JP2017158913A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

画像処理装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017158913A
JP2017158913A JP2016047785A JP2016047785A JP2017158913A JP 2017158913 A JP2017158913 A JP 2017158913A JP 2016047785 A JP2016047785 A JP 2016047785A JP 2016047785 A JP2016047785 A JP 2016047785A JP 2017158913 A JP2017158913 A JP 2017158913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lesion
image
information
reference image
comparison
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016047785A
Other languages
English (en)
Inventor
長尾 健司
Kenji Nagao
健司 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016047785A priority Critical patent/JP2017158913A/ja
Publication of JP2017158913A publication Critical patent/JP2017158913A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】基準画像において病変の修正が発生した場合に、基準画像より後に取得された画像に対する修正の手間を軽減させる。【解決手段】基準画像の病変情報から病変が削除されると(ステップS2)、基準画像の病変情報からの病変の削除に伴う、比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させる(ステップS3)。パターンAが選択された場合には、比較画像の病変情報から、削除された病変に対応付けられていた病変を削除する(ステップS5)。パターンBが選択された場合には、比較画像の病変情報に対し、削除された病変に対応付けられていた病変を、新病変として再登録する(ステップS6)。パターンCが選択された場合には、基準画像中の元病変の指定を受け付け(ステップS7)、比較画像の病変情報に対し、削除された病変に対応付けられていた病変を、指定された病変の分離病変として再登録する(ステップS8)。【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
病変の経過観察においては、同一病変に対し治療開始前の基準画像と治療開始後の比較画像とで病変の形状や大きさ等の変化を追い、病気の悪化や回復を判断するのが一般的である。具体的には、基準画像と比較画像における各病変の形状や大きさを比較するため、それぞれの画像に対し病変位置を特定し、病変上の計測点を指定して病変の大きさを測り、同一病変には同一の病変番号を付ける等して、異なる画像間で同一病変を対応付けて記録しておく必要がある。
例えば、比較される一方の画像上でユーザーが注目箇所を指定すると、他方の画像についても、その箇所に相当する箇所を注目箇所として設定し、両画像のそれぞれに対して、注目箇所を含む病変領域の長径及び短径を計測する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−72433号公報
しかしながら、経過観察においては、病変の経時的変化により病気の悪化や回復を判断するため、比較対象となる一方の画像における病変の検出や計測結果等の病変判定結果が誤りと判明し修正が必要となった場合、他方の画像に対する病変判定結果にも修正が必要となる場合がある。
例えば、数週間毎の投薬による経過観察がベースとなる治験においては、プロトコル条件に合う病変を比較元となる基準画像から予め選定し、基準画像からの病変の大きさや数等の変化量に基づいて治療薬の効果判定を行う。そのため、基準画像中の病変に対する判定が誤っていて、これを修正する場合には、基準画像中の病変に対応けられた、それ以降に撮影された画像内の全病変に影響が及び、修正の手間が大きかった。
特に、元は一つの病変だったものが、後に複数の小さな病変に分かれる分離病変等、変化が複雑な場合には、病変の判定における間違いが生じやすく、後から修正される場合も多い。
具体的には、基準画像において判定対象でないものが病変として記録されていた場合、基準画像の病変情報からこの病変を削除するとともに、比較画像において削除病変と対応付けられていた病変についても削除する。そして、基準画像と比較画像の両画像において、必要に応じて病変番号を振り直す。また、比較画像において削除病変と対応付けられていた病変が新たに出現した病変である場合や、基準画像に含まれる病変の分離病変である場合には、比較画像の病変上に再度計測のためのアノテーションを描画して計測を行う等、病変を別途登録し直す必要がある。このような作業を、基準画像より後に取得された画像全てに対して行う必要があるため、手間がかかっていた。
また、基準画像において判定対象とすべき病変を見落としていた場合、基準画像の病変情報に新たな病変を追加するとともに、比較画像においても追加病変と対応付けられる病変があれば、その対応関係を登録することになる。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、基準画像において病変の修正が発生した場合に、基準画像より後に取得された画像に対する修正の手間を軽減させることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被写体を撮影して取得された基準画像と、当該基準画像が取得された後で前記被写体を撮影して取得された比較画像と、のそれぞれから検出された病変に関する病変情報が記憶されている記憶手段を利用可能な画像処理装置であって、前記基準画像に含まれる一の病変と前記比較画像に含まれる一又は複数の病変とが対応付けられており、前記記憶手段に記憶されている前記基準画像の病変情報に対して、病変が削除又は追加された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させる選択手段と、前記選択された修正方法に従って、前記比較画像の病変情報を修正する修正手段と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記選択手段は、前記基準画像の病変情報に対して、病変が削除又は追加されたタイミング、又は、前記比較画像が表示手段に表示されたタイミングで、前記比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、前記選択手段は、前記基準画像の病変情報から病変が削除された場合に、前記比較画像の病変情報からも、前記削除された病変に対応付けられていた病変を削除する方法、前記比較画像の病変情報に対し、前記削除された病変に対応付けられていた病変を、新たに出現した病変として再登録する方法、前記比較画像の病変情報に対し、前記削除された病変に対応付けられていた病変を、前記基準画像に含まれる前記削除された病変以外の病変の分離病変として再登録する方法、のうち、いずれかを選択させる。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、前記選択手段は、前記基準画像の病変情報に病変が追加された場合に、前記比較画像の病変情報に対しても、前記追加された病変に対応付けられる病変を新たに登録する方法、前記比較画像の病変情報に含まれる病変の中から指定された病変を、前記追加された病変に対応付けられる病変として再登録する方法、のうち、いずれかを選択させる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記比較画像の病変情報について、修正前及び修正後の内容を通知する通知手段を備える。
