JP2017162442A - 脳機能改善のための五感機能計測および訓練システム、方法、およびプログラム - Google Patents

脳機能改善のための五感機能計測および訓練システム、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】認知症およびその可能性のある人が知覚(五感)を刺激しながら回想することによって、脳を活性化させて認知機能を回復させることができるシステム、方法、およびプログラムを提供する。【解決手段】利用者端末へ、利用者の個人情報およびコンテンツに関する情報に基づいて抽出した回想用コンテンツの候補を送信する手段と、前記利用者端末から、前記回想用コンテンツの候補の中から選択されたコンテンツを示すデータを受信する手段と、前記利用者端末へ、前記選択されたコンテンツを少なくとも含むコンテンツを配信する手段と、前記利用者端末から、前記配信されたコンテンツによって五官を通じて知覚が刺激された利用者の反応データを受信する手段と、前記受信した反応データに基づいて、前記利用者にとって最適なコンテンツを更新する手段とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、脳機能改善のために、五感の機能を計測および訓練するための技術に関する。
超高齢社会を迎えている我が国にとって、認知症は、非常に大きな社会問題の一つである。認知症の早期発見および改善の方法は未だに確立されておらず、研究が進んでいるのはほとんどが予防分野であり、かつ多くが学術の範囲に止まっている。また、この類の書籍に書かれている内容は、部分的であったり、ワンパターンであったりすることから、実施や継続が非常に困難であり、効果も見えづらい。また、認知症を治療するための薬剤が販売され始めているが、経済的負担や副作用等の身体への負担が軽視できない。
ところで、近年、五感(すなわち、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を刺激することによって脳が活性化されることが明らかになっている。例えば、高齢者の五感を刺激して脳を活性化させる技術として、特許文献1が公開されている。また、ロバート・バトラー氏が提唱している回想法(過去の懐かしい出来事を思い起こす心理療法である)によって脳が活性化されることが知られている。
特開2008−279190号公報
しかしながら、特許文献1では、複数の感覚の間の関連性をプレーヤーに考えさせるだけであって、プレーヤーの五感の劣化状況に応じて刺激しているわけではない。また、特許文献1で用いられている画像等は、プレーヤーが回想できるものではなく、かつ、すべてのプレーヤーに共通のものである。
また、従来、過去のテレビ番組や映画が回想法に用いられているが、多数の映像があるため探し出すのが難しい。すなわち、過去の懐かしい出来事を思い起こすことができる(つまり、脳が活性化される)画像等は人によって異なるため、その人にとって最適な画像等を見つけ出すことは困難である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、認知症およびその可能性のある人が五官を通じて知覚(過去の経験や知識に基づいて、五感によって得られた情報に意味付けをする機能)を刺激しながら回想することによって、脳の認知機能を回復させることができるシステム、方法、およびプログラムを提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明は、利用者端末へ、利用者の個人情報およびコンテンツに関する情報に基づいて抽出した回想用コンテンツの候補を送信する手段と、前記利用者端末から、前記回想用コンテンツの候補の中から選択されたコンテンツを示すデータを受信する手段と、前記利用者端末へ、前記選択されたコンテンツを少なくとも含むコンテンツを配信する手段と、前記利用者端末から、前記配信されたコンテンツによって五官を通じて知覚が刺激された利用者の反応データを受信する手段と、前記受信した反応データに基づいて、前記利用者にとって最適なコンテンツを更新する手段とを備える。
本発明によれば、認知症およびその可能性のある人の五官を通じて知覚(五感)を刺激し、かつ、その人が回想することができる最適なコンテンツを配信することができる。
本発明の一実施形態にかかるサービスの概要図である。 本発明の一実施形態にかかるコンテンツマネジメントシステムの詳細図である。 本発明の一実施形態にかかる顧客データベースの一例である。 本発明の一実施形態にかかる利用者端末の詳細図である。 本発明の一実施形態にかかるデータ解析システムの詳細図である。 本発明の一実施形態にかかるコンテンツマネジメントシステムおよびデータ解析システムにおける処理フローの一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかるコンテンツのタグ情報の一例である。 本発明の一実施形態にかかるイメージ画面である。 本発明の一実施形態にかかるイメージ画面である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるサービスの概要図である。本サービスは、認知症およびその可能性(軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)など)のある人(以下、利用者という)が回想できるコンテンツを配信して、利用者の五官を通じて知覚(五感)に刺激を与えるものである。概要図は、コンテンツマネジメントシステム101、利用者端末102aおよび利用者端末102b(併せて利用者端末102という)、利用者(介護施設)103aおよび利用者(自宅)103b(併せて利用者103という)、データ解析システム104を含む。
