JP2017158325A - 磁気浮上式電動機とそれを備えた磁気浮上式ポンプ - Google Patents

磁気浮上式電動機とそれを備えた磁気浮上式ポンプ Download PDF

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Abstract

【課題】 更なる小型化を実現できる磁気浮上式電動機を提供すること。
【解決手段】 固定部の内部に配置され、回転軸心を中心に回転させられる回転部と、固定部に設けられた固定子と回転部に設けられた回転子とを有するモータ部と、モータ部の軸心方向の前後に配置され、ラジアル方向支持磁石によって生じさせるラジアル磁束によって回転部を固定部の中心で回転軸心と直交する方向に非接触で支持するラジアル方向支持部と、回転部の軸心方向の一端部に近接し、固定部の固定磁性部と連なる固定磁性壁と、固定磁性壁に配置され、ラジアル磁束の回転部から隙間を介して固定磁性壁に流れる漏出磁束に重畳させるスラスト磁束を生じさせるスラスト方向力調整コイルと、を有するスラスト方向支持部と、スラスト方向力調整コイルに付与される電流の大きさを制御して回転部にスラスト磁束でスラスト方向力を作用させる制御部と、を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、回転部を磁気によって固定部の中心で浮上させた状態で回転させる電動機と、それを備えた磁気浮上式ポンプに関する。
従来、回転部を磁気によって固定部の中心で浮上させることで、機械的摺動部材であるすべり軸受を不要とした磁気浮上式電動機がある。この磁気浮上式電動機は、例えば、磁気浮上式ポンプなどに採用されている。磁気浮上式電動機を磁気浮上式ポンプなどに採用した場合、機械的摺動部材がないため、コンタミネーションの問題や消耗部品の問題によるメンテナンスが必要なくなる。このため、磁気浮上式ポンプは、半導体産業、医薬品関連の薬液等の分野、気体を含有する二相液を取扱う用途などにおいて採用されている。
この種の先行技術として、本出願人が先に出願した流体移送装置がある(例えば、特許文献1参照)。この流体移送装置では、固定側の第1永久磁石と回転部の第2永久磁石との間に生じさせるラジアル磁束によって回転軸心を中心に回転する回転部を磁気で浮上させる。また、ラジアル磁束によって、回転部の軸方向端部の作用部に作用する外力の方向と反対方向のスラスト軸支持力が回転部に生じるようにしている。
特開2013−231471号公報
しかし、上記先行技術の場合、モータ部から前後方向に離間してラジアル軸支持部を配置し、それぞれにおいてスラスト軸支持力が生じるように磁路を形成している。このため、装置の軸方向寸法が比較的長くなり、用途によっては採用が難しい場合がある。
そこで、本発明は、軸方向寸法を小さくして更なる小型化を実現できる磁気浮上式電動機とそれを備えた磁気浮上式ポンプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る磁気浮上式電動機は、固定部の内部に配置され、回転軸心を中心に回転させられる回転部と、前記固定部に設けられた固定子と該固定子から離間して前記回転部に設けられた回転子とを有するモータ部と、前記モータ部の軸心方向の前後に配置され、ラジアル方向支持磁石によって生じさせるラジアル磁束によって前記回転部を前記固定部の中心で前記回転軸心と直交する方向に非接触で支持するラジアル方向支持部と、前記回転部の軸心方向の一端部に近接し、前記固定部の固定磁性部と連なる固定磁性壁と、前記固定磁性壁に配置され、前記ラジアル磁束の前記回転部から隙間を介して該固定磁性壁に流れる漏出磁束に重畳させるスラスト磁束を生じさせるスラスト方向力調整コイルと、を有するスラスト方向支持部と、前記スラスト方向力調整コイルに付与される電流の大きさを制御して前記回転部に前記スラスト磁束でスラスト方向力を作用させる制御部と、を備えている。
この構成により、回転部は、モータ部の軸心方向の前後に配置されたラジアル方向支持部のラジアル方向支持磁石によって生じさせるラジアル磁束によって非接触で支持される。そして、回転部の軸心方向の一端部から固定磁性壁に流れるラジアル磁束の漏出磁束に対し、この固定磁性壁に配置させたスラスト方向力調整コイルで生じさせるスラスト磁束を重畳させる。これにより、ラジアル磁束の漏出磁束とスラスト磁束とによって、回転部に作用させるスラスト方向力の大きさを調整できる。よって、回転部に対してスラスト方向力を作用させる磁路がモータ部の固定磁性壁側のみとなり、回転部の軸方向寸法を小さくして磁気浮上式電動機を小型化できる。
