JP2017163314A - 無線基地局、通信装置、通信システム、通信方法およびプログラム - Google Patents

無線基地局、通信装置、通信システム、通信方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ハンドオーバに伴い発生する、無線端末と通信装置との間の通信品質の向上を阻害する要因を軽減する。【解決手段】例示的な実施形態における無線基地局は、無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置と接続される。無線基地局は、該無線基地局と他の無線基地局との間における該無線端末のハンドオーバのために、該無線基地局または該他の無線基地局によって通信されるハンドオーバメッセージを検出するように構成されるプロセッサを有する。無線基地局は、該ハンドオーバメッセージを検出した場合に、該無線端末の識別子を含む情報を、該通信装置に送信するように構成される送信機を有する。【選択図】 図9

Description

本開示は、無線基地局、通信装置、通信システム、通信方法およびプログラムに関する。
携帯電話網に代表されるセルラ方式の通信システムでは、複数の無線基地局を分散して配置することにより、広域なサービスエリアが構成される。各無線基地局は、自局と無線端末とが通信可能な範囲である無線セルを形成する。通常、1つの無線基地局は、1〜6程度の無線セルを管理する。さらに、隣接する無線セル同士の一部に重なりを持たせることによって、無線端末が無線セルを跨って移動した際にも、ハンドオーバ(HO:Handover)機能に基づき、ユーザデータの通信を継続することができる。
一例として、LTE(Long Term Evolution)におけるハンドオーバについて説明する。LTEでは、無線リンク(RRC(Radio Resource Control)Connection)を介して無線セルに接続中の無線端末が他の無線セルへと移動する際、ハンドオーバが発生する。無線端末が無線セルに接続している状態、すなわち、RRC Connectionを確立している状態は、アクティブ状態(RRC_Connected)と呼ばれる。一方、無線端末が無線セルに接続していない状態、すなわち、RRC Connectionを確立していない状態は、アイドル状態(RRC_Idle)と呼ばれる。以下では、無線端末の移動元となる無線セルをソース無線セル、無線端末の移動先となる無線セルをターゲット無線セル、ソース無線セルを管理する無線基地局をソース無線基地局、ターゲット無線セルを管理する無線基地局をターゲット無線基地局と呼ぶ。
一般に、ソース無線基地局は、アクティブ状態の無線端末から送信される測定報告(Measurement Report)に基づき、当該無線端末についてのハンドオーバ処理を開始する。そのため、ソース無線基地局は、ハンドオーバの開始タイミングを検出するための測定報告の条件(例えば、測定設定情報(Measurement Configuration)を無線端末に対して事前に指定する。例えば、無線基地局は、測定設定情報をRRC Connection Reconfigurationに含めて送信する。測定報告の条件には、測定対象(Measurement Object)や報告条件(Report Configuration)等が含まれる。測定対象とは、無線端末が測定すべき無線セルの周波数(EARFCN:E-UTRA (Evolved Universal Terrestrial Radio Access) Absolute Radio Frequency Channel Number)やID(PCI:Physical Cell ID)等を示す情報である。報告条件とは、無線端末が測定した情報をいつ報告するかというトリガ条件を示す情報である。トリガ条件には、所定周期とイベントトリガの2種類がある。ハンドオーバの開始タイミングを検出するためのトリガ条件には、一般的にイベントトリガが用いられる。イベントトリガには、Event A1、Event A2、Event A3、Event A4、Event A5、Event A6、Event B1、Event B2等の種類がある(非特許文献1)。以下では、特に詳しく説明する場合を除き、ハンドオーバの開始タイミングを検出するための測定報告を、単に「測定報告」と記載する。
上述したように、アクティブ状態の無線端末は、ハンドオーバによって接続する無線セルをスムーズに切り替える。これにより、無線セルを跨って移動する場合であっても、通信の途絶時間を最小化して通信を継続することができる。
一方、ハンドオーバに伴い発生し得る問題を解決するための技術が提案されている。
特許文献1には、移動端末機がハンドオーバする際に途切れなく通信を継続するためのリソース予約方法が開示されている。特許文献1に開示された方法によれば、移動端末機の移動予測ルートを求め、移動予測ルート上の各エリアの中から、移動端末機のリソースを予約するエリアを特定する。そして、その特定エリアのリソースを予約し、予約したリソースを当該移動端末機のハンドオーバ時に割り当てる。これにより、移動端末機は移動先のエリアに確実にハンドオーバを行うことができる。
特許文献2には、移動網における異種網ハンドオーバ処理中のデータ転送量を抑制する方法が開示されている。特許文献2に開示された方法によれば、複数種の無線通信インタフェースの接続品質をそれぞれ測定し、接続品質に基づいて、異種網間ハンドオーバが実施されるか否かを予測する。そして、異種網間ハンドオーバが実施されることを予測した場合、TCP(Transmission Control Protocol)ウィンドウサイズを、使用中のウィンドウサイズよりも小さいウィンドウサイズに設定する。これにより、異種網ハンドオーバ処理中の、異種網間のデータ転送量を抑制することができる。
特許文献3において、ソース無線基地局は、ハンドオーバを要請する無線端末が存在することをターゲット無線基地局に知らせるために、ハンドオーバ要請事前知らせメッセージ(HO−pre−notification)をターゲット無線基地局に伝送する。
特許文献4において、サービス制御装置が、通信管理装置から、通信中のユーザ識別子を受け取ることが開示されている。
特開2004−304298号公報 特開2009−188666号公報 特開2009−077427号公報 特開2004-304298号公報
無線端末がハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバの実行前後で無線端末の無線帯域が大きく変化する場合がある。ここで、無線帯域とは、無線端末と無線基地局との間の無線区間の帯域を表し、無線区間において期待される通信速度(スループット)を意味する。一般に、無線帯域は、無線端末の無線品質と、当該無線端末が接続する無線セルの混雑度に依存する。すなわち、無線端末の無線品質が良いほど、あるいは、当該無線端末が接続する無線セルが空いているほど、無線帯域は高くなる。
例えば、無線セルAが空いている無線セル、無線セルBが非常に混雑している無線セルであり、無線端末が無線セルAから無線セルBへとハンドオーバする状況を考える。この場合、ハンドオーバの実行後に当該無線端末の無線帯域が急激に低くなる可能性がある。同様に、無線端末が無線セルBから無線セルAへとハンドオーバする状況を考える。この場合、ハンドオーバの実行後に当該無線端末の無線帯域が急激に高くなる可能性がある。
こうした無線端末の無線帯域の急変は、無線端末とパケット送信装置(サーバ装置)との間の通信品質を向上させる阻害要因となる。例えば、インターネット網における代表的な通信プロトコルであるTCPを用いて通信を行う場合、TCPによる送信レート制御が無線品質の急激な変動に効率的に追従できない。
例えば、無線端末の無線帯域が急減した場合には、無線基地局において当該無線端末宛のパケットデータの送信が滞り、無線基地局のバッファにおいて“パケットデータの溢れ”、すなわち、パケットロスが発生する可能性がある。
また、無線端末の無線帯域が急増した場合には、無線基地局において当該無線端末宛のパケットデータの送信が急激に進み、無線基地局のバッファに当該無線端末宛に送るべきパケットデータが存在しなくなるという“パケットデータの枯渇”、すなわち、無線帯域を活かし切れないといった問題が発生する可能性がある。
無線端末が将来接続する無線セルにおけるリソースを予約する技術(例えば、特許文献1)は、上位網から無線基地局へと送信されるパケットデータの量は制御されない。従って、ハンドオーバに伴い無線帯域が急変した場合、上述のように無線基地局のバッファにおいてパケットデータの溢れや枯渇が発生する可能性がある。
異種網間ハンドオーバが実施されることを予測した場合に、TCPウィンドウサイズを、使用中のウィンドウサイズよりも小さいウィンドウサイズに設定する技術(例えば、特許文献2)は、異種網ハンドオーバ処理中のデータ転送量を抑制することを目的としており、ハンドオーバに伴い無線帯域が急増した場合、上述のように無線基地局のバッファにおいてパケットデータの枯渇が発生する可能性がある。
ハンドオーバを要請する無線端末が存在することをソース無線基地局からターゲット無線基地局に対して通知する技術(例えば、特許文献3)において、上位網から無線基地局へと送信されるパケットデータの量は制御されない。従って、ハンドオーバに伴い無線帯域が急変した場合、上述のように無線基地局のバッファにおいてパケットデータの溢れや枯渇が発生する可能性がある。
なお、特許文献4には、単に、無線基地局とは異なる2つの上位ノードの間においてユーザ識別子がやり取りされる事が示されているに過ぎない。
例示的な実施形態は上記課題を鑑みてなされたものであって、その目的は、ハンドオーバに伴い発生する、無線端末と通信装置との間の通信品質の向上を阻害する要因を軽減することに貢献する、無線基地局、通信装置、通信システム、通信方法およびプログラムを提供することにある。
