JP2017161656A - 梱包部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】開梱することなくカートリッジに関する情報を確認することができる梱包部材を提供する。【解決手段】梱包部材1は、画像形成装置で使用されるカートリッジ9を梱包する部材であって、カートリッジ9を収容するカートリッジ収容体2を備える。カートリッジ収容体2は、外側に向けて突出し、衝撃が加わった際に変形して衝撃を和らげる中空の緩衝凸部12,22と、収容されたカートリッジ9に関する情報を外部から確認可能とする情報確認部100(孔110)とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置で使用されるカートリッジを梱包する梱包部材に関する。
画像形成装置に用いられるカートリッジを梱包する梱包部材として、特許文献1には、カートリッジを収納する凹部を有する枠体部と、凹部を塞ぐ蓋部と、枠体部に対して蓋部を回動可能に結合するヒンジ部と、凹部を塞いだ状態にするために枠体部と蓋部とが結合した接合部と、蓋部を開く際に接合部を蓋部から分離して枠体部に残すために、蓋部から除去可能に設けられた分離部とを有するものが知られている。
ところで、従来技術の梱包部材は、蓋部で枠体部の凹部を塞いで枠体部と蓋部とを結合すると、分離部を除去して開梱しなければ、梱包されているカートリッジの種類などのカートリッジに関する情報を確認することができないという問題があった。
そこで、本発明は、開梱することなくカートリッジに関する情報を確認することができる梱包部材を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の梱包部材は、画像形成装置で使用されるカートリッジを梱包する梱包部材であって、カートリッジを収容するカートリッジ収容体を備える。
カートリッジ収容体は、外側に向けて突出し、衝撃が加わった際に変形して衝撃を和らげる中空の緩衝凸部と、収容されたカートリッジに関する情報を外部から確認可能とする情報確認部とを有する。
カートリッジ収容体は、外側に向けて突出し、衝撃が加わった際に変形して衝撃を和らげる中空の緩衝凸部と、収容されたカートリッジに関する情報を外部から確認可能とする情報確認部とを有する。
このような構成によれば、収容されたカートリッジに関する情報を外部から確認可能な情報確認部を有することで、開梱することなくカートリッジに関する情報を確認することができる。
本発明によれば、開梱することなくカートリッジに関する情報を確認することができる。
次に、第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下において、方向は、説明の便宜上、図1における手前側を「前」、奥側を「後」とし、左右を「左右」とし、上下を「上下」とする。この方向は、梱包部材の実際の前後、左右および上下と、必ず一致するというわけではない。
図1(a)に示すように、梱包部材1は、レーザプリンタなどの画像形成装置で使用されるカートリッジ9を梱包するための部材であり、カートリッジ収容体2と、収容箱3とを主に備えて構成されている。
収容箱3は、カートリッジ収容体2を収容する略直方体形状の箱であり、一例として、段ボールなどの紙によって形成されている。梱包部材1は、収容箱3の左側の側面を開くことで、収容箱3内からカートリッジ収容体2を取り出すことができるようになっている。なお、収容箱3の左側の壁には、例えば、上下方向中央付近に、前後に延びる図示しないミシン目が上下に並んで2つ形成されており、2つのミシン目の間の部分を分離して除去することで、収容箱3の左側の側面が開くようになっている。
詳細については後で説明するが、カートリッジ収容体2には、分離部50が設けられている。カートリッジ収容体2は、図1(b)に示すように、分離部50を分離して除去することで、図2に示すように、開くことができ、これによって、内部に収容されたカートリッジ9を取り出すことができるようになっている。
カートリッジ9は、一例として、ドラム状の感光体91と、フレーム92とを主に備えている。感光体91は、導電性を有する円筒状のドラムの外周面に感光層を形成した部材である。フレーム92は、感光体91を回転可能に保持するとともに、現像剤の一例としてのトナーを収容する図示しないトナー収容室を形成する部材である。
また、カートリッジ9は、識別部80を有している。識別部80は、カートリッジ9に関する情報を有する部分である。本実施形態において、識別部80は、カートリッジ9に付された「BLACK」との文字81である。識別部80としての文字81は、「カートリッジ9に関する情報」として、カートリッジ9に収容されているトナーの色がブラックであるという情報を有している。
カートリッジ収容体2は、カートリッジ9を収容する部材であり、一例として、ポリエチレンテレフタレートやポリプロピレンなどの樹脂によって形成されている。なお、本明細書において、カートリッジ収容体2は、特に説明しない限り、透明ではないものとする。ここで、「透明」とは、可視光が透過するという意味の透明であり、つまり、カートリッジ収容体2を外部から見て、その内部を視認することができるという意味の透明である。逆に、透明ではないとは、外部から見て、その内部を視認することができないという意味である。
カートリッジ収容体2は、枠体10と、蓋20とを備えている。また、カートリッジ収容体2には、蓋20を開くための分離部50と、情報確認部100とが設けられている。
枠体10は、枠体本体11と、緩衝凸部12と、フランジ部13とを主に有している。
枠体本体11は、収容凹部の一例として、下に向けて凹む形状の枠側収容凹部11Aを有している。枠側収容凹部11Aは、カートリッジ9を収容するための凹部である。
枠体本体11は、収容凹部の一例として、下に向けて凹む形状の枠側収容凹部11Aを有している。枠側収容凹部11Aは、カートリッジ9を収容するための凹部である。
緩衝凸部12は、枠体本体11の下側の壁から上下方向の外側、具体的には、下側に向けて突出する中空の凸部であり、梱包部材1に衝撃が加わった際につぶれるなどの変形をして衝撃を和らげるように構成されている。緩衝凸部12は、枠体本体11の下側の壁に複数、具体的には、4つ設けられている。詳しくは、緩衝凸部12は、枠体本体11の下側の壁の左右の端部において2つが前後に並んで設けられている。
