JP2017158868A - 箸における箸置き形成方法及び箸置き機能を有する箸 - Google Patents

箸における箸置き形成方法及び箸置き機能を有する箸 Download PDF

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Abstract

【課題】箸置き形成操作を、箸を持った手の指によるワンタッチ操作で簡易に行うことができ、箸置き形成操作を食事中においてもスマートに行うことを可能とする箸を提供する。
【解決手段】箸本体2の下側の部分に食い先5を有し上側の部分に嵌合凹部7を有する。嵌合凹部7にスライド部材9が嵌合可能となされている。嵌合凹部側に第1磁性体10が設けられ、スライド部材側に第2磁性体11が設けられている。スライド部材9が嵌合凹部7に嵌合された状態でスライド部材9の上側部12を嵌合凹部7の底部の上側部15に向けて押すと、第1磁性体10及び第2磁性体11相互の磁気吸引力によりスライド部材9を下方に向けてスライドさせ、スライド部材9の下端部分17を嵌合凹部7の下端部8の縁部分19に乗り上げ状態となし得る。これにより、箸置き20を形成できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、箸本体に設けられたスライド部材のスライドによって箸置きを形成する箸における箸置き形成方法に関するものであり、又、該スライド部材のスライドによって箸置きを形成し得る箸置き機能を有する箸に関するものである。
箸置きを形成するための可動部を設けた構成の箸置き機能付き箸の一例として特許文献1記載のものが提供されている。該箸置き機能付き箸aは図26(A)(B)(C)に示すように、一方の箸bの下側の部分に設けた収容溝cに収容される箸置き片dの下端部に、該収容溝cの下端部に設けた雌ネジ部eに螺合し得る雄ネジ部fを設け、該箸置き片dを、これが該収容溝cに収容された図26(B)に示す状態と、該収容溝cから側方に向けて90度回動した図26(C)に示す状態との間で回動可能としてなるものであった。そして該箸置き片dが該収容溝cに収容された状態においては、該箸置き片dが図26(B)に示すように、前記一方の箸bの一部を構成する一方、該箸置き片dを90度回動させた状態においては、該箸置き片dが図26(C)に示すように前記収容溝cの側方に張り出し状態となり、この張り出し状態で該箸置き片dをテーブル面上に載せることにより、図26(D)に示すように箸置きgを形成できた。そして図26(D)に示すように、該箸置きg上に、両箸b,hを揃えて載せることができ、これによって、両箸b,hの下端部分j,kをテーブル面n上に浮いた状態となし得た。
そして該箸置き片dを、これが前記収容溝cに収容されている状態から90度回転させて前記張り出し状態とする際は、前記一方の箸bの上側部分mを一方の手で持った状態で、該箸置き片dの上端側の部分nを他方の手の指で張り出し方向に押す(図26(B)に矢印で示す方向に押す)ことによって行う必要があった。
そのため、かかる箸置き機能付き箸aによるときは、箸置きを形成する際に両手を用いる必要があって操作が面倒であるばかりか、食事の際に、両手を用いてかかる回動操作を行うことは、見た目のスマートさに欠ける問題があった。加えて、このように箸置き片dを箸の下側の部分に組み込む構成とするときは、該箸置き片dにご飯やおかず、汁物等の食べ物が接触しやすいところ、該箸置き片dを張り出し方向に指で回動させたり、或いは、張り出した状態の箸置き片dを前記収容溝cに収容させる方向に指で回動させる(図26(C)に示すように回転させる)際、該箸置き片dに雑菌が付着する恐れがあった。かかることから、該箸置き機能付き箸aは不衛生になりやすい問題があった。
その他、前記収容溝cを箸の下側の部分に設ける場合は、前記箸置き片dや前記収容溝cに食べ物が付着し易いため、該箸置き片dを90度回動させて前記張り出し状態とする際や、該張り出し状態の箸置き片dを該収容溝cに戻さんとした時、これらの付着物によって該箸置き片dをスムーズに収容溝cに戻すことができない場合もあった。
特開2012−187330号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、磁気吸引力を利用してスライドし得るスライド部材を箸の上側の部分に設けることを基本として、箸を衛生的に使用できるのは元より、箸置き形成操作を、箸を持った手の指によるワンタッチ操作で簡易に行うことができ、然も、該箸置き形成操作を食事中においてもスマートに行うことを可能とする箸における箸置き形成方法の提供を課題とするものであり、又、箸置き機能を有する箸の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る箸における箸置き形成方法(以下、箸置き形成方法という)は、軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされており、該嵌合凹部側に第1磁性体が設けられると共に該スライド部材側に第2磁性体が設けられ、該第1磁性体及び該第2磁性体が相互に磁気吸引される箸において、該スライド部材のスライドにより箸置きを形成する箸における箸置き形成方法であって、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記スライド部材の上側部を前記嵌合凹部の底部の上側部に向けて押して、該スライド部材の下側部を該底部から浮き上がらせ、この浮き上がり状態における前記第2磁性体及び前記第1磁性体相互の磁気吸引力により、前記スライド部材を下方に向けてスライドさせ、該スライド部材の下端部分を前記嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態とし、該スライド部材の該乗り上げ状態を、前記第1磁性体及び前記第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させることを特徴とするものである。
本発明に係る箸置き機能を有する箸は、軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされており、該嵌合凹部側に第1磁性体が設けられると共に該スライド部材側に第2磁性体が設けられて、該第1磁性体及び該第2磁性体が相互に磁気吸引される箸において、該スライド部材のスライドにより箸置きを形成する箸置き機能を有する箸である。前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記スライド部材の上側部を前記嵌合凹部の底部の上側部に向けて押すと、該スライド部材の下側部を該底部から浮き上がらせることができ、この浮き上がり状態における前記第1磁性体及び前記第2磁性体相互の磁気吸引力により、前記スライド部材を下方に向けてスライドさせて該スライド部材の下端部分を前記嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態となし得、該スライド部材の該乗り上げ状態を、前記第1磁性体及び前記第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させ得ることを特徴とするものである。
前記箸置き機能を有する箸のより好ましい態様の一つは、軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされ、該嵌合状態で、該嵌合凹部の底部の上側部と、該スライド部材の、該底部に面する内方部の上側部分との間に押し込み用間隙が形成される如くなされており、前記嵌合凹部の前記底部の上端側に上の第1磁性体が設けられると共に、前記スライド部材の前記内方部の上端側には、該上の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る上の第2磁性体が設けられている。そして、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記上の第2磁性体が前記上の第1磁性体の稍上方に離間して設けられ、該上の第1磁性体が該上の第2磁性体を磁気吸引する如くなされており、この磁気吸引作用によって、前記スライド部材の下端部が前記嵌合凹部の下端部に当接状態となり、該スライド部材の該当接した嵌合状態が、前記下の第1磁性体及び前記下の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持される如くなされている。又、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記押し込み用間隙が存する部分で、前記スライド部材の上側部を前記嵌合凹部の前記底部の上側部に向けて押すと、前記スライド部材の前記下端部が前記嵌合凹部の下端部から外れるように、該スライド部材の下側部を前記底部から浮き上がらせることができ、この浮き上がり状態における前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力により、前記スライド部材を下方に向けてスライドさせて該スライド部材の下端部分を前記嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態となし得、該スライド部材の該乗り上げ状態を、該上の第1磁性体及び該上の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させ得る如くなされている。該乗り上げ状態で前記スライド部材を下向きにして該スライド部材の、前記内方部と対向する外方部を、テーブル面等の設置面に載置すると、前記箸本体の前記食い先が該設置面から浮き上がった状態となり、又、前記乗り上げ状態で前記スライド部材の前記下端部を上方に向けて押すことにより、該スライド部材が、上方に向けてスライドして前記嵌合凹部に嵌合状態となることを特徴とするものである。