例示的な実施形態における無線基地局は、無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置と接続される。無線基地局は、前記無線基地局と他の無線基地局との間における前記無線端末のハンドオーバのために、前記無線基地局または前記他の無線基地局によって通信されるハンドオーバメッセージを検出するように構成されるプロセッサを有する。無線基地局は、前記ハンドオーバメッセージを検出した場合に、前記無線端末の識別子を含む情報を、前記通信装置に送信するように構成される送信機を有する。
他の例示的な実施形態における通信装置は、第一の無線基地局と第二の無線基地局との少なくとも一方に接続される。通信装置は、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局を介して無線端末とのパケットデータを通信するように構成された送受信部とを有する。前記送受信部は、前記第一の無線基地局から前記第二の無線基地局への前記無線端末のハンドオーバのために、前記第一の無線基地局及び前記第二の無線基地局の少なくとも一方によって通信されるハンドオーバメッセージに基づいて送信された、前記無線端末の識別子を含む情報を受信する。
他の例示的な実施形態における通信システムは、第一の無線基地局から第二の無線基地局への無線端末のハンドオーバのために、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局により通信されるハンドオーバメッセージを検出するように構成された検出部を有する。通信システムは、前記ハンドオーバメッセージを検出した場合に、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局から、前記無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置に対して、少なくとも前記無線端末の識別子を含む情報を送信するように構成された送信部を有する。
他の例示的な実施形態における通信方法は、第一の無線基地局から第二の無線基地局への無線端末のハンドオーバのために、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局により通信されるハンドオーバメッセージを検出し、前記ハンドオーバメッセージを検出した場合に、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局から、前記無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置に対して、少なくとも前記無線端末の識別子を含む情報を送信することを有する。
他の例示的な実施形態におけるプログラムは、第一の無線基地局から第二の無線基地局への無線端末のハンドオーバのために、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局により通信されるハンドオーバメッセージを検出し、前記ハンドオーバメッセージを検出した場合に、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局から、前記無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置に対して、少なくとも前記無線端末の識別子を含む情報を送信する、ことをコンピュータに実行させる。
本発明の例示的な実施形態によれば、ハンドオーバに伴い発生する、無線端末と通信装置との間の通信品質の向上を阻害する要因を軽減することに貢献することが可能となる。
例示的な実施形態の概要を説明する図である。 第1の実施形態に係る通信システム1の構成を例示する図である。 第1の実施形態に係る無線基地局10の構成を例示する図である。 第1の実施形態に係る通信制御処理を例示するフロー図である。 第2の実施形態に係るパケット送信装置20の構成を例示する図である。 第2の実施形態に係る通信制御処理を例示するフロー図である。 第3の実施形態に係る無線基地局10の構成を例示する図である。 第3の実施形態に係る通信制御処理を例示するフロー図である。 例示的な実施形態の無線基地局を示す図である。 例示的な実施形態の通信装置を示す図である。 例示的な実施形態の通信システムを示す図である。
初めに、図1を用いて一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。
一例として、図1に示す無線基地局10が提供される。無線基地局10は、無線端末30についてのハンドオーバメッセージを検出した場合に、パケット送信装置20に対して通知情報を送信する。
無線基地局10は、ハンドオーバメッセージ検出部100、通知部101を備える。
ハンドオーバメッセージ検出部100は、無線端末30の接続先となる無線セルを切り替えるために無線基地局10により通信されるハンドオーバメッセージを検出するように構成される。
ここでのハンドオーバメッセージの例を下記する。
・無線端末30からソース無線基地局への測定報告(Measurement Report)
・ハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージ:
無線端末30からの測定報告を受信したソース無線基地局は、ターゲット無線基地局に対してハンドオーバ要求メッセージを送信する。
・ハンドオーバの実行を許可するメッセージ(Handover Request Ackメッセージ):
ハンドオーバ要求メッセージを受信したターゲット無線基地局は、要求されたハンドオーバの受け入れ可否を判定した後、受け入れ可能な場合にはハンドオーバの実行を許可するメッセージをソース無線基地局へと送信する。
・ハンドオーバ命令メッセージ(Handover CommandまたはRRC Connection Reconfiguration):
ソース無線基地局は、ハンドオーバの実行を許可するメッセージをターゲット無線基地局から受信した場合、無線端末30に対してハンドオーバ命令メッセージを送信する。
・ハンドオーバ完了(Handover ConfirmまたはHandover Complete)メッセージ:
ハンドオーバ命令メッセージを受信した無線端末は、ターゲット無線基地局との間で無線リンクを確立し、ターゲット無線基地局に対してハンドオーバ完了(Handover ConfirmまたはHandover Complete)メッセージを送信する。このハンドオーバ完了メッセージは、同期(Synchronization)メッセージや、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを含み得る。ターゲット無線基地局がこれらメッセージをハンドオーバ完了を示すものであると認識することが、ハンドオーバメッセージの検出とされてもよい。
・その他、測定報告からハンドオーバ完了までの間に、無線基地局の間あるいは無線基地局と他の通信装置の間でやり取りされるメッセージ
通知部101は、上記のハンドオーバメッセージを検出した場合に、パケット送信装置20に対して所定の通知情報を送信するように構成される。パケット送信装置20への通知情報の送信は、ソース無線基地局とターゲット無線基地局のいずれから行っても良い。また、通知情報には、ハンドオーバ対象となる無線端末30の識別子(無線端末識別子)を少なくとも含める。
無線端末識別子とは、例えば、IP(Internet Protocol)アドレス、ポート番号、MAC(Media Access Control)アドレスなどである。
また、無線端末識別子は、無線通信システム固有の識別子であっても良い。例えば、無線通信システムとしてLTEを想定した場合、無線端末識別子は、S−TMSI(SAE(System Architecture Evolution)−Temporary Mobile Subscriber Identity)、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)、RNTI(Radio Network Temporary Identifier)、GUTI(Global Unique Temporary Identifier)、eRAB−ID(E−UTRAN Radio Access Bearer ID)等であっても良い。
無線端末識別子は、上記の中から一つのみを用いても良いし、二以上を用いても良い。
以上に示した通り、無線基地局10は、無線端末30の接続先となる無線セルを切り替えるために無線基地局10により通信されるハンドオーバメッセージを検出し、検出された場合に通知部101がパケット送信装置20に対して通知情報を送信する。これにより、ハンドオーバに伴い発生する、無線端末30とパケット送信装置20との間の通信品質の向上を阻害する要因を軽減することに貢献する。
<第1の例示的な実施形態>
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。各図面において、同一または対応する要素には同一の符号を付すものとし、重複する説明は適宜省略する。
図2は、第1の実施形態に係る通信システム1の構成を例示する図である。図2を参照すると、通信システム1は、無線基地局10(無線基地局10−1、10−2)、パケット送信装置20、無線端末30、上位網40を備えている。
無線基地局10−1は、無線セル50−1を管理する。一方、無線基地局10−2は、無線セル50−2を管理する。無線端末30は、無線リンクを介して無線セル50−1または無線セル50−2に接続し、無線基地局10−1または無線基地局10−2との間で双方向の無線通信を行う。無線基地局10−1、10−2は、上位網40にそれぞれ接続されており、パケット送信装置20と無線端末30との間でトラフィックを中継する。
なお、無線基地局10は、例えば、広域なエリアをカバーするマクロ無線基地局、比較的狭いエリアをカバーするマイクロ無線基地局もしくはピコ無線基地局、または、屋内向け小型無線基地局であるフェムト無線基地局等である。
