JP2017154394A - 電子機器及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーに不快感を与えることなく、スイッチング電源による電力変換時における消費電力の更なる低減を図る。【解決手段】画像形成装置1は、各動作機構に電力を供給するスイッチング電源部131と、スイッチング電源部131の発振周波数を変更する周波数変更部102と、人体センサー133による感知結果及び照度センサー134による検出結果に基づいて、装置本体周辺に人が存在するか否かを判断する周辺状況判断部103とを備え、周辺状況判断部103により装置本体周辺に人が存在しないと判断されると、周波数変更部102がスイッチング電源部131の発振周波数を、スイッチング電源部131による電力変換効率が高く保たれるとして予め定められた低周波数まで低下させる。【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器及び画像形成装置に関し、特に、消費電力を低減させる技術に関する。
昨今の画像形成装置等の電子機器では、省エネ規格等による規制もあるが、より一層の消費電力化が求められ、その開発が進められている。特に、待機時の消費電力(画像形成装置を使用しない時の消費電力)を低減させる技術が種々提案されている。例えば、画像形成装置の電源として用いられるスイッチング電源部においては、交流電力から直流電力に変換する際の発振周波数が高いとスイッチング素子のスイッチング損失が増加するため、発振周波数を低下させてスイッチング損失を減らした上で、交流電力を直流電力に変換することにより、電力変換効率を向上させることが行われている。省電力モード(省エネモード)のときに、スタンバイモードやコピーモードのときよりも、発振周波数を低下させて、省電力モードでのスイッチング素子のスイッチング損失を低減させることが記載されている。しかしながら、発振周波数を低下させすぎると、発振周波数が可聴域(20Hz〜20kHz程度)まで低くなり、スイッチング電源部からユーザーにとって非常に耳障りな音が発生し、ユーザーに不快感を与えてしまう。そのため、発振周波数については、20kHz以下にならないようにしている。
電力変換効率を向上させる技術としては、下記の特許文献1に、周波数制御方式の擬似共振型スイッチング電源装置は電源起動時に2次側巻線からトランスの蓄積エネルギーの放出する期間が長いためにスイッチング周波数が可聴域まで低くなる問題があるので、起動時のソフトスタート期間中はPWM制御とし、ソフトスタート期間の終了後は周波数制御へ切り替えることでスイッチング素子のストレス抑制や可聴発振周波数を無くし、スイッチング電源装置により変換効率のよい電力変換を行うことが記載されている。
また、下記特許文献2には、省電力モード時の無駄な電力消費を低減してより一層の省電力を図るために、周波数を制御ICの外付け抵抗で調整する構成であって、省エネ時にはホトカプラを用いて外付け抵抗値を変化させることが記載されている
特開2011−078240号公報 特開2000−324832号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、スイッチング電源の発振周波数を可聴域に及ぶほど低くするものではないため、スイッチング電源による電力変換時の電力損失はさほど低くならない。また、特許文献2に記載の技術は、周波数変調の方法としては有効であるが、スイッチング電源の発振周波数が可聴域まで低くなると発音が出現するため、可聴域まで発振周波数を低くすることができない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、ユーザーに不快感を与えることなく、スイッチング電源による電力変換時における消費電力の更なる低減を図ることを目的とする。
本発明の一局面に係る電子機器は、本電子機器の動作機構に供給する直流電力を交流電力から変換して生成し、発振周波数の可変が可能なスイッチング電源部と、前記スイッチング電源部に発振周波数を変更させる周波数変更部と、本電子機器の周辺に人が存在するか否かを判断する周辺状況判断部とを備え、前記周波数変更部は、前記周辺状況判断部により当該電子機器の周辺に人が存在しないと判断されたときに、前記スイッチング電源部による電力変換効率が高く保たれるとして予め定められた低周波数まで、前記発振周波数を低下させるものである。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、上記電子機器と、記録媒体に画像形成を形成する画像形成部とを備えたものである。
