JP2017155476A - 電気錠制御システム、収納システム、電気錠制御装置、及び電気錠制御方法 - Google Patents

電気錠制御システム、収納システム、電気錠制御装置、及び電気錠制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の場所にある複数の収納庫に関して、可塑性を高めつつ、セキュリティを向上させる電気錠制御システムを提供する。【解決手段】電気錠制御システムは、カード50と親機70と子機80とからなり、カード50は、設置場所に対応する親機70の親機IDと、複数の収納庫の電気錠を制御する子機80に対応するアドレスとを記憶する媒体記憶部を備え、親機70は、カード50から前記親機IDと前記アドレスを取得する取得部と、取得した前記親機IDと親機70が管理する親機IDとを照合する照合部と、照合結果に基づいて、取得した前記アドレスを子機80に送信する送信部とを備え、子機80は、親機70が送信したアドレスを受信する子機通信部と、受信した前記アドレスと子機80が管理するアドレスとに基づいて電気錠を制御する電気錠制御部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、電気錠制御システム、収納システム、電気錠制御装置、及び電気錠制御方法に関する。
従来、複数の利用者に対して個別に収納庫を割り当てる収納システムにおいて、収納スペースの扉の施錠、開錠を制御する電気錠制御システムが知られている。例えば、特許文献1には、(a)決済及び認証機能付きカードを認証媒体とする電子ロッカーと、(b)該電子ロッカーの認証情報を格納し、前記電子ロッカーと通信可能に接続されたサーバとを有し、(c)前記決済及び認証機能付きカードを特定するカードIDを前記電子ロッカーの認証情報として使用することを特徴とする決済及び認証機能付きカード連動型電子ロッカーシステムが開示されている。
特開2005−157738号公報
ところで、従来の電気錠制御システムは、親機と、電気錠を直接的に制御する子機とを備え、親機が施解錠する電気錠を特定することが多かった。この場合、親機は、電気錠の識別情報を管理しなくてはならないため、電気錠の数を柔軟に変更することができない場合がある。
そこで、子機に電気錠の施解錠を判断させることが考えられる。しかしながら、この場合、子機の識別情報を単純にすると、複数の電気錠制御システムにおいて、子機の識別情報が重複してしまう可能性がある。この場合、同じ認証媒体により、複数の電気錠制御システムにおいて、電気錠の施解錠が可能となってしまう場合がある。このように、電気錠制御システムにおいて、可塑性を高めつつ、セキュリティを向上させることができない場合があった。
本発明のいくつかの態様は、可塑性を高めつつ、セキュリティを向上させることができる電気錠制御システム、収納システム、電気錠制御装置、及び電気錠制御方法を提供することを目的の一つとする。
また、本発明の他の態様は、後述する実施形態に記載した作用効果を奏することを可能にする電気錠制御システム、収納システム、電気錠制御装置、及び電気錠制御方法を提供することを目的の一つとする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、媒体と、親機と、子機と、を備える電気錠制御システムであって、前記媒体は、場所に対応する複数の場所識別情報のうちの第1情報と、前記子機に対応する複数の子機識別情報のうちの第2情報とを記憶する媒体記憶部、を備え、前記親機は、複数の前記場所識別情報のうちの第3情報を管理する親機管理部と、前記第1情報と、前記第2情報とを前記媒体から取得する取得部と、前記親機管理部が管理する前記第1情報と、前記取得部が取得した前記第2情報とを照合する照合部と、前記照合部による照合結果に基づいて、前記取得部が取得した前記第2情報を前記子機に送信する送信部と、を備え、前記子機は、複数の前記子機識別情報のうちの第4情報を管理する子機管理部と、前記親機が送信した前記第2情報を受信する子機通信部と、前記子機通信部が受信した前記第2情報と、前記子機管理部が管理する前記第4情報とに基づいて、電気錠を制御する電気錠制御部と、を備える電気錠制御システムである。
また、本発明の一態様は、媒体と、収納庫と、親機と、前記収納庫の電気錠を制御する子機と、を備える収納システムであって、前記媒体は、場所に対応する複数の場所識別情報のうちの第1情報と、前記子機に対応する複数の子機識別情報のうちの第2情報とを記憶する媒体記憶部、を備え、前記親機は、複数の前記場所識別情報のうちの第3情報を管理する親機管理部と、前記第1情報と、前記第2情報とを前記媒体から取得する取得部と、前記親機管理部が管理する前記第3情報と、前記取得部が取得した前記第1情報とを照合する照合部と、前記照合部による照合結果に基づいて、前記取得部が取得した前記第2情報を前記子機に送信する送信部と、を備え、前記子機は、複数の前記子機識別情報のうちの第4情報を管理する子機管理部と、前記親機が送信した前記第3情報を受信する子機通信部と、前記子機通信部が受信した前記第3情報と、前記子機管理部が管理する前記第4情報とに基づいて、前記電気錠を制御する電気錠制御部と、を備える収納システムである。