また、無線端末30は、無線通信機能を有する端末であり、例えば、フィーチャーフォン、スマートフォン、タブレット端末、ノート型パソコン(Laptop Computer)等である。また、上位網40は、例えば、無線アクセスネットワーク、コアネットワーク、インターネット等に相当する。なお、例えば、無線アクセスネットワークとして、無線基地局装置の信号処理を行う部分が、上位網40に含められてもよい。例えば、C(Centralized/Cloud)-RANにおける信号処理を行うBBU(Base-Band Unit)が上位網40に含められ、復変調や送信電力の増幅を行うRRU(Remote Radio Unit)が無線基地局10に含められてもよい。
通信システム1は、例えば、LTE、LTE-Advanced、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、GSM(Global System for Mobile Communications(登録商標))、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、CDMA(Code Division Multiple Access)2000、HSPA(High Speed Packet Access)等に関するシステムである。
図2に示した通信システム1の各構成要素の数は一例にすぎず、本発明は図示の態様に限定されない。すなわち、無線基地局10が3以上含まれる構成であってもよいし、無線端末30が2以上含まれる構成であってもよい。また、1つの無線基地局10が、それぞれ2以上の無線セル50を管理する構成であってもよい。
以下では、図2において、無線端末30が無線セル50−1から無線セル50−2へとハンドオーバする場合を例にして説明する。なお、無線基地局10−1をソース無線基地局10−1、無線基地局10−2をターゲット無線基地局10−2と呼ぶ。
図3は、無線基地局10の構成を例示するブロック図である。図3を参照すると、無線基地局10は、ハンドオーバメッセージ検出部100、通知部101、通信部102を備えている。
ハンドオーバメッセージ検出部100は、無線端末30の接続先となる無線セルを切り替えるためにソース無線基地局10−1あるいはターゲット無線基地局10−2により通信されるハンドオーバメッセージを検出する。ハンドオーバメッセージは、具体的には、無線端末30からソース無線基地局10−1への測定報告、ソース無線基地局10−1からターゲット無線基地局10−2へのハンドオーバ要求メッセージ、ターゲット無線基地局10−2からソース無線基地局10−1へのハンドオーバの実行を許可するメッセージ、ソース無線基地局10−1から無線端末30へのハンドオーバ命令メッセージなどである。
通知部101は、上記のハンドオーバメッセージを検出した場合に、パケット送信装置20に対して、所定の通知情報を送信する。通知情報には、上述の通り、ハンドオーバ対象となる無線端末30の識別子(無線端末識別子)を少なくとも含める。
なお、通知部101からパケット送信装置20への通知情報の送信は、無線端末30がターゲット無線基地局10−2に対して無線リンクを確立する前に行う。無線端末30がターゲット無線基地局10−2に対して無線リンクを確立する前に通知情報を送信することによって、ハンドオーバに伴い発生する通信品質に関する問題に対し、事前の対策を講じるために必要な時間を確保することができる。
ここで、無線リンクを確立する前とは、無線端末30が、ターゲット無線基地局10−2に対して、ハンドオーバ完了メッセージ(Handover ConfirmまたはHandover Complete)を送信する前、であってもよい。これは、ターゲット無線基地局10−2が無線端末30からハンドオーバ完了メッセージを受信する前、と言い換えることができる。また、無線リンクを確立する前とは、例えば、無線端末30がターゲット無線基地局10−2に対して同期確立を行う前、であってもよい。また、無線リンクを確立する前とは、無線端末30がターゲット無線基地局10−2に対してHandover Confirm(またはHandover Complete)メッセージを送信する前、であってもよい。なお、ハンドオーバ完了メッセージは、同期(Synchronization)メッセージや、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを含み得る。
通信部102は、無線基地局10としての基本機能を提供する。無線基地局10としての基本機能とは、例えば、上位網40とのインタフェース機能、無線端末30との無線インタフェース機能、ベースバンド信号処理機能、呼処理機能等である。
パケット送信装置20は、無線端末30にサービスを提供するサーバ装置であっても良いし、サーバ装置と無線端末30との間のエンドツーエンドの通信を中継する中継装置であっても良い。例えば、サーバ装置は、ストリーミングサーバやウェブサーバであってもよい。例えば、中継装置は、S-GW (Serving Gateway)やP-GW (Packet Data Network Gateway)であってもよい。また、パケット送信装置20は、コアネットワーク内部に設けられてもよいし、外部のネットワークに設けられてもよい。
本実施形態に係る通信制御処理について、図4のフロー図を参照して説明する。
以下に示す処理は、常時実行するようにしても良いし、特定の時間帯にのみ実行するようにしても良い。特定の時間帯の例としては、1日の中で1時間当たりのトラフィック量が最も多いピークアワー、移動する人が多い通勤時間帯や通学時間帯(例:午前7時から午前10時、午後5時から午後8時)などである。これらの時間帯は、外部から指示されるものであっても良いし、トラフィックデータあるいはハンドオーバ発生頻度などの実データを解析することで特定しても良い。
S100では、ハンドオーバメッセージ検出部100は、ハンドオーバメッセージを検出したか否かを判定する。ハンドオーバメッセージを検出した場合(S100においてYESの場合)、S101へと進む。それ以外の場合(S100においてNOの場合)、S100へと戻る。
S101では、通知部101は、パケット送信装置20に対して通知情報を送信する。通知情報には、ハンドオーバ対象となる無線端末30の識別子(無線端末識別子)が少なくとも含められる。なお、通知情報の送信は、中継装置としてのS-GWと、無線基地局10との間のS1AP(Application Protocol)で規定されたS1メッセージで送信されてもよい。
パケット送信装置20への通知情報の送信には、以下2つのいずれかの方法を用いることができる。
一つ目の方法において、通知情報を送信するための専用のパケットデータが生成され、生成された専用のパケットデータが、パケット送信装置20へ送信される。
二つ目の方法において、無線端末30からパケット送信装置20へと送信される既存のパケットデータの特定領域に通知情報を書き込むことにより、通知情報がパケット送信装置20へ送信される。ここで、既存のパケットデータとは、例えば、TCPの到達確認パケット(ACK(Acknowledgement)パケット)である。
また、特定領域とは、例えば、IPヘッダの未使用領域である。具体的には、IPヘッダ(IPv4等のヘッダ)に含まれる
・TOS(Type of Service)フィールドのReserved Bits、
・DS(Differentiated Service)フィールドのReserved Bits、
・Optionsフィールド、又は
・Paddingフィールド
などが用いられ得る。TOSフィールドは、IPヘッダの9〜16ビット目のフィールド(8ビット)である。TOSフィールドは、転送の優先度を指定する先頭3ビット(precedence)と、遅延、スループット、信頼性、コストに関する条件を指定する4ビット、未使用な1ビットからなる。DSフィールドは、先頭6ビット(Differentiated Services Code Point:DSCP)で転送の優先度を設定し、残りの2ビットが未使用領域となる。Optionsフィールドは長さが不特定であるため、IPヘッダ長が4バイト単位になるように、通常は、Paddingフィールドで埋められる。
既存のパケットデータを用いて通知情報を送信する場合、通知部101は、例えば、IPヘッダの未使用領域の特定ビットを特定の数値(例えば、1)に設定することで、当該無線端末についてハンドオーバメッセージが検出されたことをパケット送信装置20へと通知する。
なお、上述の二つ目の方法のように、既存のパケットデータに書き込むことで通知情報を送信する場合、既存のパケットデータに既に含まれていた情報は通知情報の一部とみなして良い。
すなわち、既存のパケットデータのヘッダ領域に無線端末30のIPアドレスが含まれる場合、通知情報に含める無線端末識別子として、当該IPアドレスを用いることができる。
また、上述の一つ目の方法のように、既存のパケットデータを用いずに通知情報を送信する場合、次のような方法で無線端末識別子を取得することができる。
具体的には、ハンドオーバメッセージ検出部100は、無線端末30宛あるいは無線端末30からのパケットデータをDPI(Deep Packet Inspection)等のパケット解析手段で解析することで、無線端末30のIPアドレスやポート番号を取得する。
別の例として、ハンドオーバメッセージ検出部100は、無線基地局10が他の通信装置との間で送受信した制御メッセージを解析することによって、あるいは、無線基地局10が他の通信装置と連携することによって、無線端末30についての無線通信システム固有の識別子を取得する。無線通信システム固有の識別子とは、上述の通り、LTEの場合であれば、S−TMSI、IMSI、RNTI、GUTI、eRAB−ID等である。
なお、通知情報には、無線通信システム固有の無線端末識別子に加えて、無線端末30が接続する無線セルの識別子や無線基地局の識別子を含めても良い。無線セルの識別子は、例えば、Cell Global Identity(CGI)、ECGI(Enhanced CGI)、PCIなどである。無線基地局の識別子は、例えば、無線基地局のIPアドレス、eNB IDなどである。
なお、通知部101は、ハンドオーバメッセージ検出部100により検出されたハンドオーバメッセージが、ロスレスハンドオーバである場合にのみ、通知情報を送信するようにしても良い。ここで、ロスレスハンドオーバとは、パケットデータの損失を発生させずに、無線端末30の接続先となる無線セルを切り替えることが可能なハンドオーバである。