コンテンツマネジメントシステム101は、主に、コンテンツを収集および管理して、利用者端末102へ配信するためのシステムである。後段で図2を参照しながら、コンテンツマネジメントシステム101の詳細を説明する。利用者端末102は、配信されたコンテンツを受信するための端末である。利用者端末102は、コンテンツを出力する出力部と、利用者103の五感機能を計測したり脳波を測定したりする入力部とを含む。例えば、利用者端末102は、タブレットおよびタブレットに接続された機器である。後段で図4を参照しながら、利用者端末102の詳細を説明する。利用者103は、利用者端末102を使用する者であり、介護施設の入居者(103a)や在宅介護を受けている高齢者(103b)等が想定される。なお、図1では2つの利用者端末102および2人の利用者103が図示されているが、任意の数の利用者端末102および利用者103が存在することができる。データ解析システム104は、主に、利用者103の五感機能や脳波のデータを解析して、利用者103にとって最適なコンテンツを選び出すためのシステムである。後段で図5を参照しながら、データ解析システム104の詳細を説明する。なお、コンテンツマネジメントシステム101とデータ解析システム104は、1つのシステムであってもよい。
本サービスの流れを説明すると、まず、コンテンツマネジメントシステム101は、コンテンツを収集する。このコンテンツは、利用者103が回想するための(すなわち、過去の懐かしい出来事を思い起こすための)コンテンツである。次に、利用者103は、複数のコンテンツの中から視聴等するコンテンツを選択する。利用者103が、選択したコンテンツを視聴等することにより五官を通じて知覚(五感)が刺激される。人間は、五官から入ってきた情報と、脳内で長期記憶として保持している情報とを結び付けようとする。認知症になっても、長期記憶は失われにくく、認識率がより高い。そのため、利用者103が知覚(五感)を刺激しながら回想することによって、脳が活性化されて認知機能が回復する。データ解析システム104は、知覚(五感)を刺激する前と後の、利用者103の五感機能や脳波の変化を解析して、それぞれの利用者103にとって効果の高いコンテンツを選び出すことができる。
図2は、本発明の一実施形態にかかるコンテンツマネジメントシステムの詳細図である。コンテンツマネジメントシステム101は、コンテンツ候補送信手段201、選択コンテンツ受信手段202、コンテンツ配信手段203、五感機能および脳波データ受信手段204、解析用データ送信手段205、解析結果受信手段206、課金手段207、顧客データベース208、コンテンツサーバ209を含む。コンテンツマネジメントシステム101は、プロセッサおよびメモリを含むコンピュータとすることができる。また、コンテンツマネジメントシステム101は、コンテンツ候補送信手段201、選択コンテンツ受信手段202、コンテンツ配信手段203、五感機能および脳波データ受信手段204、解析用データ送信手段205、解析結果受信手段206、課金手段207として機能させるためのプログラム、または、後述する処理フローを実行するためのプログラム、を格納した記憶媒体を含むことができる。以下、詳細に説明する。
コンテンツ候補送信手段201は、利用者端末102へ、利用者が知覚(五感)を刺激ながら回想して脳を活性化させる(以下、脳エクササイズという)ために用いるコンテンツの候補を示すデータを送信することができる。具体的には、コンテンツ候補送信手段201は、利用者によって入力されたキーワードを表現する複数のコンテンツ(例えば、入力されたキーワードに相当する名称を有するコンテンツ)を送信することができる。コンテンツ候補送信手段201は、顧客データベース208に格納された利用者の個人情報および/またはコンテンツサーバ209に格納されたコンテンツに関する情報に基づいて、コンテンツ候補を決定することができる。例えば、コンテンツ候補送信手段201は、利用者の生年月日・出生地・居住歴と、コンテンツが撮影等された時期・場所とに基づいて、コンテンツ候補を決定することができる。また、例えば、コンテンツ候補送信手段201は、コンテンツの製作者が利用者であるか否かに基づいて、コンテンツ候補を決定することができる(つまり、本人が製作した、あるいは、本人またはその家族等から提供されたコンテンツを優先する)。図8は、コンテンツ候補が利用者端末102上に表示されたときのイメージ画面である。
