JP2017160598A - 壁のガード構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォークリフトのフォーク等が接触せず壁の変形や損傷を確実に防止するとともにガード構造部材の変形や損傷を抑える。
【解決手段】床面1aに固定されるベース部41と間仕切り壁10Aに対向し壁面10aを保護するガード部45とを一体に有するガード部材40と、ベース部41と床面1aとの間に介在して設けられる緩衝材50と、ベース部41を床面1aに少なくとも壁面10aに対し離接する方向に相対移動可能に固定する可動固定手段60とを備える。ガード部45が壁面10aから所定間隔空いた状態で、可動固定手段60によりベース部41を緩衝材50を介して床面1aに固定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、主にフォークリフトのフォークが壁に当たって壁が損傷することを防止するガード構造に関する。
ビルや工場、倉庫等の建物において外壁や屋内の間仕切り壁等の壁を施工するにあたっては、複数の壁パネルを立てて順次接合しながら施工する構造が知られている(特許文献1,2等)。ところで、工場や倉庫等の屋内において、各種の資材や物品等をフォークリフトに載せて運搬することが行われており、運搬物を床に置く際には、フォークリフトのフォークを下降させ、運搬物を載せたパレットごと床に下ろしている。そのような荷下ろし作業を行うにあたっては、運搬物を壁に接近させて床に載置することが行われる場合があるが、その際に、下降させたフォークの先端が壁に当たってしまう場合がある。また、下降させたフォークの先端を壁に軽く接触させることで壁に最接近したことを認識し、荷下ろしする場合もある。
ここで、フォークが壁に直接当たることによって傷や変形等の不具合が壁に生じることを回避するため、下降時のフォークが当たる可能性がある壁面下部の領域に、フォークが壁パネル等の壁材に直接当たらないようにするガード構造を設けている。そのようなガード構造としては、強度の高い鋼板を壁面に重ねて壁面を覆ったものや、壁の下部をコンクリートで構成し、その上に壁材による壁を構築してコンクリートにフォークが当たるようにしたものがある。
特開2008−014052号公報 特開2010−095926号公報
上記のように鋼板で壁面を覆うガード構造では、鋼板が壁材に重ねられて接触しているため、鋼板が受ける衝撃が壁材に伝わって鋼板とともに壁材がへこんだり変形したりすることが起こり、有効なものではなかった。また、壁の下部をコンクリートで構成したものでは、コンクリート上の壁材はフォークが当たらないが、間取りの変更等によって壁を撤去する場合にはコンクリートを床から除去する必要が生じ、手間がかかるという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、フォークリフトのフォーク等が接触せず壁の変形や損傷が確実に防止されるとともに壁の撤去や移設にも柔軟に対応可能であり、さらに、ガード構造部材の変形や損傷を抑えることができる壁のガード構造を提供することを目的としている。
本発明の壁のガード構造は、床面に固定されるベース部と前記床面に立設された壁の壁面に対向し該壁面を保護するガード部とを一体に有するガード部材と、前記ガード部材の前記ベース部と前記床面との間に介在して設けられる緩衝材と、前記ベース部を前記床面に少なくとも前記壁面に対し離接する方向に相対移動可能に固定する可動固定手段と、を備え、前記ガード部が前記壁面から所定間隔空いた状態で、前記ベース部が前記可動固定手段により前記床面に前記緩衝材を介して固定されることを特徴とする。
本発明の可動固定手段による「ベース部を床面に対し相対移動可能に固定される」とは、例えばフォークリフトのフォークが上記ガード部材に衝突することによって当該ガード部材が大きな衝撃を受けた際に、その応力の大きさに応じてベース部が床に対して移動可能な状態に固定されるということである。また、本発明のガード部材は、例えばフォークリフトのフォークが衝突しやすい領域に設置されてフォークが壁に直接衝突することを防止するものであり、強度や剛性の高い鋼板等の金属板等が好適に用いられる。