また、前記スラスト方向力調整コイルは、前記固定磁性壁の径方向に面状で配置されていてもよい。このように構成すれば、スラスト方向力調整コイルに必要な巻線量を径方向に巻いて、スラスト方向力調整コイルの軸方向寸法を小さくできる。スラスト方向力調整コイルの軸方向寸法を小さくすることで、磁気浮上式電動機を更に小型化できる。
また、前記制御部は、前記固定部に対する前記回転部の位置を検出するスラスト位置検出手段の検出結果に基づいて、前記スラスト方向力調整コイルに付与される電流の大きさと方向を制御してスラスト方向力を調整するように構成されていてもよい。このように構成すれば、スラスト位置検出手段の検出結果に基づいて、スラスト方向力調整コイルに付与する電流の大きさと方向を適切に調整して、回転部の軸方向位置を適切に制御できる。
また、前記制御部は、前記スラスト位置検出手段の検出結果に基づいて、前記回転部から前記固定磁性壁に流れる漏出磁束の方向と同じ方向に前記スラスト磁束を生じさせる電流を前記スラスト方向力調整コイルに付与し、又は漏出磁束の方向と反対方向に前記スラスト磁束を生じさせる電流を前記スラスト方向力調整コイルに付与するように制御してスラスト方向力の方向を制御するように構成されていてもよい。このように構成すれば、回転部のスラスト方向位置の変化に応じて、回転部に対して軸方向の一端方向又は他端方向に向けてスラスト方向力が生じるように、スラスト方向力調整コイルに付与する電流でスラスト磁束の方向を適切に制御できる。
また、前記ラジアル方向支持磁石は、前記固定部の周方向に配置された複数個のラジアル方向支持コイルを有し、前記ラジアル方向支持コイルの間に、前記回転部の前記固定部に対する位置を検出するラジアル位置検出手段を備えていてもよい。このように構成すれば、ラジアル位置検出手段の検出結果により、回転部の傾きなどの状態を算出できる。この算出結果に基づいて、回転部の周囲に配置された複数のラジアル方向支持コイルにそれぞれ付与する電流を適切に制御して、回転部の位置を適正な位置に補正できる。
一方、本発明に係る磁気浮上式ポンプは、ケーシングの内部に前記いずれかの磁気浮上式電動機を備え、前記回転部は、前記固定磁性壁と反対の軸心方向の端部にインペラを備えている。
この構成により、磁気浮上式電動機が小型になって、磁気浮上式ポンプのケーシング寸法を軸方向に小さくできる。しかも、インペラ側が負圧になることで回転部に軸方向のスラスト方向力が作用しても、インペラと反対側の軸方向端部に備えさせたスラスト方向支持部の磁路によってインペラと反対方向にスラスト軸支持力を発生させることができる。その上、回転部の軸方向寸法を小さくすることで、回転部の流体と接する面積が小さくなって流体摩擦損失を小さくできる。
本発明によれば、回転部にスラスト方向力を作用させる磁路をモータ部の一方のみにできるので、磁気浮上式電動機の更なる小型化を実現することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る磁気浮上式ポンプを示す断面図である。 図2は、図1に示す磁気浮上式電動機の構成を示す断面図である。 図3は、図1に示す磁気浮上式電動機の一部を断面にした斜視図である。 図4は、図2に示す磁気浮上式電動機におけるラジアル軸支持力の発生原理を示す図面である。 図5は、図2に示す磁気浮上式電動機におけるラジアル軸支持力を示す図面である。 図6は、図5に示すスラスト方向力の発生時における磁束ベクトルを示す磁場解析結果のコンター図である。 図7は、図5に示す磁気浮上式電動機においてスラスト方向力を調整した状態を示す図面である。 図8は、図5に示す磁気浮上式電動機においてスラスト方向力を調整した他の状態を示す図面である。 図9は、図7に示すスラスト方向力の調整時における磁束ベクトルを示す磁場解析結果のコンター図である。 図10は、図7に示すスラスト方向力の調整時におけるスラスト方向力と電流との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、磁気浮上式電動機10を備えた磁気浮上式ポンプ1を例に説明する。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における前後方向の概念は、図1に示す磁気浮上式ポンプ1の左方向が前方向、右方向が後方向とする。また、回転部50の回転軸心Lの方向を「γ方向」、γ方向に対して直交する水平ラジアル方向を「α方向」、γ方向に対して直交する鉛直ラジアル方向を「β方向」とする。