選択コンテンツ受信手段202は、利用者端末102から、選択されたコンテンツを示すデータを受信することができる。すなわち、利用者は、コンテンツ候補送信手段201から送信された複数のコンテンツの中から、懐かしいと感じることができるコンテンツを選択する。選択コンテンツ受信手段202は、コンテンツ配信手段203が参照できるように、選択されたコンテンツを示すデータをメモリに記録する。なお、利用者によるコンテンツ候補の選択は、本実施形態に係るサービスを最初に利用する際(例えば、介護施設への入居時)に行ってもよいし、定期的(例えば、2〜4回/年)に行ってもよい。あるいは、長期間、利用者によるコンテンツ候補の選択が行なわれない場合、強制的に脳エクササイズ用のコンテンツが別のものに差し替えられるようにしてもよい。
コンテンツ配信手段203は、利用者端末102へ、コンテンツを配信することができる。配信するコンテンツは、利用者によって選択された(つまり、コンテンツ候補送信手段201による送信に応じて選択コンテンツ受信手段202によって選択された)コンテンツでもよいし、その他のコンテンツでもよい。コンテンツ配信手段203は、利用者によって選択されたコンテンツと、その他のコンテンツとの両方を配信して、五感機能や脳波の変化の違いを比較することができる(つまり、利用者によって選択されたコンテンツと、データ解析システム104によって最適であると判断されたコンテンツとの効果の違いを比較することができる)。その他のコンテンツは、過去に利用者が利用したコンテンツのうち効果の高かったコンテンツとすることができる。また、その他のコンテンツは、利用者によって選択されたコンテンツに類似するコンテンツとすることができる。なお、コンテンツ配信手段203は、利用者によって選択されたコンテンツのみを配信することもできる。図9は、コンテンツが利用者端末102上に表示されたときのイメージ画面である。
五感機能および脳波データ受信手段204は、利用者端末102から、脳エクササイズする(つまり、コンテンツを視聴等する)前と後の利用者の五感機能を数値化したデータを受信することができる。また、五感機能および脳波データ受信手段204は、利用者端末102から、脳エクササイズする前と後の利用者の脳波のデータを受信することができる。五感機能および脳波データ受信手段204は、解析用データ送信手段205が参照できるように、受信したデータをメモリに記録する。
解析用データ送信手段205は、データ解析システム104へ、五感機能および脳波データ受信手段204が受信したデータ、および、その受信したデータに対応するコンテンツおよび利用者を示すデータ(すなわち、どの利用者が、どのコンテンツを用いて脳エクササイズをして、どのように五感機能および脳波が変化したかを示すデータ)、利用者の個人情報を送信することができる。
解析結果受信手段206は、データ解析システム104から、解析結果(具体的には、利用者にとって効果の高いコンテンツを示すデータ)を受信することができる。上述のとおり、コンテンツ配信手段203は、解析結果に基づいて、利用者にとって効果の高いコンテンツを配信することができる。
課金手段207は、有料コンテンツを利用した場合に、利用者や介護事業者等に対して課金するための処理を行うことができる。
顧客データベース208は、利用者の個人情報を格納することができる。図3を参照しながら、顧客データベース208の詳細を説明する。
図3は、本発明の一実施形態にかかる顧客データベースの一例である。顧客データベース208は、利用者ごとに「顧客ID」、「氏名」、「生年月日」、「出生地」および「居住歴」と、脳エクササイズの「実施日」、「コンテンツ」、「効果」および「認知機能レベル」と、「解析結果」とのデータを格納することができる。「顧客ID」は、その利用者に付与された識別子である。各利用者は、「顧客ID」で特定されるため、場所(介護施設、自宅等)を問わず、また、端末を問わず、本実施形態に係るサービスを利用することができる。「氏名」は、その利用者の氏名である。「生年月日」は、その利用者の生年月日であり、コンテンツ候補を決定する際にコンテンツ候補送信手段201によって参照される。例えば、コンテンツ候補送信手段201は、「生年月日」から利用者の幼少期を算出して、その時代や年代に関係のあるコンテンツをコンテンツ候補に含めることができる。「出生地」および「居住歴」は、その利用者の出生地、および、1つまたは複数の居住地と居住年数であり、コンテンツ候補を決定する際にコンテンツ候補送信手段201によって参照される。例えば、コンテンツ候補送信手段201は、出生地またはこれまでの居住地に関係のあるコンテンツをコンテンツ候補に含めることができる。脳エクササイズの「実施日」「コンテンツ」「効果」「認知機能レベル」は、利用者が脳エクササイズを実施するたびにデータが追加される。「実施日」は、利用者が脳エクササイズを実施した日である。「コンテンツ」は、その脳エクササイズの際に利用したコンテンツである。「効果」は、その脳エクササイズでの効果(つまり、脳エクササイズ前と後での五感機能や脳波の変化)である。「認知機能レベル」は、実施日における利用者の認知機能のレベルである。例えば、「認知機能レベル」は、五感機能および脳波データ受信手段204が利用者端末102から受信した、利用者の五感機能を数値化したデータに基づいて、レベル分けされ得る。利用者は、このような脳エクササイズの結果を印刷することができる。そのため、例えば、介護施設での脳エクササイズに用いた画像を印刷して自宅へ持ち帰ることができる。「解析結果」は、データ解析システム104によって解析された、その利用者にとって効果の高いコンテンツである。「解析結果」は、利用者が脳エクササイズを実施するたびに追加または更新される。このほか、顧客データベース208は、利用者の身体のデータ(体温、血圧、脈拍、心電図等)を含むことができる。