フランジ部13は、枠体本体11の、枠側収容凹部11Aの開口縁を形成する前後および左右の壁の端部から前後および左右に向けて延出する部分であり、枠体本体11を取り囲むように略矩形の枠状に形成されている。フランジ部13は、左右の端部および後端部が下方に向けて屈曲していることで、枠体10の剛性を高めている。
図3(a),(b)に示すように、蓋20は、カートリッジ9がカートリッジ収容体2に収容された収容状態において枠側収容凹部11Aを塞ぐように枠体10の上側に配置される部材であり、蓋本体21と、緩衝凸部22と、フランジ部23とを主に有している。
蓋本体21は、収容状態において上に向けて凹む形状の蓋側収容凹部21Aを有している。蓋側収容凹部21Aは、カートリッジ9を収容するための凹部であり、枠側収容凹部11Aとともにカートリッジ9の収容空間を形成している。
蓋本体21は、収容状態において上に向けて凹む形状の蓋側収容凹部21Aを有している。蓋側収容凹部21Aは、カートリッジ9を収容するための凹部であり、枠側収容凹部11Aとともにカートリッジ9の収容空間を形成している。
緩衝凸部22は、収容状態における蓋本体21の上側の壁から上下方向の外側、具体的には、上側に向けて突出する中空の凸部であり、緩衝凸部12と同様に、梱包部材1に衝撃が加わった際につぶれるなどの変形をして衝撃を和らげるように構成されている。緩衝凸部22は、蓋本体21の上側の壁に複数、具体的には、6つ設けられている。詳しくは、緩衝凸部22は、蓋本体21の上側の壁の左右の端部および中央部において2つが前後に並んで設けられている。
フランジ部23は、蓋本体21の、蓋側収容凹部21Aの開口縁を形成する前後および左右の壁の端部から前後および左右に向けて延出する部分であり、蓋本体21を取り囲むように略矩形の枠状に形成されている。フランジ部23は、左右の端部および後端部が上方に向けて屈曲していることで、蓋20の剛性を高めている。
フランジ部13とフランジ部23とは、枠体10に対して蓋20が閉じられた状態で互いに重なり合うような同等のサイズに形成されている。なお、フランジ部13とフランジ部23とは、同等のサイズでなくてもよい。
枠体10と蓋20は、枠側収容凹部11Aの両側の位置、具体的には、枠側収容凹部11Aの前後両側の位置で連結している。詳しくは、枠体10と蓋20は、枠側収容凹部11Aの後側において、フランジ部13,23の後端部が、例えば、溶着されたり、接着されたりすることで、互いに連結している。また、枠体10と蓋20は、枠側収容凹部11Aの前側において、フランジ部13,23の前端がつながって一体に形成されていることで、互いに連結している。枠体10と蓋20は、フランジ部13,23の前端が一体につながっていることで、1部材として形成されている。
分離部50は、収容箱3に対するカートリッジ収容体2の取り出し方向に沿って左右に延びる部分であり、枠体10および蓋20から分離可能に設けられている。詳しくは、分離部50は、枠側収容凹部11Aの前後両側の一方側である前側に設けられている。より詳しくは、分離部50は、フランジ部13,23の前端部の前側部分として一体に設けられ、枠体10および蓋20とは、カートリッジ収容体2の取り出し方向に沿って延びる切り離し可能に形成されたミシン目51によって区画されている。
図2に示すように、蓋20は、分離部50を枠体10および蓋20から分離することで枠体10との前側の連結が解除され、フランジ部13,23の後端部の連結部分付近を中心に回動させることで枠体10に対して開閉することができる。
カートリッジ収容体2は、一例として、加熱した樹脂シートを型に密着させることで成形することができる。具体的には、カートリッジ収容体2は、例えば、加熱した樹脂シートを型に吸引して成形する真空成形や、加熱した樹脂シートを圧縮空気の力で型に密着させて成形する圧空成形、加熱した樹脂シートを雌型に固定し、雄型を押し込むことで成形する絞り成形などによって成形することができる。カートリッジ収容体2を成形するための樹脂シートの厚みは、一例として、0.1〜1.0mmであることが望ましい。
図3(a),(b)に示すように、情報確認部100は、カートリッジ収容体2に収容されたカートリッジ9に関する情報を外部から確認可能とする部分である。本実施形態において、情報確認部100は、カートリッジ9に設けられた識別部80を外部から確認可能に設けられている。具体的に、本実施形態の情報確認部100は、カートリッジ収容体2の蓋20に形成された長方形の孔110である。
情報確認部100としての孔110は、カートリッジ収容体2に形成された緩衝凸部22などの凸部以外の部分に設けられている。具体的には、孔110は、蓋本体21の平らな上側の壁に、上下に貫通するように設けられている。また、情報確認部100としての孔110は、カートリッジ9の識別部80が付された面に直交する方向から見て、識別部80としての文字81と対向する位置に設けられている。
このような構成により、情報確認部100としての孔110は、カートリッジ収容体2にカートリッジ9が収容された状態において、カートリッジ9の識別部80を当該孔110を通して外部から確認可能、つまり、視認することができるように設けられている。
以上説明した本実施形態によれば、カートリッジ収容体2が、収容されたカートリッジ9に関する情報、具体的には、当該情報を持つ識別部80を外部から確認可能な情報確認部100としての孔110を有するので、開梱することなくカートリッジ9に関する情報、具体的には、カートリッジ9に収容されているトナーの色がブラックであるという情報を確認することができる。
また、情報確認部100としての孔110がカートリッジ9に設けられた識別部80を外部から確認可能に設けられているので、カートリッジ収容体2自体に、例えば、文字などを付す必要がない。そのため、カートリッジ9の種類や仕様、例えば、収容されているトナーの色の違いなどに関わらずに、カートリッジ収容体2を共通して種類や仕様の異なるカートリッジ9の梱包に用いることができる。
また、情報確認部100が識別部80と対向する位置に設けられているので、情報確認部100を孔110のような簡単な構成とすることができる。また、情報確認部100が識別部80と対向する位置に設けられているので、識別部80を容易に確認することができる。