請求項6に記載の発明は、被写体を撮影して取得された基準画像と、当該基準画像が取得された後で前記被写体を撮影して取得された比較画像と、のそれぞれから検出された病変に関する病変情報が記憶されている記憶手段を利用可能な画像処理装置のコンピューターを制御するためのプログラムであって、前記基準画像に含まれる一の病変と前記比較画像に含まれる一又は複数の病変とが対応付けられており、前記コンピューターを、前記記憶手段に記憶されている前記基準画像の病変情報に対して、病変が削除又は追加された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させる選択手段、前記選択された修正方法に従って、前記比較画像の病変情報を修正する修正手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、基準画像において病変の修正が発生した場合に、基準画像より後に取得された画像に対する修正の手間を軽減させることができる。
医用画像表示システムのシステム構成図である。 病変情報管理テーブルの例を示す図である。 クライアント端末の機能的構成を示すブロック図である。 クライアント端末により実行される基準病変情報削除処理を示すフローチャートである。 (a)は、基準画像から病変が削除される前の基準画像及び比較画像の表示例を示す図である。(b)は、図5(a)の状態での基準画像、比較画像に含まれる各病変の長径と増大率を示す図である。 (a)は、基準画像から病変が削除された後の基準画像及び比較画像の表示例を示す図である。(b)は、図6(a)の状態での基準画像、比較画像に含まれる各病変の長径と増大率を示す図である。 基準画像から病変が削除された際に表示される修正方法選択画面の例である。 (a)は、パターンAが選択された際の基準画像及び比較画像の表示例を示す図である。(b)は、図8(a)の状態での基準画像、比較画像に含まれる各病変の長径と増大率を示す図である。 (a)は、パターンBが選択された際の基準画像及び比較画像の表示例を示す図である。(b)は、図9(a)の状態での基準画像、比較画像に含まれる各病変の長径と増大率を示す図である。 (a)は、パターンCが選択された際の基準画像及び比較画像の表示例を示す図である。(b)は、図10(a)の状態での基準画像、比較画像に含まれる各病変の長径と増大率を示す図である。 パターンCが選択された場合に表示される修正内容通知画面の例である。 クライアント端末により実行される基準病変情報追加処理を示すフローチャートである。 (a)は、基準画像に病変が追加される前の基準画像及び比較画像の表示例を示す図である。(b)は、図13(a)の状態での基準画像、比較画像に含まれる各病変の長径と増大率を示す図である。 (a)は、基準画像に病変が追加された後の基準画像及び比較画像の表示例を示す図である。(b)は、図14(a)の状態での基準画像、比較画像に含まれる各病変の長径と増大率を示す図である。 基準画像に病変が追加された際に表示される修正方法選択画面の例である。 (a)は、パターンDが選択された際の基準画像及び比較画像の表示例を示す図である。(b)は、図16(a)の状態での基準画像、比較画像に含まれる各病変の長径と増大率を示す図である。 (a)は、パターンEが選択された際の基準画像及び比較画像の表示例を示す図である。(b)は、図17(a)の状態での基準画像、比較画像に含まれる各病変の長径と増大率を示す図である。 パターンEが選択された場合に表示される修正内容通知画面の例である。 修正方法の選択と修正前後の内容通知を同時に行うための修正方法選択画面の例である。 対象となる医用画像を切り替え可能な修正方法選択画面の例である。 対象となる医用画像を切り替え可能であり、かつ、修正方法の選択と修正前後の内容通知を同時に行うための修正方法選択画面の例である。 基準画像において病変が削除された場合に、比較画像上に表示される修正方法の例である。 基準画像において病変が追加された場合に、比較画像上に表示される修正方法の例である。
以下、本発明の一実施の形態について説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
〔医用画像表示システムの構成〕
図1に、医用画像表示システム100のシステム構成例を示す。
図1に示すように、医用画像表示システム100は、画像管理サーバー10と、画像処理装置としてのクライアント端末20と、から構成され、各装置は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信回線からなる通信ネットワークNを介してデータ送受信可能に接続されている。医用画像表示システム100を構成する各装置は、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格に準じており、各装置間の通信は、DICOMに則って行われる。なお、各装置の台数は、特に限定されない。
画像管理サーバー10は、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、CR(Computed Radiography)装置等の各種モダリティー(撮影装置)により生成された医用画像の画像データ、及び医用画像に関する付帯情報等を蓄積記憶・管理するコンピューター装置である。医用画像には、CT装置やMRI装置等により生成された断層画像群や、CR装置により生成された単純X線画像等が含まれる。具体的に、画像管理サーバー10は、ハードディスク等により構成される記憶部15を有する。この記憶部15は、医用画像を格納する医用画像DB(Data Base)151と、医用画像DB151に格納されている医用画像に関する付帯情報を検索可能に格納する付帯情報DB152と、病変情報管理テーブル153と、を記憶している。
医用画像DB151において記憶される医用画像は、DICOM規格に則ったDICOMファイル形式で保存されている。DICOMファイルは、画像部とヘッダー部とから構成される。画像部には医用画像の実データ、ヘッダー部には当該医用画像に関する付帯情報が書き込まれている。
付帯情報は、例えば、患者情報、検査情報、シリーズ情報、画像詳細情報を含んで構成されている。
患者情報は、患者を識別するための患者識別情報(例えば、患者ID)、患者の氏名、性別、生年月日等の医用画像の患者に関する各種情報が含まれる。
検査情報は、検査を識別するための検査識別情報(例えば、検査ID)、検査日、担当医師等の検査に関する各種情報が含まれる。
