JP2017166859A - 整準装置及び測量装置 - Google Patents

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【課題】低コストで高精度な傾斜機構を有する整準装置及び測量装置を提供する。【解決手段】本体フレーム2と、本体フレーム2に対してX軸11を中心に傾斜可能に設けられたX軸フレーム3と、X軸11に対して直交するY軸23を中心に傾斜可能に設けられたY軸フレーム4と、X軸フレーム3を傾斜させるX軸整準ユニット62と、Y軸フレーム4を傾斜させるY軸整準ユニット63と、X軸フレーム3とY軸フレーム4の2軸方向の水平を検知する傾斜センサ部とを具備し、X軸フレーム3と本体フレーム2との間でX軸11上の2箇所に第1の鋼球が設けられ、X軸フレーム3は第1の鋼球を支点として傾斜可能であり、Y軸フレーム4とX軸フレーム3との間でY軸23上の2箇所に第2の鋼球が設けられ、Y軸フレーム4は第2の鋼球を支点として傾斜可能に構成された。【選択図】図1

Description

本発明は、装置本体を水平に整準する為の整準装置及び該整準装置を有する測量装置に関するものである。
測量装置等、高精度な整準が要求される装置では、装置本体を水平に設置する為の整準装置を有している。
整準装置は、整準装置上に載置される装置を2軸方向に傾斜可能となっている。又、整準装置は高精度で水平を検出可能な傾斜センサ、例えばチルトセンサを有し、傾斜センサからの信号に基づき、装置が水平となる様に整準している。
従来の整準装置は、傾斜中心として回転軸がベアリングを介して回転自在に支持され、回転軸の回転を伴って装置が傾斜し、整準が行われている。
然し乍ら、従来の整準装置の場合、高精度に整準する為には、回転軸や支持部の高い加工精度、回転軸やベアリングを精度よく取付ける為の技能を必要とし、更に部品点数も多い。従って、加工コスト、組立てコストが嵩み、製造費用の増加を招いていた。
特開2012−154907号公報
本発明は、低コストで高精度な傾斜機構を有する整準装置及び測量装置を提供するものである。
本発明は、本体フレームと、該本体フレームに対してX軸を中心に傾斜可能に設けられたX軸フレームと、前記X軸に対して直交するY軸を中心に傾斜可能に設けられたY軸フレームと、前記X軸フレームを傾斜させるX軸整準ユニットと、前記Y軸フレームを傾斜させるY軸整準ユニットと、前記X軸フレームと前記Y軸フレームの2軸方向の水平を検知する傾斜センサ部とを具備し、前記X軸フレームと前記本体フレームとの間で前記X軸上の2箇所に第1の鋼球が設けられ、前記X軸フレームは前記第1の鋼球を支点として傾斜可能であり、前記Y軸フレームと前記X軸フレームとの間で前記Y軸上の2箇所に第2の鋼球が設けられ、前記Y軸フレームは前記第2の鋼球を支点として傾斜可能に構成された整準装置に係るものである。
又本発明は、前記X軸上の前記第1の鋼球と、前記Y軸上の前記第2の鋼球のうち、それぞれ一方は円錐穴と円錐穴との間に介設され、他方は円錐穴とV溝との間に介設された整準装置に係るものである。
又本発明は、前記X軸フレームは、上方に盛上がり外方に向って延出する軸部を有し、前記第1の鋼球は前記軸部と前記本体フレームとの間に設けられ、前記X軸と前記Y軸とが同一平面内となる様に構成された整準装置に係るものである。
更に又本発明は、整準装置を具備し、該整準装置の前記Y軸フレームに嵌合い部を有し、該嵌合い部に装置本体が嵌合される様に構成された測量装置に係るものである。