また、本発明の一態様は、場所に対応する複数の場所識別情報のうちの第1情報と、電気錠に対応する複数の電気錠識別情報のうちの第2情報とを記憶する媒体記憶部を備える媒体から、前記第1情報と、前記第2情報とを取得する取得部と、複数の前記場所識別情報のうちの第3情報を管理する親機管理部と、前記親機管理部が管理する前記第3情報と、前記取得部が取得した前記第1情報とを照合する照合部と、前記照合部による照合結果に基づいて、前記取得部が取得した前記第2情報に対応する前記電気錠を制御する電気錠制御部と、を備える電気錠制御装置である。
また、本発明の一態様は、場所に対応する複数の場所識別情報のうちの第1情報を管理する親機管理部を備える親機と、子機に対応する複数の子機識別情報のうちの第2情報を管理する子機管理部を備える子機と、を備える電気錠制御システムにおいて、前記親機が、複数の前記場所識別情報のうちの第3情報と、複数の前記子機識別情報のうちの第4情報とを記憶する媒体記憶部を備える媒体から、前記第3情報と、前記第4情報とを取得する第1ステップと、前記親機が、前記親機管理部が管理する前記第1情報と、前記第1ステップにおいて取得した前記第3情報とを照合する第2ステップと、前記親機が、前記第2ステップにおける照合結果に基づいて、前記第1ステップにおいて取得した前記第4情報を前記子機に送信する第3ステップと、前記子機が、前記親機が送信した前記第4情報を受信する第4ステップと、前記子機が、前記第4ステップにおいて受信した前記第4情報と、前記子機管理部が管理する前記第1情報とに基づいて、電気錠を制御する第5ステップと、を含む電気錠制御方法である。
本発明の実施形態によれば、電気錠制御システム、収納システム、電気錠制御装置、及び電気錠制御方法は、システムの可塑性を高めつつ、セキュリティを向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る収納システムの概要を説明するための図である。 同実施形態に係る収納システムの斜視図である。 同実施形態に係る電気錠システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るカードの構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る親機の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る子機の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るアドレスの設定例を示す図である。 同実施形態に係る電気錠システムによる処理の流れの一例を示すシーケンスチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
(収納システムの概要)
図1は、本実施形態に係る収納システム1の概要を説明するための図である。
図1には、2つの建物B1、B2を示す。各建物B1、B2は、それぞれ、3つのフロアF1〜F3を有する建物であり、各フロアF1〜F3には、収納システム1−11〜13、1−21〜23が設置されている。以下では、収納システム1−11〜13、1−21〜23を特に区別しない場合、収納システム1と称する。ここでは、一例として、各フロアには、1つの収納システム1が設置される場合について説明するが、各フロアに複数の収納システム1が設置されてもよい。
図2は、収納システム1の斜視図である。
収納システム1は、複数の収納庫10−1、10−2、…、10−N(Nは正の整数)を備える。図2に示す例では、収納庫10−1、10−2、…、10−Nが、上下2段に並べて配置されている。以下では、収納庫10−1、10−2、…10−Nを特に区別しない場合、収納庫10と称する。収納庫10は、それぞれ収納庫10内部に設けられた収納用の空間を閉塞可能な扉を備える。また、収納システム1は、電気錠制御システム100を備え、ユーザは、電気錠制御システム100により各収納庫10の扉の開閉を制限することができる。
図3は、電気錠制御システム100の構成を示すブロック図である。
電気錠制御システム100は、1つの親機70と、複数の子機80-1、80−2、…、80−N(Nは正の整数)とを備える。以下では、複数の子機80-1、80−2、…、80−Nを特に区別しない場合、子機80と称する。子機80は、電気錠である錠部83を備えており、各収納庫10に設けられた錠部83の施解錠を制御する。また、親機70は、認証用媒体から各種情報を取得する。ここでは、一例として、認証用媒体として、非接触ICカード50を採用する場合について説明する。カード50には、アドレスと、親機ID(IDentifier)と、コマンドと、更新データと、が記憶されている。
アドレスとは、各収納庫10に対応する識別情報である。つまり、アドレスとは、各収納庫10の錠部83、及び、該錠部83を制御する子機80に対応する識別情報である。本実施形態では、アドレスには、個別アドレスと、共通アドレスとの2種類がある。個別アドレスとは、収納庫10ごとに個別に設定されるアドレスである。基本的に、個別アドレスには、収納庫10ごとに異なる値が設定される。ただし、複数の収納庫10の個別アドレスとして、同じ値が設定されてもよい。共通アドレスとは、収納システム1が備える全ての収納庫10において共通のアドレスである。以下では、個別アドレスを記憶するカード50を個別カードと称し、共通アドレスを記憶するカード50を共通カードと称する。