図2に戻る。コンテンツサーバ209は、利用者端末102へ配信するコンテンツを格納することができる。コンテンツは、例えば、視覚を刺激するための2Dまたは3Dの画像や映像(カラー及びモノクロを含む)等、聴覚を刺激するための音源等、嗅覚を刺激するための香料の調合の割合等、味覚を刺激するための味覚(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味等)を数値化したデータ等、触覚を刺激するための感触を数値化したデータや振動の強弱等、またはこれらを組み合わせたものとすることができる。介護施設の入居者(図1の利用者103a)、在宅介護を受けている高齢者(図1の利用者103b)、その家族、介護事業者等は、利用者が所有する過去の写真やビデオ、校歌や自然の音、懐かしい香りや食物、何かにさわった感触等の情報をコンテンツマネジメントシステム101へ提供する。その他、映画やテレビ番組等の任意のコンテンツが用いられてもよい。コンテンツは、五官のうちの複数の器官が同時に感じることができるコンテンツ(例えば、祭りの画像と、祭りの音と、祭りの香りが組み合わさったコンテンツ)であってもよい。
このように提供されたコンテンツは、データ化されて、コンテンツサーバ209に格納される。これらのコンテンツには、コンテンツに関する情報(タグ情報)が付与される。図7は、タグ情報の一例である。例えば、タグ情報は、コンテンツID(分類コード)、コンテンツ名(呼称(名称)。利用者によるコンテンツ候補の選択の際に、入力されたキーワードに相当する名称を有するコンテンツが抽出される)、コンテンツと関係のある地域や場所の情報、コンテンツと関係のある時代や年代の情報、コンテンツの提供者(製作者)、介護事業者ID(利用者が入居している介護施設のID)といったコンテンツに関する情報が付与される。上述のとおり、コンテンツ候補送信手段201は、コンテンツ候補を決定するときに、コンテンツの地域や場所の情報、時代や年代の情報を参照することができる。また、コンテンツ候補送信手段201は、コンテンツ提供者を参照して、利用者が提供したコンテンツをコンテンツ候補に含めることができる。また、介護事業者は、自己の介護事業者IDを有するコンテンツの利用状況等をコンテンツマネジメントシステム101上で閲覧することができ、誰がどのようなコンテンツに興味があるのかを把握することによって、日常の介護業務に活用することができる。
図4は、本発明の一実施形態にかかる利用者端末の詳細図である。利用者端末102は、コンテンツ候補受信手段401、選択コンテンツ送信手段402、コンテンツ受信手段403、コンテンツ出力手段404、入力手段405、五感機能および脳波データ送信手段406を含む。利用者端末102は、プロセッサおよびメモリを含むコンピュータとすることができる。また、利用者端末102は、コンテンツ候補受信手段401、選択コンテンツ送信手段402、コンテンツ受信手段403、コンテンツ出力手段404、入力手段405、五感機能および脳波データ送信手段406として機能させるためのプログラム、または、後述する処理フローを実行するためのプログラム、を格納した記憶媒体を含むことができる。以下、詳細に説明する。
コンテンツ候補受信手段401は、コンテンツマネジメントシステム101から、脳エクササイズで用いるコンテンツの候補を示すデータを受信することができる。例えば、コンテンツ候補受信手段401は、ディスプレイ等のコンテンツ出力手段404で複数のコンテンツ候補(例えば、画像)を表示させることができる。コンテンツ候補受信手段401は、選択コンテンツ候補手段402が参照できるように、受信したデータをメモリに記録する。
選択コンテンツ送信手段402は、コンテンツマネジメントシステム101へ、コンテンツ候補受信手段401が受信した複数のコンテンツ候補の中から選択されたコンテンツを示すデータを送信することができる。例えば、利用者は、タッチパネル等でコンテンツを選択することができる。
コンテンツ受信手段403は、コンテンツマネジメントシステム101から、コンテンツを受信することができる。コンテンツ受信手段403は、受信したコンテンツの種類に応じて、コンテンツ出力手段404でコンテンツを出力させることができる。
