JP2017163257A - 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電源オフが指示された後に不具合が起きる可能性が生じるのを回避することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】MFP100は、電源オンの指示に起因して起動処理が実行されているときに電源オフが指示されると、起動処理の実行が完了した後からシャットダウン所要時間以上の時間が経過するまで強制的に通電を停止しない。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
電源スイッチを備える画像処理装置としてのMFPはユーザによる電源スイッチのオン/オフ操作に応じて電源制御を行う。通常、MFPの動作中にユーザによって電源スイッチのオフ操作が行われると、MFPは該MFPのシステムに不具合が生じないように、シャットダウン処理を実行した後にMFPのシステムの動作を停止させる。シャットダウン処理の実行が完了すると、MFPは該MFPに設けられる各構成要素への通電を停止する。一方、MFPでは、該MFPのシステムのハングアップ等によってシャットダウン処理が正常に行われない場合がある。このような場合、MFPに設けられる各構成要素への通電が停止されず、MFPのシステムのハングアップが継続されてしまう。これに対応して、電源スイッチのオフ操作が行われてから予め設定された停止猶予時間が経過した場合、シャットダウン処理の実行状況に関わらず、MFPの各構成要素への通電が強制的に停止される技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。停止猶予時間はMFPのシステムが正常に動作する場合にシャットダウン処理の実行に要する時間(以下、「シャットダウン所要時間」という。)より若干長い程度の時間である。
特開2009−58803号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、正常なシャットダウン処理の実行中にMFPの各構成要素への通電が停止されてしまう可能性がある。例えば、電源スイッチのオン操作に起因する起動処理の実行中に電源スイッチのオフ操作が行われた場合、MFPでは、MFPのシステムに不具合が生じないように、起動処理の実行が完了した後にシャットダウン処理の実行が開始される。この場合、MFPでは、各構成要素への通電が停止されるまでに、電源スイッチのオフ操作が行われた後の残りの起動処理の実行の完了に要する時間及びシャットダウン所要時間を合算した時間が必要となる。一方、上述したように、MFPでは、電源スイッチのオフ操作が行われてから停止猶予時間が経過すると、MFPの各構成要素への通電が強制的に停止されてしまう。ここで、電源スイッチのオフ操作が行われた後の残りの起動処理の実行の完了に要する時間及びシャットダウン所要時間を合算した時間が停止猶予時間よりも長ければ、シャットダウン処理の実行が完了する前にMFPの各構成要素への通電が停止される。その結果、電源スイッチのオフ操作が行われた後、MFPのシステムに不具合が起きる可能性が生じるという問題が生じる。
本発明の目的は、電源オフが指示された後に不具合が起きる可能性が生じるのを回避することができる画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、画像処理装置であって、ユーザから電源オフ指示を受信する受信手段と、前記受信手段が前記電源オフ指示を受信したことに従って、前記画像処理装置のシャットダウン処理を実行する実行手段と、前記受信手段が前記電源オフ指示を受信してから予め設定された停止猶予時間が経過したことに従って前記実行手段への電力供給を強制的に停止する電力制御手段とを備え、前記画像処理装置の起動処理が実行されているときに前記受信手段が前記電源オフ指示を受信すると、前記電力制御手段は、前記停止猶予時間より長い猶予時間が経過したことに従って前記実行手段への電力供給を強制的に停止することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、画像処理装置であって、ユーザから電源オフ指示を受信する受信手段と、前記受信手段が前記電源オフ指示を受信したことに従って、前記画像処理装置のシャットダウン処理を実行する実行手段と、前記受信手段が前記電源オフ指示を受信してから予め設定された停止猶予時間が経過したことに従って前記実行手段への電力供給を強制的に停止する電力制御手段とを備え、前記画像処理装置の起動処理が実行されているときに前記受信手段が前記電源オフ指示を受信すると、前記電力制御手段は、前記起動処理の実行が完了した後から前記停止猶予時間の計時を開始することを特徴とする。