本発明によれば、ガード部材のガード部によって壁が保護される。例えばフォークリフトのフォークがガード部に当たることでフォークは壁に直接当たらず、また、ガード部と壁との間に所定間隔が空いているためガード部が受けた衝撃が壁には伝わらない。その結果、壁の変形や損傷が確実に防止される。また、可動固定手段を着脱可能とすることで、ガード部材の撤去や移設が可能であり、したがって壁の撤去や移設に柔軟に対応可能である。
本発明では、ガード部の高さ方向中央部分、あるいはその中央よりも下方部分に、壁面に向かう方向に大きな衝撃を受けると、ガード部材全体が壁面に接近する方向にほぼ水平移動する応力を受けることになる。その場合、本発明では、可動固定手段が機能してベース部とともにガード部材全体が壁面に接近する方向に水平移動し、これによって受けた衝撃が吸収されて可動固定手段の変形や損傷、あるいはガード部材の変形が抑えられる。
また、ガード部の上部に、壁面に向かう方向に大きな衝撃を受けると、ガード部材全体がベース部を支点として壁面側に傾倒する応力を受けることになる。その場合、本発明では、ベース部と床面との間に介在する緩衝材が変形し、これによってガード部が受けた衝撃が吸収され、可動固定手段の変形や損傷、あるいはガード部材の変形が抑えられる。さらに、緩衝材の変形によっても吸収しきれない大きな衝撃をガード部が受けた場合には、可動固定手段が機能することで衝撃が吸収され、可動固定手段の変形や損傷、あるいはガード部材の変形が抑えられる。
本発明では、前記ガード部における前記壁面への対向面である内面に緩衝材が設けられている形態を含む。この形態によれば、壁面方向にガード部が傾倒したり移動したりしても、緩衝材が壁に接触し、壁にガード部が直接接触して傷付く等のおそれを回避することができる。
また、本発明では、前記ガード部の上端と前記壁面との間にカバー部材が設けられている形態を含む。この形態によれば、ガード部と壁面との間に塵埃等が入り込んだり、誤って物をガード部と壁面との間に落としたりする不具合を未然に防止することができる。
本発明の前記可動固定手段の具体的構成としては、前記ベース部に形成され、前記壁面に対して離接する方向に延びる長孔と、前記長孔および前記緩衝材を通して前記床面にねじ込まれ、前記ベース部を前記床面に固定するねじ部材とを備えたものが挙げられる。この形態によれば、例えば上記のようにガード部材が壁面方向に水平移動するように大きな衝撃を受けた場合、ねじ部材が床面に固定されている状態でベース部の水平移動が長孔によって許容される。その結果、ガード部材が受けた衝撃が吸収されて可動固定手段の変形や損傷、あるいはガード構造部材の変形が抑えられる。
本発明によれば、フォークリフトのフォーク等が接触せず壁の変形や損傷が確実に防止されるとともに壁の撤去や移設にも柔軟に対応可能であり、さらに、ガード部材を床面に固定する固定手段またはガード部材の変形や損傷を抑えることができる壁のガード構造が提供されるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るガード構造が適用された間仕切り壁の一部を示す斜視図である。 間仕切り壁を構成する壁パネルの接合構造を示す横断面図である。 一実施形態に係るガード構造を示す側断面図である。 ガード部材の床面への固定構造を示す(a)平面図、(b)断面図である。 ガード部材が傾倒した状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1の10Aは、耐火断熱性を有する複数の壁パネル10を接合してなる間仕切り壁である。図2は壁パネル10の構成を示す断面図である。壁パネル10は床スラブ1から上階スラブ2までの高さを有し、複数の壁パネル10を横方向に接合して間仕切り壁10Aが構築される。図1に示すように、壁パネル10の上下の端部は、それぞれ床スラブ1、上階スラブ2に対し断面L字状の一対のアングル3を介して固定され、これにより壁パネル10は床スラブ1と上階スラブ2との間に直立状態で支持される。
図3に示すように、下側のアングル3はアンカーボルト4で床スラブ1に固定される。また、図示はしないが上側のアングル3も同様に上階スラブ2に固定される。壁パネル10はこれらアングル3にタッピングビス等のビス5で固定される。壁パネル10と床スラブ1との間、および壁パネル10と上階スラブ2との間には、充填材15が埋め込まれる。
