JP2017163311A - 制御装置、その制御装置を備えた無線通信システム、コンピュータに実行させるためのプログラム、およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

制御装置、その制御装置を備えた無線通信システム、コンピュータに実行させるためのプログラム、およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】システム全体として最適な性能の実現が可能な制御装置を提供する。【解決手段】制御装置1は、無線通信網CNW1〜CNW4の通信網制御情報と端末装置TM1〜TM13の端末制御情報とを収集する。そして、制御装置1は、その収集した端末制御情報および通信網制御情報と、基地局BS1〜BS4および端末装置TM1〜TM13に対する過去の制御結果とに基づいて、要求事項を満たすように各端末装置TM1〜TM13が収容されるべき無線通信網(無線通信網CNW1〜CNW4のいずれか)を決定し、その決定した無線通信網に各端末装置TM1〜TM13が収容されるように基地局BS1〜BS4および端末装置TM1〜Tm13を制御する。【選択図】図1

Description

この発明は、制御装置、その制御装置を備えた無線通信システム、コンピュータに実行させるためのプログラム、およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
現在、第5世代移動通信(5G)システムの実現に向けて、通信のための周波数帯の確保が必要となっている。
移動体通信には、その伝搬特性から6GHz以下の周波数帯が使用しやすい周波数帯と言われているが、その周波数帯の殆どが割り当てられており、5Gシステム向けに新たに広い周波数帯を確保することは困難である。
このような状況で周波数帯を確保するために、気象レーダーおよびルーラル加入者無線等と言った1次利用者において、時間的および空間的に周波数利用に空きが生じる場合、5Gシステムが2次利用者として、その周波数帯を共用することが考えられている。
また、5GHz帯においては、無線LAN(Local Area Network)およびLTE(Long Term Evolution)で周波数共用を行うLicensed Shared Access(LSA)(非特許文献1)、レーダー等との周波数共用(非特許文献2)の検討が進んでいる。
即ち、通信サービスを提供する無線網が多種のメディアで、かつ、大量に存在していることになる。
また、5Gシステムでは、ピーク時の通信性能の確保、またはユーザが要求する通信性能(例えば、スループット、遅延)に適した無線網を選択可能とするため、端末は、複数の無線通信メディアとの接続が可能であるという前提となっている。
このような環境において、システム全体の通信品質を向上させるためには、個々の端末をどの無線網に収容するかを適切に決定することが重要である。
ETSI TS 103 235 v1.1.1,"Reconfigurable and high level procedures for operation of Licensed Shared Access (LSA) in the 2300MHz−2400MHz band,"2015年10月. ITU−R Resolution COM6/22(WRC−15),"Studies concerning Wireless Access Systems including radio local area networks in the frequency bands between 5150MHz and 5925MHz,"2015年11月. George Dantzig,"Origins of the simplex method,"A history of scientific computing, may 1987. 黒田 充/村松 健児(編集),生産スケジューリング(経営科学のニューフロンティア),朝倉書店,ISBN−13;978−4254275216,Feb.2002. 牧本 直樹,待ち行列アルゴリズム−行列解析アプローチ−,朝倉書店,IBSN978−4−254−27513−1,Feb.2001. G.Bianchi,"Performance analysis of the IEEE 802.11 distributed coordination function,"IEEE Journal on Selected Areas in Communications,vol.18,no.3,pp.535−547,Mar.2000.
しかし、従来においては、無線網側の主導的な制御ではなく、端末主導の利己的な制御によって端末の網収容が決定されている。
即ち、無線品質やスループット等の無線通信メディアの品質、若しくは従量課金メディアおよび定額課金メディア等の無線通信メディアの方針等、自身が収集した情報、または予め設定した情報に基づいて、各端末が接続する無線網を利己的に決定する。
例えば、現在、普及しているスマートフォンの多くは、データ通信用の無線通信メディアとして、LTEとWi−Fiとを具備しているが、その2者ともに利用可能な場合でも、定額課金メディアの可能性が高いWi−Fiがデータ通信の無線通信メディアとして選択される。
従って、個々の端末の利己性により、システム全体として最適な性能を実現することが困難であるという問題がある。
そこで、この発明の実施の形態によれば、システム全体として最適な性能の実現が可能な制御装置を提供する。
また、この発明の実施の形態によれば、システム全体として最適な性能の実現が可能な制御装置を備える無線通信システムを提供する。
更に、この発明の実施の形態によれば、システム全体としての最適な性能の実現をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
更に、この発明の実施の形態によれば、システム全体としての最適な性能の実現をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
この発明の実施の形態によれば、制御装置は、複数の端末装置の各々が収容されるべき無線通信網を要求事項を満たすように複数の無線通信網から決定し、その決定した無線通信網に収容されるように制御する制御装置であって、制御情報収集部と、制御情報記憶部と、制御部とを備える。制御情報収集部は、各々が端末装置の制御情報である複数の端末制御情報と、各々が無線通信網の制御情報である複数の通信網制御情報とを収集する。制御情報記憶部は、制御情報収集部によって収集された複数の端末制御情報および複数の通信網制御情報と、過去の制御結果とを記憶する。制御部は、制御情報収集部によって収集された複数の端末制御情報および複数の通信網制御情報と、過去の制御結果とに基づいて、複数の無線通信網の各々が無線通信網として機能するための制約条件の下で、要求事項を満たすことを目的とする目的関数を数理計画法を用いて解くことにより、複数の端末装置の各々が収容されるべき無線通信網を決定し、その決定した無線通信網に収容されるように複数の無線通信網の複数の基地局と複数の端末装置とを制御する。