親機IDとは、親機70に固有の識別情報である。本実施形態では、一例として、親機IDには、親機が設置される建物の識別情報(建物ID)と、フロアの識別情報(フロアID)と、グループの識別情報(グループID)と、が記述される。換言すると、親機IDとは、電気錠制御システム100の設置場所に対応する場所識別情報である。親機IDは、カード50の認証に用いられる。
コマンドとは、子機80に対する命令を表す情報である。コマンドには、例えば、解錠指示、解錠保持指示(連続解錠)、施錠指示等があり、子機80は、コマンドに応じて錠部83の動作を制御する。また、コマンドは、解錠状態の場合には施錠指示、施錠状態の場合には解錠指示となるような状態の変化を指示するものであってもよい。
ここで、各子機80の個別アドレスをロータリースイッチ等のハードウェアモジュールにより設定可能とすることにより、特別なソフトウェア等を用いることなく容易に各子機80のアドレスを設定することができるため、システムの可塑性を向上させることができる。しかしながら、ハードウェアモジュールを用いる場合には、モジュールの種類や数に応じて設定可能なアドレスの範囲が制限される。従って、この場合、例えば、異なる建物又はフロアに設置された収納システム1において、アドレスが重複してしまう可能性がある。そこで、収納システム1において、親機70が親機IDを用いてカード50の認証を行う。
更新データとは、収納庫10ごとのカード50の発行枚数を表す情報である。更新データは、カード50の有効性の管理に用いられる。例えば、最初に発行されたカード50の更新データの値は「00」である。そして、カード50の紛失やユーザの変更に応じて、新たなカード50が発行され、更新データの値が1ずつ増加する。そして、親機70は、自装置が管理する更新データの値より値の小さな更新データのカード50は、受け付けない。これにより、親機70は、新たなカード50の発行に応じて、古いカード50を無効化することができる。
なお、カード50には、アドレスと、親機IDと、コマンドとの他に、カード50に固有の識別情報(カードID)やユーザに固有の識別情報(ユーザID)が記憶されてもよい。ただし、後述するように、電気錠制御システム100は、カードIDやユーザIDを利用することなく錠部83の施解錠を制御することができる。
収納システム1の動作の概要について説明する。
収納庫10の施解錠において、まず、ユーザは、カード50を親機70に提示する。親機70は、アドレスと、親機IDと、コマンドとをカード50から読み取る。親機70は、カード50から読み取った親機IDと、自装置の親機IDとを照合し、カード50の認証を行う。照合の結果、2つの親機IDが一致する場合、親機70は、カード50から読み出したアドレスを子機80に送信する。以下では、親機70が子機80に送信するアドレスを対象アドレスと称する。次に、子機80は、親機70から受信した対象アドレスと、自装置の個別アドレス及び共通アドレスとを照合する。そして、子機80は、対象アドレスと、自装置の個別アドレス又は共通アドレスとが一致した場合、コマンドに応じた動作を錠部83に行わせる。
以上のように、収納システム1は、カード50と、収納庫10と、親機70と、収納庫10の電気錠(錠部83)を制御する子機80と、を備える収納システムである。カード50は、場所に対応する親機IDと、子機に対応するアドレスとを記憶する。親機70は、自装置に固有の親機IDを管理する。また、親機70は、親機IDと、アドレスとをカード50から取得する。そして、親機70は、自装置の親機IDと、カード50から取得した親機IDとを照合し、照合結果に基づいて、カード50から取得したアドレスを子機80に送信する。子機80は、自装置に対応するアドレスを管理する。そして、子機80は、親機70から受信したアドレスと、自装置が管理するアドレスとに基づいて、電気錠を制御する。
これにより、収納システム1において、カード50には、子機80のアドレスとコマンドとが記憶されているため、例えば、親機70において、カードIDからアドレスを特定する処理が不要である。つまり、収納システム1では、親機70が子機80のアドレスを管理することなく、カード50に対応する収納庫10の施解錠を行うことができる。つまり、電気錠制御システム100において、同じ構成を備える子機80を必要な数、親機70に接続するだけで各収納庫10の施解錠を制御可能とすることができるため、収納庫10の数を柔軟に変更することができる。また、子機80は、同じ構成を備えていればよいため、電気錠制御システム100の製作元は、短い納期で安価に電気錠制御システム100を納入できる。
また、収納システム1において、親機70は、親機IDに基づいてカード50の認証を行う。そのため、例えば、子機80に他の収納システムのアドレスと重複するような簡単なアドレスを設定した場合であっても、収納システム1は、セキュリティを担保することができる。具体的には、各カード50は、それぞれ、収納システム1の設置場所に対応しているため、カード50ごとに使用可能な場所が定められる。このように、収納システム1では、親機70が認証処理を行い、子機80が錠部83の施解錠の判断を行うため、セキュリティと、システムの可塑性とを両立することができる。