[1]壁パネルの構成
図2に示すように、壁パネル10は、2枚の金属板20の間に芯材30が挟まれた金属サンドイッチパネルであり、金属板20の外面が壁面10aを構成する。金属板20は、カラー鋼板、フッ素鋼板、塩ビ鋼板、ガルバリウム鋼板、SUS等のステンレス板等であって、厚さが0.35〜1.2mm程度のものが用いられる。
芯材30は、不燃性および断熱性を備えた無機系繊維等からなる芯材材料を120〜220kg/m程度の高密度に圧縮成形して得たものであり、厚さは例えば100〜250mmの範囲から選択される。芯材30の具体的な材料としては、例えば、製鉄プロセスで得られるガラス状の鉄炉スラグに石灰等を混合して高温で溶解し生成されるロックウールや、グラスウール等の無機系人造繊維等が挙げられる。芯材30は金属板20にウレタン樹脂系等の接着剤で接着される。壁パネル10の全体寸法としては、例えば、幅:900mm程度、高さ:1800〜12000mm程度とされ、厚さは100〜250mm程度とされる。
複数の壁パネル10は、上下方向に延びる長手方向に沿った側端面どうしが接合され、これにより間仕切り壁10Aが構築される。図2に示すように、壁パネル10の一方(図2で左側)の側端面には表裏の金属板20が折り返されることにより凹部11が形成され、この凹部11の底面に長手方向に沿った凸条31が形成されている。また、壁パネル10の他方(図2で右側)の側端面には厚さを減じることで凸部12が形成され、この凸部12の端面に長手方向に沿った溝32が形成されている。壁パネル10の両方の側端面は芯材30が露出しており、その芯材30の厚さ方向中央部に、凸条31および溝32が形成されている。
複数の壁パネル10は、凹部11に凸部12を嵌合させるとともに凸条31に溝32を嵌合させることで、横方向に接合される。充填材35は、例えば厚さ10〜15mm程度のセラミックファイバーや生体溶解性繊維等が用いられる。上記充填材15も充填材35と同様の材料が用いられる。
[2]壁のガード構造
図1および図3に示すように、間仕切り壁10Aの手前側には、一実施形態に係るガード構造が設けられている。このガード構造は、ガード部材40を主体とするもので、主にフォークリフトのフォークF(図3参照)から壁パネル10を保護するために床面1aに設けられている。
ガード部材40は、必要な強度や剛性を有する厚さが例えば2.3〜3.2mm程度の亜鉛メッキ鋼板等からなる金属板を略L字状に折り曲げたもので、図3に示すように、床面1aに固定されるベース部41と、床面1aに直立して立てられるガード部45とを有している。ガード部材40は、間仕切り壁10Aを保護する必要のある場所の床面1aに、壁面10aから所定間隔を空けて設けられる。
ベース部41とガード部45とは直角を形成し、ベース部41が間仕切り壁10Aの手前側に突出する状態に床面1aに固定される。ベース部41は、床面1aとの間に緩衝材50を介在させて固定される。緩衝材50は適宜な緩衝機能を備えた材料をシート状に形成したものであり、材料としては、例えばブチルゴム等のゴム、あるいは紙を積層したもの等が挙げられるが、これらに限定はされない。
緩衝材50の厚さは、例えば10〜50mm程度とされる。緩衝材50は、ベース部41と床面1aとの間の全領域に設けてもよく、また、分割したものを間隔を空けて配置してもよい。ベース部41は、床面1aとの間に緩衝材50を挟んで可動固定手段60により床面1aに固定される。この固定状態で、ガード部材40は、ガード部45が壁面10aとの間に所定間隔(例えば50mm前後)を空けて平行な状態に設けられる。
可動固定手段60によるベース部41の床面1aへの固定箇所は一定間隔をおいて設定される。図4に示すように可動固定手段60は、ベース部41自体と、ベース部41に形成された長孔411と、ワッシャ61と、アンカーボルト(ねじ部材)62とから構成される。
長孔411は、ベース部41に、壁面10aに対する離接方向、すなわち壁面10aに向かって前後方向に延びる状態に形成されている。長孔411は、アンカーボルト62が挿通可能な幅を有し、アンカーボルト62の径の数倍程度の長さを有している。ワッシャ61は長方形状に形成されたもので長孔411を覆う程度の大きさを有し、その中心に、アンカーボルト62の径よりも僅かに大きい円形状のボルト挿通孔611が形成されている。