この発明の実施の形態によれば、制御装置は、端末制御情報、通信網制御情報および過去の制御結果とに基づいて、要求事項を満たすように各端末装置が収容されるべき無線通信網を決定し、その決定した無線通信網に各端末装置が収容されるように基地局および端末装置を制御する。その結果、システム全体を参照して、各端末装置の最適な収容先の無線通信網が決定される。
従って、システム全体として最適な性能を実現できる。
また、この発明の実施の形態によれば、無線通信システムは、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の制御装置を備える。
従って、上述したように、システム全体として最適な性能を実現できる。
更に、この発明の実施の形態によれば、コンピュータに実行させるためのプログラムは、複数の端末装置の各々が収容されるべき無線通信網を要求事項を満たすように複数の無線通信網から決定し、その決定した無線通信網への端末装置の収容制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、制御情報収集部が、各々が端末装置の制御情報である複数の端末制御情報と、各々が無線通信網の制御情報である複数の通信網制御情報とを収集する第1のステップと、制御情報記憶部が、制御情報収集部によって収集された複数の端末制御情報および複数の通信網制御情報と、過去の制御結果とを記憶する第2のステップと、制御部が、制御情報収集部によって収集された複数の端末制御情報および複数の通信網制御情報と、過去の制御結果とに基づいて、複数の無線通信網の各々が無線通信網として機能するための制約条件の下で、要求事項を満たすことを目的とする目的関数を数理計画法を用いて解くことにより、複数の端末装置の各々が収容されるべき無線通信網を決定し、その決定した無線通信網に収容されるように複数の無線通信網の複数の基地局と複数の端末装置とを制御する第3のステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
第1から第3のステップをコンピュータに実行させることにより、端末制御情報、通信網制御情報および過去の制御結果とに基づいて、要求事項を満たすように各端末装置が収容されるべき無線通信網が決定され、その決定された無線通信網に各端末装置が収容されるように基地局および端末装置が制御される。その結果、システム全体を参照して、各端末装置の最適な収容先の無線通信網が決定される。
従って、システム全体として最適な性能を実現できる。
更に、この発明の実施の形態によれば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項8から請求項13のいずれか1項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
コンピュータが、記録媒体に記録されたプログラムを読み出して実行することにより、端末制御情報、通信網制御情報および過去の制御結果とに基づいて、要求事項を満たすように各端末装置が収容されるべき無線通信網が決定され、その決定された無線通信網に各端末装置が収容されるように基地局および端末装置が制御される。その結果、システム全体を参照して、各端末装置の最適な収容先の無線通信網が決定される。
従って、システム全体として最適な性能を実現できる。
システム全体として最適な性能を実現できる。
この発明の実施の形態による無線通信システムの概略図である。 図1に示す制御装置の概略図である。 図2に示す制御情報記憶部における制御情報の記憶状態を示す概念図である。 図1に示す無線通信システムにおける動作を説明するためのフローチャートである。 収容先の無線通信網に収容されるように基地局および端末装置を制御する動作を説明するためのフローチャートである。 図5に示すステップS24の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態による無線通信システムの概略図である。図1を参照して、この発明の実施の形態による無線通信システム10は、制御装置1と、網制御装置2〜4と、基地局BS1〜BS4と、端末装置TM1〜TM13とを備える。
制御装置1、網制御装置2〜4、基地局BS1〜BS4および端末装置TM1〜TM13は、無線通信空間に配置される。
基地局BS1は、無線通信網CNW1の基地局であり、基地局BS2は、無線通信網CNW2の基地局であり、基地局BS3は、無線通信網CNW3の基地局であり、基地局BS4は、無線通信網CNW4の基地局である。
無線通信網CNW1〜CNW4は、相互に異なる無線通信規格に従って無線通信を行う通信網である。
無線通信網CNW1は、無線通信網CNW2の内部に配置され、無線通信網CNW4は、無線通信網CNW3の内部に配置される。無線通信網CNW2の通信範囲は、無線通信網CNW3の通信範囲と一部重なっている。
端末装置TM1〜TM3は、無線通信網CNW1の外側であり、かつ、無線通信網CNW2の内部に配置される。
端末装置TM4〜TM6は、無線通信網CNW1の内部に配置される。
端末装置TM7は、無線通信網CNW2と無線通信網CNW3との重複領域内に配置される。
端末装置TM8,TM9,TM11,TM13は、無線通信網CNW4の外側であり、かつ、無線通信網CNW3の内部に配置される。
端末装置TM10,TM12は、無線通信網CNW4の内部に配置される。
端末装置TM1〜TM13の各々は、それぞれ基地局BS1〜BS4と無線通信可能な4個の無線通信モジュールを備えている。
網制御装置2は、基地局BS1を制御し、網制御装置3は、基地局BS2,BS3を制御し、網制御装置4は、基地局BS4を制御する。
制御装置1は、網制御装置2〜4を介して、無線通信網CNW1〜CNW4の通信網制御情報IF_CTL_NWをそれぞれ基地局BS1〜BS4から収集し、端末装置TM1〜TM13から端末制御情報IF_CTL_TMを収集する。そして、制御装置1は、通信網制御情報IF_CTL_NWおよび端末制御情報IF_CTL_TMに基づいて、後述する方法によって、端末装置TM1〜TM13の各々が収容されるべき無線通信網(無線通信網CNW1〜CNW4のいずれか)を決定し、その決定した無線通信網に収容されるように基地局BS1〜BS4および端末装置TM1〜TM13を制御する。
