JP2017164292A - ランドリー機器 - Google Patents

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範史 小倉
Norifumi Ogura
範史 小倉
志賀 剛
Takeshi Shiga
剛 志賀
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Abstract

【課題】本体に蓋を開閉可能に有するランドリー機器にあって、蓋の開閉を確実に検出する。【解決手段】実施形態のランドリー機器は、衣類の出入口を有する本体と、この本体に設けられ前記出入口を開閉する蓋と、前記本体又は蓋のいずれか一方に設けられ、該本体と蓋との間の距離に応じた線形の出力信号を出力するセンサと、前記センサの出力値を判定値と比較することにより前記蓋の開閉を判断する開閉判定手段とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ランドリー機器に関する。
ランドリー機器例えばいわゆる縦軸型の洗濯機においては、本体の上部に設けられたトップカバーに、衣類の出入口を設けると共に、該出入口を開閉する蓋を、ヒンジを介して開閉可能に設けて構成されている。また、この種の洗濯機では、蓋の開閉を検知するための蓋開閉検知装置を設けることも行われている(例えば特許文献1参照)。特許文献1には、蓋の先端付近に磁石を設けると共に、本体側のプリント基板に、前記磁石に対向するようにホールIC或いはリードスイッチを設け、そのホールICの出力をマイクロコンピュータに入力し、蓋の開閉を検出する構成が開示されている。
特開2002−346290号公報
この種の洗濯機においては、蓋を閉塞状態にロックする蓋ロック装置を設け、洗濯運転中には蓋ロック装置を動作させて、ユーザが蓋を開けることを防止している。この場合、上記蓋開閉検知装置によって、蓋の閉塞を検知したことを条件に、蓋ロック装置が動作されるようになる。
しかしながら、上記従来の蓋開閉検知装置では、ホールICや磁石そのものの製品ばらつき、取付位置などの取付け具合のばらつきによって、蓋が完全に閉じていない状態でも、蓋が閉塞状態であると検出してしまう虞がある。そのような誤検出によって、蓋ロック装置が正しく動作できないケースが発生する。特に、勢い良く蓋が閉じてしまうことを防止するためのダンパ機構をヒンジ部に設けたものでは、蓋が完全に閉じていない早いタイミングで、蓋ロック装置を動作させてしまう虞がより一層大きくなる。
そこで、本体に蓋を開閉可能に有するものにあって、蓋の開閉を確実に検出することが可能なランドリー機器を提供する。
実施形態のランドリー機器は、衣類の出入口を有する本体と、この本体に設けられ前記出入口を開閉する蓋と、前記本体又は蓋のいずれか一方に設けられ、該本体と蓋との間の距離に応じた線形の出力信号を出力するセンサと、前記センサの出力値を判定値と比較することにより前記蓋の開閉を判断する開閉判定手段とを備えている。
一実施形態を示すもので、洗濯機の全体構成を概略的に示す縦断右側面図 蓋部分の構成を概略的に示す右側面図 蓋ロック装置部分の拡大縦断正面図 電気的構成を示すブロック図 蓋の位置とリニアホールICの出力との関係を示す特性図 制御回路が実行する蓋の開閉の判断処理の基本的な手順を示すフローチャート ばらつき等によりリニアホールICの出力にずれが生じた場合の特性図 第1判定値を補正する場合の蓋の開閉の判断処理の手順を示すフローチャート 第1判定値と第2判定値との例を示す特性図 蓋ロック装置の動作許可に関する処理手順を示すフローチャート 第1判定値及び第2判定値を補正する場合の特性図 第1判定値、第2判定値を補正する場合の蓋ロック装置のロック動作の許可に関する処理手順を示すフローチャート
以下、ランドリー機器としてのいわゆる縦軸型の洗濯機に適用した一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るランドリー機器としての洗濯機1の全体構成を概略的に示しており、この洗濯機1は、本体2の上部に、図2、図3にも示すように、蓋3を開閉可能に備えて構成される。図1に示すように、前記本体2は、例えば鋼板から全体として矩形箱状に構成された外箱4の上部に、合成樹脂製のトップカバー5を備えている。