シリーズ情報は、シリーズを識別するためのシリーズ識別情報(例えば、シリーズID)、シリーズに含まれる医用画像を生成した撮影装置の種類、撮影部位、当該医用画像が断層画像である場合のスライス間隔、総スライス数等のシリーズに関する各種情報が含まれる。
ここで、シリーズとは、互いに関連する一連の医用画像の纏まりを指す。例えば、CT装置やMRI装置では、人体の或る範囲(例えば、胸部から腹部にかけて)を体軸方向(例えば、頭−足方向)に沿って予め定められたスライス間隔(例えば、1mm間隔)で複数連続撮影することによって複数(100枚〜数千枚)の断層画像を生成する。この生成された一纏まりの断層画像群は一つのシリーズとして取り扱われる。同一シリーズに属する全ての断層画像には、同一のシリーズ情報が付帯されている。総スライス数とは、同一シリーズに属する断層画像の総数である。
画像詳細情報は、医用画像を識別するための画像識別情報(例えば、画像ID)、スライス位置(同一シリーズにおいて最初に撮影された断層画像の体軸方向の位置を0mm(基準)とした場合の各断層画像の撮影時の体軸方向の位置)、画像生成時刻、医用画像の格納場所を示すファイルパス名等の当該医用画像に関する各種情報が含まれる。
図2に、病変情報管理テーブル153の例を示す。病変情報管理テーブル153は、医用画像から検出された病変に関する病変情報を管理するためのテーブルである。病変情報管理テーブル153には、患者ID、VISIT ID、検査日(撮影日)、撮影装置、撮影部位、シリーズID、画像ID、病変番号、病変位置、計測値等が対応付けられている。
医療機関においては、治験の開始前後、すなわち医薬品又は医療機器を被験者に対して使用する前と後に、予め登録された撮影装置によって検査撮影を実施する。治験開始前の検査撮影の実施回数は通常は1回であるが、治験開始後には、例えば2週間後、4週間後等の間隔を空けて複数回の検査撮影を実施する。検査撮影の間隔は、治験実施計画に従って決定される。
各検査撮影は、被験者の来院毎に行われることから、VISITと呼ばれ、一般的に、治験の開始前のタイミングで行われる検査撮影は投薬前VISIT、治験の開始後に間隔を空けて複数のタイミングで行われる検査撮影は投薬後VISITと呼ばれている。投薬前VISITは、病変の大きさの判定基準になるため、ベースラインと呼ばれることもある。また、複数のタイミングで行われる投薬後VISITは、投薬からの経過時間と組み合わせて、例えば投薬から2週間後及び4週間後のタイミングで行われる検査撮影はそれぞれ2週間後VISIT、4週間後VISITと区別されることがある。
以下、投薬前VISITをベースラインといい、複数のタイミングで行われる投薬後VISITを、治験開始後の撮影回数を表す数字xと組み合わせてVISITxと表す。例えば、VISIT1は治験開始後の1回目のVISITを表し、VISIT2は治験開始後の2回目のVISITを表す。
ベースライン及びVISITxでは、それぞれ同じ撮影装置を用いて同じ人物の同じ部位の撮影を行う。ベースライン及びVISITxの各検査撮影により得られる医用画像は、各撮影装置を1単位とするか、又は同じ撮影装置でも各撮影部位を1単位とするシリーズの医用画像である。例えば、CT装置により1回の撮影で生成された数百枚の医用画像が一つのシリーズの医用画像として生成される場合もあれば、CR装置により生成された1枚の医用画像が一つのシリーズの医用画像として生成される場合もある。
VISIT IDは、ベースライン及びVISITxの各検査撮影に割り当てられる識別情報である。
病変情報管理テーブル153の各レコードにおいて、シリーズID及び画像IDにより、各VISITに対して、病変の経過観察に用いられた医用画像が特定される。
病変番号は、医用画像から検出(指摘)された個々の病変の識別情報である。
病変位置は、医用画像中の病変の位置(座標)である。例えば、病変に対して長径を示す矢印をアノテーションとして表示する場合には、病変位置として、矢印の両端(2点)の座標を用いてもよい。
計測値は、病変から計測された値であり、例えば、長径、短径、面積等が用いられる。
病変情報管理テーブル153には、被写体を撮影して取得された基準画像(ベースラインにおける医用画像)と、当該基準画像が取得された後で被写体(ベースラインと同一人物の同一部位)を撮影して取得された比較画像(VISITxにおける医用画像)と、のそれぞれから検出された病変に関する病変情報が記憶されている。また、病変番号にて、基準画像に含まれる一の病変と比較画像に含まれる一又は複数の病変とが対応付けられている。基準画像と比較画像との間で同一の病変番号が付されていることは、同一病変であると判定されたことを示している。また、途中で分離した病変に対しては、分離前の病変の病変番号を「1」、分離後の病変の病変番号を「1_1」、「1_2」等として、対応関係を表す。
画像管理サーバー10は、通信ネットワークNを介してクライアント端末20からの検索要求に応じて、クライアント端末20から送信される条件に合致した医用画像を付帯情報DB152、病変情報管理テーブル153により検索して、条件に合致した医用画像のリストをクライアント端末20に送信する。また、画像管理サーバー10は、クライアント端末20から取得要求のあった医用画像、付帯情報、病変情報管理テーブル153内の情報を、記憶部15から読み出してクライアント端末20に送信する。
〔クライアント端末の構成〕
クライアント端末20は、画像管理サーバー10に蓄積記憶されている医用画像を取得して、医師の読影用に表示するためのコンピューター装置である。
図3に、クライアント端末20の機能的構成を示す。
図3に示すように、クライアント端末20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、RAM25、記憶部26等を備えて構成され、各部はバス27により接続されている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)等により構成され、記憶部26に記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出し、RAM25内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムに従って各部を制御する。
操作部22は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号を制御部21に出力する。
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターにより構成され、制御部21から入力される表示信号の指示に従って、各種画面や医用画像等を表示する。
通信部24は、LANアダプター、ルーター、TA(Terminal Adapter)等を備え、通信ネットワークNに接続された各装置とデータの送受信を行う。
RAM25は、制御部21により実行制御される各種処理において、記憶部26から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメーター等を一時的に格納するワークエリアを形成する。
記憶部26は、ハードディスクや半導体の不揮発性メモリー等により構成される。
