JP2017157883A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】DMACのFIFOが溢れると、センサからの読み出しデータを取りこぼすなど、システムが破綻する可能性がある。【解決手段】センサから高速読み出し(水平ブランキング期間を短く)することを検出して、非リアルタイム画像処理用に使用しているDMAチャネルのFIFOを、リアルタイム画像処理のDMAチャネルのFIFOとして利用する。【選択図】図1
Description
本発明は、画像処理装置に関する。
CCDやCMOS等の撮像素子を用いて画像を取得する撮像装置であるデジタルカメラにおいて、特に、CMOSセンサは高速なデータ読み出しが可能であり、高速性が要求されるリアルタイム処理の実現に適している。
撮像素子からの撮像画像データに対して、画素補間、ホワイトバランス、シャープネス、ノイズ低減などの画像処理を行う。画像処理された画像データはDirect Memory Accessコントローラ(以下、DMACという。)によってデータバスに出力されて、メモリコントローラを介して画像メモリに一時記憶される。また、DMACは複数の画像処理のデータ転送を行うために、複数のDMAチャネルを有している。画像メモリに一時記憶された画像データは、DMACによって画像メモリからデータバスに出力される。その後、画像データは顔や人体検出、人物認証などの処理や、表示用に画像データを処理してモニタ表示や、記録用に圧縮伸長部に入力して所定の画像処理を施して外部記録装置に記憶される。
このようなデータの流れを実現する場合、複数の画像処理が複数のDMAチャネルを使用してデータを転送することになり、データバスの帯域を圧迫する。特に、高速性が要求されるリアルタイム処理を実現するために、CMOSセンサから高速に画像データを読み出して画像メモリに一時記憶する場合には、データバスの帯域使用量が瞬間的に大幅に増加することが懸念される。例えば、ローリングブレのブレ量削減のために水平ブランキング期間を短くして高速に読み出すなどがある。このような状況下では、DMAチャネルのデータ転送処理のFIFOが溢れて、CMOSセンサからの画像データを取りこぼして、システムが破綻する可能性がある。
このような問題を解決する手段として、特許文献1は、撮像素子からライン単位で出力された画像データを保持するバッファ部を設けている。まず画像データをライン単位でバッファ部に書き込む。バッファ部に書き込まれた画像データを読み出す頻度を決定するために、基準クロックごとに加算し、読み出し頻度設定値の加算値に基づいて、バッファ部に書き込まれた画像データを読み出すことで、データバスの瞬間的な帯域使用量を平均化することが提案されている。
さらに特許文献2には、複数のDMAの各チャネルに対して、最初はバッファメモリを均一に割り当て、各チャネルのDMA転送終了後にデータ転送速度から速度比を求め、速度比に応じてバッファメモリの配分を決めることが提案されている。
しかしながら、特許文献1では、ラインバッファが必要であり、回路規模、消費電力増加の可能性があり、それに対する種々の対策が望まれていた。
さらに、特許文献2では、DMA転送終了後にデータ転送速度の速度比でDMAチャネルのFIFO量の分配を行うため、つまりCMOSセンサからの高速読み出し(水平ブランキング期間の短縮)におけるバス帯域が上がってからFIFO量を変化させるために、CMOSセンサからの画像データを取りこぼして、システムが破綻する可能性があり、それに対する種々の対策が望まれていた。
そこで、本発明は、回路規模の増大を招くことなく、CMOSセンサからの高速読み出しにおけるバス帯域が上がった場合でも、システムの破綻を防止すること、バス帯域の軽減を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、
画像データをバスに転送するデータ転送制御手段と、前記データ転送制御手段は、複数のDMAチャネルを有するDMAコントローラを備え、前記DMAチャネルはFIFOを有し、前記データ転送制御手段は、少なくとも複数の画像処理手段と接続され、前記複数の画像処理手段は、少なともリアルタイム処理が要求されるリアルタイム画像処理手段と、リアルタイム処理が要求されない非リアルタイム画像処理手段とを含み、前記非リアルタイム画像処理手段に接続している前記DMAチャネルのFIFOを、前記リアルタイム画像処理手段に接続している前記DMAチャネルのFIFOあるいは前記リアルタイム画像処理手段のバッファとして利用することを特徴とする。