(磁気浮上式ポンプの構成)
図1に示すように、この実施形態の磁気浮上式ポンプ1は、ケーシング2の内部に、磁気浮上式電動機10が備えられている。磁気浮上式電動機10は、固定部20の内部に配置され、回転軸心Lを中心に回転される回転部50が備えられている。この回転部50は、後述するように、ラジアル方向支持部23によって生じさせる磁束のラジアル軸支持力によって固定部20とは非接触で支持される。
固定部20には、固定子21が設けられており、この固定子21から離間して回転部50に設けられた回転子52とでモータ部40が構成されている。モータ部40は、回転子52の周囲に備えられた複数の回転子永久磁石53と、固定子21に備えられた複数の固定子巻線22とを有する。モータ部40は、永久磁石式モータ部となっている。固定子21の固定子巻線22は、制御部70と電気的に接続されている。この実施形態の制御部70は、電源を含む。制御部70は、固定子巻線22に流す電流を制御し、回転磁界を発生させ、モータ部40の回転子52を回転させて回転部50を回転させる。制御部70に回転制御用のインバータを備えさせることで、回転部50の回転速度を任意に調整できる。
回転部50には、軸心方向の前端部(左端部)にインペラ3が備えられている。回転部50は、周囲が円筒状のカバー4で覆われている。また、回転部50と面する固定部20の内部も円筒状のカバー5で覆われている。これらのカバー4,5の間の空間は、流体が移動できる空間となっている。インペラ3は、回転部50で回転させられて、ポンプ部6の入口7から出口8に向かって流体を送る。
上記モータ部40の前方向と後方向に離れた位置には、ラジアル方向支持部23が備えられている。ラジアル方向支持部23は、回転部50を非接触で支持するラジアル方向支持磁石24を有している。ラジアル方向支持磁石24は、前部と後部の固定磁性部25に設けられたラジアル方向支持コイル26と、固定部20の外周位置に設けられた円筒状の第1永久磁石28と、回転部50の周囲に設けられた円筒状の第2永久磁石54と、を有している。
上記ラジアル方向支持コイル26は、固定部20から回転部50に向けて延びる固定磁性部25に設けられている。このラジアル方向支持コイル26は、制御部70と電気的に接続されている。ラジアル方向支持コイル26は、付与される電流の大きさと方向が制御部70で制御可能となっている。上記第1永久磁石28は、固定部20の外周部に設けられており、固定子21の外周位置に設けられた固定磁性部27の前位置と後位置とに離れて設けられている。上記第2永久磁石54は、回転部50の周囲に設けられており、回転子52の回転子永久磁石53が設けられた回転磁性部55の前位置と後位置とに離れて設けられている。
これらの上記ラジアル方向支持コイル26の間には、上記固定部20に対する上記回転部50の位置を検出するラジアル位置検出手段たるラジアル位置センサ32が備えられている(図3参照)。ラジアル位置センサ32は、回転軸心Lの軸心方向の前後位置に配置されたいずれのラジアル方向支持部23にも備えられている。これにより、固定部20に対する回転部50の前部と後部において、回転軸心Lのγ方向に対する水平ラジアル方向αと鉛直ラジアル方向βとにおける位置変化を検出している。このラジアル位置センサ32は、例えば、固定部20から回転部50に備えられたセンサーターゲットの変位を検出する変位センサなどとして用いることができる。このラジアル位置センサ32も、上記制御部70に接続されている。
