JP2017159566A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノズル抜けが生じにくい印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置としてのプリンターは、媒体を搬送する搬送ベルト23と、搬送ベルト23の表面と対向する位置に配置され、搬送ベルト23により搬送される媒体に液体を噴射するためのノズルの開口が形成されたノズル形成面を有する液体噴射部30と、搬送ベルト23の表面に接触し、搬送ベルト23に付着した異物200を除去するブレード40と、ノズル形成面をワイピング可能に配置されているワイピング装置60とを備える。ブレード40は、搬送ベルト23の幅方向Xの一方である+X方向に向けて異物200が集まるように配置されている。ノズル形成面は、液体噴射部30とワイピング装置60とが相対移動することにより、搬送ベルト23の幅方向Xの−X方向に対応する部分から+X方向に対応する部分に向けてワイピングされる。
【選択図】図4
【解決手段】印刷装置としてのプリンターは、媒体を搬送する搬送ベルト23と、搬送ベルト23の表面と対向する位置に配置され、搬送ベルト23により搬送される媒体に液体を噴射するためのノズルの開口が形成されたノズル形成面を有する液体噴射部30と、搬送ベルト23の表面に接触し、搬送ベルト23に付着した異物200を除去するブレード40と、ノズル形成面をワイピング可能に配置されているワイピング装置60とを備える。ブレード40は、搬送ベルト23の幅方向Xの一方である+X方向に向けて異物200が集まるように配置されている。ノズル形成面は、液体噴射部30とワイピング装置60とが相対移動することにより、搬送ベルト23の幅方向Xの−X方向に対応する部分から+X方向に対応する部分に向けてワイピングされる。
【選択図】図4
Description
本発明は、媒体に液体噴射部から液体を噴射することで印刷を行う印刷装置に関する。
従来から、印刷装置の一種として、用紙などの媒体に対して液体噴射部のノズルの開口から媒体に向けて液体(インク等)を吐出することで、媒体に画像等の印刷を行うインクジェット式のプリンターが知られている。こうしたプリンターでは、媒体の搬送中にジャムが発生することを抑制するために、例えば、静電吸着の原理を利用して媒体の一例である用紙を搬送ベルトに吸着させながら媒体を液体噴射部に搬送する静電吸着機構が搭載されている。しかし、搬送ベルトに紙粉及びインク等の異物が付着すると、搬送ベルトの表面の電気抵抗が低下し、搬送ベルトによる媒体の吸着力が低下する。従来のプリンターでは、このような搬送ベルトによる媒体の吸着力が低下することを抑制するために、搬送ベルトの表面に接触し、搬送ベルトに付着している異物を除去するブレードが配置されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、長期間にわたりプリンターを使用することにより、ブレード上に溜まっている異物がブレードよりも搬送ベルトの送り方向の下流側にあふれ出す場合がある。そして、ブレードからあふれ出した異物は、搬送ベルトに再び付着した状態で液体噴射部の近傍まで搬送されて液体噴射部のノズルの開口に付着することがある。このため、異物が付着しているノズルの開口から液体が適切に噴射されない、いわゆるノズル抜けが生じる虞があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノズル抜けが生じにくい印刷装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する印刷装置は、媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの表面と対向する位置に配置され、その搬送ベルトにより搬送される前記媒体に液体を噴射するためのノズルの開口が形成されたノズル形成面を有する液体噴射部と、前記搬送ベルトの表面に接触し、前記搬送ベルトに付着した異物を除去するブレードと、前記ノズル形成面をワイピング可能に配置されているワイピング装置とを備え、前記ブレードは、前記搬送ベルトの幅方向の一方に向けて前記異物が集まるように配置され、前記ノズル形成面は、前記液体噴射部と前記ワイピング装置とが相対移動することにより、前記搬送ベルトの幅方向の他方に対応する部分から前記幅方向の一方に対応する部分に向けてワイピングされる。
上記課題を解決する印刷装置は、媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの表面と対向する位置に配置され、その搬送ベルトにより搬送される前記媒体に液体を噴射するためのノズルの開口が形成されたノズル形成面を有する液体噴射部と、前記搬送ベルトの表面に接触し、前記搬送ベルトに付着した異物を除去するブレードと、前記ノズル形成面をワイピング可能に配置されているワイピング装置とを備え、前記ブレードは、前記搬送ベルトの幅方向の一方に向けて前記異物が集まるように配置され、前記ノズル形成面は、前記液体噴射部と前記ワイピング装置とが相対移動することにより、前記搬送ベルトの幅方向の他方に対応する部分から前記幅方向の一方に対応する部分に向けてワイピングされる。