画像データをバスに転送するデータ転送制御手段と、前記データ転送制御手段は、複数のDMAチャネルを有するDMAコントローラを備え、前記DMAチャネルはFIFOを有し、前記データ転送制御手段は、少なくとも複数の画像処理手段と接続され、前記複数の画像処理手段は、少なともリアルタイム処理が要求されるリアルタイム画像処理手段と、リアルタイム処理が要求されない非リアルタイム画像処理手段とを含み、前記非リアルタイム画像処理手段に接続している前記DMAチャネルのFIFOを、前記リアルタイム画像処理手段に接続している前記DMAチャネルのFIFOあるいは前記リアルタイム画像処理手段のバッファとして利用することを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置によれば、バス帯域が上がる前に他DMAチャネルのFIFOをDMAチェネルのFIFOとして利用することで、バス帯域が上がった場合でも、システムの破綻を防止し、同時に回路規模の増大を防げる。さらには、他DMAチャネルのFIFOをDMAチェネルのFIFOとして利用できるので、バースト長を増やした転送が可能となり、バス効率を上げることが可能である。また、バス帯域が上がる前に画像処理の緩衝バッファとして利用することで、撮像画像を一旦メモリに置くことなく現像処理を行うことが可能となるため、バス帯域を軽減することができ、同時に回路規模の増大を防げる。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
[実施例1]
なお、本実施例の画像処理装置を、撮像装置の一部として説明する。また、撮像装置をデジタルカメラとして説明するが、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話等の撮像装置を採用することも可能である。
なお、本実施例の画像処理装置を、撮像装置の一部として説明する。また、撮像装置をデジタルカメラとして説明するが、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話等の撮像装置を採用することも可能である。
図1は第1の実施例に係るデジタルカメラの構成の一例を示すブロック図である。以下、図1について説明する。
図1において、撮像素子100は、被写体像を光電変換するものであり、本実施の形態ではCMOSセンサを用いる。A/D変換器101は、撮像素子100のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。画像処理部102は、撮像処理部103、現像処理部104、顔検出部105、人体検出部106、認証部107、圧縮伸長部108、表示部109、不図示の画像バッファメモリ、記録媒体に記憶する記憶処理部などから構成される。
撮像処理部103は、A/D変換器201により変換された画像データに対して黒レベル補正、シェーディング補正などを適正に行うリアルタイム処理が必要な画像処理である。以下、リアルタイム処理が必要な画像処理は、リアルタイム画像処理と称する。現像処理部104は、撮像処理部103で処理された画像データ或いは不図示の画像バッファメモリやメモリ124に格納された画像データに対して処理を行う。具体的には、画素補間やフィルタ処理、縮小といったリサイズ処理や色変換処理、例えば圧縮画像データに保存するのに最適なフォーマットであるYC b C r 形式のフォーマットに変換する処理などの現像処理を適正に行うリアルタイム画像処理である。
顔検出部105は、画像処理部102の各画像処理部で処理された画像データ或いは不図示の画像バッファメモリやメモリ124に格納された画像データに対して、人物の顔を検出するリアルタイム処理の要求度が低い画像処理である。リアルタイム処理の要求度が低い画像処理とは、いかなる撮影下でも必ず必要な撮像処理部103、現像処理部104などと比べて、連写などでは、処理の優先順位を落としても撮影に問題が生じない画像処理のことであり、以下、非リアルタイム画像処理と称する。なお、検出した結果はAFなどの機能に使用する。
人体検出部106は、画像処理部102の各画像処理部で処理された画像データ或いは不図示の画像バッファメモリやメモリ124に格納された画像データに対して、人体や器官検出などを行う非リアルタイム画像処理である。なお、人体検出結果は、目瞑りの警告機能、小顔化や目を大きくするなどの画像補正機能などに使用する。その他、顔画像が小さくて検出できなかった時など、人体として検出して、AFなどの機能に使用してもよい。
認証部107は、画像処理部102の各画像処理部で処理された画像データ或いは不図示の画像バッファメモリやメモリ124に格納された画像データに対して、予め登録済みの特定人物の認証を行う非リアルタイム画像処理である。なお、認証結果は、複数人の顔を検出した時に、認証した顔に対して優先してAFなどの機能に使用する。圧縮伸長部108は、画像処理部102の各画像処理部で処理された画像データ或いは不図示の画像バッファメモリやメモリ124に格納された画像データに対して、圧縮あるいは伸長処理を行うリアルタイム画像処理である。
表示部109は、例えば、LCD等で構成され、画像処理部102の各画像処理部で処理された画像データ或いは不図示の画像バッファメモリやメモリ124に格納された画像データを、撮影前のライブ画像表示、メニュー設定表示、撮影した画像として表示するリアルタイム画像処理である。
DMAC110は、複数のDMAチャネル111〜116、129、SW117、SW118,SL119,SL120、調停部121などから構成される。また、DMAチャネルは画像処理部102内の各画像処理部それぞれに対して、複数のDMAチャネルを接続して同時動作させてもよい。