そして、この磁気浮上式電動機10の固定部20には、回転部50のインペラ3と反対方向の軸方向一端部(後部)に近接するように隙間Sを有する固定磁性壁31が備えられている。固定磁性壁31は、ラジアル方向支持23の固定磁性部25と連なっている固定磁性部30と連なるように設けられている。固定磁性壁31には、回転部50にスラスト方向力を作用させるスラスト方向力調整コイル61を有するスラスト方向支持部60が備えられている。スラスト方向力調整コイル61は、制御部70と電気的に接続されている。制御部70は、スラスト方向力調整コイル61に付与する電流の大きさと方向を制御できる。
また、固定磁性壁31には、上記回転部50の後方端と固定部20とのスラスト方向位置を検出するスラスト位置検出手段たるスラスト位置センサ33が備えられている。このスラスト位置センサ33は、例えば、固定部20から回転部50に備えられたセンサーターゲットの変位を検出する変位センサなどとして用いることができる。このスラスト位置センサ33は、上記制御部70に接続されている。
制御部70としては、各種の制御回路を備えたコントローラとすることができる。また、制御部70は、パーソナルコンピュータ等によって各種パラメータを設定できる。さらに、制御部70は、パーソナルコンピュータ等と接続する端子、各センサ33(後述するセンサ32)と接続する端子、インバータと接続する端子、その他の外部機器と接続する端子などを備える。また、制御部70は、各センサ33,32(図3)からの信号に基づいて、アラームを発する機能を備えさせることができる。さらに、制御部70に、過電流・過負荷等を検出する機能を備えさせることができる。制御部70は、過電流・過負荷を検出することで、磁気浮上式ポンプ1を停止させることができる。
(磁気浮上式電動機の詳細構成)
図2は、上記磁気浮上式電動機10の構成を示す断面図であり、図3は、上記磁気浮上式電動機10の一部(斜め上部、90度分)を断面にした斜視図である。図では、固定部20の中心で回転部50が所定のギャップGで浮いた状態を示している。
図示するように、上記したラジアル方向支持部23には、固定部20の周方向に複数個のラジアル方向支持コイル26が備えられている。ラジアル方向支持コイル26は、上記回転部50の回転軸心Lに対して円周方向に複数個が配置される。
さらに、この実施形態では、上記スラスト方向力調整コイル61が、上記固定磁性壁31の内面で径方向に広がる面状に形成されている。スラスト方向力調整コイル61は、必要な巻線量を径方向に面状に巻いて確保している。スラスト方向力調整コイル61は、面状に形成することで軸方向寸法を小さくしている。なお、図では、コイル部分をブロック状で示している。
(ラジアル軸支持力の発生原理)
図4は、図2に示す磁気浮上式電動機におけるラジアル軸支持力の発生原理を示す図面である。この図では、水平ラジアル方向αにラジアル方向支持コイル26αがあり、鉛直ラジアル方向βにラジアル方向支持コイル26βがあるものとした場合の例で説明する。
鉛直ラジアル方向βについて説明すると、図2に示す第1永久磁石28と第2永久磁石54とは、固定部20と回転部50との間に放射状のバイアス磁束である第1ラジアル磁束Ψs1を生じさせるように配置されている。そして、鉛直ラジアル方向βのラジアル方向支持コイル26βに直流電流を付与して、2極のラジアル軸支持磁束Ψs2βを発生させる(右ねじの法則)。このラジアル軸支持磁束Ψs2βを発生させると、放射状のバイアス磁束である第1ラジアル磁束Ψs1に、図示する上部では、ラジアル軸支持磁束Ψs2βが重畳される。そして、放射状の第1ラジアル磁束Ψs1の回転軸心Lを挟んで図示する反対側の下部では、ラジアル軸支持磁束Ψs2βで相殺される。従って、鉛直ラジアル方向βにおいては、放射状の第1ラジアル磁束Ψs1は、上部の磁束Ψs1が密となり、下部の磁束Ψs1が疎となる。これにより、正の鉛直ラジアル方向β(上方向)のラジアル軸支持力Fβが回転部50に生じる。
一方、水平ラジアル方向αにおいても、ラジアル方向支持コイル26αに直流電流を付与することで発生するラジアル軸支持磁束によって、上記鉛直ラジアル方向βと同様にラジアル軸支持力が回転部50に生じる。
そして、このようなラジアル軸支持力(Fβ)を、図3に示すように、回転部50の周囲に配置された複数個のラジアル方向支持コイル26で生じさせることによって、回転部50が固定部20の中心において非接触で支持される。
以下の説明では、全てのラジアル方向支持コイル26によって発生させるラジアル軸支持磁束を「第2ラジアル磁束Ψs2」という。
(ラジアル軸支持力の説明)