本発明によれば、本体フレームと、該本体フレームに対してX軸を中心に傾斜可能に設けられたX軸フレームと、前記X軸に対して直交するY軸を中心に傾斜可能に設けられたY軸フレームと、前記X軸フレームを傾斜させるX軸整準ユニットと、前記Y軸フレームを傾斜させるY軸整準ユニットと、前記X軸フレームと前記Y軸フレームの2軸方向の水平を検知する傾斜センサ部とを具備し、前記X軸フレームと前記本体フレームとの間で前記X軸上の2箇所に第1の鋼球が設けられ、前記X軸フレームは前記第1の鋼球を支点として傾斜可能であり、前記Y軸フレームと前記X軸フレームとの間で前記Y軸上の2箇所に第2の鋼球が設けられ、前記Y軸フレームは前記第2の鋼球を支点として傾斜可能に構成されたので、前記X軸フレームと前記Y軸フレームの傾斜構造が高い加工精度を必要とせず簡素化され、部品点数や加工工数の低減が図れ、小型化及び製作コストの低減を図ることができるという優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係る整準装置を示す斜視図である。 該整準装置をケースに収納させた場合を示す図1のA−A矢視相当図である。 (A)は図2に於ける円錐穴と円錐穴との間に介設された鋼球を示す要部拡大図であり、(B)は図2に於ける円錐穴とV溝との間に介設された鋼球を示す要部拡大図である。 前記整準装置をケースに収納させた場合を示す図1のB−B矢視相当図である。 (A)は図4に於ける円錐穴と円錐穴との間に介設された鋼球を示す要部拡大図であり、(B)は図4に於ける円錐穴とV溝との間に介設された鋼球を示す要部拡大図である。 前記整準装置を示す下面図である。 図6のC−C矢視図である。 図6のD−D矢視図である。 前記整準装置のY軸フレームを示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
図1〜図9に於いて、本実施例に係る整準装置1について説明する。尚、図2、図3は、該整準装置1をケースに収納した状態を示している。
該整準装置1は、リング状の本体フレーム2と、該本体フレーム2上に同心に設けられ、該本体フレーム2よりも小径な円盤状のX軸フレーム3と、該X軸フレーム3上に同心に設けられ、該X軸フレーム3よりも小径な円盤状のY軸フレーム4とを有している。
又、前記本体フレーム2、前記X軸フレーム3、前記Y軸フレーム4の中心部には、それぞれ貫通孔5,6,7が穿設されている。該貫通孔5,6,7は、前記整準装置1を測量装置に組込んだ際に、光学求心の視野確保の為及び、レーザ求心光が通過する為の孔となっている。
前記本体フレーム2上面には、縁部の2箇所にボス部8,8が突設され、下面には下方に延出する2本の固定脚部9,9が設けられている。前記ボス部8,8は、前記本体フレーム2の中心に関して対称であり、前記本体フレーム2の中心を通る直線(X軸11)上に位置している。
前記X軸フレーム3には、外縁部より前記X軸11に沿って上方に湾曲する湾曲部12,12と、該湾曲部12,12の上端より前記X軸11に沿って外周方向へ水平に延出する軸部13,13とが形成される。前記X軸フレーム3の下面には、前記本体フレーム2を貫通して下方に延出する傾動脚部14と2本の固定脚部15,15(図7参照)とが形成されている。
前記軸部13,13は、下面が平坦である半円柱形状であり、該軸部13,13の下面は前記ボス部8,8の上面と対向している。又、前記X軸フレーム3の下面は、下方に向って盛上がる逆凸形状に形成されている。
前記ボス部8,8の上面には円錐形の第1球受穴16,16が穿設されている。又、前記軸部13,13のうち一方の下面には、前記第1球受穴16,16と同形又は略同形の第1の円錐穴17が穿設され、前記軸部13,13のうち他方の下面には、前記X軸11に沿って端部迄延出する第1のV溝18が形成されている。該第1のV溝18の断面形状はV形状であり、該第1のV溝18の頂角は前記第1の円錐穴17と同一となっている。