基地局BS1〜BS4の各々は、自己に接続している端末装置との間で、状態変更ごとにまたは一定周期ごとに、端末制御情報IF_CTL_TMを受信する。
そして、基地局BS1〜BS4の各々は、制御装置1から制御情報要求を受信すると、その受信した制御情報要求に応じて、通信網制御情報IF_CTL_NWおよび端末制御情報IF_CTL_TMを網制御装置2〜4を介して制御装置1へ送信する。
この場合、基地局BS1〜BS4の各々は、自己に接続している端末装置の識別情報(ID)も合わせて制御装置1へ送信する。
基地局BS1〜BS4の各々は、各端末装置が収容されるべき無線通信網を示す信号を制御装置1から受信すると、その受信した信号を端末装置へ送信する。
端末装置TM1〜TM13の各々は、各端末装置が収容されるべき無線通信網を示す信号を基地局(基地局BS1〜BS4のいずれか)から受信すると、その受信した信号によって示される無線通信網の基地局(基地局BS1〜BS4のいずれか)に接続する。
図2は、図1に示す制御装置1の概略図である。図2を参照して、制御装置1は、接続インターフェース11と、制御情報収集部12と、制御情報記憶部13と、制御部14とを含む。
接続インターフェース11は、網制御装置2〜4と制御装置1との間を接続するインターフェースである。
制御情報収集部12は、端末制御情報IF_CTL_TMおよび通信網制御情報IF_CTL_NWの要求信号を制御部14から受けると、その受けた要求信号を接続インターフェース11を介して網制御装置2〜4へ送信する。
制御情報収集部12は、端末制御情報IF_CTL_TMおよび通信網制御情報IF_CTL_NWを接続インターフェース11を介して受信し、その受信した端末制御情報IF_CTL_TMおよび通信網制御情報IF_CTL_NWを制御情報記憶部13に記憶する。
制御情報記憶部13は、端末制御情報IF_CTL_TMおよび通信網制御情報IF_CTL_NWを制御情報収集部12から受けると、その受けた端末制御情報IF_CTL_TMおよび通信網制御情報IF_CTL_NWを時間に対応付けて記憶する。
制御情報記憶部13は、各端末装置TM1〜TM13が収容されるべき無線通信網を制御部14から受けると、端末装置TM1〜TM13と、各端末装置TM1〜TM13が収容されるべき無線通信網とを対応付けて記憶する。なお、制御情報記憶部13は、端末装置TM1〜TM13と、各端末装置TM1〜TM13が収容されるべき無線通信網との対応関係を、N(Nは正の整数)回分、記憶する。
制御部14は、端末制御情報IF_CTL_TMおよび通信網制御情報IF_CTL_NWと、過去の端末制御情報IF_CTL_TMおよび通信網制御情報IF_CTL_NWと、過去の制御結果とを制御情報記憶部13から読み出す。
そして、制御部14は、端末制御情報IF_CTL_TMおよび通信網制御情報IF_CTL_NWと、過去の端末制御情報IF_CTL_TMおよび通信網制御情報IF_CTL_NWと、過去の制御結果とに基づいて、後述する方法によって、各端末装置TM1〜TM13が収容されるべき無線通信網を決定し、その決定結果を制御情報記憶部13に格納するとともに、各端末装置TM1〜TM13が収容されるべき無線通信網を接続インターフェース11を介して網制御装置2〜4へ送信する。
[制御情報]
端末制御情報および通信網制御情報について説明する。
・制御情報fu,bは、端末装置uが無線通信網bに接続し、かつ、無線通信網bの無線資源の全てを利用した場合のスループットである。
・制御情報aは、無線通信網bが利用可能か否かを表す定数である。無線通信網bが利用可能である場合、制御情報aは、“1”に設定され、無線通信網bが利用可能でない場合、制御情報aは、“0”に設定される。従って、制御情報aは、二値定数である。
なお、無線通信網bが利用可能か否かは、例えば、基地局が、他からの干渉信号が有るか否かを判定することによって判定される。より具体的には、他からの干渉信号があれば、無線通信網bが利用可能でないと判定され、他からの干渉信号が無ければ、無線通信網bが利用可能であると判定される。
・制御情報ru,bは、端末装置uが無線通信網bの基地局に接続可能か否かを表す。端末装置uが無線通信網bの基地局から遠い等の理由で無線通信網bに接続できない場合、制御情報ru,bは、“0”に設定され、無線通信網bに接続できる場合、制御情報ru,bは、“1”に設定される。従って、制御情報ru,bは、二値定数である。
・制御情報cは、無線通信網bに収容可能な端末装置数を表す。
・制御情報wは、無線通信網bの帯域を表す。
・制御情報sは、端末装置uが要求する最低スループットである。最低スループットが無い場合、制御情報sは、“0”に設定される。
・制御情報vは、端末装置uの無線通信網への収容切替可否を表す二値定数である。端末装置の無線通信網への収容の変更を禁止する場合、制御情報vは、“0”に設定され、端末装置の無線通信網への収容に制約を課さない場合、制御情報vは、“1”に設定される。
・制御情報x’u,bは、例えば、前回の制御時等の過去に端末装置uが無線通信網bに接続されていたか否かを示す二値定数である。過去に端末装置uが無線通信網bに接続されていれば、制御情報x’u,bは、“1”に設定され、過去に端末装置uが無線通信網bに接続されていなければ、制御情報x’u,bは、“0”に設定される。
なお、制御情報sおよび制御情報ru,bは、端末制御情報であり、制御情報fu,b、制御情報a、制御情報cおよび制御情報wは、通信網制御情報である。
[目的関数]
(1)システム全体のスループットを最大化
無線通信システム10全体のスループットを最大化させる場合、式(1)を用いて各端末装置TM1〜TM13が収容されるべき無線通信網を決定する。
Figure 2017163311
式(1)において、式(1A)が無線通信システム10全体のスループットを最大化させるための目的関数である。そして、式(1B),(1C),(1D)が制約条件を示し、式(1E),(1F)が解くべき変数xu,b,yu,bを示す。
また、式(1)において、uは、端末装置TM1〜TM13の識別情報(ID)を示し、bは、無線通信網CNW1〜CNW4の識別情報(ID)を示す。
更に、Uは、端末装置TM1〜TM13の集合であり、U={TM1,TM2,・・・,TM13}である。
更に、Bは、無線通信網CNW1〜CNW4の集合であり、B={CNW1,CNW2,CNW3,CNW4}である。