この印刷装置によれば、搬送ベルトに付着している異物が、搬送ベルトの幅方向の一方に集められる。このため、搬送ベルトの幅方向の一方に集まった異物がブレードから溢れて、ブレードよりも下流側に搬送された場合、搬送ベルトから舞い上がった異物は、液体噴射部のノズル形成面のうちの搬送ベルトの幅方向の一方に対応する部分に付着しやすい。一方、ノズル形成面は、液体噴射部とワイピング装置とが相対移動することにより、搬送ベルトの幅方向の他方に対応する部分から一方に対応する部分に向けてワイピングされる。このため、ノズル形成面のうちの搬送ベルトの幅方向の一方に対応する部分に付着している異物がワイピング装置によりノズル形成面の全体に拡散されることが抑制される。したがって、異物がノズルの開口に付着しにくく、ノズル抜けが生じにくい。
上記印刷装置において、前記搬送ベルトの前記幅方向への移動を規制する規制リブを備え、前記搬送ベルトは、前記幅方向の一方に対応する端部である第1の端部、及び、前記幅方向の他方に対応する端部である第2の端部を含み、前記規制リブは、前記第1の端部に沿って配置される第1の規制リブ、及び、前記第2の端部に沿って配置される第2の規制リブを含み、前記ブレードは、前記搬送ベルトの幅方向において前記第1の規制リブ及び前記第2の規制リブに掛らない位置に配置されていることが好ましい。
規制リブを例えば搬送ベルトよりも硬い材料で構成した場合、ブレードが搬送ベルトの幅方向において規制リブ及び搬送ベルトに掛っていると、搬送ベルトが撓んだとき、ブレードと搬送ベルトとの間に隙間が形成されやすい。このため、ブレードに付着している異物がブレードと搬送ベルトとの間に形成された隙間を通過してブレードよりも搬送ベルトの送り方向の下流側に移動しやすい。この印刷装置によれば、ブレードは、搬送ベルトの幅方向において第1の規制リブ及び第2の規制リブに掛らない位置に配置されているため、搬送ベルトが撓みにくく、搬送ベルトに付着している異物が、ブレードよりも搬送ベルトの送り方向の下流側に移動することが抑制される。
上記印刷装置において、前記ブレードよりも前記搬送ベルトの送り方向の下流側に配置され、前記ブレードよりも短い補助ブレードをさらに備え、前記補助ブレードは、前記第1の規制リブ上に配置されていることが好ましい。
この印刷装置によれば、第1の規制リブ上に補助ブレードが配置されているため、ブレードにより搬送ベルトの幅方向の一方に集められた異物が補助ブレードにより第1の規制リブの外側に排出されやすい。このため、搬送ベルトに付着している異物が液体噴射部の近傍まで搬送されにくく、異物がノズルの開口に付着しにくい。
上記印刷装置において、前記ブレードと前記搬送ベルトとの接触圧は、前記補助ブレードと前記第1の規制リブとの接触圧よりも大きいことが好ましい。
この印刷装置によれば、ブレードと搬送ベルトとの接触圧が補助ブレードと第1の規制リブとの接触圧よりも大きいため、ブレードと搬送ベルトとの間に隙間が形成されにくい。このため、搬送ベルトに付着している異物が、ブレードよりも搬送ベルトの送り方向の下流側に移動することが抑制される。
この印刷装置によれば、ブレードと搬送ベルトとの接触圧が補助ブレードと第1の規制リブとの接触圧よりも大きいため、ブレードと搬送ベルトとの間に隙間が形成されにくい。このため、搬送ベルトに付着している異物が、ブレードよりも搬送ベルトの送り方向の下流側に移動することが抑制される。
上記印刷装置において、前記ブレード及び前記補助ブレードは、前記搬送ベルトの前記幅方向の一方に対応する端部が、前記搬送ベルトの前記幅方向の他方に対応する端部よりも前記搬送ベルトの送り方向の下流側に位置するように傾いて配置されていることが好ましい。
この印刷装置によれば、ブレードと補助ブレードとが同じ方向に傾いて配置されているため、搬送ベルトに付着している異物を搬送ベルトの幅方向の一方により集めやすい。
上記印刷装置において、前記搬送ベルトの前記幅方向の一方の端部に沿って配置され、前記搬送ベルトの前記幅方向への移動を規制する規制リブを備え、前記ブレードの一方の端部は、前記搬送ベルトのうちの前記規制リブが存在しない方の端部よりも外側まで延びていることが好ましい。
上記印刷装置において、前記搬送ベルトの前記幅方向の一方の端部に沿って配置され、前記搬送ベルトの前記幅方向への移動を規制する規制リブを備え、前記ブレードの一方の端部は、前記搬送ベルトのうちの前記規制リブが存在しない方の端部よりも外側まで延びていることが好ましい。
この印刷装置によれば、ブレードの一方の端部が搬送ベルトのうちの規制リブが存在しない方の端部よりも外側まで延びているため、搬送ベルトに付着している異物が搬送ベルトの外側に排出されやすい。このため、異物が液体噴射部のノズル形成面の近傍まで搬送されにくく、異物がノズルの開口に付着しにくい。
以下、印刷装置の一実施形態として、液体の一例であるインクを噴射する液体噴射部を備え、媒体の一例である用紙にインクを噴射して文字や図形などを含む画像を印刷するインクジェット式のプリンターについて、図を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の印刷装置の一例としてのプリンター11は、複数の外装ケースなどからなる略直方体を呈する筐体12を有し、この筐体12内に、図1に太い一点鎖線で示すように用紙14を搬送する搬送経路13を備える。そして、この搬送経路13に沿って、用紙14を搬送する複数のローラー対と、用紙14を支持しつつ搬送する搬送装置20と、搬送される用紙14に対してインクを噴射する液体噴射部30とが筐体12に装着されている。