また、情報確認部100が、カートリッジ収容体2の外側に向けて突出する緩衝凸部22などの凸部以外の部分に設けられているので、情報確認部100を識別部80に近づけて設けることができる。特に本実施形態では、情報確認部100が、カートリッジ9のフレーム92に略平行な、蓋本体21の平らな壁に設けられているので、情報確認部100を識別部80により近づけて設けることができる。これにより、識別部80を情報確認部100を介して外部から確認しやすくなるので、識別部80をより容易に確認することができる。
次に、第2実施形態について説明する。なお、以下では、先に説明した形態と同様の構成要素については同一符号を付して適宜説明を省略し、先に説明した形態と異なる点について詳細に説明する。
図4(a)に示すように、識別部80は、カートリッジ9に付されたバーコード82である。識別部80としてのバーコード82は、「カートリッジ9に関する情報」として、カートリッジ9にバーコード82が設けられているという情報を有している。
情報確認部100は、カートリッジ収容体2の蓋20に形成された四角形(長方形)の孔112である。孔112のサイズは、カートリッジ9の識別部80が付された面に直交する上方向から見て、識別部80としてのバーコード82のサイズよりも大きくなっている。
情報確認部100は、カートリッジ収容体2の蓋20に形成された四角形(長方形)の孔112である。孔112のサイズは、カートリッジ9の識別部80が付された面に直交する上方向から見て、識別部80としてのバーコード82のサイズよりも大きくなっている。
また、図4(b)に示す形態において、識別部80は、カートリッジ9に付されたQRコード(登録商標)などの2次元コード83である。識別部80としての2次元コード83は、「カートリッジ9に関する情報」として、カートリッジ9に2次元コード83が設けられているという情報を有している。
情報確認部100は、カートリッジ収容体2の蓋20に形成された四角形(略正方形)の孔113である。孔113のサイズは、上方向から見て、識別部80としての2次元コード83のサイズよりも大きくなっている。
情報確認部100は、カートリッジ収容体2の蓋20に形成された四角形(略正方形)の孔113である。孔113のサイズは、上方向から見て、識別部80としての2次元コード83のサイズよりも大きくなっている。
このような構成によれば、孔112,113のサイズが識別部80のサイズよりも大きいことで、識別部80を容易に確認することができる。また、孔112,113のサイズが識別部80のサイズよりも大きいことで、識別部80としてのバーコード82または2次元コード83を、公知の読取装置を用いて、カートリッジ9がカートリッジ収容体2に収容された状態においても読み取ることが可能となる。
次に、第3実施形態について説明する。
図5(a),(b)に示すように、識別部80は、カートリッジ9に設けられた接触読み取り式のICチップ84である。ICチップ84は、上から見て、正方形状をなしており、複数、具体的には、4つの電気接点84Aを有している。ICチップ84は、公知の読取装置の端子を電気接点84Aに接触させることで、記憶されている情報を読み取ることができるように構成されている。識別部80としてのICチップ84は、「カートリッジ9に関する情報」として、カートリッジ9にICチップ84が設けられているという情報を有している。
図5(a),(b)に示すように、識別部80は、カートリッジ9に設けられた接触読み取り式のICチップ84である。ICチップ84は、上から見て、正方形状をなしており、複数、具体的には、4つの電気接点84Aを有している。ICチップ84は、公知の読取装置の端子を電気接点84Aに接触させることで、記憶されている情報を読み取ることができるように構成されている。識別部80としてのICチップ84は、「カートリッジ9に関する情報」として、カートリッジ9にICチップ84が設けられているという情報を有している。
情報確認部100は、カートリッジ収容体2の蓋20に形成された四角形(略正方形)の孔114である。孔114は、カートリッジ収容体2の、ICチップ84が配置された面と平行な面に1つ形成されている。具体的に、孔114は、カートリッジ9のフレーム92のICチップ84が配置された面と平行な、蓋本体21の上側の壁に形成されている。
孔114のサイズは、上方向から見て、識別部80としてのICチップ84のサイズよりも大きくなっている。孔114のサイズ、具体的には、孔114の面積は、ICチップ84の面積の1.01〜1.50倍であることが望ましい。
また、孔114は、対向する1組の辺、例えば、左右の辺の長さが3〜10mmであることが望ましい。また、孔114は、前述した対向する1組の辺に交差する他の1組の辺、例えば、前後の辺の長さが3〜10mmであることが望ましい。
本実施形態において、カートリッジ収容体2は、導電性材料を含んでいることが望ましい。例えば、カートリッジ収容体2は、導電性を有する樹脂から形成することができる。
このような構成によれば、孔114の面積(サイズ)が識別部80の面積(サイズ)よりも大きいので、識別部80を容易に確認することができる。また、孔114が識別部80よりも大きいので、識別部80としてのICチップ84を、カートリッジ9がカートリッジ収容体2に収容された状態においても読み取ることが可能となる。さらに、孔114が識別部80よりも大きいので、読取装置の端子を孔114に差し込んでICチップ84の電気接点84Aに容易にアクセスすることができる。
また、孔114がカートリッジ収容体2のICチップ84が配置された面と平行な面に形成されているので、例えば、孔が緩衝凸部22などに形成される構成と比較して、読取装置の端子を孔114に差し込んでICチップ84の電気接点84Aに容易にアクセスすることができる。
一方で、四角形の孔114の辺の長さを3〜10mmと小さくすることで、孔114を通して指などがICチップ84に触れてしまうことを抑制することができる。
また、カートリッジ収容体2が導電性材料を含む構成とすることで、静電気によるICチップ84の損傷を抑制することができる。また、静電気によってカートリッジ収容体2の表面に埃などが付着することを抑制することができる。
次に、第3実施形態の変形例について説明する。