式(1A)において、xu,bは、端末装置uが無線通信網bに収容されるべきか否かを示す。端末装置uが無線通信網bに収容されるべきである場合、xu,bは、“1”に設定され、端末装置uが無線通信網bに収容されるべきでない場合、xu,bは、“0”に設定される。
従って、式(1E)に示すように、xu,b={0,1}と表される。
また、yu,bは、端末装置uを無線通信網bに収容した場合の無線通信網bにおいて端末装置uが使用する周波数資源の割合を示す。従って、式(1F)に示すように、0≦yu,b≦1と表され、yu,bは、0以上、1以下の実数からなる。
上述したように、fu,bは、端末装置uが無線通信網bに接続し、かつ、無線通信網bの無線資源の全てを利用した場合のスループットであるので、fu,b×xu,b×yu,bは、端末装置uが無線通信網bに収容されて無線通信を行ったときのスループットを表し、それを全ての端末装置TM1〜TM13および全ての無線通信網CNW1〜CNW4についての和を演算すれば、無線通信システム10全体のスループットになる。従って、式(1A)は、無線通信システム10全体のスループットを最大化する目的関数である。
制約条件を示す式(1B)は、全ての端末装置TM1〜TM13を無線通信網CNW1〜CNW4のいずれかに収容すべきことを制約する。
また、制約条件を示す式(1C)は、無線通信網bが利用できないときは、周波数資源を端末装置uに割り当てないことを制約する。
更に、制約条件を示す式(1D)は、端末装置が接続不可能な無線通信網には、収容しないことを制約する。
そこで、制御部14は、式(1B),(1C),(1D)の制約条件の下で、式(1A)に示す目的関数を数理計画法を用いて解き、xu,bおよびyu,bを求める。その結果、端末装置uを無線通信網bに収容すべきであれば、xu,b=1の解が得られ、端末装置uを無線通信網bに収容すべきでなければ、xu,b=0の解が得られる。
数理計画問題の解は、単体法(非特許文献3)および内点法(非特許文献4)等の線形計画問題の解法、または整数条件緩和やラグランジュ緩和(非特許文献4)等の既存の緩和方法と単体法や内点法との組み合わせにより得ることができる。
また、数理計画問題の解は、遺伝的アルゴリズム等の既存のメタヒューリスティクス(非特許文献4)等により得ることができる。
単体法、内点法、ラグランジュ緩和、遺伝的アルゴリズムおよびメタヒューリスティックの概要は、次のとおりである。
[単体法]
単体法は、制限標準型に変換した線形計画問題に対して、実行可能解を解空間上の制約によって形成される超多面体の頂点とみなし、その1つから出発して目的関数の値をなるべく大きく(小さく)するような頂点に移動させながら最適解を探す方法である。
[内点法]
内点法は、連続数理計画問題に対して、その実行可能領域の内部を経由して最適解に収束することを特徴とするアルゴリズム群であり、その内点の列を生成する方法として様々な手段が提案されている。
[ラグランジュ緩和]
ラグランジュ緩和は、制約の一部を除去、すなわち緩和し、除去した制約を制約の違反量に対する一次のペナルティとなるように目的関数に追加することである。
[遺伝的アルゴリズム]
遺伝的アルゴリズムは、近似解を探索するメタヒューリスティックスである。そして、遺伝的アルゴリズムは、解の候補を遺伝子で表現した個体を複数用意し、適応度の高い個体、すなわち性能の良い解を優先的に選択し交叉や突然変異を繰り返しながら解を探索する手法である。
[メタヒューリスティック]
メタヒューリスティックは、特定の計算問題に依存しないヒューリスティックのことである。メタヒューリスティックスの例としては、遺伝的アルゴリズムや焼きなまし法などがある。
制御部14は、数理計画問題を解いた結果として得られたxu,b,yu,bに基づいて、xu,b=1となる端末装置uと無線通信網bに対して無線通信網の収容変更命令を送信する。
例えば、基地局BS1〜BS4は、xTM1,CNW1=1からなる網収容変更命令を受信すると、その受信した網収容変更命令を送信する。端末装置TM1は、現在、無線通信網CNW2に収容されているので、基地局BS2から網収容変更命令を受信する。そして、端末装置TM1は、その受信した網収容変更命令(xTM1,CNW1=1)を参照して、自己が収容されるべき無線通信網が無線通信網CNW1であることを検知する。また、基地局BS1も、網収容変更命令(xTM1,CNW1=1)を参照して、端末装置TM1が収容されるべき無線通信網が無線通信網CNW1であることを検知する。
そうすると、端末装置TM1は、ハンドオーバー処理を行い、接続先の基地局を基地局BS2から基地局BS1に切り替え、基地局BS1に接続する。
そして、端末装置TM1は、基地局BS1に接続すると、網収容変更終了応答を基地局BS1へ送信する。
基地局BS1は、網収容変更終了応答を端末装置TM1から受信し、その受信した網収容変更終了応答を網制御装置2へ送信する。
網制御装置2は、網収容変更終了応答を基地局BS1から受信し、その受信した網収容変更終了応答を制御装置1へ送信する。
制御装置1の制御部14は、網収容変更終了応答を接続インタ−フェース11を介して受信し、その受信した網収容変更終了応答に基づいて、端末装置TM1が収容されるべき無線通信網を無線通信網CNW1に変更したことを示すxTM1,CNW1を制御情報記憶部13に格納する。
このxTM1,CNW1は、将来的に、x’u,bになるものである。
無線通信システム10全体のスループットを最大化する場合、式(2)を用いて、各端末装置TM1〜TM13が収容されるべき無線通信網を決定してもよい。
Figure 2017163311
式(2)は、制約条件を示す式(1G),(1H)を式(1)に追加したものである。
制約条件を示す式(1G)は、端末装置uが要求する最低スループットを満たすことを制約する。最低スループットが存在しない場合、sは、“0”に設定される。
制約条件を示す式(1H)は、端末装置uの網収容変更の可否を制約する。例えば、VoIPなどの音声通信中の端末装置uの網収容の変更を禁止する場合には、vを“0”に設定する。網収容の変更に制約を課さない場合、vを“1”に設定する。
式(2)を用いて、各端末装置TM1〜TM13が収容されるべき無線通信網を決定する場合、制御部14は、式(1B),(1C),(1D),(1G),(1H)に示す制約条件の下で、式(1A)の目的関数を数理計画法を用いて解く。
目的関数を解いた後の無線通信システム10における動作は、上述したとおりである。
(2)端末装置間のスループットの公平性を向上
端末装置間のスループットの公平性を向上させる場合、次式(3)に示す目的関数が用いられる。
Figure 2017163311