本発明によれば、電子機器の周辺に人が存在しないときにのみ、スイッチング電源部の発振周波数を可聴域まで低下させるので、スイッチング電源部による電力変換時に耳障りな音が発生したとしても、ユーザーに不快感を与えることがない。このため、ユーザーに不快感を与えることなく、スイッチング電源による電力変換時における消費電力を更に低減することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る電子機器としての画像形成装置の構造を示した模式的な部分断面正面図である。 、第1実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。 第1実施形態に係る画像形成装置における制御ユニットの行う処理動作の一例を示したフローチャートである。 第2実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。 第2実施形態に係る画像形成装置における制御ユニットの行う処理動作の一例を示したフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る電子機器及び画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器としての画像形成装置の構造を示した模式的な部分断面正面図である。画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機であり、装置本体11に、操作部47、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、定着部13、及び給紙部14を含んで構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付けるものであり、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。
画像形成装置1で原稿読取動作が行われる場合について説明する。原稿給送部6により給送されてくる原稿、又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を、原稿読取部5が光学的に読み取り、そして画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは、内臓HDD(Hard Disk Drive)、又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
原稿読取部5は、光源射部及びCCD(Charge Coupled Device)センサー等を有する読取機構163を備えており、原稿読取部5は、光源を有する光照射部を使って原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することによって、原稿から画像を読み取る。
画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された画像データや、内臓HDDに記憶されている画像データ、ネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録紙(記録媒体)としての用紙Pにトナー像を形成する。
画像形成部12は、ブラック(Bk)用の画像形成ユニット12Bk、イエロー(Y)用の画像形成ユニット12Y、シアン(C)用の画像形成ユニット12C、及びマゼンタ(M)用の画像形成ユニット12Mを含んで構成され、これら画像形成ユニット12Bk,12Y,12C,12Mはそれぞれドラム型の感光体121Bk,121Y,121C,121Mを備え、感光体121Bk,121Y,121C,121Mは、図中の反時計回りに回転駆動するようになっている。
トナーコンテナ17Bk,17Y,17C,17Mはそれぞれブラック用、イエロー用、シアン用、マゼンタ用のトナーを収納するものであり、感光体121Bk,121Y,121C,121Mから離れた位置に、中間転写ベルト125を挟んで上方に、装置本体11に設けられたトナーコンテナ装着部(図示せず)に着脱自在に装着されている。
転写ユニット120は、その外周面にトナー像が転写される中間転写ベルト125、駆動ローラー125a、従動ローラー125b、及び一次転写ローラー126を含んで構成されている。
中間転写ベルト125は、駆動ローラー125aと従動ローラー125bとの間に張架され、感光体121Bk,121Y,121C,121Mの周面に当接した状態で駆動ローラー125aによって駆動され、感光体121Bk,121Y,121C,121Mと同期しながら、無端走行する。
次に、カラー印刷が行われる場合について説明する。感光体121Bk,121Y,121C,121Mの周囲が一様に帯電され(帯電工程)、電荷を帯びた感光体121Bk,121Y,121C,121Mの表面に、画像データに基づいて、レーザー光が照射されて潜像が形成され(露光工程)、潜像がトナーで可視像化され(現像工程)、可視像化することによって形成されたトナー像が一次転写ローラー126によって中間転写ベルト125上に転写されるようになっている。
中間転写ベルト125上に転写される各色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のトナー像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。
二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んだ、駆動ローラー125aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた用紙Pに転写させるものである。なお、ここまで説明したのはカラー印刷の場合であり、モノクロ印刷の場合には、イエロー用、シアン用、及びマゼンタ用の感光体121Y,121C,121Mは使用されず、ブラック用の感光体121Bkだけが使用されることになる。
定着部13は、熱圧着によりトナー像を用紙Pに定着させるものであり、定着処理が施されたカラー画像形成済みの用紙Pは、排出トレイ151に排出される。