一方の前記第1球受穴16と前記第1の円錐穴17との間、及び他方の前記第1球受穴16と前記第1のV溝18との間には、それぞれ第1の鋼球19,19が介設されている。該第1の鋼球19,19を介して前記X軸フレーム3が前記本体フレーム2に支持され、前記X軸フレーム3が前記本体フレーム2に対して前記第1の鋼球19,19を支点として前記X軸11を中心に傾斜可能となっている。前記X軸フレーム3は、前記本体フレーム2と干渉することなく所要の傾斜の範囲、例えば水平に対して最大で±6°程度傾斜可能となっている。尚、前記第1のV溝18は、前記本体フレーム2側に形成されていてもよい。
前記本体フレーム2と前記X軸フレーム3との間には、引張りバネ21が掛渡って設けられている。該引張りバネ21により、前記X軸フレーム3が下方に付勢され、前記第1の円錐穴17と一方の前記第1の鋼球19との接触状態、及び他方の前記第1のV溝18と前記第1の鋼球19との接触状態が維持される様になっている。
更に、前記X軸フレーム3上面縁部には、中心に関して対称な2箇所にボス部22,22が突設されている。該ボス部22,22は前記軸部13,13から90°回転させた位置に設けられ、前記ボス部22,22は、前記X軸フレーム3の中心を通り、前記X軸11と直交する直線(Y軸23)上に位置している。又、前記ボス部22,22の上面には、円錐形の第2球受穴24,24が穿設されている。前記X軸11と前記Y軸23とは同一平面上に位置する様になっている。
前記Y軸フレーム4下面の、一方の前記第2球受穴24と対向する箇所には、該第2球受穴24と同形又は略同形の第2の円錐穴25が穿設され、他方の前記第2球受穴24と対向する箇所には、前記Y軸23に沿って第2のV溝26が形成されている。該第2のV溝26の断面形状はV形状であり、前記Y軸フレーム4の端部迄延出し、前記第2のV溝26の頂角は前記第2の円錐穴25と同一となっている。尚、前記第2のV溝26は、前記X軸フレーム3側に形成されていてもよい。
又、前記Y軸フレーム4下面の中心部を避ける様にセンサ支持部材27が設けられると共に、前記Y軸フレーム4の下面には下方に延出し前記本体フレーム2と前記X軸フレーム3とを貫通する傾動脚部28が設けられている。更に、前記Y軸フレーム4上面の所定箇所には、後述する嵌合い部59及び上ケース57を取付ける為のボス部29が突設されている。
一方の前記第2球受穴24と前記第2の円錐穴25との間、及び他方の前記第2球受穴24と前記第2のV溝26との間には、それぞれ第2の鋼球30,30が介設されている。該第2の鋼球30,30を介して前記Y軸フレーム4が前記X軸フレーム3に支持され、前記Y軸フレーム4が前記X軸フレーム3に対して前記第2の鋼球30,30を支点として前記Y軸23を中心に傾斜可能となっている。尚、前記Y軸フレーム4は、前記X軸フレーム3と干渉することなく所要の傾斜の範囲、例えば水平に対して最大で±6°程度傾斜可能となっている。
前記X軸フレーム3と前記Y軸フレーム4との間には、引張りバネ31が掛渡って設けられている。該引張りバネ31により、前記Y軸フレーム4が下方に付勢され、前記第2の円錐穴25と一方の前記第2の鋼球30との接触状態、及び他方の前記第2のV溝26と前記第2の鋼球30との接触状態が維持される様になっている。
前記本体フレーム2の前記固定脚部9,9の下端には、平面形状がコ字状となっている第1整準固定金具32が固着されている。
該第1整準固定金具32には、回転角を制御可能なモータ、例えばパルスモータであるX軸整準モータ33が固着されている。又、前記第1整準固定金具32には、前記Y軸23と平行なX軸整準スクリュー34が設けられ、該X軸整準スクリュー34はベアリング等の軸受を介して前記第1整準固定金具32に回転可能に保持されている。