また、通知部101は、ハンドオーバメッセージ検出部100により検出されたハンドオーバメッセージが、特定の無線セルへのハンドオーバに関するものである場合にのみ、通知情報を送信するようにしても良い。ここで、特定の無線セルとは、例えば、無線基地局10に事前に登録された無線セルである。また、特定の無線セルとは、例えば、当該無線セルへのハンドオーバの失敗率が所定の条件(所定値以上あるいは所定値以下)を満たす無線セルである。
また、通知部101は、ハンドオーバメッセージ検出部100により検出されたハンドオーバメッセージが、特定のアプリケーションで通信している無線端末についてのハンドオーバに関するものである場合にのみ、通知情報を送信するようにしても良い。たとえば、ハンドオーバメッセージ検出部100または通知部101あるいは無線基地局10内の他の構成が、無線端末が通信に用いているアプリケーション(またはアプリケーションの種別)を特定し、特定されたアプリケーション(またはアプリケーション種別)に基づき、通知情報が送信されてもよい。ここで、特定のアプリケーションとは、例えば、動画、ゲーム、FTP(File Transfer Protocol)などである。通知部101は、アプリケーションを識別するために、QCI(Quality Class Identifier)のような情報を用いること、または、上述のDPIのようなパケット解析手段を用いることができる。
また、通知部101は、ハンドオーバメッセージ検出部100により検出されたハンドオーバメッセージが、通信中の無線端末についてのハンドオーバに関するものである場合にのみ、通知情報を送信するようにしても良い。無線端末が通信中か否かは、例えば、無線基地局のバッファに当該無線端末宛の未送信のパケットデータが存在するか否かで判定する。すなわち、無線基地局のバッファに無線端末宛の未送信のパケットデータが存在する場合、無線端末は通信中であると判定する。ここで、無線端末宛の未送信のパケットデータが存在するバッファは、ハンドオーバ元のソース無線基地局のものであってもよいし、ハンドーバ先のターゲット無線基地局のものであってもよい。
上述したように、本実施形態に係る通信システム1において、無線端末30の接続先となる無線セルを切り替えるために無線基地局10により通信されるハンドオーバメッセージを検出し、検出された場合にパケット送信装置20に対して通知情報が送信される。これにより、ハンドオーバに伴い発生する、無線端末30とパケット送信装置20との間の通信品質の向上を阻害する要因を軽減することに貢献する。
<第2の例示的な実施形態>
第2の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図5は、本実施形態に係るパケット送信装置20の構成例を示す図である。本実施形態に係るパケット送信装置20は、パケット送受信部200、通信制御部201を備える。
パケット送受信部200は、パケットデータの送信機能および受信機能を提供する。パケット送受信部200は、例えば、通信プロトコルとしてTCP(Transmission Control Protocol)やUDP(User Datagram Protocol)などを用いて、パケットデータを無線端末30へと送信、あるいは、無線端末30から受信するように構成される。
通信制御部201は、無線基地局10の通知部101からの通知情報に基づき、無線端末30に対するパケットデータの送信を制御するように構成される。
具体的には、通信制御部201は、無線基地局10の通知部101から受信した通知情報に含まれる無線端末識別子を取得する。そして、当該無線端末識別子により指定された無線端末30に対するパケットデータの送信を制御する。
例えば、パケット送受信部200が輻輳制御機能を有する場合、通信制御部201は、以下のようにして無線端末30に対するパケットデータの送信を制御することができる。ここで、輻輳制御機能とは、パケット送受信部200により送信されたパケットデータに損失が発生したと推定される場合に、無線端末30に対するパケットデータの送信量を減少させる機能を表す。
通信制御部201は、無線端末識別子により指定された無線端末30に対して、輻輳制御を起動しにくくする。あるいは、通信制御部201は、無線端末識別子により指定された無線端末30に対して、輻輳制御機能が起動した場合のパケットデータの送信量の減少幅を小さくする。
以下、通信プロトコルとしてTCP(Transmission Control
Protocol)を想定して説明する。
まず、輻輳制御を起動しにくくする方法の具体例を示す。
一つの具体例として、ハンドオーバメッセージが検出された無線端末30について、通信制御部201は、RTO(Retransmission Time Out)値を増加させる。一般に、輻輳制御機能を有するTCPでは、パケットデータが送信されてから一定期間を超過しても、当該パケットデータに対する到達確認パケット(ACKパケット)が受信できない場合に、パケットロスが発生したとみなしてパケットデータが再送される(TCP再送)。この一定期間を規定するパラメータがRTO値である。
他の具体例として、ハンドオーバメッセージが検出された無線端末30について、通信制御部201は、重複確認応答(Duplicate ACKs)閾値を増加させる。一般に、輻輳制御機能を有するTCPでは、確認応答番号が同一のACKパケットを所定回数連続して受信されると、パケットロスが発生したとみなしてパケットデータが再送される(TCP高速再送)。この所定回数を規定するパラメータが重複確認応答閾値である。
次に、輻輳制御機能が起動した場合において、パケットデータの送信量の減少幅を小さくする方法の具体例が示される。
一つの具体例として、検出されたハンドオーバメッセージに関連する無線端末30について、通信制御部201は、TCPによる輻輳ウィンドウの制御を特別な制御モードへと切り替える。ここで、TCPにおける輻輳ウィンドウとは、確認応答パケットを待つことなく、一度に送信することが可能なパケット量を表す。輻輳制御機能を有するTCPでは、上述した再送タイムアウトの発生あるいは重複確認応答の発生によりパケットロスの発生が疑われる場合、輻輳ウィンドウ(Congestion Window)のサイズを所定の割合だけ減少させた上で、TCP再送あるいはTCP高速再送を実施する。通信制御部201は、TCPによる輻輳ウィンドウの制御を特別な制御モードへと切り替えることで、パケットロスの発生が疑われる場合においても輻輳ウィドウのサイズを減少させないようにしたり、減少幅を小さくしたりする。
上記において幾つか具体例を示したような通信制御処理は、パケットデータの損失を伴うことなくハンドオーバを実行可能なロスレスハンドオーバにおいて有効である。すなわち、無線端末30がハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバ処理に伴い一時的に通信遅延やパケットデータの順序逆転が生じる可能性がある。輻輳制御機能を弱める通信制御処理を実行することにより、例えば、ロスレスハンドオーバに伴い発生する一時的な通信遅延やパケットデータの順序逆転をパケットロスと誤認識する可能性を低くできる。また、例えば、TCP再送あるいはTCP高速再送が発生した場合の輻輳ウィンドウのサイズ減少を軽減することが可能となる。
なお、上述した通信制御処理は、通信制御部201が通知情報を受信してから一定期間だけ実行するようにしても良い。例えば、通信制御部201は、固定期間(例えば、100ミリ秒、500ミリ秒、1秒など)だけ通信制御処理を実行する。また、通信制御部201は、無線基地局10から通信制御処理の終了タイミングに関する通知情報を受け取っても良い。また、通信制御部201は、パケット送受信部200とは異なる他の通信装置あるいは他の制御ノードに設けられてもよい。
本実施形態に係る通信制御処理について、図6のフロー図を参照して説明する。
本実施形態に係る通信制御処理は、通信制御を実施する処理(図6のS200)が第1の実施形態と異なる。
S200では、通信制御部201は、無線基地局10の通知部101からの通知情報を受け取り、無線端末30に対するパケットデータの送信を制御する。具体的には、上述の通り、まず通信制御部201は、無線基地局10の通知部101から受信した通知情報に含まれる無線端末識別子を取得する。そして、通信制御部201は、当該無線端末識別子により指定された無線端末30に対するパケットデータの送信を制御する。
上述の通り、通信制御部201は、通信制御を実行する。例えば、通信制御部201は、TCPにおけるRTO値を増加させる、重複確認応答閾値を増加させる、又は、輻輳ウィンドウの制御を一定期間だけ特別な制御モードへと切り替える。
上述したように、本実施形態に係る通信システム1は、無線端末30の接続先となる無線セルを切り替えるために無線基地局10により通信されるハンドオーバメッセージを検出し、検出がなされた場合にパケット送信装置20に対して通知が行われ、当該無線端末30に対して所定の通信制御が実施される。これにより、ハンドオーバに伴い発生する、無線端末とパケット送信装置との間の通信品質向上の阻害要因を軽減することに貢献する。
<第3の例示的な実施形態>
第3の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図7は、本実施形態に係る無線基地局10の構成例を示す図である。本実施形態に係る無線基地局10は、帯域変化予測部103を備える点で、第1および第2の例示的な実施形態に係る無線基地局10と異なる。
帯域変化予測部103は、ハンドオーバメッセージが検出された無線端末30について、無線帯域の変化を予測する。上述の通り、ここでの無線帯域とは、無線端末30と無線基地局10との間の無線区間の帯域を表し、無線区間において期待される通信速度(スループット)を示す。
具体的には、帯域変化予測部103は、無線端末30が接続する無線セルの混雑度の変化、あるいは、無線端末30の無線品質の変化を予測することで、無線帯域の変化を予測する。詳細な方法については後述する。