コンテンツ出力手段404は、コンテンツ受信手段403が受信したコンテンツを出力することができる。例えば、コンテンツ出力手段404は、ディスプレイである。ディスプレイは、2D及び3Dのいずれのディスプレイでもよい。ディスプレイは、専用に用いられるディスプレイでもよいし、汎用的なディスプレイでもよい。また、デジタルサイネージのように電子看板等の用途に用いられるものであってもよい。また、ディスプレイは、VR(Virtual Reality)のコンテンツを視聴するためのHDM(Head Mounted Display)ディスプレイでもよい。また、コンテンツ出力手段404は、プロジェクターであってもよく、例えばプロジェクションマッピングのように巨大画面にコンテンツを投影するものでもよい。利用者は、ディスプレイに表示されたコンテンツ(画像や映像)を見ることによって、視覚を刺激することができる。また、例えば、コンテンツ出力手段404は、スピーカーである。利用者は、スピーカーから出るコンテンツ(音源)を聞くことによって、聴覚を刺激することができる。また、コンテンツ出力手段404は、アロマポットやアロマディフューザといった、香りを発生する機器である。利用者は、香料の調合の割合のデータに基づいて発生された香りを嗅ぐことによって、嗅覚を刺激することができる。また、コンテンツ出力手段404は、特定の味の液体等を生成する機器である。利用者は、味覚を数値化したデータに基づいて生成された液体を味わうことによって、味覚を刺激することができる。あるいはコンテンツに応じて味覚サンプルを噴射する味覚サンプル噴射装置でもよい。また、コンテンツ出力手段404は、利用者の手や足等に刺激を与える機器(振動コントローラ)である。利用者は、感触を数値化したデータや振動の強弱を再現した機器に触れることによって、触覚を刺激することができる。
入力手段405は、利用者がコンテンツ出力手段404によって出力されたコンテンツを用いて脳エクササイズする前と後における、利用者の五感機能を計測すること、および、利用者の脳波を測定することができる。例えば、入力手段405は、タッチパネル式のディスプレイ、タブレットに接続された押しボタン等である。また、例えば、入力手段405は、脳波を測定する機器である。また、例えば、入力手段405は、フットペダル、ウェアラブル機器(万歩計(登録商標)、速度計、ジャイロコンパス)、回答用コントローラ、顔センサ、アイトラッキング機器等である。
ここで、利用者の五感機能の計測について説明する。本実施形態では、五感機能の劣化状況を把握することによって、特に劣化した感覚(五感のうちのいずれかの感覚)を重点的に刺激するコンテンツを配信することができる。具体的には、単独でまたは他の感覚との相関で(人間は視覚から8割の情報を得ているため、五感の重み付けは均一ではない)、劣化した感覚を鍛えることができる。あるいは、正常な感覚との組み合わせによって間接的に劣化した感覚を鍛えることができる。また、本実施形態では、未だ劣化せずに機能している他の器官を用いて、脳エクササイズを行ってもよい。
また、本実施形態では、脳エクササイズの前と後での五感機能の変化によって、そのコンテンツが効果的であるか否かを判断することができる。また、本実施形態では、五感機能を数値化したデータに基づいて、顧客データベース208に格納される利用者の「認知機能レベル」のレベル分けをすることができる(すなわち、認知症になると、2つのことを同時に行うのが困難になると言われている。そのため、本実施形態では、利用者に同時に2つのことを行わせること(例えば、映像を見ながら、指示に従って押しボタンを押す)によって、認知機能が衰えているか否かを判断する)。
例えば、視覚の機能を計測するために、コンテンツマネジメントシステム101は、映像内に表示されている物が「特定の動きをしたとき」や「動きを止めたとき」、「その表示物の数が増減したとき」「その表示物の色が変化したとき」等に、利用者に押しボタンを押させることできる。また、例えば、聴覚の機能を計測するために、コンテンツマネジメントシステム101は、音が「聞こえたとき」や「聞こえなくなったとき」、「知っている曲が流れたとき」等に、利用者に押しボタンを押させることができる。また、例えば、触覚の機能を計測するために、コンテンツマネジメントシステム101は、押しボタンが「継続的に振動したとき」や「断続的に振動したとき」等に、利用者に押しボタンを押させることができる。同様に、嗅覚、味覚、触覚の機能を計測するために、コンテンツマネジメントシステム101は、例えば、「特定の香りを嗅いだとき」、「特定の味を味わったとき」、「特定の感触を感じたとき」等に、利用者に押しボタンを押させることができる。
五感機能および脳波データ送信手段406は、コンテンツマネジメントシステム101へ、入力手段405が計測した利用者の五感機能を数値化したデータや入力手段405が測定した利用者の脳波のデータを送信することができる。また、脳波のデータ以外に、体温、脈拍、血圧、呼吸数、発汗量等のデータを用いて、利用者の反応を調べることもできる。
図5は、本発明の一実施形態にかかるデータ解析システムの詳細図である。データ解析システム104は、解析用データ受信手段501、解析手段502、解析結果送信手段503を含む。データ解析システム104は、プロセッサおよびメモリを含むコンピュータとすることができる。また、データ解析システム104は、解析用データ受信手段501、解析手段502、解析結果送信手段503として機能させるためのプログラム、または、後述する処理フローを実行するためのプログラム、を格納した記憶媒体を含むことができる。以下、詳細に説明する。