対数関数を用いることで、スループットの低い端末装置を少なくすることによる制御目的の増加量が向上するため、スループットの低い端末装置が少なくなる。
その結果、端末装置間のスループットの公平性も向上する。
なお、対数関数の代わりに、[0,fu,b]の範囲の増加凹関数を用いてもよい。
(3)制御オーバーヘッドの最小化
制御オーバーヘッドを最小化する場合、式(4)に示す目的関数が用いられる。
Figure 2017163311
式(4)の右辺における無線通信網bについての|xu,b−x’u,b|の和は、端末装置uが収容されるべき無線通信網を変更しなかった場合、“0”であり、収容されるべき無線通信網を変更した場合、正の数になる。
従って、式(4)の目的関数は、無線通信システム10全体で網収容の変更数を最小化することを目的とする目的関数である。
(4)スループットの最大化と制御オーバーヘッドの最小化とを両立
スループットの最大化と制御オーバーヘッドの最小化とを両立する場合、式(5)に示す目的関数が用いられる。
Figure 2017163311
式(5)において、αは、0≦α≦1を満たす実数である。αを変化させることにより、スループットの最大化と制御オーバーヘッドの最小化とのいずれを重視するかを制御できる。
具体的には、αが0.5よりも大きくなればなるほど、スループットの最大化を重視することになり、αが0.5よりも小さくなればなるほど、制御オーバーヘッドの最小化を重視することになる。
また、スループットの公平性と制御オーバーヘッドの最小化とを両立する場合、式(6)に示す目的関数を用いてもよい。
Figure 2017163311
(5)無線通信網の負荷の平滑化
無線通信網の負荷を平滑化する場合、式(7)に示す目的関数が用いられる。
Figure 2017163311
式(7)は、無線通信網に接続している端末装置の数を負荷として捉え、最も負荷が高い無線通信網の負荷を最小化することを示す。即ち、それぞれの無線通信網に接続されている端末装置の数を収容可能な端末装置の数cで正規化した値を無線通信網の負荷として用い、最も負荷が高い無線通信網の負荷を最小化することで、無線通信網間の負荷を平滑化することを目的としている。
(6)遅延の最小化
無線通信の遅延を最小化する場合、式(8)に示す目的関数が用いられる。
Figure 2017163311
これは、無線通信網bの帯域に対して接続している端末装置数を用いて近似により導出した遅延を用いる。遅延の近似値は、式(8)のように、待ち行列(非特許文献5)を応用して導出できる。
式(8)は、全ての無線通信網CNW1〜CNW4に対する遅延の和を最小化することで、全ての無線通信網CNW1〜CNW4の遅延の最小化を目的とするものである。
[その他の制約条件]
・無線通信網に収容する端末装置の個数に上限がある場合、式(9)に示す制約を用いることができる。
Figure 2017163311
制御情報cは、無線通信網bに収容可能な端末装置数を表し、式(9)は、無線通信網bに接続されている端末装置の総和がcを超えないことを制約する。
・端末装置uの最低スループットがsと決まっている場合(例えば、音声通信中)には、最低スループットに関する次式(10)の制約を追加することができる。
Figure 2017163311
・端末装置uの網収容変更ができない場合、次式(11)の制約を追加することができる。
Figure 2017163311
VoIP等の音声通信中の端末装置uの網収容の変更を禁止するために式(11)を使用することができる。
・無線通信網bがWi−Fi等のCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)等を用いたランダムアクセスで制御されている無線通信網である場合には、次式(12)の制約を用いることができる(非特許文献6)。
Figure 2017163311
式(12)において、ηは、パケットのヘッダ、ペイロードの送信に要する時間、DIFS(Distributed Inter Frame Space)時間、および無線リンクの伝搬遅延の和であり、μは、平均スロット時間である。
制御装置1の制御部14は、式(3)〜式(8)のいずれかの目的関数を式(1B)、式(1C)および式(1D)によって示される制約条件の下で数理計画法を用いて解き、解xu,b,yu,bを得る。
また、制御部14は、式(1B)、式(1C)および式(1D)によって示される制約条件に式(1G)、式(1H)、式(9)〜式(12)の任意の式によって示される制約条件を追加した制約条件の下で、式(3)〜式(8)のいずれかの目的関数を数理計画法を用いて解き、解xu,b,yu,bを得る。
図3は、図2に示す制御情報記憶部13における制御情報の記憶状態を示す概念図である。
図3を参照して、制御情報記憶部13は、上述した制御情報fu,b,ru,b,c,w,s,v,x’u,bを時間に対応付けて記憶する。
図13において、fu,b_1,ru,b_1,cb_1,wb_1,su_1,vu_1は、時間tに対応付けられており、現在の制御情報である。そして、時間tにおいては、制御結果が存在しないので、x’u,bは、空欄である。
時間t〜tN+1にそれぞれ対応付けられたfu,b_2,ru,b_2,cb_2,wb_2,su_2,vu_2〜fu,b_N+1,ru,b_N+1,cb_N+1,wb_N+1,su_N+1,vu_N+1は、過去の制御情報であり、時間t〜tN+1にそれぞれ対応付けられたx’u,b_1〜x’u,b_Nは、過去の制御結果である。
このように、制御情報記憶部13は、現在の制御情報と、N個の過去の制御情報と、N回分の過去の制御結果とを記憶する。
そして、制御情報記憶部13は、時間tに対応付けられたfu,b_1,ru,b_1,cb_1,wb_1,su_1,vu_1を用いて、端末装置TM1〜TM13が収容されるべき無線通信網が変更されたとき、時間tに対応付けて、制御結果をx’u,bの欄に格納して記憶する。
また、制御情報記憶部13は、新しい制御情報fu,b,ru,b,c,w,s,vを制御情報収集部12から受けると、その受けたときの時間に対応付けて、新しい制御情報fu,b,ru,b,c,w,s,vを最上段に格納して記憶する。この場合、制御情報記憶部13は、時間tN+1に対応付けられた制御情報fu,b_N+1,ru,b_N+1,cb_N+1,wb_N+1,su_N+1,vu_N+1および制御結果x’u,b_Nを消去する。
このように、制御情報記憶部13は、常時、現在の制御情報と、N個の過去の制御情報と、N回分の過去の制御結果とを記憶する。