図5(c)に示すように、本変形例において、情報確認部100としての孔115は、ICチップ84の電気接点84Aの数と同じ数だけ形成されている。具体的には、孔115の数は、4個である。そして、4個(複数)の孔115は、対応する電気接点84Aと対向する位置に配置されている。
図5(c)に示すように、本変形例において、情報確認部100としての孔115は、ICチップ84の電気接点84Aの数と同じ数だけ形成されている。具体的には、孔115の数は、4個である。そして、4個(複数)の孔115は、対応する電気接点84Aと対向する位置に配置されている。
詳しくは、ICチップ84の4つの電気接点84Aは、左右に並ぶ2つの電気接点84Aの組が、前後に並ぶように2組配置されている。孔115は、この4つの電気接点84Aの配置に対応して、左右に並ぶ2個の孔115の組が、前後に並ぶように2組配置されており、対応する電気接点84Aが外部(上方向)から確認可能となるように対向して設けられている。
このような構成によれば、ICチップ84の電気接点84Aと読取装置の端子とのアクセス性を確保しながら、各孔115のサイズを、例えば、孔114のサイズよりも小さくすることができるので、孔115を通して指などがICチップ84に触れてしまうことをより確実に抑制することができる。
なお、本実施形態では、4つの電気接点84Aを有するICチップ84を例示したが、これに限定されず、例えば、ICチップが有する電気接点は、例えば、2つでもよいし、3つでもよい。この場合、図4(c)の形態においては、ICチップの電気接点が2つであれば、情報確認部としての孔の数は2個であることが望ましく、ICチップの電気接点が3つであれば、情報確認部としての孔の数は3個であることが望ましい。
次に、第4実施形態について説明する。
図6(a)に示すように、カートリッジ収容体2は、情報確認部100として蓋部材120を有している。蓋部材120は、カートリッジ収容体2の蓋20に対して変位可能に設けられており、図6(b)に示すように、変位したときにカートリッジ収容体2の蓋20に孔116を形成するように構成されている。つまり、蓋部材120は、蓋20に形成された孔116に嵌め込まれたような、いわば窓として設けられている。情報確認部100としての蓋部材120は、識別部80としてのICチップ84を外部から視認可能な透明の部材である。
図6(a)に示すように、カートリッジ収容体2は、情報確認部100として蓋部材120を有している。蓋部材120は、カートリッジ収容体2の蓋20に対して変位可能に設けられており、図6(b)に示すように、変位したときにカートリッジ収容体2の蓋20に孔116を形成するように構成されている。つまり、蓋部材120は、蓋20に形成された孔116に嵌め込まれたような、いわば窓として設けられている。情報確認部100としての蓋部材120は、識別部80としてのICチップ84を外部から視認可能な透明の部材である。
このような構成によれば、蓋部材120が孔116に嵌って孔116を塞いでいることで、カートリッジ収容体2内に埃などが入り込むことを抑制することができる。これにより、例えば、埃などがICチップ84の電気接点84Aなどに付着することを抑制することができる。一方、図6(b)に示すように、蓋部材120を押し込んで蓋20から変位させると、孔116が形成されることで、ICチップ84の電気接点84Aと読取装置の端子とのアクセス性を確保することができる。これにより、読取装置を使ってICチップ84に記憶されている情報を読み取ることができる。
また、図6(a)に示すように、蓋部材120が孔116に嵌っている状態であっても、蓋部材120が透明であるので、識別部80を外部から確認することができる。
なお、本実施形態では、蓋部材120が透明である構成を例示したが、これに限定されず、例えば、蓋部材は、透明でない構成であってもよい。これによっても、蓋部材があることで、カートリッジ収容体内に埃などが入り込むことを抑制することができる。また、蓋部材を変位させてカートリッジ収容体に孔を形成することで、ICチップなどの識別部を外部から確認することができる。
また、本実施形態では、図6(b)に示したように、蓋部材120は、カートリッジ収容体2に対して変位させた後も、一部がカートリッジ収容体2につながっていたが、これに限定されるものではない。例えば、蓋部材は、カートリッジ収容体に対して変位させた後は、カートリッジ収容体から完全に分離する(外れる)構成であってもよい。
次に、第5実施形態について説明する。
図7(a),(b)に示すように、識別部80は、カートリッジ9に付された色85である。識別部80としての色85は、「カートリッジ9に関する情報」として、カートリッジ9に収容されているトナーの色の情報を有している。
図7(a),(b)に示すように、識別部80は、カートリッジ9に付された色85である。識別部80としての色85は、「カートリッジ9に関する情報」として、カートリッジ9に収容されているトナーの色の情報を有している。
カートリッジ収容体2は、低透光部131と、高透光部132とを有している。具体的には、枠体10の枠体本体11の壁および蓋20の蓋本体21の壁のうち、情報確認部100が高透光部132であり、情報確認部100以外の部分が低透光部131である。
高透光部132は、低透光部131よりも可視光の透光性が高い部分である。具体的には、高透光部132は、低透光部131よりも肉薄となっている。詳しくは、枠体10および蓋20は、高透光部132を構成する壁の厚みが、低透光部131を構成する壁の厚みよりも薄くなっている。
本実施形態において、高透光部132は、カートリッジ収容体2に形成された緩衝凸部22などの凸部以外の部分に設けられている。具体的には、高透光部132は、蓋本体21の平らな上側の壁に設けられている。また、高透光部132は、カートリッジ9の識別部80が付された面に直交する方向から見て、識別部80としての色85と対向する位置に設けられている。
このような構成により、高透光部132からは、カートリッジ収容体2にカートリッジ9が収容された状態において、カートリッジ9に付された識別部80としての色85が透けて見えるようになっている。
このような構成によれば、高透光部132から識別部80としての色85が透けて見えるので、開梱することなくカートリッジ9に関する情報、具体的には、カートリッジ9に収容されているトナーの情報を確認することができる。また、カートリッジ収容体2に孔が形成されているわけではないので、カートリッジ収容体2内に埃などが入り込むことを抑制することができる。