前記箸置き機能を有する箸のより好ましい他の態様は、軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされ、該嵌合状態で、該嵌合凹部の底部の上側部と、該スライド部材の、該底部に面する内方部の上側部分との間に押し込み用間隙が形成される如くなされており、前記嵌合凹部の前記底部の上端側に上の第1磁性体が設けられると共に、該底部の下端側に下の第1磁性体が設けられており、前記スライド部材の前記内方部の上端側には、前記上の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る上の第2磁性体が設けられると共に、該内方部の下端側には、前記下の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る下の第2磁性体が設けられている。そして、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記上の第2磁性体が前記上の第1磁性体の上方に離間して設けられ、該上の第1磁性体が該上の第2磁性体を磁気吸引する如くなされており、この磁気吸引作用によって、前記スライド部材の下端部が前記嵌合凹部の下端部に当接状態となり、該スライド部材の該当接した嵌合状態が、前記下の第1磁性体及び前記下の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持される如くなされている。又、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記押し込み用間隙が存する部分で、該スライド部材の上側部を前記嵌合凹部の前記底部の上側部に向けて押すと、前記スライド部材の前記下端部が前記嵌合凹部の下端部から外れるように、該スライド部材の下側部を前記底部から浮き上がらせることができ、この浮き上がり状態における前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力により、前記スライド部材を下方に向けてスライドさせて該スライド部材の下端部分を前記嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態となし得、該スライド部材の該乗り上げ状態を、前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させ得る如くなされている。該乗り上げ状態で前記スライド部材を下向きにして該スライド部材の、前記内方部と対向する外方部を、テーブル面等の設置面に載置すると、前記箸本体の前記食い先が該設置面から浮き上がった状態となり、又、前記乗り上げ状態で前記スライド部材の前記下端部を上方に向けて押すことにより、該スライド部材が、上方に向けてスライドして前記嵌合凹部に嵌合状態となることを特徴とするものである。
前記の各好ましい態様は、次のように構成するとより好ましい。即ち、軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分の、該箸本体の周方向で見た所要幅部分としての一側面部に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされ、該嵌合状態で、該嵌合凹部の底部の上側部と、該スライド部材の、該底部に面する前記内方部の上側部分との間に前記押し込み用間隙が形成される如くなされており、又、前記一側面部の上端側の部分は、上方に向けて且つ前記軸線に向けて傾斜する傾斜面として形成されており、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、該スライド部材の前記上側部の外方側の部分は、前記傾斜面から突出した状態にあり、前記傾斜面から突出した状態にある該外方側の部分を前記嵌合凹部に沈めるように、前記上側部を前記嵌合凹部の前記底部の上側部に向けて押すと、前記スライド部材の前記下端部が前記嵌合凹部の下端部から外れるように、前記スライド部材の下側部を前記底部から浮き上がらせることができる、という構成を採用するのがよい。
前記箸置き機能を有する箸のより好ましいその他の態様は、軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分の、該箸本体の周方向で見た所要幅部分としての一側面部に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされ、該嵌合状態で、該嵌合凹部の底部の上側部と、該スライド部材の、該底部に面する内方部の上側部分との間に押し込み用間隙が形成される如くなされており、又、前記一側面部の上端側の部分は、上方に向けて且つ前記軸線に向けて傾斜する傾斜面として形成されており、前記嵌合凹部の前記底部の上端側に上の第1磁性体が設けられると共に、該底部の下端側に下の第1磁性体が設けられている。そして、前記スライド部材の前記内方部の上端側には、前記上の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る上の第2磁性体が設けられる共に、該内方部の下端側には、前記下の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る下の第2磁性体が設けられている。又、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記上の第2磁性体が前記上の第1磁性体の上方に離間して設けられており、該上の第1磁性体が該上の第2磁性体を磁気吸引する如くなされており、この磁気吸引作用によって、前記スライド部材の下端部が前記嵌合凹部の下端部に当接状態となり、該スライド部材の該当接した嵌合状態が、前記下の第1磁性体及び前記下の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持される如くなされており、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、該スライド部材の、前記上側部の外方側の部分は、前記傾斜面から突出した状態にある。又、前記傾斜面から突出した状態にある該外方側の部分を前記嵌合凹部に沈めるように、前記上側部を前記嵌合凹部の前記底部の上側部に向けて押すと、前記スライド部材の前記下端部が前記嵌合凹部の下端部から外れるように、前記スライド部材の下側部を前記底部から浮き上がらせることができ、この浮き上がり状態における前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力により、前記スライド部材を下方に向けてスライドさせて該スライド部材の下端部分を前記嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態となし得、該スライド部材の該乗り上げ状態を、前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させ得る如くなされている。又、該乗り上げ状態で前記スライド部材を下向きにして該スライド部材の、前記内方部と対向する外方部を、テーブル面等の設置面に載置すると、前記箸本体の前記食い先が該設置面から浮き上がった状態となり、前記乗り上げ状態で前記スライド部材の前記下端部を上方に向けて押すことにより、該スライド部材が、上方に向けてスライドして前記嵌合凹部に嵌合状態となることを特徴とするものである。
前記箸置き機能を有する箸のより好ましいその他の態様は、軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分は、横断面が正方形状に形成されており、該上側の部分の平滑な一側面部に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされ、該嵌合状態で、該嵌合凹部の底部の上側部と、該スライド部材の、該底部に面する内方部の上側部分との間に押し込み用間隙が形成される如くなされている。又、該一側面部の上端側の部分は、上方に向けて且つ前記軸線に向けて傾斜する傾斜面として形成されており、且つ該嵌合凹部の底部の表面をなす底面の上側部分は、該傾斜面と略平行する間隙形成用傾斜面として構成されており、前記嵌合凹部の前記底部の上端側に上の第1磁性体が設けられると共に、該底部の下端側に下の第1磁性体が設けられている。そして、前記スライド部材の前記内方部の上端側には、前記上の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る上の第2磁性体が設けられる共に、該内方部の下端側には、前記下の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る下の第2磁性体が設けられており、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記上の第2磁性体が前記上の第1磁性体の上方に離間して設けられており、該上の第1磁性体が該上の第2磁性体を磁気吸引する如くなされており、この磁気吸引作用によって、前記スライド部材の下端部が前記嵌合凹部の下端部に当接状態となり、該スライド部材の該当接した嵌合状態が、前記下の第1磁性体及び前記下の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持される如くなされている。