図2は、第1実施形態に係る画像形成装置1の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、画像メモリー32、HDD92、定着部13、給紙部14、スイッチング電源部131、人体センサー133、照度センサー134、操作部47、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91を含んで構成されている。なお、図1に示した画像形成装置1と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその詳しい説明を省略する。
原稿給送部6は、読取対象の原稿を原稿読取部5へ給送する。
原稿読取部5は、制御ユニット10を構成する制御部100による制御の下、光照射部及びCCDセンサー等を有する読取機構163(図1)を備えており、原稿読取部5は、光照射部を使って原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することによって、原稿から画像を読み取る。
画像形成部12は、印刷すべき画像のトナー像を用紙(記録媒体)上に形成する。
画像メモリー32は、原稿読取部5による読み取りで得られた原稿の画像データを一時的に記憶したり、画像形成部12のプリント対象となるデータを一時的に保存したりするための領域である。
HDD92は、原稿読取部5によって読み取られた原稿画像等を記憶する大容量の記憶装置である。
定着部13は、用紙上のトナー像を、熱圧着により用紙に定着させる。
給紙部14は、給紙カセット141(図1)を備え、給紙カセット141に収容された用紙をピックアップして搬送する。
スイッチング電源部131は、交流電力を直流電力に変換するスイッチング電源装置である。スイッチング電源部131は、定着部13、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12等の各動作機構に電力を供給する。スイッチング電源部131は、スイッチング素子(図示せず)のスイッチング動作を制御する制御IC(Integrated Circuit)132を含んで構成される。制御IC132がスイッチング素子のスイッチング動作を制御することで、発振周波数を変更させる。
制御IC132は、画像形成装置1の通常動作時(後述する通常モードに設定されている時)、スイッチング動作を制御して、スイッチング電源部131の発振周波数を予め定められた周波数f1(例えば、100kHz程度)に設定する。
人体センサー133は、人体が発する赤外線を検出することで人体を検知するセンサーである。人体センサー133は、装置本体11(図1)周辺における人体の有無を検出し、検出結果を示す信号を制御ユニット10へ送信する。
照度センサー134は、画像形成装置1周辺の光量を検出するセンサーである。照度センサー134は、例えば装置本体11周辺の照度を検出し、検出結果を示す信号を制御ユニット10へ送信する。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。表示部473はタッチパネルになっており、操作者は画面表示されるボタンやキーに触れて画像形成装置1を操作する。
ファクシミリ通信部71は、図示しない符号化・複合化部、変復調部、及びNCU(Network Control Unit)等を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの通信を行うものである。
ネットワークインターフェイス部91は、LAN(Local Area Network)ボード等の通信モジュールを含んで構成され、ネットワークインターフェイス部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内、又はインターネット上のパーソナルコンピューター(PC)等の外部装置20と種々のデータの送受信を行うものである。
制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。制御ユニット10は、制御部100と、モード設定部101と、周波数変更部102と、周辺状況判断部103と、を備えている。
制御ユニット10は、制御ユニット10内のASICデバイスにインストールされている制御プログラムに従った動作により、制御部100、モード設定部101、周波数変更部102、及び周辺状況判断部103として機能するものである。但し、制御部100等は、制御ユニット10による制御プログラムに従った動作によらず、それぞれハードウェア回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、画像メモリー32、HDD92、定着部13、給紙部14、スイッチング電源部131、人体センサー133、照度センサー134、操作部47、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91と接続され、これら各部の駆動制御を行う。