記憶部26は、制御部21で実行されるシステムプログラムや、基準病変情報削除処理プログラム、基準病変情報追加処理プログラムを始めとする各種プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータを記憶する。
制御部21は、画像管理サーバー10の記憶部15に記憶されている基準画像の病変情報に対して、病変が削除又は追加された場合に、記憶部15に記憶されている比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させる。すなわち、制御部21は、選択手段として機能する。
例えば、制御部21は、基準画像の病変情報に対して、病変が削除又は追加されたタイミングで、比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させる。
制御部21は、基準画像の病変情報から病変が削除された場合に、比較画像の病変情報に対する修正方法として、以下のパターンA〜Cのいずれかの方法を選択させる。
(パターンA)比較画像の病変情報からも、削除された病変に対応付けられていた病変を削除する方法
(パターンB)比較画像の病変情報に対し、削除された病変に対応付けられていた病変を、新たに出現した病変(新病変)として再登録する方法
(パターンC)比較画像の病変情報に対し、削除された病変に対応付けられていた病変を、基準画像に含まれる削除された病変以外の病変の分離病変として再登録する方法
制御部21は、基準画像の病変情報に病変が追加された場合に、比較画像の病変情報に対する修正方法として、以下のパターンD,Eのいずれかの方法を選択させる。
(パターンD)比較画像の病変情報に対しても、追加された病変に対応付けられる病変を新たに登録する方法
(パターンE)比較画像の病変情報に含まれる病変の中から指定された病変を、追加された病変に対応付けられる病変として再登録する方法
制御部21は、選択された修正方法に従って、比較画像の病変情報を修正する。すなわち、制御部21は、修正手段として機能する。
制御部21は、比較画像の病変情報について、修正前及び修正後の内容を通知する。すなわち、制御部21は、通知手段として機能する。
〔クライアント端末の動作〕
次に、本実施の形態の動作について説明する。
図4は、クライアント端末20により実行される基準病変情報削除処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部21と記憶部26に記憶されている基準病変情報削除処理プログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、ユーザーが操作部22からの操作により、画像管理サーバー10にて管理されている医用画像の中から、基準画像と、基準画像より後に基準画像と同じ被写体を撮影して取得された比較画像を選択すると、制御部21は、選択された基準画像と比較画像を画像管理サーバー10から取得し、取得された基準画像と比較画像を表示部23に表示させる(ステップS1)。基準画像と比較画像は、画像管理サーバー10の記憶部15に記憶されている病変情報管理テーブル153において、同一人物の同一部位について、ベースライン、VISITxに対応する医用画像として登録されている医用画像の中から選択される。また、制御部21は、基準画像と比較画像の病変情報を病変情報管理テーブル153から取得し、各画像上に、病変毎に、病変番号、病変位置、計測値(長径)を表示させる。
図5(a)に、基準画像及び比較画像の表示例を示す。各画像上に、当該画像に含まれる病変の位置を示すアノテーション(矢印)が表示されるとともに、アノテーションの近傍に、そのアノテーションに対応する病変の病変番号と計測値(長径)が表示される。また、図5(b)に、基準画像、比較画像のそれぞれに含まれる各病変の長径と、基準画像から比較画像にかけての病変の増大率を示す。長径は、病変情報管理テーブル153から取得された値(計測値)であり、増大率は、基準画像と比較画像における各病変の長径に基づいて算出された値である。
具体的には、基準画像の病変情報には、病変番号1の病変(長径4.98mm)と病変番号2の病変(長径11.42mm)が含まれ、比較画像の病変情報には、病変番号1の病変(長径3.84mm)と病変番号2の病変(長径10.23mm)が含まれている。基準画像取得時から比較画像取得時にかけて、病変番号1の病変は、4.98mmから3.84mmと小さくなっており、増大率は「−22.89%」である。また、病変番号2の病変は、11.42mmから10.23mmと小さくなっており、増大率は「−10.42%」である。
次に、ユーザーが操作部22からの操作により、基準画像において病変と判定されていたもののうち、いずれかの病変の削除を指示すると、制御部21は、指示に応じて、基準画像の病変情報から該当する病変を削除する(ステップS2)。
例えば、基準画像に対する振り返り判定を行った結果、病変であると判定されていた病変番号1の病変が腹水等、RECIST規約上は判定対象外とされるものであった場合には、基準画像の病変情報から病変番号1の病変が削除される。
基準画像の病変情報から病変番号1の病変が削除されると、元々基準画像の病変番号1の病変と対応付けられていた比較画像の病変番号1の病変が、対応付け先を失った状態となり、この比較画像の病変番号1の病変の扱いをどうするかが問題となる。また、基準画像の病変情報から病変番号1の病変が削除されると、必要に応じて、基準画像内の他の病変の病変番号が変更される(病変番号2→病変番号1等)。基準画像での病変番号の変更に伴い、変更された病変番号の病変と対応付けられていた比較画像内の病変の病変番号も変更される。
図6(a)に、基準画像の病変情報から元々病変番号1が付されていた病変が削除された後の基準画像及び比較画像の表示例を示す。図6(b)に、その時の基準画像、比較画像のそれぞれに含まれる各病変の長径及び増大率を示す。基準画像の病変情報から病変番号1の病変が削除されたことにより、基準画像及び比較画像の両画像において、元々病変番号2が付されていた病変の病変番号が1に変更される。また、比較画像において、基準画像で削除された病変に対応付けられていた病変をどう扱うかは未確定の状態である。
次に、制御部21は、表示部23に修正方法選択画面を表示させ、ユーザーによる操作部22からの操作により、基準画像の病変情報からの病変の削除に伴う、比較画像の病変情報に対する修正方法の選択を受け付ける(ステップS3)。
図7に、表示部23に表示される修正方法選択画面231の例を示す。
修正方法選択画面231には、ラジオボタンR1,R2,R3、プルダウンメニューP1、OKボタンB1、キャンセルボタンB2が含まれる。
ラジオボタンR1は、上述したパターンAを選択するためのボタンであり、比較画像内の、削除された病変に対応付けられていた病変も判定対象ではないとユーザーが判断した場合に、選択される。
ラジオボタンR2は、上述したパターンBを選択するためのボタンであり、比較画像内の、削除された病変に対応付けられていた病変が新たに出現した病変(新病変)であるとユーザーが判断した場合に、選択される。
ラジオボタンR3は、上述したパターンCを選択するためのボタンであり、比較画像内の、削除された病変に対応付けられていた病変が、基準画像に含まれる削除された病変以外の病変の分離病変であるとユーザーが判断した場合に、選択される。