本発明によれば、電源オフが指示された後に不具合が起きる可能性が生じるのを回避することができる。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置としてのMFPの構成を概略的に示すブロック図である。 図1の電源制御部による電源制御を説明するための図である。 図1の電源制御部の構成を説明するための構成図である。 図1の電源制御部で実行される通電停止処理の手順を示すフローチャートである。 図4の通電停止処理の変形例の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置としてのMFP100の構成を概略的に示すブロック図である。
図1において、MFP101は、コントローラ101、操作部115、電源スイッチ116、スキャナ部117、及びプリンタ部118を備える。コントローラ101は、操作部115、電源スイッチ116、スキャナ部117、及びプリンタ部118とそれぞれ接続されている。コントローラ101は、CPU102、ROM103、RAM104、電源制御部105、操作部I/F106、及びLANコントローラ107を備える。また、コントローラ101は、HDD109、スキャナ画像処理部110、スキャナI/F111、画像処理部112、プリンタ画像処理部113、及びプリンタI/F114を備える。CPU102、ROM103、RAM104、電源制御部105、操作部I/F106、及びLANコントローラ107はシステムバス108を介して互いに接続されている。HDD109、スキャナ画像処理部110、画像処理部112、及びプリンタ画像処理部113はシステムバス108を介して互いに接続されている。スキャナI/F111はスキャナ画像処理部110と接続され、プリンタI/F114はプリンタ画像処理部113と接続されている。
コントローラ101は、接続された操作部115、電源スイッチ116、スキャナ部117、及びプリンタ部118を制御する。CPU102はROM103に格納されたプログラムを実行してシステムバス108で接続された各構成要素を制御する。ROM103はプログラム及び各データを格納する。RAM104はCPU102の作業領域として用いられ、また、RAM104は画像データ等の一時格納領域として用いられる。電源制御部105はユーザの電源スイッチ116のオン/オフ操作に応じて後述する図2に示すように各構成要素に制御信号を送信して電源制御を行う。また、電源制御部105は、通電中のMFP100における電力モードの移行処理を制御する。電力モードは、MFP100の構成要素のうち必要最小限の構成要素、具体的に、LANコントローラ107及びRAM104にのみ通電する省電力モードや、各処理を即座に実行可能なスタンバイモード等を含む。操作部I/F106は操作部115とデータ通信を行い、LANコントローラ107はLANケーブルを介して接続された外部装置とデータ通信を行う。HDD109は比較的大容量のデータ、例えば、ソフトウェアプログラムや画像データを格納する。スキャナ画像処理部110はスキャナ部117から送信された画像データをスキャナI/F111を介して取得し、取得された画像データに対して補正、加工、及び編集等の各処理を施す。スキャナI/F111はスキャナ部117とデータ通信を行い、スキャナ部117から受信した画像データ等をスキャナ画像処理部110に送信する。画像処理部112はRAM104等に格納された画像データを読み出し、該画像データに対して拡大、縮小、色調整等の画像処理を施す。プリンタ画像処理部113は画像データに印刷を行うための変換処理を施して印刷用画像データを生成し、該印刷用画像データをプリンタI/F114を介してプリンタ部118に送信する。操作部115は図示しない表示部及び操作キーを備え、ユーザによって入力された入力情報を受け付ける。電源スイッチ116はMFP100の電源オン及び電源オフを指示(電源オフ指示)する操作スイッチである。スキャナ部117は図示しない原稿台に配置された原稿を読み取って画像データを生成し、生成された画像データをスキャナI/F111に送信する。プリンタ部118はプリンタ画像処理部113から送信された印刷用画像データをプリンタI/F114を介して取得し、取得された印刷用画像データに基づいて印刷を行う。
次に、MFP100の電源制御について説明する。
図2は、図1の電源制御部105による電源制御を説明するための図である。