前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、該スライド部材の、前記上側部の外方側の部分は、前記傾斜面から突出した状態にあり、前記傾斜面から突出した状態にある該外方側の部分を前記嵌合凹部に沈めるように、前記上側部を前記嵌合凹部の前記間隙形成用傾斜面に向けて押して前記内方部の上側部を該間隙形成用傾斜面に当接させると、前記スライド部材の前記下端部が前記嵌合凹部の下端部から外れるように、該スライド部材の下側部を前記底部から浮き上がらせることができ、この浮き上がり状態における前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力により、前記スライド部材を下方に向けてスライドさせて該スライド部材の下端部分を前記嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態となし得、該スライド部材の該乗り上げ状態を、前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させ得る如くなされている。そして、該乗り上げ状態で前記スライド部材を下向きにして該スライド部材の、前記内方部と対向する外方部を、テーブル面等の設置面に載置すると、前記箸本体の前記食い先が該設置面から浮き上がった状態となり、又、前記乗り上げ状態で前記スライド部材の前記下端部を上方に向けて押すことにより、該スライド部材が、上方に向けてスライドして前記嵌合凹部に嵌合状態となることを特徴とするものである。
前記の各箸置き機能を有する箸において、前記スライド部材の下端部を、前記上下方向と直交する左右方向に向けて張り出す張り出し片部を具える下端拡張部とし、該下端拡張部の該張り出し片部が前記設置面に載置される如く構成するのがよい。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る箸は、軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に該箸本体の上側の部分に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされており、該嵌合状態にある該スライド部材の上側部を該嵌合凹部の底部の上側部に向けて押すことにより、磁気吸引力を利用して該スライド部材を下方に向けてスライドさせ、該スライド部材の下端部分を該嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態とし、該乗り上げ状態を磁気吸引力を以て保持させ得るように構成され、該乗り上げ状態のスライド部材を以て箸置きを形成可能となされている。又本発明に係る箸置き形成方法は、該構成の箸を用いて箸置きを形成する方法である。
従って本発明によるときは、箸置き形成操作を、箸を持った手の指によるワンタッチ操作で簡易に行うことができる。然も該箸置き形成操作を食事中においてもスマートに行うことができる。更に、スライド部材を箸本体の上側の部分に設けているため、該スライド部材がご飯やおかず、汁物等の食べ物に接触する恐れがなく、通常の箸と同様に衛生的に箸を使用できる。
(2) 前記嵌合凹部の底部の上端側に上の第1磁性体を設け、該底部の下端側に下の第1磁性体を設けると共に、前記スライド部材の前記内方部の上端側に上の第2磁性体を設け、前記内方部の下端側に下の第2磁性体を設ける場合は、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態を、前記下の第1磁性体及び前記下の第2磁性体相互の磁気吸引作用によって安定的に保持できる。そして、前記嵌合凹部に嵌合された状態にある前記スライド部材の上側部を該嵌合凹部の底部の上側部に向けて押すことにより、該スライド部材の下側部の浮き上がりによって、前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力により該スライド部材を下方に向けてスライドさせて箸置きを形成でき、この状態を上の第1磁性体及び上の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させ得る。
(3) 前記箸本体の前記一側面部の上端側の部分を、上方に向けて且つ前記軸線に向けて傾斜する傾斜面として構成する場合は、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、該スライド部材の上側部の外方側の部分を該傾斜面から突出状態となし得るため、該スライド部材の該上側部を前記嵌合凹部の前記底部の上側部に向けて押す操作を容易に行うことができる。
(4) 前記嵌合凹部の底面の上側部分を、前記傾斜面と略平行する間隙形成用傾斜面として構成する場合は、前記スライド部材の前記上側部を押して、前記スライド部材の前記内方部の上側部を該間隙形成用傾斜面に当接させさえすれば、該スライド部材の該上側部の押し込み量が自ずから所要に設定され、該スライド部材の下側の浮き上がりによって、該スライド部材を確実に下方に向けてスライドさせ得る。
(5) 前記スライド部材の下端部を、前記箸本体の上下方向と直交する左右方向に向けて張り出す張り出し片部を具える下端拡張部とする場合は、所要にスライドした状態にある前記スライド部材を下向きにして該スライド部材の前記外方部を設置面に載置したとき、前記スライド部材の左右幅が比較的小さくても該下端拡張部の左右幅が比較的大きいため、該スライド部材が構成する箸置きをより安定状態で設置面に載置できる。
スライド部材を箸本体の嵌合凹部に嵌合した状態にある箸を示す斜視図と該嵌合状態における下側の部分を示す平面図である。 スライド部材を嵌合凹部から外した状態で示す箸の分解斜視図と、箸本体の嵌合凹部の下側部分を示す平面図である。 スライド部材を嵌合凹部に嵌合した状態で示す箸の縦断面図である。 スライド部材を嵌合凹部に嵌合した状態を示す縦断面図と、そのスライド部材の上側部を嵌合凹部の底部の上側部に向けて押している状態を示す断面図と、スライド部材がスライドして箸置きを形成した状態を示す断面図である。 箸置きによって箸を設置面に設置した状態を示す断面図である。 スライド部材が嵌合凹部に嵌合された状態の箸を示す平面図と断面図である。 図6に示されている断面箇所における横断面図である。 本発明に係る箸の他の態様を示す縦断面図である。 その箸においてスライド部材をスライドさせて箸置きを形成した状態を示す縦断面図である。 その箸が形成した箸置きによって箸を設置面に載置した状態を示す縦断面図である。 スライド部材が嵌合凹部に嵌合された状態で該スライド部材の上側部と該嵌合凹部の底部の上側部との間に形成される押し込み用間隙の他の構成を示す縦断面図と、該スライド部材のスライドによって形成された箸置きを示す縦断面図である。 該押し込み用間隙の他の構成を示す縦断面図である。 押し込み用間隙のその他の構成と、スライド部材のスライドによって形成された箸置きを示す縦断面図である。 押し込み用間隙のその他の構成を示す縦断面図と、スライド部材のスライドによって形成された箸置きを示す縦断面図である。 箸本体とスライド部材に設けられた、第1磁性体及び第2磁性体の他の配置状態を示す断面図である。 箸本体とスライド部材に設けられた、第1磁性体及び第2磁性体のその他の態様を示す縦断面図である。 箸本体とスライド部材に設けられた、第1磁性体及び第2磁性体のその他の態様を示す縦断面図である。 押圧突部が設けられたスライド部材を具える箸と、該箸によって形成された箸置きによって箸を設置面に載置した状態を示す縦断面図である。 第1磁性体を磁石を以て構成した場合において、その磁極を嵌合凹部の底面に露出状態とした場合を示す横断面図である。 第1磁性体を磁石を以て構成した場合において、該磁石を嵌合凹部の底面で若干突出させた場合を示す横断面図である。 前記第2磁性体を磁石を以て構成した場合において、該磁石を前記スライド部材の内方部で若干突出させた場合を示す横断面図である。 横断面形態が円形状に形成された箸本体の嵌合凹部にスライド部材を嵌合させてなる箸を示す斜視図と、その部分横断面図である。 横断面が半丸状を呈する箸本体に設けた嵌合凹部にスライド部材を嵌合させてなる箸を示す横断面図である。 横断面が五角形状を呈する箸本体に設けた嵌合凹部にスライド部材を嵌合させてなる箸を示す横断面図である。 スライド部材と嵌合凹部の他の態様を示す横断面図である。 従来の箸置き機能付き箸の問題点を説明する説明図である。