搬送経路13は、液体噴射部30よりも用紙14の搬送方向Yの上流側の第1供給経路13A及び、第2供給経路13Bと、液体噴射部30よりも搬送方向Yの下流側の第3供給経路13C、分岐経路13D、ならびに、排出経路13Eとを含む。
第1供給経路13Aは、筐体12の底部に挿抜可能に備えられた用紙カセット15と液体噴射部30とを結ぶ経路である。そして、第1供給経路13Aには、用紙カセット15に積層状態で載置された用紙14のうち、最上位の用紙14を送り出すピックアップローラー16と、このピックアップローラー16により送り出された用紙14を1枚ずつ分離する分離ローラー17とが設けられている。さらに、分離ローラー17よりも搬送方向Yの下流側には、第1供給ローラー対81が設けられている。
第2供給経路13Bは、筐体12の一側面に備えられたカバー12Aを開けることによって露出する挿入部12Bと液体噴射部30とを結ぶ経路である。そして、第2供給経路13Bには、挿入部12Bから挿入された用紙14を挟持して搬送する第2供給ローラー対82が設けられている。さらに、第1供給経路13A、第2供給経路13B、及び、第3供給経路13Cが合流した位置には、第3供給ローラー対83が設けられているとともに、第3供給経路13Cには、第4供給ローラー対84が設けられている。
第3供給経路13Cは、液体噴射部30を囲うように設けられた経路であって、一旦液体噴射部30を通過した用紙14を、再び液体噴射部30よりも上流側へ戻すための経路である。すなわち、液体噴射部30よりも搬送方向Yの下流側には、分岐機構90が設けられていると共に、排出経路13Eから分岐した分岐経路13Dには、正転と逆転の双方の回転が可能な分岐ローラー対91が設けられている。
排出経路13Eは、印刷済みの用紙14が排出される排出口100と液体噴射部30とを結ぶ経路である。なお、排出口100から排出された用紙14は載置台110に載置される。
搬送装置20は、駆動源(図示略)により回転駆動される駆動ローラー21、駆動ローラー21の回転に伴い回転する従動ローラー22、及び、駆動ローラー21と従動ローラー22とに巻きかけられている無端状の搬送ベルト23を備える。また、搬送装置20は、搬送方向Yにおいて、駆動ローラー21と従動ローラー22との間に配置され、用紙14を支持する箱状の支持体24、及び、駆動ローラー21の隣に配置され、搬送ベルト23の外周面に静電気を帯電させる帯電ローラー25を備える。
帯電ローラー25は、金属製のローラー軸25Aの表面にゴム層が形成されており、ローラー軸25Aの端部に、図示しない板バネを直接接触させて高圧が印加される構成とされている。
搬送ベルト23は、駆動ローラー21の回転に伴って周回し、この周回時において外周面に接触する帯電ローラー25によって静電気が帯電する。搬送ベルト23は、この帯電した静電気によって用紙14を吸着し、吸着した用紙14をノズル形成面32(図3参照)に対峙させながら搬送方向Yへ搬送する。
液体噴射部30は、用紙14の搬送方向Yと交差(ここでは直交)する幅方向Xを長手方向とし、この長手方向に亘ってインクを同時に噴射可能な液体吐出ヘッドを有するラインヘッドである。なお、以降の説明を容易にするため、幅方向Xのうち、搬送方向Yの上流側から見て左方向(紙面の表面側に向く方向)を+X方向とし、搬送方向Yの上流側から見て右方向(紙面の裏面側に向く方向)を−X方向とする。
液体噴射部30の下面は、搬送装置20の搬送ベルト23上に支持された用紙14に向けてインクを吐出する複数のノズルの開口31が形成されたノズル形成面32(図3参照)であり、そのノズル形成面32は、搬送ベルト23において搬送方向Yの下流側に向けて移動するベルト部分の表面と対向した状態で配置されている。そして、液体噴射部30は、搬送装置20の搬送ベルト23上に支持された状態で搬送される用紙14に向かってインクを吐出することにより印刷を行う。
また、筐体12の内部には、搬送装置20を、搬送経路13を挟んでノズル形成面32と対峙する位置である第1位置と、液体噴射部30から離間した位置である第2位置(図8参照)とに切り替える移動装置70が配置されている。
移動装置70は、モーター71、及び、モーター71の回転駆動に伴って作動するリンク部材72を有している。このリンク部材72が、モーター71の駆動に伴って動作し、搬送装置20を、図1に示される第1位置から図8に示される第2位置に移動させる。
さらに、筐体12の内部には、搬送装置20が第2位置のときに液体噴射部30のノズル形成面32をワイピングするワイピング装置60が幅方向Xにおいて液体噴射部30の隣に配置されている。
次に、搬送装置20の詳細な構成について説明する。
図2に示すように、駆動ローラー21は、駆動源(図示略)により回転駆動されるローラー本体21A、及び、ローラー本体21Aの両端部に取り付けられている一対のコロ21Bを備える。