MFP100では、コンセント等から取得されたAC電源が、図2の第1の電源供給部201及び第2の電源供給部202によってDC電源に変換されてコントローラ101にそれぞれ通電される。第1の電源供給部201からコントローラ101への通電は、図2に示すように並列接続された電源スイッチ116及びスイッチ203によって制御される。第1の電源供給部201は、電源スイッチ116において電源オンが指示されている間コントローラ101へ通電し続け、コントローラ101のうち、省電力モード時にも動作する電源制御部105、LANコントローラ107、及びRAM104に通電する。第2の電源供給部202からコントローラ101への通電は図2のスイッチ204によって制御される。第2の電源供給部202は、MFP100がスタンバイモードに移行した場合、コントローラ101のうち、電源制御部105、LANコントローラ107、及びRAM104以外の構成要素に通電する。電源制御部105は、スイッチ203,204を含む通電を制御するための各スイッチに制御信号を送信してMFP100に設けられる各構成要素への通電を制御する。ここで、例えば、MFPでは、該MFP100の動作中、ユーザによる電源スイッチ116のオフ操作、つまり、電源オフが指示されると、電源スイッチ116から電源制御部105へ電源オフを指示する図2の制御信号205が送信される。電源制御部105は制御信号205を受信すると、MFP100のシステムに不具合が生じないように、CPU102にMFP100のシステムのシャットダウン処理の実行を指示する図3の割り込み信号305を送信する。シャットダウン処理の実行が完了すると、電源制御部105はスイッチ203,204にコントローラ101への通電の停止を指示する制御信号206,207をそれぞれ送信する。これにより、MFP100では通電が停止される。また、本実施の形態では、電源スイッチ116の他に、LANコントローラ107が外部装置から取得した電源オフの指示に基づいてMFP100の通電を停止可能である。電源制御部105は、外部装置から送信された電源オフの指示をLANコントローラ107を介して取得すると、スイッチ203,204の他に、電源スイッチ116に電源オフを指示する制御信号208を送信する。これにより、電源スイッチ116は該電源スイッチ116に設けられるソレノイド209を用いて該電源スイッチ116をオフに切り替え、MFP100の通電を停止する。
図3は、図1の電源制御部105の構成を説明するための構成図である。
図3において、電源制御部105は、割り込みコントローラ301、起動完了レジスタ302、タイマー303、及び制御部304を備え、割り込みコントローラ301、起動完了レジスタ302、及び制御部304は互いに接続されている。タイマー303は起動完了レジスタ302及び制御部304とそれぞれ接続されている。
割り込みコントローラ301は、電源スイッチ116から制御信号205を受信すると、CPU102に割り込み信号305を送信する。例えば、電源オフを指示する制御信号205を受信した場合、割り込みコントローラ301は、シャットダウン処理の実行を指示する割り込み信号305をCPU102に送信する。これにより、CPU102は該割り込み信号305に基づいてシャットダウン処理を開始する。また、電源スイッチ116から電源オンを指示する制御信号205を受信した場合、割り込みコントローラ301は、起動処理の実行を指示する割り込み信号305をCPU102に送信する。起動処理はCPU102、RAM104、及びLANコントローラ107の初期化処理等を含む。これにより、CPU102は該割り込み信号305に基づいて起動処理を開始する。起動完了レジスタ302は、起動処理の実行が完了した際にCPU102が起動処理の実行が完了した旨を示す完了設定を行うためのレジスタである。例えば、CPU102が割り込みコントローラ301から送信される割り込み信号305を受信可能な状態に移行した場合や、操作部115に通常使用時の画面が表示された場合、CPU102によって完了設定が行われる。起動完了レジスタ302はCPU101によって完了設定が行われると、完了設定が行われた旨を示す完了設定通知306をタイマー303に送信する。
タイマー303は電源スイッチ116から制御信号205を受信すると、予め設定された後述する停止猶予時間の計時を開始する。また、タイマー303は計時を開始してから停止猶予時間が経過すると、制御部304に該停止猶予時間が経過した旨を示す停止猶予時間経過通知307を送信する。制御部304はスイッチ203,204を含む通電を制御するための各スイッチに制御信号を送信して電源制御を行う。例えば、制御部304は、MFP100の動作中にタイマー303から停止猶予時間経過通知307を受信し、起動完了レジスタ302において完了設定が行われていない場合、スイッチ203,204に通電を停止するための制御信号206,207を送信する。