以上が、収納システム1の概要についての説明である。
(電気錠制御システムの構成)
次に、図3を参照して、電気錠制御システム100の構成について説明する。
図3は、電気錠制御システム100の構成を示すブロック図である。
電気錠制御システム100は、上述したカード50と、親機70と、複数の子機80と、親機70及び子機80に電力を供給する電源部60と、を備える。本実施形態では、一例として、親機70と複数の子機80とは、シリアル接続されており、RS−485規格に準拠した通信を行う。図3に示す例では、親機70又は各子機80は、それぞれ、親機70又は各子機80のうちの2つと接続されている。例えば、子機80−1は、親機70と、子機80−2とに接続されている。また、親機70は、子機80−1と、子機80−Nとに接続され、全ての親機70又は子機80がリング型に接続されている。以下では、親機70又は各子機80が接続する装置を隣接装置と称することがある。
親機70は、2つの隣接装置に対して、情報を送信する。また、子機80は、2つの隣接装置のうち、一方の隣接装置から受信した情報を他方の隣接装置に送信する。また、親機70は、子機80から受信した情報を破棄する。これにより、親機70が送信する情報が全ての子機80に順次伝送され、共有される。また、親機70と子機80とは、リング型に接続されており、親機70は、2つの隣接装置に情報を送信する。そのため、子機80は、例えば、時計回りの経路と反時計回りの経路とを介して、2回、情報を受信する機会がある。従って、子機80のいずれかが故障して情報の送受信が行えなくなった場合であっても、親機70の2つの隣接装置のいずれかを介して、すなわち、時計回りの経路又は反時計回りの経路を介して、全ての子機80が親機70から送信された情報を受信することができる。
以上が、電気錠制御システム100の全体的な構成についての説明である。
(カードの構成)
次に、カード50の構成について説明する。
図4は、カード50の構成を示すブロック図である。
カード50は、カード通信部51と、カード記憶部52と、カード制御部53と、を備える。カード通信部51と、カード記憶部52と、カード制御部53とは、例えば、RFIDタグにより実装されてよい。
カード通信部51は、親機70と通信を行い、親機70との間で各種情報を送受信する。
カード記憶部52は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。また、カード記憶部52は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ等を備えてもよい。カード記憶部52には、例えば、アドレスと、親機IDと、コマンドとが記憶される。
カード制御部53は、カード通信部51と、カード記憶部52との動作を制御する制御ICである。カード制御部53は、例えば、カード記憶部52に記憶されているアドレスと、親機IDと、コマンドと、を親機70からの要求に応じて読み出し、カード通信部51を介して送信する。また、例えば、カード制御部53は、アドレスと、親機IDと、コマンドとの登録要求を、他の装置から受け付けると、受け付けたアドレスと、親機IDと、コマンドとを、カード記憶部52に記憶させる。
以上が、カード50の構成についての説明である。
(親機の構成)
次に、親機70の構成について説明する。
図5は、親機70の構成を示すブロック図である。
親機70は、親機無線通信部71と、親機第1有線通信部72と、親機第2有線通信部73と、親機記憶部74と、親機制御部75と、を備える。
親機無線通信部71は、例えば、RFIDタグリーダー等を備え、ユーザにより提示されたカード50を検出する。親機無線通信部71は、検出したカード50と通信し、アドレス、親機ID、コマンド等の各種情報をカード50から取得する。
親機第1有線通信部72と、親機第2有線通信部73とは、例えば、RS−485通信用インターフェイスを備える。親機第1有線通信部72と、親機第2有線通信部73とは、それぞれ、親機70の2つの隣接装置のいずれかに接続する。例えば、図3に示す例の場合、親機第1有線通信部72が子機80−1に接続し、親機第2有線通信部73が子機80−Nに接続する。
親機記憶部74は、例えば、ROM、RAM等を備える。また、親機記憶部74は、EEPROM、フラッシュメモリ等を備えてもよい。親機記憶部74は、例えば、自装置に固有の親機IDを記憶する。この親機IDは、例えば、収納システム1が設置される建物ID、フロアID、及びグループIDを含んで構成される。本実施形態では、一例として、建物IDを5[Byte]、フロアIDを2[Byte]、グループIDを1[Byte]で表現する場合について説明する。この場合の親機IDは、例えば、「AB001 13 A」等である。親機IDには、例えば、収納システム1の管理者のID等の収納システム1に係る任意の識別情報が含まれてもよい。