図2に示すように、駆動ローラー21は、駆動源(図示略)により回転駆動されるローラー本体21A、及び、ローラー本体21Aの両端部に取り付けられている一対のコロ21Bを備える。
また、搬送ベルト23の内周面には、搬送ベルト23の幅方向Xへの移動を規制する規制リブ26が取り付けられている。規制リブ26は、例えば樹脂材料により形成され、第1の規制リブ26A及び第2の規制リブ26Bを含む。
図4に示すように、第1の規制リブ26Aは、搬送ベルト23の幅方向Xにおける+X方向に対応する端部である第1の端部23Aに沿って搬送ベルト23の内周面に接合されている。
第2の規制リブ26Bは、搬送ベルト23の幅方向Xにおける−X方向の端部である第2の端部23Bに沿って搬送ベルト23の内周面に接合されている。
図2に示すように、搬送ベルト23が駆動ローラー21の回転に伴って周回している最中に+X方向に位置がずれようとしたとき、第2の規制リブ26Bが駆動ローラー21のコロ21Bに押し付けられ、搬送ベルト23の+X方向への移動が規制される。一方、搬送ベルト23が駆動ローラー21の回転に伴って周回している最中に−X方向に位置がずれようとしたとき、第1の規制リブ26Aが駆動ローラー21のコロ21Bに押し付けられ、搬送ベルト23の−X方向への移動が規制される。
図2に示すように、搬送ベルト23が駆動ローラー21の回転に伴って周回している最中に+X方向に位置がずれようとしたとき、第2の規制リブ26Bが駆動ローラー21のコロ21Bに押し付けられ、搬送ベルト23の+X方向への移動が規制される。一方、搬送ベルト23が駆動ローラー21の回転に伴って周回している最中に−X方向に位置がずれようとしたとき、第1の規制リブ26Aが駆動ローラー21のコロ21Bに押し付けられ、搬送ベルト23の−X方向への移動が規制される。
図4に示すように、搬送装置20は、搬送ベルト23に付着した紙粉及びインク等を含む異物200を除去するブレード40を備える。
ブレード40は、搬送ベルト23のうちの用紙14が面しない部分、すなわち、搬送ベルト23のうちの用紙14を介して液体噴射部30と面する部分と反対側の部分に接触している。ブレード40は、例えば、樹脂材料により形成される。
ブレード40は、搬送ベルト23のうちの用紙14が面しない部分、すなわち、搬送ベルト23のうちの用紙14を介して液体噴射部30と面する部分と反対側の部分に接触している。ブレード40は、例えば、樹脂材料により形成される。
図4及び図5に示すように、ブレード40は、搬送ベルト23の表面に接触しているブレード本体41、及び、ブレード本体41を支持している支持部材42を備える。
ブレード本体41は、幅方向Xにおける+X方向に対応する端部である第1の端部41Aが、幅方向Xの−X方向に対応する端部である第2の端部41Bよりも搬送ベルト23が用紙14を搬送方向Yに搬送するときのベルト移動方向である送り方向Sの下流側に位置するように傾いて配置されている。ブレード本体41は、幅方向Xにおいて、第1の規制リブ26Aと第2の規制リブ26Bとの間に配置されている。すなわち、ブレード本体41は、搬送ベルト23の幅方向Xにおいて、第1の規制リブ26A及び第2の規制リブ26Bに掛らない位置に配置されている。
ブレード本体41は、幅方向Xにおける+X方向に対応する端部である第1の端部41Aが、幅方向Xの−X方向に対応する端部である第2の端部41Bよりも搬送ベルト23が用紙14を搬送方向Yに搬送するときのベルト移動方向である送り方向Sの下流側に位置するように傾いて配置されている。ブレード本体41は、幅方向Xにおいて、第1の規制リブ26Aと第2の規制リブ26Bとの間に配置されている。すなわち、ブレード本体41は、搬送ベルト23の幅方向Xにおいて、第1の規制リブ26A及び第2の規制リブ26Bに掛らない位置に配置されている。
支持部材42は、幅方向Xにおいて+X方向に対応する端部である第1の端部42Aがブレード本体41の第2の端部41Bに接合されている。一方、支持部材42は、幅方向Xにおいて−X方向に対応する端部である第2の端部42Bが支持体24に接合されている。このため、支持部材42は、搬送ベルト23と接触していない。
図4に示すように、搬送装置20は、さらに、ブレード40よりも搬送ベルト23の送り方向Sの上流側に配置されている第1の補助ブレード51、及び、ブレード40よりも搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に配置されている第2の補助ブレード52を備える。第1の補助ブレード51及び第2の補助ブレード52は、例えば、ブレード40と同じ樹脂材料により形成される。
第1の補助ブレード51は、搬送ベルト23及び第2の規制リブ26Bに接触している。第1の補助ブレード51は、第1の補助ブレード本体51A、及び、第1の補助ブレード本体51Aを支持している支持部材51Bを備える。