前記X軸整準スクリュー34の端部には第1被動ギア35が設けられている。該第1被動ギア35は、第1減速ギア36aと噛合し、該第1減速ギア36aと同軸で一体に設けられた第1減速ギア36bは前記X軸整準モータ33の出力軸に設けられた第1駆動ギア37と噛合している。
又、前記X軸整準スクリュー34には、第1整準ナット38が螺合されている。該第1整準ナット38には、前記X軸整準スクリュー34の軸と平行なスリット溝38aが刻設されている。前記傾動脚部14の下端には、前記Y軸23と平行な第1回止めピン41が設けられ、該第1回止めピン41は前記スリット溝38aに嵌合する。又、前記第1回止めピン41は前記スリット溝38aに対して摺動可能であり、前記X軸フレーム3の傾斜に対応して少なくとも±6°の傾斜が可能となっている。
前記X軸整準モータ33により、前記第1駆動ギア37、前記第1減速ギア36a,36b、前記第1被動ギア35を介して前記X軸整準スクリュー34が回転されると、前記第1整準ナット38は前記第1回止めピン41により回止めされ、前記第1整準ナット38は前記X軸整準スクリュー34に沿って前記Y軸23方向に移動する様になっている。
前記X軸フレーム3の前記傾動脚部14は、前記第1整準固定金具32内に延出し、下端部には切欠き部39が形成されている。該切欠き部39は断面形状がV字状であり、前記X軸整準スクリュー34を避ける様形成され、該X軸整準スクリュー34は前記切欠き部39に非接触で挿通される。
前記傾動脚部14の下端部と前記第1整準ナット38との間には、少なくとも1本、図示では2本の引張りバネ40,40が設けられている。該引張りバネ40,40は、前記傾動脚部14を前記第1整準ナット38に向って付勢し、前記引張りバネ40,40により前記傾動脚部14が前記第1整準ナット38に常に接触した状態となっている。
該第1整準ナット38の前記傾動脚部14との接触面は球面となっている。又、該傾動脚部14にはV溝が形成され、前記第1整準ナット38は前記V溝を形成するテーパ面に接触する。従って、前記傾動脚部14が傾斜した場合の、該傾動脚部14の上下ズレが吸収可能となり、両者の接触状態が維持される。
前記X軸整準モータ33を駆動させると、前記X軸整準スクリュー34のみが回転し、前記第1整準ナット38が移動する。又、前記傾動脚部14が前記第1整準ナット38に追従して傾動し、前記X軸フレーム3が傾斜する。
又、前記固定脚部15,15の下端には、平面形状がコ字状となっている第2整準固定金具42が固着されている。該第2整準固定金具42には、Y軸整準モータ43が取付けられている。又、前記第2整準固定金具42には、前記X軸11と平行にY軸整準スクリュー44が設けられ、該Y軸整準スクリュー44はベアリング等の軸受を介して前記第2整準固定金具42に回転可能に保持されている。
前記Y軸整準スクリュー44の端部には、第2被動ギア45が設けられている。該第2被動ギア45は、第2減速ギア46aと噛合し、該第2減速ギア46aと同軸で一体に設けられた第2減速ギア46bは前記Y軸整準モータ43の出力軸に設けられた第2駆動ギア47と噛合している。
又、前記Y軸整準スクリュー44には、第2整準ナット48が螺合されている。該第2整準ナット48には、前記Y軸整準スクリュー44の軸と平行なスリット溝48aが刻設されている。前記傾動脚部28の下端には、前記X軸11と平行な第2回止めピン52が設けられ、該第2回止めピン52は前記スリット溝48aに嵌合する。又、前記第2回止めピン52は前記スリット溝48aに対して摺動可能であり、前記Y軸フレーム4の傾斜に対応して少なくとも±6°の傾斜が可能となっている。
前記Y軸整準モータ43により、前記第2駆動ギア47、前記第2減速ギア46a,46b、前記第2被動ギア45を介して前記Y軸整準スクリュー44が回転されると、前記第2整準ナット48は前記第2回止めピン52により回止めされ、前記第2整準ナット48は前記Y軸整準スクリュー44に沿って前記X軸11方向に移動する様になっている。