前記外箱4内には、洗濯水を溜める水槽6が、周知構成の弾性吊持機構7により弾性的に支持(吊り下げ支持)されて設けられている。前記水槽6の底部には、排水口8が形成されている。この排水口8には、電子制御式の排水弁9を備えた排水路10が接続されている。尚、図示は省略するが、水槽6の底部にはエアトラップが設けられ、このエアトラップに接続されたエアチューブを介して、水槽6内の水位を検出する水位センサが設けられている。
前記水槽6内には、脱水槽を兼用する縦軸型の洗濯槽11が回転可能に設けられている。この洗濯槽11は、有底円筒状をなし、その周壁部には、多数個の脱水孔11aが形成されている。この洗濯槽11の上端部には、例えば液体封入形の回転バランサ12が取付けられている。また、洗濯槽11の内底部には、パルセータと称される撹拌体13が配設されている。洗濯槽11内には、図示しない衣類が収容されるようになっており、衣類の洗い、すすぎ、脱水等の行程からなる洗濯運転が行われる。
前記水槽6の上部には、水槽カバー14が装着されている。この水槽カバー14には、ほぼ中央部に衣類出し入れ用の開口部14aが設けられている。図示はしないが、この水槽カバー14の後部には、給水用の給水口が設けられている。詳しい図示及び説明は省略するが、前記トップカバー5内の後部に、給水機構が設けられている。この給水機構は、水道等の給水源に接続されるホース接続口15、給水弁16(図4にのみ図示)、注水ケース、給水ホース等からなる周知構成を備えており、給水ホースの先端部が前記水槽カバー14の給水口に接続されている。
また、前記水槽6の下部(外底部)には、周知構成の駆動機構17が配設されている。詳しい図示及び説明は省略するが、この駆動機構17は、例えばアウタロータ形のDC三相ブラシレスモータからなる洗濯機モータ18(図4参照)を備えると共に、その洗濯機モータ18の駆動力を前記撹拌体13又は洗濯槽11に選択的に伝達するクラッチ機構等を備えている。クラッチ機構は、後述する制御回路19(図4参照)により制御され、洗い時及びためすすぎ時には洗濯槽11の固定(停止)状態で、洗濯機モータ18の駆動力を撹拌体13に伝達して撹拌体13を低速で直接正逆回転駆動する。また、脱水すすぎ時や脱水時等には、クラッチ機構は、洗濯機モータ18の駆動力を洗濯槽11に伝達し、洗濯槽11(及び撹拌体13)を一方向に直接回転駆動するようになっている。
図1に示すように、前記外箱4の上部には薄形の中空箱状をなす合成樹脂製のトップカバー5が装着されている。前記トップカバー5の上面中央には、前記洗濯槽11の上方に位置して、ほぼ円形の衣類の出入口20が形成されている。このトップカバー5の上面の前辺部には、操作パネル21が設けられている。操作パネル21の裏面側に後述する制御回路19が配設されている。詳しく図示はしないが、この操作パネル21には、ユーザが洗濯機1に対する電源の入り切りや各種の設定・指示等を行うための操作部22や、必要な表示を行う表示部23、ブザー24(いずれも図4にのみ図示)等が設けられている。トップカバー5の後部には、上記した給水機構が設けられている。
前記トップカバー5の上面部には、前記出入口20を開閉するための蓋3が設けられる。本実施形態では、蓋3は、例えばプラスチック材料から、前記出入口20の上面全体を覆う大きさの、下面が開口した上下に薄型の矩形箱状に構成されている。蓋3の後辺部にはヒンジ部25が設けられ、このヒンジ部25を介して、トップカバー5に回動操作可能に取付けられている。尚、蓋は、共に横長矩形状をなす前蓋部と後蓋部とを回動可能に連結した周知の二つ折りタイプのものであっても良い。
このとき、本実施形態では、トップカバー5内には、蓋3のヒンジ部25部分に対し閉塞動作時の抵抗を付与するためのダンパ機構26が設けられている。このダンパ機構26は、例えばオイルにより抵抗を付与する周知構成のものが採用されている。これにて、蓋3が途中まで(例えば蓋3とトップカバー5との間の隙間が10〜15cm程度)閉じたところで、ダンパ機構26が作動し、以降は蓋3の閉塞の速さがよりゆっくりとなる。
そして、本実施形態では、図2、図3にも示すように、蓋3の前辺部の左端側部分には、磁石(永久磁石)27が取付けられている。これと共に、トップカバー5には、蓋3の閉塞状態での前記磁石27に対応した、つまり磁石27の真下に来る位置に、該磁石27の磁気を検知する磁気検出センサ(センサ)としてのリニアホールIC28が設けられている。