本発明に係る箸置き形成方法は、図1〜5に示す箸置き機能を有する箸(以下箸ともいう)1を用いて実施される。該箸1は、図1〜3に示すように、軸線Lが上下方向である箸本体2の下側の部分3に食い先5が設けられると共に、該箸本体2の上側の部分6に、上下方向に延長する嵌合凹部7が設けられ、該嵌合凹部7に、下方に向けてスライドし得るスライド部材9が嵌合可能となされており、該嵌合凹部7側に第1磁性体10が設けられると共に該スライド部材9側に第2磁性体11が設けられている。該箸置き形成方法は、かかる構成の箸1において、図4(A)に示すように該スライド部材9が前記嵌合凹部7に嵌合された状態で図4(B)(C)に示すように、該スライド部材9の上側部12を前記嵌合凹部7の底部13の上側部15に向けて押して、該スライド部材9の下側部16を該底部13から浮き上がらせ、この浮き上がり状態における前記第1磁性体10及び前記第2磁性体11相互の磁気吸引力により、該スライド部材9を下方に向けてスライドさせ、該スライド部材9の下端部分17を前記嵌合凹部7の下端部18の縁部分19に乗り上げ状態とし、該スライド部材9の該乗り上げ状態を、図4(C)に示すように、前記第1磁性体10及び該第2磁性体11相互の磁気吸引力を以て保持させるものである。該乗り上げ状態にある該スライド部材9は、図4、図5に示すように箸置き20を形成する。以下、前記箸置き機能を有する箸1及び、前記箸置き形成方法を具体的に説明する。
前記箸1は、本実施例においては図1〜3に示すように、軸線Lが上下方向である箸本体(例えば、木製やプラスチック製等)2の下側の部分3に食い先5が設けられると共に、該箸本体2の上側の部分6に、上下方向に延長する嵌合凹部7が設けられ、該嵌合凹部7にスライド部材(例えば、木製やプラスチック製等)9が嵌合可能となされ、該嵌合状態で、図3に示すように、該嵌合凹部7の底部13の上側部15と、該スライド部材9の、該底部13に面する該内方部21の上側部分22との間に押し込み用間隙23が形成される如くなされている。該スライド部材9を該嵌合凹部7に嵌合させた状態においては、例えば図1に示す通常の箸と外観が略同様の箸が得られ、又、箸としての使用感も通常の箸と略同様である。
次に、前記嵌合凹部7側に設けられている前記第1磁性体10と、前記スライド部材9側に設けられている前記第2磁性体11とについて、その構成とその配置状態を図6、図7に基づいてより詳しく説明する。なお図6(A)と図6(B)の夫々における(a)〜(d)は、前記箸1の断面箇所を示す。又、図7(A)は図6(A)(B)の(a)における拡大横断面図、図7(B)は図6(A)(B)の(b)における拡大横断面図、図7(C)は図6(A)(B)の(c)における拡大横断面図、図7(D)は図6(A)(B)の(d)における拡大横断面図である。
図6(B)に示すように、前記嵌合凹部7の前記底部13の上端側25に上の第1磁性体10aが設けられると共に、該底部13の下端側26に下の第1磁性体10bが設けられており、前記スライド部材9の前記内方部21の上端側27には、前記上の第1磁性体10aと相互に磁気吸引し得る上の第2磁性体11aが設けられている。そして図6(B)に示すように、該内方部21の下端側29には、前記下の第1磁性体10bと相互に磁気吸引し得る下の第2磁性体11bが設けられている。本実施例においては、前記の上下の第1磁性体10a,10b、上下の第2磁性体11a,11bとして磁石30を用いることとしている。前記上の第1磁性体10aと前記下の第1磁性体10bは、本実施例においては図6(B)、図7(B)(C)に示すように、前記底部13に埋入状態にあり、該底部13の表面をなす底面31(本実施例においては平滑面として形成されている)及び、これと対向する外面32に露出状態にはない。そのために本実施例においては、例えば図7(B)(C)に示すように、これらの磁性体を設ける部位において、該外面32から該底面31に向けて、該底面31を破らないように円形盲孔34を設け、該円形盲孔34に、その孔長さよりも短い長さを有する円形状の前記磁石30を収容してなる。そして同図に示すように、該磁石30の外端面36を底とする円形孔部35に円柱状の埋木38を嵌着してなる。該磁石30は、その内方側の磁極33が前記底面31に近接状態にあるので、前記円形孔部35の底部分35aを介して磁気吸引力を及ぼすことができる。なお本実施例においては、前記スライド部材9に設けられている前記上下の第2磁性体11a,11bを構成する前記磁石30は、前記内方部21で磁極39が露出している。該磁極39は、前記磁極33と異極である。
そして図4(A)に示すように、前記スライド部材9が前記嵌合凹部7に嵌合された状態で、前記上の第2磁性体11aが前記上の第1磁性体10aの稍上方に離間して設けられ、該上の第1磁性体10aが該上の第2磁性体11aを磁気吸引する如くなされている。そして、この磁気吸引作用によって、図4(A)、図6(B)に示すように、前記スライド部材9の下端部40が前記嵌合凹部7の下端部18に当接状態となり、該スライド部材9の該当接した嵌合状態が、主として、前記下の第1磁性体10b及び前記下の第2磁性体11b相互の磁気吸引力を以て保持される如くなされている。
又、前記スライド部材9が前記嵌合凹部7に嵌合された状態で、前記押し込み用間隙23が存する部分で、図4(B)(C)に矢印で示すように、該スライド部材9の上側部12を前記嵌合凹部7の前記底部13の上側部15に向けて押すと、該スライド部材9の下側部16を前記底部13から浮き上がらせることができ、この浮き上がり状態における前記上の第1磁性体10a及び前記上の第2磁性体11a相互の磁気吸引力により、前記スライド部材9を下方に向けてスライドさせ、該スライド部材9の下端部分17を前記嵌合凹部7の下端部18の縁部分19に乗り上げ状態となし得る。該スライド部材9の該乗り上げ状態は、磁極33,39(図7(B))が対向状態にある前記上の第1磁性体10a及び前記上の第2磁性体11a相互の磁気吸引力を以て保持させることができる。
該乗り上げ状態にある該スライド部材9は箸置き20を形成するので、図5に示すように、該乗り上げ状態にある前記スライド部材9を下向きにして該スライド部材9の、前記内方部21と対向する外方部42をテーブル面等の設置面43に載置すると、図5(A)に示すように、前記箸本体2の前記食い先5を含む該箸本体の下側の部分3を該設置面43から浮き上がった状態となし得る。
該箸置き20が不要の場合、例えば箸1を用いて食事をする際は、前記乗り上げ状態にある前記スライド部材9の前記下端部40を、図4(C)に矢印で示すように上方に向けて押すと、該スライド部材9が、該上方に向けてスライドして、図4(A)に示すように、前記嵌合凹部7に嵌合状態となる。この状態は、前記下の第1磁性体10b及び前記下の第2磁性体11b相互の磁気吸引力を以て保持される。
前記箸本体2は、本実施例においては図1、図7に示すように、その上側の部分6は、横断面が正方形状に形成されており、該上側の部分6の、該箸本体2の周方向で見た所要幅部分(本実施例においては、平滑な一側面部)45(図2(A))に、上下方向に延長する前記嵌合凹部7が設けられ、該嵌合凹部7に前記スライド部材9が嵌合可能となされている。
該スライド部材9は、図2〜3に示すように、上下方向に長い軸状に形成されており、その横断面は長方形状を呈し、前記内方部(本実施例においては平滑面として構成されている)21を該嵌合凹部7の底部13の前記底面31に向けて嵌合可能となされている。
本実施例においては、該スライド部材9の上端部46は平面視で半丸状に形成されると共に、その下端部分は、図2、図7(D)に示すように、下端拡張部50とされている。該下端拡張部50は本実施例においては、前記内方部21と対向する前記外方部(本実施例においては、全体が面一の平滑面として形成されている)42側が、該スライド部材9の延長方向と直交し(即ち、前記軸線Lと直交する)且つ前記一側面部45と平行する、左右方向に向けて張り出す張り出し片部49,49を具え、該張り出し片部49,49の下端面51,51を含む前記スライド部材9の前記下端部40は、本実施例においては図1〜2に示すように、前記軸線Lと直交する係合端面52とされている。該スライド部材9の上下方向の長さは例えば98mmに設定されると共にその左右方向の幅は例えば2.9mmに設定され、その内外方向で見た厚さは例えば5mmに設定されている。又前記下端拡張部50の左右幅は例えば6mmに設定され、その内外方向での厚さは例えば1.4mmに設定されている。
前記箸本体2は本実施例においては図1〜2に示すように、その下側の部分3は先細に形成され、該下側の部分3に前記食い先5を有し、その上側の部分6の前記平滑な一側面部45の上端側の部分53は、上方に向けて且つ前記軸線Lに向けて傾斜する傾斜面55として形成されている。そして前記嵌合凹部7は、前記平滑な一側面部45の長手中央線に沿って設けられており、前記スライド部材9を略密接状態に嵌め入れることができる。該嵌合凹部7の上端56は、図2に示すように、前記傾斜面55の上端57の稍下方に控えて位置しており、該上端56は半円弧状面として形成されると共にその下端部分59には、前記下端拡張部50の前記左右の張り出し片部49,49を嵌め入れるための左右の凹部60,60が設けられている。
そして前記嵌合凹部7の前記底面31の上側部分61は、図3(B)に示すように、前記傾斜面55と略平行する間隙形成用傾斜面62として構成されている。
かかる構成を有する前記スライド部材9を前記嵌合凹部7に嵌合させた状態においては、図1に示すように、該スライド部材9の前記外方部42の内の、前記傾斜面55に存する部分を除いた部分63は、前記平滑な一側面部45と面一状態にあるが、該外方部42の内の、前記傾斜面55に存する部分64は、該傾斜面55から外方に離れて位置している。これによって、図3(B)に示すように、前記上側部12の外方側の部分65は、前記傾斜面55から突出した状態にある。該突出した該外方側の部分65は押しボタン状に機能する。そして、該スライド部材9が該嵌合凹部7に嵌合された状態で、該嵌合凹部7の前記底面31の上側部分61、即ち前記間隙形成用傾斜面62と、前記スライド部材9の前記平滑な内方部21の上側部分22との間には、前記箸本体2の上端(前記傾斜面55の上端57)66に向かうにつれて溝幅が徐々に大となる前記押し込み用間隙23が設けられている。