図5は、図2に示す磁気浮上式電動機におけるラジアル軸支持力を示す図面である。図示するように、永久磁石28,54の間には、N極からS極に向けてバイアス磁束であるラジアル磁束Ψs1(太い矢印)が発生する。この図では回転軸心Lを挟んで対向する位置を示している。ラジアル磁束Ψs1は、例えば、固定部20の後部に備えられた第1永久磁石28のN極から固定磁性部27を介して前部に備えられた第1永久磁石28のS極へと流れる。そして、この第1永久磁石28のN極から固定磁性部29とラジアル方向支持部23の固定磁性部25と回転部50の回転磁性部56を介して回転部50の前部に備えられた第2永久磁石54のS極へと流れる。そして、この第2永久磁石54のN極から回転部50の回転磁性部55を介して後部に備えられた第2永久磁石54のS極へと流れる。そして、この第2永久磁石54のN極から回転磁性部57とラジアル方向支持部23の固定磁性部25と固定磁性部30を介して後部の第1永久磁石28のS極へと流れる。このように、ラジアル磁束Ψs1は、固定部20の外周部と、モータ部40の前後位置に設けられたラジアル方向支持部23の固定磁性部25と、回転部50とを通ってループ状に流れる。
そして、この永久磁石28,54によって発生させるラジアル磁束Ψs1(太い矢印)に、上記ラジアル方向支持コイル26に付与する電流で発生させるラジアル磁束Ψs2(細い矢印)が加えられる。ラジアル磁束Ψs2は、ラジアル方向支持コイル26に付与する電流の方向により、ラジアル磁束Ψs2をラジアル磁束Ψs1に重畳する方向又は相殺する方向に発生させることができる。
(回転部のラジアル方向位置制御)
制御部70(図1)は、上記回転部50の周囲に配置された複数のラジアル方向支持コイル26に付与する電流を制御することにより、固定部20に対する回転部50の位置を制御する。この位置制御は、回転部50の前部と後部とにおいて、ラジアル方向支持コイル26の間に備えられたラジアル位置センサ32の検出結果に基づいてそれぞれラジアル方向支持コイル26に対して個別に行われる。
具体的には、制御部70は、ラジアル方向支持コイル26の間に備えられた複数のラジアル位置センサ32によって、回転部50の変位をリアルタイムで検出している。そして、その検出結果に基づいて、回転部50の傾きなどの状態を算出する。制御部70は、この算出結果に基づいて回転部50の周囲に配置された複数のラジアル方向支持コイル26に流す電流を適切に制御する。これによって、回転部50に対して生じる第2ラジアル磁束Ψs2を制御する。この制御は、ラジアル方向支持コイル26に付与する電流の大きさと方向とが制御部70(図1)で制御され、ラジアル方向支持コイル26で発生させるラジアル磁束Ψs2の大きさと、このラジアル磁束Ψs2をラジアル磁束Ψs1に重畳又は相殺させるかの方向とが制御される。これにより、回転部50は回転軸心Lと直交する方向に固定部20から浮上させた非接触の状態で、固定部20に対して適切な位置に補正される。このように、回転部50は、モータ部40の軸方向前後位置に配置されたラジアル方向支持部23によって非接触の状態で適切に支持される。以下、第1ラジアル磁束Ψs1、第2ラジアル磁束Ψs2を含めたラジアル軸支持力を発生させる磁束を、「ラジアル磁束Ψs1、Ψs2」という。
また、ラジアル磁束Ψs1、Ψs2は、回転部50の前部から後部に向けて流れるため、ラジアル磁束Ψs1、Ψs2の一部が回転部50の後端部から隙間Sを越えて固定磁性壁31に漏出磁束Ψs10として流れる。この漏出磁束Ψs10は、固定磁性壁31から固定磁性部30へと流れてラジアル磁束Ψs1、Ψs2に戻る。漏出磁束Ψs10は、回転部50から固定磁性壁31へと流れるため、この漏出磁束Ψs10によって、回転部50には固定磁性壁31に向けて引き寄せられる後向きのスラスト方向力Fγが生じる。
図6は、図5に示すラジアル軸支持力の発生時における磁束ベクトルを示す磁場解析(有限要素法解析)結果のコンター図である。色の濃淡は磁束の強弱を示しており、図の濃い部分は強い部分を示し、薄い部分は弱い部分を示している。図示するように、上記したラジアル磁束Ψs1、Ψs2の主な流れは、上記したように、固定部20の第1永久磁石28から前部のラジアル方向支持部23の固定磁性部25を介して回転部50の第2永久磁石54に流れる。そして、回転部50の後部から、後部のラジアル方向支持部23の固定磁性部25を介して第1永久磁石28へと流れる。そして、ラジアル磁束Ψs1、Ψs2の一部の漏出磁束Ψs10が、回転部50の後部から固定磁性壁31に向けて流れる。