DMAチャネル111〜116、129は、画像処理部102の画像データをメモリ124へ書き込むために、メモリ制御部123に対して書き込み制御を行う。また、メモリ124に保持されている画像データを画像処理部102に読み込むために、メモリ制御123に対して読み込み制御を行う。さらに、読み書き用のデータを蓄積するためのFIFO、FIFOステータスを備えている。FIFOステータスとは、FIFOの状態を示すものであり、FIFO内のデータ数やFIFO内のデータがどのDMAチャネルに該当するかあるいは接続元を識別する情報を保持する情報保持部である。本実施例では、1つのDMAチャネルに書き込み制御と読み込み制御が備わっているが、書き込みと読み込みがそれぞれ独立したDMAチャネルであってもよい。
SW117、SW118は、バス122と接続するか、他のDMAチャネルに接続するかを切り替えるものである。SL119、SL120は、画像処理部102を接続するか、他のDMAチャネルを接続するかのセレクタである。調停部121は、複数の画像処理部と接続され、一つのDMAチャネルと接続するために、複数の画像処理部の要求を多重して調停を行う。
バス122は、システムバスと画像データバスとを兼用するバスであるが、システムバスと画像データバスとを異なるバスで構成するものであっても良い。
メモリ制御部123は、システム制御部127或いはDMAC110からの指示に応じて、メモリ124にデータを書き込んだり、メモリ124からデータを読み出したりする。なお、A/D変換器101からの出力データがメモリ124に直接書き込まれる場合もある。メモリ124は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像、音声等のデータやシステム制御部127の動作用の定数、プログラム等を格納するのに十分な記憶容量を備える記憶装置である。
不揮発性メモリ制御部125は、システム制御部127からの指示に応じて、不揮発性メモリ126にデータを書き込んだり、不揮発性メモリ126からデータを読み出したりする。不揮発性メモリ126は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ126には、システム制御部127の動作用の定数、プログラム等が記憶される。
システム制御部127は、デジタルカメラの動作制御を司るマイクロコンピュータ、割り込みコントローラ、タイマーなどで構成され、デジタルカメラを構成する各機能ブロックに対して様々な指示を行い、各種の制御処理を実行する。システム制御部127は、バス112を介して接続された画像処理部102、DMAC110、メモリ制御部123、不揮発性メモリ制御部126、及び操作部128、検出部130、撮像素子100を制御する。マイクロコンピュータの実行は、前述した不揮発性メモリ125に記録されたプログラムを実行することで、本実施例の各処理を実現する。
システム制御部127の割り込みコントローラは画像処理部102、DMAC110、メモリ制御部123、不揮発性メモリ制御部126、及び操作部128、検出部130の割り込みを受け付け、マイクロコンピュータに割り込みを通知する。なお、以降で説明するフローチャートの判定に割り込みを利用してもよい。操作部128は、ユーザーにより操作されるスイッチやボタン等を含み、電源のON/OFF、シャッターのON/OFF等、静止画/動画撮影モードの切り替操作などに使用される。
検出部130は、DMACのFIFO切り替えを検出する。例えば、ジャイロセンサなどで構成され、ローリングブレ防止用にデジタルカメラ本体のパン、チルト、ロールなどの動きを検出して、DMACのFIFO切り替えを判定する。あるいは、DMAチャネルのFIFOステータスを監視して、閾値以上か判定する。
なお、本実施例では、非リアルタイム画像処理に接続しているDMAチャネルのFIFOを、撮像処理部104に接続しているDMAチャネル112のFIFOとして利用している。その他にも、非リアルタイム画像処理に接続しているDMAチャネルのFIFOをリアルタイム画像処理に接続しているDMAチャネルのFIFOとして利用できる構成であってもよい。
次に,図2は第1の実施例のDMAチャネル111、113、114のFIFOの切り替えについて説明するフローチャートである。以下、図2について説明する。
FIFO切り替え開始時は、SW117、118、SL119、120は、画像処理部102の各処理部と、DMAC110のDMAチャネルと、バス122はそれぞれ1対1の関係で接続されるように切り替わっている。
まず、ステップ200にて、DMAチャネルのFIFOの切り替えを行うかの判定を行う。この判定は、操作部128あるいは検出部130の結果より判定を行う。操作部128はデジタルカメラのシャッターにより連写かの判定を行い、連写の場合、ステップ201を行う。また、検出部130は、デジタルカメラ本体の動きをジャイロセンサなどで検出し、閾値以上の場合、ローリングブレを防止するため、撮像素子100に対して水平(H)ブランキング期間を短くして読み出す。この時、検出部130で閾値以上と判定した時点で、ステップ201を行う。または、DMAチャネルのFIFOステータスを監視して、閾値以上の場合、ステップ201を行う。
