JP2017156549A - 画像形成装置 - Google Patents

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祐造 原田
Yuzo Harada
祐造 原田
一尚 平原
Kazunao Hirahara
一尚 平原
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Abstract

【課題】プロセス部材同士が当接する機構においてプロセス部材間の加圧状態を確実に解放する。
【解決手段】カラープリンター1は、感光体ドラム11に当接する帯電ローラー31と、帯電ローラー31を軸支する第1軸支部37を備え感光体ドラム11に対して接近方向と離間方向とに移動可能な第1ブッシュ部材33と、帯電ローラー31に離間方向側から当接するクリーニングローラー32と、帯電ローラー31の接近離間方向の移動を許容しつつ軸支する第2軸支部42とクリーニングローラー32を軸支する第3軸支部43とを備え接近離間方向に移動可能な第2ブッシュ部材34と、接近位置P1の第2ブッシュ部材34に支持された第1ブッシュ部材33から、接近位置P1と離間位置P2との間の第2間隔ΔD2よりも短い第1間隔ΔD1を空けて離間方向側に配置されて第1ブッシュ部材33の離間方向への移動を規制する支持部材35とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、対象物に当接する第1プロセス部材と第1プロセス部材に当接する第2プロセス部材とを備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、トナー像を担持する感光体ドラム等の像担持体(対象物)と、像担持体に当接して像担持体を帯電させる帯電ローラー等の帯電部材(第1プロセス部材)と、像担持体にレーザー光を照射するLSU等の露光装置と、を備えている。そして、帯電部材によって像担持体を均一に帯電させた後、画像データに対応するレーザー光を露光装置が像担持体に照射することで、像担持体に静電潜像が形成される。
感光体ドラムの表面を帯電部材で帯電させる際に帯電部材の表面に異物が付着していると、感光体ドラムが均一に帯電されなくなり画像不良等が発生する。このため、画像形成装置には、帯電部材に当接して帯電部材を清掃するクリーニングローラー等のクリーニング部材(第2プロセス部材)が備えられる。
例えば、特許文献1に開示される画像形成装置では、画像形成ユニットにおいて、感光体ドラム(対象物)に対して、帯電ローラー(第1プロセス部材)及びクリーニングローラー(第2プロセス部材)を軸支するブッシュ部材が設けられている。このブッシュ部材の第1軸支部は、帯電ローラーを感光体ドラムに対する接離方向に変位可能とし、帯電ローラーがクリーニングローラーに載置されている状態では帯電ローラーを接離方向に遊びを有した状態で軸支する。そして、押しバネによるブッシュ部材の移動で帯電ローラーが感光体ドラムにニップしたとき、第1軸支部は、帯電ローラーが感光体ドラムによる押圧で第1軸支部内での位置をクリーニングローラー側に変位させるように帯電ローラーを軸支する。
特開2015−34905号公報
上記したような画像形成装置は、帯電ローラー(第1プロセス部材)及びクリーニングローラー(第2プロセス部材)を保持するブッシュ部材を移動することにより、第1プロセス部材及び第2プロセス部材を連動させて、感光体ドラム(対象物)に対するニップを解放するように構成されている。押しバネ及びブッシュ部材によって帯電ローラーを感光体ドラムに対して押圧されていない状態にすると、帯電ローラーは、単にクリーニングローラーに載置されているだけの状態になる。
しかしながら、第1プロセス部材及び第2プロセス部材の向き次第では、第1プロセス部材は自重で第2プロセス部材に対して当接することがあり、第1プロセス部材と第2プロセス部材とを離間できない可能性がある。このため、第1プロセス部材と第2プロセス部材との加圧状態が続くことにより、第1プロセス部材や第2プロセス部材が永久変形し、第1プロセス部材による対象物への作用に悪影響を与えてしまう。例えば、第1プロセス部材としての帯電ローラーが、対象物としての感光体ドラムの表面を均一に帯電させることができずに、画像品質を低下させる可能性がある。