また、高透光部132が識別部80と対向する位置に設けられているので、高透光部132を通して識別部80を容易に確認することができる。
また、高透光部132が、カートリッジ収容体2の外側に向けて突出する緩衝凸部22などの凸部以外の部分に設けられているので、高透光部132を識別部80に近づけて設けることができる。特に本実施形態では、高透光部132が、カートリッジ9のフレーム92に略平行な、蓋本体21の平らな壁に設けられているので、高透光部132を識別部80により近づけて設けることができる。これにより、高透光部132を通して識別部80をより容易に確認することができる。
また、高透光部132が蓋20に設けられていることで、カートリッジ収容体2を、枠体10を下にして置いたときに、上側となる蓋20に高透光部132が配置されることになるので、高透光部132の存在を気付きやすくすることができる。また、高透光部132を通して識別部80を容易に確認することができる。
次に、第6実施形態について説明する。
本実施形態は、情報確認部100としての高透光部132が、カートリッジ収容体2に設けられた凸部に設けられている構成である。具体的には、図8(a)に示すように、高透光部132は、カートリッジ収容体2が当該カートリッジ収容体2の外側に向けて突出する中空の凸部24を複数有する構成において、複数の凸部24のうち、他の凸部24よりも外側への突出量が大きい凸部24Aに設けられている。
本実施形態は、情報確認部100としての高透光部132が、カートリッジ収容体2に設けられた凸部に設けられている構成である。具体的には、図8(a)に示すように、高透光部132は、カートリッジ収容体2が当該カートリッジ収容体2の外側に向けて突出する中空の凸部24を複数有する構成において、複数の凸部24のうち、他の凸部24よりも外側への突出量が大きい凸部24Aに設けられている。
凸部24の少なくとも一部は、カートリッジ収容体2の剛性を高めるために形成した凸部であってもよいし、前記した緩衝凸部12,22と同様に、衝撃が加わった際に変形して衝撃を和らげる凸部であってもよい。
カートリッジ収容体2を、真空成形や圧空成形、絞り成形などで成形すると、凸部24などのように成形の際に引き伸ばされた部分の壁の厚みが、凹凸部分以外の平らな部分の壁の厚みよりも小さくなる。これにより、凸部24は、他の平らな部分よりも肉薄になる。そして、凸部24は、突出量が大きいほど肉薄になる。
本実施形態では、成形の際により肉薄になる、突出量が大きい凸部24Aを高透光部132として利用しているので、高透光部132、つまり、情報確認部100を、平らな部分に設けるよりも簡単に設けることができる。さらに言えば、情報確認部100としての高透光部132を、カートリッジ収容体2を成形する過程で同時に設けることができる。
なお、図8(b)に示すように、凸部24Aは、当該凸部24Aの突出方向である上下方向から見て、中央部24Bと、中央部24Bを囲う周縁端24Cとを有し、中央部24Bが、周縁端24Cよりも突出量が小さくなっていてもよい。つまり、中央部24Bは、周縁端24Cに対し、収容されたカートリッジ9に近づく方向に向けて凹む形状を有していてもよい。そして、この場合、高透光部132は、中央部24Bに設けられていることが望ましい。
このような構成によれば、カートリッジ収容体2の成形の際に、中央部24Bをより肉薄にできるので、中央部24Bに設けられた高透光部132を通して識別部80を容易に確認することができる。また、高透光部132が、周縁端24Cよりもカートリッジ9に近い中央部24Bに設けられていることで、高透光部132を識別部80に近づけることができるので、高透光部132を通して識別部80をより容易に確認することができる。
また、図8(c)に示すように、高透光部132は、カートリッジ収容体2に設けられた段状凸部25に設けられていてもよい。段状凸部25は、蓋本体21の上側の壁から外側に向けて突出する中空の第1凸部25Aと、第1凸部25Aの上端部から外側に向けて突出する中空の第2凸部25Bとを含んで構成されている。
このような段状の凸部も、成形の際により肉薄になるので、段状凸部25を高透光部132として利用することで、情報確認部100を、平らな部分に設けるよりも簡単に設けることができる。また、情報確認部100を、カートリッジ収容体2を成形する過程で同時に設けることができる。なお、段状凸部は、3段以上の凸部であってもよい。
なお、以上の実施形態では、カートリッジ9の識別部80として、文字81やバーコード82、2次元コード83、接触読み取り式のICチップ84、色85を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、識別部は、カートリッジに付された図形や記号などであってもよい。また、識別部は、色、文字、図形および記号の2種類以上の組み合わせであってもよい。また、識別部は、非接触読み取り式のICチップなどであってもよい。非接触読み取り式のICチップは、「カートリッジに関する情報」として、カートリッジに非接触読み取り式のICチップが設けられているという情報を有する。
次に、第7実施形態について説明する。
本実施形態の情報確認部100は、先に説明した実施形態のように、カートリッジ9に設けられた識別部80を外部から確認するための構成ではない。具体的には、図9(a)に示すように、本実施形態の情報確認部100は、カートリッジ収容体2自体に付された文字141である。
本実施形態の情報確認部100は、先に説明した実施形態のように、カートリッジ9に設けられた識別部80を外部から確認するための構成ではない。具体的には、図9(a)に示すように、本実施形態の情報確認部100は、カートリッジ収容体2自体に付された文字141である。
情報確認部100としての文字141は、蓋20に付されている。詳しくは、文字141は、カートリッジ収容体2に形成された緩衝凸部22などの凸部以外の部分に付されている。具体的には、文字141は、蓋本体21の上側の壁に付されている。文字141は、図9(a)に示すように、蓋本体21に直接印刷するなどして付してもよいし、図9(b)に示すように、文字141が印刷されたラベル40を蓋20に貼り付けるなどして付してもよい。