このとき、図5等に示すように、リニアホールIC28は、本体2と蓋3(磁石27)との間の距離に応じた線形の出力信号を出力する。図4に示すように、リニアホールIC28の出力信号は、制御回路19に入力される。詳しくは後述するように、制御回路19は、リニアホールIC28の出力値を判定値と比較することにより前記蓋3の開閉を判断する開閉判定手段として機能する。尚、本実施形態では、図3に示すように、蓋3が閉塞したときには、その先端部の下面とトップカバー5との間の上下方向の隙間Gの寸法が、例えば0〜数mm(例えば5mm)になり、この状態が完全な閉塞状態と規定される。
更に、前記トップカバー5内には、図3に示すように、蓋3の閉塞状態で該蓋3を本体2(トップカバー5)に対し開放不能にロックするため蓋ロック装置29が設けられる。本実施形態では、蓋ロック装置29は、リニアホールIC28の取付部の近傍部分(例えば数cm以内)に配設されている。このとき、前記蓋3には、前辺部左端側に位置して、下方に延びる係止部材30が一体に設けられている。この係止部材30には、図3で左右方向に貫通する係止孔30aが形成されている。また、前記トップカバー5には、蓋3の閉塞時に係止部材30が挿入される凹部31が設けられている。
蓋ロック装置29は、本体部29aの右端部からロックピン32を出没(右方に進退)させるように構成されている。図示はしないが、本体部29a内には、モータ或いはソレノイド等を駆動源としてロックピン32を動作させる駆動機構が設けられている。図4に示すように、蓋ロック装置29は制御回路19により制御される。蓋ロック装置29がオン動作されると、図3に示すように、ロックピン32が凹部31内に突出し、係止部材30の係止孔30a内に挿入される。これにて、蓋3が閉塞状態にロックされる。蓋ロック装置29がオフ動作されると、ロックピン32が凹部31から図で左方に没入し、蓋3のロック状態が解除される。尚、蓋3のロック状態でも、蓋3は上下方向に数mm(例えば5mm)程度の遊びを有している。
図4は、前記制御回路19を中心とした洗濯機1の電気的構成を概略的に示している。制御回路19は、マイクロコンピュータ33を含んで構成されており、この制御回路19には、不揮発性メモリ34が接続されている。この不揮発性メモリ34には後述する第1判定値、第2判定値などのデータが記憶されている。この制御回路19には、前記リニアホールIC28からの出力信号(電圧信号)が入力されると共に、操作部22の操作信号が入力される。
制御回路19は、駆動回路35を介して洗濯機モータ18を制御する。このとき、制御回路19には、洗濯機モータ18の回転位置を検出する回転センサ36からの信号が入力される。また、制御回路19は、駆動回路37,38を夫々介して、給水弁16、排水弁9を制御する。更に、制御回路19は、駆動回路39,40,41を夫々介して、表示部23、ブザー24、蓋ロック装置29を制御する。詳しい説明は省略するが、制御回路19は、操作部22にてユーザにより設定される運転コース等に応じて、各センサからの入力信号や予め記憶された制御プログラムに基づいて、洗濯機1の各機構を制御し、周知の洗い、すすぎ、脱水の各行程からなる洗濯運転を自動で実行する。
さて、詳しくは次の作用説明で述べるように、制御回路19は、主としてそのソフトウエア構成により、前記リニアホールIC28からの出力信号(電圧信号)を、第1判定値S1と比較することにより、前記蓋3の開閉を判断する開閉判定手段として機能する。具体的には、リニアホールIC28からの出力信号の電圧値が、第1判定値S1以上のときに、蓋3の閉塞状態と判断される。
そして、本実施形態では、制御回路19は、洗濯運転開始時に、前記蓋ロック装置29をオン動作させて蓋3を閉塞状態にロックさせるのであるが、前記リニアホールIC28からの出力信号(電圧信号)を、第2判定値S2と比較することにより、蓋ロック装置29による蓋3のロック動作を許容する。この場合、第2判定値S2は、上記第1判定値S1よりも大きく設定され、リニアホールIC28からの出力信号の電圧値が、第2判定値S2以上のときに、蓋3のロック動作が許容される。
