漏れ出ることを抑制できる。
コア12は、不図示の光機器、例えば光源や受光素子、光変調素子などの光機能デバイスや他の光導波路基板等と光ファイバ20との間で光を伝搬させるように構成されている。低屈折率層11の材質は適宜変更可能であるが、例えば二酸化ケイ素(SiO2)を採用できる。コア12の材質は適宜変更可能であるが、例えばシリコン(Si)を採用できる。屈折率を調整するため、低屈折率層11およびコア12を形成する材質にドーパントを添加してもよい。なお、光導波路基板10の構成材料としては、例えばInP(リン化インジウム)、GeO2(二酸化ゲルマニウム)やZrO2(ジルコニア)を添加した二酸化ケイ素、またはLiNO3(硝酸リチウム)等を採用することも可能である。
図1Bに示すように、コア12は、長手方向Xに沿って、直交方向Yにおける幅が略一定のコア本体部12aを有する。コア本体部12aの先端(ファイバ側の端部)には、スポットサイズコンバータ12bが設けられている。スポットサイズコンバータ12bは、光ファイバ20に向けてコア12内を伝搬する光のビームスポットサイズを拡大させる機能を有する。スポットサイズコンバータ12bの横断面積(前記横断面における面積)は、ファイバ側に向かうに従って小さくなっている。より具体的には、図1Bに示すように、スポットサイズコンバータ12bの直交方向Yにおける幅がファイバ側に向かうに従って小さくなっている。ただし、スポットサイズコンバータ12bの構成、形状は適宜変更可能である。
光ファイバ20は、光導波路基板10に固定されている。光導波路基板10と光ファイバ20とを固定する方法は適宜変更可能であるが、例えば接着剤によって接着固定してもよい。あるいは、後述の屈折率調整部Rによって、光導波路基板10と光ファイバ20とを固定してもよい。光ファイバ20のクラッド22は、ファイバコア21よりも屈折率が低い材質により形成されている。ファイバコア21およびクラッド22としては、ドーパントが添加された石英ガラス等を採用できる。ファイバコア21とクラッド22とではドーパントの種類、添加量等が異なっており、これによって所望の屈折率差を設けることができる。ファイバコア21およびクラッド22のうち、一方にはドーパントが添加され、他方にはドーパントが添加されていないことで、屈折率差が設けられてもよい。クラッド22の外周に、被覆層(不図示)が設けられてもよい。
光ファイバ20の端面20aは、光導波路基板10の上方の空間に配置されている。端面20aのうち、クラッド22が位置する部分が、光導波路基板10の側面10aに対向していてもよい。
ここで、本実施形態の光デバイス1は光ピン23を備えている。光ピン23は、光ファイバ20の端面20aのうち、ファイバコア21が位置する部分から突出している。光ピン23は、光導波路基板10よりも上方に位置している。図1Bに示すように、光ピン23は、平面視においてコア12と少なくとも一部において重なるように(すなわち、オーバーラップするように)配置されている。図1Bでは、平面視において光ピン23の中心軸の位置とコア12の中心軸の位置とが一致している。しかしながら、光ピン23とコア12とが、平面視において少なくとも一部においてオーバーラップしていれば、光ピン23の中心軸とコア12の中心軸とがずれていてもよい。
ここで、本実施形態の光デバイス1は光ピン23を備えている。光ピン23は、光ファイバ20の端面20aのうち、ファイバコア21が位置する部分から突出している。光ピン23は、光導波路基板10よりも上方に位置している。図1Bに示すように、光ピン23は、平面視においてコア12と少なくとも一部において重なるように(すなわち、オーバーラップするように)配置されている。図1Bでは、平面視において光ピン23の中心軸の位置とコア12の中心軸の位置とが一致している。しかしながら、光ピン23とコア12とが、平面視において少なくとも一部においてオーバーラップしていれば、光ピン23の中心軸とコア12の中心軸とがずれていてもよい。