このようなラジアル磁束Ψs1、Ψs2の流れにより、回転部50には、固定磁性壁31に向けて後ろ向きのスラスト方向力Fγが作用している(図5)。このため、例えば、この磁気浮上式電動機10を図1に示すような磁気浮上式ポンプ1に用いた場合、インペラ3の部分が負圧となることによって回転部50が前方向に引かれるのに対して、反対の後方向に作用するスラスト方向力Fγを生じさせることができる。
(実施例)
図7は、図5に示す磁気浮上式電動機においてスラスト方向力を調整した状態を示す図面である。図8は、図5に示す磁気浮上式電動機においてスラスト方向力を調整した他の状態を示す図面である。図7は、上記ラジアル磁束Ψs1、Ψs2の漏出磁束Ψs10に対してスラスト方向力調整コイル61によって生じさせたスラスト磁束Ψs3を反発するように重畳させた場合を示している。図8は、漏出磁束Ψs10に対してスラスト方向力調整コイル61によって生じさせたスラスト磁束Ψs3を同一方向に重畳させた場合を示している。
図7に示すように、図5に示す状態から、固定磁性壁31に備えさせたスラスト方向力調整コイル61にスラスト方向力調整コイル電流E1を付与する。これにより、固定磁性壁31から回転部50の後端に向けてスラスト磁束Ψs3が流れようとする(右ねじの法則)。そして、このスラスト方向力調整コイル61で生じさせるスラスト磁束Ψs3を、ラジアル方向支持磁石24によって生じさせるラジアル磁束Ψs1、Ψs2の漏出磁束Ψs10に重畳させる。しかし、スラスト磁束Ψs3は、回転部50から固定磁性壁31に向けて流れる漏出磁束Ψs10に対して反発する磁束である。このため、回転部50から固定磁性壁31に向けて流れようとする漏出磁束Ψs10と、固定磁性壁31から回転部50に流れようとするスラスト磁束Ψs3とは、隙間Sの部分で互いに反発する磁束となる。このため、漏出磁束Ψs10にスラスト磁束Ψs3を重畳させることで、回転部50には、前向きのスラスト方向力−Fγが作用する。このため、ラジアル磁束Ψs1、Ψs2によって生じるスラスト方向力Fγは、スラスト方向力調整コイル61のスラスト磁束Ψs3によって生じるスラスト方向力−Fγによって、前向きのスラスト方向力−Fγにすることができる。
一方、図8に示すように、スラスト方向力調整コイル61に逆方向のスラスト方向力調整コイル電流E2を付与する。これにより、ラジアル磁束Ψs1、Ψs2の漏出磁束Ψs10と同一方向にスラスト磁束Ψs3を重畳させることができる。このため、回転部50から固定磁性壁31に向けて流れようとする漏出磁束Ψs10に対して、同じ方向にスラスト磁束Ψs3を重畳させて、後向きの大きなスラスト方向力Fγを生じさせることができる。
従って、スラスト方向力調整コイル61に付与する電流の大きさのみ、又は方向も含めて調整することで、回転部50に作用させるスラスト方向力Fγの大きさと方向を調整することができる。
図9は、図7に示すスラスト方向力の調整時における磁束ベクトルを示す磁場解析(有限要素法解析)結果のコンター図である。色の濃淡は磁束の強弱を示しており、図の濃い部分は強い部分を示し、薄い部分は弱い部分を示している。図示するように、上記したラジアル磁束Ψs1、Ψs2の主な流れは、上記したように、固定部20の第1永久磁石28から前部のラジアル方向支持部23の固定磁性部25を介して回転部50の第2永久磁石54に流れる。そして、回転部50の後部から後部のラジアル方向支持部23の固定磁性部25を介して第1永久磁石28へと流れる。そして、ラジアル磁束Ψs1、Ψs2の一部の漏出磁束Ψs10が、回転部50の後部から固定磁性壁31に向けて流れる。
このラジアル磁束Ψs1、Ψs2の一部が、漏出磁束Ψs10として回転部50の後部から固定磁性壁31に向けて流れようとする。これに対して、スラスト方向力調整コイル61によって生じさせるスラスト磁束Ψs3が固定磁性壁31から回転部50に向けて流れようとする。このため、漏出磁束Ψs10とスラスト磁束Ψs3とが隙間Sの部分で反発する。このように漏出磁束Ψs10をスラスト磁束Ψs3に対して反発させることにより、回転部50には固定磁性壁31に対して前向きのスラスト方向力−Fγを作用させることができる。