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、プロセス部材同士が当接する機構において、プロセス部材間の加圧状態を確実に解放することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、対象物に当接する第1プロセス部材と、前記第1プロセス部材を軸支する第1軸支部を備えていて、前記対象物への接近方向と前記対象物からの離間方向とに移動可能に設けられた第1ブッシュ部材と、前記第1プロセス部材よりも前記離間方向側に配置されていて、前記第1プロセス部材に当接する第2プロセス部材と、前記第1プロセス部材を軸支すると共に、前記接近方向及び前記離間方向において前記第1プロセス部材の移動を許容する第2軸支部と前記第2プロセス部材を軸支する第3軸支部とを備えていて、前記接近方向と前記離間方向とに移動可能に設けられた第2ブッシュ部材と、前記第2ブッシュ部材を前記接近方向側の接近位置と前記離間方向側の離間位置との間で移動させる移動機構と、前記接近位置の前記第2ブッシュ部材の前記第2軸支部に支持されている前記第1ブッシュ部材から、前記接近位置と前記離間位置との間の間隔よりも短い所定間隔を空けて前記離間方向側に配置されていて、前記第1ブッシュ部材の前記離間方向への移動を規制する支持部材と、を備えることを特徴とする。
このような構成を採用することで、第2プロセス部材を支持する第2ブッシュ部材を離間方向に移動して、第1プロセス部材を対象物から離間させるとき、第1プロセス部材を支持する第1ブッシュ部材の離間方向への移動が支持部材によって規制される。そのため、第1プロセス部材と第2プロセス部材とを確実に離間させることが可能となる。従って、プロセス部材同士が当接する機構において、プロセス部材間の加圧状態を確実に解放することができる。これにより、プロセス部材の永久変形を防止して、プロセス部材による対象物への悪影響を回避することができる。
前記第1プロセス部材、前記第1ブッシュ部材、前記第2プロセス部材及び前記第1ブッシュ部材を収容するハウジングを更に備え、前記支持部材は、前記ハウジングの内壁に形成されると良い。
このような構成を採用することで、支持部材を簡易な構成で実現することができ、コストや製造工数の増加を抑制することができる。
前記第2軸支部は、前記第1プロセス部材の軸と同径で前記離間方向側に設けられた半円状の円弧部と、前記円弧部の両端から前記接近方向へと前記所定距離だけ延びる延長部と、前記延長部の前記接近方向側の端部に設けられて前記第1プロセス部材の前記接近方向への移動を規制する規制部と、を備えると良い。
このような構成を採用することで、第1プロセス部材を軸支すると共に、接近方向及び離間方向において第1プロセス部材の移動を許容する第2軸支部を簡易な構成で実現することができ、第1プロセス部材の移動許容量を容易に調整することが可能となる。
前記対象物は、感光体ドラムであり、前記第1プロセス部材は、前記感光体ドラム表面に接触して当該表面を帯電させる帯電ローラーであり、前記第2プロセス部材は、前記帯電ローラーをクリーニングするクリーニングローラーであると良い。
このような構成を採用することで、第1プロセス部材としての帯電ローラーと第2プロセス部材としてのクリーニングローラーとを確実に離間させることが可能となる。従って、帯電ローラーとクリーニングローラーとが当接する機構において、両者間の加圧状態を確実に解放することができる。これにより、帯電ローラーやクリーニングローラーの永久変形を防止して、対象物としての感光体ドラムへの悪影響を回避することができ、例えば、帯電ローラーよる感光体ドラムの不均一な帯電や、感光体ドラムに形成される画像品質の低下を回避することができる。
本発明によれば、プロセス部材同士が当接する機構において、プロセス部材間の加圧状態を確実に解放することが可能となる。
本発明の実施形態に係るカラープリンターの構成の概略を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るカラープリンターにおける帯電装置の前部を左方から示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るカラープリンターにおいてニップ形成時の帯電装置の前部を前方から示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るカラープリンターにおいてニップ形成時の帯電装置の前部を左方から示す断面図である。 本発明の実施形態に係るカラープリンターにおいてニップ解放時の帯電装置の前部を前方から示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るカラープリンターにおいてニップ解放時の帯電装置の前部を示す側断面図である。 本発明の実施形態に係るカラープリンターの帯電装置において、接近位置にある第1ブッシュ部材を前方から示す断面図である。 本発明の実施形態に係るカラープリンターの帯電装置において、離間位置にある第1ブッシュ部材を前方から示す断面図である。 本発明の実施形態に係るカラープリンターの帯電装置において、接近位置にある第2ブッシュ部材を前方から示す断面図である。 本発明の実施形態に係るカラープリンターの帯電装置において、離間位置にある第2ブッシュ部材を前方から示す断面図である。