なお、図3においては、複数の端末装置を”u”によって表記し、複数の無線通信網を”b”によって表記することによって制御情報fu,b,ru,b,c,w,s,v,x’u,bを示す。しかし、実際には、制御情報fu,b,ru,b,c,w,s,v,x’u,bは、複数の端末装置と複数の無線通信網との接続数分だけの制御情報からなる。
図4は、図1に示す無線通信システム10における動作を説明するためのフローチャートである。
図4を参照して、無線通信システム10における動作が開始されると、制御装置1の制御部14は、制御情報収集命令を生成して制御情報収集部12へ出力する(ステップS1)。制御情報収集部12は、制御部14からの制御情報収集命令に応じて、制御情報要求を生成し、その生成した制御情報要求を接続インターフェース11を介して網制御装置2〜4へ送信する(ステップS2)。
そして、網制御装置2〜4は、制御装置1から制御情報要求を受信する。網制御装置2〜4は、制御装置1からの制御情報要求の受信とは別に、自己に接続された端末装置(端末装置TM1〜TM13の少なくとも1つ)との間で、状態変更ごと、または一定周期ごとに制御情報を更新する(ステップS3)。
網制御装置2〜4は、制御情報要求を受信すると、更新された最新の制御情報fu,b,ru,b,c,w,s,vを制御装置1へ送信し(ステップS4)、制御情報収集部12は、接続インターフェース11を介して制御情報fu,b,ru,b,c,w,s,vを受信する。
そして、制御情報収集部12は、その受信した制御情報fu,b,ru,b,c,w,s,vを制御情報記憶部13に保存する(ステップS5)。その後、制御情報収集部12は、制御情報収集完了通知を制御部14へ出力する(ステップS6)。
制御部14は、制御情報収集完了通知を制御情報収集部12から受けると、現在の制御情報、過去の制御情報および過去の制御結果を制御情報記憶部13に要求する(ステップS7)。
制御情報記憶部13は、制御部14からの要求に応じて、現在の制御情報、過去の制御情報および過去の制御結果を制御部14へ出力する(ステップS8)。
制御部14は、現在の制御情報、過去の制御情報および過去の制御結果を制御情報記憶部13から受ける。
そうすると、制御部14は、現在の制御情報、過去の制御情報および過去の制御結果に基づいて、少なくとも式(1B)、式(1C)および式(1D)によって示される制約条件の下で、式(1)、式(3)〜式(8)のいずれかによって示す目的関数を数理計画法を用いて解き、最適解xu,b,yu,bを得る。即ち、制御部14は、最適網収容計算を行う(ステップS9)。
そして、制御部14は、xu,b=1が得られた解xu,bからなる網収容変更命令を生成し、その生成した網収容変更命令を接続インターフェース11を介して網制御装置2〜4へ送信する(ステップS10)。
網制御装置2〜4は、網収容変更命令を制御装置1から受信し、その受信した網収容変更命令を制御対象の基地局BS1〜BS4へ送信する(ステップS11)。
基地局BS1〜BS4は、網収容変更命令を受信し、その受信した網収容変更命令を端末装置TM1〜TM13へ送信する(ステップS12)。
端末装置TM1〜TM13は、網収容変更命令を受信し、その受信した網収容変更命令に基づいて、自己が収容される無線通信網を変更すべきか否かを判定する。
上述したように、網収容変更命令は、解xu,bからなるので、端末装置TM1〜TM13の各々は、解xu,bの”u”を参照すれば、自己が収容されるべき無線通信網を変更すべきか否かを判定できる。より具体的には、端末装置TM1〜TM13の各々は、解xu,bの”u”が自己のIDに一致すれば、自己が収容されるべき無線通信網を変更すべきであると判定し、解xu,bの”u”が自己のIDに不一致であれば、自己が収容されるべき無線通信網を変更すべきでないと判定する。
そして、端末装置TM1〜TM13の各々は、自己が収容されるべき無線通信網を変更すべきと判定したとき、ハンドオーバー処理を行う(ステップS13)。
ハンドオーバー処理を行った端末装置(端末装置TM1〜TM13の少なくとも1つ)は、網収容変更終了応答を生成し、その生成した網収容変更終了応答を自己が接続している基地局へ送信する(ステップS14)。
基地局(基地局BS1〜BS4の少なくとも1つ)は、網収容変更終了応答を受信し、その受信した網収容変更終了応答を網制御装置(網制御装置2〜4の少なくとも1つ)へ送信する(ステップS15)。
網制御装置(網制御装置2〜4の少なくとも1つ)は、網収容変更終了応答を受信し、その受信した網収容変更終了応答を制御装置1へ送信する(ステップS16)。
制御装置1の制御部14は、接続インターフェース11を介して網収容変更終了応答を受信し、その受信した網収容変更終了応答に基づいて、制御結果を制御情報記憶部13に保存する(ステップS17)。これにより、無線通信システム10における動作が終了する。
このように、制御装置1は、全ての無線通信網CNW1〜CNW4(基地局BS1〜BS4)の制御情報と、全ての端末装置TM1〜TM13の制御情報とに基づいて、システム全体におけるスループットの最大化等の要求事項を満たすように目的関数を数理計画法を用いて解くことにより、要求事項を満たす最適解を取得し、その取得した最適解に基づいて、各端末装置TM1〜TM13が収容されるべき無線通信網を変更するように基地局BS1〜BS4および端末装置TM1〜TM13を制御する。
従って、無線通信システム10全体として最適な性能を実現することができる。
図5は、収容先の無線通信網に収容されるように基地局および端末装置を制御する動作を説明するためのフローチャートである。
図5を参照して、基地局および端末装置を制御する動作が開始されると、制御情報収集部12は、各々が端末装置の制御情報である複数の端末制御情報と、各々が無線通信網の制御情報である複数の通信網制御情報とを収集する(ステップS21)。
そして、制御情報記憶部13は、収集された複数の端末制御情報と複数の通信網制御情報とを記憶する(ステップS22)。
その後、制御部14は、制御情報記憶部13から複数の端末制御情報および複数の通信網制御情報と、過去の制御結果とを読み出し、その読み出した複数の端末制御情報および複数の通信網制御情報と、過去の制御結果とに基づいて、制約条件の下で、要求事項を満たすことを目的とする目的関数を数理計画法を用いて解き、複数の端末装置の各々が収容されるべき無線通信網を決定する(ステップS23)。
そうすると、制御部14は、決定された無線通信網に収容されるように複数の無線通信網の複数の基地局および複数の端末装置を制御する(ステップS24)。
これにより、一連の動作が終了する。
ステップS23における要求事項とは、上述したように、無線通信システム10全体のスループットを最大化すること、端末装置間のスループットを公平化すること、および無線通信システム10全体の伝搬遅延を低下させること等である。