ベース部41の上面に長孔411を覆う状態にワッシャ61を重ね、ボルト挿通孔611を長孔411の中央部に合わせ、ボルト挿通孔611、長孔411、緩衝材50にアンカーボルト62を通し、そのアンカーボルト62を床スラブ1にねじ込むことで、ベース部41がワッシャ61とともに床スラブ1に固定される。
ワッシャ61はアンカーボルト62の締結力に耐え得る強度および剛性を有するものが用いられ、例えばガード部材40と同じ材質および任意の厚さの板材が用いられる。なお、本実施形態ではワッシャ61は長方形状であるが、長孔411を覆うものであればワッシャ61の形状は任意である。また、緩衝材50は、可能であれば施工時にアンカーボルト62が貫通され、貫通が困難な材料であればアンカーボルト62が貫通する孔を予め設けておく。
本実施形態では、ガード部材40のガード部45における壁面10aへの対向面、すなわち内面451に、緩衝材70が接着等の手段によって設けられている。この緩衝材70はガード部45が壁面10aに直接接触することを防ぐもので、内面451のほぼ全面に設けられていてもよく、また、その機能が果たされれば必要箇所に部分的に配設されていてもよい。緩衝材70は、例えば上記緩衝材50と同様の材料を用いることができ、また、異なる適宜な材料によって形成されたものでもよい。
本実施形態では、ガード部材40のガード部45の上端と壁面10aとの間に笠木(カバー部材)80が設けられている。笠木80は例えば弾性を有する薄い金属板等からなるもので、図3に示すように、壁面10aに沿った固定部81から手前側(ガード部45側)に向かうにしたがって下り傾斜に傾斜部82が形成され、傾斜部82の先端にガード部45の外面側に配される屈曲部83を有しており、固定部81がリベット85によって壁パネル10に固定されている。この笠木80によってガード部45と壁面10aとの間の空間の上方が覆われている。また、図示は省略するが、笠木80で覆われた空間の側方、すなわち笠木80、ガード部45および壁面10aによって区画される空間の側方の開口には、その空間を塞ぐサイドカバーが設けられる。
[3]実施形態の作用効果
本実施形態のガード構造によれば、ガード部材40のガード部45によって間仕切り壁10Aが保護される。例えばフォークリフトのフォークFがガード部45に当たることでフォークFは壁パネル10に直接当たらず、また、ガード部45と壁面10aとの間に所定間隔が空いているためガード部45が受けた衝撃が壁パネル10には伝わらない。その結果、壁パネル10の変形や損傷が確実に防止される。
フォークリフトのフォークFから壁パネル10を保護する上では、フォークFを下降させて荷下ろしを行う時に壁パネル10に衝突させやすいため、ガード部45の高さ範囲を例えば床面1aから100〜800mmに設定すると、下降状態のフォークFの先端の高さ位置を十分カバーできるため有効である。
また、フォークリフトのフォークFから強い衝撃を受けた場合には、次のような作用が起こる。まず、ガード部45の高さ方向中央部分、あるいはその中央よりも下方部分に、壁面10aに向かう方向に大きな衝撃を受けると、ガード部材40全体が壁面10aに向かいほぼ水平移動する応力を受けることになる。その場合、可動固定手段60が機能してベース部41とともにガード部材40全体が壁面10aに接近する方向に水平移動する。すなわち、アンカーボルト62が床面1aに固定されて不動でありながら、ベース部41の水平移動が長孔411によって許容される。その結果、ガード部材40全体が壁面10a方向に動き、これによってフォークFから受けた強い衝撃が吸収される。その結果、アンカーボルト62の変形や損傷、あるいはアンカーボルト62が床スラブ1から抜けるといった不具合や、ガード部材40自体の変形や損傷が抑えられる。
また、ガード部45の上部に、壁面10aに向かう方向に強い衝撃を受けると、図5に示すように、ガード部材40全体がベース部41を支点として壁面10a側に傾倒する(矢印Bで示す)応力を受けることになる。その場合には図5に示すようにベース部41と床面1aとの間に介在する緩衝材50が潰れて変形し、これによってガード部45が受けた衝撃が吸収される。その結果、アンカーボルト62の変形や損傷、あるいはアンカーボルト62が床スラブ1から抜けるといった不具合の発生や、ガード部材40自体の変形や損傷が抑えられる。さらに、緩衝材50の変形によっても吸収しきれない大きな衝撃をガード部45が受けた場合には、可動固定手段60が機能することで衝撃が吸収される。すなわち、受けた衝撃の応力に応じてベース部41が長孔411に沿って動き、これによって衝撃が吸収される。