なお、帯域変化予測部103は、無線基地局10とは異なる他の通信装置あるいは他の制御ノードに設けられてもよい。例えば、予測のために必要な情報を、無線基地局10から他の通信装置に提供(送信)することによって、他の通信装置にて予測が可能となる。
図8は、本実施形態に係る通信制御処理を示す。
本実施形態に係る通信制御処理は、例えば以下の点において、第1の実施形態および第2の実施形態と異なる。
・ハンドオーバメッセージが検出された無線端末30について無線帯域の変化を予測する点(S300)、
・無線帯域の変化を示す情報(帯域変化情報)を通知情報に含めてパケット送信装置20へと送信する点(S301)、
・帯域変化情報を用いて通信制御を実施する点(S302)
S300では、帯域変化予測部103は、ハンドオーバメッセージ検出部100によりハンドオーバメッセージが検出された無線端末30について、無線帯域の変化を予測する。
具体的には、上述の通り、帯域変化予測部103は、無線端末30が接続する無線セルの混雑度の変化、あるいは、無線端末30の無線品質の変化を予測することで、無線帯域の変化を予測する。
混雑度には、例えば、物理リソースブロック使用率(Physical Resource Block(PRB)使用率)(物理リソースブロック(PRB)使用量)や電力使用率(電力使用量)等の無線リソース使用率(無線リソース使用量)、無線セルに接続中の無線端末数(ベアラ数)、無線セルに接続中の無線端末(ベアラ)のうち、無線基地局のバッファに当該無線端末(ベアラ)の未送信データが存在している無線端末(ベアラ)の数、等が含まれる。例えば、電力使用率とは、無線基地局が送信可能な最大電力に占める実際に使用された電力の割合であってもよい。
さらに、混雑度は、上位網40との接続回線や隣接する無線基地局10との接続回線の使用率(例えば、TNL(Transport Network Layer) Load)であってもよい。上位網40との接続回線や隣接する無線基地局との接続回線は、LTEであれば、例えば、S1回線(S1インタフェース)やX2回線(X2インタフェース)に相当する。
無線品質には、受信電力または希望波対干渉波電力比が含まれる。受信電力は、対象とする無線セルのパイロット信号やリファレンス信号の受信強度を表す。例えば、UMTSにおけるCPICH RSCP(Common Pilot Channel Received Signal Code Power)、LTEにおけるRSRP(Reference Signal Received Power)などが含まれる。一方、希望波対干渉波電力比は、対象とする無線セルから受信した信号の受信電力と、干渉電力や熱雑音電力との比率を表す。例えば、SINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)、SIR(Signal to Interference Ratio)、UMTSにおけるCPICH Ec/No、LTEにおけるRSRQ(Reference Signal Received Quality)などが含まれる。
また、無線品質は、CQI(Channel Quality Indicator)であってもよい。CQIは、所定の周波数単位ごとの下りチャネルの無線品質を示す。CQIは、無線端末(UE:User Equipment)によって測定され、無線基地局に報告される。
一例として、帯域変化予測部103は、まず、ハンドオーバメッセージが検出された無線端末30について、ハンドオーバ先となる無線セル(ターゲット無線セル)を特定する。例えば、帯域変化予測部103は、無線端末30の測定報告を解析することで、ターゲット無線セルを特定する。次に、帯域変化予測部103は、ターゲット無線セルの混雑度を取得する。そして、帯域変化予測部103は、当該無線端末30が現在接続している無線セル(ソース無線セル)の混雑度と、ターゲット無線セルの混雑度とを比較する。そして、帯域変化予測部103は、ターゲット無線セルの混雑度がソース無線セルの混雑度よりも高い場合に、無線帯域が劣化すると予測する。あるいは、帯域変化予測部103は、ターゲット無線セルの混雑度がソース無線セルの混雑度よりも低い場合に、無線帯域が改善すると予測する。
他の一例として、帯域変化予測部103は、無線端末30から取得した測定報告を用いて、ハンドオーバ直後の無線端末30の無線品質の変化を予測する。そして、帯域変化予測部103は、無線品質が改善すると予測された場合には、無線端末30の無線帯域も改善すると予測する。あるいは、帯域変化予測部103は、無線品質が劣化すると予測された場合には、無線端末30の無線帯域も劣化すると予測する。
例えば、無線端末30が無線基地局10へと送信する測定報告には、無線端末30により測定された無線セル毎のRSRPを含めることができる。この場合、次のようにしてハンドオーバ直後の無線端末30の無線品質の変化を予測することができる。
なお、以下では、無線端末30により測定された無線セル毎のRSRPを(RSRP0、RSRP1、RSRP2、RSRP3)とする(単位はいずれもmW(milliwatt)とする)。ここで、RSRP0はソース無線セルのRSRP、RSRP1はターゲット無線セルのRSRP、RSRP2はソース無線セルでもターゲット無線セルでもない他の無線セル(無線セルC)のRSRPを表す。また、以下では、無線品質の変化としてSINRの変化を予測するものとする。
まず、ハンドオーバ前のソース無線セルのSINR(SINR0)を、以下の数式1により算出する。ここで、NOISEは無線端末30の熱雑音電力を示す。
[数式1]
SINR0=RSRP0/(RSRP1+RSRP2+NOISE)
次に、ハンドオーバ後のターゲット無線セルのSINR(SINR1)を、以下の数式2により算出する。
[数式2]
SINR1=RSRP1/(RSRP0+RSRP2+NOISE)
以上の結果を用いて、SINRの変化(ΔSINR)は、以下の数式3または数式4により予測できる。なお、数式3は変化を表す指標として“差”を用いた場合であり、数式4は変化を表す指標として“比”を用いた場合の数式である。
[数式3]
ΔSINR=SINR1−SINR0
[数式4]
ΔSINR=SINR1/SINR0
発展形として、無線品質の変化を予測する際に、各無線セルの混雑度を考慮しても良い。すなわち、ハンドオーバメッセージが検出された時点におけるソース無線セルのPRB使用率をL0(0≦L0≦1)、同時点におけるターゲット無線セルのPRB使用率をL1(0≦L0≦1)、同時点における無線セルCのPRB使用率をL2(0≦L0≦1)とする。この場合に、ハンドオーバ前のソース無線セルのSINR(SINR0)とハンドオーバ後のターゲット無線セルのSINR(SINR1)を以下のように算出しても良い。
[数式5]
SINR0=RSRP0/(RSRP1*L1+RSRP2*L2+NOISE)
[数式6]
SINR1=RSRP1/(RSRP0*L0+RSRP2*L2+NOISE)
一般に周辺の無線セルからの干渉電力は、当該周辺の無線セルの混雑度が高いほどに大きくなる。数式5および数式6に示した数式は、混雑度に依存する干渉電力の影響を考慮に入れており、無線品質の変化を数式1および数式2に示した数式より正確に予測することができる。
さらなる発展形として、“無線端末30の無線品質”と“無線セルの無線端末数”をもとに、当該無線端末30の無線帯域を算出しても良い。
具体的には、まず、シャノンの定理に基づき、無線端末30が、ソース無線セルにおいて無線リソースを占有した場合の通信速度を以下の数式7で算出する。ここで、BW0は、ソース無線セルのシステム帯域幅を表す。
[数式7]
R0=BW0×log2(1+SINR0)×α
同様に、無線端末30がターゲット無線セルにおいて無線リソースを占有した場合の通信速度を以下の数式8で算出する。ここで、B1は、ターゲット無線セルのシステム帯域幅を表す。
[数式8]
R1=BW1×log2(1+SINR1)×α
ここで、αは無線端末の実装等に依存して生じる理論限界からの劣化率を示す係数であり、例えば、0.6といった値を用いれば良い。
次に、無線リソースを占有した場合の通信速度を、無線セルにおける無線端末数で除すことによって、無線端末30の無線帯域を算出する。
具体的には、無線端末30のソース無線セルにおける無線帯域(S0)を、以下の数式9で算出する。ここで、U0は、ソース無線セルの無線端末数である。
[数式9]
S0=R0/U0
同様に、無線端末30のターゲット無線セルにおける無線帯域(S1)を、以下の数10で算出する。ここで、U1は、ターゲット無線セルの無線端末数である。
[数式10]
S1=R1/U1
以上の結果を用いて、無線帯域の変化(ΔS)を、以下の数式11あるいは数式12により予測できる。なお、数式11は変化を表す指標として“差”を用いた場合であり、数式12は変化を表す指標として“比”を用いた場合の数式である。
[数式11]
ΔS=S1−S0
[数式12]
ΔS=S1/S0
S301では、通知部101は、無線端末識別子と無線帯域の変化を示す情報(帯域変化情報)を少なくとも含む通知情報を生成し、パケット送信装置20へと送信する。
帯域変化情報は、無線帯域の変化の方向を示す数値(例えば、0は変化なし、1は減少、2は増加)であっても良いし、無線帯域の変化の方向に加えて変化の程度を示す数値であっても良いし、無線帯域の変化量(差あるいは比)であっても良いし、ハンドオーバ後の無線帯域の予測値であっても良い。
S302では、通信制御部201は、通知情報に基づき通信制御を実施する。例えば、通信制御部201は、通知部101から通知された通知情報を用いて、パケットデータの送信量を制御する。
通信制御部201がパケットデータの送信量を制御する方法の具体例を、通信プロトコルとしてTCP(Transmission Control Protocol)を用いる場合を例にして説明する。
一つの具体例として、ハンドオーバメッセージが検出された無線端末30の無線帯域がハンドオーバ後にα倍になるとの予測結果が通知情報により得られた場合、通信制御部201は、TCPの輻輳ウィンドウのサイズをα倍に設定する。
