JP2017166076A - 下肢用サポーター - Google Patents

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Abstract

【課題】足根関節に関わる筋群の活性化を促して、足アーチ形態の正常化と共に正常な歩行姿勢(静止姿勢、動態姿勢)の安定化を実現して、下肢及び足趾筋の筋力及び筋応力の増強、及び下肢及び足趾運動能力を向上させる下肢用サポーターを提供する。【解決手段】足部から膝下までを覆う伸縮性のサポーター本体1において、下腿三頭筋における関節・分節の起部・近位と対応する上方背側突部2及び上方外側突部3及び中間背側突部4と、足根関節の甲側面に対応する足首突部5、足根関節側方に対応する足側方突部6a,6bとを、クッション性を備えた柔軟材でサポーター本体内側に設けてなる。【選択図】図2

Description

本発明は、下肢における所定位置に押圧刺激を与え、身体動作を改善する下肢用サポーターに関するものである。
運動機能の改善や足首の損傷予防のために、従前から下肢用サポーター(靴下)が提案されている。例えば特許文献1(特開2007−332470号公報)には、踵骨及び立方骨に対応する足底部から足首部側面までを覆う部分とヒラメ筋の腓腹筋に覆われていない部分を覆う部分に伸縮性の補強部を一体的に設け、補強部の内側表面に凸面を形成したものが示されている。そして足アーチ補強部(足の甲全周を囲繞)によって足アーチの衝撃緩衝効果や蹴り出し効果を維持して疲労軽減効果を高め、足首部周囲を覆う足首補強部は足関節の捻挫予防を行い、ヒラメ筋の腓腹筋に覆われていない部分を覆う部分に設けた補強部は、筋収縮を過度に抑制しない程度とし、ヒラメ筋の筋ポンプ作用をサポートし、疲労回復を促進せることができる、としている。
また同様に特許文献2(特開2011−74519号公報)にも足アーチと足首部分を被覆するスポーツ用靴下が示されており、この使用によって足アーチの機能のサポートをするようにしている。
特開2007−332470号公報。 特開2011−74519号公報。
足アーチに関しては、正常な形態を維持することで、運動能力向上や怪我予防を実現しているが、現代人の日常生活(運動不足、コンクリート路面等の堅い面で歩行)で自然にアーチ不全に陥っている、このアーチ不全は、全身体の動作と密接不可欠に連動し、一部の異常が身体各部位の異常に連動していくものと考えられる。
そこで本発明は、単に足アーチ矯正やヒラメ筋の筋ポンプ作用をサポートするのみならず、筋肉の関節及び分節における起部近位の近傍に外圧を加えると、当該筋ばかりではなく筋肉の関節及び分節を跨ぐ筋及び拮抗する筋肉も収縮緊張する性質(筋共収縮)に着目し、足根関節に関わる筋群の活性化を促す新規な構造の下肢用サポーターを提案したものである。
本発明に係る下肢用サポーターは、足部から膝下までを覆う伸縮性のサポーター本体において、下腿三頭筋における関節・分節の起部・近位と対応する上方背側突部及び上方外側突部及び中間背側突部と、足根関節の甲側面に対応する足首突部と、足根関節側方に対応する足側方突部とを、クッション性を備えた柔軟材でサポーター本体内側に設けてなることを特徴とするものである。
而して前記下肢用サポーターを装着して日常生活(歩行も含む)を過ごすことで、各突部による押圧箇所が押圧刺激を受けることで、当該筋のみならず関節又は分節を跨ぐ筋及び拮抗筋にも筋収縮が生じ、筋(前脛骨筋、長脛骨筋、足底筋、長母趾伸筋、長趾伸筋、腓腹筋、長腓骨筋、ヒラメ筋、長趾屈筋、長母趾屈筋、少趾外転筋、母趾外転筋)の活性化(筋力アップ)がなされ、歩行に際して踵底着地した後、足趾特に母趾中心に底屈を行い、膝の湾曲、伸展に連動して正しい歩行が得られる。
即ち大多数の人々は足アーチが不全であるためベタ足となっているが、筋が活性化すると踵の押上げが容易となり、その作用によって自然と足趾の底屈、つまり足の指(母趾を中心に)地面をける動作(足趾歩行)を得ることができ、結果的に足諸関節の筋肉群は強化され、健全な足アーチが形成されることになる。