第1の補助ブレード本体51Aは、幅方向Xにおける+X方向に対応する端部51Cが、幅方向Xにおける−X方向に対応する端部51Dよりも搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に位置するように傾いて配置されている。第1の補助ブレード本体51Aの長手方向の寸法は、ブレード本体41の長手方向の寸法よりも短い。第1の補助ブレード本体51Aと第2の規制リブ26Bとの接触圧は、ブレード本体41と搬送ベルト23との接触圧よりも低い。第1の補助ブレード本体51Aは、端部51Dが搬送ベルト23を介して第2の規制リブ26B上に配置されている一方、端部51Cが第2の規制リブ26Bよりも内側に配置されている。端部51Dは、幅方向Xにおいて、液体噴射部30のうちの最も−X側に形成されているノズルの開口31(図3参照)よりも−X側に位置している。
支持部材51Bは、支持部材42と同様の形状を有し、幅方向Xにおける−X方向に対応する端部51Eが第1の補助ブレード本体51Aの端部51Dに接合されている。一方、支持部材51Bは、幅方向Xにおける−X方向に対応する端部(図示略)が支持体24に接合されている。このため、支持部材51Bは、搬送ベルト23と接触していない。
第2の補助ブレード52は、搬送ベルト23及び第1の規制リブ26Aに接触している。第2の補助ブレード52は、第2の補助ブレード本体52A、及び、第2の補助ブレード本体52Aを支持している支持部材52Bを備える。
第2の補助ブレード本体52Aは、幅方向Xにおける+X方向に対応する端部52Cが、幅方向Xにおける−X方向に対応する端部52Dよりも搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に位置するように傾いて配置されている。第2の補助ブレード本体52Aの長手方向の寸法は、ブレード本体41の長手方向の寸法よりも短い。第2の補助ブレード本体52Aと第1の規制リブ26Aとの接触圧は、ブレード本体41と搬送ベルト23との接触圧よりも低い。第2の補助ブレード本体52Aは、端部52Cが搬送ベルト23を介して第1の規制リブ26A上に配置されている一方、端部52Dが第2の規制リブ26Bよりも内側に配置されている。端部52Cは、幅方向Xにおいて、液体噴射部30のうちの最も+X側に形成されているノズルの開口31(図3参照)よりも+X側に位置している。
支持部材52Bは、支持部材42と同様の形状を有し、幅方向Xにおける−X方向に対応する端部52Eが第2の補助ブレード本体52Aの端部52Cに接合されている。一方、支持部材52Bは、幅方向Xにおける+X方向に対応する端部(図示略)が支持体24に接合されている。このため、支持部材52Bは、搬送ベルト23と接触していない。
図4及び図6に示すように、ワイピング装置60は、液体噴射部30のノズル形成面32をワイピング可能なワイパー61、ワイパー61を保持する保持部62、及び、保持部62を幅方向Xにおいて−X方向から+X方向に移動させるガイド軸63を備える。ガイド軸63は例えばねじ軸からなり、幅方向Xに延びるように架設される。
駆動源(図示略)によりガイド軸63が一方の方向に回転すると、保持部62は−X方向から+X方向に移動する。保持部62が移動することに伴い、ワイパー61が弾性変形しつつ液体噴射部30のノズル形成面32に摺接することにより、ノズル形成面32に付着した異物を除去するワイピング動作が実行される。なお、ワイピング動作は、搬送装置20が図8に示される第2位置の状態において実行される。
本実施形態のプリンター11の作用について説明する。
図4に示されるように、搬送ベルト23が駆動ローラー21の回転に伴って周回することにより、搬送ベルト23に付着している紙粉及びインクを含む異物200が第1の補助ブレード本体51Aに付着する。第1の補助ブレード51は、端部51Cが端部51Dよりも搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に位置するように傾いているため、第1の補助ブレード本体51A上の異物200は、端部51Cに移動する。端部51Cに移動した異物200の一部は、第1の補助ブレード本体51Aから溢れ出して、再び搬送ベルト23に付着し、搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に移動する。そして、第1の補助ブレード本体51Aから溢れ出した異物200の一部は、ブレード40のブレード本体41に付着する。
図4に示されるように、搬送ベルト23が駆動ローラー21の回転に伴って周回することにより、搬送ベルト23に付着している紙粉及びインクを含む異物200が第1の補助ブレード本体51Aに付着する。第1の補助ブレード51は、端部51Cが端部51Dよりも搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に位置するように傾いているため、第1の補助ブレード本体51A上の異物200は、端部51Cに移動する。端部51Cに移動した異物200の一部は、第1の補助ブレード本体51Aから溢れ出して、再び搬送ベルト23に付着し、搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に移動する。そして、第1の補助ブレード本体51Aから溢れ出した異物200の一部は、ブレード40のブレード本体41に付着する。