上述したように、本実施形態に係る通信システム1は、ハンドオーバに伴う無線帯域の変化を帯域変化予測部103が予測し、通信制御部201は無線帯域の変化を考慮してパケットデータの送信量を制御する。これにより、ハンドオーバに伴う無線帯域の変化に追従したパケットデータの送信を行うことが可能となり、無線基地局のバッファにおいてパケットデータの溢れや枯渇が発生することを防止できる。
<その他の例示的な実施形態>
上述した無線基地局10の構成は、例えば、図9のようにも示される。
図9に示される無線基地局1000は、少なくとも一つのプロセッサ1001と、送信機1002とを有する。
無線基地局1000は、無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置と接続される。
プロセッサ1001は、当該無線基地局と他の無線基地局との間の無線端末のハンドオーバのために、当該無線基地局または当該他の無線基地局によって通信されるハンドオーバメッセージを検出するように構成される。
送信機1002は、ハンドオーバメッセージを検出した場合に、無線端末の識別子を含む情報を、通信装置に送信するように構成される。
図10は、上述したパケット送信装置20の他の例示的な実施形態である通信装置2000を示す。
通信装置2000は、第一の無線基地局と第二の無線基地局との少なくとも一方に接続される。
通信装置2000は、送受信部2001を有する。送受信部2001は、第一の無線基地局または第二の無線基地局を介して無線端末とのパケットデータを通信するように構成される。また、送受信部2001は、第一の無線基地局から第二の無線基地局への無線端末のハンドオーバのために、第一の無線基地局及び第二の無線基地局の少なくとも一方によって通信されるハンドオーバメッセージに基づいて送信された、無線端末の識別子を含む情報を受信する。
図11は、上述した通信システム1の他の例示的な実施形態である通信システムを示す。
通信システム3000は、検出部3001と、送信部3002とを有する。
検出部3001は、第一の無線基地局から第二の無線基地局への無線端末のハンドオーバのために、第一の無線基地局または第二の無線基地局により通信されるハンドオーバメッセージを検出するように構成される。
送信部3002は、ハンドオーバメッセージを検出した場合に、第一の無線基地局または第二の無線基地局から、無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置に対して、少なくとも無線端末の識別子を含む情報を送信するように構成される。
なお、検出部3001と送信部3002は、別の装置、ノード、または筐体内に設けられてもよい。例えば、検出部3001が第一の無線基地局に、送信部3002が第二の無線基地局に設けられてもよい。あるいは、無線基地局を管理する上位の装置(またはノード)に検出部3001と送信部3002が設けられてもよい。
上述の例示的な実施形態において、パケット送信装置20への通知情報の送信は、ソース無線基地局とターゲット無線基地局のいずれからも行うことができる。同様に、通信装置2000への無線端末の識別子を含む情報の送信は、第一の無線基地局と第二の無線基地局のいずれからも行うことができる。
第一の無線基地局(ソース無線基地局)は、以下の場合に、通信装置2000(パケット送信装置20)への無線端末の識別子を含む情報(通知情報)の送信を行ってもよい。
・測定報告を無線端末30から受信したことを検出した場合
・Handover Requestメッセージをターゲット無線基地局に送信する(または送信した)こと検出した場合
・Handover Request Ackメッセージをターゲット無線基地局から受信したことを検出した場合
・Handover Command(またはRRC Connection Reconfiguration)メッセージを無線端末30に送信する(または送信した)こと検出した場合
・Handover Confirm(またはHandover Complete)メッセージがターゲット無線基地局にて受信されたことを検出した場合(例えば、Handover Confirmメッセージがターゲット無線基地局にて受信されたことを示す情報が、X2インタフェースを介して、ターゲット無線基地局からソース無線基地局に送信される。この送信された情報をソース無線基地局が検出してもよい)。
また、第二の無線基地局(ターゲット無線基地局)は、以下の場合に、通信装置2000(パケット送信装置20)への無線端末の識別子を含む情報(通知情報)の送信を行ってもよい。
・無線端末からの測定報告をソース無線基地局が受信したことを検出した場合(例えば、無線端末からの測定報告がソース無線基地局にて受信されたことを示す情報が、X2インタフェースを介して、ソース無線基地局からターゲット無線基地局に送信される。この送信された情報をターゲット無線基地局が検出してもよい)。
・Handover Requestメッセージをソース無線基地局から受信したことを検出した場合
・Handover Request Ackメッセージをソース無線基地局に送信する(または送信した)こと検出した場合
・Handover Commandメッセージをソース無線基地局が送信する(または送信した)ことを検出した場合(例えば、Handover Commandメッセージがソース無線基地局にて送信されたことを示す情報が、X2インタフェースを介して、ソース無線基地局からターゲット無線基地局に送信される。この送信された情報をターゲット無線基地局が検出してもよい)。
・Handover ConfirmまたはHandover Completeメッセージを端末から受信したことを検出した場合
上述において、ハンドオーバメッセージの検出とは、他の無線基地局に対して送信するハンドオーバメッセージを検出すること、であってもよい。また、ハンドオーバメッセージの検出とは、他の無線基地局から受信したハンドオーバメッセージを検出すること、であってもよい。また、ハンドオーバメッセージの検出とは、無線端末から受信されるハンドオーバメッセージを検出すること、であってもよい。また、ハンドオーバメッセージの検出とは、無線端末へ送信されるハンドオーバメッセージを検出すること、であってもよい。
上記において、パケット送信装置20から無線端末30に対して、パケットデータが送信されることが例示されたが、上述した例示的な実施形態は、無線端末30からパケット送信装置20にパケットデータが送信される場合についても適用できる。この場合、例えば、上述のパケット送信装置20は、パケット送受信装置、パケット通信装置、通信装置、サーバ、通信ノード等であってもよい。
上述した通知情報は、情報または制御情報と呼んでもよい。ハンドオーバメッセージ検出部は、検出部またはプロセッサと呼んでもよい。通知部は、送信部または送信機と呼んでもよい。通信制御部は、制御部またはプロセッサと呼んでもよい。帯域変化予測部は、予測部またはプロセッサと呼んでもよい。
上述したパケットデータは、Webアプリケーションや動画アプリケーションに関連するものであってもよい。例えば、パケットデータは、SNS(Social Networking Service )、VoIP(Voice over IP)、ファイル交換のためアプリなどの多様なアプリケーションを含み得る。
上記において、無線基地局は、1つまたは複数の無線端末(UE)との通信に使用することができ、アクセスポイント、ノード、進化型ノードB(eNB)、または他の何らかのネットワークエンティティの機能性の一部または全部を含み得る。無線基地局は、エアインターフェースを介してUEと通信する。この通信は、1つまたは複数のセクタ(またはセル)を通って起こり得る。無線基地局は、受信したエアインターフェースフレームをIPパケットに変換することによって、UEと、インターネットプロトコル(IP)ネットワークを含み得るアクセスネットワークの残りとの間のルータとして作用し得る。無線基地局は、エアインターフェース用の属性の管理を調整することもでき、ワイヤードネットワークとワイヤレスネットワークとの間のゲートウェイであってもよい。
上記において、無線端末は、端末、移動端末またはユーザ端末(またはユーザ)と呼ぶこともできる。また、端末は、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、ワイヤレス端末、モバイルデバイス、ノード、デバイス、リモート局、リモート端末、ワイヤレス通信デバイス、ワイヤレス通信デバイス、ワイヤレス通信装置またはユーザエージェントの機能性の一部または全部を含み得る。端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ネットブック、スマートブック、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星無線、ワイヤレスモデムカードおよび/またはワイヤレスシステムを介して通信する別の処理デバイスでよい。
上記において、通信システムに設けられた各構成要素(無線端末、無線基地局、通信装置)が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。
また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を、通信システムを構成する要素のそれぞれにて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムが無線通信システムの各構成要素それぞれに読み込まれ、実行されるものであっても良い。
この記録媒体に記録されたプログラムは、通信システムの各構成要素それぞれに設けられたCentral Processing Unit (CPU)にて読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD(Compact Disc)−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、Digital Versatile Disk (DVD)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。本明細書で説明したそれぞれの実施形態による機能またはステップおよび/または動作は特定の順序で実行しなくてもよい。さらに、本発明の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形であってもよい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