また、図10(a)に示すように、情報確認部100は、カートリッジ収容体2自体に付された色142であってもよい。色142は、カートリッジ9に収容されているトナーの色と同じ色であることが望ましい。色142は、図10(a)に示すように、蓋本体21に直接塗ったり、印刷したりするなどして付してもよいし、図10(b)に示すように、色142が印刷されたラベル40を蓋20に貼り付けるなどして付してもよい。
このような構成によれば、カートリッジ収容体2に付された文字141や色142を確認することで、開梱することなくカートリッジ9に関する情報を確認することができる。
また、色142がカートリッジ9に収容されているトナーの色と同じ色であれば、カートリッジ9に収容されているトナーの色を即座に確認することができる。
また、情報確認部100が蓋20に付されていることで、カートリッジ収容体2を、枠体10を下にして置いたときに、上側となる蓋20に情報確認部100が配置されることになるので、情報確認部100の存在を気付きやすくすることができる。
また、図10(c)に示すように、情報確認部100は、カートリッジ収容体2の全体に付された色142であってもよい。この場合、色142は、カートリッジ収容体2を成形した後に塗るなどして付してもよいし、色142と同色の材料を用いてカートリッジ収容体2を成形することで色142を有する構成としてもよい。
このような構成によれば、カートリッジ収容体2の姿勢に関わらず、情報確認部100を即座に確認することができる。また、色142と同色の材料を用いてカートリッジ収容体2を成形した場合には、成形後に色を塗ったり、シールを貼ったりするよりも簡単に情報確認部100を設けることができる。
なお、図9(a),(b)や図10(a),(b)に示したような形態において、情報確認部は、文字や色に限らず、例えば、カートリッジ収容体に付された図形や記号などであってもよい。また、情報確認部は、色、文字、図形および記号の2種類以上の組み合わせであってもよい。また、情報確認部は、蓋20ではなく、枠体10に付されていてもよい。
次に、第8実施形態について説明する。
図11に示すように、カートリッジ収容体2は、枠体10と蓋20とが別部材として構成されている。そして、情報確認部100は、蓋20を透明とすることで構成されている。つまり、本実施形態においては、透明な蓋20全体が情報確認部100となっている。これにより、蓋20は、カートリッジ収容体2に収容されたカートリッジ9を外部から視認可能となっている。
図11に示すように、カートリッジ収容体2は、枠体10と蓋20とが別部材として構成されている。そして、情報確認部100は、蓋20を透明とすることで構成されている。つまり、本実施形態においては、透明な蓋20全体が情報確認部100となっている。これにより、蓋20は、カートリッジ収容体2に収容されたカートリッジ9を外部から視認可能となっている。
一方、枠体10には、枠体本体11の枠側収容凹部11A内に、カートリッジ9が保持する感光体91が配置されている。つまり、感光体91は、その全体が、枠体10内に収容されている。そして、枠体10は、波長400nm以下の光、詳しくは、波長400nm以下の紫外線の透過率が5%以下となるように構成されている。具体的には、枠体10は、黒色の樹脂材料から形成されている。
このような構成によれば、情報確認部100が蓋20を透明とすることで構成されていることで、情報確認部として孔などを設けるよりも、情報確認部100を有するカートリッジ収容体2の構成を簡略化することができる。また、成形後に色を塗ったり、シールを貼ったりして情報確認部を設けるよりも簡単に情報確認部100を設けることができる。
また、感光体91を収容する枠体10の紫外線の透過率が5%以下であるので、枠体10内に紫外線が到達するのを抑制することができる。これにより、感光体91の感光層を紫外線から保護することができる。
次に、第9実施形態について説明する。
図12(a)〜(c)に示すように、情報確認部100は、カートリッジ収容体2の蓋20に形成された突起161、凹部162、孔163の少なくとも1種類である。詳しくは、情報確認部100は、突起161と、凹部162と、孔163との組み合わせから構成されている。
図12(a)〜(c)に示すように、情報確認部100は、カートリッジ収容体2の蓋20に形成された突起161、凹部162、孔163の少なくとも1種類である。詳しくは、情報確認部100は、突起161と、凹部162と、孔163との組み合わせから構成されている。
図12(a)に示すように、情報確認部100としての突起161は、蓋本体21の上側の壁から上下方向の外側、具体的には、上側に向けて突出する突起であり、カートリッジ収容体2に複数、具体的には、4つ設けられている。突起161は、カートリッジ収容体2の成形時に、カートリッジ収容体2の一部として設けられる。
図12(b)に示すように、突起161は、上側に向けて突出した状態から内側である下側に向けて凹んだ状態に変形可能に構成されている。これにより、突起161を下側に押し込んで凹ませることで、突起161に隣接する凹部162を形成することができる。また、図12(c)に示すように、突起161は、蓋本体21から切断可能に構成されている。これにより、突起161を切断することで、突起161に隣接する孔163を形成することができる。
このような構成によれば、突起161、凹部162および孔163との組み合わせを確認することで、開梱することなくカートリッジ9に関する情報を確認することができる。
また、情報確認部100が突起161、凹部162、孔163であるので、カートリッジ収容体2の成形後に色を塗ったり、シールを貼ったりして情報確認部を設けるよりも簡単に情報確認部100を設けることができる。
また、突起161を変形させることで凹部162を設けることができ、また、突起161を切断することで孔163を設けることができるので、カートリッジ収容体2を共通して種類や仕様の異なるカートリッジ9の梱包に用いることができる。
なお、本実施形態では、突起161を変形させることで凹部162を設けたり、突起161を切断することで孔163を設けたりしたが、これに限定されるものではない。例えば、凹部や孔は、カートリッジ収容体の成形時に設けてもよい。つまり、情報確認部としての突起、凹部、孔の組み合わせは、カートリッジ収容体の成形によって設けられるものであってもよい。