また、本実施形態では、制御回路19は、蓋3が完全に閉塞している状態におけるリニアホールIC28出力値に基づいて、前記第1判定値S1及び第2判定値S2を補正する判定値補正手段及び第2判定値補正手段としても機能する。このとき、例えば洗濯機1の電源オン時に、リニアホールIC28の出力信号の電圧値を、基本値Bとして不揮発性メモリ34に記憶・更新しておき、基本値Bの値から第1判定値S1及び第2判定値S2を毎回求めるように構成することができる。
次に、上記構成の作用について、図5〜図12も参照して述べる。まず、図5は、上記リニアホールIC28の出力値と、蓋3の開閉位置(トップカバー5との間の隙間Gの寸法)との関係の一例を示している。リニアホールIC28は、蓋3の開閉位置(磁石27との間の距離)に応じて、0V〜5Vの電圧信号を線形的に出力する。この場合、第1の判定値S1は、例えば2.5Vに設定され、このときの隙間Gの寸法は、ユーザの指が入らない程度、例えば1cm程度になる。尚、前記ダンパ機構26が動作開始する位置(隙間Gの寸法が10cm)では、リニアホールIC28の出力値は0である。
図6のフローチャートは、制御回路19が実行する、蓋3の開閉の判断処理の基本的な手順を示している。即ち、ステップS11では、リニアホールIC28の出力値が読み込まれ、ステップS12では、その出力値が第1判定値S1、この場合2.5V以上かどうかが判定される。リニアホールIC28の出力値が、第1判定値S1以上である場合には(ステップS12にてYes)、ステップS13にて、蓋3が閉じていると判断される。第1判定値S1未満である場合には(ステップS12にてNo)、ステップS14にて、蓋3が開いていると判断される。
次に、図8のフローチャートは、第1判定値S1を基本値Bに基づいて補正する場合における、制御回路19が実行する、蓋3の開閉の判断処理の手順を示している。この場合、図7に一例を示すように、リニアホールIC28或いは磁石27の取付位置のばらつき、経年変化等によって、図5とは異なり、リニアホールIC28は、蓋3の開閉位置に応じて、0V〜4.5Vの電圧信号を線形的に出力する。つまり、蓋3が完全に閉じた状態で、リニアホールIC28の出力値は4.5Vとなる。
上記したように、制御回路19は、蓋3が完全に閉塞している電源オン時において、リニアホールIC28出力値を読み込み、基本値Bとして不揮発性メモリ34に記憶する。図7の例では、不揮発性メモリ34には、基本値Bが例えば4.5Vとして記憶される。図8のフローチャートにおいて、ステップS21では、リニアホールIC28の出力値が読み込まれる。そして、ステップS22では、不揮発性メモリ34に記憶されている基本値Bに基づいて、第1判定値S1が算出(補正)される。第1判定値S1は、2.5V−(5.0V−基本値B)で算出される。従って、基本値Bが4.5Vの場合、第1判定値S1は、2.0Vとなる。
ステップS23では、その出力値が第1判定値S1、この場合2.0V以上かどうかが判定される。リニアホールIC28の出力値が、第1判定値S1以上である場合には(ステップS23にてYes)、ステップS24にて、蓋3が閉じていると判断される。第1判定値S1未満である場合には(ステップS24にてNo)、ステップS25にて、蓋3が開いていると判断される。
図10のフローチャートは、制御回路19が実行する、蓋ロック装置29のロック動作の許可に関する処理手順を示している。ここでは、図9に示すように、図5と同様に、リニアホールIC28は、蓋3の開閉位置に応じて、0V〜5Vの電圧信号を線形的に出力する。そして、第1判定値S1は、例えば2.5Vに設定され、第2判定値S2は、例えば4.0Vに設定される。この場合、リニアホールIC28の出力値が4.0Vであるときの蓋3とトップカバー5との間の隙間Gの寸法は、例えば5mm程度になる。
図10において、ステップS31では、リニアホールIC28の出力値が読み込まれ、ステップS32では、その出力値が、第2判定値S2以上、この場合4.0V以上かどうかが判定される。リニアホールIC28の出力値が、第2判定値S2以上である場合には(ステップS32にてYes)、ステップS33にて、蓋ロック装置29のロック動作が許可される。これにより、蓋3が完全に閉じた状態、つまり係止部材30が凹部31内に配置された状態で、確実にロック動作即ちロックピン32の係止孔30a内への挿入が行われるようになる。