<付記>
前述の例示的な実施形態の一部または全部は、以下の各付記のようにも記載することができる。しかしながら、以下の各付記は、あくまでも、本発明の単なる例示に過ぎず、本発明は、かかる場合のみに限るものではない。
(付記1)
第一の無線基地局から第二の無線基地局への無線端末のハンドオーバのために、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局により通信されるハンドオーバメッセージを検出するように構成された検出部と、
前記ハンドオーバメッセージを検出した場合に、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局から、前記無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置に対して、少なくとも前記無線端末の識別子を含む情報を送信するように構成された送信部と、
を備える通信システム。
(付記2)
前記送信部は、
前記第二の無線基地局が前記無線端末からハンドオーバ完了メッセージを受信する前に、
前記通信装置に対して、前記情報を送信する、
付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記情報に基づき、前記通信装置から前記無線端末へのパケットデータの送信を制御する制御部をさらに備える、
付記1または2に記載の通信システム。
(付記4)
前記通信装置は、
前記無線端末に送信したパケットデータが損失したと推定される場合に、前記無線端末に対するパケットデータの送信量を減少させる輻輳制御の機能を備え、
前記制御部は、
前記情報が受信された場合に、前記無線端末へのパケットデータの送信に対して、
前記輻輳制御が起動されにくくする、または、
前記輻輳制御が起動した場合にパケットデータの送信量を減少させる減少幅を小さくする、
付記3に記載の通信システム。
(付記5)
前記無線端末の無線区間における通信速度の変化を予測する予測部をさらに備え、
前記送信部は、前記予測の結果を示す予測情報を前記情報に含める、
付記1乃至4のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記6)
前記制御部は、
前記通信速度が増加すると予測された場合に前記パケットデータの送信量を増加させる、
前記通信速度が減少すると予測された場合に前記パケットデータの送信量を減少させる、
の少なくともいずれかの制御を実行する、
付記5に記載の通信システム。
(付記7)
前記情報は、
前記ハンドオーバメッセージが特定のセルへのハンドオーバに関する場合に、
前記ハンドオーバメッセージに関する無線端末が特定のアプリケーションを使用している場合に、または
前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局のバッファに、前記無線端末あてのデータが存在する場合に、
送信される、
付記1乃至6のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記8)
無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置と接続される無線基地局であって、
前記無線基地局と他の無線基地局との間における前記無線端末のハンドオーバのために、前記無線基地局または前記他の無線基地局によって通信されるハンドオーバメッセージを検出するように構成されるプロセッサと、
前記ハンドオーバメッセージを検出した場合に、前記無線端末の識別子を含む情報を、前記通信装置に送信するように構成される送信機と、
を備える無線基地局。
(付記9)
前記送信機は、
前記他の無線基地局が前記無線端末からハンドオーバ完了メッセージを受信する前に、
前記通信装置に対して、前記情報を送信する、
付記8に記載の無線基地局。
(付記10)
前記プロセッサは、
前記無線端末の無線区間における通信速度の変化を予測するように構成され、
前記送信機は、
前記予測の結果を示す予測情報を前記情報に含める、
付記8または9に記載の無線基地局。
(付記11)
前記検出は、
前記他の無線基地局に対して送信する前記ハンドオーバメッセージを検出することを含む、
付記8乃至10のいずれか一項に記載の無線基地局。
(付記12)
前記検出は、
前記他の無線基地局から受信した前記ハンドオーバメッセージを検出することを含む、
付記8乃至10のいずれか一項に記載の無線基地局。
(付記13)
前記検出は、
前記無線端末から受信される前記ハンドオーバメッセージを検出することを含む、
付記8乃至10のいずれか一項に記載の無線基地局。
(付記14)
前記検出は、
前記無線端末へ送信される前記ハンドオーバメッセージを検出することを含む、
付記8乃至10のいずれか一項に記載の無線基地局。
(付記15)
前記情報は、
前記ハンドオーバメッセージが特定のセルへのハンドオーバに関する場合に、
前記ハンドオーバメッセージに関する無線端末が特定のアプリケーションを使用している場合に、または
前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局のバッファに、前記無線端末あてのデータが存在する場合に、
送信される、
付記8乃至14のいずれか一項に記載の無線基地局。
(付記16)
第一の無線基地局と第二の無線基地局との少なくとも一方に接続され、
前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局を介して無線端末とのパケットデータを通信するように構成された送受信部とを有し、
前記送受信部は、
前記第一の無線基地局から前記第二の無線基地局への前記無線端末のハンドオーバのために、前記第一の無線基地局及び前記第二の無線基地局の少なくとも一方によって通信されるハンドオーバメッセージに基づいて送信された、
前記無線端末の識別子を含む情報を受信する、
通信装置。
(付記17)
前記第二の無線基地局が前記無線端末からハンドオーバ完了メッセージを受信する前に、前記送受信部は前記情報を受信する、
付記16に記載の通信装置。
(付記18)
前記情報に基づき、前記通信装置から前記無線端末へのパケットデータの送信を制御するように構成されたプロセッサをさらに備える、
付記16または17に記載の通信装置。
(付記19)
前記通信装置は、
前記無線端末に送信したパケットデータが損失したと推定される場合に、前記無線端末に対するパケットデータの送信量を減少させる輻輳制御を行うように構成され、
前記プロセッサは、
前記情報を受信した場合に、前記無線端末に対して、
前記輻輳制御が起動されにくくする、または、
前記輻輳制御が起動した場合にパケットデータの送信量を減少させる減少幅を小さくする、
付記18に記載の通信装置。
(付記20)
前記情報は、
前記無線端末の無線区間における通信速度の変化を予測した結果を示す予測情報を含む、
前記プロセッサは、
前記通信速度が増加することを前記予測情報が示す場合に、前記パケットデータの送信量を増加させる、
前記通信速度が減少することを前記予測情報が示す場合に、前記パケットデータの送信量を減少させる、
の少なくともいずれかの制御を実行する、
付記19に記載の通信装置。
(付記21)
前記送受信部は、
前記ハンドオーバメッセージが特定のセルへのハンドオーバに関する場合に、
前記ハンドオーバメッセージに関する無線端末が特定のアプリケーションを使用している場合に、または
前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局のバッファに、前記無線端末あてのデータが存在する場合に、
前記情報を受信する、
付記16乃至20のいずれか一項に記載の通信装置。
(付記22)
第一の無線基地局から第二の無線基地局への無線端末のハンドオーバのために、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局により通信されるハンドオーバメッセージを検出し、
前記ハンドオーバメッセージを検出した場合に、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局から、前記無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置に対して、少なくとも前記無線端末の識別子を含む情報を送信する
通信方法。
(付記23)
前記他の無線基地局が前記無線端末からハンドオーバ完了メッセージを受信する前に、前記情報は送信される、
付記22に記載の通信方法。
(付記24)
前記情報に基づき、前記通信装置から前記無線端末へのパケットデータの送信を制御することを有する、
付記22または23に記載の通信方法。
(付記25)
前記情報が受信された場合に、前記無線端末に対して、
輻輳制御が起動されにくくする、または、
前記輻輳制御が起動した場合にパケットデータの送信量を減少させる減少幅を小さくすることを有し、
前記輻輳制御は、
前記無線端末に送信したパケットデータが損失したと推定される場合に、前記無線端末に対するパケットデータの送信量を減少させる制御を含む、
付記24に記載の通信方法。
(付記26)
前記無線端末の無線区間における通信速度の変化を予測することを有し、
前記予測の結果を示す予測情報が、前記情報に含められる、
付記24または25に記載の通信方法。
(付記27)
前記通信速度が増加すると予測された場合に前記パケットデータの送信量を増加させる、
前記通信速度が減少すると予測された場合に前記パケットデータの送信量を減少させる、
ことの少なくとも一方の制御を実行することを有する、
付記26に記載の通信方法。
(付記28)
前記情報は、