ブレード本体41は、第1の端部41Aが第2の端部41Bよりも搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に位置するように傾いているため、異物200は、搬送ベルト23の第1の端部23A側に移動する。搬送ベルト23の第1の端部23A側に移動した異物200の一部は、ブレード本体41から溢れ出して、再び搬送ベルト23に付着し、搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に移動する。ブレード本体41から溢れ出した異物200の一部は、第2の補助ブレード本体52Aに付着する。第2の補助ブレード本体52Aは、端部52Cが端部52Dよりも搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に位置するように傾いているため、第2の補助ブレード本体52Aに付着した異物200は、端部52C側に移動して搬送装置20の外部に排出される。しかし、第2の補助ブレード本体52Aと第1の規制リブ26Aとの接触圧は、ブレード本体41と搬送ベルト23との接触圧よりも低いため、異物200の一部が第2の補助ブレード本体52Aと搬送ベルト23との隙間を通過して、再び搬送ベルト23に付着した状態で搬送される場合がある。
図7に示されるように、第2の補助ブレード本体52Aと搬送ベルト23との隙間を通過した異物200は、搬送ベルト23の第1の端部23A付近に集まった状態で搬送される。
図9に示されるように、搬送ベルト23の第1の端部23A付近に集まった状態で搬送された異物200が搬送ベルト23から舞い上がった場合、異物200は、液体噴射部30のノズル形成面32のうちの、+X方向側の端部、すなわち、搬送ベルト23の第1の端部23Aと面する部分に付着する。
ワイピング装置60が実行するワイピング動作において、ガイド軸63が一方の方向に回転すると、保持部62は図の二点鎖線で示される位置から実線で示される位置、換言すれば、−X方向から+X方向に移動する。保持部62が移動することに伴い、ワイパー61が弾性変形しつつ液体噴射部30のノズル形成面32に摺接することにより、ノズル形成面32に付着した異物200が除去される。
本実施形態のプリンター11によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)ブレード本体41は、第1の端部41Aが第2の端部41Bよりも搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に位置するように傾いているため、異物200は、搬送ベルト23の第1の端部23Aに集まりやすい。一方、ノズル形成面32は、液体噴射部30に対してワイパー61が相対移動することにより、搬送ベルト23の幅方向Xの−X方向に対応する端部である第2の端部23Bに面する部分から+X方向に対応する端部である第1の端部23Aに面する部分に向けてワイピングされる。このため、ノズル形成面32のうちの+X方向の端部に対応する部分に付着している異物200がワイパー61によりノズル形成面32の全体に拡散されることが抑制される。したがって、異物200がノズルの開口31に付着しにくく、ノズル抜けが生じにくい。
(1)ブレード本体41は、第1の端部41Aが第2の端部41Bよりも搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に位置するように傾いているため、異物200は、搬送ベルト23の第1の端部23Aに集まりやすい。一方、ノズル形成面32は、液体噴射部30に対してワイパー61が相対移動することにより、搬送ベルト23の幅方向Xの−X方向に対応する端部である第2の端部23Bに面する部分から+X方向に対応する端部である第1の端部23Aに面する部分に向けてワイピングされる。このため、ノズル形成面32のうちの+X方向の端部に対応する部分に付着している異物200がワイパー61によりノズル形成面32の全体に拡散されることが抑制される。したがって、異物200がノズルの開口31に付着しにくく、ノズル抜けが生じにくい。
(2)規制リブ26を例えば搬送ベルト23よりも硬い材料で構成した場合、ブレード本体41が搬送ベルト23の幅方向Xにおいて規制リブ26及び搬送ベルト23掛っていると、搬送ベルト23が撓んだとき、ブレード本体41と搬送ベルト23との間に隙間が形成されやすい。このため、ブレード本体41に付着している異物200がブレード本体41と搬送ベルト23との間に形成された隙間を通過してブレード40よりも搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に移動しやすい。
本実施形態のプリンター11によれば、ブレード本体41は、搬送ベルト23の幅方向Xにおいて第1の規制リブ26A及び第2の規制リブ26Bに掛らない位置に配置されている。このため、搬送ベルト23が撓みにくく、搬送ベルト23に付着している異物200が、ブレード本体41よりも搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に移動することが抑制される。
(3)第1の規制リブ26A上に第2の補助ブレード52が配置されているため、ブレード40により搬送ベルト23の幅方向Xの+X方向に集められた異物200が第2の補助ブレード52により第1の規制リブ26Aの外側に排出されやすい。このため、搬送ベルト23に付着している異物200が液体噴射部30の近傍まで搬送されにくく、異物200がノズルの開口31に付着しにくい。