モード設定部101は、画像形成装置1の動作モードを切り換え設定するものであり、画像形成装置1を通常モード又は省エネモードに設定する。モード設定部101は、画像形成装置1がジョブを実行していない状態(いわゆるレディ状態や待機状態)のまま、タイマー136により一定時間(例えば、10分)の経過が計測されたときに、画像形成装置1を省エネモードに設定する。このとき、モード設定部101は、原稿給送部6や原稿読取部5、画像形成部12等への電力供給を停止したり、定着部13や操作部47等への供給電力を下げたりする。モード設定部101は、画像形成装置1を省エネモードに設定しているときに、操作者による操作部47の操作等が行われたとき、画像形成装置1を通常モードに戻す。通常モードとは、画像形成装置1により通常動作が即座に可能となるように、画像形成装置1の状態を維持させておくモードである。
周波数変更部102は、スイッチング電源部131に発振周波数を変更させるための制御を行う。例えば、周波数変更部102は、スイッチング電源部131の制御IC132に指令信号を送信することによって、スイッチング電源部131に発振周波数を変更させる。
周辺状況判断部103は、人体センサー133による検出結果及び照度センサー134による検出結果に基づいて、装置本体11周辺に人が存在するか否かを判断する。
次に、第1実施形態に係る画像形成装置1におけるスイッチング電源部131の発振周波数制御を説明する。図3は、第1実施形態に係る画像形成装置1におけるスイッチング電源部131の発振周波数制御の一例を示すフローチャートである。当該発振周波数制御では、画像形成装置1が通常モードに設定されているときの周波数f1と、スイッチング電源部131による電力変換効率が高く保たれるとして予め定められた低周波数である周波数f3と、周波数f1よりも低く周波数f3に到達しない範囲の周波数f2が、スイッチング電源部131の発振周波数として用いられる。なお、周波数f3は人による可聴域となる低い値の周波数である。
画像形成装置1が通常モードに設定されているとき、周波数変更部102により、スイッチング電源部131の発振周波数は、周波数f1に設定されている。発振周波数制御時には、周波数変更部102が、画像形成装置1がモード設定部101により省エネモードに設定されているか否かを判断する(S1)。
周波数変更部102は、画像形成装置1が省エネモードに設定されていると判断したとき(S1でYES)、スイッチング電源部131の制御IC132に対して、スイッチング電源部131の発振周波数を、可聴域に到達しない範囲である周波数f2(<周波数f1)まで低下させるように指示を出す(S2)。
制御IC132は、周波数変更部102からの上記指示を受けると、スイッチング電源部131の発振周波数を周波数f1から周波数f2に低下させる。周波数f2は可聴域に到達しない範囲の大きさであり、例えば、30〜40kHz程度が望ましい。
一方、S1において、周波数変更部102が、画像形成装置1が省エネモードに設定されてない(通常モードに設定されている)と判断したときは(S1でNO)、S1を繰り返す。
そして、周辺状況判断部103が、照度センサー134が予め定められた照度L1以上の明るさを検出しているか否かを判断し(S3)、周辺状況判断部103が、照度センサー134が照度L1以上の明るさを検出していないと判断すれば(S3でNO)、装置本体11周辺は暗いため、人が存在しないと推定して、周波数変更部102が、スイッチング電源部131の制御IC132に対して、スイッチング電源部131の発振周波数を可聴域である周波数f3(<周波数f2)まで低下させるように指示を出す(S4)。
制御IC132は、周波数変更部102からの上記指示を受けると、スイッチング電源部131の発振周波数を周波数f2から周波数f3に低下させる。周波数f3は、例えば、200Hz〜2kHz程度が望ましい。
そして、周波数変更部102は、画像形成装置1が通常モードに変更されたかを判断し(S5)、画像形成装置1が通常モードに設定されていると判断すれば(S5でYES)、スイッチング電源部131の制御IC132に対して、スイッチング電源部131の発振周波数を周波数f1まで上昇させるように指示を出力する(S6)。
なお、周波数変更部102が、画像形成装置1が通常モードに設定されていない(すなわち、省エネモードのままである)と判断したときは(S5でNO)、S5を繰り返す。すなわち、スイッチング電源部131の発振周波数は周波数f3に維持される。
また、S3において、周辺状況判断部103が、照度センサー134が照度L1以上の明るさを検出していると判断したときは(S3でYES)、周辺状況判断部103は、更に、人体センサー133が人体を検出しているか否かを判断する(S7)。
ここで、周辺状況判断部103が、人体センサー133が人体を検出していないと判断したときは(S7でNO)、装置本体11周辺は明るいものの、人が存在していないので、この場合、周波数変更部102が、スイッチング電源部131の制御IC132に対して、スイッチング電源部131の発振周波数を可聴域である周波数f3(<周波数f2)まで低下させるように指示を出す(S4)。
一方、周辺状況判断部103が、人体センサー133が人体を検出していると判断したときは(S7でYES)、周波数変更部102が、画像形成装置1が通常モードに設定されているか否かを判断する(S8)。
ここで、周波数変更部102は、画像形成装置1が通常モードに設定されていると判断したとき(S8でYES)、スイッチング電源部131の制御IC132に対して、スイッチング電源部131の発振周波数を周波数f1まで上昇させるように指示を出力する(S6)。
他方、周波数変更部102が、画像形成装置1が通常モードに設定されていない(省エネモードのまま)と判断したときは(S8でNO)、処理はS3へ戻る。すなわち、スイッチング電源部131の発振周波数は周波数f2に維持される。