図4は、図1の電源制御部105で実行される通電停止処理の手順を示すフローチャートである。
例えば、電源スイッチ116による電源オンの指示に起因する起動処理の実行中に電源オフが指示された場合、MFP100では、MFP100のシステムに不具合が生じないように、起動処理の実行が完了した後にシャットダウン処理の実行が開始される。この場合、MFP100では、各構成要素への通電が停止されるまでに、電源オフが指示された後の残りの起動処理の実行の完了に要する時間及びシャットダウン所要時間を合算した時間が必要となる。一方、MFP100では、電源オフが指示されてから停止猶予時間が経過すると、MFP100の各構成要素への通電が強制的に停止されてしまう。ここで、電源オフが指示された後の残りの起動処理の実行の完了に要する時間及びシャットダウン所要時間を合算した時間が停止猶予時間よりも長ければ、シャットダウン処理の実行が完了する前にMFP100の各構成要素への通電が停止される。その結果、電源オフが指示された後、MFP100のシステムに不具合が起きる可能性が生じるという問題が生じる。
これに対応して、本実施の形態では、電源オンの指示に起因して起動処理が実行されているときに電源オフが指示されると、起動処理の実行が完了した後からシャットダウン所要時間以上の時間が経過するまで強制的に通電が停止されない。
図4の処理は、MFP100が電源オフ状態である場合を前提とする。
図4において、まず、電源制御部105は電源スイッチ116から電源オンを指示する制御信号205を受信したか否かを判別する(ステップS401)。電源スイッチ116から電源オンを指示する制御信号205を受信した場合、電源制御部105はCPU102に割り込み信号305を送信し、CPU102は受信された割り込み信号305に基づいて起動処理を開始する。電源制御部105は、電源オンを指示する制御信号205を受信すると(ステップS401でYES)、起動完了レジスタ302において完了設定が行われたか否かを判別する(ステップS402)。ステップS402では、例えば、起動完了レジスタ302からタイマー303に完了設定通知306が送信された場合、電源制御部105は起動完了レジスタ302において完了設定が行われたと判別する。一方、起動完了レジスタ302からタイマー303に完了設定通知306が送信されない場合、電源制御部105は起動完了レジスタ302において完了設定が行われないと判別する。
ステップS402の判別の結果、起動完了レジスタ302において完了設定が行われたとき、電源制御部105は電源スイッチ116から電源オフを指示する制御信号205を受信したか否かを判別する(ステップS403)。電源スイッチ116から電源オフを指示する制御信号205を受信した場合、電源制御部105はCPU102に割り込み信号305を送信し、CPU102は受信された割り込み信号305に基づいてシャットダウン処理を開始する。電源制御部105は、電源オフを指示する制御信号205を受信すると(ステップS403でYES)、停止猶予時間として第1の時間を設定する(ステップS404)。停止猶予時間が設定されると、タイマー303は停止猶予時間の計時を開始する。第1の時間は、CPU102が正常に動作する際にシャットダウン処理に要するシャットダウン所要時間に基づいて設定された時間であり、ステップS404では、停止猶予時間としてシャットダウン所要時間より若干長い時間、例えば、90秒が設定される。次いで、電源制御部105はシャットダウン処理を完了したか否かを判別する(ステップS405)。
ステップS405の判別の結果、シャットダウン処理が完了したとき、電源制御部105は後述するステップS407の処理を行う。一方、ステップS405の判別の結果、シャットダウン処理が完了しないとき、電源制御部105は計時を開始してから停止猶予時間が経過したか否かを判別する(ステップS406)。ステップS406では、例えば、制御部304がタイマー303から停止猶予時間経過通知307を受信した場合、計時を開始してから停止猶予時間が経過したと判別する。一方、制御部304がタイマー303から停止猶予時間経過通知307を受信しない場合、計時を開始してから停止猶予時間が経過しないと判別する。