プルダウンメニューP1は、ラジオボタンR1〜R3のうちラジオボタンR3(パターンC)が選択された場合に、基準画像における元病変(分離病変と対応付けられる病変)を指定する際に用いられる。
OKボタンB1は、修正方法選択画面231において選択された内容を確定させるためのボタンである。
キャンセルボタンB2は、修正方法選択画面231における選択をキャンセルするためのボタンである。
次に、制御部21は、基準画像の病変情報からの病変の削除に伴う、比較画像の病変情報に対する修正方法として、パターンA〜Cのいずれが選択されたかを判断する(ステップS4)。
パターンAが選択された場合には(ステップS4;パターンA)、制御部21は、比較画像の病変情報から、削除された病変に対応付けられていた病変を削除する(ステップS5)。
図8(a)に、パターンAが選択された際の基準画像及び比較画像の表示例を示す。図8(b)に、その時の基準画像、比較画像のそれぞれに含まれる各病変の長径及び増大率を示す。パターンAでは、比較画像において、元々(図5(a)の状態で)病変番号1が付されていた病変が削除される(対象外)。
ステップS4において、パターンBが選択された場合には(ステップS4;パターンB)、制御部21は、比較画像の病変情報に対し、削除された病変に対応付けられていた病変を、新病変として再登録する(ステップS6)。制御部21は、この新病変の病変位置や計測値については、削除された病変に対応付けられていた病変の値をそのまま用いる。
図9(a)に、パターンBが選択された際の基準画像及び比較画像の表示例を示す。図9(b)に、その時の基準画像、比較画像のそれぞれに含まれる各病変の長径及び増大率を示す。パターンBでは、比較画像において、元々(図5(a)の状態で)病変番号1が付されていた病変に別の病変番号2(他の病変と重複しない最小の番号)が付される。
ステップS4において、パターンCが選択された場合には(ステップS4;パターンC)、制御部21は、ユーザーによる操作部22からの操作により、基準画像中の元病変の指定を受け付ける(ステップS7)。具体的には、図7に示した修正方法選択画面231のプルダウンメニューP1において、基準画像に含まれる削除された病変以外の病変の中からいずれかの病変が指定される。
次に、制御部21は、比較画像の病変情報に対し、削除された病変に対応付けられていた病変を、ステップS7において指定された病変の分離病変として再登録する(ステップS8)。制御部21は、この分離病変の病変位置や計測値については、削除された病変に対応付けられていた病変の値を保持したまま、基準画像と比較画像との間での病変同士の対応関係(病変番号)のみを変更する。
図10(a)に、パターンCが選択された際の基準画像及び比較画像の表示例を示す。図10(b)に、その時の基準画像、比較画像のそれぞれに含まれる各病変の長径及び増大率を示す。図10(a)及び(b)に示す例では、比較画像において、元々(図5(a)の状態で)病変番号2が付されていた病変に病変番号1_1が付され、元々病変番号1が付されていた病変に病変番号1_2が付されている。
なお、図10(b)では、基準画像に含まれる分離前の病変に対応する病変番号を、比較画像に含まれる分離後の病変の病変番号の一つとして記載しているが、実際は、基準画像に含まれる分離前の病変に対応する病変番号は1である。以下、他の図面内で分離病変を記述する際においても同様とする。
ステップS5、ステップS6又はステップS8の後、制御部21は、比較画像の病変情報について、修正前及び修正後の内容を通知する(ステップS9)。
図11に、パターンCが選択された場合に表示部23に表示される修正内容通知画面232の例を示す。修正内容通知画面232には、比較画像において、図5(a)では病変番号1が付されていた病変について、図10(a)では病変番号1_2に変更され、図5(a)では病変番号2が付されていた病変について、図10(a)では病変番号1_1に変更されたことが示されている。
修正内容通知画面232に含まれるOKボタンB11が押下されることで、修正内容が確定される。制御部21は、画像管理サーバー10の記憶部15に記憶されている病変情報管理テーブル153を更新するために、基準画像及び比較画像の病変情報の修正内容を、通信部24を介して画像管理サーバー10に送信する。
画像管理サーバー10では、クライアント端末20から送信された基準画像及び比較画像の病変情報の修正内容に基づいて、病変情報管理テーブル153が更新される。
以上で、基準病変情報削除処理が終了する。
図12は、クライアント端末20により実行される基準病変情報追加処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部21と記憶部26に記憶されている基準病変情報追加処理プログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、ユーザーが操作部22からの操作により、画像管理サーバー10にて管理されている医用画像の中から、基準画像と、基準画像より後に基準画像と同じ被写体を撮影して取得された比較画像を選択すると、制御部21は、選択された基準画像と比較画像を画像管理サーバー10から取得し、取得された基準画像と比較画像を表示部23に表示させる(ステップS11)。
図13(a)に、基準画像及び比較画像の表示例を示す。また、図13(b)に、基準画像、比較画像のそれぞれに含まれる各病変の長径と、基準画像から比較画像にかけての病変の増大率を示す。
具体的には、基準画像の病変情報には、病変番号1の病変(長径11.42mm)が含まれ、比較画像の病変情報には、病変番号1_1の病変(長径10.23mm)と病変番号1_2の病変(長径3.84mm)が含まれている。つまり、比較画像内の二つの病変は、基準画像の病変番号1の病変の分離病変として記録されている。基準画像における病変番号1の病変の長径が11.42mmであるのに対し、比較画像における病変番号1_1,1_2の病変の長径の和は14.07mm(10.23mm+3.84mm)であるため、増大率は「23.20%」である。
次に、ユーザーが操作部22からの操作により、基準画像において見辛い病変(前回の判定では見落としていた病変)について、病変の追加を指示すると、制御部21は、指示に応じて、基準画像の病変情報に該当する病変を追加する(ステップS12)。
基準画像の病変情報に対して新たに病変が追加されると、比較画像において、この追加された病変と対応付けられるべき病変の扱いをどうするかが問題となる。
図14(a)に、基準画像の病変情報に病変番号2の病変(長径4.98mm)が追加された後の基準画像及び比較画像の表示例を示す。図14(b)に、その時の基準画像、比較画像のそれぞれに含まれる各病変の長径及び増大率を示す。基準画像の病変情報に病変番号2の病変が追加されたが、比較画像において、その病変がどうなったかは未確定の状態である。
次に、制御部21は、表示部23に修正方法選択画面を表示させ、ユーザーによる操作部22からの操作により、基準画像の病変情報への病変の追加に伴う、比較画像の病変情報に対する修正方法の選択を受け付ける(ステップS13)。
図15に、表示部23に表示される修正方法選択画面233の例を示す。
修正方法選択画面233には、ラジオボタンR11,R12、プルダウンメニューP11、OKボタンB21、キャンセルボタンB22が含まれる。
ラジオボタンR11は、上述したパターンDを選択するためのボタンであり、比較画像内において、追加された病変に対応付けられる病変の存在をユーザーが新たに認識した場合に、選択される。