親機制御部75は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路を備え、親機無線通信部71と、親機第1有線通信部72と、親機第2有線通信部73と、親機記憶部74と、を制御する。
具体的には、親機制御部75は、親機無線通信部71がアドレス、親機ID、コマンドをカード50から取得すると、取得したカード50の親機IDと、親機記憶部74に記憶されている親機IDとを照合する。カード50の親機IDと、自装置の親機IDとが一致する場合、親機制御部75は、カード50から取得したアドレス(すなわち、対象アドレス)と、コマンドとを含むパルス信号(電文)を、親機第1有線通信部72と、親機第2有線通信部73とを介して、自装置の隣接装置に送信する。ここで、電気錠制御システム100では、全ての親機70と子機80とがシリアル接続されているため、親機第1有線通信部72と、親機第2有線通信部73とから隣接装置に送信されたパルス信号は、全ての子機80に伝達される。なお、このパルス信号において、例えばアドレスを3[Byte]、コマンドを4[Byte]で表現してよい。
以上が、親機70の構成についての説明である。
(子機の構成)
次に、子機80の構成について説明する。
図6は、子機80の構成を示すブロック図である。
子機80は、子機第1通信部81と、子機第2通信部82と、錠部83と、アドレス設定部85と、子機制御部86と、を備える。
子機第1通信部81と、子機第2通信部82とは、例えば、RS−485通信用インターフェイスを備える。子機第1通信部81と、子機第2通信部82とは、それぞれ、自装置の2つの隣接装置のいずれかに接続する。例えば、図3に示す子機80−1の例の場合、子機第1通信部81が親機70に接続し、子機第2通信部82が子機80−2に接続する。
ここで、RS−485通信は、ポーリング等、子機80から親機70への情報の発信に対応している。しかしながら、本実施形態では、一例として、子機80から親機70への情報の発信は行わないようにしている。例えば、子機80が故障して親機70への発信が連続的に行われるようになると、親機70の処理に影響が生じ、その他の子機80についても異常が波及してしまう場合がある。これに対して、子機80から親機70への情報の発信を制限することで、1つの子機80の故障が、他の子機80に影響することを防ぐことができる。
錠部83は、モーター等の駆動部を備えた電気錠であり、子機制御部86からの命令に応じて扉の施解錠等を実行する。
子機記憶部84は、例えば、ROM、RAM等を備える。また、子機記憶部84は、EEPROM、フラッシュメモリ等を備えてもよい。子機記憶部84は、例えば、共通アドレス等の各種情報を記憶する。共通アドレスの値は、アドレス設定部85により設定可能としてもよい。この場合、アドレス設定部85は、ソフトウェアであってもよい。
アドレス設定部85は、自装置の個別アドレスを設定する。アドレス設定部85は、例えば、ロータリースイッチ、ディップスイッチ、ジャンパーピン等のハードウェアモジュールを、任意の数備える。ユーザは、これらモジュールの設定を変更することにより、任意のアドレスを子機80に設定することができる。
ここで、図7を参照して、アドレスの設定例について説明する。図7は、2つの10進ロータリースイッチ「10SW1」、「10SW2」を用いたアドレスの設定例を示す。図7に示す例では、100個の収納庫10に対して、「0」〜「99」のアドレス(図7における「BOXアドレス」)が割り当てられている。そして、各ボックスアドレスの10の位がロータリースイッチ「10SW2」の値により示され、各ボックスアドレスの1の位がロータリースイッチ「10SW1」の値により示されている。図7に示すアドレスの設定例は、一例であり、任意の数のロータリースイッチ、ディップスイッチ、ジャンパーピン等のハードウェアモジュールを用いてアドレスを設定してよい。また、アドレスの情報が子機記憶部84に記憶されていてもよい。ただし、電気錠制御システム100は、ハードウェアモジュールを用いて個別アドレスを設定可能とすることにより、特別なソフトウェア等を用いることなく容易に子機80の個別アドレスを設定したり、変更したりすることができる。
以上が、アドレスの設定例についての説明である。
子機制御部86は、ASIC等の集積回路を備え、子機第1通信部81と、子機第2通信部82と、錠部83と、を制御する。
具体的には、子機制御部86は、子機第1通信部81又は子機第2通信部82がパルス信号を隣接装置から受信すると、パルス信号が示す対象アドレスが自装置の個別アドレス、又は、共通アドレスに一致するか否かを判定する。対象アドレスが個別アドレス、又は、共通アドレスに一致する場合、子機制御部86は、パルス信号が示すコマンドに応じた動作を錠部83に行わせる。また、子機制御部86は、子機第1通信部81がパルス信号を受信した場合は、子機第2通信部82を介して、自装置の隣接装置に当該パルス信号を送信させる。また、子機制御部86は、子機第2通信部82がパルス信号を受信した場合は、子機第1通信部81を介して、自装置の隣接装置に当該パルス信号を送信させる。
ここで、子機制御部86は、錠部83の制御において、即時実行モードと、遅延実行モードとの2つの動作モードを有する。