解析用データ受信手段501は、コンテンツマネジメントシステム101から、利用者の五感機能を数値化したデータおよび脳波データ、それらのデータに対応するコンテンツおよび利用者を示すデータ、ならびに、利用者の個人情報を受信することができる。
解析手段502は、利用者ごとに、脳を活性化させて認知機能を回復させる効果の高いコンテンツを選び出すことができる。例えば、解析手段502は、脳エクササイズの前後で脳波が大きく変化したコンテンツを選び出すことができる。また、解析手段502は、脳波が大きく変化したコンテンツに類似しているコンテンツを選び出すことができる。また、解析手段502は、脳エクササイズの前後で五感機能が回復したコンテンツを選び出すことができる。また、解析手段502は、利用者の五感機能の劣化状況に基づいて、特に劣化した感覚を重点的に刺激するコンテンツを選び出すことができる。また、解析手段502は、コンテンツをスコア化して(例えば、脳波や五感機能の変化等に点数を付与して)、点数の高いコンテンツを選び出すことができる。また、解析手段502は、利用者の嗜好(例えば、コンテンツ候補の選択履歴)に基づいて、コンテンツを選び出すことができる。また、解析手段502は、利用者の「認知機能レベル」に基づいて、コンテンツを選び出すことができる。また、解析手段502は、どのようなコンテンツがどのような五感機能や脳波を有する利用者にとって効果的であるかの分析結果に基づいて、コンテンツを選び出すことができる(すなわち、同じような五感機能や脳波を有する別の利用者にとって効果的であったコンテンツを選び出す)。また、解析手段502は、利用者が脳エクササイズをした時間、利用者が脳エクササイズをしたタイミング、利用者が脳エクササイズをした場所(例えば、自宅で行うか介護施設で行うかによって効果が異なる可能性があるため)に基づいて、コンテンツを選び出すことができる。
図6は、本発明の一実施形態にかかるコンテンツマネジメントシステムおよびデータ解析システムにおける処理フローの一例を示すフローチャートである。
ステップ601で、コンテンツマネジメントシステム101は、利用者端末102へ、コンテンツ候補を送信する。
ステップ602で、コンテンツマネジメントシステム101は、利用者端末102から、ステップ601で送信されたコンテンツ候補の中から利用者によって選択されたコンテンツを受信する。
ステップ603で、コンテンツマネジメントシステム101は、利用者端末102へ、ステップ602で利用者が選択したコンテンツを配信する。併せて、コンテンツマネジメントシステム101は、利用者端末102へ、ステップ602で利用者が選択したコンテンツ以外のコンテンツを配信することもできる。
ステップ604で、コンテンツマネジメントシステム101は、利用者端末102から、ステップ603で配信されたコンテンツを用いて脳エクササイズする前と後における利用者の五感機能を数値化したデータおよび脳波データを受信する。
ステップ605で、データ解析システム104は、コンテンツマネジメントシステム101から、解析用データを受信する。その後、データ解析システム104は、利用者ごとに、脳を活性化させて認知機能を回復させる効果の高いコンテンツを選び出す。
このように、本実施形態の処理によれば、認知症およびその可能性のある人が、知覚(五感)を刺激しながら回想することによって、脳を活性化させて認知機能を回復させることができる。さらに、本実施形態の処理によれば、その人が回想するのに適したコンテンツを選び出すことができる。
[応用例]
次に、脳エクササイズのコンテンツを用いた応用例を説明する。前述の実施形態では、利用者が回想するのに好適なコンテンツを選び出すことができる形態を説明した。以下、この好適なコンテンツのことを、好適回想コンテンツという。以下の応用例では、好適回想コンテンツを用いた更なる形態を説明する。なお、好適回想コンテンツは、前述したように利用者が懐かしく感じるコンテンツとすることができ、産土(うぶすな)好適回想録と呼んでもよい。
一般に、ニューロ・リハビリテーションと呼ばれるリハビリ方法が知られている。ニューロ・リハビリテーションとは、手足を動かす際に意識を集中させることで脳神経への刺激を増やし、例えば脳内出血などで破損した脳神経とは別の箇所で新しい神経回路を生まれやすくするリハビリ方法である。また、脳には可塑性と呼ばれる性質が知られており、脳が損傷した場合でも、正常な部位がその損傷した部分の役割を代替することができることが知られている。
認知症およびその可能性のある人は、脳細胞が部分的に衰えているなどの要因によって、認知機能が低下している場合がある。したがって、仮に認知症およびその可能性のある人が、意識的に手足や体などを動かすことができれば、ニューロ・リハビリテーションのような効果が期待できるので、認知症(特に軽度の認知症患者(MCI))の回復の見込みが向上する。ここで、「意識的に体を動かす」という点が重要な要素となる。