先ず、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンター1(画像形成装置)の全体の構成について図1を参照しながら説明する。以下、説明の便宜上、図1における紙面手前側をカラープリンター1の前側とする。
カラープリンター1は、箱型状のプリンター本体2を備え、プリンター本体2の下部には用紙(記録媒体)を収納した給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイ4が設けられる。
プリンター本体2の中央部には、中間転写ベルト5(像担持体)が複数のローラー間に架設され、中間転写ベルト5の下方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光装置6が配置される。中間転写ベルト5の下側には、4個の画像形成部7がトナーの色(例えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色)毎に設けられる。中間転写ベルト5の右端には、二次転写部8が設けられ、中間転写ベルト5の左端には、中間転写ベルト5を清掃するためのクリーニング装置10が設けられる。二次転写部8は、中間転写ベルト5の右端側の一部と二次転写ローラー8aとで構成される。
各画像形成部7には、感光体ドラム11(対象物)が回転可能に設けられる。感光体ドラム11は、例えば、前後方向に延びる回転軸11a(図2等参照)を有し、前後方向に長い円柱状に形成される。感光体ドラム11の周囲には、帯電装置12と、現像器13と、一次転写部14と、感光体ドラム11を清掃するためのクリーニング部15と、除電器16とが、一次転写のプロセス順に配置されている。現像器13の上方には、各画像形成部7と対応するトナーコンテナ17が、トナーの色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色)毎に設けられている。一次転写部14は、中間転写ベルト5の各画像形成部7側の一部と一次転写ローラー14aとで構成される。
プリンター本体2の一側(図面上右側)には、用紙の搬送経路20が上下方向に設けられている。搬送経路20の上流端には給紙部21が設けられ、搬送経路20の中流部には上記の二次転写部8が設けられ、搬送経路20の下流部には定着装置22が設けられ、搬送経路20の下流端には排紙口23が設けられる。
次に、このような構成を備えたカラープリンター1の画像形成動作について説明する。カラープリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置22の温度設定等の初期設定が実行される。そして、カラープリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
先ず、帯電装置12によって感光体ドラム11の表面が帯電された後、露光装置6からのレーザー光(矢印L参照)により感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、トナーコンテナ17から供給されるトナーによって現像器13が対応する色のトナー像に現像する。このトナー像は、一次転写部14において中間転写ベルト5の表面に一次転写される。以上の動作を各画像形成部7が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト5上にフルカラーのトナー像が形成される。なお、感光体ドラム11上に残留したトナー及び電荷は、クリーニング部15及び除電器16によって除去される。
一方、給紙部21によって給紙カセット3又は手指しトレイ(図示せず)から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて二次転写部8へと搬送され、二次転写部8において、中間転写ベルト5上のフルカラーのトナー像が用紙に二次転写される。トナー像を二次転写された用紙は、搬送経路20を下流側へと搬送されて定着装置22に進入し、この定着装置22において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙口23から排紙トレイ4上に排出される。