そして、このようにスライド部材9が嵌合凹部7に嵌合された状態で見て、図3に示すように、前記底部13の上端側15(図3においては、前記間隙形成用傾斜面62の基端67の近傍部位69)に、上の第1磁性体10aが設けられると共に、前記底部13の下端側26には下の第1磁性体10bが設けられている。又図3に示すように、前記スライド部材9の前記内方部21の上端側27には、前記上の第1磁性体10aと相互に磁気吸着し得る上の第2磁性体11aが、該上の第1磁性体10aの稍上方に離間して設けられている。そして、前記スライド部材9の前記内方部21の下端側29には、前記下の第1磁性体10bと相互に磁気吸引し得る前記下の第2磁性体11bが向き合う状態で設けられている。
本実施例においては、前記嵌合凹部7の前記底部13に設けられている前記上の第1磁性体10aと前記下の第1磁性体10bと、前記スライド部材9の前記内方部21に設けられている前記上の第2磁性体11aと前記下の第2磁性体11bは、図3、図7に示すように、何れも、直径が例えば1.3mmで長さが例えば1.5mmである円柱状のネオジウム磁石を以て構成されている。
然して、前記スライド部材9が前記嵌合凹部7に嵌合された状態においては、図3、4(A)に示すように、前記上の第1磁性体10aが前記上の第2磁性体11aを磁気吸引する磁気吸引作用によって、該スライド部材9が前記嵌合凹部7内において下方向に付勢されて、図3(B)、図4(A)に示すように、該スライド部材9の下端部40が前記嵌合凹部7の下端部18に当接状態にある。該スライド部材9の該嵌合状態は、図3、図7(C)に示すように、磁極33,39が向き合う状態となる前記下の第1磁性体10b及び前記下の第2磁性体11b相互の磁気吸引力が作用して安定的に保持される。そして、この嵌合状態で、図3に示すように、該スライド部材9の上端部46と前記嵌合凹部7の上端部56との間に若干の間隙73が形成される。
然して図4(B)(C)に示すように、前記スライド部材9が前記嵌合凹部7に嵌合された状態で、前記押し込み用間隙23(図4(A))が存する部分で、該スライド部材9の上側部12を前記間隙形成用傾斜面62に向けて押すと、押しボタン状の前記外方側の部分65(図4(A))が前記嵌合凹部7に沈んでいく。本実施例においては前記のように、該間隙形成用傾斜面62を前記箸本体2に設けた前記傾斜面55と略平行させているため、該外方側の部分65を該嵌合凹部7に沈んだ状態(完全に沈んだ状態とは限らない)として前記上側部分22を前記間隙形成用傾斜面62に当接させることによって、前記スライド部材9の前記下端部40が前記嵌合凹部7の前記下端部18を外れた状態とでき、該スライド部材9の下側部16を前記底部13から浮き上がらせることができる。その際、前記間隙73が設けられているため、前記上側部12を押し込む際に該上側部12の上端部46が前記嵌合凹部7の上端部56に擦れるのを防止でき、該押し込みを支障なく行うことができる。図4(B)は、前記スライド部材9の上側部12を前記底部13の上側部15に向けて押すことによって前記スライド部材9の下端部40が前記嵌合凹部7の下端部18から外れる直前の状態を示している。該上側部12を更に押すと、両下端部40,18の当接状態が解除され、該解除と同時に該スライド部材9が下方に向けてスライドする。
このように押す操作は、前記押し込み用間隙23が設けられているために無理なく行うことができ、この操作を、箸1を片方の手で持った状態で、その手の指によるワンタッチ操作でスマートに行うことができる。該スライド部材9の前記下端部40が前記嵌合凹部7の前記下端部18から外れると同時に、前記上の第1磁性体10a及び前記上の第2磁性体11a相互の磁気吸引力により、該スライド部材9を下方に向けて自動的に所要にスライドさせて該スライド部材9の前記下端部分17を、図4(C)に示すように、前記嵌合凹部7の下端部18の縁部分19に乗り上げ状態となし得る。この乗り上げ状態においては、図4(C)に示すように、前記上の第1磁性体10a及び前記上の第2磁性体11aの磁極33,39は接触していないが、向き合った状態で相互に磁気吸引された状態にある。従って、該スライド部材9の該乗り上げ状態を、該上の第1磁性体10a及び該上の第2磁性体11a相互の磁気吸引力を以て安定的に保持させることができる。該スライド部材9の、乗り上げ状態にある前記下端部分17の上下方向の長さは、前記上の第1磁性体10aと前記上の第2磁性体11aとの間の離間量D(図4(A))によって決まるものである。
前記下端部分17がこのように乗り上げ状態にある該スライド部材9は箸置き20を形成するので、該乗り上げ状態の該スライド部材9を下向きにして該スライド部材9の前記外方部(平滑面)42をテーブル面等の設置面43に載置すると、図5に示すように、前記箸本体2の前記食い先5を該設置面43から浮き上がった状態となし得る。このように該スライド部材9が箸置き20として機能する場合、図5(C)に示すように前記左右の張り出し片部49,49が前記設置面43に接する。従って、該スライド部材9の、前記下端拡張部50を除いた部分の外方部42の左右幅が比較的小さくても、該張り出し片部49,49の左右幅は比較的大きいので、前記箸置き20は、より安定状態で前記設置面43に載置されることとなる。これにより、箸1をより安定状態で設置面43に載置できる。
該箸置き20が不要の際は、例えば、箸1を用いて食事をする際は、前記乗り上げ状態にある前記スライド部材9の前記下端部40を、図4(C)に矢印で示すように上方に向けて押すと、該スライド部材9が上方に向けてスライドし、前記下端部分17が前記下端部18の縁部分19を外れて、図4(A)に示すように、該スライド部材9が前記嵌合凹部7に嵌合状態となる。この嵌合状態は、前記下の第1磁性体10b及び下の第2磁性体11b相互の磁気吸引力によって安定的に保持されることとなる。
図8は、本発明に係る箸置き機能を有する箸1の他の実施例を示すものであり、前記実施例1における、前記下の第1磁性体10bと前記下の第2磁性体11bとを省略して構成され、その他の構成は実施例1におけると同様である。図8は、前記スライド部材9が前記箸本体2に設けられている前記嵌合凹部7に嵌合された状態を示し、該嵌合状態は、互いに離間状態にある前記上の第1磁性体10a及び上の第2磁性体11aの磁気吸引作用によって保持されている。この場合は、前記スライド部材9が前記嵌合凹部7に嵌合した状態をより安定的に保持させるために、実施例1におけると同様にして、前記上の第1磁性体10a及び前記上の第2磁性体11aとして、磁力のより強い磁石(例えばネオジウム磁石)を以て構成するのがよい。
前記と同様にして、前記嵌合凹部7に嵌合された状態にある前記スライド部材9の上側部12を該嵌合凹部7の前記底部13の上側部15に向けて押すと、実施例1におけると同様にして、前記スライド部材9の前記下端部40が前記嵌合凹部7の下端部18から外れるように、該スライド部材9の下側部16を前記底部13から浮き上がらせることができる。該浮き上がり状態における前記上の第1磁性体10a及び前記上の第2磁性体11a相互の磁気吸引力により、該スライド部材9を下方に向けて所要にスライドさせて、図9に示すように、該スライド部材9の下端部分17を該嵌合凹部7の下端部18の縁部分19に乗り上げ状態となし得る。該スライド部材9の該乗り上げ状態は、該上の第1磁性体10a及び該上の第2磁性体11a相互の磁気吸引力を以て保持させることができる。
そして図5に示すと同様にして、該乗り上げ状態にある該スライド部材9は箸置き20を形成するので、該乗り上げ状態のスライド部材9を下向きにしてその外方部42をテーブル面等の設置面43に載置すると、図10に示すように、前記箸本体2の前記食い先5を該設置面43から浮き上がった状態となし得る。
該箸置き20が不要の際は、例えば該箸1を用いて食事をする際は、前記乗り上げ状態にある前記スライド部材9の前記下端部40を、図9に矢印で示すように上方に向けて押すと、該スライド部材9が上方に向けてスライドして前記嵌合凹部7に嵌合状態となり、図8に示すように、該嵌合状態は前記のように保持される。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 図11〜14は、前記スライド部材9が前記嵌合凹部7に嵌合された状態で該スライド部材9の上側部12を該嵌合凹部7の底部13の上側部15に向けて押すことにより該スライド部材9を下方に向けてスライドさせ得るように、該嵌合凹部7の底部13の上側部15と該スライド部材9の前記内方部21の上側部22との間に押し込み用間隙23を設ける場合における、該押し込み用間隙23の他の構成を示すものである。