(4)ブレード本体41と搬送ベルト23との接触圧が、第1の補助ブレード本体51Aと第2の規制リブ26Bとの接触圧、及び、第2の補助ブレード本体52Aと第1の規制リブ26Aとの接触圧よりも大きいため、ブレード本体41と搬送ベルト23との間に隙間が形成されにくい。このため、搬送ベルト23に付着している異物200が、ブレード本体41よりも搬送ベルト23の送り方向Sの下流側に移動することが抑制される。
(5)ブレード本体41と第1の補助ブレード本体51A及び第2の補助ブレード本体52Aとが同じ方向に傾いて配置されているため、搬送ベルト23に付着している異物200を搬送ベルト23の幅方向Xにおける+X方向により集まりやすい。
なお、上記実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・図10に示すように、搬送装置20は、第1の規制リブ26Aを省略し、ブレード40に代えてブレード140を備えることもできる。ブレード140は、搬送ベルト23に接触しているブレード本体141、及び、ブレード本体141を支持している支持部材142を備える。
・図10に示すように、搬送装置20は、第1の規制リブ26Aを省略し、ブレード40に代えてブレード140を備えることもできる。ブレード140は、搬送ベルト23に接触しているブレード本体141、及び、ブレード本体141を支持している支持部材142を備える。
ブレード本体141は、搬送ベルト23の幅方向Xにおける+X方向に対応する端部である第1の端部141Aと幅方向Xの−X方向に対応する端部である第2の端部141Bとが搬送ベルト23の送り方向Sにおいて一致するように水平に配置されている。
第1の端部141Aは、搬送ベルト23の第1の端部23Aよりも外側まで延びている。一方、第2の端部141Bは、搬送ベルト23の幅方向Xにおいて第2の規制リブ26Bよりも+X方向側に位置している。すなわち、ブレード本体141は、第2の規制リブ26Bに掛からない位置に配置されている。
支持部材142は、幅方向Xにおいて+X方向に対応する端部である第1の端部142Aがブレード本体141の第2の端部141Bに接合されている。一方、支持部材142は、幅方向Xにおいて−X方向に対応する端部である第2の端部(図示略)が支持体24に接合されている。このため、支持部材142は、搬送ベルト23と接触していない。
この構成によれば、第1の端部141Aが搬送ベルト23の第1の端部23Aよりも外側まで延びているため、搬送ベルト23に付着している異物200が搬送ベルト23の外側に排出されやすい。このため、異物200が液体噴射部30のノズル形成面32の近傍まで搬送されにくく、異物200がノズルの開口31に付着しにくい。
・上記実施形態において、第1の規制リブ26A及び第2の規制リブ26Bの少なくとも一方を省略することもできる。
・上記実施形態において、液体噴射部30は、幅方向Xに沿って移動可能なシリアルヘッドでもよい。この場合、ワイピング装置60は、搬送ベルト23に対する位置が固定され、ワイピング動作においては、液体噴射部30がワイピング装置60のワイパー61に対して−X方向から+X方向に移動することにより、ノズル形成面32がワイピングされる構成とすることもできる。
・上記実施形態において、液体噴射部30は、幅方向Xに沿って移動可能なシリアルヘッドでもよい。この場合、ワイピング装置60は、搬送ベルト23に対する位置が固定され、ワイピング動作においては、液体噴射部30がワイピング装置60のワイパー61に対して−X方向から+X方向に移動することにより、ノズル形成面32がワイピングされる構成とすることもできる。
・上記実施形態において、第1の補助ブレード51及び第2の補助ブレード52の少なくとも一方を省略することもできる。
・上記実施形態において、第1の補助ブレード本体51Aを端部51Cと端部51Dとが搬送ベルト23の送り方向Sにおいて一致するように水平に配置してもよい。
・上記実施形態において、第1の補助ブレード本体51Aを端部51Cと端部51Dとが搬送ベルト23の送り方向Sにおいて一致するように水平に配置してもよい。
・上記実施形態において、第2の補助ブレード本体52Aを端部52Cと端部52Dとが搬送ベルト23の送り方向Sにおいて一致するように水平に配置してもよい。
・上記実施形態において、印刷装置としてのプリンター11は、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体、流体として流して吐出できる固体を含む)を吐出したり噴射したりして印刷を行う流体吐出装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液状体を吐出して印刷を行う液状体吐出装置であってもよい。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を吐出する流状体吐出装置、トナーなどの粉体(粉粒体)を例とする固体を吐出する粉粒体吐出装置(例えばトナージェット式印刷装置)であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体吐出装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは、気体のみからなる流体を含まない概念であり、流体には、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体、流状体、粉粒体(粒体、粉体を含む)などが含まれる。