前記ハンドオーバメッセージが特定のセルへのハンドオーバに関する場合に、
前記ハンドオーバメッセージに関する無線端末が特定のアプリケーションを使用している場合に、または
前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局のバッファに、前記無線端末あてのデータが存在する場合に、
送信される、
付記22乃至27のいずれか一項に記載の通信方法。
(付記29)
前記検出は、
前記他の無線基地局に対して送信する前記ハンドオーバメッセージを検出することを含む、
付記22乃至28のいずれか一項に記載の通信方法。
(付記30)
前記検出は、
前記他の無線基地局から受信した前記ハンドオーバメッセージを検出することを含む、
付記22乃至28のいずれか一項に記載の通信方法。
(付記31)
前記検出は、
前記無線端末から受信される前記ハンドオーバメッセージを検出することを含む、
付記22乃至28のいずれか一項に記載の通信方法。
(付記32)
前記検出は、
前記無線端末へ送信される前記ハンドオーバメッセージを検出することを含む、
付記22乃至28のいずれか一項に記載の通信方法。
(付記33)
第一の無線基地局から第二の無線基地局への無線端末のハンドオーバのために、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局により通信されるハンドオーバメッセージを検出し、
前記ハンドオーバメッセージを検出した場合に、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局から、前記無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置に対して、少なくとも前記無線端末の識別子を含む情報を送信する
ことをコンピュータに実行させるプログラム。
(付記34)
前記他の無線基地局が前記無線端末からハンドオーバ完了メッセージを受信する前に、前記情報は送信される、
付記33に記載のプログラム。
(付記35)
前記情報に基づき、前記通信装置から前記無線端末へのパケットデータの送信を制御する
付記33または34に記載のプログラム。
(付記36)
前記情報が受信された場合に、前記無線端末に対して、
輻輳制御が起動されにくくする、または、
前記輻輳制御が起動した場合にパケットデータの送信量を減少させる減少幅を小さくし、
前記輻輳制御は、
前記無線端末に送信したパケットデータが損失したと推定される場合に、前記無線端末に対するパケットデータの送信量を減少させる制御を含む、
付記35に記載のプログラム。
(付記37)
前記無線端末の無線区間における通信速度の変化を予測し、
前記予測の結果を示す予測情報が、前記情報に含められる、
付記35または36に記載のプログラム。
(付記38)
前記通信速度が増加すると予測された場合に前記パケットデータの送信量を増加させる、
前記通信速度が減少すると予測された場合に前記パケットデータの送信量を減少させる、
ことの少なくとも一方の制御を実行することを有する、
付記37に記載のプログラム。
(付記39)
前記情報は、
前記ハンドオーバメッセージが特定のセルへのハンドオーバに関する場合に、
前記ハンドオーバメッセージに関する無線端末が特定のアプリケーションを使用している場合に、または
前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局のバッファに、前記無線端末あてのデータが存在する場合に、
送信される、
付記33乃至38のいずれか一項に記載のプログラム。
(付記40)
前記検出は、
前記他の無線基地局に対して送信する前記ハンドオーバメッセージを検出することを含む、
付記33乃至39のいずれか一項に記載のプログラム。
(付記41)
前記検出は、
前記他の無線基地局から受信した前記ハンドオーバメッセージを検出することを含む、
付記33乃至39のいずれか一項に記載のプログラム。
(付記42)
前記検出は、
前記無線端末から受信される前記ハンドオーバメッセージを検出することを含む、
付記33乃至39のいずれか一項に記載のプログラム。
(付記43)
前記検出は、
前記無線端末へ送信される前記ハンドオーバメッセージを検出することを含む、
付記33乃至39のいずれか一項に記載のプログラム。
1 通信システム
10 無線基地局
20 パケット送信装置
30 無線端末
40 上位網
50 無線セル
100 ハンドオーバメッセージ検出部
101 通知部
102 通信部
103 帯域変化予測部
200 パケット送受信部
201 通信制御部
1000 無線基地局
1001 プロセッサ
1002 送信機
2000 通信装置
2001 送受信部
3000 通信システム
3001 検出部
3002 送信部

Claims (10)

  1. 無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置と接続される無線基地局であって、
    前記無線基地局と他の無線基地局との間における前記無線端末のハンドオーバのために、前記無線基地局または前記他の無線基地局によって通信されるハンドオーバメッセージを検出するように構成されるプロセッサと、
    前記ハンドオーバメッセージを検出した場合に、前記無線端末の識別子を含む情報を、前記通信装置に送信するように構成される送信機と、
    を備える無線基地局。
  2. 前記送信機は、
    前記他の無線基地局が前記無線端末からハンドオーバ完了メッセージを受信する前に、
    前記通信装置に対して、前記情報を送信する、
    請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記プロセッサは、
    前記無線端末の無線区間における通信速度の変化を予測するように構成され、
    前記送信機は、
    前記予測の結果を示す予測情報を前記情報に含める、
    請求項1または2に記載の無線基地局。
  4. 第一の無線基地局と第二の無線基地局との少なくとも一方に接続され、
    前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局を介して無線端末とのパケットデータを通信するように構成された送受信部とを有し、
    前記送受信部は、
    前記第一の無線基地局から前記第二の無線基地局への前記無線端末のハンドオーバのために、前記第一の無線基地局及び前記第二の無線基地局の少なくとも一方によって通信されるハンドオーバメッセージに基づいて送信された、
    前記無線端末の識別子を含む情報を受信する、
    通信装置。
  5. 前記情報に基づき、前記通信装置から前記無線端末へのパケットデータの送信を制御するように構成されたプロセッサをさらに備える、
    請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、
    前記無線端末に送信したパケットデータが損失したと推定される場合に、前記無線端末に対するパケットデータの送信量を減少させる輻輳制御を行うように構成され、
    前記プロセッサは、
    前記情報を受信した場合に、前記無線端末に対して、
    前記輻輳制御が起動されにくくする、または、
    前記輻輳制御が起動した場合にパケットデータの送信量を減少させる減少幅を小さくする、
    請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記情報は、
    前記無線端末の無線区間における通信速度の変化を予測した結果を示す予測情報を含む、
    前記プロセッサは、
    前記通信速度が増加することを前記予測情報が示す場合に、前記パケットデータの送信量を増加させる、
    前記通信速度が減少することを前記予測情報が示す場合に、前記パケットデータの送信量を減少させる、
    の少なくともいずれかの制御を実行する、
    請求項5または6に記載の通信装置。
  8. 第一の無線基地局から第二の無線基地局への無線端末のハンドオーバのために、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局により通信されるハンドオーバメッセージを検出するように構成された検出部と、
    前記ハンドオーバメッセージを検出した場合に、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局から、前記無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置に対して、少なくとも前記無線端末の識別子を含む情報を送信するように構成された送信部と、
    を備える通信システム。
  9. 第一の無線基地局から第二の無線基地局への無線端末のハンドオーバのために、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局により通信されるハンドオーバメッセージを検出し、
    前記ハンドオーバメッセージを検出した場合に、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局から、前記無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置に対して、少なくとも前記無線端末の識別子を含む情報を送信する
    通信方法。
  10. 第一の無線基地局から第二の無線基地局への無線端末のハンドオーバのために、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局により通信されるハンドオーバメッセージを検出し、
    前記ハンドオーバメッセージを検出した場合に、前記第一の無線基地局または前記第二の無線基地局から、前記無線端末との間でパケットデータを通信する通信装置に対して、少なくとも前記無線端末の識別子を含む情報を送信する
    ことをコンピュータに実行させるプログラム。
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