次に、本実施形態の間仕切り壁10Aを構成する各壁パネル10は、アンカーボルト4を抜いたり切断したりすることで撤去や移設が可能である。そして、ガード部材40はアンカーボルト62を抜いたり切断したりすることで着脱可能なものである。したがって間仕切り壁10Aを撤去あるいは移設する必要が生じた際にはガード部材40を同様に撤去あるいは移設することができる。すなわち間仕切り壁10Aの撤去や移設に対し柔軟に対応可能である。
本実施形態では、ガード部45の内面451に緩衝材70が設けられているため、壁面10a方向にガード部45が傾倒したり移動したりした場合には緩衝材70が壁パネル10に接触する。このため、壁パネル10にガード部45が直接接触して傷付く等のおそれが回避される。
また、本実施形態では、ガード部45の上端と壁面10aとの間に笠木80が設けられているため、ガード部45と壁面10aとの間に塵埃等が入り込んだり、誤って物をガード部45と壁面10aとの間に落としたりする不具合を未然に防止することができる。また、上記したサイドカバーにより、ガード部材40と壁面10aとの間の空間に側方から塵埃等が侵入することが防止される。
[4]他の実施形態等
上記実施形態のガード部材40の特にガード部45には、キーストンプレート、角波板、コルゲートプレート等の凹凸加工された鋼板等を採用することができる。
上記実施形態の間仕切り壁10Aは、金属サンドイッチからなる壁パネル10を壁材としているが、壁材としては、木製パネル、断熱性パネル、ALC(Autoclaved Light-weight Concrete)パネルと呼ばれる軽量気泡コンクリートパネル、軽量セメント成型パネル等の壁パネルや、石膏ボード等が挙げられる。これら壁材は上記実施形態の壁パネル10と同様にアングル等で床面1aに固定することができるため撤去や移設が可能であり、よって本発明のガード構造を好適に採用することができる。
本発明は、フォークリフトが使用される倉庫や工場等の間仕切り壁等に適用することができる。
1…床スラブ、1a…床面、10…壁パネル、10a…壁面、10A…間仕切り壁、40…ガード部材、41…ベース部、411…長孔、45…ガード部、451…ガード部の内面、50…緩衝材(床側)、60…可動固定手段、62…アンカーボルト(ねじ部材)、70…緩衝材(ガード部の内面側)、80…笠木(カバー部材)、F…フォークリフトのフォーク。

Claims (4)

  1. 床面に固定されるベース部と前記床面に立設された壁の壁面に対向し該壁面を保護するガード部とを一体に有するガード部材と、
    前記ガード部材の前記ベース部と前記床面との間に介在して設けられる緩衝材と、
    前記ベース部を前記床面に少なくとも前記壁面に対し離接する方向に相対移動可能に固定する可動固定手段と、を備え、
    前記ガード部が前記壁面から所定間隔空いた状態で、前記ベース部が前記可動固定手段により前記床面に前記緩衝材を介して固定されることを特徴とする壁のガード構造。
  2. 前記ガード部における前記壁面への対向面である内面に緩衝材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の壁のガード構造。
  3. 前記ガード部の上端と前記壁面との間にカバー部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の壁のガード構造。
  4. 前記可動固定手段は、
    前記ベース部に形成され、前記壁面に対して離接する方向に延びる長孔と、
    前記長孔および前記緩衝材を通して前記床面にねじ込まれ、前記ベース部を前記床面に固定するねじ部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の壁のガード構造。
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