・上記実施形態において、印刷装置としてのプリンター11は、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体、流体として流して吐出できる固体を含む)を吐出したり噴射したりして印刷を行う流体吐出装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液状体を吐出して印刷を行う液状体吐出装置であってもよい。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を吐出する流状体吐出装置、トナーなどの粉体(粉粒体)を例とする固体を吐出する粉粒体吐出装置(例えばトナージェット式印刷装置)であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体吐出装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは、気体のみからなる流体を含まない概念であり、流体には、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体、流状体、粉粒体(粒体、粉体を含む)などが含まれる。
11:プリンター(印刷装置)、14:用紙(媒体)、20:搬送装置、23:搬送ベルト、23A:第1の端部、23B:第2の端部、26:規制リブ、26A:第1の規制リブ、26B:第2の規制リブ、30:液体噴射部、31:開口、32:ノズル形成面、40,140:ブレード、41A,141A:第1の端部、41B,141B:第2の端部、52:第2の補助ブレード(補助ブレード)、52C:端部、52D:端部、60:ワイピング装置、200:異物。
Claims (6)
- 媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトの表面と対向する位置に配置され、その搬送ベルトにより搬送される前記媒体に液体を噴射するためのノズルの開口が形成されたノズル形成面を有する液体噴射部と、
前記搬送ベルトの表面に接触し、前記搬送ベルトに付着した異物を除去するブレードと、
前記ノズル形成面をワイピング可能に配置されているワイピング装置とを備え、
前記ブレードは、前記搬送ベルトの幅方向の一方に向けて前記異物が集まるように配置され、
前記ノズル形成面は、前記液体噴射部と前記ワイピング装置とが相対移動することにより、前記搬送ベルトの幅方向の他方に対応する部分から前記幅方向の一方に対応する部分に向けてワイピングされることを特徴とする印刷装置。 - 前記搬送ベルトの前記幅方向への移動を規制する規制リブを備え、
前記搬送ベルトは、前記幅方向の一方に対応する端部である第1の端部、及び、前記幅方向の他方に対応する端部である第2の端部を含み、
前記規制リブは、前記第1の端部に沿って配置される第1の規制リブ、及び、前記第2の端部に沿って配置される第2の規制リブを含み、
前記ブレードは、前記搬送ベルトの搬送方向において前記第1の規制リブ及び前記第2の規制リブに掛からない位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記ブレードよりも前記搬送ベルトの送り方向の下流側に配置され、前記ブレードよりも短い補助ブレードをさらに備え、
前記補助ブレードは、前記第1の規制リブ上に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。 - 前記ブレードと前記搬送ベルトとの接触圧は、前記補助ブレードと前記第1の規制リブとの接触圧よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
- 前記ブレード及び前記補助ブレードは、前記搬送ベルトの前記幅方向の一方に対応する端部が、前記搬送ベルトの前記幅方向の他方に対応する端部よりも前記搬送ベルトの送り方向の下流側に位置するように傾いて配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載の印刷装置。
- 前記搬送ベルトの前記幅方向の一方の端部に沿って配置され、前記搬送ベルトの前記幅方向への移動を規制する規制リブを備え、
前記ブレードの一方の端部は、前記搬送ベルトのうちの前記規制リブが存在しない方の端部よりも外側まで延びていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
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-
2016
- 2016-03-10 JP JP2016046656A patent/JP2017159566A/ja active Pending
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