ステップS406の判別の結果、計時を開始してから停止猶予時間が経過しないとき、電源制御部105はステップS405の処理に戻る。一方、ステップS406の判別の結果、計時を開始してから停止猶予時間が経過したとき、電源制御部105はスイッチ203,204に通電の停止を指示する制御信号206,207を送信する(ステップS407)。これにより、コントローラ101への電力供給が停止され(電力制御手段)、MFP100全体の通電も停止される。その後、電源制御部105は本処理を終了する。
ステップS402の判別の結果、起動完了レジスタ302において完了設定が行われないとき、電源制御部105は電源スイッチ116から電源オフを指示する制御信号205を受信したか否かを判別する(ステップS408)。
ステップS408の判別の結果、電源オフを指示する制御信号205を受信しないとき、電源制御部105はステップS402の処理に戻る。一方、ステップS408の判別の結果、電源オフを指示する制御信号205を受信したとき、電源制御部105は停止猶予時間として第2の時間を設定する(ステップS409)。停止猶予時間が設定されると、タイマー303は停止猶予時間の計時を開始する。第2の時間は、CPU102が正常に動作する際に起動処理に要する起動所要時間及びシャットダウン所要時間を合算した合算時間に基づいて設定された時間である。ステップS409では、停止猶予時間として起動所要時間及びシャットダウン所要時間の合算時間より若干長い時間、例えば、120秒が設定される。次いで、電源制御部105はシャットダウン処理が完了したか否かを判別する(ステップS410)。
ステップS410の判別の結果、シャットダウン処理が完了したとき、電源制御部105はステップS407の処理を行う。一方、ステップS410の判別の結果、シャットダウン処理が完了しないとき、電源制御部105は計時を開始してから停止猶予時間が経過したか否かを判別する(ステップS411)。
ステップS411の判別の結果、計時を開始してから停止猶予時間が経過しないとき、電源制御部105はステップS410の処理に戻る。すなわち、本実施の形態では、電源オンの指示に起因して起動処理が実行されているときに電源オフが指示されると、起動処理の実行が完了した後からシャットダウン所要時間以上の時間が経過するまで強制的に通電が停止されない。一方、ステップS411の判別の結果、計時を開始してから停止猶予時間が経過したとき、電源制御部105はステップS407の処理を行う。
上述した図4の処理によれば、電源オンの指示に起因して起動処理が実行されているときに電源オフが指示されると、起動処理の実行が完了した後からシャットダウン所要時間以上の時間が経過するまで強制的に通電が停止されない。これにより、電源オフが指示されてから停止猶予時間が経過したにもかかわらず、シャットダウン処理の実行が完了していない場合、強制的に通電が停止されることがない。その結果、電源オフが指示された後に不具合が起きる可能性が生じるのを回避することができる。
また、上述した図4の処理では、電源オンの指示に起因して起動処理が実行されているときに電源オフが指示されると、電源オフが指示されてから起動所要時間及びシャットダウン所要時間を合算した合算時間が経過するまで強制的に通電が停止されない。これにより、電源オンの指示に起因して起動処理が実行されているときに電源オフが指示されても、シャットダウン処理の実行中に停止猶予時間が経過したことを理由に強制的に通電が停止されるといった事態を確実になくすことができる。
以上、本発明について、上述した実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。
例えば、ステップS409において、電源スイッチのオフ操作が行われた後の残りの起動処理の実行に要する時間及びシャットダウン所要時間を合算した時間に基づいて停止猶予時間を設定してもよい。これにより、起動所要時間及びシャットダウン所要時間を合算した第2の時間に基づいて設定した場合より停止猶予時間を短くすることができ、もって、電源オフが指示されてから通電が停止されるまでの時間を短縮することができる。
また、上述した実施の形態では、電源オフの指示以外のタイミングで停止猶予時間の計時を開始してもよい。
図5は、図4の通電停止処理の変形例の手順を示すフローチャートである。
図5において、まず、電源制御部105は図4のステップS401〜S402と同様の処理を行う。
ステップS402の判別の結果、起動完了レジスタ302において完了設定が行われたとき、電源制御部105は図4のステップS403以降の処理を行う。一方、ステップS402の判別の結果、起動完了レジスタ302において完了設定が行われないとき、電源制御部105は図4のステップS408と同様の処理を行う。