前記Y軸フレーム4の前記傾動脚部28は、前記第2整準固定金具42内に延出し、下端部には切欠き部49が形成されている。該切欠き部49は断面形状がV字状であり、前記Y軸整準スクリュー44を避ける様に形成され、該Y軸整準スクリュー44は前記切欠き部49に非接触で挿通される。
前記傾動脚部28の下端部と前記第2整準ナット48との間には、少なくとも1本、図示では2本の引張りバネ51,51が設けられている。該引張りバネ51,51は、前記傾動脚部28を前記第2整準ナット48に向って付勢し、前記引張りバネ51,51により前記傾動脚部28が前記第2整準ナット48に常に接触した状態となっている。
該第2整準ナット48の前記傾動脚部28との接触面は球面となっている。又、該傾動脚部28にはV溝が形成され、前記第2整準ナット48は前記V溝を形成するテーパ面に接触する。従って、前記傾動脚部28が傾斜した場合の、該傾動脚部28の上下ズレが吸収可能となり、両者の接触状態が維持される。
前記Y軸整準モータ43を駆動させると、前記Y軸整準スクリュー44のみが回転し、前記第2整準ナット48が移動する。又、前記傾動脚部28が前記第2整準ナット48に追従して傾動し、前記Y軸フレーム4が傾斜する。
図9に示される様に、前記センサ支持部材27には、前記X軸11を中心とした傾斜を検知する為のX軸チルト53が前記Y軸23と平行に設けられ、該Y軸23を中心とした傾斜を検知する為のY軸チルト54が前記X軸11と平行に設けられている。前記X軸チルト53と前記Y軸チルト54は、それぞれ前記Y軸フレーム4と一体に傾斜する様になっており、前記X軸チルト53、前記Y軸チルト54からの検出信号は、制御部50へと出力される。該制御部50は検出信号に基づき、前記Y軸フレーム4が水平となる様、前記X軸整準モータ33、前記Y軸整準モータ43をフィードバック制御する。
尚、前記傾動脚部14、前記第1整準固定金具32、前記X軸整準モータ33、前記X軸整準スクリュー34、前記第1整準ナット38等によりX軸整準ユニット62が構成され、前記傾動脚部28、前記第2整準固定金具42、前記Y軸整準モータ43、前記Y軸整準スクリュー44、前記第2整準ナット48等によりY軸整準ユニット63が構成される。又、前記X軸チルト53と前記Y軸チルト54とにより前記Y軸フレーム4の2軸方向の水平を検知する傾斜センサ部が構成される。
前記整準装置1の組立ての概要を説明する。前記ボス部8,8に形成された前記第1球受穴16,16に前記第1の鋼球19,19を載置する。
該第1の鋼球19,19が載置されると、前記第1の円錐穴17と前記第1のV溝18とがそれぞれ前記第1の鋼球19,19に嵌る様、前記本体フレーム2上に前記X軸フレーム3を載置する。ここで、一方の前記第1の鋼球19は前記第1球受穴16と前記第1の円錐穴17とに嵌り、他方の前記第1の鋼球19は前記第1球受穴16と前記第1のV溝18とに嵌り、前記本体フレーム2に対する前記X軸フレーム3の位置が決定される。更に、他方の前記第1の鋼球19には前記第1のV溝18が嵌っているので、前記本体フレーム2や前記X軸フレーム3の製作誤差等が前記第1のV溝18で吸収される。
前記本体フレーム2上に前記X軸フレーム3が載置されると、該X軸フレーム3を下方に付勢する前記引張りバネ21を、前記X軸フレーム3と前記本体フレーム2とに掛渡して設ける。
又、前記固定脚部15,15の下面を前記第2整準固定金具42に固着させると共に、前記傾動脚部14を前記第1整準ナット38に向けて付勢する前記引張りバネ40,40を、前記傾動脚部14の下端部と前記第1整準ナット38とに掛渡して設ける。
次に、前記ボス部22,22に形成された前記第2球受穴24,24に前記第2の鋼球30,30を載置する。