当該第1実施形態では、人体センサー133による検出結果及び照度センサー134による検出結果に基づいて、装置本体11周辺に人が存在しないと判断された場合に、スイッチング電源部131の発振周波数を可聴域まで低下させるので、人にとって耳障りな音をスイッチング電源部131が発生したとしても、ユーザーに不快感を与えることなく、消費電力のさらなる低減を図ることができる。なお、上記では、周波数変更部102は、スイッチング電源部131の周波数を周波数f3まで低下させた後(S4)、画像形成装置1が通常モードに設定されていると判断としたときに(S5でYES)、スイッチング電源部131の周波数を周波数f3よりも高い周波数f1にするとしているが(S6)、これに加えて、周波数変更部102は、スイッチング電源部131の周波数を周波数f3まで低下させた後においては(S4)、周辺状況判断部103が、照度センサー134が照度L1以上の明るさを検出していると判断したとき(S3でYES)、又は、人体センサー133が人体を検出していると判断したときに(S7でYES)、スイッチング電源部131の周波数を周波数f2のレベルまで戻すという処理を行うようにしてもよい。
次に、第2実施形態に係る画像形成装置1を説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。なお、図2に示した第1実施形態に係る画像形成装置1と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその詳しい説明を省略する。
第2実施形態に係る画像形成装置1は、人体センサー133及び照度センサー134を有していない。また、第2実施形態に係る画像形成装置1は、周辺状況判断部103の構成が第1実施形態とは異なる。第2実施形態は、これらの点で、第1実施形態とは相違する。
第1実施形態では、周辺状況判断部103は、人体センサー133による検出結果及び照度センサー134による検出結果に基づいて、装置本体11周辺に人が存在しないと判断していたが、第2実施形態では、周辺状況判断部103は、タイマー136による時間計測に基づいて、ジョブが予め定められた一定時間(例えば、60分)継続して実行されないと判断した場合や、タイマー136によって計測される時刻が予め定められた夜間時間帯(例えば、午後10時〜午前8時)である場合、装置本体11周辺に人が存在しないと判断する。
次に、第2実施形態に係る画像形成装置1におけるスイッチング電源部131の発振周波数制御を説明する。図5は、第2実施形態に係る画像形成装置1におけるスイッチング電源部131の発振周波数制御の一例を示すフローチャートである。ここでは、図3に示した第1実施形態に係るにおけるスイッチング電源部131の発振周波数制御と同様の処理は説明を省略する。
周波数変更部102は、画像形成装置1が省エネモードに設定されていると判断したとき(S11でYES)、スイッチング電源部131の制御IC132に対して、スイッチング電源部131の発振周波数を可聴域に到達しない範囲で周波数f2(<周波数f1)まで低下させるように指示を出力する(S12)。周波数変更部102が、画像形成装置1が省エネモードに設定されてない(通常モードに設定されている)と判断すれば(S11でNO)、S11を繰り返す。
そして、周辺状況判断部103は、現時刻が夜間時間帯(例えば、22時〜7時)であるか否かを判断する(S13)。周辺状況判断部103が、現時刻が夜間時間帯であると判断したとき(S13でYES)、この場合は、社員は会社から退出しており、装置本体11周辺に人が存在しないと推定されるので、周波数変更部102は、スイッチング電源部131の制御IC132に対して、スイッチング電源部131の発振周波数を可聴域である周波数f3(<周波数f2)まで低下させるように指示を出力する(S14)。
そして、周波数変更部102は、画像形成装置1が通常モードに設定されているか否かを判断し(S15)、画像形成装置1が通常モードに設定されていると判断すれば(S15でYES)、スイッチング電源部131の制御IC132に対して、スイッチング電源部131の発振周波数を周波数f1まで上昇させるように指示を出力する(S16)。なお、周波数変更部102が、画像形成装置1が通常モードに設定されていない(すなわち、省エネモードのままである)と判断すれば(S15でNO)、S15を繰り返す。すなわち、スイッチング電源部131の発振周波数は周波数f3に維持される。
また、S13において、周辺状況判断部103が、現時刻が夜間時間帯でないと判断したとき(S13でNO)、周辺状況判断部103は、更に、ジョブが一定時間以上継続して不実行状態となっているかを判断する(S17)。
ここで、周辺状況判断部103が、ジョブが一定時間以上継続して不実行状態になっていると判断したときは(S17でYES)、装置本体11周辺に人が存在しないと推定して、周波数変更部102が、スイッチング電源部131の制御IC132に対して、スイッチング電源部131の発振周波数を可聴域である周波数f3(<周波数f2)まで低下させるように指示を出力する(S14)。
一方、周辺状況判断部103が、ジョブが一定時間以上継続して不実行状態になっていない、すなわち、最後のジョブ実行から一定時間以上経過していないと判断したときは(S17でNO)、周波数変更部102が、画像形成装置1が通常モードに設定されているか否かを判断する(S18)。