ラジオボタンR12は、上述したパターンEを選択するためのボタンであり、比較画像内において、既に登録されている病変のいずれかが、追加された病変に対応付けられる病変であるとユーザーが判断した場合に、選択される。
プルダウンメニューP11は、ラジオボタンR11,R12のうちラジオボタンR12(パターンE)が選択された場合に、追加された病変に対応付けられる病変を比較画像内の登録済み病変から指定する際に用いられる。
OKボタンB21は、修正方法選択画面233において選択された内容を確定させるためのボタンである。
キャンセルボタンB22は、修正方法選択画面233における選択をキャンセルするためのボタンである。
次に、制御部21は、基準画像の病変情報への病変の追加に伴う、比較画像の病変情報に対する修正方法として、パターンD,Eのいずれが選択されたかを判断する(ステップS14)。
パターンDが選択された場合には(ステップS14;パターンD)、制御部21は、比較画像の病変情報に対し、基準画像中の追加された病変に対応付けられる病変を新規登録する(ステップS15)。制御部21は、比較画像の病変情報に、新たな病変の病変位置及び計測値を追加するとともに、基準画像中の追加された病変と同一の病変番号を付して追加病変と対応付ける。
図16(a)に、パターンDが選択された際の基準画像及び比較画像の表示例を示す。図16(b)に、その時の基準画像、比較画像のそれぞれに含まれる各病変の長径及び増大率を示す。パターンDでは、比較画像において、元々登録されていた病変についての基準画像との対応関係は維持したまま、追加された病変に対応付けられる病変番号2の病変として、見辛い病変が新規に登録される。具体的には、病変位置として、病変の長径を示す線分の両端の2点が指定されると、長径に対応する矢印のアノテーションが描画されるとともに、長径に対応する計測値が算出される。
ステップS14において、パターンEが選択された場合には(ステップS14;パターンE)、制御部21は、ユーザーによる操作部22からの操作により、比較画像中の登録済み病変の指定を受け付ける(ステップS16)。具体的には、図15に示した修正方法選択画面233のプルダウンメニューP11において、比較画像に含まれる登録済み病変の中からいずれかの病変が指定される。
次に、制御部21は、比較画像の病変情報に対し、ステップS16において指定された病変を、基準画像において追加された病変に対応付けられる病変として再登録する(ステップS17)。制御部21は、この病変の病変位置や計測値については、指定された病変の値を保持したまま、基準画像と比較画像との間での病変同士の対応関係(病変番号)のみを変更する。
図17(a)に、パターンEが選択された際の基準画像及び比較画像の表示例を示す。図17(b)に、その時の基準画像、比較画像のそれぞれに含まれる各病変の長径及び増大率を示す。図17(a)及び(b)に示す例では、比較画像において、元々(図13(a)の状態で)病変番号1_1が付されていた病変に病変番号1が付され、元々病変番号1_2が付されていた病変に病変番号2が付されている。
ステップS15又はステップS17の後、制御部21は、比較画像の病変情報について、修正前及び修正後の内容を通知する(ステップS18)。
図18に、パターンEが選択された場合に表示部23に表示される修正内容通知画面234の例を示す。修正内容通知画面234には、比較画像において、図13(a)では病変番号1_1が付されていた病変について、図17(a)では病変番号1に変更され、図13(a)では病変番号1_2が付されていた病変について、図17(a)では病変番号2に変更されたことが示されている。
修正内容通知画面234に含まれるOKボタンB31が押下されることで、修正内容が確定される。制御部21は、画像管理サーバー10の記憶部15に記憶されている病変情報管理テーブル153を更新するために、基準画像及び比較画像の病変情報の修正内容を、通信部24を介して画像管理サーバー10に送信する。
画像管理サーバー10では、クライアント端末20から送信された基準画像及び比較画像の病変情報の修正内容に基づいて、病変情報管理テーブル153が更新される。
以上で、基準病変情報追加処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、基準画像の病変情報に対して、病変が削除又は追加された場合に、選択された修正方法に従って、比較画像の病変情報を修正するので、基準画像において病変の修正が発生した場合に、基準画像より後に取得された画像に対する修正の手間を軽減させることができる。
また、基準画像の病変情報に対して、病変が削除又は追加されたタイミングで、比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させるので、基準画像において病変の修正が発生した場合に、その影響が及ぶ比較画像に対して、即座に対応することができる。
また、基準画像の病変情報から病変が削除された場合に、パターンA〜Cのいずれかの方法を選択させるので、ユーザーは選択肢の中から容易に比較画像の病変情報に対する修正方法を選択することができる。
また、基準画像の病変情報に病変が追加された場合に、パターンD,Eのいずれかの方法を選択させるので、ユーザーは選択肢の中から容易に比較画像の病変情報に対する修正方法を選択することができる。
また、比較画像の病変情報について、修正前及び修正後の内容を通知することにより、ユーザーは比較画像の病変情報がどのように修正されたかを把握することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像処理装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させた後に、比較画像の病変情報における修正前後の内容を通知する場合について説明したが、比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させる際に、選択される修正方法に応じた比較画像の病変情報における修正前後の内容を通知することとしてもよい。
図19(a)及び図19(b)に、修正方法の選択と修正前後の内容通知を同時に行うための修正方法選択画面235A,235Bの例を示す。修正方法選択画面235A,235Bにおいて、図7に示した修正方法選択画面231と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
修正方法選択画面235Aでは、修正内容通知領域31Aに、ラジオボタンR1〜R3のうちラジオボタンR3(パターンC)が選択され、プルダウンメニューP1において基準画像における元病変が指定された状態での比較画像の病変情報における修正前後の内容が表示されている。
修正方法選択画面235Bでは、修正内容通知領域31Bに、ラジオボタンR1〜R3のうちラジオボタンR2(パターンB)が選択された状態での比較画像の病変情報における修正前後の内容が表示されている。
また、病変情報の修正方法を選択する対象となる医用画像を切り替えて、各医用画像の病変情報に対する修正方法を個別に選択可能としてもよい。