ファイバコア21内を基板側に向かって伝搬した光は、光ピン23を介してコア12に受け渡される。逆に、コア12内をファイバ側に向かって伝搬した光は、光ピン23を介してファイバコア21に受け渡される。すなわち、ファイバコア21とコア12とは、光ピン23を介して光学的に接続される。光ピン23の先端部23a(+X側の端部)の横断面積(前記横断面における面積)は、+X側に向かうに従って小さくなっている。これにより、光ピン23の先端が細くなるにつれて光の閉じ込めが弱まり、光ピン23を通る光のスポットサイズが拡大する。こうなることで光ピン23から染み出した光成分が、スポットサイズコンバータ12bあるいはコア12にオーバーラップする割合が増え、遷移しやすくなる。つまり、図1Bに示すように、平面視において光ピン23の先端部23aとスポットサイズコンバータ12bとが重なっていることが、より好ましい。これにより、光の結合効率をより向上させることができる。
先端部23a以外の部分における光ピン23の直径は、ファイバコア21の直径と同等である。例えばファイバコア21の直径が10μmであれば、先端部23a以外の部分における光ピン23の直径も約10μmとなる。このとき、光ピン23を伝搬する光のビームスポットサイズは概ね10~20μm程度である。この光をコア12に受け渡す場合、コア12と光ピン23との間の間隔は、10μm以下であることが好ましい。
光ピン23は、例えば自己形成光導波路(SWW:Self-Written Waveguide)であってもよい。SWWとは、光硬化性樹脂に硬化光を照射することで硬化され、硬化光の伝搬経路に形成された光導波路である。光ピン23がSWWである場合、先端部23aが自ずと尖る。したがって、基板側(+X側)に向かうに従って先端部23aの横断面積が小さくなる形状を容易に実現できる。なお、光ピン23はSWWでなくてもよい。
本実施形態では、光ピン23が屈折率調整部Rによって覆われている。屈折率調整部Rは、光ピン23よりも屈折率が低く、空気よりも屈折率が大きい材質により形成されている。屈折率調整部Rの具体的な材質は、例えば光透過性を有する樹脂あるいはオイルなどである。屈折率調整部Rは、光導波路基板10の上面(低屈折率層11の上面)に接している。このような屈折率調整部Rを設けることで、光ピン23と光導波路基板10との間に空気が介在する場合と比較して、光ピン23の表面あるいは光導波路基板10の上面で光が反射しにくくなり、また、光ピン23による光の閉じ込めが弱まり、スポットサイズが拡大して、導波路であるコア12と光ピン23とが光学的に結合しやすくなる。また、光ピン23とコア12とが光学的に結合するための、光ピン23と光導波路基板10との最短距離が長くなる。したがって、光導波路基板10に対する光ファイバ20の位置決めの要求精度も緩和することができる。また、屈折率調整部Rが固化している場合は、屈折率調整部Rによって光ピン23と光導波路基板10との相対位置を固定することもできる。
本実施形態の屈折率調整部Rは、屈折率が互いに異なる第1領域A1と第2領域A2とを有している。第1領域A1は、光ピン23のうち、少なくとも平面視においてコア12と重なる部分を覆う領域である。第2領域A2は、第1領域A1よりも光ファイバ20に近い領域である。第2領域A2は、光ファイバ20の端面20aに接している。本明細書では、光ピン23の屈折率をnp、第1領域A1の屈折率をn1、第2領域A2の屈折率をn2と表す。
第1領域A1では、コア12と光ピン23との光学的な結合が促進されるように、光の閉じ込めを弱くすることが好ましい。すなわち、第1領域A1では屈折率を相対的に(第2領域A2と比較して)大きくするとよい。光ピン23と第1領域A1との比屈折率差Δ1は、例えば0.005~0.6%であってもよい。
光導波路基板10の側面10aの近傍にはコア12が位置していないため、光ピン23のファイバ側の端部では、光ピン23とコア12とが光学的に結合しにくい。このため、n1>n2を満たすように、第2領域A2の屈折率n2を相対的に低くして、第2領域A2における光の閉じ込めを強くすることが好ましい。これにより、第2領域A2において光ピン23から漏れ出た光がコア12と結合しないことによる結合効率の低下を抑制できる。光ピン23と第2領域A2との比屈折率差Δ2は、例えば0.2~2%であってもよい。