従って、制御部70は、上記スラスト位置センサ33による上記回転部50の固定部20に対するスラスト位置の検出結果に基づいて、上記図7,8に示すように、上記回転部50からのラジアル磁束Ψs1、Ψs2の漏出磁束Ψs10の方向と同じ方向に上記スラスト磁束Ψs3を生じさせる電流をスラスト方向力調整コイル61に付与するか、漏出磁束Ψs10の方向と反対方向に上記スラスト磁束Ψs3を生じさせる電流をスラスト方向力調整コイル61に付与するか、を制御することで、上記回転部50の位置を調整するスラスト方向力Fγを、前方向又は後方向に発生させることができる。
つまり、回転部50のスラスト方向位置に応じて、スラスト磁束Ψs3の大きさ、方向を調整して、回転部50に対し、軸方向の前後いずれの方向にも適切な大きさのスラスト方向力Fγを生じさせることができる。このように、回転部50からのラジアル磁束Ψs1、Ψs2の漏出磁束Ψs10に重畳させるスラスト磁束Ψs3を制御することで、回転部50に対して前方向又は後方向に向けてスラスト方向力Fγを生じさせるように制御できる。このスラスト方向力Fγにより、固定部20に対する回転部50のスラスト方向の位置が適切な位置となるように、回転部50を回転軸心Lの前方に移動させたり、回転部50を回転軸心Lの後方に移動させることが適切にできる。
このため、例えば、この磁気浮上式電動機10を図1に示す磁気浮上式ポンプ1に用いた場合、インペラ3の部分が負圧又は正圧になるのに応じて、回転部50に対して生じるスラスト方向力Fγの方向と大きさを調整できる。
(実施例における電流値とスラスト方向力の関係)
図10は、図7に示すスラスト方向力の調整時におけるスラスト方向力と電流との関係を示すグラフである。図示する縦軸は、固定磁性壁31から回転部50に向けて生じるスラスト方向力Fγを示している。後向きのスラスト方向力Fγが「+」、前向きのスラスト方向力−Fγが「−」となる。図示する横軸は、スラスト方向力調整コイル電流E1を示している。
上記磁気浮上式電動機10は、スラスト方向力調整コイル61に電流を流さない状態で後向きとなる「+」のスラスト方向力Fγが最も大きくなる。そして、スラスト方向力調整コイル61にスラスト方向力調整コイル電流E1を付与すると、スラスト方向力Fγを「約0」にできる。この状態は、例えば、上記図7のように、回転部50から固定磁性壁31に向けて流れる漏出磁束Ψs10に対してスラスト磁束Ψs3を反発させた状態である。さらに、この状態から更にスラスト方向力調整コイル電流E1を大きくすると、スラスト方向力Fγが前向きとなる「−」の状態にできる。このことは、上記スラスト方向力調整コイル61によって生じさせるスラスト磁束Ψs3によって、回転部50に前向きのスラスト方向力−Fγを作用させることができる(図7)。
そして、この状態から、スラスト方向力調整コイル電流E1を更に大きくすると、前向きになっていたスラスト方向力−Fγが後向きのスラスト方向力Fγになることがわかる。このことは、上記スラスト磁束Ψs3がラジアル磁束Ψs1、Ψs2とともに後部のラジアル方向支持部23の固定磁性部25に侵入して、後向きのスラスト方向力Fγが大きくなるからといえる。
このような磁気浮上式電動機10を図1の磁気浮上式ポンプ1に備えさせた場合、スラスト方向力Fγを回転部50のインペラ3と反対方向に作用させた状態から、インペラ3の方向に作用させることもできる。
(総括)
以上のように、上記磁気浮上式電動機10によれば、スラスト方向支持部60のスラスト方向力調整コイル61を制御することで、回転部50に対して回転軸心Lの軸方向に作用させるスラスト方向力Fγを調整することが可能となる。しかも、スラスト方向力Fγを作用させる磁路(スラスト磁束Ψs3が流れる部分)をモータ部40の一方のみにでき、回転部50の軸方向寸法を小さくして、磁気浮上式電動機10を小型化することが可能となる。
その上、スラスト方向力調整コイル61に付与する電流の大きさと方向を制御することで、回転部50に対して前方向又は後方向のいずれの方向にもスラスト方向力Fγを作用させることが可能となる。