次に、図2〜図10を参照して、帯電装置12について説明する。図2等に示すように、帯電装置12は、ハウジング30を備え(図7〜図10参照)、ハウジング30内に、帯電ローラー31(第1プロセス部材)、クリーニングローラー32(第2プロセス部材)、第1ブッシュ部材33及び第2ブッシュ部材34を収容している。なお、図2〜図10では、帯電装置12の前部を示しているが、帯電装置12の後部も前部と同様に構成される。
帯電装置12は、感光体ドラム11の下側に配置され、帯電ローラー31を下側から感光体ドラム11の表面に当接させるように構成される。特に、帯電装置12は、帯電ローラー31及びクリーニングローラー32を上方(接近方向)及び下方(離間方向)に移動可能に構成される。
ハウジング30は、前後方向に長形の略箱状に形成され、ハウジング30の上端には、開口部30aが形成される。ハウジング30は、開口部30aを感光体ドラム11の下側表面に対向させるように配置される。
ハウジング30の内壁には、前後方向において第1ブッシュ部材33に対応する位置に、支持部材35が設けられる(図4、図6、図7及び図8参照)。本実施形態では、2つの支持部材35が、ハウジング30の左右両内壁から内側方向に突出するように、ハウジング30に一体形成される。また、ハウジング30の内壁には、第2ブッシュ部材34の移動を上下方向に規制するガイド部(図示せず)が形成され、例えば、ガイド部は、上下方向に沿って凹設される。
帯電ローラー31は、前後方向に長形の回転軸31aと、回転軸31aに周設される円筒状のローラー部31bとから構成される。なお、回転軸31aは前後方向においてローラー部31bよりも長く、回転軸31aの前後両端は、ローラー部31bの前後両端よりも外側に延びると共に第1ブッシュ部材33及び第2ブッシュ部材34に軸支される。ローラー部31bは、例えば、導電性を有するゴム等の弾性材料で形成され、あるいは、ブラシローラーで形成されてもよい。帯電ローラー31は、ハウジング30内の上部において、ローラー部31bの上側表面をハウジング30の開口部30aから露出するように配置される。所定の電位の電圧を印加した帯電ローラー31を、開口部30aを介して感光体ドラム11の表面に当接させることによって、感光体ドラム11と帯電ローラー31との間に第1ニップN1を形成し、感光体ドラム11を所定の電位に帯電させることができる(図3、図4、図7及び図9参照)。
クリーニングローラー32は、前後方向に長形の回転軸32aと、回転軸32aに周設される円筒状のローラー部32bとから構成される。なお、回転軸32aは前後方向においてローラー部32bよりも長く、回転軸32aの前後両端は、ローラー部32bの前後両端よりも外側に延びると共に第2ブッシュ部材34に軸支される。ローラー部32bは、例えば、スポンジやゴム等の弾性材料で形成され、あるいは、ブラシローラーで形成されてもよい。クリーニングローラー32は、ハウジング30内の下部において、帯電ローラー31よりも下側(離間方向側)に配置される。クリーニングローラー32を、帯電ローラー31の表面に当接させることによって、帯電ローラー31とクリーニングローラー32との間に第2ニップN2を形成し、帯電ローラー31の表面を清掃(クリーニング)することができる(図5、図6、図8及び図10参照)。
以下では、帯電ローラー31の回転軸31aやクリーニングローラー32の回転軸32aにおいて、前後両端から前後方向中央へと向かう方向を軸方向内側と称し、前後方向中央から前後両端へと向かう方向を軸方向外側と称する。
第1ブッシュ部材33は、第1軸支部37と、第1延出部38と、第2延出部39と、被支持部40とから一体に形成される。本実施形態では、2つの第1ブッシュ部材33が、帯電ローラー31の回転軸31aの前後両端に取り付けられる。
第1軸支部37は、前後方向に所定の厚さを有する板状の部材であり、第1軸支部37の略中央には、帯電ローラー31の回転軸31aが挿入及び軸支される円形の挿入穴37aが前後方向に貫通している。即ち、帯電ローラー31は、回転軸31aの前後両端を第1軸支部37の挿入穴37aに挿入することによって第1軸支部37に軸支される。
第1延出部38は、第1軸支部37の上部から軸方向内側へと延設されるように形成される。第1延出部38の下面は、第1軸支部37の挿入穴37aの内周面の上部分から連続していて、断面円弧形状を有する。第1延出部38を、下記の第2ブッシュ部材34の第2軸支部42の切欠き部42eに嵌合させることによって、第1ブッシュ部材33の周方向の位置が固定される。