以上を総合すると、np>n1>n2を満足することが好ましい。なお、屈折率調整部Rは屈折率の異なる第1領域A1および第2領域A2を有さず、全体として均一な屈折率であってもよい。また、屈折率調整部Rが無くても、コア12と光ピン23とを光学的に結合させることは可能である。
光ファイバ20がシングルモードファイバである場合、光ピン23もシングルモードで動作するように、各屈折率np,n1,n2の値を調整することが好ましい。
光ファイバ20がシングルモードファイバである場合、光ピン23もシングルモードで動作するように、各屈折率np,n1,n2の値を調整することが好ましい。
以上説明したように、本実施形態の光デバイス1は、コア12と、コア12を囲うとともにコア12よりも屈折率が低い低屈折率層11と、を有する光導波路基板10と、ファイバコア21と、ファイバコア21を囲うクラッド22と、を有する光ファイバ20と、光ファイバ20の端面20aにおいて、ファイバコア21から突出した光ピン23と、を備え、光導波路基板10の厚さ方向Zから見た平面視において、光ピン23とコア12のそれぞれの少なくとも一部がオーバーラップしている。
この構成によれば、ファイバコア21を伝搬した光は光ピン23内に進入し、光ピン23から外側に染み出す。平面視において光ピン23とコア12とがオーバーラップしていることで、光ピン23から染み出した光は、コア12に結合する。つまり、光ピン23を介在させて、ファイバコア21とコア12とを光学的に結合することができる。この結合方式によれば、ファイバコア21とコア12との間である程度の位置ずれが生じても、両者の光学的な結合を維持することができる。したがって、従来のいわゆるエッジカップリングと比較して、要求される位置決めの精度を緩和することが可能となる。
また、長手方向Xにおいて光ファイバ20に近い側のコア12の端部には、コア12を伝搬する光のビームスポットサイズを拡大させるスポットサイズコンバータ12bが設けられていてもよい。この構成によれば、より効率よくコア12と光ピン23とを光学的に結合させることができる。
また、光デバイス1は、光ピン23を囲うとともに、光ピン23よりも屈折率が低く、空気よりも屈折率が大きい屈折率調整部Rをさらに備え、屈折率調整部Rは光導波路基板10に接してもよい。この構成によれば、光ピン23の周囲に空気がある場合と比較して、光ピン23の表面あるいは光導波路基板10の上面で光が反射しにくくなる。したがって、より効率よく光ピン23とコア12とを光学的に結合させることができる。
また、長手方向Xにおいて光ファイバ20に近い側のコア12の端部は、光導波路基板10の側面10aから離れて配置され、屈折率調整部Rは、平面視においてコア12と重なる第1領域A1と、第1領域A1よりも光ファイバ20に近い第2領域A2と、を有し、光ピン23の屈折率をnp、第1領域A1の屈折率をn1、第2領域A2の屈折率をn2とするとき、np>n1>n2を満足してもよい。この構成によれば、光導波路基板10の側面10a近傍のコア12が存在していない部分では、屈折率の低い第2領域A2によって光の閉じ込めを強くし、光の損失を低減できる。さらに、平面視でコア12と重なる第1領域A1の屈折率を相対的に大きくすることで、第1領域A1を介した光ピン23とコア12との光学的結合を促進できる。
次に、以上のような構造を有する光デバイス1の製造方法の一例について説明する。なお、以下の製造方法はあくまで一例であり、他の方法で光デバイス1を製造してもよい。
まず、光ピン23が無い状態の光ファイバ20と、光導波路基板10と、を用意する。