しかしながら、認知症およびその可能性のある人にとっては、この「意識的に体を動かす」ということは難しい動作である。例えば、認知症およびその可能性のある人というのは、2つのことを同時に行うのが困難になると言われている。したがって、ニューロ・リハビリテーションで行われているような、体の特定の部分(例えば手)を「動かすことを強く意識し」、かつ「実際に体(例えば手)を動かす」という2つのことを行わせることは困難である。更には、「手」と「足」とを同時に「意識的に」動かすような所作は、認知症およびその可能性のある人にとっては難しい動作である。
なお、例えば介護施設などでスタッフの声に合わせて体を動かす簡易体操が行われることがある。しかしながら、この簡易体操は、必ずしも「意識的に体を動かしている」ということにはならない。ニューロ・リハビリテーションでは、例えば「動け」と念じて手足を動かす程度まで意識を集中させる必要があり、怠惰的に体を動かしていても「意識的に体を動かしている」ことにはならない。したがって、このような簡易体操は、健康維持には役に立つものの、ニューロ・リハビリテーションで知られた効果を奏する域に達することはできていない。
そこで、本実施形態の応用例として、前述したような好適回想コンテンツを利用者に提供させながら、利用者に運動を行わせる形態を説明する。ここでは、好適回想コンテンツとして映像を用いる場合を例に挙げて説明する。好適回想コンテンツを視聴すると、利用者の例えば、脳波のα波(リラックス度を示す波)とβ波(集中度を示す波)の値(電位)が同時に上がる現象が生じる。つまり、好適回想コンテンツを視聴している利用者は、気分を落ち着かせながら、集中力が増加している状態になっている。このように、利用者に好適回想コンテンツを提供している状態において、体を動かす動作を利用者に行わせる。つまり、利用者が心地良く集中している状態において適度な運動(例えば、息がはずむ程度の運動、じわっと汗を書く程度の運動)を利用者に行わせる。利用者の意識が高まっている状態で体を動かすことになるので、前述した「意識的に体を動かす」ことを、認知症およびその可能性がある人であっても、実施することが可能になる。つまり、意識がはっきりしている状態で例えば「手をあげてください」と指示された場合、好適回想コンテンツを視聴していない状態に比べて「手をあげる」ということを強く意識することになる。従って、あたかもニューロ・リハビリテーションを行っているかのように、認知機能の回復が見込まれることになる。
なお、好適回想コンテンツを提供している状態において利用者に運動をさせる際には、例えば介護施設のスタッフ等が、利用者に声掛けをして、好適回想コンテンツを視聴している利用者に運動を行わせてもよい。あるいは、コンテンツ配信手段203が配信する好適回想コンテンツに、例えば運動を補助する音声(例えば、手を挙げて下さいなど)を挿入した上で、その好適回想コンテンツを配信する形態でもよい。
運動を行わせる段階は、例えば、利用者個々の状態に応じて3段階に分けてもよい。1段階目は、ボタンを押すという手を動かす動作を行わせ、2段階目は、ボタンおよびフットスイッチを押すという手足を動かす動作を行わせ、3段階目は、全身の運動を行わせてもよい。全身の運動の例としては、例えば、映像が始まったらその場で足踏みをさせたり、笛の音が聞こえたら横にステップをさせたりしてもよい。
このような応用例を実現するには、例えば次の構成を採用すればよい。すなわち、コンテンツマネジメントシステム101のコンテンツ配信手段203が好適回想コンテンツを利用者に提供している状態においてその利用者が実行した運動を評価したデータを、五感機能および脳波データ受信手段406が受信する。すなわち、好適回想コンテンツにアクセスした利用者が実行した運動を評価したデータを、五感機能および脳波データ受信手段406が受信する。例えば五感機能および脳波データ受信手段406は、利用者が装着しているセンサ(入力手段405)にて測定され、利用者端末102の五感機能および脳波データ送信手段406から送信されたデータを受信してもよい。あるいは、運動を実行した利用者又は介護スタッフ等が利用者端末を用いて入力した主観評価や客観評価を示すデータを受信してもよい。主観評価とは、例えば運動を実行した利用者が、「楽しかった」「疲れた」「思うように体が動かせたか」といった自己評価とすることができる。客観評価とは、介護スタッフ等が運動を実行した利用者の「運動レベル」「スピード」「適正度」等の客観的な評価とすることができる。解析用データ送信手段205は、このように受信したデータ(運動を評価したデータ)をデータ解析システム104に送信する。
データ解析システム104の解析手段502は、運動を評価したデータを解析し、その解析結果に基づいて利用者に適した運動メニューを作成することができる。解析結果送信手段503は、解析手段502によって作成されたその運動メニューを、コンテンツマネジメントシステム101又は利用者端末102に送信してもよい。また、解析結果は、利用者端末102に送信されて利用者端末102で表示されてもよいし、不図示のプリンタで解析結果が印刷された用紙が出力されてもよい。