第2延出部39は、第1軸支部37の下部から軸方向外側へと延設されるように形成される。第2延出部39の上面は、第1軸支部37の挿入穴37aの内周面の下部分から連続していて、断面円弧形状を有する。第2延出部39の軸方向外側端部には、壁部39aが立設されている。第2延出部39の壁部39aを、軸方向外側から帯電ローラー31の回転軸31aの前後両端に当接させることによって、回転軸31aに対して第1ブッシュ部材33の前後方向の位置が固定される。
被支持部40は、第1軸支部37の下部から下方に突出して形成されている。例えば、被支持部40は、帯電ローラー31の回転軸31aの左右両側に設けられる。なお、被支持部40の左右方向中央には、クリーニングローラー32の回転軸32aとの接触を避けるために凹部40aが形成されている。
第2ブッシュ部材34は、第2軸支部42と、第3軸支部43と、接続部44と、被ガイド部45と、押圧部46とから一体に形成される。本実施形態では、2つの第2ブッシュ部材34が、帯電ローラー31の回転軸31aの前後両端に取り付けられる。第2ブッシュ部材34は、帯電ローラー31が感光体ドラム11に接近する上側(接近方向側)の接近位置と、帯電ローラー31が感光体ドラム11から離間する下側(離間方向側)の離間位置との間で、上下方向に移動可能に構成される。
第2軸支部42は、前後方向に長い桶型状の部材であり、帯電ローラー31の回転軸31aが挿入及び軸支される中空部42aを有し、第2ブッシュ部材34の上部に設けられる。即ち、帯電ローラー31は、回転軸31aの前後両端を第2軸支部42の中空部42aに挿入することによって第2軸支部42に軸支される。
第2軸支部42は、帯電ローラー31の回転軸31aの下側部分が嵌合可能な断面半円状の円弧部42bと、円弧部42bの両端から上方へと所定距離だけ延びる延長部42cと、延長部42cの上端に設けられて帯電ローラー31の上方への移動を規制する規制部42dとから構成される。規制部42dは、例えば、円弧部42bと上下対称な半円形状の上部を切り欠いた形状を有し、その切欠き部42eは、第1ブッシュ部材33の第1軸支部37の第1延出部38を嵌合可能で、且つ、帯電ローラー31の直径よりも短い左右方向の幅を有して形成される。即ち、第2軸支部42の中空部42aは、上下方向に長い略楕円状(逃がし形状)の断面を有し、第2軸支部42に軸支された帯電ローラー31は、中空部42aによって、延長部42cの所定距離だけ上下方向への移動が許容される。
第3軸支部43は、クリーニングローラー32の回転軸32aが挿入及び軸支される円形の挿入穴43aが前後方向に貫通した円筒状に形成され、第2軸支部42の下側に設けられる。即ち、クリーニングローラー32は、回転軸32aの前後両端を第3軸支部43の挿入穴43aに挿入することによって第3軸支部43に軸支される。
接続部44は、第2軸支部42と第3軸支部43とを所定間隔を空けて接続する板状の部材である。第2軸支部43と第3軸支部44との間の所定間隔は、回転軸31aが第2軸支部42の円弧部42bに嵌合した状態の帯電ローラー31が、第3軸支部43に軸支されたクリーニングローラー32に当接する一方、回転軸31aが第2軸支部42の規制部42dに当接した状態の帯電ローラー31が、第3軸支部43に軸支されたクリーニングローラー32から離間するように設定される。
被ガイド部45は、接続部44の左右両端に設けられ、ハウジング30の内壁に形成されるガイド部(図示せず)に係合する。被ガイド部45は、第2ブッシュ部材34が上下方向に移動する際に、ガイド部に沿って移動する。
押圧部46は、接続部44の下端から下方に突出して形成される。押圧部46を上方へと押圧することにより、第2ブッシュ部材34が上方(接近方向)へと移動し、押圧部46を下方へと押圧することにより、第2ブッシュ部材34が下方(離間方向)へと移動する。押圧部46を押圧して第2ブッシュ部材34を移動させる移動機構としては、例えば、レバー部材47等がある。
レバー部材47は、図4及び図6に示すように、前後方向に上段部47aと下段部47bとが設けられた階段状の部材であり、上段部47aと下段部47bとの間には傾斜部47cが形成される。上段部47a、傾斜部47c及び下段部47bに亘って、押圧部46と係合する係合部(図示せず)が形成される。レバー部材47は、帯電装置12に対して、前後方向にスライド可能に取り付けられる。レバー部材47をスライドして、上段部47aを押圧部46と係合させるとき、第2ブッシュ部材34が上方へと移動して接近位置P1に配置され、また、下段部47bを押圧部46と係合させるとき、第2ブッシュ部材34が下方へと移動して離間位置P2に配置される。なお、第2ブッシュ部材34を移動させる移動機構として、押圧部46を上方へと付勢するバネ等の付勢部材が取り付けられてもよい。