以上、実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、図13(a)に示すように、情報確認部100は、ドットのハッチを付した範囲、具体的には、分離部50のミシン目51から後方へ5〜6cmの範囲A1にあってもよい。また、図13(b)に示すように、情報確認部100は、カートリッジ収容体2の端、例えば、カートリッジ収容体2の長手方向に相当する左右方向の端、つまり、フランジ部13,23の左右の端から左右方向内側へ5〜6cmの範囲A2にあってもよい。
なお、ここでの情報確認部100は、図13(a)に例示したように、カートリッジ9の図示しない識別部を外部から確認可能に設けられた孔117などであってもよいし、図13(b)に例示したように、カートリッジ収容体2に付された文字141などであってもよい。また、図示は省略するが、カートリッジ収容体に形成された突起(図12参照)などであってもよい。また、図13(a),(b)では、情報確認部100が蓋20にある構成を例示したが、これに限定されず、枠体10にあってもよい。
また、前記した第1実施形態や第2実施形態などでは、情報確認部100が貫通した孔110,112,113であったが、これに限定されるものではない。例えば、情報確認部は、識別部80を外部から視認可能な透明な窓であってもよい(図6(a)の蓋部材120参照)。
また、前記実施形態では、説明を簡単にするため、カートリッジ9が1種類の識別部80を有し、カートリッジ収容体2が1種類の識別部80に対応する情報確認部100だけを有する構成を例示したが、これに限定されるものではない。すなわち、カートリッジは、複数種類の識別部を有し、カートリッジ収容体は、各識別部に対応して複数の情報確認部を有していてもよい。
例えば、カートリッジが識別部として、文字と、接触読み取り式のICチップを有していた場合、カートリッジ収容体は、文字に対応する情報確認部として第1の孔を有し、接触読み取り式のICチップに対応する情報確認部として第1の孔とは別に設けられた第2の孔を有する構成であってもよい。また、カートリッジ収容体は、文字に対応する情報確認部として透明な窓を有し、接触読み取り式のICチップに対応する情報確認部として孔を有する構成であってもよい。
また、カートリッジ収容体が複数の情報確認部を有する構成においては、情報確認部が同じ種類のものであってもよいし、異なる種類のものであってもよい。また、カートリッジ収容体が複数の情報確認部を有する構成においては、識別部を外部から確認可能な情報確認部と、カートリッジ収容体に付した色などやカートリッジ収容体に形成した突起などの情報確認部とを両方設けてもよい。
また、前記実施形態では、本発明の梱包部材に収容されるカートリッジ9が、感光体91を備える、いわゆるプロセスカートリッジであったが、これに限定されるものではない。例えば、カートリッジは、現像ローラを備え、感光体91を備えない、いわゆる現像カートリッジであってもよい。また、カートリッジは、現像ローラや感光体を備えない、例えば、トナーカートリッジなどであってもよい。
なお、図11に示した形態では、情報確認部100が蓋20を透明とすることで構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、カートリッジが感光体を備えないトナーカートリッジなどである場合には、情報確認部は、蓋ではなく、枠体を透明とすることで構成されていてもよい。
前記実施形態では、分離部50が枠体10と蓋20の両方にわたって設けられていたが、これに限定されるものではない。例えば、分離部は、蓋に設けられ、蓋から分離した際に枠体と蓋の連結を解除するように構成されていてもよい。また、分離部は、枠体に設けられ、枠体から分離した際に枠体と蓋の連結を解除するように構成されていてもよい。
1 梱包部材
2 カートリッジ収容体
9 カートリッジ
10 枠体
11A 枠側収容凹部
12 緩衝凸部
20 蓋
22 緩衝凸部
80 識別部
81 文字
100 情報確認部
110 孔
2 カートリッジ収容体
9 カートリッジ
10 枠体
11A 枠側収容凹部
12 緩衝凸部
20 蓋
22 緩衝凸部
80 識別部
81 文字
100 情報確認部
110 孔
Claims (32)
- 画像形成装置で使用されるカートリッジを梱包する梱包部材であって、
前記カートリッジを収容するカートリッジ収容体を備え、
前記カートリッジ収容体は、
外側に向けて突出し、衝撃が加わった際に変形して衝撃を和らげる中空の緩衝凸部と、
収容された前記カートリッジに関する情報を外部から確認可能とする情報確認部とを有することを特徴とする梱包部材。 - 前記情報確認部は、前記カートリッジ収容体に付された色、文字、図形および記号の少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1に記載の梱包部材。
- 前記色は、前記カートリッジに収容されている現像剤の色と同じ色であることを特徴とする請求項2に記載の梱包部材。
- 前記カートリッジ収容体は、前記カートリッジを収容する収容凹部を有する枠体と、前記収容凹部を塞ぐ蓋とを備え、
前記情報確認部は、前記枠体または前記蓋に付されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の梱包部材。 - 前記カートリッジ収容体は、前記カートリッジを収容する収容凹部を有する枠体と、前記収容凹部を塞ぐ蓋とを備え、
前記情報確認部は、前記枠体および前記蓋の少なくとも一方を、収容された前記カートリッジを外部から視認可能な透明とすることで構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の梱包部材。 - 前記情報確認部は、前記カートリッジ収容体の全体に付された色であることを特徴とする請求項1に記載の梱包部材。
- 前記カートリッジは、当該カートリッジに関する情報を有する識別部を有し、
前記情報確認部は、前記識別部を外部から確認可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の梱包部材。 - 前記情報確認部は、前記識別部と対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の梱包部材。