ステップS408の判別の結果、電源オフを指示する制御信号205を受信しないとき、電源制御部105はステップS402の処理に戻る。一方、ステップS408の判別の結果、電源オフを指示する制御信号205を受信したとき、電源制御部105は停止猶予時間として第1の時間を設定する(ステップS501)。停止猶予時間が設定されると、タイマー303は停止猶予時間の計時を開始する。第1の時間はシャットダウン所要時間の他に、起動所要時間にも基づいて設定された時間である。次いで、電源制御部105は起動完了レジスタ302において完了設定が行われたか否かを判別する(ステップS502)。ステップS502では、例えば、起動完了レジスタ302からタイマー303に完了設定通知306が送信された場合、電源制御部105は起動完了レジスタ302において完了設定が行われたと判別する。一方、起動完了レジスタ302からタイマー303に完了設定通知306が送信されない場合、電源制御部105は起動完了レジスタ302において完了設定が行われないと判別する。
ステップS502の判別の結果、起動完了レジスタ302において完了設定が行われたとき、電源制御部105はステップS404以降の処理を行う。すなわち、本実施の形態では、電源オンの指示に起因して起動処理が実行されているときに電源オフが指示されると、起動処理の実行が完了した後から停止猶予時間が経過するまで強制的に通電が停止されない。一方、ステップS502の判別の結果、起動完了レジスタ302に完了設定が行われないとき、電源制御部105はタイマー303が計測を開始してから停止猶予時間が経過したか否かを判別する(ステップS503)。
ステップS503の判別の結果、停止猶予時間が経過しないとき、電源制御部105はステップS502の処理に戻る。一方、ステップS503の判別の結果、停止猶予時間が経過したとき、電源制御部105はステップS407の処理を行う。
上述した図5の処理では、電源オンの指示に起因して起動処理が実行されているときに電源オフが指示されると、起動処理の実行が完了した後から停止猶予時間が経過するまで強制的に通電が停止されない。すなわち、電源オフが指示されても、停止猶予時間の計時は起動処理の実行が完了した後から開始される。これにより、電源オフが指示されてから停止猶予時間が経過したにもかかわらず、シャットダウン処理の実行が完了していない場合に強制的に通電が停止されるという事態が起きるのを回避することができる。その結果、電源オフが指示された後に不具合が起きる可能性が生じるのを回避することができる。
上述した本実施の形態では、一例として、起動処理の実行が完了した後に停止猶予時間の計時が開始される場合について説明したが、停止猶予時間の計時が開始されるタイミングは起動処理の実行が完了した後に限られない。例えば、シャットダウン所要時間に対する停止猶予時間の余剰分の時間だけ起動処理の実行が完了する直前に停止猶予時間の計時を開始してもよい。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像形成装置
105 電源制御部
116 電源スイッチ

Claims (7)

  1. 画像処理装置であって、
    ユーザから電源オフ指示を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記電源オフ指示を受信したことに従って、前記画像処理装置のシャットダウン処理を実行する実行手段と、
    前記受信手段が前記電源オフ指示を受信してから予め設定された停止猶予時間が経過したことに従って前記実行手段への電力供給を強制的に停止する電力制御手段とを備え、
    前記画像処理装置の起動処理が実行されているときに前記受信手段が前記電源オフ指示を受信すると、前記電力制御手段は、前記停止猶予時間より長い猶予時間が経過したことに従って前記実行手段への電力供給を強制的に停止することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理装置の起動処理が実行されているときに前記受信手段が前記電源オフ指示を受信すると、前記電力制御手段は、前記起動処理の実行に要する時間及び前記シャットダウン処理の実行に要する時間を合算した時間が経過したことに従って前記実行手段への電力供給を強制的に停止することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 画像処理装置であって、
    ユーザから電源オフ指示を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記電源オフ指示を受信したことに従って、前記画像処理装置のシャットダウン処理を実行する実行手段と、