そもそも足アーチの不健全の原因は、不全な靴、足、下肢、腰部、上肢の障害、運動不足、あるいは、コンクリート舗装などの固い地面、床等における日常的な歩行運動によってその形態が崩れ、その機能(歩行時あるいはジャンプ時の緩衝機能、足趾歩行を行わせ、姿勢を健全に保つ機能、運動全般に関わる機能等々)を損なわせる結果が生じているものと推定される。このアーチ不全が全身体と密接不可欠に連動し、足アーチ不全の異常が身体各部位の異常に連動していく。
例えば、近い部分では不全アーチ故の緩衝機能減衰による足根関節の疾患で特に踵の痛みが生じたり、また膝関節は、可動性と支持性という互いに相反する要求を同時に満たしているが、支持性に於いては大きく足アーチの機能に依存しており、可動性に於いても常に足アーチの構造(足底弓、縦足弓)に負う底屈、背屈、外反、内反動作と連動している。このため足アーチ不全は、膝の変形(外、内反、遠・近位変成等)及び疾患、足の浮腫み、高血圧、O脚、X脚等の誘発原因となっている。更に股関節は骨盤外側に位置するため、股関節を中心とした回転運動を起こし、強力な外転筋と拮抗する内転筋が作用している。
また歩行において、骨盤の揺れが歩き方によって大きく相違するのは股関節周りの筋肉群の収縮の仕方の違いによって起きるもので、いずれにしろ二足歩行は程度差があれ、骨盤は一歩ごとに左右に傾く。特に中高齢者の場合は筋肉群の収縮が弱いので、左右の傾きが非常に大きくなる。このため転倒防止として、上体を前屈し、すり足で歩幅を小さくすることで解消している。
そこで本発明に係るサポーターの着用によって下肢の筋肉を活性化し、前記の足アーチの不全を原因とする身体の不都合を、足アーチ形態の正常化と共に正常な歩行姿勢を実現して改善するものである。勿論前記した各突部に加えて、更なる突部を付加して機能性を高めるようにしても良いことは当然である。
本発明の構成は、上記のとおりで、靴下のように身体に装着して日常生活を過ごすだけで足アーチの健全化を促し、正しい歩行姿勢を獲得できるものである。
本発明の実施形態の左足用のサポーターの説明図。 同使用状態の説明図。 同使用時の計測データ(関節可動域)。 同図(身体上の変位)。 同図(運動能力)。
次に本発明の実施形態について説明する。実施形態に示した下肢用サポーターは、サポーター本体1の所定箇所に、上方外側突部2、上方背側突部3、中間背側突部4、足首突部5と、足側方突部6a,6bを設けたものである。
サポーター本体1は、足部から膝下までを覆う伸縮性を備えたもので、下肢に装着した際にずれが生じない程度の一般的な靴下に採用されている伸縮性を備えていれば良く、靴下同様に膝下部分を締め付ける装着帯部11を設けてなり、下肢全体を被覆する形状でも、足指部の被覆部分と踵被覆部分を除いた踵切欠部を備えた筒状に形成しても良い。
各突部2,3,4,5,6a,6bは、幅6〜12mmの細長クッション材(ウレタン材等)を所定の位置に適宜な長さで縫合したものである。
上方背側突部2は、腓腹筋又は長腓骨筋の間接・分節の起部・近位に対応する位置に対応する位置、即ち膝裏より僅か下の位置に、横約6〜9cmの左右同一の長さに設けたもので、上方外側突部3は、前脛骨筋又は外側腓腹筋の間接・分節の起部・近位に対応する位置、即ち前記上方背側突部2の僅かに下方でその端縁から連続し、或いは1cm程前方に回り込んだ位置で、横3〜4cmの長さで設けたものである。
中間背側突部4は、ヒラメ筋の間接・分節の起部・近位に対応する位置、即ちアキレス腱と繋がる脹脛下方位置に、横約6〜9cmの左右同一の長さに設けたものある。
足首突部5は、部足根関節の甲側面に対応する位置、即ち解谿(かいけい)に横約3〜5cmの左右同一の長さに設けたものある。足側方突部6a,6bは、足根関節の僅か前方位置の両側に、各々3〜4cmの長さに設けたものである。
而して前記のサポーターを穿いて日常生活を営むと、前記の各突部2,3,4,5,6a,6bが押圧刺激をあたえ、姿勢調整や歩行運動において、主動筋及び近接筋、或いは関節を跨いだ筋肉及び拮抗筋の収縮を増大(活性化)し、正常姿勢への自然矯正がなされ、合わせて運動能力が向上するものである。