即時実行モードとは、対象アドレスが個別アドレス、又は、共通アドレスに一致する場合に、すぐに、コマンドに応じた動作を錠部83に実行させるモードである。
遅延実行モードとは、対象アドレスが個別アドレス、又は、共通アドレスに一致する場合に、所定の遅延時間経過した後に、コマンドに応じた動作を錠部83に実行させるモードである。遅延時間は、任意に設定してよい。ここでは、一例として、所定時間とは、アドレスの値に0.2秒等の所定の単位時間を乗算した値とする。
本実施形態では、一例として、子機制御部86は、対象アドレスが個別アドレスに一致する場合に、即時実行モードで錠部83を動作させ、対象アドレスが共通アドレスに一致する場合に、遅延実行モードで錠部83を動作させる。これにより、対象アドレスが個別アドレスを示す場合、つまり、特定の収納庫10に対するコマンドを実行する場合は、子機制御部86は、遅延なく錠部83を動作させるため、扉の施解錠においてユーザを待たせることがない。また、対象アドレスが共通アドレスを示す場合、つまり、全ての収納庫10に対するコマンドを実行する場合は、時間をずらして各収納庫10の錠部83を動作させる。従って、例えば、全ての収納庫10を1つのコマンドで施解錠させる場合であっても、全ての錠部83が一斉に動作することはないため、急激に消費電力が高まることがない。従って、電気錠制御システム100は、少ない電力で動作することができる。また、例えば、遅延実行モードにおける遅延時間を、アドレスの値に所定の単位時間を乗算した値とすることにより、アドレスに応じた時間をおいて錠部83を施解錠させることができる。つまり、施解錠の遅延時間からアドレスが正しく設定されているかどうかを容易に確認することができる。
以上が、子機80の構成についての説明である。
(電気錠制御システムの動作)
次に、電気錠制御システム100の動作について説明する。
図7は、電気錠制御システム100による処理の流れの一例を示すシーケンスチャートである。
(ステップS100)親機70は、カード50を検出したか否かを判定する。カード50を検出した場合(ステップS100;YES)、電気錠制御システム100は、ステップS102に処理を進める。カード50を検出していない場合(ステップS100;NO)、電気錠制御システム100は、ステップS100に処理を戻す。
(ステップS102)親機70は、カード50から親機IDと、アドレスと、コマンドと、更新データと、を取得する。その後、電気錠制御システム100は、ステップS104に処理を進める。
(ステップS104)親機70は、カード50から取得した親機IDと、自装置の親機IDとが一致するか否かを判定する。カード50から取得した親機IDと、自装置の親機IDとが一致する場合(ステップS104;YES)、電気錠制御システム100は、ステップS108に処理を進める。カード50から取得した親機IDと、自装置の親機IDとが一致しない場合(ステップS104;NO)、電気錠制御システム100は、ステップS122に処理を進める。
(ステップS106)親機70は、とが一致するか否かを判定する。カード50から取得した更新データの値と、自装置に記憶されている更新データの値とを比較する。カード50から取得した更新データの値が、自装置に記憶されている更新データの値以上である場合(ステップS106;YES)、電気錠制御システム100は、ステップS108に処理を進める。カード50から取得した更新データの値が、自装置に記憶されている更新データの値より小さい場合(ステップS106;NO)、電気錠制御システム100は、ステップS122に処理を進める。
(ステップS108)親機70は、カード50から取得した更新データをアドレスと対応付けて記憶し、カード50から取得したアドレス(すなわち、対象アドレス)と、コマンドとを、自装置の隣接装置である2つの子機80に送信する。その後、電気錠制御システム100は、ステップS110に処理を進める。
(ステップS110)子機80は、自装置の隣接装置から対象アドレスとコマンドとを受信する。その後、電気錠制御システム100は、ステップS112に処理を進める。
(ステップS112)子機80は、対象アドレスが共通アドレスと一致するか否かを判定する。対象アドレスが共通アドレスと一致する場合(ステップS114;YES)、電気錠制御システム100は、ステップS114に処理を進める。対象アドレスが共通アドレスと一致しない場合(ステップS114;NO)、電気錠制御システム100は、ステップS116に処理を進める。
(ステップS114)子機80は、計時を行い、所定の遅延時間が経過するまで、処理を保留する。その後、電気錠制御システム100は、ステップS118に処理を進める。
(ステップS116)子機80は、対象アドレスが個別アドレスと一致するか否かを判定する。対象アドレスが個別アドレスと一致する場合(ステップS116;YES)、電気錠制御システム100は、ステップS118に処理を進める。対象アドレスが個別アドレスと一致しない場合(ステップS116;NO)、電気錠制御システム100は、ステップS120に処理を進める。
(ステップS118)子機80は、コマンドに応じて錠部83を制御する。その後、電気錠制御システム100は、ステップS120に処理を進める。