ステップ201では、SW117、118、SL119、120でDMAチャネルの入出力の切り替えを行う。具体的には、DMAチャネル111はSW117、SL119により、DMAチャネル113と接続する。同時にDMAチャネル113はSW117、SL119により、DMAチャネル114と接続する。さらに同時にDMAチャネル114はSW118、SL120により、DMAチャネル115と接続する。また、顔検出部105は顔検出部105の後段にあるSW117により、調停部121と接続する。人体検出部106は人体検出部106の後段にあるSW117により、調停部121と接続し、ステップ202の判定を行う。
ステップ202では、DMAチャネル114内のFIFOにDMAチャネル113のデータが入力されて、その後全て出力されたかの判定をFIFOステータスにより行う。DMAチャネル113のデータがDMAチャネル114内のFIFOから出力されたら、ステップ203の処理を行う。
ステップ203では、SW118、SL120でDMAチャネルの入出力の切り替えを行う。DMAチャネル114はSW118により、バス122と接続する。DMAチャネル115は、SL120により、調停部121と接続され、FIFO切り替えが終了する。なお、図2のFIFO切り替えは、ソフトウエア、ハードウエアどちらで実装してもよい。
次に、図3は第1の実施例の撮像素子100から画像データの通常読み出しと水平(H)ブランキング期間を短くした高速読み出しのタイミングチャートとDMAチャネルのFIFO量を示したものである。以下、図3について説明する。
折れ線300(点線)は、通常読み出し時のDMACのFIFO量の遷移を示している。折れ線300のFIFO量は、映像期間中に蓄積し、水平(H)ブランキング期間中に画像データがバス122に出力されてメモリ124に書き込まれることを示している。折れ線301(実線)は、高速読み出し時のDMACのFIFO量の遷移を示している。折れ線301のFIFO量は、折れ線300と同様に映像期間中に蓄積し、水平(H)ブランキング期間中に画像データがバス122に出力されメモリ124に書き込まれるが、水平(H)ブランキング期間が短いために、徐々に蓄積していることを示している。また、垂直(V)ブランキング期間に画像データがバス122に出力されてメモリ124に書き込まれることを示している。
FIFOサイズ303(点線)は、本実施例適応前のDAMCのFIFOサイズを示している。FIFOサイズ304(実線)は、本実施例適応後のDAMCのFIFOサイズを示している。ポイント302は、高速読み出しのFIFO量である折れ線301が、FIFOサイズ303を超えるポイントである。そのため、本実施例適応前では、高速読み出し時、システムが破綻することになる。本実施例適応後では、高速読み出しにおいてもFIFOサイズ304に余裕があるため、システムの破綻を防止できる。
図3では、水平(H)ブランキング期間を短くして読み出す方式を採用し、垂直(V)ブランキング期間で貯まったFIF0データをメモリ124に書き込むように説明したが、映像期間の読み出し時間を短くして、映像期間中に貯まったFIF0データを水平(H)ブランキング期間でメモリ124に書き込むことも可能である。
以上説明したように、本発明の第1の実施例によれば、COMSセンサからの高速読み出しを検出して、非リアルタイム画像処理用に使用しているDMAチャネルのFIFOを、リアルタイム画像処理のDMAチャネルのFIFOとして利用することで、バス帯域が上がった場合でもシステムの破綻を防止できる。
さらには、既存のDMAチャネルのFIFOを利用するために、回路規模を増大することなく、連写枚数の向上、ローリング歪みを軽減できる。
また、DMAチャネルのFIFOが増加するために、バースト長を増やした転送が可能となり、メモリのアクセス効率を高めることが可能となる。
以上、本発明を第1の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは言うまでもない。
[実施例2]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。なお、ここでは、前述した第1 の実施例と異なる部分のみを説明し、同一の部分については、図1に付した符号と同一の符号を付すなどして詳細な説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。なお、ここでは、前述した第1 の実施例と異なる部分のみを説明し、同一の部分については、図1に付した符号と同一の符号を付すなどして詳細な説明を省略する。
図4は第2の実施例に係るデジタルカメラの構成の一例を示すブロック図である。以下、図4について説明する。
図4は画像処理部102に緩衝バッファ切り替え部400と、DMAC110にSW403を設けている。緩衝バッファ切り替え部400は、撮像処理部103と現像処理部104を直接接続できる構成となっており、SW401とSL402から構成している。