図11においては、該押し込み用間隙23を、前記嵌合凹部7の前記底部13の上側部15に設けた間隙形成用傾斜面62を以て構成するのとは逆に、前記スライド部材9の前記内方部21の上側部分75を、その内方端76からその外方端77に向けて外方側に傾斜する間隙形成用傾斜面62として構成した場合を示している。この場合も、前記スライド部材9の上側部12を前記嵌合凹部7の底部13の上側部15に向けて押すと、図11(B)に示すように、前記スライド部材9の前記下端部40が前記嵌合凹部7の下端部18から外れるように、該スライド部材9の下側部分16を該底部13から浮き上がらせることができる。該浮き上がり状態における前記上の第1磁性体10a及び前記上の第2磁性体11a相互の磁気吸引力により、該スライド部材9を下方に向けてスライドさせて該スライド部材9の下端部分17を前記嵌合凹部7の下端部18の縁部分19に乗り上げ状態となし得る。
図12は、前記底部13の前記底面31の上側部分61と前記スライド部材9の前記内方部21の上側部分22の双方を間隙形成用傾斜面62,62として構成した場合を示している。又図13は、前記押し込み用間隙23を構成するに際し、前記嵌合凹部7の前記底面31の上側部分61に窪み部79を設けた場合を示しており、又図14は、前記押し込み用間隙23を構成するに際し、前記スライド部材9の内方部21の上側部分22を欠切部80として構成した場合を示している。これらの場合も前記と同様にして、該スライド部材9の上側部12を前記嵌合凹部7の底部13の上側部15に向けて押すことにより、図13(B)、図14(B)に示すように、前記上の第1磁性体10a及び前記上の第2磁性体11a相互の磁気吸引力により、該スライド部材9を下方に向けて所要にスライドさせることができる。
前記嵌合凹部7の前記底部13に設ける前記間隙形成用傾斜面62や、前記スライド部材9の内方部21に設ける前記間隙形成用傾斜面62の傾斜角度、又、前記窪み部79や前記欠切部80の長さや幅及び深さは、前記スライド部材9を前記のように所要にスライドさせ得る限り所要に設定できる。これらの構成は、以下に述べる各実施例においても同様である。
(2) 図15は、前記スライド部材9を前記嵌合凹部7に嵌合させた状態における該スライド部材9の保持力をより高めるために、前記下の第1磁性体10bと前記下の第2磁性体11bに加えて、相互に磁気吸引される中間の第1磁性体10cと中間の第2磁性体11cを具える如く構成した場合を示すものである。例えば、中間の第1磁性体10cを前記嵌合凹部7の前記底部13の上下方向長さの略中央部位に設けると共に、該中間の第2磁性体11cを前記スライド部材9の前記内方部21の上下方向長さの中央部位に設ける構成を採用できる。
又図16は、前記スライド部材9のスライドをより円滑に行わせるために、上下方向で見て互いに離間状態にある前記上の第1磁性体10aと前記上の第2磁性体11aの組に加えて、その稍下方に位置させて、上下方向で見て互いに離間状態ある中間の第1磁性体10cと中間の第2磁性体11cの組を設けた場合を示している。該スライド部材9が前記嵌合凹部7に嵌合された状態で、該中間の第2磁性体11cが該中間の第1磁性体10cの稍上方に離間して設けられている。この場合、上の第1磁性体10aと中間の第2磁性体11cが互いに磁気吸引しないように、磁性体10a,11aの組と、磁性体10c,11cの組との間の間隔を所要に設定するものとする。このように構成する場合は、前記上の第1磁性体10a及び前記上の第2磁性体11a相互の磁気吸引力と、中間の第1磁性体10c及び中間の第2磁性体11c相互の磁気吸引力とによって、前記スライド部材9をより円滑に下方に向けて所要にスライドさせることができる。そして、このように二組の磁性体を設ける場合は、前記下の第1磁性体10bと前記下の第2磁性体11bが設けられていない場合であっても、前記スライド部材9を前記嵌合凹部7に嵌合させた状態を、より安定的に保持できることとなる。
又図17に示すように、上下方向で見て上側と下側の夫々に二組の磁石を設けることとしてもよい。同図においては、実施例1における場合において、図16に示す場合と同様の要領で、前記上の第1磁性体10aと前記上の第2磁性体11aとの組の稍下側に位置させて、中間の第1磁性体10cと中間の第2磁性体11cの組が配設されると共に、前記下の第1磁性体10bと前記下の第2磁性体11bとの組の稍上側に位置させて、中間の第1磁性体10dと中間の第2磁性体11dの組が配設されている。このように中間の第1磁性体10cと中間の第2磁性体11cとの組を設けるため、前記上の第1磁性体10a及び前記上の第2磁性体11a相互の磁気吸引力と、中間の第1磁性体10c及び中間の第2磁性体11c相互の磁気吸引力とによって、前記スライド部材9をより円滑に下方に向けて所要にスライドさせることができる。又、中間の第1磁性体10dと中間の第2磁性体11dとの組を設けるため、前記スライド部材9を前記嵌合凹部7に嵌合させた状態における該スライド部材9の保持力をより高めることができる。
(3) 実施例1においては前記箸本体2の前記一側面45の上端側の部分53を傾斜面55として形成しているが、図18(A)においては、該一側面45に該傾斜面55を設けていない。本実施例においては、前記嵌合凹部7に前記スライド部材9が嵌合された状態において、該スライド部材9の平滑な外方部42と前記一側面部45とが面一状態にある。
この場合においても該スライド部材9の上側部12を前記嵌合凹部7の底部13の上側部15に向けて容易に押すことができるように、該スライド部材9の上側部12の外方部42に押圧突部81を設けている。然して該押圧突部81を前記底部13の上側部15に向けて押せば、前記と同様にして、該スライド部材9を下方に向けて所要にスライドさせて箸置き20を形成できる。該押圧突部81は、箸のデザイン性を考慮して、半球状や楕円形状等の所要形態に構成できる。図18(B)は、該箸置き20によって箸1を設置面43に載置した状態を示しており、前記押圧突部81が設置面43に載っている。
(4) 図19は、前記嵌合凹部7の底部13に設ける上の第1磁性体10a及び下の第1磁性体10bを磁石30を以て構成した場合において、その磁極33を前記底面31に露出状態とした場合を示している。
又図20は、前記第1磁性体10としての磁石30を前記底面31で若干突出させた場合を示すものである。この場合は、前記スライド部材9の内方部21に、該突出部82を逃がすための、上下方向に延長する溝83を設ける。図20においては、第1磁性体10の磁極33と第2磁性体11の磁極39が離れているが、両磁極33,39は接触してもよい。
又図21は、前記スライド部材9に設けられる磁石30としての第2磁性体11を、前記内方部21で若干突出させた場合を示すものであり、この場合は、前記嵌合凹部7の前記底面31に、該突出部85を逃がすための、上下方向に延長する溝84を設ける。図21においては、第1磁性体10の磁極33と第2磁性体11の磁極39が離れているが、両磁極33,39は接触してもよい。
(5) 図22は、前記箸本体2の上側の部分6の横断面形態を円形状に形成した場合を示すものであり、該箸本体2の周方向で見た所要幅部分としての一側面部45に、上下方向に延長する嵌合凹部7が設けられ該嵌合凹部7にスライド部材9が嵌合されている。図22(B)は、図22(A)におけるa−a断面図であり、図22(C)は、図22(A)におけるb−b断面図である。又図23は、前記箸本体2の上側の部分6の横断面形態を半丸状に形成し、図24は前記箸本体2の上側の部分6の横断面形態を五角形状に形成した場合を示すものであり、何れの場合も、平坦面を呈する一側面部45に設けられている嵌合凹部7にスライド部材9が嵌合されている。その他、該上側の部分6の形態は、箸の使用感やデザイン性を考慮して、且つ嵌合凹部7を設けることができるように、各種形態のものとして構成され得る。
(6) 前記スライド部材9の形態は、該スライド部材9が箸置き20を形成できる限り各種に構成でき、実施例1で示したような前記下端拡張部50も、必ずしも必要ではない。又、前記内方部21や前記外方部42は例えば図7に示すような平滑面として形成される必要はない。その一例として挙げる図25に示す箸1にあっては、前記下面部21が半円弧状突面に形成されており、前記嵌合凹部7の底面31は、これに合わせて半円弧状凹面として形成されている。又前記外方部42は、両側部分が四分割円弧状を呈する台形状面として形成されている。
(7) 前記第1磁性体10と前記第2磁性体11は、前記のようにネオジウム磁石等の磁石を用いて構成することができる他、該第1磁性体10及び該第2磁性体11の何れか一方を磁石とし、他方を、これと磁気吸引し得る鉄片、ニッケル片等の、磁石を除く磁性金属片としてもよい。
(8) 前記スライド部材9を前記のように所要にスライドさせることができる限り、又、前記スライド部材9を前記嵌合凹部7に嵌合された状態で保持できる限り、前記第1磁性体10と前記第2磁性体11の配置状態や、磁性体の種類やその形状や大きさは自由に設定できる。
1 箸
2 箸本体
3 下側の部分
5 食い先
6 上側の部分
7 嵌合凹部
9 スライド部材
10 第1磁性体
11 第2磁性体
12 上側部
13 底部
15 上側部
16 下側部
17 下端部分
18 下端部
19 縁部分
20 箸置き
21 内方部
22 上側部分
23 押し込み用間隙
25 上端側
26 下端側
27 上端側
29 下端側
30 磁石
31 底面
32 外面
40 下端部
42 外方部
43 設置面
45 一側面部
49 張り出し片部
50 下端拡張部
55 傾斜面
61 上側部分
62 間隙形成用傾斜面