次に、光導波路基板10と光ファイバ20とを位置決めする。このとき、光導波路基板10の上方の空間に光ファイバ20の端面20aを対向させる。また、直交方向Yにおけるコア12およびファイバコア21の位置を概ね一致させる。光ファイバ20を位置決めするために、光導波路基板10に予め位置決め用のV字溝(不図示)を形成してもよい。V字溝は、光導波路基板10の上面から下方に窪み、側面10aから基板側(+X側)に向けて延びていれば、光ファイバ20を位置決めできる。光導波路基板10自体にV字溝を形成することに代えて、V字溝が形成されたブロックを、側面10aに接着固定してもよい。あるいは、V字溝以外の手段によって光導波路基板10と光ファイバ20とを位置決めしてもよい。
次に、光導波路基板10と光ファイバ20とを位置決めする。このとき、光導波路基板10の上方の空間に光ファイバ20の端面20aを対向させる。また、直交方向Yにおけるコア12およびファイバコア21の位置を概ね一致させる。光ファイバ20を位置決めするために、光導波路基板10に予め位置決め用のV字溝(不図示)を形成してもよい。V字溝は、光導波路基板10の上面から下方に窪み、側面10aから基板側(+X側)に向けて延びていれば、光ファイバ20を位置決めできる。光導波路基板10自体にV字溝を形成することに代えて、V字溝が形成されたブロックを、側面10aに接着固定してもよい。あるいは、V字溝以外の手段によって光導波路基板10と光ファイバ20とを位置決めしてもよい。
次に、平面視において、光導波路基板10の上面のうちコア12とオーバーラップする部分に、光硬化性樹脂を塗布する。光硬化性樹脂は、光ファイバ20の端面20aにも接した状態とする。
次に、光ファイバ20の端面20aとは反対側の端面(以下、第2端面という)からファイバコア21に硬化光を入射させて、この硬化光を端面20aから出射させる。硬化光は、光硬化性樹脂を硬化させることが可能な波長および強度を有する光である。具体的には、硬化光としては紫外線が好適である。この場合、光硬化性樹脂としては、紫外線硬化性樹脂を用いる。ただし、光硬化樹脂を硬化させることができれば、硬化光は紫外線でなくてもよい。端面20aから出射した硬化光によって、光硬化性樹脂の硬化が進行し、光ピン23が形成される。
硬化光とともに、ファイバコア21とコア12との光の結合効率を測定するための測定光を、光ファイバ20の第2端面からファイバコア21に入射させてもよい。この場合、硬化光によって光ピン23が成長するにつれて、ファイバコア21とコア12との光の結合効率が高まり、測定光がコア12内を伝搬するようになる。そして、コア12内を伝搬した測定光のパワーを、光強度測定器などでモニタすると、ファイバコア21とコア12との光の結合効率を求めることができる。結合効率が所望の値となった時点で、硬化光の入射を停止することで、ファイバコア21とコア12との光学的な結合が確保された状態で、光ピン23の形成を完了することができる。
測定光と硬化光とで、波長が異なっていてもよい。測定光としては、通信で使用される波長の光(可視光、赤外光等)を使用できる。あるいは、測定光と硬化光とが、同一の波長帯の光であってもよい。つまり、ファイバコア21の第2端面から入射した光のうち、一部の成分を硬化光として用い、光硬化性樹脂の硬化に寄与せずにコア12内を伝搬した成分を測定光として用い、測定光のパワーをモニタすることで、結合効率を測定してもよい。
光ピン23の形成が完了した後、未硬化の光硬化性樹脂を除去し、光ピン23が光導波路基板10の上方で浮いた状態で、光デバイス1の製造を完了してもよい。
あるいは、未硬化の光硬化樹脂を除去し、代わりに屈折率調整部Rを設けてもよい。なお、屈折率調整部Rは固体であっても液体であっても良い。
あるいは、光ピン23を形成するために塗布した光硬化性樹脂の一部を、屈折率調整部Rとして兼用することも可能である。この場合、光硬化性樹脂としては、硬化光によって硬化される第1成分と、硬化光によって硬化されない第2成分と、が含まれた混合体を使用する。硬化光によって第1成分を硬化させて光ピン23を形成した後、第2成分を硬化させるための光を照射させることで、屈折率調整部Rを設けることができる。
あるいは、未硬化の光硬化樹脂を除去し、代わりに屈折率調整部Rを設けてもよい。なお、屈折率調整部Rは固体であっても液体であっても良い。