SW401は、SL402かDMAチャネル111と接続するかを切り替えるものである。SW401をSL402に接続する場合は、後述のSL402をSW401と接続するようにセレクトして、撮像処理部103と現像処理部104を緩衝バッファなしで直結する場合である。SL402は、SW401を接続するか、SW403を接続するかのセレクタである。DMAC110のSW403は、SL402かSL120と接続するかを切り替えるものである。
次に、図5は第2の実施例の緩衝バッファ部切り替え部400とDMAチャネル111、113、114のFIFOの切り替えについて説明するフローチャートである。以下、図5について説明する。
FIFO切り替え開始時点では、SW117、118、401、SL119、120、は、画像処理部102の各処理部と、DMAC110のDMAチャネルと、バス122はそれぞれ1対1の関係で接続されるように切り替わっている。また、SW403は、SL120と接続するように切り替わっている。
まず、ステップ500にて、DMAチャネルのFIFOの切り替えを行うかの判定を行う。この判定は、撮影モードが操作部128により動画モードとなった場合にステップ501を行う。
ステップ501は、SW117、118、SL119、120でDMAチャネルの入出力の切り替えを行う。具体的には、DMAチャネル111はSW117、SL119により、DMAチャネル113と接続する。同時にDMAチャネル113はSW117、SL119により、DMAチャネル114と接続する。さらに同時にDMAチャネル114はSW118、SL120により、DMAチャネル115と接続する。また、顔検出部105は顔検出部105の後段にあるSW117により、調停部121と接続する。人体検出部106は人体検出部106の後段にあるSW117により、調停部121と接続し、ステップ502の判定を行う。
ステップ502は、DMAチャネル114内のFIFOにDMAチャネル113のデータが入力されて、その後全て出力されたかの判定をFIFOステータスにより行い、DMAチャネル113のデータがDMAチャネル114内のFIFOから出力されたら、ステップ503の処理を行う。
ステップ503は、SW403、SL120、402でDMAチャネルの入出力の切り替えを行う。DMAチャネル114はSW403により、SL402と接続し、さらにSL402により、現像処理部104と接続する。DMAチャネル115は、SL120により、調停部121と接続され、FIFO切り替えが終了することで、撮像処理部103と現像処理104がDMAチャネルのFIFOを通して直接接続される。なお、図5のFIFO切り替えは、ソフトウエア、ハードウエアどちらで実装してもよい。また、第2の実施例の緩衝バッファとしてのFIFOのデータ入出力に関しては、図3と同じである。
以上説明したように、本発明の第2の実施例によれば、動画撮影時、非リアルタイム画像処理用に使用しているDMAチャネルのFIFOを、リアルタイム画像処理の緩衝バッファとして利用することが可能となる。緩衝バッファは、撮像処理部と現像処理部の画像データの処理能力差の違いを吸収でき、撮像データを一旦メモリに置かずに直接処理することが可能となり、バス帯域を軽減できる。
さらには、既存のDMAチャネルのFIFOを利用するために、別途動画用のバッファを持つ必要がなくなり、回路規模を増大することなく、高速動画の撮影が可能となる。
以上、本発明を第2の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは言うまでもない。
100 撮像素子、101 A/D変換器、102 画像処理部、103 撮像処理部、
104 現像処理部、105 顔検出部、106 人体検出部、107 認証部、
108 圧縮伸長部、109 表示部
104 現像処理部、105 顔検出部、106 人体検出部、107 認証部、
108 圧縮伸長部、109 表示部
Claims (13)
- 画像データをバスに転送するデータ転送制御手段と、
前記データ転送制御手段は、複数のDMAチャネルを有するDMAコントローラを備え、
前記DMAチャネルはFIFOを有し、
前記データ転送制御手段は、少なくとも複数の画像処理手段と接続され、
前記複数の画像処理手段は、少なくともリアルタイム処理が要求されるリアルタイム画像処理手段と、
リアルタイム処理が要求されない非リアルタイム画像処理手段とを含み、
前記非リアルタイム画像処理手段に接続している前記DMAチャネルのFIFOを前記リアルタイム画像処理手段に接続している前記DMAチャネルのFIFOとして利用することを特徴とする画像処理装置。 - 前記リアルタイム画像処理手段のデータが前記FIFOから溢れそうになることを事前に検出する検出手段と、
前記検出手段の結果を用いて、前記非リアルタイム画像処理手段に接続している前記DMAチャネルのFIFOを前記リアルタイム画像処理手段に接続している前記DMAチャネルのFIFOとして利用することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記データ転送制御手段には、