また、ステップS23における制約条件とは、複数の無線通信網CNW1〜CNW4の各々が無線通信網として機能するための制約条件であり、例えば、上述した式(1B),(1C),(1D)によって示される制約条件である。式(1B),(1C),(1D)によって示される制約条件は、複数の無線通信網CNW1〜CNW4の各々が無線通信網として機能するための制約条件の例である。従って、この発明の実施の形態においては、複数の無線通信網CNW1〜CNW4の各々が無線通信網として機能するための制約条件は、式(1B),(1C),(1D)によって示される制約条件以外の制約条件であってもよい。
更に、ステップS23においては、式(1B),(1C),(1D)によって示される制約条件に、上述した式(1G),(1H),(9)〜(12)の少なくとも1つによって示される制約条件を追加した制約条件の下で、式(1)〜(8)のいずれかによって示される目的関数を数理計画法を用いて解くことにより、各端末装置が収容されるべき無線通信網を決定してもよい。
図6は、図5に示すステップS24の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。
図6を参照して、図5に示すステップS23の後、制御部14は、”1”に設定されたK(Kは正の整数)個の解xu,bを抽出する(ステップS241)。なお、図6の説明においては、抽出した解xu,bの例として、k番目の解xu,bの端末IDをu(k)、無線通信網IDをb(k)と表記する。つまり、抽出したxu,bの列のk番目の要素をxu(k),b(k)と表記する。
そして、制御部14は、k=1を設定し(ステップS242)、”1”に設定されたxu(k),b(k)が”1”に設定されたx’u(k),b(k)に等しいか否かを判定する(ステップS243)。なお、x’u(k),b(k)は、制御情報記憶部13に記憶された過去のN個のx’u(k),b(k)のうち、最新のx’u(k),b(k)である。
ステップS243において、”1”に設定されたxu(k),b(k)が”1”に設定されたx’u(k),b(k)に等しくないと判定されたとき、制御部14は、得られた解xu(k),b(k)を保持する(ステップS244)。
一方、ステップS243において、”1”に設定されたxu(k),b(k)が”1”に設定されたx’u(k),b(k)に等しいと判定されたとき、またはステップS244の後、制御部14は、k=Kであるか否かを判定する(ステップS245)。
ステップS245において、k=Kでないと判定されたとき、制御部14は、k=k+1を設定する(ステップS246)。
その後、一連の動作は、ステップS243に戻り、ステップS245において、k=Kであると判定されるまで、ステップS243〜ステップS246が繰り返し実行される。
そして、ステップS245において、k=Kであると判定されると、制御部14は、保持した全ての解xu(k),b(k)からなる網収容変更命令を生成して基地局BS1〜BS4および端末装置TM1〜TM13へ送信する(ステップS247)。
その後、一連の動作は、図5の”終了”へ移行する。
このように、図6に示すフローチャートによれば、”1”に設定された解xu(k),b(k)のうち、過去の最新の制御結果x’u(k),b(k)と一致しない解xu(k),b(k)のみが基地局BS1〜BS4および端末装置TM1〜TM13へ送信される。
その結果、収容されるべき無線通信網が変更される端末装置のみがハンドオーバー処理を行って収容先の無線通信網を変更する。
従って、無線通信システム10全体における無線通信網の変更を迅速に行うことができる。
なお、この発明の実施の形態においては、制御部14は、”1”に設定された全ての解xu(k),b(k)からなる網収容変更命令を生成して基地局BS1〜BS4および端末装置TM1〜TM13へ送信するようにしてもよい。
この場合、図5に示すステップS24は、”1”に設定された全ての解xu(k),b(k)を抽出するステップと、”1”に設定された全ての解xu(k),b(k)からなる網収容変更命令を生成して基地局BS1〜BS4および端末装置TM1〜TM13へ送信するステップとを含む。
この発明の実施の形態においては、制御装置1の動作は、ソフトウェアによって実現されてもよい。この場合、制御装置1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を備える。そして、ROMは、図5に示すフローチャート(図6に示すフローチャートも含む)の各ステップからなるプログラムProgを記憶する。
CPUは、ROMからプログラムProgを読み出し、その読み出したプログラムProgを実行して、要求事項を満たすように決定された収容先の無線通信網に各端末装置TM1〜TM13を収容するように基地局BS1〜BS4および端末装置TM1〜TM13を制御する。RAMは、CPUが目的関数を数理計画法を用いて解くときの一時的なメモリとして使用される。
また、プログラムProgは、CD,DVD等の記録媒体に記録されて流通してもよい。プログラムProgを記録した記録媒体がコンピュータに装着されると、コンピュータは、記録媒体からプログラムProgを読み出して実行し、上述したように、基地局BS1〜BS4および端末装置TM1〜TM13を制御する。
従って、プログラムProgを記録した記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、制御装置、その制御装置を備えた無線通信システム、コンピュータに実行させるためのプログラム、およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に適用される。
1 制御装置、2〜4 網制御装置、BS1〜BS4 基地局、CNW1〜CNW4 無線通信網、TM1〜TM13 端末装置、11 接続インターフェース、12 制御情報収集部、13 制御情報記憶部、14 制御部。

Claims (14)

  1. 複数の端末装置の各々が収容されるべき無線通信網を要求事項を満たすように複数の無線通信網から決定し、その決定した無線通信網に収容されるように制御する制御装置であって、
    各々が端末装置の制御情報である複数の端末制御情報と、各々が無線通信網の制御情報である複数の通信網制御情報とを収集する制御情報収集部と、
    前記制御情報収集部によって収集された前記複数の端末制御情報および前記複数の通信網制御情報と、過去の制御結果とを記憶する制御情報記憶部と、