また、磁気浮上式電動機10における回転部50の軸方向寸法を小さくすることができるので、磁気浮上式ポンプ1に用いた場合、回転部50の流体と接する面積が小さくなって流体摩擦損失を小さくすることが可能となる。
(他の実施形態)
上記した実施形態における磁気浮上式電動機10の回転部50、固定部20などの大きさは一例であり、用途に応じてそれぞれを適した大きさに形成すればよく、各構成の大きさは上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記した実施形態では磁気浮上式ポンプ1を例に説明したが、磁気浮上式電動機10は他の機器においても用いることができ、用途は磁気浮上式ポンプ1に限定されるものではない。
さらに、上記した実施形態は一例を示しており、ラジアル方向支持コイル26の数などを変更してもよく、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
1 磁気浮上式ポンプ
2 ケーシング
3 インペラ
10 磁気浮上式電動機
20 固定部
23 ラジアル方向支持部
24 ラジアル方向支持磁石
26 ラジアル方向支持コイル
28 第1永久磁石
30 固定磁性部
31 固定磁性壁
32 ラジアル位置センサ(ラジアル位置検出手段)
33 スラスト位置センサ(スラスト位置検出手段)
40 モータ部
50 回転部
54 第2永久磁石
60 スラスト方向支持部
61 スラスト方向力調整コイル
70 制御部
S 隙間
Ψs1 第1ラジアル磁束
Ψs10 漏出磁束
Ψs2 第2ラジアル磁束
Ψs3 スラスト磁束

Claims (6)

  1. 固定部の内部に配置され、回転軸心を中心に回転させられる回転部と、
    前記固定部に設けられた固定子と該固定子から離間して前記回転部に設けられた回転子とを有するモータ部と、
    前記モータ部の軸心方向の前後に配置され、ラジアル方向支持磁石によって生じさせるラジアル磁束によって前記回転部を前記固定部の中心で前記回転軸心と直交する方向に非接触で支持するラジアル方向支持部と、
    前記回転部の軸心方向の一端部に近接し、前記固定部の固定磁性部と連なる固定磁性壁と、前記固定磁性壁に配置され、前記ラジアル磁束の前記回転部から隙間を介して該固定磁性壁に流れる漏出磁束に重畳させるスラスト磁束を生じさせるスラスト方向力調整コイルと、を有するスラスト方向支持部と、
    前記スラスト方向力調整コイルに付与される電流の大きさを制御して前記回転部に前記スラスト磁束でスラスト方向力を作用させる制御部と、を備えていることを特徴とする磁気浮上式電動機。
  2. 前記スラスト方向力調整コイルは、前記固定磁性壁の径方向に面状で配置されている、請求項1に記載の磁気浮上式電動機。
  3. 前記制御部は、前記固定部に対する前記回転部の位置を検出するスラスト位置検出手段の検出結果に基づいて、前記スラスト方向力調整コイルに付与される電流の大きさと方向を制御してスラスト方向力を調整するように構成されている、請求項1又は2に記載の磁気浮上式電動機。
  4. 前記制御部は、前記スラスト位置検出手段の検出結果に基づいて、前記回転部から前記固定磁性壁に流れる漏出磁束の方向と同じ方向に前記スラスト磁束を生じさせる電流を前記スラスト方向力調整コイルに付与し、又は漏出磁束の方向と反対方向に前記スラスト磁束を生じさせる電流を前記スラスト方向力調整コイルに付与するように制御してスラスト方向力の方向を制御するように構成されている、請求項3に記載の磁気浮上式電動機。
  5. 前記ラジアル方向支持磁石は、前記固定部の周方向に配置された複数個のラジアル方向支持コイルを有し、前記ラジアル方向支持コイルの間に、前記回転部の前記固定部に対する位置を検出するラジアル位置検出手段を備えている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁気浮上式電動機。
  6. ケーシングの内部に請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁気浮上式電動機を備え、
    前記回転部は、前記固定磁性壁と反対の軸心方向の端部にインペラを備えている、ことを特徴とする磁気浮上式ポンプ。
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