リニアホールIC28の出力値が、第2判定値S2未満である場合には(ステップS32にてNo)、次のステップS34にて、リニアホールIC28の出力値が、第1判定値S1(2.5V)以上かどうかが判定される。リニアホールIC28の出力値が、第1判定値S1以上である場合には(ステップS34にてYes)、ステップS35にて、蓋3が閉じていると判断されるが、蓋ロック装置29のロック動作の許可はなされない。出力値が第1判定値S1未満である場合には(ステップS34にてNo)、ステップS36にて、蓋3が開いていると判断される。
図12のフローチャートは、第1判定値S1及び第2判定値S2を基本値Bに基づいて補正する場合における、制御回路19が実行する、蓋3の開閉の判断処理の手順を示している。この場合、図11に一例を示すように、リニアホールIC28或いは磁石27の取付位置のばらつき、経年変化等によって、図9とは異なり、リニアホールIC28は、蓋3の開閉位置に応じて、0V〜4.8Vの電圧信号を線形的に出力する。つまり、蓋3が完全に閉じた状態で、リニアホールIC28の出力値は4.8Vとなる。
この場合も、制御回路19は、蓋3が完全に閉塞している電源オン時において、リニアホールIC28出力値を読み込み、基本値Bとして不揮発性メモリ34に記憶する。図11の例では、不揮発性メモリ34には、基本値Bが例えば4.8Vとして記憶される。図12のフローチャートにおいて、ステップS41では、リニアホールIC28の出力値が読み込まれる。ステップS42では、不揮発性メモリ34に記憶されている基本値Bに基づいて、第1判定値S1が算出(補正)される。第1判定値S1は、2.5V−(5.0V−基本値B)で算出される。基本値Bが4.8Vの場合、第1判定値S1は、2.3Vとなる。
そして、ステップS43では、不揮発性メモリ34に記憶されている基本値Bに基づいて、第2判定値S2が算出(補正)される。第2判定値S2は、例えば、4.0V−(5.0V−基本値B)で算出される。従って、基本値Bが4.8Vの場合、第2判定値S2は、3.8Vとなる。ステップS44では、リニアホールIC28の出力値が、第2判定値S2(3.8V)以上かどうかが判定される。出力値が第2判定値S2以上である場合には(ステップS44にてYes)、ステップS45にて、蓋ロック装置29のロック動作が許可される。
リニアホールIC28の出力値が、第2判定値S2未満である場合には(ステップS44にてNo)、次のステップS45にて、リニアホールIC28の出力値が、第1判定値S1(2.3V)以上かどうかが判定される。リニアホールIC28の出力値が、第1判定値S1以上である場合には(ステップS46にてYes)、ステップS47にて、蓋3が閉じていると判断されるが、蓋ロック装置29のロック動作の許可はなされない。出力値が第1判定値S1未満である場合には(ステップS46にてNo)、ステップS48にて、蓋3が開いていると判断される。
このような本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。即ち、本実施形態では、蓋3の開閉を判断するためのセンサとして、本体2(トップカバー5)と蓋3との間の距離に応じた線形の出力信号を出力するリニアホールIC28を採用したことにより、蓋3がどこまでの閉塞状態にあるかの細かい位置まで検出することができる。そして、制御回路19は、リニアホールIC28の出力値を、第1判定値S1をしきい値として比較することにより、蓋3の開閉を、基準を常に一定にしながら、確実に判断することができる。
このとき、蓋3に磁石27を設け、本体2側(トップカバー5)に磁気検出センサであるリニアホールIC28を設ける構成としたので、比較的簡単で安価な構成で済ませながら、所期の目的を達成することができる。また、本実施形態では、蓋3が完全に閉塞している状態におけるリニアホールIC28の出力値(基本値B)に基づいて、第1判定値S1を補正する構成としたので、リニアホールIC28や磁石27自体、更にはそれらの取付時のばらつき等に対応した第1判定値S1を得ることができ、ひいては蓋3の開閉の確実な検出が可能となる。第1判定値S1の補正を洗濯機1の電源オン時に毎回行うことにより、蓋3の開閉の判定を、常に正確に行うことができ、経年変化による変動にも対応することが可能となる。