該第2の鋼球30,30が載置されると、前記第2の円錐穴25と前記第2のV溝26とがそれぞれ前記第2の鋼球30,30に嵌る様、前記X軸フレーム3上に前記Y軸フレーム4を載置する。ここで、一方の前記第2の鋼球30は前記第2球受穴24と前記第2の円錐穴25とに嵌り、他方の前記第2の鋼球30は前記第2球受穴24と前記第2のV溝26とに嵌り、前記X軸フレーム3に対する前記Y軸フレーム4の位置が決定される。更に、他方の前記第2の鋼球30には前記第2のV溝26が嵌っているので、前記X軸フレーム3や前記Y軸フレーム4の製作誤差等が前記第2のV溝26で吸収される。
前記X軸フレーム3上に前記Y軸フレーム4が載置されると、該Y軸フレーム4を下方に付勢する前記引張りバネ31を、前記Y軸フレーム4と前記X軸フレーム3とに掛渡して設ける。
前記固定脚部9,9の下端に前記第1整準固定金具32を取付け、該第1整準固定金具32を介して前記X軸整準ユニット62が取付けられる。又、前記固定脚部15,15の下端に前記第2整準固定金具42を取付け、該第2整準固定金具42を介して前記Y軸整準ユニット63が取付けられる。
上記した前記整準装置1の組立てに於いて、前記X軸フレーム3の組立ては単に前記第1の鋼球19,19を介して前記本体フレーム2上に設置するだけでよく、組立て調整は不要である。同様に、前記Y軸フレーム4は前記第2の鋼球30,30を介して前記X軸フレーム3上に設置するだけでよく、組立て調整は不要である。
従って、本実施例の前記整準装置1は組立てに高度な技能を必要とせず、容易に組立てることができる。
次に、該整準装置1を測量装置に組込む際には、前記整準装置1を図2、図4に示される様なケース55に収納する。
該ケース55は、下ケース56と、前記上ケース57と、前記下ケース56と前記上ケース57間に設けられた伸縮自在なゴム製の蛇腹部58とから構成されている。
前記下ケース56には、前記本体フレーム2が固定される。又、前記上ケース57は、前記ボス部29を介して前記Y軸フレーム4に固着される。即ち、前記上ケース57は、前記整準装置1による整準動作の際に、前記Y軸フレーム4と一体にX軸方向、Y軸方向に傾斜する様になっている。
更に、前記上ケース57には、前記嵌合い部59が固着される。該嵌合い部59は、測量装置の装置本体61の下面と嵌合し、該装置本体61は前記嵌合い部59、前記上ケース57と一体に傾動する様になっている。
而して、前記X軸チルト53からの検出信号に基づき、該X軸チルト53が水平を検知する様、前記制御部50が前記X軸整準ユニット62の前記X軸整準モータ33を駆動させる。又、前記Y軸チルト54からの検出信号に基づき、該Y軸チルト54が水平を検知する様、前記制御部50が前記Y軸整準ユニット63の前記Y軸整準モータ43を駆動させる。前記X軸整準モータ33と前記Y軸整準モータ43の駆動により、前記X軸フレーム3と前記Y軸フレーム4とがそれぞれ傾斜され、前記装置本体61の整準が実行される。
上述の様に、本実施例では、前記本体フレーム2の前記X軸フレーム3と対向する2箇所、即ち前記ボス部8,8に前記第1球受穴16,16を形成し、前記X軸フレーム3の前記第1球受穴16,16と対向する箇所に前記第1の円錐穴17と前記第1のV溝18とを形成し、一方の前記第1球受穴16と前記第1の円錐穴17との間、他方の前記第1球受穴16と前記第1のV溝18との間にそれぞれ前記第1の鋼球19,19を介設させている。
前記X軸フレーム3は、前記本体フレーム2に対して前記第1の鋼球19,19を支点として傾斜する。即ち、該第1の鋼球19,19が回転軸としての機能を有する様になっているので、ベアリング等を介して回転する回転軸を設ける必要がない。又、前記本体フレーム2、前記X軸フレーム3に対して前記第1球受穴16,16、前記第1の円錐穴17、前記第1のV溝18を加工するだけでよい。