前記箸置き機能を有する箸のより好ましい態様の一つは、軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされ、該嵌合状態で、該嵌合凹部の底部の上側部と、該スライド部材の、該底部に面する内方部の上側部分との間に押し込み用間隙が形成される如くなされており、前記嵌合凹部の前記底部の上端側に上の第1磁性体が設けられると共に、前記スライド部材の前記内方部の上端側には、該上の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る上の第2磁性体が設けられている。そして、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記上の第2磁性体が前記上の第1磁性体の稍上方に離間して設けられ、該上の第1磁性体が該上の第2磁性体を磁気吸引する如くなされており、この磁気吸引作用によって、前記スライド部材の下端部が前記嵌合凹部の下端部に当接状態となり、該スライド部材の該当接した嵌合状態が、前記の第1磁性体及び前記の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持される如くなされている。又、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記押し込み用間隙が存する部分で、前記スライド部材の上側部を前記嵌合凹部の前記底部の上側部に向けて押すと、前記スライド部材の前記下端部が前記嵌合凹部の下端部から外れるように、該スライド部材の下側部を前記底部から浮き上がらせることができ、この浮き上がり状態における前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力により、前記スライド部材を下方に向けてスライドさせて該スライド部材の下端部分を前記嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態となし得、該スライド部材の該乗り上げ状態を、該上の第1磁性体及び該上の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させ得る如くなされている。該乗り上げ状態で前記スライド部材を下向きにして該スライド部材の、前記内方部と対向する外方部を、テーブル面等の設置面に載置すると、前記箸本体の前記食い先が該設置面から浮き上がった状態となり、又、前記乗り上げ状態で前記スライド部材の前記下端部を上方に向けて押すことにより、該スライド部材が、上方に向けてスライドして前記嵌合凹部に嵌合状態となることを特徴とするものである。

Claims (8)

  1. 軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされており、該嵌合凹部側に第1磁性体が設けられると共に該スライド部材側に第2磁性体が設けられ、該第1磁性体及び該第2磁性体が相互に磁気吸引される箸において、該スライド部材のスライドにより箸置きを形成する箸における箸置き形成方法であって、
    前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記スライド部材の上側部を前記嵌合凹部の底部の上側部に向けて押して、該スライド部材の下側部を該底部から浮き上がらせ、この浮き上がり状態における前記第2磁性体及び前記第1磁性体相互の磁気吸引力により、前記スライド部材を下方に向けてスライドさせ、該スライド部材の下端部分を前記嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態とし、該スライド部材の該乗り上げ状態を、前記第1磁性体及び前記第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させることを特徴とする箸における箸置き形成方法。
  2. 軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされており、該嵌合凹部側に第1磁性体が設けられると共に該スライド部材側に第2磁性体が設けられ、該第1磁性体及び該第2磁性体が相互に磁気吸引される箸において、該スライド部材のスライドにより箸置きを形成する箸置き機能を有する箸であって、
    前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記スライド部材の上側部を前記嵌合凹部の底部の上側部に向けて押すと、該スライド部材の下側部を該底部から浮き上がらせることができ、この浮き上がり状態における前記第1磁性体及び前記第2磁性体相互の磁気吸引力により、前記スライド部材を下方に向けてスライドさせて該スライド部材の下端部分を前記嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態となし得、該スライド部材の該乗り上げ状態を、前記第1磁性体及び前記第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させ得ることを特徴とする箸置き機能を有する箸。
  3. 軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされ、該嵌合状態で、該嵌合凹部の底部の上側部と、該スライド部材の、該底部に面する内方部の上側部分との間に押し込み用間隙が形成される如くなされており、
    前記嵌合凹部の前記底部の上端側に上の第1磁性体が設けられると共に、前記スライド部材の前記内方部の上端側には、該上の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る上の第2磁性体が設けられており、
    前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記上の第2磁性体が前記上の第1磁性体の稍上方に離間して設けられ、該上の第1磁性体が該上の第2磁性体を磁気吸引する如くなされており、この磁気吸引作用によって、前記スライド部材の下端部が前記嵌合凹部の下端部に当接状態となり、該スライド部材の該当接した嵌合状態が、前記下の第1磁性体及び前記下の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持される如くなされており、
    又、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記押し込み用間隙が存する部分で、前記スライド部材の上側部を前記嵌合凹部の前記底部の上側部に向けて押すと、前記スライド部材の前記下端部が前記嵌合凹部の下端部から外れるように、該スライド部材の下側部を前記底部から浮き上がらせることができ、この浮き上がり状態における前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力により、前記スライド部材を下方に向けてスライドさせて該スライド部材の下端部分を前記嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態となし得、該スライド部材の該乗り上げ状態を、該上の第1磁性体及び該上の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させ得る如くなされており、
    該乗り上げ状態で前記スライド部材を下向きにして該スライド部材の、前記内方部と対向する外方部を、テーブル面等の設置面に載置すると、前記箸本体の前記食い先が該設置面から浮き上がった状態となり、
    又、前記乗り上げ状態で前記スライド部材の前記下端部を上方に向けて押すことにより、該スライド部材が、上方に向けてスライドして前記嵌合凹部に嵌合状態となることを特徴とする箸置き機能を有する箸。
  4. 軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされ、該嵌合状態で、該嵌合凹部の底部の上側部と、該スライド部材の、該底部に面する内方部の上側部分との間に押し込み用間隙が形成される如くなされており、
    前記嵌合凹部の前記底部の上端側に上の第1磁性体が設けられると共に、該底部の下端側に下の第1磁性体が設けられており、前記スライド部材の前記内方部の上端側には、前記上の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る上の第2磁性体が設けられると共に、該内方部の下端側には、前記下の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る下の第2磁性体が設けられており、
    前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記上の第2磁性体が前記上の第1磁性体の上方に離間して設けられ、該上の第1磁性体が該上の第2磁性体を磁気吸引する如くなされており、この磁気吸引作用によって、前記スライド部材の下端部が前記嵌合凹部の下端部に当接状態となり、該スライド部材の該当接した嵌合状態が、前記下の第1磁性体及び前記下の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持される如くなされており、