(ステップS120)子機80は、自装置の2つの隣接装置のうち、自装置に対象アドレスとコマンドとを送信した隣接装置とは異なる隣接装置に、対象アドレスとコマンドとを送信する。その後、電気錠制御システム100は、ステップS122に処理を進める。
(ステップS122)親機70は、対象アドレスとコマンドとを破棄する。このとき、破棄される対象アドレスとコマンドとは、自装置の親機IDとは一致しないカード50から取得された対象アドレス及びコマンド、又は、リング型に接続された全ての子機80を一巡して戻ってきた対象アドレス及びコマンドである。その後、電気錠制御システム100は、ステップS100に処理を戻す。
(本実施形態のまとめ)
以上説明してきたように、本実施形態に係る電気錠制御システム100は、カード50と、親機70と、子機80と、を備える電気錠制御システムであって、カード50は、場所(例えば、建物、フロア)に対応する複数の場所識別情報(例えば、親機ID)のうちの第1情報と、子機80に対応する複数の子機識別情報のうちの第2情報(例えば、アドレス)とを記憶するカード記憶部52、を備え、親機70は、複数の場所識別情報のうちの第3情報(例えば、親機ID)を管理する親機記憶部74と、第1情報と、第2情報とをカード50から取得する親機無線通信部71と、親機記憶部74が管理する第3情報と、親機無線通信部71が取得した第1情報とを照合する親機制御部75と、親機制御部75による照合結果に基づいて、親機無線通信部71が取得した第2情報を子機80に送信する親機第1有線通信部72、及び、親機第2有線通信部73と、を備え、子機80は、複数の子機識別情報のうちの第4情報(例えば、アドレス)を管理する子機記憶部84、及び、アドレス設定部85と、親機70が送信した第2情報を受信する子機第1通信部81、及び、子機第2通信部82と、子機第1通信部81、又は、子機第2通信部82が受信した第2情報と、子機記憶部84、又は、アドレス設定部85が管理する第4情報とに基づいて、電気錠(例えば、錠部83)を制御する子機制御部86と、を備える。
これにより、電気錠制御システム100は、カード50に、制御対象の子機80に対応する子機識別情報を記憶させておけば、電気錠に施解錠を行わせることができる。つまり、電気錠制御システム100は、親機70の子機80の個別アドレス等の識別情報を管理させることなく収納庫10の電気錠を制御することができる。従って、電気錠制御システム100は、電気錠の数を柔軟に変更することができ、システムの可塑性を向上させることができる。
具体的には、電気錠制御システム100は、収納庫10の数、すなわち錠部83の数が、例えば、ある時は10個、またある時は90個など、設置現場の設置環境や要望数に応じて異なっていても、柔軟に対応することができる。また、各子機80は、全く同機能・同性能であってよいため、システムの供給元は、短い納期で安価にシステムを提供することができ、保守管理も容易である。
また、電気錠制御システム100は、親機IDに基づいて、親機70が認証を行うため、子機80に他の収納システム1と重複するような簡単なアドレスを設定した場合であっても、セキュリティを担保することができる。そして、子機80に認証を行わせる必要もないため、子機80の構成を簡潔にすることができる。従って、収納システム1は、セキュリティと、システムの可塑性とを両立することができる。
また、電気錠制御システム100は、複数の子機80を備え、第4情報(例えば、アドレス)は、複数の子機80に共通の値(例えば、共通アドレス)である。
これにより、電気錠制御システム100は、ユーザにより提示されたカード50に応じて、複数の電気錠を一斉に施解錠することができる。従って、例えば各収納庫10を清掃する場合等には、共通アドレスを記憶するカード50を提示すれば、電気錠を一斉に施解錠できるため、容易に保守管理を行うことができる。
また、子機制御部86は、複数の子機80において互いに異なる所定時間の遅延を設けて電気錠の動作を開始させる。
これにより、電気錠制御システム100は、複数の子機80の錠部83を一斉に施解錠する場合であっても、各錠部83の施解錠のタイミングを異ならせることができる。これにより、少ない電力で電気錠制御システム100を動作させることができる。
〔変形例〕
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、上述の実施形態において説明した各構成は、任意に組み合わされてもよいし、分離されてもよい。また、例えば、上述の実施形態において説明した各構成は、特定の機能を発揮するのに不要である場合には、省略することができる。
なお、上述した実施形態では、子機80から親機70への情報の発信を行わないこととしたが、これには限られない。子機80は、例えば、ポーリング等において、親機70に情報を発信してもよい。例えば、子機80は、錠部83の状態(例えば、解錠状態、施錠状態)や、収納庫10の扉の状態(例えば、開扉状態、閉扉状態)を親機70に送信してもよい。この場合、カード50には、錠部83の施解錠状態の連絡を要求するコマンドや、収納庫10の扉の開閉状態の連絡を要求するコマンド等が記憶されてもよい。