あるいは、光ピン23を形成するために塗布した光硬化性樹脂の一部を、屈折率調整部Rとして兼用することも可能である。この場合、光硬化性樹脂としては、硬化光によって硬化される第1成分と、硬化光によって硬化されない第2成分と、が含まれた混合体を使用する。硬化光によって第1成分を硬化させて光ピン23を形成した後、第2成分を硬化させるための光を照射させることで、屈折率調整部Rを設けることができる。
以上説明したように、光デバイス1の製造方法の一例は、光導波路基板10および光ファイバ20を用意し、光導波路基板10の厚さ方向Zから見た平面視において、光導波路基板10の上面のうちコア12とオーバーラップする部分に、光硬化性樹脂を塗布し、光ファイバ20の端面20aから出射させた硬化光を光硬化性樹脂に照射することで、光硬化性樹脂を硬化させて、端面20aから突出するとともに平面視においてコア12とオーバーラップする光ピン23を形成する。この製造方法によれば、先述の通り、要求される位置決めの精度を緩和した光デバイス1を提供できる。さらに、光ピン23と光導波路基板10との間の間隔を容易に小さくすることができる。したがって、コア12とファイバコア21との光の結合効率を高めることができる。
また、上記製造方法において、硬化光とともに測定光を端面20aから出射させ、コア12を伝搬した測定光のパワーをモニタしてもよい。この場合、コア12とファイバコア21との光の結合効率が所望の値となった時点で硬化光の照射を停止することで、結合効率を安定させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図2に示すように、本実施形態の光ファイバ20は、複数のファイバコア21を有するマルチコアファイバである。光ファイバ20の端面20aのうち、各ファイバコア21が位置する部分には、それぞれ光ピン23が形成されている。
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図2に示すように、本実施形態の光ファイバ20は、複数のファイバコア21を有するマルチコアファイバである。光ファイバ20の端面20aのうち、各ファイバコア21が位置する部分には、それぞれ光ピン23が形成されている。
図3に示すように、本実施形態の光導波路基板10は、複数のコア12を有している。複数のコア12は、直交方向Yに並べて配置されている。光ファイバ20の端面20aから突出した各光ピン23は、平面視において、各コア12にオーバーラップするように配置されている。図3では図示を省略しているが、第1実施形態で説明したように、屈折率調整部Rを設けてもよい。
以上説明したように、本実施形態の光デバイス1では、光ファイバ20は複数のファイバコア21を有するマルチコアファイバであり、光導波路基板10は複数のコア12を有し、光ファイバ20の端面20aにおいて、それぞれのファイバコア21から複数の光ピン23が突出し、平面視において複数の光ピン23と複数のコア12とがそれぞれオーバーラップしている。
この構成によれば、光導波路基板10と光ファイバ20との間で、より多くの光の伝送経路を設けることができる。さらに、第1実施形態で説明した通り、各コア12と各ファイバコア21との位置合わせの要求精度が従来よりも緩和される。したがって、このような複数の光の伝送経路を備えた光デバイス1を、より容易に実現することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態で説明した製造方法では、光導波路基板10と光ファイバ20とを位置決めした後で光ピン23を形成した。しかしながら、光ピン23を形成した後で、光導波路基板10と光ファイバ20とを位置決めしてもよい。
また、前記実施形態では、光ファイバ20の一例としてシングルモードファイバを想定したが、光ファイバ20はシングルモードファイバでなくてもよい。光ファイバ20が、マルチモードファイバ、偏波保持ファイバ、プラスチック光ファイバ等であっても、前記実施形態において説明した効果が得られる。同様に、光ファイバ20の直径や屈折率分布等を適宜変更しても、前記実施形態において説明した効果が得られる。