尚作用する筋肉は、腓腹筋(足首の伸展、膝屈曲の補助、爪先立ち、跳躍動作を含む多くの動作で強く働く)、ヒラメ筋(足首の伸展、爪先立ち、下腿の後引き動作に働く)、足底筋(膝の屈曲を助ける、足関節の底屈に働く)、前脛骨筋(足の屈曲、内反、足底のアーチ維持に働く)、長脛骨筋(足関節の底屈、足の外反、足底のアーチ維持に働く)、長腓骨筋(足関節の底屈、足の外反、外側縦足弓の維持に働く)、長趾屈筋(足関節の底屈、足の内反、第2〜第5趾の屈曲に働く)、長趾伸筋(足関節の背屈、足の外反、第2〜第5趾の伸展に働く)、長母趾屈筋(足関節の屈曲、足の内反、母趾の屈曲に働く)、長母趾伸筋(足関節の背屈、足の内反、母趾の伸展に働く)、少趾外転筋(少趾の外転と屈曲に働く)、母趾外転筋(母趾の屈曲と外転に働く)の筋群である。
本発明の前記実施品を、26人(男性40〜70代14人、女性20〜70代12人)に着用してもらい使用前後の各種計測を行い、その結果の平均が図3〜5の表に示したとおりである。
図3に示した関節の可動域の変化は、着用前と着用後8時間経過後のものである。また図4(イ)は、既存靴下と本サポーターを着用した10時間後に対比で、「足のむくみ」は、着用前を0cmとし、くるぶし上位10cmの位置の周囲長の変化である。「尻高」は、各人の左右臀部最下位から足底までの距離の変化を計測した平均である。同図(ロ)は、本サポーターを1日10時間以上で10日間着用した姿勢の変化を計測したもので、「膝幅」は、下肢左右膝蓋骨中心部間の距離の測定データの平均値、「肩高」は、左右肩峰中心部から足底までの距離を測定し、各人の左右の高差(状態左右の歪み)の測定データの平均値である。また図5は、本サポーターの着用の有無での運動能力の平均値を示したものである。
上記の測定データから、本サポーターの着用によって、静止姿勢、動体姿勢が安定し、下肢及び足趾筋の筋力及び筋応力の増強が認められ、下肢及び足趾運動能力が向上することが認められる。
従って本サポーターは、足の疲労が大幅に減少する、歩行が楽になる、足のむくみが解消する、歩幅が大きくなる、段差でのつまずきが減少する、外反母趾が軽減する、O脚が軽減する、ヒップアップする、姿勢が良くなる、腰痛が軽減する、肩こりが軽減する、等の効用が発揮されるものである。
1 サポーター本体
2 上方背側突部
3 上方外側突部
4 中間背側突部
5 足首突部
6a,6b 足側方突部

Claims (3)

  1. 足部から膝下までを覆う伸縮性を備えたサポーター本体において、下腿三頭筋における関節・分節の起部・近位と対応する上方背側突部及び上方外側突部及び中間背側突部と、足根関節の甲側面に対応する足首突部と、足根関節側方に対応する足側方突部とを柔軟材で、サポーター本体内側に設けてなることを特徴とする下肢用サポーター。
  2. サポーター本体を、足指部の被覆部分と踵被覆部分を除いて形成してなる請求項1記載の下肢用サポーター。
  3. 上方背側突部を、腓腹筋又は長腓骨筋の間接・分節の起部・近位に対応する位置に設け、上方外側突部を前脛骨筋又は外側腓腹筋の間接・分節の起部・近位に対応する位置に設け、中間背側突部をヒラメ筋の間接・分節の起部・近位に対応する位置に設けてなる請求項1又は2記載の下肢用サポーター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023220341A1 (en) * 2022-05-12 2023-11-16 Pt Clothing, Inc Wearable articles for myofascial tissue therapy
WO2024071050A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 西川株式会社 ナイトウェア

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