また、上述した実施形態では、認証用媒体が非接触ICカードである場合について説明したが、これには限られない。認証用媒体は、例えば、2次元バーコードが印刷されたカードや、磁気カード等であってもよい。また、認証用媒体は、カードでなくてもよく、例えば、紙などの非印刷媒体やスマートフォン等の電子機器であってもよい。
1…収納システム、10…収納庫、100…電気錠制御システム、50…カード、51…カード通信部、52…カード記憶部、53…カード制御部、60…電源部、70…親機、71…親機無線通信部、72…親機第1有線通信部、73…親機第2有線通信部、74…親機記憶部、75…親機制御部、80…子機、81…子機第1通信部、82…子機第2通信部、83…錠部、84…子機記憶部、85…アドレス設定部、86…子機制御部

Claims (6)

  1. 媒体と、親機と、子機と、を備える電気錠制御システムであって、
    前記媒体は、
    場所に対応する複数の場所識別情報のうちの第1情報と、前記子機に対応する複数の子機識別情報のうちの第2情報とを記憶する媒体記憶部、
    を備え、
    前記親機は、
    複数の前記場所識別情報のうちの第3情報を管理する親機管理部と、
    前記第1情報と、前記第2情報とを前記媒体から取得する取得部と、
    前記親機管理部が管理する前記第1情報と、前記取得部が取得した前記第2情報とを照合する照合部と、
    前記照合部による照合結果に基づいて、前記取得部が取得した前記第2情報を前記子機に送信する送信部と、
    を備え、
    前記子機は、
    複数の前記子機識別情報のうちの第4情報を管理する子機管理部と、
    前記親機が送信した前記第2情報を受信する子機通信部と、
    前記子機通信部が受信した前記第2情報と、前記子機管理部が管理する前記第4情報とに基づいて、電気錠を制御する電気錠制御部と、
    を備える電気錠制御システム。
  2. 前記電気錠制御システムは、複数の前記子機を備え、
    前記第2情報は、複数の前記子機に共通の値である
    請求項1に記載の電気錠制御システム。
  3. 前記電気錠制御部は、複数の前記子機において互いに異なる所定時間の遅延を設けて前記電気錠の動作を開始させる
    請求項2に記載の電気錠制御システム。
  4. 媒体と、収納庫と、親機と、前記収納庫の電気錠を制御する子機と、を備える収納システムであって、
    前記媒体は、
    場所に対応する複数の場所識別情報のうちの第1情報と、前記子機に対応する複数の子機識別情報のうちの第2情報とを記憶する媒体記憶部、
    を備え、
    前記親機は、
    複数の前記場所識別情報のうちの第3情報を管理する親機管理部と、
    前記第1情報と、前記第2情報とを前記媒体から取得する取得部と、
    前記親機管理部が管理する前記第3情報と、前記取得部が取得した前記第1情報とを照合する照合部と、
    前記照合部による照合結果に基づいて、前記取得部が取得した前記第2情報を前記子機に送信する送信部と、
    を備え、
    前記子機は、
    複数の前記子機識別情報のうちの第4情報を管理する子機管理部と、
    前記親機が送信した前記第3情報を受信する子機通信部と、
    前記子機通信部が受信した前記第3情報と、前記子機管理部が管理する前記第4情報とに基づいて、前記電気錠を制御する電気錠制御部と、
    を備える収納システム。
  5. 場所に対応する複数の場所識別情報のうちの第1情報と、電気錠に対応する複数の電気錠識別情報のうちの第2情報とを記憶する媒体記憶部を備える媒体から、前記第1情報と、前記第2情報とを取得する取得部と、
    複数の前記場所識別情報のうちの第3情報を管理する親機管理部と、
    前記親機管理部が管理する前記第3情報と、前記取得部が取得した前記第1情報とを照合する照合部と、
    前記照合部による照合結果に基づいて、前記取得部が取得した前記第2情報に対応する前記電気錠を制御する電気錠制御部と、
    を備える電気錠制御装置。
  6. 場所に対応する複数の場所識別情報のうちの第1情報を管理する親機管理部を備える親機と、子機に対応する複数の子機識別情報のうちの第2情報を管理する子機管理部を備える子機と、を備える電気錠制御システムにおいて、
    前記親機が、複数の前記場所識別情報のうちの第3情報と、複数の前記子機識別情報のうちの第4情報とを記憶する媒体記憶部を備える媒体から、前記第3情報と、前記第4情報とを取得する第1ステップと、
    前記親機が、前記親機管理部が管理する前記第1情報と、前記第1ステップにおいて取得した前記第3情報とを照合する第2ステップと、
    前記親機が、前記第2ステップにおける照合結果に基づいて、前記第1ステップにおいて取得した前記第4情報を前記子機に送信する第3ステップと、
    前記子機が、前記親機が送信した前記第4情報を受信する第4ステップと、
    前記子機が、前記第4ステップにおいて受信した前記第4情報と、前記子機管理部が管理する前記第1情報とに基づいて、電気錠を制御する第5ステップと、
    を含む電気錠制御方法。
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