上記したような帯電装置12において、第2ブッシュ部材34が接近方向に移動するとき、帯電ローラー31の回転軸31aが第2ブッシュ部材34の第2軸支部42の円弧部42bに嵌合して、帯電ローラー31は第2ブッシュ部材34に伴って接近方向へと移動する。このとき、帯電ローラー31を軸支する第1ブッシュ部材33は帯電ローラー31に伴って接近方向へと移動する。
そして、第2ブッシュ部材34が接近位置P1に配置されて、感光体ドラム11及び帯電ローラー31の間に第1ニップN1が形成されると共に帯電ローラー31及びクリーニングローラー32との間に第2ニップN2が形成されるとき、第1ブッシュ部材33の被支持部40とハウジング30の支持部材35とは、所定の第1間隔ΔD1だけ離間し、第2ブッシュ部材34の接近位置P1と離間位置P2とは、所定の第2間隔ΔD2だけ離間している。ここで、所定の第1間隔ΔD1は、所定の第2間隔ΔD2よりも短く設定されている。また、第2ブッシュ部材34の第2軸支部42の延長部42cの所定距離は、所定の第2間隔ΔD2−所定の第1間隔ΔD1の減算結果以上に設定されている。
他方、第2ブッシュ部材34が接近位置P1から離間方向に移動するとき、帯電ローラー31の回転軸31aは、第2ブッシュ部材34の第2軸支部42の中空部42aによって上下方向の移動が許容されているので、帯電ローラー31は第2ブッシュ部材34に伴う移動はせずに、中空部42a内を自重で離間方向へと移動する。これにより、感光体ドラム11及び帯電ローラー31の間の第1ニップN1が解放される。なお、第2軸支部42の規制部42dによって帯電ローラー31の接近方向への移動が規制されるため、第1ニップN1の解放状態が維持される。
また、帯電ローラー31を軸支する第1ブッシュ部材33は、帯電ローラー31に伴って離間方向へと移動するが、所定の第1間隔ΔD1だけ移動すると、第1ブッシュ部材33の被支持部40がハウジング30の支持部材35に当接するため、第1ブッシュ部材33のそれ以上の移動が規制される。第2ブッシュ部材34は、所定の第2間隔ΔD2だけ離間方向へと移動して離間位置P2に配置される。これにより、帯電ローラー31及びクリーニングローラー32の間の第2ニップN2が解放される。なお、支持部材35が第1ブッシュ部材33の被支持部40を支持することによって帯電ローラー31の離間方向への移動が規制されるため、第2ニップN2の解放状態が維持される。
本実施形態によれば、上述のように、カラープリンター1(画像形成装置)の帯電装置12は、感光体ドラム11(対象物)に当接する帯電ローラー31(第1プロセス部材)と、帯電ローラー31を軸支する第1軸支部37を備えていて、感光体ドラム11への接近方向と感光体ドラム11からの離間方向とに移動可能に設けられた第1ブッシュ部材33と、帯電ローラー31よりも離間方向側に配置されていて、帯電ローラー31に当接するクリーニングローラー32(第2プロセス部材)と、帯電ローラー31を軸支すると共に、接近方向及び離間方向において帯電ローラー31の移動を許容する第2軸支部42とクリーニングローラー32を軸支する第3軸支部43とを備えていて、接近方向と離間方向とに移動可能に設けられた第2ブッシュ部材34と、第2ブッシュ部材34を接近方向側の接近位置P1と離間方向側の離間位置P2との間で移動させるレバー部材47等の移動機構と、接近位置P1の第2ブッシュ部材34の第2軸支部42に支持されている第1ブッシュ部材33から、接近位置P1と離間位置P2との間の所定の第2間隔ΔD2よりも短い所定の第1間隔ΔD1を空けて離間方向側に配置されていて、第1ブッシュ部材33の離間方向への移動を規制する支持部材35と、を備える。
このような構成とすることにより、クリーニングローラー32を支持する第2ブッシュ部材34を離間方向に移動して、帯電ローラー31を感光体ドラム11から離間させるとき、帯電ローラー31を支持する第1ブッシュ部材33の離間方向への移動が支持部材35によって規制される。そのため、帯電ローラー31とクリーニングローラー32とを確実に離間させることが可能となる。従って、帯電ローラー31やクリーニングローラー32等のプロセス部材同士が当接する機構において、プロセス部材間の加圧状態を確実に解放することができる。これにより、帯電ローラー31やクリーニングローラー32等のプロセス部材の永久変形を防止して、プロセス部材による対象物への悪影響を回避することができ、例えば、帯電ローラー31よる感光体ドラム11の不均一な帯電や、感光体ドラム11に形成される画像品質の低下を回避することができる。
また、本実施形態では、帯電ローラー31、クリーニングローラー32、第1ブッシュ部材33及び第2ブッシュ部材34を収容するハウジング30を更に備え、支持部材35は、ハウジング30の内壁に形成される。