    前記受信手段が前記電源オフ指示を受信してから予め設定された停止猶予時間が経過したことに従って前記実行手段への電力供給を強制的に停止する電力制御手段とを備え、
    前記画像処理装置の起動処理が実行されているときに前記受信手段が前記電源オフ指示を受信すると、前記電力制御手段は、前記起動処理の実行が完了した後から前記停止猶予時間の計時を開始することを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記電源オフ指示を受信したことに従って、シャットダウン処理を実行する実行手段を備える画像処理装置の制御方法であって、
    ユーザから電源オフ指示を受信する受信手段と、
    前記受信ステップで前記電源オフ指示を受信してから予め設定された停止猶予時間が経過したことに従って前記実行手段への電力供給を強制的に停止する電力制御ステップとを備え、
    前記画像処理装置の起動処理が実行されているときに前記受信ステップで前記電源オフ指示を受信すると、前記電力制御ステップは、前記停止猶予時間より長い猶予時間が経過したことに従って前記実行手段への電力供給を強制的に停止することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  5. 前記電源オフ指示を受信したことに従って、シャットダウン処理を実行する実行手段を備える画像処理装置の制御方法であって、
    ユーザから電源オフ指示を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで前記電源オフ指示を受信してから予め設定された停止猶予時間が経過したことに従って前記実行手段への電力供給を強制的に停止する電力制御ステップとを備え、
    前記画像処理装置の起動処理が実行されているときに前記受信ステップで前記電源オフ指示を受信すると、前記電力制御ステップは、前記起動処理の実行が完了した後から前記停止猶予時間の計時を開始することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  6. 前記電源オフ指示を受信したことに従って、シャットダウン処理を実行する実行手段を備える画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記画像処理装置の制御方法は、
    ユーザから電源オフ指示を受信する受信手段と、
    前記受信ステップで前記電源オフ指示を受信してから予め設定された停止猶予時間が経過したことに従って前記実行手段への電力供給を強制的に停止する電力制御ステップとを備え、
    前記画像処理装置の起動処理が実行されているときに前記受信ステップで前記電源オフ指示を受信すると、前記電力制御ステップは、前記停止猶予時間より長い猶予時間が経過したことに従って前記実行手段への電力供給を強制的に停止することを特徴とするプログラム。
  7. 前記電源オフ指示を受信したことに従って、シャットダウン処理を実行する実行手段を備える画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記画像処理装置の制御方法は、
    ユーザから電源オフ指示を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで前記電源オフ指示を受信してから予め設定された停止猶予時間が経過したことに従って前記実行手段への電力供給を強制的に停止する電力制御ステップとを備え、
    前記画像処理装置の起動処理が実行されているときに前記受信ステップで前記電源オフ指示を受信すると、前記電力制御ステップは、前記起動処理の実行が完了した後から前記停止猶予時間の計時を開始することを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018183900A (ja) * 2017-04-25 2018-11-22 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
EP3450189A1 (en) * 2017-08-24 2019-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and control method of printing apparatus

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