従って、傾斜機構の構造が簡素化され、部品点数や加工工数の低減が図れ、小型化及び製作コストの低減を図ることができる。
又、本実施例では、前記本体フレーム2に対する前記X軸フレーム3の取付けは、前記第1球受穴16,16に前記第1の鋼球19,19を載置し、該第1の鋼球19,19に前記第1の円錐穴17と前記第1のV溝18とを嵌める様に前記X軸フレーム3を載置するだけでよい。
従って、前記本体フレーム2に対して前記X軸フレーム3が自動的に位置決めされ、調整作業を行うことなく前記本体フレーム2に対する前記X軸フレーム3の取付けが可能となり、作業性の向上を図ることができる。
又、前記X軸フレーム3の一方の前記第1球受穴16に対向する箇所を径方向に延びる前記第1のV溝18とし、前記本体フレーム2や前記X軸フレーム3の製作誤差等を前記第1のV溝18で吸収することができるので、高い加工精度が要求されず、ガタツキなく安定した軸機構を製作することができる。
前記Y軸フレーム4も前記X軸フレーム3と同様であり、一方の前記第2球受穴24と前記第2の円錐穴25との間、他方の前記第2球受穴24と前記第2のV溝26との間に前記第2の鋼球30,30を介設させ、該第2の鋼球30,30を支点として前記Y軸フレーム4を傾斜させる様になっている。従って、該Y軸フレーム4についても傾斜機構の構造が簡素化され、部品点数や加工工数の低減が図れ、製作コストの低減を図ることができる。
又、前記X軸フレーム3に対する前記Y軸フレーム4の位置決めについても、前記X軸フレーム3、前記Y軸フレーム4の製作誤差等を前記第2のV溝26により吸収することができるので、作業性の向上が図れると共に、高い加工精度を要求されることなく安定した軸機構を製作することができる。
1 整準装置
2 本体フレーム
3 X軸フレーム
4 Y軸フレーム
8 ボス部
11 X軸
13 軸部
16 第1球受穴
17 第1の円錐穴
18 第1のV溝
19 第1の鋼球
22 ボス部
23 Y軸
24 第2球受穴
25 第2の円錐穴
26 第2のV溝
30 第2の鋼球
50 制御部
53 X軸チルト
54 Y軸チルト
55 ケース
61 装置本体
62 X軸整準ユニット
63 Y軸整準ユニット

Claims (4)

  1. 本体フレームと、該本体フレームに対してX軸を中心に傾斜可能に設けられたX軸フレームと、前記X軸に対して直交するY軸を中心に傾斜可能に設けられたY軸フレームと、前記X軸フレームを傾斜させるX軸整準ユニットと、前記Y軸フレームを傾斜させるY軸整準ユニットと、前記X軸フレームと前記Y軸フレームの2軸方向の水平を検知する傾斜センサ部とを具備し、前記X軸フレームと前記本体フレームとの間で前記X軸上の2箇所に第1の鋼球が設けられ、前記X軸フレームは前記第1の鋼球を支点として傾斜可能であり、前記Y軸フレームと前記X軸フレームとの間で前記Y軸上の2箇所に第2の鋼球が設けられ、前記Y軸フレームは前記第2の鋼球を支点として傾斜可能に構成された整準装置。
  2. 前記X軸上の前記第1の鋼球と、前記Y軸上の前記第2の鋼球のうち、それぞれ一方は円錐穴と円錐穴との間に介設され、他方は円錐穴とV溝との間に介設された請求項1に記載の整準装置。
  3. 前記X軸フレームは、上方に盛上がり外方に向って延出する軸部を有し、前記第1の鋼球は前記軸部と前記本体フレームとの間に設けられ、前記X軸と前記Y軸とが同一平面内となる様に構成された請求項1又は請求項2に記載の整準装置。
  4. 請求項1〜請求項3のうちいずれかの整準装置を具備し、該整準装置の前記Y軸フレームに嵌合い部を有し、該嵌合い部に装置本体が嵌合される様に構成された測量装置。
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