周波数変更部102は、画像形成装置1が通常モードに設定されていると判断したとき(S18でYES)、スイッチング電源部131の制御IC132に対して、スイッチング電源部131の発振周波数を周波数f1まで上昇させるように指示を出力する(S16)。
一方、周波数変更部102が、画像形成装置1が通常モードに設定されていない(すなわち、省エネモードのままである)と判断したきとは(S18でNO)、S13を繰り返す。すなわち、スイッチング電源部131の発振周波数は周波数f2に維持される。
当該第2実施形態では、現時刻が夜間時間帯であること、ジョブが一定時間以上継続して実行されていないことをもって、装置本体11周辺に人が存在しないと判断することにより、人体センサー133や照度センサー134を備えることなく、第1実施形態と同様のスイッチング電源部131の発振周波数制御を実現している。上記のように夜間時間帯に、装置本体11周辺に人が存在しないとしてスイッチング電源部131の発振周波数を低下させることは、例えば会社やオフィス等の環境において、装置本体11周辺に人が存在しないと想定されるときに、スイッチング電源部131の発振周波数を低下させることになるため、特に会社やオフィス等で画像形成装置1を使う場合に、ユーザーに不快感を与えずに画像形成装置1の消費電力を更に低減するという効果を得ることができる。
本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。また、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、他の電子機器、例えば、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンター等の他の画像形成装置でもよい。
また、上記実施形態では、図1乃至図5を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
10 制御ユニット
101 モード設定部
102 周波数変更部
103 周辺状況判断部
131 スイッチング電源部
133 人体センサー
134 照度センサー

Claims (7)

  1. 本電子機器の動作機構に供給する直流電力を交流電力から変換して生成し、発振周波数の可変が可能なスイッチング電源部と、
    前記スイッチング電源部に発振周波数を変更させる周波数変更部と、
    本電子機器の周辺に人が存在するか否かを判断する周辺状況判断部とを備え、
    前記周波数変更部は、前記周辺状況判断部により当該電子機器の周辺に人が存在しないと判断されたときに、前記スイッチング電源部による電力変換効率が高く保たれるとして予め定められた低周波数まで、前記発振周波数を低下させる電子機器。
  2. 当該電子機器を通常モードよりも消費電力の少ない省エネモードに設定するモード設定部を備え、
    前記周波数変更部は、前記モード設定部により前記省エネモードが設定されると、前記予め定められた低周波数に到達しない範囲で前記スイッチング電源部の前記発振周波数を低下させ、
    前記省エネモードの設定中に、前記周辺状況判断部により当該電子機器の周辺に人が存在しないと判断されると、前記発振周波数を前記予め定められた低周波数まで低下させる請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記電子機器周辺の人体を感知する人体センサーを備え、
    前記周辺状況判断部は、前記人体センサーが人体を感知しない場合に、前記電子機器周辺に人が存在しないと判断する請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記電子機器周辺の照度を検出する照度センサーを備え、
    前記周辺状況判断部が、前記照度センサーが予め定められた照度よりも小さい照度の明るさを検出した場合に、前記電子機器周辺に人が存在しないと判断する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 時間を計測するタイマーを備え、
    前記周辺状況判断部は、ジョブが実行されない状態で前記タイマーにより予め定められた時間が計測された場合、前記電子機器周辺に人が存在しないと判断する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 時刻を計測するタイマーを備え、
    前記周辺状況判断部は、前記タイマーにより計測される時刻が予め定められた夜間時間帯である場合、前記電子機器の周辺に人が存在しないと判断する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子機器。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電子機器と、
    記録媒体に画像形成を形成する画像形成部とを備えた画像形成装置。
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JP2020146879A (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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