図20(a)及び図20(b)に、対象となる医用画像を切り替え可能な修正方法選択画面236A,236Bの例を示す。修正方法選択画面236A,236Bにおいて、図7に示した修正方法選択画面231と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。また、修正方法選択画面236A,236Bには、対象となる医用画像を選択するためのラジオボタンR21,R22,R23が設けられている。
修正方法選択画面236Aに示すように、ラジオボタンR23が選択された状態では、ラジオボタンR1〜R3により、比較画像2の病変情報に対する修正方法が選択される。
修正方法選択画面236Bに示すように、ラジオボタンR22が選択された状態では、ラジオボタンR1〜R3により、比較画像1の病変情報に対する修正方法が選択される。
なお、修正方法選択画面236A,236Bでは、ラジオボタンR21,R22,R23によって、対象となる医用画像を選択する場合を例示したが、タブの切り替えによって、対象となる医用画像を選択することとしてもよい。
また、図21(a)及び図21(b)に示す修正方法選択画面237A,237Bのように、修正方法選択画面235A,235Bと修正方法選択画面236A,236Bの両方の機能を備えた構成であってもよい。修正方法選択画面237A,237Bにおいて、修正方法選択画面235A,235B、修正方法選択画面236A,236Bと同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。すなわち、修正方法選択画面237A,237Bでは、ラジオボタンR21〜R23で対象となる医用画像を切り替えつつ、ラジオボタンR1〜R3で対象画像の病変情報に対する修正方法を選択可能となっており、修正内容通知領域31A,31Bには、選択された修正方法に応じた対象画像の病変情報における修正前後の内容が表示される。
また、上記実施の形態では、基準画像の病変情報に対して病変が削除又は追加されたタイミングで、比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させる場合について説明したが、基準画像の病変情報に対して病変が削除又は追加された後、比較画像が表示部23に表示されたタイミングで、比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させることとしてもよい。
例えば、比較画像の読影が開始される時、すなわち、比較画像のビューアー画面が表示された時に、修正方法選択画面231,233(図7、図15参照)と同様のポップアップダイアログが表示されることとしてもよい。
また、表示部23に表示された比較画像上で各病変にマウスカーソルを合わせた状態でマウスの右ボタンをクリックすると、その病変に対する修正方法の選択肢が表示されることとしてもよい。
図22は、基準画像において病変が削除された場合に、比較画像上に表示される修正方法の例である。削除病変に対応付けられていた病変(長径3.84mm)上でマウスの右ボタンをクリックすると、「削除」、「新病変として再登録」、「分離病変として再登録」の選択肢が表示される。そして、「分離病変として再登録」が選択された場合には、基準画像における元病変の候補が表示され、選択される。
図23は、基準画像において病変が追加された場合に、比較画像上に表示される修正方法の例である。比較画像上の病変、特に、追加病変に対応する位置から所定の範囲内の病変(長径3.84mm)上でマウスの右ボタンをクリックすると、「対応付ける病変を変更」という修正方法が表示される。そして、「対応付ける病変を変更」が選択された場合には、この病変と対応付けるべき基準画像内の病変候補が表示され、選択される。
また、上記実施の形態では、修正前及び修正後の内容を通知する際に、医用画像に含まれる病変毎に修正前後の内容を通知する場合の例を示したが、異なる時期に取得された三以上の医用画像に亘って個々の病変の病変番号がどのように変化したかを通知することとしてもよい。
また、上記実施の形態では、基準画像と比較画像を並べて表示する場合について説明したが、比較画像を確認する必要が生じるまでは、基準画像のみを表示することとしてもよい。
また、上記実施の形態では、画像処理装置としてのクライアント端末20が、画像管理サーバー10に記憶されている医用画像や病変情報を利用するクライアントサーバーモデルの構成を示したが、1台のコンピューター装置がクライアント端末20と画像管理サーバー10(記憶手段)の機能を備える構成であってもよい。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリー等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 画像管理サーバー
15 記憶部
20 クライアント端末
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
26 記憶部
100 医用画像表示システム
151 医用画像DB
152 付帯情報DB
153 病変情報管理テーブル
231 修正方法選択画面
232 修正内容通知画面
233 修正方法選択画面
234 修正内容通知画面
N 通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 被写体を撮影して取得された基準画像と、当該基準画像が取得された後で前記被写体を撮影して取得された比較画像と、のそれぞれから検出された病変に関する病変情報が記憶されている記憶手段を利用可能な画像処理装置であって、
    前記基準画像に含まれる一の病変と前記比較画像に含まれる一又は複数の病変とが対応付けられており、
    前記記憶手段に記憶されている前記基準画像の病変情報に対して、病変が削除又は追加された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させる選択手段と、
    前記選択された修正方法に従って、前記比較画像の病変情報を修正する修正手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記選択手段は、前記基準画像の病変情報に対して、病変が削除又は追加されたタイミング、又は、前記比較画像が表示手段に表示されたタイミングで、前記比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させる請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記選択手段は、前記基準画像の病変情報から病変が削除された場合に、
    前記比較画像の病変情報からも、前記削除された病変に対応付けられていた病変を削除する方法、
    前記比較画像の病変情報に対し、前記削除された病変に対応付けられていた病変を、新たに出現した病変として再登録する方法、
    前記比較画像の病変情報に対し、前記削除された病変に対応付けられていた病変を、前記基準画像に含まれる前記削除された病変以外の病変の分離病変として再登録する方法、
    のうち、いずれかを選択させる請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記選択手段は、前記基準画像の病変情報に病変が追加された場合に、
    前記比較画像の病変情報に対しても、前記追加された病変に対応付けられる病変を新たに登録する方法、