    前記制御情報収集部によって収集された前記複数の端末制御情報および前記複数の通信網制御情報と、過去の制御結果とに基づいて、前記複数の無線通信網の各々が無線通信網として機能するための制約条件の下で、前記要求事項を満たすことを目的とする目的関数を数理計画法を用いて解くことにより、前記複数の端末装置の各々が収容されるべき無線通信網を決定し、その決定した無線通信網に収容されるように前記複数の無線通信網の複数の基地局と前記複数の端末装置とを制御する制御部とを備える制御装置。
  2. 前記制約条件は、
    前記複数の端末装置の各々が前記複数の無線通信網のうちのいずれかの無線通信網に収容されることを示す第1の制約条件と、
    収容先の無線通信網の決定の対象となる対象端末装置が利用できない無線通信網の周波数資源を前記対象端末装置に割り当てないことを示す第2の制約条件と、
    前記対象端末装置が接続できない無線通信網には前記対象端末装置を収容しないことを示す第3の制約条件とを含む、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記端末制御情報は、1つの端末装置が1つの無線通信網の基地局に接続可能か否かを示す第1の端末制御情報を含み、
    前記通信網制御情報は、
    1つの端末装置が1つの無線通信網に接続し、かつ、前記1つの無線通信網の無線資源の全てを利用可能である場合のスループットを示す第1の通信網制御情報と、
    利用可能な無線通信網を示す第2の通信網制御情報と、
    1つの無線通信網に収容可能な端末装置数を示す第3の通信網制御情報とを含む、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記制約条件は、
    端末装置が要求する最低スループットを満たすことを示す第4の制約条件と、
    端末装置の収容先の無線通信網の変更可否を示す第5の制約条件とを更に含む、請求項2に記載の制御装置。
  5. 前記端末制御情報は、1つの端末装置が要求する最低スループットを示す第2の端末制御情報を更に含む、請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記第5の制約条件を用いる場合、前記対象端末装置が以前に収容されていた無線通信網を示す端末制御情報を前記制御情報記憶部から読み出し、その読み出した端末制御情報を用いて前記第5の制約条件を設定して前記目的関数を解き、前記対象端末装置が収容されるべき無線通信網を決定する、請求項5に記載の制御装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の制御装置を備える無線通信システム。
  8. 複数の端末装置の各々が収容されるべき無線通信網を要求事項を満たすように複数の無線通信網から決定し、その決定した無線通信網への端末装置の収容制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    制御情報収集部が、各々が端末装置の制御情報である複数の端末制御情報と、各々が無線通信網の制御情報である複数の通信網制御情報とを収集する第1のステップと、
    制御情報記憶部が、前記制御情報収集部によって収集された前記複数の端末制御情報および前記複数の通信網制御情報と、過去の制御結果とを記憶する第2のステップと、
    制御部が、前記制御情報収集部によって収集された前記複数の端末制御情報および前記複数の通信網制御情報と、前記過去の制御結果とに基づいて、前記複数の無線通信網の各々が無線通信網として機能するための制約条件の下で、前記要求事項を満たすことを目的とする目的関数を数理計画法を用いて解くことにより、前記複数の端末装置の各々が収容されるべき無線通信網を決定し、その決定した無線通信網に収容されるように前記複数の無線通信網の複数の基地局と前記複数の端末装置とを制御する第3のステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 前記制約条件は、
    前記複数の端末装置の各々が前記複数の無線通信網のうちのいずれかの無線通信網に収容されることを示す第1の制約条件と、
    収容先の無線通信網の決定の対象となる対象端末装置が利用できない無線通信網の周波数資源を前記対象端末装置に割り当てないことを示す第2の制約条件と、
    前記対象端末装置が接続できない無線通信網には前記対象端末装置を収容しないことを示す第3の制約条件とを含む、請求項8に記載のコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 前記端末制御情報は、1つの端末装置が1つの無線通信網の基地局に接続可能か否かを示す第1の端末制御情報を含み、
    前記通信網制御情報は、
    1つの端末装置が1つの無線通信網に接続し、かつ、前記1つの無線通信網の無線資源の全てを利用可能である場合のスループットを示す第1の通信網制御情報と、
    利用可能な無線通信網を示す第2の通信網制御情報と、
    1つの無線通信網に収容可能な端末装置数を示す第3の通信網制御情報とを含む、請求項9に記載のコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 前記制約条件は、
    端末装置が要求する最低スループットを満たすことを示す第4の制約条件と、
    端末装置の収容先の無線通信網の変更可否を示す第5の制約条件とを更に含む、請求項9に記載のコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 前記端末制御情報は、1つの端末装置が要求する最低スループットを示す第2の端末制御情報を更に含む、請求項11に記載のコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 前記第3のステップにおいて、前記制御部は、前記第5の制約条件を用いる場合、前記対象端末装置が以前に収容されていた無線通信網を示す端末制御情報を前記制御情報記憶部から読み出し、その読み出した端末制御情報を用いて前記第5の制約条件を設定して前記目的関数を解き、前記対象端末装置が収容されるべき無線通信網を決定する、請求項12に記載のコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 請求項8から請求項13のいずれか1項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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