これにより、支持部材35を簡易な構成で実現することができ、コストや製造工数の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、第2軸支部42は、帯電ローラー31の軸と同径で離間方向側に設けられた半円状の円弧部42bと、円弧部42bの両端から接近方向へと所定距離だけ延びる延長部42cと、延長部42cの接近方向側の端部に設けられて帯電ローラー31の接近方向への移動を規制する規制部42dと、を備える
これにより、帯電ローラー31を軸支すると共に、接近方向及び離間方向において帯電ローラー31の移動を許容する第2軸支部42を簡易な構成で実現することができ、帯電ローラー31の移動許容量を容易に調整することが可能となる。
本実施形態では、第2ブッシュ部材34を移動させる移動機構として、レバー部材47の例を説明したが、これに限定されない。例えば、他の実施形態では、第2ブッシュ部材34を上下方向に移動させることができる機構であればよい。
本実施形態では、カラープリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、モノクロプリンター、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。更に、本発明の構成は、対象物に当接する第1プロセス部材と第1プロセス部材に当接する第2プロセス部材とを備えた画像形成装置以外の様々な機器に適用することが可能である。
1 カラープリンター(画像形成装置)
2 プリンター本体
7 画像形成部
11 感光体ドラム
11a 回転軸
12 帯電装置
30 ハウジング
31 帯電ローラー(第1プロセス部材)
31a 回転軸
32 クリーニングローラー(第2プロセス部材)
32a 回転軸
33 第1ブッシュ部材
34 第2ブッシュ部材
35 支持部材
37 第1軸支部
38 第1延出部
39 第2延出部
40 被支持部
42 第2軸支部
42b 円弧部
42c 延長部
42d 規制部
43 第3軸支部
44 接続部
45 被ガイド部
46 押圧部
47 レバー部材(移動機構)

Claims (4)

  1. 対象物に当接する第1プロセス部材と、
    前記第1プロセス部材を軸支する第1軸支部を備えていて、前記対象物への接近方向と前記対象物からの離間方向とに移動可能に設けられた第1ブッシュ部材と、
    前記第1プロセス部材よりも前記離間方向側に配置されていて、前記第1プロセス部材に当接する第2プロセス部材と、
    前記第1プロセス部材を軸支すると共に、前記接近方向及び前記離間方向において前記第1プロセス部材の移動を許容する第2軸支部と前記第2プロセス部材を軸支する第3軸支部とを備えていて、前記接近方向と前記離間方向とに移動可能に設けられた第2ブッシュ部材と、
    前記第2ブッシュ部材を前記接近方向側の接近位置と前記離間方向側の離間位置との間で移動させる移動機構と、
    前記接近位置の前記第2ブッシュ部材の前記第2軸支部に支持されている前記第1ブッシュ部材から、前記接近位置と前記離間位置との間の間隔よりも短い所定間隔を空けて前記離間方向側に配置されていて、前記第1ブッシュ部材の前記離間方向への移動を規制する支持部材と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1プロセス部材、前記第1ブッシュ部材、前記第2プロセス部材及び前記第1ブッシュ部材を収容するハウジングを更に備え、
    前記支持部材は、前記ハウジングの内壁に形成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2軸支部は、前記第1プロセス部材の軸と同径で前記離間方向側に設けられた半円状の円弧部と、前記円弧部の両端から前記接近方向へと前記所定距離だけ延びる延長部と、前記延長部の前記接近方向側の端部に設けられて前記第1プロセス部材の前記接近方向への移動を規制する規制部と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記対象物は、感光体ドラムであり、
    前記第1プロセス部材は、前記感光体ドラム表面に接触して当該表面を帯電させる帯電ローラーであり、
    前記第2プロセス部材は、前記帯電ローラーをクリーニングするクリーニングローラーであることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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