以上説明したように、好適回想コンテンツを提供している状態で利用者が運動することを行わせることで、前述した「意識的に体を動かす」ことが実現されることになる。したがって、従来知られているようなニューロ・リハビリテーションと同等の効果が見込まれる。なお、ここでは好適回想コンテンツが映像コンテンツの場合を例に挙げて説明したが、映像に限られるものではなく、前述した各種のコンテンツを用いてよい。例えば、利用者が心地よく感じる匂いを嗅がせながら、利用者に運動を行わせてもよい。また、映像をみせ、かつ、匂いを嗅がせながら、利用者に運動を行わせてもよい。その他、前述した五感の少なくともいずれかを刺激させながら利用者に運動を行わせればよい。五感を刺激させて意識が高まっている状態で利用者に運動を行わせれば、認知症またはその可能性がある人が「意識的に体を動かす」ことと同等の効果が得られることになるので、認知症(特に軽度の認知症)の改善が期待できる。
なお、この好適回想コンテンツを提供している状態で利用者が運動をするということは、コーピングと呼ばれる方法と同等の効果もまた見込まれる。コーピングとは、気晴らしになることや、楽しい気持ちになることなどを繰り返し行い、習慣化することでストレスをコントロールするストレス対処方法である。したがって、この好適回想コンテンツを提供している状態で運動をさせたり、歌を歌わせたりするなどによってコーピングも実現することが可能である。つまり、これまでは主に利用者を認知症またはその可能性がある人を例に挙げて説明したが、うつ病またはその可能性がある人に対して前述のシステムを提供した場合にも、利用者のストレスを解消させることが可能となる。
101 コンテンツマネジメントシステム
102 利用者端末
103 利用者
104 データ解析システム
201 コンテンツ候補送信手段
202 選択コンテンツ受信手段
203 コンテンツ配信手段
204 五感機能および脳波データ受信手段
205 解析用データ送信手段
206 解析結果受信手段
207 課金手段
208 顧客データベース
209 コンテンツサーバ
401 コンテンツ候補受信手段
402 選択コンテンツ送信手段
403 コンテンツ受信手段
404 コンテンツ出力手段
405 入力手段
406 五感機能および脳波データ送信手段
501 解析用データ受信手段
502 解析手段
503 解析結果送信手段

Claims (7)

  1. 利用者端末へ、利用者の個人情報およびコンテンツに関する情報に基づいて抽出した回想用コンテンツの候補を送信する手段と、
    前記利用者端末から、前記回想用コンテンツの候補の中から選択されたコンテンツを示すデータを受信する手段と、
    前記利用者端末へ、前記選択されたコンテンツを少なくとも含むコンテンツを配信する手段と、
    前記利用者端末から、前記配信されたコンテンツによって五官を通じて知覚が刺激された利用者の反応データを受信する手段と、
    前記受信した反応データに基づいて、前記利用者にとって最適なコンテンツを更新する手段と
    を備えたことを特徴とするシステム。
  2. 前記反応データは、五感機能を数値化したデータおよび脳波データであって、前記利用者にとって最適なコンテンツは、前記反応データの変化に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記反応データは、前記コンテンツにアクセスした前記利用者が実行した運動を評価したデータを含む、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 利用者端末へ、利用者の個人情報およびコンテンツに関する情報に基づいて抽出した回想用コンテンツの候補を送信するステップと、
    前記利用者端末から、前記回想用コンテンツの候補の中から選択されたコンテンツを示すデータを受信するステップと、
    前記利用者端末へ、前記選択されたコンテンツを少なくとも含むコンテンツを配信するステップと、
    前記利用者端末から、前記配信されたコンテンツによって五官を通じて知覚が刺激された利用者の反応データを受信するステップと、
    前記受信した反応データに基づいて、前記利用者にとって最適なコンテンツを更新するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  5. 前記反応データは、五感機能を数値化したデータおよび脳波データであって、前記利用者にとって最適なコンテンツは、前記反応データの変化に基づいて決定されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記反応データは、前記コンテンツにアクセスした前記利用者が実行した運動を評価したデータを含む、請求項4または5に記載の方法。
  7. 請求項4から6のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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