前記DMAチャネルのFIFOを別のDMAチャネルのFIFOに接続するか前記バスに接続するかの切り替え手段と、
前記DMAチャネルの入力には、前記画像処理手段か他DMAチャネルのFIFOのどちらかを接続するか選択するセレクト手段と、
前記DMAチャネルに複数の前記画像処理手段の要求を多重して調停する調停手段とを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。 - 画像処理装置であって、
画像データをバスに転送するデータ転送制御手段と、
前記データ転送制御手段は、複数のDMAチャネルを有するDMAコントローラを備え、
前記DMAチャネルはFIFOを有し、
前記データ転送制御手段は、少なくとも複数の画像処理手段と接続され、
前記複数の画像処理手段は、少なくともリアルタイム処理が要求されるリアルタイム画像処理手段と、
リアルタイム処理が要求されない非リアルタイム画像処理手段とを含み、
前記非リアルタイム画像処理手段に接続している前記DMAチャネルのFIFOを前記リアルタイム画像処理手段のバッファとして利用することを特徴とする画像処理装置。 - 前記アルタイム画像処理手段の前記バッファは、前記リアルタイム画像処理手段間の処理能力差を吸収することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
- 前記リアルタイム画像処理手段のデータが前記FIFOから溢れそうになることを事前に検出する検出手段と、
前記検出手段の結果を用いて、前記非リアルタイム画像処理手段に接続している前記DMAチャネルのFIFOを前記リアルタイム画像処理手段の前記バッファとして利用することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像処理装置。 - 前記DMAチャネルのFIFOを別のDMAチャネルのFIFOに接続するか前記バスに接続するかの第1の切り替え手段と、
前記DMAチャネルの入力には、前記画像処理手段か他DMAチャネルのFIFOのどちらかを接続するか選択するセレクト手段と、
前記画像処理手段の一部に前記DMAチャネルのFIFOを接続して、前記DMAチャネルのFIFOを前記バッファとして使用するためのバッファ切り替え手段と、
前記DMAチャネルのFIFOを別のDMAチャネルのFIFOに接続するか前記バッファ切り替え手段に接続するかの第2の切り替え手段と、
前記DMAチャネルに複数の前記画像処理手段の要求を多重して調停する調停手段とを有することを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか一項に記載の画像処理装置。 - 前記リアルタイム画像処理手段には、少なくとも前記画像データを現像する現像処理手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記非リアルタイム画像処理手段には少なくとも前記画像データから顔や人体を検出する顔人体検出手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 記非リアルタイム画像処理手段には少なくとも前記画像データから人物を認証する人物認証手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記DMAチャネルはFIFOデータ量とデータがどのDMAチャネルのデータであるかの情報あるいはDMAチャネルの接続元を識別する情報を保持する情報保持手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記DMAチャネルの前記情報保持手段によって、前記切り替え手段の切り替えと前記セレクト手段のセレクトを行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記DMAチャネルの前記情報保持手段によって、前記第1の切り替え手段、バッファ切り替え手段、第2の切り替え手段の切り替えと、前記セレクト手段のセレクトを行うことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7395872B2 (ja) | 2019-08-20 | 2023-12-12 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 画像処理装置 |
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2016
- 2016-02-29 JP JP2016036642A patent/JP2017157883A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7395872B2 (ja) | 2019-08-20 | 2023-12-12 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 画像処理装置 |
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