    前記比較画像の病変情報に含まれる病変の中から指定された病変を、前記追加された病変に対応付けられる病変として再登録する方法、
    のうち、いずれかを選択させる請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  5. 前記比較画像の病変情報について、修正前及び修正後の内容を通知する通知手段を備える請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 被写体を撮影して取得された基準画像と、当該基準画像が取得された後で前記被写体を撮影して取得された比較画像と、のそれぞれから検出された病変に関する病変情報が記憶されている記憶手段を利用可能な画像処理装置のコンピューターを制御するためのプログラムであって、
    前記基準画像に含まれる一の病変と前記比較画像に含まれる一又は複数の病変とが対応付けられており、
    前記コンピューターを、
    前記記憶手段に記憶されている前記基準画像の病変情報に対して、病変が削除又は追加された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記比較画像の病変情報に対する修正方法を選択させる選択手段、
    前記選択された修正方法に従って、前記比較画像の病変情報を修正する修正手段、
    として機能させるためのプログラム。
JP2016047785A 2016-03-11 2016-03-11 画像処理装置及びプログラム Pending JP2017158913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016047785A JP2017158913A (ja) 2016-03-11 2016-03-11 画像処理装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016047785A JP2017158913A (ja) 2016-03-11 2016-03-11 画像処理装置及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017158913A true JP2017158913A (ja) 2017-09-14

Family

ID=59854478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016047785A Pending JP2017158913A (ja) 2016-03-11 2016-03-11 画像処理装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017158913A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021517031A (ja) * 2018-03-20 2021-07-15 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 医用イメージングスケジュールの決定方法
JP6923863B1 (ja) * 2021-04-27 2021-08-25 Psp株式会社 レポート作成システム、レポート作成プログラム及びレポート作成方法
WO2022085701A1 (ja) * 2020-10-21 2022-04-28 プラスマン合同会社 3次元医用画像の表示方法、サーバー、システムおよびプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021517031A (ja) * 2018-03-20 2021-07-15 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 医用イメージングスケジュールの決定方法
JP7340535B2 (ja) 2018-03-20 2023-09-07 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 医用イメージングスケジュールを決定する方法及びシステム
WO2022085701A1 (ja) * 2020-10-21 2022-04-28 プラスマン合同会社 3次元医用画像の表示方法、サーバー、システムおよびプログラム
JP6923863B1 (ja) * 2021-04-27 2021-08-25 Psp株式会社 レポート作成システム、レポート作成プログラム及びレポート作成方法
JP2022168970A (ja) * 2021-04-27 2022-11-09 Psp株式会社 レポート作成システム、レポート作成プログラム及びレポート作成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6143433B2 (ja) 医用画像撮影装置、医用画像の表示方法
JP4401741B2 (ja) 画像表示装置、画像表示方法及びそのプログラム
JP5284032B2 (ja) 画像診断支援システム及び画像診断支援プログラム
JP5834042B2 (ja) 診療情報表示制御装置および診療情報表示制御方法並びに診療情報表示制御プログラム
US9412047B2 (en) Medical information processing apparatus
JP6497206B2 (ja) 電子カルテ作成システム
JPWO2007116899A1 (ja) 医用情報処理装置
US20190311794A1 (en) Information processing apparatus, radiographing apparatus, radiographing system, information processing method, and storage medium
JP2016202721A (ja) 医用画像表示装置及びプログラム
JP2018175216A (ja) 医用画像表示装置及びプログラム
JP2017158913A (ja) 画像処理装置及びプログラム
US7031503B2 (en) Method and system for automatically producing a temporally processed image
JP5921171B2 (ja) 医用画像処理システム
JP2011103095A (ja) 医用画像表示システム及びプログラム
JP5317558B2 (ja) 医用情報作成装置
US20160199015A1 (en) Image display control device, operating method for same, and image display control program
JP4645264B2 (ja) 医用画像読影管理システム
JP2008245737A (ja) 医用情報処理装置
JP6536153B2 (ja) 医用画像表示装置及びプログラム
JP2012143368A (ja) 医用画像表示装置及びプログラム
JP2010187758A (ja) 医用画像表示装置、医用画像表示方法、及びプログラム
JP6841136B2 (ja) 医用画像表示装置及びプログラム
JP5223545B2 (ja) 画像診断支援システム
JP2008245746A (ja) 医用画像処理装置
JP2012194824A (ja) 医用画像表示システム及びプログラム