また、特に本実施形態では、蓋3を開放不能にロックするため蓋ロック装置29を備えたものにあって、リニアホールIC28の出力値を第2判定値S2と比較し、その結果に基づいて、蓋ロック装置29による該蓋のロック動作を許容する構成とした。これにより、蓋3が確実に閉塞状態となった状態で、蓋ロック装置29による蓋のロック動作が行われるので、ロック動作を確実に行わせることができる。第2判定値S2の方が、第1判定値S1に比べてより厳しいものとしているので、ロック動作がより確実になる。
このとき、ダンパ機構26によって、蓋3が完全に閉じるまでに時間を要する事情があっても、蓋3が閉塞状態となったことを確実に検出することができ、より効果的となる。更に、蓋3が完全に閉塞している状態におけるリニアホールIC28の出力値(基本値B)に基づいて、第2判定値S2を補正するようにすることにより、第2判定値S2に関しても、補正によって、常により適切な値にすることができる。
尚、上記した実施形態に限定されるものではなく、図示は省略するが、例えば次のような拡張、変更も可能である。即ち、上記実施形態においては、センサとして磁気検出センサ(リニアホールIC28)を採用するようにしたが、センサとして本体2と蓋3との間の相対的な距離を検出する変位センサ、例えば本体2と蓋3との間の距離に応じた線形の出力信号を出力する反射型の光センサを採用することもできる。これによっても、蓋3の開閉を確実に検出することができると共に、そのための構成を、比較的簡単で安価に済ませることができる。
また、上記実施形態では、第1判定値S1、第2判定値S2の補正(基本値Bの更新)を、洗濯機1の電源オン時に毎回行うようにしたが、判定値の補正を、工場出荷時や販売時(使用開始時)に行うようにしたり、ユーザのスイッチ操作があったときに補正を行うようにしたり、使用途中のメンテナンス時等に補正を行ったりしても良い。上記実施形態では、蓋3にダンパ機構26を備えるものとしたが、ダンパ機構26を備えないものであっても良い。蓋ロック装置29の構成についても、種々の変形が可能であり、蓋ロック装置29を設けていないランドリー機器にも適用できる。
上記実施形態では、第1判定値S1と第2判定値S2とを異なる値に設定したが、同等の値に設定することも可能である。その他、縦軸型の洗濯機に限らず、ドラム式の洗濯機、二槽式洗濯機、乾燥機などのランドリー機器全般に適用することができ、また、第1判定値や第2判定値さらには補正の式などの具体的な数値としても、一例を示したに過ぎず、適宜変更して実施することができる等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
図面中、1は洗濯機(ランドリー機器)、2は本体、3は蓋、5はトップカバー、19は制御回路(開閉判定手段、判定値補正手段、第2判定値補正手段)、20は出入口、26はダンパ機構、27は磁石、28はリニアホールIC(磁気検出センサ)、29は蓋ロック装置を示す。

Claims (7)

  1. 衣類の出入口を有する本体と、
    この本体に設けられ前記出入口を開閉する蓋と、
    前記本体又は蓋のいずれか一方に設けられ、該本体と蓋との間の距離に応じた線形の出力信号を出力するセンサと、
    前記センサの出力値を判定値と比較することにより前記蓋の開閉を判断する開閉判定手段とを備えるランドリー機器。
  2. 前記センサは、磁気検出センサからなり、前記本体又は蓋の他方に設けられた磁石の磁気を検出するように構成されている請求項1記載のランドリー機器。
  3. 前記センサは、前記本体と蓋との間の相対的な距離を検出する変位センサからなる請求項1記載のランドリー機器。
  4. 前記蓋が完全に閉塞している状態における前記センサの出力値に基づいて、前記判定値を補正する判定値補正手段を備えている請求項1から3のいずれか一項に記載のランドリー機器。
  5. 前記蓋の閉塞状態で該蓋を前記本体に対し開放不能にロックするための蓋ロック装置を備え、
    前記センサの出力値を第2判定値と比較し、その結果に基づいて、前記蓋ロック装置による該蓋のロック動作が許容される請求項1から4のいずれか一項に記載のランドリー機器。
  6. 前記蓋が完全に閉塞している状態における前記センサの出力値に基づいて、前記第2判定値を補正する第2判定値補正手段を備えている請求項5記載のランドリー機器。
  7. 前記蓋に対し閉塞動作時の抵抗を付与するダンパ機構を備える請求項1から6のいずれか一項に記載のランドリー機器。
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