    又、前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記押し込み用間隙が存する部分で、該スライド部材の上側部を前記嵌合凹部の前記底部の上側部に向けて押すと、前記スライド部材の前記下端部が前記嵌合凹部の下端部から外れるように、該スライド部材の下側部を前記底部から浮き上がらせることができ、この浮き上がり状態における前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力により、前記スライド部材を下方に向けてスライドさせて該スライド部材の下端部分を前記嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態となし得、該スライド部材の該乗り上げ状態を、前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させ得る如くなされており、
    該乗り上げ状態で前記スライド部材を下向きにして該スライド部材の、前記内方部と対向する外方部を、テーブル面等の設置面に載置すると、前記箸本体の前記食い先が該設置面から浮き上がった状態となり、
    又、前記乗り上げ状態で前記スライド部材の前記下端部を上方に向けて押すことにより、該スライド部材が、上方に向けてスライドして前記嵌合凹部に嵌合状態となることを特徴とする箸置き機能を有する箸。
  5. 軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分の、該箸本体の周方向で見た所要幅部分としての一側面部に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされ、該嵌合状態で、該嵌合凹部の底部の上側部と、該スライド部材の、該底部に面する前記内方部の上側部分との間に前記押し込み用間隙が形成される如くなされており、
    又、前記一側面部の上端側の部分は、上方に向けて且つ前記軸線に向けて傾斜する傾斜面として形成されており、
    前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、該スライド部材の前記上側部の外方側の部分は、前記傾斜面から突出した状態にあり、
    前記傾斜面から突出した状態にある該外方側の部分を前記嵌合凹部に沈めるように、前記上側部を前記嵌合凹部の前記底部の上側部に向けて押すと、前記スライド部材の前記下端部が前記嵌合凹部の下端部から外れるように、前記スライド部材の下側部を前記底部から浮き上がらせることができることを特徴とする請求項3又は4記載の箸置き機能を有する箸。
  6. 軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分の、該箸本体の周方向で見た所要幅部分としての一側面部に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされ、該嵌合状態で、該嵌合凹部の底部の上側部と、該スライド部材の、該底部に面する内方部の上側部分との間に押し込み用間隙が形成される如くなされており、
    又、前記一側面部の上端側の部分は、上方に向けて且つ前記軸線に向けて傾斜する傾斜面として形成されており、
    前記嵌合凹部の前記底部の上端側に上の第1磁性体が設けられると共に、該底部の下端側に下の第1磁性体が設けられており、
    前記スライド部材の前記内方部の上端側には、前記上の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る上の第2磁性体が設けられる共に、該内方部の下端側には、前記下の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る下の第2磁性体が設けられており、
    前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記上の第2磁性体が前記上の第1磁性体の上方に離間して設けられており、該上の第1磁性体が該上の第2磁性体を磁気吸引する如くなされており、この磁気吸引作用によって、前記スライド部材の下端部が前記嵌合凹部の下端部に当接状態となり、該スライド部材の該当接した嵌合状態が、前記下の第1磁性体及び前記下の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持される如くなされており、
    前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、該スライド部材の、前記上側部の外方側の部分は、前記傾斜面から突出した状態にあり、
    前記傾斜面から突出した状態にある該外方側の部分を前記嵌合凹部に沈めるように、前記上側部を前記嵌合凹部の前記底部の上側部に向けて押すと、前記スライド部材の前記下端部が前記嵌合凹部の下端部から外れるように、前記スライド部材の下側部を前記底部から浮き上がらせることができ、この浮き上がり状態における前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力により、前記スライド部材を下方に向けてスライドさせて該スライド部材の下端部分を前記嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態となし得、該スライド部材の該乗り上げ状態を、前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させ得る如くなされており、
    該乗り上げ状態で前記スライド部材を下向きにして該スライド部材の、前記内方部と対向する外方部を、テーブル面等の設置面に載置すると、前記箸本体の前記食い先が該設置面から浮き上がった状態となり、
    又、前記乗り上げ状態で前記スライド部材の前記下端部を上方に向けて押すことにより、該スライド部材が、上方に向けてスライドして前記嵌合凹部に嵌合状態となることを特徴とする箸置き機能を有する箸。
  7. 軸線が上下方向である箸本体の下側の部分に食い先が設けられると共に、該箸本体の上側の部分は、横断面が正方形状に形成されており、
    該上側の部分の平滑な一側面部に、上下方向に延長する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部にスライド部材が嵌合可能となされ、該嵌合状態で、該嵌合凹部の底部の上側部と、該スライド部材の、該底部に面する内方部の上側部分との間に押し込み用間隙が形成される如くなされており、
    又、該一側面部の上端側の部分は、上方に向けて且つ前記軸線に向けて傾斜する傾斜面として形成されており、且つ該嵌合凹部の底部の表面をなす底面の上側部分は、該傾斜面と略平行する間隙形成用傾斜面として構成されており、
    前記嵌合凹部の前記底部の上端側に上の第1磁性体が設けられると共に、該底部の下端側に下の第1磁性体が設けられており、
    前記スライド部材の前記内方部の上端側には、前記上の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る上の第2磁性体が設けられる共に、該内方部の下端側には、前記下の第1磁性体と相互に磁気吸引し得る下の第2磁性体が設けられており、
    前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、前記上の第2磁性体が前記上の第1磁性体の上方に離間して設けられており、該上の第1磁性体が該上の第2磁性体を磁気吸引する如くなされており、この磁気吸引作用によって、前記スライド部材の下端部が前記嵌合凹部の下端部に当接状態となり、該スライド部材の該当接した嵌合状態が、前記下の第1磁性体及び前記下の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持される如くなされており、
    前記スライド部材が前記嵌合凹部に嵌合された状態で、該スライド部材の、前記上側部の外方側の部分は、前記傾斜面から突出した状態にあり、
    前記傾斜面から突出した状態にある該外方側の部分を前記嵌合凹部に沈めるように、前記上側部を前記嵌合凹部の前記間隙形成用傾斜面に向けて押して前記内方部の上側部を該間隙形成用傾斜面に当接させると、前記スライド部材の前記下端部が前記嵌合凹部の下端部から外れるように、該スライド部材の下側部を前記底部から浮き上がらせることができ、この浮き上がり状態における前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力により、前記スライド部材を下方に向けてスライドさせて該スライド部材の下端部分を前記嵌合凹部の下端部の縁部分に乗り上げ状態となし得、該スライド部材の該乗り上げ状態を、前記上の第1磁性体及び前記上の第2磁性体相互の磁気吸引力を以て保持させ得る如くなされており、
    該乗り上げ状態で前記スライド部材を下向きにして該スライド部材の、前記内方部と対向する外方部を、テーブル面等の設置面に載置すると、前記箸本体の前記食い先が該設置面から浮き上がった状態となり、
    又、前記乗り上げ状態で前記スライド部材の前記下端部を上方に向けて押すことにより、該スライド部材が、上方に向けてスライドして前記嵌合凹部に嵌合状態となることを特徴とする箸置き機能を有する箸。
  8. 前記スライド部材の下端部は、前記上下方向と直交する左右方向に向けて張り出す張り出し片部を具える下端拡張部とされ、該下端拡張部の該張り出し片部が前記設置面に載置される如くなされていることを特徴とする請求項3〜7の何れかに記載の箸置き機能を有する箸。
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