- 前記識別部は、バーコード、2次元コードまたは接触読み取り式のICチップであり、
前記情報確認部は、前記カートリッジ収容体に形成された孔であり、
前記孔のサイズは、前記識別部のサイズよりも大きいことを特徴とする請求項8に記載の梱包部材。 - 前記識別部は、接触読み取り式のICチップであり、
前記情報確認部は、前記カートリッジ収容体に形成された四角形の孔であり、
前記孔の面積は、前記接触読み取り式のICチップの面積の1.01〜1.50倍であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の梱包部材。 - 前記識別部は、接触読み取り式のICチップであり、
前記情報確認部は、前記カートリッジ収容体に形成された四角形の孔であり、
前記孔は、対向する1組の辺の長さが3〜10mmであり、前記対向する1組の辺に交差する他の1組の辺の長さが3〜10mmであることを特徴とする請求項8に記載の梱包部材。 - 前記識別部は、複数の電気接点を有する接触読み取り式のICチップであり、
前記情報確認部は、前記電気接点の数と同じ数だけ形成され、対応する電気接点と対向する位置に配置された複数の孔であることを特徴とする請求項8に記載の梱包部材。 - 前記孔の数は、2〜4個であることを特徴とする請求項12に記載の梱包部材。
- 前記識別部は、接触読み取り式のICチップであり、
前記情報確認部は、前記カートリッジ収容体の、前記接触読み取り式のICチップが配置された面と平行な面に形成された孔であることを特徴とする請求項8から請求項13のいずれか1項に記載の梱包部材。 - 前記識別部は、接触読み取り式のICチップであり、
前記情報確認部は、前記カートリッジ収容体に対して変位可能に設けられ、変位したときに前記カートリッジ収容体に孔を形成する蓋部材であることを特徴とする請求項8に記載の梱包部材。 - 前記識別部は、前記カートリッジに付された色、文字、図形、記号、バーコード、2次元コード、接触読み取り式のICチップ、および、非接触読み取り式のICチップの少なくとも1種類であり、
前記情報確認部は、前記識別部を外部から視認可能な透明であることを特徴とする請求項7、請求項8および請求項15のいずれか1項に記載の梱包部材。 - 前記カートリッジ収容体は、前記カートリッジを収容する収容凹部を有する枠体と、前記収容凹部を塞ぐ蓋とを備え、
前記枠体は、前記収容凹部内に前記カートリッジが保持する感光体が配置され、波長400nm以下の光の透過率が5%以下であることを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の梱包部材。 - 外側に向けて突出する凸部を有し、
前記情報確認部は、前記カートリッジ収容体の、前記凸部以外の部分に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の梱包部材。 - 前記カートリッジ収容体は、低透光部と、前記低透光部よりも透光性が高い高透光部とを有し、
前記情報確認部は、前記高透光部であることを特徴とする請求項7に記載の梱包部材。 - 前記高透光部は、前記低透光部よりも肉薄であることを特徴とする請求項19に記載の梱包部材。
- 外側に向けて突出する中空の凸部を複数有し、
前記高透光部は、複数の前記凸部のうち、他の凸部よりも突出量が大きい凸部に設けられていることを特徴とする請求項20に記載の梱包部材。 - 前記他の凸部よりも突出量が大きい凸部は、当該凸部の突出方向から見て、中央部と、前記中央部を囲う周縁端とを有し、
前記中央部は、前記周縁端よりも突出量が小さく、
前記高透光部は、前記中央部に設けられていることを特徴とする請求項21に記載の梱包部材。 - 外側に向けて突出する中空の第1凸部と、前記第1凸部から外側に向けて突出する中空の第2凸部とを含む段状凸部を有し、
前記高透光部は、前記段状凸部に設けられていることを特徴とする請求項20に記載の梱包部材。 - 外側に向けて突出する凸部を有し、
前記高透光部は、前記カートリッジ収容体の、前記凸部以外の部分に設けられていることを特徴とする請求項19または請求項20に記載の梱包部材。 - 前記識別部は、前記カートリッジに付された色、文字、図形、記号、バーコード、2次元コード、接触読み取り式のICチップ、および、非接触読み取り式のICチップの少なくとも1種類であり、
前記高透光部は、前記識別部と対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項19から請求項24のいずれか1項に記載の梱包部材。 - 前記カートリッジ収容体は、前記カートリッジを収容する収容凹部を有する枠体と、前記収容凹部を塞ぐ蓋とを備え、
前記高透光部は、前記蓋に設けられていることを特徴とする請求項19から請求項25のいずれか1項に記載の梱包部材。 - 前記情報確認部は、前記カートリッジ収容体に形成された突起、凹部、孔の少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1に記載の梱包部材。
- 前記情報確認部は、外側に向けて突出した状態から内側に向けて凹んだ状態に変形可能な突起であることを特徴とする請求項27に記載の梱包部材。
- 前記情報確認部は、外側に向けて突出する突起と、前記突起に隣接して形成された孔とから構成されていることを特徴とする請求項27または請求項28に記載の梱包部材。
- 前記カートリッジ収容体は、導電性材料を含んでいることを特徴とする請求項1から請求項29のいずれか1項に記載の梱包部材。
- 前記カートリッジ収容体は、前記カートリッジを収容する収容凹部を有する枠体と、前記収容凹部を塞ぐ蓋とを備え、
前記枠体と前記蓋は、前記収容凹部の両側の位置で連結しており、
前記カートリッジ収容体は、前記収容凹部の前記両側の一方側で前記枠体および前記蓋の少なくとも一方から分離可能に設けられて、分離した際に前記枠体と前記蓋の連結を解除する分離部をさらに備え、
前記情報確認部は、前記分離部から5〜6cmの範囲にあることを特徴とする請求項1から請求項30のいずれか1項に記載の梱包部材。 - 前記情報確認部は、前記カートリッジ収容体の端から5〜6cmの範囲にあることを特徴とする請求項1から請求項31のいずれか1項に記載の梱包部材。
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