また、前記実施形態では、光ファイバ20の一例としてシングルモードファイバを想定したが、光ファイバ20はシングルモードファイバでなくてもよい。光ファイバ20が、マルチモードファイバ、偏波保持ファイバ、プラスチック光ファイバ等であっても、前記実施形態において説明した効果が得られる。同様に、光ファイバ20の直径や屈折率分布等を適宜変更しても、前記実施形態において説明した効果が得られる。
また、光導波路基板10として、低屈折率層11およびコア12としてポリマー材料を用いた、ポリマー光導波路を用いてもよい。この場合、光ファイバ20とポリマー光導波路(光導波路基板10)とを、前記実施形態において説明した構造によって光学的に接続する。また、ポリマー光導波路に、先述の光機能デバイスを有する他の光導波路基板を光学的に接続してもよい。さらに、光ファイバ20と他の光導波路基板とを、ポリマー光導波路を介して光学的に接続してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…光デバイス 10…光導波路基板 10a…側面 11…低屈折率層 12…コア 12b…スポットサイズコンバータ 20…光ファイバ 20a…端面 21…ファイバコア 22…クラッド 23…光ピン A1…第1領域 A2…第2領域 R…屈折率調整部 X…長手方向 Z…厚さ方向
Claims (7)
- コアと、前記コアを囲うとともに前記コアよりも屈折率が低い低屈折率層と、を有する光導波路基板と、
ファイバコアと、前記ファイバコアを囲うクラッドと、を有する光ファイバと、
前記光ファイバの端面において、前記ファイバコアから突出した光ピンと、を備え、
前記光導波路基板の厚さ方向から見た平面視において、前記光ピンと前記コアのそれぞれの少なくとも一部がオーバーラップしている、光デバイス。 - 長手方向において前記光ファイバに近い側の前記コアの端部には、前記コアを伝搬する光のビームスポットサイズを拡大させるスポットサイズコンバータが設けられている、請求項1に記載の光デバイス。
- 前記光ピンを囲うとともに、前記光ピンよりも屈折率が低く、空気よりも屈折率が大きい屈折率調整部をさらに備え、
前記屈折率調整部は前記光導波路基板に接している、請求項1または2に記載の光デバイス。 - 長手方向において前記光ファイバに近い側の前記コアの端部は、前記光導波路基板の側面から離れて配置され、
前記屈折率調整部は、前記平面視において前記コアと重なる第1領域と、前記第1領域よりも前記光ファイバに近い第2領域と、を有し、
前記光ピンの屈折率をnp、前記第1領域の屈折率をn1、前記第2領域の屈折率をn2とするとき、np>n1>n2を満足する、請求項3に記載の光デバイス。 - 前記光ファイバは前記ファイバコアを含む複数のファイバコアを有するマルチコアファイバであり、
前記光導波路基板は前記コアを含む複数のコアを有し、
前記光ファイバの端面において、それぞれの前記ファイバコアから複数の光ピンが突出し、
前記平面視において前記複数の光ピンと前記複数のコアとがそれぞれオーバーラップしている、請求項1から4のいずれか1項に記載の光デバイス。 - コアと、前記コアを囲うとともに前記コアよりも屈折率が低い低屈折率層と、を有する光導波路基板を用意し、
ファイバコアと、前記ファイバコアを囲うクラッドと、を有する光ファイバを用意し、
前記光導波路基板の厚さ方向から見た平面視において、前記光導波路基板の上面のうち前記コアとオーバーラップする部分に、光硬化性樹脂を塗布し、
前記光ファイバの端面から出射させた硬化光を前記光硬化性樹脂に照射することで、前記光硬化性樹脂を硬化させて、前記端面から突出するとともに前記平面視において前記コアとオーバーラップする光ピンを形成する、光デバイスの製造方法。 - 前記硬化光とともに測定光を前記端面から出射させ、
前記コアを伝搬した前記測定光のパワーをモニタする、請求項6に記載の光デバイスの製造方法。
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